JP2008102566A - 印刷処理システムおよび印刷処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】オリジナルの文書を外部に持ち出すことなく、外出先で自分のそばにある印刷装置で印刷できるようにする。
【解決手段】クライアントPC20は、印刷対象のプリンタ30に関するプリンタ情報を取得するとともに、ユーザPC10から与えられる文書一覧から所望の文書を選択指定してプリンタ情報と共にユーザPC10に送信する。ユーザPC10は、クライアントPC20から受け取ったプリンタ情報を元に、適切なプリンタドライバを用いて、指定された文書を印刷データにPDL変換し、当該印刷データをクライアントPC20に送信する。クライアントPC20は、ユーザPC10から受け取った印刷データ(PDL)を、あらかじめ指定したプリンタ30に送信して印刷させる。
【選択図】図2
【解決手段】クライアントPC20は、印刷対象のプリンタ30に関するプリンタ情報を取得するとともに、ユーザPC10から与えられる文書一覧から所望の文書を選択指定してプリンタ情報と共にユーザPC10に送信する。ユーザPC10は、クライアントPC20から受け取ったプリンタ情報を元に、適切なプリンタドライバを用いて、指定された文書を印刷データにPDL変換し、当該印刷データをクライアントPC20に送信する。クライアントPC20は、ユーザPC10から受け取った印刷データ(PDL)を、あらかじめ指定したプリンタ30に送信して印刷させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、印刷処理システムおよび印刷処理プログラムに関する。
リモートデスクトップ等のソフトウェアにより、外出先から自宅または会社にあるパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略記する)を操作できるようになった(例えば、特許文献1参照)。
一方、自分のPCに保存されている文書を、外出先で自分のPCを操作している端末の近くにある印刷装置で印刷する場合には、例えば、外部のネットワークプリントサービスを利用することになる(例えば、特許文献2,3参照)。
このネットワークプリントサービスは、ユーザが自分のPCに保管されているオリジナル文書をネットワークサーバにアップロードする一方、当該オリジナル文書を元に生成された印刷データを、コンビニエンスストアなどに設置され、ネットワークサーバに接続された印刷装置にダウンロードし、当該印刷装置で印刷するというものである。
本発明は、外出先から自宅や会社等にある自分のPCを操作して、自分の文書を印刷したいと思っていても、オリジナルの文書を外部に持ち出すことに対して抵抗を感じるユーザが多いことに鑑み、オリジナルの文書を外部に持ち出すことなく、外出先で自分のそばにある印刷装置で印刷できるようにした印刷処理システムおよび印刷処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1記載の印刷処理システムは、文書を保管するとともに、外部から要求を受け付ける状態にある第1の端末と、前記第1の端末とネットワークを介して接続され、当該第1の端末に保管されている文書のいずれかを選択して指定する第2の端末と、前記第2の端末の近くに配置された印刷装置とを備え、前記第2の端末は、前記第1の端末に保管されている文書のいずれかを選択して指定する際に、前記印刷装置の情報を取得し、この取得した前記印刷装置の情報を前記第1の端末に前記ネットワークを介して送信し、前記第1の端末は、前記第2の端末によって指定された文書を、当該第2の端末から送信された前記印刷装置の情報を元にページ記述言語に変換し、この変換したページ記述言語を前記印刷装置に送信して印刷させることを特徴とする。
請求項2記載の印刷処理システムは、請求項1記載の印刷処理システムにおいて、前記第1の端末は、前記変換したページ記述言語を前記印刷装置に前記第2の端末を経由して送信することを特徴とする。
請求項3記載の印刷処理システムは、請求項1記載の印刷処理システムにおいて、前記第1の端末は、前記変換したページ記述言語を前記印刷装置に直接送信することを特徴とする。
請求項4記載の印刷処理システムは、請求項1記載の印刷処理システムにおいて、前記第1の端末と前記第2の端末との間の通信、または前記第1の端末から前記第2の端末もしくは前記印刷装置に送信される前記変換したページ記述言語を暗号化することを特徴とする。
請求項5記載の印刷処理プログラムは、外部から要求を受け付ける状態にある第1の端末とネットワークを介して接続された第2の端末での操作によって前記第1の端末に保管されている文書のいずれかを選択して指定し、前記第2の端末の近くに配置されている印刷装置で印刷する際に、前記印刷装置の情報を取得する第1の処理と、前記第1の処理で取得した前記印刷装置の情報を前記第1の端末に前記ネットワークを介して送信する第2の処理との各処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項6記載の印刷処理プログラムは、外部から要求を受け付ける状態にある第1の端末とネットワークを介して接続された第2の端末での操作によって前記第1の端末に保管されている文書のいずれかを選択して指定し、前記第2の端末の近くに配置されている印刷装置で印刷する際に、前記第2の端末によって指定された文書を、当該第2の端末から送信される前記印刷装置の情報を元にページ記述言語に変換する第1の処理と、前記第1の処理で変換したページ記述言語を前記印刷装置に送信して印刷させる第2の処理との各処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1記載の印刷処理システムによれば、オリジナルの文書を外部に持ち出すことなく、第1の端末に保存されている文書を第2の端末近くの印刷装置で印刷させることができるようになるため、オリジナルの文書を外部に持ち出すことに対して抵抗を感じる潜在的な利用者に対して利用促進が期待できる。また、外部のネットワークプリンティングサービスやプリント管理サーバに印刷装置があらかじめ登録されていなくてもよい。
請求項2記載の印刷処理システムによれば、印刷装置に対して外部から直接アクセスできない接続形態のシステムにおいて、第1の端末に保存されている文書を第2の端末近くの印刷装置で印刷させることができる。
請求項3記載の印刷処理システムによれば、印刷装置に対して外部から直接アクセスできる接続形態のシステムにおいて、第1の端末に保存されている文書を第2の端末近くの印刷装置で印刷させることができる。
請求項4記載の印刷処理システムによれば、第1の端末と第2の端末との間や、第1の端末と印刷装置との間のセキュリティを確立することができる。
請求項5記載の印刷処理プログラムによれば、印刷対象の印刷装置に関する情報を取得して第1の端末に送信することで、第1の端末では適切な印刷装置ドライバを用いて、指定された文書をページ記述言語に変換することができる。
請求項6記載の印刷処理プログラムによれば、適切な印刷装置ドライバを用いて、指定された文書をページ記述言語に変換して第2の端末を介して、または直接に印刷装置に送信することで、オリジナルの文書を外部に持ち出すことなく、第1の端末に保存されている文書を第2の端末近くの印刷装置で印刷させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷処理システムの構成例を示すシステム構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る印刷処理システムは、自宅または会社などにある第1の端末、例えばPC(以下、「ユーザPC」と記述する)10と、ネットカフェ等の外出先にある第2の端末、例えば、自身のノートPCまたは外出先に据え付けられているPC(以下、「クライアントPC」と記述する)20と、外出先のクライアントPC20の近くにに据え付けられている少なくとも1つのプリンタ等の印刷装置(以下、「プリンタ」と記述する)30とを有し、クライアントPC20とプリンタ30とが例えばイントラネット50を介して接続され、当該イントラネット50がインターネット40を介してユーザPC10と接続された構成となっている。
なお、ここでは、クライアントPC20とプリンタ30とがイントラネット50を介して接続され、当該イントラネット50がインターネット40を介してユーザPC10と接続された接続形態を例に挙げているが、この接続形態は一例に過ぎず、クライアントPC20とプリンタ30とが配線コードによって直接接続され、クライアントPC20がインターネット40を介してユーザPC10と接続される接続形態や、ユーザPC10とクライアントPC20とプリンタ30とがインターネット40を介して接続される接続形態などを採ることも可能である。
ここで、ユーザが普段使用しているPC、即ちユーザPC10は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サービスが稼動しており、外部から要求を受け付ける状態になっている。HTTPサービスが提供するサービス機能は、以下の通りである。
・PCにアクセスしてきたユーザに対する認証機能
・PC内に保管されている文書の一覧を提供する機能
・一覧の中から任意の文書を選択して指定する機能
・クライアントから受信したプリンタに関する情報を元にPDL(Page Description Language;ページ記述言語)に変換する機能
・PDLをクライアントに送信する機能
・PCにアクセスしてきたユーザに対する認証機能
・PC内に保管されている文書の一覧を提供する機能
・一覧の中から任意の文書を選択して指定する機能
・クライアントから受信したプリンタに関する情報を元にPDL(Page Description Language;ページ記述言語)に変換する機能
・PDLをクライアントに送信する機能
上記構成の印刷処理システムにおいて、本実施形態では、外出先のクライアントPC20からユーザPC10を操作して、当該ユーザPC10に保存されている文書を、クライアントPC20のそばにあるプリンタ30で印刷するに当たって、オリジナルの文書を外部に持ち出すことなく、外出先で自分のそばにあるプリンタ30で印刷できるようにすることを特徴としている。以下に、具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
図2は、実施例1に係る印刷処理における処理シーケンスの一例を示す図である。この実施例1に係る処理シーケンスは、自分のPCであるユーザPC10から印刷対象のプリンタ30に直接アクセスできない場合、即ちプリンタ30がクライアントPC20に対してイントラネット50を介して(または、接続コードによって直接に)接続された場合の処理となる。
図2は、実施例1に係る印刷処理における処理シーケンスの一例を示す図である。この実施例1に係る処理シーケンスは、自分のPCであるユーザPC10から印刷対象のプリンタ30に直接アクセスできない場合、即ちプリンタ30がクライアントPC20に対してイントラネット50を介して(または、接続コードによって直接に)接続された場合の処理となる。
外出先におりながらも、ユーザPC10内の文書を印刷したいユーザは、先ず、ネットカフェ等の外出先にてクライアントPC20を操作することにより、印刷させるプリンタとして自分のそばにあるプリンタ30を検索し、プリンタ30に関する情報を当該プリンタ30に対して要求する(処理11)。クライアントPC20からの要求に対して、プリンタ30から当該プリンタに関する情報が送信される(処理12)。その結果、クライアントPC20は、プリンタ30に関する情報を取得する。
クライアントPC20がプリンタ30から取得するプリンタ情報は、例えば図3に示すように、プリンタ名、ネットワーク情報(IPアドレスまたはURL(Uniform Resource Locator))、プリント記述言語の種類、プリンタドライバ名、プリンタの種類とサポートしている設定(例えば、両面機能や用紙サイズ)などである。
プリンタ情報を取得する方法としては、クライアントPC20のユーザインターフェイスにプリンタのネットワーク名や、IPアドレスを入力することにより、プリンタが提供しているHTTPサービスによってクライアントPC20が取得する方法や、BMLinkSのディスカバリサービスによって、取得したLAN(Local Area Network)上に稼動しているプリンタ一覧の中から選択する方法などが挙げられる。
プリンタ情報を取得すると、ユーザはクライアントPC20に自分のPC、即ちユーザPC10のアドレスを入力することにより、HTTPによってクライアントPC20とユーザPC10とを接続する。この接続が完了すると、クライアントPC20に、ユーザ認証を行うためのユーザ名とパスワードを入力する画面が表示される。そして、ユーザは、クライアントPC20を操作して、ユーザ名とパスワードを入力し、ユーザPC10にログインする(処理13)。
ユーザPC10にログインすると、ユーザPC10からクライアントPC20に対してユーザPC10に保管されている文書の一覧が送信され(処理14)、これにより、クライアントPC20上に、ユーザPC10に保管されている文書の一覧が表示される。ここで、表示される文書は、ユーザPC10のどのフォルダに保管されている文書を表示するか、あらかじめ指定されている文書である。
ユーザは、クライアントPC20を操作して、一覧の中から印刷したい文書を選択すると、クライアントPC20からは、選択された文書の情報が事前に取得してあるプリンタ情報と共にユーザPC10に送信される(処理15)。
なお、クライアントPC20がユーザPC10に所望の文書を印刷指示する際に、カラー/白黒、両面/片面、用紙サイズなどの印刷属性を設定できるようにしてもよい。指定できる印刷属性は、あらかじめプリンタ30から取得しておいたプリンタ情報により、どの属性にどの値を指定できるかを認識しているため、意味のある設定をユーザに指定できるようにすることが可能である。
ユーザPC10は、クライアントPC20から受け取ったプリンタ情報を元に、適切なプリンタドライバを用いて、指定された文書に対応するアプリケーションによってPDLに変換する。そして、ユーザPC10は、PDL変換が完了すると、PDL変換された印刷データをクライアントPC20に送信する(処理16)。これは、クライアント側ネットワークのファイアーウォールにより、ユーザPC10からネットワーク上にプリンタを認識できない場合があるためである。
クライアントPC20は、ユーザPC10から受け取った印刷データ(PDL)を、あらかじめ指定したプリンタ30に送信する(処理17)。クライアントPC20から印刷データが送信されることで、当該印刷データに基づく印刷がプリンタ30で実行される。ユーザは、プリンタ30から所望の文書が印刷されたことを確認すると、クライアントPC20を操作して、ユーザPC10からログアウトする。
続いて、クライアントPC20およびユーザPC10の各々の具体的な処理手順について説明する。
<クライアントPCの処理手順>
図4は、クライアントPC20の処理手順の一例を示すフローチャートである。クライアントPC20は、先ず、印刷させるプリンタとして自分のそばにあるプリンタ30を検索し(ステップS11)、次いでプリンタ30に関する情報(プリンタ情報)を取得する(ステップS12)。
図4は、クライアントPC20の処理手順の一例を示すフローチャートである。クライアントPC20は、先ず、印刷させるプリンタとして自分のそばにあるプリンタ30を検索し(ステップS11)、次いでプリンタ30に関する情報(プリンタ情報)を取得する(ステップS12)。
次に、ユーザによるユーザPC10のアドレス入力により、HTTPによってクライアントPC20とユーザPC10とを接続し(ステップS13)、次いでユーザ認証を行うためのユーザ名とパスワードを入力する画面表示を表示し(ステップS14)、ユーザによるユーザ名とパスワードの入力によってユーザPC10にログインする(ステップS15)。
次に、ユーザPC10から当該ユーザPC10に保管されている文書の一覧が送信されることによって文書の一覧を表示し(ステップS16)、ユーザによる文書の選択指示がなされると(ステップS17)、当該指定文書を事前に取得してあるプリンタ情報と共にユーザPC10に送信する(ステップS18)。
そして、ユーザPC10からPDL変換されて送信される印刷データを受信すると(ステップS19)、この受信した印刷データをあらかじめ指定したプリンタ30に送信する(ステップS20)。これにより、自宅や会社にある自分のPC10に保管してある文書を、オリジナルの文書を外部に持ち出すことなく、外出先の自分のそばにあるプリンタ30で印刷することができる。
<ユーザPCの処理手順>
図5は、ユーザPC10の処理手順の一例を示すフローチャートである。ユーザPC10は、先ず、クライアントPC20がログインすると(ステップS21)、保管している文書の一覧をクライアントPC20に対して送信する(ステップS22)。
図5は、ユーザPC10の処理手順の一例を示すフローチャートである。ユーザPC10は、先ず、クライアントPC20がログインすると(ステップS21)、保管している文書の一覧をクライアントPC20に対して送信する(ステップS22)。
次に、クライアントPC20から選択指定文書と印刷対象のプリンタ30のプリンタ情報とを受信すると(ステップS23)、クライアントPC20から受け取ったプリンタ情報を元に、適切なプリンタドライバを用いて、指定された文書に対応するアプリケーションによってPDLに変換する(ステップS24)。そして、PDL変換した印刷データをクライアントPC20に送信する(ステップS25)。
上述したクライアントPC20およびユーザPC10の一連の処理を、クライアントPC20およびユーザPC10を構成するコンピュータに実行させるプログラムが本実施形態に係る印刷処理プログラムである。
<コンピュータの基本構成>
図6は、クライアントPC20およびユーザPC10を構成するコンピュータの基本的な構成を示すブロック図である。図6に示すように、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)21、I/O回路22、ROM23、RAM24およびHDD(ハードディスクドライブ)装置25などを有し、これら構成要素がバスライン26を介して接続された構成となっている。
図6は、クライアントPC20およびユーザPC10を構成するコンピュータの基本的な構成を示すブロック図である。図6に示すように、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)21、I/O回路22、ROM23、RAM24およびHDD(ハードディスクドライブ)装置25などを有し、これら構成要素がバスライン26を介して接続された構成となっている。
CPU21は、クライアントPC20またはユーザPC10が実行する上述した処理の制御を行う。I/O回路22は、周辺機器との入出力を管理する。ROM23は、CPU21による制御の下に実行される各種処理の処理プログラム、具体的には、クライアントPC20またはユーザPC10の上述した一連の処理の処理プログラムを格納する。RAM24は、各種処理の実行時に使用される一次記憶装置である。HDD25は、CPU21による制御の下に処理された印刷データなどの各種のデータを記憶する。
ここで、本実施形態に係る情報処理プログラムについては、本コンピュータのROM23にあらかじめインストールしておくことが考えられる。ただし、本コンピュータのROM23にあらかじめインストールすることに限定されるものではなく、有線若しくは無線による通信手段により提供(配信)することは勿論、コンピュータ読み取り可能なCD−ROM等の記憶媒体に格納して提供することも可能である。
(実施例2)
図7は、実施例2に係る印刷処理における処理シーケンスの一例を示す図である。この実施例2に係る処理シーケンスは、自分のPCであるユーザPC10から印刷対象のプリンタ30に直接アクセスできる場合、即ちプリンタ30がユーザPC10およびクライアントPC20とインターネット40を介して接続された場合の処理となる。
図7は、実施例2に係る印刷処理における処理シーケンスの一例を示す図である。この実施例2に係る処理シーケンスは、自分のPCであるユーザPC10から印刷対象のプリンタ30に直接アクセスできる場合、即ちプリンタ30がユーザPC10およびクライアントPC20とインターネット40を介して接続された場合の処理となる。
先ず、ネットカフェ等の外出先にてクライアントPC20を操作することにより、印刷させるプリンタとして自分のそばにあるプリンタ30を検索し、プリンタ30に関する情報を当該プリンタ30に対して要求する(処理21)。クライアントPC20からの要求に対して、プリンタ30から当該プリンタに関する情報が送信される(処理22)。その結果、クライアントPC20は、プリンタ30に関する情報(図3参照)を取得する。
プリンタ情報を取得する方法としては、実施例1の場合と同様に、クライアントPC20のユーザインターフェイスにプリンタのネットワーク名や、IPアドレスを入力することにより、プリンタが提供しているHTTPサービスによってクライアントPC20が取得する方法や、BMLinkSのディスカバリサービスによって、取得したLAN上に稼動しているプリンタ一覧の中から選択する方法などが挙げられる。
プリンタ情報を取得すると、ユーザはクライアントPC20に自分のPC、即ちユーザPC10のアドレスを入力することにより、HTTPによってクライアントPC20とユーザPC10とを接続する。この接続が完了すると、クライアントPC20に、ユーザ認証を行うためのユーザ名とパスワードを入力する画面が表示される。そして、ユーザは、クライアントPC20を操作して、ユーザ名とパスワードを入力し、ユーザPC10にログインする(処理23)。
ユーザPC10にログインすると、ユーザPC10からクライアントPC20に対してユーザPC10に保管されている文書の一覧が送信され(処理24)、これにより、クライアントPC20上に、ユーザPC10に保管されている文書の一覧が表示される。ここで、表示される文書は、ユーザPC10のどのフォルダに保管されている文書を表示するか、あらかじめ指定されている文書である。
ユーザは、クライアントPC20を操作して、一覧の中から印刷したい文書を選択すると、クライアントPC20からは、選択された文書の情報が事前に取得してあるプリンタ情報と共にユーザPC10に送信される(処理25)。
なお、クライアントPC20がユーザPC10に所望の文書を印刷指示する際に、カラー/白黒、両面/片面、用紙サイズなどの印刷属性を設定できるようにしてもよい。指定できる印刷属性は、あらかじめプリンタ30から取得しておいたプリンタ情報により、どの属性にどの値を指定できるかを認識しているため、意味のある設定をユーザに指定できるようにすることが可能である。
ユーザPC10は、クライアントPC20から受け取ったプリンタ情報を元に、適切なプリンタドライバを用いて、指定された文書に対応するアプリケーションによってPDLに変換する。そして、ユーザPC10は、PDL変換が完了すると、ユーザPC10上のプリンタドライバのポートを、印刷させたいプリンタ30のポートに変更し、当該プリンタ30にインターネット40を介して直接PDLデータを送信する(処理26)。このときの送信手段としては、LPR(Line PRinter daemon protocol)も考えられるが、IPP(Internet Printing Protocol)やBMLinkS等のHTTPを用いた印刷手段を用いた方が、接続性が増すと言える。
ユーザPC10から印刷データが送信されることで、当該印刷データに基づく印刷がプリンタ30で実行される。ユーザは、プリンタ30から所望の文書が印刷されたことを確認すると、クライアントPC20を操作して、ユーザPC10からログアウトする。
本実施例2の場合にも、クライアントPC20およびユーザPC10の各々において、基本的に図4および図5に示す一連の処理が行われる。ただし、実施例2の場合には、印刷データがユーザPC10から直接プリンタ30に送信されることになるので、図4に示すクライアントPC20の処理において、ステップS19およびステップS20の処理が不要になるとともに、図5に示すユーザPC10の処理において、ステップS25ではPDL変換した印刷データを直接プリンタ30に送信する処理が行われることになる。
なお、上記実施例1,2において、クライアントPC20とユーザPC10との間や、プリンタ30とユーザPC10との間のセキュリティを確立するために、PDLを暗号化したり、HTTPの代わりにHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)を用いたりしてもよい
また、上記実施例1,2では、あらかじめユーザPC10にプリンタ30に対応するドライバがインストールされていることを前提としているが、ユーザPC10がPDLを生成するときに、適切なプリンタドライバが自身にインストールされていないと判断した場合、クライアントPC20にプリンタ30からドライバを取得させ、それを受け取ってインストールしてから、PDLを生成するようにすることもできる。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
10…ユーザPC、20…クライアントPC、30…プリンタ(印刷装置)、40…インターネット、50…イントラネット
Claims (6)
- 文書を保管するとともに、外部から要求を受け付ける状態にある第1の端末と、
前記第1の端末とネットワークを介して接続され、当該第1の端末に保管されている文書のいずれかを選択して指定する第2の端末と、
前記第2の端末の近くに配置された印刷装置とを備え、
前記第2の端末は、前記第1の端末に保管されている文書のいずれかを選択して指定する際に、前記印刷装置の情報を取得し、この取得した前記印刷装置の情報を前記第1の端末に前記ネットワークを介して送信し、
前記第1の端末は、前記第2の端末によって指定された文書を、当該第2の端末から送信された前記印刷装置の情報を元にページ記述言語に変換し、この変換したページ記述言語を前記印刷装置に送信して印刷させる
ことを特徴とする印刷処理システム。 - 前記第1の端末は、前記変換したページ記述言語を前記印刷装置に前記第2の端末を経由して送信する
ことを特徴とする請求項1記載の印刷処理システム。 - 前記第1の端末は、前記変換したページ記述言語を前記印刷装置に直接送信する
ことを特徴とする請求項1記載の印刷処理システム。 - 前記第1の端末と前記第2の端末との間の通信、または前記第1の端末から前記第2の端末もしくは前記印刷装置に送信される前記変換したページ記述言語を暗号化する
ことを特徴とする請求項1記載の印刷処理システム。 - 外部から要求を受け付ける状態にある第1の端末とネットワークを介して接続された第2の端末での操作によって前記第1の端末に保管されている文書のいずれかを選択して指定し、前記第2の端末の近くに配置されている印刷装置で印刷する際に、
前記印刷装置の情報を取得する第1の処理と、
前記第1の処理で取得した前記印刷装置の情報を前記第1の端末に前記ネットワークを介して送信する第2の処理と
の各処理をコンピュータに実行させることを特徴とする印刷処理プログラム。 - 外部から要求を受け付ける状態にある第1の端末とネットワークを介して接続された第2の端末での操作によって前記第1の端末に保管されている文書のいずれかを選択して指定し、前記第2の端末の近くに配置されている印刷装置で印刷する際に、
前記第2の端末によって指定された文書を、当該第2の端末から送信される前記印刷装置の情報を元にページ記述言語に変換する第1の処理と、
前記第1の処理で変換したページ記述言語を前記印刷装置に送信して印刷させる第2の処理と
の各処理をコンピュータに実行させることを特徴とする印刷処理プログラム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014182607A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システム、管理装置、サーバ装置及びプログラム |
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