JP2008101950A - ガス器具判別装置および判別方法 - Google Patents

ガス器具判別装置および判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より多機種のガス器具の判別並びにガス漏れの検出が可能なガス器具判別装置および判別方法を提供する。
【解決手段】ガスの流量パターンおよび範囲に加えて、流量と圧力、流量と温度及び圧力と温度の相関に基づいて、ガス器具の種別及びガス漏れの判別を行う。ガス流量、供給圧力およびガス温度の3つの検出部1〜3を備える。これらの検出部1〜3を特徴抽出手段4に接続し、この特徴抽出手段4の出力を器具判別手段5に入力する。この器具判別手段5をガス漏れ警報装置などの判別結果出力手段6に接続する。特徴抽出手段4は、短時間流量区分解析部41aと長時間流量区分解析部41b、短時間流量変化解析部42aと長時間流量変化42b、流量−圧力相関関数解析部43、流量−温度相関関数解析部44および圧力−温度相関関数解析部45とから構成する。器具判別手段5は、器具特徴カードと前記特徴抽出手段4からの解析結果とを照合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各家庭へのガス供給ライン中に設置され、ガス流量計を有するガスメータなどに利用されるガス器具判別装置および判別方法に関するもので、特に、使用中のガス器具やガス漏れを特定することにより、ガス器具に対応したより高度な保安機能やサービスを提供することを可能とする技術に係る。
各家庭へのガス供給ラインの入り口には、ガス流量計を内蔵したガスメータが取り付けられる。ガスメータは、ガス供給ラインを通過するガス流量を計測し、計測されたガス流量は定期的な請求ガス料金の算出に利用される。かかるガスメータは、ガス流量の計測という基本的な機能に加えて、異常状態発生時にガス供給を遮断するという保安機能を有する。この保安機能によれば、地震の検出やガス漏れまたは器具の消し忘れなどの異常な使用状態の検出に応答して、ガスメータのガス流路内に設けられた遮断弁によりガスを遮断する。
図27は、上記保安機能の一つである安全継続使用時間オーバ時の遮断に利用される安全継続使用時間設定値を示す図である。この機能は、ガス流量の発生が検出されてから、そのガス流量が継続して使用される場合に、継続時間があまり長くなる時は、ガス漏れなどの何らかの異常な使用状態が発生したとみなして、ガスを遮断する機能である。
図27に示されるとおり、ガス流量が大きい大型の湯沸かし器は、せいぜい30分程度しか継続して使用されず、一方で、ガス流量が小さいストーブは、長時間継続して使用されるであろうとの前提で、ガス流量が大きい時の安全継続使用時間を短く、ガス流量が小さい時の安全継続使用時間を長く設定している。
そして、ガスメータは、ガス流量が発生したり変化した時点で、何らかのガス器具の使用が開始されたと判断して、その流量が継続する時間を計測し、図27に示す安全継続使用時間を超えてその流量が継続する場合に、保安上の理由からガス遮断を行っている。従って、使用中のガス器具を特定することなく、使用ガス流量に基づいて、安全継続使用時間オーバ遮断を行っている。
しかしながら、図27に示されるとおり、少ないガス流量レンジに、比較的長時間使用されるストーブと、比較的短時間しか使用されないコンロや小型湯沸かし器など異なるガス器具が存在する。従来のガスメータでは、使用中のガス器具を特定することができないので、長時間使用のストーブに合わせて安全継続使用時間を長く設定している。それに伴い、コンロや小型湯沸かし器に対しては、安全継続使用時間が最適とはいえない面がなくはなかった。従って、ガスメータが使用中のガス器具を判別することができれば、それに適した保安機能を提供することができるので好都合である。
このような観点から、ガス器具判別装置に関する提案が、たとえば特許文献1〜3に示すように従来からなされている。すなわち、これらの従来技術では、ガス器具が使用された時のガス流量の変化から使用中のガス器具を判定するために、複雑な一連のガス流量の変化を燃焼制御ステップ毎に分割した部分流量パターンという概念を使用している。
すなわち、使用可能性がある複数種類のガス器具について、部分流量パターンを制御ステップ毎に分類して流量パターンテーブルに登録しておく。更に、複数種類のガス器具に対応する部分流量パターンの組合せを器具テーブルに登録しておく。そして、ガス流量計が検出したガス流量パターンとマッチングする部分流量パターンを流量パターンテーブルから抽出し、更に、抽出された部分流量パターンの組合せとマッチングするガス器具を器具テーブルから抽出する。
この従来技術では、ガス器具の燃焼制御に伴う複雑な一連のガス流量パターンを、制御ステップ毎に分割した部分流量パターンに単純化し、検出されたガス流量パターンとのマッチングを容易にし、ガス器具の判定を可能にしている。
特に、前記特許文献1〜3に記載の発明は、燃焼制御ステップとして、少なくとも「点火時」「その後の初期過渡期」「流量が安定する安定期」の3つの流量パターンに基づいてガス器具を判定する。また、この流量パターンに加えて、制御ステップごとに流量レンジ(流量の大小の範囲)も監視して、検出したガス流量パターンの流量が、予め器具テーブルに登録されていた流量レンジ内に該当するか否かも考慮して、器具を判別することも行っている。
特開平2003−149019号公報 特開平2003−149027号公報 特開平2003−149075号公報
確かに、前記のような特許文献に記載の発明は、流量パターンの特徴がはっきりしたある種の器具の判別には適しているものの、いずれもガスの部分流量パターン(もしくは部分流量パターンと流量範囲)に基づいてガス器具を判別するものであるから、現在のように多種多様のガス器具が使用されている現状においては、適切な判別技術とは言えなかった。
特に、従来の一般家庭で広く使用されていたガスコンロや湯沸かし器、風呂釜のように流量の変動が大きい器具の場合には、単に流量パターンやレンジを監視するだけで器具の判別が可能であったが、最近の住宅で使用される床暖房のように長時間にわたって流量の変動が少ない器具の場合には、単に流量を監視しただけでは器具の判別や漏れの判定が困難であった。
また、ガス器具であっても、コンロのように手動による調整のみで自動的に流量と圧力の調整を行うガバナ(圧力調整器)のない器具と、ガバナの付いた器具とでは使用時における流量のパターンも大きく異なり、単に流量範囲や変化を監視しただけでは、器具判別が難しかった。中でも、ガス漏れの場合と、ガバナのないガス器具の連続使用とでは、流量の範囲やパターンの変化がない状態が継続することから、両者の区別が困難であった。
さらに、この種の判別装置は、都市ガスだけでなく、LPGのガスメータについても適用することが要望されており、その場合においても、流量パターンとその範囲のみで器具の判別と漏れの判定を行うことは不可能であった。
このような実情に鑑みて、本発明者等は、流量パターンとの範囲以外の要因により、ガス器具並びにガス漏れの判別を行うことができないかについて、鋭意検討並びに実証を繰り返したところ、ガス流量と圧力の相関関係に着目することにより、より他機種のガス器具の判別と多様なガス漏れの判定が可能であることに想到した。
すなわち、都市ガスの場合、一般にはガス会社が各使用者に対するガス供給圧力を常時一定に保持するようにガス流路の管理を行っているが、現実には、ある使用者に近接する他の使用者が一時的に大量のガスを使用するなどの現象が生じると、ガス流路内の圧力に変動が生じることがある。
また、LPGの場合には、ボンベ側に調圧弁を設けると共に、ガス器具側にはガバナを設けて配管内の圧力が常時一定に保持されるような配慮をしているものの、現実には、調圧弁とガバナとの間でガス圧を保持するためのタイムラグや制御ムラが存在し、ガス器具の使用時における流路内のガス圧に変動が生じることが避けられない。
同様な現象は、流路内を流れるガスの温度変化についても言えるものであって、使用するガス器具によっては、流路を構成するガス配管に燃焼熱が伝播し、それが供給されるガス温度を変化させたり、同じ配管のガス流路であってもガスの使用量によっては、配管とガスとの接触時間の相違からガス温度に変化が生じることもある。
本発明は前記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであって、その目的は、本発明者等の実証によって得られたガス流路内を流れるガスの特性(振る舞い)に着目して、ガスの部分流量パターンとその範囲に加え、ガス流量と圧力の相関あるいは流量と温度の相関の少なくとも一つを組み合わせることで、より多機種のガス器具の判別並びにガス漏れの検出が可能で、しかも、都市ガス以外の他のガスが使用される場合であっても器具の判別を行うことが可能なガス器具判別装置および判別方法を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明のガス器具判別装置は、ガス流路に設けられたガス流量検出部とガス圧力検出部と、これらのガス流量検出部とガス圧力検出部の検出データを取得し、その特徴を抽出する特徴抽出手段と、各ガス器具ごとの特徴データを記録した特徴データ記憶部を備え、前記特徴抽出手段によって抽出された検出データの特徴と前記記憶部に記録されている各器具の特徴データとを比較して、使用されているガス器具を判別する器具判別手段と、この器具判別手段による判別結果を出力する判別結果出力手段とを備え、前記特徴抽出手段は、前記ガス流量検出部からの検出データに基づきガス流量の範囲を解析するガス流量区分解析部と、ガス流量のパターンを解析するガス流量変化解析部と、前記ガス流量検出部およびガス圧力検出部からの検出データに基づきガス流量および圧力の相関関係を解析する流量−圧力相関関数解析部とを備え、前記器具判別手段は、各ガス器具ごとの特徴データとして、ガス流量範囲、ガス流量パターンおよび流量−圧力相関関係を前記記憶部に記憶するものであることを特徴とする。
また、流量−温度相関関数解析部および圧力−温度相関関係解析部を備え、流量、圧力、温度の3つ種類の要素からガス器具あるいはガス漏れの判別を行うことも本発明の一態様である。
更に、本発明の一態様には、ガス流路を流れるガス流量とガス圧力量とを検出するステップと、検出されたガス流量とガス圧力量に基づき、ガス流量の範囲、ガス流量のパターン、ガス流量および圧力の相関関係を解析することにより、前記検出データの特徴を抽出するステップと、前記特徴抽出ステップによって抽出された検出データの特徴と、予め記憶されている各ガス器具ごとのガス流量範囲、ガス流量パターンおよび流量−圧力相関関係を示す特徴データとを比較して、使用されているガス器具を判別することを特徴とするガス器具判別方法も包含する。
また、前記ガス器具判別方法においても、流量−圧力相関関係、流量−温度相関関係および圧力−温度相関関係を校了することも可能である。
本発明によれば、ガスの流量パターンおよび範囲に加えて、流量と圧力、流量と温度及び圧力と温度の相関の少なくとも一つの組み合わせに基づいて、ガス器具の種別及びガス漏れの判別を行うようにしたので、単に流量パターンとその範囲のみでは判別が不可能な器具であっても、流量、圧力及び温度の相関の観点からも判別が可能となる。その結果、ガス器具の判別が不可能なために、むやみにガス漏れと判定するような不都合もなくなり、保安性も向上する。
また、流量、圧力及び温度の相関の少なくとも一つを考慮することで、LPGなどの他のガスに使用する器具についても同様に、その判別とガス漏れの検出が可能になる利点もある。
(1)実施形態の作用
以下、本発明の一実施形態を図面に従って具体的に説明する。
図1は、本実施形態のガス器具判別装置の構成を示す機能ブロック図である。この図1に示すように、本実施形態の装置は、ガス流路に設けられたガス流量、ガス圧力量およびガス温度の3つの検出部1〜3を備えている。このうち、ガス流量検出部1としては、本実施形態においては、超音波流量計などの流量検出手段により一定周期(例えば2秒周期)で瞬時流量Qを計測する瞬時流量検出装置を使用する。
なお、前記超音波流量計としては、ガスが流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された一対の超音波振動子と、この一対の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝播時間を計測する時間計測手段を備え、この時間計測手段により計測された超音波信号の伝搬時間に基づいてガスの流量を計測するものを使用することができる。
これらの検出部1〜3は特徴抽出手段4に接続され、この特徴抽出手段4の出力が器具判別手段5に入力されている。この器具判別手段5の出力が、ガスメータに設けられたLCDなどの表示装置、外部に設けられた通報装置、その他ディスプレイ、プリンタあるいはガス漏れ警報装置などの判別結果出力手段6に接続されている。
前記特徴抽出手段4は、流量の範囲を解析する短時間流量区分解析部41aと長時間流量区分解析部41b、流量のパターンを解析する短時間流量変化解析部42aと長時間流量変化解析部42b、流量と圧力の相関関係を解析する流量−圧力相関関数解析部43、流量と温度との相関関係を解析する流量−温度相関関数解析部44および圧力−温度相関関数解析部45とから構成されている。これら各解析部に41a〜45に対して、前記ガス流量、ガス圧力量およびガス温度の3つの検出部1〜3からのデータが入力される。
図2に示すように、前記短時間流量区分解析部41aと長時間流量区分解析部41bは、前記瞬時流量検出部1によって計測された瞬時流量Qをサンプル数nで平均値aveQへ変換する流量平均化処理部11を備えている。
前記流量平均化処理部11には、瞬時流量Qを平均化する際のサンプル数nを設定するための平均化条件設定部12が設けられている。なお、瞬時流量Qをそのまま使用する場合は、この平均化条件設定部12により平均化処理部11のサンプル数n=1とする。更に、このサンプル数を調整することでノイズを除去することができる。
前記流量平均化処理部11の出力側には、流量区分解析部41a,41bが設けられている。この流量区分解析部41a,41bは、流量の平均値aveQをそれぞれ短時間、長時間で監視し、例えば下記の表1に示すどの流量区分に該当するかの解析を行う。この流量区分解析部41a,41bの解析結果は、流量区分解析データとして前記器具判別手段5に出力される。
Figure 2008101950
また、前記流量区分解析部41a,41bには、平均流量aveQの流量区分を解析する際の短時間sおよび長時間tを設定するための解析条件設定部13が設けられている。この短時間sおよび長時間tを調整することで、短時間流量区分解析部41aと長時間流量区分解析部41bが構成され、本実施形態における短時間から長時間の流量範囲(区分)のパターン解析を実現する。
図3に示すように、前記短時間流量変化解析部42aと長時間流量変化解析部42bは、前記瞬時流量検出部1によって計測された瞬時流量Qをサンプル数nで平均値aveQへ変換する平均化処理部11を備えている。なお、瞬時流量Qをそのまま使用する場合は、この平均化条件設定部12により平均化処理部11のサンプル数n=1とする。
前記平均化処理部11の出力側には、短時間と長時間の流量変化解析部42a,42bが設けられている。この流量区分解析部41a,41bは、流量の平均値aveQをそれぞれ短時間、長時間で監視し、例えば下記の表2に示す流量変化パターン△Q(t)の解析を行う。この流量変化解析部42a,42bの解析結果は、流量変化△Q(t)解析データとして前記器具判別手段5に出力される。
Figure 2008101950
また、前記流量変化解析部42a,42bには、平均流量aveQの流量変化パターンを解析する際の短時間sおよび長時間tを設定するための解析条件設定部13が設けられている。この短時間sおよび長時間tを調整することで、短時間流量変化解析部42aと長時間流量変化解析部42bが構成され、本実施形態における短時間から長時間の流量変化パターンの解析を実現する。
図4に示すように、前記流量−圧力相関関数解析部43は、前記瞬時流量検出部1によって計測された瞬時流量Qをサンプル数nで平均値aveQへ変換する流量平均化処理部11と、前記圧力検出部2において検出されたガス圧Pをサンプル数n平均値avePへ変換する圧力平均化処理部14を備えている。
これら平均化処理部11,14には、瞬時流量Qおよびガス圧Pを平均化する際のサンプル数nを設定するための平均化条件設定部12が設けられている。この場合、瞬時流量Qや計測したガス圧Pをそのまま使用する場合は、平均化条件設定部12により、サンプル数n=1とする。このサンプル数を調整することでノイズを除去する。
前記瞬時流量Qの平均化処理部11の出力である平均値aveQと、ガス圧力Pの平均化処理部14の出力である平均値avePは、流量−圧力の相関関数解析部43に出力される。この相関関数解析部43は、流量平均値aveQとガス圧平均値avePを監視し、例えば表3の実施例に示す相関関係があるかを検定する。この相関関数の解析結果は、相関関数データQ=f(P)として前記器具判別手段5に出力される。
Figure 2008101950
図5に示すように、前記流量−温度相関関数解析部44は、前記瞬時流量検出部1によって計測された瞬時流量Qをサンプル数nで平均値aveQへ変換する流量平均化処理部11と、前記ガス温度検出部3において検出されたガス温度Tをサンプル数nで平均値aveTへ変換する温度平均化処理部15を備えている。
これら平均化処理部11,15には、瞬時流量Qおよびガス温度Tを平均化する際のサンプル数nを設定するための平均化条件設定部12が設けられている。この場合、瞬時流量Qや計測したガス温度Tをそのまま使用する場合は、平均化条件設定部12により、サンプル数n=1とする。このサンプル数またはサンプリング時間を調整することでノイズを除去する。
前記瞬時流量Qの平均化処理部11の出力である平均値aveQと、ガス温度Tの平均化処理部15の出力である平均値aveTは、流量−温度相関関数解析部44に出力される。この相関関数解析部44は、aveQとaveTを監視し、例えば表4の実施例に示す相関関係があるかを検定する。この相関関数の解析結果は、相関関数データQ=f(P)として前記器具判別手段5に出力される。
Figure 2008101950
図6に示すように、前記圧力−温度相関関数解析部45は、前記圧力検出部2によって計測されたガス圧Pをサンプル数nで平均値avePへ変換する圧力平均化処理部14と、前記ガス温度検出部3において検出されたガス温度Tをサンプル数nで平均値aveTへ変換する温度平均化処理部15を備えている。
これら平均化処理部14,15には、ガス圧Pおよびガス温度Tを平均化する際のサンプル数nを設定するための平均化条件設定部12が設けられている。この場合、ガス圧Pや計測したガス温度Tをそのまま使用する場合は、平均化条件設定部12により、サンプル数n=1とする。
前記ガス圧Pの平均化処理部14の出力である平均値avePと、ガス温度Tの平均化処理部15の出力である平均値aveTは、圧力−温度相関関数解析部45に出力される。この相関関数解析部45は、ガス圧の平均値avePとガス温度の平均値aveTを監視し、例えば表5の実施例に示す相関関係があるかを検定する。この相関関数の解析結果は、相関関数データP=f(T)として前記器具判別手段5に出力される。
Figure 2008101950
図7に示すように、前記器具判別手段5は、器具ごとの特徴を記録した器具特徴カード記憶部51と、この器具特徴カードと前記特徴抽出手段4からの解析結果とを照合して、解析結果がどの器具に相当するかを判別する器具特徴判定部52とを備えている。
器具特徴カード記憶部51としては、図8に示すように、いわゆるカード型データベースとして記憶されるような構成のデータベースが使用されるものであって、各器具およびガス漏れの種類に応じて、それぞれ器具判別に必要な特徴項目が記憶されているものである。
例えば、図8の器具Aの特徴カードには、
(1) 流量の範囲(大きさ)
(2) 流量Q、圧力P、温度Tの相関関係
(3) 立ち上がり流量パターン
(4) 起動時の流量パターン
(5) 長時間の流量パターン
(6) 立ち下がり流量パターン
が記録され、同様に記憶されている器具B以降の特徴カードについても、これら(1) から(6) のデータが記憶されている。
また、図8のガス漏れ判定カードAには、
(a) 流量の範囲(大きさ)
(b) 流量Q、圧力P、温度Tの相関関係
が記憶され、同様に記憶されている他のガス漏れ判定カードB以降についても、これら(a) (b) のデータが記憶されている。
なお、このデータベースの記憶方法としては、必ずしもカード型である必要はなく、テーブル形式、ランダムあるいはシーケンス形のデータ記憶構成とすることも可能である。要するに、各ガス器具ごとに前記特徴抽出手段4からの各種の解析結果と比較するための特徴項目が複数種類記憶されていることが重要である。
また、この器具特徴カード記憶部51は、個々の器具のカード(個々の器具についての特徴項目データ)について、追加、削除あるいは変更などの編集を行うことが可能になっている。この編集作業は、本発明のガス器具判別装置の使用箇所において、器具内に設けられた記憶部51に対して可搬式コンピュータ、リモコン、ICタグ、メモリチップなどの入力装置を利用して直接書き換えることも可能であるし、また、ガス会社の有する配信センターから通信を利用して書き換えを行うことも可能である。
更に、書き換えの手法としては、新規なガス器具が製造販売される都度、すべてのガス器具について記憶部51内にその特徴カードを追加することも可能であるし、ガス器具判別装置を設置した器具の使用者が、新たなガス器具を購入した場合にその旨をガス会社などの判別装置の管理者に届け出ることで、使用者の有するガス器具に対応した特徴カードのみを記憶させることもできる。
前記器具特徴判定部52は、前記特徴抽出手段4から短時間および長時間の流量区分と流量範囲、流量−圧力相関関数、流量−温度相関関数および圧力−温度相関関数の各解析値を受け取ると、この解析値と前記器具特徴カード記憶部51に記憶されている各器具特徴カードとを比較して、特徴抽出結果にマッチする特徴があるかどうかを判定する。
この場合、特徴カードに記録されている種々の特徴項目と抽出された各解析値とを個々に比較して、マッチする特徴項目に応じてその比較の度合いを所定のポイントとして計上し、器具特徴判定部52の出力側に設けられたポイント加算部53にそのポイントを各器具ごとに記憶する。
前記特徴判定部52には、その器具カードと抽出された各特徴項目とがマッチした場合に加算するポイントについて、重み付けを与えるための重み付け値記憶部54が設けられている。すなわち、この重み付け値記憶部54は、気温、時刻、季節(日付)気象などの使用条件によって各器具が使用される可能性が異なることから、これらの使用条件を加味して各器具の特徴ごとに加算するポイントを補正するための重み付け値を記憶するものである。
この重み付け値記憶部54には、前記使用条件に応じて重み付け値を決定するための重み付け値決定部55が設けられている。この重み付け値決定部55は、一例として、気温検出手段、計時手段、カレンダ、気象情報検知手段、ガス温度検知手段、メータ号数設定手段、使用量積算手段などの使用条件取得手段56に接続されており、この使用条件取得手段56から得られたデータに基づいて、重み付け値を決定する。例えば、冬は暖房器具が使用される可能性が高いので、暖房器具に対する重み付け値を増やし、夏は減らす。
前記特徴ポイント加算部53の出力は、確からしさ判定部57に接続されている。この確からしさ判定部57は、特徴ポイント加算部53において加算された特徴ポイントの加算状況に基づき、器具判別の確からしさを判定し、確からしさが高ければ器具判定結果を判別結果出力手段6に出力するものである。
この確からしさ判定部57としては、本実施形態では、
(1) 加算された特徴ポイントが所定値以上の場合
(2) 他の器具との特徴ポイント差が所定値以上の場合
に器具の判定結果を出力するものとしている。
(2)器具特徴カード
次に、本実施形態において使用する器具特徴カードについて説明する。
本実施形態において、器具特徴カードは、
A.都市ガス用器具カード
B.都市ガス用漏れ判定カード
C.LPG用器具カード
D.LPG用漏れ判定カード
の4種類を使用する。
これら4種類の特徴カードは、各器具ごとに、
(a) 流量パターン図
(b) 立ち上がり・立ち下がり流量パターン
(c) 起動時の流量パターン
(d) 長時間流量パターン
(e) 流量区分
(f) 流量−圧力相関
(g) 流量−温度相関
(h) 圧力−温度相関
(i) 器具判別後の対応処置
各項目について、その特徴を記載したものである。
本実施形態において、特徴カードを用意する器具としては、一例として、次の10機種とし、各器具ごとに前記A〜Dの4種類の器具特徴カードを用意し、特徴カード記憶部52に記憶しておく。
(1) 口火(炊飯器)
(2) 口火(風呂釜)
(3) コンロ
(4) ストーブ
(5) ファンヒータ
(6) FFガスストーブ
(7) 小型湯沸かし器
(8) 衣類乾燥機
(9) 給湯器
(10) 床暖房
図9〜図12は、前記都市ガス用器具カードにおける前記各器具の流量パターン図、立ち上がり流量パターン、起動時の流量パターンおよび長時間流量パターンを示すものであり、図13〜図15は、都市ガス用器具カードにおける前記各器具の流量区分、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、補足事項、器具判別後の対応処置を示すものである。
図16および図17は、前記都市ガス用ガス漏れ判定カードにおける前記各器具の流量区分、流量パターン、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、器具判別後の対応処置を示すものである。
図18は、LPG用器具カードにおける前記各器具の流量区分、流量パターン、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、器具判別後の対応処置を示すものである。。図19は、LPG用漏れ判定カードにおける前記各器具の流量区分、流量パターン、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、器具判別後の対応処置を示すものである。
(3)実施形態の作用
以下、前記のような構成を有する本実施形態の作用を説明する。
図1に示すように、ガス流量検出部1において検出された瞬時ガス流量Qは、短時間流量区分解析部41a、長時間流量区分解析部41b、短時間流量変化解析部42a、長時間流量変化解析部42b、流量−圧力相関関数解析部43、流量−温度相関関数解析部44および圧力−温度相関関数解析部45に入力される。
同様に、ガス圧力検出部2において検出されたガス圧力は、流量−圧力相関関数解析部43および圧力−温度相関関数解析部45に、ガス温度検出部3において検出されたガス温度は流量−温度相関関数解析部43および圧力−温度相関関数解析部45に入力される。
各解析部においては、前記図2ないし図6においては説明した手法に基づき、流量区分、流量パターン、流量−圧力相関関係、流量−温度相関関係および圧力−温度相関関係が解析され、その解析データが各解析部から器具判別手段5に送られる。
次に前記のような各解析部からのデータを取得した器具判別手段5の作用を図20〜図26のフローチャートに従って説明する。
本実施形態は、図20の検出データの取得から機器の判定までの全処理を示すフローチャートに示すように、流量区分特徴抽出ステップ(S01)、立ち上がり流量パターン特徴抽出ステップ(S02)、起動流量パターン特徴抽出ステップ(S03)、長時間流量パターン特徴抽出ステップ(S04)、流量−圧力相関特徴抽出ステップ(S05)、流量−温度相関特徴抽出ステップ(S06)、圧力−温度相関特徴抽出ステップ(S07)、ポイント加算ステップ(S08)および確からしさ判別ステップ(S09)とを順次実行することにより、取得したガス流量、圧力、温度などの検出データに基づいて使用されているガス器具や漏れを判別する。
図21に示すように、流量区分特徴抽出ステップ(S01)は、図1に示したガス流量検出部1より、短時間流量区分解析部41aおよび長時間流量区分解析部41bにおいて解析された流量区分特徴抽出データを取得したか否かを検討し(S011)、流量区分特徴データを取得した場合には、記憶部52に記憶されている先頭カードを取得する(S012)。
特徴抽出データと、この先頭カードに記録されている流量区分とが一致した場合には、先頭カードに対応する器具あるいは漏れについてポイントを加算する(S014)。なお、本実施形態においては、ポイントの加算にあたり、図7に示すように、重み付け値記憶部54に記憶されている重み付け値を用いて、加算するポイントを加減する。例えば、夏期にストーブや床暖房が使用される可能性は低いので、流量区分がたとえストーブや床暖房とマッチしていても、その場合のポイントは、ガスコンロや風呂釜のように夏期に使用される器具のポイントよりも低くなるように、重み付けがなされる。
一方、流量区分が一致しない場合には、先頭カードに対応する器具あるいは漏れの種別に該当しないとして、ポイントを加算することなく、次の処理に進む。すなわち、その先頭カードが末尾カードか否かのチェックを行い(S015)、末尾カードでない場合には、次のカードを取得して(S016)、次のカードについて流量区分が一致するか否かの処理を行う(S013)。一方、末尾カードの場合には、流量区分の抽出完了をマークした後(S017)、図25のポイント加算ステップ(S08)に進む。
図25に示すように、ポイント加算ステップ(S08)においては、前記流量区分特徴抽出ステップのポイント加算処理(S014)において取得した先頭カードに対応するポイントを取得し(S081)、そのカードのポイントが所定値以上であるか否かを検証する(S082)。
ポイントが所定値以上である場合には、図26の確からしさ判別ステップ(S09)へ進み、当該カードに対応する器具あるいは漏れを判別結果と決定する(S091)。一方、ポイントが所定値以上でない場合には、次のカードについて加算されているポイントをチェックする。
すなわち、ポイントが所定値に満たなかったカードが末尾カードあるか否かの検討を行い(S083)、末尾カードでない場合には、次のカードについて加算されたポイントを取得し(S084)、そのカードのポイントが所定値以上であるかを検証する(S082)。
一方、ポイントが所定値に満たないカードが末尾カードあった場合には(S083)、流量区分特徴抽出ステップのみでは器具または漏れの判別が不可能であることを意味するので、抽出された他の特徴について、同様な検討を行う。すなわち、末尾カードのポイントが所定値に満たない場合には、全特徴について検討が終了しているか否かのチェックを行い(S084)、全特徴が抽出済みでない場合には、次の特徴である立ち上がり流量パターン特徴抽出ステップ(S02)へ進む。また、全特徴について抽出済みである場合には、次の 確からしさ判別ステップ(S09)へ進む。
図21に示すように、立ち上がり・立ち下がり流量パターン特徴抽出ステップ(S02)は、前記流量区分特徴抽出ステップ(S01)と同様に、立ち上がり・立ち下がりパターンの特徴抽出の有無を検討し(S011)、抽出された立ち上がり・立ち下がりパターンを各特徴カードに記録されている立ち上がり・立ち下がりパターンと比較することで、各カードに対応する器具あるいは漏れについて、ポイントを加算していく(S022〜S027)。
立ち上がり・立ち下がり流量パターン特徴抽出ステップ(S02)において、各器具あるいは漏れに対応する特徴カードごとに得られたポイントは、前記流量区分特徴抽出ステップ(S01)においてそのカードで得られたポイントに加算される。この加算されたポイントは、図25のポイント加算ステップ(S08)において所定値以上か否か検証され、所定値に満たない場合には、次の特徴抽出ステップに進む。
同様にして、図22に示す起動流量パターン特徴抽出ステップ(S031〜S037)、長時間流量パターン特徴抽出ステップ(S041〜S047)、図23に示す流量−圧力相関特徴抽出ステップ(S051〜S057)、流量−温度相関特徴抽出ステップ(S061〜S067)および図24に示す圧力−温度相関特徴抽出ステップ(S071〜S077)を繰り返すことで、各特徴カードに関してポイントが加算されていく。
このようなポイントの加算の過程で、ポイント加算ステップ(S08)において、加算ポイントが所定値以上になった場合には(S082)、その後の特徴抽出およびポイント加算処理を中止して、該当する器具あるいは漏れの判定を行う。
一方、ポイントが所定値に満たないにもかかわらず、全特徴を抽出済みになった場合は(S085)、図26に示す確からしさ判別ステップ(S09)へ進み、全器具あるいは漏れについてのポイントを比較する。すなわち、前記各特徴抽出ステップ(S01〜S07)を繰り返すにつれて、各カードには、抽出された特徴とカードに記録されている特徴とが部分的に一致する都度ポイントが加算されており、たとえ、加算されたポイントが所定値に達しない状態でも、ある種のカードに関しては他のカードよりも高いポイントが加算されていることがある。
そこで、本実施形態においては、すべてのカードのポイントを比較することで(S92)、最大ポイントのカードに対応する器具あるいは漏れを判別結果として出力する(S93)。
前記のようにして器具判別手段5よって得られた判別結果は、ガスメータに設けられたLCDなどの表示装置、外部に設けられた通報装置などの結果出力手段6に出力される。この場合、判別結果に対応する処理は、器具やガス漏れの種類を問わず画一的に表示や警報を出力することもできるが、本実施形態においては、各器具特徴カードに記録されている内容に従った処理を行う。これにより、ガス漏れなどの重要な事故に繋がる状況に適切に対応できる。
(4)実施形態の効果
前記のような構成を有する本実施形態によれば、流量区分および流量変化に加えて、ガス流量と供給圧力相関関係を参照して、ガス器具あるいはガス漏れの判定を行うようにしたので、ガス流量のみに基づいて判定を行う従来技術に比較して、判定精度を向上させることができる。
特に、本実施形態では、流量−圧力、流量−温度、圧力−温度の相関関係を判定に利用することでガス漏れの特徴である流量が圧力の平方根に比例する、流量が温度に比例する、圧力が温度の2乗に比例するという特徴を考慮して、ガス漏れの判定を行うことが可能になる。従って、このような各データの相関関係をガス漏れ判定カードに記録して、検出された特徴データと比較することで、次のように器具の判定と同様な手法で、直接ガス漏れの判定を実施することができる。
(1) 炊飯器の口火
・流量区分が0.1kW/時間
・流量が圧力の平方根に比例するまたは流量が圧力の平方根に反比例する。
・流量が温度に比例する。
(2) BF風呂釜の口火
・流量区分が0.3kW/時間
・流量が圧力の平方根に比例するまたは流量が圧力の平方根に反比例する。
・流量が温度に比例する。
(3) コンロ
・流量区分が5〜0.2kW/時間
・流量が圧力の平方根に比例するまたは流量が圧力の平方根に反比例する・
・流量が温度に比例する。
・変動パターン。
(コンロは流量調整をこまめに行うので、流量と圧力変動が大きくコンロ判別が高確率で可能)
(4) ストーブ
・流量区分が5.81〜1.16kW/時間
・流量が圧力の平方根に比例するまたは流量が圧力の平方根に反比例する(ガバナ付)。・固定流量
(5) ファンヒータ
・流量区分が5.81〜0.52kW/時間
・流量が圧力の平方根に比例するまたは流量が圧力の平方根に反比例する(ガバナ付)。
・比例段階流量
(6) FFストーブ
・流量区分が10.4,1.20〜9.2kW/時間
・流量が圧力の平方根に比例するまたは流量が圧力の平方根に反比例する(ガバナ付)。・比例段階流量
(7) 小型湯沸かし器
・流量区分が5.6or10.5kW/時間
・流量が圧力の平方根に比例するまたは流量が圧力の平方根に反比例する(ガバナ付)。
・固定流量2段階
(8) 衣類乾燥機
・流量区分が4.42〜1.40kW/時間
・比例段階流量で徐々に低減する。
(9) 給湯器
・流量区分が60〜4/16.4〜1.2kW/時間(給湯/暖房)
・流量が圧力の平方根に比例するまたは流量が圧力の平方根に反比例する(ガバナ付)。・一定流量のとき。
(10) 床暖房
・流量区分2.33〜17.44kW/時間
・流量が圧力の平方根に比例するまたは流量が圧力の平方根に反比例する(ガバナ付)。
・比例制御を行い、間歇運転のとき。
(11) ガス漏れ
・流量が圧力の平方根に比例する。
・流量が温度に比例する。
また、LPGにおける器具やガス漏れの判定は、ガス流量の区分や変化だけでは難しいものであったが、本実施形態によれば、流量−圧力、流量−温度および圧力−温度の相関関係を考慮することで、次のように的確に判別ができる利点がある。
(1) LPGのガス流量が圧力調整器の制御対象外となる流量域の場合は、ガス圧力がガス温度と比例する場合にガス漏れと判定する。
(2) LPGのガス流量が圧力調整器のオン・オフ制御範囲となる流量域の場合は、ガス流量がガス圧力の平方根に比例し、かつ、ガス流量がガス温度と比例し、さらに、ガス圧力が規則的に変動する場合にガス漏れと判定する。
(3) LPGのガス流量が中流量(100L/h)の場合は、圧力が規則的に変動する場合はガス漏れまたはガバナなし器具と判定し、圧力変動に規則性がない場合はガバナあり器具と判定する。なお、ファンヒータとコンロとの判別は、ガバナの圧力制御特性の周期性に基づいた100L/h程度の流量で、ガバナの有無を判別する。
(4) LPGのガス流量が大流量(1000L/h)の場合は、ガス流量が一定、かつ、ガス圧力が一定の場合にガス漏れと判定する。すなわち、圧力調整器や器具ガバナの制御特性により、圧力・流量に変動が生じるので、漏れと器具との判別が可能である。
(5)他の実施形態
本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、次のような他の実施形態も包含する。
(1) 前記実施形態は、都市ガス用器具カード、都市ガス用漏れ判別カード、LPG用器具カードおよびLPG用漏れ判別カードの4種類のカードを使用して、器具および漏れの判別を行ったが、用意する特徴カードやデータベースとしては必ずしもこの4種類に限定されない。例えば、判別装置を設置する箇所のガス種別が予め判明している場合なとでは、そのガス種別に対応した特徴カードのみを使用すればよい。
(2) 特徴カードとして、単に器具の判別カードのみを用意しておき、判別カードにないガスの使用状態が検出された場合には、すべてガス漏れと判定して警報やガス遮断を行うこともできる。
(3) 前記特徴抽出手段は、相関関係を判定する期間を複数有し、前記判定期間の1つ以上の相関関係を使用して判定することも可能であり、より高い判別精度を得ることができる。すなわち、前記実施形態では、流量区分や変化について、短期間と長期間の複数の観点から特徴の抽出比較を行ったが、同様な手法を、各検出要素の相関関数を判定する場合にも採用することが可能である。
(4) 前記判定結果出力手段としては、種々の形式のものが使用でき、例えば、ガス漏れに限らず、ガスコンロや風呂釜、温水器などを数時間もの長時間にわたって連続使用したり、深夜や明け方のように通常の使用時間外に連続使用するなど、ガスの異常な使用状態を検出した場合には、ガス遮断または警報することも可能である。
(5) 前記実施形態では、確からしさの判定を、複数の特徴抽出項目について得られたポイントを加算して行き、加算されたポイントが一定値以上になった場合に器具あるいはガス漏れを判定したが、必ずしもポイントを加算するような判定方法を採用する必要はない。単に、複数の特徴項目がマッチするか否かで判別を行っても良い。
(6) 前記実施形態では、重み付けを考慮して判別を行ったが、重み付けを考慮することなく、判別を行うこともできる。また、重み付けの決定を使用条件などの検出データとは別途に取得したデータにより行ったが、検出データそのものに重み付けを行うこともできる。例えば、流量範囲は各器具によってかなり厳格に決定することができるものであるのに対して、流量と温度や圧力との相関は器具によってはあまり相関度が検出できない場合には、そのような検出データについては加算するポイントについて重み付けを行っても良い。
(7) 前記実施形態では、特徴カードという個々の器具ごとに複数の特徴項目を記載したカード型のデータベースを使用したが、抽出された特徴と各器具の流量区分、流量変化、流量や圧力などの相関関係の比較の方法は、前記のようなカード型のデータベースに限定されない。例えば、特徴項目ごとに整理された複数のテーブルを用意しておき、各テーブルを順次参照することで、判別する器具やガス漏れの種類を絞っていくような比較方法も採用することができる。
本発明のガス器具判別装置の一実施形態の構成を示すブロック図。 図1の実施形態における流量区分解析部の構成を示すブロック図。 図1の実施形態における流量変化解析部の構成を示すブロック図。 図1の実施形態における流量−圧力相関関数解析部の構成を示すブロック図。 図1の実施形態における流量−温度相関関数解析部の構成を示すブロック図。 図1の実施形態における圧力−温度相関関数解析部の構成を示すブロック図。 図1の実施形態における器具判別手段の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に使用する器具カードのイメージを示す図。 本発明の実施形態における都市ガス用器具カードの構成を示す図であって、(1) 口火(炊飯器)、(2) 口火(風呂釜)、(3) コンロについて、その流量パターン図、立ち上がり流量パターン、起動時の流量パターンおよび長時間流量パターンを示すものである。 本発明の実施形態における都市ガス用器具カードの構成を示す図であって、(4) ストーブ、(5) ファンヒータについて、その流量パターン図、立ち上がり流量パターン、起動時の流量パターンおよび長時間流量パターンを示すものである。 本発明の実施形態における都市ガス用器具カードの構成を示す図であって、(6) FFガスストーブ、(7) 小型湯沸かし器、(8) 衣類乾燥機について、その流量パターン図、立ち上がり流量パターン、起動時の流量パターンおよび長時間流量パターンを示すものである。 本発明の実施形態における都市ガス用器具カードの構成を示す図であって、(9) 給湯器、(10) 床暖房について、その流量パターン図、立ち上がり流量パターン、起動時の流量パターンおよび長時間流量パターンを示すものである。 本発明の実施形態における都市ガス用器具カードの構成を示す図であって、(1) 口火(炊飯器)、(2) 口火(風呂釜)、(3) コンロについて、その流量区分、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、補足事項、器具判別後の対応処置を示すものである。 本発明の実施形態における都市ガス用器具カードの構成を示す図であって、(4) ストーブ、(5) ファンヒータ、(6) FFガスストーブ、(7) 小型湯沸かし器について、その流量区分、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、補足事項、器具判別後の対応処置を示すものである。 本発明の実施形態における都市ガス用器具カードの構成を示す図であって、(8) 衣類乾燥機、(9) 給湯器、(10) 床暖房について、その流量区分、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、補足事項、器具判別後の対応処置を示すものである。 本発明の実施形態における都市ガス用漏れ判定カードの構成を示す図であって、(1) 口火(炊飯器)、(2) 口火(風呂釜)、(3) コンロ、(4) ストーブ、(5) ファンヒータについて、その流量区分、流量パターン、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、器具判別後の対応処置を示すものである。 本発明の実施形態における都市ガス用漏れ判定カードの構成を示す図であって、(6) FFガスストーブ、(7) 小型湯沸かし器、(8) 衣類乾燥機、(9) 給湯器、(10) 床暖房について、その流量区分、流量パターン、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、器具判別後の対応処置を示すものである。 本発明の実施形態におけるLPG用器具カードの構成を示す図であって、前記各器具について、その流量区分、流量パターン、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、器具判別後の対応処置を示すものである。 本発明の実施形態におけるLPG用漏れ判定カードの構成を示す図であって、前記各器具について、その流量区分、流量パターン、流量−圧力相関、流量−温度相関、圧力−温度相関、器具判別後の対応処置を示すものである。 本発明の実施形態における検出データの取得から機器の判定までの全処理を示すフローチャート。 図20における流量区分特徴抽出ステップと立ち上がり流量パターン特徴抽出ステップを示すフローチャート。 図20における起動流量パターン特徴抽出ステップと長時間流量パターン特徴抽出ステップを示すフローチャート。 図20における流量−圧力相関特徴抽出ステップと流量−温度相関特徴抽出ステップを示すフローチャート。 図20における圧力−温度相関特徴抽出ステップを示すフローチャート。 図20におけるポイント加算ステップを示すフローチャート。 図20における確からしさ判別ステップを示すフローチャート。 従来の安全継続使用時間オーバー時の判定に使用される制限時間設定値を示す図。
符号の説明
1…ガス流量検出部
2…ガス圧力検出部
3…ガス温度検出部
4…特徴抽出手段
5…器具判別出段
6…判別結果出力手段
11…流量平均化処理部
12…平均化条件設定部
13…解析条件設定部
14…圧力平均化処理部
15…温度平均化処理部
41a…短時間流量区分解析部
41b…長時間流量区分解析部
42a…短時間流量変化解析部
42b…長時間流量変化解析部
43…流量−圧力相関関数解析部
44…流量−温度相関関数解析部
45…圧力−温度相関関数解析部
51…器具特徴カード記憶部
52…器具特徴判定部
53…ポイント加算部
54…重み付け値記憶部
55…重み付け値決定部
56…使用条件取得手段
57…確からしさ判定部

Claims (16)

  1. ガス流路に設けられたガス流量検出部とガス圧力検出部と、
    これらのガス流量検出部とガス圧力検出部の検出データを取得し、その特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    各ガス器具もしくはガス漏れごとの特徴データを記録した特徴データ記憶部を備え、前記特徴抽出手段によって抽出された検出データの特徴と前記記憶部に記録されている各器具もしくはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具を判別する器具判別手段とを備え、
    前記特徴抽出手段は、前記ガス流量検出部からの検出データに基づきガス流量の範囲を解析するガス流量区分解析部と、ガス流量のパターンを解析するガス流量変化解析部と、前記ガス流量検出部およびガス圧力検出部からの検出データに基づきガス流量および圧力の相関関係を解析する流量−圧力相関関数解析部とを備え、
    前記器具判別手段は、各ガス器具もしくはガス漏れごとの特徴データとして、ガス流量範囲、ガス流量パターンおよび流量−圧力相関関係を前記記憶部に記憶するものであることを特徴とするガス器具判別装置。
  2. ガス流路に設けられたガス流量検出部、ガス圧力検出部およびガス温度検出部と、
    これらのガス流量検出部、ガス圧力検出部およびガス温度検出部の検出データを取得し、その特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    各ガス器具もしくはガス漏れごとの特徴データを記録した特徴データ記憶部を備え、前記特徴抽出手段によって抽出された検出データの特徴と前記記憶部に記録されている各器具もしくはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具を判別する器具判別手段とを備え、
    前記特徴抽出手段は、前記ガス流量検出部からの検出データに基づきガス流量の範囲を解析するガス流量区分解析部と、ガス流量のパターンを解析するガス流量変化解析部と、前記ガス流量検出部、ガス圧力検出部およびガス温度検出部からの検出データに基づき、ガス流量および圧力の相関関係を解析する流量−圧力相関関数解析部と、ガス流量および温度の相関関係を解析する流量−温度相関関数解析部とを備え、
    前記器具判別手段は、ガス流量範囲、ガス流量パターン、流量−圧力相関関係および流量−温度相関関係を各ガス器具もしくはガス漏れごとの特徴データとして前記記憶部に記憶するものであることを特徴とするガス器具判別装置。
  3. 前記特徴抽出手段は、ガス圧力および温度の相関関係を解析する圧力−温度相関関数解析部とを備え、
    前記器具判別手段は、圧力−温度相関関係を各ガス器具ごとの特徴データとして前記記憶部に記憶するものであることを特徴とする請求項2に記載のガス器具判別装置。
  4. 前記ガス流量区分解析部とガス流量変化解析部が、短時間流量区分解析部と長時間流量区分解析部、および短時間流量変化解析部と長時間流量変化解析部とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のガス器具判別装置。
  5. 前記短時間流量変化解析部が、ガス器具の立ち上がりまたは立ち下がり流量の少なくとも一方の変化と、起動時の流量変化を解析するものであり、前記長時間流量変化解析部がガス器具の安定使用時の流量変化を解析することを特徴とする請求項4に記載のガス器具判別装置。
  6. 前記器具判別手段が、前記特徴抽出手段によって抽出された検出データの特徴と前記記憶部に記録されている各器具の特徴データとを比較して、その比較の度合いを算出するものであり、
    かつ、前記器具判別手段が、ガス器具の使用条件に応じて決定される重み付け値の記憶部を備え、前記特徴抽出手段によって抽出された検出データの特徴と前記記憶部に記録されている各器具の特徴データとを比較してガス器具を判別するにあたり、重み付け値の記憶部に記憶されている重み付け値を考慮して、前記比較の度合いを補正することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のガス器具判別装置。
  7. 前記器具判別手段が、前記重み付け値記憶部に記憶する重み付け値の決定部を備え、この重み付け値の決定部は、気温検出手段、計時手段、カレンダ手段、気象情報検知手段、ガス温度検知手段、メータ号数設定手段、使用量積算手段の少なくとも1つから成る使用条件取得手段に接続されており、この使用条件取得手段から得られたデータに基づいて、重み付け値を決定することを特徴とする請求項6に記載のガス器具判別装置。
  8. 前記器具判別手段は、どのガス器具とも判別しなかった時は、ガス漏れと判別することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のガス器具判別装置。
  9. 前記器具判別手段は、ガス流量がガス圧力の平方根に比例し、かつ、ガス流量がガス温度と比例する場合にガス漏れと判定することを特徴とする請求項2記載のガス器具判別装置。
  10. 前記器具判別手段は、供給ガスがLPGであって、そのガス流量が圧力調整器の制御対象外となる流量域の場合は、ガス圧力がガス温度と比例する場合にガス漏れと判定することを特徴とする請求項2に記載のガス器具判別装置。
  11. 前記器具判別手段は、供給ガスがLPGであって、そのガス流量が圧力調整器のオン・オフ制御範囲となる流量域の場合は、ガス流量がガス圧力の平方根に比例し、かつ、ガス流量がガス温度と比例し、さらに、ガス圧力が規則的に変動する場合にガス漏れと判定することを特徴とする請求項2に記載のガス器具判別装置。
  12. 前記器具判別手段は、供給ガスがLPGであって、ガス流量が中流量の場合は、圧力が規則的に変動する場合はガス漏れまたはガバナなし器具と判定し、圧力変動に規則性がない場合はガバナあり器具と判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のガス器具判別装置。
  13. 前記器具判別手段は、供給ガスがLPGであって、ガス流量が大流量の場合は、ガス流量が一定、かつ、ガス圧力が一定の場合にガス漏れと判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のガス器具判別装置。
  14. ガス流路を流れるガス流量とガス圧力量とを検出するステップと、
    検出されたガス流量とガス圧力量に基づき、ガス流量の範囲、ガス流量のパターン、ガス流量および圧力の相関関係を解析することにより、前記検出データの特徴を抽出するステップと、
    前記特徴抽出ステップによって抽出された検出データの特徴と、予め記憶されている各ガス器具もしくはガス漏れごとのガス流量範囲、ガス流量パターンおよび流量−圧力相関関係を示す特徴データとを比較して、使用されているガス器具を判別することを特徴とするガス器具判別方法。
  15. ガス流路を流れるガス流量、ガス圧力量及びガス温度を検出するステップと、
    検出されたガス流量とガス圧力量に基づき、ガス流量の範囲、ガス流量のパターン、ガス流量および圧力の相関関係及びガス流量とガス温度の相関関係を解析することにより、検出データの特徴を抽出するステップと、
    前記特徴抽出ステップによって抽出された検出データの特徴と、予め記憶されている各ガス器具もしくはガス漏れごとのガス流量範囲、ガス流量パターン、流量−圧力相関関係及び流量−温度相関関係を示す特徴データとを比較して、使用されているガス器具を判別することを特徴とするガス器具判別方法。
  16. 前記特徴抽出ステップによってガス圧力および温度の相関関係を解析し、この解析された圧力−温度相関関係と、予め記憶しておいた各ガス器具もしくはガス漏れごとの圧力−温度相関関係を比較して使用されているガス器具を判別することを特徴とする請求項15に記載のガス器具判別方法。
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