JP2008190832A - ガス器具判別装置と判別方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】抽出タイミング判定手段60は、特徴抽出を行うタイミングを判定した場合に、パターン判定として、パターン化手段30によるパターン化、特徴抽出手段50による特徴抽出、および器具判別手段70による器具判別を行わせる。パターン化手段30は、計測データ記録手段20に記録された計測データを読み出し、パターン化して計測データパターンを抽出する。特徴抽出手段50は、計測データ記録手段20および計測データパターン記録手段40からデータを読み出して、器具判定用の特徴抽出を行う。器具判別手段70は、抽出された計測データパターンの特徴と各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して器具判別を行い、判別結果を出力する。
【選択図】図1
Description
[構成]
図1は、本発明を適用した第1の実施形態に係るガス器具判別装置の構成を示す機能ブロック図である。この図1に示すように、本実施形態のガス器具判別装置は、計測手段10、計測データ記録手段20、パターン化手段30、計測データパターン記録手段40、特徴抽出手段50、抽出タイミング判定手段60、器具判別手段70、判別結果出力手段80、から構成されている。各手段10〜80の詳細は次の通りである。
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態のガス器具判別装置における特徴的な手段として、計測データ記録手段20、パターン化手段30、抽出タイミング判定手段60の具体的な処理方式について順次説明した後、抽出タイミング判定手段60のパターン判定時に使用されるデータについて説明する。
図2は、本実施形態の計測データ記録手段20の具体的な記録方式として、ガス流量記録手段21の記録方式の一例を示す図である。この図2は、特に、ガス流量Qの挙動と、ガス流量記録手段21の記録状況について、時間的な推移を示したものである。
図3は、本実施形態のパターン化手段30の具体的なパターン化方式として、特に、ガス流量Qの計測データのパターン化の一例を示す図である。図3のパターン化前データ(A)に示すように、実際に計測されたデータにはばらつきがあるため、パターン化手段30は、そのばらつきを平均化して図3のパターン化後データ(B)に示すように、判定のしやすい形態にパターン化する。
図4は、本実施形態の抽出タイミング判定手段60の具体的な処理方式として、特に、ガス器具の立上りを対象とする立上りパターン判定区間、ガス器具の立上りを含む過渡期を対象とする起動パターン判定区間、過渡期後の通常使用時を対象とする長時間パターン判定区間という3つの判定区間を用いて特徴抽出のタイミングを判定し、パターン判定を行う場合の一例を示す図である。
図5は、本実施形態の抽出タイミング判定手段60による各パターン判定時に使用されるデータ、すなわち、計測データ記録手段20の各記録手段21〜23、および、計測データパターン記録手段40の各パターン記録手段41〜43に記録されるデータのうち、特に、ガス流量記録手段21およびガス流量パターン記録手段41に記録されるデータの一例を時系列で示す図である。
図6は、以上のような構成を有する第1の実施形態のガス器具判別装置によるガス器具判別手順の一例を示すフローチャートである。
以上のような第1の実施形態によれば、次のような効果が得られる。
なお、以上説明した第1の実施形態の変形例としては、例えば、特徴抽出タイミングの時間間隔および計測周期の変形例、判定区間の変形例、データ記録方式の変形例やそれを採用した場合のパターン判定時に使用するデータの変形例、特徴抽出タイミング自体の変形例やそれを採用した場合の抽出タイミング判定手段の処理方式の変形例、パターン化方式の変形例、起動判定方式およびステップ判定方式の変形例、などが考えられる。
第1の実施形態では、特徴抽出のタイミングの時間間隔を、立上りパターン判定区間では10秒、立上り以降の起動パターン判定区間および長時間パターン判定区間ではそれぞれ1分間隔としたが、時間間隔はこれに限定されず、適宜変更可能である。例えば、立上りパターン判定区間では10秒、立上り以降の起動パターン判定区間では1分、長時間パターン判定区間では2分とするなど、立上り時が最短となるように3段階で設定することも可能である。このように、特徴抽出のタイミングの時間間隔を、起動後の長時間パターン判定区間では最長として、ガス器具の特徴が出現しやすい起動時にはそれより短くし、さらに、ガス器具の特徴が最も出現しやすい立上り時には最短とすることにより、器具判別の確度を一層高めることができる。
第1の実施形態では、長時間パターン判定区間を、起動パターン判定区間が終了した以降の区間としたが、起動判定時点を起点として、起動パターン判定区間と重なるようにしてもよい。また、長時間パターン判定についてはガス器具の使用開始に関係ない任意の起点から常に所定の時間間隔で実行し、立上りパターン判定と起動パターン判定のみを、器具の使用開始を起点とした時間間隔で実行するようにしてもよい。
第1の実施形態では、ガス流量記録手段21には、計測されたガス流量(瞬時流量)Qが順次記録され、過去のデータも削除せずに蓄積する場合について説明したが、変形例として、ガス流量記録手段21に記録するデータ量に制限をかけてもよい。例えば、最新の720分に相当するデータのみを記録し、それ以前のデータは削除するなどの制限が考えられる。このようなデータ量の制限は、供給圧力記録手段22やガス温度記録手段23についても同様に可能である。
図8は、データ記録方式として前述の「使用済データ削除方式」を採用した場合における、抽出タイミング判定手段60による各パターン判定時に使用されるデータのうち、特に、ガス流量記録手段21およびガス流量パターン記録手段41に記録されるデータの一例を時系列で示す図である。
第1の実施形態では、特徴抽出のタイミングとして、所定の時間間隔で周期的に決定される周期的タイミングを採用した場合について説明したが、特徴抽出のタイミングは周期的タイミングに限らず、計測値の変化を検出した時点で決定される変化検出タイミング、あるいは、それらのタイミングの組み合わせを採用してもよい。
図9は、特徴抽出のタイミングとして、特に、周期的タイミングと変化検出タイミングの組み合わせを採用した場合における抽出タイミング判定手段60の処理方式の変形例を示す図である。
第1の実施形態では、パターン化手段30によるパターン化方式として、計測データを、同一計測値が継続しているステップでパターン化する場合について説明したが、計測データを、計測値の波形の傾きでパターン化する変形例も考えられる。図10は、この場合のパターン化方式の一例を示す図である。
第1の実施形態では、抽出タイミング判定手段60による起動判定として、30L/h以上の流量変化を検出した場合に、ガス器具の起動(使用の開始)を判定する場合について説明した。この起動判定は、器具が1つの場合は、ゼロ流量に対する変化量を使用して判定することになる。一方、すでに一つ以上の器具が使用されている状態から別の器具の起動判定を行う場合には、その時点の流量値からの変化量を使用して判定することになる。
第1の実施形態では、パターン化手段30によるパターン化時において、流量幅α以内の流量が継続している区間をステップと判定しており、流量幅αを超えた場合にステップに変化があったと判定されることになる。
[構成]
図13は、本発明を適用した第2の実施形態に係るガス器具判別装置の構成を示す機能ブロック図である。この図13に示すように、本実施形態のガス器具判別装置は、第1の実施形態の構成に、計測周期変更手段90を追加したものである。
図14は、本実施形態の計測周期変更手段90の処理方式の一例を示す図である。この図14に示すように、計測周期変更手段90は、立上りパターン判定区間、起動パターン判定区間、長時間パターン判定区間といった特徴抽出の判定区間毎に、各計測手段11〜13の計測周期の初期設定値として、例えば、立上りパターン判定区間:0.2秒、立上り以降の起動パターン判定区間:1秒、長時間パターン判定区間:2秒、と設定しており、この初期設定値から異なる設定値へと随時変更できる。
以上のような第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。
なお、第2の実施形態においては、ガス流量、供給圧力、ガス温度の計測周期を全て同じとした場合について説明したが、それぞれ異なる計測周期とし、個別に変更できるようにしてもよい。
図15〜図26は、以上のような第1、第2の実施形態に係るガス器具判別装置により、給湯器、FF暖房機、ストーブ、コンロ、ファンヒータ、床暖房設備、という6種類のガス器具を対象として、各器具のガス流量の特徴およびガス流量と供給圧力の相関関係の特徴を用いて特徴抽出を行う場合の具体的な実施例をそれぞれ示す図である。
図15は、給湯器の作動例を示す図であり、流量値を太線で、圧力値を細線でそれぞれ示している。この作動例から得られる給湯器のガス流量の特徴およびガス流量と供給圧力の相関関係の特徴は、以下の表1に示す特徴(1)〜(6)として定義可能であり、これらの特徴(1)〜(6)は、給湯器の特徴データとして、器具判別手段70の特徴データ記憶手段71に記憶される。
図17は、FF暖房機の作動例を示す図であり、流量値を太線で、圧力値を細線でそれぞれ示している。この作動例から得られるFF暖房機のガス流量の特徴およびガス流量と供給圧力の相関関係の特徴は、以下の表3に示す特徴(1)〜(5)として定義可能であり、これらの特徴(1)〜(5)は、FF暖房機の特徴データとして、器具判別手段70の特徴データ記憶手段71に記憶される。
図19は、ストーブの作動例を示す図であり、流量値を太線で、圧力値を細線でそれぞれ示している。この作動例から得られるストーブのガス流量の特徴およびガス流量と供給圧力の相関関係の特徴は、以下の表5に示す特徴(1)〜(5)として定義可能であり、これらの特徴(1)〜(5)は、ストーブの特徴データとして、器具判別手段70の特徴データ記憶手段71に記憶される。
図21は、コンロの作動例を示す図であり、流量値を太線で、圧力値を細線でそれぞれ示している。この作動例から得られるコンロのガス流量の特徴およびガス流量と供給圧力の相関関係の特徴は、以下の表7に示す特徴(1)〜(6)として定義可能であり、これらの特徴(1)〜(6)は、コンロの特徴データとして、器具判別手段70の特徴データ記憶手段71に記憶される。
図23は、ファンヒータの作動例を示す図であり、流量値を太線で、圧力値を細線でそれぞれ示している。この作動例から得られるファンヒータのガス流量の特徴およびガス流量と供給圧力の相関関係の特徴は、以下の表9に示す特徴(1)〜(6)として定義可能であり、これらの特徴(1)〜(6)は、ファンヒータの特徴データとして、器具判別手段70の特徴データ記憶手段71に記憶される。
図25は、床暖房設備の作動例を示す図であり、流量値を太線で、圧力値を細線でそれぞれ示している。この作動例から得られる床暖房設備のガス流量の特徴およびガス流量と供給圧力の相関関係の特徴は、以下の表11に示す特徴(1)〜(4)として定義可能であり、これらの特徴(1)〜(4)は、床暖房設備の特徴データとして、器具判別手段70の特徴データ記憶手段71に記憶される。
以上のような図15〜図26、および表1〜表12に示した実施例によれば、次のような効果が得られる。すなわち、ガス器具毎の特徴を、ガス流量の特徴だけでなく、供給圧力の特徴、およびガス流量と供給圧力の相関関係をも含む複数の特徴を用いて詳細に定義することにより、器具判別の比較用の特徴データとして、ガス器具毎の特徴を明確かつ詳細に定義する識別性の高い特徴データを実現できる。
なお、本発明は、前記の実施形態や変形例、実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で、他にも多種多様な変形例が可能である。
11…ガス流量計測手段
12…供給圧力計測手段
13…ガス温度計測手段
20…計測データ記録手段
21…ガス流量記録手段
22…供給圧力記録手段
23…ガス温度記録手段
30…パターン化手段
40…計測データパターン記録手段
41…ガス流量パターン記録手段
42…供給圧力パターン記録手段
43…ガス温度パターン記録手段
50…特徴抽出手段
60…抽出タイミング判定手段
70…器具判別手段
71…特徴データ記憶手段
80…判別結果出力手段
90…計測周期変更手段
Claims (53)
- ガス流路に設けられて予め設定された計測周期でガス流量の瞬時流量を計測する計測手段と、
この計測手段により計測されたガス流量の計測値をその計測時刻とともに計測データとして記録する計測データ記録手段と、
この計測データ記録手段に記録された計測データの特徴を抽出する特徴抽出手段と、
予め設定された特徴抽出のタイミングであると判定した場合に、前記特徴抽出手段による特徴抽出を行わせる抽出タイミング判定手段と、
前記特徴抽出手段によって抽出された計測データの特徴を用いて、前記ガス流路に接続された供給先のガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力する器具判別手段を備え、
前記特徴抽出のタイミングおよび前記計測周期は、前記ガス器具の使用段階に応じてそれぞれ設定されており、
前記特徴抽出のタイミングは、所定の時間間隔で周期的に決定される周期的タイミング、または、前記計測手段で計測された計測値の変化を検出した時点で決定される変化検出タイミングのいずれかである
ことを特徴とするガス器具判別装置。 - 前記計測データ記録手段に記録された計測データを読み出し、時間軸に沿った変化を示す計測データを、予め設定された範囲内の変化を除去して一定の値に置き換えることでその範囲を超える変化のみを示すデータにパターン化して計測データパターンを抽出するパターン化手段と、
このパターン化手段により抽出された計測データパターンを記録する計測データパターン記録手段を備え、
前記特徴抽出手段は、前記計測データパターン記録手段に記録された計測データパターンを読み出してその特徴を抽出するように構成され、
前記抽出タイミング判定手段は、予め設定された特徴抽出のタイミングであると判定した場合に、前記パターン化手段によるパターン化および前記特徴抽出手段による特徴抽出を行わせるように構成され、
前記器具判別手段は、前記特徴抽出手段によって抽出された計測データパターンの特徴を用いて、前記ガス流路に接続された供給先のガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のガス器具判別装置。 - 前記パターン化手段は、時間軸に沿った変化を示す計測データのうち、予め設定された範囲内の変化しか示さない区間を同一計測値が継続している区間とみなし、この区間をステップと称した場合に、このステップを、ステップ計測値、ステップ開始時点、およびステップ終了時点で定義するデータにパターン化して、単数または複数のステップからなる計測データパターンを抽出するように構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載のガス器具判別装置。 - 前記パターン化手段は、時間軸に沿った変化を示す計測データのうち、計測値変化の傾きが、同一計測値の継続区間なしに正と負の間で切り替わっている部分については、その変移点の計測値をステップ計測値として、ステップ開始時点とステップ終了時点が同一であるステップを定義するデータにパターン化するように構成されている
ことを特徴とする請求項3に記載のガス器具判別装置。 - 前記ステップ開始時点とステップ終了時点は、カレンダー上の時刻、計測回数、前記ガス器具の起動時点からの経過時間、の中から選択されたデータ形式で定義される
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のガス器具判別装置。 - 前記パターン化手段は、予め設定された範囲内の変化しか示さない区間に予め設定されたレベル以上の傾きが存在する場合に、この区間を傾きを有するステップとして、ステップ計測値と傾き、ステップ開始時点、およびステップ終了時点で定義するデータにパターン化するように構成されている
ことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のガス器具判別装置。 - 前記パターン化手段は、時間軸に沿った変化を示す計測データを示す波形のうち、波形の傾き軸に対して予め設定された範囲内の変化しか示さない区間を同一の傾きを持つ区間とみなし、この区間に対応する線分を、開始計測値、傾き、開始時点、および終了時点で定義するデータにパターン化して、単数または複数の線分からなる計測データパターンを抽出するように構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載のガス器具判別装置。 - 前記パターン化手段は、時間軸に沿った変化を示す計測データのうち、予め設定された範囲以上の変化を示す計測値が予め設定された複数回数以上連続して発生した場合に、当該範囲以上の変化が発生したと判定するように構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴抽出手段は、前記計測データ記録手段に記録された計測データと、前記計測データパターン記録手段に記録された計測データパターンを読み出してその特徴を抽出するように構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載のガス器具判別装置。 - 前記計測データ記録手段は、前記計測データパターン記録手段により時間軸上の新たな部分の計測データパターンが記録され、前記特徴抽出手段による特徴抽出に使用された時点で、この使用済の計測データパターン部分の抽出元となった計測データ部分を削除するように構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載のガス器具判別装置。 - 前記計測データ記録手段は、前記使用済の計測データパターン部分の抽出元となった計測データ部分を削除する場合に、この計測データ部分の特徴を示す特徴データを残すように構成され、
前記特徴抽出手段は、前記計測データ記録手段に残された特徴データを利用するように構成されている
ことを特徴とする請求項10に記載のガス器具判別装置。 - 前記計測データ記録手段は、予め設定された範囲の最新の計測データのみを残し、それ以前の過去の計測データ部分を削除するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のガス器具判別装置。 - 前記抽出タイミング判定手段は、時間軸に沿った変化を示す計測データのうち、予め設定された範囲以上の変化を示す計測値が予め設定された複数回数以上連続して発生した場合に、当該範囲以上の変化が発生したと判定するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のガス器具判別装置。 - 前記抽出タイミング判定手段により特徴抽出のタイミングを判定するために時間軸上の複数種別の判定区間が予め定義され、
前記抽出タイミング判定手段は、前記複数種別の判定区間に対して、判定区間ごとに予め設定された特徴抽出のタイミングを判定するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のガス器具判別装置。 - 前記計測手段は、前記複数種別の判定区間に対して、判定区間ごとに予め設定された計測周期で計測を行うように構成されている
ことを特徴とする請求項14に記載のガス器具判別装置。 - 前記計測手段を制御して前記複数種別の判定区間における計測周期を可変とする計測周期変更手段を有する
ことを特徴とする請求項14に記載のガス器具判別装置。 - 前記抽出タイミング判定手段は、前記計測手段で計測されたガス流量に基づき、前記ガス器具の使用を開始した起動時点を判定した後、この起動時点に対して予め定義された判定区間を含む前記複数種別の判定区間に対して、判定区間ごとに予め設定された特徴抽出のタイミングを判定するように構成されている
ことを特徴とする請求項14に記載のガス器具判別装置。 - 前記複数種別の判定区間は、前記ガス器具の立上りを対象とする立上り判定区間、前記ガス器具の立上りを含む過渡期を対象とする起動判定区間、過渡期後の通常使用時を対象とする長期判定区間を含む
ことを特徴とする請求項14に記載のガス器具判別装置。 - 前記立上り判定区間および前記起動判定区間における特徴抽出のタイミングは、周期的タイミングであり、前記長期判定区間における特徴抽出のタイミングは、周期的タイミングまたは変化検出タイミング、あるいはそれらのタイミングの組み合わせである
ことを特徴とする請求項18に記載のガス器具判別装置。 - 前記長期判定区間における特徴抽出のタイミングは、前回の特徴抽出のタイミングから当該長期判定区間について予め設定された時間間隔を経過した時点、および、予め設定された範囲以上の計測値変化を検出した時点のいずれかである
ことを特徴とする請求項19に記載のガス器具判別装置。 - 前記複数種別の判定区間における特徴抽出のタイミングは、いずれも周期的タイミングであり、前記立上り判定区間における特徴抽出のタイミングの時間間隔は、前記起動判定区間および前記長期判定区間よりも短い
ことを特徴とする請求項19または請求項20に記載のガス器具判別装置。 - 前記立上り判定区間における特徴抽出のタイミングの時間間隔は10秒〜30秒の範囲内であり、前記起動判定区間および前記長期判定区間における特徴抽出のタイミングの時間間隔は1分〜5分の範囲内である
ことを特徴とする請求項21に記載のガス器具判別装置。 - 前記起動判定区間および前記長期判定区間における特徴抽出のタイミングは、周期的タイミングであり、起動判定区間における特徴抽出のタイミングの時間間隔は、長期判定区間よりも短い
ことを特徴とする請求項19または請求項20に記載のガス器具判別装置。 - 前記立上り判定区間における計測周期は、前記起動判定区間および前記長期判定区間における計測周期よりも短い
ことを特徴とする請求項18に記載のガス器具判別装置。 - 前記立上り判定区間における計測周期は0.1秒〜0.2秒の範囲内であり、前記起動判定区間および前記長期判定区間における計測周期は1秒〜2秒の範囲内である
ことを特徴とする請求項24に記載のガス器具判別装置。 - 前記起動判定区間における計測周期は、前記長期判定区間における計測周期よりも短い
ことを特徴とする請求項18に記載のガス器具判別装置。 - 前記ガス流路の供給先となる複数種別のガス器具についてガス器具ごとの特徴に関する特徴データおよびガス漏れの特徴に関する特徴データを記憶した特徴データ記憶手段を備え、
前記器具判別手段は、前記特徴抽出手段によって抽出された計測データの特徴と前記特徴データ記憶手段に記憶されている各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のガス器具判別装置。 - 前記計測手段は、前記ガス流路に設けられて予め設定されたガス流量計測周期でガス流量の瞬時流量を計測するガス流量計測手段と、前記ガス流路に設けられて予め設定された供給圧力計測周期で瞬時圧力を計測する供給圧力計測手段を含み、
前記計測データ記録手段は、前記ガス流量計測手段により計測されたガス流量の計測値をその計測時刻とともにガス流量計測データとして記録するガス流量記録手段と、前記供給圧力計測手段により計測された供給圧力の計測値をその計測時刻とともに供給圧力計測データとして記録する供給圧力記録手段を含み、
前記特徴抽出手段は、前記計測データ記録手段に記録されたガス流量計測データおよび供給圧力計測データの特徴を抽出すると共に、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を抽出するように構成され、
前記器具判別手段は、前記特徴抽出手段によって抽出されたガス流量計測データおよび供給圧力計測データの特徴と、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を用いて前記ガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のガス器具判別装置。 - 前記計測手段は、前記ガス流路に設けられて予め設定されたガス流量計測周期でガス流量の瞬時流量を計測するガス流量計測手段、前記ガス流路に設けられて予め設定された供給圧力計測周期で瞬時圧力を計測する供給圧力計測手段、および前記ガス流路に設けられて予め設定されたガス温度計測周期で瞬時温度を計測するガス温度計測手段を含み、
前記計測データ記録手段は、前記ガス流量計測手段により計測されたガス流量の計測値をその計測時刻とともにガス流量計測データとして記録するガス流量記録手段、前記供給圧力計測手段により計測された供給圧力の計測値をその計測時刻とともに供給圧力計測データとして記録する供給圧力記録手段、および前記ガス温度計測手段により計測されたガス温度の計測値をその計測時刻と共にガス温度計測データとして記録するガス温度記録手段を含み、
前記特徴抽出手段は、前記計測データ記録手段に記録されたガス流量計測データ、供給圧力計測データ、およびガス温度計測データの特徴を抽出すると共に、ガス流量、供給圧力、ガス温度の間の相関関係の特徴を抽出するように構成され、
前記器具判別手段は、前記特徴抽出手段によって抽出されたガス流量計測データ、供給圧力計測データ、およびガス温度計測データの特徴と、ガス流量、供給圧力、ガス温度の間の相関関係の特徴を用いて前記ガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のガス器具判別装置。 - ガス流路を流れるガス流量の瞬時流量を予め設定された計測周期で計測する計測ステップと、
この計測ステップにより計測されたガス流量の計測値をその計測時刻とともに計測データとして計測データ記録手段に記録する計測データ記録ステップと、
前記計測データ記録手段に記録された計測データの特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
予め設定された特徴抽出のタイミングであると判定した場合に、前記特徴抽出ステップを行わせる抽出タイミング判定ステップと、
前記特徴抽出ステップによって抽出された計測データの特徴を用いて、前記ガス流路に接続された供給先のガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力する器具判別ステップを有し、
前記特徴抽出のタイミングおよび前記計測周期は、前記ガス器具の使用段階に応じてそれぞれ設定されており、
前記特徴抽出のタイミングは、所定の時間間隔で周期的に決定される周期的タイミング、または、前記計測手段で計測された計測値の変化を検出した時点で決定される変化検出タイミングのいずれかである
ことを特徴とするガス器具判別方法。 - 前記計測データ記録手段に記録された計測データを読み出し、時間軸に沿った変化を示す計測データを、予め設定された範囲内の変化を除去して一定の値に置き換えることでその範囲を超える変化のみを示すデータにパターン化して計測データパターンを抽出するパターン化ステップと、
このパターン化ステップにより抽出された計測データパターンを計測データパターン記録手段に記録する計測データパターン記録ステップを有し、
前記特徴抽出ステップは、前記計測データパターン記録手段に記録された計測データパターンを読み出してその特徴を抽出するステップを含み、
前記抽出タイミング判定ステップは、予め設定された特徴抽出のタイミングであると判定した場合に、前記パターン化ステップおよび前記特徴抽出ステップを行わせるステップを含み、
前記器具判別ステップは、前記特徴抽出ステップによって抽出された計測データパターンの特徴を用いて、前記ガス流路に接続された供給先のガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力するステップを含む
ことを特徴とする請求項30に記載のガス器具判別方法。 - ガス流路に設けられて予め設定されたガス流量計測周期でガス流量の瞬時流量を計測するガス流量計測手段と、
前記ガス流路に設けられて予め設定された供給圧力計測周期で瞬時圧力を計測する供給圧力計測手段と、
前記ガス流量計測手段により計測されたガス流量の計測値をその計測時刻とともにガス流量計測データとして記録するガス流量記録手段と、
前記供給圧力計測手段により計測された供給圧力の計測値をその計測時刻とともに供給圧力計測データとして記録する供給圧力記録手段と、
前記ガス流量記録手段および前記供給圧力記録手段に記録されたガス流量および供給圧力の各計測データの特徴を抽出すると共に、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
前記ガス流路の供給先となる複数種別のガス器具について、ガス器具ごとの特徴に関する特徴データおよびガス漏れの特徴に関する特徴データとして、ガス流量および供給圧力の各計測データの特徴とガス流量と供給圧力の相関関係の特徴に関する特徴データを記憶した特徴データ記憶手段と、
前記特徴抽出手段によって抽出された各計測データの特徴および相関関係の特徴と、前記特徴データ記憶手段に記憶されている各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力する器具判別手段を備え、
前記ガス流量が立上り後に一定値または連続的変化を示す区間を安定区間と称した場合に、前記特徴データ記憶手段に記憶されているガス器具の特徴データは、立上り時における最大流量値に関する特徴、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値に関する特徴、および、安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係に関する特徴を含む
ことを特徴とするガス器具判別装置。 - 前記ガス流量記録手段および前記供給圧力記録手段に記録された計測データを読み出し、時間軸に沿った変化を示す計測データを、予め設定された範囲内の変化を除去して一定の値に置き換えることでその範囲を超える変化のみを示すデータにパターン化してガス流量計測データパターンおよび供給圧力計測データパターンをそれぞれ抽出するパターン化手段と、
このパターン化手段により抽出されたガス流量計測データパターンを記録するガス流量パターン記録手段と、
前記パターン化手段により抽出された供給圧力計測データパターンを記録する供給圧力パターン記録手段を備え、
前記特徴抽出手段は、前記ガス流量パターン記録手段および前記供給圧力パターン記録手段に記録されたガス流量計測データパターンおよび供給圧力計測データパターンをそれぞれ読み出して、これらのパターンの特徴を抽出すると共に、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を抽出するように構成され、
前記特徴データ記憶手段は、前記ガス流路の供給先となる複数種別のガス器具について、ガス器具ごとの特徴に関する特徴データおよびガス漏れの特徴に関する特徴データとして、ガス流量および供給圧力のパターンと相関関係の特徴に関する特徴データを記憶するように構成され、
前記器具判別手段は、前記特徴抽出手段によって抽出された各パターンの特徴および相関関係の特徴と、前記特徴データ記憶手段に記憶されている各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力するように構成されている
ことを特徴とする請求項32に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴データ記憶手段に記憶されているガス器具の特徴データは、給湯器の特徴データを含み、
この給湯器の特徴データは、立上り時における最大流量値に関する特徴、立上り時の流量と立上り後の最初の安定区間との間に存在する流量値のアンダーシュートに関する特徴、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値に関する特徴、立上り後の最初の安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係に関する特徴、立上り後に最初の安定区間が開始するまでの時間に関する特徴、ガス器具の消火時における直前の流量値とそれ以降の立上り後の最初の安定区間の流量値との一致に関する特徴を含む
ことを特徴とする請求項32に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴データ記憶手段に記憶されているガス器具の特徴データは、FF暖房機の特徴データを含み、
このFF暖房機の特徴データは、立上り時における最大流量値に関する特徴、立上り後の最初の安定区間の流量値と第3の安定区間の流量値との一致に関する特徴、ガス器具の消火時における直前の流量値とそれ以降の立上り後の消火時における直前の流量値との一致に関する特徴、立上り後の最初の安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係に関する特徴、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値に関する特徴を含む
ことを特徴とする請求項32に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴データ記憶手段に記憶されているガス器具の特徴データは、ストーブの特徴データを含み、
このストーブの特徴データは、立上り時における最大流量値に関する特徴、立上り後の最初の安定区間の流量値に対する第2の安定区間の流量値の半減に関する特徴、立上り後の最初の安定区間の流量値と立上り時における最大流量値との差分値およびこの最大流量値の継続時間に関する特徴、立上り後の最初の安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係に関する特徴、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値に関する特徴を含む
ことを特徴とする請求項32に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴データ記憶手段に記憶されているガス器具の特徴データは、コンロの特徴データを含み、
このコンロの特徴データは、立上り時における最大流量値に関する特徴、安定区間の流量値とその次の安定区間の流量値との差分値に関する特徴、立上り後の最初の安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係に関する特徴、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値に関する特徴、安定区間の終了時点とその次の安定区間の開始時点との時間差に関する特徴、安定区間とその次の安定区間について流量値および圧力値の差分値をそれぞれ求めた場合における流量差と圧力差の相関関係に関する特徴を含む
ことを特徴とする請求項32に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴データ記憶手段に記憶されているガス器具の特徴データは、ファンヒータの特徴データを含み、
このファンヒータの特徴データは、立上り時における最大流量値に関する特徴、立上り後の最初の安定区間の直前までの流量値の傾きまたは段階的な変化に関する特徴、安定区間の終了時点とその次の安定区間の開始時点との時間差に関する特徴、安定区間の流量値とその次の安定区間の流量値との差分値に関する特徴、立上り後の最初の安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係に関する特徴、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値に関する特徴を含む
ことを特徴とする請求項32に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴データ記憶手段に記憶されているガス器具の特徴データは、床暖房設備の特徴データを含み、
この床暖房設備の特徴データは、立上り時における最大流量値に関する特徴、安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係に関する床暖房設備およびガス漏れの特徴、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値に関する特徴、ガス器具の消火時における直前の流量値とそれ以降の立上り後の最初の安定区間の流量値との一致に関する特徴を含む
ことを特徴とする請求項32に記載のガス器具判別装置。 - ガス流路を流れるガス流量の瞬時流量を予め設定されたガス流量計測周期で計測するガス流量計測ステップと、
前記ガス流路を流れるガスの供給圧力の瞬時圧力を予め設定された供給圧力計測周期で計測する供給圧力計測ステップと、
前記ガス流量計測ステップにより計測されたガス流量の計測値をその計測時刻とともにガス流量計測データとしてガス流量記録手段に記録するガス流量記録ステップと、
前記供給圧力計測ステップにより計測された供給圧力の計測値をその計測時刻とともに供給圧力計測データとして供給圧力記録手段に記録する供給圧力記録ステップと、
前記ガス流量記録手段および前記供給圧力記録手段に記録されたガス流量および供給圧力の各計測データの特徴を抽出すると共に、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
前記ガス流路の供給先となる複数種別のガス器具について、ガス器具ごとの特徴に関する特徴データおよびガス漏れの特徴に関する特徴データとして、ガス流量および供給圧力の各計測データの特徴とガス流量と供給圧力の相関関係の特徴に関する特徴データを記憶した特徴データ記憶手段を用いて、前記特徴抽出手段によって抽出された各計測データの特徴および相関関係の特徴と、前記特徴データ記憶手段に記憶されている各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力する器具判別ステップを有し、
前記ガス流量が立上り後に一定値または連続的変化を示す区間を安定区間と称した場合に、前記特徴データ記憶手段に記憶されているガス器具の特徴データは、立上り時における最大流量値に関する特徴、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値に関する特徴、および、安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係に関する特徴を含む
ことを特徴とするガス器具判別方法。 - 前記ガス流量記録手段および前記供給圧力記録手段に記録された計測データを読み出し、時間軸に沿った変化を示す計測データを、予め設定された範囲内の変化を除去して一定の値に置き換えることでその範囲を超える変化のみを示すデータにパターン化してガス流量計測データパターンおよび供給圧力計測データパターンをそれぞれ抽出するパターン化ステップと、
このパターン化ステップにより抽出されたガス流量計測データパターンをガス流量パターン記録手段に記録するガス流量パターン記録ステップと、
前記パターン化ステップにより抽出された供給圧力計測データパターンを供給圧力パターン記録手段に記録する供給圧力パターン記録ステップを有し、
前記特徴抽出ステップは、前記ガス流量パターン記録手段および前記供給圧力パターン記録手段に記録されたガス流量計測データパターンおよび供給圧力計測データパターンをそれぞれ読み出して、これらのパターンの特徴を抽出すると共に、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を抽出するステップを含み、
前記特徴データ記憶手段には、前記ガス流路の供給先となる複数種別のガス器具について、ガス器具ごとの特徴に関する特徴データおよびガス漏れの特徴に関する特徴データとして、ガス流量および供給圧力のパターンと相関関係の特徴に関する特徴データが記憶され、
前記器具判別ステップは、前記特徴抽出ステップによって抽出された各パターンの特徴および相関関係の特徴と、前記特徴データ記憶手段に記憶されている各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力するステップを含む
ことを特徴とする請求項40に記載のガス器具判別方法。 - ガス流路に設けられて予め設定されたガス流量計測周期でガス流量の瞬時流量を計測するガス流量計測手段と、
前記ガス流路に設けられて予め設定された供給圧力計測周期で瞬時圧力を計測する供給圧力計測手段と、
前記ガス流量計測手段により計測されたガス流量の計測値をその計測時刻とともにガス流量計測データとして記録するガス流量記録手段と、
前記供給圧力計測手段により計測された供給圧力の計測値をその計測時刻とともに供給圧力計測データとして記録する供給圧力記録手段と、
前記ガス流量記録手段および前記供給圧力記録手段に記録されたガス流量および供給圧力の各計測データの特徴を抽出すると共に、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
前記ガス流路の供給先となる複数種別のガス器具について、ガス器具ごとの特徴に関する特徴データおよびガス漏れの特徴に関する特徴データとして、ガス流量および供給圧力の各計測データの特徴とガス流量と供給圧力の相関関係の特徴に関する特徴データを記憶した特徴データ記憶手段と、
前記特徴抽出手段によって抽出された各計測データの特徴および相関関係の特徴と、前記特徴データ記憶手段に記憶されている各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力する器具判別手段を備え、
前記特徴抽出手段は、ガス流量計測データおよび供給圧力計測データの特徴、および、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を、所定の判定方法で抽出するように構成され、
前記ガス流量が立上り後に一定値または連続的変化を示す区間を安定区間と称した場合に、前記特徴抽出手段による前記所定の判定方法は、立上り時における最大流量値を抽出し、その値を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法、および、安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とするガス器具判別装置。 - 前記ガス流量記録手段および前記供給圧力記録手段に記録された計測データを読み出し、時間軸に沿った変化を示す計測データを、予め設定された範囲内の変化を除去して一定の値に置き換えることでその範囲を超える変化のみを示すデータにパターン化してガス流量計測データパターンおよび供給圧力計測データパターンをそれぞれ抽出するパターン化手段と、
このパターン化手段により抽出されたガス流量計測データパターンを記録するガス流量パターン記録手段と、
前記パターン化手段により抽出された供給圧力計測データパターンを記録する供給圧力パターン記録手段を備え、
前記特徴抽出手段は、前記ガス流量パターン記録手段および前記供給圧力パターン記録手段に記録されたガス流量計測データパターンおよび供給圧力計測データパターンをそれぞれ読み出して、これらのパターンの特徴を抽出すると共に、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を抽出するように構成され、
前記特徴データ記憶手段は、前記ガス流路の供給先となる複数種別のガス器具について、ガス器具ごとの特徴に関する特徴データおよびガス漏れの特徴に関する特徴データとして、ガス流量および供給圧力のパターンと相関関係の特徴に関する特徴データを記憶するように構成され、
前記器具判別手段は、前記特徴抽出手段によって抽出された各パターンの特徴および相関関係の特徴と、前記特徴データ記憶手段に記憶されている各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力するように構成されている
ことを特徴とする請求項42に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴抽出手段による前記所定の判定方法は、立上り後の最初の安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴抽出手段による前記所定の判定方法は、立上り時の流量と立上り後の最初の安定区間との間に存在する流量値のアンダーシュートを器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法、立上り後に最初の安定区間が開始するまでの時間を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法、および、ガス器具の消火時における直前の流量値とそれ以降の立上り後の最初の安定区間の流量値との一致を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴抽出手段による前記所定の判定方法は、立上り後の最初の安定区間の流量値と第3の安定区間の流量値との一致を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法、および、ガス器具の消火時における直前の流量値とそれ以降の立上り後の消火時における直前の流量値との一致を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴抽出手段による前記所定の判定方法は、立上り後の最初の安定区間の流量値に対する第2の安定区間の流量値の半減を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法、および、立上り後の最初の安定区間の流量値と立上り時における最大流量値との差分値およびこの最大流量値の継続時間を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴抽出手段による前記所定の判定方法は、安定区間の流量値とその次の安定区間の流量値との差分値を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法、安定区間の終了時点とその次の安定区間の開始時点との時間差を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴抽出手段による前記所定の判定方法は、安定区間とその次の安定区間について流量値および圧力値の差分値をそれぞれ求めた場合における流量差と圧力差の相関関係を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴抽出手段による前記所定の判定方法は、立上り後の最初の安定区間の直前までの流量値の傾きまたは段階的な変化を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のガス器具判別装置。 - 前記特徴抽出手段による前記所定の判定方法は、
安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係を器具の特徴としてガス器具およびガス漏れの判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のガス器具判別装置。 - ガス流路を流れるガス流量の瞬時流量を予め設定されたガス流量計測周期で計測するガス流量計測ステップと、
前記ガス流路を流れるガスの供給圧力の瞬時圧力を予め設定された供給圧力計測周期で計測する供給圧力計測ステップと、
前記ガス流量計測ステップにより計測されたガス流量の計測値をその計測時刻とともにガス流量計測データとしてガス流量記録手段に記録するガス流量記録ステップと、
前記供給圧力計測ステップにより計測された供給圧力の計測値をその計測時刻とともに供給圧力計測データとして供給圧力記録手段に記録する供給圧力記録ステップと、
前記ガス流量記録手段および前記供給圧力記録手段に記録されたガス流量および供給圧力の各計測データの特徴を抽出すると共に、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
前記ガス流路の供給先となる複数種別のガス器具について、ガス器具ごとの特徴に関する特徴データおよびガス漏れの特徴に関する特徴データとして、ガス流量および供給圧力の各計測データの特徴とガス流量と供給圧力の相関関係の特徴に関する特徴データを記憶した特徴データ記憶手段を用いて、前記特徴抽出手段によって抽出された各計測データの特徴および相関関係の特徴と、前記特徴データ記憶手段に記憶されている各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力する器具判別ステップを有し、
前記特徴抽出ステップは、ガス流量計測データおよび供給圧力計測データの特徴、および、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を、所定の判定方法で抽出するステップを含み、
前記ガス流量が立上り後に一定値または連続的変化を示す区間を安定区間と称した場合に、前記特徴抽出ステップによる前記所定の判定方法は、立上り時における最大流量値を抽出し、その値を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法、立上り前の圧力値と立上り後の最初の安定区間の圧力値との差分値を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法、および、安定区間における流量値の傾きと圧力値の傾きとの相関関係を器具の特徴としてガス器具の判別を行う判定方法を含む
ことを特徴とするガス器具判別方法。 - 前記ガス流量記録手段および前記供給圧力記録手段に記録された計測データを読み出し、時間軸に沿った変化を示す計測データを、予め設定された範囲内の変化を除去して一定の値に置き換えることでその範囲を超える変化のみを示すデータにパターン化してガス流量計測データパターンおよび供給圧力計測データパターンをそれぞれ抽出するパターン化ステップと、
このパターン化ステップにより抽出されたガス流量計測データパターンをガス流量パターン記録手段に記録するガス流量パターン記録ステップと、
前記パターン化ステップにより抽出された供給圧力計測データパターンを供給圧力パターン記録手段に記録する供給圧力パターン記録ステップを有し、
前記特徴抽出ステップは、前記ガス流量パターン記録手段および前記供給圧力パターン記録手段に記録されたガス流量計測データパターンおよび供給圧力計測データパターンをそれぞれ読み出して、これらのパターンの特徴を抽出すると共に、ガス流量と供給圧力の間の相関関係の特徴を抽出するステップを含み、
前記特徴データ記憶手段には、前記ガス流路の供給先となる複数種別のガス器具について、ガス器具ごとの特徴に関する特徴データおよびガス漏れの特徴に関する特徴データとして、ガス流量および供給圧力のパターンと相関関係の特徴に関する特徴データが記憶され、
前記器具判別ステップは、前記特徴抽出ステップによって抽出された各パターンの特徴および相関関係の特徴と、前記特徴データ記憶手段に記憶されている各ガス器具の特徴データまたはガス漏れの特徴データとを比較して、使用されているガス器具の種別およびガス漏れの有無を判別し、判別結果を出力するステップを含む
ことを特徴とする請求項52に記載のガス器具判別方法。
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