JP2008101837A - 冷凍サイクル装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用いた冷凍サイクル装置において、レシーバやアキュームレータ等を備えずに高圧側圧力の過度な上昇を抑制し、信頼性を損なうことなく機器の小型化と高効率化を達成する。
【解決手段】高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構11、放熱器12、減圧手段、蒸発器15を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、前記減圧手段を動力回収を行う膨張機23で構成するもので、冷媒量調節手段を備えていなくても、膨張機23により蒸発器15入口の冷媒の密度を増大させることで、高圧側圧力を低減できるため、高圧側圧力の過度な上昇を抑制し、信頼性を損なうことなく機器の小型化と高効率化を両立できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒として高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置およびその制御方法に関する。
従来、冷凍サイクル装置内に封入される冷媒としては、フッ素原子を含有する炭化水素類(フロン類)が用いられてきた。しかし、フロン類はオゾン層を破壊する性質を有していたり、大気中での寿命が長いために温室効果が大きいので地球温暖化に影響を与えたりと、必ずしも満足な冷媒とはいえない。そこでフロン類の代わりに、オゾン破壊係数がゼロでありかつ地球温暖化係数もフロン類に比べれば格段に小さい、二酸化炭素やエタンなどを冷媒として用いる冷凍サイクル装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
二酸化炭素やエタンなどの冷媒は、臨界温度が低く、従来の冷凍サイクル装置の高圧側(圧縮機出口〜放熱器〜膨張弁入口)では凝縮が生じず、臨界圧力以上で運転される超臨界サイクルとなる。このため、高圧側の圧力は、高圧側の冷媒の温度とは無関係に任意に調整でき、通常は冷凍サイクル装置の効率が最良となる圧力に調整される。
高圧側圧力を調整するには、高圧側における冷媒の質量、すなわち、高圧側の冷媒ホールド量を変化させることにより達成できる。特許文献1には、高圧側圧力を調整する方法として、膨張弁開度の調整により緩衝用冷媒レシーバの液体残量を変更し、高圧側の冷媒ホールド量を変化させる方法、すなわち、レシーバに貯蔵した液冷媒を、高圧側に付加または除去する方法が提案されている。
特公平7−18602号公報
ところが、上記特許文献1に示された従来技術の場合、液冷媒を貯蔵するためには容積の大きなレシーバやアキュームレータが必要であり、機器が大型化するといった課題が生じていた。
このため、レシーバやアキュームレータといった冷媒量調整手段を備えず、圧縮機構、放熱器、膨張弁、蒸発器から構成された冷凍サイクル装置を用い、様々な検討を行った結果、以下の課題が明らかになった。すなわち、通常の運転状態では、膨張弁の減圧量を調整することにより低圧側のホールド量と高圧側のホールド量の割合を変化させることで、高圧側の圧力をある程度調整できるが、放熱器で放熱する流体(例えば、空調機の場合では室内空気や外気、給湯器の場合では水など)の温度が高い場合に、高圧側圧力が過度に上昇してしまい、冷凍サイクル装置の信頼性が低下するといった課題である。
したがって本発明は、上記課題を解決するため、レシーバやアキュームレータといった冷媒量調節手段を用いず、別の手段を用いて過度な高圧上昇に対処して信頼性の課題を克服し、機器の小型化と高効率化を達成する冷凍サイクル装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷凍サイクル装置は、高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、減圧手段、蒸発器を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、減圧手段が動力回収を行う膨張機で
あるものである。これによると、高圧側圧力が過度に上昇する恐れがある場合に、膨張機の回収動力が増加するために、蒸発器冷媒ホールド量が極端に減少することがなくなり、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。これにより、信頼性を損なうことなく機器の小型化と高効率化が達成できる。
また、本発明の冷凍サイクル装置の制御方法は、高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、動力回収を行う膨張機、蒸発器を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、高圧側圧力が予め設定した設定圧力より上昇した場合に、蒸発器の送風手段である送風ファンの回転数を低下させることで、送風能力を低下させるものである。これによると、高圧側圧力が過度に上昇する恐れがある場合に、送風ファンの回転数を低下させることで、膨張機の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量が増加するので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。
また、本発明の冷凍サイクル装置の制御方法は、高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、動力回収を行う膨張機、蒸発器を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、圧縮機構の出口側に設けた温度検出手段の検出値と膨張機の回転数とから、高圧側圧力が予め設定した設定圧力近傍まで上昇したと判定し、蒸発器の送風手段である送風ファンの回転数を低下させることで、送風能力を低下させるものである。これによると、高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したことを判定するための圧力センサーなどの圧力検知装置を備える必要がなくなる。さらに、高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したと判定された場合には、送風ファンの回転数を低下させることで、膨張機の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量が増加するので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。
また、本発明の冷凍サイクル装置の制御方法は、高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、動力回収を行う膨張機、蒸発器、膨張機をバイパスするバイパス回路、バイパス回路を流れる流量を調節するバイパス弁を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、圧縮機構の出口側に設けた温度検出手段の検出値と膨張機の回転数とバイパス弁の開度とから、高圧側圧力が予め設定した設定圧力近傍まで上昇したと判定し、蒸発器の送風手段である送風ファンの回転数を低下させることで、送風能力を低下させるものである。これによると、高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したことを判定するための圧力センサーなどの圧力検知装置を備える必要がなくなる。さらに、高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したと判定された場合には、送風ファンの回転数を低下させることで、膨張機の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量が増加するので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。
本発明の冷凍サイクル装置およびその制御方法は、レシーバやアキュームレータといった冷媒量調節手段を備えていなくても、膨張機により蒸発器入口の冷媒の密度を増大させることで、高圧側圧力を低減できるため、高圧側圧力の過度な上昇を抑制し、信頼性を損なうことなく機器の小型化と高効率化を両立できる。
第1の発明は、高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、減圧手段、蒸発器を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、減圧手段を動力回収を行う膨張機で構成することにより、高圧側圧力が過度に上昇する恐れがある場合に、膨張機の回収動力が増加するために、蒸発器冷媒ホールド量が極端に減少することがなくなり、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。このため、信頼性を損なうことなく機器の小型化と高効率化が達成できる。
第2の発明は、第1の発明における冷凍サイクル装置において、減圧手段を、第1の軸により連結された第1電動機と第1膨張機構とが、減圧手段の入口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒で満たされた第1密閉容器内に収納された膨張機で構成することにより、冷媒ホールド量の変化を小さく出来るために、高圧側圧力の過度な上昇を抑制することができる。
第3の発明は、第1の発明における冷凍サイクル装置において、減圧手段を、第2の軸により連結された圧縮機構と第2電動機と第2膨張機構とが、圧縮機構の出口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒で満たされた第2密閉容器内に収納された膨張機で構成することにより、冷媒ホールド量の変化を小さく出来るために、高圧側圧力の過度な上昇を抑制することができる。
第4の発明は、高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、動力回収を行う膨張機、蒸発器を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇した場合に、蒸発器の送風ファンの回転数を低下させることにより、膨張機の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量が増加するので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。
第5の発明は、高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、動力回収を行う膨張機、蒸発器を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、圧縮機構の出口側に設けた温度検出手段の検出値と膨張機の回転数から高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したことを判定した場合に、蒸発器の送風ファンの回転数を低下させることにより、膨張機の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量が増加するので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。
第6の発明は、高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、動力回収を行う膨張機、蒸発器、膨張機をバイパスするバイパス回路、バイパス回路を流れる流量を調節するバイパス弁を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、圧縮機構の出口側に設けた温度検出手段の検出値と膨張機の回転数とバイパス弁の開度から高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したことを判定した場合に、蒸発器の送風ファンの回転数を低下させることにより、膨張機の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量が増加するので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す構成図である。
第1の実施の形態の冷凍サイクル装置は、圧縮機構11、放熱器としての給湯用熱交換器12の冷媒流路12a、内部熱交換器13の高圧側冷媒流路13a、膨張機23の第1膨張機構14、蒸発器15、内部熱交換器13の低圧側冷媒流路13bなどを順に配管接続して構成した冷媒回路Aと、放熱器側流体搬送手段としての給水ポンプ17、給湯用熱交換器12の流体流路12b、貯湯タンク18などからなる流体回路Bとから構成されている。また、蒸発器15には熱交換を行う流体を搬送する蒸発器側流体搬送手段として送風ファン16が備えられている。
冷媒回路Aには冷媒として、二酸化炭素が封入されている。膨張機23は、第1膨張機構14と第1電動機20とが第1の軸21により連結され、第1密閉容器22内に収納されている。第1密閉容器22内は、第1膨張機構14入口の冷媒と略同等の温度と圧力の
冷媒によって満たされている。つまり、膨張機23は高圧シェル式電動膨張機である。圧縮機27は、圧縮機構11と第2電動機24とが駆動軸25により連結され、圧縮機密閉容器26内に収納されている。第2密閉容器22内は、圧縮機構11出口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒によって満たされている。つまり、圧縮機27は高圧シェル式電動圧縮機である。
また、内部熱交換器13は、高圧側冷媒流路13aが給湯用熱交換器12(冷媒流路12a)出口と第1膨張機構14入口の間に設置され、低圧側冷媒流路13bが蒸発器15出口と圧縮機構11入口の間に設置されており、給湯用熱交換器12(冷媒流路12a)出口と第1膨張機構14入口の間の高圧側冷媒流路13aを流れる高圧側冷媒を、蒸発器15出口と圧縮機構11入口の間の低圧側冷媒流路13bを流れる低圧側冷媒により冷却するように構成されている。また、高圧側(圧縮機構11出口から第1膨張機構14入口まで)の圧力を検出する圧力検知装置30と、圧力検知装置30の検出した圧力に基づいて、送風ファン16の回転数などを演算する電子制御装置31、および、送風ファン16の回転数を変更するファン回転数制御装置32とを備えている。
次に、上述のように構成された冷凍サイクル装置の動作について説明する。流体回路Bでは、貯湯タンク18の底部から給水ポンプ17により給湯用熱交換器12の流体流路12bへ送り込まれた流体(例えば、水)は、冷媒流路12aを流れる冷媒により加熱されて高温の流体(例えば、湯)となり、その高温流体は、貯湯タンク18の頂部から導入されて貯留される。
一方、冷媒回路Aでは、冷媒である二酸化炭素を、圧縮機構11で臨界圧力を越える圧力まで圧縮する。その圧縮された冷媒は、高温高圧状態となり、給湯用熱交換器12の冷媒流路12aを流れる際に、流体流路12bを流れる水に放熱して冷却される。さらに、冷媒は内部熱交換器13の高圧側冷媒流路13aに供給される。その後、冷媒は第1膨張機構14で減圧され低温低圧の気液二相状態となる。この際、第1膨張機構14では冷媒の圧力エネルギーを動力に変換し、その動力は第1電動機20にて電力に変換される。このように、膨張時の圧力エネルギーを電力として回収しCOPを向上させることができる。第1膨張機構14で減圧された冷媒は蒸発器15に供給される。蒸発器15では、冷媒は送風ファン16によって送り込まれた外気によって加熱され、気液二相またはガス状態となる。
次に、上述のように構成された冷凍サイクルの動作について、図2および図3の圧力・エンタルピ線図を用いて説明する。なお、図2、図3中の破線は等エントロピ線である。まず、貯湯タンク18の底部の低温の水が給湯用熱交換器12の流体流路12bに流入する通常の運転状態について説明する。この場合には、サイクルの状態変化は、図2のA→B→C→E→Aで示される変化となる。すなわち、A点で示される冷媒が圧縮機構11で圧縮され、B点で示される超臨界状態の高温高圧状態となり、給湯用熱交換器12および内部熱交換器13でC点まで冷却される。
そして、第1膨張機構14によって減圧されE点で示される低圧の気液二相状態となる。その後、蒸発器15および内部熱交換器13で加熱され、再び、A点に至る。第1膨張機構14を用いていない従来の膨張弁を用いたサイクルの状態変化は、A→B→C→D→Aで示されるような変化となる。つまり、膨張弁での等エンタルピ変化(C→D)は、第1膨張機構14での略等エントロピ変化(C→E)となる。すなわち、E点とD点の間のエンタルピ差分だけ第1膨張機構14でエネルギを回収できる。
また、D点からE点に変化する分だけ、蒸発器15の入口の冷媒密度が大きくなる。しかし、通常の運転状態においては、D点とE点のエンタルピ差はあまり大きくない。この
ような場合の高圧側圧力は、第1膨張機構14の回転数を調整することにより、蒸発器15内の冷媒量(蒸発器冷媒ホールド量)と給湯用熱交換器12内の冷媒量(放熱器冷媒ホールド量)の割合を変化させることで調整される。
一方、貯湯タンク18の底部まで、高温の湯が貯湯されると、給湯用熱交換器12の流体流路12bに流入する水の温度が高くなるために、高圧側圧力が過度に上昇してしまう場合がある。このような場合のサイクルの状態変化は、図3のA’→B’→C’→E’→A’で示される変化となる。第1膨張機構14を用いていない従来の膨張弁を用いたサイクルの状態変化は、A’→B’→C’→D’→A’で示されるような変化となる。すなわち、給湯用熱交換器12の流体流路12bに流入する水の温度が高くなるので、冷媒流路12a出口の冷媒の温度も上昇し、これにより、点C’のエンタルピは、図2のC点に比べて大きくなる。
さらに、D’点のエンタルピもD点に比べて大きくなる。図3のD’点の冷媒密度は、図2のD点の冷媒密度より小さいために、蒸発器15の入口の冷媒密度が小さくなり、蒸発器冷媒ホールド量が減少する。レシーバやアキュームレータといった冷媒量調節手段がない冷凍サイクル装置では、蒸発器冷媒ホールド量の減少分を、冷媒量調整手段で吸収することができない。つまり、蒸発器冷媒ホールド量の減少分は、そのまま放熱器冷媒ホールド量の増加につながるために、放熱器(給湯用熱交換器)12の圧力、すなわち、高圧側圧力が過度に上昇してしまうものである。
しかし、本実施の形態の冷凍サイクル装置では、従来の膨張弁のかわりに動力回収を行う第1膨張機構14が備えられているために、D’点はE’点となる。つまり、E’点とD’点の間のエンタルピ差分だけ第1膨張機構14でエネルギを回収できる。また、D’点からE’点に変化する分だけ、蒸発器15の入口の冷媒密度が大きくなる。しかも、給湯用熱交換器12の流体流路12bに流入する水の温度が高くなる運転状態でのD’点とE’点のエンタルピの差は、流体流路12bに流入する水の温度が低い通常の運転状態でのD点とE点のエンタルピの差に比べて大きい。
これにより、本実施の形態では、流体流路12bに流入する水の温度が高くなる場合であっても、蒸発器冷媒ホールド量の減少が抑制される。したがって、放熱器冷媒ホールド量の増加も抑制され、高圧側圧力が過度に上昇することを抑制できる。なお、D’点とE’点のエンタルピの差が、D点とE点のエンタルピの差より、大きい理由は、図2および図3に示した等エントロピ線の傾きが、エンタルピが大きい状態ほど(図の右側に行くほど)、小さくなることと、図3の状態の方が、図2の状態に比べて差圧が大きいことによる。
すなわち、本実施の形態の冷凍サイクル装置においては、次のような効果が得られる。レシーバやアキュームレータといった冷媒量調節手段を備えなくても、放熱器12の流体流路12bに流入する流体の温度が高くなり、高圧側圧力が過度に上昇する場合には、第1膨張機構14の回収動力が増加するために、蒸発器15の入口の冷媒密度が上昇するので、蒸発器冷媒ホールド量の減少を抑制できる。このため、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。これにより、信頼性を損なうことなく機器の小型化が達成できる。また、第1膨張機構14が動力回収を行うことにより高効率化できるといった副次的メリットも有する。
また、本実施の形態の冷凍サイクル装置では、膨張機23は、第1密閉容器22内が第1膨張機構14入口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒によって満たされている高圧シェル式電動膨張機であるので、さらに、高圧側圧力の過度な上昇を抑制することができる。これについて、図4の圧力・エンタルピ線図を用いて説明する。なお、図4中の破線は等
密度線である。図4中のA点からE点は図2中のA点からE点と同じ点であり、図4中のA’点からE’点は図3中のA’点からE’点と同じ点を表している。
図4に示すように、E点やE’点近傍の二相域の等密度線の傾きと、C点やC’点近傍の超臨界領域の等密度線の傾きとは大きく異なっている。これにより、C’点の冷媒密度は、 C点の冷媒密度の約4/5であり、E’点の冷媒密度は、E点の冷媒密度の約1/3となっている。すなわち、第1膨張機構14の入口の冷媒密度の変化の方が、第1膨張機構14の出口の冷媒密度の変化より小さい。このため、第1密閉容器22内が第1膨張機構14出口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒によって満たされている低圧シェル式電動膨張機を用いるより、第1密閉容器22内が第1膨張機構14入口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒によって満たされている高圧シェル式電動膨張機が、第1密閉容器22内の冷媒ホールド量の変化を小さく出来るために、高圧側圧力の過度な上昇を抑制することができる。
すなわち、本実施の形態の冷凍サイクル装置においては、次のような効果が得られる。第1密閉容器22内が第1膨張機構14入口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒によって満たされている高圧シェル式電動膨張機を用いることで、膨張機23のシェル内の冷媒ホールド量の変化を小さく出来るために、高圧側圧力の過度な上昇を抑制し、信頼性を損なうことなく機器の小型化が達成できる。
次に、本実施の形態の冷凍サイクル装置の制御方法について、図5のフローチャートを用いて説明する。冷凍サイクル装置の運転時には、圧力検知装置30からの検出値(高圧側圧力Pd)(ステップ100)が取り込まれる。電子制御装置31では、予めROM等に記憶されている設定圧力(設定Pd)とステップ100で取り込んだ高圧側圧力とを比較する(ステップ110)。高圧側圧力が設定圧力より低い場合には、何の動作も追加せず、ステップ110に戻る。逆に、高圧側圧力が設定圧力より高い場合には、ファン回転数制御装置32により送風ファン16の回転数(Frpm)を低下させる(ステップ120)。以上のステップの後、ステップ100に戻り、以後ステップ100からステップ120まで繰り返す。
このような冷凍サイクル装置の制御方法では、冷凍サイクル装置の設計圧力などから予め設定した設定圧力より高圧側圧力が高くなった場合、には、送風ファン16の回転数を低下させることにより、第1膨張機構14の前後の圧力差を大きくする。これにより、第1膨張機構14の回収動力が増加するので、第1膨張機構14の出口、すなわち、蒸発器15の入口の冷媒密度が大きくなる。また、送風ファン16の回転数を低下させることで、蒸発器15の出口の冷媒密度も大きくなる。これらのことから、蒸発器冷媒ホールド量が増加するために、高圧側圧力の過度な上昇を抑制することができる。すなわち、本実施の形態の冷凍サイクル装置の制御方法においては、次のような効果が得られる。設定圧力より高圧側圧力が高くなった場合には、送風ファン16の回転数を低下させることで、第1膨張機構14の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量を増加させることができるので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制でき、信頼性を損なうことなく機器の小型化が達成できる。
なお、本実施の形態においては、圧力検知装置30で高圧側圧力を検出しているが、圧力検知装置30の代わりに吐出温度検知装置を設け、吐出温度検知装置が検出した圧縮機構11の吐出温度から高圧側圧力を予測するようにしてもよい。さらに、吐出温度検知装置が検出した温度と予め定めた設定吐出温度を比較することで、高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したことを判定するようにしてもよい。
また、本実施の形態において、内部熱交換器13は備えられていなくても、本発明の効果が損なわれるものではない。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す構成図である。
第2の実施の形態の冷凍サイクル装置は、圧縮機構11、放熱器としての給湯用熱交換器12の冷媒流路12a、第2膨張機構40、蒸発器15などを順に配管接続して構成した冷媒回路Aと、放熱器側流体搬送手段としての給水ポンプ17、給湯用熱交換器12の流体流路12b、貯湯タンク18などからなる流体回路Bとから構成されている。また、蒸発器15には熱交換を行う流体を搬送する蒸発器側流体搬送手段として送風ファン16が備えられている。
冷媒回路Aには冷媒として、二酸化炭素が封入されている。圧縮機一体膨張機41は、圧縮機構11と第2膨張機構40と第2電動機24とが第2の軸42により連結され、第2密閉容器43内に収納されている。第2密閉容器43内は、圧縮機構11出口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒によって満たされている。つまり、圧縮機一体膨張機41は高圧シェル式電動圧縮・膨張機である。
また、高圧側(圧縮機構11出口から第2膨張機構40入口まで)の圧力を検出する圧力検知装置30と、圧力検知装置30の検出した圧力に基づいて、送風ファン16の回転数などを演算する電子制御装置31、および、送風ファン16の回転数を変更するファン回転数制御装置32とを備える。
次に、上述のように構成された冷凍サイクル装置の動作について説明する。流体回路Bでは、貯湯タンク18の底部から給水ポンプ17により給湯用熱交換器12の流体流路12bへ送り込まれた流体(例えば、水)は、冷媒流路12aを流れる冷媒により加熱されて高温の流体(例えば、湯)となり、その高温流体は、貯湯タンク18の頂部から導入されて貯留される。
一方、冷媒回路Aでは、冷媒である二酸化炭素を、圧縮機構11で臨界圧力を越える圧力まで圧縮する。その圧縮された冷媒は、高温高圧状態となり、給湯用熱交換器12の冷媒流路12aを流れる際に、流体流路12bを流れる水に放熱して冷却される。その後、冷媒は第2膨張機構40で減圧され低温低圧の気液二相状態となる。この際、第2膨張機構40では冷媒の圧力エネルギーを動力に変換し、その動力は第2の軸42を介して、第2電動機24が圧縮機構11を駆動するのを補助する動力として用いられる。このように、膨張時の圧力エネルギーを動力として回収し、圧縮動力として利用することでCOPを向上させることができる。第2膨張機構40で減圧された冷媒は蒸発器15に供給される。蒸発器15では、冷媒は送風ファン16によって送り込まれた外気によって加熱され、気液二相またはガス状態となる。
本実施の形態の冷凍サイクル装置においては、実施の形態1において図2、図3を用いて説明したことと同様に、次のような効果が得られる。レシーバやアキュームレータといった冷媒量調節手段を備えなくても、放熱器12の流体流路12bに流入する流体の温度が高くなり、高圧側圧力が過度に上昇する場合には、第2膨張機構40の回収動力が増加するために、蒸発器15の入口の冷媒密度が上昇するので、蒸発器冷媒ホールド量の減少を抑制できる。このため、高圧側圧力の過度な上昇を抑制できる。これにより、信頼性を損なうことなく機器の小型化が達成できる。また、第2膨張機構40が動力回収を行うことにより高効率化できるといった副次的メリットも有する。
また、本実施の形態の冷凍サイクル装置においては、次のような効果が得られる。圧縮機一体膨張機41は、第2密閉容器43内が圧縮機構11出口の冷媒と略同等の温度と圧
力の冷媒によって満たされている高圧シェル式電動圧縮・膨張機であることで、放熱器冷媒ホールド量の増加を吸収し、低圧シェル式電動圧縮・膨張機を採用した場合より、放熱器冷媒ホールド量の変化を小さく出来るために、高圧側圧力の過度な上昇を抑制し、信頼性を損なうことなく機器の小型化が達成できる。
さらに、実施の形態1の図5で説明したものと同様な制御方法を行えば、次のような効果が得られる。設定圧力より高圧側圧力が高くなった場合には、送風ファン16の回転数を低下させることで、第2膨張機構40の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量を増加させることができるので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制でき、信頼性を損なうことなく機器の小型化が達成できる。
なお、本実施の形態においては、圧力検知装置30で高圧側圧力を検出しているが、圧力検知装置30の代わりに吐出温度検知装置を設け、吐出温度検知装置が検出した圧縮機構11の吐出温度から高圧側圧力を予測するようにしてもよい。さらに、吐出温度検知装置が検出した温度と予め定めた設定吐出温度を比較することで、高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したことを判定するようにしてもよい。
また、本実施の形態において、実施の形態1と同様に内部熱交換器13を備えていても、本発明の効果が損なわれるものではない。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す構成図である。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成要素は図1と同じ番号を付し、その説明を省略し、以下、本実施の形態の第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
第3の実施の形態の冷凍サイクル装置では、第1膨張機構14をバイパスするバイパス回路50と、バイパス回路50上に設けられた電動膨張弁あるいは電磁弁であるバイパス弁51とを備えている。また、圧縮機構11出口から給湯用熱交換器12入口の間の冷媒温度、または、配管温度を検出する吐出温度検知装置60、電子制御装置31の指示により膨張機23の回転数を変更する膨張機回転数制御装置61、同じく、電子制御装置31の指示によりバイパス弁51の開度を変更するバイパス弁開度制御装置62とを備えている。
次に、本実施の形態の冷凍サイクル装置の制御方法について、図8のフローチャートを用いて説明する。冷凍サイクル装置の運転時には、吐出温度検知装置60からの検出値(吐出温度Td)(ステップ200)が取り込まれる。電子制御装置31では、予めROM等に記憶されている設定吐出温度(設定Td)とステップ200で取り込んだ吐出温度とを比較する(ステップ210)。吐出温度(Td)が設定吐出温度(設定Td)より低い場合には、高圧側圧力が予め設定した設定高圧側圧力より低いと判断する。そこで、冷凍サイクル装置が効率よく運転できるような制御を行う。
すなわち、予め、ファン騒音、冷凍サイクル装置の効率などを考慮して設定し、ROM等に記憶されている送風ファン16の設定ファン回転数(設定Frpm)と、ファン回転数制御装置32が操作している送風ファン回転数(Frpm)とを比較する(ステップ220)。送風ファン回転数(Frpm)が設定送風ファン回転数(設定Frpm)より小さい場合には、ファン回転数制御装置32により送風ファン回転(Frpm)を増加させる(ステップ230)。一方、送風ファン回転数(Frpm)が設定送風ファン回転数(設定Frpm)と同じ場合には、膨張機回転数制御装置61により膨張機23の回転数(Hze)を低下させる(ステップ240)。これにより、圧縮機27の吐出温度(Td)
を予め設定した設定吐出温度に調整することができ、冷凍サイクル装置の効率よい運転が可能となる。
一方、ステップ210で、吐出温度(Td)が設定吐出温度(設定Td)より高い場合には、高圧側圧力が高いと判断し、高圧側圧力を低下させる制御を行う。すなわち、予め、膨張機構14の信頼性などを考慮して設定し、ROM等に記憶されている設定膨張機回転数(設定Hze)と、膨張機回転数制御装置61が操作している膨張機回転数(Hze)とを比較する(ステップ250)。膨張機回転数(Hze)が設定膨張機回転数(設定Hze)より低い場合には、膨張機構14の信頼性を低下させる恐れがないので、膨張機回転数制御装置61により膨張機23の回転数(Hze)を増加させ(ステップ260)、高圧側圧力を低下させる。
ステップ250で膨張機回転数(Hze)が設定膨張機回転数(設定Hze)より高い場合、すなわち、吐出温度(Td)が設定吐出温度(設定Td)より高く、かつ、膨張機回転数(Hze)が設定膨張機回転数(設定Hze)より高い場合には、高圧側圧力が冷凍サイクル装置の設計圧力などから予め設定した設定高圧側圧力近傍まで上昇していると判断する。そして、冷凍サイクル装置の信頼性の確保を優先し、高圧を低下させるために、ファン回転数制御装置32により送風ファン16の回転数(Frpm)を低下させる(ステップ270)。以上のステップの後、ステップ200に戻り、以後ステップ200からステップ270まで繰り返す。
このような冷凍サイクル装置の制御方法では、圧縮機27の吐出温度が予め定めた設定吐出温度より高く、かつ、膨張機23すなわち第1膨張機構14の回転数が予め定めた回転数より高い場合、すなわち、高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したと判定された場合には、送風ファン16の回転数を低下させることにより、第1膨張機構14の前後の圧力差を大きくする。これにより、第1膨張機構14の回収動力が増加するので、第1膨張機構14の出口、すなわち、蒸発器15の入口の冷媒密度が大きくなる。
また、送風ファン16の回転数を低下させることで、蒸発器15の出口の冷媒密度も大きくなる。これらのことから、蒸発器冷媒ホールド量が増加するために、高圧側圧力の過度な上昇を抑制することができる。すなわち、本実施の形態の冷凍サイクル装置の制御方法においては、次のような効果が得られる。圧縮機27の吐出温度が予め定めた設定吐出温度より高く、かつ、膨張機23すなわち第1膨張機構14の回転数が予め定めた回転数より高い場合に、高圧側圧力が過度に上昇したものと判定しているので、圧力センサーなどの圧力検知装置を備える必要がない。
さらに、高圧側圧力が過度に上昇したと判定された場合には、送風ファン16の回転数を低下させることで、第1膨張機構14の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量を増加させることができるので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制でき、信頼性を損なうことなく機器の小型化が達成できる。
なお、本実施の形態においては、吐出温度検知装置60で吐出温度を検出しているが、吐出温度検知装置60の代わりに圧縮機27の吸入過熱度を検知する圧縮機吸入過熱度検知装置、あるいは、蒸発器15の出口過熱度を検知する蒸発器出口過熱度を検知する蒸発器出口過熱度検知装置を設け、吐出温度の代わりに、これらのいずれかの値を用い、高圧側圧力が設定圧力より高いか低いかを判定するようにしてもよい。
また、本実施の形態において、内部熱交換器13は備えられていなくても、本発明の効果が損なわれるものではない。
(実施の形態4)
第4の実施の形態の冷凍サイクル装置を示す構成図は第3の実施の形態の構成図である図7と同様であるので、構成の説明を省略する。本実施の形態の冷凍サイクル装置の制御方法について、図9のフローチャートを用いて説明する。
冷凍サイクル装置の運転時には、吐出温度検知装置60からの検出値(吐出温度Td)(ステップ300)が取り込まれる。電子制御装置31では、予めROM等に記憶されている設定吐出温度(設定Td)とステップ300で取り込んだ吐出温度とを比較する(ステップ310)。吐出温度(Td)が設定吐出温度(設定Td)より低い場合には、高圧側圧力が予め設定した設定高圧側圧力より低いと判断する。
そこで、冷凍サイクル装置が効率よく運転できるような制御を行う。すなわち、予め、ファン騒音、冷凍サイクル装置の効率などを考慮して設定し、ROM等に記憶されている送風ファン16の設定ファン回転数(設定Frpm)と、ファン回転数制御装置32が操作している送風ファン回転数(Frpm)とを比較する(ステップ320)。送風ファン回転数(Frpm)が設定送風ファン回転数(設定Frpm)より小さい場合には、ファン回転数制御装置32により送風ファン回転(Frpm)を増加させる(ステップ330)。一方、送風ファン回転数(Frpm)が設定送風ファン回転数(設定Frpm)と同じ場合には、まず、バイパス弁51が全閉状態か否かを判定する(ステップ340)。
バイパス弁が全閉状態でない場合には、バイパス弁開度制御装置62によりバイパス弁を閉方向に操作する(ステップ350)。ステップ340でバイパス弁が全閉状態である場合には、膨張機回転数制御装置61により膨張機23の回転数(Hze)を低下させる(ステップ360)。これにより、圧縮機27の吐出温度(Td)を予め設定した設定吐出温度に調整することができ、冷凍サイクル装置の効率よい運転が可能となる。
一方、ステップ310で、吐出温度(Td)が設定吐出温度(設定Td)より高い場合には、高圧側圧力が高いと判断し、高圧側圧力を低下させる制御を行う。すなわち、予め、膨張機構14の信頼性などを考慮して設定し、ROM等に記憶されている設定膨張機回転数(設定Hze)と、膨張機回転数制御装置61が操作している膨張機回転数(Hze)とを比較する(ステップ370)。膨張機回転数(Hze)が設定膨張機回転数(設定Hze)より低い場合には、膨張機構14の信頼性を低下させる恐れがないので、膨張機回転数制御装置61により膨張機23の回転数(Hze)を増加させ(ステップ380)、高圧側圧力を低下させる。
ステップ370で膨張機回転数(Hze)が設定膨張機回転数(設定Hze)より高い場合には、まず、バイパス弁51が全開状態か否かを判定する(ステップ390)。バイパス弁が全開状態でない場合には、バイパス弁開度制御装置62によりバイパス弁51を開方向に操作する(ステップ400)。ステップ390でバイパス弁が全開状態である場合、すなわち、吐出温度(Td)が設定吐出温度(設定Td)より高く、かつ、膨張機回転数(Hze)が設定膨張機回転数(設定Hze)より高く、かつ、バイパス弁51が全開状態である場合には、高圧側圧力が冷凍サイクル装置の設計圧力などから予め設定した設定高圧側圧力近傍まで上昇していると判断する。そして、冷凍サイクル装置の信頼性の確保を優先し、高圧を低下させるために、ファン回転数制御装置32により送風ファン16の回転数(Frpm)を低下させる(ステップ410)。以上のステップの後、ステップ300に戻り、以後ステップ300からステップ410まで繰り返す。
このような冷凍サイクル装置の制御方法では、圧縮機27の吐出温度が予め定めた設定吐出温度より高く、かつ、膨張機23すなわち第1膨張機構14の回転数が予め定めた回転数より高く、かつ、バイパス弁51が全開状態である場合、すなわち、高圧側圧力が設定圧力近傍まで上昇したと判定された場合には、送風ファン16の回転数を低下させるこ
とにより、第1膨張機構14の前後の圧力差を大きくする。これにより、第1膨張機構14の回収動力が増加するので、第1膨張機構14の出口、すなわち、蒸発器15の入口の冷媒密度が大きくなる。また、送風ファン16の回転数を低下させることで、蒸発器15の出口の冷媒密度も大きくなる。これらのことから、蒸発器冷媒ホールド量が増加するために、高圧側圧力の過度な上昇を抑制することができる。
すなわち、本実施の形態の冷凍サイクル装置の制御方法においては、次のような効果が得られる。圧縮機27の吐出温度が予め定めた設定吐出温度より高く、かつ、膨張機23すなわち第1膨張機構14の回転数が予め定めた回転数より高く、かつ、バイパス弁51が全開状態である場合に、高圧側圧力が過度に上昇したものと判定しているので、圧力センサーなどの圧力検知装置を備える必要がない。さらに、高圧側圧力が過度に上昇したと判定された場合には、送風ファン16の回転数を低下させることで、第1膨張機構14の回収動力を増加させ、蒸発器冷媒ホールド量を増加させることができるので、高圧側圧力の過度な上昇を抑制でき、信頼性を損なうことなく機器の小型化が達成できる。
なお、本実施の形態においては、吐出温度検知装置60で吐出温度を検出しているが、吐出温度検知装置60の代わりに圧縮機27の吸入過熱度を検知する圧縮機吸入過熱度検知装置、あるいは、蒸発器15の出口過熱度を検知する蒸発器出口過熱度を検知する蒸発器出口過熱度検知装置を設け、吐出温度の代わりに、これらのいずれかの値を用い、高圧側圧力が設定圧力より高いか低いかを判定するようにしてもよい。
また、本実施の形態において、内部熱交換器13は備えられていなくても、本発明の効果が損なわれるものではない。
本発明の冷凍サイクル装置およびその制御方法は、冷凍サイクルの高圧側が超臨界状態となりうる冷媒(例えば、R32、二酸化炭素、エタン、エチレン、酸化窒素及びこれらを含む混合冷媒など)を用いた給湯器、家庭用空調機、車両用空調機等に適している。そして、信頼性を損なうことなく機器の小型化と高効率化が達成できる。
本発明の第1の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す構成図 同冷凍サイクル装置の動作を説明する圧力・エンタルピ線図 同他の冷凍サイクル装置の動作を説明する圧力・エンタルピ線図 同他冷凍サイクル装置の動作を説明する圧力・エンタルピ線図 同冷凍サイクル装置の制御方法を示すフローチャート 本発明の第2の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す構成図 本発明の第3の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す構成図 同冷凍サイクル装置の制御方法を示すフローチャート 本発明の第4の実施の形態における冷凍サイクル装置の制御方法を示すフローチャート
符号の説明
11 圧縮機構
12 放熱器(給湯用熱交換器)
12a 冷媒流路
12b 流体流路
13 内部熱交換器
13a 高圧側冷媒流路
13b 低圧側冷媒流路
14 第1膨張機構
15 蒸発器
16 蒸発器側流体搬送手段(送風ファン)
17 放熱器側流体搬送手段(給水ポンプ)
18 貯湯タンク
20 第1電動機
21 第1の軸
22 第1密閉容器
23 膨張機
24 第2電動機
25 駆動軸
26 圧縮機密閉容器
27 圧縮機
30 圧力検知装置
31 電子制御装置
32 ファン回転数制御装置
40 第2膨張機構
41 圧縮機一体膨張機
42 第2の軸
43 第2密閉容器
50 バイパス回路
51 バイパス弁
60 吐出温度検知装置
61 膨張機回転数制御装置
62 バイパス弁開度制御装置
A 冷媒回路
B 流体回路

Claims (6)

  1. 高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、減圧手段、蒸発器を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、前記減圧手段が動力回収を行う膨張機であることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記減圧手段は、第1の軸により連結された第1電動機と第1膨張機構とが、前記減圧手段の入口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒で満たされた第1密閉容器内に収納された膨張機であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記減圧手段は、第2の軸により連結された前記圧縮機構と第2電動機と第2膨張機構とが、前記圧縮機構の出口の冷媒と略同等の温度と圧力の冷媒で満たされた第2密閉容器内に収納された膨張機であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、動力回収を行う膨張機、蒸発器を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、高圧側圧力が予め設定した設定圧力より上昇した場合に、前記蒸発器の送風手段の送風能力を低下させることを特徴とする冷凍サイクル装置の制御方法。
  5. 高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、動力回収を行う膨張機、蒸発器を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、前記圧縮機構の出口側に設けた温度検出手段の検出値と前記膨張機の回転数とから、高圧側圧力が予め設定した設定圧力近傍まで上昇したことを判定し、前記蒸発器の送風手段の送風能力を低下させることを特徴とする冷凍サイクル装置の制御方法。
  6. 高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い、少なくとも圧縮機構、放熱器、動力回収を行う膨張機、蒸発器、前記膨張機をバイパスするバイパス回路、前記バイパス回路を流れる流量を調節するバイパス弁を備え、冷媒量調節手段を備えていない冷凍サイクル装置において、前記圧縮機構の出口側に設けた温度検出手段の検出値と前記膨張機の回転数と前記バイパス弁の開度とから、高圧側圧力が予め設定した設定圧力近傍まで上昇したことを判定し、前記蒸発器の送風手段の送風能力を低下させることを特徴とする冷凍サイクル装置の制御方法。
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