JP2008101530A - 内燃機関の排気再循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に複数の気筒群からの排気のエネルギを用いて複数の過給機を作動させる内燃機関において、低圧EGR装置を用いてEGRを行う内燃機関の排気再循環装置に関し、排気浄化装置の浄化能力の再生のために、過給機の上流側において排気に添加された還元剤が低圧EGR装置によって吸気通路に回り込んでしまうことを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】内燃機関の気筒を複数の気筒群に分け、気筒群毎に排気通路及び過給機を有する内燃機関の排気再循環装置であって、複数の気筒群に対応する排気通路において、低圧EGR通路72を有する排気通路62と、過給機の上流側において還元剤を添加する排気通路12とを分ける。
【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の排気の一部を吸気系に再循環させる内燃機関の排気再循環装置に関する。
内燃機関の排気に含まれる窒素酸化物(以下、「NOx」ともいう)の量を低減する技
術として、排気の一部を吸気系に再循環させる排気再循環(以下、「EGR」ともいう)装置が知られている。
また、より広い運転領域でEGRを実施可能にする技術として、ターボチャージャのタービン下流の排気をコンプレッサ上流の吸気通路に再循環させる低圧EGR通路を設け、内燃機関の高負荷の運転状態においては低圧EGR通路を用いて排気の再循環を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、内燃機関の排気中のNOxや微粒子物質を浄化するために、内燃機関の排気系に
、吸蔵還元型NOx触媒やパティキュレートフィルタ(以下、「フィルタ」という。)を
設ける技術が知られている。そして、吸蔵還元型NOx触媒のNOx還元処理、SOx被毒
回復処理またはフィルタのPM再生処理を実施する際には、排気中に還元剤を添加することにより還元剤を吸蔵還元型NOx触媒あるいはフィルタに供給する場合があるが、この
場合、過給機のタービン上流において還元剤を排気に添加することにより、タービンの攪拌作用を利用して還元剤と排気との混合を促進できることが知られている。
しかし、低圧EGR通路を有する内燃機関において、過給機のタービン上流において還元剤を排気に添加する場合には、排気に添加された還元剤が低圧EGR通路によって吸気通路に再循環されてしまい、内燃機関における燃焼に影響を及ぼしてしまう場合があった。
特開2005−76456号公報 特開2006−022808号公報 特開2004−076595号公報 特開2002−021539号公報 特開2003−090212号公報 特開2002−364412号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、特に複数の気筒群からの排気のエネルギを用いて複数の過給機を作動させる内燃機関において、低圧EGR通路によって排気の再循環を行う排気再循環装置に関する。そして、その目的は、排気浄化装置の浄化能力の再生のために、過給機の上流側において排気に添加された還元剤が低圧EGR通路によって吸気系に回り込むことを抑制することである。
上記目的を達成するための本発明は、内燃機関の気筒を複数の気筒群に分け、気筒群毎に排気通路及び過給機を有する内燃機関の排気再循環装置であって、複数の気筒群に対応する複数の排気通路において、低圧EGR通路を有する排気通路と、過給機の上流側において還元剤を添加する排気通路とを分けることを最大の特徴とする。
より詳しくは、複数の気筒を有する内燃機関における気筒が集合して形成された2またはそれ以上の気筒群と、
前記気筒群の各々に対して設けられ、前記気筒群からの排気が通過する排気通路と、
前記気筒群の各々に対して設けられ、前記排気通路の各々にタービンが配置されるとともに、前記内燃機関の吸気通路にコンプレッサが配置された過給機と、
前記タービンの下流側の前記排気通路を通過する排気を浄化するとともに、還元剤が供給されることにより浄化能力が再生される排気浄化装置と、
前記排気通路における前記タービンより上流側に配置され、前記排気浄化装置の浄化能力を再生する際には、該排気通路を通過する排気に還元剤を添加することにより前記排気浄化装置に還元剤を供給するターボ前還元剤添加手段と、
前記排気通路のうちの一部の排気通路に設けられ、一端が該排気通路における前記タービンより下流側に接続され他端が前記吸気通路における前記コンプレッサより上流側に接続された低圧EGR通路と、
前記低圧EGR通路を通過する排気の量を制御する低圧EGR流量制御装置と、
を備え、
前記ターボ前還元剤添加手段は、前記低圧EGR通路が設けられていない排気通路に設けられたことを特徴とする。
すなわち、本発明における内燃機関は複数の気筒を有し、その複数の気筒は2またはそれ以上の気筒群にグループ分けされている。そして、気筒群毎に排気通路が設けられ、各排気通路には過給機のタービンが配置されている。すなわち、本発明においては前記気筒群の数だけ過給機が備えられている。そして、各過給機のコンプレッサに接続される吸気通路には、前記内燃機関に導入される吸気が流れている。
また、前記排気通路の一部には、該排気通路におけるタービンの下流側と前記吸気通路のコンプレッサより上流側とに接続され両者を連通する低圧EGR通路が設けられており、この低圧EGR通路には、この低圧EGR通路によって再循環される排気の流量を制御する低圧EGR流量制御装置が設けられている。
さらに、前記排気通路の一部におけるタービンの上流には、排気浄化装置の浄化能力の再生の際に還元剤を排気に添加するターボ前還元剤添加手段が設けられているが、本発明においては、前記低圧EGR通路を、前記ターボ前還元剤添加手段が設けられていない排気通路に設けることとし、前記低圧EGR通路と、前記ターボ前還元剤添加手段とが設けられた排気通路とを分けることとした。
このような構成にすれば、ターボ前還元剤添加手段から排気に添加された還元剤が低圧EGR通路によって内燃機関の吸気通路に回り込んでしまうことを抑制できる。
また、本発明においては、排気通路の全ては、各排気通路におけるタービンの下流側で合流して下流側排気通路を形成するようにし、低圧EGR通路の一端は、下流側排気通路の上流において排気通路に接続され、排気浄化装置は、下流側排気通路に設けられるようにしてもよい。
すなわち、全ての排気通路は途中で合流して下流側排気通路となり、共通の排気浄化装置が下流側排気通路に設けられるようにする。そして低圧EGR通路は合流前の排気通路の一部に設けられるようにする。
そうすれば、排気浄化装置の浄化能力の再生時には、ターボ前還元剤添加手段から還元剤を排気に添加することで、共通の排気浄化装置の浄化能力をより確実に再生することができる。また、下流側において全ての排気通路が合流するとしても、低圧EGR通路と、
ターボ前還元剤添加手段とは上流側の異なる排気通路に備えられることとなるので、ターボ前還元剤添加手段から添加された還元剤が低圧EGR通路に導入されて吸気通路に回りこむことを回避できる。
また、従来の、ターボ前還元剤添加手段が設けられた排気通路の下流側に低圧EGR通路が接続されたような構成においては、ターボ前還元剤添加手段から排気に添加された還元剤が低圧EGR通路にそのまま流入することを回避するために、低圧EGR通路と排気通路との接続部は、排気浄化触媒の下流側に配置する必要があった。
これに対し、本発明においては、低圧EGR通路と、ターボ前還元剤添加手段とが設けられた排気通路を分けているので、低圧EGR通路と排気通路とを、排気浄化装置の上流側において接続させることが可能になっている。これにより、低圧EGR通路に比較的圧力の高い排気を流入させることができ、排気再循環の制御性を向上させることができる。
また、本発明においては、一端が排気通路におけるタービンより上流側に接続され他端が吸気通路におけるコンプレッサより下流側に接続された高圧EGR通路と、高圧EGR通路を通過する排気の量を制御する高圧EGR流量制御装置とを、ターボ前還元剤添加手段が配置された排気通路に設けるようにし、高圧EGR通路と排気通路との接続部は、ターボ前還元剤添加手段の上流側に位置するようにしてもよい。
すなわち、本発明においては、高圧EGR通路と低圧EGR通路の両方が設けられ、内燃機関の運転状態によって高圧EGR及び低圧EGRを切換えまたは併用して、内燃機関の排気を再循環可能にしてもよい。そして、高圧EGR通路は、ターボ前還元剤添加手段の上流側の排気を吸気通路におけるコンプレッサの下流に再循環するようにしてもよい。
そうすれば、内燃機関として、高圧EGRと低圧EGRとを切換または併用することができ、内燃機関のより広い運転状態において好適に排気の再循環を行うことができる。また、高圧EGR通路は、ターボ前還元剤添加手段の上流側において排気通路と接続されるので、ターボ前還元剤添加手段から添加された還元剤が高圧EGR通路によって吸気通路に回り込むことを抑制できる。
また、本発明においては、低圧EGR通路が設けられた排気通路におけるタービンの下流側であって排気浄化装置の上流側に、排気通路を通過する排気に還元剤を添加することにより排気浄化装置に還元剤を供給するターボ後還元剤添加手段をさらに備えることとし、低圧EGR通路と前記排気通路との接続部は、排気通路におけるタービンより下流側であってターボ後還元剤添加手段の上流側に位置するようにしてもよい。
すなわち、本発明では、低圧EGR通路が設けられた排気通路には、過給機のタービンの下流にターボ後還元剤添加手段を備えるようにしてもよい。そして、低圧EGR通路は、排気通路におけるタービンより下流側であってターボ後還元剤添加手段の上流側と吸気通路におけるコンプレッサより上流側とを連通するようにしてもよい。これにより、ターボ後還元剤添加手段から添加された還元剤が低圧EGR通路によって吸気通路に回り込むことを抑制しつつ、排気浄化装置の浄化能力の再生を行うことができる。
また、本発明においては、ターボ後還元剤添加手段は、下流側排気通路における排気浄化装置の上流側に設けられるようにしてもよい。これによっても、ターボ後還元剤添加手段から添加された還元剤が低圧EGR通路によって吸気通路に回り込むことを抑制しつつ、排気浄化装置の浄化能力の再生を行うことができる。
また、本発明においては、排気浄化装置の浄化能力の再生時において、排気浄化装置に
還元剤を供給する際に、内燃機関の運転状態が所定の低・中負荷領域に属する場合には、ターボ前還元剤添加手段から還元剤を添加し、内燃機関の運転状態が所定の高負荷領域に属する場合には、ターボ前還元剤添加手段とターボ後還元剤添加手段の両方から還元剤を添加するようにしてもよい。
そうすれば、比較的排気流量の少ない低・中負荷領域においては、ターボ前還元剤添加手段から添加された還元剤は過給機によって霧化を促進することができ、排気浄化装置の浄化能力の再生時の再生効率を向上させることができる。また、比較的多量の還元剤量を必要とする高負荷領域においては、ターボ後還元剤添加手段からも還元剤を添加することにより、還元剤の要求量を充足することができる。なお、この高負荷領域においては、比較的排気流量が多いためターボ後還元剤添加手段から添加された還元剤についても霧化を促進することができる。
ここで、所定の低・中負荷領域とは、ターボ前還元剤添加手段のみから還元剤を添加することによって排気浄化装置の浄化能力の再生が可能であるような運転状態の範囲であり、予め実験的に求められる。また、所定の高負荷領域とは、ターボ前還元剤添加手段のみから還元剤を添加することによっては、排気浄化装置の浄化能力の再生が困難であり、且つ排気流量が多いためにターボ後還元剤添加手段から添加された還元剤についても充分に霧化が可能である運転状態の範囲である。この運転状態の範囲は予め実験的に求められる。
また、本発明において過給機は、開度が変更されることにより前記タービンを回転させる排気の流速を調節可能とした可変ノズルを有することとし、各過給機における可変ノズルの開度は、低圧EGR通路が設けられた排気通路と、そうでない排気通路とにおける背圧を同一にするように調節されてもよい。
すなわち、低圧EGR通路が設けられた排気通路とそうでない排気通路では、経路の相違に起因して排気通路を流れる排気の流量が異なることが考えられる。そうすると各排気通路が接続されている気筒群毎に背圧が異なり、内燃機関の運転性能への影響が気筒群毎に異なってしまうおそれがある。そこで、本発明においては、低圧EGR通路が設けられた排気通路とそうでない排気通路における背圧が等しくなるように、各排気通路に備えられた過給機の可変ノズルを調節することとした。そうすれば、各気筒群に接続された排気通路の背圧を均等にすることができ、各気筒群における運転性能を均等化することができる。
また、本発明においては、各過給機のコンプレッサが配置された吸気通路には、吸気通路を通過する吸気の流量を制御するスロットル弁が設けられ、スロットル弁の開度は、低圧EGR通路が設けられた排気通路と、そうでない排気通路とにおける背圧を同一にするように調節されてもよい。
前述のように本発明においては、低圧EGR通路が設けられた排気通路とそうでない排気通路における背圧が等しくなるように、各排気通路に備えられた過給機の可変ノズルを調節することとした。しかし、それによっても、各気筒群に接続された排気通路の背圧を充分に均等化することができず、各気筒群における運転性能を充分に均等化できない場合がある。
本発明においては、そのような場合に、各吸気通路におけるスロットル弁の開度をさらに調節することにより過給機のコンプレッサ側負荷を調整し、低圧EGR通路が設けられた排気通路とそうでない排気通路における背圧を同一にするようにしてもよい。そうすれば、より確実に各排気通路が接続されている気筒群毎の背圧を均等化することができ、各
気筒群における内燃機関の運転性能を揃えることができる。
また、本発明においては、内燃機関の過渡状態において、低圧EGR通路を通過して再循環される排気の量が所定の許容値以上である場合には、高圧EGRをカット(閉弁)して高圧EGR通路が設けられた排気通路に係る過給機の回転数を増加させるとともに、低圧EGR通路が設けられた排気通路に係る過給機の回転数を減少させるようにしてもよい。
ここで、内燃機関の過渡状態、例えば一旦アクセルペダルの踏み込み量を低下させて再度アクセルを踏み込み、急加速するような場合について考える。このような場合には、応答性が比較的低い低圧EGRに基づくEGRガスが過剰に内燃機関に導入され、失火などの問題が生じるおそれがあった。
本発明では、このような内燃機関の過渡状態において内燃機関に導入される吸気のEGR率を適正に維持するために、応答性の高い高圧EGRに係る過給機の回転数を増加させるとともに、応答性の低い低圧EGRに係る過給機の回転数を減少させることとした。
具体的には、低圧EGR通路が設けられた排気通路に係る過給機の可変ノズルを開き気味にすることによって過給機の回転数を減少させてもよい。また、高圧EGR通路が設けられた排気通路に係る過給機の可変ノズルを閉じ気味にすることによって回転数を増加させてもよい。さらに、高圧EGR流量制御装置によって高圧EGR通路を通過する排気の量を減少させ、あるいは高圧EGR通路が設けられている排気通路に係る過給機へ導入される吸気量を増加させるなどの制御によって、高圧EGRに係る過給機を過給効率のよい条件で作動させるようにしてもよい。
そうすれば、応答性の高い高圧EGRによるEGRガスの流量を増加させ、応答性の低い低圧EGRによるEGRガスの流量を減少させることができ、過渡状態におけるEGR全体としての応答性を向上させることができる。その結果、過渡状態においてEGRガスが過剰に内燃機関に導入されて失火が生じるなどの不都合を抑制することができる。
ここで、所定の許容値とは、内燃機関の過渡状態において、応答性の低い低圧EGRによって再循環される排気の量がこれ以上である場合には、失火などの不都合が生じるおそれがあると判断される閾値としてのEGRガスの量であり、予め実験的に求めるようにしてもよい。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて使用することができる。
本発明にあっては、複数の気筒群からの排気のエネルギを用いて複数の過給機を作動させる内燃機関において、排気浄化装置の浄化能力の再生のために過給機の上流側で排気に添加された還元剤が、低圧EGR通路によって吸気系に回り込んでしまうことを抑制できる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
図1は本発明を適用する内燃機関及び吸排気系、制御系の概略構成を示す図である。図
1に示す内燃機関は、右バンク1及び左バンク51を有し、各バンク1、51に4つの気筒2、52を有するV型8気筒内燃機関である。ここで、各バンク1、51に形成された4つの気筒2、52は本実施例における各気筒群に相当する。
内燃機関の左右バンク1、51には、共通の吸気マニホールド3が接続されており、吸気マニホールド3の各枝管は吸気ポートを介して左右バンク1、51の各気筒2、52の燃焼室と連通されている。吸気マニホールド3は上流において共通吸気管5に接続されている。共通吸気管5にはサージタンク6が設けられている。共通吸気管5のさらに上流側には、共通吸気管5に流入する前の吸気を冷却するインタークーラ7が設けられている。
インタークーラ7の上流において共通吸気管5は右吸気管8と左吸気管58とに分岐している。右吸気管8には、右吸気管8の流路断面積を変更可能な右スロットル弁9が設けられている。右スロットル弁9は電気配線を介して後述するECU35に接続されており、ECU35からの制御信号に基づいてその弁開度が制御される事で、右吸気管8を流れる吸気の流量を調節する事ができる。スロットル弁9より上流には、排気のエネルギを駆動源として作動する右過給機10のコンプレッサ10aが設けられている。コンプレッサ10aのさらに上流側の右吸気管8には図示しないエアフローメータ、エアクリーナが設けられている。
一方、左吸気管58には、排気のエネルギを駆動源として作動する左過給機60のコンプレッサ60aが設けられている。コンプレッサ60aの上流には、左吸気管58の流路断面積を変更可能な左スロットル弁59が設けられている。左スロットル弁59も電気配線を介してECU35に接続されており、ECU35からの制御信号に基づいてその弁開度が制御される事で、左吸気管58を流れる吸気の流量を調節する事ができる。
次に内燃機関の排気系について説明する。内燃機関の右バンク1には、右排気マニホールド4が接続されており、右排気マニホールド4の各枝管は排気ポートを介して右バンク1の各気筒2の燃焼室と連通されている。右排気マニホールド4には右過給機10のタービン10bが接続されている。タービン10bの排気が流出する開口部には右排気管12が接続されている。
内燃機関の左バンク51には、左排気マニホールド54が接続されており、左排気マニホールド54の各枝管は排気ポートを介して左バンク51の各気筒2の燃焼室と連通されている。左排気マニホールド54には左過給機60のタービン60bが接続されている。タービン60bの排気が流出する開口部には左排気管62が接続されている。
右排気管12と左排気管62は下流において合流し、集合排気管15になる。集合排気管15には通過する排気のNOx及び微粒子物質を浄化するDPNR20が設けられてい
る。DPNR20の下流側において集合排気管15は大気に開放されている。なお、この集合排気管15は本実施例における下流側排気通路に相当する。また、本実施例において集合排気管15を通過する排気のNOx及び微粒子物質を浄化するために、DPNR20
を用いるのではなく、吸蔵還元型NOx触媒と、微粒子物質を捕集するフィルタとを直列
に並べて設けるようにしてもよい。
ここで、右排気マニホールド4と右吸気管8の右スロットル弁9の下流側とは高圧EGR通路22で連通されている。そして、高圧EGR通路22には、高圧EGR通路22を通過する排気の流量を制御する高圧EGR弁23が備えられている。高圧EGR弁23は電気配線を介してECU35に接続されており、ECU35からの制御信号に基づいてその弁開度が制御されることで、高圧EGR通路22を流れる排気の量を調節する事ができる。高圧EGR通路22及び高圧EGR弁23によって高圧EGR装置30が構成される
。(以下、高圧EGR通路22を流れる排気を「高圧EGRガス」といい、その量を「高圧EGRガス量」という。)。
一方、左排気管62と、左吸気管58における左コンプレッサ60aと左スロットル弁59の間の部分とは低圧EGR通路72で連通されており、低圧EGR通路72には低圧EGR通路72を通過する排気流量を制御する低圧EGR弁73が備えられている。低圧EGR弁73も電気配線を介してECU35に接続されており、ECU35からの制御信号に基づいてその弁開度が制御されることで、低圧EGR通路72を流れる排気の量を調節する事ができる。低圧EGR通路72及び低圧EGR弁73によって低圧EGR装置80が構成される。(以下、低圧EGR通路72を流れる排気を「低圧EGRガス」といい、その量を「低圧EGRガス量」という。)。
また、右排気マニホールド4には、DPNR20の浄化能力の再生時に還元剤を排気に添加するターボ前燃料添加弁25が備えられている。一方、集合排気管15におけるDPNR20の上流側にも、DPNR20の浄化能力の再生時に還元剤を排気に添加するターボ後燃料添加弁26が備えられている。なお、ターボ前燃料添加弁25は本実施例においてターボ前還元剤添加手段に相当し、ターボ後燃料添加弁26はターボ後還元剤添加手段に相当する。
また、上記の内燃機関には、電子制御コンピュータであるECU35が併設されている。ECU35は図示しないROM、RAM、CPU、入力ポート、出力ポート等を備え、各種センサによって検出される内燃機関1の運転状態や運転者による要求に応じて、燃料噴射等の既知の制御を行うとともに、高圧EGR弁23、低圧EGR弁73、右スロットル弁9、左スロットル弁59に対して開度指令信号を出力する。
上記の構成において、右吸気管8、左吸気管58に導入された空気は、右コンプレッサ10a、左コンプレッサ60aによって過給されるとともに、インタークーラ7、サージタンク6及び吸気マニホールド3を経由して内燃機関の右バンク1、左バンク51の各気筒2、52に導入される。
各気筒2、52から排出された排気は右排気マニホールド4、左排気マニホールド54を経由し、右タービン10b、左タービン60bに流入してタービンを駆動する。その後右排気管12、左排気管62を通過し、集合排気管15において合流した後、DPNR20において排気中の微粒子物質やNOxが捕集され、最終的に大気中に排出される。
ここで、低圧EGR弁73が開弁されると、低圧EGR通路72が導通状態となり、左排気管62を通過する排気の一部が低圧EGR通路72を経由して左吸気管58に流入する。左吸気管58に流入した低圧EGRガスは左コンプレッサ60aによって過給され、インタークーラ7、サージタンク6、吸気マニホールド3を経由して内燃機関の各バンク1、51の気筒2、52に導入される。
高圧EGR弁23が開弁されると、高圧EGR通路22が導通状態となり、右排気マニホールド4を流れる排気の一部が高圧EGR通路22を経由して右吸気管8に流入し、インタークーラ7、サージタンク6、吸気マニホールド3を経由して、内燃機関の各バンク1,51の気筒2、52に再循環する。
高圧EGR通路22および/または低圧EGR通路72によって排気の一部を内燃機関の気筒2、52に再循環させることによって、燃焼室内における燃焼温度が低下し、燃焼過程で発生するNOxの量を低下させることができる。
なお、本実施例において、高圧EGR弁23は高圧EGR流量制御装置に相当する。また、低圧EGR弁73は低圧EGR流量制御装置に相当する。
このように、本実施例においては、内燃機関の右バンク1から排出された排気の一部が高圧EGR装置30によって再循環され、左バンク51から排出された排気の一部が低圧EGR装置80によって再循環されるようになっており、バンク毎に高圧EGR装置30と低圧EGR装置80のいずれか一方によって排気の再循環が可能になっている。
<還元剤(燃料)添加制御>
次に、本実施例においてDPNR20のNOx還元処理を実施する際の制御について説
明する。本実施例においては、DPNR20のNOx還元処理を実施する際の、内燃機関
の運転状態が低〜中負荷の運転状態である場合には、ターボ前燃料添加弁25から右排気マニホールド4を通過する排気に燃料を添加する。排気に添加された燃料は右過給機10のタービン10bを通過した後に、右排気管12、集合排気管15を通過した後、DPNR20に供給される。
ここで、上述のように、本実施例においては右バンク1側には高圧EGR通路22及び高圧EGR弁23とターボ前燃料添加弁25とが備えられ、左バンク2側には低圧EGR通路72及び低圧EGR弁73が備えられている。また、高圧EGR通路22はターボ前燃料添加弁25の上流側に設けられている。従って、DPNR20のNOx還元処理時に
おいてターボ前燃料添加弁25から燃料が添加されても、添加された燃料が高圧EGR通路22または低圧EGR通路72に回り込んで内燃機関に導入されるおそれがない。
また、ターボ前燃料添加弁25から燃料が添加された際に、添加された燃料が低圧EGR通路72に回り込んで内燃機関に導入されるおそれがある場合には、低圧EGR通路72はDPNR20の下流側において集合排気管15に接続される必要が生じる。これは、ターボ前燃料添加弁25から添加された燃料を触媒で酸化除去し、低圧EGR通路72に導入されなくするためである。しかし、本実施例においては、ターボ前燃料添加弁25からの燃料は低圧EGR通路72には導入されない構成となっているので、低圧EGR通路72はDPNR20の上流側において集合排気管15に接続されてもよい。
そうすると、より排気の圧力が高い状態で排気に低圧EGR通路72を通過させることができ、低圧EGRガス量の制御性を向上させることができる。
また、一般に、低〜中負荷の運転状態においては排気流量が少ないので、NOx還元処
理時などに排気中に添加された燃料と排気とが充分に混合されないおそれがある。それに対し、本実施例ではターボ前燃料添加弁25から燃料を添加するため右過給機10のタービン10bで排気と燃料とが攪拌され、両者を充分に混合させることができる。
また、本実施例においては高負荷の運転状態においてDPNR20のNOx還元処理を
行う際に、添加燃料量がターボ前燃料添加弁25から添加される量では不足する場合には、ターボ後燃料添加弁26からも燃料を添加することとした。
そうすれば、添加燃料量が不足しがちな高負荷の運転状態においても充分な燃料をDPNR20に供給できる。また、高負荷の運転状態においては排気の流量が多く、ターボ後燃料添加弁26から燃料を添加することによっても燃料と排気とを充分に混合させることができる。さらに、本実施例においては、低圧EGR通路72はターボ後燃料添加弁26の上流側において左排気管62と接続されているため、低圧EGR通路72にターボ後燃料添加弁26から添加された燃料が回り込むおそれがない。
<背圧制御>
次に、本実施例において、右バンク1及び左バンク51における背圧を揃えるための制御について説明する。本実施例においては、上記のように右バンク1の排気系には高圧EGR装置30を備えており、左バンク51の排気系には低圧EGR装置80を備えている。そうすると、右バンク1に係る排気系と左バンク51に係る排気系とで経路が異なるため、右過給機10と左過給機60とで排気の流量が異なる場合があった。そうすると、右バンク1と左バンク51における背圧が異なり、バンク毎に運転性能が異なってしまうおそれがあった。
そこで、本実施例においては、右過給機10のタービン10bと左過給機60のタービン60bには可変ノズル(図示せず)を備えることとした。そして、右過給機10と左過給機60における可変ノズルの開度を独立に制御して、右バンク1と左バンク51における背圧を均等化することとした。ここでは、例えば右排気マニホールド4及び左排気マニホールド54に図示しない排気圧センサを設け、右排気マニホールド4及び左排気マニホールド54における排気圧センサの出力値が同じになるように可変ノズルの開度を制御してもよい。あるいは、右過給機10のタービン10bと、左過給機60のタービン60bの回転数が同じになるように、各可変ノズルの開度を制御してもよい。
そうすれば、右バンク1と左バンク51における背圧を均等化することができ、内燃機関全体としての運転性能を向上させることができる。
ところで、上述のように、右過給機10及び左過給機60の可変ノズルの開度を制御しても、なお、右バンク1と左バンク51における背圧を均等にすることが困難な場合がある。このような場合には、右スロットル弁9及び左スロットル弁59の開度を制御して右吸気管8及び左吸気管58に流入する新気の量を独立に制御することで、左過給機10と右過給機60の過給圧、過渡EGR量を制御するようにしてもよい。そうすれば、より確実に右バンク1と左バンク51における運転性能を均一にすることができ、内燃機関全体としての運転性能を向上させることができる。
<過渡状態におけるEGRガス量の制御>
次に、本実施例に係る内燃機関の過度状態におけるEGRガス量の制御について説明する。
ここで内燃機関の過渡状態、例えば図示しないアクセルペダルの踏み込み量を一旦減少させて再度アクセルペダルを踏み込み、急加速するような場合について考える。このような場合には、応答性が比較的低い低圧EGR装置80により再循環された低圧EGRガス量が内燃機関の運転状態の変化に追従できず、過剰に内燃機関に導入され、失火などの問題が生じるおそれがあった。
そこで、本実施例では、上記のような過渡状態においては、左過給機60の可変ノズルを開いてタービン60bの回転数を低下させるとともに、右過給機10については可変ノズルを閉じてタービン10bの回転数を上昇させる。そうすれば、右吸気管8からの新気の導入を促進するとともに、左吸気管58からの低圧EGRガスの導入を抑制することができる。
これにより、内燃機関に導入される低圧EGRガス量を抑制することができ、過渡状態における低圧EGRガスの過多を解消することができる。また、相対的に高圧EGRガス量の割合を増加させることができ、相対的に低圧EGRガス量の割合を減少させることができるので、EGRガス全体としての応答性を向上させることができる。
なお、この場合、高圧EGR弁23の開度は閉弁方向に変更するのが望ましい。また、スロットル弁9は開弁方向に変更するのが望ましい。そうすることにより、より効率よく右吸気管8から新気を内燃機関に導入することができ、より効率よく、内燃機関に導入される低圧EGRガス量を抑制することができる。
なお、上記の構成においては、高圧EGR弁23、低圧EGR弁73の詰まりを防止するために、高圧EGR通路22における高圧EGR弁23の上流側及び、低圧EGR通路72における低圧EGR弁73の上流側に酸化触媒を設けるようにしてもよい。
また、上記の構成において高圧EGR通路22は右吸気管8に接続されるのではなく、サージタンク6に直接接続されるようにしてもよい。
なお、本実施例においては、過給機の下流側において右排気管12と左排気管62が合流し、集合排気管15となり、この集合排気管15にDPNR20が備えられた例について説明した。しかし、本発明は、右排気管12と左排気管62が合流せず、2つの排気管に独立にDPNRを備えた構成について適用しても構わない。
この場合でも、各排気管におけるDPNRのNOx還元処理時においてターボ前燃料添
加弁が備えられた排気管と低圧EGR通路が備えられた排気管とを分離しているので、ターボ前燃料添加弁から燃料が添加されても、添加された燃料が低圧EGR通路に回り込んで内燃機関に導入されるおそれがない。
また、上述したように、ターボ前燃料添加弁が備えられた排気管と低圧EGR通路が備えられた排気管とを分離していることが本発明の特徴点の一つであるので、本発明を、高圧EGR通路を備えず、低圧EGR通路のみが備えられた内燃機関に適用しても構わない。
また、上記の実施例においては、内燃機関はV型内燃機関であり、各バンク1、51に設けられた4つの気筒2、52がそれぞれ気筒群に相当したが、本発明が適用されるのはV型内燃機関に限定されない。例えば、直列6気筒型の内燃機関の気筒を3個ずつ2つの気筒群に分割し、各々の気筒群に対して低圧EGR装置とターボ前燃料添加弁を割り当ててもよい。
さらに、上記の実施例においては、DPNR20のNOx還元処理における燃料添加制
御について説明したが、同様の思想をDPNR20のSOx被毒回復処理やPM再生処理
に適用してもよいことはもちろんである。
本発明の実施例における内燃機関と、その吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。
符号の説明
1・・・右バンク
2・・・気筒
3・・・吸気マニホールド
4・・・右排気マニホールド
5・・・共通吸気管
6・・・サージタンク
7・・・インタークーラ
8・・・右吸気管
9・・・右スロットル弁
10・・・右過給機
12・・・右排気管
15・・・集合排気管
20・・・DPNR
30・・・高圧EGR装置
51・・・左バンク
52・・・気筒
54・・・左排気マニホールド
58・・・左吸気管
59・・・左スロットル弁
60・・・左過給機
62・・・左排気管
72・・・低圧EGR通路
73・・・低圧EGR弁
80・・・低圧EGR装置
35・・・ECU

Claims (9)

  1. 複数の気筒を有する内燃機関における気筒が集合して形成された2またはそれ以上の気筒群と、
    前記気筒群の各々に対して設けられ、前記気筒群からの排気が通過する排気通路と、
    前記気筒群の各々に対して設けられ、前記排気通路の各々にタービンが配置されるとともに、前記内燃機関の吸気通路にコンプレッサが配置された過給機と、
    前記タービンの下流側の前記排気通路を通過する排気を浄化するとともに、還元剤が供給されることにより浄化能力が再生される排気浄化装置と、
    前記排気通路における前記タービンより上流側に配置され、前記排気浄化装置の浄化能力を再生する際には、該排気通路を通過する排気に還元剤を添加することにより前記排気浄化装置に還元剤を供給するターボ前還元剤添加手段と、
    前記排気通路のうちの一部の排気通路に設けられ、一端が該排気通路における前記タービンより下流側に接続され他端が前記吸気通路における前記コンプレッサより上流側に接続された低圧EGR通路と、
    前記低圧EGR通路を通過する排気の量を制御する低圧EGR流量制御装置と、
    を備え、
    前記ターボ前還元剤添加手段は、前記低圧EGR通路が設けられていない排気通路に設けられたことを特徴とする内燃機関の排気再循環装置。
  2. 前記排気通路の全ては、各排気通路における前記タービンの下流側で合流して下流側排気通路を形成し、
    前記低圧EGR通路の一端は、前記下流側排気通路の上流における前記排気通路に接続され、
    前記排気浄化装置は、前記下流側排気通路に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  3. 前記ターボ前還元剤添加手段が配置された排気通路に設けられ、一端が該排気通路における前記タービンより上流側に接続され他端が前記吸気通路における前記コンプレッサより下流側に接続された高圧EGR通路と、
    前記高圧EGR通路を通過する排気の量を制御する高圧EGR流量制御装置と、
    をさらに備え、
    前記高圧EGR通路と前記排気通路との接続部は、前記排気通路における前記ターボ前還元剤添加手段の上流側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  4. 前記低圧EGR通路が設けられた排気通路における前記タービンの下流側であって前記排気浄化装置の上流側に、該排気通路を通過する排気に還元剤を添加することにより前記排気浄化装置に還元剤を供給するターボ後還元剤添加手段をさらに備え、
    前記低圧EGR通路と前記排気通路との接続部は、該排気通路における前記タービンより下流側であって前記ターボ後還元剤添加手段の上流側に位置することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内燃機関の排気再循環装置。
  5. 前記下流側排気通路における前記排気浄化装置の上流側に設けられるとともに、該下流側排気通路を通過する排気に還元剤を添加することにより前記排気浄化装置に還元剤を供給するターボ後還元剤添加手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  6. 前記排気浄化装置の浄化能力の再生時において、該排気浄化装置に還元剤を供給する際に、前記内燃機関の運転状態が所定の低・中負荷領域に属する場合には、前記ターボ前還
    元剤添加手段から還元剤を添加し、前記内燃機関の運転状態が所定の高負荷領域に属する場合には、前記ターボ前還元剤添加手段と前記ターボ後還元剤添加手段の両方から還元剤を添加することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  7. 前記過給機は、開度が変更されることにより前記タービンを回転させる排気の流速を調節可能とした可変ノズルを有し、
    前記各過給機における前記可変ノズルの開度は、前記低圧EGR通路が設けられた排気通路と、そうでない排気通路とにおける背圧を同一にすべく調節されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の内燃機関の排気再循環装置。
  8. 前記各過給機のコンプレッサが配置された吸気通路には、該吸気通路を通過する吸気の流量を制御するスロットル弁が設けられ、
    前記スロットル弁の開度は、前記低圧EGR通路が設けられた排気通路と、そうでない排気通路とにおける背圧を同一にすべく調節されることを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  9. 前記内燃機関の過渡状態において、前記低圧EGR通路を通過して前記内燃機関に再循環される排気の量が所定の許容値以上である場合には、
    前記高圧EGR通路が設けられた排気通路に係る過給機の回転数を増加させるとともに、前記低圧EGR通路が設けられた排気通路に係る過給機の回転数を減少させることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気再循環装置。
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