JP2008100718A - 巻き付け装置および巻き付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】貫通孔を有する巻き付け部材の巻き付け作業を自動化することのできる巻き付け装置および巻き付け方法を提供する。
【解決手段】一方端部と他方端部とを有し、一方端部の側に貫通孔を有し、他方端部が貫通孔に挿入可能な寸法を有する巻き付け部材が、巻き付け装置により巻き付けられる。この巻き付け装置は、巻き付け部材BDの他方端部の側を一方端部の側に対して曲げることにより他方端部を貫通孔に挿入し、他方端部の貫通孔を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】一方端部と他方端部とを有し、一方端部の側に貫通孔を有し、他方端部が貫通孔に挿入可能な寸法を有する巻き付け部材が、巻き付け装置により巻き付けられる。この巻き付け装置は、巻き付け部材BDの他方端部の側を一方端部の側に対して曲げることにより他方端部を貫通孔に挿入し、他方端部の貫通孔を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができるように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、巻き付け装置および巻き付け方法に関し、特に、一方端部の側に貫通孔を有する巻き付け部材のための巻き付け装置および巻き付け方法に関するものである。
巻き付けグリップのアルミ製タグが製品識別表に用いられることがある。このアルミ製タグは、従来、人手により巻き付け作業が行なわれている。
また巻き付け部材のような結束具は例えば特開2004−67199号公報に開示されている。この結束具は一方端に切欠が設けられている。また、この公報の結束装置は、上記結束具の一方端に設けられた切欠に他方端を挿入することにより結束を行なう。
特開2004−67199号公報
しかしながら、上記のようにアルミ製タグを人手で巻き付けると生産性が悪い。
また、上記公報の結束具は、結束後に挿入部分が抜けて結束が外れやすい。
また、上記公報の結束具は、結束後に挿入部分が抜けて結束が外れやすい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、巻き付け作業を自動化して生産性を向上することができ、巻き付け後に巻き付きが解けにくい巻き付け装置および巻き付け方法を提供することを目的とする。
本発明の巻き付け装置は、一方端部と他方端部とを有し、一方端部の側に貫通孔を有し、他方端部が貫通孔に挿入可能な寸法を有する巻き付け部材を巻き付けるための巻き付け装置である。この巻き付け装置は、上記巻き付け部材の他方端部の側を一方端部の側に対して曲げることにより他方端部を貫通孔に挿入し、他方端部の貫通孔を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができるように構成されている。
本発明の巻き付け装置によれば、巻き付け装置は、巻き付け部材の曲げによる挿入と、挿入されて突出した部分の折り曲げとを行なう機能を有する。これにより、貫通孔を有する巻き付け部材の巻き付け作業を自動化することができる。
上記の巻き付け装置において好ましくは、巻き付け部材が他方端部から一方端部に向かって幅が広くなる部分である肩部を有する。そしてこの巻き付け装置は、巻き付け部材を肩部よりも一方端部の側で固定できるように構成されかつ貫通孔に向かって他方端部を案内するための案内部を有する押さえ部品と、巻き付け部材を肩部において折り曲げかつ巻き付け部材の固定された部分と肩部との間を湾曲させることができるように構成された第1の金型と、湾曲した巻き付け部材を折り曲げることで他方端部を押さえ部品の案内部に沿わせて貫通孔に挿入することができるように構成された第2の金型と、他方端部の貫通孔を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができるように構成された第3の金型とを備えている。
上記の押さえ部品により巻き付け部材を一方端部の側で固定できるので、第1の金型で、巻き付け部材を肩部において折り曲げ、かつ巻き付け部材の固定された部分と肩部との間を湾曲させることができる。第2の金型により湾曲した巻き付け部材を折り曲げることで他方端部を押さえ部品の案内部に沿わせて貫通孔に挿入することができる。第3の金型により、他方端部の貫通孔を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができる。この突出した部分の折り曲げにより、巻き付きが解けにくくすることができる。
上記の巻き付け装置において好ましくは、第2の金型が、本体部材と可動爪とを有し、可動爪は案内部に当接する巻き付け部材の他方端部を押さえ部品の方に押し出すように本体部材に対して付勢されている。
これにより、案内部に当接する巻き付け部材の他方端部が押さえ部品の方に押し出される。よって、巻き付け部材の他方端部が第2の金型と押さえ部品との間に巻き込まれることを防ぐことができる。また、可動爪は押さえ部品に対して付勢されているため、押さえ部品に対して変位することができる。これにより、可動爪が押さえ部品の動作の障害となることを避けることができる。
本発明の巻き付け方法は、一方端部と他方端部とを有し、一方端部の側に貫通孔を有し、他方端部が貫通孔に挿入可能な寸法を有し、他方端部から一方端部に向かって幅が広くなる部分である肩部を有する巻き付け部材の巻き付け方法である。この巻き付け方法は、押さえ部品で巻き付け部材の一方端部側を固定する工程と、第1の金型で他方端部を曲げて湾曲させる工程と、第2の金型で湾曲された巻き付け部材の他方端部を案内部に沿って折り曲げて貫通孔に挿入する工程と、第3の金型で、挿入後に貫通孔を貫通して突出した他方端部を折り曲げる工程とを備えている。
本発明の巻き付け方法によれば、押さえ部品で巻き付け部材の一方端部側を固定できる。これにより、第1の金型で、巻き付け部材の他方端部を曲げて湾曲させることができる。第2の金型により湾曲した巻き付け部材を折り曲げることで他方端部を押さえ部品の案内部に沿わせて貫通孔に挿入することができる。第3の金型により、他方端部の貫通孔を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができる。巻き付け部材に対するこれらの工程により、巻き付け作業を自動化することができる。また、巻き付け部材の他方端部の貫通孔を貫通して突出した部分が塑性変形的に折り曲げられるため、巻き付きが解けにくくすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、巻き付け作業を自動化して生産性を向上することができる巻き付け装置および巻き付け方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
はじめに、本実施の形態の巻き付け装置の構成の概要について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における巻き付け装置を概略的に示す側面図である。なお図1は巻き付け部材BD(図2)の取り付け位置が分かるように巻き付け部材BDも併せて示している。
(実施の形態1)
はじめに、本実施の形態の巻き付け装置の構成の概要について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における巻き付け装置を概略的に示す側面図である。なお図1は巻き付け部材BD(図2)の取り付け位置が分かるように巻き付け部材BDも併せて示している。
主に図1を参照して、この巻き付け装置は、巻き付け部材BDの他方端部(図中の左端)を破線矢印F1、F2、F3のように変位させることができるように構成されている。よって巻き付け装置は、巻き付け部材BDの他方端部の側を一方端部の側に対して曲げることにより、他方端部を貫通孔TH(図2)に挿入し、他方端部の貫通孔TH(図2)を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができるように構成されている。
ここで、巻き付け部材BDは、図2に示すように、一方端部の側(図中の右側)に寸法(幅)HWの貫通孔THを有している。また他方端部の寸法(幅)はBWとなっている。そして、寸法HWは寸法BW以上とされている。よって、巻き付け部材BDは、一方端部と他方端部とを有し、一方端部の側に貫通孔THを有し、他方端部が貫通孔THに挿入可能な寸法を有している。また、巻き付け部材BDは、他方端部(図中の左端部)から一方端部(図中の右端部)に向かって幅が広くなる部分である肩部SDを有している。
次に、本実施の形態の巻き付け装置の詳細な構成について説明する。
図1を参照して、本実施の形態の巻き付け装置は、押さえ部品D0と、第1〜第3の金型D1、D2、D3と、巻き付け部材BDが載置される面であるテーブル面TBとを有している。位置関係としては、テーブル面TBの一方側(図中の右側)の上方には押さえ部品D0が支持されている。また、テーブル面TBの他方側(図中の左側)には、第1の金型D1がテーブル面TBを貫通するように支持されている。また、押さえ部品D0の上方と第1の金型D1の上方との間の位置に、第2の金型D2が支持されている。また、テーブル面TBの下方には第3の金型D3が支持されている。
図1を参照して、本実施の形態の巻き付け装置は、押さえ部品D0と、第1〜第3の金型D1、D2、D3と、巻き付け部材BDが載置される面であるテーブル面TBとを有している。位置関係としては、テーブル面TBの一方側(図中の右側)の上方には押さえ部品D0が支持されている。また、テーブル面TBの他方側(図中の左側)には、第1の金型D1がテーブル面TBを貫通するように支持されている。また、押さえ部品D0の上方と第1の金型D1の上方との間の位置に、第2の金型D2が支持されている。また、テーブル面TBの下方には第3の金型D3が支持されている。
図3および図4を参照して、テーブル面TBには貫通部であるスリットSTが設けられている。このスリットSTは、少なくとも、第1の金型D1の位置から巻き付け部材BDの貫通孔THがくる位置にかけて設けられている。
図5は、本発明の実施の形態1における押さえ部品を概略的に示す斜視図である。主に図5を参照して、押さえ部品D0は軸AXを中心として回転可能に支持されている。この回転に伴って、押さえ部品D0の下面に設けられた突起部である爪部CL0はテーブル面TB(図1)に対して上下動可能とされている。よって、爪部CL0を上昇させて爪部CL0とテーブル面TB(図1)との間に巻き付け部材BDを差し込むことができる。また、この差し込み後に爪部CL0を矢印M0(図1)のように下降させて、爪部CL0とテーブル面(図1)との間に巻き付け部材BDを押さえつけることができる。よって、図3に示すように、押さえ部品D0は、巻き付け部材BDを肩部SD(図2)よりも一方端部の側(貫通孔THが設けられた側)で固定できるように構成されている。
また、爪部CL0の幅よりも狭い幅である寸法W0を有する突出部PR0の面上に案内部SP0が設けられている。この案内部SP0は、爪部CL0の位置から上方に向かって傾斜が急になるような傾斜面を有している。これにより、押さえ部品D0が爪部CL0により巻き付け部材BDの貫通孔THの縁部分を固定している状態(図3)においては、案内部SP0の下端部は貫通孔THの縁に位置することになる。よって、案内部SP0は巻き付け部材BDの他方端部を案内部SP0の傾斜に沿って上端部から下端部へと移動させることで、巻き付け部材BDの貫通孔THに向かって他方端部を案内することができるように構成されている。
図6は、本発明の実施の形態1における第1の金型を概略的に示す斜視図である。主に図6を参照して、第1の金型D1は空隙部GP1を挟むように2つのスロープ部SP1を有している。スロープ部SP1の下方先端は、ほぼ水平な面である端部SE1となっている。図1に示すように、端部SE1の面はテーブル面TBと同じ高さとなり、かつスロープ部SP1の側が押さえ部品D0と向かい合うように第1の金型D1が支持されている。
また、第1の金型D1は矢印M1の方に移動可能とされており、押さえ部品D0に近づくことができる。よって、端部SE1が巻き付け部材BDの他方端部をすくい上げてスロープ部SP1の上方に向かって持ち上げることにより、巻き付け部材BDを肩部SDにおいて折り曲げることができるように構成されている。
また、第1の金型D1は、さらに矢印M1方向へ移動することによりスロープ部SP1に沿ってこの折り曲げられた肩部SDを持ち上げるのに適したスロープ形状を有している。これにより、第1の金型D1は、巻き付け部材BDの押さえ部品D0により固定された部分と肩部SDとの間をスロープ部SP1に沿って湾曲させることができるように構成されている。
図7は、本発明の実施の形態1における第2の金型D2を概略的に示す斜視図である。図7を参照して、第2の金型D2は、一方端部の側(図中の右手前の側)に寸法(幅)W20の空隙部GP2を、他方端部の側(図中の左奥の側)に寸法(幅)W21の突起部PR2を有している。
また、第2の金型D2はその下側において、空隙部GP2と突起部PR2とに跨る位置に、アーチ状の切欠であるアーチ部AC2を有している。また、第2の金型D2は、アーチ部AC2よりも一方端部の側(図中の右手前の側)においてアーチ部AC2の円弧形状の端部よりも下方に突起した部分である2つの爪部CL2を有している。
図1および図7を参照して、第2の金型D2は突出部PR2の側が第1の金型D1の方を向き、空隙部GP2の側が押さえ部品D0の側を向くようにして、押さえ部品D0の上方および第1の金型D1の上方の間の位置に支持されている。また、第2の金型D2は、矢印M2方向に下降可能とされている。
また、第2の金型D2は、図4に示すように、下降された場合に空隙部GP2(図7)に押さえ部品D0の突出部PR0(図5)が差し込まれるように構成されている。この差し込みが行なえるように、第2の金型D2の空隙部GP2の寸法(幅)W20(図7)は、押さえ部品D0の突出部PR0の寸法(幅)W0(図5)以上とされている。
また、第2の金型D2は、下降された場合に突出部PR2(図7)が第1の金型D1の空隙部GP1(図6)に差し込まれるように構成されている。この差し込みが行なえるように、第1の金型D1の空隙部GP1の寸法(幅)W1(図6)は、第2の金型D2の突出部PR2の寸法(幅)W21(図7)以上とされている。
上述した押さえ部品D0、第1の金型D1および第2の金型D2の間の寸法関係により、第2の金型D2の下面が、押さえ部品D0または第1の金型D1と衝突することなくテーブル面TB近くまで下降することができる。
図1を参照して、第2の金型D2がM2方向に下降することにより、爪部CL2は、湾曲して持ち上げられた巻き付け部材BDの他方端部を押し下げることができる。これにより、巻き付け部材の他方端部を案内部SP0に沿って貫通孔THに近づけるとともに、巻き付け部材BDをアーチ部AC2に沿うように折り曲げることができる。
また、第2の金型D2が矢印M2方向にさらに下降されることにより、アーチ部AC2は、アーチ部AC2に沿うように折り曲げられた巻き付け部材BD2の他方端部を押し下げることができる。これにより、巻き付け部材の他方端部を案内部SP0に沿って挿入することができる。
よって、第2の金型D2は、押さえ部品D0に対して下降することで、巻き付け部材BDを折り曲げて、その他方端部を案内部SP0に沿って貫通孔THに向かって案内し、貫通孔THに挿入することができるように構成されている。
図8は、本発明の実施の形態1における第3の金型D3を概略的に示す斜視図である。図8を参照して、第3の金型D3は、上部の縁の位置にローラー部RLを有している。このローラー部RLは、巻き付け部材BDと当接される際の摩擦を減らすように回転することができるように構成されている。
図1を参照して、第3の金型D3は、ローラー部RLが押さえ部品D0に面するように支持されている。また第3の金型D3は、ローラー部RLの上面がテーブル面TBの下面に沿って押さえ部品D0の下側を通過することができるように、矢印M3方向に移動可能とされている。よって、巻き付け部材BDの他方端部の貫通孔THを貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができるように構成されている。
本実施の形態の巻き付け装置において好ましくは、第1の金型D1のスロープ部SP1(図6)および第2の金型D2のアーチ部AC2(図7)の曲率は、巻き付け対象の外形に合わせたものとされている。ここで巻き付け対象とは、巻き付け部材BDが巻き付けられる対象物のことである。
また、押さえ部品D0および第1〜第3の金型D1、D2、D3の材質は、巻き付け部材BDよりも強固な材質が選択されている。例えば、巻き付け部材BDがアルミニウム製であれば、押さえ部品D1および第1〜第3の金型D1、D2、D3は鉄系材料製またはステンレス鋼製であることが好ましい。
次に、この装置を用いた巻き付け部材の巻き付け方法の概要について説明する。図1を参照して、巻き付け部材BDの他方端部が、第1の金型D1の矢印M1方向への移動により破線矢印F1のように変位される。続いて、この他方端部が第2の金型D2の矢印M2方向への移動により破線矢印F2のように変位される。その後、この他方端部が第3の金型D3の矢印M3方向への移動により破線矢印F3のように変位される。これにより、巻き付け部材BDの巻き付け作業が自動的に行なわれる。
続いて、この巻き付け方法の詳細について説明する。
図9〜図15は、本発明の実施の形態1における巻き付け方法の第1段階〜第7段階を順に示す概略的な側面図である。なお、図を見やすくするために、図9〜図15の各々はテーブル面TBを省略して表示している。
図9〜図15は、本発明の実施の形態1における巻き付け方法の第1段階〜第7段階を順に示す概略的な側面図である。なお、図を見やすくするために、図9〜図15の各々はテーブル面TBを省略して表示している。
主に図9を参照して、押さえ部品D0の爪部CL0が上昇された状態でテーブル面TBの上面に巻き付け部材BDが載置される。続いて押さえ部品D0の爪部CL0が下降されて、押さえ部品D0により巻き付け部材BDの一方端部の側が固定される。
そして必要に応じて巻き付け対象WRが巻き付け部材BDの一方端部(図中の右端)の側に載置される。
主に図10を参照して、第1の金型D1が矢印M1方向に移動され、押さえ部品D0に近づけられる。これにより、巻き付け部材BDの他方端部(図中の左端)が第1の金型D1の端部SE1によりすくい上げられ、スロープ部SP1の上方に向かって持ち上げられる。この結果、肩部SDに高い曲げ応力が加わる。この曲げ応力により、巻き付け部材BDの肩部SDに折り曲げPD1が形成される。
なお、第1の金型D1の移動の妨げとならないように、第3の金型D3も第1の金型D1と一体となって移動される。
また、好ましくは、折り曲げPD1は塑性変形とされる。
図11を参照して、第1の金型D1が矢印M1の方向にさらに移動され、押さえ部品D0にさらに近づけられる。これにより、スロープ部SP1に沿って肩部SDが持ち上げられる。この結果、巻き付け部材BDの押さえ部品D0により固定された部分と肩部SDとの間がスロープ部SP1に沿って湾曲される。この湾曲により、巻き付け部材BDの他方端部の側が巻き付け対象WRの上方ABVに被さる位置にくる。
図11を参照して、第1の金型D1が矢印M1の方向にさらに移動され、押さえ部品D0にさらに近づけられる。これにより、スロープ部SP1に沿って肩部SDが持ち上げられる。この結果、巻き付け部材BDの押さえ部品D0により固定された部分と肩部SDとの間がスロープ部SP1に沿って湾曲される。この湾曲により、巻き付け部材BDの他方端部の側が巻き付け対象WRの上方ABVに被さる位置にくる。
なお、第1の金型D1の移動の妨げとならないように第3の金型D3も第1の金型D1と一体となって移動される。
主に図12を参照して、第2の金型D2が矢印M2の方に下降される。これにより、第2の金型D2の爪部CL2(図7)は、巻き付け部材BDの他方端部を押し下げて押さえ部品D0の案内部SP0に当接させる。そして、第2の金型D2がM2方向にさらに下降され、爪部CL2(図7)が巻き付け部材BDの他方端部を案内部SP0に沿って押し下げて貫通孔THに近づける。すなわち、巻き付け部材BDの他方端部は貫通孔TH(図2)の方に向かって案内される。
主に図13を参照して、第2の金型D2は矢印M2の方にさらに下降される。これにより、巻き付け部材BDは第2の金型D2のアーチ部AC2(図7)に沿って折り曲げられる。そして、第2の金型D2がM2方向にさらに下降することにより、アーチ部AC2は、巻き付け部材BD2の他方端部を押さえ部品D0の案内部SP0に沿って押し下げる。すなわち、巻き付け部材BDの他方端部は貫通孔TH(図2)の方に向かって案内される。
主に図14を参照して、第2の金型D2がさらに矢印M2の方に下降される。これに伴って、第2の金型D2のアーチ部AC2(図7)が巻き付け部材BDをさらに押し下げる。これにより、巻き付け部材BDの他方端部が貫通孔TH(図2)に挿入される。
図15を参照して、第3の金型D3が矢印M3の方向に移動し、押さえ部品D0の下方を通過する。これにより、第3の金型D3のローラー部RLが巻き付け部材BDの他方端部の貫通孔THを貫通して突出した部分に回転しながら当接する。この結果、巻き付け部材BDの他方端部の貫通孔THを貫通して突出した部分が塑性変形的に折り曲げられ、巻き付け部材BDに折り曲げPD2が形成される。
続いて、本実施の形態により巻き付け部材BDが巻き付けられた巻き付け対象WRについて説明する。
巻き付けが行なわれた巻き付け対象WRは、図16に示すような複数の物品WPの結束されたものや、図17に示すような複数の物品WR1、WR2が巻き付け部材BDの内側において連結されたものとすることができる。あるいは、巻き付け対象WRは単数の物品とすることもできる。なお、巻き付け対象WRがない状態で巻き付け部材BDを巻くことにより、単に巻き付け部材BDを環状とすることもできる。
具体的な巻き付け対象WRとしては、例えば、巻き付けグリップなどの線状部材や円筒形部品がある。また、巻き付け部材BDとしては、例えば、アルミ製タグ(製品識別表)、保護カバー、結束バンドがある。
本実施の形態によれば、図9〜図14に示すように巻き付け部材の他方端部の側を一方端部の側に対して曲げることにより他方端部を貫通孔に挿入し、図15に示すように他方端部の貫通孔を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができる。これにより、貫通孔を有する巻き付け部材の巻き付け作業を自動化することができる。
また、図3に示すように、押さえ部品D0が巻き付け部材BDを一方端部の側(貫通孔THが設けられた側)で固定できる。これにより、第1の金型D1を押さえ部品D0に接近させて、図10に示すように巻き付け部材BDを肩部SDにおいて折り曲げ、図11に示すように巻き付け部材BDの固定された部分と肩部SDとの間を湾曲させることができる。
また、図13および図14に示すように、第2の金型により、湾曲した巻き付け部材を折り曲げることができる。これにより、巻き付け部材BDの他方端部を押さえ部品D0の案内部SP0に沿わせて貫通孔に挿入することができる。
また、図15に示すように、第3の金型D3により、巻き付け部材BDの他方端部の貫通孔THを貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げPD2を形成することができる。この折り曲げPD2により、巻き付きが解けにくくすることができる。
また、巻き付け作業が、押さえ部品D0が回転することにより行なわれる工程と、第1〜第3の金型D1、D2、D3の各々が移動することにより行なわれる工程とにより段階的に行なわれる。よって、押さえ部品D0の単純な回転運動(図1の回転矢印)と、第1〜第3の金型D1、D2、D3の各々の単純な直線運動(図1の矢印M1、M2、M3の方向の運動)とにより、破線矢印F1、F2、F3で示す巻き付け部材BDの他方端部の複雑な曲線的変位をともなう巻き付け作業を行なうことができる。このため、巻き付け作業を自動化することができる。
また、図5に示すように、押さえ部品D0は押さえ爪CL0を有している。これにより、より確実に巻き付け部材BDを固定することができる。
また、図5に示すように、押さえ部品D0は押さえ爪CL0を上下動させるための軸AXを有している。これにより、押さえ爪CL0を上昇させた状態で巻き付け部材BDを挿入し、押さえ爪CL0を下降させた状態で巻き付け部材BDを固定することができる。
また、図5に示すように、押さえ部品D0は案内部SP0を有している。これにより、巻き付け部材BDの他方端部を貫通孔THに向かって精度よく案内することができる。よって、巻き付け部材の他方端部を精度良く貫通孔THに挿入することができる。
また、図6に示すように、第1の金型D1はテーブル面TBとほぼ水平な面を有する端部SE1を有している。これにより、巻き付け部材BDの他方端部を確実にすくい上げることができる。
また、図6に示すように、第1の金型D1はスロープ部SP1を有している。これにより、巻き付け部材BDの他方端部を安定的に持ち上げることができる。また、このスロープ部SP1に沿って、巻き付け部材BDを湾曲させることができる。
また、図7に示すように、第2の金型D2は爪部CL2を有している。これにより、図12に示すように巻き付け部材BDの他方端部を押さえ部品D0に接触させることができる。
また、図7に示すように、第2の金型D2は湾曲したアーチ部AC2を有している。これにより、図13および図14に示すように、湾曲した巻き付け部材BDの上部を安定的に押し下げ、アーチ部AC2に沿って巻き付け部材BDを湾曲させることができる。
また、図8に示すように、第3の金型D3はローラー部RLを有している。これにより、第3の金型D3が巻き付け部材BDと当接しながら移動する際に、ローラー部RLが回転して、巻き付け部材BDが受ける摩擦を減らすことができる。よって、第3の金型D3により巻き付け部材BDが傷つけられることを防ぐことができる。
また、押さえ部品D0は突出部PR0(図5)を有しており、この突出部PR0(図5)が第2の金型D2の空隙部GP2(図7)に差し込まれる。これにより、押さえ部品D0(図5)と第2の金型D2(図7)とが衝突せずに動作することができる。
また、第1の金型は空隙部GP1(図6)を有しており、この空隙部GP1(図6)に第2の金型D2の突出部PR2(図7)が差し込まれる。これにより、第1の金型D1(図6)と第2の金型D2(図7)とが衝突せずに動作することができる。
また、図11に示すように、第1の金型D1の矢印M1方向への移動により、巻き付け部材BDの他方端部の側が巻き付け対象WRの上方ABVに被さる。これにより、巻き付け部材BDの他方端部の側を第2の金型D2により下方に押し下げるだけで巻き付け部材BDを巻き付け対象WRに巻き付けることができる。
本実施の形態の巻き付け装置において好ましくは、折り曲げPD1(図10)は塑性変形とされる。これにより、図11において、巻き付け部材BDの他方端部の側が巻き付け対象WRの上方ABVに、より被さるようにすることができる。
また、押さえ部品D0の案内部SP0(図5)、第1の金型D1のスロープ部SP1(図6)、および第2の金型D2のアーチ部AC2(図7)の曲率は、巻き付け対象WRの外形の曲率に合わせた曲率とされる。これにより、巻き付け対象WRの外形に合った巻き付けを行なうことができる。
また、押さえ部品D0および第1〜第3の金型D1、D2、D3の材質は巻き付け部材BDよりも強固な材質とされる。これにより、巻き付け装置の耐久性を向上することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、巻き付け装置は、第2の金型D2の爪部CL2(図7)が巻き付け部材BDの他方端部を押さえ部品D0の案内部SP0に当接させるように構成されている。この爪部CL2の代わりに、第2の金型が可動爪を有する構成とすることもできる。以下その構成について説明する。
実施の形態1においては、巻き付け装置は、第2の金型D2の爪部CL2(図7)が巻き付け部材BDの他方端部を押さえ部品D0の案内部SP0に当接させるように構成されている。この爪部CL2の代わりに、第2の金型が可動爪を有する構成とすることもできる。以下その構成について説明する。
図18は、本発明の実施の形態2における巻き付け装置の第2の金型を概略的に示す斜視図である。主に図18を参照して、第2の金型D2Bは、本体部材MP2(図19)と、バネSPと、可動爪FG(図20)とを有している。可動爪FGは、押さえ部品D0の案内部SP0に当接する巻き付け部材BDの他方端部を押さえ部品D0の方に押し出すように、バネSPにより本体部材MP2に対して付勢されている。
可動爪FGの空隙部GPFの寸法(幅)W20F(図20)は、押さえ部品D0の突出部PR0の寸法(幅)W0(図5)以上とされている。これにより、押さえ部品D0の突出部PR0(図5)を第2の金型D2Bの空隙部GPF(図18)に差し込むことができる。
なお、これ以外の巻き付け装置の構成、巻き付け方法および巻き付け部材BDについては実施の形態1とほぼ同様であるため、同一の要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、図21に示すように、巻き付け部材BDの他方端部が押さえ部品D0に当接される際に、可動爪FGにより巻き付け部材BDの他方端部が押さえ部品の方に押し出される。これにより、可動爪FGがない場合に起こり得る噛み込みCT(図22)を防ぐことができる。図22に示すように、可動爪FGがない場合は、巻き付け部材BDが押さえ部品D0と第2の金型D2との間へ噛み込みCTのように噛み込まれることがあり得る。
また、可動爪FGは、押さえ部品D0の案内部SP0に当接する巻き付け部材BDの他方端部を押さえ部品D0の方に押し出すように、バネSPにより本体部材MP2に対して付勢されている。よって、第2の金型D2Bが最下降した状態(実施の形態1における図14の状態に対応する状態)においては可動爪FGが付勢力に抗して本体部材MP2の内部に引っ込むことができる。これにより、可動爪FGが障害となって第2の金型D2Bの下降が妨げられることがない。
(実施の形態3)
図23は、本発明の実施の形態3における巻き付け装置のテーブル面に載置された巻き付け部材を概略的に示す上面図である。図23を参照して、巻き付け部材BDの一方端部側(図中の右側)の幅方向(図中の縦方向)の位置を規制する手段として、側面ガイドSGがテーブル面TB上に設けられている。また、巻き付け部材BDの長さ方向(図中の横方向)の位置を規制する手段として、位置決めピンLPが設けられている。
図23は、本発明の実施の形態3における巻き付け装置のテーブル面に載置された巻き付け部材を概略的に示す上面図である。図23を参照して、巻き付け部材BDの一方端部側(図中の右側)の幅方向(図中の縦方向)の位置を規制する手段として、側面ガイドSGがテーブル面TB上に設けられている。また、巻き付け部材BDの長さ方向(図中の横方向)の位置を規制する手段として、位置決めピンLPが設けられている。
巻き付け部材BDの巻き付け装置への差し込みは図中の矢印で示す経路で行なわれる。すなわち、巻き付け部材BDは、押さえ部品D0の下側を経由(矢印の破線部)し、位置決めピンLPに当たる位置まで差し込まれる。
なお、これ以外の巻き付け装置の構成、巻き付け方法および巻き付け部材BDについては実施の形態1とほぼ同様であるため、同一の要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、巻き付け部材BDを高い位置精度でテーブル面TBに取り付けることができる。これにより、巻き付け部材BDと巻き付け装置との相対的な位置関係のばらつきが抑えられる。よって、安定した巻き付け作業を行なうことができる。
(実施の形態4)
実施の形態1においては、押さえ部品D0の案内部SP0(図5)は単純な斜面である。案内部はこの斜面に凹部を有する構成とすることもできる。以下、その構成について説明する。
実施の形態1においては、押さえ部品D0の案内部SP0(図5)は単純な斜面である。案内部はこの斜面に凹部を有する構成とすることもできる。以下、その構成について説明する。
図24は、本発明の実施の形態4における巻き付け装置の押さえ部品を概略的に示す斜視図である。図24を参照して、押さえ部品D0Bの案内部SP0Bには溝状の凹部が形成されている。
なお、これ以外の巻き付け装置の構成、巻き付け方法および巻き付け部材BDについては実施の形態1とほぼ同様であるため、同一の要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、巻き付け部材BDの他方端部が案内部SP0Bに形成された溝状の凹部にはめ合わされた状態で下方に押し下げられる。これにより、案内部SP0B上での巻き付け部材BDの位置が確実に規制される。よって、より安定的に他方端部を貫通孔THへと案内して挿入することができる。
(実施の形態5)
図25は、本発明の実施の形態5における巻き付け部材を概略的に示す平面図である。図25を参照して、巻き付け部材BD2は、図中の横方向の一方端部の側(図中の右側)において、複数の貫通孔THX、THY、THZを有している。貫通孔THX、THY、THZの幅方向(図中の縦方向)の寸法は、各々HWX、HWY、HWZである。また、巻き付け部材BD2は、他方端部の側(図中の左側)に突出部BKX、BKY、BKZを有している。突出部BKX、BKY、BKZの幅方向(図中の縦方向)の寸法は、各々BWX、BWY、BWZである。
図25は、本発明の実施の形態5における巻き付け部材を概略的に示す平面図である。図25を参照して、巻き付け部材BD2は、図中の横方向の一方端部の側(図中の右側)において、複数の貫通孔THX、THY、THZを有している。貫通孔THX、THY、THZの幅方向(図中の縦方向)の寸法は、各々HWX、HWY、HWZである。また、巻き付け部材BD2は、他方端部の側(図中の左側)に突出部BKX、BKY、BKZを有している。突出部BKX、BKY、BKZの幅方向(図中の縦方向)の寸法は、各々BWX、BWY、BWZである。
貫通孔THX、THY、THZと、突出部BKX、BKY、BKZとの間の寸法関係として、HWX≧BWX、HWY≧BWY、HWZ≧BWZの関係がある。これにより、巻き付け部材BD2は、他方端部の側の複数の突出部BKX、BKY、BKZのそれぞれが、一方端部の側の複数の貫通孔THX、THY、THZの各々に挿入可能に構成されている。
図26は、本発明の実施の形態5における押さえ部品を概略的に示す斜視図である。図26を参照して、本実施の形態の押さえ部品D0Cは、巻き付け部材BD2が3つの貫通孔THX、THY、THZを有していることに対応して、3つの突出部PR0X、PR0Y、PR0Zを有している。突出部PR0X、PR0Y、PR0Zの各々の寸法(幅)はW0X、W0Y、W0Zである。
図27は、本発明の実施の形態5における第1の金型を概略的に示す斜視図である。図27を参照して、本実施の形態の第1の金型D1Cは、巻き付け部材BD2が3つの貫通孔THX、THY、THZを有していることに対応して、3つの空隙部GP1X、GP1Y、GP1Zを有している。空隙部GP1X、GP1Y、GP1Zの各々の寸法(幅)はW1X、W1Y、W1Zである。
図28は、本発明の実施の形態5における第2の金型を概略的に示す斜視図である。図28を参照して、本実施の形態の第2の金型D2Cは、巻き付け部材BD2が3つの貫通孔THX、THY、THZを有していることに対応して、3つの空隙部GP2X、GP2Y、GP2Zと、3つの突出部PR2X、PR2Y、PR2Zとを有している。空隙部GP2X、GP2Y、GP2Zの各々の寸法(幅)は、W20X、W20Y、W20Zである。突出部PR2X、PR2Y、PR2Zの各々の寸法(幅)は、W21X、W21Y、W21Zである。
押さえ部品D0Cと第2の金型D2Cとの間の寸法関係として、W0X≦W20X、W0Y≦W20Y、W0Z≦W20Zの関係がある。これにより、第2の金型D2Cの空隙部GP2X、GP2Y、GP2Zのそれぞれに、押さえ部品D0Cの突出部PR0X、PR0Y、PR0Zの各々を差し込むことができる。
第1の金型D1Cと第2の金型D2Cとの間の寸法関係として、W1X≧W21X、W1Y≧W21Y、W1Z≧W21Zの関係がある。これにより、第1の金型D1Cの空隙部GP1X、GP1Y、GP1Zのそれぞれに、第2の金型D2Cの突出部PR2X、PR2Y、PR2Zの各々を差し込むことができる。
上記の寸法関係により、押さえ部品D0C、第1の金型D1C、第2の金型D2Cのそれぞれは、第1の実施の形態1における押さえ部品D0、第1の金型D1、第2の金型D2の各々と同様の動作をすることができる。
なお、これ以外の巻き付け装置の構成、およびこれを用いた巻き付け方法については実施の形態1とほぼ同様であるため、同一の要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、図25に示すように、巻き付け部材BD2は、貫通孔THX、THY、THZの間に、補強部分S1、S2を有している。これにより、巻き付け部材BD2に加わる周方向の力が縁部R1、R2のみに集中せずに、補強部分S1、S2にも分散される。よって、巻き付け部材BD2の強度を高めることができる。
なお、本実施の形態においては、巻き付け部材BD2が3つの貫通孔THX、THY、THZを有している場合について説明したが、貫通孔の個数は3つに限定されるものではない。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
本発明は、巻き付け装置および巻き付け方法に特に有利に適用され得る。
BD 巻き付け部材、D0 押さえ部品、D1 第1の金型、D2 第2の金型、D3 第3の金型、SP0 案内部。
Claims (4)
- 一方端部と他方端部とを有し、前記一方端部の側に貫通孔を有し、前記他方端部が前記貫通孔に挿入可能な寸法を有する巻き付け部材を巻き付けるための巻き付け装置であって、
前記巻き付け部材の前記他方端部の側を前記一方端部の側に対して曲げることにより、前記他方端部を前記貫通孔に挿入し、前記他方端部の前記貫通孔を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができるように構成された、巻き付け装置。 - 前記巻き付け部材が前記他方端部から前記一方端部に向かって幅が広くなる部分である肩部を有し、
前記巻き付け部材を前記肩部よりも前記一方端部の側で固定できるように構成され、かつ前記貫通孔に向かって前記他方端部を案内するための案内部を有する押さえ部品と、
前記巻き付け部材を前記肩部において折り曲げ、かつ前記巻き付け部材の前記固定された部分と前記肩部との間を湾曲させることができるように構成された第1の金型と、
湾曲した前記巻き付け部材を折り曲げることで前記他方端部を前記押さえ部品の前記案内部に沿わせて前記貫通孔に挿入することができるように構成された第2の金型と、
前記他方端部の前記貫通孔を貫通して突出した部分を塑性変形させて折り曲げることができるように構成された第3の金型とを備えた、請求項1に記載の巻き付け装置。 - 前記第2の金型が、本体部材と可動爪とを有し、
前記可動爪は、前記案内部に当接する前記巻き付け部材の前記他方端部を前記押さえ部品の方に押し出すように前記本体部材に対して付勢されたことを特徴とする、請求項2に記載の巻き付け装置。 - 一方端部と他方端部とを有し、前記一方端部の側に貫通孔を有し、前記他方端部が前記貫通孔に挿入可能な寸法を有し、前記他方端部から前記一方端部に向かって幅が広くなる部分である肩部を有する巻き付け部材の巻き付け方法であって、
押さえ部品で前記巻き付け部材の前記一方端部側を固定する工程と、
第1の金型で前記他方端部を曲げて湾曲させる工程と、
第2の金型で湾曲された前記巻き付け部材の前記他方端部を案内部に沿って折り曲げて貫通孔に挿入する工程と、
第3の金型で、挿入後に前記貫通孔を貫通して突出した前記他方端部を折り曲げる工程とを備えた、巻き付け方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105522051A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-04-27 | 山东君诚创新管业科技有限公司 | 一种6-12mm厚吊装带自动成型模具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09165916A (ja) * | 1995-12-18 | 1997-06-24 | Architec:Kk | 結束帯と結束装置 |
JP2005106119A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Asahi Breweries Ltd | 結束バンド |
-
2006
- 2006-10-18 JP JP2006284103A patent/JP2008100718A/ja active Pending
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