JP2008100662A - 車両のスリップ制動機 - Google Patents

Abstract

【課題】 車両の中の自動車を例にとると、タイヤのスリップ防止策としては、スタッドレスタイヤとチェ−ン巻きタイヤに限られており、何れもスリップ防止効果が少ない。そこで吸盤の吸着力を利用して、滑り易い路面ほど損傷することなくスリップを防止する。
【解決手段】 自動車、電車、車椅子などの車両のフレ−ムに選択図１に示す吸盤の吸着力を利用したスリップ制動機を取り付け、スリップした瞬間にレバ−３を引いて吸盤制動車輪５を道路面または線路面に接触させると、直ちに、多数の吸盤の吸着力により、スリップを止めながら路面を損傷することなく急停車させることができる。
【選択図】図１

Description

発明の詳細な説明

本発明は、自動車、電車などの車両に吸盤を取り付け、スリップした時点で道路面または線路面に吸盤を接触させ、吸盤の真空による吸着力を利用して急停車させるスリップ制動機であり、路面を損傷することなく、全ての車両に適用できる。

現在、自動車のスリップ防止には、スタッドレスタイヤが使用され、雪に対する制動効果はあるが、氷結した路面では容易にスリップしてしまう。そこで、タイヤにチェ−ンを巻くことになっているが、平滑に氷結した路面ではスリップを免れない。

ここでは、自動車にスリップ制動機を取り付けた場合を図１に示した。このスリップ制動機は、実線で示したレバ−３、可動支持棒４、吸盤制動車輪５から成り、これをフレ−ム２に取り付ける。このスリップ制動機の作用を説明すると、タイヤがスリップした瞬間にレバ−３を引っ張ると、連動して点線のように移動し、吸盤制動車輪５が路面と接触して吸盤の吸着力によって路面を損傷することなく急停車できる。

本発明によるスリップ制動機を車両に取り付けることにより、滑り易い路面ほど吸盤の密着性が良くなり、吸着力が増加して制動効果が高められ、スリップによる交通事故を大幅に減少させることができる。

自動車にスリップ制動機を取り付けた立面図と平面図である。 スリップ制動機のレバ−３と可動支持棒４の平面図と立面図である。 スリップ制動機の吸盤制動車輪の平面図と立面図である。

符号の説明

１．自動車の車体。
２．車体のフレ−ム。
３．スリップ制動機のレバ−。
４．スリップ制動機の可動支持棒。
５．スリップ制動機の吸盤制動車輪。
６．スプリング。
７．スリップ制動機の支持台。
８．路面。

Claims (1)

1. 路面を走行する車両に吸盤を取り付け、車両がスリップした時点で吸盤を路面に接触し吸着させ急停止できるようにしたスリップ制動機。

Images