JP2008100148A - ガス分解方法 - Google Patents

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【課題】 ギブズ自由エネルギーが極小値をとって平衡状態となることを抑止し、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収あるいは放出を続行させる。
【解決手段】 酸素吸蔵合金からなる素子をチャンバ内に収容し、チャンバ内に注入されたCOガスからOガスを酸素吸蔵合金で吸収し、その酸素吸蔵合金で吸収されたOガスをチャンバ内に放出させるガス浄化方法であって、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収時、チャンバ内に注入されたCOガスのうちから少量のCOガスを徐々にチャンバ外へ排出してチャンバ内の圧力を降下させながらOガスを吸収させる。
【選択図】 図2

Description

本発明はガス分解方法に関し、例えば、Oガスを吸収あるいは放出し得る酸素吸蔵合金を利用してCOガスからOガスを脱離させるガス分解方法に関する。
一般的に、COガスの分解方法としては、植物の光合成がある。この植物の光合成では、植物が大気中のCOガスを取り込み、Oガスを出す。つまり、植物が持つ葉緑体では、COガスと水からブドウ糖とOガスを生成する化学反応が起こっている。
一方、植物の光合成によりCOガスを分解する方法以外に、COガスを分解する方法はないというのが現状である。しかしながら、本出願人が先に提案した酸素吸蔵合金(特願2005−201927)を利用すれば、COガスからOガスを脱離させることが可能である。この酸素吸蔵合金によりCOガスからOガスを脱離させることで、ガスの浄化を実現することができる。
この酸素吸蔵合金は、低抵抗の主成分と高抵抗の添加物で組成された多結晶質の酸化物からなり、Oイオンの移動速度が速い低抵抗酸化物の空乏層と、二つの空乏層間に存在してOイオンの移動速度が速い高抵抗酸化物の粒界層とが酸化物内部で形成されている。この酸素吸蔵合金を構成する多結晶質の酸化物は、主成分としてZnO、添加物としてBiを含み、ZnO粒子の空乏層とBiの粒界層で組成されている。この酸素吸蔵合金では、多結晶質の酸化物を組成する空乏層と粒界層が共にOイオンの移動速度が速いことから、電圧印加による課電状態でOガスを放出させ、また、無課電状態でOガスを吸収させることができる。
従って、この酸素吸蔵合金を利用して大気中に存在するCOガスからOガスを吸収し、その酸素吸蔵合金で吸収されたOガスを放出させることにより、COガスの浄化が実現可能となる。
ところで、前述した酸素吸蔵合金によるOガスの吸収あるいは放出時には、ギブズ自由エネルギーが関係する。このギブズ自由エネルギーは、ヘルムホルツ自由エネルギーと並んで熱力学における状態量の一つであり、ギブズ自由エネルギーは等温等圧過程の自由エネルギーである。
酸素吸蔵合金によりOガスを吸収したりあるいは放出したりする反応は、前述のギブズ自由エネルギーが減少する方向に進行し、このギブズ自由エネルギーが極小値をとると平衡状態となって、Oガスの吸収あるいは放出反応が停止する。
このように、ギブズ自由エネルギーが極小値をとって平衡状態となり、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収あるいは放出反応が停止してしまうと、酸素吸蔵合金自体の機能としてOガスの吸収あるいは放出が可能であるにもかかわらず、それ以上、COガスの浄化を進展させることができないという問題があった。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、ギブズ自由エネルギーが極小値をとって平衡状態となることを抑止し、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収あるいは放出を続行させ得るガス分解方法を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、ガス吸蔵合金からなる素子をチャンバ内に収容し、チャンバ内に注入された特定ガスから分解ガスをガス吸蔵合金で吸収し、そのガス吸蔵合金で吸収された分解ガスをチャンバ内に放出させるガス分解方法であって、ガス吸蔵合金による分解ガスの吸収時、チャンバ内に注入された特定ガスのうちから少量の特定ガスを徐々にチャンバ外へ排出してチャンバ内の圧力を低下させながら分解ガスをガス吸蔵合金で吸収させることを特徴とする。
なお、本発明におけるガス吸蔵合金を酸素吸蔵合金とし、チャンバ内に注入されたCOガスからOガスを酸素吸蔵合金で吸収し、その酸素吸蔵合金で吸収されたOガスをチャンバ内に放出するガス分解方法に適用することが好適である。本発明のガス吸蔵合金は酸素吸蔵合金に限らず、特定ガスとしてもCOガス以外の他のガスを使用することも可能であり、Oガス以外の分解ガスを生成する場合にも適用可能である。
本発明におけるガス吸蔵合金を酸素吸蔵合金とした場合、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収時、チャンバ内に注入されたCOガスのうちから少量のCOガスを徐々にチャンバ外へ排出してチャンバ内の圧力を低下させながらOガスを吸収させることにより、ギブズ自由エネルギーが極小値をとって平衡状態となることはない。つまり、ギブズ自由エネルギーは単調に減少し続けて非平衡状態を維持することができる。その結果、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収あるいは放出を続行させることが容易となる。
また、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収時、チャンバ内に注入されたCOガスのうちから少量のCOガスを徐々にチャンバ外へ排出してチャンバ内の圧力を低下させながらOガスを吸収させると共に、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収開始前に、酸素吸蔵合金の素子内部圧力よりもチャンバ内の素子外部圧力を高くする。
このように、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収開始前に、酸素吸蔵合金の素子内部圧力よりもチャンバ内の素子外部圧力を高くすることにより、酸素吸蔵合金の素子内外の圧力差を大きくすることで酸素吸蔵合金によるOガスの吸収を促進させることができ、その結果、処理時間の短縮化と吸収量の増大化が図れる。
本発明におけるガス吸蔵合金を酸素吸蔵合金とした場合、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収時、チャンバ内に注入されたCOガスのうちから少量のCOガスを徐々にチャンバ外へ排出してチャンバ内の圧力を低下させながらOガスを吸収させることにより、ギブズ自由エネルギーを単調に減少させて非平衡状態を維持することができ、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収あるいは放出を続行させることが容易となる。
また、酸素吸蔵合金によるOガスの吸収開始前に、酸素吸蔵合金の素子内部圧力よりもチャンバ内の素子外部圧力を高くすれば、酸素吸蔵合金の素子内外の圧力差を大きくすることで酸素吸蔵合金によるOガスの吸収を促進させることができ、処理時間の短縮化と吸収量の増大化も図れる。
その結果、酸素吸蔵合金によりCOガスからOガスを脱離させるガス浄化作用を発揮させることができ、世界レベルで問題となっているCOの環境対策として、化学反応と異なり薬剤を用いることなく、クリーンで副反応生成物も発生しない点で有効である。また、酸素吸蔵合金としては、例えばZnOを主成分とする素子を利用することで安価であり、ZnOを主成分とする素子は主に避雷器に使用されていることから、避雷器の取替えで生じる素子廃材も活用することができ、コストの低減化が図れる。
本発明に係るガス分解方法の実施形態として、酸素吸蔵合金を利用してCOガスからOガスを脱離させるガス分解方法を以下に詳述する。
図1はガス分解方法を実施するためのガス分解装置の概略構成を示す。このガス分解装置は、酸素吸蔵合金からなる素子(以下、単に酸素吸蔵合金10と称す)を収容したチャンバ20と、そのチャンバ20の内部容積を可変するピストン30と、そのピストン30をチャンバ20に対して摺動させるシリンダ40と、チャンバ20に付設された一対のバルブ50,60とを備え、後述のサイクル運転パターン(図2参照)に基づいてシリンダ40を作動させると共に一対のバルブ50,60を開閉する制御部70を有する。
なお、酸素吸蔵合金10には、電圧印加手段としての電源80が付設されており、電圧印加による課電状態でOガスを放出させ、また、無課電状態でOガスを吸収させる。また、一対のバルブ50,60のうち、一方のバルブ60ではチャンバ20の内部にCOガスを注入し、他方のバルブ50ではOガスをチャンバ20の外部へ排出する。
酸素吸蔵合金10は、低抵抗の主成分としてのZnO(酸化亜鉛)と、高抵抗の添加物としてのBi(酸化ビスマス)、CoO(酸化コバルト)、Cr(酸化クロム)、MnO(酸化マンガン)、Sb(酸化アンチモン)等で組成された多結晶質の酸化物からなり、混合、造粒、成形および焼成の各工程を経て製造されるセラミックスである。
例えば、主成分のZnOを96.4モル%、添加物のBiを1.0モル%、CoOを1.0モル%、Crを0.1モル%、MnOを0.5モル%、Sbを1.0モル%の原料を24時間湿式粉砕で混合し、その混合物を乾燥させて400kg/cm圧力で円板状になるまでプレスし、その圧縮物を大気中で2時間1250℃で焼結させることにより製造することができる。
この酸素吸蔵合金10は、酸素イオンの移動速度が速い低抵抗酸化物であるZnO粒子の空乏層と、二つの空乏層間に存在して酸素イオンの移動速度が速い高抵抗酸化物であるBiの粒界層とで形成されている。この酸素吸蔵合金10では、電圧印加による課電状態でOガスを放出し、無課電状態でOガスを吸収する。
図2は図1のガス分解装置のサイクル運転パターンを示し、図3〜図7はサイクル運転パターンの各部でのガス分解装置の作動状態を示す。なお、図2では、横軸を時間t、縦軸を素子外部圧力P(チャンバ20の内部圧力)としている。
まず、酸素吸蔵合金10に電圧を印加することにより、その酸素吸蔵合金10からOガスを放出(気化)させる。この時、図3に示すように制御部70(図1参照)によりシリンダ40を作動させてピストン30を後退させる。また、一対のバルブ50,60は閉状態にある。その後、図4に示すように制御部70(図1参照)によりシリンダ40を作動させてピストン30を前進させる。このピストン30の前進と共に一方のバルブ50を開放してチャンバ20の内部に充満したOガスをチャンバ20の外部へ排出する。図2に示すように、この酸素吸蔵合金10からOガスが放出する期間A,Bでは、そのOガスの放出によりチャンバ20の内部圧力は初期値PB0から最大値PB1まで上昇する。
この酸素吸蔵合金10からOガスが放出する期間A,Bの最後、つまり、図2に示すように酸素吸蔵合金10にCOガスからOガスを吸収させる期間Dの開始前Cに、図5に示すように制御部70(図1参照)によりシリンダ40を作動させてピストン30を後退させると共に他方のバルブ60を開放してチャンバ20の内部にCOガスを注入する。
この酸素吸蔵合金10によるOガスの吸収開始前Cに、酸素吸蔵合金10の素子内部圧力よりも素子外部圧力(チャンバ20の内部圧力)を高くする。つまり、図2に示すように放出時の最大値PB1を吸収時の初期値PB2までチャンバ20の内部圧力を上昇させる。この時、酸素吸蔵合金10の素子内部圧力よりも素子外部圧力を高くすることにより、酸素吸蔵合金10の素子内外の圧力差を大きくすることで酸素吸蔵合金10によるOガスの吸収を促進させることができ、その結果、処理時間の短縮化と吸収量の増大化が図れる。
次に、酸素吸蔵合金10にCOガスからOガスを吸収させる期間Dでは、酸素吸蔵合金10に電圧を印加することを停止する。この無課電状態の酸素吸蔵合金10は、チャンバ20の内部に充填されたCOガスからOガスを吸収する。
ここで、酸素吸蔵合金10によりOガスを吸収したりあるいは放出したりする反応は、前述のギブズ自由エネルギーが減少する方向に進行し、このギブズ自由エネルギーが極小値をとると平衡状態となって、Oガスの吸収あるいは放出反応が停止する。
図8(a)は放出開始時における素子外部圧力の初期値PB0と素子内部圧力の初期値PA0との関係を示し、同図(b)は素子内の遊離したOイオン体積を気相に換算した体積Vをチャンバ20の容積Vで除算した比率V/VとOガスの放出による素子内部圧力の変化分ΔPを示す。図8(a)に示すようにOガスの放出時には、その放出反応が停止する領域が、eを自然数とした境界条件(ePA0 =PA0−PB0)に基づいた図中X領域となるため、放出開始時における素子外部圧力に対して素子内部圧力を高くすれば、前述のX領域を逸脱させることでOガスの放出反応を続行させることが可能である。
これに対して、図8(b)に示すようにOガスの吸収時には、その吸収反応が停止する領域が、eを自然数とした境界条件(ΔP=V/2eV)に基づいた図中Y領域となることから、Oガスの放出による素子内部圧力の変化分ΔPを高くしても、前述のY領域を逸脱させることができず、Oガスの吸収反応を続行させることが困難である。
つまり、この酸素吸蔵合金10によりOガスを吸収させる期間Dでは、図9(a)に示すようにギブズ自由エネルギーが極小値をとって平衡状態となり、酸素吸蔵合金10によるOガスの吸収反応が停止してしまう。
図9(a)〜(c)は、横軸を時間t(hr)、縦軸を素子内部圧力の変化分ΔP(図中破線)およびギブズ自由エネルギーの変化分ΔG(図中実線)とした場合を示し、同図(a)ではチャンバ20の外部への排出による単位時間当たりのチャンバ20の内部圧力の低下分β=0(atm/h)、同図(b)ではβ=5×10−10(atm/h)、同図(c)ではβ=10−8(atm/h)の条件を示す。
そこで、酸素吸蔵合金10によりOガスを吸収させる期間Dでは、図6に示すように制御部70(図1参照)によりシリンダ40を作動させてピストン30を前進させると共に他方のバルブ60を開放してチャンバ20の内部に注入されたCOガスのうちから少量のCOガスを徐々にチャンバ20の外部へ排出することにより、チャンバ20の内部圧力を低下させながらOガスを吸収させる。
COガスを徐々にチャンバ20の外部へ排出するとは、図2の期間Dにおいて実線で示すようにチャンバ20の内部圧力(素子外部圧力)を吸収時の初期値PB2から最小値PB3まで低下させることを意味する。COガスを徐々にチャンバ20の外部へ排出しない場合には、図2の期間Dにおいて一点鎖線で示すようにチャンバ20の内部圧力(素子外部圧力)が吸収時の初期値PB2から最小値PB4まで低下することになり、吸収終了時には、(PB4−PB3)の圧力差となっている。
このようにチャンバ20の内部圧力を低下させれば(β=5×10−10)、図9(b)に示すようにギブズ自由エネルギーが極小値をとりにくくなり、そのチャンバ20の内部圧力を吸収時の初期値PB2から最小値PB3まで低下させれば(β=10−8)、図9(c)に示すようにギブズ自由エネルギーが極小値をとることなく、単調に減少し続けて非平衡状態を維持することができる。その結果、酸素吸蔵合金10によるOガスの吸収反応を続行させることができる。
図10は、Oガスが酸素吸蔵合金10へ吸収されることによるチャンバ20の内部圧力の変化分(PB2−PB4)と、チャンバ20の外部への排出による単位時間当たりのチャンバ20の内部圧力の低下分βとの関係を示す。図中の破線は、素子内の遊離したOイオン体積を気相に換算した体積Vをチャンバ20の容積Vで除算した比率V/V=0.05の場合、図中の実線は、素子内の遊離したOイオン体積を気相に換算した体積Vをチャンバ20の容積Vで除算した比率V/V=0.2の場合をそれぞれ示す。
同図の破線と実線を比較した場合、チャンバ20の外部への排出による単位時間当たりのチャンバ20の内部圧力の低下分βが同じであれば、素子内の遊離したOイオン体積を気相に換算した体積Vをチャンバ20の容積Vで除算した比率V/Vの大きい方が(図中実線)、吸収によるチャンバ20の内部圧力の変化分(PB2−PB4)が大きくなっていることから、Oガスの吸収量が増加していることが明らかである。よって、素子内の遊離したOイオン体積を気相に換算した体積Vを増すことは、酸素吸蔵合金10の吸収量の増加に有効である。
この酸素吸蔵合金10にOガスを吸収させる期間Dの最後Eでは、図7に示すように制御部70(図1参照)によりシリンダ40を作動させてピストン30をさらに前進させると共に開放した他方のバルブ60からチャンバ20の内部に残存した余剰のCOガスを排出する。
以上で説明した酸素吸蔵合金10によりOガスを放出する期間A,B,CとOガスを吸収させる期間D,Eを1サイクルとして、酸素吸蔵合金10によるOガスの放出および吸収をmサイクルに亘って繰り返すことにより、COガスからOガスを脱離させてそのCOガスの浄化を実行し続けることができる。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明の実施形態で、ガス分解装置の概略構成図である。 本発明の実施形態で、ガス分解装置のサイクル運転パターンを示す特性図である。 図2のサイクル運転パターンにおける放出前期Aでのガス分解装置の作動状態を示す概略構成図である。 図2のサイクル運転パターンにおける放出中期Bでのガス分解装置の作動状態を示す概略構成図である。 図2のサイクル運転パターンにおける放出後期Cでのガス分解装置の作動状態を示す概略構成図である。 図2のサイクル運転パターンにおける吸収前期と中期Dでのガス分解装置の作動状態を示す概略構成図である。 図2のサイクル運転パターンにおける吸収末期Eでのガス分解装置の作動状態を示す概略構成図である。 (a)は放出開始時における素子外部圧力の初期値PB0と素子内部圧力の初期値PA0との関係を示す特性図、(b)は素子内の遊離したOイオン体積を気相に換算した体積Vをチャンバの容積Vで除算した比率V/VとOガスの放出による素子内部圧力の変化分ΔPを示す特性図である。 (a)〜(c)は時間に対する素子内部圧力の変化分ΔPおよびギブズ自由エネルギーの変化分ΔGを示す特性図である。 ガスが酸素吸蔵合金へ吸収されることによるチャンバの内部圧力の変化分(PB2−PB4)と、チャンバの外部への排出による単位時間当たりのチャンバの内部圧力の低下分βとの関係を示す特性図である。
符号の説明
10 酸素吸蔵合金(素子)
20 チャンバ

Claims (3)

  1. ガス吸蔵合金からなる素子をチャンバ内に収容し、前記チャンバ内に注入された特定ガスから分解ガスをガス吸蔵合金で吸収し、そのガス吸蔵合金で吸収された分解ガスをチャンバ内に放出させるガス分解方法であって、前記ガス吸蔵合金による分解ガスの吸収時、チャンバ内に注入された特定ガスのうちから少量の特定ガスを徐々にチャンバ外へ排出してチャンバ内の圧力を低下させながら分解ガスをガス吸蔵合金で吸収させることを特徴とするガス分解方法。
  2. 前記ガス吸蔵合金による分解ガスの吸収開始前に、ガス吸蔵合金の素子内部圧力よりもチャンバ内の素子外部圧力を高くする請求項1に記載のガス分解方法。
  3. 前記ガス吸蔵合金は酸素吸蔵合金であり、前記チャンバ内に注入されたCOガスからOガスを酸素吸蔵合金で吸収し、その酸素吸蔵合金で吸収されたOガスをチャンバ内に放出する請求項1又は2に記載のガス分解方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55154304A (en) * 1979-05-18 1980-12-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Refiner for hydrogen gas
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