JP2008099918A - 化粧材の塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧材を塗布量の調節が容易であり、また極めて迅速に高効率で、化粧材を塗布することができる化粧材の塗布具を提供する。
【解決手段】塗布具100は、外筒70を握持し、押圧部10を押し込んだときに、内筒40が軸方向の先端部側に移動し、内筒40の内面突起が中心部材30の螺旋溝31a内を相対的に移動し、内筒40が回転する。押圧部10を押し切り、押圧を解除すると、弾性力により中心部材30は戻り、内筒40の突起が直線溝31b内を相対的に移動した後、周溝31c内を移動して、内筒40が逆回転する。これにより、ブラシが一方向に回転して化粧材が塗布され、逆回転してもとの位置に戻る。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧材の塗布具に関し、特に、マスカラ等のようにマスカラ墨を睫毛に塗布するのに好適な化粧材の塗布具に関する。
従来、化粧材を塗布するための化粧材の塗布具、特に、マスカラ等の化粧材塗布具においては、マスカラ墨を睫毛に均一に塗布して、塗布ムラを防ぐと共に、なるべく多量のマスカラ墨を睫毛に保持させるために、ブラシ毛の形状及び材質等が改善されてきた(例えば特許文献1)。
特開2006−102136号公報
しかしながら、上述の従来技術には、以下のような問題点がある。即ち、マスカラ墨を睫毛に均一に塗布し、マスカラ墨を睫毛になるべく多量に保持できるように、ブラシ毛の形状及び材質を改善しても、マスカラ墨を人が手の動きにより睫毛に塗布しているので、塗布ムラ及びダマ等の発生を抑制するのには限界がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、化粧材を塗布量の調節が容易であり、また極めて迅速に高効率で、化粧材を塗布することができる化粧材の塗布具を提供することを目的とする。
本発明に係る化粧材の塗布具は、外筒と、前記外筒に対して相対的にその軸方向に直線移動はするが回転移動はしないように前記外筒内に同軸的に配置された中間筒と、この中間筒と同軸的に中間筒内に配置され前記中間筒の軸方向基端部側の端部に固定されると共に外周面を有する中心部材と、前記中心部材と前記中間筒との間にこれらと同軸的に配置された内筒と、この内筒内に挿入され前記内筒の軸方向先端部に固定された回転部材と、この回転部材が中心部を挿通し前記回転部材をその中心軸の回りに回転可能に支持すると共に前記外筒の軸方向他端部に固定された支持部材と、この支持部材に対して前記内筒の反対側に配置され前記支持部材を挿通する回転部材に固定された台座と、この台座に取り付けられた化粧材塗布ブラシと、を有し、前記中心部材の前記外周面には、その軸方向に延び直線溝と、螺旋状に延びる螺旋溝とが前記中心部材の基端部側で接続され、周方向に延びる周溝が前記直線溝及び前記螺旋溝と夫々前記中心部材の先端側で接続されるように形成されており、前記内筒の内面には前記中心部材の前記直線溝、螺旋溝及び周溝に嵌合する突起が設けられており、更に、前記内筒の内面には、前記中心部材に対してその軸方向の前記基端部側に付勢力を付与する第1バネが設けられており、前記支持部材と前記回転部材との間に、前記回転部材の回転に対して引き戻す方向に付勢力を付与する第2バネが設けられていることを特徴とする。
この化粧材の塗布具において、前記中間筒の外周面にその軸方向に延びる中間筒溝が形成され、前記外筒の内面に突起が設けられていて、前記中間筒溝に前記突起が嵌合されることにより、前記中間筒は、前記外筒に対して相対的にその軸方向に直線移動はするが回転移動はしないように構成することができる。
また、前記中心部材の基端部側の部分は前記直線溝、螺旋溝及び周溝が形成された先端部側の部分よりも小径であり、前記中間筒の前記基端部側の端部に前記中心部材の小径部のみ挿通させる係止部が設けられており、前記中心部材における前記係止部から前記基端部側に突出した小径部を嵌合する押圧部が設けられており、前記小径部と前記中間筒と前記押圧部とが前記中間筒の前記基端部側の端部で相互に固定されているように構成することができる。
本発明によれば、外筒を保持し、中間筒を外筒の長手方向に押し込むように移動させる(先端側に向けて直線移動)と、中間筒に固定された中心部材も軸方向に先端側に向けて移動し、内筒の突起が中心部材の外周面に設けられた螺旋溝に嵌合しているので、内筒は軸方向に移動する螺旋溝に案内されて中心軸の回りに一方向に回転する。これにより、内筒に固定された回転部材が前記一方向に回転し、更に回転部材に固定された台座に取り付けられたブラシが回転し、化粧材が睫毛等に塗布される。中間筒を押し切った後、押込力を開放すると、中心部材は内筒の内面に設けられた第1バネの付勢力により基端部側に向けて押し戻される。このとき、螺旋溝は、基端部側にて直線溝に接続されているので、内筒の突起は、中心部材が第1バネにより押し戻されるときは、中心部材の外周面の直線溝内に嵌合する。従って、中心部材が押し戻されるときは、内筒は回転しない。よって、ブラシも回転しない。
そして、中間筒を押し込み、内筒の突起が相対的に螺旋溝内を移動し、内筒が回転しているときには、内筒に固定された回転部材には第2バネにより引き戻される方向に付勢力が付与されている。このため、回転部材に固定された内筒には第2バネにより引き戻す方向に付勢力が作用しており、第1バネの付勢力により中心部材が基端部側に戻ったときに、内筒の突起は直線溝から周溝内に移動し、更に周溝内を螺旋溝との接続部に向けて移動する。これにより、内筒は、中間筒を押し込んだときの回転方向と逆方向に回転する。
その後、中間筒を再度押し込むと、内筒はその突起が螺旋溝内を移動して回転し、ブラシから化粧材が睫毛等に塗布される。中間筒を押し切り、その後、押圧力を解除すると、内筒は回転せずに基端部側に戻り、基端部側に戻りきったときに、化粧材の塗布時と反対方向に回転する。
このようにして、中間筒を押し込む動作とそれを解除する動作とを繰り返すことにより、中心部材に固定された台座に取り付けられたブラシが、一方向に回転したときの化粧材の塗布が繰り返し実行される。
化粧材の塗布時には、押し込む力を調節することにより、そのブラシの回転速度を微調整することができ、所望の位置に所望の量の化粧材を塗布することができる。そして、押込及び解除動作を繰り返すことにより、ブラシは一方向に回転したときの化粧材の塗布と、逆回転したときの復帰とを繰り返し、極めて迅速に高効率で、化粧材を塗布することができる。
本発明によれば、中間筒を押し込む動作とそれを解除する動作とを繰り返すだけで、中心部材に固定された台座に取り付けられたブラシが、一方向に回転し、化粧材の塗布が繰り返す実行されるので、化粧材の塗布時には、押し込む力を調節することにより、そのブラシの回転速度を微調整することができ、所望の位置に所望の量の化粧材を塗布することができるという効果を奏する。そして、押込及び解除動作を繰り返すことにより、ブラシは一方向に間欠的に回転し続けるので、極めて迅速に高効率で、化粧材を塗布することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る塗布具100の構成部品を示す斜視図、図2(a)は押圧部10を示す正面図、図2(b)は図2(a)を矢印Aからみた側面図、図2(c)は図2(a)を矢印Bからみた側面図、図3(a)は中間筒20を示す正面図、図3(b)は図3(a)を矢印Aからみた側面図、図3(c)は図3(a)を矢印Bからみた側面図、図4(a)は中心部材30を示す正面図、図4(b)は図4(a)を矢印Aからみた側面図、図4(c)は図4(a)を矢印Bからみた側面図、図5は中心部材30を円周方向の他の角度からみた模式的正面図、図6(a)は内筒40を示す正面図、図6(b)は図6(a)を矢印Aからみた側面図、図6(c)は図6(a)を矢印Bからみた側面図、図7は押圧部10、中間筒20、中心部材30、内筒40、回転部材50、及び台座60を連結した状態と外筒70との関係を示す正面図、図8(a)は台座60を示す正面図、図8(b)は図8(a)を矢印Aからみた側面図、図8(c)は図8(a)を矢印Bからみた側面図である。
図4及び図5に示すように、中心部材30は、塗布具100の先端側の大径部30aと基端側の小径部30bとを有し、基本的には円柱状をなしているが、大径部30aは中心部に軸孔33が形成されており、従って、大径部30aは円筒状をなしている。そして、大径部30の外周面には、螺旋状に延びる螺旋溝31aと、中心部材30の軸方向に延びる直線溝31bと、周方向に延びる周溝31cとが形成されており、螺旋溝31aと直線溝31bとは基端部側で接続され、周溝31cと直線溝31b及び螺旋溝31aとは夫々先端部側で接続されている。なお、螺旋溝31aの先端部側の端部は、各構成部材の組立の都合上、中心部材30の先端部側の端面30cで開口している。これらの溝31(31a、31b、31c)は上述の如く構成されているので、大径部30の外周面の展開図においては、螺旋溝31a、直線溝31b及び周溝31cは三角形の各辺を構成する。小径部30bには、ネジ孔32が形成されている。
また、図3に示すように、中間筒20には、先端部側に内径が大径の軸方向に延びる円柱状の孔部24が形成されており、基端部側に内径が小径の軸方向に延びる円柱状の孔部21が形成されている。そして、大径孔部24と小径孔部21との間に、壁状の係止部25が形成されており、この係止部25にはその中心部に透孔25aが形成されている。また、中間筒20の外周面には、軸方向に延びる直線状の中間筒溝23が形成されており、更に、中間筒20の基端部側には、小径孔部21に達する透孔22が形成されている。この大径孔部24は、後述する内筒40が嵌入することができる大きさを有しており、小径孔部21は、後述する押圧部10が嵌入することができる大きさを有している。また、係止部25の透孔25aは、中心部材30の大径部30aの直径より小さく、小径部30bの直径より大きな内径を有しており、小径部30bは通過させるものの、大径部30aは通過させずに係止するようになっている。
押圧部10は、図2に示すように、先端部側が開口し、基端部側が閉塞した筒状をなし、内部に中心部材30の小径部30bが挿入される大きさを有する空間10bが形成されている。また、先端開口部10aの周面には、厚さ方向に貫通する孔11が形成されている。
これらの中心部材30,中間筒20及び押圧部10は、中心部材30をその小径部30b側から中間筒20の大径孔部24内に挿入し、小径部30bを孔25aを挿通させて小径孔部21側に突出させ、この小径孔部21側に突出した小径部30bの部分に押圧部10を嵌合し(小径部30bを押圧部10の内部空間10bに挿入し)、中間筒20の透孔22及び押圧部10の孔11を挿通させてネジを中心部材30のネジ孔32に螺合させることにより、相互に固定されるようになっている。
図6に示すように、内筒40は、その軸方向の両端部が若干小径で、中央部が若干大径の段差を持つ内周面41を有しており、この内筒40の内周面の中央部における若干大径の部分に、圧縮コイルバネ44がその軸方向を内筒40の軸方向と一致させて配置されている。そして、内筒40の基端部側の内周面小径部には、厚さ方向に貫通するネジ孔43が形成されており、このネジ孔43内にネジ80が螺合されている。このネジ80は、その先端部80aが内筒中心部側に内周面41よりも若干突出するように設けられている。また、内筒40の先端部側の内周面小径部には、厚さ方向に貫通するネジ孔42が形成されている。
そして、内筒40内には、その基端部側から、中心部材30の大径部30aが挿入される。この大径部30aは内筒40の内周面41に配置された圧縮コイルバネ44のコイル径より大きく、従って、中心部材30を内筒40内に押し込むことにより、中心部材30は圧縮コイルバネ44により押し戻される方向に付勢力が付与される。また、中心部材30を内筒40内に押し込むときに、内筒40のネジ80の先端部80aにより形成される突起が、中心部材30の螺旋溝31aの開放端から螺旋溝内に進入するようにすることにより、突起(先端部80a)が螺旋溝31a、直線溝31b、周溝31cから構成される溝31内に嵌入される。これにより、中心部材30が内筒40に相対的に軸方向に移動したときに、突起(先端部80a)が螺旋溝31a内を移動すると、内筒40はその軸を中心として回転し、突起が直線溝31b内を移動すると、内筒40は回転せず、突起が周溝31c内を移動すると、中心部材30と内筒40とは相対的に軸方向に移動せずに、内筒40が回転する。
図1に示すように、円板状の支持部材52の中心突部53と、回転部材50の中心突部54とが接触した状態で、回転部材50の先端部側の部分が支持部材52及び中心突部53に設けた中心孔内を支持部材52に対して回転可能に挿通している。また、回転部材50の基端部側の部分は細棒51となっており、この細棒51が中心部材30の軸孔33内に挿入され、回転部材50の回転時に回転ぶれが生じないようになっている。そして、支持部材52には、基端部側に突出するアーム状の取付部55が固定されている。また、回転部材50にも、取付部57が設けられていて、この取付部55と取付部57とに、引張バネ56の両端部が固定されている。これにより、回転部材50が支持部材52に対して回転した場合に、引張バネ56が伸び、回転部材50の回転に対して、逆方向に(戻す方向に)、回転部材50に付勢力を与えるようになっている。また、この引張バネ56は、回転部材50が支持部材52から軸方向に抜け出ないように支持している。
回転部材50には、その細棒51に隣接する部分に、円柱状の固定部58が設けられており、この固定部58が内筒40の先端部側に挿入され、内筒40のネジ孔42にネジを螺合することにより、固定部58が内筒40に固定されるようになっている。
回転部材50における支持部材52内に挿入された部分には、その先端部に軸方向に伸びるネジ孔(図示せず)が形成されており、ネジ82の基端部側の部分が螺合するようになっている。また、ネジ82の先端部側の部分は、台座60の中心部に設けたネジ孔61に螺合するようになっている。これにより、台座60が回転部材50における支持部材52の中心孔に挿入された部分に固定され、台座60が回転部材50と共に、回転する。この台座60には、棒状のブラシ90がその長手方向を回転部材50の回転軸と平行にして取り付けられている。台座60には、その回転軸に対して垂直の方向にスライド可能にスライド部材62が配置されており、このスライド部材62にブラシ90を固定するための固定部62aが設けられている。そして、スライド部材62にはそのスライド方向に伸びる長孔62aが形成されており、この長孔62aにネジ63を挿入し、スライド部材62の回転軸に垂直の方向のスライド位置を調節した後、ネジ63をねじ込むことにより、スライド部材62が台座60に固定される。
上述の如く構成された各構成部材は、図7に示すように、押圧部10、中心部材30及び中間筒20が相互に固定される。また、内筒40と回転部材50及び台座60とが相互に固定される。支持部材52はその基端部側の部分に固定部59が設けられており、この固定部59及び中間筒20の外径は、外筒70の内径より若干小さい。これにより、外筒70は中間筒20及び固定部59に外嵌される。そして、外筒70の先端部側の端面は支持部材52のフランジ部52aに接触し、この部分が相互に接合されて、外筒70と支持部材52とが固定される。一方、外筒70には、ネジ孔(図示せず)が形成されており、このネジ孔にネジ71を螺合させることにより、ネジ71の先端部が外筒70内に若干突出するようになっている。このネジ71の外筒70の内部に突出する部分は、中間筒20の外周面に形成された中間溝23内に嵌合している。これにより、中間筒20は、外筒70に対して、外筒70及び中間筒20の軸方向には移動できるが、外筒70に対して相対的に回転することはできない。つまり、中間筒20は外筒70に対してその軸方向にのみ移動できる。
次に、本発明の実施形態の動作について説明する。外筒70を握持し、押圧部10を外筒内に押し込むと、中間筒20は、中間筒溝23に案内されて、先端側に向けて直線移動し、中間筒20に固定された中心部材30も軸方向に先端側に向けて移動する。内筒40は回転部材50を介して支持部材52に当接していて、支持部材52が外筒70に固定されているので、内筒40は軸方向に移動しない。そして、このとき、内筒40の突起(ネジ80の先端部80a)が中心部材30の外周面に設けられた螺旋溝31aに嵌合しているので、内筒40は軸方向に移動する螺旋溝31aに案内されて中心軸の回りに一方向に回転する。即ち、内筒40の突起(ネジ80の先端部80a)は、中心部材30の先端部側から基端部側に向けて(周溝31cとの接続点から直線溝31bとの接続点に向けて)、中心部材30に対して相対的に移動するので、回転のみ可能な内筒40は突起の螺旋溝内移動につれて一方向に回転する。
これにより、内筒40に固定された回転部材50が回転し、回転部材50に固定された台座60及びブラシ90が回転する。このブラシ90の回転により、化粧材が睫毛等に塗布される。押圧部10を押し切った後、押込力を開放すると、中心部材30は内筒40の内面に設けられた第1バネ44の付勢力により基端部側に向けて押し戻される。このとき、螺旋溝31aは、基端部側にて直線溝31bに接続されているので、内筒40の突起(先端部80a)は、中心部材30が第1バネ44により押し戻されるときは、中心部材30の外周面の直線溝31b内に嵌合する。従って、中心部材30が押し戻されるときは、内筒40は回転しない。よって、ブラシ90も回転しない。
そして、押圧部10を介して中間筒20を押し込み、内筒40の突起(先端部80a)が相対的に螺旋溝内を移動し、内筒40が回転しているときには、内筒40に固定された回転部材50には第2バネ56により引き戻される方向に付勢力が付与されている。このため、回転部材50に固定された内筒40には第2バネ56により引き戻す方向に付勢力が作用しており、第1バネ44の付勢力により中心部材30が基端部側に戻ったときに、内筒40の突起(先端部80a)は直線溝31bから周溝31c内に移動し、更に周溝31c内を螺旋溝31aとの接続部に向けて移動する。これにより、内筒40は、中間筒20を押し込んだときの回転方向と逆方向に回転する。内筒40の突起(先端部80a)は、周溝31cと螺旋溝31aとの接続部に位置する。
その後、中間筒20を再度押し込むと、内筒40はその突起(先端部80a)が螺旋溝31a内を移動して回転し、ブラシ90から化粧材が睫毛等に塗布される。押圧部10を介して中間筒20を押し切り、その後、押圧力を解除すると、内筒40は回転せずに基端部側に戻り、基端部側に戻りきったときに、化粧材の塗布時と反対方向に回転する。
このようにして、中間筒20を押し込む動作とそれを解除する動作とを繰り返すことにより、中心部材30に固定された台座60に取り付けられたブラシ90が、一方向に回転したときの化粧材の塗布が繰り返す実行される。
化粧材の塗布時には、押圧部10の押込力を調節することにより、そのブラシ90の回転速度を微調整することができ、所望の位置に所望の量の化粧材を塗布することができる。例えばブラシ90にマスカラを保持させ、睫毛に当てるときに押圧部10を外筒70に対して少しずつ押し込めば、常に新しいブラシ面と睫毛が接触することにより、その部位に多くの量の化粧材等を塗布しつつ、ダマができたり塗布ムラができたりすることを防止することができる。また、押圧部10の押込力を解除すれば、ブラシ90はもとの位置に素早く逆回転して戻る。そして、押込及び解除動作を繰り返すことにより、ブラシ90は一方向に回転したときの化粧材塗布と、逆回転による復帰とを繰り返し、極めて迅速に高効率で、化粧材を塗布することができる。
本発明の実施形態においては、台座60の先端に取り付ける部材を、マスカラを塗布するブラシ90とする場合について説明したが、これに限定されず、その他の化粧材等を塗布する塗布ブラシを取り付けることもできる。
本発明の第1実施形態に係る塗布具100の構成部品を示す斜視図である。 (a)は押圧部10を示す正面図、(b)は(a)を矢印Aからみた側面図、(c)は(a)を矢印Bからみた側面図である。 (a)は中間筒20を示す正面図、(b)は(a)を矢印Aからみた側面図、(c)は(a)を矢印Bからみた側面図である。 (a)は中心部材30を示す正面図、(b)は(a)を矢印Aからみた側面図、(c)は(a)を矢印Bからみた側面図である。 中心部材30を円周方向の他の角度からみた正面図である。 (a)は内筒40を示す正面図、(b)は(a)を矢印Aからみた側面図、(c)は(a)を矢印Bからみた側面図である。 押圧部10、中間筒20、中心部材30、内筒40、回転部材50、及び台座60を連結した状態と外筒70との関係を示す正面図である。 (a)は台座60を示す正面図、(b)は(a)を矢印Aからみた側面図、(c)は(a)を矢印Bからみた側面図である。
符号の説明
10 押圧部
10a 開口部
10b 空間
11 孔
20 中間筒
21 小径孔部
22 透孔
23 中間筒溝
24 大径孔部
25 係止部
30 中心部材
30a 大径部
30b 小径部
30c 端面
31 溝
31a 螺旋溝
31b 直線溝
31c 周溝
32 ネジ孔
33 軸孔
40 内筒
41 内周面
42 ネジ孔
43 ネジ孔
44 コイルバネ
50 回転部材
51 細棒
52 支持部材
52a フランジ部
53 中心突部
54 中心突部
55 取付部
56 バネ
57 取付部
58 固定部
59 固定部
60 台座
61 ネジ孔
62 スライド部材
62a 長孔
63 ネジ
70 外筒
71 ネジ
80 ネジ
80a 先端部(突起)
82 ネジ
90 ブラシ
100 塗布具

Claims (3)

  1. 外筒と、前記外筒に対して相対的にその軸方向に直線移動はするが回転移動はしないように前記外筒内に同軸的に配置された中間筒と、この中間筒と同軸的に中間筒内に配置され前記中間筒の軸方向基端部側の端部に固定されると共に外周面を有する中心部材と、前記中心部材と前記中間筒との間にこれらと同軸的に配置された内筒と、この内筒内に挿入され前記内筒の軸方向先端部に固定された回転部材と、この回転部材が中心部を挿通し前記回転部材をその中心軸の回りに回転可能に支持すると共に前記外筒の軸方向他端部に固定された支持部材と、この支持部材に対して前記内筒の反対側に配置され前記支持部材を挿通する回転部材に固定された台座と、この台座に取り付けられた化粧材塗布ブラシと、を有し、前記中心部材の前記外周面には、その軸方向に延び直線溝と、螺旋状に延びる螺旋溝とが前記中心部材の基端部側で接続され、周方向に延びる周溝が前記直線溝及び前記螺旋溝と夫々前記中心部材の先端側で接続されるように形成され、更にており、前記内筒の内面には前記中心部材の前記直線溝、螺旋溝及び周溝に嵌合する突起が設けられており、更に、前記内筒の内面には、前記中心部材に対してその軸方向の前記基端部側に付勢力を付与する第1バネが設けられており、前記支持部材と前記回転部材との間に、前記回転部材の回転に対して引き戻す方向に付勢力を付与する第2バネが設けられていることを特徴とする化粧材の塗布具。
  2. 前記中間筒の外周面にその軸方向に延びる中間筒溝が形成され、前記外筒の内面に突起が設けられていて、前記中間筒溝に前記突起が嵌合されることにより、前記中間筒は、前記外筒に対して相対的にその軸方向に直線移動はするが回転移動はしないことを特徴とする請求項1に記載の化粧材の塗布具。
  3. 前記中心部材の基端部側の部分は前記直線溝、螺旋溝及び周溝が形成された先端部側の部分よりも小径であり、前記中間筒の前記基端部側の端部に前記中心部材の小径部のみ挿通させる係止部が設けられており、前記中心部材における前記係止部から前記基端部側に突出した小径部を嵌合する押圧部が設けられており、前記小径部と前記中間筒と前記押圧部とが前記中間筒の前記基端部側の端部で相互に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧材の塗布具。
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