JP2008098514A - 基板処理装置、及び基板処理の終点検出方法 - Google Patents

基板処理装置、及び基板処理の終点検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スループットを低下させることなく電子デバイスに欠陥を生じさせる酸化物層を完全に除去することができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理装置10は、ウエハWにCOR処理及びPHT処理を施す第2のプロセスシップ12を備え、第2のプロセスシップ12は、COR処理を施す第2のプロセスモジュール34と、PHT処理を施す第3のプロセスモジュール36とを有し、第3のプロセスモジュール36は、チャンバ50内の揮発ガスを含む窒素ガス等を排気する第3のプロセスモジュール排気系67を備え、第3のプロセスモジュール排気系67は、チャンバ50とAPCバルブ69の間の本排気管68と連通する分析ユニット200を有し、分析ユニット200は、排気ガス中の揮発ガスの濃度の測定を行い、PHT処理の終点を検出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板処理装置、及び基板処理の終点検出方法に関し、特に、酸化物層を除去する基板処理装置に関する。
シリコンウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)から電子デバイスを製造する電子デバイスの製造方法では、ウエハの表面に導電膜や絶縁膜を成膜するCVD(Chemical Vapor Deposition)等の成膜工程、成膜された導電膜や絶縁膜上に所望のパターンのフォトレジスト層を形成するリソグラフィ工程、及びフォトレジスト層をマスクとして用いて処理ガスから生成されたプラズマによって導電膜をゲート電極に成形し、或いは絶縁膜に配線溝やコンタクトホールを成形するエッチング工程が順次繰り返して実行される。
例えば、或る電子デバイスの製造方法では、ウエハ上に形成されたポリシリコン層をエッチングすることがある。この場合、ウエハ上に形成されたトレンチ(溝)の側面にはSiO層からなるデポジット膜が形成される。
ところで、SiO層は電子デバイスの不具合、例えば、導通不良の原因となるため、除去する必要がある。SiO層の除去方法として、ウエハにCOR(Chemical Oxide Removal)処理及びPHT(Post Heat Treatment)処理を施す基板処理方法が知られている。COR処理は、SiO層とガス分子を化学反応させて生成物を生成する処理であり、PHT処理は、COR処理が施されたウエハを加熱して、COR処理の化学反応によってウエハに生成された生成物を気化・昇華させて該ウエハから除去する処理である。
このCOR処理及びPHT処理からなる基板処理方法を実行する基板処理装置として、化学反応処理装置と、該化学反応処理装置に接続された熱処理装置とを備える基板処理装置が知られている。化学反応処理装置はチャンバを備え、該チャンバに収容されたウエハにCOR処理を施す。熱処理装置もチャンバを備え、該チャンバに収容されたウエハにPHT処理を施す(例えば、特許文献1参照。)。
米国特許出願公開第2004/0185670号明細書
しかしながら、上述した基板処理装置では、熱処理装置におけるPHT処理の処理時間が不足した場合、上記生成物をウエハから完全に除去することができず、当該除去されずに残った生成物が残渣として当該ウエハ上に残り、最終的に製造される電子デバイスの欠陥となるという問題がある。
また、熱処理装置において上記生成物をウエハから完全に除去すべくPHT処理の処理時間を過剰に設定した場合は、著しく装置のスループットが低下するという問題がある。
本発明の目的は、スループットを低下させることなく電子デバイスに欠陥を生じさせる酸化物層を完全に除去することができる基板処理装置、及び基板処理の終点検出方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板処理装置は、酸化物層が表面に形成された基板に処理を施す基板処理装置であって、前記酸化物層をガス分子と化学反応させて前記表面上に生成物を生成する化学反応処理装置と、前記生成物が前記表面に生成された前記基板を加熱する熱処理装置とを備える基板処理装置において、前記熱処理装置は前記加熱された基板から発生する発生ガスを分析する発生ガス分析装置を備えることを特徴とする。
請求項2記載の基板処理装置は、請求項1記載の基板処理装置において、前記熱処理装置は前記基板を収容する収容室と、該収容室内のガスを排気するガス排気系とを備え、前記発生ガス分析装置は前記ガス排気系に設けられることを特徴とする。
請求項3記載の基板処理装置は、請求項2記載の基板処理装置において、前記発生ガス分析装置は前記収容室内から排気されたガスを取り込むガス取込室と、該ガス取込室内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定装置とを備えることを特徴とする。
請求項4記載の基板処理装置は、請求項2記載の基板処理装置において、前記発生ガス分析装置は前記収容室内のガスを排気する排気管と、該排気管内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定装置とを備えることを特徴とする。
請求項5記載の基板処理装置は、請求項2記載の基板処理装置において、前記発生ガス分析装置は前記収容室内のガスを排気する排気管と、該排気管内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置と、前記排気管内のプラズマ発生中心部より下流のアフタグローを分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定装置とを備えることを特徴とする。
請求項6記載の基板処理装置は、請求項2記載の基板処理装置において、前記発生ガス分析装置は質量分析器を備えることを特徴とする。
請求項7記載の基板処理装置は、請求項2記載の基板処理装置において、前記発生ガス分析装置はフーリエ変換赤外分光光度計を備えることを特徴とする。
請求項8記載の基板処理装置は、請求項1記載の基板処理装置において、前記熱処理装置は前記基板を収容する収容室を備え、前記発生ガス分析装置は前記収容室内に設けられることを特徴とする。
請求項9記載の基板処理装置は、請求項8記載の基板処理装置において、前記発生ガス分析装置は前記収容室内のガスを取り込むガス取込室と、該ガス取込室内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定装置とを備えることを特徴とする。
請求項10記載の基板処理装置は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の基板処理装置において、前記発生ガスは、四弗化ケイ素ガス、アンモニアガス、弗化水素ガス、窒素ガス、及び水素ガスの少なくとも1つであることを特徴とする。
請求項11記載の基板処理装置は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の基板処理装置において、前記化学反応処理装置は前記基板を収容する第2の収容室と、該第2の収容室内にアンモニアガスを供給するアンモニアガス供給系と、前記第2の収容室内に弗化水素ガスを供給する弗化水素ガス供給系と、前記第2の収容室内に供給されたアンモニアガス及び弗化水素ガスのうち少なくとも一方を分析する供給ガス分析装置とを備えることを特徴とする。
請求項12記載の基板処理装置は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の基板処理装置において、前記化学反応処理装置は前記基板を収容する第2の収容室と、該第2の収容室内に弗化水素ガスを供給する弗化水素ガス供給系と、前記第2の収容室内に供給された弗化水素ガスを分析する供給ガス分析装置とを備えることを特徴とする。
請求項13記載の基板処理装置は、請求項11又は12記載の基板処理装置において、前記化学反応処理装置は前記第2の収容室内に供給されたガスを排気する供給ガス排気系を備え、前記供給ガス分析装置は前記供給ガス排気系に設けられることを特徴とする。
請求項14記載の基板処理装置は、請求項13記載の基板処理装置において、前記供給ガス分析装置は前記第2の収容室内から排気されたガスを取り込む第2のガス取込室と、該第2のガス取込室内にプラズマを発生させる第2のプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する第2の分光測定装置とを備えることを特徴とする。
請求項15記載の基板処理装置は、請求項13記載の基板処理装置において、前記供給ガス分析装置は前記第2の収容室内のガスを排気する第2の排気管と、該第2の排気管内にプラズマを発生させる第2のプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する第2の分光測定装置とを備えることを特徴とする。
請求項16記載の基板処理装置は、請求項11又は12記載の基板処理装置において、前記供給ガス分析装置は前記第2の収容室内に設けられることを特徴とする。
請求項17記載の基板処理装置は、請求項16記載の基板処理装置において、前記供給ガス分析装置は前記第2の収容室内のガスを取り込む第2のガス取込室と、該第2のガス取込室内にプラズマを発生させる第2のプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する第2の分光測定装置とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項18記載の基板処理の終点検出方法は、酸化物層が表面に形成された基板に処理を施す基板処理装置における当該基板処理の終点検出方法であって、前記酸化物層をガス分子と化学反応させて前記表面上に生成物を生成する化学反応処理ステップと、前記生成物が前記表面に生成された前記基板を加熱する熱処理ステップとを有し、前記熱処理ステップは前記加熱された基板から発生する発生ガスを分析する発生ガス分析ステップを含むことを特徴とする。
請求項19記載の基板処理の終点検出方法は、請求項18記載の基板処理の終点検出方法において、前記発生ガス分析ステップは、前記発生ガス中の原子又は分子を励起させるプラズマを発生させるプラズマ発生ステップと、前記プラズマによって励起された前記発生ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定ステップとを含むことを特徴とする。
請求項20記載の基板処理の終点検出方法は、請求項18記載の基板処理の終点検出方法において、前記発生ガス分析ステップは、前記発生ガスを排気する排気管内の当該発生ガス中の原子又は分子を励起させるプラズマを発生させるプラズマ発生ステップと、前記プラズマによって励起された前記発生ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定ステップとを含むことを特徴とする。
請求項21記載の基板処理の終点検出方法は、請求項18記載の基板処理の終点検出方法において、前記発生ガス分析ステップは、前記発生ガスを排気する排気管内の当該発生ガス中の原子又は分子を励起させるプラズマを発生させるプラズマ発生ステップと、前記排気管内のプラズマ発生中心部より下流のアフタグローを分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定ステップとを含むことを特徴とする。
請求項1記載の基板処理装置及び請求項18記載の基板処理の終点検出方法によれば、酸化物層とガス分子とが化学反応することによって生成物が表面に生成された基板を加熱すると共に、当該加熱された基板から発生する発生ガスを分析する。生成物は加熱されることにより気化・昇華し、生成物が完全に気化・昇華して基板から除去されると、発生ガスの発生が止まる。したがって、当該発生ガスを分析することによって、生成物が完全に除去される終点を検出することができる。その結果、基板の加熱時間を適切に設定することができ、もって、電子デバイスの欠陥となる酸化物層を完全に除去することができると共に装置のスループットを向上させることができる。
請求項2記載の基板処理装置によれば、発生ガス分析装置は収容室内のガスを排気するガス排気系に設けられる。したがって、発生ガス分析装置を収容室内から隔離することができ、もって、発生ガス分析装置内での処理が収容室内の処理に影響を及ぼすことがない。
請求項3,9記載の基板処理装置及び請求項19記載の基板処理の終点検出方法によれば、発生ガス中の原子又は分子を励起させるプラズマを発生させ、プラズマによって励起された発生ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する。したがって、光の強度から発生ガス中の原子又は分子の濃度を測定することができる。
請求項4記載の基板処理装置及び請求項20記載の基板処理の終点検出方法によれば、ガスを排気する排気管内にプラズマを発生させる。したがって、ガスを取り込む取込室を必要としないので、安価な構成でガスの分析を行うことができる。
請求項5記載の基板処理装置及び請求項21記載の基板処理の終点検出方法によれば、排気管内のプラズマ発生中心部より下流のアフタグローを分光し、該分光した光の強度を測定する。したがって、光の強度から発生ガス中の原子又は分子の濃度を正確に測定することができる。
請求項6記載の基板処理装置によれば、質量分析器を備える。したがって、質量分析器を用いて、さらに精度よくガスの分析を行うことができる。
請求項7記載の基板処理装置によれば、フーリエ変換赤外分光光度計を備える。したがって、フーリエ変換赤外分光光度計を用いて、さらに正確にガスの分析を行うことができる。
請求項8記載の基板処理装置によれば、発生ガス分析装置は収容室内に設けられる。したがって、発生ガス分析装置は容易に収容室内のガスを取り込むことができ、もって、確実にガスの分析を行うことができる。
請求項10記載の基板処理装置によれば、発生ガスは、四弗化ケイ素ガス、アンモニアガス、弗化水素ガス、窒素ガス、及び水素ガスの少なくとも1つである。したがって、プラズマによって発生ガス中の原子又は分子は確実に発光するので、光の強度を確実に測定することができ、もって、確実にガスの分析を行うことができる。
請求項11記載の基板処理装置によれば、第2の収容室内に供給されたアンモニアガス及び弗化水素ガスのうち少なくとも一方を分析する。したがって、当該供給ガスを分析することによって、装置が正常に稼働しているか否かを確認することができる。
請求項12記載の基板処理装置によれば、第2の収容室内に供給された弗化水素ガスを分析する。したがって、当該供給ガスを分析することによって、装置が正常に稼働しているか否かを確認することができる。
請求項13記載の基板処理装置によれば、供給ガス分析装置は第2の収容室内のガスを排気する供給ガス排気系に設けられる。したがって、供給ガス分析装置を第2の収容室内から隔離することができ、もって、供給ガス分析装置内での処理が第2の収容室内の処理に影響を及ぼすことがない。
請求項14,17記載の基板処理装置によれば、供給ガス中の原子又は分子を励起させるプラズマを発生させ、プラズマによって励起された供給ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する。したがって、光の強度から供給ガス中の原子又は分子の濃度を測定することができる。
請求項15記載の基板処理装置によれば、第2の収容室内のガスを排気する第2の排気管内にプラズマを発生させる。したがって、ガスを取り込む第2の取込室を必要としないので、安価な構成でガスの分析を行うことができる。
請求項16記載の基板処理装置によれば、供給ガス分析装置は第2の収容室内に設けられる。したがって、供給ガス分析装置は容易に第2の収容室内のガスを取り込むことができ、もって、確実にガスの分析を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る基板処理装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。
図1において、基板処理装置10は、電子デバイス用のウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wに反応性イオンエッチング(以下、「RIE」という。)処理を施す第1のプロセスシップ11と、該第1のプロセスシップ11と平行に配置され、ウエハWに後述するCOR(Chemical Oxide Removal)処理及びPHT(Post Heat Treatment)処理を施す第2のプロセスシップ12と、第1のプロセスシップ11及び第2のプロセスシップ12がそれぞれ接続された矩形状の共通搬送室としてのローダーモジュール13とを備える。
ローダーモジュール13には、上述した第1のプロセスシップ11及び第2のプロセスシップ12の他、25枚のウエハWを収容する容器としてのフープ(Front Opening Unified Pod)14がそれぞれ載置される3つのフープ載置台15と、フープ14から搬出されたウエハWの位置をプリアライメントするオリエンタ16とが接続されている。
第1のプロセスシップ11及び第2のプロセスシップ12は、ローダーモジュール13の長手方向における側壁に接続されると共にローダーモジュール13を挟んで3つのフープ載置台15と対向するように配置され、オリエンタ16はローダーモジュール13の長手方向に関する一端に配置される。
ローダーモジュール13は、内部に配置された、ウエハWを搬送するスカラ型デュアルアームタイプの搬送アーム機構19と、各フープ載置台15に対応するように側壁に配置されたウエハWの投入口としての3つのロードポート20とを有する。搬送アーム機構19は、フープ載置台15に載置されたフープ14からウエハWをロードポート20経由で取り出し、該取り出したウエハWを第1のプロセスシップ11、第2のプロセスシップ12やオリエンタ16へ搬出入する。
第1のプロセスシップ11は、ウエハWにRIE処理を施す第1の真空処理室としての第1のプロセスモジュール25と、該第1のプロセスモジュール25にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの第1の搬送アーム26を内蔵する第1のロード・ロックモジュール27とを有する。
第1のプロセスモジュール25は、円筒状の処理室容器(チャンバ)と、該チャンバ内に配置された上部電極及び下部電極を有し、該上部電極及び下部電極の間の距離はウエハWにRIE処理を施すための適切な間隔に設定されている。また、下部電極はウエハWをクーロン力等によってチャックするESC28をその頂部に有する。
第1のプロセスモジュール25では、チャンバ内部に処理ガスを導入し、上部電極及び下部電極間に電界を発生させることによって導入された処理ガスをプラズマ化してイオン及びラジカルを発生させ、該イオン及びラジカルによってウエハWにRIE処理を施す。
第1のプロセスシップ11では、ローダーモジュール13の内部圧力は大気圧に維持される一方、第1のプロセスモジュール25の内部圧力は真空に維持される。そのため、第1のロード・ロックモジュール27は、第1のプロセスモジュール25との連結部に真空ゲートバルブ29を備えると共に、ローダーモジュール13との連結部に大気ゲートバルブ30を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。
第1のロード・ロックモジュール27の内部には、略中央部に第1の搬送アーム26が設置され、該第1の搬送アーム26より第1のプロセスモジュール25側に第1のバッファ31が設置され、第1の搬送アーム26よりローダーモジュール13側には第2のバッファ32が設置される。第1のバッファ31及び第2のバッファ32は、第1の搬送アーム26の先端部に配置されたウエハWを支持する支持部(ピック)33が移動する軌道上に配置され、RIE処理が施されたウエハWを一時的に支持部33の軌道の上方に待避させることにより、RIE未処理のウエハWとRIE処理済みのウエハWとの第1のプロセスモジュール25における円滑な入れ換えを可能とする。
第2のプロセスシップ12は、ウエハWにCOR処理を施す第2の真空処理室としての第2のプロセスモジュール34(化学反応処理装置)と、該第2のプロセスモジュール34に真空ゲートバルブ35を介して接続された、ウエハWにPHT処理を施す第3の真空処理室としての第3のプロセスモジュール36(熱処理装置)と、第2のプロセスモジュール34及び第3のプロセスモジュール36にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの第2の搬送アーム37を内蔵する第2のロード・ロックモジュール49とを有する。
図2は、図1における第2のプロセスモジュール34の断面図であり、図2(A)は図1における線II−IIに沿う断面図であり、図2(B)は図2(A)におけるA部の拡大図である。
図2(A)において、第2のプロセスモジュール34は、円筒状の処理室容器(チャンバ)38と、該チャンバ38内に配置されたウエハWの載置台としてのウエハステージ39と、チャンバ38の上方に配置されたシャワーヘッド40と、チャンバ38内のガス等を排気するTMP(Turbo Molecular Pump)41と、チャンバ38及びTMP41の間に配置され、チャンバ38内の圧力を制御する可変式バタフライバルブとしてのAPC(Automatic Pressure Control)バルブ42とを有する。
ウエハステージ39は調温機構として冷媒室(図示しない)を有する。この冷媒室には所定温度の冷媒、例えば、冷却水やガルデン液が循環供給され、当該冷媒の温度によってウエハステージ39の上面に載置されたウエハWの処理温度が制御される。ウエハステージ39は、10〜30℃に維持されるのが好ましい。
また、ウエハステージ39は、その上面から突出自在なリフトピンとしての複数のプッシャーピン(図示しない)を有し、これらのプッシャーピンは、ウエハWがウエハステージ39に載置されるときにはウエハステージ39に収容され、COR処理が施されたウエハWをチャンバ38から搬出するときには、ウエハステージ39の上面から突出してウエハWを上方へ持ち上げる。なお、本実施の形態では、ウエハステージ39の代わりにESCを使用してもよい。
シャワーヘッド40は2層構造を有し、下層部43及び上層部44のそれぞれに第1のバッファ室45及び第2のバッファ室46を有する。第1のバッファ室45及び第2のバッファ室46はそれぞれガス通気孔47,48を介してチャンバ38内に連通する。すなわち、シャワーヘッド40は、第1のバッファ室45及び第2のバッファ室46にそれぞれ供給されるガスのチャンバ38内への内部通路を有する、階層状に積み重ねられた2つの板状体(下層部43、上層部44)からなる。
ウエハWにCOR処理を施す際、図2(A)に示すように、第1のバッファ室45にはNH(アンモニア)ガスが後述するアンモニアガス供給管57から供給され、該供給されたアンモニアガスはガス通気孔47を介してチャンバ38内へ供給されると共に、第2のバッファ室46にはHF(弗化水素)ガスが後述する弗化水素ガス供給管58から供給され、該供給された弗化水素ガスはガス通気孔48を介してチャンバ38内へ供給される。
ところで、COR処理とは、ウエハW上の酸化物層とガス分子を化学反応させて生成物を生成する処理である。
本実施の形態では、COR処理においてアンモニアガス及び弗化水素ガスを用いる。また、アルゴンガスを添加して用いてもよい。ここで、弗化水素ガスはSiO層の腐食を促進し、アンモニアガスは、酸化物層(SiO層)と弗化水素ガスとの反応を必要に応じて制限し、最終的には停止させるための反応副生成物(By-product)を合成する。また、アンモニアガスは弗化水素ガスより多く供給することが好ましい。例えば、アンモニアガス/弗化水素ガスは、流量比(sccm)で1/1〜2/1の範囲が好ましい。また、チャンバ38内におけるアンモニアガス及び弗化水素ガスの混合ガスの分圧を10〜40mTorrに設定するのが好ましい。具体的には、本実施の形態では、COR処理において以下の化学反応を利用する。
(COR処理)
SiO+4HF → SiF+2HO↑
SiF+2NH+2HF → (NHSiF
本実施の形態では、チャンバ38内の圧力が1Torr以下に維持される。
また、シャワーヘッド40はヒータ(図示しない)、例えば、加熱素子を内蔵する。この加熱素子は、好ましくは、上層部44上に配置されて第2のバッファ室46内の弗化水素ガスの温度を制御する。
また、図2(B)に示すように、ガス通気孔47,48におけるチャンバ38内への開口部は末広がり状に形成される。これにより、アンモニアガスや弗化水素ガスをチャンバ38内へ効率よく拡散することができる。さらに、ガス通気孔47,48は断面がくびれ形状を呈するので、チャンバ38で発生した生成物がガス通気孔47,48、引いては、第1のバッファ室45や第2のバッファ室46へ逆流するのを防止することができる。なお、ガス通気孔47,48は螺旋状の通気孔であってもよい。
この第2のプロセスモジュール34は、チャンバ38内の圧力と、アンモニアガス及び弗化水素ガスの流量比を上述したように調整することによってウエハWに上記COR処理を施す。
また、この第2のプロセスモジュール34は、チャンバ38内において初めてアンモニアガス及び弗化水素ガスが混合するように設計されている(ポストミックス設計)ため、チャンバ38内に上記2種類のガスが導入されるまで、該2種類のガスが混合するのを防止して、弗化水素ガスとアンモニアガスとがチャンバ38内への導入前に反応するのを防止する。
また、第2のプロセスモジュール34では、チャンバ38の側壁がヒータ(図示しない)、例えば、加熱素子を内蔵し、チャンバ38内の雰囲気温度が低下するのを防止する。これにより、COR処理の再現性を向上することができる。また、側壁内の加熱素子は、側壁の温度を制御することによってチャンバ38内に発生した副生成物が側壁の内側に付着するのを防止する。
図3は、図1における第3のプロセスモジュール36の断面図である。
図3において、第3のプロセスモジュール36は、筐体状の処理室容器(チャンバ)50と、該チャンバ50の天井部185と対向するように、チャンバ50内に配置されたウエハWの載置台としてのステージヒータ51と、該ステージヒータ51の近傍に配置され、ステージヒータ51に載置されたウエハWを上方に持ち上げるバッファアーム52と、チャンバ50の天井部185に設けられ、且つチャンバ50内及び外部雰囲気を遮断する開閉自在な蓋としてのPHTチャンバリッド(図示しない)とを有する。
ステージヒータ51は、表面に酸化皮膜が形成されたアルミからなり、内蔵された電熱線等からなるヒータ186によって載置されたウエハWを所定の温度まで加熱する。具体的には、ステージヒータ51は載置したウエハWを100〜200℃、好ましくは約135℃まで直接加熱する。なお、ヒータ186の発熱量はヒータ制御装置187によって制御される。
PHTチャンバリッドにはシリコンゴム製のシートヒータが配されてウエハWを上方から加熱する。なお、チャンバ50の外周は熱シールド(図示しない)によって覆われている。
ウエハWを上方から加熱するヒータとして、上述したシートヒータの代わりに、紫外線放射(UV radiation)ヒータを配してもよい。紫外線放射ヒータとしては、波長190〜400nmの紫外線を放射する紫外線ランプ等が該当する。
バッファアーム52は、COR処理が施されたウエハWを一時的に第2の搬送アーム37における支持部53の軌道の上方に待避させることにより、第2のプロセスモジュール34や第3のプロセスモジュール36におけるウエハWの円滑な入れ換えを可能とする。
この第3のプロセスモジュール36は、ウエハWの温度を調整することによってウエハWにPHT処理を施す。
ところで、PHT処理とは、COR処理が施されたウエハWを加熱して、COR処理の化学反応によってウエハWに生成した生成物を気化・昇華させてウエハWから除去する処理である。具体的には、本実施の形態では、PHT処理において以下の化学反応を利用する。
(PHT処理)
(NHSiF → SiF↑+2NH↑+2HF↑
尚、PHT処理においては、図3に示すように、N及びHも若干量発生する。
また、第3のプロセスモジュール36は、窒素ガス供給系190を備える。
窒素ガス供給系190は窒素ガス供給部192と、該窒素ガス供給部192に接続された窒素ガス供給管65とを有し、窒素ガス供給管65はチャンバ50の天井部185においてステージヒータ51に載置されたウエハWに対向するように開口する窒素ガス供給孔194を有する。窒素ガス供給部192は窒素ガス供給管65を介して窒素ガス供給孔194からチャンバ50内にパージガスとして窒素(N)ガスを供給し、上述したPHT処理において発生(揮発)したガスを排気する。また、窒素ガス供給部192は供給する窒素ガスの流量を調整する。具体的には、窒素ガスの流量を、例えば500〜3000sccmの範囲に設定するのがよい。
図1に戻り、第2のロード・ロックモジュール49は、第2の搬送アーム37を内蔵する筐体状の搬送室(チャンバ)70を有する。また、ローダーモジュール13の内部圧力は大気圧に維持される一方、第2のプロセスモジュール34及び第3のプロセスモジュール36の内部圧力は真空若しくは大気圧以下に維持される。そのため、第2のロード・ロックモジュール49は、第3のプロセスモジュール36との連結部に真空ゲートバルブ54を備えると共に、ローダーモジュール13との連結部に大気ドアバルブ55を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。
図4は、図1における第2のプロセスシップ12の概略構成を示す斜視図である。
図4において、第2のプロセスモジュール34は、第1のバッファ室45へアンモニアガスを供給するアンモニアガス供給管57と、第2のバッファ室46へ弗化水素ガスを供給する弗化水素ガス供給管58と、チャンバ38内の圧力を測定する圧力ゲージ59と、ウエハステージ39内に配設された冷却系統に冷媒を供給するチラーユニット60とを備える。
アンモニアガス供給管57にはMFC(Mass Flow Controller)(図示しない)が設けられ、該MFCは第1のバッファ室45へ供給するアンモニアガスの流量を調整すると共に、弗化水素ガス供給管58にもMFC(図示しない)が設けられ、該MFCは第2のバッファ室46へ供給する弗化水素ガスの流量を調整する。アンモニアガス供給管57のMFCと弗化水素ガス供給管58のMFCは協働して、チャンバ38へ供給されるアンモニアガスと弗化水素ガスの流量比を調整する。
また、第2のプロセスモジュール34の下方には、DP(Dry Pump)(図示しない)に接続された第2のプロセスモジュール排気系61が配置される。第2のプロセスモジュール排気系61は、チャンバ38とAPCバルブ42の間に配設された排気ダクト62と連通する排気管63と、当該排気ダクト62と連通する後述の図5(A)の分析ユニット210(供給ガス分析装置)と、TMP41の下方(排気側)に接続された排気管64とを有し、チャンバ38内のガス等を排気すると共に当該排気されたガス等を分析する。なお、排気管64はDPの手前において排気管63に接続される。また、分析ユニット210は、第1のプロセスシップ11、第2のプロセスシップ12、及びローダーモジュール13の動作を制御するシステムコントローラ89に接続される。
第3のプロセスモジュール36は、チャンバ50へ窒素(N)ガスを供給する窒素ガス供給管65と、チャンバ50内の圧力を測定する圧力ゲージ66と、チャンバ50内の窒素ガス等を排気すると共に当該排気された窒素ガス等を分析する第3のプロセスモジュール排気系67とを備える。
窒素ガス供給管65にはMFC(図示しない)が設けられ、該MFCはチャンバ50へ供給される窒素ガスの流量を調整する。第3のプロセスモジュール排気系67は、チャンバ50に連通すると共にDPに接続された本排気管68と、該本排気管68の途中に配されたAPCバルブ69と、チャンバ50とAPCバルブ69の間において本排気管68と連通する後述の図5(A)の分析ユニット200(発生ガス分析装置)と、本排気管68からAPCバルブ69を回避するように分岐し、且つDPの手前において本排気管68に接続する副排気管68aとを有する。APCバルブ69は、チャンバ50内の圧力を制御する。また、分析ユニット200も分析ユニット210と同様に、システムコントローラ89に接続される。
第2のロード・ロックモジュール49は、チャンバ70へ窒素ガスを供給する窒素ガス供給管71と、チャンバ70内の圧力を測定する圧力ゲージ72と、チャンバ70内の窒素ガス等を排気する第2のロード・ロックモジュール排気系73と、チャンバ70内を大気開放する大気連通管74とを備える。
窒素ガス供給管71にはMFC(図示しない)が設けられ、該MFCはチャンバ70へ供給される窒素ガスの流量を調整する。第2のロード・ロックモジュール排気系73は1本の排気管からなり、該排気管はチャンバ70に連通すると共に、DPの手前において第3のプロセスモジュール排気系67における本排気管68に接続される。また、第2のロード・ロックモジュール排気系73及び大気連通管74はそれぞれ開閉自在な排気バルブ75及びリリーフバルブ76を有し、該排気バルブ75及びリリーフバルブ76は協働してチャンバ70内の圧力を大気圧から所望の真空度までのいずれかに調整する。
図5(A)は、図4における分析ユニット200,210の概略構成を示す模式図である。
図5(A)において、分析ユニット200(210)は、チャンバ50,38内から排気されたガスを取り込むチャンバ201(ガス取込室)と、該チャンバ201内にプラズマを発生させるために当該チャンバ201の周囲に巻かれたコイル202及び該コイル202に高周波電流を流す高周波電源203(プラズマ発生装置)と、当該プラズマによって励起された当該ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する発光分析器204(分光測定装置)とを備える。分析ユニット200(210)では、発光分析器204により上記光の強度を測定することにより、上記ガス中の原子又は分子の濃度を測定することができる。なお、チャンバ201内には、ガス供給装置(図示しない)からプラズマを発生するアルゴンガスが供給されている。
ところで、上述したように第3のプロセスモジュール36ではチャンバ50内でウエハWにPHT処理を施す。当該PHT処理では、COR処理の化学反応によってウエハWに生成した生成物を気化・昇華させるため、ウエハWから四弗化ケイ素ガス、アンモニアガス、弗化水素ガス、窒素ガス、及び水素ガス等の揮発ガスが発生する。第3のプロセスモジュール36ではチャンバ50内にパージガスとして窒素ガスを供給することにより当該揮発ガスを排気する。したがって、第3のプロセスモジュール排気系67はチャンバ50内から当該揮発ガスを含むガスの排気を行う。
本実施の形態では、上記分析ユニット200を用いて上記揮発ガスを含む排気ガス中の当該揮発ガスの濃度の測定を行う。PHT処理では、上記生成物を完全に気化・昇華させて除去すると、上記揮発ガスの発生が止まるので、当該排気ガス中の揮発ガスの濃度を当該分析ユニット200を用いてモニタリングすることにより、当該PHT処理の終点を検出することができる。したがって、基板処理におけるPHT処理の処理時間を適切に設定することができるので、電子デバイスの欠陥となる生成物を完全に除去することができると共に装置のスループットを向上させることができる。また、上記分析ユニット200は第3のプロセスモジュール排気系67に設けられるため、当該分析ユニット200を第3のプロセスモジュール36のチャンバ50内から隔離することができ、もって、当該分析ユニット200内での処理が当該チャンバ50内の処理に影響を及ぼすことがない。
一方、上述したように第2のプロセスモジュール34ではチャンバ38内でウエハWにCOR処理を施す。当該COR処理では、チャンバ38内にアンモニアガス及び弗化水素ガス等の反応ガスが供給される。第2のプロセスモジュール34ではチャンバ38内を所定の圧力に維持するために、チャンバ38内のガスを排気する。したがって、第2のプロセスモジュール排気系61はチャンバ38内から当該反応ガスを含むガスの排気を行う。
本実施の形態では、上記分析ユニット210を用いて上記反応ガスを含む排気ガス中の当該反応ガスの濃度の測定を行う。したがって、当該排気ガス中の反応ガスの濃度を当該分析ユニット210を用いてモニタリングすることにより、装置が正常に稼働しているか否かを確認することができる。
また、本実施の形態では、上記分析ユニットをそれぞれ各プロセスモジュールの排気系に設けているが、処理室内に設けてもよい。処理室内に上記分析ユニットが設けられる場合、当該分析ユニットは容易に収容室内のガスを取り込むことができ、もって、確実にガスの分析を行うことができる。なお、分析ユニット内での処理は処理室内の処理に影響を及ぼすことはない。また、上記分析ユニットの排気系又は処理室内における配置場所も自由である。
なお、上記分析ユニット210を設けるか否かは任意であり、第2のプロセスモジュール34の稼働状況を確認する必要がない場合には設けなくてもよい。
図5(B)は、図5(A)の分析ユニット200の変形例の概略構成を示す模式図である。
図5(B)において、分析ユニット300は、チャンバ50内のガスを排気する排気曲管301(例えば、副排気管68aの一部)と、該排気曲管301内にプラズマを発生させるために当該排気曲管301の周囲に巻かれたコイル302と、該コイル302に高周波電流を流す高周波電源303と、当該プラズマによって励起された当該ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する発光分析器304とを備える。分析ユニット300では、発光分析器304により上記光の強度を測定することにより、上記ガス中の原子又は分子の濃度を測定することができる。なお、排気曲管301内には、ガス供給装置(図示しない)からプラズマを発生するアルゴンガスが供給されている。
本変形例においても、上記分析ユニット300を用いて上記揮発ガスを含む排気ガス中の当該揮発ガスの濃度の測定を行い、当該排気ガス中の揮発ガスの濃度を当該分析ユニット300を用いてモニタリングすることにより、PHT処理の終点を検出することができる。したがって、本変形例においても、基板処理におけるPHT処理の処理時間を適切に設定することができ、分析ユニット200のようにチャンバ201を必要としないので、安価な構成で上述した効果と同様の効果を実現することができる。
また、分析ユニット300において、図5(B)に示すように、排気曲管301内におけるプラズマ発生中心部301aより下流のアフタグローを分光し、該分光した光の強度を測定するアフタグロー分析器305を設けてもよい。分析ユニット300では、アフタグロー分析器305による上記光の強度の測定によって、上記ガス中の原子又は分子の濃度を正確に測定することができるので、この場合においては、上述した効果と同様の効果を確実に実現することができる。
上述したように本実施の形態では、ガス中の揮発ガス又は反応ガスの濃度を測定するために、上述した分析ユニットを設け、当該分析ユニット内でのプラズマ発光分析により当該ガスの濃度を測定しているが、当該分析ユニット内においてはプラズマ発光分析に限らず、質量分析器やフーリエ変換赤外分光光度計を用いたガス濃度の測定を行ってもよい。質量分析器を用いた場合は、さらに精度よくガスの分析を行うことができ、フーリエ変換赤外分光光度計を用いた場合は、さらに正確にガスの分析を行うことができる。
次に、本実施の形態に係る基板処理装置において実行されるCOR処理及びPHT処理の変形例について説明する。
例えば、或る電子デバイスの製造方法では、ウエハ上に形成された所定のパターンに形成されたハードマスクを利用してポリシリコン層をエッチングすることがある。このとき、エッチングによって形成されたトレンチ(溝)の側面にSiOBr層からなるデポジット膜が形成される。なお、SiOBr層は、SiO層に似た性質を有する疑似SiO層である。ここで、スループット向上の観点から当該デポジット膜と当該ウエハ上に形成されたハードマスクとを同時に除去することが好ましく、ハードマスクは弗化水素によって除去可能であることから、弗化水素単ガスによってCOR処理をウエハWに施すのが好ましい。そのため、本変形例においては、図6(A)に示すように、第2のプロセスモジュール34のチャンバ38内に弗化水素ガスのみを供給してウエハWにCOR処理を施し、図6(B)に示すように、第3のプロセスモジュール36のチャンバ50内でウエハWにPHT処理を施すことにより、上述したデポジット膜とハードマスクとを同時に除去する。具体的には、本変形例において以下の化学反応を利用する。
(COR処理)
SiO+6HF → HSiF+2H
(PHT処理)
SiF → SiF↑+2HF↑
O → HO↑
本変形例では、チャンバ38,50内の圧力が30Torr以下の高圧に維持される。また、ウエハステージ39は、10〜40℃に維持されるのが好ましく、ステージヒータ51は載置したウエハWを175〜200℃まで直接加熱する。
本変形例においても、上述した分析ユニットを設けることによって上述した効果と同様の効果を実現することができる。
上述した実施の形態に係る基板処理装置は、図1に示すような互いに平行に配されたプロセスシップを2つ備えるパラレルタイプの基板処理装置に限られず、図7に示すように、ウエハWに所定の処理を施す真空処理室としての複数のプロセスモジュールが放射状に配置された基板処理装置も該当する。
図7は、上述した実施の形態に係る基板処理装置の変形例の概略構成を示す平面図である。なお、図7においては、図1の基板処理装置10における構成要素と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図7において、基板処理装置137は、平面視六角形のトランスファモジュール138と、該トランスファモジュール138の周囲において放射状に配置された4つのプロセスモジュール139〜142と、ローダーモジュール13と、トランスファモジュール138及びローダーモジュール13の間に配置され、トランスファモジュール138及びローダーモジュール13を連結する2つのロード・ロックモジュール143,144とを備える。
トランスファモジュール138及び各プロセスモジュール139〜142は内部の圧力が真空に維持され、トランスファモジュール138と各プロセスモジュール139〜142とは、それぞれ真空ゲートバルブ145〜148を介して接続される。
基板処理装置137では、ローダーモジュール13の内部圧力が大気圧に維持される一方、トランスファモジュール138の内部圧力は真空に維持される。そのため、各ロード・ロックモジュール143,144は、それぞれトランスファモジュール138との連結部に真空ゲートバルブ149,150を備えると共に、ローダーモジュール13との連結部に大気ドアバルブ151,152を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。また、各ロード・ロックモジュール143,144はローダーモジュール13及びトランスファモジュール138の間において受渡されるウエハWを一時的に載置するためのウエハ載置台153,154を有する。
トランスファモジュール138はその内部に配置された屈伸及び旋回自在になされたフロッグレッグタイプの搬送アーム155を有し、該搬送アーム155は、各プロセスモジュール139〜142や各ロード・ロックモジュール143,144の間においてウエハWを搬送する。
各プロセスモジュール139〜142は、それぞれ処理が施されるウエハWを載置する載置台156〜159を有する。ここで、プロセスモジュール139,140は基板処理装置10における第1のプロセスモジュール25と同様の構成を有し、プロセスモジュール141は第2のプロセスモジュール34と同様の構成を有し、プロセスモジュール142は第3のプロセスモジュール36又は第3のプロセスモジュール198と同様の構成を有する。したがって、プロセスモジュール139,140はウエハWにエッチング処理を施し、プロセスモジュール141はウエハWにCOR処理を施し、プロセスモジュール142はウエハWにPHT処理を施すことができる。
基板処理装置137では、トレンチの側面にSiO層からなるデポジット膜が形成されたウエハWを、プロセスモジュール141に搬入してCOR処理を施し、さらにプロセスモジュール142に搬入してPHT処理を施す。
なお、基板処理装置137における各構成要素の動作は、基板処理装置10におけるシステムコントローラ89と同様の構成を有するシステムコントローラによって制御される。また、基板処理装置137では、プロセスモジュールの数は4つに限らず、例えば6つであってもよい。
本実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 図1における第2のプロセスモジュールの断面図であり、(A)は図1における線II−IIに沿う断面図であり、(B)は(A)におけるA部の拡大図である。 図1における第3のプロセスモジュールの断面図である。 図1における第2のプロセスシップの概略構成を示す斜視図である。 本実施の形態に係る基板処理装置に設けられる分析ユニットの概略構成を示す模式図であり、(A)は図4における分析ユニットの模式図であり、(B)は(A)の分析ユニットの変形例の模式図である。 本実施の形態に係る基板処理装置が実行する基板処理の変形例を説明する図であり、(A)はCOR処理の変形例であり、(B)はPHT処理の変形例である。 本実施の形態に係る基板処理装置の変形例の概略構成を示す平面図である。
符号の説明
W ウエハ
10,137 基板処理装置
34 第2のプロセスモジュール
36 第3のプロセスモジュール
38,50,201 チャンバ
39 ウエハステージ
51 ステージヒータ
61 第2のプロセスモジュール排気系
67 第3のプロセスモジュール排気系
200,210,300 分析ユニット
204,304 発光分析器

Claims (21)

  1. 酸化物層が表面に形成された基板に処理を施す基板処理装置であって、前記酸化物層をガス分子と化学反応させて前記表面上に生成物を生成する化学反応処理装置と、前記生成物が前記表面に生成された前記基板を加熱する熱処理装置とを備える基板処理装置において、
    前記熱処理装置は前記加熱された基板から発生する発生ガスを分析する発生ガス分析装置を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記熱処理装置は前記基板を収容する収容室と、該収容室内のガスを排気するガス排気系とを備え、
    前記発生ガス分析装置は前記ガス排気系に設けられることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記発生ガス分析装置は前記収容室内から排気されたガスを取り込むガス取込室と、該ガス取込室内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定装置とを備えることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記発生ガス分析装置は前記収容室内のガスを排気する排気管と、該排気管内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定装置とを備えることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  5. 前記発生ガス分析装置は前記収容室内のガスを排気する排気管と、該排気管内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置と、前記排気管内のプラズマ発生中心部より下流のアフタグローを分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定装置とを備えることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  6. 前記発生ガス分析装置は質量分析器を備えることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  7. 前記発生ガス分析装置はフーリエ変換赤外分光光度計を備えることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  8. 前記熱処理装置は前記基板を収容する収容室を備え、
    前記発生ガス分析装置は前記収容室内に設けられることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  9. 前記発生ガス分析装置は前記収容室内のガスを取り込むガス取込室と、該ガス取込室内にプラズマを発生させるプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定装置とを備えることを特徴とする請求項8記載の基板処理装置。
  10. 前記発生ガスは、四弗化ケイ素ガス、アンモニアガス、弗化水素ガス、窒素ガス、及び水素ガスの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  11. 前記化学反応処理装置は前記基板を収容する第2の収容室と、該第2の収容室内にアンモニアガスを供給するアンモニアガス供給系と、前記第2の収容室内に弗化水素ガスを供給する弗化水素ガス供給系と、前記第2の収容室内に供給されたアンモニアガス及び弗化水素ガスのうち少なくとも一方を分析する供給ガス分析装置とを備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  12. 前記化学反応処理装置は前記基板を収容する第2の収容室と、該第2の収容室内に弗化水素ガスを供給する弗化水素ガス供給系と、前記第2の収容室内に供給された弗化水素ガスを分析する供給ガス分析装置とを備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  13. 前記化学反応処理装置は前記第2の収容室内に供給されたガスを排気する供給ガス排気系を備え、
    前記供給ガス分析装置は前記供給ガス排気系に設けられることを特徴とする請求項11又は12記載の基板処理装置。
  14. 前記供給ガス分析装置は前記第2の収容室内から排気されたガスを取り込む第2のガス取込室と、該第2のガス取込室内にプラズマを発生させる第2のプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する第2の分光測定装置とを備えることを特徴とする請求項13記載の基板処理装置。
  15. 前記供給ガス分析装置は前記第2の収容室内のガスを排気する第2の排気管と、該第2の排気管内にプラズマを発生させる第2のプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する第2の分光測定装置とを備えることを特徴とする請求項13記載の基板処理装置。
  16. 前記供給ガス分析装置は前記第2の収容室内に設けられることを特徴とする請求項11又は12記載の基板処理装置。
  17. 前記供給ガス分析装置は前記第2の収容室内のガスを取り込む第2のガス取込室と、該第2のガス取込室内にプラズマを発生させる第2のプラズマ発生装置と、前記プラズマによって励起された前記ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する第2の分光測定装置とを備えることを特徴とする請求項16記載の基板処理装置。
  18. 酸化物層が表面に形成された基板に処理を施す基板処理装置における当該基板処理の終点検出方法であって、
    前記酸化物層をガス分子と化学反応させて前記表面上に生成物を生成する化学反応処理ステップと、
    前記生成物が前記表面に生成された前記基板を加熱する熱処理ステップとを有し、
    前記熱処理ステップは前記加熱された基板から発生する発生ガスを分析する発生ガス分析ステップを含むことを特徴とする終点検出方法。
  19. 前記発生ガス分析ステップは、前記発生ガス中の原子又は分子を励起させるプラズマを発生させるプラズマ発生ステップと、前記プラズマによって励起された前記発生ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定ステップとを含むことを特徴とする請求項18記載の終点検出方法。
  20. 前記発生ガス分析ステップは、前記発生ガスを排気する排気管内の当該発生ガス中の原子又は分子を励起させるプラズマを発生させるプラズマ発生ステップと、前記プラズマによって励起された前記発生ガス中の原子又は分子の発光を分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定ステップとを含むことを特徴とする請求項18記載の終点検出方法。
  21. 前記発生ガス分析ステップは、前記発生ガスを排気する排気管内の当該発生ガス中の原子又は分子を励起させるプラズマを発生させるプラズマ発生ステップと、前記排気管内のプラズマ発生中心部より下流のアフタグローを分光し、該分光した光の強度を測定する分光測定ステップとを含むことを特徴とする請求項18記載の終点検出方法。
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