JP2008098298A - 化合物半導体デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】窒化物系化合物半導体層を用いたヘテロ接合トランジスタについて、ゲート・ドレイン間の高耐圧化、チャネル領域での高電流密度化、及びソース/ドレイン電極の低コンタクト抵抗化を同時に実現すること。
【解決手段】第1の窒化物系化合物半導体層からなるチャネル層3と、チャンネル層3にヘテロ接合する第2の窒化物系化合物半導体であって、第2の窒化物系化合物半導体の構成元素の一部からなりチャネル層3よりもエネルギーバンドギャップが大きい第1化合物層4aと、前記構成元素の一部からなり且つ第1化合物層4aよりもエネルギーバンドギャップが小さい材料からなる第2化合物層4bとをチャンネル層3上に交互に複数積層してなるキャリア供給層4を備えること。
【選択図】図1

Description

本発明は、化合物半導体デバイスに関し、より詳しくは、窒化物系化合物半導体層を用いたヘテロ接合電界効果トランジスタ(HFET)又はこれを含む化合物半導体デバイスに関する。
窒化物系化合物半導体、例えばGaN系化合物半導体を用いた電界効果型トランジスタ(FET)は、GaAs系化合物半導体に比べてエネルギーバンドギャップが大きく、400℃に近い高温環境下においても動作する。
このため、窒化物系化合物半導体、特にGaNを用いたMESFET(Metal Semiconductor FET)、HFET((Heterojunction FET)等の電子デバイスの研究開発が進められている。さらに、上記材料の特性からマイクロ波帯やミリ波帯のパワーデバイスとして注目を浴びており、高効率のインバータ、コンバータの適用にも大きな期待がかけられている。
これらを実現するためには、小型、高信頼性、低損失のデバイスの開発が必要であり、この種の半導体装置では、ゲート・ドレイン間耐圧、チャネル層の高電流密度化、及び低コンタクト抵抗の実現が重要なポイントとなる。
GaN系HFETとしては図10に示した構造が知られている。その構造は、例えば下記の特許文献1に記載されている。
図10において、サファイア等の基板101上には、GaNバッファ層102、アンドープGaNチャネル層103、アンドープAlGANキャリア供給層104が順にMOCVD法等により成長され、さらに、キャリア供給層104の表面には酸化シリコンよりなる保護膜105が形成されている。
保護膜105のうちソース領域、ドレイン領域にはそれぞれ開口部が形成され、キャリア供給層104の上には、ソース領域の開口部を通してソース電極106sが形成される一方、他方の開口部を通してドレイン電極106dが形成されている。さらに、保護膜105のうちソース電極106sとドレイン電極106dの間には、別の開口部が形成され、その開口部を通してゲート電極107がキャリア供給層104上に形成されている。ゲート電極107は、キャリア供給層104にショットキー接触する。
このHFETにおいて、アンドープGaNチャネル層103と混晶のアンドープAlGaNキャリア供給層104の間には結晶歪に基づくピエゾ圧電効果によるピエゾ電界が発生し、両者のヘテロ接合界面直下に2次元電子ガスが生成される。
そして、アンドープAlGaNキャリア供給層104は電子の供給層として機能してアンドープGaNチャネル層103に電子を供給する。
ソース電極106sとドレイン電極106dの間に電位差を生じさせて電流を流すと、ソース電極106sから供給された電子は、アンドープGaNチャネル層103の最上部に生じている二次元電子ガスの働きで高速移動してドレイン電極106dに走行するが、この時、ゲート電極107を作動してその直下に空乏層を発生させることにより、素子としての各種の変調動作を実現させることができる。
ところで、オフ時にソース・ドレイン間の抵抗を上げ、耐圧性能を高くするためには、混晶であるAlGaNキャリア供給層104の抵抗を高くすることが好ましいが、従来技術による実現は難しい。
また、オン時の電流密度を高くするためには、AlGaNキャリア供給層104のAl組成比を上げてエネルギーバンドギャップを広くして二次元電子ガス層での電子密度をより高くする必要がある。しかし、Alの組成を高くするに伴いAlGaNキャリア供給層104の結晶性が劣化し、耐圧性能が減少する傾向がある。
これを防ぐために、AlGaNキャリア供給層104とGaNチャネル層103の間に薄いAlN層を挿入する方法が知られている。
特開2003−258005号公報
しかし、AlN層を挿入することにより、AlGaNキャリア供給層104とGaNチャネル層103の間に障壁ができるために、ソース電極106s、ドレイン電極106dとのコンタクト抵抗が上昇するといった問題が発生する。
また、AlGaNキャリア供給層104の表面からは活性なAl原子が表面に露出するために、不純物の影響を受けやすくて表面準位密度が高くなり、これを経路としたリーク電流が増加し、ゲート・ドレイン間耐圧低下の原因となる。
これに対し、安定なGaN層をAlGaNキャリア供給層104上に形成することにより、不純物の影響を低減することも可能であるが、GaN層とAlGaNキャリア供給層104の間に障壁が生じるために、ソース電極106s、ドレイン電極106dのコンタクト抵抗が上昇する問題は解決されない。
以上のように、従来技術による構造では、ゲート・ドレイン間の高耐圧化、チャネル領域での高電流密度化、及びソース/ドレイン電極の低コンタクト抵抗化を同時に実現することは難しい。
本発明の目的は、HFETのゲート・ドレイン間の高耐圧化、チャネル領域での高電流密度化、及びソース/ドレイン電極の低コンタクト抵抗化を同時に実現できる化合物半導体デバイスを提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明の第1の態様は、第1の窒化物系化合物半導体層からなるチャネル層と、前記チャンネル層にヘテロ接合する第2の窒化物系化合物半導体であって、前記第2の窒化物系化合物半導体の構成元素の一部からなり前記チャネル層よりもエネルギーバンドギャップが大きい第1化合物層と前記構成元素の一部からなり且つ前記第1化合物層よりもエネルギーバンドギャップが小さい材料からなる第2化合物層とを前記チャンネル層上に交互に複数積層してなるキャリア供給層と、前記キャリア供給層にオーミック接触するソース電極及びドレイン電極と、前記ソース電極と前記ドレイン電極の間の領域において前記キャリア供給層にショットキー接触するゲート電極とを有することを特徴とする化合物半導体デバイスである。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様において、前記キャリア供給層は、前記第1化合物層と前記第2化合物層の超格子構造であることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、前記第1又は第2の態様において、前記チャネル層はGaN層であり、前記キャリア供給層はAlGaN層であり、前記第1化合物層はAlN層であり、前記第2化合物層はGaN層であることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、前記第3の態様において、前記第1化合物層である前記AlN層の厚さは0.2〜4.0nmの範囲にあることを特徴とする。
本発明の第5の態様は、前記第3又は第4の態様において、前記第2化合物層である前記GaN層の厚さは0.4〜8.0nmの範囲にあることを特徴とする。
本発明の第6の態様は、前記第1乃至第5の態様のいずれかにおいて、前記第1化合物層の一層目は、前記キャリア供給層において最下層であることを特徴とする。
本発明の第7の態様は、前記第1乃至第6の態様のいずれかにおいて、前記第2化合物層の最終層は、前記キャリア供給層において最上層であることを特徴とする。
本発明によれば、キャリア供給層(例えば、AlGaN層)をエネルギーバンドギャップの異なる第1化合物層(例えば、AlN層)と第2化合物層(例えば、GaN層)を交互に形成してなる格子構造としている。これにより、キャリア供給層としては全体として第1、第2化合物層を構成する元素からなる擬似混晶窒化物系化合物半導体層として機能する。
同時に、ソース電極からキャリア供給層に流出する電子は、エネルギーバンドギャップが広く且つ薄い第1化合物層をトンネル効果により通過してキャリア供給層最下層のヘテロ接合界面下の二次元電子ガスに流れる一方、二次元電子ガスからドレイン電極に向けて流れる電子はトンネル効果により逆方向で第1化合物層を通過する。これにより、ソース/ドレイン電極はキャリア供給層に対して低コンタクト抵抗化する。
また、バンドギャップの広い第1化合物層のうち最下層をチャネル層に接するように形成すれば、二次元電子ガスから電子の第1化合物層への漏れが妨げられ二次元電子ガスの電子密度が高くなる。
さらに、第2化合物層としてGaN層をキャリア供給層の最表面に露出させることにより、活性なAlが露出しないので不純物の影響を受け難くなり、表面準位密度を介したリーク電流の発生を抑制することができ、ゲート・ドレイン間の耐圧が向上する。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1、図2は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスの製造工程を示す断面図である。
まず、図1(a)に示すように、MOCVD法によりサファイア基板1上に、AlN又はGaNよりなる厚さ20nm程度のバッファ層2と、厚さ1μm程度のGaNよりなるチャンネル層3を順に形成する。
基板1として、サファイア基板に限られるものではなく、SiC、Si、GaN等の他の基板を用いてもよい。また、基板1上に成長されるGaN等は、MOCVD法に限られるものではなく、ハイドライド気相成長(HVPE)法、分子線エピタキシー(MBE)法等の他の成長法を用いてもよい。
続いて、図1(b)に示すように、トリメチルアルミニウム(TMA)とアンモニアを用いて第1化合物層としてAlN層4aをチャネル層3上に所定の厚さ、好ましくは0.2〜4.0nmの厚さにエピタキシャル成長する。
さらに、図1(c)に示すように、トリメチルガリウム(TMG)とアンモニアを用いて第2化合物層としてGaN層4bをAlN層4a上に所定の厚さ、好ましくは0.4〜8.0nmの厚さにエピタキシャル成長する。
そのようなAlN層4aとGaN層4bを、図1(d)に示すように交互に同じ層数ずつ積層してこれらをキャリア供給層4とすると、キャリア供給層4とチャネル層3のヘテロ接合による結晶歪みに基づくピエゾ圧電効果により、チャンネル層3のうちキャリア供給層4の下には二次元電子ガス(2DEG)が生成される。キャリア供給層4についてはさらに後述する。
次に、図2(a)に示すように、キャリア供給層4のうち最表面のGaN層4b上に、保護膜5としてシリコン酸化膜をCVD法により形成する。
さらに、図2(b)に示すように、保護膜5上にフォトレジスト10を塗布し、これを露光、現像してソース領域とドレイン領域のそれぞれに第1、第2の窓10s、10dを形成する。さらに、第1、第2の窓10s、10dを通して保護膜5をフッ酸溶液等によりエッチングしてソース用開口部5s、ドレイン用開口部5dを形成する。
次に、窓10s、10dと開口部5s、5dを通してスパッタ等によりTi、Al、Auを順に積層し、その後にフォトレジスト10を溶剤により除去すると、図2(c)に示すように、Ti/Al/Auからなる金属膜は第1、第2の開口部5s、5dを通してキャリア供給層4上に残され、それらの金属膜はソース電極6s及びドレイン電極6dとして適用される。ソース電極6s及びドレイン電極6dは、キャリア供給層4にオーミック接触する。
さらに、同様な方法により、図2(d)に示すように、シリコン酸化膜5に第3の開口5gを形成し、Pt/Auからなるゲート電極7を第3の開口部5gを通してキャリア供給層4上に形成する。ゲート電極7は、キャリア供給層4にショットキー接触する。
以上の工程により窒化物系化合物半導体を用いたHFETが形成される。
ところで、本実施形態に係るキャリア供給層4は、AlGaN層をAlN/GaN超格子を用いた擬似混晶で形成している。
この擬似混晶層は、従来のAlGaN混晶層と同じように、GaNのチャンネル層3との間に発生するピエゾ電界により2次元電子ガスが発生する。しかも、擬似混晶層である超格子層の最下層をAlN層4aとすることにより、従来のAlGaN層とGaN層のヘテロ接合の間にAlN層を挿入する場合と同様に、二次元電子ガスから電子がキャリア供給層4側に漏れるのを抑制する効果が生じ、二次元電子ガスの電子密度が高くなる。
また、擬似混晶層の最上層をGaN層4bとすることにより、Alを露出させずにキャリア供給層4の最表面を安定にすることができるため、表面不純物の影響を低減することができる。これにより表面準位密度が低減して表面準位を介したリーク電流を抑制することができる。
さらに、キャリア供給層4として超格子構造を採用しているので、積層方向にあるAlN層4aとGaN層4bの間ではトンネル効果により電子が移動するために、ソース電極6s、ドレイン電極6dのコンタクト抵抗を大幅に低減することができる。
ここで、擬似混晶層のAl組成と膜厚を次のように定義する。
Al組成=第1化合物層の総厚さ/第1及び第2化合物層の総厚さ
膜厚=(第1化合物層の厚さ+第2化合物層の厚さ)×積層数
ところで、キャリア供給層4とチャネル層3の接合部分の伝導帯のエネルギーバンド図は例えば図3のようになる。
AlN層4aとGaN層4bの厚さは、厚すぎるとその間にできるエネルギー障壁によりトンネル効果による電子の通過が難しくなってコンタクト抵抗が上がってしまうのに対し、薄すぎると成長時の厚さ制御が難しく、急峻なヘテロ接合界面の形成が難しい。
図4、図5は、キャリア供給層4として、従来のような混晶AlGaN層を使用した場合と、本実施形態のような擬似混晶AlN/GaN超格子を使用した場合のそれぞれについてAl組成比を0.23と0.33にした場合に、各層の厚さとコンタクト抵抗、移動度、ゲート・ドレイン間耐圧(ゲート耐圧)との関係を調べた表である。
そして、それらの表に基づいて、ソース/ドレイン電極のコンタクト抵抗とGaN層4bの厚さとの関係を図6に示し、また、移動度とGaN層4bの厚さとの関係、移動度とAlN層4aの厚さとの関係をそれぞれ図7、図8に示した。さらに、ゲート耐圧とGaN層4bの厚さとの関係を図9に示した。
なお、図6の縦軸は対数メモリ、横軸は比例メモリを示し、図7〜図9の縦軸、横軸は比例メモリを示す。
図6によれば、キャリア供給層4のうちGaN層4bの厚さを8.0nmより厚くした場合に、コンタクト抵抗が上昇する傾向がある。これは、GaNが8nm以上の場合に、AlN層4aとGaN層4bの間のトンネル効果が低減し障壁の影響によりコンタクト抵抗が上がるものと考えられる。
また、図7によれば、GaN層4bは、0.4nm未満ではAlN層4aの厚さによらず移動度が小さい。これは、層が薄いために、急峻なヘテロ界面が形成できず、これにより界面で生じるピエゾ電界が十分に発生せず、二次元電子ガス層が十分に形成されなことが原因であると考えられる。また、図8において、AlN層4aが0.2nm未満での移動度の低下も同様な理由によると考えられる。
AlN層4aが4nmより大きい場合においても移動度の低下が見られる。これは、AlN層4aが超格子のAlN/GaN間の格子定数差を吸収できる臨界膜厚を超えたため結晶性が劣化し、これに伴いAlN層4aとGaN層4bの間で急峻なヘテロ界面が形成できないためであると考えられる。
以上により、キャリア供給層4を構成する擬似混晶層におけるGaN層4bの厚さが0.4nm以上、8.0nm以下の範囲で、また、AlN層4aが0.2nm以上、4.0nm以下の範囲であれば、AlGaN混晶層をキャリア供給層とした従来技術に比べて良好なコンタクト抵抗、高い移動度が得られことがわかる。
さらに、図9によれば、擬似混晶層は、AlGaN混晶をキャリア供給層に使用した従来技術に比べて、ゲート・ドレイン間耐圧は向上している。これは、擬似混晶層は、従来のAlGaN混晶層に比べて、GaN層4bとAlN層4aの各層が横方向に高抵抗であると同時に、疑似混晶層の最上をGaN層として表面準位を減らすことができる効果によることが非常に大きい。
図1は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスであるHFETの製造工程を示す断面図(その1)である。 図2は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスであるHFETの製造工程を示す断面図(その2)である。 図3は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスであるHFETのヘテロ接合の伝導帯のエネルギーバンド構造図である。 図4は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスであるHFETのキャリア供給層として従来のAlGaN層を使用した場合とAlN/GaN超格子を使用した場合のそれぞれについてAl組成比を0.23にした場合に、各層の厚さとコンタクト抵抗、移動度、ゲート耐圧との関係を調べた表である。 図5は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスであるHFETのキャリア供給層として従来のAlGaN層を使用した場合とAlN/GaN超格子を使用した場合のそれぞれについてAl組成比を0.33にした場合に、各層の厚さとコンタクト抵抗、移動度、ゲート耐圧との関係を調べた表である。 図6は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスであるHFETのソース/ドレイン電極のコンタクト抵抗とGaN層の厚さの関係示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスであるHFETの移動度とGaN層の厚さの関係を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスであるHFETの移動度とAlN層の厚さの関係を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る化合物半導体デバイスであるHFETのゲート耐圧とGaN層の厚さの関係を示す図である。 図10は、従来技術に係るHFETを示す断面図である。
符号の説明
1:基板
2:バッファ層
3:電子走行層
4a:AlN層
4b:GaN層
4:キャリア供給層
5:保護膜
6s:ソース電極
6d:ドレイン電極
7:ゲート電極

Claims (7)

  1. 第1の窒化物系化合物半導体層からなるチャネル層と、
    前記チャンネル層にヘテロ接合する第2の窒化物系化合物半導体であって、前記第2の窒化物系化合物半導体の構成元素の一部からなり前記チャネル層よりもエネルギーバンドギャップが大きい第1化合物層と 前記構成元素の一部からなり且つ前記第1化合物層よりもエネルギーバンドギャップが小さい材料からなる第2化合物層とを前記チャンネル層上に交互に複数積層してなるキャリア供給層と、
    前記キャリア供給層にオーミック接触するソース電極及びドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極の間の領域において前記キャリア供給層にショットキー接触するゲート電極と
    を有することを特徴とする化合物半導体デバイス。
  2. 前記キャリア供給層は、前記第1化合物層と前記第2化合物層の超格子構造であることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体デバイス。
  3. 前記チャネル層はGaN層であり、前記第1化合物層はAlN層であり、前記第2化合物層はGaN層であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の化合物半導体デバイス。
  4. 前記第1化合物層である前記AlN層の厚さは0.2〜4.0nmの範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の化合物半導体デバイス。
  5. 前記第2化合物層である前記GaN層の厚さは0.4〜8.0nmの範囲にあることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の化合物半導体デバイス。
  6. 前記第1化合物層の一層目は、前記キャリア供給層において最下層であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の化合物半導体デバイス。
  7. 前記第2化合物層の最終層は、前記キャリア供給層において最上層であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の化合物半導体デバイス。
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