JP2008097992A - フレキシブル配線材用変換コネクタ - Google Patents

フレキシブル配線材用変換コネクタ Download PDF

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徹児 田中
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Abstract

【課題】簡単な構成でフレキシブル配線材の導体と他のコネクタ等の端子との接続部分への浸水を抑制することのできる変換コネクタを提供する。
【解決手段】変換端子40と変換端子40を保持するハウジング20とフレキシブル配線材10を保持するリテーナ30と、リテーナ30に設けられたフレキシブル配線材10を挿通可能な配線材挿通孔30aとフレキシブル配線材10との間に介在可能な第一防水栓70と、ハウジングとリテーナ30との間に介在可能な第二防水栓80とを設け、第一防水栓70をカバー60とリテーナ30に設けられた挟持部30bとの間で弾性変形させて配線材挿通孔30aとフレキシブル配線材10との隙間を密閉するとともに、第二防水栓80を弾性変形させてハウジング20とリテーナ30との隙間を密閉する。
【選択図】図5

Description

本発明は、フレキシブル配線材の導体と他のコネクタ等の端子とを電気的に接続するためのフレキシブル配線材用変換コネクタに関する。
従来、車体とスライドドアとの間のように著しい可撓性が求められる箇所に配索されるケーブルとして、複数枚の薄肉のフレキシブル配線材を積層したケーブルが使用されている。前記各フレキシブル配線材は、複数本の導体とこれらの導体を被覆する絶縁層とを備え、前記各導体がその幅方向と平行な方向に並べられて、前記絶縁層により一体化されたものであり、これらのフレキシブル配線材が、その厚み方向に積層されている。このケーブルは、例えば、前記スライドドア等の開閉動作に伴って容易に撓み変形することが可能である。
そして、このようなフレキシブル配線材を用いたケーブルと他のコネクタの端子とを電気的に接続する手段として、特許文献1には、前記ケーブルの端部に設けられたフレキシブル配線材の導体と他のコネクタ端子との接続を可能にする変換コネクタが開示されている。この変換コネクタは、複数枚のフレキシブル配線材と、このフレキシブル配線材の各導体および他のコネクタ端子と接続可能な複数の変換端子と、これら変換端子を保持するハウジングと、フレキシブル配線材を所定の間隔をおいた状態で保持するリテーナとを有している。前記リテーナは、前記各フレキシブル配線材が挿通可能な配線材挿通孔を有し、その挿通状態でフレキシブル配線材を保持する。そして、このリテーナが前記ハウジングに連結されることにより、フレキシブル配線材の各導体とハウジングに保持された変換端子とが一括して接続される。
特開2006−164797号公報
しかしながら、前記変換コネクタを雨水等に晒される環境下で用いた場合には、例えばフレキシブル配線材を挿通している前記配線材挿通孔やリテーナの周囲等から外部の水が変換端子とフレキシブル配線材の導体との接続部分に浸入するおそれがある。そのため、前記変換コネクタを前記環境下で用いるためには、変換コネクタ全体を別途防水カバー等で覆わねばならず、ケーブルが大型化してしまうという問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑み、簡単な構成でフレキシブル配線材の導体と他のコネクタ等の端子との接続部分への浸水を抑制することのできる変換コネクタの提供を目的とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、扁平な導体がその幅方向と平行な方向に並べられるとともにこの導体を被覆する絶縁層により一体化された複数枚のフレキシブル配線材の前記導体と、他のコネクタ等の端子とを接続するフレキシブル配線材用変換コネクタにおいて、当該フレキシブル配線材の各導体と接続可能な接続部を有する複数の変換端子と、これらの変換端子を保持する端子保持部を有するとともに、当該端子保持部の外周から後方に延びてこの端子保持部に保持される前記各変換端子の接続部を囲むような形状を有するハウジング外周壁を有するハウジングと、前記複数枚のフレキシブル配線材をそれぞれ挿通可能な配線材挿通孔を有するとともに、当該配線材挿通孔に挿通された複数枚のフレキシブル配線材をその厚み方向に所定の間隔をおいた状態で保持し、その保持状態で装着されることでこの保持された前記複数枚のフレキシブル配線材の前記各導体と前記各変換端子の接続部とを接続するリテーナと、弾性部材からなり、前記配線材挿通孔の内周面と当該配線材挿通孔に挿通される前記複数枚のフレキシブル配線材の外周面との間に介在可能な形状を有する第一防水栓と、弾性部材からなり、前記ハウジング外周壁の内周面と前記リテーナの外周面との間に介在可能な形状を有する第二防水栓と、前記第一防水栓を後方から押圧するためのカバーとを備え、前記第二防水栓は、その内周面が前記リテーナの外周面に密着するとともに、その外周面が前記ハウジング外周壁の内周面に密着することで、当該リテーナの外周面とハウジング外周壁の内周面との間の隙間を密閉するような形状を有するとともに、前記リテーナは、前記第一防水栓を前記カバーとの間で挟持可能な挟持部を有し、前記第一防水栓は、前記カバーにより押圧されることで当該カバーと前記挟持部との間で弾性変形し、この弾性変形によってその内周面が内方に膨張して前記配線材挿通孔に挿通されたフレキシブル配線材の外周面にそれぞれ密着するとともに、その外周面が前記配線材挿通孔の内周面に密着することで、前記フレキシブル配線材の外周面と前記配線材挿通孔の内周面との隙間をそれぞれ密閉するような形状を有することを特徴とするものである(請求項1)。
本発明によれば、前記リテーナの配線材挿通孔に挿通された複数枚のフレキシブル配線材がリテーナに保持され、このようにフレキシブル配線材が保持された状態でリテーナが装着されることにより各フレキシブル配線材の導体と変換端子の接続部とが一括して接続される。このとき、前記第二防水栓は、その内周面が前記リテーナの外周面に密着するとともに、その外周面が前記ハウジング外周壁の内周面に密着することで、当該リテーナの外周面とハウジング外周壁の内周面との隙間を密閉する。従って、この第二防水栓は、前記隙間から前記変換端子とフレキシブル配線材の導体との接続部分に水が浸入するのを抑制する。また、前記第一防水栓は、カバーにより押圧されることで、このカバーと前記挟持部との間に挟みこまれて弾性変形し、その弾性変形によって当該第一防水栓の内周面がフレキシブル配線材の外周面に密着するとともに、その外周面が前記配線材挿通孔の内周面に密着して、フレキシブル配線材の外周面と配線材挿通孔の内周面との隙間を密閉する。従って、この第一防水栓は、前記フレキシブル配線材の外周面と配線材挿通孔の内周面との隙間から前記変換端子とフレキシブル配線材の導体との接続部分に水が浸入するのを抑制することができる。すなわち、この構造によれば、変換端子とフレキシブル配線材の導体との接続部分への浸水を確実に抑制することが可能になる。
また本発明において、前記ハウジングは、前記カバーを、当該カバーが前記第一防水栓を押圧する本係止位置に係止可能な本係止部を有するのが好ましい(請求項2)。
この構成では、前記カバーはハウジングに係止されることにより、前記第一防水栓をカバーと前記挟持部と間で弾性変形させる位置に保持される。従って、カバーをハウジングに係止するだけで、第一防水栓の弾性変形を維持し、この第一防水栓の弾性変形によって前記変換端子とフレキシブル配線材の導体との接続部分への浸水を抑制することが可能になる。
また本発明において、前記ハウジングは、前記カバーを、当該カバーが前記第一防水栓を押圧していない仮係止位置に係止可能な仮係止部を有するのが好ましい(請求項3)。
この構成では、フレキシブル配線材を配線材挿通孔に挿通する前の段階で、カバーをハウジング側に係止させることができるので、取り扱いが容易になり、複数枚のフレキシブル配線材を装着しやすくなる。
また本発明において、前記カバーは、前記リテーナを後方から押圧するリテーナ押圧部を有し、前記リテーナは、このリテーナが前記リテーナ押圧部により押圧されるのに伴って前記第二防水栓を後方から前記変換端子保持部の後面に押圧する第二防水栓押圧部と、当該第二防水栓押圧部の前端面から前方に延びるリテーナ前壁とを有し、前記第二防水栓は、前記第二防水栓押圧部によって押圧されることで当該第二防水栓押圧部と前記変換端子保持部の後面との間で弾性変形し、この弾性変形によってその内周面が内方に膨張して前記リテーナ前壁の外周面に密着するとともに、その外周面が前記ハウジング外周壁の内周面に密着するような形状を有するのが好ましい(請求項4)。
この構成では、第二防水栓が前記第二防水栓押圧部により押圧されていない状態では、第二防水栓の内周面は膨張しておらず、この状態でリテーナをこの第二防水栓の内側に円滑に挿入することができる。その後、カバーの押圧によって、前記リテーナ押圧部がリテーナを押圧し、それに伴って前記第二防水栓押圧部が第二防水栓を押圧することで第二防水栓が弾性変形して、その内周面が膨張して前記リテーナ前壁の外周面に密着させて、高いシール性を実現することができる。すなわち、リテーナの円滑な挿入と、第二防水栓による防水効果とを両立させることができる。
この場合において、前記本係止位置は、前記カバーの前記リテーナ押圧部が前記リテーナを押圧し、これに伴って当該リテーナの前記第二防水栓押圧部が前記第二防水栓を押圧する位置であるのが好ましい(請求項5)。
このようにすれば、前記カバーをハウジングに係止しつつ第二防水栓を第二防水栓押圧部と前記端子保持部の後面との間で弾性変形させることができる。すなわち、カバーをハウジングに係止するだけで、第一防水栓および第二防水栓の弾性変形を維持し、この第一防水栓の弾性変形と第二防水栓の弾性変形によって前記変換端子とフレキシブル配線材の導体との接続部分への浸水を抑制することが可能になる。
また本発明において、前記リテーナは、前記複数枚のフレキシブル配線材をそれぞれ係止可能であるとともに、当該フレキシブル配線材を係止する位置とこの係止位置から退避する退避位置との間で弾性変位可能な配線材係止部を有し、前記第二防水栓は、前記カバーが前記リテーナを前記リテーナ押圧部によって後方から押圧することで、その内周面が当該リテーナの前記配線材係止部の外周面に密着し、当該配線材係止部の前記退避位置への変位を規制するような形状を有し、前記ハウジングは、前記カバーを、当該カバーが前記リテーナ押圧部を押圧していない仮係止位置に仮係止可能な仮係止部を有するのが好ましい(請求項6)。
このようにすれば、前記カバーのリテーナ押圧部が前記リテーナを押圧することで、前記第二防水栓の内周面を前記配線材係止部の外周面に密着させ、当該配線材係止部の退避位置への変位を規制することができるので、この第二防水栓を利用して、前記フレキシブル配線材が配線材係止部から外れてしまうのを抑制することができる。一方、前記配線材係止部の前記退避位置への変位が規制されていない状態で前記カバーが前記ハウジングに係止されるので、フレキシブル配線材を、前記配線材係止部を前記退避位置に変位させつつ容易に装着することが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成で、変換端子とフレキシブル配線材の導体との接続部分に水が浸入するのを確実に抑制可能なフレキシブル配線材用変換コネクタを提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るフレキシブル配線材用変換コネクタ1の概略斜視図であり、図2はこのフレキシブル配線材用変換コネクタ1の分解斜視図であり、図3〜図5はこのフレキシブル配線材用変換コネクタ1の分解断面図であり、図6の(a)(b)はこのフレキシブル配線材用変換コネクタ1の部分拡大断面図である。
図1および図2に示すように、このフレキシブル配線材用変換コネクタ1は、ハウジング20と、複数の変換端子40と、第二防水栓80と、リテーナ30と、第一防水栓70と、カバー60とを有している。そして、このフレキシブル配線材用変換コネクタ1には、図1に示すように複数枚のフレキシブル配線材10を装着することができる。
前記フレキシブル配線材10は可撓性のある薄肉の配線材であり、複数本の導体12と、これら導体12を表裏両側から被覆する絶縁層13とを有している。各導体12は扁平な断面形状を有し、その幅方向にそれぞれ所定の間隔をおいて並べられている。そして、各導体12同士の間には、絶縁層13が介在している。
本フレキシブル配線材用変換コネクタ1では、フレキシブル配線材10として、小電流用の3枚のフレキシブル配線材10Aと、大電流用の2枚のフレキシブル配線材10Bとを備えている。これらフレキシブル配線材10A,10Bは、図6の(a)、(b)に示すように、端末において、表側の絶縁層13が局所的に除去され、導体12が露出している。この導体12が露出した部分には、その裏側に厚みの大きな補強板16が接着されている。
また、この補強板16とこの補強板16が接着された絶縁層13とには、図3等に示すように、その厚み方向に貫通する切欠18が各フレキシブル配線材10A,10Bの幅方向両端部に形成されている。これらの切欠18は、後述するリテーナ30の配線材係止部32と係合する配線材被係止部を構成している。
前記変換端子40は、前記フレキシブル配線材10の導体12に接続されるとともに、他のコネクタ等の端子に接続されることで、このフレキシブル配線材10の導体12と他のコネクタ等の端子とを電気的に接続するものである。本フレキシブル配線材用変換コネクタ1では、変換端子40として、複数本の小電流用の変換端子41と、複数本の大電流用の変換端子45とを有している。変換端子41,45は、それぞれ第一接続部(接続部)42,46と第二接続部43,47とを有している。この第一接続部42,46は、前記フレキシブル配線材10A,10Bの各端末において露出している導体12と接続可能な形状を有している。また、第二接続部43,47は、前記他のコネクタ等の端子と接続可能な形状を有している。
前記小電流用の変換端子41の第一接続部42と小電流用フレキシブル配線材10Aの導体12とが接続された際の接続部分の部分断面図を図6の(a)に示す。この図にあるように、前記第一接続部42は、フレキシブル配線材10Aの端末を表裏両側から挟みこむ一対の挟持片42aを有している。さらに、各挟持片42aの端部には、内向きに突出する挟持部42bがそれぞれ形成されている。そして、これら挟持部42bによりフレキシブル配線材10Aの端末を挟みこんだ状態で、一方の挟持部42bが露出状態の導体12と接触することで、導体12と小電流用の変換端子41とが電気的に導通する。
一方、前記第二接続部43は、相手方コネクタ等に設けられた端子の雌型接触部に嵌入可能なタブ、すなわち雄型接触部となっている。
また、前記大電流用の変換端子45の第一接続部46と大電流用フレキシブル配線材10Bの導体12とが接続された際の接続部分の部分断面図を図6の(b)に示す。この図にあるように、大電流用の変換端子45の第一接続部46には、フレキシブル配線材10Bの端末を表裏両側から挟みこむ一対の挟持壁46aが設けられている。各挟持壁46aの先端部には、内側に折り返されて内向きに山型のバネ挟持片46bがそれぞれ形成されている。そして、これらバネ挟持片46bの弾性的な撓み変形を伴いながら、これらバネ挟持片46b同士の間に前記フレキシブル配線材10Bの端末が挟み込まれている。そして、一方のバネ挟持片46bが弾性復帰力に相当する圧力で前記端末において露出状態の導体12に接触することで、導体12と大電流用の変換端子45とが電気的に導通する。
一方、この大電流用の変換端子45の第二接続部47は、前記小電流用の変換端子41の第二接続部43と同様に、相手方コネクタ等に設けられた端子の雌型接触部に嵌入可能なタブ、すなわち雄型接触部となっている。
これら複数の変換端子40は、各第一接続部42,46がそれぞれ対応するフレキシブル配線材10の導体12と接続できるように配置されて、前記ハウジング20に保持されている。
ハウジング20は、前記複数の変換端子40を保持する端子保持部22と、ハウジング外周壁24と、フード26とを有している。端子保持部22には複数の変換端子40がその軸方向に貫通しており、この貫通状態で各変換端子40の中間部(第一接続部42,46と第二接続部43,47との間の部位)が端子保持部22に保持されている。
前記ハウジング外周壁24は、この変換端子保持部22に保持される複数の変換端子40の第一接続部42,46を保護するためのものである。ハウジング外周壁24は、前記変換端子保持部22の外周から後方に延びて、前記変換端子40の第一接続部42,46を囲むような形状を有している。また、ハウジング外周壁24のうちの上壁には、後述するリテーナ30のリテーナ被係止突起33と係合してこのリテーナ30を本係止位置に係止するためのリテーナ本係止孔24aと、前記リテーナ被係止突起33と係合してリテーナ30を仮係止位置に係止するためのリテーナ仮係止孔24bとが設けられている。さらに、ハウジング外周壁24のうちの底壁には、後述するカバー60の被係止突起63aと係合することでこのカバー60を本係止位置に本係止するための本係止孔24c(本係止部)と、前記被係止突起63aと係合することでカバー60を仮係止位置に仮係止するための仮係止孔24d(仮係止部)とが設けられている。
前記リテーナ仮係止孔24bは、後述するリテーナ30の第二防水栓押圧部31が第二防水栓80を押圧していない状態でリテーナ30をハウジング20に係止するような位置に設けられている。一方、前記リテーナ本係止孔24aは、前記リテーナ仮係止孔24bよりも前方に形成されており、前記第二防水栓押圧部31が第二防水栓80を押圧した状態で、リテーナ30をハウジング20に係止するような位置に設けられている。
また、前記仮係止孔24dは、カバー60が第一防水栓70を押圧していない状態でカバー60をハウジング20に係止するような位置に設けられている。さらに、この係止位置は、後述するリテーナ押圧部62がリテーナ30を押圧しておらず、それに伴って、このリテーナ30の第二防水栓押圧部31が第二防水栓80を押圧していない位置である。すなわち、この仮係止状態では、前記リテーナ仮係止孔24bと前記リテーナ被係止突起33とが係合している。一方、前記本係止孔24cは、仮係止孔24dよりも前方に形成されており、カバー60が第一防水栓70を押圧するとともに、前記リテーナ押圧部62がリテーナ30を押圧し、それに伴って前記第二防水栓押圧部31が第二防水栓80を押圧した状態で、カバー60をハウジング20に係止するような位置に設けられている。すなわち、この係止状態では、前記リテーナ本係止孔24aとリテーナ被係止突起33とが係合している。
前記フード26は、前記変換端子40の第二接続部43,47を保護するとともに相手方コネクタを挿入させるためのものである。このフード26は、前記変換端子保持部22の外周から前方に延びて、前記変換端子40の第二接続部43,47を囲むような形状を有している。そして、このフード26の内周部分には相手方コネクタが挿入されて、相手方コネクタの端子と前記第二接続部43,47とが接続できるようになっている。
前記リテーナ30は、フレキシブル配線材10を前記変換端子40に対応する位置に保持し、この保持状態で装着されることで、フレキシブル配線材10の各導体12と変換端子40の第一接続部42,46とを一括して接続するためのものである。このリテーナ30には、第一配線材挿通孔(配線材挿通孔)30aと挟持部30bと第二防水栓押圧部31と配線材係止部32(リテーナ前壁)とが設けられている。
前記第一配線材挿通孔30aは、前記変換端子40に対応する位置に設けられており、この変換端子40に対応するフレキシブル配線材10をそれぞれ挿通するためのものである。前記挟持部30bは、第一防水栓70をカバー60との間で挟持するためのものである。この挟持部30bは前記第一配線材挿通孔30aの内側に設けられており、第一防水栓70は第一配線材挿通孔30aのうちこの挟持部30bから後方の部分に収容される。
前記第二防水栓押圧部31は、第二防水栓80を押圧して、この第二防水栓80をその前端面と前記端子保持部22の後面との間で弾性変形させるためのものである。この第二防水栓押圧部31の上壁には、前記ハウジング外周壁24に設けられたリテーナ本係止孔24aとリテーナ仮係止孔24bとに係合可能なリテーナ被係止突起33が設けられている。そして、このリテーナ仮係止孔24bとリテーナ被係止突起33との係合によりリテーナ30がハウジング20に仮係止される一方、リテーナ本係止孔24aとリテーナ被係止突起33との係合によりリテーナ30がハウジング20に本係止される。前記第一配線材挿通孔30aは、この第二防水栓押圧部31の内周部分にそれぞれ形成されている。
前記配線材係止部32は、第一配線材挿通孔30aに挿通されたフレキシブル配線材10をそれぞれ係止するためのものである。この配線材係止部32は、前記第二防水栓押圧部31から前方に向かって延びる片持ち梁状をなし、その前端には、内方に突出する配線材係止突起32aを有している。そして、この配線材係止部32は、この配線材係止部32自体の弾性撓み変形により、配線材係止突起32aが前記フレキシブル配線材10に設けられた切欠18に嵌り込む係止位置と、この係止位置から外側に退避する退避位置との間で変位可能となっている。前記第一配線材挿通孔30aに挿通されたフレキシブル配線材10は、前記配線材係止部32を前記退避位置に変位させつつさらに前方に挿入され、その切欠18と前記配線材係止突起32aとが係合した位置で配線材係止部32に係止される。
ここで、この配線材係止部32から前記第二防水栓押圧部31にかけて段部が形成されている。すなわち、配線材係止部32は、その外周面が第二防水栓押圧部31の外周面よりも内方になるような形状を有している。
前記第一防水栓70はゴム等の弾性部材からなり、弾性変形することで前記第一配線材挿通孔30aの内周面と前記第一配線材挿通孔30aに挿通されるフレキシブル配線材10の外周面との隙間を密閉するものである。この第一防水栓70は、前記第一配線材挿通孔30aの内周面とこの第一配線材挿通孔30aに挿通されるフレキシブル配線材10の外周面との間に介在可能な形状を有している。すなわち、第一防水栓70は、フレキシブル配線材10を挿通可能な第二配線材挿通孔70aを有し、この第二配線材挿通孔70aにフレキシブル配線材10を挿通しつつ前記第一配線材挿通孔30a内に装着される。そして、この第一防水栓70は、後述するカバー60の第一防水栓押圧部61によって押圧されることで、この第一防水栓押圧部61の前端面と前記リテーナ30の挟持部30bの後端面との間で弾性変形する。そして、この弾性変形によって、第一防水栓70は、その内周面が内方に膨張して、その内周面がフレキシブル配線材10の外周部分に密着するとともに、その外周面が第一配線材挿通孔30aの内周面に密着することで、フレキシブル配線材10の外周面と第一配線材挿通孔30aの内周面との隙間を密閉する。このようにして、第一防水栓70により、フレキシブル配線材10の外周面と第一配線材挿通孔30aの内周面との隙間が密閉されることで、この隙間からフレキシブル配線材10の前端部分、すなわち、フレキシブル配線材10の導体12と前記変換端子40との接続部分に水が浸入するのが抑制される。
前記第二防水栓80はゴム等の弾性部材からなり、弾性変形することで前記ハウジング外周壁24の内周面と前記リテーナ30の外周面との隙間を密閉するものである。この第二防水栓80は、前記ハウジング外周壁24の内周面と前記リテーナ30の外周面との間に介在可能な形状を有している。この第二防水栓80は、前記リテーナ30の第二防水栓押圧部31によって押圧されることで、この第二防水栓押圧部31の前端面と前記変換端子保持部22の後端面との間で弾性変形する。そして、この弾性変形によって、この第二防水栓80は、その内周面が前記リテーナ30の配線材係止部32の外周部分に密着するとともに、その外周面がハウジング外周壁24の内周面に密着して、リテーナ30の外周面とハウジング外周壁24の内周面との隙間を密閉する。このようにして、第二防水栓80によりリテーナ30の外周面とハウジング外周壁24の内周面との隙間が密閉されることで、この隙間からフレキシブル配線材10の導体12と前記変換端子40との接続部分に水が浸入するのが抑制される。
また、この第二防水栓80は、前記のように弾性変形することで、その内周面が前記リテーナ30の配線材係止部32の外周面に密着するような形状を有している。そして、第二防水栓80は、この密着により、配線材係止部32が前記退避位置に変位するのを規制している。
前記カバー60は、前記第一防水栓70を後方から押圧するためのものである。このカバー60には、第一防水栓押圧部61と、リテーナ押圧部62と、カバー外周壁63とが設けられている。
第一防水栓押圧部61とは、前記第一防水栓70を押圧して、この第一防水栓70を前記リテーナ30に設けられた挟持部30bとの間で弾性変形させるものである。そして、この第一防水栓70を弾性変形させることで、前記第一配線材挿通孔30aの内周面とフレキシブル配線材10の外周面との隙間の密閉を実現している。この第一防水栓押圧部61は、前記ハウジング外周壁24の開口部分を覆うような略平板形状を有している。また、この第一防水栓押圧部61には前記複数のフレキシブル配線材10をそれぞれ挿通可能な第三配線材挿通孔60aが形成されている。
前記リテーナ押圧部62は、前記リテーナ30を後方から前方に向けて押圧するものである。このリテーナ押圧部62がリテーナ30を押圧すると、それに伴ってリテーナ30に設けられた第二防水栓押圧部31が前記第二防水栓80を押圧する。この第二防水栓80は前記第二防水栓押圧部31により押圧されることで、第二防水栓押圧部31と変換端子保持部22との間で弾性変形し内方に膨張して、前記リテーナ30の外周面とハウジング外周壁24の内周面との隙間を密閉する。このリテーナ押圧部62は、前記第一防水栓押圧部61の外側に設けられており、この第一防水栓押圧部61と一体に形成されている。
前記カバー外周壁63は、前記リテーナ押圧部62と前記第一防水栓押圧部61とを囲むようにして前方に延びて、その内周部分に前記ハウジング外周壁24を収容可能な形状を有している。このカバー外周壁63の底壁には、内方に突出する係止突起(係止部)63aが形成されている。この被係止突起63aは、前記ハウジング外周壁24に設けられた本係止孔24cおよび仮係止孔24dと係合可能な形状を有しており、これらの係合によって、カバー60はハウジング20に係止される。
前述のように、この仮係止孔24dと被係止突起63aとが係合する仮係止状態では、カバー60の第一防水栓押圧部61は第一防水栓70を押圧しておらず、かつ、カバー60のリテーナ押圧部62がリテーナ30を押圧していない。そして、リテーナ30が押圧されていないために、リテーナ30の第二防水栓押圧部31も第二防水栓80を押圧していない。一方、前記本係止孔24cと前記被係止突起63aとが係合する本係止状態では、第一防水栓押圧部61が第一防水栓70を押圧するとともに、リテーナ押圧部62がリテーナ30を押圧し、それに伴って、第二防水栓押圧部31が第二防水栓80を押圧している。
次に、このフレキシブル配線材用変換コネクタ1の組み立て方法について説明する。
まず、第二防水栓80をハウジング外周壁24の内側に設置する。次に、第一防水栓70をそれぞれリテーナ30の第一配線材挿通孔30aに設置する。
次に、第一防水栓70が取り付けられたリテーナ30をハウジング外周壁24の内側に挿入する。そして、図3に示すように、このリテーナ30が装着されたハウジング外周壁24をカバー外周壁63の内周部分に挿入し、カバー外周壁63に設けられた被係止突起63aとハウジング外周壁24に設けられた仮係止孔24dとを係合し、カバー60をハウジング20に仮係止する。このとき、リテーナ30に設けられたリテーナ仮係止孔24bとハウジング外周壁24に設けられたリテーナ被係止突起33とは係合している。
次に、フレキシブル配線材10をカバー60の第三配線材挿通孔60a、第一防水栓70の第二配線材挿通孔70aおよびリテーナ30の第一配線材挿通孔30aにそれぞれ挿通していく。そして、フレキシブル配線材10を、その前端部によって前記配線材係止部32を外方に変位させつつ、図4に示すように、この配線材係止部32の配線材係止突起32aとフレキシブル配線材10の前記切欠18とが係合するまで前方に挿入する。ここで、前記仮係止状態では、第一防水栓押圧部61は第一防水栓70を押圧しておらず、第一防水栓70は弾性変形していない。従って、この第一防水栓70に設けられた第二配線材挿通孔70aにフレキシブル配線材を容易に挿入することができる。また、前記仮係止状態では、カバー60のリテーナ押圧部62もリテーナ30を押圧しておらず、それに伴って第二防水栓押圧部31も第二防水栓80を押圧していないので、前記配線材係止部32の弾性変位はこの第二防水栓80によって規制されていない。従って、前記配線材係止部32を上方に変位させつつフレキシブル配線材10を容易に前方に挿入することができる。
次に、図5に示すように、前記本係止孔24cと被係止突起63aとが係合するまでカバー60を押圧する。このとき、前記第一防水栓70は第一防水栓押圧部61により前方に押圧されて、この第一防水栓押圧部61と前記リテーナ30の挟持部30bとの間で弾性変形する。この弾性変形により、第一防水栓70は、内方に膨張してその内周面がフレキシブル配線材10の外周面に密着するとともに、その外周面が第一配線材挿通孔30aの内周面に密着することで、フレキシブル配線材10の外周面と第一配線材挿通孔30aの内周面との隙間を密閉する。
さらに、前記第二防水栓80は、リテーナ押圧部62によってリテーナ30が前方に押圧されるのに伴って、第二防水栓押圧部31により前方に押圧されて、この第二防水栓押圧部31と変換端子保持部22の後面との間で弾性変形する。そして、第二防水栓80は、その内周面がリテーナ30の外周面に密着するとともに、その外周面がハウジング外周壁24の内周面に密着することで、リテーナ30の外周面とハウジング外周壁24の内周面との間の隙間を密閉する。また、この第二防水栓80は、リテーナ30の前端に設けられた前記配線材係止部32の外周面に密着して、この配線材係止部32が外方、すなわち、フレキシブル配線材10を係止する位置から退避する位置に移動するのを規制する。
そして、前記のようにカバー60が押圧され、リテーナ30がリテーナ押圧部62により前方に押圧されることで、このリテーナ30に保持されているフレキシブル配線材10が前方に移動し、その導体が前記変換端子40に接続する。このようにして、フレキシブル配線材用変換コネクタ1は、他のコネクタと結合してこの他のコネクタに接続される外部回路と電気的に接続可能な状態となる。
以上のように、本フレキシブル配線材用変換コネクタ1によれば、前記リテーナ30の第一配線材挿通孔30aに挿通された複数枚のフレキシブル配線材10がリテーナ30に保持され、このようにフレキシブル配線材10が保持された状態でリテーナ30が装着されることにより各フレキシブル配線材10の導体12と変換端子40の第一接続部42,46とが一括して接続される。このとき、前記第二防水栓80は、その内周面が前記リテーナ30の外周面に密着するとともに、その外周面が前記ハウジング外周壁24の内周面に密着することで、当該リテーナ30の外周面とハウジング外周壁24の内周面との隙間を密閉する。従って、この第二防水栓80は、前記隙間から前記変換端子40とフレキシブル配線材10の導体12との接続部分に水が浸入するのを抑制することができる。
また、前記第一防水栓70は、カバー60により押圧されることで、このカバー60と前記リテーナ30に設けられた挟持部30bとの間に挟みこまれて弾性変形し、その弾性変形によって当該第一防水栓70の内周面がフレキシブル配線材10の外周面に密着するとともに、その外周面が前記第一配線材挿通孔30aの内周面に密着して、フレキシブル配線材10の外周面と第一配線材挿通孔30aの内周面との隙間を密閉する。従って、この第一防水栓70は、前記フレキシブル配線材10の外周面と第一配線材挿通孔30aの内周面との隙間から前記変換端子40とフレキシブル配線材10の導体12との接続部分に水が浸入するのを抑制することができる。
また、前記のように、ハウジング20に、前記カバー60を、このカバー60が前記第一防水栓70を押圧する本係止位置に係止可能な本係止孔24cを設けておけば、カバー60をハウジング20に係止することにより、第一防水栓70をカバー60と前記挟持部30bとの間で弾性変形させる位置に保持することができる。従って、カバー60をハウジング20に係止するだけで、第一防水栓70の弾性変形を維持し、この第一防水栓70の弾性変形のよって変換端子40とフレキシブル配線材10の導体12との接続部分への浸水を抑制することが可能になる。
また、前記のように、ハウジング20に、前記カバー60を、このカバー60が前記第一防水栓70を押圧していない仮係止位置に仮係止可能な仮係止孔24dを設けておけば、フレキシブル配線材10を第一配線材挿通孔30aに挿通する前の段階で、カバー60をハウジング20側に係止させることができるので、取り扱いが容易になり、複数枚のフレキシブル配線材10のこのフレキシブル配線材用変換コネクタ1への装着が容易になる。
また、前記のように、カバー60にリテーナ30を押圧するリテーナ押圧部62を設けるとともに、リテーナ30にこのリテーナ押圧部62による押圧に伴って第二防水栓80を押圧する第二防水栓押圧部31とこの第二防水栓押圧部31から前方に延びるリテーナ前壁(配線材係止部)32を設け、カバー60を押圧することでリテーナ押圧部62を介して前記第二防水栓押圧部31によって第二防水栓80を押圧し、この第二防水栓80を第二防水栓押圧部31と変換端子保持部22の後面との間で弾性変形させるように構成すれば、第二防水栓80が第二防水栓押圧部31によって押圧されていない状態では、第二防水栓80の内周面が膨張していないので、この状態でリテーナ30を第二防水栓80の内側に円滑に挿入することができる。そして、リテーナ30の挿入後にカバー60を押圧することでリテーナ押圧部62によってリテーナ30を押圧し、それに伴って第二防水栓押圧部31によって第二防水栓80を押圧することで、第二防水栓80を弾性変形させ、その内周面をリテーナ前壁31の外周面に密着させることができるので、この第二防水栓80によるシール性を確保することができる。
また、前記本係止位置を、前記カバー60の前記リテーナ押圧部62が前記リテーナ30を押圧し、これに伴って当該リテーナ30の前記第二防水栓押圧部31が前記第二防水栓80を押圧する位置としているので、カバー60をハウジング20に係止しつつ第二防水栓80を第二防水栓押圧部31と前記端子保持部22の後面との間で弾性変形させることができる。すなわち、カバー60をハウジング20に係止するだけで、第一防水栓70および第二防水栓80の弾性変形を維持し、この第一防水栓70の弾性変形と第二防水栓80の弾性変形によって変換端子40とフレキシブル配線材10の導体12との接続部分への浸水を抑制することができる。
また、リテーナ30にフレキシブル配線材10を係止する位置とこの係止位置から退避する退避位置との間で弾性変位可能な配線材係止部32を設けるとともに、第二防水栓80の弾性変形によって配線材係止部32の変位を規制するようにすれば、リテーナ押圧部62がリテーナ30を押圧することで、第二防水栓80の内周面を配線材係止部32の外周面に密着させて、フレキシブル配線材10が配線材係止部32から外れてしまうのを抑制することができる。一方、この配線材係止部32の退避位置への変位が規制されていない状態でカバー60がハウジング20に係止されるので、フレキシブル配線材10を配線材係止部32を退避位置に変位させつつ容易に装着することが可能になる。
ここで、前記実施形態では、第二防水栓80が、第二防水栓押圧部31によって押圧されることで弾性変形する場合について示したが、予め第二防水栓80の内周寸法をリテーナ30の外周寸法よりも僅かに小さくしておき、第二防水栓80の内側へリテーナ30を圧入することによって、リテーナ30が外向きに弾性圧縮変形させられるようにしてもよい。また、この場合において、第二防水栓80は、予めリテーナ30の前端部あるいはハウジング外周壁24の内側に接着剤等で接着されていてもよい。
また、前記実施形態では、カバー60によってリテーナ30が押圧されることで第二防水栓80が第二防水栓押圧部31によって押圧される場合について示したが、カバー60の装着前等に第二防水栓押圧部31によって第二防水栓押圧部31を押圧し、この押圧した状態でリテーナをハウジング20に係止しておいてもよい。
また、フレキシブル配線材用変換コネクタ1の組み立て手順は前記に限らない。
本発明に係るフレキシブル配線材用変換コネクタの概略斜視図である。 図1に示すフレキシブル配線材用変換コネクタの分解斜視図である。 図1に示すフレキシブル配線材用変換コネクタのフレキシブル配線材装着前の断面図である。 図1に示すフレキシブル配線材用変換コネクタの組み付け途中での断面図である。 図1に示すフレキシブル配線材用変換コネクタの断面図である。 (a)図1に示すフレキシブル配線材用変換コネクタの部分拡大断面図である。(b)図1に示すフレキシブル配線材用変換コネクタの部分拡大断面図である。
符号の説明
1 フレキシブル配線材用変換コネクタ
10 フレキシブル配線材
12 導体
13 被覆層
20 ハウジング
22 変換端子保持部
24 ハウジング外周壁
24c 本係止孔(本係止部)
24d 仮係止孔(仮係止部)
30 リテーナ
30a 第一配線材挿通孔(配線材挿通孔)
30b 挟持部
31 第二防水栓押圧部
32 配線材係止部(リテーナ前壁)
40 変換端子
42 第一接続部(接続部)
46 第一接続部(接続部)
60 カバー
61 第一防水栓押圧部
62 リテーナ押圧部
70 第一防水栓
80 第二防水栓

Claims (6)

  1. 扁平な導体がその幅方向と平行な方向に並べられるとともにこの導体を被覆する絶縁層により一体化された複数枚のフレキシブル配線材の前記導体と、他のコネクタ等の端子とを接続するフレキシブル配線材用変換コネクタにおいて、
    当該フレキシブル配線材の各導体と接続可能な接続部を有する複数の変換端子と、
    これらの変換端子を保持する端子保持部を有するとともに、当該端子保持部の外周から後方に延びてこの端子保持部に保持される前記各変換端子の接続部を囲むような形状を有するハウジング外周壁を有するハウジングと、
    前記複数枚のフレキシブル配線材をそれぞれ挿通可能な配線材挿通孔を有するとともに、当該配線材挿通孔に挿通された複数枚のフレキシブル配線材をその厚み方向に所定の間隔をおいた状態で保持し、その保持状態で装着されることでこの保持された前記複数枚のフレキシブル配線材の前記各導体と前記各変換端子の接続部とを接続するリテーナと、
    弾性部材からなり、前記配線材挿通孔の内周面と当該配線材挿通孔に挿通される前記複数枚のフレキシブル配線材の外周面との間に介在可能な形状を有する第一防水栓と、
    弾性部材からなり、前記ハウジング外周壁の内周面と前記リテーナの外周面との間に介在可能な形状を有する第二防水栓と、
    前記第一防水栓を後方から押圧するためのカバーとを備え、
    前記第二防水栓は、その内周面が前記リテーナの外周面に密着するとともに、その外周面が前記ハウジング外周壁の内周面に密着することで、当該リテーナの外周面とハウジング外周壁の内周面との間の隙間を密閉するような形状を有するとともに、
    前記リテーナは、前記第一防水栓を前記カバーとの間で挟持可能な挟持部を有し、
    前記第一防水栓は、前記カバーにより押圧されることで当該カバーと前記挟持部との間で弾性変形し、この弾性変形によってその内周面が内方に膨張して前記配線材挿通孔に挿通されたフレキシブル配線材の外周面にそれぞれ密着するとともに、その外周面が前記配線材挿通孔の内周面に密着することで、前記フレキシブル配線材の外周面と前記配線材挿通孔の内周面との隙間をそれぞれ密閉するような形状を有すること特徴とするフレキシブル配線材用変換コネクタ。
  2. 請求項1に記載のフレキシブル配線材用コネクタにおいて、
    前記ハウジングは、前記カバーを、当該カバーが前記第一防水栓を押圧する本係止位置に係止可能な本係止部を有することを特徴とするフレキシブル配線材用変換コネクタ。
  3. 請求項2に記載のフレキシブル配線材用変換コネクタにおいて、
    前記ハウジングは、前記カバーを、当該カバーが前記第一防水栓を押圧していない仮係止位置に係止可能な仮係止部を有することを特徴とするフレキシブル配線材用変換コネクタ。
  4. 請求項2または3に記載のフレキシブル配線材用変換コネクタにおいて、
    前記カバーは、前記リテーナを後方から押圧するリテーナ押圧部を有し、
    前記リテーナは、このリテーナが前記リテーナ押圧部により押圧されるのに伴って前記第二防水栓を後方から前記変換端子保持部の後面に押圧する第二防水栓押圧部と、当該第二防水栓押圧部の前端面から前方に延びるリテーナ前壁とを有し、
    前記第二防水栓は、前記第二防水栓押圧部によって押圧されることで当該第二防水栓押圧部と前記変換端子保持部の後面との間で弾性変形し、この弾性変形によってその内周面が内方に膨張して前記リテーナ前壁の外周面に密着するとともに、その外周面が前記ハウジング外周壁の内周面に密着するような形状を有することを特徴とするフレキシブル配線材用変換コネクタ。
  5. 請求項4に記載のフレキシブル配線材用変換コネクタにおいて、
    前記本係止位置は、前記カバーの前記リテーナ押圧部が前記リテーナを押圧し、これに伴って当該リテーナの前記第二防水栓押圧部が前記第二防水栓を押圧する位置であることを特徴とするフレキシブル配線材用変換コネクタ。
  6. 請求項4または5に記載のフレキシブル配線材用変換コネクタにおいて、
    前記リテーナは、前記複数枚のフレキシブル配線材をそれぞれ係止可能であるとともに、当該フレキシブル配線材を係止する位置とこの係止位置から退避する退避位置との間で弾性変位可能な配線材係止部を有し、
    前記第二防水栓は、前記カバーが前記リテーナを前記リテーナ押圧部によって後方から押圧することで、その内周面が当該リテーナの前記配線材係止部の外周面に密着し、当該配線材係止部の前記退避位置への変位を規制するような形状を有し、
    前記ハウジングは、前記カバーを、当該カバーが前記リテーナ押圧部を押圧していない仮係止位置に仮係止可能な仮係止部を有することを特徴とするフレキシブル配線材用変換コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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