JP2008097914A - 配線体接続構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】特殊なハウジング等を必要とすることなく、極めて簡単な構造でフレキシブル配線板等を着脱可能に接続することができる配線体接続構造体を提供する。
【解決手段】対応する接続電極が導通するように積層された2以上の配線体3,5と、これら配線体の上記接続電極形成領域を弾性的に挟圧して固定するクリップ6とを備えて構成される。
【選択図】図1
【解決手段】対応する接続電極が導通するように積層された2以上の配線体3,5と、これら配線体の上記接続電極形成領域を弾性的に挟圧して固定するクリップ6とを備えて構成される。
【選択図】図1
Description
本願発明は、配線体接続構造体に関する。詳しくは、2以上の種々の配線体に設けられる接続電極間を導通させるための配線体接続構造体に関するものである。
たとえば、フレキシブル配線板とリジッド配線板との電気的接続を行うために、ZIF(Zero Insertion Force)コネクタが採用されることが多い。上記ZIFコネクタは、絶縁性のハウジングと、このハウジングに並置固定されたバネコンタクトと、上記フレキシブル配線板の端部を上記バネコンタクトに押し付けて電気的接続を行う押え板とを備えて構成されている。上記ZIFコネクタは、上記フレキシブル配線板の接続電極を上記ハウジング内部のコンタクト電極形成部位まで挿入した後、上記押え板を介して押圧力を作用させることにより、上記接続電極が上記コンタクト電極に弾性的に接触させられ、電気的に導通させられる。上記ZIFコネクタは、フレキシブル配線板を着脱可能に接続することができるため、部品故障への対応が容易であり、また、配線板や電子部品のリサイクルを容易に行うこともできる。
従来のZIFコネクタは、樹脂で成形したハウジングの内部に多数のコンタクト電極を設ける必要がある。また、フレキシブル配線板の接続電極を上記コンタクト電極に押し付けた状態でロックできるとともにこのロックを解除できる機械的な機構を設ける必要がある。このため、コネクタの構造が非常に複雑になる。しかも、接続電極の配列間隔が小さくなると、上記コンタクト電極の配列等に高い寸法精度が要求され、コネクタの製造コストが増加する。
また、上記ZIFコネクタは、リジッド配線板上に固定的に設けられて、フレキシブル配線板を着脱可能に接続するものである。したがって、上記ZIFコネクタを配線板に搭載するには、上記ハウジングに設けた多数のコンタクト電極と上記配線板の接続電極とをハンダ等で接続する必要があり、コネクタを配線板に取り付けるのにも手間がかかる。
本願発明は、特殊なハウジング等を必要とすることなく、極めて簡単な構造で、フレキシブル配線板を含む種々の配線体を着脱可能に接続することができる配線体接続構造体を提供することを課題としている。
本願発明は、対応する接続電極が導通するように積層された2以上の配線体と、これら配線体の上記接続電極形成領域を弾性的に挟圧して固定するクリップとを備えて構成される。
上記配線体の種類は特に限定されることはなく、積層することにより対応する接続電極を有するものであれば、種々の配線体に適用することができる。たとえば、通常のリジッド配線板や、柔軟なフレキシブル配線板に適用することができる。また、マザーボード等の種々の電子部品を搭載した配線板にも適用することができる。さらに、被覆導線を並列して形成されるフラットケーブル等の接続にも適用することができる。
また、同一種類の配線体を接続する場合にも適用することができる。たとえば、リジッド配線板とフレキシブル配線板とを接続できるのみならず、フレキシブル配線板同士、リジッド配線板同士の接続にも適用することができる。
さらに、両面に接続電極を有する配線体に適用することにより、3以上の配線体を積層してこれらの接続電極間を互いに導通させることも可能となる。
上記弾性クリップの形態は特に限定されることはない。たとえば、断面略コ字状のクリップを採用し、配線体の端部を束ねてコ字状空間に弾性的に保持させることができる。
また、弾性クリップを構成する材料も限定されることはなく、金属や樹脂で形成されたものを採用することができる。クリップを構成する材料やクリップの寸法を調節することにより、接続電極の数や配線体の形態等に応じて挟圧力を設定し、これら配線体間の電気的導通を確実に行うことできる。
上記クリップに対する配線体の装着方法も限定されることはない。たとえば、一の配線体とクリップとを接着等によりあらかじめ止着しておいて、他の配線体を上記クリップの開口部に挿入するようにして接続することができる。また、複数の配線体をあらかじめ積層しておいて、クリップ内に一度に挿入することもできる。さらに、専用工具等で開口部を拡開させたクリップに、積層した配線体を挿入して接続することもできる。
一方、配線体の接続を解除するには、クリップの弾性挟圧力に抗して配線体を引き抜き、あるいは、上記クリップの弾性挟圧力を解除して配線体を取り外せばよい。
本願発明では、配線体上の接続電極を直接接続することができるため、従来のZIFコネクタのようなハウジングやコンタクト電極は必要はない。また、積層した配線体を弾性的に束ねるようにして接続するため、コネクタを配線体上に固定的に設ける必要もない。したがって、コネクタ部品の製造コストを削減できるのみならず、コネクタを配線体に対して接続する作業を省くことができる。さらに、配線体の縁部を利用して接続構造を構成できるため、省スペース化を図ることもできる。
請求項2に記載した発明は、積層される複数の配線体を、上記クリップを介して位置決めする位置決め手段を設けたものである。
上記クリップを介して、これに挟圧される配線体同士の位置決めを行うことにより、配線体上の接続電極を正確に対応させて弾性挟圧力を作用させることができる。
一方、請求項3に記載した発明のように、積層して挟圧される各配線体間に、これら配線体の位置決めを行う位置決め手段を設けることもできる。特に、3以上の配線体を積層する場合、各配線体間の位置決めを行うことにより、これら配線体を精度高く位置決めして弾性挟圧することができる。また、クリップと配線体間の位置決め手段と、各配線体間の位置決め手段の双方を設けることもできる。
上記位置決め手段として種々の構成を採用することができる。たとえば、請求項4に記載した発明のように、上記位置決め手段を、互いに嵌合して位置決めできる凸部及び位置決め穴を備えて形成することができる。また、たとえば、積層した配線体を貫通する位置決め穴を設け、位置決めピンを連通挿することにより各配線体間の位置決めを行うこともできる。
請求項5に記載した発明は、積層して導通させられる上記接続電極形成領域間に、厚み方向に導通する複数の導通部が形成されるとともに厚み方向に弾性圧縮変形可能及び回復可能な異方性導電シートを設けたものである。
上記異方性導電シートを接続電極間に設けることにより、接続電極の高さ寸法等にばらつきがあっても、上記異方性導電シートの弾性圧縮変形によって上記ばらつきを吸収できる。このため、接続電極や配線体の形状精度等が低い場合でも、電気的導通を確実にすることができる。また、接続電極間が、直接押圧接触させられることがなくなり、配線体を着脱する際に電極が傷む恐れもなくなる。採用できる上記異方性導電シートも限定されることはなく、配線体の接続電極間で挟圧されることにより、電気的に導通させられるものであればよい。
請求項6に記載した発明は、少なくとも1の配線体における接続電極形成領域の裏面にバックアップ部材を設けたものである。
クリップに接続する際に配線体が変形等すると、回路や搭載部品に悪影響が出る場合が考えられる。特に、フレキシブル配線体は、基材の厚さが非常に薄いため、クリップに着脱する際や、大きな挟圧力が作用する場合等に、上記基材や接続電極が変形しあるいは変位して、電気的導通が阻害される場合も考えられる。
上記バックアップ部材を設けることにより、基材が補強されて変形抵抗が大きくなる。また、着脱時における配線体や接続電極の傷みを防止できるとともに、接続電極や基材の寸法のばらつきを吸収して確実な導通を図ることができる。また、非常に小さい配線体等を取り扱う場合の取り扱い性も向上する。
上記バックアップ部材の構成は特に限定されることはない。たとえば、バックアップ部材を剛性材料で形成することにより、クリップに対する着脱時の配線体の変形を防止し、電気的導通を確実にするとともに着脱性を向上させることができる。一方、弾性部材でバックアップすることにより、基材や接続電極の寸法のばらつきを吸収して、電気的導通を確実に行うこともできる。
上記バックアップ部材は、たとえば短冊状の部材を接続電極形成領域の裏面に接着等することにより設けることができる。また、樹脂材料の塗膜を形成して構成することもできる。
本願発明においては、上記クリップと積層される配線体とを、別体として組み付けることもできるし、請求項7に記載した発明のように、上記クリップに少なくとも1の配線体を止着しておいて、他の配線体と接続するように構成することもできる。止着する手法も特に限定されることはない。たとえば、接着剤を用いて止着することもできるし、樹脂製クリップの一部にフレキシブル配線体の端部を溶着保持させることもできる。クリップと少なくとも一の配線体とを止着することにより、他の配線体と接続する際等における取扱性も向上する。
請求項8に記載した発明は、上記配線体にフレキシブル配線板を採用するとともに、このフレキシブル配線板と上記クリップとの間に弾性部材を介挿してこれらを接着固定したものである。
クリップにフレキシブル配線板を止着する場合においても、接続電極の高さ等にばらつきがあると、電気的接続を確実に行うことができない。また、クリップの挟圧面に凹凸がある場合も考えられる。上記弾性部材を介して接着固定することにより、接続電極の高さのばらつきを吸収して、電気的導通を確実に行うことができる。
本願発明に係る配線体接続構造体は、特殊なハウジングや、コンタクト電極を用いることなく対応する接続電極を確実に導通させることができるとともに、配線体同士を着脱可能に接続することができる。
図1から図5に、本願発明の第1の実施例を示す。
図1に示すように、第1の実施例に係る配線体接続構造体1は、片面(図1における上面)に回路2が形成されたリジッド配線板3と、片面(図1における下面)に回路4が形成されたフレキシブル配線板5と、上記リジッド配線板3と上記フレキシブル配線板5とを積層して弾性挟圧できるクリップ6とを備えて構成されている。
図2に示すように、上記リジッド配線板3と上記フレキシブル配線板5には、複数の直線状の配線2,4が所定のピッチで形成されており、また、図3に示すように、上記配線2,4の端部を露出させることにより、電気的に導通させられる接続電極7,8が形成されている。
図4に示すように、上記クリップ6は、板バネ材料を曲折成形することにより、対向する挟圧部10,11と、これら挟圧部10,11を連結する背部12とを備える断面略コ字状に形成されている。上記コ字状開口部9は、リジッド配線板3を挿入するために、外側に向けて広がるテーパが設けられている。
図1及び図4に示すように、本実施例では、上記背部12に、上記フレキシブル配線板5の幅寸法に対応した配線板挿入開口部13を設け、この配線板挿入開口部13から上記フレキシブル配線板5の端部をクリップ6内に挿入して、一方の挟圧部10の内壁14に熱硬化性接着剤25を介して接着することにより、上記フレキシブル配線板5の端部を上記クリップ6に対して一体的に止着している。
上記フレキシブル配線板5を上記クリップ6に位置決めして接着するために、上記挟圧片10の両側部に内側に突出する凸部15を設ける一方、上記フレキシブル配線板5の両側部に上記凸部15が嵌合する位置決め穴16が設けられている。上記凸部15と上記位置決め穴16とを嵌合させることにより、上記フレキシブル配線板5の接続電極7を上記クリップ6の所定位置に精度高く位置決めして接着することができる。
一方、上記クリップ6の上側の挟圧部10の両側部には、図1及び図5に示すように、先端部を内側に屈曲させることにより形成された位置決め凸部18をもつ位置決めアーム19,19が形成されている。上記位置決めアーム19,19と、上記挟圧部10との間にはスリット17が設けられており、弾性挟圧力を配線板に対して独立して作用させることができるように構成されている。
図1及び図5に示すように、上記リジッド配線板3を上記クリップ6の開口部9に挿入していくと、上記挟圧部10,11及び上記位置決めアーム19,19が弾性的に拡開されるとともに、上記リジッド配線板3が所定位置まで挿入されると、上記位置決め凸部18が、上記リジッド配線板3の接続電極形成領域の両側部に形成した係合穴20に嵌合し、対応する接続電極7,8が対接した状態で位置決め保持される。また、上記対接させられる接続電極7,8には、上記挟圧部10,11から弾性挟圧力が作用する。これにより、上記接続電極7,8間の電気的導通を確実に行うことができる。
本実施例では、上記リジッド配線板3と上記フレキシブル配線板5とを、上記クリップ6を介して精度高く位置決めすることにより、対応する上記接続電極間の接合が行われる。このため、配線板上に形成される接続電極7,8のピッチが小さい場合にも、確実な導通を確保することが可能となる。
しかも、位置決めアーム19の先端に形成した位置決め凸部18が、抜け止め機能を備えているため、リジッド配線板3に不用意な力が作用した場合にも、上記クリップ6から離脱することはない。このため、振動等にも強い配線体接続構造1を構成することができる。
一方、上記位置決めアーム19をリジッド配線板3から離間させることにより、上記位置決め凸部18と上記位置決め穴20との嵌合を解除し、リジッド配線板3をクリップから取り外すことができる。このため、リジッド配線板3に搭載した電子部品の故障の際にも配線板等を容易に交換することが可能となる。また、配線板等をリサイクルするのも容易になる。さらに、リジッド配線板3の縁部に接続構造を形成できるため、省スペース化を図ることができる。
図6及び図7に、本願発明の第2の実施例を示す。第2の実施例に係る配線板接続構造体101は、リジッド配線板103上に形成された配線102を中間フレキシブル配線板133で引き出し、この中間フレキシブル配線板133を、クリップ106を介してフレキシブル配線板105と接続するものである。
上記クリップ106は、第1の実施例と同様の形態を備え、フレキシブル配線板105の端部が、背部112に設けた開口部113から挿入され、挟圧部110の内面に接着されている。
図7に示すように、本実施例では、上記フレキシブル配線板105を弾性樹脂シート136を介して、上記クリップ106の挟圧部110に接着している。なお、図7の符号137及び138は、接着剤を示している。
上記弾性シート136を介してフレキシブル配線板105を接着することにより、上記フレキシブル配線板105がクリップ内で弾性変形可能に保持される。このため、上記挟圧部110の内面の凹凸や、上記接続電極107の高さのばらつき等を、上記弾性シートを弾性変形させて吸収することが可能となる。また、各接続電極に作用する挟圧力を均一化することができる。さらに、一部の接続電極に大きな挟圧力が作用するのを防止できるため、着脱時等における電極の傷みを防止できる。
なお、図示はしないが、上記フレキシブル配線板105と上記挟圧部110は、第1の実施例と同一の手法を用いて位置決めして接着されている。
一方、上記リジッド配線板103上には、上記中間フレキシブル配線板133を接続するための接続部品130が設けられ、この接続部品130から上面に配線132が形成された中間フレキシブル配線板133が引き出されている。上記中間フレキシブル配線板133には、上記リジッド配線板103に形成したのと同一ピッチの配線132が設けられている。また、図7に示すように、上記中間フレキシブル配線板133の先端部には、上記配線132を露出させることにより接続電極108が形成されている。
上記接続電極108を形成した領域の裏面側に、中間フレキシブル配線板133の先端部を補強するバックアップ部材134が設けられている。本実施例に係る上記バックアップ部材134は、上記接続電極形成領域に対応する大きさの樹脂プレートを接着剤139を用いて接着することにより設けられている。
上記バックアップ部材134を設けることにより、フレキシブル配線板105の先端部が変形等するのを防止することができる。また、中間フレキシブル配線板133の接続電極形成領域を、上記クリップ106の開口部に容易に着脱することができる。
さらに、図示はしないが、本実施例では、上記クリップ106の下側の挟圧部111に、上側の挟圧部110に形成したのと同様の内方に突出する凸部が形成されている。一方、上記バックアップ部材134の下面には、上記凸部が嵌合できる位置決め穴が形成されており、これら凸部と位置決め穴とを嵌合させることにより、上記中間フレキシブル配線板133の先端部を、上記クリップ106に位置決めして保持することができる。このため、上記フレキシブル配線板105と上記中間フレキシブル配線板133の対応する接続電極107,108を精度高く位置決めして挟圧力を作用させることができる。
さらに、本実施例では、上記接続電極108を形成した領域を覆うように、厚み方向に導通する複数の導通部が形成されるとともに厚み方向に弾性圧縮変形可能及び回復可能な異方性導電シート135が積層されている。
上記異方性導電シート135は、絶縁性の多孔質樹脂シートの複数箇所に、表面から裏面に貫通する貫通穴を多数配列形成し、この貫通穴の内壁周囲の樹脂に導電性金属を付着させることにより、厚み方向に導電性を有する導通部を設けて構成したものである。上記導通部を設けた領域は、上記接続電極形成領域に対応して設けられている。
上記異方性導電シート135は、たとえば、気孔率が20〜80%のポリテ
トラフルオロエチレン膜(多孔質PTFE膜)を基膜として形成することができる。基材が多孔質であり、しかも、内壁周囲の樹脂に導電性をもたせた上記貫通孔を多数有する構造であるため、弾性変形能及び回復能が非常に高い。特に、本実施例に採用した異方性導電シート135は、厚さの約4分の1まで弾性圧縮変形可能及び回復可能なものを採用している。
トラフルオロエチレン膜(多孔質PTFE膜)を基膜として形成することができる。基材が多孔質であり、しかも、内壁周囲の樹脂に導電性をもたせた上記貫通孔を多数有する構造であるため、弾性変形能及び回復能が非常に高い。特に、本実施例に採用した異方性導電シート135は、厚さの約4分の1まで弾性圧縮変形可能及び回復可能なものを採用している。
上記異方性導電シート135を接続電極間に介挿することにより、接続電極の高さのバラツキ等を吸収して、対応する接続電極107,108間の電気的導通を確実に行うことができる。
また、対応する接続電極107,108が、直接接触して挟圧されることがないため、接続電極が傷む恐れもない。
図8及び図9に、本願発明の第3の実施例を示す。この実施例は、3枚のフレキシブル配線板235,236,237を、クリップ206の挟圧部210,211間で弾性挟圧することにより接続したものである。
図示はしないが、上記3枚のフレキシブル配線板のうち、中間に積層されるフレキシブル配線板236は、両面に接続電極が形成されており、上下のフレキシブル配線板235,237には、上記中間フレキシブル配線板236の接続電極に対応する接続電極が形成されている。これら、接続電極を積層して挟圧することにより、上記接続電極間を導通させることができる。
上記3枚のフレキシブル配線板235,236,237の積層体の端部の片面には、板状のバックアップ部材234が設けられている。
図9に示すように、上記バックアップ部材234には、積層したフレキシブル配線板235,236,237に形成された連通する位置決め穴240に連通挿されて嵌合するピン238が設けられている。上記ピン238によって、上記3枚のフレキシブル配線板235,236,237が互いに位置決めされる。このため、上記第1及び第2の実施例のような、クリップと配線板との間の位置決め手段が不要となる。
上記構成を採用することにより、複数の配線板を極めて簡単な構成で、確実に接続することが可能となる。
なお、第3の実施例において、中間部に積層される配線板236の表裏の接続電極を別回路を構成するものから引き出すと、両側の配線板235,237を上記別回路を構成する回路に接続することもできる。
また、上述した第1及び第2の実施例では、一方の配線体としてリジッド配線板を用い、他方の配線板としてフレキシブル配線板を用いた例について説明したが、上記一方の配線体は、リジッド配線板に限らず、フレキシブル配線板であってもよい。また、フレキシブルフラットケーブル(FFC)と呼ばれるものがあり、これら各種配線板同士の接続に用いることができる。ただし、一方は、フレキシブル配線板であることが望ましい。リジッド配線板同士の電気的接続を行うには、本願発明よりも簡素な構造を採りうるからである。
本願発明は、上述の実施例に限定されることはない。今回開示された実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本願発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本願発明に係る配線体接続構造体によって、種々の配線体を極めて容易に接続することができる。
1 配線体接続構造体
3 配線板(配線体)
5 配線板(配線体)
6 クリップ
3 配線板(配線体)
5 配線板(配線体)
6 クリップ
Claims (8)
- 対応する接続電極が導通するように積層された2以上の配線体と、
これら配線体の上記接続電極形成領域を弾性的に挟圧して固定するクリップとを備える、配線体接続構造体。 - 積層される上記配線体を、上記クリップを介して位置決めする位置決め手段を設けた、請求項1に記載の配線体接続構造体。
- 積層して挟圧される各配線体間に、これら配線体の位置決めを行う位置決め手段を設けた、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の配線体接続構造体。
- 上記位置決め手段は、互いに嵌合して位置決めできる凸部及び位置決め穴を備えて形成されている、請求項2又は請求項3のいずれかに記載の配線体接続構造体。
- 積層して導通させられる上記接続電極形成領域間に、厚み方向に導通する複数の導通部が形成されるとともに厚み方向に弾性圧縮変形可能及び回復可能な異方性導電シートを設けた、請求項1から請求項4のいずれかに記載の配線体接続構造体。
- 少なくとも1の配線体における上記接続電極形成領域の裏面にバックアップ部材を設けた、請求項1から請求項5のいずれかに記載の配線体接続構造体。
- 上記クリップに少なくとも1の配線体が止着されている、請求項1から請求項6のいずれかに記載の配線体接続構造体。
- 上記配線体にフレキシブル配線板を採用するとともに、このフレキシブル配線体と上記クリップとの間に弾性部材を介挿してこれらを接着固定した、請求項7に記載の配線体接続構造体。
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