しかしながら、前述したように、ユーザが検索しようとしているスタジアムに付されているスタジアム名が、当該スタジアムに本拠を置くチームのチーム名と異なる場合には、ユーザがスタジアム名を正式に覚えていない限りスタジアム名を検索条件として使うことはできなかった。
特に、スタジアム名は、命名権の契約期間ごとに変更されてしまうので、現行のものを覚えていなけばスタジアム名を検索条件とした検索ができなかった。
したがって、従来は、所望の施設を確実に検索することが困難であるといった問題が生じていた。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、名称の変更にかかわらず所望の施設を確実に検索することができる施設検索装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る施設検索装置は、プロスポーツチームの専用施設を検索する施設検索装置であって、前記プロスポーツチームのチーム名に基づいて、前記プロスポーツチームの専用施設を検索可能に形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、前記プロスポーツチームの専用施設についての施設名の一覧を表示部に表示する処理を行うスポーツ施設名一覧表示処理装置と、前記施設名の一覧における各施設にそれぞれ対応するチーム名の一覧を、前記施設名との対応関係が判別可能な状態として前記表示部に表示する処理を行うスポーツチーム名一覧表示処理装置と、前記スポーツ施設名一覧表示処理装置による前記施設名の一覧の表示と、前記スポーツチーム名一覧表示処理装置による前記チーム名の一覧の表示とを、ユーザの入力操作にしたがって切り替える処理を行う表示切り替え処理装置とを有し、前記施設名の一覧の表示と前記チーム名の一覧の表示との切り替えによって、チーム名に基づいたプロスポーツチームの専用施設の検索が可能に形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、施設の種別およびプロスポーツの種別の少なくとも一方を当該種別の候補の中から選択して入力するための種別入力装置と、施設の住所を入力するための住所入力装置とを備え、前記スポーツ施設名一覧表示処理装置および前記スポーツチーム名一覧表示処理装置が、前記種別入力装置および前記住所入力装置の入力結果に該当するプロスポーツチームの専用施設についての前記施設名または前記チーム名の一覧を前記表示部に表示するように形成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、前記スポーツ施設名一覧表示処理装置が、同一の施設についての複数の名称を表示可能に形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、プロスポーツの種別を当該種別の候補の中から選択して入力するためのスポーツ種別入力装置と、このスポーツ種別入力装置によって入力された種別に属するプロスポーツチームのチーム名の一覧を当該一覧の中の任意のチームをユーザが選択可能な状態として表示部に表示する処理を行う第1のスポーツチーム名一覧表示処理装置と、この第1のスポーツチーム名一覧表示処理装置によって表示されたチーム名の一覧の中からユーザが選択したチームの傘下に属するマイナーチームのチーム名の一覧を当該一覧の中の任意のマイナーチームをユーザが選択可能な状態として前記表示部に表示する処理を行う第2のスポーツチーム名一覧表示処理装置と、この第2のスポーツチーム名一覧表示処理装置によって表示されたマイナーチームのチーム名の中からユーザが選択したマイナーチームの専用施設の情報を前記表示部に表示する処理を行うマイナーチーム表示処理装置とを備えたことを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、前記マイナーチーム表示処理装置が、前記マイナーチームの専用施設の情報として、施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示するように形成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、前記プロスポーツチームが、米国プロ野球におけるメジャーリーグのチームとされ、前記マイナーチームが、メジャーリーグのチームの傘下に属するマイナーリーグのチームとされていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、プロスポーツチームのチーム名を文字入力するチーム名文字入力装置と、このチーム名文字入力装置によって入力されたチーム名に対応するプロスポーツチームの専用施設の情報を表示部に表示する処理を行う施設情報表示処理装置とを備えたことを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、プロスポーツチームの専用施設の名称を文字入力する施設名文字入力装置を備え、前記施設情報表示処理装置が、前記施設名文字入力装置によって入力された施設名に対応するプロスポーツチームの専用施設の情報を表示部に表示する処理を行うことも可能とされていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、前記施設情報表示処理装置が、前記プロスポーツチームの専用施設の情報として、施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示するように形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、プロスポーツチームの専用施設に関する情報が格納されたデータベースを利用して、プロスポーツチームの専用施設を検索可能に形成され、前記データベースに、プロスポーツチームの専用施設の施設名の変更期日および変更後の施設名についての現在から複数年先までの情報が格納され、前記変更期日以後においては、変更後の施設名を用いたプロスポーツチームの専用施設の検索が可能に形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、前記変更期日以後においても、変更前の施設名を用いたプロスポーツチームの専用施設の検索も可能に形成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、前記変更期日および前記変更後の施設名についての現在から複数年先までの情報を、前記データベースの1回の年次更新によって一度に取得可能に形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、前記プロスポーツチームの専用施設が、前記プロスポーツチームが本拠を置くスタジアムとされている点にある。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、実演団体の専用施設を検索する施設検索装置であって、前記実演団体の団体名に基づいて、前記実演団体の専用施設を検索可能に形成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、前記実演団体の専用施設についての施設名の一覧を表示部に表示する処理を行う実演施設名一覧表示処理装置と、前記施設名の一覧における各施設にそれぞれ対応する団体名の一覧を、前記施設名との対応関係が判別可能な状態として前記表示部に表示する処理を行う団体名一覧表示処理装置と、前記実演施設名一覧表示処理装置による前記施設名の一覧の表示と、前記団体名一覧表示処理装置による前記団体名の一覧の表示とを、ユーザの入力操作にしたがって切り替える処理を行う表示切り替え処理装置とを有し、前記施設名の一覧の表示と前記団体名の一覧の表示との切り替えによって、団体名に基づいた実演団体の専用施設の検索が可能に形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、施設の種別および実演内容の種別の少なくとも一方を当該種別の候補の中から選択して入力するための種別入力装置と、施設の住所を入力するための住所入力装置とを備え、前記実演施設名一覧表示処理装置および前記団体名一覧表示処理装置が、前記種別入力装置および前記住所入力装置の入力結果に該当する実演団体の専用施設についての前記施設名または前記団体名の一覧を前記表示部に表示するように形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、前記実演施設名一覧表示処理装置が、同一の施設についての複数の名称を表示可能に形成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、実演団体の団体名を文字入力する団体名文字入力装置と、この団体名文字入力装置によって入力された団体名に対応する実演団体の専用施設の情報を表示部に表示する処理を行う施設情報表示処理装置とを備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、実演団体の専用施設の施設名を文字入力する施設名文字入力装置を備え、前記施設情報表示処理装置が、前記施設名文字入力装置によって入力された施設名に対応する実演団体の専用施設の情報を表示部に表示する処理を行うことも可能とされていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、前記施設情報表示処理装置が、前記実演団体の専用施設の情報として、施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示するように形成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、実演団体の専用施設に関する情報が格納されたデータベースを利用して、実演団体の専用施設を検索可能に形成され、前記データベースに、実演団体の専用施設の施設名の変更期日および変更後の施設名についての現在から複数年先までの情報が格納され、前記変更期日以後においては、変更後の施設名を用いた実演団体の専用施設の検索が可能に形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、前記変更期日以後においても、変更前の施設名を用いた実演団体の専用施設の検索も可能に形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、前記実演団体の専用施設の施設名の変更期日および前記変更後の施設名についての現在から複数年先までの情報を、前記データベースの1回の年次更新によって一度に取得可能に形成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、前記実演団体が、劇団およびオーケストラの少なくとも一方を含み、前記実演団体の専用施設が、劇場およびコンサートホールの少なくとも一方を含むことを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、イベントの開催施設を検索する施設検索装置であって、イベント名に基づいて、前記イベントの開催施設を検索可能に形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、前記イベントの開催施設についての施設名の一覧を表示部に表示する処理を行う開催施設名一覧表示処理装置と、前記施設名の一覧における各施設にそれぞれ対応するイベント名の一覧を、前記施設名との対応関係が判別可能な状態として前記表示部に表示する処理を行うイベント名一覧表示処理装置と、前記開催施設名一覧表示処理装置による前記施設名の一覧の表示と、前記イベント名一覧表示処理装置による前記イベント名の一覧の表示とを、ユーザの入力操作にしたがって切り替える処理を行う表示切り替え処理装置とを有し、前記施設名の一覧の表示と前記イベント名の一覧の表示との切り替えによって、イベント名に基づいたイベントの開催施設の検索が可能に形成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、施設の種別およびイベントの種別の少なくとも一方を当該種別の候補の中から選択して入力するための種別入力装置と、施設の住所を入力するための住所入力装置とを備え、前記開催施設名一覧表示処理装置および前記イベント名一覧表示処理装置が、前記種別入力装置および前記住所入力装置の入力結果に該当するイベントの開催施設についての前記施設名または前記イベント名の一覧を前記表示部に表示するように形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、前記開催施設名一覧表示処理装置が、同一の施設についての複数の名称を表示可能に形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、イベント名を文字入力するイベント名文字入力装置と、このイベント名文字入力装置によって入力されたイベント名に対応するイベントの開催施設の情報を表示部に表示する処理を行う施設情報表示処理装置とを備えたことを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、イベントの開催施設の施設名を文字入力する施設名文字入力装置を備え、前記施設情報表示処理装置が、前記施設名文字入力装置によって入力された施設名に対応するイベントの開催施設の情報を表示部に表示する処理を行うことも可能とされていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、前記施設情報表示処理装置が、前記イベントの開催施設の情報として、施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示するように形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、イベントの開催施設に関する情報が格納されたデータベースを利用して、イベントの開催施設を検索可能に形成され、前記データベースに、イベントの開催施設の施設名の変更期日および変更後の施設名についての現在から複数年先までの情報が格納され、前記変更期日以後においては、変更後の施設名を用いたイベントの開催施設の検索が可能に形成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、前記変更期日以後においても、変更前の施設名を用いたイベントの開催施設の検索も可能に形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る他の施設検索装置は、前記イベントの開催施設の施設名の変更期日および前記変更後の施設名についての現在から複数年先までの情報を、前記データベースの1回の年次更新によって一度に取得可能に形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置は、前記イベントが、スポーツ大会を含むことを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置は、車載用ナビゲーション装置に用いられることを特徴としている。そして、このような構成によれば、車載用ナビゲーション装置において、チーム名に基づいて所望のプロスポーツチームの専用施設を検索することが可能となる。
本発明に係る施設検索装置によれば、チーム名に基づいてプロスポーツチームの専用施設を検索することができるので、命名権ビジネスの影響等による名称の変更にかかわらず所望のプロスポーツチームの専用施設を確実に検索することができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設名の一覧から、この一覧に表示された各施設名にそれぞれ対応するチーム名の一覧へと表示を切り替えることによって、施設名の一覧におけるいずれの施設が、所望のプロスポーツチームの専用施設であるのかをチーム名の一覧に基づいて確実に把握することができるので、所望のプロスポーツチームの専用施設を簡便かつ確実に検索することができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、検索対象を予め絞ることによって、所望のプロスポーツチームの専用施設を効率的に検索することができるので、所望のプロスポーツチームの専用施設を迅速に検索することができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、旧称、略称または俗称のように、現行の正式名称よりもユーザにとって馴染みがある呼称のされ方で認知されている施設については、現行の正式名称以外の名称(旧称、略称または俗称等)も表示することによって当該専用施設を検索し易くすることができるので、所望のプロスポーツチームの専用施設をさらに確実に検索することができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、マイナーチームのチーム名に基づいて、プロスポーツチームとしての所望のマイナーチームの専用施設を検索することができるので、名称の変更にかかわらず所望のマイナーチームの専用施設を確実に検索することができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、マイナーチームの専用施設についての詳細な検索結果を取得することができるので、検索結果を充実させることができ、検索結果の有用性を向上させることができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、米国プロ野球におけるマイナーリーグのチーム名に基づいて、所望のマイナーリーグチームの専用施設を検索することができるので、名称の変更にかかわらず所望のマイナーリーグチームの専用施設を確実に検索することができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、チーム名を文字入力することによって、所望のプロスポーツチームの専用施設を検索することができるので、所望のプロスポーツチームの専用施設をより簡便に検索することができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、ユーザが施設名を知っている場合には、施設名を文字入力することによって所望のプロスポーツチームの専用施設を検索することができるので、従来通りの検索にも対応することができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、文字入力による施設の検索結果として、所望のプロスポーツチームの専用施設についての詳細な検索結果を取得することができるので、検索結果を充実させることができ、検索結果の有用性を向上させることができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設名が変更された後には、施設の変更期日や変更後の施設名の情報を更新することを要することなく、変更後の施設名を用いて所望のプロスポーツチームの専用施設を検索することができるので、利便性を向上させることができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設名の変更期日以後においても変更前の施設名を用いて所望のプロスポーツチームの専用施設を検索することができるので、変更前の施設名しか知らないユーザであっても、その施設名を用いて所望のプロスポーツチームの専用施設を検索することができ、利便性をさらに向上させることができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設の変更期日や変更後の施設名の情報を頻繁に更新することを要することなく、現行の施設名に対応することができるので、利便性をさらに向上させることができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、プロスポーツチームのチーム名に基づいて、所望のプロスポーツチームが本拠を置くスタジアムを検索することができるので、名称の変更にかかわらず所望のプロスポーツチームの専用のスタジアムを確実に検索することができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、団体名に基づいて実演団体の専用施設を検索することができるので、命名権ビジネスの影響等による名称の変更にかかわらず所望の実演団体の専用施設を確実に検索することができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設名の一覧から、この一覧に表示された各施設名にそれぞれ対応する団体名の一覧へと表示を切り替えることによって、施設名の一覧におけるいずれの施設が、所望の実演団体の専用施設であるのかを団体名の一覧に基づいて確実に把握することができるので、所望の実演団体の専用施設を簡便かつ確実に検索することができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、検索対象を予め絞ることによって、所望の実演団体の専用施設を効率的に検索することができるので、所望の実演団体の専用施設を迅速に検索することができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、旧称、略称または俗称のように、現行の正式名称よりもユーザにとって馴染みがある呼称のされ方で認知されている施設については、現行の正式名称以外の名称も表示することによって当該専用施設を検索し易くすることができるので、所望の実演団体の専用施設をさらに確実に検索することができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、団体名を文字入力することによって、所望の実演団体の専用施設を検索することができるので、所望の実演団体の専用施設をより簡便に検索することができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、ユーザが施設名を知っている場合には、施設名を文字入力することによって所望の実演団体の専用施設を検索することができるので、従来通りの検索にも対応することができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、文字入力による施設の検索結果として、所望の実演団体の専用施設についての詳細な検索結果を取得することができるので、検索結果を充実させることができ、検索結果の有用性を向上させることができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設名が変更された後には、施設の変更期日や変更後の施設名の情報を更新することを要することなく、変更後の施設名を用いて所望の実演団体の専用施設を検索することができるので、利便性を向上させることができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設名の変更期日以後においても変更前の施設名を用いて所望の実演団体の専用施設を検索することができるので、変更前の施設名しか知らないユーザであっても、その施設名を用いて所望の実演団体の専用施設を検索することができ、利便性をさらに向上させることができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設の変更期日や変更後の施設名の情報を頻繁に更新することを要することなく、現行の施設名に対応することができるので、利便性をさらに向上させることができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、劇団名またはオーケストラ名に基づいて、所望の劇場またはコンサートホールを検索することができるので、名称の変更にかかわらず所望の劇場またはコンサートホールを確実に検索することができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、イベント名に基づいてイベントの開催施設を検索することができるので、命名権ビジネスの影響等による名称の変更にかかわらず所望のイベントの開催施設を確実に検索することができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設名の一覧から、この一覧に表示された各施設名にそれぞれ対応するイベント名の一覧へと表示を切り替えることによって、施設名の一覧におけるいずれの施設が、所望のイベントの開催施設であるのかをイベント名の一覧に基づいて確実に把握することができるので、所望のイベントの開催施設を簡便かつ確実に検索することができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、検索対象を予め絞ることによって、所望のイベントの開催施設を効率的に検索することができるので、所望のイベントの開催施設を迅速に検索することができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、旧称、略称または俗称のように、現行の正式名称よりもユーザにとって馴染みがある呼称のされ方で認知されている施設については、現行の正式名称以外の名称も表示することによって当該専用施設を検索し易くすることができるので、所望のイベントの開催施設をさらに確実に検索することができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、イベント名を文字入力することによって、所望のイベントの開催施設を検索することができるので、所望のイベントの開催施設をより簡便に検索することができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、ユーザが施設名を知っている場合には、施設名を文字入力することによって所望のイベントの開催施設を検索することができるので、従来通りの検索にも対応することができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、文字入力による施設の検索結果として、所望のイベントの開催施設についての詳細な検索結果を取得することができるので、検索結果を充実させることができ、検索結果の有用性を向上させることができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設名が変更された後には、施設の変更期日や変更後の施設名の情報を更新することを要することなく、変更後の施設名を用いて所望のイベントの開催施設を検索することができるので、利便性を向上させることができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設名の変更期日以後においても変更前の施設名を用いて所望のイベントの開催施設を検索することができるので、変更前の施設名しか知らないユーザであっても、その施設名を用いて所望のイベントの開催施設を検索することができ、利便性をさらに向上させることができる。
また、本発明に係る他の施設検索装置によれば、施設の変更期日や変更後の施設名の情報を頻繁に更新することを要することなく、現行の施設名に対応することができるので、利便性をさらに向上させることができる。
さらに、本発明に係る他の施設検索装置によれば、スポーツ大会の大会名に基づいて、所望のスポーツ大会の開催施設を検索することができるので、名称の変更にかかわらず所望のスポーツ大会の開催施設を確実に検索することができる。
さらにまた、本発明に係る他の施設検索装置によれば、車載用ナビゲーション装置において、名称の変更にかかわらず目的地候補としての所望の施設を確実に検索することができ、ひいては、目的地の設定を円滑に行うことができる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る施設検索装置の第1実施形態について、図1乃至図15を参照して説明する。
図1は、本発明に係る施設検索装置としての車載用ナビゲーション装置1を示したものである。図1に示すように、車載用ナビゲーション装置1は、大別して、ナビゲーションメインユニット2と、このナビゲーションメインユニット2の入力側にそれぞれ接続されたデータ読出/書込装置3、入力操作部5、GPSレシーバ6および自律航法センサ7と、ナビゲーションメインユニット2の出力側にそれぞれ接続されたディスプレイ8およびスピーカ9とによって構成されている。
本実施形態において、入力操作部5は、種別入力装置およびスポーツ種別入力装置として機能するようになっている。すなわち、ユーザは、所望のプロスポーツチームの専用施設(以下、スポーツチーム専用施設と略称する)を検索する際に、入力操作部5を用いることによって、検索条件としてのプロスポーツチームの種別および施設の種別の入力操作を行うことができるようになっている。なお、プロスポーツチームの種別の入力操作は、野球、バスケットボールおよびアメリカンフットボール等の互いに異なる種別のスポーツを選択することを内容としたものに限らず、米国野球におけるメジャーリーグ、トリプルAおよびダブルA等の同一のスポーツにおいて、さらに細分化された種別を選択することを内容としたものであってもよい。
また、入力操作部5は、住所入力装置として機能し、ユーザが所望のスポーツチーム専用施設を検索する際に、入力操作部5を用いることによって、検索条件としての住所の入力操作を行うことができるようになっている。なお、住所の入力操作は、例えば、米国における州のみの特定のように、スポーツチーム専用施設の所在する地域を大まかに特定するものであってもよい。
さらに、入力操作部5は、チーム名文字入力装置として機能し、ユーザが所望のスポーツチーム専用施設を検索する際に入力操作部5を用いることによって、検索条件としての所望のスポーツチーム専用施設に対応するチーム名の文字入力操作を行うことができるようになっている。
さらにまた、入力操作部5は、施設名文字入力装置として機能し、ユーザが所望のスポーツチーム専用施設を検索する際に、入力操作部5を用いることによって、検索条件としての所望のスポーツチーム専用施設の施設名の文字入力操作を行うことができるようになっている。
この他にも、入力操作部5を用いることによって、所望のスポーツチーム専用施設を検索するための種々の入力操作を行うことができるようになっている。
この入力操作部5を用いた入力操作は、後述する施設検索用操作画面に対してなされることになる。
なお、入力操作部5は、スポーツチーム専用施設の検索ための入力操作の他にも、ルート検索条件の入力等のナビゲーションのための種々の入力操作にも用いられるようになっている。
この入力操作部5は、例えば、リモコン、ディスプレイ8のタッチパネルまたはリニアエンコーダ等であってもよい。
データ読出/書込装置3には、ハードディスクドライブ等の記憶装置12が接続されており、この記憶装置12には、地図データや検索データ等の各種のデータが格納されたデータベース(以下、ナビDBと称する)が記憶されている。本実施形態において、ナビDBは、プロスポーツチームの専用施設に関するデータ(以下、スポーツチーム専用施設データと称する)が格納されたデータベースとしても機能するようになっている。ナビDBには、例えば、スポーツチーム専用施設についての施設名、チーム名、住所、施設種別およびスポーツ種別等が、互いに対応関係を有した状態として格納されていてもよい。
ナビゲーションメインユニット2は、操作画面描画部10を有しており、この操作画面描画部10は、メニュー画面、所望のスポーツチーム専用施設を検索するための種々の操作画面である施設検索用操作画面等の種々の操作画面の描画データを生成し、生成された描画データを出力するようになっている。
操作画面描画部10とディスプレイ8との間には、表示処理部14が接続されており、この表示処理部14には、操作画面描画部10から出力された操作画面の描画データが入力されるようになっている。そして、表示処理部14は、入力された操作画面の描画データに対応した操作画面をディスプレイ8に表示するようになっている。
操作画面描画部10には、入力操作部5から、現在ディスプレイ8に表示されている操作画面に対する入力操作の結果が入力されるようになっている。操作画面描画部10は、入力操作部5からの入力操作の結果が、新たな操作画面の表示を指示する内容の操作結果であれば、新たな操作画面の描画データを生成して表示処理部14に出力するようになっている。
入力操作部5には、施設検索制御部15が接続されており、この施設検索制御部15は、データ読出制御部16を介してデータ読取/書込装置3に接続されている。
施設検索制御部15には、入力操作部5から、施設検索用操作画面に対する入力操作結果が入力されるようになっている。そして、施設検索制御部15は、施設検索用操作画面に対する入力操作の結果(検索条件)を満足するスポーツチーム専用施設(以下、該当スポーツチーム専用施設と称する)のスポーツチーム専用施設データの読み出し要求をデータ読出/書込装置3に出力するようになっている。なお、前記検索条件の入力操作は、複数個の施設検索用操作画面を順次用いて複数回にわたって行われる場合がある。また、該当スポーツチーム専用施設は、複数個存在する場合がある。
この読み出し要求により、データ読出/書込装置3は、記憶装置12に記憶されたナビDBから、該当スポーツチーム専用施設についてのスポーツチーム専用施設データ(以下、該当スポーツチーム専用施設データと称する)を読み出すようになっている。
そして、データ読出/書込装置3は、読み出された該当スポーツチーム専用施設データを、データ読出/書込装置3に接続されたバッファ18に一時的に格納するようになっている。
バッファ18と表示処理部14との間には、一覧描画部19が接続されており、この一覧描画部19は、表示処理部14および施設検索制御部15とともに、スポーツ施設名一覧表示処理装置、スポーツチーム名一覧表示処理装置および表示切り替え処置装置として機能するようになっている。
すなわち、施設検索制御部15は、入力操作部5を用いて入力された検索条件としての住所、施設の種別およびスポーツの種別の少なくとも1つの条件を満足する該当スポーツチーム専用施設データをデータ読出制御部16およびデータ読出/書込装置3を介してナビDBから読み出し、読み出された該当スポーツチーム専用施設データをバッファ18に格納するようになっている。
さらに、一覧描画部19は、バッファ18に格納された該当スポーツチーム専用施設データを取得し、取得された該当スポーツチーム専用施設データを利用することによって、該当スポーツチーム専用施設の施設名の一覧を表示するための描画データ(以下、施設名一覧描画データと称する)または該当スポーツチーム専用施設に対応するチーム名の一覧を施設名との対応関係を判別可能な状態として表示するための描画データ(以下、チーム名一覧描画データと称する)を選択的に生成するようになっている。一覧描画部19によって生成された施設名一覧描画データまたはチーム名一覧描画データは、表示処理部14に出力されるようになっている。
そして、表示処理部14は、施設名一覧描画データを用いた施設名の一覧のディスプレイ8への表示処理またはチーム名一覧描画データを用いたチーム名の一覧のディスプレイ8への表示処理を選択的に行うようになっている。
なお、施設名の一覧またはチーム名の一覧のいずれを表示するかの選択は、その選択を行うことが可能とされた操作画面(例えば、後述する並び替え/切り替え項目選択画面89)を表示し、この操作画面に対するユーザの入力操作(選択)に基づいて決定されるようになっている。
これにより、ディスプレイ8には、施設名の一覧またはチーム名の一覧が、施設名とチーム名との対応関係を両一覧の表示の切り替えによって判別可能な状態として表示されるようになっている。具体的には、施設名の一覧およびチーム名の一覧の双方において、施設までの距離および方角を施設名またはチーム名の脇に並記することによって、施設名とチーム名との対応関係を判別可能にしてもよい。あるいは、施設名の一覧における施設名と、チーム名の一覧におけるチーム名とを、同じ並び順に表示するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザが、両一覧を表示の切り替えによって交互に視ることによって、施設名とチーム名との対応関係を容易に判別することができる。
したがって、本実施形態においては、施設名の一覧の表示と、チーム名の一覧の表示との切り替えによって、ユーザが所望のスポーツチーム専用施設を検索することができるようになっている。
また、本実施形態において、一覧描画部19は、第1のスポーツチーム名一覧表示処理装置としても機能するようになっている。すなわち、一覧描画部19は、検索条件としてのプロスポーツチームの種別の入力操作によって特定されたプロスポーツチームが、傘下にマイナーチームを置くチーム(以下、メジャーチームと称する)の場合には、チーム名一覧描画データとして、メジャーチームのチーム名の一覧を、当該一覧中の任意のメジャーチームを選択可能な状態として表示するための描画データを生成するようになっている。そして、表示処理部14は、一覧描画部19とともに第1のスポーツチーム名一覧表示処理装置として機能し、一覧描画部19によって生成された当該描画データを用いることによって、メジャーチームのチーム名の一覧を、当該一覧中の任意のメジャーチームをユーザが選択可能な状態としてディスプレイ8に表示するようになっている。
このような第1のスポーツチーム名一覧表示処理装置の機能によって表示されるチーム名としては、例えば、米国野球のメジャーリーグのチーム名を挙げることができる。この場合、傘下に属するマイナーチームは、トリプルAやダブルA等のマイナーリーグのチームとなる。
さらに、本実施形態において、一覧描画部19は、第2のスポーツチーム名一覧表示処理装置としても機能するようになっている。すなわち、一覧描画部19は、第1のスポーツチーム名一覧表示処理装置の機能によって表示されたチーム名の一覧中からユーザが選択したチームの傘下に属するマイナーチームのチーム名の一覧を、当該一覧中の任意のマイナーチームを選択可能な状態として表示する描画データ(以下、マイナーチーム名描画データと称する)を生成して表示処理部14に出力するようになっている。
そして、表示処理部14は、一覧描画部19とともに第2のスポーツチーム名一覧表示処理装置として機能し、マイナーチーム名描画データを用いることによって、マイナーチーム名の一覧を、当該一覧中の任意のマイナーチームをユーザが選択可能な状態としてディスプレイ8に表示するようになっている。
上記構成に加えて、バッファ18と表示処理部14との間には、施設情報描画部21が接続されており、この施設情報描画部21は、表示処理部14および施設検索制御部15とともにマイナーチーム表示処理装置および施設情報表示処理装置として機能するようになっている。
すなわち、施設検索制御部15は、マイナーチーム名の一覧においてユーザが選択したマイナーチームの専用施設(以下、所望マイナーチーム専用施設と称する)についてのスポーツチーム専用施設データの読み出し要求を、データ読出制御部16を介してデータ読取/書込装置3に出力するようになっている。この読み出し要求により、データ読出制御部16は、記憶装置12内のナビDBから所望マイナーチーム専用施設についてのスポーツチーム専用施設データを読み出し、読み出されたスポーツチーム専用施設データをバッファ18に格納するようになっている。
さらに、施設情報描画部21は、バッファ18に格納された所望マイナーチーム専用施設についてのスポーツチーム専用施設データを取得し、取得されたスポーツチーム専用施設データを用いることによって、所望マイナーチーム専用施設の情報を表示するための描画データ(以下、所望マイナーチーム専用施設情報描画データと称する)を生成して表示処理部14に出力するようになっている。なお、この所望マイナーチーム専用施設情報描画データは、所望マイナーチーム専用施設の施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示できるものであることが好ましい。
そして、表示処理部14は、施設情報描画部21から出力された所望マイナーチーム専用施設情報描画データを用いて所望マイナーチーム専用施設の情報をディスプレイ8に表示するようになっている。
なお、前述した施設名の一覧に、ユーザが当該一覧中の任意のスポーツチーム専用施設を選択することが可能な操作画面としての機能を持たせ、この一覧においてユーザが選択したスポーツチーム専用施設の情報(施設名、住所および周辺地図等)を、施設情報描画部21および表示処理部14によってディスプレイ8に表示するようにしてもよい。
また、本実施形態において、施設検索制御部15は、ユーザが、入力操作部5を用いて所望のスポーツチーム専用施設に対応するチーム名の文字入力操作を行った場合に、文字入力されたチーム名に対応するスポーツチーム専用施設データの読み出し要求を、データ読出制御部16を介してデータ読取/書込装置3に出力するようになっている。この読み出し要求により、データ読出制御部16は、記憶装置12内のナビDBから文字入力されたチーム名に対応するスポーツチーム専用施設データを読み出し、読み出されたスポーツチーム専用施設データをバッファ18に格納するようになっている。
そして、施設情報描画部21は、バッファ18に格納されたスポーツチーム専用施設データを取得し、取得されたスポーツチーム専用施設データを用いることによって、文字入力されたチーム名に対応するスポーツチーム専用施設の情報を表示するための描画データを生成して表示処理部14に出力するようになっている。なお、この描画データは、文字入力されたチーム名に対応するスポーツチーム専用施設の施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示できるものであることが好ましい。
したがって、本実施形態においては、チーム名の文字入力によって、所望のスポーツチーム専用施設を検索してその情報をディスプレイ8に表示することができるようになっている。
さらに、本実施形態において、施設検索制御部15は、ユーザが、入力操作部5を用いて所望のスポーツチーム専用施設の施設名の文字入力操作を行った場合に、文字入力された施設名に対応するスポーツチーム専用施設データの読み出し要求を、データ読出制御部16を介してデータ読取/書込装置3に出力するようになっている。この読み出し要求により、データ読出制御部16は、記憶装置12内のナビDBから文字入力された施設名に対応するスポーツチーム専用施設データを読み出し、読み出されたスポーツチーム専用施設データをバッファ18に格納するようになっている。
そして、施設情報描画部21は、バッファ18に格納されたスポーツチーム専用施設データを取得し、取得されたスポーツチーム専用施設データを用いることによって、文字入力された施設名に対応するスポーツチーム専用施設の情報を表示するための描画データを生成して表示処理部14に出力するようになっている。なお、この描画データは、文字入力された施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示できるものであることが好ましい。
したがって、ユーザが現行の正式な施設名を知っている場合には、施設名の文字入力によって、所望のスポーツチーム専用施設を検索してその情報をディスプレイ8に表示することができるようになっている。
上記構成に加えて、さらに、本実施形態において、ナビDBには、スポーツチーム専用施設データとして、同一のスポーツチーム専用施設についての複数の施設名のデータが格納されている。具体的には、ナビDBには、同一のスポーツチーム専用施設について、現行の正式な施設名だけでなく、その施設名の旧称や俗称や略称も必要に応じて格納されている。さらに、ナビDBには、スポーツチーム専用施設の施設名についての現在から複数年先までの変更期日および変更後の施設名の情報(以下、施設名変更情報と称する)が含まれている。この施設名変更情報は、ナビDBの1回の年次更新によって一度に取得可能となっている。なお、ナビDBの年次更新は、データ読出/書込装置3による記録装置12へのデータの書き込み動作によって実現されるようになっている。
そして、本実施形態において、一覧描画部19および表示処理部14は、スポーツチーム専用施設データを用いることによって、施設名の一覧中に、同一のスポーツチーム専用施設についての複数の施設名として、現行の正式名称に加えて、例えば、旧称、略称および俗称等を表示することができるようになっている。
したがって、現行の正式名称よりもユーザにとって馴染みがある呼称のされ方で認知されている施設については、正式名称以外の名称(旧称、略称または俗称等)も表示することによって当該専用施設を検索し易くすることができるので、所望のスポーツチーム専用施設をさらに確実に検索することができる。なお、1個のスポーツチーム専用施設についての複数の施設名を表示するか否かを選択させるための操作画面をディスプレイ8に表示し、この操作画面に対する入力操作を待って、複数の施設名を表示するように構成してもよい。
さらに、本実施形態においては、施設名変更情報を用いることによって、スポーツチーム専用施設の施設名の変更期日後においては、ナビDBの年次更新を要することなく、変更後の施設名を用いてスポーツチーム専用施設の検索を行うことができるようになっている。具体的には、一覧描画部19および表示処理部14は、施設名の変更期日後においては、施設名変更情報を用いることによって、変更後の施設名をデフォルトとして施設名の一覧中に表示するようになっている。また、施設検索制御部15は、施設名の変更期日後において、変更後の施設名が文字入力された場合には、施設名変更情報を用いることによって、文字入力された施設名に対応するスポーツチーム専用施設データをナビDBから読み出させて施設情報描画部21に取得させることによって、変更後の施設名に対応するスポーツチーム専用施設の情報をディスプレイ8に表示させることができるようになっている。
さらにまた、本実施形態において、施設検索制御部15は、施設名の変更後において、変更前の施設名が文字入力された場合であっても、対応するスポーツチーム専用施設データをナビDBから読み出させて施設情報描画部21に取得させることによって、変更前の施設名を用いたスポーツチーム専用施設の検索を許容するようになっている。
上記構成の他にも、ナビゲーションメインユニット2には、ナビゲーションのための種々の構成部を有している、
すなわち、ナビゲーションメインユニット2は、目的地設定部22を有しており、この目的地設定部22には、入力操作部5が接続されている。目的地設定部22は、目的地を設定するための最終的な設定画面に対するユーザの入力操作の結果を入力操作部5から取得し、取得された入力操作の結果に応じた目的地を設定するようになっている。
ナビゲーションメインユニット2は、自車位置計算部23を有しており、この自車位置計算部23の入力側には、GPSレシーバ6および自律航法センサ7がそれぞれ接続されている。
GPSレシーバ6は、GPS衛星から受信した軌道および時刻を含む情報を自車位置計算部23に出力するようになっている。自車位置計算部23は、GPSレシーバ6から出力された情報に基づいて、自車位置(絶対位置)を計算するようになっている(電波航法)。
自律航法センサ7は、自車の角速度や車速等を検出し、検出結果を自車位置計算部23に出力するようになっている。自車位置計算部23は、自律航法センサ7から出力された検出結果に基づいて、自車位置(相対位置)を計算するようになっている(自律航法)。
自車位置計算部23は、算出した自車位置が、地図データにおける道路上にない場合には、地図データにおける該当する道路上の位置に自車位置を補正するマップマッチング処理を行うようになっている。
データ読出制御部16には、自車位置計算部23の計算結果が入力されるようになっている。そして、データ読出制御部16は、データ読出/書込装置3に対して、自車位置計算部23によって算出された自車位置およびその周辺の地図データの読み出し要求を出力するようになっている。また、データ読出制御部16は、データ読出/書込装置3に対して、入力操作部5の操作によって指定された地点およびその周辺の地図データの読み出し要求を出力するようになっている。そして、データ読出/書込装置3は、データ読出制御部16の読み出し要求に応じた地図データを、記憶装置12から読み取るようになっている。バッファ18には、地図描画部26が接続されており、この地図描画部26には、バッファ18に保存された地図データが入力されるようになっている。そして、地図描画部26は、バッファ18から入力された地図データに基づいて、自車位置およびその周辺の地図の画像や、入力操作部5の操作によってユーザが指定した地点およびその周辺の地図の画像を表示するための地図描画データを生成して表示処理部14に出力するようになっている。表示処理部14は、地図描画部26から入力された地図描画データに基づいて、地図の画像をディスプレイ8に表示するようになっている。
自車位置計算部23と表示処理部14との間には、自車位置描画部27が接続されており、この自車位置描画部27には、自車位置計算部23によって算出された自車位置の情報が入力されるようになっている。自車位置描画部27は、自車位置計算部23から入力された自車位置の情報に基づいて、自車位置のマークを表示するための自車位置描画データを生成するようになっている。自車位置描画部27によって生成された自車位置描画データは、表示処理部14に入力されるようになっている。そして、表示処理部14は、入力された自車位置描画データに基づいて、自車位置のマークを、ディスプレイ8の表示画面に表示された地図上に重ねて表示するようになっている。
目的地設定部22、自車位置計算部23およびバッファ18の出力側であって、データ読出制御部16の入力側には、経路計算部28が接続されている。経路計算部28は、自車位置計算部23によって算出された自車位置から、目的地設定部22によって設定された目的地までの推奨経路を算出するための経路計算を行うようになっている。経路計算部28は、経路計算の際に、データ読出制御部16を介してデータ読出/書込装置3にナビDBにおける経路計算データ(道路ネットワークデータ等)を読み出させ、この読み出させた経路計算データを経路計算に利用するようになっている。
経路計算部28およびバッファ18の出力側であって、表示処理部14の入力側には、案内画像描画部29が接続されている。案内画像描画部29は、経路計算部28によって算出された推奨経路に基づいて、推奨経路の画像や交差点拡大画像等の案内画像を表示するための案内画像描画データを生成するようになっている。案内画像描画データの生成には、必要に応じてバッファ18に格納された地図データが利用されるようになっている。
経路計算部28の出力側には、音声案内部30が接続されており、この音声案内部30の出力側には、前述したスピーカ9が接続されている。音声案内部30は、経路計算部28によって算出された推奨経路に基づいて、交差点右左折案内等の音声案内を行うための案内音声データを生成し、生成された案内音声データをスピーカ9に対して出力するようになっている。スピーカ9は、音声案内部30によって生成された音声データを音声出力するようになっている。
次に、本実施形態の主たる作用について、より具体的な例を用いながら説明する。
本実施形態においては、まず、操作画面描画部10および表示処理部14によって、ディスプレイ8上に、図2に示すような第1の施設検索用操作画面31を表示する。この第1の施設検索用操作画面31は、目的地の設定を種々の項目に基づいて行うための各項目を選択する操作ボタン32〜39を含むものとなっている。
次いで、第1の施設検索用操作画面31に対して、ユーザが、入力操作部5を用いてPOI(Points of Interest)を選択する操作ボタン33を操作すると、操作画面描画部10および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、図3に示すような第2の施設検索用操作画面41を表示する。この第2の施設検索用操作画面41は、POIの種別の入力に移行するための操作ボタン42、POIの名称の選択入力に移行するための操作ボタン43、POIの名称の文字入力に移行するための操作ボタン44およびPOIの電話番号の入力に移行するための操作ボタン45を含むものとなっている。また、第2の施設検索用操作画面41には、住所として米国の州を選択して入力するための入力画面46が含まれている。なお、入力画面46の脇には、入力される州を変更するための変更ボタン47が表示されており、この変更ボタン47を操作すると、図4に示すような州の候補を選択可能とされた第3の施設検索用操作画面49が表示されることになる。そして、この第3の施設検索用操作画面49において新たな州を選択した場合には、第2の施設検索用操作画面42における入力画面46に新たな州が表示されることになる。
次いで、第2の施設検索用操作画面41に対して、ユーザが、入力操作部5を用いてPOIの種別の入力に移行するための操作ボタン42を操作すると、操作画面描画部10および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、図5に示すような第4の施設検索用操作画面51を表示する。この第4の施設検索用操作画面51は、POIの種別を複数の候補中から選択して入力するための第1段階の入力画面となっており、この操作画面51には、POIの種別として、銀行、レジャー施設およびレストラン等の各種の種別を選択するための操作ボタン52〜61が含まれている。
次いで、第4の施設検索用操作画面51において、ユーザが、入力操作部5を用いてレジャー施設を選択するための操作ボタン57を操作すると、操作画面描画部10および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、図6に示すような第5の施設検索用操作画面63を表示する。この第5の施設検索用操作画面63は、POIの種別を複数の候補中から選択して入力するための第2段階の入力画面となっており、この第5の施設検索用操作画面63には、複数種類のレジャー施設の中から1種類のレジャー施設を選択するための操作ボタン64〜68が含まれている。
次いで、第5の施設検索用操作画面63に対して、ユーザが、入力操作部5を用いて米国4大スポーツのスタジアムを選択するための操作ボタン67を操作すると、操作画面描画部10および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、図7に示すような第6の施設検索用操作画面70を表示する。この第6の施設検索用操作画面70は、プロスポーツの種別を選択して入力するための入力画面となっており、この操作画面70には、野球のスタジアムを選択するための操作ボタン71、バスケットボールのスタジアムを選択するための操作ボタン72、アメリカンフットボールのスタジアムを選択するための操作ボタン73およびアイスホッケーのスタジアムを選択するための操作ボタン74が含まれている。
次いで、第6の施設検索用操作画面70に対して、ユーザが、入力操作部5を用いて野球のスタジアムを選択するための操作ボタン71を操作すると、操作画面描画部10および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、図8に示すような第7の施設検索用操作画面77を表示する。この第7の施設検索用操作画面77は、プロスポーツチームの種別を選択して入力することが可能な第2段階の入力画面となっている。すなわち、第7の施設検索用操作画面77には、全ての野球のスタジアムを選択するための操作ボタン78、メジャーリーグ(MLB)のスタジアムを選択するための操作ボタン79、マイナーリーグ(MiLB)のトリプルAのスタジアムを選択するための操作ボタン80およびマイナーリーグのダブルAのスタジアムを選択するための操作ボタン81が含まれている。なお、米国4大スポーツの中で現在、傘下に属するプロリーグがあるのは野球だけであるので、本実施形態においては、野球以外の3つのスポーツについて、プロスポーツの種別の選択入力を2段階にわたって行うことはしない。また、第7の施設検索用操作画面77には、Aアドバンスト、Aおよびルーキーリーグ等の他のマイナーリーグを選択する操作ボタンが表示されていてもよい。
次いで、第7の施設検索用操作画面77に対して、ユーザが、入力操作部5を用いてメジャーリーグのスタジアムを選択するための操作ボタン79を操作すると、一覧描画部19および表示処理部14は、図9に示すように、ディスプレイ8上に、施設名の一覧としてのメジャーリーグのスタジアム名の一覧82が含まれた第1のスタジアム名一覧表示画面83を表示する。この第1のスタジアム名一覧表示画面83は、一覧82中の複数のスタジアム名(スタジアムa〜d)が、自車位置からスタジアムまでの所要走行距離およびスタジアムの方角の情報が並記された状態として表示されたものとなっている。また、一覧82中の各スタジアム名は、入力操作部5の操作によって選択することが可能な操作ボタン84〜87として表示されている。さらに、一覧82中のスタジアム名は、自車位置からスタジアムまでの所要走行距離(マイル)が小さい順に並べられたものとなっている。さらにまた、第1のスタジアム名一覧表示画面83には、表示の並び替えまたは表示の並び替えをともなう表示の切り替えに移行するための並び替え/切り替え操作ボタン88が表示されている。さらに、第1のスタジアム名一覧表示画面83には、一覧82の先頭に表示されているスタジアムの住所を表示する画面130が含まれている。
次いで、第1のスタジアム名一覧表示画面83に対して、ユーザが、入力操作部5を用いて並び替え/切り替え操作ボタン88を操作すると、一覧描画部19および表示処理部14は、図10に示すように、ディスプレイ8に表示されている第1のスタジアム名一覧表示画面83上に、並び替え/切り替え項目選択画面89を表示する。この並び替え/切り替え項目選択画面89は、スタジアムまでの所要走行距離が小さい順にスタジアム名を並び替えることを選択するための距離選択ボタン90、スタジアム名をアルファベット順に並び替えることを選択するためのスタジアム名選択ボタン91および一覧82中の各スタジアム名に対応するチーム名に表示を切り替えるとともに、チーム名をアルファベット順に並べることを選択するためのチーム名選択ボタン92を含むものとなっている。
次いで、並び替え/切り替え項目選択画面89に対して、ユーザが、入力操作部5を用いてスタジアム名選択ボタン91を選択して操作すると、一覧描画部19および表示処理部14は、図11に示すように、ディスプレイ8上に、第2のスタジアム名一覧表示画面93を表示する。この第2のスタジアム名一覧表示画面93は、第1のスタジアム名一覧表示画面83と同様に、スタジアム名の一覧94中の複数のスタジアム名(スタジアムa〜d)が、自車位置からスタジアムまでの所要走行距離およびスタジアムの方角の情報が並記された状態として表示されたものとなっている。また、一覧94中の各スタジアム名は、入力操作部5の操作によって選択することが可能な操作ボタン84〜87として表示されている。さらに、第2のスタジアム名一覧表示画面93には、並び替え/切り替え項目選択画面89に遷移するための並び替え/切り替え操作ボタン88が表示されている。ただし、第2のスタジアム名一覧表示画面93においては、第1のスタジアム名一覧表示画面83と異なり、一覧94中における各スタジアム名が、アルファベット順に並べ替えられている。また、当該並び替え/切り替え操作ボタン88には、検索結果がスタジアム名順に並んでいる旨が記入されている。さらに、第2のスタジアム名一覧表示画面93には、一覧94の先頭に表示されたスタジアムの住所を表示する画面140が含まれている。
次いで、第2のスタジアム名一覧表示画面93に対して、ユーザが入力操作部5を用いて、並び替え/切り替え操作ボタン88および並び替え/切り替え項目選択画面89におけるチーム名選択ボタン92(図11には図示せず)を順次操作すると、一覧描画部19および表示処理部14は、図12に示すように、ディスプレイ8上に、チーム名一覧表示画面97を表示する。
このチーム名一覧表示画面97は、スタジアム名の一覧82に表示された各スタジアム名に対応するチーム名の一覧96を含むとともに、この一覧96中の複数のチーム名(チームa〜d)が、自車位置からスタジアムまでの所要走行距離およびスタジアムの方角の情報が並記された状態としてアルファベット順に表示されたものとなっている。
また、一覧96中の各チーム名は、入力操作部5によって選択することが可能な操作ボタン100〜103として表示されている。さらに、チーム名一覧表示画面97には、並び替え/切り替え操作ボタン88が表示されており、この並べ替え/切り替え操作ボタン88および並び替え/切り替え項目選択画面89におけるスタジアム名選択ボタン91(図12には図示せず)を順次操作することによって、第2のスタジアム名一覧表示画面93に戻ることができるようになっている。
ここで、第2のスタジアム名一覧表示画面93における一覧94中の各スタジアム名およびチーム名一覧表示画面97における一覧96中の各チーム名には、いずれも、所要走行距離および方角の情報が並記されているため、この情報に基づいて、各スタジアム名と、各チーム名との対応関係を容易に把握することができる。例えば、図11および図12においては、チームaが本拠を置く専用のスタジアムがスタジアムaであることが分かる。
したがって、ユーザは、第2のスタジアム名一覧表示画面93の表示と、チーム名一覧表示画面97の表示との切り替えによって、チーム名に基づいた所望のスタジアムの検索を行うことができる。
このようにして、所望のスタジアムのスタジアム名を検索することができた後に、第2のスタジアム名一覧表示画面93に対して、ユーザが入力操作部5を用いて所望のスタジアム名の操作ボタン84〜87を選択して操作すると、施設情報描画部21および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、図13に示すような目的地確認画面105を表示する。この目的地確認画面105は、ユーザが選択した所望のスタジアムの情報として、スタジアム名、所在地(住所)および電話番号が表示されたものとなっている。また、目的地確認画面105には、地図表示ボタン106が表示されており、この地図表示ボタン106を入力操作部5を用いて操作することにより、所望のスタジアムの周辺地図を表示することができる。なお、周辺地図、施設名および住所を、同一の画面上に表示するようにしてもよい。さらに、目的地確認画面105には、目的地決定ボタン107が表示されており、この目的地決定ボタン107を入力操作部5を用いて操作することにより、目的地確認画面105に表示されているスタジアムを、ナビゲーションの目的地に設定することができる。すなわち、目的地確認画面105は、目的地を最終的に設定するための操作画面となる。
ところで、チーム名一覧表示画面97に対して、ユーザが、入力操作部5を用いて所望のチーム名の操作ボタン100〜103を選択して操作すると、一覧描画部19および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、図14に示すようなMiLBチーム名一覧表示画面109を表示する。このMiLBチーム名一覧表示画面109は、チーム名一覧表示画面97においてユーザが選択したメジャーリーグチームの傘下に属するマイナーリーグチームのチーム名の一覧110をメジャーリーグチームのチーム名とともに表示したものとなっている。また、各チーム名は、入力操作部5によって選択可能な操作ボタン111〜116として表示されている。
次いで、MiLBチーム名一覧表示画面109に対して、ユーザが、入力操作部5を用いて例えばトリプルAのチーム(チームa’)を選択する操作ボタン112を操作すると、施設情報描画部21および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、図13と同様の目的地確認画面105を表示する。この目的地確認画面105には、図示はしないが、ユーザが選択したトリプルAのチームの専用のスタジアム名が、その所在地等とともに表示されることになる。
これにより、ユーザは、所望のマイナーリーグチームが本拠を置く専用のスタジアムを検索することができる。
また、図3に戻って、第2の施設検索用操作画面41に対して、ユーザが入力操作部5を用いてPOIの名称の文字入力に移行するための操作ボタン44を操作すると、操作画面描画部10および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、図15に示すような文字入力画面119を表示する。この文字入力画面119は、入力キー120と、確認画面121とからなる。
この文字入力画面119に対して、ユーザが入力操作部5を用いた入力キー120の選択によって所望のスタジアム名を入力すると、施設情報描画部21および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、文字入力されたスタジアム名を所在地等とともに示す目的地確認画面109を表示する。また、文字入力画面119に対して、ユーザが入力操作部5を用いて所望の野球チームのチーム名を入力すると、施設情報描画部21および表示処理部14は、ディスプレイ8上に、文字入力されたチーム名に対応するスタジアム名を所在地等とともに示す目的地確認画面109を表示する。
なお、チーム名の文字入力による検索の場合には、そのチームの専用施設として、スタジアム以外の施設も検出される可能性がある。したがって、その場合には、複数個の専用施設から、さらにスタジアムに限定するための操作画面を表示し、この操作画面においてスタジアムが選択されたうえで、目的地確認画面109を表示するようにしてもよい。
これにより、ユーザは、文字入力によって所望のスタジアムを検索することができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、チーム名に基づいてプロスポーツチームの専用施設を検索することができるので、命名権ビジネスの影響等による名称の変更にかかわらず所望のスポーツチーム専用施設を確実に検索することができる。
なお、スポーツチーム専用施設は、スタジアムに限る必要はなく、キャンプが行われる施設であってもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る施設検索装置の第2実施形態について、第1実施形態との差異を中心に説明する。
本実施形態における施設検索装置は、第1実施形態と同様に、施設名の変更にかかわらず、所望の施設を検索することができるように形成されており、基本構成は第1実施形態と同様である。
ただし、本実施形態における検索対象は、第1実施形態のようなプロスポーツチームの専用施設ではなく、実演団体の専用施設とされている。
本実施形態において、入力操作部5は、種別入力装置として機能し、ユーザは、所望の実演団体の専用施設(以下、実演団体専用施設と略称する)を検索する際に、入力操作部5を用いることによって、検索条件としての実演内容の種別および施設の種別の入力操作を行うことができるようになっている。実演内容の種別としては、歌劇、演劇および演奏等を挙げることができる。施設の種別としては、例えば、劇場やコンサートホール等を挙げることができる。これらの種別の入力は、例えば、図5や図6に示した施設検索用操作画面51,63等に対して行うようにしてもよい。
また、入力操作部5は、住所入力装置として機能し、ユーザが所望の実演団体専用施設を検索する際に、入力操作部5を用いることによって、検索条件としての住所の入力操作を行うことができるようになっている。この住所の入力操作は、例えば、図3に示した施設検索用操作画面41に対して行うようにしてもよい。
さらに、入力操作部5は、団体名文字入力装置として機能し、ユーザが所望の実演団体専用施設を検索する際に入力操作部5を用いることによって、検索条件としての所望の実演団体専用施設に対応する団体名の文字入力操作を行うことができるようになっている。この団体名の文字入力操作は、例えば、図15に示した文字入力画面に対して行うようにしてもよい。
さらにまた、入力操作部5は、施設名文字入力装置として機能し、ユーザが所望の実演団体専用施設を検索する際に、入力操作部5を用いることによって、検索条件としての所望の実演団体専用施設の施設名の文字入力操作を行うことができるようになっている。この施設名の文字入力操作は、例えば、図15に示した文字入力画面に対して行うようにしてもよい。
本実施形態において、ナビDBは、実演団体専用施設に関するデータ(以下、実演団体専用施設データと称する)が格納されたデータベースとしての機能を有している。ナビDBには、例えば、実演団体専用施設についての施設名、団体名、住所、施設種別および実演内容種別等が、互いに対応関係を有した状態として格納されていてもよい。
また、本実施形態において、操作画面描画部10は、所望の実演団体専用施設を検索するための施設検索用操作画面等の種々の操作画面の描画データを生成し、生成された描画データを表示処理部14に出力するようになっている。表示処理部14は、操作画面描画部10から出力された描画データに対応する操作画面をディスプレイ8に表示するようになっている。
さらに、本実施形態において、施設検索制御部15は、入力操作部5を用いて入力された検索条件を満足する実演団体専用施設(以下、該当実演団体専用施設と称する)の実演団体専用施設データの読み出し要求をデータ読出/書込装置3に出力するようになっている。なお、前記検索条件の入力操作は、複数個の施設検索用操作画面を順次用いて複数回にわたって行われる場合がある。また、該当実演団体専用施設は、複数個存在する場合がある。
この読み出し要求により、データ読出/書込装置3は、記憶装置12に記憶されたナビDBから、該当実演団体専用施設についての実演団体専用施設データ(以下、該当実演団体専用施設データと称する)を読み出すようになっている。
そして、データ読出/書込装置3は、読み出された該当実演団体専用施設データを、データ読出/書込装置3に接続されたバッファ18に一時的に格納するようになっている。
本実施形態において、一覧描画部19は、表示処理部14および施設検索制御部15とともに、実演施設名一覧表示処理装置、団体名一覧表示処理装置および表示切り替え処置装置として機能するようになっている。
すなわち、施設検索制御部15は、入力操作部5を用いて入力された検索条件としての施設の種別、実演内容の種別および住所の少なくとも1つの条件を満足する該当実演団体専用施設データをデータ読出制御部16およびデータ読出/書込装置3を介してナビDBから読み出し、読み出された該当実演団体専用施設データをバッファ18に格納するようになっている。
さらに、一覧描画部19は、バッファ18に格納された該当実演団体専用施設データを取得し、取得された該当実演団体専用施設データを利用することによって、該当実演団体専用施設の施設名の一覧を表示するための描画データ(以下、施設名一覧描画データと称する)または該当実演団体専用施設に対応する団体名の一覧を施設名との対応関係を判別可能な状態として表示するための描画データ(以下、団体名一覧描画データと称する)を選択的に生成するようになっている。一覧描画部19によって生成された施設名一覧描画データまたは団体名一覧描画データは、表示処理部14に出力されるようになっている。
そして、表示処理部14は、施設名一覧描画データを用いた施設名の一覧のディスプレイ8への表示処理または団体名一覧描画データを用いた団体名の一覧のディスプレイ8への表示処理を選択的に行うようになっている。
なお、施設名の一覧または団体名の一覧のいずれを表示するかの選択は、その選択を行うことが可能とされた操作画面(例えば、後述する並び替え/切り替え項目選択画面204(図17参照))を表示し、この操作画面に対するユーザの入力操作(選択)に基づいて決定されるようになっている。
これにより、ディスプレイ8には、施設名の一覧または団体名の一覧が、施設名と団体名との対応関係を両一覧の表示の切り替えによって判別可能な状態として表示されるようになっている。具体的には、施設名の一覧および団体名の一覧の双方において、施設までの距離および方角を施設名または団体名の脇に並記することによって、施設名と団体名との対応関係を判別可能にしてもよい。あるいは、施設名の一覧における施設名と、団体名の一覧における団体名とを、同じ並び順に表示するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザが、両一覧を表示の切り替えによって交互に視ることによって、施設名と団体名との対応関係を容易に判別することができる。
ここで、本実施形態における施設名の一覧の表示として、例えば、図16に示すようなコンサートホール名一覧表示画面200を表示してもよい。このコンサートホール名一覧表示画面200には、実演団体専用施設の施設名の一覧としてのコンサートホールのコンサートホール名の一覧201が含まれている。一覧201中の複数のコンサートホール名(コンサートホールa〜d)は、自車位置からコンサートホールまでの所要走行距離およびコンサートホールの方角が並記された状態としてアルファベット順に表示されている。また、コンサートホール名一覧表示画面200には、一覧201中の先頭に並んだコンサートホール名に対応するコンサートホールの住所を表示する表示画面203が表示されている。さらに、コンサートホール名一覧表示画面200には、並び替え/切り替え操作ボタン202が入力操作部5の操作によって選択可能な状態として表示されており、この並び替え/切り替え操作ボタン202には、検索結果がコンサートホール名順に並んでいる旨が記載されている。
そして、ユーザが、並び替え/切り替え操作ボタン202を操作すると、図17に示すように、コンサートホール名一覧表示画面200上に、並び替え/切り替え項目選択画面204が表示されるようになっている。この並び替え/切り替え項目選択画面204は、距離選択ボタン90、コンサートホール名をアルファベット順に並べることを選択するためのコンサートホール名選択ボタン206および一覧201中の各コンサートホール名に対応する団体名としてのオーケストラ名に表示を切り替えるとともに、オーケストラ名をアルファベット順に並べることを選択するためのオーケストラ名選択ボタン207を含むものとなっている。
さらに、並び替え/切り替え項目選択画面204に対して、ユーザが、入力操作部5を用いてオーケストラ名選択ボタン207を選択して操作すると、図18に示すように、オーケストラ名一覧表示画面210が表示されるようになっている。このオーケストラ名一覧表示画面210は、コンサートホール名の一覧201に表示された各コンサートホール名に対応するオーケストラ名の一覧211を含むとともに、この一覧211中の各オーケストラ名が、自車位置からコンサートホールまでの所要走行距離およびコンサートホールの方角が並記された状態としてアルファベット順に表示されたものとなっている。また、オーケストラ名一覧表示画面210には、一覧211中の先頭に並べられたオーケストラ名に対応するコンサートホールの住所の表示画面212が表示されている。さらに、オーケストラ名一覧表示画面210には、並び替え/切り替え操作ボタン202が表示されており、この並び替え/切り替え操作ボタン202および並び替え/切り替え項目選択画面204におけるコンサートホール名選択ボタン206(図18には図示せず)を順次操作することによって、コンサートホール名一覧表示画面200に戻ることができるようになっている。
このような図16〜図18に示した例によれば、ユーザは、コンサートホール名一覧表示画面200とオーケストラ名一覧表示画面210とを比較することによって、例えば、オーケストラaの専用のコンサートホールがコンサートホールaであることを容易に判別することができ、オーケストラ名に基づいて所望のコンサートホールaを確実に検索することができる。
したがって、本実施形態によれば、施設名の一覧の表示と、団体名の一覧の表示との切り替えによって、ユーザが所望の実演団体専用施設を検索することができる。
さらに、本実施形態において、施設情報描画部21は、表示処理部14および施設検索制御部15とともに施設情報表示処理装置として機能するようになっている。
すなわち、施設検索制御部15は、ユーザが、入力操作部5を用いて所望の実演団体専用施設に対応する団体名の文字入力操作を行った場合に、文字入力された団体名に対応する実演団体専用施設データの読み出し要求を、データ読出制御部16を介してデータ読取/書込装置3に出力するようになっている。この読み出し要求により、データ読出制御部16は、記憶装置12内のナビDBから文字入力された団体名に対応する実演団体専用施設データを読み出し、読み出された実演団体専用施設データをバッファ18に格納するようになっている。
そして、施設情報描画部21は、バッファ18に格納された実演団体専用施設データを取得し、取得された実演団体専用施設データを用いることによって、文字入力された団体名に対応する実演団体専用施設の情報を表示するための描画データを生成して表示処理部14に出力するようになっている。なお、この描画データは、文字入力された団体名に対応する実演団体専用施設の施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示できるものであることが好ましい。
したがって、本実施形態においては、団体名の文字入力によって、所望の実演団体専用施設を検索してその情報をディスプレイ8に表示することができるようになっている。ここで、実演団体専用施設の情報としては、例えば、第1実施形態における目的地確認画面105と同様の画面を表示するようにしてもよい。ただし、第1実施形態とは異なり、目的地確認画面中には、実演団体専用施設の施設名が、住所や地図表示ボタン106とともに表示されることになる。
さらに、本実施形態において、施設検索制御部15は、ユーザが、入力操作部5を用いて所望の実演団体専用施設の施設名の文字入力操作を行った場合に、文字入力された施設名に対応する実演団体専用施設データの読み出し要求を、データ読出制御部16を介してデータ読取/書込装置3に出力するようになっている。この読み出し要求により、データ読出制御部16は、記憶装置12内のナビDBから文字入力された施設名に対応する実演団体専用施設データを読み出し、読み出された実演団体専用施設データをバッファ18に格納するようになっている。
そして、施設情報描画部21は、バッファ18に格納された実演団体専用施設データを取得し、取得された実演団体専用施設データを用いることによって、文字入力された施設名に対応する実演団体専用施設の情報を表示するための描画データを生成して表示処理部14に出力するようになっている。なお、この描画データは、文字入力された施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示できるものであることが好ましい。
したがって、ユーザが現行の正式な施設名を知っている場合には、施設名の文字入力によって、所望の実演団体専用施設を検索してその情報をディスプレイ8に表示することができるようになっている。
上記構成に加えて、さらに、本実施形態において、ナビDBには、実演団体専用施設データとして、同一の実演団体専用施設についての複数の施設名のデータが格納されている。具体的には、ナビDBには、同一の実演団体専用施設について、現行の正式な施設名だけでなく、その施設名の旧称や俗称や略称も必要に応じて格納されている。さらに、ナビDBには、実演団体専用施設の施設名についての現在から複数年先までの変更期日および変更後の施設名の情報(以下、施設名変更情報と称する)が含まれている。この施設名変更情報は、ナビDBの1回の年次更新によって一度に取得可能となっている。
そして、本実施形態において、一覧描画部19および表示処理部14は、実演団体専用施設データを用いることによって、施設名の一覧中に、同一の実演団体専用施設についての複数の施設名として、現行の正式名称に加えて、例えば、旧称、略称および俗称等を表示することができるようになっている。
したがって、現行の正式名称よりもユーザにとって馴染みがある呼称のされ方で認知されている施設については、正式名称以外の名称(旧称、略称または俗称等)も表示することによって当該専用施設を検索し易くすることができるので、所望の実演団体専用施設をさらに確実に検索することができる。
さらに、本実施形態においては、施設名変更情報を用いることによって、実演団体専用施設の施設名の変更期日後においては、ナビDBの年次更新を要することなく、変更後の施設名を用いて実演団体専用施設の検索を行うことができるようになっている。
さらにまた、本実施形態において、施設検索制御部15は、施設名の変更後において、変更前の施設名が文字入力された場合であっても、変更前の施設名を用いた実演団体専用施設の検索を許容するようになっている。
以上述べたように、本実施形態によれば、団体名に基づいて実演団体専用施設を検索することができるので、命名権ビジネスの影響等による名称の変更にかかわらず所望の実演団体専用施設を確実に検索することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る施設検索装置の第3実施形態について、第1実施形態との差異を中心に説明する。
本実施形態における施設検索装置は、第1実施形態と同様に、施設名の変更にかかわらず、所望の施設を検索することができるように形成されており、基本構成は第1実施形態と同様である。
ただし、本実施形態における検索対象は、第1実施形態のようなプロスポーツチームの専用施設ではなく、イベントの開催施設とされている。
本実施形態において、入力操作部5は、種別入力装置として機能し、ユーザは、所望のイベントの開催施設(以下、イベント開催施設と略称する)を検索する際に、入力操作部5を用いることによって、検索条件としてのイベントの種別および施設の種別の入力操作を行うことができるようになっている。イベントの種別としては、モータースポーツ、大学アメフトチャンピオンシップ、競馬および相撲等のスポーツ大会を挙げることができる。施設の種別としては、例えば、レーシングサーキット、体育館および国技館等を挙げることができる。これらの種別の入力は、例えば、図5や図6に示した施設検索用操作画面51,63等に対して行うようにしてもよい。
また、入力操作部5は、住所入力装置として機能し、ユーザが所望のイベント開催施設を検索する際に、入力操作部5を用いることによって、検索条件としての住所の入力操作を行うことができるようになっている。この住所の入力操作は、例えば、図3に示した施設検索用操作画面41に対して行うようにしてもよい。
さらに、入力操作部5は、イベント名文字入力装置として機能し、ユーザが所望のイベント開催施設を検索する際に入力操作部5を用いることによって、検索条件としての所望のイベント開催施設に対応するイベント名の文字入力操作を行うことができるようになっている。このイベント名の文字入力操作は、例えば、図15に示した文字入力画面に対して行うようにしてもよい。また、イベント名としては、前述した各スポーツ大会の大会名を挙げることができる。
さらにまた、入力操作部5は、施設名文字入力装置として機能し、ユーザが所望のイベント開催施設を検索する際に、入力操作部5を用いることによって、検索条件としての所望のイベント開催施設の施設名の文字入力操作を行うことができるようになっている。この施設名の文字入力操作は、例えば、図15に示した文字入力画面に対して行うようにしてもよい。
本実施形態において、ナビDBは、イベント開催施設に関するデータ(以下、イベント開催施設データと称する)が格納されたデータベースとしての機能を有している。ナビDBには、例えば、イベント開催施設についての施設名、イベント名、住所、施設種別およびイベント種別等が、互いに対応関係を有した状態として格納されていてもよい。
また、本実施形態において、操作画面描画部10は、所望のイベント開催施設を検索するための施設検索用操作画面等の種々の操作画面の描画データを生成し、生成された描画データを表示処理部14に出力するようになっている。表示処理部14は、操作画面描画部10から出力された描画データに対応する操作画面をディスプレイ8に表示するようになっている。
さらに、本実施形態において、施設検索制御部15は、入力操作部5を用いて入力された検索条件を満足するイベント開催施設(以下、該当イベント開催施設と称する)のイベント開催施設データの読み出し要求をデータ読出/書込装置3に出力するようになっている。なお、前記検索条件の入力操作は、複数個の施設検索用操作画面を順次用いて複数回にわたって行われる場合がある。また、該当イベント開催施設は、複数個存在する場合がある。
この読み出し要求により、データ読出/書込装置3は、記憶装置12に記憶されたナビDBから、該当イベント開催施設についてのイベント開催施設データ(以下、該当イベント開催施設データと称する)を読み出すようになっている。
そして、データ読出/書込装置3は、読み出された該当イベント開催施設データを、データ読出/書込装置3に接続されたバッファ18に一時的に格納するようになっている。
本実施形態において、一覧描画部19は、表示処理部14および施設検索制御部15とともに、開催施設名一覧表示処理装置、イベント名一覧表示処理装置および表示切り替え処置装置として機能するようになっている。
すなわち、施設検索制御部15は、入力操作部5を用いて入力された検索条件としての施設の種別、イベントの種別および住所の少なくとも1つの条件を満足する該当イベント開催施設データをデータ読出制御部16およびデータ読出/書込装置3を介してナビDBから読み出し、読み出された該当イベント開催施設データをバッファ18に格納するようになっている。
さらに、一覧描画部19は、バッファ18に格納された該当イベント開催施設データを取得し、取得された該当イベント開催施設データを利用することによって、該当イベント開催施設の施設名の一覧を表示するための描画データ(以下、施設名一覧描画データと称する)または該当イベント開催施設に対応するイベント名の一覧を施設名との対応関係を判別可能な状態として表示するための描画データ(以下、イベント名一覧描画データと称する)を選択的に生成するようになっている。一覧描画部19によって生成された施設名一覧描画データまたはイベント名一覧描画データは、表示処理部14に出力されるようになっている。
そして、表示処理部14は、施設名一覧描画データを用いた施設名の一覧のディスプレイ8への表示処理またはイベント名一覧描画データを用いたイベント名の一覧のディスプレイ8への表示処理を選択的に行うようになっている。
なお、施設名の一覧またはイベント名の一覧のいずれを表示するかの選択は、その選択を行うことが可能とされた操作画面(例えば、後述する並び替え/切り替え項目選択画面224)を表示し、この操作画面に対するユーザの入力操作(選択)に基づいて決定されるようになっている。
これにより、ディスプレイ8には、施設名の一覧またはイベント名の一覧が、施設名とイベント名との対応関係を両一覧の表示の切り替えによって判別可能な状態として表示されるようになっている。具体的には、施設名の一覧およびイベント名の一覧の双方において、施設までの距離および方角を施設名またはイベント名の脇に並記することによって、施設名とイベント名との対応関係を判別可能にしてもよい。あるいは、施設名の一覧における施設名と、イベント名の一覧におけるイベント名とを、同じ並び順に表示するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザが、両一覧を表示の切り替えによって交互に視ることによって、施設名とイベント名との対応関係を容易に判別することができる。
ここで、本実施形態における施設名の一覧の表示として、例えば、図19に示すようなサーキット名一覧表示画面220を表示してもよい。このサーキット名一覧表示画面220には、イベント開催施設の施設名の一覧としてのレーシングサーキットのサーキット名の一覧221が含まれている。一覧221中の複数のサーキット名(サーキットa〜d)は、自車位置からレーシングサーキットまでの所要走行距離およびレーシングサーキットの方角が並記された状態としてアルファベット順に表示されている。また、サーキット名一覧表示画面220には、一覧221中の先頭に並んだサーキット名に対応するレーシングサーキットの住所を表示する表示画面223が含まれている。さらに、サーキット名一覧表示画面220には、並び替え/切り替え操作ボタン222が入力操作部5の操作によって選択可能な状態として表示されており、この並び替え/切り替え操作ボタン222には、検索結果がサーキット名順に並んでいる旨が記載されている。
そして、ユーザが、並び替え/切り替え操作ボタン222を操作すると、図20に示すように、サーキット名一覧表示画面220上に、並び替え/切り替え項目選択画面224が表示されるようになっている。この並び替え/切り替え項目選択画面224は、距離選択ボタン90、サーキット名をアルファベット順に並べることを選択するためのサーキット名選択ボタン226および一覧221中の各サーキット名に対応するイベント名としてのレース名に表示を切り替えるとともに、レース名をアルファベット順に並べることを選択するためのレース名選択ボタン227を含むものとなっている。
さらに、並び替え/切り替え項目選択画面224に対して、ユーザが、入力操作部5を用いてレース名選択ボタン227を選択して操作すると、図21に示すように、レース名一覧表示画面230が表示されるようになっている。このレース名一覧表示画面230は、サーキット名の一覧221に表示された各サーキット名に対応するレース名の一覧231を含むとともに、この一覧231中の各レース名が、自車位置からレーシングサーキットまでの所要走行距離およびレーシングサーキットの方角が並記された状態としてアルファベット順に表示されたものとなっている。また、レース名一覧表示画面230には、一覧231の先頭に並んだレース名が開催されるレーシングサーキットの住所を表示する表示画面232が含まれている。さらに、レース名一覧表示画面230には、並び替え/切り替え操作ボタン222が表示されており、この並び替え/切り替え操作ボタン222および並び替え/切り替え項目選択画面224におけるサーキット名選択ボタン226(図21には図示せず)を順次操作することによって、サーキット名一覧表示画面220に戻ることができるようになっている。
このような図19〜図21に示した例によれば、ユーザは、サーキット名一覧表示画面220とレース名一覧表示画面230とを比較することによって、例えば、レースaが開催される専用のレーシングサーキットがサーキットaであることを容易に判別することができ、レース名に基づいて所望のレーシングサーキットaを確実に検索することができる。
したがって、本実施形態によれば、施設名の一覧の表示と、イベント名の一覧の表示との切り替えによって、ユーザが所望のイベント開催施設を検索することができる。
さらに、本実施形態において、施設情報描画部21は、表示処理部14および施設検索制御部15とともに施設情報表示処理装置として機能するようになっている。
すなわち、施設検索制御部15は、ユーザが、入力操作部5を用いて所望のイベント開催施設に対応するイベント名の文字入力操作を行った場合に、文字入力されたイベント名に対応するイベント開催施設データの読み出し要求を、データ読出制御部16を介してデータ読取/書込装置3に出力するようになっている。この読み出し要求により、データ読出制御部16は、記憶装置12内のナビDBから文字入力されたイベント名に対応するイベント開催施設データを読み出し、読み出されたイベント開催施設データをバッファ18に格納するようになっている。
そして、施設情報描画部21は、バッファ18に格納されたイベント開催施設データを取得し、取得されたイベント開催施設データを用いることによって、文字入力されたイベント名に対応するイベント開催施設の情報を表示するための描画データを生成して表示処理部14に出力するようになっている。なお、この描画データは、文字入力されたイベント名に対応するイベント開催施設の施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示できるものであることが好ましい。
したがって、本実施形態においては、イベント名の文字入力によって、所望のイベント開催施設を検索してその情報をディスプレイ8に表示することができるようになっている。ここで、イベント開催施設の情報としては、例えば、第1実施形態における目的地確認画面105と同様の画面を表示するようにしてもよい。ただし、第1実施形態とは異なり、目的地確認画面中には、イベント開催施設の施設名が、住所や地図表示ボタン106とともに表示されることになる。
さらに、本実施形態において、施設検索制御部15は、ユーザが、入力操作部5を用いて所望のイベント開催施設の施設名の文字入力操作を行った場合に、文字入力された施設名に対応するイベント開催施設データの読み出し要求を、データ読出制御部16を介してデータ読取/書込装置3に出力するようになっている。この読み出し要求により、データ読出制御部16は、記憶装置12内のナビDBから文字入力された施設名に対応するイベント開催施設データを読み出し、読み出されたイベント開催施設データをバッファ18に格納するようになっている。
そして、施設情報描画部21は、バッファ18に格納されたイベント開催施設データを取得し、取得されたイベント開催施設データを用いることによって、文字入力された施設名に対応するイベント開催施設の情報を表示するための描画データを生成して表示処理部14に出力するようになっている。なお、この描画データは、文字入力された施設名とともに、住所および周辺地図の少なくとも一方を表示できるものであることが好ましい。
したがって、ユーザが現行の正式な施設名を知っている場合には、施設名の文字入力によって、所望のイベント開催施設を検索してその情報をディスプレイ8に表示することができるようになっている。
上記構成に加えて、さらに、本実施形態において、ナビDBには、イベント開催施設データとして、同一のイベント開催施設についての複数の施設名のデータが格納されている。具体的には、ナビDBには、同一のイベント開催施設について、現行の正式な施設名だけでなく、その施設名の旧称や俗称や略称も必要に応じて格納されている。さらに、ナビDBには、イベント開催施設の施設名についての現在から複数年先までの変更期日および変更後の施設名の情報(以下、施設名変更情報と称する)が含まれている。この施設名変更情報は、ナビDBの1回の年次更新によって一度に取得可能となっている。
そして、本実施形態において、一覧描画部19および表示処理部14は、イベント開催施設データを用いることによって、施設名の一覧中に、同一のイベント開催施設についての複数の施設名として、現行の正式名称に加えて、例えば、旧称、略称および俗称等を表示することができるようになっている。
したがって、現行の正式名称よりもユーザにとって馴染みがある呼称のされ方で認知されている施設については、正式名称以外の名称(旧称、略称または俗称等)も表示することによって当該専用施設を検索し易くすることができるので、所望のイベント開催施設をさらに確実に検索することができる。
さらに、本実施形態においては、施設名変更情報を用いることによって、イベント開催施設の施設名の変更期日後においては、ナビDBの年次更新を要することなく、変更後の施設名を用いてイベント開催施設の検索を行うことができるようになっている。
さらにまた、本実施形態において、施設検索制御部15は、施設名の変更後において、変更前の施設名が文字入力された場合であっても、変更前の施設名を用いたイベント開催施設の検索を許容するようになっている。
以上述べたように、本実施形態によれば、イベント名に基づいてイベント開催施設を検索することができるので、命名権ビジネスの影響等による名称の変更にかかわらず所望のイベント開催施設を確実に検索することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、本発明は、車載用ナビゲーション装置以外の機器(例えば、携帯電話機等の移動体通信機器)を用いたスポーツチーム専用施設の検索に適用するようにしてもよい。