JP2008097277A - 監視システム、監視センタ装置、監視通報装置、通報情報送受信方法、そのプログラム、プログラム記録媒体 - Google Patents

監視システム、監視センタ装置、監視通報装置、通報情報送受信方法、そのプログラム、プログラム記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】通報される異常状態の種類を自動的に識別し、地域停電などに基づく大量の通報情報で通報センタ装置が輻輳しないように、選択受信が可能な監視システムを提供する。
【解決手段】監視通報装置300が、停電、火災、地震など特定種類の異常状態を監視センタ装置100に通報する場合、発信者番号通知を示す特番を付して発信し、それ以外の緊急性がある異常状態を通報する場合、発信者番号非通知を示す特番を付して発信する。一方、監視センタ装置100は、監視通報装置300からの着信時に、前記特定種類の異常状態の通報のための着信か否かを、発信元を示す発信者番号の有無により識別し、該特定種類の異常状態の通報を、あらかじめ定めた所定時間内に、同一監視地域内の他の監視通報装置も含めて、あらかじめ定めた規定件数以上に及ぶ件数分、既に受信していた場合には、当該着信呼を、通信フェーズに移行することなく、ただちに強制切断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、監視システム、監視センタ装置、監視通報装置、通報情報送受信方法、通報情報送受信プログラム、ならびに、プログラム記録媒体に関する。
例えば、特許文献1の特開2006−72563号公報「監視通報装置」に記載されているように、犯罪の発生などのような緊急性がある情報を如何に早く通報できるかは、防犯の要の一つであり、その通報の遅延は絶対に避けるべきである。しかし、監視通報装置が検出した異常を監視センタ装置に通報しようとしても、通報が遅延してしまうことがある。
通報遅延の発生要因の一つとして、通報先の監視センタ装置等の回線の輻輳によるものがあり、特に、台風などの災害により特定地域が一斉に停電になって、当該特定地域から地域停電に関する通報が集中的に発生すると、監視センタ装置が輻輳状態に陥ってしまう場合がある。かかる輻輳状態に陥ると、地域停電以外の緊急性がある通報を、異常状態の発生と同時に、ただちには、通報することができなくなり、監視センタ装置への通報が大幅に遅れてしまう結果を招く。すなわち、停電、火災の発生や、あるいは、地震等の天変地異の発生等の特定の種類の異常状態の発生を通報情報(以下、第1の通報情報と称する)として通報する場合に加えて、さらに、犯罪や事故の発生等の緊急性のある異常状態の発生を通報情報(以下、第2の通報情報と称する)として通報する監視システムにおいては、例えば地域停電が発生した場合、当該地域に属する複数の各監視通報装置から監視センタ装置に対して停電通報情報が一斉に殺到してしまうような動作が行われる。
このため、前記特許文献1においては、監視センタ装置側の回線の輻輳の発生を軽減し、停電以外の緊急性のある通報情報つまり第2の通報情報をより早く受信して対応することを可能とするために、通報情報を送信する通報元の監視通報装置側に、監視センタ装置側へ停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報するか否かを制御する制御情報を利用者が設定可能な警備状態設定手段を用意することとし、該警備状態設定手段に利用者が停電通報情報の通報を行うように設定していた場合に限って、停電通報情報つまり第1の通報情報を通報するという仕組みを提案している。
このような仕組みを適用することによって、地域停電が発生した場合のように、大量の停電通報情報が監視センタ装置に一斉に殺到する事態を低減して、例えば犯罪の発生等の緊急性の高い通報情報つまり第2の通報情報をより確実に受信することを可能とし、もって、より良い防犯効果を提供することができるようにしている。
特開2006−072563号公報(第4−5頁)
しかしながら、前記特許文献1のように、監視通報装置側の利用者によって停電通報情報の通報を行うか否かを決定するような監視システムにおいては、同一の監視地域に存在する大半の監視通報装置の利用者が、停電通報情報の通報動作を抑止するように設定されていることが必要であり、かかる設定が一部の利用者に限られてしまうと、多くの監視通報装置からの停電通報情報によって通報先である監視センタ装置側の回線が輻輳してしまい、停電以外の緊急性のある通報が発生しても、監視センタ装置側では、ただちには受信することができず、緊急性がある通報の受信が遅れてしまうという問題を解決することができない。さらには、監視通報装置や監視センタ装置の利用者の判断によって、例えば停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報する動作を決定するような仕組みでは、輻輳状態の発生を確実に防止可能とする保証を得ることもできない。
そこで、本発明の目的は、監視通報装置から、停電や火災の発生や地震などの天変地異の発生等の特定の種類の異常状態の発生を通報する通報情報つまり第1の通報情報によって監視センタ装置に輻輳状態が発生しないように、監視通報装置は、通報情報の種別(前記第1の通報情報か、あるいは、犯罪や事故の発生など前記特定の種類以外の緊急性がある異常状態の発生を通報する通報情報つまり第2の通報情報かの種別)を、着信時に自動的に識別することにより、地域停電などに基づく大量の通報情報で通報センタ装置が輻輳しないように、通報情報を選択して受信することが可能な監視システム、監視センタ装置、監視通報装置、通報情報送受信方法、通報情報送受信プログラム、ならびに、プログラム記録媒体を提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による監視システム、監視センタ装置、監視通報装置、通報情報送受信方法、通報情報送受信プログラム、ならびに、プログラム記録媒体は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)各地域に設置され、設置された地域で発生する異常状態を検知して該異常状態の発生を通報情報として通報する監視通報装置と、該監視通報装置からの通報情報を通信網を介して受け取って管理する監視センタ装置と、からなる監視システムにおいて、前記監視通報装置は、通報する異常状態のうち、あらかじめ定めた特定の種類の異常状態の発生を通報するための第1の通報情報と、該特定の種類以外の異常状態の発生を通報する第2の通報情報とを区別して異なる形態で発信する通信手段を備え、前記監視センタ装置は、前記監視通報装置からの着信呼の着信時に、当該着信呼によって通報される通報情報が前記第1の通報情報であるか前記第2の通報情報であるかを識別する通報情報識別手段と、該通報情報識別手段により前記第1の通報情報と識別した場合、あらかじめ定めた所定時間以内に、同一監視地域としてあらかじめ定めた同一の地域内に属する他の監視通報装置も含めて、あらかじめ定めた規定件数以上に及ぶ件数、同一監視地域から前記第1の通報情報を既に受信しているか否かを判別する件数判別手段と、該件数判別手段が、前記規定件数以上に及ぶ件数の前記第1の通報情報を同一監視地域に属する監視通報装置から既に受信していると判別した場合、着信した当該着信呼を、通信フェーズに移行することなく、ただちに切断する強制切断手段と、を少なくとも備え、前記監視センタ装置が、同一監視地域からの前記第1の通報情報を、前記所定時間内に前記規定件数以上に亘って、受信しないように制御する監視システム。
(2)上記(1)の監視システムにおいて、前記監視通報装置の前記通信手段は、前記第1の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号通知用の特番を付して発信し、前記第2の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号非通知用の特番を付して発信する監視システム。
(3)上記(2)の監視システムにおいて、前記監視センタ装置の前記通報情報識別手段は、着信時に、発信元の前記監視通報装置を示す発信者番号を受信したか否かに基づいて、前記第1の通報情報を通報するための着信か、あるいは、前記第2の通報情報を通報するための着信かを識別する監視システム。
(4)上記(1)ないし(3)のいずれかの監視システムにおいて、前記監視センタ装置の前記件数判別手段は、着信時に受信した発信者番号の中に含まれている局番号情報に基づいて、前記第1の通報情報の通報元の前記監視通報装置が属する監視地域を特定することにより、通報元の前記監視通報装置が属する同一監視地域から受信済みの前記第1の通報情報の件数を判別する監視システム。
(5)上記(1)ないし(4)のいずれかの監視システムにおいて、前記第1の通報情報として通報する前記特定の種類の異常状態として、停電の発生、火災の発生、地震を含む天変地異の発生のいずれかを少なくとも含む監視システム。
(6)上記(1)ないし(5)のいずれかの監視システムにおいて、前記監視通報装置と前記監視センタ装置とは、アナログ通信網、ISDN通信網、無線通信網、パケット網のうち、いずれか任意の通信網に接続されている監視システム。
(7)設置された地域で発生する異常状態を検知して該異常状態の発生の旨を通報する監視通報装置からの通報情報を、通信網を介して受け取って管理する監視センタ装置において、前記監視通報装置からの着信呼の着信時に、当該着信呼によって通報される通報情報が、あらかじめ定めた特定の種類の異常状態の発生を通報するための第1の通報情報であるか、あるいは、該特定の種類以外の異常状態の発生を通報する第2の通報情報であるかを識別する通報情報識別手段と、該通報情報識別手段により前記第1の通報情報と識別した場合、あらかじめ定めた所定時間以内に、同一監視地域としてあらかじめ定めた同一の地域内に属する他の監視通報装置も含めて、あらかじめ定めた規定件数以上に及ぶ件数、同一監視地域から前記第1の通報情報を既に受信しているか否かを判別する件数判別手段と、該件数判別手段が、前記規定件数以上に及ぶ件数の前記第1の通報情報を同一監視地域に属する監視通報装置から既に受信していると判別した場合、着信した当該着信呼を、通信フェーズに移行することなく、ただちに切断する強制切断手段と、を少なくとも備えている監視センタ装置。
(8)上記(7)の監視センタ装置において、前記通報情報識別手段は、着信時に、発信元の前記監視通報装置を示す発信者番号を受信したか否かに基づいて、前記第1の通報情報を通報するための着信か、あるいは、前記第2の通報情報を通報するための着信かを識別する監視センタ装置。
(9)上記(7)または(8)の監視センタ装置において、前記件数判別手段は、着信時に受信した発信者番号の中に含まれている局番号情報に基づいて、前記第1の通報情報の通報元の前記監視通報装置が属する監視地域を特定することにより、通報元の前記監視通報装置が属する同一監視地域から受信済みの前記第1の通報情報の件数を判別する監視センタ装置。
(10)各地域に設置され、設置された地域で発生する異常状態を検知して該異常状態の発生を通報情報として通報する監視通報装置において、通報する異常状態のうち、あらかじめ定めた特定の種類の異常状態の発生を通報するための第1の通報情報と、該特定の種類以外の異常状態の発生を通報する第2の通報情報とを区別して異なる形態で発信する通信手段を備えている監視通報装置。
(11)上記(10)の監視通報装置において、前記通信手段は、前記第1の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号通知用の特番を付して発信し、前記第2の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号非通知用の特番を付して発信する監視通報装置。
(12)各地域に設置され、設置された地域で発生する異常状態を検知して該異常状態の発生を通報情報として通報する監視通報装置と、該監視通報装置からの通報情報を通信網を介して受け取って管理する監視センタ装置と、からなる監視システムにおける通報情報送受信方法であって、前記監視通報装置は、通報する異常状態のうち、あらかじめ定めた特定の種類の異常状態の発生を通報するための第1の通報情報と、該特定の種類以外の異常状態の発生を通報する第2の通報情報とを区別して異なる形態で発信し、一方、前記監視センタ装置は、前記監視通報装置からの着信呼の着信時に、当該着信呼によって通報される通報情報が前記第1の通報情報であるか前記第2の通報情報であるかを識別し、前記第1の通報情報と識別した場合、あらかじめ定めた所定時間以内に、同一監視地域としてあらかじめ定めた同一の地域内に属する他の監視通報装置も含めて、あらかじめ定めた規定件数以上に及ぶ件数、同一監視地域から前記第1の通報情報を既に受信していると判別した場合、着信した当該着信呼を、通信フェーズに移行することなく、ただちに強制切断する通報情報送受信方法。
(13)上記(12)の通報情報送受信方法において、前記監視通報装置は、前記第1の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号通知用の特番を付して発信し、前記第2の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号非通知用の特番を付して発信する通報情報送受信方法。
(14)上記(13)の通報情報送受信方法において、前記監視センタ装置は、着信時に、発信元の前記監視通報装置を示す発信者番号を受信したか否かに基づいて、前記第1の通報情報を通報するための着信か、あるいは、前記第2の通報情報を通報するための着信かを識別する通報情報送受信方法。
(15)上記(12)ないし(14)のいずれかの通報情報送受信方法において、前記監視センタ装置は、着信時に受信した発信者番号の中に含まれている局番号情報に基づいて、前記第1の通報情報の通報元の前記監視通報装置が属する監視地域を特定することにより、通報元の前記監視通報装置が属する同一監視地域から受信済みの前記第1の通報情報の件数を判別する通報情報送受信方法。
(16)上記(12)ないし(15)のいずれかの通報情報送受信方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施する通報情報送受信プログラム。
(17)上記(16)の通報情報送受信プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
本発明の監視システム、監視センタ装置、監視通報装置、通報情報送受信方法、通報情報送受信プログラム、ならびに、プログラム記録媒体によれば、以下のような効果を奏することができる。すなわち、同一の監視地域としてあらかじめ定めた同一の地域内に地域停電や火災やあるいは地震などの天変地異等、大量の通報情報が送信される可能性が高い特定の種類の異常状態が発生した場合に、当該同一の監視地域に設置されている各監視通報装置から通報先である監視センタ装置に対して、前記特定の種類の異常状態の発生を示す通報情報つまり第1の通報情報を一斉に通報してきた場合であっても、監視センタ装置は、同一の監視地域における地域停電等による第1の通報情報を通報するための着信か否かを着信時に自動的に判別することができ、さらに、着信呼が、第1の通報情報の通報用であり、かつ、あらかじめ定めた規定件数以上を既に受信済みであった場合には、通信フェーズに移行することなく、監視センタ装置側から、送信元の監視通報装置に対して、ただちに切断指示を返送することによって、監視センタ装置側の回線の負荷を軽減し、輻輳状態に陥ることを防止することができるので、同一監視地域からの地域停電などの第1の通報情報以外の緊急性のある通報情報をより確実に受信することができる。
以下、本発明による監視システム、監視センタ装置、監視通報装置、通報情報送受信方法、通報情報送受信プログラム、ならびに、プログラム記録媒体の好適実施形態例について添付図を参照して説明する。
(本発明の特徴)
まず、本発明による監視システムの特徴について、その要点を説明する。各地域における異常状態の発生を検知してその旨を通報情報として監視センタ装置側に通報する各監視通報装置に、例えば停電や火災の発生、地震等の天変地異の発生を通報するための通報情報(つまり第1の通報情報)の通報と、第1の通報情報以外の例えば犯罪や事故の発生等の緊急性がある通報情報(つまり第2の通報情報)の通報とを区別して異なる形態で発信する通信手段として、例えば発信者番号通知の有無を示す特番(すなわち、‘186’、‘184’)の付与機能を利用する。
一方、監視センタ装置には、監視通報装置からの着信呼の着信時に、第1の通報情報の通報用か、第2の通報情報の通報用かを識別する通報情報識別手段として、例えば着信情報に発信者番号を受信しているか否かを識別する機能を備え、かかる通報情報識別手段を備えた監視センタ装置において、さらに、あらかじめ定めた所定時間以内に、同一監視地域としてあらかじめ定めた同一の地域内に属する他の監視通報装置も含めて、あらかじめ定めた規定件数以上に及ぶ件数の、第1の通報情報を既に受信しているか否かを判別する件数判別手段と、前記規定件数以上に及ぶ件数の前記第1の通報情報を同一監視地域に属する監視通報装置から既に受信していると判別した場合、着信した当該着信呼を、通信フェーズに移行することなく、ただちに切断する強制切断手段と、を備えることによって、監視通報装置からの地域停電等による第1の通報情報が集中したような場合であっても、当該第1の通報情報以外の緊急性のある通報情報をより確実に取り込むことを可能としている。
つまり、通報元の監視通報装置は、第1の通報情報を通報する発呼か、第2の通報情報を通報する発呼かを区別して、例えば当該監視通報装置の発信者番号を監視センタ装置へ通知することを指示する特番‘186’と通知しないことを指示する特番‘184’とのいずれかを宛先の監視センタ装置の電話番号の先頭に付加する仕組みとし、監視通報装置から監視センタ装置に例えば停電に関する通報つまり第1の通報情報の通報を行う場合には、特番‘186’を宛先電話番号に付与して発呼する。
一方、監視センタ装置側では、着信時において、発信者番号が送信されてきているか否かを識別するとともに、送信されてきていた場合には、発信者番号の局番号を抽出して、抽出した発信者番号の局番号情報に基づいて、監視地域としてあらかじめ分割した地域のいずれに属するかを判別する。而して、第1の通報情報を通報するための着信である旨と、発信者番号の局番号情報に基づく監視地域の同一性と、に基づいて、同一監視地域における地域停電の発生など、特定の種類の異常状態の発生を通報するための着信か否かを識別し、同一監視地域からの同一内容の第1の通報情報を既に規定件数以上受信済みの場合は強制切断を行うことにより、地域停電の発生地域など、同一監視地域からの同一内容の通報情報のさらなる受信を防いで、地域停電のような第1の通報情報以外の緊急性がある他の通報を受信可能とする仕組みを確保するようにしている。
さらに言えば、通報元の監視通報装置側では、停電等の第1の通報情報を通報する場合には、発信元の通知の有無を示す発信者番号情報として、発信元の発信者番号通知有り(例:宛先電話番号の先頭に特番‘186’を付加)の状態にし、一方、停電等の特定の異常状態以外の緊急性のある第2の通報情報を通報する場合には、発信元の通知の有無を示す発信者番号情報として、発信元の発信者番号非通知(例:宛先電話番号の先頭に特番‘184’を付加)の状態にして、監視センタ装置側に発信する。
通報先である監視センタ装置は、着信時に、着信情報を受け取り、通報元の監視通報装置の発信者番号が送信されてきているか否かに基づいて、停電等の第1の通報情報の通報のための着信か、第2の通報情報の通報のための着信かを識別するとともに、発信者番号が送信されてきている場合は、さらに、発信者番号の局番号に基づいて監視地域の特定を行い、停電等に関する第1の通報情報が同一の監視地域からの通報として集中しているか否かを判別することにより、例えば地域停電等のように、通報が集中的に殺到して回線の輻輳を引き起こす可能性がある通報の場合か否かを判断する。
監視センタ装置が、第1の通報情報が、地域停電等のように、同一監視地域から集中する可能性が高いと判断した場合は、当該同一監視地域からの停電通報等の第1の通報情報に関する着信に応答した後、ただちに強制的に切断して、同一管理地域からの同一内容の第1の通報情報による通報の集中に基因して、回線が輻輳状態に陥ることを防止可能とし、その他の緊急性のある通報を優先的に選択受信する仕組みとしている。
(実施例の構成)
次に、本発明の監視システムの構成例について、図1を用いて説明する。図1は、本発明による監視システムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。なお、以下の説明においては、説明をより簡明にし、理解し易いようにするために、対象とする異常状態として、停電の発生と、犯罪や事故の発生とを監視している場合に限定することとし、前述した第1の通報情報としては、停電という異常状態が発生した旨を通報する場合であり、第2の通報情報としては、停電以外の犯罪や事故の発生を通報する場合を例にとって説明することとする。
図1に示すように、本実施例における監視システム500は、各地域で発生する異常状態に関する通報情報を収集して管理するとともに、管理者からの指示に基づく処理を実施する監視センタ装置100と、各地域に設置され、各地域において発生する異常状態を検知して、通報情報として監視センタ装置100に通報する1ないし複数個(M個)の監視通報装置300、300、…、300とが、通信網200を介して接続されて構成されている。
通信網200は、モデム装置を用いたアナログ信号により通信を行う通信網であっても良いし、ISDN信号により通信を行うISDN網であっても良いし、パケット信号により通信を行うパケット網(インターネットを含む)であっても良いし、無線信号により通信を行う無線通信網であっても良いが、以下の説明においては、アナログ信号により通信を行うアナログ網の場合を例にとって説明する。
また、監視通報装置300、300、…、300は、いずれも、ほぼ同一の内部構成からなっており、図1に示す監視通報装置300に示すように、通信網200を介して監視センタ装置100に対して通報情報を送信するモデムを含む通信部1と、停電以外の異常状態を検知する各種のセンサ3aと、停電を検知する停電センサ3bと、監視通報装置300全体の動作を制御する制御部2とを、少なくとも含んで構成されている。なお、センサ3aの構成については、検知する異常状態の種類に応じて、それぞれの異常状態を検知可能なセンサが用意される。
また、監視センタ装置100は、図2に示すような構成からなっている。図2は、本発明による監視センタ装置のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。図2に示すように、監視センタ装置100は、1ないしN個の同一内部構成からなる監視ブロック1 100、監視ブロック2 100、…、監視ブロックN 100を有し、負荷分散が可能なN重化された構造からなっている。図2には、監視センタ装置100の監視ブロック1 100の内部構成のみを記載しているが、その他の監視ブロック2 100、…、N 100も全く同一の内部構成であり、監視通報装置からの通報情報の通報のための着信があった場合、いずれか空きの状態にある監視ブロックが起動されて通報情報の処理が行われる。
図2の監視ブロック1 100は、通信網の回線を監視する回線監視部11と、通信網からの信号を受信したり、通信網に信号を送信したりするモデム部(信号受信部、信号送信部)12と、発信者番号の局番号部を抽出して、監視地域としてあらかじめ定めた地域ごとに分割した地域を特定するための地域番号を取得して記憶する地域番号記憶部13と、モデム信号として受信した発信者番号や通報情報等を記憶するモデム信号記憶部(信号記憶部)14と、各種の指示を利用者が入力したり、逆に、各種の情報を利用者に表示したりする入力/表示部15と、監視ブロック1 100全体の動作を制御する制御部16と、を少なくとも含んで構成されている。
また、回線監視部11は、通信網からの回線の極性を検出する極性検出回路11a、回線が閉成して直流ループ電流が流れたことを検出する直流ループ検出回路11b、通信網からの呼出信号を検出する呼出信号検出回路11cを含んで構成され、モデム部12には、回線を捕捉したことを示す信号を送信する回線捕捉回路12aを含み、制御部16には、時間を計数するタイマ16aを含んで構成されている。その他の監視ブロック2 100、…、N 100も、前述したように、全く同一の内部構成である。
(実施例の動作の説明)
図1に示す監視システム500に関して、監視通報装置300、300、…、300側において異常状態を検知して、監視センタ装置100に通報する際の動作について、まず、監視通報装置300、300、…、300側の動作について、監視通報装置300を例にとって、その概要を説明する。
監視通報装置300のセンサ3aによって停電以外の何らかの緊急を要する異常を検知したことが通知されると、制御部2は、監視センタ装置100に対して、該異常の発生を通報するための通報情報を作成した後、停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を通報することを示す特番‘184’(発信者番号非通知)を、通報先の監視センタ装置100の電話番号(宛先)の先頭に付加して、通信網200に発呼する。しかる後、通報先の監視センタ装置100が応答して、監視センタ装置100と接続されると、データ通信を行う通信フェーズに移行して、作成した第2の通報情報を、監視センタ装置100に通報する。
また、監視通報装置300の停電センサ3bによって停電の発生を検知したことが通知されると、制御部2は、監視センタ装置100に対して、停電発生を通報するための通報情報を作成した後、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報することを示す特番‘186’(発信者番号通知)を、通報先の監視センタ装置100の電話番号(宛先)の先頭に付加して、通信網200に発呼する。
しかる後、停電以外の通報情報つまり第2の通報情報の場合と同様に、通報先の監視センタ装置100が応答して、監視センタ装置100と接続されると、データ通信を行う通信フェーズに移行して、作成した第1の通報情報を、監視センタ装置100に通報する。しかし、停電のような異常状態は、犯罪や事故等の停電以外の異常状態とは異なり、通常、特定地域に集中的に発生する可能性が高いため、同一の監視地域からあらかじめ定めた所定時間内にあらかじめ定めた規定件数以上に及んで、停電の発生を示す第1の通報情報を通報する着信が検出された場合は、監視センタ装置100は、通報情報を受け取るための通信フェーズに移行することなく、ただちに、切断を指示する終話信号を送信することとしているので、監視通報装置300からは、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を監視センタ装置100に通報することなく、通信を終了する。
次に、異常を検知した監視通報装置300からの着信を受け付ける監視センタ装置100側の動作について、その概要を説明する。監視通報装置300から監視センタ装置100への発呼を受け付けた通信網200の局交換機が、極性を反転させた着信信号を監視センタ装置100のいずれかの回線に送信することにより、監視センタ装置100の監視ブロック1 100、監視ブロック2 100、…、監視ブロックN 100のいずれか例えば監視ブロック1 100を起動する。
起動された監視ブロック1 100の制御部16の制御により、一次応答すると、監視通報装置から特番‘186’(発信者番号通知)を受け取っていた場合には、通信網200の局交換機から、着信情報として発信者番号(すなわち通報元の監視通報装置300の電話番号)が送信されてくる。一方、監視通報装置から特番‘184’(発信者番号非通知)を受け取っていた場合には、通信網200の局交換機から、着信情報として発信者番号を通知しない旨を示す情報が送信されてくる。
したがって、監視センタ装置100の監視ブロック1 100の制御部16では、一次応答した後、発信者番号を受信したか否かによって、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報しようとする着信動作か、あるいは、停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を通報しようとする着信動作かを識別するとともに、発信者番号の有無に関する着信情報を受信した旨を示す受信完了信号を、通信網200の局交換機へ通知する。しかる後、受信完了信号を受信した通信網200の局交換機からは、呼出信号が送信されてくる。
監視ブロック1 100の制御部16は、受信した応答信号に対して二次応答した後、先に、発信者番号が通知されてこなかった場合は、停電以外の緊急性がある通報情報つまり第2の通報情報を通報しようとする着信動作であるので、そのまま、通報元の監視通報装置300との間を接続し、停電以外の通報情報つまり第2の通報情報の受信動作を行い、一方、先に、発信者番号を受信していた場合は、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報しようとする着信動作であるとして、まず、受信した発信者番号の局番号から監視地域を特定するための地域番号を取得して、所定の時間以内に、同一の監視地域からあらかじめ定めた規定件数以上の第1の通報情報を既に受け取っているか否かを判別し、既に受信していた場合には、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を受け取る通信フェーズに移行することなく、ただちに、終話動作に移行する。
以上、説明した監視システムの通報動作について、次に、図3、図4に示す信号シーケンスチャートを用いてさらに説明する。ここに、図3は、本発明による監視通報装置が停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例を示す信号シーケンスチャートであり、図4は、本発明による監視通報装置が停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例を示す信号シーケンスチャートである。いずれも、監視通報装置と通信網の局交換機と監視センタ装置との間でアナログ信号形式の信号を送受信する際の信号シーケンスを一例として示している。
まず、図3を用いて、監視通報装置が停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例について説明する。監視通報装置例えば監視通報装置300のセンサ3aによって停電以外の何らかの緊急性がある異常を検知すると、その制御部2は、通信部1を駆動して、通信網200に対して、監視センタ装置100に対する呼設定要求として、回線の極性を反転させた後、モデム信号により発呼情報を送信する(シーケンスSQ1)。このとき、制御部2は、宛先の監視センタ装置100の電話番号の先頭に、停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を通報することを示すために、特番‘184’(発信者番号非通知)を付与して、通信部1を介して、通信網200の局交換機に呼設定を要求する。
監視通報装置300からの呼設定要求を受け取った通信網200の局交換機は、宛先に示されている監視センタ装置100への回線の極性を反転させることによって、着信を示す起動信号を監視センタ装置100へ送信する(シーケンスSQ2)。回線の極性反転による起動信号を検出した監視センタ装置100の回線監視部11は、制御部16に着信がある旨を通知する。しかる後、制御部16の制御により、モデム部12の回線捕捉回路12aが起動されて、回線に直流ループを形成して、一次応答を示すオフフック信号を通信網200の局交換機に送信する(シーケンスSQ3)。
監視センタ装置100から一次応答を受け取った通信網200の局交換機は、停電以外の通報つまり第2の通報情報を通報するための着信動作であるため、通報元の監視通報装置300の発信者番号を通知しない旨を示す情報を、モデム信号(アナログ信号)として、監視センタ装置100に対して送信する(シーケンスSQ4)。発信者番号を通知しない旨を示す情報を受け取った監視センタ装置100のモデム部12は、発信者番号非通知の旨をモデム信号記憶部14に記憶するとともに、制御部16に、情報を受信した旨を通知し、制御部16においては、発信者番号非通知の着信であることに基づいて、停電以外の緊急を要する第2の通報情報を通報するための着信動作であることが判別される。
第2の通報情報を通報するための着信動作であることを判別した制御部16の制御により、モデム部12の回線捕捉回路12aが起動されて、発信者番号非通知を受信した旨を示す受信完了信号として、直流ループを断にしたオンフック信号を通信網200の局交換機へ返送する(シーケンスSQ5)。
監視センタ装置100から受信完了信号を受け取った通信網200の局交換機は、呼出信号を監視センタ装置100に送信する(シーケンスSQ6)。通信網200の局交換機から監視センタ装置100の回線監視部11の呼出信号検出回路11cにより呼出信号を受け取ると、その旨を制御部16に通知することにより、制御部16の制御のもと、モデム部12の回線捕捉回路12aが起動されて、回線に直流ループを形成して、二次応答を示すオフフック信号を通信網200の局交換機に送信する(シーケンスSQ7)。
監視センタ装置100から二次応答を受け取った通信網200の局交換機は、通報元の監視通報装置300の回線の極性を反転させて、監視センタ装置100が応答した旨を通知するとともに(シーケンスSQ8)、監視センタ装置100の回線の極性も反転(復極)させ(シーケンスSQ9)、さらに、監視通報装置300と監視センタ装置100との通話回線を接続する。これによって、通信フェーズに移行して、監視通報装置300と監視センタ装置100とのEnd−to−End通信が可能な状態になる。
監視センタ装置100との接続が完了したことを検知した監視通報装置300の制御部2は、監視センタ装置100に通報しようとしている停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を、通信部1、通信網200を介して、監視センタ装置100にモデム信号(アナログ信号)として送信する(シーケンスSQ10)。
監視通報装置300から送信されてきた停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を受信した監視センタ装置100のモデム部12は、受信した停電以外の通報情報つまり第2の通報情報をモデム信号記憶部14に記憶するとともに、制御部16に第2の通報情報を受信した旨通知する。停電以外の通報情報つまり第2の通報情報の受信を通知された制御部16は、モデム信号記憶部14に記憶蓄積された停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を、入力/表示部15から出力して、停電以外の緊急性がある異常状態の発生を管理者に通報する。
監視通報装置300の制御部2は、監視センタ装置100への第2の通報情報の送信動作が終了すると、直流ループを断にして、終話を示すオンフック信号を通信網200の局交換機に通知する(シーケンスSQ11)。同様に、監視センタ装置100も、監視通報装置300からの第2の通報情報の受信が終了すると、終話を示すオンフック信号を通信網200の局交換機に通知する(シーケンスSQ12)。この結果、通信網200の局交換機は、監視通報装置300と監視センタ装置100との間を接続していた通話回線を切断する。
以上のように、停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を通報する場合は、特番‘184’(発信者番号非通知)を先頭に付与して、監視センタ装置100向けとして通信網200に発信してくるので、監視センタ装置100は、発信者番号が通知されない状態の着信であることを判別して、該着信呼については、通報元の監視通報装置300との間を、通常のEnd−to−End接続された通信フェーズにまで移行して、通信フェーズにおいて停電以外の緊急性がある第2の通報情報を受信するように動作する。
次に、図4を用いて、監視通報装置が停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例について説明する。停電に関する通報情報つまり第1の通報情報の場合、地域停電などの発生により、同一監視地域に属する多数の監視通報装置からほぼ同時に同一内容の通報情報が監視センタ装置に大量に殺到してくる虞があるので、監視センタ装置100との接続時間をできるだけ短くして、監視センタ装置100側の回線が輻輳状態に陥らないようにしている。
図4において、監視通報装置例えば監視通報装置300の停電センサ3bによって停電の発生を検知すると、その制御部2は、図3の場合と同様に、通信部1を駆動して、通信網200に対して、監視センタ装置100に対する呼設定要求として、回線の極性を反転させた後、モデム信号により発呼情報を送信する(シーケンスSQ21)。ただし、制御部2は、宛先の監視センタ装置100の電話番号の先頭に、図3の場合とは異なり、第2の通報情報ではなく、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報することを示すために、特番‘186’(発信者番号通知)を付与して、通信部1を介して、通信網200の局交換機に呼設定を要求する。
監視通報装置300からの呼設定要求を受け取った通信網200の局交換機は、図3の場合と同様に、宛先に示されている監視センタ装置100への回線の極性を反転させることによって、着信を示す起動信号を監視センタ装置100へ送信する(シーケンスSQ22)。回線の極性反転による起動信号を検出した監視センタ装置100の回線監視部11は、制御部16に着信がある旨を通知する。しかる後、制御部16の制御により、図3の場合と同様に、モデム部12の回線捕捉回路12aが起動されて、回線に直流ループを形成して、一次応答を示すオフフック信号を通信網200の局交換機に送信する(シーケンスSQ23)。
監視センタ装置100から一次応答を受け取った通信網200の局交換機は、図3の場合とは異なり、停電に関する通報つまり第1の通報情報を通報するための着信動作であるため、通報元の監視通報装置300の発信者番号を、モデム信号(アナログ信号)として、監視センタ装置100に対して送信する(シーケンスSQ24)。通報元の監視通報装置300の発信者番号を受け取った監視センタ装置100のモデム部12は、モデム信号記憶部14に記憶するとともに、制御部16に発信者番号の受信の旨を通知し、制御部16においては、停電に関する通報つまり第1の通報情報を通報するための着信動作であることが判別される。
第1の通報情報を通報するための着信動作であることを判別した制御部16は、さらに、通報元の監視通報装置300が存在する監視地域を特定するために、モデム信号記憶部14に記憶された発信者番号の局番号を抽出して、管理対象ごとに分割された監視地域のいずれに属しているかを識別して、識別した監視地域を特定する地域番号を選択して地域番号記憶部13に記憶する。
さらに、制御部16は、地域番号記憶部13を検索することにより、あらかじめ定めた所定の時間内に、同一監視地域に属する監視通報装置から停電に関する通報をあらかじめ定めた規定件数以上既に受信しているか否かを確認して、前記所定の時間内に、同一監視地域に属する監視通報装置から停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を前記規定件数以上の件数に及んで受信していた場合は、地域停電が発生しているものと推定して、通信フェーズに移行することなく、切断フェーズを起動する信号シーケンスを選択する。
一方、あらかじめ定めた規定件数に満たない場合は、図3の場合と同様に、通信フェーズに移行して、今回の通報元の監視通報装置300から停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を受信する信号シーケンスを選択する。同一監視地域における停電に関する通報情報つまり第1の通報情報として、まだ、前記規定件数になるまで受信していないものとして、通信フェーズに移行して、今回の通報元の監視通報装置300から停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を受信する場合の信号シーケンスは、図3において前述した説明と全く同様であり、説明が重複するので、ここでのさらなる説明は割愛し(なお、図4においても、かかる場合の信号シーケンスの記載は省略している)、以下の説明は、同一監視地域に属する監視通報装置から停電に関する通報情報つまり第1の通報情報をあらかじめ定めた規定件数以上受信していた場合について説明することとする。
同一監視地域に属する監視通報装置から停電に関する通報をあらかじめ定めた規定件数以上受信していた場合についても、着信フェーズにおける通信プロトコルに矛盾が生じないように、応答までの着信フェーズについては、図3と同様の着信用の信号シーケンスの手順をたどることが必要である。すなわち、発信者番号を受け取った監視センタ装置100では、制御部16の制御により、図3の場合と同様に、モデム部12の回線捕捉回路12aが起動されて、発信者番号を受信した旨を示す受信完了信号として、直流ループを断にしたオンフック信号を通信網200の局交換機へ返送する(シーケンスSQ25)。
監視センタ装置100から受信完了信号を受け取った通信網200の局交換機は、図3の場合と同様に、呼出信号を監視センタ装置100に送信する(シーケンスSQ26)。通信網200の局交換機から監視センタ装置100の回線監視部11の呼出信号検出回路11cにより呼出信号を受け取ると、その旨を制御部16に通知することにより、図3の場合と同様、制御部16の制御の基、モデム部12の回線捕捉回路12aが起動されて、回線に直流ループを形成して、二次応答を示すオフフック信号を通信網200の局交換機に送信する(シーケンスSQ27)。
監視センタ装置100から二次応答を受け取った通信網200の局交換機は、図3の場合と同様、通報元の監視通報装置300の回線の極性を反転させて、監視センタ装置100が応答した旨を通知するとともに(シーケンスSQ28)、監視センタ装置100の回線の極性も反転(復極)させるが(シーケンスSQ29)、回線の極性の反転(復極)を検知した監視センタ装置100の回線監視部11の極性検出回路11aからの通知を受け取ると、同一監視地域から規定件数以上の停電通報を受信済みであることを認識している制御部16の制御の基、通信フェーズを経ることなく、切断フェーズにただちに移行するために、終話を示すオンフック信号を通信網200の局交換機に通知する(シーケンスSQ30)。
監視センタ装置100から終話を示すオンフック信号を受け取った通信網200の局交換機は、終話を示すオンフック信号を通報元の監視通報装置300に対して送信するとともに(シーケンスS31)、監視通報装置300と監視センタ装置100との間を接続しようとしていた通話回線を切断する。
以上のように、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報する場合は、特番‘186’(発信者番号通知)を先頭に付与して、監視センタ装置100向けとして通信網200に発信してくるので、監視センタ装置100は、着信動作で発信者番号の通知を受け取ったことを判別して、同一監視地域からあらかじめ定めた時間内に規定件数以上の停電に関する通報を受け取っている場合は、地域停電の発生と推定して、今回の通報元の監視通報装置300との間をEnd−to−End接続する通信フェーズにまで移行させることなく、ただちに切断フェーズに移行させることにより、地域停電に関する通報に要する回線保留時間を大幅に短縮させ、監視センタ装置100に大量の停電通報が殺到することにより、回線の輻輳が発生することを抑止し、地域停電以外の緊急性がある第2の通報情報を受信可能なように動作する。
次に、図5のフローチャートを用いて、前述した図3、図4の信号シーケンスの動作のうち、監視センタ装置100側の動作についてさらに説明する。図5は、本発明による監視通報装置における通報情報の処理手順の一例を説明するためのフローチャートであり、図2の回路構成例からなる監視センタ装置100の動作を例にとって以下に説明する。
待機状態にある監視センタ装置100において、通信網200側から、回線の極性反転信号による端末起動信号すなわち着信信号が送られてくると、回線監視部11の極性検出回路11aにて検出される。制御部16が着信信号を受け付けると、回線捕捉回路12aを駆動することにより、オフフックして一次応答信号が通信網200に返送され、回線に直流ループが形成されることになる。この直流ループ電流が回線監視部10の直流ループ検出回路11bにて検出される(ステップS1)。
しかる後、通信網200側からの発信者番号情報がモデム信号(アナログ信号)として送信されてくるので、モデム部12にて受信して、モデム信号記憶部14に記憶され、発信者番号情報を受信したことを示すために回線を一旦オンフック状態に戻す。
モデム部12にて発信者番号情報として発信者番号非通知を示す情報が受信されていた場合は(ステップS2の非通知の場合)、停電以外の通報情報つまり第2の通報情報の送信要求であるものと判定して、再度、オフフックして二次応答信号を通信網200に返送することにより(ステップS3)、通常の通信フェーズに移行して、End−to−Endの回線接続を行って、通常の通報シーケンスを用いて、モデム信号(アナログ信号)として、第2の通報情報をモデム部12にて受信して、モデム信号記憶部14に記憶した後(ステップS4)、回線をオンフック状態に戻して、終話するために回線の開放を行い(ステップS5)、待機状態に復帰する。
一方、モデム部12にて発信者番号情報として発信元を示す発信者番号が受信されていた場合は(ステップS2の通知の場合)、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報の送信要求であるものと判定して、発信者番号の局番号を、監視通報装置300が属する監視地域を特定するための地域番号に変換して、地域番号記憶部13に記憶すると同時に(ステップS6)、最初の通報情報の受信時に設定されたタイマ16a(あらかじめ定めた所定時間を計時するタイマ)の時間以内に、同一監視地域からの停電に関する通報があったか否かを判定する(ステップS7)。
同一監視地域からの停電に関する通報がまだなかった場合は(ステップS7の無の場合)、当該監視地域からの停電に関する初めての通報情報(初めての第1の通報情報)を送信要求しているものと判定して、再度、オフフックして二次応答信号を通信網200に返送する(ステップS3)。これにより、通常の通信フェーズに移行して、End−to−Endの回線接続を行う。しかる後、通常の通報シーケンスを用いて、モデム信号(アナログ信号)として、第1の通報情報(初めての停電に関する通報情報)をモデム部12にて受信して、モデム信号記憶部14に記憶した後(ステップS4)、回線をオンフック状態に戻して、終話するために回線の開放を行い(ステップS5)、待機状態に復帰する。
また、同一監視地域からの停電に関する通報があった場合は(ステップS7の有の場合)、タイマ16aが計時するあらかじめ定めた所定時間内に、同一監視地域からの停電に関する通報が、あらかじめ設定された規定件数N件未満の件数であった場合は(ステップS8のN件未満)、停電に関する初めての通報情報の場合と同様に、再度、オフフックして二次応答信号を通信網200に返送することにより(ステップS3)、通常の通信フェーズに移行して、End−to−Endの回線接続を行う。しかる後、通常の通報シーケンスを用いて、モデム信号(アナログ信号)として、2件目以後の第1の通報情報をモデム部12にて受信して、モデム信号記憶部14に記憶した後(ステップS4)、回線をオンフック状態に戻して、終話するために回線の開放を行い(ステップS5)、待機状態に復帰する。
一方、タイマ16aが計時するあらかじめ定めた所定時間内に、同一監視地域からの停電に関する通報が、あらかじめ設定された規定件数N件以上の件数に及んでいた場合は(ステップS8のN件以上)、同一監視地域からの多数の停電通報が殺到する可能性がある地域停電の通報であるものと推定して、再度オフフックして二次応答信号を通信網200に返送するものの(ステップS9)、通信フェーズへ移行することなく、ただちに、強制切断するために、回線を開放して(ステップS10)、待機状態に復帰する。
この結果、監視通報装置300側では、正常に通信フェーズに移行することができず、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報の通報を行うことができなくなる。したがって、監視通報装置300側では、一般的に、再送時間としてあらかじめ定めた一定の経過時間が経過した後に、再度、通報を行う再送(再通報)動作を行うことになり、結果的に、時間がずらされる形で、停電に関する通報情報を通報する動作を行うことになる。
(本実施例の効果の説明)
以上に説明したように、本実施例においては、地域停電等が発生した場合のように、同一の監視地域に存在する複数の監視通報装置300が、通報先の監視センタ装置100に対して同じ内容の地域停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を一斉に通報しようとする場合であっても、通報先の監視センタ装置100側では、着信時に、発信者番号の通知の有無を判別することによって、第1の通報情報か否かを識別し、かつ、第1の通報情報を通報しようとする着信であった場合には、受信した発信者番号の局番号に基づいて、同一の監視地域からの第1の通報情報があらかじめ定めた規定件数以上に亘って既に受信済みか否かを判別することによって、今回の着信にて通報される第1の通報情報を受信する通信フェーズに移行するか否かを判定して、前記規定件数以上に亘って既に受信済みの場合には、第1の通報情報を受信する通信フェーズに移行することなく、ただちに、強制切断するという動作を行って、監視センタ装置100の回線の輻輳状態を軽減し、地域停電以外の緊急性のある通報情報つまり第2の通報情報を優先的に選択して受信することが可能になるという効果を奏することができる。
(本発明の他の実施例)
前述した実施例においては、監視通報装置300(i=1〜M)、監視センタ装置100のいずれも、アナログ信号を用いた通信網に接続する場合を例にとって説明したが、本発明はかかる場合のみに限るものではない。例えば、前述したように、ISDN信号により通信を行うISDN網であっても良いし、パケット信号により通信を行うパケット網(インターネットを含む)であっても良いし、無線信号により通信を行う無線通信網であっても良いし、さらには、監視通報装置300(i=1〜M)、監視センタ装置100との双方が同一の種類の通信網ではなく、異なる種類の通信網に接続されていても良い。
例えば、監視通報装置300(i=1〜M)、監視センタ装置100のいずれもISDN信号を用いる通信網(ISDN網)に接続されている監視システムの場合について、監視通報装置300(i=1〜M)から通報動作を行う場合の信号シーケンスを例示すると、図6、図7に示すようになる。ここに、図6は、ISDN通信網において本発明による監視通報装置が停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例を示す信号シーケンスチャートであり、アナログ通信網における図3の信号シーケンスに対応し、一方、図7は、ISDN通信網において本発明による監視通報装置が停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例を示す信号シーケンスチャートであり、アナログ通信網における図4の信号シーケンスに対応している。
まず、図6を用いて、ISDN通信網において監視通報装置300(i=1〜M)が停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例について説明する。監視通報装置例えば監視通報装置300のセンサ3aによって停電以外の何らかの緊急性がある異常を検知すると、その制御部2は、通信部1を駆動して、通信網200に対して、監視センタ装置100に対する呼設定要求として、ISDN信号方式に準拠したSETUP信号を送信する(シーケンスSQ41)。このとき、制御部2は、送信先の監視センタ装置100の電話番号の先頭に、停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を通報することを示すために、特番‘184’(発信者番号非通知)を付与して、通信部1を介して、通信網200の局交換機に呼設定を要求する。
監視通報装置300からの呼設定要求すなわちSETUP信号を受け取った通信網200の局交換機は、発信元の監視通報装置300に対して、呼設定要求すなわちSETUP信号を受け付けた旨を示すCALL PROC信号を返送するとともに(シーケンスSQ42)、通報元の監視通報装置300からの着信を示すSETUP信号を編集して、宛先に示されている監視センタ装置100に対して送信する(シーケンスSQ43)。このとき、通信網200の局交換機は、通報元の監視通報装置300を示す発信者番号を通知しない旨を示す情報を付与した形式に、SETUP信号を編集して、監視センタ装置100に対して送信する。
通信網200の局交換機から、発信者番号を通知しない旨を示す情報を付与した形式のSETUP信号を、図2のモデム部12に相当する信号受信部によって受け取った監視センタ装置100は、発信者番号の通知がない旨の情報を有するSETUP信号を、図2のモデム信号記憶部14に相当する信号記憶部に記憶するとともに、制御部16にSETUP信号の受信の旨を通知する。制御部16においては、発信者番号を通知しない旨を示す情報を有するSETUP信号を受信したことに基づいて、停電以外の緊急を要する第2の通報情報を通報するための着信動作であることが判別される。
第2の通報情報を通報するための着信動作であることを判別した制御部16の制御により、モデム部12に相当する信号送信部が起動されて、着信を受け付けて、発信元の監視通報装置300を呼び出す(呼び返す)旨を示すALERT信号(呼出信号)を、通信網200の局交換機に返送する(シーケンスSQ44)。監視センタ装置100からALERT信号(呼出信号)を受信した通信網200の局交換機は、発信元の監視通報装置300に対して、監視センタ装置100が着信を受け付けたことを通知するALERT信号(呼出信号)を返送する(シーケンスSQ45)。
しかる後、監視センタ装置100の制御部16は、発信元の監視通報装置300との間のEnd−to−Endの接続を要求するCONN信号(応答信号)を、通信網200の局交換機に送信する(シーケンスSQ46)。
監視センタ装置100からCONN信号(応答信号)を受け取った通信網200の局交換機は、監視センタ装置100に対して、CONN信号(応答信号)を受信したことを示すCONN ACK信号(応答確認信号)を返送した後(シーケンスSQ47)、監視通報装置300と監視センタ装置100との通話回線を接続するとともに、通報元の監視通報装置300に対して、監視センタ装置100との接続を指示するCONN信号(応答信号)を送信する(シーケンスSQ48)。これによって、監視通報装置300と監視センタ装置100とのEnd−to−End通信が可能な状態になる。
監視センタ装置100との接続が完了したことを検知した監視通報装置300の制御部2は、監視センタ装置100に通報しようとしている停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を、通信部1、通信網200を介して、監視センタ装置100にISDN信号(デジタル信号)に準拠した形式で送信する(シーケンスSQ49)。
監視通報装置300から送信されてきた停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を受信した監視センタ装置100のモデム部12に相当する信号受信部は、受信した停電以外の通報情報つまり第2の通報情報をモデム信号記憶部14に相当する信号記憶部に記憶するとともに、制御部16に第2の通報情報を受信した旨通知する。停電以外の通報情報つまり第2の通報情報の受信を通知された制御部16は、モデム信号記憶部14に相当する信号記憶部に記憶蓄積された停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を、入力/表示部15から出力して、停電以外の緊急性がある異常状態の発生を管理者に通報する。
監視通報装置300の制御部2は、監視センタ装置100へ第2の通報情報の送信動作が終了すると、終話を示すDISC信号(切断信号)を通信網200の局交換機に通知する(シーケンスSQ50)。同様に、監視センタ装置100も、監視通報装置300からの第2の通報情報の受信が終了すると、終話を示すDISC信号(切断信号)を通信網200の局交換機に通知する(シーケンスSQ51)。この結果、通信網200の局交換機は、監視通報装置300と監視センタ装置100との間を接続していた通話回線を切断する。
以上のように、ISDN網を使用した場合においても、停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を通報する場合は、特番‘184’(発信者番号非通知)を先頭に付与して、監視センタ装置100向けとして通信網200に発信してくるので、監視センタ装置100は、図3の場合と同様に、発信者番号が通知されない状態の着信であることを判別して、該着信呼については、通報元の監視通報装置300との間を、通常のEnd−to−End接続された通信フェーズにまで移行して、通信フェーズにおいて停電以外の緊急性がある第2の通報情報を受信するように動作する。
次に、図7を用いて、ISDN通信網において監視通報装置300(i=1〜M)が停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例について、地域停電などの発生により、多数の監視通報装置からほぼ同時に大量の通報情報が監視センタ装置に殺到している場合の信号シーケンスを説明する。
図7において、監視通報装置例えば監視通報装置300の停電センサ3bによって停電の発生を検知すると、その制御部2は、図6の場合と同様に、通信部1を駆動して、通信網200に対して、監視センタ装置100に対する呼設定要求として、ISDN信号方式に準拠したSETUP信号を送信する(シーケンスSQ61)。ただし、制御部2は、送信先の監視センタ装置100の電話番号の先頭に、図6の場合とは異なり、第2の通報情報ではなく、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報することを示すために、特番‘186’(発信者番号通知)を付与して、通信部1を介して、通信網200の局交換機に呼設定を要求する。
監視通報装置300からの呼設定要求すなわちSETUP信号を受け取った通信網200の局交換機は、図6の場合と同様に、発信元の監視通報装置300に対して、呼設定要求すなわちSETUP信号を受け付けた旨を示すCALL PROC信号を返送するとともに(シーケンスSQ62)、通報元の監視通報装置300からの着信を示すSETUP信号を編集して、宛先に示されている監視センタ装置100に対して送信する(シーケンスSQ63)。このとき、通信網200の局交換機は、図6の場合とは異なり、通報元の監視通報装置300を示す発信者番号を通知する形式に、SETUP信号(発信者番号を含む)を編集して、監視センタ装置100に対して送信する。
通信網200の局交換機から、発信者番号を通知する形式に編集された発信者番号を含むSETUP信号を、図2のモデム部12に相当する信号受信部によって受け取った監視センタ装置100は、発信者番号を含むSETUP信号を、図2のモデム信号記憶部14に相当する信号記憶部に記憶するとともに、制御部16にSETUP信号の受信の旨を通知する。制御部16においては、発信者番号を含むSETUP信号を受信したことに基づいて、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報するための着信動作であることが判別される。
第1の通報情報を通報するための着信動作であることを判別した制御部16の制御により、図6の場合と同様に、モデム部12に相当する信号送信部が起動されて、着信を受け付けて、発信元の監視通報装置300を呼び出す(呼び返す)旨を示すALERT信号(呼出信号)を、通信網200の局交換機に返送する(シーケンスSQ64)。監視センタ装置100からALERT信号(呼出信号)を受信した通信網200の局交換機は、図6の場合と同様に、発信元の監視通報装置300に対して、監視センタ装置100が着信を受け付けたことを通知するALERT信号(呼出信号)を返送する(シーケンスSQ65)。
しかる後、第1の通報情報を通報するための着信動作であることを判別した制御部16は、さらに、通報元の監視通報装置300が存在する監視地域を特定するために、モデム信号記憶部14に相当する信号記憶部に記憶された発信者番号の局番号を抽出して、管理対象ごとに分割された監視地域のいずれに属しているかを識別して、識別した監視地域を特定する地域番号を選択して地域番号記憶部13に記憶する。
さらに、制御部16は、地域番号記憶部13を検索することにより、あらかじめ定めた所定の時間内に、同一監視地域に属する監視通報装置から停電に関する通報があらかじめ定めた規定件数以上既に受信しているか否かを確認して、前記所定の時間内に、同一監視地域に属する監視通報装置から停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を前記規定件数以上の件数に及んで受信していた場合は、地域停電が発生しているものと推定して、通信フェーズに移行することなく、切断フェーズを起動する信号シーケンスを選択する。
一方、あらかじめ定めた規定件数に満たない場合は、図6の場合と同様に、通信フェーズに移行して、今回の通報元の監視通報装置300から停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を受信する信号シーケンスを選択する。通信フェーズに移行して、今回の通報元の監視通報装置300から停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を受信する信号シーケンスについては、図6において前述した説明と全く同様であり、説明が重複するので、ここでのさらなる説明は割愛し(なお、図7においても、かかる場合の信号シーケンスの記載は省略している)、以下の説明は、前述したように、同一監視地域に属する監視通報装置から停電に関する通報情報つまり第1の通報情報をあらかじめ定めた規定件数以上受信していた場合すなわち地域停電の発生を通報する場合について説明することとする。
同一監視地域に属する監視通報装置から停電に関する通報をあらかじめ定めた規定件数以上受信していた場合についても、着信フェーズにおける通信プロトコルに矛盾が生じないように、応答までの着信フェーズについては、図6と同様の着信用の信号シーケンスの手順をたどることが必要である。すなわち、発信者番号を含むSETUP信号を受け取った監視センタ装置100では、制御部16の制御により、図6の場合と同様に、発信元の監視通報装置300との間のEnd−to−Endの接続を要求するCONN信号(応答信号)を、通信網200の局交換機に送信する(シーケンスSQ66)。
監視センタ装置100からCONN信号(応答信号)を受け取った通信網200の局交換機は、図6の場合と同様に、監視センタ装置100に対して、CONN信号(応答信号)を受信したことを示すCONN ACK信号(応答確認信号)を返送して(シーケンスSQ67)、監視通報装置300と監視センタ装置100との通話回線を接続するとともに、通報元の監視通報装置300に対して、監視センタ装置100との接続を指示するCONN信号(応答信号)を送信する(シーケンスSQ68)。
これによって、監視通報装置300と監視センタ装置100とのEnd−to−End通信が可能な状態になるが、CONN ACK信号(応答確認信号)を受信した監視センタ装置100の回線監視部11からの通知を受け取ると、同一監視地域から規定件数以上の停電情報を受信済みであることを認識している制御部16の制御の基、通信フェーズを経ることなく、切断フェーズにただちに移行するために、終話を示すDISC信号(切断信号)を通信網200の局交換機に通知する(シーケンスSQ69)。
監視センタ装置100から終話を示すDISC信号(切断信号)を受け取った通信網200の局交換機は、終話を示すDISC信号(切断信号)を通報元の監視通報装置300に対して送信するとともに(シーケンスS70)、監視通報装置300と監視センタ装置100との間を接続しようとしていた通話回線を切断する。
以上のように、ISDN網を使用した場合においても、停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を通報する場合は、特番‘186’(発信者番号通知)を先頭に付与して、監視センタ装置100向けとして通信網200に発信してくるので、監視センタ装置100は、図4の場合と同様に、発信者番号を含むSETUP信号による着信動作であることを判別して、同一監視地域からあらかじめ定めた時間内に規定件数以上の停電に関する通報を受け取っている場合は、地域停電の発生と推定して、今回の通報元の監視通報装置300との間をEnd−to−End接続する通信フェーズにまで移行させることなく、ただちに切断フェーズに移行させることにより、地域停電に関する通報に要する回線保留時間を大幅に短縮させ、監視センタ装置100に大量の停電通報が殺到することにより、回線の輻輳が発生することを抑止し、地域停電以外の緊急性がある第2の通報情報を受信可能なように動作する。
また、前述の各実施例においては、同一の監視地域に存在する複数の監視通報装置から停電に関する通報があった場合、地域停電と推定して、着信フェーズを終了した時点で、通信フェーズに移行することなく、ただちに切断フェーズに移行させる場合について説明した。すなわち、例えば、図5のフローチャートにおいては、ステップS2において発信者番号の通知があった場合であって、ステップS7、S8においてタイマ16aのあらかじめ定めた所定時間以内に、同一監視地域に存在する複数の監視通報装置から、あらかじめ定めた規定件数N件以上の件数に及ぶ停電に関する通報があった場合には、ステップS9の二次応答後に、ステップS10においてただちに回線を開放して強制切断している。
しかし、本発明は、かかる場合に限るものではなく、着信フェーズの終了後に、ただちに強制切断フェーズに移行するのではなく、一旦、通信フェーズに移行して、監視センタ装置と監視通報装置との間のEnd−to−Endの回線接続を行うようにしても良い。ここで、通信フェーズに移行した場合には、通常の通報シーケンスを用いて、監視センタ装置側から監視通報装置に対して、あらかじめ定めた一定時間経過後に通報情報を再送し直すことを指示する旨のメッセージを送信した後、回線の開放を行って強制切断するように動作させる。
かくのごとく、監視通報装置側の再通報タイミングについて監視センタ装置側にて制御することにより、監視センタ装置は地域停電以外の緊急性がある第2の通報情報がより受信し易くなるという効果が得られる。ただし、一旦、通信フェーズに移行したとしても、地域停電などの第1の通報情報や犯罪、事故の発生に関する第2の通報情報を通報する場合における通常の通報シーケンスの通信フェーズ時間と比較して、できるだけ短い時間とすることが必須である。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。
本発明による監視システムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。 本発明による監視センタ装置のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。 本発明による監視通報装置が停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例を示す信号シーケンスチャートである。 本発明による監視通報装置が停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例を示す信号シーケンスチャートである。 本発明による監視通報装置における通報情報の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 ISDN通信網において本発明による監視通報装置が停電以外の通報情報つまり第2の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例を示す信号シーケンスチャートである。 ISDN通信網において本発明による監視通報装置が停電に関する通報情報つまり第1の通報情報を送信する場合の信号シーケンスの一例を示す信号シーケンスチャートである。
符号の説明
1 通信部
2 制御部
3a センサ
3b 停電センサ
11 回線監視部
11a 極性検出回路
11b 直流ループ検出回路
11c 呼出信号検出回路
12 モデム部(信号受信部、信号送信部)
12a 回線捕捉回路
13 地域番号記憶部
14 モデム信号記憶部(信号記憶部)
15 入力/表示部
16 制御部
16a タイマ
100 監視センタ装置
100、100、…、100 監視ブロック1、2、…、N
200 通信網
300、300、…、300 監視通報装置
500 監視システム

Claims (17)

  1. 各地域に設置され、設置された地域で発生する異常状態を検知して該異常状態の発生を通報情報として通報する監視通報装置と、該監視通報装置からの通報情報を通信網を介して受け取って管理する監視センタ装置と、からなる監視システムにおいて、前記監視通報装置は、通報する異常状態のうち、あらかじめ定めた特定の種類の異常状態の発生を通報するための第1の通報情報と、該特定の種類以外の異常状態の発生を通報する第2の通報情報とを区別して異なる形態で発信する通信手段を備え、前記監視センタ装置は、前記監視通報装置からの着信呼の着信時に、当該着信呼によって通報される通報情報が前記第1の通報情報であるか前記第2の通報情報であるかを識別する通報情報識別手段と、該通報情報識別手段により前記第1の通報情報と識別した場合、あらかじめ定めた所定時間以内に、同一監視地域としてあらかじめ定めた同一の地域内に属する他の監視通報装置も含めて、あらかじめ定めた規定件数以上に及ぶ件数、同一監視地域から前記第1の通報情報を既に受信しているか否かを判別する件数判別手段と、該件数判別手段が、前記規定件数以上に及ぶ件数の前記第1の通報情報を同一監視地域に属する監視通報装置から既に受信していると判別した場合、着信した当該着信呼を、通信フェーズに移行することなく、ただちに切断する強制切断手段と、を少なくとも備え、前記監視センタ装置が、同一監視地域からの前記第1の通報情報を、前記所定時間内に前記規定件数以上に亘って、受信しないように制御することを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1に記載の監視システムにおいて、前記監視通報装置の前記通信手段は、前記第1の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号通知用の特番を付して発信し、前記第2の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号非通知用の特番を付して発信することを特徴とする監視システム。
  3. 請求項2に記載の監視システムにおいて、前記監視センタ装置の前記通報情報識別手段は、着信時に、発信元の前記監視通報装置を示す発信者番号を受信したか否かに基づいて、前記第1の通報情報を通報するための着信か、あるいは、前記第2の通報情報を通報するための着信かを識別することを特徴とする監視システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の監視システムにおいて、前記監視センタ装置の前記件数判別手段は、着信時に受信した発信者番号の中に含まれている局番号情報に基づいて、前記第1の通報情報の通報元の前記監視通報装置が属する監視地域を特定することにより、通報元の前記監視通報装置が属する同一監視地域から受信済みの前記第1の通報情報の件数を判別することを特徴とする監視システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の監視システムにおいて、前記第1の通報情報として通報する前記特定の種類の異常状態として、停電の発生、火災の発生、地震を含む天変地異の発生のいずれかを少なくとも含むことを特徴とする監視システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の監視システムにおいて、前記監視通報装置と前記監視センタ装置とは、アナログ通信網、ISDN通信網、無線通信網、パケット網のうち、いずれか任意の通信網に接続されていることを特徴とする監視システム。
  7. 設置された地域で発生する異常状態を検知して該異常状態の発生の旨を通報する監視通報装置からの通報情報を、通信網を介して受け取って管理する監視センタ装置において、前記監視通報装置からの着信呼の着信時に、当該着信呼によって通報される通報情報が、あらかじめ定めた特定の種類の異常状態の発生を通報するための第1の通報情報であるか、あるいは、該特定の種類以外の異常状態の発生を通報する第2の通報情報であるかを識別する通報情報識別手段と、該通報情報識別手段により前記第1の通報情報と識別した場合、あらかじめ定めた所定時間以内に、同一監視地域としてあらかじめ定めた同一の地域内に属する他の監視通報装置も含めて、あらかじめ定めた規定件数以上に及ぶ件数、同一監視地域から前記第1の通報情報を既に受信しているか否かを判別する件数判別手段と、該件数判別手段が、前記規定件数以上に及ぶ件数の前記第1の通報情報を同一監視地域に属する監視通報装置から既に受信していると判別した場合、着信した当該着信呼を、通信フェーズに移行することなく、ただちに切断する強制切断手段と、を少なくとも備えていることを特徴とする監視センタ装置。
  8. 請求項7に記載の監視センタ装置において、前記通報情報識別手段は、着信時に、発信元の前記監視通報装置を示す発信者番号を受信したか否かに基づいて、前記第1の通報情報を通報するための着信か、あるいは、前記第2の通報情報を通報するための着信かを識別することを特徴とする監視センタ装置。
  9. 請求項7または8に記載の監視センタ装置において、前記件数判別手段は、着信時に受信した発信者番号の中に含まれている局番号情報に基づいて、前記第1の通報情報の通報元の前記監視通報装置が属する監視地域を特定することにより、通報元の前記監視通報装置が属する同一監視地域から受信済みの前記第1の通報情報の件数を判別することを特徴とする監視センタ装置。
  10. 各地域に設置され、設置された地域で発生する異常状態を検知して該異常状態の発生を通報情報として通報する監視通報装置において、通報する異常状態のうち、あらかじめ定めた特定の種類の異常状態の発生を通報するための第1の通報情報と、該特定の種類以外の異常状態の発生を通報する第2の通報情報とを区別して異なる形態で発信する通信手段を備えていることを特徴とする監視通報装置。
  11. 請求項10に記載の監視通報装置において、前記通信手段は、前記第1の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号通知用の特番を付して発信し、前記第2の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号非通知用の特番を付して発信することを特徴とする監視通報装置。
  12. 各地域に設置され、設置された地域で発生する異常状態を検知して該異常状態の発生を通報情報として通報する監視通報装置と、該監視通報装置からの通報情報を通信網を介して受け取って管理する監視センタ装置と、からなる監視システムにおける通報情報送受信方法であって、前記監視通報装置は、通報する異常状態のうち、あらかじめ定めた特定の種類の異常状態の発生を通報するための第1の通報情報と、該特定の種類以外の異常状態の発生を通報する第2の通報情報とを区別して異なる形態で発信し、一方、前記監視センタ装置は、前記監視通報装置からの着信呼の着信時に、当該着信呼によって通報される通報情報が前記第1の通報情報であるか前記第2の通報情報であるかを識別し、前記第1の通報情報と識別した場合、あらかじめ定めた所定時間以内に、同一監視地域としてあらかじめ定めた同一の地域内に属する他の監視通報装置も含めて、あらかじめ定めた規定件数以上に及ぶ件数、同一監視地域から前記第1の通報情報を既に受信していると判別した場合、着信した当該着信呼を、通信フェーズに移行することなく、ただちに強制切断することを特徴とする通報情報送受信方法。
  13. 請求項12に記載の通報情報送受信方法において、前記監視通報装置は、前記第1の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号通知用の特番を付して発信し、前記第2の通報情報を通報するために発信する場合、発信者番号非通知用の特番を付して発信することを特徴とする通報情報送受信方法。
  14. 請求項13に記載の通報情報送受信方法において、前記監視センタ装置は、着信時に、発信元の前記監視通報装置を示す発信者番号を受信したか否かに基づいて、前記第1の通報情報を通報するための着信か、あるいは、前記第2の通報情報を通報するための着信かを識別することを特徴とする通報情報送受信方法。
  15. 請求項12ないし14のいずれかに記載の通報情報送受信方法において、前記監視センタ装置は、着信時に受信した発信者番号の中に含まれている局番号情報に基づいて、前記第1の通報情報の通報元の前記監視通報装置が属する監視地域を特定することにより、通報元の前記監視通報装置が属する同一監視地域から受信済みの前記第1の通報情報の件数を判別することを特徴とする通報情報送受信方法。
  16. 請求項12ないし15のいずれかに記載の通報情報送受信方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施することを特徴とする通報情報送受信プログラム。
  17. 請求項16に記載の通報情報送受信プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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