JP2008096904A - 面光源装置、透過型表示装置 - Google Patents

面光源装置、透過型表示装置 Download PDF

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大二郎 児玉
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Abstract

【課題】出射特性が滑らかに変化し、正面輝度が高い面光源装置、透過型表示装置を提供する。
【解決手段】出射側に微細凸形状が形成された拡散シート16を光制御シート15の入射側に重ねて配置する。拡散シート16は、透明基材フィルム16aの表面に拡散材をコーティングしたタイプである。拡散シート16が有する微小ビーズがレンズ効果を発揮して、集光効果、及び、拡散効果を得る。これにより、出射特性が滑らかに変化するようになり、正面輝度が高くなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置等の照明に用いられる面光源装置、及び、これを用いた透過型表示装置に関するものである。
透過型の液晶ディスプレイ等を背面から照明する面光源として各種方式の面光源装置が提案され、実用化されている。面光源装置には、主として、面光源でない光源を面光源に変換する方式によりエッジライト型と直下型とに分類される。
例えば、直下型では、背面より並列の冷陰極管を用いて光を導入するようになっており、冷陰極管とLCDパネル等の透過型表示部との距離を適度に空け、その間に光拡散効果や光収束効果等を有した光学シート(光学フィルム)を複数組み合わせて使用していた。
面光源装置に使用される光学シートとしては、視野角(光の出射角度)の制御を目的としたレンズ又はプリズム等の光学的形状が多数形成された光学シートと、光の拡散を目的とした拡散シートがある。
特許文献1には、プリズムシートと拡散シート(拡散フィルム)とを組み合わせて面光源装置に使用する例が開示されている。ここで、プリズムシートとは、明確な記載が特許文献1に無いが、面光源装置に用いる光学シートとして多用されている物であり、断面形状が略直角二等辺三角形の単位光学形状(単位プリズム形状)を多数並べて配置した輝度向上フィルム等と呼ばれている物を指していると思われる。
しかし、プリズムシートを用いた面光源装置では、正面輝度が高い反面、視野角特性の変化が急峻となり、視点を変化させると急激に明暗が変化してしまうという問題があった。
また、特許文献1では、単に光学シートと拡散シート(拡散フィルム)とを組み合わせることのみが示されており、どのような特性の光学シート及び拡散シートを組み合わせるかについては、全く言及されていない。
特開2006−120584号公報
本発明の課題は、出射特性が滑らかに変化し、正面輝度が高い面光源装置、透過型表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、透過型表示部を背面から照明する面光源装置であって、略完全拡散光を出射面から出射する光源部(12,13,14)と、前記光源部よりも出射側に設けられ、出射側に微細凸形状が形成された拡散シート(16)と、前記拡散シートよりも出射側に設けられ、前記拡散シートを通過した光を集光及び/又は拡散する作用を有する単位光学形状(151,251)が形成された光制御シート(15,25)と、を備える面光源装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の面光源装置において、前記光源部(12,13,14)は、光を発光する発光部(13)と、前記発光部が発光する光を略完全拡散光とする完全拡散シート(14)と、を有すること、を特徴とする面光源装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の面光源装置において、前記拡散シート(16)は、基材層(16a)と、前記基材層上に設けられた拡散層(16b,16c)とを有し、前記拡散層は、複数の微小ビーズ(16b)と、前記微小ビーズを固着するバインダ(16c)とを有しており、前記微小ビーズが固着されている部分は、前記微小ビーズが固着されずに前記バインダのみとなっている部分よりも出射側へ突出して前記微細凸形状が形成されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記拡散シート(16)のヘイズ値は、70%以上であること、を特徴とする面光源装置である。
請求項5の発明は、請求項4に記載の面光源装置において、前記光制御シート(15,25)に完全拡散光が入射したときに出射する光の半値角であって、面光源装置の通常使用状態における上下方向の半値角である垂直半値角をαVとし、前記光制御シートに完全拡散光が入射したときに出射する光の半値角であって、面光源装置の通常使用状態における左右方向の半値角である水平半値角をαHとしたとき、90°<αV+αH<115°の関係を満たすこと、を特徴とする面光源装置である。
請求項6の発明は、請求項5に記載の面光源装置において、35°<αV<45°、55°<αH<70°の関係を満たすこと、を特徴とする面光源装置である。
請求項7の発明は、請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記完全拡散シート(14)の全光線透過率は、50%〜70%であること、を特徴とする面光源装置である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光制御シート(25)に形成されている前記単位光学形状(251)は、断面形状が非対称な形状であって出射側に突出して一次元方向に多数並べて配列されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項9の発明は、請求項8に記載の面光源装置において、前記光制御シート(25)に形成されている前記単位光学形状(251)は、平面により形成された平面側(251D)と、曲面により形成された曲面側(251U)とを有すること、を特徴とする面光源装置である。
請求項10の発明は、請求項9に記載の面光源装置において、前記光制御シート(25)に形成されている前記単位光学形状(251)の前記曲面側(251U)は、使用状態で上側となるように設けられていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項11の発明は、請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光制御シート(25)に形成されている前記単位光学形状(251)の頂点(T)は、前記頂点を挟んで非対称に形成された各面を滑らかに繋げる曲面により形成されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項12の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光制御シート(15)に形成されている前記単位光学形状(151)は、出射側に突出して二次元方向に多数並べて配列されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項13の発明は、請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光制御シート(15)に形成されている前記単位光学形状(151)は、略楕円筒の一部形状、又は、略回転楕円体の一部形状を含み、出射側に突出して多数並べて配列されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項14の発明は、請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光制御シート(25)は、1種類の熱可塑性樹脂により形成されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項15の発明は、請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光制御シート25よりも出射側に、第2の拡散シート(36)を設けたこと、を特徴とする面光源装置である。
請求項16の発明は、請求項15に記載の面光源装置において、前記第2の拡散シート(36)のヘイズ値は、35%〜55%であること、を特徴とする面光源装置である。
請求項17の発明は、透過型表示部(11)と、請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載の面光源装置と、を備える透過型表示装置(10,20)である。
請求項18の発明は、請求項17に記載の透過型表示装置において、前記光制御シート(25)の前記単位光学形状(251)のピッチをLP とし、前記透過型表示部(11)の画素ピッチをPP とし、整数をnとしたとき、PP /(n+0.6)≦LP ≦PP /(n+0.4)の関係をいずれかの整数nにおいて満たす、又は、整数をmとしたとき、LP <PP /5、LP ≠PP /mの関係の少なくとも一方を、いずれの整数mにおいても満たすこと、を特徴とする透過型表示装置である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)光源部と、光制御シートと、光制御シートよりも光の入射側に設けられ、出射側に微細凸形状が形成された拡散シートとを備えるので、正面輝度を高くできる。
(2)光源部は、発光部と、完全拡散シートとを有するので、簡単な構成で管ムラの無い光を出射できる。
(3)拡散シートは、基材層と、基材層上に設けられた拡散層とを有し、拡散層は、複数の微小ビーズと、微小ビーズを固着するバインダと、を有しており、微小ビーズが固着されている部分は、微小ビーズが固着されずにバインダのみとなっている部分よりも出射側へ突出して微細凸形状が形成されているので、微小ビーズによりレンズ効果を発揮でき、光制御シートと組み合わせることによって、正面輝度を高くできる。
(4)拡散シートのヘイズ値は、70%以上であるので、モアレ縞(以下、モアレ)及び管ムラ低減効果が高く、また、レンズ効果による集光効果が高い。ヘイズ値が70%以下では、レンズピッチと画素とのモアレ、また、蛍光管の管ムラが見えるようになる。しかも、拡散剤の量が少ないのでレンズ効果が少なくなり、正面輝度が上がらない。
(5)光制御シートは、90°<αV+αH<115°の関係を満たすので、拡散シートとの組み合わせにより集光効果を確実に得ることができ、正面輝度を高くできる。
(6)光制御シートは、35°<αV<45°、55°<αH<70°の関係を満たすので、拡散シートとの組み合わせにより集光効果を確実に得ることができ、正面輝度を高くできる。
(7)完全拡散シートの全光線透過率は、50%〜70%であるので、管ムラを消すことができ、また、光の利用効率が高く、正面輝度を高くできる。
(8)光制御シートに形成されている単位光学形状は、断面形状が非対称な形状であって出射側に突出して一次元方向に多数並べて配列されているので、上下、又は、左右の方向毎に出射特性を制御できる。
(9)光制御シートに形成されている単位光学形状は、平面により形成された平面側と、曲面により形成された曲面側とを有するので、正面方向の輝度を高める効果と、輝度変化を緩やかにする効果とを得ることができる。
(10)光制御シートに形成されている単位光学形状の曲面側は、使用状態で上側となるように設けられているので、上方の視野角特性について緩やかな視野角の変化とすることができる。また、平面側が使用状態で下側となり、下方の視野角特性について変化が大きくなるが、下方から表示装置を見ることは殆ど無く、この下方に設けられた平面側の作用により、出射角度0°付近の輝度が大きく低下することを防止できる。
(11)光制御シートに形成されている単位光学形状の頂点は、頂点を挟んで非対称に形成された各面を滑らかに繋げる曲面により形成されているので、視野角特性の変化をより滑らかにでき、また、光制御シートと重ねられる他のシート等に傷をつけてしまうことを防止できる。
(12)光制御シートに形成されている単位光学形状は、出射側に突出して二次元方向に多数並べて配列されているので、一枚の光制御シートであっても、垂直方向及び水平方向の視野角を制御できる。
(13)光制御シートに形成されている単位光学形状は、略楕円筒の一部形状、又は、略回転楕円体の一部形状を含み、出射側に突出して多数並べて配列されているので、垂直方向及び水平方向の視野角特性が滑らかになる。また、頂点部分が曲面であるので、単位光学形状と接する位置に配置されたシートへの傷つきを防止できる。
(14)光制御シートは、1種類の熱可塑性樹脂により形成されているので、耐環境性を高めることができる。また、耐光性を高めることができる。さらに、生産性を高めることができる。
(15)光制御シートよりも出射側に、第2の拡散シートを設けたので、モアレの発生を抑制でき、出射側に重ねられるLCDパネル等の部材への傷つきを防止でき、また、視野角の変化を滑らかにできる。
(16)第2の拡散シートのヘイズ値は、35%〜55%であるので、輝度の低下を抑えながら、モアレの発生を抑制でき、出射側に重ねられるLCDパネル等の部材への傷つきを防止でき、また、視野角の変化を滑らかにできる。
(17)透過型表示装置は、光制御シートの単位光学形状のピッチをLP とし、透過型表示部の画素ピッチをPP とし、整数をnとしたとき、PP /(n+0.6)≦LP ≦PP /(n+0.4)の関係をいずれかの整数nにおいて満たす、又は、整数をmとしたとき、LP <PP /5、LP ≠PP /mの関係の少なくとも一方を、いずれの整数mにおいても満たすので、モアレの発生を抑えることができる。
出射特性が滑らかに変化し、正面輝度を高くするという目的を、光源と、完全拡散シートと、出射側に微細凸形状が形成された拡散シートと、単位光学形状が形成された光制御シートとを組み合わせることにより実現した。
また、これらの組み合わせの条件を明らかにし、その条件を満たすことにより出射特性が滑らかで正面輝度が高い面光源装置、透過型表示装置を容易に得ることができるようにした。
図1は、本発明による透過型表示装置の実施例1を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用しているが、この使い分けには、技術的な意味が無いので、特許請求の範囲の記載は、シートという記載で統一して使用した。したがって、シート、板、フィルムの文言は、適宜置き換えることができるものとする。例えば、光制御シートは、光制御板としてもよいし、光制御フィルムとしてもよい。
本実施例における透過型表示装置10は、LCDパネル11,反射板12,発光管13,乳白板14,光制御シート15,拡散シート16等を備え、LCDパネル11に形成される映像情報を背面から照明して表示する透過型液晶表示装置である。なお、反射板12,発光管13が発光部を形成しており、この発光部に乳白板14を加えることで、完全拡散光を発する光源部となり、LCDパネル11を背面から照明する面光源装置としては、反射板12,発光管13,乳白板14,光制御シート15,拡散シート16が該当している。
なお、完全拡散光とは、出射面の法線方向(正面方向)の輝度を100%とした場合に、出射面の法線方向から30度傾いた方向の輝度が80%以上であり、かつ、出射面の法線方向から60度傾いた方向の輝度が60%以上ある拡散光を指すものとする。
LCDパネル11は、透過型の液晶表示素子により形成されており、その大きさは、対角40インチ(885mm×498mm)で、解像度1920×1080の表示を行うことができる。発光管13の長手方向に沿った方向が、水平方向として使用され、発光管13が並ぶ方向が、垂直方向として使用される。
発光管13は、面光源装置の光源部を形成する線光源の冷陰極管であり、本実施例では、略20mm間隔で等間隔に20本が並列に並べられている。発光管13の背面には、反射板12が設けられている。
反射板12は、発光管13の光制御シート15とは反対側(背面側)の全面にわたって設けられており、背面側へ進む照明光を拡散反射して光制御シート15方向(出射方向)へ向かわせ、入射光照度を均一に近付ける働きを持つ。
乳白板14は、無指向性の光拡散特性を有し、透過する光を略完全拡散光として出射する完全拡散シートであり、発光管13と光制御シート15との間に配置されている。乳白板14の両面には、マット処理が行われており、また、基材中に拡散剤が分散混入されており、これらによって拡散効果を発生する。乳白板の基材の材料としては、ポリカーボネート、MS(メタクリルスチレン:アクリル樹脂とスチレン樹脂との共重合体)材、及びMS材にゴム成分を混入させたMBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン)材等が使用される。厚みとしては、1mm〜3mm程度である。本実施例の乳白板14の基材は、MBS材を用いて厚さ2mmに形成され、全光線透過率が60%であり、出射面の法線方向から30度傾いた方向の輝度が95%であり、かつ、出射面の法線方向から60度傾いた方向の輝度が82%である。
また、乳白板14は、耐湿度性を向上させるために、多層構造とすることもできる。例えばMS材やMBS材では、スチレンリッチな材料でサンドイッチすること等が考えられる。さらに、光源から発生する紫外線を除去するために基材中にUV吸収剤を混ぜたり、光源側の表面にUV吸収剤をコーティングすることもできる。
乳白板14を配置する目的として、管ムラを低減することが挙げられる。ここで、管ムラとは、光源が蛍光管であるため、蛍光管がある部分と無い部分で明暗が発生してしまうことである。これを解消させるには、蛍光管との距離を離すこと、及び、拡散効果やレンズ効果を用いることにより、光を広げるとよい。しかし、面光源装置は、可能な限り薄いことが望まれるので、20mm程度しかLCDパネルとの距離を離すことができない。そこで、乳白板(完全拡散シート)や光制御シートの拡散度合いやレンズ効果が重要となる。また、蛍光管の代わりにLED(発光ダイオード)光源等の点光源を用いる場合にも同等のことが言える。
本発明では、乳白板と光制御シート及び拡散フィルムとを組み合わせており、これらの複合体で管ムラが評価されなければならない。様々な組み合わせ評価を行った結果、特に管ムラには、乳白板の拡散度合いが最も影響が大きいこと、及び、乳白板によって管ムラを低減するためには、乳白板は、全光線透過率が50%〜70%であることが望ましいことが分かった。
ここで、上記条件を規定した理由を説明する。
乳白板の拡散度合いを増していけば、管ムラは低減されていくが、後方散乱が増えて光利用効率が悪化して、正面輝度低下に繋がる。したがって、両者のバランスが重要となる。完全拡散シートの拡散度合いの目安としては、全光線透過率がある。
そこで、全光線透過率の異なる複数種類の乳白板を用意し、管ムラと正面輝度について評価した。
全光線透過率の測定は、ヘイズメーター(JISK7136)を用いて測定を行った。
正面輝度の測定は、対角40インチ(885mm×498mm)の図1の構成において、LCDパネル11を取り除いた状態で行った。その状態で、乳白板を5種類(全光線透過率を変更した5種類のサンプル)交換して、輝度計(BM−9:トプコン社製)を面光源装置より1m離して面光源装置に対して垂直となるようにセッティングを行い測定した。また測定ポイントは、面光源装置の略中心部分とした。全光線透過率60%の乳白板を基準として、正面輝度の変動を測定した。この評価結果を表1に示す。
Figure 2008096904
全光線透過率が45%の場合、管ムラは無いが、正面輝度が10%低下したので、使用には適さない。
全光線透過率が55%の場合、管ムラは無く、正面輝度も4%の低下で済んだので、使用に適している。
全光線透過率が65%の場合、管ムラは殆ど無く、正面輝度が3%上昇しており、使用に適している。
全光線透過率が75%の場合、管ムラが発生しており、正面輝度が8%上昇したものの、使用には適さない。
以上の表1の結果から、乳白板の全光線透過率は、50%〜70%であることが望ましいといえる。
図2は、拡散シート16の断面図である。
拡散シート16は、乳白板14と光制御シート15との間に配置され、出射側に微細凸形状が形成された光拡散作用を有したシートである。
拡散シートとして使用されるものには、透明基材フィルムの表面に拡散材をコーティングしたタイプ、拡散材を基材に練り込んだタイプ、表面を粗面にしたタイプ、及びこれらの組み合わせが存在する。
本実施例の拡散シート16は、これらの内で、透明基材フィルム16aの表面に拡散材をコーティングしたタイプである。具体的には、PET(PolyEthylene Terephthalate)樹脂製の厚さ188μmの透明基材層(フィルム)上に、バインダ(16c)中に微小ビーズ(16b)を混練した拡散層をコートして形成している。この拡散層は、微小ビーズをバインダよりも突出させることにより、表面に微細凸形状が形成されている。本実施例で使用した拡散シート16は、恵和(株)製の光拡散フィルムBS−702であり、ヘイズ値は、89.2%(メーカーカタログ値)、総厚は、220μmである。
表面に拡散材(微小ビーズ)をコーティングした拡散シートは、微小ビーズのトップの丸い部分が突出するため、レンズ効果を発揮する。そのため、視野角の広い拡散光が入射した場合には、集光効果を発揮し、視野角の狭い拡散光が入射した場合には、拡散効果を発揮するという、他のタイプの拡散シートとは異なる特徴的な作用を持っている。
また、表面にコーティングする拡散材の量を変えることにより、レンズ効果(集光及び拡散効果)を調整することが可能となる。拡散材の量が少ないと拡散材の密度が小さいため、レンズ効果よりも粗面による散乱効果が大きくなり、視野角の広い拡散光に対する集光効果が小さくなる。
なお、練り込みタイプや表面が粗面タイプの拡散シートは、レンズ効果ではなく、散乱効果や屈折効果により、拡散効果のみを発揮する点で、本実施例の拡散シート16とは異なる。
本実施例において、拡散シート16を光制御シート15の入射側に配置する主な目的は、輝度向上を図ることである。ある程度、光を集光して光制御シート15に入射した方が、輝度向上効果が高くなるからである。
図1に戻って、光制御シート15は、拡散シート16とLCDパネル11との間に設けられ、出射側に単位光学形状151が突出して設けられた光学シートである。
単位光学形状151は、略半球形状の凸形状であり、光制御シート15の出射側に、水平方向及び垂直方向に並べて配置されている。
本実施例の光制御シート15は、屈折率1.53の透明なMS材を用いた押し出し成型により形成されている。なお、光制御シート15は、MS材に限らず、ポリカーボネート、MBS、PMMA、スチレン等の光透過性の有る他の熱可塑性樹脂を適宜選択して使用してもよいし、熱硬化性樹脂を用いてもよい。さらに、紫外線硬化樹脂を用いた紫外線成型と呼ばれる方法により作製してもよい。
図3は、単位光学形状151の形状を表す模式図である。
単位光学形状151は、半径Rの半球が、凸量Hとなるように光制御シート15に設けられている。
なお、光制御シートの単位光学形状としては、本実施例のようなレンズ形状の他に、三角錐や四角錐等のプリズム形状であってもよい。また、配列方法は、四角形状や六角形状に並べるいわゆる細密配置とすることが望ましい。
次に、光制御シート15と拡散シート16とを組み合わせて使用するに当たって、光制御シート15がどのような光学特性を有していることが望ましいのかを説明する。
ここで、この説明のために、本実施例では、以下の表2に示す15−1〜15−4の4種類の光制御シート15を用意した。表中のH,Rは、図3に示した寸法である。
Figure 2008096904
この表2に示す光制御シート15−1〜15−4について、出射光の出射角度(視野角)特性を測定し、垂直方向の半値角αVと、水平方向の半値角αHを求めた。なお、正面輝度及び出射角度特性の測定は図1に示す状態からLCDパネル11及び拡散シート16を取り外し、視野角特性測定装置EZContrast(ELDIM社製)を用いて行った。また、出射角度とは、出射光がシート面の法線と成す角度である。ここで、シート面とは、光制御シート15全体として見たときにおける光制御シート15の平面方向として定義される面を示すものであり、本実施例では、光制御シート15の入射側の面と平行な面であり、以下の説明中において同一の定義として用いている。
図4は、光制御シート15−1〜15−4の出射角度(視野角)特性の測定結果を示す図である。図4の横軸は出射角度を示し、縦軸は輝度(単位:cd/m2 (=nit))を示している。
この図4の測定結果から求めた各半値角を先に示した表2に併記した。
表2及び図4に示した乳白板14と光制御シート15−1〜15−4との間に、拡散シート16を重ねて、出射角度特性の測定を行い、正面輝度及び垂直方向の半値角αV、水平方向のαHの変化を調べた。なお、正面輝度及び出射角度特性の測定は、図1に示す状態からLCDパネル11を取り外し、上述した視野角特性測定装置EZContrastを用いて行った。
図5は、乳白板14と光制御シート15−1との間に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。
図6は、乳白板14と光制御シート15−2との間に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。
図7は、乳白板14と光制御シート15−3との間に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。
図8は、乳白板14と光制御シート15−4との間に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。
図5〜図8では、グラフの横軸が出射角度を示し、縦軸がピーク輝度(正面(出射角度0°方向)輝度と等しい)を100%として換算した相対輝度を示している。また、図5〜図8には、得られたピーク輝度と垂直方向の半値角αV及び水平方向の半値角αHを併せて記載している。なお、αV(+)とαH(+)は、プラス方向の半値角をそれぞれ示し、αV(−)とαH(−)は、マイナス方向の半値角をそれぞれ示している。ここで、プラス方向は、垂直方向では下方向を示し、水平方向では左方向を示し、マイナス方向は、垂直方向では上方向を示し、水平方向では右方向を示す。
面光源装置としては、LCDパネル11に入射する直前の照明光の半値角は、正面輝度の観点を考慮しなければ、広いほど望ましい。しかし、光を広範囲に広げて出射させてしまうと、正面輝度の低下を招くので、必要な角度範囲に出射角度を狭くし、正面輝度を高めることが望ましい。液晶テレビ装置等の一般的な用途では、半値角を上下方向で35°〜45°程度、左右方向で45°〜55°程度とし、正面輝度をできるだけ高くすることが望ましい。
ここで、面光源装置の照明光は、垂直方向のみに出射したり、水平方向のみに出射したりするのではなく、全方向に出射するものであるから、3次元的に取り扱うと出射特性を正確に表すことができる。しかし、通常、水平方向に出射する光が減少した場合には、垂直方向に出射する光が増加する傾向にあることからも分かるように、垂直及び水平の2方向について出射特性を検討しておけば、実使用上では十分であり、取り扱いが容易となる。そこで、ここでは、垂直方向の半値角αV及び水平方向の半値角αHの組み合わせで、光制御シート15の出射特性を取り扱う。
図5の結果から、垂直方向の半値角αV及び水平方向の半値角αHが60°である光制御シート15−1の入射側に拡散シート16を重ねると、垂直方向の半値角αVが48°〜49°、水平方向の半値角αHが49°となり、集光効果が発揮され、ピーク輝度も8339.7(cd/m2 )から9175.8(cd/m2 )に上昇した。
したがって、拡散シート16を、光制御シート15−1の入射側に重ねることは、集光効果が得られ、ピーク輝度を上昇させるという効果があるという点では、有効である。しかし、上述した半値角を上下方向で35°〜45°程度、左右方向で45〜55°程度としてピーク輝度を上昇させるという狙いに対しては、未達である。よって、光制御シート15でより集光させる必要があるといえる。
図6の結果から、垂直方向の半値角αV及び水平方向の半値角αHが55°である光制御シート15−2の入射側に拡散シート16を重ねると、垂直方向の半値角αVが46.5°〜47.5°、水平方向の半値角αHが46.5°〜47°となり、集光効果が発揮され、ピーク輝度も8495.6(cd/m2 )から9257.3(cd/m2 )に上昇した。
したがって、拡散シート16を、光制御シート15−2の入射側に重ねることは、有効である。そして、拡散シート16を、光制御シート15の入射側に重ねて有効な結果を得るためには、光制御シート15は、垂直方向の半値角αV及び水平方向の半値角αHが55°に相当する程度まで集光することができる光学的な特性を有している必要があるといえる。
図7の結果から、垂直方向の半値角αV及び水平方向の半値角αHが50°である光制御シート15−3の入射側に拡散シート16を重ねると、垂直方向の半値角αVが45°、水平方向の半値角αHが45.5°〜46.5°となり、集光効果が発揮され、ピーク輝度も9165.8(cd/m2 )から9402.5(cd/m2 )に上昇した。
したがって、拡散シート16を、光制御シート15−3の入射側に重ねることは、非常に有効である。
図8の結果から、垂直方向の半値角αV及び水平方向の半値角αHが45°である光制御シート15−4の入射側に拡散シート16を重ねると、垂直方向の半値角αVが44.5°〜45°、水平方向の半値角αHが45°〜45.5°となり、集光効果が殆ど発揮されていない。また、ピーク輝度も9392.5(cd/m2 )から9420.0(cd/m2 )になったが、これは殆ど変化なしと言える。
したがって、拡散シート16を、光制御シート15−4の入射側に重ねることは、集光効果及びピーク輝度の観点からは、理想的ではない。
この図8の結果から、拡散シート16を、光制御シート15の入射側に重ねて有効な結果を得るためには、光制御シート15の集光度合いを高めたとしても、垂直方向の半値角αV及び水平方向の半値角αHが45°程度までが限界であるといえる。
以上の図5〜図8の結果をまとめると、以下のようになる。
(1)半値角55°以上である光制御シート15の入射側に拡散シート16を配置すると、集光効果はあるが、視野角を絞りきれずに正面輝度が低い。
(2)半値角45°以下である光制御シート15の入射側に拡散シート16を配置しても、拡散シート16の微小ビーズ16bの集光効果が、光制御シート15からの出射光に反映されない。
すなわち、本実施例で使用した拡散シート16を使用して、集光効果を得ながらピーク輝度の上昇を図るには、拡散シート16の出射側に重ねられる光制御シート15は、以下の条件を満たすことが望ましい。
90°<αV+αH<115° ・・・式(1)
上記式(1)の上限の115°という値は、図6の結果から、拡散シート16を重ねたときに有効な結果が得られるために最大の半値角(55°)を持つ光制御シート15−2の垂直方向の半値角αV=55°と水平方向の半値角αH=55°とを足した値を含むように設定された値である。
また、上記式(1)の下限の90°という値は、図8の結果から得られた下限値である垂直方向の半値角αV=45°と水平方向の半値角αH=45°とを足した値である。
なお、先に示したように、水平方向の半値角は、垂直方向の半値角よりも広くした方が望ましいので、その観点から、上記式(1)を、以下のように水平、垂直の各方向に分解し、この式(2)を満足する光制御シート15としてもよい。
35°<αV<45°、55°<αH<70° ・・・式(2)
なお、本実施例で使用した拡散シート16は、上述したように、ヘイズ値が89.2%であるが、拡散シート16のヘイズ値が低くなると、十分な集光効果を得ることができない。このヘイズ値の影響を調べるために、ヘイズ値が47.9の拡散シートを比較例として用意し、これを拡散シート16に代えて使用した場合の出射角度特性を調べた。
図14は、光制御シート15−1の出射側に比較例の拡散シートを重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。
図14の結果を図5の結果と比較すると、ヘイズ値の低い図14の比較例では、垂直方向の半値角αVが54.5°〜55.5°、水平方向の半値角αHが55.5°〜56.5°であり、殆ど集光効果が発揮されず、ピーク輝度も8495.6(cd/m2 )であり、光制御シート15単体の場合と殆ど変化がなかった。また、レンズピッチと画素とのモアレ、また、発光管13の管ムラが見えた。
なお、本実施例で使用した拡散シート16は、上述したように、ヘイズ値が89.2%であるが、ヘイズ値が70%以上あれば、十分な集光効果が得られて、図5とほぼ同様な結果が得られる。
本実施例によれば、光制御シート15の半値角を、式(1)及び式(2)を満たすようにするだけで、必要な範囲に光を有効に集光でき、ピーク輝度を高めることができ、輝度変化の滑らかな面光源装置を得られる。
図9は、本発明による透過型表示装置の実施例2を示す図である。
実施例2の透過型表示装置20は、実施例1における光制御シート15を単位光学形状の異なる光制御シート25に置き換えた例である。したがって、前述した実施例1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
光制御シート25は、発光管13から出射した光の輝度ムラを低減させて均一化するとともに集光効果を有した光学シートであり、出射側に光を収束して出射する単位光学形状251が形成されている。単位光学形状251は、平面と曲面とを組み合わせた形状となっており、光制御シート25の出射側表面には、この単位光学形状251が平行に多数並べて配置されている。単位光学形状251の並ぶ方向は、発光管13の並ぶ方向と一致している。
本実施例の光制御シート25は、屈折率1.53の透明なMS材を用いた押し出し成型により形成されている。なお、光制御シート25は、MS材に限らず、ポリカーボネート、MBS、PMMA、スチレン等の光透過性の有る他の熱可塑性樹脂を適宜選択して使用してもよいし、熱硬化性樹脂を用いてもよい。さらに、紫外線硬化樹脂を用いた紫外線成型と呼ばれる方法により作製してもよい。
図10は、光制御シート25を図9中に矢印で示したS1−S2断面で切断した断面図である。なお、図10は、使用状態を切断した場合と同様な配置として示しており、図中の上下方向が垂直(上下)方向となり、図中の左方が出射側となるように示している。
単位光学形状251の形状については、頂点Tを基準として上側の上側形状251Uと、下側の下側形状251Dとに分けて説明する。
下側形状251Dは、位置Aから頂点Tまでのシート面に平行な方向の幅が0.09mm、すなわち図10に示した断面において上下方向の幅WD=0.09mmの平面(平面側)であり、シート面に対して46度の角度を持って形成されている。
上側形状251Uは、図10に示した断面において、位置Aからシート面に平行に上方へ0.189mmにある位置Bを置き、この位置Bと頂点Tとを通る半径0.195mmの円筒面(曲面側)である。したがって、この上側形状251Uの上下方向の幅WU=0.099mmであり、単位光学形状251中に占める平面側と曲面側との比は、シート面に平行な方向の幅の比WD:WU=1:1.1となっている。
図11は、光制御シート25の出射角度特性の測定結果を示す図である。
なお、出射角度特性の測定は、図9に示す状態からLCDパネル11及び拡散シート16を取り外し、視野角特性測定装置EZContrastを用いて行った。
光制御シート25の垂直方向の半値角αV=38°〜39°であり、水平方向の半値角αH=64.5°〜65.5°であるから、実施例1の説明中に示した式(1)及び式(2)を満足している。
ここで、本実施例の光制御シート25において、上側形状251Uとして円筒面を設け、下側形状251Dとして平面を設けた非対称の単位光学形状の作用を説明するために、対称な単位光学形状である三角プリズムを有した比較例を用意し、これを面光源装置に用いて出射角度特性を測定した。なお、比較例として用いた三角プリズムを有する光制御シートは、BEF3(住友スリーエム株式会社製)である。
図12は、比較例の光制御シートの出射角度特性の測定結果を示す図である。
まず、垂直方向で図11と図12とを比較すると、比較例では、出射角度40°付近で急激な輝度の低下があり、出射角度0°付近の輝度ピークの他に、60°〜80°程度の大きな出射角度方向に第2の輝度ピークが存在している。そして、観察すると黒表示時に、光の漏れ光が多くなり、コントラストが劣化してしていた。これに対して本実施例の光制御シート25の場合には、出射角度0°付近の輝度が若干下がり、出射角度0°付近の輝度ピークの他に、60°〜80°程度の大きな出射角度方向に第2の輝度ピークが存在しているものの、その付近の裾部分が広がり、出射角度0°付近の輝度ピークと第2の輝度ピークとの間の輝度の落ち込み方が緩やかになっている。
水平方向においては、比較例及び光制御シート25ともに不要な輝度ピークは存在しないものの、比較例において出射角度60°付近で急激に低下する輝度変化が、光制御シート25を使用することにより輝度の変化が滑らかになっている。
このように、本実施例の光制御シート25を用いると、水平、垂直のいずれの方向においても、視野角特性の変化が緩やかになる。また、垂直方向において、不要な輝度ピークを解消、又は、抑制できる。
以下、この理由について説明する。比較例における急激な輝度の変化は、平面からなる三角プリズムを用いていることから当然に生じるものである。この急激な変化を抑制して緩やかな変化とし、不要なピークを無くすには、曲面からなる単位光学形状とするとよい。しかし、その一方で、出射角度0°付近の輝度を高くするには、平面を利用することが有効である。
ここで、本実施例で示したような表示装置を見る場合には、人間の目が水平方向に並んでいることもあり、水平方向の視野角特性は、対称であることが求められる。しかし、垂直方向に関しては、視野角特性が対称である必要は無い。垂直方向の視野角特性として要求されることは、下方から見ることは殆ど無いため、下方の特性については、急峻な視野角特性で視野角を絞り、正面(出射角度0°方向)輝度を向上させることである。一方、上方の特性については、緩やかな視野角の変化が望ましく、また、不要な輝度ピークを抑える必要がある。さらに、水平方向の特性については、可能な限り広く、かつ、緩やかな視野角の変化が望ましい。
そこで、本実施例では、上側形状251Uを円筒面とし、下側形状251Dを平面とした非対称の単位光学形状251として、出射角度0°付近の輝度を大きく下げずに、上方における輝度変化を緩やかにして上方の不要な輝度ピークを抑制している。
このように、本実施例の光制御シート25を用いると、平面と曲面とを組み合わせた非対称の単位光学形状を有しているので、画面を観察する位置によらずムラのない均一な照明を行うことができ、特に大きな出射角度方向に生じる不要な輝度ピークを抑制でき、輝度変化を緩やかにできる。
図13は、光制御シート25の入射側に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。
なお、出射角度特性の測定は図9に示す状態からLCDパネル11を取り外し、視野角特性測定装置EZContrastを用いて行った。
拡散シート16を光制御シート25の入射側に重ねることにより、垂直方向の半値角αVが36.5°〜37°、水平方向の半値角αHが52.5°〜53°となり、集光効果が発揮され、ピーク輝度が8757.7(cd/m2 )から10292.4(cd/m2 )へと大幅に向上した。
また、光制御シート25の単位光学形状251のピッチをLP とし、LCDパネル11の画素ピッチをPP とし、整数をnとしたとき、光制御シート25は、以下に示す(条件1)と(条件2)の少なくとも一方を満たすことが、LCDパネル11の画素との間のモアレの発生を抑制するために望ましい。
(条件1)
P /(n+0.6)≦LP ≦PP /(n+0.4) ・・・式(3)
の関係をいずれかの整数nにおいて満たす。
(条件2)
P <PP /5 ・・・式(4−1)
P ≠PP /m ・・・式(4−2)
の関係の少なくとも一方を、いずれの整数mにおいても満たす。
本実施例の光制御シート25の単位光学形状251のピッチLP =0.189mmである。また、LCDパネル11は、対角40インチ(885mm×498mm)で、解像度1920×1080であるから、垂直方向の画素ピッチをPP =498/1080=0.46mmである。これらの値を上記式(3)及び式(4−1)、(4−2)に代入すると、以下のように、式(3)及び式(4−2)について満足している。
(n=2として式(3)に代入)
P /(n+0.6)≦LP ≦PP /(n+0.4)
0.46mm/2.6≦0.189mm≦0.46mm/2.4
0.177mm≦0.189mm≦0.192mm
(式(4−1)に代入)
P <PP /5
0.189mm<0.46mm/5
0.189mm<0.092mm
以上のように、式(4−1)は満たさない。
(式(4−2)に代入)
P ≠PP /m
0.189mm≠0.46mm/m
m=2:0.189mm≠0.23mm
m=3:0.189mm≠0.15mm
以上のように、式(4−2)は満たしている。
上記式(3)は、LCDパネル11の画素ピッチと単位光学形状251のピッチとにより発生するモアレは、直線と直線のモアレ発生原理に基づいていることに着目した条件式である。つまり、ピッチが整数倍のときにモアレピッチは無限大となり、(N+0.5)倍の時にモアレピッチは最小となる。モアレを回避する条件として、前者の無限大条件と最小条件がある。ただし、無限大条件は、少しでも条件が外れた場合にモアレが酷く発生するため、実用上、使用することが困難である。例えば、温度湿度により光制御シートが伸び縮みしたり、LCDパネルと光制御シートとが若干傾いて配置されたりした場合にモアレが酷く発生することがある。したがって、式(3)の最小条件近辺が実用に適している。
また、画素ピッチと単位光学形状のピッチが離れるほどモアレが薄くなっていく。そこで、様々なピッチを試した結果、式(3)を満たさなくても式(4−1)又は式(4−2)を満たすことにより、モアレが回避でき、実際に使用できることを見出した。
本実施例によれば、非対称の単位光学形状251を有した光制御シート25の入射側に拡散シート16を重ねたので、ピーク輝度が高く、出射特性が滑らかに変化する面光源装置とすることができる。
図15は、本発明による透過型表示装置の実施例3を示す図である。
実施例3の透過型表示装置30は、実施例2におけるLCDパネル11と光制御シート25との間に、第2の拡散シート36を配置した点のみが、実施例2と異なる例である。したがって、前述した実施例2と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2の拡散シート36は、LCDパネル11と光制御シート25との間に配置されており、拡散シート16と同様に出射側に微細凸形状が形成された光拡散作用を有したシートである。第2の拡散シート36は、ヘイズ値が異なる他は、拡散シート16と同様な形態をしており、PET樹脂製の厚さ188μmの透明基材層(フィルム)上に、バインダ中に微小ビーズを混練した拡散層をコートして形成している。本実施例の第2の拡散シート36は、恵和(株)製の光拡散フィルムBS−072であり、ヘイズ値は、47.9%(メーカーカタログ値)、総厚は、210μmである。
第2の拡散シート36は、モアレの低減、LCDパネルへの傷つき防止、及び、視野角を滑らかにする目的で設けられている。第2の拡散シート36を設けることにより、若干の輝度低減に繋がってしまうが、上記効果(モアレの低減、傷つき防止、視野角を滑らかにする)が発揮される。
ここで、第2の拡散シート36の位置に拡散シート16を配置してしまうと、拡散効果が大きすぎるため、輝度低下が大きくなってしまう。そこで、第2の拡散シート36としては、ヘイズ値がどの程度の値であることが望ましいかを実験的に検討した。具体的には、ヘイズ値の異なる第2の拡散シートを用意し、輝度の低下とモアレの発生を評価した。以下の表3は、その評価結果である。
Figure 2008096904
第2の拡散シート36のヘイズ値が30%では、実際に使用できる程度であるが、はっきりとしたモアレが発生したが、輝度低下は少なかった。ヘイズ値が40%〜50%では、使用に全く問題ないが、ごく薄くモアレが確認できた。ヘイズ値が60%では、モアレが発生しなかった。ヘイズ値が70%では、モアレの発生が無かったが、輝度変化が−3.5%もあった。以上の結果から、輝度低下が少なく、かつ、モアレ発生を容認できる範囲として、第2の拡散シート36は、ヘイズ値が35%〜55%の範囲が望ましいといえる。
図16は、光制御シート25の入射側に拡散シート16を重ね、出射側に第2の拡散シート36を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。なお、出射角度特性の測定は、図15に示す状態からLCDパネル11を取り外し、視野角特性測定装置EZContrastを用いて行った。
光制御シート25の入射側に拡散シート16を重ね、出射側に第2の拡散シート36を重ねた図16の結果を、図13(拡散シート16を光制御シート25の入射側に重ねたもの)と比較する。そうすると、図16では、垂直方向の半値角αVが36.5°〜38°、水平方向の半値角αHが53°〜54.5°となり、図13の場合と大きな変化が無く、ピーク輝度は、10292.4(cd/m2 )から10100.5(cd/m2 )へと僅かに減少したものの、光制御シート25のみの図11の結果と比べて十分な集光効果を維持している。また、出射角度80°付近に存在していた不自然な輝度上昇が改善され、よりなめらかな輝度変化となった。さらに、LCDパネル11を重ねたところ、実施例2の場合と比べて、モアレの改善効果も得られた。
本実施例によれば、第2の拡散シート36をさらに設けたので、モアレの低減をし、視野角の変化を滑らかにすることができる。また、光制御シート25の単位光学形状の頂点が直接LCDパネル11に接触することがないので、LCDパネル11への傷つきを防止できる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)各実施例において、光制御シート15,25は、1種類の単位光学形状が出射側に並べられている例を示したが、これに限らず、例えば、複数種類の単位光学形状を組み合わせて出射側に配置してもよい。
(2)実施例2において、単位光学形状251の頂点Tは、上側形状251Uと下側形状251Dとを単に接続する尖った形状となっている例を示したが、これに限らず、例えば、頂点を挟んで非対称に形成された上側形状251Uと下側形状251Dとを滑らかに繋げる曲面を単位光学形状251の頂点部分に形成してもよい。これにより、輝度変化をより滑らかにでき、また、光制御シート25と重ねられるLCDパネル11に傷をつけてしまうことを防止できる。
(3)各実施例において、発光部には、線光源が並べられている例を示したが、これに限らず、例えば、LED等の点光源を多数並べた発光部であってもよいし、有機EL(electroluminescence)、無機EL等の面発光をする発光部であってもよい。
本発明による透過型表示装置の実施例1を示す図である。 拡散シート16の断面図である。 単位光学形状151の形状を表す模式図である。 光制御シート15−1〜15−4の出射角度(視野角)特性の測定結果を示す図である。 乳白板14と光制御シート15−1との間に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。 乳白板14と光制御シート15−2との間に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。 乳白板14と光制御シート15−3との間に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。 乳白板14と光制御シート15−4との間に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。 本発明による透過型表示装置の実施例2を示す図である。 光制御シート25を図9中に矢印で示したS1−S2断面で切断した断面図である。 光制御シート25の出射角度特性の測定結果を示す図である。 比較例の光制御シートの出射角度特性の測定結果を示す図である。 光制御シート25の入射側に拡散シート16を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。 光制御シート15−1の出射側に比較例の拡散シートを重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。 本発明による透過型表示装置の実施例3を示す図である。 光制御シート25の入射側に拡散シート16を重ね、出射側に第2の拡散シート36を重ねた場合の出射角度特性の測定結果を示す図である。
符号の説明
10,20 透過型表示装置
11 LCDパネル
12 反射板
13 発光管
14 乳白板
15,25 光制御シート
151,251 単位レンズ
251U 上側形状
251D 下側形状
16 拡散シート

Claims (18)

  1. 透過型表示部を背面から照明する面光源装置であって、
    略完全拡散光を出射面から出射する光源部と、
    前記光源部よりも出射側に設けられ、出射側に微細凸形状が形成された拡散シートと、
    前記拡散シートよりも出射側に設けられ、前記拡散シートを通過した光を集光及び/又は拡散する作用を有する単位光学形状が形成された光制御シートと、
    を備える面光源装置。
  2. 請求項1に記載の面光源装置において、
    前記光源部は、光を発光する発光部と、
    前記発光部が発光する光を略完全拡散光とする完全拡散シートと、
    を有すること、
    を特徴とする面光源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の面光源装置において、
    前記拡散シートは、基材層と、
    前記基材層上に設けられた拡散層とを有し、
    前記拡散層は、複数の微小ビーズと、前記微小ビーズを固着するバインダとを有しており、
    前記微小ビーズが固着されている部分は、前記微小ビーズが固着されずに前記バインダのみとなっている部分よりも出射側へ突出して前記微細凸形状が形成されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記拡散シートのヘイズ値は、70%以上であること、
    を特徴とする面光源装置。
  5. 請求項4に記載の面光源装置において、
    前記光制御シートに完全拡散光が入射したときに出射する光の半値角であって、面光源装置の通常使用状態における上下方向の半値角である垂直半値角をαVとし、
    前記光制御シートに完全拡散光が入射したときに出射する光の半値角であって、面光源装置の通常使用状態における左右方向の半値角である水平半値角をαHとしたとき、
    90°<αV+αH<115°
    の関係を満たすこと、
    を特徴とする面光源装置。
  6. 請求項5に記載の面光源装置において、
    35°<αV<45°
    55°<αH<70°
    の関係を満たすこと、
    を特徴とする面光源装置。
  7. 請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記完全拡散シートの全光線透過率は、50%〜70%であること、
    を特徴とする面光源装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光制御シートに形成されている前記単位光学形状は、断面形状が非対称な形状であって出射側に突出して一次元方向に多数並べて配列されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  9. 請求項8に記載の面光源装置において、
    前記光制御シートに形成されている前記単位光学形状は、平面により形成された平面側と、曲面により形成された曲面側とを有すること、
    を特徴とする面光源装置。
  10. 請求項9に記載の面光源装置において、
    前記光制御シートに形成されている前記単位光学形状の前記曲面側は、使用状態で上側となるように設けられていること、
    を特徴とする面光源装置。
  11. 請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光制御シートに形成されている前記単位光学形状の頂点は、前記頂点を挟んで非対称に形成された各面を滑らかに繋げる曲面により形成されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  12. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光制御シートに形成されている前記単位光学形状は、出射側に突出して二次元方向に多数並べて配列されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光制御シートに形成されている前記単位光学形状は、略楕円筒の一部形状、又は、略回転楕円体の一部形状を含み、出射側に突出して多数並べて配列されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光制御シートは、1種類の熱可塑性樹脂により形成されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光制御シートよりも出射側に、第2の拡散シートを設けたこと、
    を特徴とする面光源装置。
  16. 請求項15に記載の面光源装置において、
    前記第2の拡散シートのヘイズ値は、35%〜55%であること、
    を特徴とする面光源装置。
  17. 透過型表示部と、
    請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載の面光源装置と、
    を備える透過型表示装置。
  18. 請求項17に記載の透過型表示装置において、
    前記光制御シートの前記単位光学形状のピッチをLP とし、前記透過型表示部の画素ピッチをPP とし、整数をnとしたとき、
    P /(n+0.6)≦LP ≦PP /(n+0.4)
    の関係をいずれかの整数nにおいて満たす、
    又は、
    整数をmとしたとき、
    P <PP /5
    P ≠PP /m
    の関係の少なくとも一方を、いずれの整数mにおいても満たすこと、
    を特徴とする透過型表示装置。
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