JP2008096068A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】S1でブーストスイッチがON操作されると、S2でバーナの燃焼が確認される。ここでバーナの燃焼中でなければS3でブーストアップの実行が禁止される。バーナの燃焼中であれば、S4の判別で、記憶されているブーストアップの実行回数が2回に達しているか否かが確認される。2回に達していれば、今回は3回目のブーストアップの要求であるとして、ここでもS3でブーストアップの実行が禁止される。一方、S10で点消火ボタンが消火操作されると、S11でバーナが消火すると共に、記憶されていたブーストアップの実行回数がリセットされる。
【選択図】図2
Description
しかし、例えば焼き魚で表面に焼き色を付けたい場合や、炒飯や野菜炒め等の短時間の高火力調理を行う場合等、調理内容によっては一時的に所定発熱量を超える強火が要求される場合がある。そこで、本件出願人は、このような場合の使い勝手の向上を図るために、バーナを一時的に所定発熱量を超えて燃焼させるようにガス供給量を増大させるブースト手段と、そのブースト手段の実行をユーザが任意に指示可能なブースト操作手段(ブーストスイッチ)とを設けて、ブーストスイッチを押した際には強火力が得られるようにした発明を提供している(特許文献1参照)。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、適切なブースト手段の実行を可能とするために、制御手段は、ブースト操作手段で実行指示されたブースト手段を予め設定された所定時間のみ実行する構成としたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の目的に加えて、2回目以降のブースト手段をより適切な時間で実行するために、制御手段は、2回目以降のブースト手段を実行する際の所定時間を最初のブースト手段を実行する際の所定時間と同じか又は異なる時間で設定する構成としたものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの目的に加えて、制御手段は、バーナが消火されると、記憶されていたブースト手段の実行回数をリセットする構成としたものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、炒飯や野菜炒め等実際の強火力調理に必要十分な時間で適切なブースト手段の実行が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、2回目以降のブースト手段をより適切な時間で実行可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、バーナの一回の継続燃焼の間にのみブースト手段の回数制限が掛かることになるため、バーナを一旦消火させて次の加熱調理を行うような場合には再び所定回数までブースト手段の実行が可能となり、使い勝手を損なうことがない。
図1は、加熱調理器の一例であるガスコンロにおけるコンロ部1の概略構成を示すもので、バーナ2へのガス配管3には、上流側から、ガスコンロの器体正面に設けた図示しない点消火ボタンの点火操作によって開弁し、燃焼時にのみ開弁保持される電磁安全弁4と、同じく点消火ボタンの点消火操作に伴って開閉する主弁5と、同じく器体正面に設けた火力調節レバー6の操作によってバーナ2へのガス量を調整するガス量調整弁7とが夫々設けられる。また、ガス配管3には、ガス量調整弁7をバイパスするブースト管8と、このブースト管8内のガス流路を開閉する電磁弁9とが設けられて、ブースト手段を構成している。すなわち、電磁弁9が開弁された際には、燃料ガスはブースト管8からもバーナ2に供給されて、ガス量調整弁7で供給できる最大ガス量を超えるものとなる。ここではブースト管8の使用時には定格の1.2〜1.5倍のガス量が供給されるようになっている。
まず、S1でブーストスイッチ13が押し操作されると、S2でバーナ2の燃焼が確認され、バーナ2の燃焼中でなければS3でブーストアップの実行は禁止される。S2でバーナ2が燃焼中であれば、S4の判別で、記憶されているブーストアップの実行回数が2回に達しているか否かが確認される。2回に達していれば、今回は3回目のブーストアップの要求であるとして、ここでもS3でブーストアップの実行が禁止される。なお、S3でブーストアップが禁止される場合は、燃焼表示ランプ14の点滅や別途設けたブザーの鳴動等によってユーザにその旨を報知するようにしてもよい。
このブーストアップの際にブーストスイッチ13が押し操作されると(S6)、S7で電磁弁9を閉弁させてブーストアップを終了させ、ブーストアップ前の火力に戻してブーストタイマーをリセットしてS1へ戻す。すなわち、ブーストアップの実施中でも任意にキャンセルできるようになっている。
そして、S10で点消火ボタンが消火操作されると、S11で電磁安全弁4が閉弁されてバーナ2への燃料ガスの供給が停止され、バーナ2が消火すると共に、記憶されていたブーストアップの実行回数をリセットする。ここで燃焼表示ランプ14も消灯する。点消火ボタンが消火操作されない場合は、S1へ戻って通常の燃焼が継続され、ブーストスイッチ13が押されると、記憶された回数を参照して2回まではブーストアップが実行できることになる。
なお、ブーストアップの実行中に点消火ボタンが消火操作された際も同様に、記憶されていたブーストアップの実行回数はリセットされる。
また、コントローラ12は、バーナ2が消火されると、記憶されていたブーストアップの実行回数をリセットするため、バーナ2の一回の継続燃焼の間にのみブーストアップの回数制限が掛かることになる。よって、バーナ2を一旦消火させて次の加熱調理を行うような場合には再び所定回数までブーストアップの実行が可能となり、使い勝手を損なうことがない。
一方、タイマー時間の変更レバーを器体正面に設けてユーザの選択によってブーストタイマーを変更できるようにしてもよい。
さらに、ブーストアップの表示は燃焼表示ランプの兼用に限らず、専用の表示部(ランプや液晶表示部等)を設けてブーストアップの実行や実行禁止状態をより明確に報知するようにしてもよい。
その他、複数のコンロ部に夫々ブースト手段が設けられる場合も同様にコンロ部ごとに本発明を適用すればよい。勿論本発明はガスコンロに限らず、ガスグリル等の他の加熱調理器にも適用可能である。
Claims (4)
- ガス供給量が所定範囲に設定されたバーナと、前記所定範囲を超えて前記バーナへのガス供給量を増大させるブースト手段と、前記バーナの燃焼及びブースト手段の作動を制御する制御手段と、前記制御手段に前記ブースト手段の実行指示を行うブースト操作手段とを備えた加熱調理器であって、
前記制御手段は、前記バーナの点火から消火までの間の前記ブースト手段の実行回数を記憶し、記憶された実行回数が予め設定された所定数に達すると、それ以後前記バーナの消火までの間は前記ブースト操作手段による実行指示にかかわらず前記ブースト手段の実行を禁止するようにしたことを特徴とする加熱調理器。 - 制御手段は、ブースト操作手段で実行指示されたブースト手段を予め設定された所定時間のみ実行するものである請求項1に記載の加熱調理器。
- 制御手段は、2回目以降のブースト手段を実行する際の所定時間を最初のブースト手段を実行する際の所定時間と同じか又は異なる時間で設定するものである請求項2に記載の加熱調理器。
- 制御手段は、バーナが消火されると、記憶されていたブースト手段の実行回数をリセットするものである請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
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2006
- 2006-10-13 JP JP2006280463A patent/JP4895192B2/ja not_active Expired - Fee Related
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