JP2008095927A - 一方向クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】遠心力に伴うグリースの偏在による内径側の潤滑不足を防止する。
【解決手段】内外輪2,1間に配置された複数のスプラグ3と、前記各スプラグ3を周方向に沿って保持する保持器4と、前記各スプラグ3を係合方向に付勢する弾性部材6とから成り、グリースによって前記各スプラグ3と内外輪2,1との接触部を潤滑するようにした一方向クラッチにおいて、前記保持器4は円筒状を成し周方向に沿ってスプラグ3収納用のポケット部4aが形成され、前記保持器4と外輪1との間にグリース溜まりとして機能する空間を設けて、保持器4に内外を貫通し且つ前記グリース溜まりに臨む油孔10を設けた。油孔10は、保持器4の回転方向前方に開口し、その開口が前記グリース溜まりに臨むので、保持器の周方向回転によりグリース溜まりに滞留するグリースが油孔10に入り込みやすくなる。このため、外径側のグリースが円滑に内径側に戻され、内径側の潤滑不足が防止される。
【選択図】図4

Description

この発明は、回転トルクの伝達と遮断とを行なう一方向クラッチに関するものである。
一般に、自動車等のエンジンのクランクシャフトの回転をベルトを介して各種補機類に伝達する補機駆動装置において、その補機類、例えば、パワーステアリング装置の油圧ポンプやエアコンディショナの圧縮機、あるいはオルタネータ等の回転軸と、その回転軸に設けられたプーリとの間に一方向クラッチが組込まれる。
この一方向クラッチは、クランクシャフトの回転の角速度が増加する時に、回転軸とプーリとを結合させて前記クランクシャフトの回転を回転軸に伝え、また、角速度が減少する時に、一方向クラッチをオーバランニングさせて、クランクシャフトから回転軸への回転トルクの伝達を遮断し、ベルトの滑りを防止するように機能する。
この種の補機駆動装置に採用される一方向クラッチとして、例えば、本発明の実施形態の説明図である図1乃至図3に示すように、外輪の内周面と内輪の外周面との間の空間に、多数のスプラグ3を係合子として組み込んだスプラグタイプの一方向クラッチが知られている。
この一方向クラッチにおいて、外輪1と内輪2とは、同図1に示すように、その一方向クラッチの軸方向両端において、それぞれ周方向に沿って配置された転動体5aを有する軸受部5を介して、軸周り相対回転可能に支持されている。
また、その外輪1の内周面1aと内輪2の外周面2aとの間の空間には、隣り合うスプラグ3,3同士の周方向距離を一定に保つ環状の保持器4が設けられており、その空間にグリースが充填される。グリースは、各スプラグ3と、前記外輪1及び内輪2との接触部に介在して、その接触部を潤滑する。
さらに、スプラグを軸方向に複列に配置し、その軸方向に並列するスプラグ間の中央にグルース溜まりとして機能する凹部を形成した技術も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−321022号公報
しかし、上記一方向クラッチによると、充填されたグリースに遠心力が作用すると、グリースが徐々に外径側に移動する。グリースが外径側に偏在すると、内径側のグリース滞留量が減少して潤滑不足を生じさせる可能性がある。グリースは、内径側、外径側に偏ることなく分布していることが望ましい。
そこで、この発明は、遠心力に伴うグリースの偏在による内径側の潤滑不足を防止することを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、同軸上に配置され相対的に軸周り回転可能な外輪及び内輪と、前記外輪と内輪との間に周方向に沿って配置され、前記外輪と内輪とが一方向に相対回転すると前記外輪の内周面及び前記内輪の外周面に係合して両輪を結合し他方向に相対回転すると前記係合が解除される複数のスプラグと、前記各スプラグを周方向に沿って保持する保持器と、前記各スプラグを外輪の内周面および内輪の外周面に係合する方向に付勢する弾性部材とから成り、前記外輪と内輪との間に充填されたグリースによって前記各スプラグと外輪及び内輪との接触部を潤滑するようにした一方向クラッチにおいて、前記保持器は円筒状に形成され、その周方向に沿って内外を貫通する複数のポケット部が形成されて前記各スプラグが前記各ポケット部に収納されており、前記保持器と外輪との間にグリース溜まりとして機能する空間を設けて、前記保持器に、内外を貫通し且つ前記グリース溜まりに臨む油孔を設けた構成を採用した。
前記保持器と外輪との間にグリース溜まりとして機能する空間が設けられており、そのグリース溜まりに臨む油孔が設けられているので、その油孔がグリース溜まりと内径側空間とを連通させる。このため、その油孔を通じて、遠心力により外径側に偏って存在するグリースを内径側に戻すことができる。
なお、グリース溜まりの構成としては、対向する保持器の外周面、外輪の内周面のいずれかに又は双方に凹部を形成することにより、その凹部内を、前記保持器と外輪との間のグリース溜まりとして機能する空間とすることができる。また、その凹部は、周方向全周に連続的に設けてもよいし、断続的に設けてもよいが、凹部を、外輪の内周に設ける場合は、前記スプラグとの係合範囲を避けて設けることが望ましい。
また、グリース溜まりの構成として、例えば、前記ポケット部に対して前記保持器の回転方向後方の外周面に凹部を形成し、前記グリース溜まりを前記凹部に設けた構成を採用し得る。グリース溜まりをポケット部の後方側(回転方向に沿って後方側)に設ければ、ポケット部を介して遠心力で内径側から外径側に移動して来るグリースを、保持器の周方向回転とともにそのグリース溜まりに流入させ、グリースを効果的に油孔に導くことができる。
前記各構成において、前記油孔は、前記保持器の回転方向前方に開口し、その開口が前記グリース溜まりに臨む構成を採用することができる。油孔が保持器の回転方向前方に開口することにより、保持器の周方向回転により、グリース溜まりに滞留するグリースが油孔に入り込みやすくなる。このため、さらに円滑にグリースを油孔に導くことができる。
さらに、前記油孔を保持器の回転方向前方に開口させた構成において、油孔は、その途中に、前記グリースの周方向の流れを径方向内向きの流れに変える方向変換部を有する構成を採用し得る。
このようにすれば、周方向に開口する油孔に入り込んだグリースが、内径側に向かって誘導されるので、グリースがさらに円滑に内径側に戻されるようになる。
方向変換部の構成としては、例えば、油孔の内壁が、前記油孔のグリース溜まりへの開口部分からその油孔の長さ方向に沿って周方向に進むにしたがって、徐々に内径側へと移動する傾斜面を有する構成とすれば、その傾斜面に、油孔に入り込んだグリースが当たるので、そのグリースの流れの向きを、周方向から内径方向へと変えて円滑な流れを確保し得る。
また、同様な傾斜面を有する方向板を油孔内に設けることにより、グリースの流れの向きを、周方向から内径方向へと変えるようにしてもよい。
なお、前記各構成の一方向クラッチに使用する保持器として、下記の構成を採用することができる。
その保持器は、円筒状に形成され、その周方向に沿って内外を貫通する複数のポケット部が形成されて前記一方向クラッチに使用するスプラグが前記各ポケット部に収納可能となっており、前記保持器は、前記一方向クラッチの外輪との間にグリース溜まりとして機能する空間が形成可能であって、内外を貫通し且つ前記グリース溜まりに臨む油孔を設けた構成である。
この発明は、保持器と外輪との間にグリース溜まりとして機能する空間を設けて、保持器に、内外を貫通し且つ前記グリース溜まりに臨む油孔を設けたので、その油孔を通じてグリースを内径側へ戻し、遠心力に伴うグリースの偏在による内径側の潤滑不足を防止することができる。
この発明の実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、プーリ7内に一方向クラッチを組込んだクラッチ内蔵プーリ装置を示す。
一方向クラッチは、プーリ7の内径面に圧入された外輪1と、その外輪1の内側に同軸上に組込まれた内輪2と、その内外両輪1,2間に組込まれたスプラグ3と、このスプラグ3を保持する保持器4と、前記スプラグ3を係合方向に付勢する弾性部材6とから成る。弾性部材6としては、コイルバネ等の周知の手段を採用し得る。
外輪1の内周には、内周円筒面(内周面)1aが形成され、内輪2の外周には、前記外輪1の内周円筒面1aと径方向で対向する外周円筒面(外周面)2aが形成されている。また、その内輪2の外周及び外輪1の内周には、前記各円筒面2a,1aの軸方向両側に、軸受嵌合面2b,1bが形成され、各軸受嵌合面2b,1b間に軸受部5が嵌合されている。
軸受部5は、片シール付き玉軸受から成る。この軸受部5は、シールが軸方向外側に位置するように組付けされ、ボール5aを介してプーリ7と一体の外輪1と内輪2とが、相対的に軸周り回転自在とされている。この軸方向両側に設けた軸受部5,5間において、外輪1と内輪2間の空間にグリースが封入されている。
各スプラグ3は、外輪1の内周円筒面1aと内輪2の外周円筒面2a間において、周方向に所定の間隔をおいて等間隔に配置され、その外輪1の内周円筒面1aと内輪2の外周円筒面2a間において、前記各スプラグ3を周方向に位置決めする保持器4が設けられている。
保持器4は、円筒状の合成樹脂の成形品から成り、その周方向に沿って内外を貫通する複数のポケット部4aが形成されて、前記各スプラグ3を各ポケット部4aに個別に収容することにより、すべてのスプラグ3が周方向に位置決めされるようになっている。
また、各ポケット部4aに弾性部材6が組込まれて、その弾性部材6は、各スプラグ3に形成された外径側カム面及び内径側カム面が、それぞれ、外輪1の内周円筒面1a及び内輪2の外周円筒面2aに係合する方向にそのスプラグ3を付勢している。
前記保持器4と外輪1との間には、グリース溜まりとして機能する空間が形成されている。グリース溜まりは、外輪1の内周において、前記スプラグ3との係合範囲に係る内周円筒面1aよりも軸方向一方側(図1に示す左側)に凹部11が形成され、その凹部11と保持器4の外周面との間の空間として確保される。
凹部11は、外輪1の周方向全周に亘って連続的に設けられており、その凹部11の底面は、軸方向一方側の前記軸受嵌合面1bと同一内径となっている。
なお、前記軸方向一方側の凹部11に加え、前記スプラグ3との係合範囲に係る内周円筒面1aよりも軸方向他方側(図1に示す右側)に凹部11を設けても良い。凹部11を、スプラグ3との係合範囲を避けて設けたのは、その凹部11が、スプラグ3と外輪1との係合トルクに影響を与えないようにするためである。
その保持器4に、内外を貫通し且つ前記グリース溜まりに臨む油孔10が設けられている。油孔10は、図4及び図5に示すように、前記保持器4の回転方向Aの前方(これから回転していく側)に向く開口部10aを有しており、その開口部10aが前記凹部11によって形成されたグリース溜まりに臨んでいる。油孔10は、開口部10a付近において、保持器4の他の部分の外周面よりも外径側に突出しており、その突出部分が前記凹部11にぴったりと嵌っている。
さらに、その油孔10は、前記開口部10aのさらに奥部において、その開口部10aから油孔10内に入り込んだグリースの流れを、周方向から径方向内向きに変える傾斜面(方向変換部)10bからなる内壁を有するとともに、図5に示す開口部10cで内径側に臨んでいる。この傾斜面10bは、周方向に向かうにしたがって、徐々に内径側へ近づくフラット面となっているが、例えば、同様な傾斜方向を有する弧状面とした構成も考えられる。
このクラッチ内蔵プーリ装置では、プーリ7を備えた外輪1が駆動側、内輪2が従動側であり、前記各スプラグ3は、そのプーリ7と共に外輪1が、内輪2に対して図3(a)に示す矢印方向に相対回転したとき、前記内外各円筒面1a,2aに係合して、外輪1の回転トルクを内輪2に伝達する。
また、各スプラグ3は、外輪1が内輪2に対して前記矢印で示す反対方向に相対回転したり、あるいは、前記矢印方向に回転する外輪1に対して同方向に回転する内輪2の回転速度が外輪1の回転速度を上回った場合に、前記内外各円筒面1a,2aに対する係合を解除して、外輪1から内輪2への回転伝達を遮断するようになっている。
したがって、図3(b)に示すように、プーリ7(外輪1)を矢印f2方向に回転すると、スプラグ3が図中矢印s1に示す方向へその姿勢を変え、そのスプラグ3の内外各カム面が、外輪1の内周円筒面1aおよび内輪2の外周円筒面2aに係合する。この係合により、プーリ7の回転が内輪2に伝達される。
内輪2の回転速度が外輪1の回転速度を上回ると、内輪2に対しプーリ7は図中矢印f1の方向へ相対回転するので、スプラグ3は矢印s2方向にその姿勢を変え、内外各円筒面1a,2aに対するスプラグ3の係合が解除され、外輪1から内輪2への回転伝達が遮断される。
このため、このようなクラッチ内蔵プーリ装置を、例えばオルタネータの回転軸に取付けてクランクシャフトに取付けられたプーリと上記回転軸上のプーリ間にベルトをかけ渡してオルタネータを駆動すると、クランクシャフトの角速度増加時、一方向クラッチが係合状態となり、クランクシャフトの回転がオルタネータの回転軸に伝達される。また、クランクシャフトの角速度減少時、一方向クラッチが空転状態となって、クランクシャフトからオルタネータの回転軸への回転伝達が遮断されることになる。
このため、プーリ7とこれにかかるベルトの相互間で滑りが生じるのが防止され、ベルトの摩耗を抑制することができる。
なお、この実施形態は、外輪1が駆動側、内輪2が従動側としているが、他の実施形態として、内輪2を駆動側、外輪1を従動側とした各種用途の一方向クラッチにも適用可能である。
保持器4に設けた油孔10の作用について説明すると、一方向クラッチの外輪1又は内輪2の回転に伴い、前記両軸受部5,5間に封入されたグリースに遠心力が作用する。この遠心力により、グリースは、徐々に径方向外側に偏って分布するようになる傾向がある。すなわち、グリースが、外輪1側に偏って分布し、内輪2側のグリースが希薄になる状態である。
しかし、油孔10が、外径方向から内径方向へと保持器4を貫通して設けられているので、外輪1と内輪2との間の空間において、遠心力により外輪1側に偏ったグリースがグリース溜まりに保持された後、そのグリース溜まり付近のグリースが、油孔10を介して内輪2側へ戻されるように流動する。
このとき、保持器4が内輪2に対し、図4に示す矢印Aの方向に相対回転すれば、油孔10は、その保持器4の回転方向前方に開口していることから、その保持器の周方向回転に伴って、グリース溜まりに滞留するグリースが、油孔10内に矢印Bのように入り込みやすくなる。このため、外径側のグリースが円滑に内径側に戻されるようになっている。
また、その油孔10内に入り込んだグリースは、その油孔10内において前記傾斜面10bに当たって径方向内側にその向きを変えるので、グリースは、さらに円滑に内径側に戻されるようになっている。
このようにして、グリースが外輪1側に偏ることなく、内輪2側のグリースが希薄になることを防止することができる。
他の実施形態を図6及び図7に示す。この実施形態は、グリース溜まりの構成として、前記保持器4に設けたポケット部4aに対して、その保持器4の回転方向(矢印A方向)後方の外周面に凹部10dを形成し、その凹部10d内を前記グリース溜まりとしたものである。
凹部10dは、図7に示すように、前記ポケット部4aに隣接して設けられており、そのポケット部4aの後方側(矢印Aの差す方向の反対側)に設けられているので、ポケット部4aを介して遠心力で内径側から外径側に移動して来るグリースを、保持器4の矢印A方向の回転とともに、矢印Bの方向へ前記グリース溜まりに流入させることができる。
また、そのグリース溜まりに油孔10が矢印Aの方向に開口しているので、保持器4の矢印A方向の回転とともに、グリースが開口部10aから油孔10内に入り込みやすいようになっている。なお、傾斜面10bの構成は、前述の実施形態と同様である。
一実施形態を示す切断正面図 図1のI−I断面を示す側面図 (a)は図1のII−II断面を示す側面図、(b)スプラグの作用を示す要部拡大図 同実施形態を示す一部切断斜視図 図4の保持器の詳細を示す斜視図 他の実施形態を示す一部切断斜視図 図6の保持器の詳細を示す要部拡大図
符号の説明
1 外輪
2 内輪
3 スプラグ
4 保持器
5 軸受部
6 弾性部材
7 プーリ
10 油孔
10a 開口部
10b 方向変換部(傾斜面)
10d,11 凹部

Claims (5)

  1. 同軸上に配置され相対的に軸周り回転可能な外輪1及び内輪2と、前記外輪1と内輪2との間に周方向に沿って配置され、前記外輪1と内輪2とが一方向に相対回転すると前記外輪1の内周面1a及び前記内輪2の外周面2aに係合して両輪1,2を結合し他方向に相対回転すると前記係合が解除される複数のスプラグ3と、前記各スプラグ3を周方向に沿って保持する保持器4と、前記各スプラグ3を外輪1の内周面1aおよび内輪2の外周面2aに係合する方向に付勢する弾性部材6とから成り、前記外輪1と内輪2との間に充填されたグリースによって前記各スプラグ3と外輪1及び内輪2との接触部を潤滑するようにした一方向クラッチにおいて、
    前記保持器4は円筒状に形成され、その周方向に沿って内外を貫通する複数のポケット部4aが形成されて前記各スプラグ3が前記各ポケット部4aに収納されており、前記保持器4と外輪1との間にグリース溜まりとして機能する空間を設けて、前記保持器4に、内外を貫通し且つ前記グリース溜まりに臨む油孔10を設けたことを特徴とする一方向クラッチ。
  2. 前記ポケット部4aに対して前記保持器4の回転方向後方の外周面に凹部10dを形成し、前記グリース溜まりは前記凹部10dに設けられることを特徴とする請求項1に記載の一方向クラッチ。
  3. 前記油孔10は、前記保持器4の回転方向前方に開口し、その開口が前記グリース溜まりに臨むことを特徴とする請求項1又は2に記載の一方向クラッチ。
  4. 前記油孔10は、その途中に、前記グリースの周方向の流れを径方向内向きの流れに変える方向変換部10bを有することを特徴とする請求項3に記載の一方向クラッチ。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の一方向クラッチに使用する保持器4であって、前記保持器4は円筒状に形成され、その周方向に沿って内外を貫通する複数のポケット部4aが形成されて前記一方向クラッチに使用するスプラグ3が前記各ポケット部4aに収納可能となっており、前記保持器4は、前記一方向クラッチの外輪1との間にグリース溜まりとして機能する空間が形成可能であって、内外を貫通し且つ前記グリース溜まりに臨む油孔10を設けた保持器。
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