JP2008095596A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】急な要求トルクがある場合でも目標トルク波形を実現することが可能な内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】時刻t2において要求トルク波形Treq、目標トルク波形Ttgt、ハードウェアにより実現可能な最大トルクTmaxを更新する。時刻t2での要求トルク値Ttgt(t2)が最大トルクTmaxを超える場合には、この要求トルク値Ttgt(t2)が最大トルクTmaxとなる時刻Tbまで、目標トルク波形Ttgtの実現時刻を遅らせる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に係り、特に、内燃機関の目標トルク波形を実現するための制御装置に関する。
アクセルペダル操作量に基づき目標トルクを算出し、この目標トルクとなるように吸入空気量や点火時期等を決定する装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−82090号公報 特開平3−182667号公報
しかしながら、急な要求トルクがあった場合には、目標トルクが、スロットルバルブや点火時期等の制御により実現可能なトルク範囲を超えてしまう可能性がある。この場合、目標トルク波形を実現することができなくなってしまう可能性がある。すなわち、要求トルク波形に対する目標トルク波形の再現性が低下してしまう可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、急な要求トルクがある場合でも目標トルク波形を実現することが可能な内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の出力トルクを制御する内燃機関の制御装置であって、
前記出力トルクを変化させることが可能なトルク可変手段と、
アクセル操作に基づき、目標トルク波形を更新する目標トルク波形更新手段と、
前記トルク可変手段により実現可能なトルク範囲を算出するトルク範囲算出手段と、
前記目標トルク波形更新手段により更新された目標トルク波形が前記トルク範囲を超える場合には、該目標トルク波形が前記トルク範囲内に収まるまで該目標トルク波形の実現時刻を遅らせる実現時刻遅延手段とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記目標トルク波形の実現時刻の遅延時間を算出する遅延時間算出手段と、
前記遅延時間が所定の基準値を超える場合に、前記実現時刻遅延手段により前記実現時刻を遅らせることを禁止する禁止手段とを更に備えたことを特徴とする。
第1の発明によれば、更新された目標トルク波形がトルク可変手段により実現可能なトルク範囲を超える場合には、目標トルク波形の実現時刻が遅らされる。これにより、目標トルク波形をトルク範囲内に収めることができるため、トルク可変手段を用いて目標トルク波形を実現することができる。従って、急な要求トルクがある場合でも、目標トルク波形を実現することが可能な内燃機関の制御装置を提供することができる。
第2の発明によれば、目標トルク波形の実現時刻の遅延時間が所定の基準値を超える場合には、目標トルク波形の実現時刻を遅らせることが禁止される。このため、車両運転者に対して違和感を与える事態を回避することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態のシステム構成を説明するための図である。本実施の形態のシステムは、内燃機関1を備えている。内燃機関1は、複数の気筒2を有している。図1には、複数気筒のうちの1気筒のみを示している。
内燃機関1は、内部にピストン3を有するシリンダブロック4を備えている。ピストン3は、クランク機構を介してクランクシャフト5と接続されている。クランクシャフト5の近傍には、クランク角センサ6が設けられている。クランク角センサ6は、クランクシャフト5の回転角度(クランク角度CA)を検出するように構成されている。
シリンダブロック4の上部にはシリンダヘッド8が組み付けられている。ピストン3上面からシリンダヘッド8までの空間は燃焼室10を形成している。シリンダヘッド8には、燃焼室10内の混合気に点火する点火プラグ12が設けられている。
シリンダヘッド8は、燃焼室10と連通する吸気ポート14を備えている。吸気ポート14と燃焼室10との接続部には吸気バルブ16が設けられている。吸気バルブ16は、公知の可変動弁機構18に接続されている。可変動弁装置18は、吸気バルブ16の開弁特性を変更可能に構成されており、例えば、電磁駆動弁機構である。
吸気ポート14には、吸気通路22が接続されている。吸気通路22の吸気ポート14近傍には、該近傍に燃料を噴射するためのインジェクタ20が設けられている。インジェクタ20の上流にはサージタンク24が設けられている。サージタンク24の上流にはスロットルバルブ26が設けられている。スロットルバルブ26は、スロットルモータ28により駆動される電子制御式のバルブである。スロットルバルブ26は、アクセル開度センサ32により検出されるアクセル開度AAに基づいて駆動されるものである。スロットルバルブ26の近傍には、スロットル開度TAを検出するスロットル開度センサ30が設けられている。
スロットルバルブ26の上流には、エアフロメータ34が設けられている。エアフロメータ34は吸入空気量Gaを検出するように構成されている。エアフロメータ34の上流にはエアクリーナ36が設けられている。
また、シリンダヘッド8は、燃焼室10と連通する排気ポート38を備えている。排気ポート38と燃焼室10との接続部には排気バルブ40が設けられている。排気バルブ40は、公知の可変動弁機構42に接続されている。可変動弁機構42は、排気バルブ40の開弁特性を変更可能に構成されており、例えば、電磁駆動弁機構である。排気ポート38には排気通路44が接続されている。排気通路44には、排気ガスを浄化する浄化触媒46が設けられている。浄化触媒46は、例えば、三元触媒である。浄化触媒46の上流には、排気空燃比を検出する空燃比センサ48が設けられている。
また、本実施の形態のシステムは、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit)60を備えている。ECU60の出力側には、点火プラグ12、インジェクタ20、可変動弁装置18,42、スロットルモータ28等が接続されている。ECU60の入力側には、クランク角センサ6、スロットル開度センサ30、アクセル開度センサ32、エアフロメータ34、空燃比センサ48等が接続されている。ECU60は、各センサの出力に基づいて、燃料噴射制御や点火時期制御のような内燃機関全体の制御を実行する。
また、ECU60は、クランク角センサ6の出力に基づいて、機関回転数NEを算出する。また、ECU60は、アクセル開度AAやスロットル開度TA等に基づいて、内燃機関1に対する要求トルクを算出する。
[実施の形態の特徴]
上記システムによれば、アクセル開度AAに基づいて要求トルクが求められ、この要求トルクを実現すべく各種ハードウェアの制御が実行される。
図2は、時刻t1で更新された要求トルク波形Treqと目標トルク波形Ttgtを示す図である。図2における横軸は時間であり、縦軸はトルクである。
図2において、符号「Treq」は、時刻t1において更新された要求トルク波形を、符号「Treq(t1)」は、時刻t1での要求トルク値を、それぞれ表している。また、符号「Ttgt」は、要求トルク波形を実現するための目標トルク波形を表している。また、符号「Ttgt(t1)」は、時刻t1での要求トルク値Treq(t1)を実現するための目標トルク値を表している。また、符号「Tmax」,「Tmin」は、それぞれ時刻t1からハードウェアを制御することにより実現される最大トルク,最小トルクを表している。これら最大トルクTmaxと最小トルクTminの間の領域が、ハードウェア制御により実現可能なトルク範囲となる。
図2に示すように、時刻t1でのアクセル操作により要求トルク値Treq(t1)が求められ、要求トルク波形Treqが更新される。この要求トルク波形Treqを実現するため、ハードウェア制御が行われる。このハードウェア制御により実現可能な最大トルク(「上限トルク」ともいう。)Tmaxは、時刻tsに立ち上がる。例えば、スロットル開度TAを最大開度に制御すると共に、点火時期をMBT(minimum advance for the best torque)に制御すると、時刻tsから最大トルクTmaxを得ることができる。なお、時刻t1から時刻tsまでの遅れ時間Δtdは、スロットルバルブ26下流側の吸気通路22や吸気ポート14の容積に対して相関を有する吸気応答遅れ時間であり、例えば、100msecである。
要求トルク値Treq(t1)に対応する目標トルク値Ttgt(t1)が、この最大トルクTmaxとなるように目標トルク波形Ttgtが求められる。ここで、時刻t1の後、スロットル開度TAを最大開度に制御すると共に、点火時期をMBT(minimum advance for the best torque)に制御すると、最大トルクTmaxが得られる。そこで、時刻tsから目標トルク値Ttgt(t1)が最大トルクTmaxとなる時刻ta1までの時間は、スロットル開度TAを最大開度に制御するとともに、点火時期をMBTよりも遅角制御することにより、最大トルクTmaxよりも小さい目標トルク波形Ttgtを実現することができる。
ところで、図2に示す目標トルク波形Ttgtを実現する前に、上記の時刻t1でのアクセル操作に加えて、時刻t2でのアクセル操作により、内燃機関1に対して急なトルク要求がなされる場合がある。図3は、時刻t2で更新された目標トルク波形Ttgtを実現するための制御を説明するための図である。図2と同様に、図3における横軸は時間であり、縦軸はトルクである。
図3に示すように、時刻t2でのアクセル操作により要求トルク値Treq(t2)が求められ、要求トルク波形Treqが更新される。そして、この更新された要求トルク波形Treqに対応して、目標トルク波形Ttgtが更新される。
しかしながら、急なトルク要求の場合、目標トルク波形Ttgtが、ハードウェア制御により実現可能なトルク範囲Tranを超えてしまう可能性がある。図3において、目標トルク波形Ttgtのうち実現可能トルク範囲Tranを超えた部分を、破線で示す。この破線部分には、要求トルク値Treq(t2)に対応する目標トルク値Ttgt(t2)が含まれている。このような場合、目標トルク波形Ttgtを実現することができなくなってしまう。時刻t1の時点では時刻t2におけるアクセル操作が分かっていないため、時刻t2において更新された目標トルク波形Ttgtを実現することができなくなるという事態が生じ得る。
本実施の形態1では、時刻t2でのアクセル操作に基づき目標トルク波形Ttgtを更新した後、目標トルク値Ttgt(t2)が最大トルクTmaxを超えているか否かを判別する。目標トルク値Ttgt(t2)が最大トルクTmaxを超えていない場合には、上述したスロットル開度TA制御と点火時期制御とを行うことにより、時刻t2で更新された目標トルク波形Ttgtを実現することができる。
一方、目標トルク値Ttgt(t2)が最大トルクTmaxを超えている場合には、時刻t2で更新された目標トルク波形Ttgtを実現することができない。つまり、上述したスロットル開度制御と点火時期制御とを行っても、目標トルク波形Ttgtを実現することができない。
かかる場合に、本実施の形態1では、目標トルク波形Ttgtが実現可能トルク範囲Tranに収まるまで、目標トルク波形Ttgtの実現時刻を遅らせる。つまり、目標トルク波形Ttgtの目標トルク値Ttgt(t2)が最大トルクTmaxとなるまで、目標トルク値Ttgt(t2)の実現時刻を遅らせる。これにより、目標トルク波形Ttgtの実現時刻が、更新時に比して遅延せしめられる。図3に示す例では、目標トルク値Ttgt(t2)の実現時刻が、時刻taから時刻tbに変更されている。最大トルクTmaxの立ち上がり時刻Tsから時刻tbまでは、スロットル開度TAを最大開度に制御したまま、点火時期をMBTよりも遅角制御することにより、目標トルク波形Ttgtが実現される。
このように、時刻t2において更新された目標トルク波形Ttgtの実現時刻、すなわち、目標トルク値Ttgt(t2)の実現時刻を、時刻taから時刻tbに遅らせることで、理論上は目標トルク波形Ttgtを必ず実現することができる。ところが、時刻tbが時刻taから著しく遅れた場合、つまり、遅延せしめられた目標トルク波形Ttgtと要求トルク波形Treqとの時間軸上のずれが著しく大きい場合には、車両運転者に違和感を与えてしまう。
そこで、更新時の目標トルク波形Ttgtの実現時刻taから、遅延せしめられた目標トルク波形Ttgtの実現時刻tbまでの遅延時間Δtを算出する。そして、この遅延時間Δtが基準値Δtthを超える場合には、実現時刻を時刻taから時刻tbへ変更することを禁止する。これにより、目標トルク波形Ttgtの全ての再現性を擬制としつつ、最大トルクTmaxと接する目標トルク値Ttgt(t1)までの部分が実現される。その結果、車両運転者はある程度の加速感を得ることができるため、車両運転者に与える違和感を抑えることができる。
[実施の形態における具体的処理]
図4は、本実施の形態において、ECU60が実行するルーチンを示すフローチャートである。
図4に示すルーチンによれば、先ず、時刻ti+1でのアクセル開度AAに基づき、要求トルク波形Treq、目標トルク波形Ttgt、最大トルクTmaxを更新する(ステップ100)。
このステップ100では、先ず、マップあるいは関数式を用いて時刻ti+1でのアクセル開度AAに基づき要求トルク値(ti+1)が算出される。そして、この要求トルク値(ti+1)と更新前の時刻tiでの要求トルク波形Treqとに基づき、時刻ti+1において要求トルク波形Treqが更新される。その後、要求トルク値(ti+1)に対応する目標トルク値(ti+1)が算出される。さらに、この目標トルク値(ti+1)と更新前の時刻tiでの目標トルク波形に基づき、目標トルク波形が算出される。このステップ100の処理により、図3に示す例では、時刻t2において要求トルク波形Treq、目標トルク波形Ttgt及び最大トルクTmaxが更新されている。
次に、上記ステップ100で算出された時刻ti+1の目標トルク値Ttgt(ti+1)が最大トルクTmaxを超えているか否かを判別する(ステップ102)。このステップ102では、上記ステップ100で更新された目標トルク波形Ttgtをハードウェア制御(スロットル開度制御や点火時期制御等)により実現可能か否かが判別される。
このステップ102で目標トルク値Ttgt(ti+1)が最大トルクTmaxを超えていないと判別された場合には、目標トルク波形Ttgtをハードウェア制御により実現できると判断される。この場合(例えば、急な要求トルクがない場合)、後述するような目標トルク波形Ttgtの実現時刻変更を行わない(ステップ112)。この場合、上記ステップ100で更新された目標トルク波形Ttgtが、ハードウェア制御により実現される。
上記ステップ102で目標トルク値Ttgt(ti+1)が最大トルクTmaxを超えていると判別された場合には、目標トルク波形Ttgtをハードウェア制御により実現できないと判断される。この場合(例えば、急な要求トルクがあった場合)(、目標トルク波形Ttgtを時間軸上遅らせて、Ttgt(ti+1)=Tmaxとなる時刻tbを算出する(ステップ104)。このステップ104の処理により、図3に示す例では、目標トルク波形Ttgtを時間軸上遅らせて、Ttgt(t2)=Tmaxとなる時刻tbが求められている。
その後、上記ステップ100で更新された目標トルク波形Ttgtの実現時刻taから、上記ステップ104で遅らされた目標トルク波形Ttgtの実現時刻tbまでの遅延時間Δtを算出する(ステップ106)。このステップ106の処理により、図3に示す例では、先ず、遅らされた目標トルク波形Ttgtの立ち上がり時刻tcが算出され、この時刻tcから時刻t1までのずれ時間Δtが求められている。
次に、上記ステップ106で算出された遅延時間Δtが基準値Δtth未満であるか否かを判別する(ステップ108)。この基準値Δtthは、車両運転者に対して違和感を与えずに許容される時間である。このステップ108で遅延時間Δtが基準値Δtth未満であると判別された場合には、目標トルク波形Ttgtの実現時刻を時刻tbまで遅らせても、目標トルク波形Ttgtと要求トルク波形Treqの時間軸上のずれは許容範囲内であり、車両運転者は違和感を感じないと判断される。この場合、目標トルク波形Ttgtの実現時刻が、詳細には、目標トルク値Ttgt(ti+1)の実現時刻が、時刻taから時刻tbに変更される(ステップ110)。
一方、上記ステップ108時間上のずれ時間Δtが基準値Δtth超えていると判別された場合には、目標トルク波形Ttgtの実現時刻を時刻tbまで遅らせると、目標トルク波形Ttgtと要求トルク波形Treqの時間軸上のずれは許容範囲を超えてしまい、車両運転者は違和感を感じると判断される。この場合、目標トルク波形Ttrgの実現時刻の時刻tbへの変更が禁止される(ステップ112)。すなわち、上記ステップ100で更新された目標トルク波形Ttgtがハードウェア制御により実現される。
上記ステップ110又は112の処理を実行後、時刻をインクリメントする(ステップ116)。その後、本ルーチンを一旦終了する。
次回以降本ルーチンが起動されると、インクリメントされた時刻ti+2におけるアクセル開度AAに基づき、要求トルク波形Treq、目標トルク波形Ttgt、最大トルクTmaxが更新され(ステップ100)、その後、ステップ102〜114の処理が順次実行される。
以上説明したように、図4に示すルーチンによれば、更新された目標トルク波形Ttgtの目標トルク値Ttgt(ti+1)が最大トルクTmaxを超えている場合には、目標トルク波形Ttgtを時間軸上遅らせて、目標トルク値Ttgt(ti+1)の実現時刻を時刻tbに遅らせる。これにより、急な要求トルクがあった場合でも、目標トルク波形Ttgtを実現することができる。すなわち、要求トルク波形Treqに対する目標トルク波形Ttgtの良好な再現性を得ることができる。
また、目標トルク波形Ttgtの遅延時間Δtを算出し、この遅延時間Δtが基準値Δtthを超える場合には、目標トルク波形Ttgtの実現時刻を遅延させることが禁止される。これにより、車両運転者に対して違和感を与える事態を回避することができる。
ところで、本実施の形態では、目標トルク波形を実現するハードウェア制御として、スロットル開度制御と点火時期制御を用いる場合について説明したが、何れかの制御に代えて、若しくは、これらの制御と共に、燃料噴射量制御やバルブ開弁特性制御(吸気及び排気バルブ16,40のバルブタイミング・作用角・リフト量制御)等を適用することができる。この場合も、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態ではトルクを立ち上げる場合について説明したが、本発明は、トルクを立ち下げる場合にも適用することができる。この場合、ステップ100において最大トルクTmaxの代わりに最小トルクTminが更新され(図3参照)、ステップ102の処理の代わりに、Ttgt(ti+1)がTminよりも小さいか否かが判別されることとなる。この場合も、急な要求トルクがあったとしても、目標トルク波形Ttgtの実現時刻を遅らせることで、目標トルク波形Ttgtを実現することができる。
また、本実施の形態では、遅延時間Δtと基準値Δtthとの比較結果に基づいて目標トルク波形Ttgtの実現時刻の遅延を禁止しているが、要求トルク波形Treqと目標トルク波形Ttgtの時間軸上のずれと基準値との比較結果に基づいて禁止するようにしてもよい。具体的には、図3に示すように、目標トルク波形Ttgtの立ち上がり時刻tcを求め、時刻t1と時刻tcとの時間差を求め、この時間差と所定の基準値とを比較するようにしてもよい。
尚、本実施の形態においては、内燃機関1が第1の発明における「内燃機関」に、点火プラグ12及びスロットルバルブ26が第1の発明における「トルク可変手段」に、それぞれ相当する。また、本実施の形態においては、ECU60が、ステップ100の処理を実行することにより第1の発明における「目標トルク波形更新手段」及び「トルク範囲算出手段」が、ステップ102,104,110の処理を実行することにより第1の発明における「実現時刻遅延手段」が、ステップ106の処理を実行することにより第2の発明における「遅延時間算出手段」が、ステップ108,112の処理を実行することにより第2の発明における「禁止手段」が、それぞれ実現されている。
本発明の実施の形態のシステム構成を説明するための図である。 時刻t1で更新された要求トルク波形Treqと目標トルク波形Ttgtを示す図である。 時刻t2で更新された目標トルク波形Ttgtを実現するための制御を説明するための図である。 本発明の実施の形態において、ECU60が実行するルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
14 吸気ポート
20 インジェクタ
22 吸気通路
26 スロットルバルブ
30 スロットル開度センサ
32 アクセル開度センサ
60 ECU

Claims (2)

  1. 内燃機関の出力トルクを制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記出力トルクを変化させることが可能なトルク可変手段と、
    アクセル操作に基づき、目標トルク波形を更新する目標トルク波形更新手段と、
    前記トルク可変手段により実現可能なトルク範囲を算出するトルク範囲算出手段と、
    前記目標トルク波形更新手段により更新された目標トルク波形が前記トルク範囲を超える場合には、該目標トルク波形が前記トルク範囲内に収まるまで該目標トルク波形の実現時刻を遅らせる実現時刻遅延手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記目標トルク波形の実現時刻の遅延時間を算出する遅延時間算出手段と、
    前記遅延時間が所定の基準値を超える場合に、前記実現時刻遅延手段により前記実現時刻を遅らせることを禁止する禁止手段とを更に備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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