JP2008095489A - 免震基礎構造の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】免震基礎構造の下部基礎14と上部基礎18との間に免震装置22のスライドスペース20を形成する際に、下部基礎14を築造した後、下部基礎14上面に、免震装置22を所定位置に配置すると共に、免震装置22の周囲側方に所定間隔を置いて粒状物を所定高さに敷きつめ、免震装置22及び粒状物の各上面に型枠を配置して上部基礎18を築造し、この後、粒状物を流出させ粒状物上の型枠を除去する。
【選択図】図1
Description
ジャッキを使用した従来の施工方法は、必要な作業スペースを確保するために地盤の掘削深さを深くする必要がある。また、高さの低いスライドスペースを形成する際のジャッキの配置と撤去とに作業工数と工期がかかる。このため、施工費用が嵩むという難点がある。
〈構成1〉
免震基礎構造の下部基礎と上部基礎との間に免震装置のスライドスペースを形成する際に、上記下部基礎を築造した後、上記下部基礎上面に、上記免震装置を所定位置に配置すると共に、上記免震装置の周囲側方に所定間隔を置いて粒状物を所定高さに敷きつめ、上記免震装置及び上記粒状物の各上面に型枠を配置して上記上部基礎を築造し、この後、上記粒状物を流出させ上記粒状物上の上記型枠を除去することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成1に記載の免震基礎構造の施工方法において、上記下部基礎及び上記上部基礎を、コンクリートを打設し養生固化することにより築造することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成1又は2に記載の免震基礎構造の施工方法において、上記免震装置はすべり支承又は転がり支承であることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成1ないし3のいずれかに記載の免震基礎構造の施工方法において、上記粒状物は砂又は塩であることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成1ないし4のいずれかに記載の免震基礎構造の施工方法において、上記粒状物を高圧洗浄水により流出させることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成1ないし5のいずれかに記載の免震基礎構造の施工方法において、上記免震装置の上面に配置される型枠として鉄板を使用し、上記粒状物の上面に配置される型枠としてベニヤ板又は薄肉金属板とプラスチックシートとを重ね合わせて使用し、上記上部基礎の築造後に、上記鉄板を上記上部基礎に残存させ、上記ベニヤ板又は薄肉金属板とプラスチックシートとを除去することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成5に記載の免震基礎構造の施工方法において、上記高圧洗浄水を供給する配管に複数の斜孔を有する洗浄管を接続し、上記洗浄管を上記下部基礎と上記上部基礎との間に挿置しながら上記粒状物を高圧洗浄水により流出させることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成7に記載の免震基礎構造の施工方法において、上記配管に接続され、かつ先端部近傍の周面に複数の貫通孔を有する内管と、この内管に摺動自在に嵌合され、かつ先端部近傍の周面に複数の斜孔が設けられ、先端部には横広がりの拡大部および前向きの貫通孔を有する外管とから構成された上記洗浄管を使用して、上記内管と上記外管とを相対移動させながら上記斜孔または上記前向きの貫通孔より高圧洗浄水を噴出させることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成1に記載の免震基礎構造の施工方法において、上記下部基礎を、複数階層を有する建物の2階以上の階の天井に接する位置に築造した後、上記上部基礎を、上記天井の直上階の下部に接する位置に築造して上記下部基礎と上記上部基礎との間に免震装置のスライドスペースを形成することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成1に記載の免震基礎構造の施工方法において、上記下部基礎を、戸建住宅の地盤に接する位置に築造し、上記上部基礎を上記戸建住宅の下部に接する位置に築造して上記下部基礎と上記上部基礎との間に免震装置のスライドスペースを形成することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
構成1ないし10のいずれかに記載の免震基礎構造の施工方法において、上記免震装置と復元部材を上記下部基礎の外縁近傍部に設置したことを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
先ず、下部基礎14を、常法によりコンクリートを打設し養生固化することにより築造する。このとき、下部基礎14の、免震装置22を配置する箇所表面に、鉄板30を同一平面で埋入しておく。この鉄板30はすべり支承のすべり板のベースプレートとなる。
図6(a)は同施工方法で使用される洗浄管の平面を示す拡大断面図、(b)は同(a)の正面を示す拡大断面図、(c)は同洗浄管の内管を示す横断面図、(d)は同洗浄管の外管を示す横断面図である。
14 下部基礎
16 建物
18 上部基礎
20 スライドスペース
22 免震装置
24 復元部材
26 支柱
28 開口
30 鉄板
34 ベニヤ板
36 鉄板
38 砂
40 ベニヤ板
42 ビニールシート
44 空間
Claims (11)
- 免震基礎構造の下部基礎と上部基礎との間に免震装置のスライドスペースを形成する際に、
前記下部基礎を築造した後、前記下部基礎上面に、前記免震装置を所定位置に配置すると共に、前記免震装置の周囲側方に所定間隔を置いて粒状物を所定高さに敷きつめ、前記免震装置及び前記粒状物の各上面に型枠を配置して前記上部基礎を築造し、この後、前記粒状物を流出させ前記粒状物上の前記型枠を除去することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項1に記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記下部基礎及び前記上部基礎を、コンクリートを打設し養生固化することにより築造することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項1又は2に記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記免震装置はすべり支承又は転がり支承であることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記粒状物は砂又は塩であることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記粒状物を高圧洗浄水により流出させることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記免震装置の上面に配置される型枠として鉄板を使用し、前記粒状物の上面に配置される型枠としてベニヤ板又は薄肉金属板とプラスチックシートとを重ね合わせて使用し、
前記上部基礎の築造後に、前記鉄板を前記上部基礎に残存させ、前記ベニヤ板又は薄肉金属板とプラスチックシートとを除去することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項5に記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記高圧洗浄水を供給する配管に複数の斜孔を有する洗浄管を接続し、前記洗浄管を前記下部基礎と前記上部基礎との間に挿置しながら前記粒状物を高圧洗浄水により流出させることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項7に記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記配管に接続され、かつ先端部近傍の周面に複数の貫通孔を有する内管と、この内管に摺動自在に嵌合され、かつ先端部近傍の周面に複数の斜孔が設けられ、先端部には横広がりの拡大部および前向きの貫通孔を有する外管とから構成された前記洗浄管を使用して、
前記内管と前記外管とを相対移動させながら前記斜孔または前記前向きの貫通孔より高圧洗浄水を噴出させることを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項1に記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記下部基礎を、複数階層を有する建物の2階以上の階の天井に接する位置に築造した後、前記上部基礎を、前記天井の直上階の下部に接する位置に築造して前記下部基礎と前記上部基礎との間に免震装置のスライドスペースを形成することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項1に記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記下部基礎を、戸建住宅の地盤に接する位置に築造し、前記上部基礎を前記戸建住宅の下部に接する位置に築造して前記下部基礎と前記上部基礎との間に免震装置のスライドスペースを形成することを特徴とする免震基礎構造の施工方法。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載の免震基礎構造の施工方法において、
前記免震装置と復元部材を前記下部基礎の外縁近傍部に設置したことを特徴とする免震基礎構造の施工方法。
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