JP2008094874A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】シミ汚れ、特に便、尿といった排泄物に由来するシミ汚れに対して優れた洗浄力を示し、原液が手についたときのぬるつきや肌荒れが無く、洗浄後の衣料のごわつきが無く、外観がよく安定性に優れた液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)アルキルグリコシドと(B)ヒドロキシカルボン酸型キレート剤とを、それぞれ特定比率で含有する液体洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は液体洗浄剤組成物に関し、詳しくは、ベビー用の衣料、おむつ等の繊維製品、特に衣料用として好適な液体洗浄剤組成物に関する。
従来、衣料用の重質液体洗浄剤は、泥、皮脂、油といった汚れの汚れ落ちに重点を置き開発されており、便尿、果汁などのいわゆるシミ汚れに対しては、汚れ落ちが十分ではなかった。通常、これらのシミ汚れには、酸化漂白を中心とした漂白剤が用いられ、一般消費者は、いわゆる一般液体洗浄剤と漂白剤を使い分け、汚れを落としていた。
一方、ベビー用液体衣料用洗剤という商品群が存在し、ベビー用のおむつ、衣料、寝具等を洗濯するために、無漂白、無蛍光、無リンといった安全性を全面に押しだし、漂白剤は使用しないながらも、前述の便尿シミ等のシミ汚れに高い洗浄性を持った商品群であった。これらベビー用液体衣料用洗剤は、一般に、脂肪酸石けんとポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とした弱アルカリ乃至アルカリ性の洗浄剤がほとんどである。
特許文献1には、高配合のキレート剤、pH10以上の高アルカリ、温度50℃以上という特定の条件で水溶性キレート剤と漂白剤とを含有するアルカリ性洗浄液を用いるおむつの洗浄方法が開示されている。
また、特許文献2や特許文献3等には、アルキルグリコシド(アルキル多糖界面活性剤)を使用した液体洗浄剤組成物が、洗浄力に優れ、衣料の損傷の低減や製品の保存安定性の向上に有効であることが開示されている。更に、特許文献4には、アルキルポリグリコシドと、他の特定の非イオン表面活性剤とを含有する洗剤組成物が開示されている。
特開2002−138364号 特開平5−239493号 特開平6−299191号 特開平4−292697号
特許文献1の方法は業務用の洗浄方法としては好適であるが、一般的な家庭で日常的に簡易に行う方法として適しているとは言い難い。また、従来のベビー用液体衣料用洗剤では、原液が手についた時のぬるつきや皮膚刺激の発生、累積洗浄による衣料のゴワつきの発生などの点で更なる改良が望まれる。この点、特許文献2、3の液体洗浄剤組成物では、衣料の損傷の低減や製品の保存安定性の向上は見られるものの、これらの効果と同時に、ベビー用繊維製品の洗浄において、便や尿により生じたシミ汚れに対しても優れた洗浄力を得るという点では、更なる改良が要望される。特許文献4では、液体洗浄剤組成物において透明な外観を有し且つ安定な組成物を得ることは言及されていない。
一般に、便、尿などの排泄物に由来する汚れや果汁汚れなど、染み汚れに対して、高い洗浄力を選るには、キレート剤を多く配合することが有効であるが、従来、こうしたキレート剤高配合系で安定に界面活性剤を配合した組成物は見出されていない。
本発明は、シミ汚れ、特に便、尿といった排泄物に由来するシミ汚れに対して優れた洗浄力を示し、原液が手についたときのぬるつきや肌荒れが無く、洗浄後の衣料のごわつきが無く、外観がよく安定性に優れた液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明は、(A)アルキルグリコシド〔以下、(A)成分という〕を5〜20重量%、及び(B)ヒドロキシカルボン酸型キレート剤〔以下、(B)成分という〕を10〜30重量%含有し、(A)/(B)重量比が0.2〜1である液体洗浄剤組成物に関する。
本発明によれば、皮膚、毛髪あるいは布への刺激、損傷性が著しく緩和され、かつ洗浄力に優れ、累積洗浄によるゴワつき発生の無い、低刺激性で外観がよく安定性に優れた液体洗浄剤組成物が提供される。本発明の液体洗浄剤組成物は、ベビー用の衣料、おむつ、寝具などに対する洗浄性、すなわちシミ汚れに対する洗浄性に優れている。
<(A)成分>
(A)成分としては、次の一般式(I)で表されるアルキルグリコシドが好ましい。
1(OR2pq (I)
〔式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル基もしくはアルケニル基、又はアルキル(炭素数2〜12)フェニル基を示し、R2は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5〜6の還元糖に由来する残基であり、pはその平均値が0〜5である。qはその平均値が1〜10である。〕
一般式(I)において、R1は溶解性、起泡性及び洗浄性の点から、炭素数が9〜14であるのが好ましい。また、R2は水溶性等の点から炭素数2〜3であるのが好ましい。また、pの値は水溶性及び結晶性を調整し、これが大きいほど水溶性が高く且つ結晶性が低くなる傾向があり、好ましい範囲は0〜2、特に0である。qは1〜4の範囲にあることが好ましい。qはR1の疎水基に由来する物性を考慮し選択するのが望ましく、例えばR1が平均炭素数9〜11の疎水基である場合はq=1〜1.4を、平均炭素数12〜14の疎水基である場合はq=1.2〜4.0を選択するのが好ましい。尚、平均糖重合度qはプロトンNMRにて求めることができる。この糖鎖の結合様式は、1−2、1−3、1−4もしくは1−6結合、α−もしくはβ−ピラノシド結合又はフラノシド結合のいずれか又はこれらの組み合わせである。更に、一般式(I)中のGは原料である単糖又は多糖によってその構造が決定されるが、この単糖としては例えばグルコース、フルクトース、ガラクトース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビノース等が、多糖としては例えばマルトース、キシロビオース、イソマルトース、セロビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スクロース、ニゲロース、ツラノース、ラフィノース、ゲンチアノース、メレジトース等が挙げられ、これらは単独又は2種以上を組み合わせて使用できる。これらのうち、入手容易性、及び低コスト性という点から、単糖類原料としてはグルコース、フルクトース等が、多糖類原料としてはマルトース、スクロース等が好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄力と低刺激性の観点から、(A)成分を5〜20重量%、好ましくは5〜15重量%、より好ましくは5〜10重量%含有する。
<(B)成分>
(B)成分としては、クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、ヘプトン酸、乳酸、酒石酸、ヒドロキシ酢酸(グリコール酸)等が挙げられる。これらは、塩であってもよく、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アルカノールアミン塩、脂肪族アミン塩等が挙げられる。好ましくは、クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸及び酒石酸であり、より好ましくはクエン酸である。
本発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄力と安定性の観点から、(B)成分を10〜30重量%、好ましくは10〜25重量%、より好ましくは15〜25重量%含有する。
本発明の液体洗浄剤組成物では、洗浄力、低刺激性、外観及び安定性の観点から、(A)成分と(B)成分の重量比は、(A)/(B)で0.2〜1、好ましくは0.33〜1、より好ましくは0.33〜0.7である。
<その他の成分>
本発明の液体洗浄剤組成物は、更に(C)ポリカルボン酸型キレート剤〔以下、(C)成分という〕を含有することが好ましい。
(C)成分としては、ポリカルボン酸系ポリマー及び/又はその塩が好ましい。具体的には、ポリアクリル酸及びその塩、ポリマレイン酸及びその塩、並びにアクリル酸−マレイン酸コポリマー及びその塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。塩は、一部でも全部でもよく、塩としてはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩や有機アミン塩が好ましい。
ポリアクリル酸及びその塩の重量平均分子量は1,000〜20,000が好ましく、特に好ましくは2,000〜15,000である。
また、ポリマレイン酸及びその塩の重量平均分子量は、500〜10,000が好ましく、特に好ましくは500〜5,000である。
アクリル酸−マレイン酸コポリマー及びその塩としては、無水マレイン酸と共重合可能な他のモノマーとのコポリマーやその水溶性塩であり、下記の一般式(II)で表される構造を有するものが好ましい。
Figure 2008094874
〔式中、R3、R4、R5、R6は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基もしくはアルコキシ基、フェニル基、又はカルボキシル基を示し、Mは、水素原子、アルカリ金属又は有機アミンであり、x/y(モル比)=1/10〜10/1で、平均分子量は1,000〜100,000である。〕
上記一般式(II)において、x/y(モル比)は1/10〜10/1であり、好ましくは3/7〜7/3である。また、式(II)で表されるアクリル酸−マレイン酸コポリマー及びその塩の重量平均分子量は1,000〜100,000であり、好ましくは1,000〜20,000である。
これらのポリカルボン酸系ポリマーの重量平均分子量は、分子量が既知のポリエチレングリコールを標準物質として用いたゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー法(GPC法)により測定されたものである。
本発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄力と安定性の観点から、(C)成分を好ましくは1〜10重量%、より好ましくは1〜10重量%、更に好ましくは4〜8重量%含有する。
また、本発明の液体洗浄剤組成物では、洗浄力と安定性の観点から、(B)成分と(C)成分の重量比は、(B)/(C)で好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5、更に好ましくは1〜3である。
本発明の液体洗浄剤組成物は、原液のぬるつき低減の観点から、(D)(A)成分以外の多価アルコール〔以下、(D)成分という〕、並びに(E)該(D)成分と反応できるホウ酸及び/又はその塩〔以下、(E)成分という〕を含有することが好ましく、(E)/(D)重量比は0.05〜0.25が好ましい。
(D)成分としては、炭素数3〜20の3〜8価のアルコールが好ましく、組成物中の含有量は1〜30重量%が好ましい。洗浄性能、粘度挙動、安定性の観点から、(D)成分の含有量は組成物中に3〜28重量%がより好ましく、5〜15重量%が更に好ましく、7〜13重量%が特に好ましい。
(D)成分としては、脂肪族トリオール、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオールなどのアルカントリオール、脂肪族ポリオール、例えば、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン、ジペンタエリスリトールなどのアルカンポリオールおよびそれらもしくはアルカントリオールの分子内もしくは分子間脱水物、ならびにショ糖、グルコース、マンノース、フルクトース、メチルグルコシドなどの糖類が挙げられる。好ましくはエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、マンニトール、グルコースである。
(E)成分の組成物中の含有量は、ホウ素原子として0.05〜2重量%が好ましく、0.1〜1.5重量%がより好ましく、0.15〜1重量%が更に好ましく、0.2〜0.8重量%が特に好ましく、0.2〜0.4重量%が最も好ましい。(E)成分としては、ホウ酸、ホウ砂及びホウ酸塩から選ばれる少なくとも1種の化合物が挙げられる。ホウ酸塩としては、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸アンモニウム、4ホウ酸ナトリウム、4ホウ酸カリウム、4ホウ酸アンモニウム等が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤組成物に配合できる任意成分としては、ポリエチレングリコール〔(D)成分からは排除する〕、カルボキシメチルセルロース等の再汚染防止剤;プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の酵素;塩化カルシウム等の酵素安定剤;エタノール等の低級アルコール;ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の低級アルキルベンゼンスルホン酸塩;プロピレングリコール等のグリコール類;安息香酸塩、尿素等の可溶化剤;t−ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール等の酸化防止剤;その他抗菌剤等が挙げられる。また、本発明の組成物は、蛍光染料、青味付剤、香料、ビルダーとしてのリン酸塩を含まないことが望ましいが、必要なら配合することもできる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、外観による識別の容易さ及び外観の美しさの観点から、透明な組成物、特に透明な水溶液であることが好ましい。ここで、透明とは、目視による観察で均一で濁りがないことであるが、測定機器を用いた場合、その透過率は通常90%以上であり、好ましくは95%以上、より好ましくは98%以上である。透過率の測定は、「U-2000A Spectrophotometer」(分光光度計、HITACHI製)で石英セルを用いて、600nmにおける精製水の透過率を100%として測定する。通常は20℃において観察又は測定を行う。本発明の液体洗浄剤組成物は0〜40℃の全範囲において透明状態を維持することが好ましい。本発明の組成物では、(A)成分5〜20重量%、(B)成分10〜30重量%を含有し、(A)/(B)重量比が0.2〜1であることが、透明状態を維持し、高い洗浄性能をもたらすために必須である。高い透明性と洗浄性の点から好ましい範囲は、(A)成分の含有量は5〜15重量%、更に5〜10重量%であり、(B)成分の含有量は10〜25重量%、更に15〜25重量%であり、(A)/(B)重量比は0.33〜1、更に0.33〜0.7である。
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(A)成分、(B)成分及びその他の成分を含有し、水を含有する。本発明の液体洗浄剤組成物は、低刺激性の観点から、原液のpH(20℃)が7.6〜9、更に7.6〜8.5、特に7.7〜8が好ましい。また、本発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄力の観点から、使用時にpH(使用温度におけるpH、好ましくは20℃におけるpH)が8.5を超え10未満、更に9以上10未満の洗浄液、特に水溶液として用いられることが好ましい。使用時のpHは、水による希釈により前記範囲が達成されるものでも、適宜pH調整により達成されるものでも、何れでも良いが、水による希釈により前記範囲が達成されるものが好ましい。なお、該洗浄液は、(A)成分を0.001〜0.1重量%、更に0.0015〜0.05重量%、(B)成分を0.002〜0.5重量%、更に0.003〜0.1重量%含有することが好ましく、該濃度の希釈液において前記pHが達成されることが好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、繊維製品用として好適であり、衣料用として特に好適である。また、ベビー用繊維製品の洗浄に好適である。ベビー用繊維製品としては、衣料、おむつ、寝具などが挙げられる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、使用にあたっては、通常の洗濯機を用いた洗浄の他に、たらい、バケツ等を用いたつけおき洗いにも使用できる。便尿シミ等の特にひどい汚れの場合、2〜3時間程度のつけおきの後、洗濯機で洗浄すると特に高い洗浄効果がある。
本発明により、(A)アルキルグリコシドを5〜20重量%、及び(B)ヒドロキシカルボン酸型キレート剤を10〜30重量%含有し、(A)/(B)重量比が0.2〜1である液体洗浄剤組成物から調製されたpHが8.5を超え10未満の洗浄液で繊維製品を洗浄する洗浄方法が好適に提供される。該洗浄液は、一般家庭で使用される水道水等の水を用いて、本発明の液体洗浄剤組成物を好ましくは200〜5000倍に、より好ましくは1000〜3000倍に希釈(体積基準)して調製でき、該洗浄液による洗浄は、好ましくは10〜45℃、より好ましくは20〜35℃の温度(液温)で、該洗浄液を繊維製品と接触させて行うことができる。
表1の液体洗浄剤組成物を調製し、以下の方法で洗浄性(シミ汚れ、一般汚れ)、原液の感触、洗浄タオルのごわつき、保存安定性、外観を評価した。結果を表1に示す。
(1)洗浄性
・洗浄性1(シミ汚れ)
木綿ブロード(8cm×8cm)に、胆汁色素の主要成分であるビリルビン〔和光純薬(株)製〕の0.06重量%クロロホルム溶液を0.4mL付着させてシミ汚れを作成し、風乾後、ビリルビン汚染布とした。
表1に示す液体洗浄剤組成物を、4°硬水で1000倍希釈(0.5mL/500mL硬水、pHを表1に示す)し、室温(20℃)で上記のビリルビン汚染布4枚を2時間つけおき洗浄し、その後、水道水で流水すすぎを行った。洗浄前後のビリルビン汚染布の反射率を測定(測定波長460nm)して、次式により洗浄率を算出し、4枚の洗浄率の平均を以下の基準で評価した。
Figure 2008094874
洗浄性1(シミ汚れ)に関して、上記方法よる評価では、洗浄率が40%以上は非常に良好(◎)、洗浄率が30%以上40%未満は良好(○)、洗浄率が20%以上30%未満は普通(△)、洗浄率が20%未満は悪い(×)と判断される。
・洗浄性2(一般汚れ)
Swiss Federal Laboratories for Materials Testing and Research 製のEMPA 101(カーボンブラック/オリーブ油)を一般汚れ汚染布とした。表1に示す液体洗浄剤組成物を、4°硬水で3000倍希釈(0.33mL/1L硬水)し、上記の一般汚れ汚染布4枚をターゴトメーターにて85rpmで、洗浄時間10分、水温25℃、水道水にて流水5分間のすすぎの洗浄条件で洗浄した。洗浄前後の一般汚れ汚染布の反射率を測定(測定波長460nm)して、洗浄性1と同様の方法で洗浄率(4枚の平均)を算出した。洗浄性2(一般汚れ)に関して、上記方法よる評価では、洗浄率が8%以上は良好(○)、洗浄率が5%以上8%未満は普通(△)、洗浄率が5%未満は悪い(×)と判断される。
(2)原液の感触評価
液体洗浄剤組成物の原液を指先にぬり、30秒後水で洗い流したときに、指先のぬるつき、刺激等を5名のパネラーで官能評価を行い、以下の基準で評価した。
○:5名ともすぐにぬるつきが消え、特に刺激を感じなかった。
△:1名〜2名に、ぬるつきが長く残る感じがした。または刺激を感じた。
×:3名以上にぬるつきが長く残る感じがした。または刺激を感じた。
(3)ごわつき評価
タオル10枚を洗濯機で10回累積洗濯し、洗浄後のタオルの柔軟性を5名のパネラーで官能評価を行い、以下の基準で評価した。洗濯機での洗浄は、液体洗浄剤組成物10mLを30Lの水道水に溶解して、液温20℃、10分洗濯、3回すすぎ、を1サイクルとして10回の累積洗浄を行った。なお、実施例の液体洗浄剤組成物は、この希釈濃度及び温度においてpHが何れも8.5を超え10未満であった。
○:5名とも特にごわつきを感じなかった。
△:1〜2名がごわつきを感じた。
×:3名以上がごわつきを感じた。
(4)保存安定性
表1に示す液体洗浄剤組成物を、ガラス製のサンプル瓶(100mL)に90g入れ、蓋を閉めて0℃と40℃で3週間保存し、白濁、分離、沈殿の有無を20℃での目視にて確認した。評価基準は以下の通りである。
○:白濁、分離、沈殿の何れも生じず、外観が透明
△:分離、沈殿の何れも生じないが、白濁し、外観が不透明
×:分離、沈殿の少なくとも何れかが生じる
(5)外観
表1に示す液体洗浄剤組成物を、ガラス製のサンプル瓶(100mL)に90g入れ、蓋を閉めて20℃で一日静置し、白濁、分離、沈殿の有無を20℃での目視にて確認した。評価基準は以下の通りである。
○:白濁、分離、沈殿の何れも生じず、外観が透明
△:分離、沈殿の何れも生じないが、白濁し、外観が不透明
×:分離、沈殿の少なくとも何れかが生じる
Figure 2008094874
*1 マイドール12、花王(株)製
*2 マイドール10、花王(株)製
*3 エマルゲン120、花王(株)製
*4 エマール270J、花王(株)製
*5 オリゴマーD、花王(株)製、重量平均分子量約8000
*6 ポイズ521、花王(株)製、重量平均分子量約10000

Claims (6)

  1. (A)アルキルグリコシドを5〜20重量%、及び(B)ヒドロキシカルボン酸型キレート剤を10〜30重量%含有し、(A)/(B)重量比が0.2〜1である液体洗浄剤組成物。
  2. 更に(C)ポリカルボン酸型キレート剤を1〜10重量%を含有し、(B)/(C)重量比が1〜10である請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
  3. (A)成分が次の一般式(I)で表されるアルキルグリコシドである請求項1又は2記載の液体洗浄剤組成物。
    1(OR2pq (I)
    〔式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル基もしくはアルケニル基、又はアルキル(炭素数2〜12)フェニル基を示し、R2は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5〜6の還元糖に由来する残基であり、pはその平均値が0〜5である。qはその平均値が1〜10である。〕
  4. pH(20℃)が7.6〜9である請求項1〜3の何れか1項記載の液体洗浄剤組成物。
  5. 更に、(D)(A)成分以外の多価アルコール、並びに(E)該(D)多価アルコールと反応できるホウ酸及び/又はその塩を含有し、(E)/(D)重量比が0.05〜0.25である請求項1〜4の何れか1項記載の液体洗浄剤組成物。
  6. 衣料用である請求項1〜5の何れか1項記載の液体洗浄剤組成物。
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