JP2008094421A - 幼児用シート体容器及び幼児用ウェットティシュ包装袋セット - Google Patents
幼児用シート体容器及び幼児用ウェットティシュ包装袋セット Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】トイレで幼児の臀部を清拭するためのシート体11aと、シート体を複数収容する容器本体10と、を有し、容器本体には、シート体を取り出すための取出口12と、容器本体を保持するための取付部20と、が形成され、容器本体には、複数の個別シール部15aが各別に剥離可能に配置されている個別シール配置部15が着脱可能に備えられていると共に、個別シール部を個別シール配置部から剥離させて再貼付するための個別シール再貼付部11bが備えられている幼児用シート体容器1。
【選択図】図3
Description
トイレの習慣を幼児等に行わせる当初においては、幼児等が上手にトイレを使用できず、幼児等がトイレに行くことを嫌がる等の現象が生じている。
このため、従来はトイレに玩具等を置き、この玩具で、幼児等がトイレに行くことを誘うということを行っていた。
一方、この時期の幼児は、おむつ交換時にウェットティシュを使っていたこともあって、スムーズなトイレトレーニングのためにトイレでもウェットティシュを使用したいという要請があるため、ウェットティシュを収容したウェットティシュ容器もトイレに配置したいとの要請がある。
しかし、狭いトイレ内に玩具やウェットティシュ容器等を配置することは困難であるため、玩具やウェットティシュ等のシート体をトイレで同時に使用することは難しく、また、玩具を備えたウェットティシュ容器自体が、トイレでは狭くて使用しづらく、幼児等のトイレトレーニング等をスムーズに行うことができないという問題があった。
また、幼児がおむつ使用から大人のようにトイレを使用することができるようになるための練習であるトイレトレーニングをする際には、幼児のトイレ使用が成功する度に、個別シール配置部にある一の個別シール部を剥離させ、個別シール再貼付部に貼り付けるようにすることができる。
すなわち、シール貼りは、幼児にとって楽しいものであるため、このように、トイレ使用とシール貼りを関連付けることで、幼児のトイレトレーニングを幼児にとって楽しいものとすることができ、しかも複数のシール部を使用することで、できたことによる喜びをその都度体験することができ、円滑にトイレトレーニングを行うことができる。
また、このようにトイレトレーニングを楽しいものとする個別シール配置部は容器本体に着脱可能に配置できるので、狭いトイレ等においても、邪魔にならず、且つ紛失せずに保管することができる。また、個別シール部を再貼付するための個別シール再貼付部も、容器本体に備えられているので、同様に、狭いトイレ等においても、邪魔にならず、且つ紛失することもない。
したがって、トイレ等に配置し易く、且つ、幼児等のトイレトレーニング等を行い易い幼児用シート体容器となる。
また、取付部は、容器本体に対して着脱可能な構成となっているので、容器本体を取付部から取り外して、トイレ等以外の場所でシート体を使用することができる。
また、取付部には、個別シール配置部及び/又は個別シール再貼付部を保持するシール保持部が形成されているので、個別シール配置部等を紛失することなく、個別シール再貼付部に近接した使いやすい場所に保管することでき、扱い易い構成となっている。
このため、載置部に載置された容器本体の取出口が上方を向いて配置され、しかも、容器本体の長手方向の両端部で保持されるので、使用者がシート体を取り出し易い構成となっている。
また、配置固定部の上側には、個別シール配置部を保持する個別シール配置部用保持部が形成されているので、この個別シール配置部用保持部に個別シール配置部を保管できる。そして、この個別シール配置部用保持部は、個別シール配置部を使用者が視認しやすい位置なので、幼児や保護者等にとっても取り出しやすい構成となっている。
このため、容器本体に貼り付けた封止ラベル部を、交換する際に、剥がし易い構成となっていると共に、容器本体の表面等を接着面で汚しにくい構成となっている。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明である幼児用シート体容器の第1の実施の形態である例えば取付部材付きウェットティシュ容器1が、トイレットペーパーホルダ2に装着されている状態を示す概略斜視図である。
図1に示すように、取付部材付きウェットティシュ容器1は、トイレ内に配置されるトイレットペーパーを保持するトイレットペーパーホルダ2上に装着して使用される。
このように、取付部材付きウェットティシュ容器1が、トイレットペーパーホルダ2上に配置することで、狭いトイレ空間であっても、容器本体である例えば、ウェットティシュ容器10を配置することが可能となっている。また、このようにウェットティシュ容器10を配置することで、その内部に収容されている薬剤等が含浸されたウェットティシュ片を使用者が使い易くなっている。つまり、使用者である幼児やその保護者等がトイレでウェットティシュ片を引き出し易く、かつ、幼児の臀部をウェットティシュ片で清拭しやすい構成となっている。なお、ウェットティシュ片はシート体の一例となっている。
また、ウェットティシュ包装袋11は、水不透過性の材料等により形成されている。
一方、ウェットティシュ容器10は、図2の上側にウェットティシュ片11aの取出口12が設けられ、この取出口12を露出状態又は閉状態にするための開閉蓋13(蓋体の一例)が形成され、下側にはウェットティシュ包装袋11を出し入れするための出入蓋19(開閉蓋の一例)が設けられ、出し入れするための開口である容器開口10a(容器開口部の一例)を開閉可能な構成とされている。
なお、本実施の形態では、出入蓋19がウェットティシュ容器10の下側に配置される構成となっているが、これに限らず、ウェットティシュ容器の下側内にウェットティシュ包装袋11を収容し、ウェットティシュ容器の上側を、開閉蓋13を設けた出入蓋19で覆う構成としても良い。
つまり、このラベル11bの表面には、図柄等が表されている。この図柄の一例を示したのが図3である。図3では、例えば動物園の図柄が記載され、複数の動物が示されている。この他にも、水族館や公園、遊園地、海、山等、幼児が好む場面の図柄が示される。
すなわち、母親等の利用者は、ウェットティシュ包装袋11をウェットティシュ容器10内に収容する際、ラベル11bを剥がすが、この剥がされたラベル11bをウェットティシュ容器10の前面に貼付することでシール貼付部となる。
また、本実施の形態では、ウェットティシュ包装袋11には、別体で図1及び図2に示すように、個別シール台紙15が付いている。
まず、本実施の形態では、ラベル11bとシール台紙15とは一つのセットとして流通される。すなわち、図2に示すように、ウェットティシュ包装袋11はウェットティシュ容器10内に配置されて使用されることから、ウェットティシュ包装袋11内のウェットティシュ片11aを使用し終わると、新しいウェットティシュ包装袋11と入れ替えることができる。このとき、新しいウェットティシュ包装袋11と対となってシール台紙15が供給される関係となっている。
そして、シール台紙15には、図5に示すように、例えば動物園の動物が、動物毎(パンダ、ライオン等)に分けて個別にシール15aとしてシール台紙15から剥がされる構成になっている。
一方、図4(a)に示すように、ラベル11bの表面には、例えば、動物園の図柄が描かれ、シール台紙15の動物を模した各シール15aを貼付する部分が示されている。
したがって、幼児等がシール台紙15から一つの動物、例えばパンダのシール15aを剥がし、ラベル11bのパンダの部分に再貼付することができ、これをすべての動物について行うことで動物園が完成する構成となっている。
すなわち、包装袋取出口11cが袋側取出口の一例となっており、ラベル11bが、ウェットティシュ包装袋11の未使用状態で、包装袋取出口11cを覆うための封止ラベル部の一例となっている。
次に、保護者等は、このラベル11bを図2及び図3に示すように、シール貼付部としてウェットティシュ容器10の前面側に貼付する。
つまり、図4(b)で示すラベル11bの裏面側には、接着面11dが形成されているため、この接着面11dによって、ラベル11bはウェットティシュ容器10の前面に貼り付けることができる構成となっている。
すなわち、ウェットティシュ包装袋11に包装袋取出口11cの外縁に沿って脆弱部等が設けられており、ラベル11bの接着面11dをその上に貼着した状態から、図2に示すように使用者が開封すると、包装袋取出口11cの形状となるように、被覆部11eが切除され、図4(b)に示すように、ラベル11bの裏面側の接着面11dの略中央部に被覆部11eが配置される。
このとき、ラベル11bの略中央部は、被覆部11eによって接着面11dが覆われるため、ラベル11bをウェットティシュ容器10の前面側に、貼り付けるとき、ラベル11bの裏面全体がウェットティシュ容器10に貼り付けられることがない。
したがって、ウェットティシュ包装袋11を入れ替える際に、新たなラベル11bをウェットティシュ容器10に貼るため、既に貼ってあるラベル11bを剥がす場合でも、剥がしやすい構成となっている。また、ラベル11bの裏面側の全面がウェットティシュ容器10に貼り付けられないので、ウェットティシュ容器10の表面を接着剤等で汚しにくい構成ともなっている。
このように、被覆部11eは、袋側取出口被覆部の一例となっている。
このように、シール台紙15が、個別シール配置部の一例となっており、各動物のシール15aが個別シール部の一例となっている。また、ラベル11bの表面側が個別シール再貼付部の一例となっている。
また、ラベル11bの表面側には、動物園と複数の動物が描かれており、シール台紙15の各動物シールを貼ることで完成される動物園(完成画の一例)となっているので、動物園を完成させる工程を幼児がたどることができるので、幼児のトイレトレーニングを楽しくさせることができる。
特に、交換用のウェットティシュ包装袋11については、流通において複数個を一セットとして構成すると、それぞれのウェットティシュ包装体11と対をなすシール台紙15の種類を変えて、それぞれ提供できるので、ウェットティシュ包装袋11を交換し、ラベル11bを交換すると、その表面の図柄も確実に変わり、幼児を飽きさせることなく、トイレトレーニングを行わせることができる。
また、図2には、取付部材付きウェットティシュ容器10の取付部材20が開示されている。この取付部材20は、ウェットティシュ容器10を保持するための取付部の一例となっている。
このように、ウェットティシュ容器10は、取付部材20を有するため、図1に示すように、トイレットペーパーホルダ2上に配置でき、狭いトイレであっても、ウェットティシュ容器10を使用者の邪魔にならずに配置することが可能となっている。
先ず、容器保持部21について説明する。容器保持部21は、図2に示すように、ウェットティシュ容器10の底面側を載置する載置部22を有している。
すなわち、載置部22はウェットティシュ容器10の底面側外周を保持しており、かつ、底面が図1に示すようにトイレットペーパーホルダ2上に配置される。
したがって、この載置部22にウェットティシュ容器10を置くことで、容器保持部21がウェットティシュ容器10の下側(出入蓋19側)を保持できる構成となっている。
また、図2に示すように、容器保持部21は、載置部22の外縁から図2の上方に立ち上がり、壁のように形成される壁面部23を有している。
この壁面部23は、図2に示すように、載置部22に沿って形成されているため、少なくとも、その一部が互いに対向するように、ここでは長手方向に沿って配置されている。
したがって、載置部22にウェットティシュ容器10が載置されると、ウェットティシュ容器10の側面が図3に示すように壁面部23によって挟まれるよう保持されるため、ウェットティシュ容器10が、容器保持部21により安定的に保持されることとなる。
また、この壁面部23は載置部22に載置されたウェットティシュ容器10の背面側にも形成されている
このように壁面部23に形成される2箇所の壁面凸部23a、23aは、ウェットティシュ容器10が載置部21に載置されると図1に示すように、ウェットティシュ容器10の容器側面凹部16と係合する構成となっており、載置部21と壁面凸部23aとで出入蓋19を挟む構成とされている。
すなわち、図3で示すように、両側の壁面凸部23a、23aが、容器側面凹部16と係合して、取出口12が形成された上下方向を中心に、確実にウェットティシュ容器10を保持する構成となっている。
この突起状とされた突出部22aは、ウェットティシュ容器10が載置部22に載置されたときに、図4のウェットティシュ容器10の底面側の容器底面凹部17に入り込んで係合する構成となっており、特に斜め方向に引かれた際に移動を規制している。
このように、ウェットティシュ容器10の長手方向両端に設けられた容器保持部21上に載置されたウェットティシュ容器10は、載置部22上に配置され、壁面部23で、その側面を保持され、そして、壁面凸部23a及び突出部22aによって、容器保持部21と係合させられる。このため、ウェットティシュ容器10は、容器保持部21に安定的に保持され、所謂「ガタツキ」が生じない構成となっている。
特に、これら壁面凸部23aと突出部22aは、ウェットティシュ容器10の長手方向の両端部に形成されているので、中央部に形成されている場合よりもさらに、強固に保持できるので、「ガタツキ」の発生をより確実に抑える構成となっている。しかも、壁面凸部23aの下側の領域に突出部22aが形成されているため、各係合部が近接して配置されることになり、確実に保持する構成となっている。
特に、ここでは長手方向両端側に容器側面凹部16と壁面凸部23aを形成しているため、壁面部23や載置部22が延びる両端に位置することで撓み易く、結果的に着脱し易い構成とされている。
したがって、上述の構成に加え、ウェットティシュ容器10の周縁部18を挟持することで、より確実に容器保持部21がウェットティシュ容器10を保持し、「ガタツキ」を未然に防ぐ構成となっている。
このため、図1のようにトイレットペーパーホルダ2上に、取付部材付きウェットティシュ容器10を設置し、利用者が便座に座った状態や、幼児の保護者が不自然な姿勢で、ウェットティシュ片11aを取出口12から斜めに引き抜こうとして、無理な力がウェットティシュ容器10に加わってもウェットティシュ容器10は「ガタツキ」が生じないため、ウェットティシュ片11aをスムーズに引き抜くことができる。
特に、ウェットティシュ片11aが、便器の水圧で開繊する水解性ウェットティシュの場合は、ウェットティシュ容器10の僅かな「ガタツキ」でも容易に切れてしまうという問題が従来はあった。しかし、本実施の形態では、ウェットティシュ容器10の「ガタツキ」を相当程度、抑えることができるため、水解性ウェットティシュを収容しているウェットティシュ容器10であっても、ウェットティシュ片11aを引き抜くときに、切れにくく、使用者にとって使い易い取付部材付きウェットティシュ容器10となっている。
一方、別部材の容器保持具とされた容器保持部21には、図2に示すように、その側面形状が略L字状の挿通部24が形成されている。この挿通部24の上方向に延びる先端側が背面部24aで、横方向に延びる基端側が基端部24bと成っている。つまり、基端部24bと背面部24aは略90度折り曲がった形状となっており、これによって全体として略L字状となっている。
この容器保持部21の挿通部24を、配置固定部31の挿入孔32内に挿入し、両者を接続した状態が示されているのが、図7である。図7に示すように、挿通部24を挿入孔32に挿入すると、挿通部24の背面部24aが配置固定部31の背面側に沿って位置する。そして、背面部24aに連接する基端部24bが、配置固定部31の挿入孔32内に位置する。
したがって、容器保持部21は、配置固定部31に対して直交するように垂直に配置されることになる。つまり、容器保持部21は、配置固定部31に対して直交する方向に延伸するように配置されていることになる。
そして、その結果、図7等に示すように容器保持部21の載置部22が上方を臨み、上方を向いて配置される構成ともなっている。
このように両者を着脱可能な構成とすると、従来は、この接続部分に「ガタツキ」が生じ、ウェットティシュ容器10の「ガタツキ」という事態が生じていた。この点、本実施の形態では、図2及び図7に示すように、挿通部24が略L字状となり、この挿通部24を配置固定部31の挿入孔32内に挿入し、且つ、挿通部24の背面部24aを配置固定部31の背面側に沿って配置する構成としている。
つまり、略L字状の部分が、配置固定部31に沿って配置されることになる。したがって、挿通部24と配置固定部31との接触面積が大きくなるので、この接続部分に「ガタツキ」が生じにくい構成となっている。したがって、使用に際し、ウェットティシュ容器10の「ガタツキ」も生じにくい使い易い構成となっている。
また、図2及び図7に示すように、差込部31aには、抜け止め凸部33が形成されている。この抜け止め凸部33は、図1に示すように、取付部材付きウェットティシュ容器10の差込部31aを、トイレットペーパーホルダ2に装着してウェットティシュ片11aを取り出す際に、容易にトイレットペーパーホルダ2から抜け出さないようにするためのものである。具体的には、図5に示すようにトイレットペーパーホルダ2側に先端が突出した返しとされた、一種の板バネ形状を成している。
このシート保持部34は、図7に示すように、配置固定部31の前面側に突出し、壁面に沿って上側にスリットが開くよう構成されており、シール台紙15を差し込むことで保持する構成とされている。
したがって、幼児がトイレトレーニングをする際の上述のシール台紙15をトイレに一緒に置いて、使用する際にも取り出し易くすることができる構成となっている。
このように、シール台紙15を取付部材付きウェットティシュ容器1に配置することができるので、狭いトイレ等であっても、シール台紙15を邪魔にならずに、且つ紛失することなく、保管することができる。
また、シール台紙15は、配置固定部31の上側のシート保持部34に保持されるので、幼児がシール台紙15の位置を視認し易い構成となっている。
特に、図2等に示すように、ラベル11bがウェットティシュ容器10の前面側に配置されているので、ウェットティシュ容器10の背面側に配置されているシール台紙15から、個々の動物シール等を剥がして、前面側に貼るという動作となり、幼児にとって操作しやすい構成となっている。これがため、幼児等のトイレトレーニングを効果的に進めることができる。
図8は、第2の実施の形態にかかる取付部材付きウェットティシュ容器の要部である取付部材120を示す概略斜視図である。本実施の形態にかかる取付部材120の構成の多くは、上述の第1の実施の形態にかかる取付部材20と共通しているので、共通している構成は、同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
本実施の形態にかかる取付部材120は、上述の第1の実施の形態の取付部材20と、シート保持部34の構成が異なる。つまり、本実施の形態では、第1の実施の形態のシート保持部34が、配置固定部131ではなく、容器保持部121に形成されているフック係合部126と、このフック係合部126に係合されるフック125となっている。
なお、このフック係合部126は載置部11とは逆側に突出した突出部126aに形成されており、この突出部126aを掴むことで、容器保持部121を撓ませて、図示しない容器本体を取り外し易い構成とされている。
また、本実施の形態では、図8に示すように、個別シール再貼付部であるラベル11bの形態が異なっており、個別シール再貼付部である再貼付部116は、見開きのノート状とされており、個別シール115bを貼るための枠116bが設けられており、角部には吊下げ開口116aが形成され、この吊下げ開口116aに対応したフック125と係合させて、吊下げられる構成とされている。
このように再貼付部116を形成することで、何回トイレをできたかが把握し易く、シールが増えていく楽しみによって、トイレトレーニングを促し易くできる。
なお、このような再貼着部は、様々な構成が考えられ、双六状やパズル状としてもよく、ウェットティシュ包装袋11と同梱するだけでなく、例えば異なる図柄をインターネット等で画像として入手できる構成としても良い。
図9(a)(b)は、第3の実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器200を示す概略斜視図である。本実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器200の構成のうち、上述の第1の実施の形態の取付部材付きウェットティシュ容器1と共通する部分は、説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、取付部材220は、図9(b)に示すように、トイレットペーパーホルダ2に、吊り下げられる構成となっている。
また、取付部材220の下方では、ウェットティシュ包装袋111を包むように保持する包装体保持部220aを有している。
したがって、図7(b)に示すように、取付部材220にウェットティシュ包装袋111を配置すると、包装袋蓋111aが外部に露出する構成となっている。
このため、利用者は、トイレットペーパーホルダ2の下側に配置されたウェットティシュ包装袋111の包装袋蓋111aを開けることで、ウェットティシュ片11aを引き出すことができる構成となっている。
また、包装袋蓋111aの内側には、例えば、袋状のシール台紙保持部111bによって保持されるシール台紙215が保持されている。
このシール台紙215には、例えば、自動車の絵が分割して配置されており、この分割された自動車のシールを、順に図9(a)の再貼付部111cに貼ることで、自動車の絵が完成する構成となっている。
このように、本実施の形態では、シール111cとシール台紙115をウェットティシュ包装袋111の包装蓋111aに保持させることができると共に、このような包装蓋111aを取付部材220が保持でき、さらに、このような取付部材220をトイレットペーパーホルダ2に配置できるので、低い位置に便器がある利用者にとって使い易い構成となっている。特に、幼児のトイレとレーニングに使用するときは、分解された絵を組み立てていくので、完成した際の喜びがあり、トイレトレーニングを楽しくさせることができ、トイレトレーニングを促すことができる。
Claims (7)
- トイレで幼児の臀部を清拭するためのシート体と、
このシート体を複数収容する容器本体と、を有する幼児用シート体容器であって、
前記容器本体には、
前記シート体を取り出すための取出口と、
前記容器本体を保持するための取付部と、が形成され、
前記容器本体には、複数の個別シール部が各別に剥離可能に配置されている個別シール配置部が着脱可能に備えられていると共に、前記個別シール部を前記個別シール配置部から剥離させて再貼付するための個別シール再貼付部が備えられていることを特徴とする幼児用シート体容器。 - 前記個別シール再貼付部が複数の個別シール部によって完成される完成画を有することを特徴とする請求項1に記載の幼児用シート体容器。
- 前記取付部は、前記容器本体に対して着脱可能な構成となっていると共に、トイレットペーパーホルダに対して着脱可能な構成となっており、
前記取付部には、前記個別シール配置部及び/又は前記個別シール再貼付部を保持するシール保持部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の幼児用シート体容器。 - 前記取付部には、前記容器本体を着脱可能に保持するための容器保持部と、
前記容器保持部をトイレットペーパーホルダに対して配置固定するための配置固定部と、を有し、
前記配置固定部は、その下方側に、前記トイレットペーパーホルダの背面側に差し込まれる差込部を有し、
前記容器保持部は、少なくとも、前記容器本体の底面側外周における長手方向の両端部側に相当する容器側面と容器背面とを保持する載置部を有し、
前記容器保持部は、前記配置固定部に対して直交方向に沿って着脱可能な構成とされ、
前記配置固定部の上側には、前記個別シール配置部を保持する個別シール配置部用保持部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の幼児用シート体容器。 - 前記シート体は、薬液を含浸させたウェットティシュ片とされており、
前記ウェットティシュ片は、水不透過性の包装袋に収容され、
前記容器本体には、前記包装袋を出し入れするための容器開口部と、
前記容器開口部を覆うための蓋体と、
前記ウェットティシュ片の前記取出口を開閉するための開閉蓋と、を有し、
前記包装袋には、前記ウェットティシュ片を取り出すための袋側取出口が形成されると共に、前記包装袋の未使用状態で、この袋側取出口を覆うための封止ラベル部が形成され、
前記封止ラベル部の前記袋側取出口側には、接着面が形成されており、
前記封止ラベル部の前記接着面が、前記容器本体に貼付されることで前記個別シール再貼付部となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の幼児用シート体容器。 - 前記袋側取出口には、袋側取出口被覆部が形成され、
前記封止ラベル部を、前記包装袋から剥がす際に、前記袋側取出口被覆部を前記接着面の一部で接着して前記包装袋から切除する構成となっており、
前記袋側取出口被覆部は、前記封止ラベル部の略中央部に位置するように形成されていることを特徴とする請求項5に記載の幼児用シート体容器。 - トイレ内に固定するための取付部と、薬液を含浸したウェットティシュ片を取り出すための取出口と、を有する容器に収容される複数の水不透過性の幼児用ウェットティシュ包装袋セットであって、
各々の前記包装袋には、前記ウェットティシュ片を取り出すための袋側取出口と、
未使用時にその袋側取出口を覆うことができる封止ラベル部と、を備え、
前記封止ラベル部の前記袋側取出口側には、接着面が形成されており、
複数の個別シール部が各別に剥離可能に配置されている個別シール配置部を前記包装体の数に対応して備えられ、
前記個別シール部を前記個別シール配置部から剥離させて再貼付するための個別シール再貼付部が前記封止ラベル部に形成されており、封止ラベル部が前記容器に貼着されて前記個別シール再貼付部とされることを特徴とする幼児用ウェットティシュ包装袋セット。
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