JP2008093720A - 金属の連続鋳造方法 - Google Patents

金属の連続鋳造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008093720A
JP2008093720A JP2006280339A JP2006280339A JP2008093720A JP 2008093720 A JP2008093720 A JP 2008093720A JP 2006280339 A JP2006280339 A JP 2006280339A JP 2006280339 A JP2006280339 A JP 2006280339A JP 2008093720 A JP2008093720 A JP 2008093720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
reduction
amount
bulging
continuous casting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006280339A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4687629B2 (ja
Inventor
Tadashi Hirashiro
正 平城
Akihiro Yamanaka
章裕 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP2006280339A priority Critical patent/JP4687629B2/ja
Publication of JP2008093720A publication Critical patent/JP2008093720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687629B2 publication Critical patent/JP4687629B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

【課題】簡易な圧下設備による鋳片未凝固部の圧下であっても、十分な圧下量を付与し、鋳片の内部割れを抑制すると共に、中心偏析を軽減できる連続鋳造方法を提供する。
【解決手段】連続鋳造機内または機端部に配置された上下1対の圧下ロール対を用いて、未凝固部を含む鋳片を圧下する際に、該圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも上方へ突出させて圧下する金属の連続鋳造方法であって、圧下位置よりも上流側で、鋳片の未凝固部をバルジングさせずに、または鋳片の幅方向中央部において厚さ方向に5mm以下の範囲内でバルジングさせ、前記鋳片の下側パスラインよりも上方への下部ロールの突出量を、目標とする総圧下量の30%以上とし、目標とする総圧下量の80%以上圧下が進行した状態で、鋳片の長辺側の上側凝固シェルと下側凝固シェルとを圧着させる金属の連続鋳造方法。
【選択図】図9

Description

本発明は、未凝固部を含む金属鋳片(以下、単に「鋳片」とも記す)を上下1対の圧下ロール対により圧下する連続鋳造方法に関する。さらに詳しくは、鋳片を圧下する前におけるバルジング量を低減させることにより内部割れを抑制するとともに、圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも突出させて圧下することにより鋳片の十分な圧下量を確保し、中心偏析を軽減する金属の連続鋳造方法に関する。
一般に、鋼板などの金属板の圧延では、圧延時に上部ロールによる圧下量と下部ロールによる圧下量とがほぼ均等となるように圧下される。また、連続鋳造の分野においても、最近、湾曲型あるいは垂直曲げ型の連続鋳造機内で、未凝固部を含む金属鋳片の圧下が行われるようになってきた。連続鋳造では、鋳造のスタート時に使用したダミーバーが圧下ロール対の間を支障なく通過するように配慮する必要があることから、未凝固部を含む鋳片の圧下の際には、下部ロールによる圧下点が鋳片の下側パスラインと同じ高さ位置になるように下部ロールの位置を固定し、上部ロールのみにより鋳片を圧下するのが通常であった。上記の事情から、従来、連続鋳造における未凝固鋳片の圧下では、圧下ロールの下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも上方に突き出して鋳片を圧下することは行われていなかった。
これに対して、本発明者らは、未凝固部を含む鋳片を上部ロールのみにより圧下する従来の圧下方法では、鋳片の曲げ変形に圧下力が消費され、効率的に鋳片の圧下ができないことを見出した。そして、特許文献1において、未凝固部を含む鋳片をバルジングさせた後に、圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも上方に突出させて鋳片を圧下する連続鋳造方法を提案した。同特許文献に開示された連続鋳造方法は、連続鋳造機に設置された比較的簡易な圧下設備による圧下であっても、鋳片に十分な圧下量を付与することができ、中心偏析を軽減することのできる優れた方法である。
しかし、その後、上記の特許文献に開示された技術を用いても、割れ感受性の高い高強度鋼や、UOE製管(厚板を特殊なプレス機により横断面が「U」字状、次いで「O」字状の管に成形し、そのシーム部をアーク溶接した後、管の内側からエキスパンダーにより拡管(E)して所定の寸法の管に仕上げる製管方法)における成形加工などのように、曲げ歪の大きくなる厚肉材において、鋳片のバルジングにより発生する軽微な内部割れに起因して製管時に割れの発生する場合が認められ、この軽微な内部割れの発生を回避するための技術開発が必要となった。
特開2004−1079公報(特許請求の範囲および段落[0016]〜[0023])
前記のとおり、特許文献1に開示された技術においては、下記の問題が残されていた。すなわち、割れ感受性の高い高強度鋼や、UOE製管用などのように大きな曲げ歪を生じる厚肉材では、鋳片のバルジングにより発生する軽微な内部割れが製管時の割れの原因となるおそれがあることである。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、鋳片の圧下前に行うバルジングの量を低減させることにより鋳片の内部割れの発生を抑制するとともに、圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも突出させて圧下することにより、連続鋳造機に設置された比較的簡易な圧下設備による圧下であっても、鋳片に十分な圧下量を付与し、中心偏析を軽減することのできる金属の連続鋳造方法を提供することにある。
本発明者らは、上述の課題を解決するために、鋳片の内部割れを抑制し、かつ比較的簡易な圧下設備による圧下であっても、鋳片の十分な圧下量を確保し、中心偏析を軽減することのできる連続鋳造方法について検討を行い、下記の(a)〜(d)の知見を得て本発明を完成させた。
(a)割れ感受性の高い高強度鋼やUOE製管用の厚板材などの鋼種に対しては、バルジング量を低減することによりバルジング時の歪を低減して軽微な内部割れの発生を抑制するとともに、その後の圧下工程において中心偏析の軽減に必要な十分な圧下量を付与する方法が効果的である。
(b)バルジング量が大きい場合には、変形抵抗の小さい鋳片幅方向中央部付近のバルジング部分を圧下することにより中心偏析の軽減に必要な圧下量を確保し付与することができるが、上記(a)のようにバルジング量の小さい場合には、変形抵抗の大きい鋳片短辺側の凝固シェルを圧下変形させることにより中心偏析の軽減に必要な圧下量を付与する必要が生じる。連続鋳造機に、圧延機のように圧下力が5×107Nクラスの圧下設備を設置することは難しいため、最大でも圧下力が5.88×106N程度の圧下設備により鋳片に上記の圧下量を付与する必要がある。
(c)上記(b)の制約条件の下では、圧下ロール対の下部ロールを鋳片下側パスラインよりも突出させ、その突出量を鋳片の総圧下量の50%に近づけるように増加させて圧下すれば、鋳片のバルジング量を低減させた場合においても、さらにはバルジングさせない場合においても、鋳片の中心偏析の軽減に必要な圧下量を付与することができる。
(d)具体的には、鋳片の内部割れの発生を抑制するためにバルジング量を低減した後、またはバルジングをさせずに、その後に、下記(1)式により求められる下部ロールの突出率を30%以上として鋳片を圧下し、目標とする総圧下量の80%以上圧下が進行した状態において、鋳片の長辺側の上側凝固シェルと下側凝固シェルとを圧着させることにより、鋳片に十分な量の圧下を付与することができる。
下部ロール突出率={下部ロール突出量(δ)/目標総圧下量(Rt)}×100(%) ・・・(1)
本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであり、その要旨は、下記の連続鋳造方法にある。すなわち、
「連続鋳造機内または機端部に配置された上下1対の圧下ロール対を用いて、未凝固部を含む鋳片を圧下する際に、該圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも上方へ突出させて圧下する金属の連続鋳造方法であって、圧下位置よりも上流側で、鋳片の未凝固部をバルジングさせずに、または鋳片の幅方向中央部において厚さ方向に5mm以下の範囲内でバルジングさせ、前記鋳片の下側パスラインよりも上方への圧下ロール対の突出量を、目標とする総圧下量の30%以上とし、目標とする総圧下量の80%以上圧下が進行した状態で、鋳片の長辺側の上側凝固シェルと下側凝固シェルとを圧着させることを特徴とする金属の連続鋳造方法」である。
本発明において、「目標とする総圧下量」とは、鋳片の未凝固層のうちの「液相相当厚さ」に、この液相を圧下により完全に排出させた後の「固相状態での圧下量」を加えた量を意味する。ここで、「液相相当厚さ」とは、未凝固層のうち、圧下により排出される液相のみの体積を鋳片厚さに換算した量であり、「未凝固部平均液相厚さ」とも称する。したがって、未凝固層を固相率(fs)が0.8以下の領域と規定した場合には、液相相当厚さは、固相率が0.8以下の領域に存在する液相のみの体積を鋳片厚さに換算した量を意味する。
本発明の連続鋳造方法によれば、鋳片の圧下前に行うバルジングの量を低減させることにより、さらにはバルジングを生じさせないことにより、鋳片の内部割れの発生を抑制するとともに、圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも突出させて圧下することにより、連続鋳造機に設置された比較的簡易な圧下設備による圧下であっても、鋳片に十分な圧下量を付与し、中心偏析を軽減することができる。本発明の方法は、湾曲型、垂直曲げ型などのいずれの連続鋳造装置にも適用することができ、また、スラブ、ブルーム、ビレットのいずれの鋳造においても効果を発揮する。
前記のとおり、本発明は、上下1対の圧下ロール対を用いて、未凝固部を含む鋳片を、圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも上方へ突出させて圧下する金属の連続鋳造方法であって、圧下位置よりも上流側で、鋳片の未凝固部をバルジングさせずに、または鋳片の幅方向中央部において厚さ方向に5mm以下の範囲内でバルジングさせ、下部ロールの突出量を目標総圧下量の30%以上とし、目標総圧下量の80%以上圧下が進行した状態で、鋳片長辺側の上側および下側凝固シェルを圧着させる連続鋳造方法である。以下に、溶融金属として溶鋼を用いた場合を例にとり、本発明の方法についてさらに詳細に説明する。
(1)下部ロールの突出量を目標総圧下量の30%以上とする
鋳片の圧下時において、圧下変形に寄与する力Fは、下記(2)式により表されるとおり、圧下設備の圧下力Foから鋳片の曲げ変形に消費される力Fbを差し引いた力となる。
F=Fo−Fb ・・・・(2)
後述する実施例においては、バルジングさせているケース1〜4では中心偏析の軽減に必要な圧下量を確保しやすいので、鋳片厚さを235mmとして鋳造試験を行い、バルジング量が5mm以下のケース5および6では圧下量を確保しにくいことから、鋳片厚さを250mmとして鋳造試験を行った。
図1は、圧下ロールの下部ロール突出量と鋳片の圧下量との関係を示す図である。また、図2は、圧下ロールの下部ロール突出量と鋳片の曲げ力との関係を示す図である。なお、下記の圧下ロールの下部ロール突出量と鋳片の圧下量との関係(図1)および下部ロール突出量と鋳片の曲げ力との関係(図2)は、後述する実施例にて示すとおり、下部ロールの突出量が15mmのときに鋳片の圧下量が35mmとなるケース6の場合を例にとり計算により求めたものである。
図1の関係に示されるとおり、下部ロールの突出量が増加するにつれて鋳片の圧下量は増加しており、また、図2に示されるとおり、下部ロールの突出量が増加するにつれて鋳片の曲げ力は低下している。
これらの関係は、圧下ロールの下部ロールの突出量が増加するにつれて、鋳片の圧下時に、鋳片の曲げ変形に消費される力Fbが減少し、その結果、鋳片の圧下変形に寄与する力Fが増加した結果、鋳片の圧下量が増大したことを示すものである。
上記の関係から、鋳片の上側および下側を均等に圧下する方法に近づけるほど、すなわち、下部ロールの突出量を鋳片の目標総圧下量の50%に近づけるほど、圧下力のうちで鋳片の曲げ変形に消費される力Fbが減少し、圧下設備の圧下力Foを鋳片の圧下変形に作用する力Fとして有効に利用できることがわかる。したがって、下部ロールの突出量を鋳片の目標総圧下量の30%以上とする本発明の方法は、変形抵抗の大きい鋳片短辺側の凝固シェルを圧下変形させる必要のある圧下方法、つまりバルジングをさせずに圧下する方法の場合に、圧下設備の圧下力Foをロスすることなく、鋳片の圧下変形に作用する力Fとして有効利用できる点で有利である。
下部ロールの突出量の範囲の限定理由および好ましい範囲について、さらに説明を加える。前記(2)式により表されるとおり、鋳片の圧下時に、圧下変形に寄与する力Fは、圧下設備の圧下力Foから鋳片の曲げ変形に消費される力Fbを差し引いた力となる。本発明者らが試験を行った圧下設備の圧下能力は5.88×106N(600tf)であり、この能力を鋳片の曲げに消費されずに最大限に利用するには、目標総圧下量が35mmの場合には、下部ロールによる圧下量を17.5mmとすることが好ましく、したがって、理想的な上下均等圧下に近づけるためには、下部ロールの突出量を目標総圧下量の50%に近づけることが好ましい。
また、後述する実施例にて明らかなように、本発明において、圧下により偏析成分の濃化した液相を排出するには、未凝固部平均液相厚さを27mm以上確保する必要がある。但し、鋳片の凝固状態は必ずしも均一でない場合が多く、その後の固相圧下も含めて総圧下量30mm以上を確保することが望ましい。前記図1の関係から、圧下量を30mm以上とするには、下部ロールの突出量を少なくとも8mm程度以上とする必要がある。これは、目標総圧下量の約27%(=(8/30)×100%)となることから、下部ロールの突出量を目標総圧下量の30%以上とした。
しかしながら、鋳片の圧下量が35mmの場合の計算例である図2の関係から明らかなように、圧下量が35mmの場合にその30%に相当する下部ロールの突き出し量は10.5mmとなり、約0.40×106N(40tf)程度の圧下力が鋳片の曲げに消費される(設備の圧下能力の約7%)。したがって、圧下設備の圧下力をロスすることなく、鋳片の圧下変形に有効に作用させるには、下部ロールの突出量を目標総圧下量の50%に近い値とするのが好ましい。
(2)目標総圧下量の80%以上圧下が進行した状態で長辺側の上側および下側凝固シェルを圧着させる
最近の連続鋳造方法では、鋳片長辺側の上側凝固シェルおよび下側凝固シェルが圧着した後も、さらに所定量の圧下を加える傾向にある。圧下により凝固シェル間から排出される液相の相当厚さ(「液相相当厚さ」または「未凝固部平均液相厚さ」とも記す)は圧下時の未凝固厚さよりも小さく、この液相相当厚さ分を圧下すると、液相は完全に排出される。
上記を考慮し、「目標総圧下量」を、液相相当厚さ分を圧下して液相が完全に排出された後、さらに固相の状態で所定量の圧下を加える場合の両圧下量の総和とした。また、「目標総圧下量の80%以上圧下が進行した状態で長辺側の上側および下側凝固シェルを圧着させる」とは、液相相当厚さ分を圧下して液相が完全に排出された後、さらに固相の状態で所定量の圧下を加えるとき、前記の目標総圧下量に対する液相相当厚さの割合が80%以上となる状態で上側および下側凝固シェルを圧着させることを意味する。
例えば、圧下時の未凝固厚さが46mmであり、このうち、圧下により凝固シェル間から排出される液相の相当厚さ(液相相当厚さ)が27mmであり、固相状態での圧下量が6mmの場合には、目標総圧下量に対する液相相当厚さの割合は、{27/(27+6)}×100=81.8%となる。
上記のように、目標総圧下量の80%以上圧下が進行した状態で長辺側の上側および下側凝固シェルを圧着させることにより、液相を完全に排出するのに十分な鋳片の圧下量が確保され、その結果、中心偏析が著しく軽減される。
なお、鋳片幅方向の凝固シェルの形成状況のばらつきも存在するので、長辺側の上側凝固シェルと下側凝固シェルとを圧着させるのは、目標総圧下量の90%以下圧下が進行した状態で行うのが好ましい。
(3)鋳片の幅方向中央部で厚さ方向に5mm以下の範囲内でバルジングさせる
前記のとおり、バルジング量を低減することによりバルジング時の歪が低減されるので、鋳片の内部割れの発生は抑制される。鋳片の幅方向中央部における厚さ方向のバルジング量が5mmを超えて大きくなると、内部割れ発生の抑制効果が低下するので、その上限を5mmとした。
また、本発明の方法では、鋳片の圧下時に圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインから上方に突出させ、その突出量を鋳片の総圧下量の30%以上として圧下するので、鋳片の中心偏析の軽減に必要な圧下量を十分に確保することができる。したがって、バルジングさせない(すなわち、バルジング量を0とした)場合であっても、本発明は、その効果を発揮することができる。
本発明の連続鋳造方法の効果を確認するため、下記の連続鋳造試験を行い、その結果を評価した。
(1)鋳造試験方法
連続鋳造試験は、バルジング後に鋳片の圧下を行う条件およびバルジングさせずに鋳片の圧下を行う条件の両条件下において行った。
図3は、鋳片をバルジングさせた後に圧下する条件で行った連続鋳造試験の方法を模式的に示す図であり、また、図4は、鋳片をバルジングさせずに圧下する条件で行った連続鋳造試験の方法を模式的に示す図である。浸漬ノズル1を経て鋳型3内に注入された溶鋼4は、鋳型3およびその下方の図示しない二次冷却スプレーノズル群から噴射されるスプレー水により冷却され、凝固シェル5を形成して鋳片8となる。鋳片8は、その内部に未凝固部10を保持したまま、ガイドロール6群により支持されながら引き抜かれ圧下ロール対7により圧下される。
ここで、ガイドロール6群は、鋳片8の厚さ方向の間隔を所定値に制御できる機能を有している。鋳片をバルジングさせる場合には、同図中で両端を矢印B1〜B2により示したバルジング領域において、ロール6群の鋳片厚さ方向の間隔を広げ、内部に未凝固部を有する鋳片8の幅方向中央部における厚さが、鋳片8の短辺の長さLt0よりもδtだけ厚くなるようにバルジングさせる。その後、バルジングした鋳片の幅方向中央部を圧下ロール対7により圧下する。
圧下ロール対7は、鋳型3のメニスカス2から21.5m下流の位置に1対設置されており、圧下ロール対7の直径は450mmであり、圧下力は最大で5.88×106N(600tf)である。鋳片の圧下時には、圧下ロール対7の下部ロール7aを鋳片の下側パスラインよりも上方に高さδだけ突出させた状態で圧下した。
鋳造には、鋼成分組成が質量%で、C:0.02〜0.20%、Si:0.04〜0.60%、Mn:0.50〜2.00%、P:0.020%以下およびS:0.006%以下の溶鋼を使用し、後述するケース1〜4の試験では厚さが235mmで、幅が2300mmの鋳片を鋳造し、また、ケース5および6の試験では厚さが250mmで、幅が2300mmの鋳片を鋳造した。鋳造速度は0.90〜1.20m/min、二次冷却水量は1.31〜1.37L/kg−steelとし、タンディッシュ内の溶鋼温度の過熱度(ΔT)は40℃〜50℃の間でほぼ一定とした。なお、過熱度(ΔT)は溶鋼温度から溶鋼の液相線温度を減じた値である。
バルジング量を変化させることにより鋳片厚さが変化する種々のケースについて、鋳片の幅方向中央部の厚さを与えて、鋳造速度を変化させた場合の凝固伝熱計算を行い、固相率(fs)の分布を求めた。鋳片が圧下位置に到達した時点における固相率が所定の値となるような鋳造速度を求め、上記圧下時の固相率が各試験で同条件となるように操業条件を選択した。実際の試験操業では、圧下ロール対の位置に、目標とする中心固相率を有する未凝固溶鋼を含む鋳片の定常凝固部分が到達した時点で、圧下ロール対の上部ロールの圧下を開始した。圧下開始後は、下部ロールの突出量δが下部ロールによる圧下量となる。
(2)鋳造試験結果
表1および表2に、鋳造試験の条件および結果を示した。
Figure 2008093720
Figure 2008093720
同表において、バルジング時の歪、下部ロール突出率、圧下量到達率、上下凝固シェル圧着時の圧下到達率およびMnの中心偏析比は、下記のとおり求めた。
(2)−1 バルジング時の歪などの諸量の算出方法
(2)−1−1 バルジング時の歪
バルジング時の歪は、鋳片短辺部の凝固シェルの変形による引張り歪みを意味し、下記計算方法により求めた。
図5は、鋳片のバルジング時における歪の算出モデルを説明するための図であり、同図(a)は未凝固溶鋼を含む鋳片の横断面を、同図(b)はコの字型アーム構造によるモデル化を示す図である。
同図(b)に示すとおり、バルジングによる変形は、一端Aを固定支点とし、他端Dを移動支点とするコの字型アーム構造の他端Dに荷重が作用したときの変形により表されるとして、歪みを計算した。なお、同図(b)においてハッチングした部分は、アーム構造に発生する曲げモーメントの分布を表す。
バルジング時の鋳片断面短辺の凝固シェルの凝固界面における歪ε(%)は、同図(b)における梁BCの内側表面における歪として、下記の(3)〜(6)式により算出できる。
ε=d/(2・r+d)×100 ・・・・・・(3)
r=[3・δt/{Lw(2・Lw+3・Lt)}]-1・・(4)
Lw=Lwo−d ・・・・・・(5)
Lt=Lto−2・d ・・・・・・(6)
ここで、
δt:バルジング量(mm)、
d:バルジング時の凝固シェル厚さ(mm)(実績冷却水量に基づき凝固伝熱計算に
より算出)、
Lwo:鋳片幅方向端部のバルジング残存平均長さ(mm)、
Lto:バルジング前の鋳片厚さ(mm)、
r:鋳片短辺凝固シェルの外側面の曲率半径(mm)
(2)−1−2 下部ロール突出率、圧下量到達率、上下凝固シェル圧着時の圧下到達率およびMnの中心偏析比
下部ロール突出率、圧下量到達率および上下凝固シェル圧着時の圧下到達率は、下記(1)、(7)および(8)式によりそれぞれ算出した。
下部ロール突出率={下部ロール突出量(δ)/目標総圧下量(Rt)}×100(%) ・・・(1)
圧下量到達率={実績総圧下量(Ra)/目標総圧下量(Rt)}×100(%) ・・・・(7)
上下凝固シェル圧着時の圧下到達率={未凝固部平均液相厚さ(LL)/目標総圧下量(Rt)}×100(%) ・・・(8)
また、Mnの中心偏析比は下記の方法により求めた。図6は、鋳片の圧下時における鋳片横断面の形状、横断面の内部状況およびマッピング分析用試料の採取位置を示す図であり、同図(a)はバルジングをさせた場合を表し、同図(b)はバルジングをさせない場合を表す。
各鋳造試験により得られた鋳片から鋳造方向に長さ150mmの鋳片サンプルを切り出し、マクロ組織を観察後、図6に示す各横断面の板サンプルにつき、鋳片幅方向の1/4、1/2および3/4の各位置ならびに鋳片幅方向の両端から約150mm位置の計5箇所から、EPMAによるマッピング分析(以下、「MA分析」と称する)用の試料12を切り出し採取した。なお、同図において符号5は凝固シェル、10は未凝固部、そして11は鋳片短辺部の内部割れをそれぞれ表す。
MA分析用の試料の寸法は、鋳片厚さ方向の長さが100mm、鋳造方向の長さが40mm、鋳片幅方向の厚さが9mmのものとし、この試料を用いてMA分析を行った。MA分析の視野は、MA試料の鋳片厚さ方向中心部を含み鋳片厚さ方向50mm、幅方向20mmの範囲について行い、ビーム径は50μmとして、Mn成分分布を求めた後、鋳片厚さ方向に2mm幅で線分析を行い、下記(9)式によりMnの中心偏析比を求めた。
Mnの中心偏析比=鋳片の厚さ方向中心部のMn含有率(C(質量%))/鋳込み時のMn平均含有率(Co(質量%)) ・・・(9)
(2)−2 試験結果の評価
圧下ロール対の下部ロールを突出させずに上部ロールのみにより圧下を行った比較例についての鋳造試験であるケース1、および、下部ロールの突出量を1mmというわずかな量とした比較例の試験であるケース2では、前記表1中の圧下量到達率にみられるとおり、目標総圧下量の48〜54%であり、目標とする総圧下量を達成することはできなかった。その結果、鋳片の短辺凝固シェルを圧下により変形させて長辺側の上側凝固シェルと下側凝固シェルとを圧着させることはできなかった。
その結果、中心部の偏析改善効果もみられず、Mnの中心偏析比も高い値となった。なお、鋳片横断面の内部状況を観察したところ、ケース1ではバルジング時の極微小な割れが、また、ケース2ではバルジング時の軽微な割れが認められた。
次に、比較例についての試験として、鋳片のバルジング量を20mmとし、下部ロールの突出量を12mmとしたケース3の試験を行った。バルジング後、鋳片が圧下位置に到達した時点での中心固相率および未凝固部平均液相厚さは、鋳造速度が1.03m/minとして凝固伝熱計算によりあらかじめ求められた条件である。試験の結果、下部ロールの突出量を12mmとして、上部ロールにより21mmの圧下を行うことができた。すなわち、下部ロールによる圧下量と上部ロールによる圧下量とを合計した総圧下量として33mmの圧下を行うことができた。
上記の総圧下量は、鋳片の未凝固部のうちの平均液相厚さである27mmよりも大きい。したがって、この結果は、鋳片の短辺凝固シェルを圧下変形させて長辺側の上側凝固シェルと下側凝固シェルとの圧着を実現できたことを示している。また、バルジング量相当分以外の圧下量は、33mm−20mm=13mmであり、上下凝固シェル圧着後における固相状態での圧下量は、33mm−27mm=6mmである。なお、鋳片横断面にはバルジング時の軽微な割れが認められた。Mnの中心偏析状況は、ケース1およびケース2に比較してわずかに改善されたが、中心偏析比の値は変動の大きなものであった。
さらに、上記鋳片を厚さ35mmの鋼板に圧延し、UOE製管におけるUプレス成形工程試験および同Oプレス成形工程試験を行った。図7は、UOE製管におけるUプレス成形工程試験および同Oプレス成形工程試験方法を示す図であり、同図(a)はUOE製管におけるUプレス成形工程試験を、同図(b)は同Oプレス成形工程試験を示す。圧延鋼板(プレート)13にUプレスにより曲げ成形加工を施してU管14とし、さらにU管14にOプレス成形加工を施してO管15に成形加工後、突き合わせ部16を溶接により接合した。その結果、圧延鋼板(プレート)の幅方向端部の突き合わせ溶接部16近傍で割れが発生するケースが認められた。この割れは、鋳片のバルジング時に発生した鋳片短辺部の軽微な内部割れが原因となって、圧延後の鋼板のUプレス成形加工およびOプレス成形加工の後に、突き合わせ部に発生した割れである。
そこで、鋳片の内部割れの誘引となるバルジング時の歪に及ぼすバルジング量の影響について調査を行った。
図8は、鋳片のバルジング量とバルジング時の鋳片短辺部の歪みとの関係を示す図である。同図において、縦軸のバルジング時の歪は、前記(2)−1−1にて述べた鋳片のバルジング時における短辺部の歪の算出式(3)により計算される歪εである。同図の関係によれば、バルジング量が20mm以内の範囲では、バルジング時の歪はバルジング量とほぼ比例関係にあり、鋳片のバルジング量を半減させることにより、鋳片短辺部の歪みをほぼ1/2に減ずることができる。
上記の検討結果を踏まえて、同一鋼種を用いて鋳片のバルジング量を20mmから10mmに半減させた比較例の試験であるケース4の鋳造試験を行った。鋳造速度は、鋳片が圧下位置に到達した時点での中心固相率および未凝固厚さが前記ケース1における条件と同一になるように、予め凝固伝熱計算によりその条件を求め、1.10m/minとした。鋳片の圧下に際しては、変形抵抗の小さいバルジング部を圧下した後に、変形抵抗の大きい鋳片短辺部の凝固シェルの圧下が進行しなかったため、実績総圧下量は、下部ロール突出量12mmによる圧下量12mmと、上部ロールによる圧下量15mmとの和である27mmとなった。この実績総圧下量は、目標総圧下量33mmの82%である。
上記の実績総圧下量である27mmは、鋳片の未凝固部のうちの液相相当厚さ、すなわち未凝固部平均液相厚さの27mmとほぼ同一であり、これは、鋳片短辺部の凝固シェルを圧下変形させて長辺側の上下凝固シェルの圧着を実現できたことを示している。
さらに、上記鋳片を圧延して鋼板を製造し、その鋼板を用いてUOE製管試験を行った。図9は、鋳片のバルジング量と、UOE製管におけるUプレス成形工程試験および同Oプレス成形工程試験後の割れ発生面積率との関係を示す図である。同図において、縦軸の割れ発生面積率は、O管に発生した鋳片短辺部の内部割れに起因する割れの面積を超音波におるCスキャンにより測定し、鋼板の全面積に対する割れの面積率(%)として表示した値である。
同図の結果に見られるとおり、鋳片のバルジング量を前記ケース3の20mmからケース4の10mmに低下させることにより、鋳片短辺部の内部割れに起因するO管の割れ発生率は半減した。しかしながら、割れの発生を解消するまでには至らなかった。
さらに、同一鋼種を用いて鋳片のバルジング量を10mmから5mmに半減させた本発明例の試験であるケース5の鋳造試験を行った。鋳造速度は、鋳片が圧下位置に到達した時点での中心固相率および未凝固厚さが前記ケース1における条件と同一になるように、予め凝固伝熱計算によりその条件を求め、1.08m/minとした。実績総圧下量は、下部ロール突出量12mmによる圧下量12mmと、上部ロールによる圧下量19mmとの和である31mmであった。この実績総圧下量は、目標総圧下量33mmの94%である。
上記実績総圧下量の31mmは、鋳片の未凝固部のうちの未凝固部平均液相厚さの27mmよりも大きく、これは、鋳片短辺部の凝固シェルを圧下変形させて長辺側の上下凝固シェルを圧着させ、さらに固相状態での圧下を実現できたことを示している。また、バルジング時における割れの発生は見られず、Mnの中心偏析状況も、ケース1〜ケース3に比較して改善された。
上記鋳片を圧延して得られた鋼板を用いてUOE製管におけるUプレス工程試験および同Oプレス工程試験を行った結果、図9に示したとおり、鋳片短辺部の内部割れに起因する割れは解消できた。
そして、同一鋼種を用いて鋳片のバルジング量を0mmとした本発明例の試験であるケース6の鋳造試験を行った。鋳造速度は、鋳片の圧下位置到達時点での中心固相率および未凝固厚さがケース1での条件と同一になるように、予め凝固伝熱計算により条件を求め、1.09m/minとした。
鋳片にバルジングを生じさせないことから、ケース1〜ケース5の試験のように変形抵抗の小さいバルジング部分を圧下することにより中心偏析を抑制するために必要な圧下量を確保することはできなくなる。したがって、前記図6(b)に示すように変形抵抗の大きい鋳片短辺部の凝固シェルを圧下変形させることにより、必要な圧下量を確保する必要が生じる。
そこで、鋳片の圧下を可能な限り上面および下面からの均等圧下に近づけることにより、設備の限られた圧下力を鋳片の圧下に有効に作用させて十分な圧下量を確保するため、圧下ロールの下部ロールの突出量を15mmに増加させて圧下した。上記の下部ロール突出量の15mmは、目標総圧下量33mmの45.5%であり、鋳片の上面および下面からの均等圧下に近い条件である。鋳造試験の結果、実績総圧下量として35mmが得られ、目標総圧下量33mmを超える鋳片の圧下を行うことができた。
その結果、中心偏析状況は改善され、中心偏析比の値で0.80〜1.25という良好な値が得られた。鋳片にバルジングを生じさせていないことから、バルジングに由来する鋳片短辺部の割れの発生はなく、また、鋳片を圧延して得られた鋼板のUOE製管におけるUプレス成形工程試験および同Oプレス成形工程試験においても、図9に示したとおり、鋳片短辺部の内部割れに起因する割れは皆無であった。
本発明の連続鋳造方法によれば、鋳片の圧下前に行うバルジングの量を低減させることにより、さらにはバルジングを生じさせないことにより、鋳片の内部割れの発生を抑制するとともに、圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも突出させて圧下することにより、連続鋳造機に設置された比較的簡易な圧下設備による圧下であっても、鋳片に十分な圧下量を付与し、中心偏析を軽減することができる。本発明の方法は、湾曲型、垂直曲げ型などのいずれの連続鋳造装置にも適用することができ、また、スラブ、ブルーム、ビレットのいずれの鋳造プロセスにおいても効果を発揮するので、高品質の金属板および金属管製造用鋳片の鋳造方法として、連続鋳造工程において広範に活用できる。
圧下ロールの下部ロール突出量と鋳片の圧下量との関係を示す図である。 圧下ロールの下部ロール突出量と鋳片の曲げ力との関係を示す図である。 鋳片をバルジング後に圧下する条件で行った連続鋳造試験の方法を模式的に示す図である。 鋳片をバルジングさせずに圧下する条件で行った連続鋳造試験の方法を模式的に示す図である。 鋳片のバルジング時における歪の算出モデルを説明するための図であり、同図(a)は未凝固溶鋼を含む鋳片の横断面を、同図(b)はコの字型アーム構造によるモデル化を示す図である。 鋳片の圧下時における鋳片横断面の形状、横断面の内部状況およびマッピング分析用試料の採取位置を示す図であり、同図(a)はバルジングをさせた場合を表し、同図(b)はバルジングをさせない場合を表す。 UOE製管におけるUプレス成形工程試験および同Oプレス成形工程試験方法を示す図であり、同図(a)はUOE製管におけるUプレス成形工程試験を、同図(b)は同Oプレス成形工程試験を示す。 鋳片のバルジング量と鋳片短辺部の歪みとの関係を示す図である。 鋳片のバルジング量と、UOE製管におけるUプレス成形工程試験および同Oプレス成形工程試験後の割れ発生面積率との関係を示す図である。
符号の説明
1:浸漬ノズル、 2:溶鋼メニスカス、 3:鋳型、 4:溶鋼、
5:凝固シェル、 6:ガイドロール、 7:圧下ロール対、 7a:下部ロール、
8:鋳片、 9:鋳片の下側パスライン、 10:未凝固部、
11:鋳片短辺部の内部割れ、 12:マッピング分析用試料、
13:鋼板(プレート)、 14:U管、 15:O管、 16:突き合わせ溶接部

Claims (1)

  1. 連続鋳造機内または機端部に配置された上下1対の圧下ロール対を用いて、未凝固部を含む鋳片を圧下する際に、該圧下ロール対の下部ロールを鋳片の下側パスラインよりも上方へ突出させて圧下する金属の連続鋳造方法であって、
    圧下位置よりも上流側で、鋳片の未凝固部をバルジングさせずに、または鋳片の幅方向中央部において厚さ方向に5mm以下の範囲内でバルジングさせ、
    前記鋳片の下側パスラインよりも上方への下部ロールの突出量を、目標とする総圧下量の30%以上とし、
    目標とする総圧下量の80%以上圧下が進行した状態で、鋳片の長辺側の上側凝固シェルと下側凝固シェルとを圧着させることを特徴とする金属の連続鋳造方法。
JP2006280339A 2006-10-13 2006-10-13 金属の連続鋳造方法 Active JP4687629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006280339A JP4687629B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 金属の連続鋳造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006280339A JP4687629B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 金属の連続鋳造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008093720A true JP2008093720A (ja) 2008-04-24
JP4687629B2 JP4687629B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=39377120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006280339A Active JP4687629B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 金属の連続鋳造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4687629B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011121063A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Jfe Steel Corp 軽圧下連続鋳造方法
JP2011194421A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Jfe Steel Corp 鋼の連続鋳造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02251348A (ja) * 1989-03-25 1990-10-09 Kobe Steel Ltd 連続鋳造機の鋳片軽圧下用ロール装置
JPH0347646U (ja) * 1989-09-20 1991-05-02
JPH11156512A (ja) * 1997-12-02 1999-06-15 Sumitomo Metal Ind Ltd ビームブランクの未凝固圧下製造法
JP2005313175A (ja) * 2004-04-26 2005-11-10 Kobe Steel Ltd 鋼材の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02251348A (ja) * 1989-03-25 1990-10-09 Kobe Steel Ltd 連続鋳造機の鋳片軽圧下用ロール装置
JPH0347646U (ja) * 1989-09-20 1991-05-02
JPH11156512A (ja) * 1997-12-02 1999-06-15 Sumitomo Metal Ind Ltd ビームブランクの未凝固圧下製造法
JP2005313175A (ja) * 2004-04-26 2005-11-10 Kobe Steel Ltd 鋼材の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011121063A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Jfe Steel Corp 軽圧下連続鋳造方法
JP2011194421A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Jfe Steel Corp 鋼の連続鋳造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4687629B2 (ja) 2011-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4830612B2 (ja) 極厚鋼板用鋳片の連続鋳造方法
JP4609330B2 (ja) 内質に優れた極厚鋼板および極厚鋼板用鋳片の連続鋳造方法
JP4296985B2 (ja) 内質に優れた極厚鋼板とその製造方法
JP4813817B2 (ja) 鋼材の製造方法
JP4687629B2 (ja) 金属の連続鋳造方法
JP4548231B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法及び連続鋳造鋳片
JP2012110898A (ja) 13Cr継目無鋼管製管用丸鋳片の連続鋳造方法
JP2007136496A (ja) 連続鋳造方法および連続鋳造鋳片
JP7147477B2 (ja) ビレット鋳片の連続鋳造方法
JP4997983B2 (ja) 極厚鋼板用鋳片の連続鋳造方法
JP5648300B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP5343746B2 (ja) 継目無鋼管用丸鋳片の連続鋳造方法
JP5327006B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法および極厚鋼板
JPH08238550A (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP5131662B2 (ja) 鋳片の連続鋳造方法
JP3960249B2 (ja) 連続鋳造方法
JP3671868B2 (ja) 高Cr含有鋼の鋳造方法
JP5387205B2 (ja) 丸鋳片の連続鋳造方法および連続鋳造設備
JP4285288B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP3356100B2 (ja) 連続鋳造方法
JP3275828B2 (ja) 連続鋳造方法
JP4330518B2 (ja) 連続鋳造方法
JPH11267814A (ja) 鋼ビレットの連続鋳造方法
JP4023366B2 (ja) ビレット鋳片の連続鋳造方法
JP4424189B2 (ja) 内部品質に優れたビレット鋼片の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4687629

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350