JP2008093709A - プレス機械システム、その動作制御装置、方法およびプログラム - Google Patents

プレス機械システム、その動作制御装置、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンデンサやコイルを設けることなく、プレス機械システムの電源装置を大幅に小型化する。
【解決手段】プレス機械システム10a,10bは、複数のプレス機械3a,3b,3cと、複数のプレス機械に電力を供給する電源装置5と、を備える。プレス機械3aは、被加工物2をプレス成型するための駆動モータ8aと、駆動モータの回転運動を往復運動に変換する変換機構9aと、変換機構に連結され往復運動し金型12aが固定されたスライド11aと、を有する。各プレス機械においてスライドが1回の往復運動をする期間には被加工物をプレス成型するプレス期間が含まれている。プレス機械システムは、さらに、複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、電源装置5から各駆動モータへの供給電力を制御して複数のプレス機械を動作させる動作制御装置7a,7bを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のプレス機械とこれらプレス機械に電力を供給する電源装置とを備えるプレス機械システム、その動作制御装置、方法およびプログラムに関する。
プレス機械システムは、例えば、プレスライン上においてその上流から下流に配置された複数のプレス機械を有する。上流側のプレス機械にてプレスされた被加工物が下流側のプレス機械にてプレスされるように、被加工物が順に複数のプレス機械においてプレスされる。なお、本願において、プレス機械システムは、1つのプレスライン上に配置されないが、所定の区画内に配置された複数のプレス機械を有するものであってもよい。
また、プレス機械システムは、プレス機械システムに属するプレス機械の各々に電力を供給する電源装置を有する。
各プレス機械は、駆動モータと、この駆動モータの回転運動を昇降運動に変換する変換機構(例えば、クランク軸)と、変換機構に連結され昇降されるスライドと、スライドの下面に固定される上金型と、上金型の下方に配置され静止している下金型と、を備える。このような構成において、スライドが昇降することで、上金型と下金型との間に被加工物を挟んでプレスを行う。
電源装置は、各プレス機械に必要とされる電力を供給する装置である。例えば、電源装置は、3相交流電源設備であって、サーキットブレーカやトランスから構成される。この電源設備は、発電設備(図示せず)等から電力を受ける。
プレス機械システムでは、電源装置が大型化してしまう問題がある。電源装置のサイズは次のように定める。電源装置から複数のプレス機械に電力を供給する場合、例えば、各プレス機械の必要電力のピーク値を合わせた値を考慮して電源装置の電力供給能力を定める。従って、プレス機械の台数が増加するに伴い、電源装置の電力供給能力を上げなければならないので、電源装置のサイズも増大させなければならない。その結果、プレス機械システムの電源装置が大型化してしまう。
このような電源装置の大型化を抑えるプレス機械システムが、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1のプレス機械システムでは、コンデンサに電気エネルギーを蓄積し、プレス成型時に蓄積された電気エネルギーを放出させる。この放出した電気エネルギーはプレス成型に必要な電力の一部として利用される。これにより、電源設備からプレス機械に供給される電力のピーク値を抑制している。
また、特許文献1では、上記コンデンサの電圧が所定電圧よりも小さくなると、電源設備からコンデンサに電流が流れ込むようになっている。この時、電流が急激に流れないようにするために、直流リアクトル(例えば、コイル)を設けている。
特開2003−290998号公報 「プレス機械およびプレス機械システム」
特許文献1のように、エネルギー蓄積手段であるコンデンサや制流手段であるコイルを設けると、コンデンサやコイルを設けるための余分なスペースが必要となる。
また、電源設備を小型化するには、コンデンサを大容量とする必要がある。このような大容量コンデンサとして電解コンデンサが通常使用される。この電解コンデンサは経年劣化を生じやすく、保守に手間を要する。
そこで、本発明の目的は、コンデンサやコイルを設けることなく、プレス機械システムの電源装置を大幅に小型化することにある。
本発明は、次の2点(1)、(2)に着目してなされたものである。
(1)各プレス機械に必要とされる電力がピークになるのは、スライドが下降して金型が被加工物に接触し被加工物にプレス荷重を作用させているプレス期間である(後述の図2を参照)。このプレス期間の長さは、おおむね、スライドの1往復期間の長さの数分の1になり得る。
(2)また、各プレス機械において、スライドの1往復期間内におけるプレス期間以外の期間での必要電力の値は、プレス期間での必要電力の値よりずっと小さい(図2参照)。従って、各プレス機械において、必要電力のピーク値が平均必要電力値よりもかなり大きくなる。例えば、ピーク値が平均必要電力値の2〜3倍又は数倍となり得る。
本発明は、(1)プレス期間の長さがスライドの1往復期間の長さの数分の1であり得ること、及び(2)必要電力のピーク値が平均電力値の2〜3倍又は数倍となり得ることに着目して、電源装置の大幅な小型化を図ったものである。
即ち、上記目的を達成するために、本発明によると、被加工物をプレス成型するための駆動モータと、該駆動モータの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結され往復運動し金型が固定されたスライドと、を有する複数のプレス機械と、該複数のプレス機械に電力を供給する電源装置と、を備えるプレス機械システムであって、前記各プレス機械において前記スライドが1回の往復運動をする期間には被加工物をプレス成型するプレス期間が含まれており、さらに、前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、前記電源装置から前記各駆動モータへの供給電力を制御して複数のプレス機械を動作させる動作制御装置を備える、ことを特徴とするプレス機械システムが提供される。
上記プレス機械システムでは、動作調整装置により、複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、電源装置から各駆動モータへの供給電力を制御するので、プレス機械システムの必要電力のピーク値は、いずれか1台のプレス機械のプレス期間での必要電力のピーク値と、他のプレス機械のプレス期間以外での小さな必要電力値との和になる。従って、プレス機械システムの必要電力のピーク値を、従来の場合と比較して、大幅に低減できる。
これにより、プレス機械システムの電源装置を大幅に小型化することが可能になる。
さらに、プレス期間の長さがスライドの1往復期間の長さの数分の1である場合には、上記制御によって各プレス機械の運転効率を低下させることがない。低下させたとしても、その低下を最小限に抑えることができる。
本発明の好ましい実施形態によると、スライドの往復運動の開始がプレス機械の運転開始であるとし、前記動作制御装置は、プレス機械の運転を開始させる度に、該プレス機械である第1のプレス機械の運転開始後に所定の運転開始禁止期間にわたって他のプレス機械の運転開始を禁止する制御を行い、前記運転開始禁止期間は、この期間に前記他のプレス機械の運転を開始させた場合に、前記第1のプレス機械と前記他のプレス機械のプレス期間が少なくとも部分的に重なることになる期間である。
このように、プレス機械の運転を開始させる度に、その後、前記運転開始禁止期間にわたって、他のプレス機械の運転開始を禁止する制御が行われる。この制御により、複数のプレス機械のプレス期間が重ならないようにすることができる。
この制御は、例えば、次の場合に有効である。全てのプレス機械について、スライドが1回の往復運動を終了すると、再び、スライド往復運動が自動的に開始される制御が動作制御装置により行われる場合である。この場合、運転開始禁止期間の終了後、所定の順番で次のプレス機械のスライド往復運動を開始することができる。また、次の場合にも、上記制御が有効である。
好ましくは、前記複数のプレス機械の各々について、運転開始指令信号を生成し前記動作制御装置へ出力するスタート指令装置を備え、前記他のプレス機械に含まれるプレス機械を第2のプレス機械とし、前記運転開始禁止期間の終了時より前に第2のプレス機械について前記運転開始指令信号が前記動作制御装置へ入力される場合には、前記動作制御装置は、前記運転開始禁止期間の経過後、第2のプレス機械の運転を開始させる制御を行う。
このように、動作制御装置は、前記運転開始禁止期間の終了前に第2のプレス機械について運転開始指令信号を受けても、前記運転開始禁止期間においては、第2のプレス機械の運転開始を禁止し、前記運転開始禁止期間の経過後、第2のプレス機械の運転を開始させる制御を行う。これにより、第1のプレス機械が先に運転開始する場合に、スタート指令装置により第2のプレス機械の運転開始指令がいつ行われても、第1及び第2のプレス機械のプレス期間が重ならないように、適切なタイミングで第2のプレス機械の運転を開始することができる。
また、好ましくは、前記複数のプレス機械から2台を選択したすべての組み合わせについて、第1期間及び第2期間を前記運転開始禁止期間として時間計測できるように、前記動作制御装置は構成されており、各組み合わせについて、前記第1期間は、該組み合わせの一方のプレス機械の運転を先に開始した場合に、この運転開始後に、該組み合わせの他方のプレス機械の運転開始を禁止する期間であり、前記第2期間は、該組み合わせの前記他方のプレス機械の運転を先に開始した場合に、この運転開始後に、該組み合わせの前記一方のプレス機械の運転開始を禁止する期間であり、さらに、前記動作制御装置は、プレス機械の運転を開始する度に、該プレス機械である第1のプレス機械を含むすべての前記組み合わせについての前記第1期間又は第2期間にわたって、これら各組み合わせのうち前記第1のプレス機械でないプレス機械の運転開始を禁止するように構成されている。
スライドの1往復期間におけるプレス期間の開始時点及び終了時点が複数のプレス機械の間で異なる場合には、前記運転開始禁止期間の長さは、先に運転を開始する第1のプレス機械とその次に運転を開始する第2のプレス機械とに応じて異なる。
これに関し、上記構成では、動作制御装置は、プレス機械の運転を開始する度に、該プレス機械である第1のプレス機械を含むすべての前記組み合わせについての前記第1期間又は第2期間にわたって、これら各組み合わせのうち前記第1のプレス機械でないプレス機械の運転開始を禁止するように構成されている。従って、複数のプレス機械のプレス期間の開始時点及び終了時点が異なる場合でも、先に運転を開始する第1のプレス機械とその次に運転を開始する第2のプレス機械とに応じて長さが異なる運転開始禁止期間にわたって、第2のプレス機械の運転開始を禁止することが可能となる。
この場合、運転開始禁止期間の終了時点で第2のプレス機械の運転を開始するように動作制御装置を構成することで、効率よく複数のプレス機械を運転することができる。
本発明の別の実施形態によると、前記動作制御装置は、前記複数のプレス機械の各々について前記スライドの往復運動によるスライド位置が周期的に繰り返されるように、前記各駆動モータへの供給電力を制御し、前記スライド位置の周期の長さは、複数のプレス機械の間で同じであり、さらに、前記動作制御装置は、前記複数のプレス機械の前記スライド位置の周期的変動が所定の位相差を持つように前記各駆動モータへの供給電力を制御し、これにより、前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重複しないようにする。
このように、スライド位置の周期の長さが複数のプレス機械の間で同じであれば、複数のプレス機械のスライド位置の周期的変動が所定の位相差を持つように制御することで、複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないようにすることができる。
例えば、スライドの1往復期間の長さが、複数のプレス機械の間で同じである場合には、所定の位相差を持つように各スライドを連続的に往復運動させることで、複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないようにすることができる。
一方、スライドの1往復期間の長さが、複数のプレス機械の間で異なる場合には、スライドが1往復を終えた後、スライドが静止している期間を1台以上のプレス機械に対して設ける。これにより、スライド位置の周期の長さを、複数のプレス機械の間で同じにすることができる。そして、所定の位相差を持つように各スライドの位置が周期的に繰り返されるように複数のプレス機械を運転させ、これにより、複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないようにすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明によると、被加工物をプレス成型するための駆動モータと、該駆動モータの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結され往復運動し金型が固定されたスライドと、を有する複数のプレス機械と、該複数のプレス機械に電力を供給する電源装置と、を備えるプレス機械システムの動作制御装置であって、前記各プレス機械において前記スライドが1回の往復運動をする期間には被加工物をプレス成型するプレス期間が含まれており、前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、前記電源装置から前記各駆動モータへの供給電力を制御して複数のプレス機械を動作させる構成を有する、ことを特徴とするプレス機械システムの動作制御装置が提供される。
さらに、上記目的を達成するために、本発明によると、被加工物をプレス成型するための駆動モータと、該駆動モータの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結され往復運動し金型が固定されたスライドと、を有する複数のプレス機械と、該複数のプレス機械に電力を供給する電源装置と、を備えるプレス機械システムの動作制御方法であって、前記各プレス機械において前記スライドが1回の往復運動をする期間には被加工物をプレス成型するプレス期間が含まれており、さらに、前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、前記電源装置から前記各駆動モータへの供給電力を制御して複数のプレス機械を動作させる、ことを特徴とするプレス機械システムの動作制御方法が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明によると、被加工物をプレス成型するための駆動モータと、該駆動モータの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結され往復運動し金型が固定されたスライドと、を有する複数のプレス機械と、該複数のプレス機械に電力を供給する電源装置と、を備えるプレス機械システムの動作制御プログラムであって、前記各プレス機械において前記スライドが1回の往復運動をする期間には被加工物をプレス成型するプレス期間が含まれており、さらに、前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、前記電源装置から前記各駆動モータへの供給電力を制御して複数のプレス機械を動作させる処理をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするプレス機械システムの動作制御プログラムが提供される。
上述した本発明によると、コンデンサやコイルを設けることなく、プレス機械システムの電源装置を大幅に小型化することが可能になる。また、本発明を実施しても、各プレス機械の運転効率を低下させることがない。低下させたとしても、その低下を最小限に抑えることができる。
本発明を実施するための最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態によるプレス機械システム10aの構成図である。図1に示すように、プレス機械システム10aは、複数のプレス機械3a,3b,3cと、これらプレス機械3a,3b,3cに電力を供給する電源装置5と、複数のプレス機械3a,3b,3cの間でプレス期間が重ならないように、複数のプレス機械3a,3b,3cの動作を制御する動作制御装置7aを備える。
プレス機械3aの構成と動作を説明するが、プレス機械3b、3cの構成と動作もプレス機械3aと同じであってよい。
プレス機械3aは、プレス成型を行うための駆動モータ8aと、この駆動モータ8aの回転運動を往復運動(例えば、昇降運動)に変換する変換機構9a(例えば、クランク軸)と、変換機構9aに連結され昇降されるスライド11aと、スライド11aの先端(例えば、下面)に固定される上金型12aと、上金型12aの下方に配置され静止するボルスタ14aと、ボルスタ14aに取り付けられた下金型17aと、を備える。
このような構成において、駆動モータ8aに電力が供給され駆動モータ8aが回転するとスライド11aが昇降運動する。これにより、上金型12aを昇降させ、上金型12aと下金型17aとの間に被加工物2を挟んでプレスを行う。プレス時に、上金型12aに加わる荷重はスライド11a及び変換機構9aを介してフレーム18aの上部で支持され、下金型17aに加わる荷重はボルスタ14aを介してフレーム18aの下部で支持される。
プレス機械3aにおいて、スライド11aが上死点から、運転を開始したとすると、スライド11aが上死点から下降し被加工物2と接触しさらに下死点に至るまで下降し続け、下死点に至った後、上死点まで再び上昇する。このようなスライド11aの1往復期間には、被加工物2をプレス成型するプレス期間が含まれている。本願において、スライドの1往復期間とは、スライドが待機位置(例えば、上死点)から運動を開始した時から、スライドが前進運動(例えば、下降)の終了位置(例えば、下死点)に至りさらに後退運動(例えば、上昇)を行い再び待機位置に戻ってくる時までの期間をいう。また、本願において、プレス期間とは、被加工物2にプレス成型力が作用している期間である。より具体的には、プレス期間とは、スライド11aが前進運動を開始し金型(例えば、上金型12a)が被加工物2に接触した時から、スライド11aが前進運動の終了位置(例えば、下死点)に至る時までの期間である。
電源装置5は、例えば、交流電源設備であって、サーキットブレーカやトランスから構成される。この電源設備は、発電設備(図示せず)等から電力を受ける。
動作制御装置7aは、プレス機械3a,3b又は3cの運転を開始させる度に、該プレス機械である第1のプレス機械(この段落では、3aと仮定する)の運転開始後に運転開始禁止期間にわたって、他のプレス機械3b,3cの運転開始を禁止する制御を行う。この運転開始禁止期間は、この期間に他のプレス機械3b又は3cの運転を開始させた場合に、第1のプレス機械3aと他のプレス機械3b又は3cのプレス期間が少なくとも部分的に重なることになる期間である。なお、動作制御装置7aは、電気回路、電子回路などにより構成することができる。また、本願において、プレス機械の運転開始とは、スライドの往復運動の開始である。
電力伝達装置21a,21b,21cが、それぞれプレス機械3a,3b,3cに設けられる。各電力伝達装置21a,21b,21cは、電源装置5と各プレス機械3a,3b,3cとの間に介在するように設けられる。即ち、電力伝達装置21aは電源装置5から駆動モータ8aへ供給する電力量を調節し、電力伝達装置21bは電源装置5から駆動モータ8bへ供給する電力量を調節し、電力伝達装置21cは電源装置5から駆動モータ8cへ供給する電力量を調節する。各電力伝達装置21a,21b,21cは、コンタクタで構成されていてもよいし、サイリスタレオナードやIGBTを使用したコンバータとインバータ等で構成されてもよい。
動作制御装置7aは、供給電力制御装置23a,23b,23cと、スタート指令装置25a,25b,25cと、タイミング調節装置27とを有する。
供給電力制御装置23a,23b,23cは、それぞれ、プレス機械3a,3b,3cに対応して設けられる。即ち、供給電力制御装置23aは、電力伝達装置21aに制御信号を出力して電力伝達装置21aを制御することで、電源装置5から駆動モータ8aへの供給電力量を制御し、供給電力制御装置23bは、電力伝達装置21bを制御することで、電源装置5から駆動モータ8bへの供給電力量を制御し、供給電力制御装置23cは、電力伝達装置21cを制御することで、電源装置5から駆動モータ8cへの供給電力量を制御する。
スタート指令装置25a,25b,25cは、それぞれ、プレス機械3a,3b,3cに対応して複数設けられる。即ち、スタート指令装置25aは、プレス機械3aの運転開始を指令する運転開始指令信号を生成しタイミング調節装置27に出力し、スタート指令装置25bは、プレス機械3bの運転開始を指令する運転開始指令信号を生成しタイミング調節装置27に出力し、スタート指令装置25cは、プレス機械3cの運転開始を指令する運転開始指令信号を生成しタイミング調節装置27に出力する。各スタート指令装置25a,25b,25cは、被加工物2が対応するプレス機械3a,3b,3cにセットされプレス開始が可能となったら、運転開始指令信号を出力するように構成されてよい。例えば、各スタート指令装置25a,25b,25cは、被加工物2が対応するプレス機械に挿入され所定位置にセットされたことを検知した時に、運転開始指令信号を生成して出力する装置であってよい。代わりに、各スタート指令装置25a,25b,25cは、操作者が操作できるように構成されており(例えば、ボタンを有する)、操作者に操作されると運転開始指令信号を生成して出力する装置であってもよい。
タイミング調節装置27は、タイマー28と信号送信装置29を有する。
タイマー28は、プレス機械3a,3b又は3cの運転を開始すると同時に時間のカウントを開始するように構成される。即ち、タイマー28は、信号送信装置29が供給電力制御装置23a,23b又は23cにプレス機械3a,3b又は3cの運転を開始させる旨の信号を出力すると同時に、時間のカウントを開始する。タイマー28は、そのカウント時間が、上記運転開始禁止期間となるように設定されている。即ち、タイマー28が時間のカウントを開始してから、タイマー28が切れてカウントを終了するまでの期間の長さは上記運転開始禁止期間の長さと同じである。このようにして、タイミング調節装置27は運転開始禁止期間を時間計測する。
信号送信装置29は、タイマー28のカウントに基づいて、供給電力制御装置23a,23b,23cに運転開始禁止信号を出力する。即ち、信号送信装置29は、タイマー28が時間のカウントを開始してからカウントを終了するまでの期間にわたって、運転開始禁止信号を出力する。この運転開始禁止信号は、タイマー28のカウント開始を引き起こしたプレス機械(この段落では、3aと仮定する)以外のプレス機械3b、3cに対応する供給電力制御装置23b,23cに出力される。これにより、供給電力制御装置23b,23cは、運転開始禁止信号を受けている運転開始禁止期間にわたって、プレス機械3b,3cの運転を禁止する制御を電力伝達装置21b,21cに対して行う。より具体的には、タイミング調節装置27が運転開始禁止期間の終了前(例えば、この期間中)にスタート指令装置(この段落では、25bと仮定する)から運転開始指令信号を受けても、信号送信装置29は供給電力制御装置23b、23cに運転開始禁止信号を運転開始禁止期間にわたって出力する。この場合、信号送信装置29は、運転開始禁止期間の終了時(タイマー28のカウント終了時)に、プレス機械3bの運転を開始する旨の信号を供給電力制御装置23bに出力する。一方、信号送信装置29は、運転開始禁止期間以外の期間(タイマー28がカウントを行っていない期間)において、スタート指令装置(25bと仮定する)から運転開始指令信号を受けた場合には、プレス機械3bの運転を開始する旨の信号を供給電力制御装置23bへ直ちに出力する。
次に、第1実施形態によるプレス機械システム10aの動作を詳細に説明する。
まず、簡単のために、複数のプレス機械3a,3b,3cのスライド11a,11b,11cが同じ昇降運動を行う場合について説明する。この場合には、各プレス機械3a,3b,3cのスライド11a,11b,11cの運動は、例えば、図2に示す同一の曲線で表わすことができる。図2において、横軸は時間を表わし縦軸は各プレス機械3a,3b,3cの必要電力を表わしている。
図3において、例えば、プレス機械3aが運転を開始した後に、プレス機械3bの運転を開始する場合に、これらプレス機械3a,3bのプレス期間が重ならないようにするには、プレス機械3bの運転開始時点を、矢印aで示す分だけプレス機械3aの運転開始時点から遅らせて破線で示すスライド運動とすればよい。即ち、プレス機械3bの運転開始時点を、プレス機械3aの運転開始時点からプレス期間の長さだけ遅らせればよい。
プレス機械システム10aの動作の具体例を図4と図5に基づいて説明する。図4は、各プレス機械3a,3b,3cの動作の説明図であり、図5は第1実施形態によるプレス機械システム10aの動作制御方法のフローチャートである。なお、図4において、符号a,b,cで示した期間は、それぞれ、プレス機械3a,3b,3cの運転が開始したことによる運転開始禁止期間である。
ステップS1において、例えば、まず、プレス機械3a,3b,3cの運転が停止している状態で、時刻t1に運転開始指令信号Sがスタート指令装置25aからタイミング調節装置27へ出力されると、ステップS2へ進む。本例では、最初の運転開始指令信号Sがスタート指令装置25aから出力されるものとするが、スタート指令装置25b,25cから出力される場合も同様である。
ステップS2において、時刻t1にプレス機械3aの運転が開始されるとともに、運転開始禁止信号がタイミング調節装置27から出力される。具体的には次の通りである。タイミング調節装置27は、上記運転開始指令信号Sを受けるとプレス機械3aの運転を開始させる旨の信号を供給電力制御装置23aに出力する。この信号に基づいて、供給電力制御装置23aは電力伝達装置21aを制御することで、電源装置5から駆動モータ8aへの電力供給量が制御され、これにより、プレス機械3aの運転が開始される。これと同時に、タイミング調節装置27は、タイマー28に時間のカウントを開始させ、運転開始禁止信号を供給電力制御装置23b,23cに出力する。この運転開始禁止信号は、タイマー28がカウントをしている期間である運転開始禁止期間aにわたって、供給電力制御装置23b,23cに出力される。
続いて、ステップS3において、運転開始指令信号Sがスタート指令装置25a,25b,25cから出力されたかを判断する。図4の例では、運転開始禁止期間a内に、時刻t2に運転開始指令信号がスタート指令装置25bから出力されるので(ステップS3においてYES)、ステップS4へ進む。
ステップS4において、タイマー28のカウントが終了したかを判断する。図4の例では、時刻t4にタイマー28がカウントを終了するので(ステップにおいてYES)、時刻t4にタイミング調節装置27は供給電力制御装置23b,23cに運転開始禁止信号を出力するのを止め、ステップS2に戻る。
再び、ステップS2において、時刻t4にプレス機械3bの運転が開始されるとともに、運転開始禁止信号がタイミング調節装置27から出力される。具体的には次の通りである。タイミング調節装置27は、供給電力制御装置23b,23cに運転開始禁止信号を出力するのを止めると同時に、プレス機械3bの運転を開始させる旨の信号を供給電力制御装置23bに出力する。これにより、プレス機械3bの運転が開始される。これと同時に、タイミング調節装置27は、タイマー28に時間のカウントを開始させ、運転開始禁止信号を供給電力制御装置23a,23cに出力する。この運転開始禁止信号は、タイマー28がカウントをしている期間である運転開始禁止期間bにわたって、供給電力制御装置23a,23cに出力される。
続いて、ステップS3において、運転開始指令信号Sがスタート指令装置25a,25b,25cから出力されたかを判断する。図4の例では、時刻t3に運転開始指令信号Sがスタート指令装置25cから出力されているので(ステップS3においてYES)、ステップS4へ進む。
ステップS4において、タイマー28のカウントが終了したかを判断する。図4の例では、時刻t5にタイマー28がカウントを終了するので(ステップにおいてYES)、時刻t5にタイミング調節装置27は供給電力制御装置23a,23cに運転開始禁止信号を出力するのを止め、ステップS2に戻る。
再び、ステップS2において、時刻t5にプレス機械3cの運転が開始されるとともに、運転開始禁止信号がタイミング調節装置27から出力される。具体的には次の通りである。タイミング調節装置27は、供給電力制御装置23a,23cに運転開始禁止信号を出力するのを止めると同時に、プレス機械3cの運転を開始させる旨の信号を供給電力制御装置23cに出力する。これにより、プレス機械3cの運転が開始される。これと同時に、タイミング調節装置27は、タイマー28に時間のカウントを開始させ、運転開始禁止信号を供給電力制御装置23a,23bに出力する。この運転開始禁止信号は、タイマー28がカウントをしている期間である運転開始禁止期間cにわたって、供給電力制御装置23a,23bに出力される。
続いて、ステップS3において、運転開始指令信号Sがスタート指令装置25a,25b,25cから出力されたかを判断する。図4の例では、時刻t7に運転開始指令信号Sがスタート指令装置25cから出力されるので(ステップS3においてYES)、ステップS4へ進む。
ステップS4において、タイマー28のカウントが終了したかを判断する。図4の例では、時刻t6に、タイマー28がカウントを終了しているので(ステップにおいてYES)、時刻t6にタイミング調節装置27は供給電力制御装置23a,23bに運転開始禁止信号を出力するのを止めており、ステップS2に戻る。
再び、ステップS2において、時刻t7にプレス機械3cの運転が開始されるとともに、運転開始禁止信号がタイミング調節装置27から出力される。具体的には次の通りである。タイミング調節装置27は、供給電力制御装置23a,23bに運転開始禁止信号を出力するのを時刻t6に止めており、プレス機械3cの運転を開始させる旨の信号を供給電力制御装置23cに出力する。これにより、プレス機械3cの運転が開始される。これと同時に、タイミング調節装置27は、タイマー28に時間のカウントを開始させ、運転開始禁止信号を供給電力制御装置23a,23bに出力する。この運転開始禁止信号は、タイマー28がカウントをしている期間である運転開始禁止期間cにわたって、供給電力制御装置23a,23bに出力される。
続いて、ステップS3において、運転開始指令信号Sがスタート指令装置25a,25b,25cから出力されたかを判断する。図4の例では、時刻t9になると運転開始指令信号Sがスタート指令装置25bから出力されるので(ステップS3においてYES)、ステップS4に進む。
ステップS4において、タイマー28のカウントが終了したかを判断する。図4の例では、時刻t8に、タイマー28がカウントを終了しているので(ステップにおいてYES)、時刻t8にタイミング調節装置27は供給電力制御装置23a,23bに運転開始禁止信号を出力するのを止めており、ステップS2に戻る。
再び、ステップS2において、時刻t9にプレス機械3bの運転が開始されるとともに、運転開始禁止信号がタイミング調節装置27から出力される。具体的には次の通りである。タイミング調節装置27は、供給電力制御装置23a,23bに運転開始禁止信号を出力するのを時刻t8に止めており、プレス機械3bの運転を開始させる旨の信号を供給電力制御装置23bに出力する。これにより、プレス機械3bの運転が開始される。これと同時に、タイミング調節装置27は、タイマー28に時間のカウントを開始させ、運転開始禁止信号を供給電力制御装置23a,23cに出力する。この運転開始禁止信号は、タイマー28がカウントをしている期間である運転開始禁止期間bにわたって、供給電力制御装置23a,23cに出力される。
続いて、ステップS3において、運転開始指令信号Sがスタート指令装置25a,25b,25cから出力されたかを判断する。図4の例では、時刻t10に運転開始指令信号Sがスタート指令信号25aから出力されるので(ステップS3においてYES)、ステップS4に進む。
ステップS4において、タイマー28のカウントが終了したかを判断する。図4の例では、時刻t11にタイマー28がカウントを終了するので、(ステップにおいてYES)、時刻t11にタイミング調節装置27は供給電力制御装置23a,23cに運転開始禁止信号を出力するのを止め、ステップS2に戻る。
再び、ステップS2において、時刻t11にプレス機械3aの運転が開始されるとともに、運転開始禁止信号がタイミング調節装置27から出力される。具体的には次の通りである。タイミング調節装置27は、供給電力制御装置23a,23cに運転開始禁止信号を出力するのを止めると同時に、プレス機械3aの運転を開始させる旨の信号を供給電力制御装置23aに出力する。これにより、プレス機械3aの運転が開始される。これと同時に、タイミング調節装置27は、タイマー28に時間のカウントを開始させ、運転開始禁止信号を供給電力制御装置23b,23cに出力する。この運転開始禁止信号は、タイマー28がカウントをしている期間である運転開始禁止期間aにわたって、供給電力制御装置23b,23cに出力される。
その後も同様の処理が行われる。以上のような処理を繰り返すことで、複数のプレス機械3a,3b,3cのプレス期間が重複しないように複数のプレス機械3a,3b,3cの運転を行うことが可能になる。
次に、複数のプレス機械3a,3b,3cのスライドの1往復期間におけるプレス期間の開始時点及び終了時点が異なる場合について説明する。
スライドの1往復期間におけるプレス期間の開始時点及び終了時点が複数のプレス機械3a,3b,3cの間で異なる場合には、上記運転開始禁止期間の長さは、先に運転を開始する第1のプレス機械とその次に運転を開始する第2のプレス機械とに応じて異なる。
そのため、複数のプレス機械3a,3b,3cから2台を選んだすべての組み合わせを考慮する。そして、これらすべての組み合わせについて、上記運転開始禁止期間として第1期間及び第2期間を定める。
各組み合わせについて、第1期間は、該組み合わせの一方のプレス機械を先に運転開始した場合に、この運転開始後に、該組み合わせの他方のプレス機械の運転開始を禁止する期間であり、第2期間は、該組み合わせの他方のプレス機械を先に運転開始した場合に、この運転開始後に、該組み合わせの一方のプレス機械の運転開始を禁止する期間である。
これら第1期間及び第2期間を図6〜図8に基づいて具体的に説明する。プレス期間の開始時点及び終了時点が異なる上記組み合わせのプレス機械A,Bのスライド往復運動として図6〜図8の場合を想定できる。図6〜図8において、横軸は時間を表わし縦軸は各プレス機械A,Bの必要電力を表わしている。また、図6〜図8において、実線及び破線はスライドの1往復運動を示している。
図6の場合には、実線で示すようにプレス機械A、Bが同時に運転を開始した場合に、最初に、時刻taでプレス機械Bのプレス期間が開始し、その後、時刻tbでプレス機械Aのプレス期間が開始し、その後、時刻tcでプレス機械Bのプレス期間が終了し、その後、時刻tdでプレス機械Aのプレス期間が終了する。
このような場合、図6(A)に示すように、先にプレス機械Aの運転を開始しその次にプレス機械Bの運転を開始する場合に、これらプレス機械A,Bのプレス期間が重ならないようにするには、プレス機械Bのスライド運動が破線で示すものになるように、プレス機械Bの運転開始を遅らせればよい。即ち、図6(A)に示す第1期間P1の終了時点で(又は、その後)プレス機械Bの運転を開始すればよい。この第1期間P1の長さは、右側の矢印aで示すように、プレス機械A,Bが同時に運転を開始した場合におけるプレス機械Bのプレス期間開始時taからプレス機械Aのプレス期間終了時tdまでの長さと同じである。
逆に、図6(B)に示すように、先にプレス機械Bの運転を開始しその次にプレス機械Aの運転を開始する場合に、これらプレス機械A,Bのプレス期間が重ならないようにするには、プレス機械Aのスライド運動が破線で示すものになるように、プレス機械Aの運転開始を遅らせればよい。即ち、図6(B)に示す第2期間P2の終了時点で(又は、その後)プレス機械Aの運転を開始すればよい。この第2期間P2の長さは、右側の矢印bで示すように、プレス機械A,Bが同時に運転を開始した場合におけるプレス機械Aのプレス期間開始時tbからプレス機械Bのプレス期間終了時tcまでの長さと同じである。
図7の場合には、実線で示すようにプレス機械A、Bが同時に運転を開始した場合に、最初に、時刻taでプレス機械Bのプレス期間が開始し、その後、時刻tbでプレス機械Aのプレス期間が開始し、その後、時刻tcでプレス機械Aのプレス期間が終了し、その後、時刻tdでプレス機械Bのプレス期間が終了する。
このような場合、図7(A)に示すように、先にプレス機械Aの運転を開始しその次にプレス機械Bの運転を開始する場合に、これらプレス機械A,Bのプレス期間が重ならないようにするには、プレス機械Bのスライド運動が破線で示すものになるように、プレス機械Bの運転開始を遅らせればよい。即ち、図7(A)に示す第1期間P1の終了時点で(又は、その後)プレス機械Bの運転を開始すればよい。この第1期間P1の長さは、右側の矢印aで示すように、プレス機械A,Bが同時に運転を開始した場合におけるプレス機械Bのプレス期間開始時taからプレス機械Aのプレス期間終了時tcまでの長さと同じである。
逆に、図7(B)に示すように、先にプレス機械Bの運転を開始しその次にプレス機械Aの運転を開始する場合に、これらプレス機械A,Bのプレス期間が重ならないようにするには、プレス機械Aのスライド運動が破線で示すものになるように、プレス機械Aの運転開始を遅らせればよい。即ち、図7(B)に示す第2期間P2の終了時点で(又は、その後)プレス機械Aの運転を開始すればよい。この第2期間P2の長さは、右側の矢印bで示すように、プレス機械A,Bが同時に運転を開始した場合におけるプレス機械Aのプレス期間開始時tbからプレス機械Bのプレス期間終了時tdまでの長さと同じである。
図8の場合には、実線で示すようにプレス機械A、Bが同時に運転を開始した場合に、最初に、時刻taでプレス機械Bのプレス期間が開始し、その後、時刻tbでプレス機械Bのプレス期間が終了し、その後、時刻tcでプレス機械Aのプレス期間が開始し、その後、時刻tdでプレス機械Aのプレス期間が終了する。
このような場合、図8に示すように、先にプレス機械Aの運転を開始しその次にプレス機械Bの運転を開始する場合に、これらプレス機械A,Bのプレス期間が重ならないようにするには、図8に示す第1期間P1において、プレス機械Bの運転を開始させなければよい。この第1期間P1は、プレス機械Aの運転開始時から時間a1が経過した時点から、プレス機械Aの運転開始時から時間a2が経過する時点までの期間である。時間a1の長さは、右側の矢印a1で示すように、プレス機械A,Bが同時に運転を開始した場合におけるプレス機械Bのプレス期間終了時tbからプレス機械Aのプレス期間開始時tcまでの長さと同じである。時間a2の長さは、右側の矢印a2で示すように、プレス機械A,Bが同時に運転を開始した場合におけるプレス機械Bのプレス期間開始時taからプレス機械Aのプレス期間終了時tdまでの長さと同じである。
逆に、先にプレス機械Bの運転を開始しその次にプレス機械Aの運転を開始する場合には、プレス期間が重なることはない。従って、この場合には、プレス機械Aに対する運転開始禁止期間である第2期間の長さはゼロである。
図1の場合を例にとり、プレス機械3a,3b,3cの間で上記プレス期間の開始時点及び終了時点が異なる場合のプレス機械システム10aの動作を説明する。
図1のプレス機械3a,3b,3cは、スライドの1往復期間内でのプレス期間の開始時点及び終了時点が異なると仮定する。プレス機械3a,3b,3cから2台を選択する組み合わせは3通りある。また、各組み合わせについて運転開始禁止期間が最大で第1期間と第2期間の2通りある。従って、プレス機械3a,3b,3cについての運転開始禁止期間は最大で6通りあることになる。これに対応して、異なるカウント時間が設定された最大で6つのタイマー28をタイミング調節装置27に設ける。
タイミング調節装置27は、いずれかのプレス機械(この段落では、3aと仮定する)の運転を開始させると、このプレス機械3aに応じた2つのタイマー28のカウントが開始される。これと同時に、タイミング調節装置27は、他のプレス機械3b、3cの供給電力制御装置23b、23cに運転開始禁止信号を出力する。上記2つのタイマー28の異なるカウント時間の一方は、供給電力制御装置23bに運転開始禁止信号が出力される期間の長さと同じになり、これら異なるカウント時間の他方は、供給電力制御装置23cに運転開始禁止信号が出力される期間の長さと同じになる。
このように、プレス機械の運転を開始する度に、該プレス機械である第1のプレス機械に応じて異なる運転開始禁止期間にわたって、他のプレス機械の運転開始を禁止するとともに、他のプレス機械が2台以上の場合には、これら他のプレス機械に対する運転開始禁止期間も異なるように制御することができる。
上述した第1実施形態によるプレス機械システム10aでは、プレス機械3a,3b又は3cの運転を開始させる度に、その後、運転開始禁止期間にわたって、他のプレス機械の運転開始を禁止する制御が行われる。この制御により、複数のプレス機械3a,3b,3cのプレス期間が重ならないようにすることができる。
従って、プレス機械システム10aの必要電力のピーク値は、いずれか1台のプレス機械のプレス期間での必要電力のピーク値と、他のプレス機械のプレス期間以外での小さな必要電力値との和になる。従って、プレス機械システム10aの必要電力のピーク値を、従来の場合と比較して、大幅に低減できる。これにより、プレス機械システム10aの電源装置5を大幅に小型化することが可能になる。また、プレス機械システム10aでは、各プレス機械3a,3b,3cの運転効率を低下させることがない。低下させたとしても、その低下を最小限に抑えることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態によるプレス機械システムについて説明する。図9は、本発明の第2実施形態によるプレス機械システム10bの構成図である。第2実施形態によるプレス機械システム10bは、動作制御装置7bの構成が第1実施形態の動作制御装置7aと異なる。第2実施形態の他の構成は、第1実施形態の場合と同じであってよい。以下、第1実施形態と異なる構成、動作について説明する。
第2実施形態によると、動作制御装置7bは、複数のプレス機械3a,3b,3cにおいてスライド11a,11b,11cの往復運動によるスライド位置が周期的に繰り返されるように、各駆動モータ8a,8b,8cへの供給電力を制御する。スライド位置の周期の長さは、複数のプレス機械3a,3b,3cの間で同じである。さらに、動作制御装置7bは、複数のプレス機械3a,3b,3cのスライド位置の周期的変動が所定の位相差を持つように各駆動モータ8a,8b,8cへの供給電力を制御し、これにより、複数のプレス機械3a,3b,3cの間でプレス期間が重複しないようにする。
具体的には、動作制御装置7bは、各電力伝達装置21a,21b,21cに制御信号を出力することで、各電力伝達装置21a,21b,21cによる電源装置5から各駆動モータ8a,8b,8cへの供給電力が制御される。これにより、複数のプレス機械3a,3b,3cの間でプレス期間が重複しないように、所定の位相差を持って、複数のプレス機械3a,3b,3cのスライド位置が周期的に繰り返される。なお、動作制御装置7bは、電気回路、電子回路などにより構成することができる。
第2実施形態によると、スライド位置の周期の長さが複数のプレス機械3a,3b,3cの間で同じであれば、上記制御を行うことができる。上記制御によるスライド動作の例を図10〜図12に基づいて説明する。図10〜図12において、横軸は時間を表し縦軸は各プレス機械3a,3b,3cの必要電力を表しており、符号Pa,Pb,Pcは、それぞれプレス機械3a,3b,3cのプレス期間を示している。
図10は、スライドの1往復期間の長さが、複数のプレス機械3a,3b,3cの間で同じである場合のスライド動作を示すグラフである。図10に示すように、所定の位相差A,Bを持つように各スライド11a,11b,11cを連続的に運動させることで、複数のプレス機械3a,3b,3cの間でプレス期間が重ならないようにすることができる。
図11は、スライドの1往復期間の長さが、複数のプレス機械3a,3b,3cの間で同じであるが、スライド11a,11b,11cの1往復期間におけるプレス期間の開始時及び終了時がプレス機械3a,3b,3cの間で異なる場合のスライド動作を示すグラフである。この場合も、図11に示すように、所定の位相差A,Bを持つように各スライド11a,11b,11cを連続的に運動させることで、複数のプレス機械3a,3b,3cの間でプレス期間が重ならないようにすることができる。
図12は、スライドの1往復期間の長さが、複数のプレス機械3a,3b,3cの間で異なる場合のスライド動作を示すグラフである。図12に示すように、スライド11a,11b,11cが1往復を終えた後、スライド11a,11b,11cが静止している付加期間を1台以上のプレス機械に対して設ける。図12の例では、プレス機械3b、3cにそれぞれ付加期間Tb,Tcを設けている。これにより、スライド位置の周期の長さを、複数のプレス機械3a,3b,3cの間で同じにすることができる。そして、所定の位相差A,Bを持つように各スライド11a,11b,11cの位置が周期的に繰り返されるように複数のプレス機械3a,3b,3cを運転させ、これにより、複数のプレス機械3a,3b,3cの間でプレス期間が重ならないようにすることができる。
なお、第2実施形態において、所定の位相差A,Bは、複数のプレス機械3a,3b,3cの間でプレス期間が重ならなければ、任意の大きさであってよい。
上述した第2実施形態によるプレス機械システム10bによると、複数のプレス機械3a,3b,3cの間で、スライド位置の周期の長さが同じである場合、又は、スライド位置の周期の長さを同じにする場合に、複数のプレス機械3a,3b,3cのスライド11a,11b,11cが所定の位相差A,Bを持つように、各駆動モータ8a,8b,8cへの供給電力を制御することで、複数のプレス機械3a,3b,3cの間でプレス期間が重ならないようにすることができる。よって、第1実施形態の場合と同様に、プレス機械システム10bの電源装置5を大幅に小型化することが可能になる。
[プログラム]
第1実施形態及び第2実施形態による動作制御装置7a,7bの処理動作を行うプログラムは、本発明の動作制御プログラムに相当するものであり、このプログラムを半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録したり、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
また、上記動作制御プログラムを記憶する記憶装置を動作制御装置7a,7bに設けることができ、動作制御装置7a,7bをコンピュータとして構成することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、第1及び第2実施形態では、プレス機械システム10a,10bのプレス機械3a,3b,3cが3台である場合について説明した。しかし、本発明によれば、プレス機械システムのプレス機械の台数は、3台に限定されず2台又は4台以上の適切な数であってよい。
また、第1実施形態において、上記プレス期間の開始時及び終了時が複数のプレス機械3a,3b,3cの間で異なる場合には、カウント時間が異なる最大で6つのタイマー28を設けた。しかし、本発明によれば、プレス機械システムのプレス機械の台数が変われば、タイマー28の数も異なる。
第1及び第2実施形態における駆動モータ8a,8b,8cは、例えば、サーボモータや、他の適切なモータであってもよい。また、変換機構9a,9b,9cは、クランク式、クランクレス式、ナックル式、リンク式などの適切な方式のものであってよい。また、駆動モータ8a,8b,8cとして往復運動するリニアモータやサーボリニアモータを使用し、変換装置9a,9b,9cを省略することも可能である。
なお、第1及び第2実施形態において、プレス機械3a,3b,3cのそれぞれが異なる形式の駆動モータ8a,8b,8c、異なる形式の変換機構9a,9b,9cを有していてもよい。
本発明の第1実施形態によるプレス機械システムの構成図である。 スライドの1往復運動を示している。 2台のプレス機械のプレス期間が重ならないようにするための説明図である。 図1のプレス機械システムの動作制御方法を示している。 図1のプレス機械システムの動作制御方法を説明するためのフローチャートである。 スライドの1往復期間においてプレス期間の開始時点及び終了時点が異なる2台のプレス機械の動作タイミングを説明するための図である。 スライドの1往復期間においてプレス期間の開始時点及び終了時点が異なる2台のプレス機械の動作タイミングを説明するための別の図である。 スライドの1往復期間においてプレス期間の開始時点及び終了時点が異なる2台のプレス機械の動作タイミングを説明するための別の図である。 本発明の第2実施形態によるプレス機械システムの構成図である。 図9に示すプレス機械システムの動作制御例を示している。 図9に示すプレス機械システムの別の動作制御例を示している。 図9に示すプレス機械システムの別の動作制御例を示している。
符号の説明
2 被加工物
3a,3b,3c プレス機械
5 電源装置
7a,7b 動作制御装置
8a,8b,8c 駆動モータ
9a,9b,9c 変換機構
10a,10b プレス機械システム
11a,11b,11c スライド
12a,12b,12c 上金型
14a,14b,14c ボルスタ
17a,17b,17c 下金型
18a,18b,18c フレーム
21a,21b,21c 電力伝達装置
23a,23b,23c 供給電力制御装置
25a,25b,25c スタート指令装置
27 タイミング調節装置
28 タイマー
29 信号送信装置

Claims (8)

  1. 被加工物をプレス成型するための駆動モータと、該駆動モータの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結され往復運動し金型が固定されたスライドと、を有する複数のプレス機械と、
    該複数のプレス機械に電力を供給する電源装置と、を備えるプレス機械システムであって、
    前記各プレス機械において前記スライドが1回の往復運動をする期間には被加工物をプレス成型するプレス期間が含まれており、
    さらに、前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、前記電源装置から前記各駆動モータへの供給電力を制御して複数のプレス機械を動作させる動作制御装置を備える、ことを特徴とするプレス機械システム。
  2. スライドの往復運動の開始がプレス機械の運転開始であるとし、
    前記動作制御装置は、プレス機械の運転を開始させる度に、該プレス機械である第1のプレス機械の運転開始後に所定の運転開始禁止期間にわたって他のプレス機械の運転開始を禁止する制御を行い、
    前記運転開始禁止期間は、この期間に前記他のプレス機械の運転を開始させた場合に、前記第1のプレス機械と前記他のプレス機械のプレス期間が少なくとも部分的に重なることになる期間である、ことを特徴とする請求項1に記載のプレス機械システム。
  3. 前記複数のプレス機械の各々について、運転開始指令信号を生成し前記動作制御装置へ出力するスタート指令装置を備え、
    前記他のプレス機械に含まれるプレス機械を第2のプレス機械とし、
    前記運転開始禁止期間の終了時より前に第2のプレス機械について前記運転開始指令信号が前記動作制御装置へ入力される場合には、前記動作制御装置は、前記運転開始禁止期間の経過後、第2のプレス機械の運転を開始させる制御を行う、ことを特徴とする請求項2に記載のプレス機械システム。
  4. 前記複数のプレス機械から2台を選択したすべての組み合わせについて、第1期間及び第2期間を前記運転開始禁止期間として時間計測できるように、前記動作制御装置は構成されており、
    各組み合わせについて、前記第1期間は、該組み合わせの一方のプレス機械の運転を先に開始した場合に、この運転開始後に、該組み合わせの他方のプレス機械の運転開始を禁止する期間であり、前記第2期間は、該組み合わせの前記他方のプレス機械の運転を先に開始した場合に、この運転開始後に、該組み合わせの前記一方のプレス機械の運転開始を禁止する期間であり、
    さらに、前記動作制御装置は、プレス機械の運転を開始する度に、該プレス機械である第1のプレス機械を含むすべての前記組み合わせについての前記第1期間又は第2期間にわたって、これら各組み合わせのうち前記第1のプレス機械でないプレス機械の運転開始を禁止するように構成されている、ことを特徴とする請求項2に記載のプレス機械システム。
  5. 前記動作制御装置は、前記複数のプレス機械の各々について前記スライドの往復運動によるスライド位置が周期的に繰り返されるように、前記各駆動モータへの供給電力を制御し、
    前記スライド位置の周期の長さは、複数のプレス機械の間で同じであり、
    さらに、前記動作制御装置は、前記複数のプレス機械の前記スライド位置の周期的変動が所定の位相差を持つように前記各駆動モータへの供給電力を制御し、これにより、前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重複しないようにする、ことを特徴とする請求項1に記載のプレス機械システム。
  6. 被加工物をプレス成型するための駆動モータと、該駆動モータの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結され往復運動し金型が固定されたスライドと、を有する複数のプレス機械と、
    該複数のプレス機械に電力を供給する電源装置と、を備えるプレス機械システムの動作制御装置であって、
    前記各プレス機械において前記スライドが1回の往復運動をする期間には被加工物をプレス成型するプレス期間が含まれており、
    前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、前記電源装置から前記各駆動モータへの供給電力を制御して複数のプレス機械を動作させる構成を有する、ことを特徴とするプレス機械システムの動作制御装置。
  7. 被加工物をプレス成型するための駆動モータと、該駆動モータの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結され往復運動し金型が固定されたスライドと、を有する複数のプレス機械と、
    該複数のプレス機械に電力を供給する電源装置と、を備えるプレス機械システムの動作制御方法であって、
    前記各プレス機械において前記スライドが1回の往復運動をする期間には被加工物をプレス成型するプレス期間が含まれており、
    さらに、前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、前記電源装置から前記各駆動モータへの供給電力を制御して複数のプレス機械を動作させる、ことを特徴とするプレス機械システムの動作制御方法。
  8. 被加工物をプレス成型するための駆動モータと、該駆動モータの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結され往復運動し金型が固定されたスライドと、を有する複数のプレス機械と、
    該複数のプレス機械に電力を供給する電源装置と、を備えるプレス機械システムの動作制御プログラムであって、
    前記各プレス機械において前記スライドが1回の往復運動をする期間には被加工物をプレス成型するプレス期間が含まれており、
    さらに、前記複数のプレス機械の間でプレス期間が重ならないように、前記電源装置から前記各駆動モータへの供給電力を制御して複数のプレス機械を動作させる処理をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするプレス機械システムの動作制御プログラム。
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