JP2008091449A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光源装置を直線状に連結した場合でも、発光ムラなく面全体として均一な発光を得る。
【解決手段】光源装置1のケース2は、表面2a側が開口した開口部を有する直方体形状をなし、開口部の表面側に長手方向の両端に及んで欠切した窓板取付部に出射窓板5が固設され、出射窓板5と対向して開口部7の底部側に素子実装基板3が収容固定される。透明側面板4は、素子実装基板3と出射窓板5との間のケース2の長手方向の両側壁面に固設され、半導体発光素子11からの光の一部を透過する。光源装置1を長手方向に直線状に連結すると、各光源装置1の半導体発光素子11からの光の一部が透明側面板4を介して隣接する光源装置1,1間を行き来する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体発光素子を実装した素子実装基板を直方体形状の本体に設け、半導体発光素子からの光を本体から外部に出射する光源装置に関し、特に面全体として均一な発光を得ることができる光源装置に関するものである。
従来より半導体発光素子(LED)を用いた光源装置は、表示用電球や蛍光灯に比べ、余分な熱を消費せず、寿命も圧倒的に長いという特徴から次世代の照明として注目されており、例えば携帯電話やデジタルビデオカメラ、PDAなどの電子機器のバックライト、大型ディスプレイ、道路表示器などの電子機器の表示用として幅広く普及している。
そして、この種の半導体発光素子を用いた光源装置としては、下記特許文献1を含め、様々なものが提案されている。特許文献1を含め、一般的に知られている光源装置は、所定パターン形状に形成されたリードフレーム上に半導体発光素子を載置してワイヤーボンディングし、例えばエポキシ樹脂などを挿入してインサートモールド加工によって樹脂製のボディー部を形成している。
ところで、この種の半導体発光素子を用いた従来の光源装置では、直線状に長い発光面を得る場合、上記のような成形などによって予め製造された既成の光源装置を直線状に複数並べて連結していた。
特開2006−173155号公報
しかしながら、上記のように既成の光源装置を長手方向に線状に複数並べて連結した場合には、各光源装置の連結部分(例えば特許文献1の場合には、樹脂製のボディー部の両側壁面に相当)が発光しないため、この連結部分が暗部となって部分的な発光ムラが生じ、面全体として均一な発光を得ることができないという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数の光源装置を直線状に連結した場合でも、部分的な発光ムラなく面全体として均一な発光を得ることができる光源装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係る光源装置は、半導体発光素子を実装した素子実装基板を直方体形状の本体に設け、前記半導体発光素子からの光を前記本体から外部に出射する光源装置において、
前記本体の長手方向の一面の両端に及んで前記半導体発光素子からの光を外部に出射する発光エリアを形成し、
前記本体の長手方向の両側壁面が透光性を有する材料からなり、前記半導体発光素子からの光の一部を透過することを特徴とする。
請求項2に係る光源装置は、一対の電極に所定の配線パターンを介して接続された半導体発光素子を表面側に実装し、前記一対の電極に導通接続して電極導出線材が短手方向に延出された素子実装基板と、
前記半導体発光素子からの光を外部に出射する出射窓板と、
表面側が開口した開口部を有する直方体形状をなし、前記開口部の表面側に長手方向の両端に及んで欠切した窓板取付部に前記出射窓板が固設され、前記電極導出線材が露出した状態で該出射窓板と対向して前記開口部の底部側に前記素子実装基板が収容固定されたケースと、
前記出射窓板と前記素子実装基板との間の前記ケースの長手方向の両側壁面に固設され、前記半導体発光素子からの光の一部を透過する透明側面板とを備えたことを特徴とする。
請求項3に係る光源装置は、一対の電極に所定の配線パターンを介して接続された半導体発光素子を表面側に実装し、前記一対の電極に導通接続して電極導出線材が裏面側に延出された素子実装基板と、
前記半導体発光素子からの光を外部に出射する出射窓板と、
表面から底部に向かって貫通した開口部を有する直方体形状をなし、前記開口部の表面側に長手方向の両端に及んで欠切した窓板取付部に前記出射窓板が固設され、該出射窓板と対向して前記開口部の底部側に前記素子実装基板が収容固定されたケースと、
前記出射窓板と前記素子実装基板との間の前記ケースの長手方向の両側壁面に固設され、前記半導体発光素子からの光の一部を透過する透明側面板とを備えたことを特徴とする。
請求項4に係る光源装置は、一対の電極に所定の配線パターンを介して接続された半導体発光素子を表面側に実装し、前記一対の電極に導通接続して電極導出線材が裏面側に延出された素子実装基板と、
前記半導体発光素子からの光を外部に出射する出射窓板と、
表面側が開口した開口部を有する直方体形状をなし、前記開口部の表面側に長手方向の両端に及んで欠切した窓板取付部に前記出射窓板が挟持固定され、該出射窓板と対向して前記開口部の底部側に前記素子実装基板が挟持固定されたケースと、
前記ケースの長手方向の両側壁面に固設され、前記半導体発光素子からの光の一部を透過する透明側面板とを備えたことを特徴とする。
本発明の光源装置によれば、光源装置を長手方向に直線状に連結した場合でも、隣接する光源装置の連結部分の透明側面板を介して光が行き来し、光源装置の連結部分における発光ムラを解消でき、面全体として均一な発光を得ることができる。
以下、本発明の最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る光源装置の第1形態の平面図、図2は図1の光源装置の右側面図、図3は図1の光源装置のA−A線断面図であって、中央部より右側のみに断面を施した図、図4は図1の光源装置のB−B線断面図、図5は半導体発光素子の接続例を示す回路図、図6は本発明に係る光源装置の第2形態の平面図、図7は図6の光源装置の右側側面図、図8は図6の光源装置のC−C線断面図であって、中央部より右側のみに断面を施した図、図9は図6の光源装置のD−D線断面図、図10は本発明に係る光源装置の第3形態の平面図、図11は図10の光源装置の右側側面図、図12は図10の光源装置のE−E線断面図であって、中央部より右側のみに断面を施した図、図13は図10の光源装置のF−F線断面図、図14は本発明に係る光源装置を長手方向に直線状に複数連結したときの部分概略平面図である。
本発明に係る光源装置は、本体が横長の直方体形状をなし、本体の長手方向に線状に複数並べて連結したときに、本体の長手方向の左右の壁面が透光性を有しており、この左右の壁面を通して隣接する光源装置間で光が行き来して本体の左右端も発光することにより連結時の発光ムラを解消している。そして、上下方向の反射が良好で、左右の壁面が透光性を有する光源装置の本体の具体例としては、切削加工、ダイカスト(成形)、押し出しの3つの方法がある。以下では、これら3つの方法に対応する光源装置の各形態について添付図面を参照しながら説明する。
まず、第1形態の光源装置の構成について図1〜図5を参照しながら説明する。第1形態の光源装置1(1A)は、本体をなすケース2が図4の断面形状に切削加工によって形成され、図1〜図4に示すように、この本体をなすケース2、素子実装基板3、透明側面板4、出射窓板5、電極導出線材6を備えて概略構成される。
ケース2は、熱伝導性の良好な金属材料である銅(Cu)からなり、図4の断面形状に切削加工される。このケース2は、上下方向の反射を考慮して、少なくとも後述する開口部7の壁面部分にAgメッキ処理を施して反射率を向上させることもできる。
図4に示すように、ケース2には、表面2a側が開口した断面コ字状の開口部7が形成される。この開口部7の表面2a側には、長手方向の両端に及んで矩形状に欠切された段付きの窓板取付部8が形成されている。この窓板取付部8には、出射窓板5が固定され、表面全体が発光エリア9を形成している。また、開口部7の底部2b側には、素子実装基板3をケース2の長手方向の側面側から挿入して素子実装基板3を裏面3bから保持して収容固定するための基板収容部10が形成されている。さらに、ケース2の底部2b側の両端には、図2や図3に示すように、素子実装基板3の裏面3b側の一部を露出させ、電極導出線材6をケース2の短手方向に沿って露出して導出できるように欠切部2dが形成されている。
素子実装基板3は、例えば窒化アルミニウム(AlN)、ガラス成分を多く含むLTCC、アルミナ系セラミックス(Al2 3 )などの熱伝導性の良好な材料からなる。素子実装基板3の表面3aには、回路構成に応じて所定形状の配線パターン(不図示)が形成されている。この配線パターンは、例えばチタン(Ti)、白金(Pt)、金(Au)の順に蒸着により積層形成される。
また、図示はしないが、素子実装基板3の表面3aの長手方向の両端部には、一対の電極(アノード電極、カソード電極)が配線パターンと接続して形成されている。さらに、不図示の配線パターン上には、回路構成に応じた数の半導体発光素子(LED)11が実装される。図1の例では、素子実装基板3の長手方向に12個の半導体発光素子11(11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,11h,11i,11j,11k,11l)が千鳥状に載置固定されている。そして、12個の半導体発光素子11a〜11lは、図5に示す回路を構成するように、3個の半導体発光素子11が直列接続されたものを1組の半導体発光素子群21として、4組の半導体発光素子群21A,21B,21C,21Dが不図示の配線パターンを介して一対の電極12(アノード電極12a、カソード電極12b)間に並列に配線接続される。
尚、本例の光源装置1は、半導体発光素子11の端子と配線パターンとの間をワイヤーボンディングを用いて配線接続するフェイスアップ実装、半導体発光素子11の裏面のアレイ状に並んだバンプ(突起状の端子)によって配線パターンと接続するフリップチップ実装の何れにも対応している。
また、図5の回路図では、アノード電極12aとカソード電極12bとの間の12個の半導体発光素子11a〜11lに対して1つのツェナーダイオードを並列接続しているが、ツェナーダイオードを各半導体発光素子11毎に並列接続しても良い。
素子実装基板3は、ケース2の長手方向の側面から挿入され、開口部7の底面に保持されて開口部7内に全ての半導体発光素子11が臨んだ状態で基板収容部10に収容して固設される。
透明側面板4は、例えば透明ガラスで構成され、ケース2の長手方向の両側壁面を形成している。この透明側面板4は、図3に示すように、ケース2の長手方向の両端に位置して素子実装基板3と出射窓板5との間に固設され、半導体発光素子11からの光の一部が外部に透過できるようになっている。
出射窓板5は、半導体発光素子11からの光を透過して外部に出射するように、例えば矩形状の透明ガラス等の透光性を有する材料で構成される。この出射窓板5は、図4に示すように、ケース2の開口部7の表面を覆い、素子実装基板3との間の開口部7内に空隙部13を形成し、ケース2の表面2aと面一になるように素子実装基板3と対向して開口部7の窓板取付部8に固設される。
尚、ケース2と素子実装基板3の固定、ケース2と出射窓板5の固定、素子実装基板3と出射窓板5に対する透明側面板4の固定には、特殊熱伝導性シリコーンゲルが用いられる。この特殊熱伝導性シリコーンゲルは、シリコーンゲルに所定割合でダイヤモンドパウダーを混合したものからなる。
図3や図4に示すように、空隙部13には、半導体発光素子11からの光を色変換する蛍光体14が所定割合で分散混入されたシリコーンゲル15が透明側面板4の貫通穴4aから封入され、空隙部13内が蛍光体14入りシリコーンゲル15により満たされた状態で貫通穴4aが封止される。
シリコーンゲル15に分散混入される蛍光体14は、半導体発光素子11との組み合わせによって所望の色変換光が得られる材料が選定される。例えば色変換光として白色光を得るべく、青色発光する材料(InGaN系化合物)や近紫外発光する材料の半導体発光素子11を使用した場合には、橙色蛍光顔料や橙色蛍光染料が蛍光体14として選定される。
さらに説明すると、蛍光体14は、無機蛍光体が好ましく、半導体発光素子11から入射される光を色変換(波長変換)している。蛍光体14を構成する無機蛍光体として好適な材料としては、例えばA3 5 12:M系蛍光体(A:Y,Gd,Lu,Tb,B:Al,Ga,M:Ce3+,Tb3+,Eu3+,Cr3+,Nd3+またはEr3+)、希土類をドープしたバリウム−アルミニウム−マグネシウム系化合物蛍光体(BAM蛍光体)、Y2 2 S:Eu3+やZnS:Cu,Alなどに代表される硫化物系化合物蛍光体、または(Sr,Ca)S:Eu2+,CaGa2 4 :Eu2+やSrGa2 4 :Eu2+などの希土類をドープしたチオガレート系蛍光体、またはTbAlO3 :Ce3+などのアルミン酸塩の少なくとも1つの組成を含有した蛍光体や、(Y,Gd)3 (Al,Ga)5 12等のYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系等からなる橙色蛍光顔料や橙色蛍光染料などがある。
また、各無機蛍光体、励起光および波長変換された光の反射を補助するために、例えば硫酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化ケイ素などの散乱材を必要に応じて混在させてもよい。さらに、複数の異なる特性を持つ無機蛍光体を混合した混合無機蛍光体を用いても良い。
電極導出線材6は、例えば丸棒状や角棒状をなし、素子実装基板3の材料と線膨張係数が近い材料で構成される。例えば素子実装基板3が窒化アルミニウム(AlN)で構成される場合には、この窒化アルミニウムに線膨張係数が近い材料からなるコバールピンによって電極導出線材6が構成される。この電極導出線材6は、図1や図3に示すように、素子実装基板3の短手方向に延出して例えばAuSn共晶接合により固定され、素子実装基板3の表面3aから裏面3b側にスルーホールを介して導出された一対の電極(又は一対の電極に接続される配線パターン)と導通接続される。
尚、図示の例では、本体(素子実装基板3)の両側から短手方向に電極導出線材6を介して一対の電極が引き出された構成であるが、本体(素子実装基板3)の片側のみから電極導出線材6を介して一対の電極を引き出す構成としても良い。
次に、第2形態の光源装置の構成について図6〜図9を参照しながら説明する。尚、第1形態と同等に機能する構成要素には同一番号を付して説明する。
第2形態の光源装置1(1B)は、本体をなすケース2が図9の断面形状にダイカスト(成形)によって形成され、図6〜図9に示すように、この本体をなすケース2、素子実装基板3、透明側面板4、出射窓板5、電極導出線材6を備えて構成される。
ケース2は、例えばアルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)などの熱伝導性の良好な金属材料からなり、図9の断面形状にダイカスト形成される。
さらに説明すると、図9に示すように、ケース2には、ケース2には、底部2bから表面2aに貫通した開口部7が形成される。この開口部7は、表面2a側および外部2b側が矩形状に開口し、これらの間が底部2bから表面2aに向けてテーパを有して開口している。この開口部7の表面2a側には、長手方向の両端に及んで矩形状に欠切された段付きの窓板取付部8が形成されている。この窓板取付部8には、出射窓板5が固定され、表面全体が発光エリア9を形成している。また、開口部7の底部2b側には、素子実装基板3を収容固定するための基板収容部10が形成されている。
素子実装基板3は、例えば窒化アルミニウム(AlN)、ガラス成分を多く含むLTCC、アルミナ系セラミックス(Al2 3 )などの熱伝導性の良好な材料からなる。素子実装基板3の表面3aには、回路構成に応じて所定形状の配線パターン(不図示)が形成されている。この配線パターンは、例えばチタン(Ti)、白金(Pt)、金(Au)の順に蒸着により積層形成される。
また、図示はしないが、素子実装基板3の表面3aの長手方向の両端部には、一対の電極(アノード電極、カソード電極)が配線パターンと接続して形成されている。さらに、不図示の配線パターン上には、回路構成に応じた数の半導体発光素子(LED)11が実装される。図6の例では、素子実装基板3の長手方向に12個の半導体発光素子11(11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,11h,11i,11j,11k,11l)が千鳥状に載置固定され,例えば図5に示す回路を構成するように、3個の半導体発光素子11が直列接続されたものを1組の半導体発光素子群21として、4組の半導体発光素子群21A,21B,21C,21Dが不図示の配線パターンを介して一対の電極12(アノード電極12a、カソード電極12b)間に並列に配線接続される。
尚、本例の光源装置1は、半導体発光素子11の端子と配線パターンとの間をワイヤーボンディングを用いて配線接続するフェイスアップ実装、半導体発光素子11の裏面のアレイ状に並んだバンプ(突起状の端子)によって配線パターンと接続するフリップチップ実装の何れにも対応している。
素子実装基板3は、図8や図9に示すように、開口部5内に全ての半導体発光素子11が臨み、裏面3bがケース2の底部2bと面一になるように基板収容部10に収容して固設される。
透明側面板4は、例えば透明ガラスで構成され、ケース2の長手方向の両側壁面を形成している。この透明側面板4は、図8に示すように、ケース2の長手方向の両端に位置して素子実装基板3と出射窓板5との間に固設され、半導体発光素子11からの光の一部が外部に透過できるようになっている。
出射窓板5は、半導体発光素子11からの光を透過して外部に出射するように、例えば矩形状の透明ガラス等の透光性を有する材料で構成される。この出射窓板5は、図8や図9に示すように、ケース2の開口部7の表面を覆い、素子実装基板3との間の開口部7内に空隙部13を形成し、ケース2の表面2aと面一になるように素子実装基板3と対向して開口部7の窓板取付部8に固設される。
尚、ケース2と素子実装基板3の固定、ケース2と出射窓板5の固定、素子実装基板3と出射窓板5に対する透明側面板4の固定には、特殊熱伝導性シリコーンゲルが用いられる。この特殊熱伝導性シリコーンゲルは、シリコーンゲルに所定割合でダイヤモンドパウダーを混合したものからなる。
図8や図9に示すように、空隙部13には、半導体発光素子11からの光を色変換する蛍光体14が所定割合で分散混入されたシリコーンゲル15が透明側面板4の貫通穴4aから封入され、空隙部13内が蛍光体14入りシリコーンゲル15により満たされた状態で貫通穴4aが封止される。尚、使用される蛍光体14については、第1形態と同様なので説明を省略する。
電極導出線材6は、例えば丸棒状や角棒状をなし、前述したように素子実装基板3の材料と線膨張係数が近い材料で構成される。この電極導出線材6は、図8に示すように、素子実装基板3の表面3a側から裏面3b側に延出して例えばAuSn共晶接合により固定され、素子実装基板3の表面3a側に導出された一対の電極と導通接続される。
次に、第3形態の光源装置の構成について図10〜図13を参照しながら説明する。尚、第1形態と同等に機能する構成要素には同一番号を付して説明する。
第3形態の光源装置1(1C)は、本体をなすケース2が図13の断面形状に押し出しによって形成され、図10〜図13に示すように、この本体をなすケース2、素子実装基板3、透明側面板4、出射窓板5、電極導出線材6を備えて概略構成される。
ケース2は、例えばアルミニウム(Al)などの熱伝導性の良好な金属材料からなり、図13の断面形状に押し出し形成される。尚、ケース2の金属材料として銅(Cu)を選択した場合には、少なくとも後述する開口部7の壁面部分にAgメッキ処理を施して反射率を向上させるのか好ましい。
図13に示すように、ケース2には、表面2a側が開口した開口部6が形成される。この開口部7の表面2a側には、長手方向の両端に及んで矩形状に欠切された窓板取付部8が形成されている。この窓板取付部8には、ケース2の長手方向の側面側から出射窓板5を挿入して出射窓板5が挟持固定され、表面全体が発光エリア9を形成している。また、開口部7の底部2b側には、窓板取付部8と同様に、長手方向の両端に及んで矩形状に欠切された基板収容部10が形成されている。この基板収容部10には、ケース2の長手方向の側面側から素子実装基板3を挿入して素子実装基板3が挟持保持される。
また、ケース2の底部2bには、図12に示すように、基板収容部10に収容固定された素子実装基板3の電極導出線材6を外部に導出するために貫通した導出穴2cが形成されている。
素子実装基板3は、例えば窒化アルミニウム(AlN)、ガラス成分を多く含むLTCC、アルミナ系セラミックス(Al2 3 )などの熱伝導性の良好な材料からなる。素子実装基板3の表面3aには、回路構成に応じて所定形状の配線パターン(不図示)が形成されている。この配線パターンは、例えばチタン(Ti)、白金(Pt)、金(Au)の順に蒸着により積層形成される。
また、図示はしないが、素子実装基板3の表面3aの長手方向の両端部には、一対の電極(アノード電極、カソード電極)が配線パターンと接続して形成されている。さらに、不図示の配線パターン上には、回路構成に応じた数の半導体発光素子(LED)11が実装される。図10の例では、素子実装基板3の長手方向に12個の半導体発光素子11(11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,11h,11i,11j,11k,11l)が千鳥状に載置固定され,例えば図5に示す回路を構成するように、3個の半導体発光素子11が直列接続されたものを1組の半導体発光素子群21として、4組の半導体発光素子群21A,21B,21C,21Dが不図示の配線パターンを介して一対の電極12(アノード電極12a、カソード電極12b)間に並列に配線接続される。
尚、本例の光源装置1は、半導体発光素子11の端子と配線パターンとの間をワイヤーボンディングを用いて配線接続するフェイスアップ実装、半導体発光素子11の裏面のアレイ状に並んだバンプ(突起状の端子)によって配線パターンと接続するフリップチップ実装の何れにも対応している。
素子実装基板3は、図13に示すように、開口部5内に全ての半導体発光素子11が臨み、裏面3bがケース2の底部2bと面一になるように基板収容部10に収容して固設される。
透明側面板4は、例えば透明ガラスで構成され、ケース2の長手方向の両側壁面を形成している。この透明側面板4は、図12に示すように、ケース2の長手方向の両端に位置して素子実装基板3と出射窓板5との間に固設され、半導体発光素子11からの光の一部が外部に透過できるようになっている。
出射窓板5は、半導体発光素子11からの光を透過して外部に出射するように、例えば矩形状の透明ガラス等の透光性を有する材料で構成される。この出射窓板5は、図12や図13に示すように、ケース2の開口部7の表面側を覆い、素子実装基板3との間の開口部7内に空隙部13を形成し、素子実装基板3と対向して開口部7の窓板取付部8に固設される。
尚、ケース2と素子実装基板3の固定、ケース2と出射窓板5の固定、ケース2(素子実装基板3と出射窓板5を含む)と透明側面板4の固定には、特殊熱伝導性シリコーンゲルが用いられる。この特殊熱伝導性シリコーンゲルは、シリコーンゲルに所定割合でダイヤモンドパウダーを混合したものからなる。
図12や図13に示すように、空隙部13には、半導体発光素子11からの光を色変換する蛍光体14が所定割合で分散混入されたシリコーンゲル15が透明側面板4の貫通穴4aから封入され、空隙部13内が蛍光体14入りシリコーンゲル15により満たされた状態で貫通穴4aが封止される。尚、使用される蛍光体14については、第1形態と同様なので説明を省略する。
電極導出線材6は、例えば丸棒状や角棒状をなし、前述したように素子実装基板3の材料と線膨張係数が近い材料で構成される。この電極導出線材6は、図12に示すように、素子実装基板3の表面3a側から裏面3b側に延出して例えばAuSn共晶接合により固定され、素子実装基板3の表面3a側に導出された一対の電極と導通接続される。
そして、上記のように構成される各形態の光源装置1(1A〜1C)は、図14に示すように、直線状に複数連結して用いられる。尚、図14の例では、第1形態の光源装置1Aを複数直線状に連結したものを部分的に図示したが、第2形態や第3形態の光源装置1B,1Cについても同様に連結できる。また、これら第1〜3形態の光源装置1A,1B,1Cを複数組み合わせて直線状に連結することもできる。
このように、上述した各形態の光源装置1(1A〜1C)では、ケース2の長手方向の左右の側壁面が透明ガラスからなる透明側面板4で構成されるので、直方体形状をなす複数の光源装置1を長手方向に直線状に連結した場合でも、隣接する光源装置1の連結部分の透明側面板4を介して光が行き来し、光源装置1の連結部分における発光ムラを解消でき、面全体として均一な発光を得ることができる。
また、特に、第1形態の光源装置1Aでは、電極導出線材6が、本体(ケース2)の底部よりも下方に突出することなく、本体の底部に沿って連結方向と直角に交わる本体の短手方向に延出して一対の電極が引き出される構成なので、複数の光源装置1Aを直線状に連結する場合でも邪魔にならず、連結した光源装置1Aを平面実装でき、各光源装置1Aに電極導出線材6を介して必要な駆動電源を供給することができる。
ところで、上述した実施形態では、半導体発光素子自身の放出光と、半導体発光素子の放出光を蛍光体によって色変換した光とを混合した所望色の光を外部に出射する構成として説明したが、シリコーンゲルに蛍光体を混入せず、単色による半導体発光素子自身の放出光を外部に出射する構成としても良い。
また、上述した実施形態では、空隙部13に蛍光体14入りシリコーンゲル15を封入する構成として説明したが、空隙部13の形状に合ったシリコーンゴムやシリコーンレジンを空隙部13に設けることもできる。その際、シリコーンゴムやシリコーンレジンに予め蛍光体を混入させておいても良い。
本発明に係る光源装置の第1形態の平面図である。 図1の光源装置の右側面図である。 図1の光源装置のA−A線断面図であって、中央部より右側のみに断面を施した図である。 図1の光源装置のB−B線断面図である。 半導体発光素子の接続例を示す回路図である。 本発明に係る光源装置の第2形態の平面図である。 図6の光源装置の右側側面図である。 図6の光源装置のC−C線断面図であって、中央部より右側のみに断面を施した図である。 図6の光源装置のD−D線断面図である。 本発明に係る光源装置の第3形態の平面図である。 図10の光源装置の右側側面図である。 図10の光源装置のE−E線断面図であって、中央部より右側のみに断面を施した図である。 図10の光源装置のF−F線断面図である。 本発明に係る光源装置を長手方向に直線状に複数連結したときの部分概略平面図である。
符号の説明
1(1A,1B,1C) 光源装置
2 ケース
2a 表面
2b 底部
2c 導出穴
3 素子実装基板
3a 表面
3b 裏面
4 透明側面板
4a 貫通穴
5 出射窓板
6 電極導出線材
7 開口部
8 窓板取付部
9 発光エリア
10 基板収容部
11(11a〜11l) 半導体発光素子
12 一対の電極
12a アノード電極
12b カソード電極
13 空隙部
14 蛍光体
15 シリコーンゲル
21(21A〜21D) 半導体発光素子群

Claims (4)

  1. 半導体発光素子を実装した素子実装基板を直方体形状の本体に設け、前記半導体発光素子からの光を前記本体から外部に出射する光源装置において、
    前記本体の長手方向の一面の両端に及んで前記半導体発光素子からの光を外部に出射する発光エリアを形成し、
    前記本体の長手方向の両側壁面が透光性を有する材料からなり、前記半導体発光素子からの光の一部を透過することを特徴とする光源装置。
  2. 一対の電極に所定の配線パターンを介して接続された半導体発光素子を表面側に実装し、前記一対の電極に導通接続して電極導出線材が短手方向に延出された素子実装基板と、
    前記半導体発光素子からの光を外部に出射する出射窓板と、
    表面側が開口した開口部を有する直方体形状をなし、前記開口部の表面側に長手方向の両端に及んで欠切した窓板取付部に前記出射窓板が固設され、前記電極導出線材が露出した状態で該出射窓板と対向して前記開口部の底部側に前記素子実装基板が収容固定されたケースと、
    前記出射窓板と前記素子実装基板との間の前記ケースの長手方向の両側壁面に固設され、前記半導体発光素子からの光の一部を透過する透明側面板とを備えたことを特徴とする光源装置。
  3. 一対の電極に所定の配線パターンを介して接続された半導体発光素子を表面側に実装し、前記一対の電極に導通接続して電極導出線材が裏面側に延出された素子実装基板と、
    前記半導体発光素子からの光を外部に出射する出射窓板と、
    表面から底部に向かって貫通した開口部を有する直方体形状をなし、前記開口部の表面側に長手方向の両端に及んで欠切した窓板取付部に前記出射窓板が固設され、該出射窓板と対向して前記開口部の底部側に前記素子実装基板が収容固定されたケースと、
    前記出射窓板と前記素子実装基板との間の前記ケースの長手方向の両側壁面に固設され、前記半導体発光素子からの光の一部を透過する透明側面板とを備えたことを特徴とする光源装置。
  4. 一対の電極に所定の配線パターンを介して接続された半導体発光素子を表面側に実装し、前記一対の電極に導通接続して電極導出線材が裏面側に延出された素子実装基板と、
    前記半導体発光素子からの光を外部に出射する出射窓板と、
    表面側が開口した開口部を有する直方体形状をなし、前記開口部の表面側に長手方向の両端に及んで欠切した窓板取付部に前記出射窓板が挟持固定され、該出射窓板と対向して前記開口部の底部側に前記素子実装基板が挟持固定されたケースと、
    前記ケースの長手方向の両側壁面に固設され、前記半導体発光素子からの光の一部を透過する透明側面板とを備えたことを特徴とする光源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010056045A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Kyocera Corp 照明装置
WO2012014853A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 旭硝子株式会社 発光素子用基板、発光装置及び発光素子用基板の製造方法

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