JP2008090710A - デバイスの部品発注システム - Google Patents

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Fumiaki Furuhata
文明 降▲旗▼
Tatsuya Kiyono
龍也 清野
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Abstract

【課題】 デバイスの部品情報を用いて自動的に部品発注を行う部品発注システムにおいて、効率的にデバイスの部品の配送を行えるシステムを提供する。
【解決手段】 印刷装置部品管理コンピュータPCは、プリンタの消耗品情報を基に、消耗品ごとの将来の使用数を予測し、現在の消耗品在庫数に予測した結果を加味して、納品期間内に将来の消耗品在庫数が、現在の消耗品在庫数−使用予測数≦Th(Th:閾値)を満たす消耗品Aの存在を確認する。そして、消耗品Aが存在する場合には、消耗品在庫数が、消耗品ごとに定められた在庫数の許容値である在庫最大数より小さくなる他の消耗品Bの存在を確認する。消耗品Aと消耗品Bが存在する場合は、消耗品Aと消耗品Bとを、在庫数が最大数となるように自動発注する。また、消耗品Aのみが存在する場合には、消耗品Aを、在庫数が最大数となるように自動発注する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数のデバイスを、ネットワークを介して管理するデバイス監視システムによって提供される、前記デバイスの消耗品や定期的に交換が必要なメンテナンス部品などの部品に関する使用履歴などの部品情報を基に、前記デバイスの部品の在庫を管理し、所定の条件下で部品の発注を行う部品発注システムに関する。
近年、デバイスと、このデバイスを監視する監視サーバとがネットワークを介して接続されたデバイス監視システムが普及しつつある。例えば、印刷装置の監視システムでは、印刷装置は、トナー残量値、紙詰まり等のエラー情報、印刷枚数等、監視対象となるべき所望の情報(以下、監視情報という)を、ローカルエリアネットワーク(LAN)及びインターネットを介して監視サーバに送信する。そして、監視サーバは、この受信した監視情報を蓄積すると共に、蓄積した監視情報に基づいて印刷装置を監視する。
このような印刷監視システムにより得られる監視情報を基に、印刷装置の部品の管理を行うシステムが開発されている。例えば、下記特許文献1は、印刷装置の消耗品の平均使用量と発注を受けてから納品までに必要な期間を基に、消耗品の発注が必要となる消耗品の残量を設定し、その設定された残量に達した消耗品を電子メールで自動発注するシステムを開示している。
特開2003−122535
しかしながら、このようなシステムでは、複数のトナーが必要なカラープリンタを設置する場合や印刷装置を複数台設置する場合には、各々の消耗品の残量に応じて個々に消耗品の発注が行われるため、短い期間に何度も消耗品が発注・配送されるという事態が発生し、配送の効率が悪くなる恐れがあった。このような問題は、印刷装置の消耗品の管理に限らず、所定の期間や使用量に応じて交換が必要となる部品を備えるデバイスに共通する課題であった。
上記課題を解決する本発明のデバイスの部品発注システムは、
ネットワークに接続された複数のデバイスを、ネットワークを介して管理するデバイス監視システムによって提供される、前記デバイスの消耗品や定期的に交換が必要なメンテナンス部品などの部品に関する使用履歴などの部品情報を基に、前記デバイスの部品の在庫を管理し、所定の条件下で部品の発注を行う部品発注システムであって、
前記デバイスの部品の種類ごとにユーザの在庫数を記憶する在庫数記憶手段と、
前記部品情報に含まれる前記部品の履歴に基づいて前記デバイスの部品ごとの交換予定日を予測する交換予定日予測手段と、
部品の発注から納品までに要する納品期間内に第1の部品についてのユーザの在庫数が所定の閾値以下になると予測された時に、前記納品期間内の在庫数が所定数よりも小さくなるという条件に該当する他の部品の有無を確認する部品確認手段と、
前記部品確認手段によって、前記条件に該当する他の部品が無いと確認された場合には、前記第1の部品を在庫数が所定数となるように発注し、前記条件に該当する他の部品が有ると確認された場合には、前記第1の部品と前記条件に該当する他の部品とを在庫数が各々の所定数となるように発注する第1の発注手段と
を備えたことを要旨とする。
かかる構成の部品発注システムは、デバイス監視システムが提供する部品情報からデバイスの部品ごとの交換予定日を予測し、第1の部品の発注が必用となった時に、在庫が所定数よりも小さいという条件に該当する他の部品があれば、これらの部品を併せて発注することができる。よって、複数の部品を、部品ごとの交換のタイミングに合わせて個別にユーザに配送するということがない。この結果、複数の部品を効率良く配送することができ、配送手間や配送コストを抑制することができる。なお、「部品の履歴」とは、部品が消耗品であれば、当該消耗品の残量や使用量の実績など、部品がメンテナンス部品であれば、当該メンテナンス部品の交換記録や交換に影響を与えるデバイスの使用条件などの情報である。
また、このような部品発注システムは、第1の部品及び前記条件に該当する他の部品の使用期限内の使用数を予測する使用期限内使用数予測手段と、予測された使用期限内の使用数が各々の所定数よりも小さい場合には、在庫数が所定数となる発注に代えて、在庫数が予測された使用期限内の使用数となる発注を行う第2の発注手段を備えた部品発注システムとすることができる。
かかる構成の部品発注システムは、在庫部品を使用期限内に使用できるかどうかを予測して、使用期限内に使用可能な分だけ発注するために、部品の使用期限切れによる無駄を抑制することができる。
また、このような部品発注システムにおいて、デバイスの部品は消耗品であり、部品情報は、デバイスの消耗品ごとの所定期間内の使用量の実績と、該デバイスの消耗品ごとの残量の情報とを含む情報であるシステムとすることができる。こうすれば、デバイスの消耗品ごとの所定期間内の使用量の実績と残量の情報から、消耗品の交換予定日を予測し、所定の条件を満たす消耗品を併せて発注することで、配送手間や配送コストを抑制することができる。
また、このような部品発注システムにおいて、デバイスは印刷装置とし、部品はトナーカートリッジとすることができる。こうすれば、印刷装置の主な消耗品であり、交換頻度の高いトナーカートリッジの配送手間や配送コストを抑制することができる。
また、このような部品発注システムにおいて、デバイスの部品は使用条件に応じて定期的に交換が必要なメンテナンス部品であり、部品情報は、デバイスのメンテナンス部品ごとの交換記録と、使用条件に関する情報とを含む情報であるシステムとすることができる。こうすれば、デバイスのメンテナンス部品ごとの交換記録と使用条件に関する情報から、メンテナンス部品の交換予定日を予測し、所定の条件を満たすメンテナンス部品を併せて発注することで、配送手間や配送コストを抑制することができる。
また、このような部品発注システムにおいて、所定の閾値は0とすることができる。こうすれば、部品切れを引き起こすことなく、ある程度まとめて部品を配送することができるため、配送手間や配送コストを抑制することができる。また、本発明は、デバイスの部品発注方法としても実現することができる。
本発明の実施例について説明する。
(1)実施例:
図1は、印刷装置部品発注システムの概略構成を示す説明図である。本実施例の印刷装置部品発注システム10は、ユーザ用ネットワークシステム20、監視用ネットワークシステム30、部品管理用ネットワークシステム40及びこれらを接続する広域ネットワーク(本実施例ではインターネットINT)で構成されている。
ユーザ用ネットワークシステム20は、部品発注の対象であるプリンタPRT1,PRT2がローカルエリアネットワークLAN1に接続されて構成される。プリンタPRT1,プリンタPRT2は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4種類のトナーを備えたカラープリンタである。また、プリンタPRT1,プリンタPRT2は、それぞれネットワークボードNB1,NB2を備えており、ローカルエリアネットワークLAN1やインターネットINTを介してサーバ等と通信を行うことができる。
監視用ネットワークシステム30は、監視サーバSVがローカルエリアネットワークLAN2に接続されて構成される。監視サーバSVは、プリンタPRT1,PRT2を始め、管理契約を結んだ図示しない他のプリンタ群の監視情報を蓄積して管理を行うサーバであり、コンピュータ、モニタ、キーボードやマウス等の入力装置により構成される。また、このコンピュータは、管理契約を結んだ印刷装置の消耗品情報を格納する消耗品データベースを備えている。
部品管理用ネットワークシステム40は、印刷装置部品管理コンピュータPCがローカルエリアネットワークLAN3に接続されて構成される。印刷装置部品管理コンピュータPCは、プリンタPRT1,PRT2の部品管理を行うコンピュータであり、コンピュータ、モニタ、キーボードやマウス等の入力装置により構成される。
次に、印刷装置部品管理コンピュータPCが印刷装置監視システムを活用して印刷装置部品発注システムに用いるプリンタPRT1,PRT2の消耗品情報を取得する方法について図2及び図3を用いて説明する。図2は、印刷装置部品管理コンピュータPCが印刷装置監視システムを活用してプリンタPRT1,PRT2の消耗品情報を取得する手順を示す説明図である。また、図3は、印刷装置部品管理コンピュータPCがプリンタPRT1,PRT2の消耗品情報を取得するために必要な通信の概略経路を示す説明図である。
プリンタPRT1,PRT2では、ネットワークボードNB1,NB2が、それぞれのプリンタ本体から消耗品情報を含む監視情報を所定のタイミングで取得する(ステップS11)。本実施例の消耗品情報は、トナー種別、トナー種別残量、所定期間のトナー使用量の実績とした。なお、ステップS11での通信処理は、図3に示す通信T1として実施されており、プリンタPRT1,PRT2の本体と、各々のネットワークボードNB1,NB2との間で、それぞれが備える図示しない内部バスとインターフェースとを介して行われる。
次に、プリンタPRT1,PRT2のネットワークボードは、ステップS11で取得した各々の消耗品情報を含む監視情報を定期的に監視サーバSVに送信する(ステップS12)。この消耗品情報は、プリンタPRT1,PRT2を管理するために予めプリンタPRT1,PRT2のそれぞれに設定された論理的な識別子(以下、設置IDという)と関連づけて送信される。なお、ステップS12での通信処理は、図3に示す通信T2として実施されており、プリンタPRT1,PRT2が備えるネットワークボードNB1,NB2と監視サーバSVとの間で、インターネットINT及びローカルエリアネットワークLAN1,LAN2を介して行われる。
次に、監視サーバSVは、ステップS13で送信された消耗品情報を含む監視情報を受信する。そして、監視サーバSVは、消耗品情報に関連づけられた設置IDから、受信した消耗品情報がプリンタPRT1,PRT2の情報であることを判定し、自らが備える監視情報データベースのうちプリンタPRT1,PRT2の情報を更新する(ステップS13)。
次に、印刷装置部品管理コンピュータPCは、定期的に監視サーバSVに接続要求し、その応答で、監視サーバSVの監視情報データベースから、監視情報に含まれるプリンタPRT1,PRT2の最新の消耗品情報を取得し、記憶する(ステップS14)。この接続要求の頻度は、求められる消耗品管理の精度に応じて設定すればよいが、本実施例では、電源ON時と午前12時と午後4時の1日3回とした。なお、ステップS14での通信処理は、図3に示す通信T3として実施されており、印刷装置部品管理コンピュータPCと監視サーバSVとの間で、インターネットINT及びローカルエリアネットワークLAN2,LAN3を介して行われる。
なお、本実施例においては、ユーザは、プリンタPRT1,PRT2の監視・管理と消耗品管理について、それぞれ専門の事業者と契約を行うものとして、プリンタPRT1,PRT2と監視サーバSVと印刷装置部品管理コンピュータPCとを、それぞれユーザ用ネットワークシステム20,監視用ネットワークシステム30、部品管理用ネットワークシステム40内に分けて配置したが、こうした配置に限られず、それぞれの主体に応じて最適な配置を行ってもよい。例えば、ユーザ自らがプリンタPRT1,PRT2の監視・管理や消耗品管理を行う場合には、監視サーバSVや印刷装置部品管理コンピュータPCをユーザ用ネットワークシステム20内に配置してもよい。
次に、印刷装置部品管理コンピュータPCによるプリンタPRT1,PRT2の消耗品の発注手順について説明する。図4は、実施例において、プリンタPRT1,PRT2の消耗品情報を基に、印刷装置部品管理コンピュータPCがプリンタPRT1,PRT2の消耗品の発注を行う手順を示すフローチャートである。
まず、印刷装置部品管理コンピュータPCは、前述のステップS14で監視サーバSVから取得した消耗品情報により、自らが記憶していた消耗品情報を更新し、この情報を基に、プリンタPRT1,PRT2の消耗品ごとの将来の使用数を予測する(ステップS21)。なお、将来の使用数の予測期間は、本実施例においては6ヶ月としたが、消耗品の使用期限、使用量、後述する消耗品在庫最大数などに応じて設定すればよい。
上述の消耗品の使用数の予測は、本実施例では、以下の手順により行う。
〔1〕各プリンタのトナー種別ごとに、トナーの過去7日間の使用量の実績から日平均使用量を算出し、トナー種別残量をこの日平均使用量で除して、現在設置されているトナーの残量が0となるまでの日数を求め、直近の消耗品交換予測日を算定する。
〔2〕現在設置されているトナーの残量が0になった後は、トナーが新たなものに取り替えられるものとして、同様の計算を行い、新たに設置されたトナーの残量が0となるまでの日数を求め、次の消耗品交換予測日を算定する。
〔3〕所定の予測期間内で〔2〕の計算を繰り返す。
〔4〕〔1〕〜〔3〕で得られた消耗品交換予測日から、消耗品ごとに使用完了した消耗品の累積数を時系列的に算定する。
なお、本実施例においては、消耗品の使用数の予測に用いるトナー使用量の実績は、過去7日間のデータを用いるものとしたが、7日間に限定する必要はない。7日以下の所定の期間、例えば3日であってもよいし、また、長い期間、例えば30日であってもよい。また、平日と土・日曜日を区別して2種類の日平均使用量を用いたり、曜日ごとの日平均使用量を用いたり、正月等の長期休暇を考慮した計算としたりしてもよい。こうすれば、曜日等により使用量に偏りがある場合であっても、予測の精度を向上させることができる。
次に、印刷装置部品管理コンピュータPCは、現在のユーザの消耗品在庫数に、ステップS21で予測した所定期間内の消耗品使用予測数を加味して、納品期間内に将来の消耗品在庫数が閾値Th以下となる消耗品Aが存在するか、すなわち、次式(1)を満たす消耗品Aが存在するかを確認し、存在する場合は後述するステップS23に進み、存在しない場合はステップS21に戻る(ステップS22)。
現在の消耗品在庫数−使用予測数≦Th(Th:閾値)・・・(1)
なお、納品期間とは、消耗品管理者が消耗品の発注を行ってから、消耗品が配送されユーザの手元に届くまでに必要な期間として設定する期間であり、本実施例では実際に必要な期間に土・日曜日を考慮して4日間と設定したが、さらに日数に余裕を持たせて設定してもよい。こうすれば、数式(1)を満たす消耗品Aの存在を、より前もって確認することができ、予測された消耗品交換日よりも早く消耗品が消費され、消耗品切れによるプリンタが使用できない状態が発生することを確実に回避することができる。
また、閾値Thは、本実施例では、消耗品の発注機会を極力抑えるために0としたが、さらに大きな値としてもよい。こうすれば、消耗品切れを確実に回避することができる。
次に、ステップS22において消耗品Aが存在する場合には、印刷装置部品管理コンピュータPCは、ユーザの消耗品在庫数が、消耗品ごとに定められた在庫の許容値である在庫最大数よりも小さくなる他の消耗品Bが存在するかを確認する(ステップS23)。なお、在庫最大数は、ユーザの在庫スペース、消耗品の使用量、使用期限等を考慮して、ユーザが消耗品ごとに予め設定する。
次に、ステップS23において、消耗品Bが存在する場合には、印刷装置部品管理コンピュータPCは、消耗品Aと消耗品Bとを、ユーザの在庫数が各々の最大数となるように、電子メールを用いて消耗品販売業者に自動発注する(ステップS24)。
また、ステップS23において、消耗品Bが存在しない場合には、印刷装置部品管理コンピュータPCは、消耗品Aのみを、ユーザの在庫数が最大数となるように、電子メールを用いて消耗品販売業者に自動発注する(ステップS25)。
なお、本実施例における消耗品の発注は、円滑な発注を優先して、印刷装置部品管理コンピュータPCが電子メールを用いて必要な消耗品を予め登録した消耗品販売業者に自動発注して、その後、発注記録が電子メールで消耗品管理者に送信されるものとしたが、このような態様に限られるものではなく、ユーザの管理方針や消耗品販売業者のPC環境等に応じた発注システムとすればよい。例えば、まず、印刷装置部品管理コンピュータPCが消耗品管理者の端末に電子メールを用いて発注内容を送信し、次に、管理者が、その発注を承認する場合には、その電子メール文書の中に作成されたリンクをクリックすることで、発注のための電子メールを消耗品販売業者に送信できるものとする方法や、まず、印刷装置部品管理コンピュータPCが発注内容を自動的にプリントアウトし、次に、消耗品管理者がその内容を確認してFAXを用いて消耗品販売業者に発注する方法など、種々の態様が可能である。
図5,6は、プリンタPRT1,PRT2の消耗品の管理データの具体例を示す説明図である。ここで、プリンタPRT1,PRT2は、消耗品として、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKの4種類の共通するトナーを備えている。まず、印刷装置部品管理コンピュータPCが管理するプリンタPRT1,PRT2の消耗品に関するデータの構成について説明する。図示するように、印刷装置部品管理コンピュータPCでは、プリンタPRT1,PRT2の消耗品は、例えば、会社名と、日ごとのプリンタ別かつ消耗品の種類別の消耗品交換予測日と、消耗品の種類別の使用予測数と、消耗品の種類別の在庫予測数とにより管理される。
日ごとのプリンタ別かつ消耗品の種類別の消耗品交換予測日は、前述のステップS21において、更新されるプリンタPRT1,PRT2のトナー残量とトナー使用量の実績を用いて、プリンタPRT1,PRT2の消耗品ごとに、図5に示す表のb行のように算出される。次に、上述のb行の情報に基づき、消耗品の使用予測数(使用完了した消耗品の累積数)が消耗品ごとにc行に算出される。そして、消耗品の在庫予測数(現在の消耗品在庫数−使用予測数)がd行に算出される。
これらの消耗品の管理データは、前述のステップS14において印刷装置部品管理コンピュータPCが監視サーバSVから消耗品情報を取得する度に、本実施例では、プリンタPRT1,PRT2の電源ON時、12時、16時に再計算され、更新される。
次に、印刷装置部品管理コンピュータPCがプリンタPRT1,PRT2の消耗品を発注する流れについて説明する。なお、前提として、本実施例においては、納品期間は前述の通り4日間であり、4種類のトナーであるシアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKの最大在庫数は、ユーザの指定によりいずれも2個としている。
まず、印刷装置部品管理コンピュータPCは、上述の管理データが更新される度に、ステップS22において、納品期間内に在庫数が閾値0以下になると予測される消耗品Aの存在を確認する。本実施例では、納品期間は4日間と設定しているため、例えば、2006年9月1日には、納品期間内である2006年9月5日までに、在庫数が0以下になると予測される、すなわち、表3のd行が0となる消耗品Aが存在するかを確認する。この場合、図5のd行に示すように、2006年9月5日までにd行が0となる消耗品は存在しないため、消耗品の発注は行われない。
次に、2006年9月2日になると、印刷装置部品管理コンピュータPCは、同様に、納品期間である2006年9月6日までにd行が0となる消耗品Aが存在するか確認する。この場合、図5のd行に示すように2006年9月6日に在庫数が0になると予測されるシアンCの存在が確認される。
次に、印刷装置部品管理コンピュータPCは、ステップS23において、2006年9月6日までに在庫数が在庫最大数2よりも小さくなる他の消耗品Bが存在するかを確認する。この場合、図5のd行に示すように2006年9月6日の時点で在庫予測数が在庫最大数の2個よりも小さいマゼンタMの存在が確認される。
以上の工程により、印刷装置部品管理コンピュータPCは、所定の条件を満たしたシアンC及びマゼンタMについて、在庫数が各々の最大数である2個となるように、シアンCを2個、マゼンタMを1個、電子メールを用いて消耗品販売業者に自動発注する。
次に、上述のトナーの発注が行われると、図6のd行に示すように、2006年9月6日以降のシアンC及びマゼンタMの在庫予測数は、いずれも2個に更新される。この後、在庫予測数通りの実績であった場合は、2006年9月8日までは、納品期間内に在庫数が閾値0以下になると予測される消耗品Aの存在は認められない。なお、在庫予測数は、時間の経過に応じて監視サーバSVから受信する情報に基づき、過去のデータを実績値に置き換えて算定される。
次に、印刷装置部品管理コンピュータPCは、図6のd行に示すように、2006年9月9日になると、ステップS22において、納品期間内である2006年9月13日にブラックKの在庫数が0になると予測する。そして、ステップS23において、2006年9月13日の時点で在庫数が在庫最大数の2個よりも小さいイエローYの存在を確認する。
以上の工程により、印刷装置部品管理コンピュータPCは、所定の条件を満たしたイエローY及びブラックKについて、在庫数が各々の最大数である2個となるように、イエローYを1個、ブラックKを2個、電子メールを用いて消耗品販売業者に自動発注する。
かかる構成の部品発注システムは、消耗品情報に基づいて消耗品の将来の使用数を予測し、消耗品切れが予測される消耗品Aを自動発注すると同時に、在庫数が所定の最大数よりも小さくなった消耗品Bも併せて自動発注するため、消耗品A、消耗品Bをそれぞれ個別に発注する場合と比べて、配送手間や配送コストを抑制することができる。
(2)変形例:
図7は、本発明の変形例としての、プリンタPRT1,PRT2の監視情報を基に、プリンタPRT1,PRT2の消耗品の発注を行う手順を示すフローチャートである。実施例との違いは、ステップS34とステップS37の工程が追加された点であり、ステップS31ないしステップS33は、実施例のステップS21ないしステップS23と同様である。
ステップS33において、消耗品Bの存在が認められた場合には、さらに、消耗品A,Bの在庫最大数は、使用期限内に使用できる量であるかを予測する(ステップS34)。なお、予測は、ステップS31と同様に、トナー使用量の実績を用いて行う。
そして、使用期限内に使用できる量であると認められた時は、印刷装置部品管理コンピュータPCは、消耗品Aと消耗品Bとを、ユーザの在庫数が各々の最大数となるように、電子メールを用いて消耗品販売業者に自動発注する(ステップS35)。
一方、使用期間内に使用できる量であると認められなかった時は、印刷装置部品管理コンピュータPCは、消耗品Aと消耗品Bとを、使用期限内に利用できる分だけ、電子メールを用いて消耗品販売業者に自動発注する(ステップS36)。
また、ステップS33において、消耗品Bの存在が認められなかった場合には、さらに、消耗品Aの在庫最大数は、使用期限内に使用できる量であるかを予測する(ステップS37)。
そして、使用期限内に使用できる量であると認められた時は、印刷装置部品管理コンピュータPCは、消耗品Aを、ユーザの在庫数が最大数となるように、電子メールを用いて消耗品販売業者に自動発注する(ステップS38)。
一方、使用期間内に使用できる量であると認められなかった時は、印刷装置部品管理コンピュータPCは、消耗品Aを、使用期限内に利用できる分だけ、電子メールを用いて消耗品販売業者に自動発注する(ステップS39)。
かかる構成の部品発注システムは、消耗品の使用期限内に使用できるかどうかを予測して、使用期限内に使用可能な分だけ発注するために、使用期限切れによる無駄を抑制することができる。
以上本発明の幾つかの実施例、変形例について説明したが、本発明はこうした実施例、変形例に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本実施例では、監視サーバSVから提供されるプリンタのトナー残量とトナー使用量の実績を用いたトナーの発注システムとして示したが、他の情報、例えばプリント枚数などを用いたり、他の消耗品の発注システムとしたりしてもよい。また、消耗品の在庫数や納品期間は、ユーザの在庫管理システムや配送業者の納期管理システムが有る場合には、これらのシステムから自動取得して設定されるものとしてもよい。さらに、消耗品に限らず、プリント枚数などのプリンタの所定の使用条件に応じて定期交換が必要なメンテナンス部品の発注システムとしてもよい。もとより、発注システムの対象とするデバイスはプリンタに限らず、FAX、コピー機、プロジェクタ、自動販売機、ATM(Automated Teller Machine)等種々の形態で実現することができる。
印刷装置部品発注システムの概略構成を示す説明図である。 印刷装置部品管理コンピュータPCが印刷装置監視システムを活用してプリンタPRT1,PRT2の消耗品情報を取得する手順を示す説明図である。 印刷装置部品管理コンピュータPCがプリンタPRT1,PRT2の消耗品情報を取得するために必要な通信の概略経路を示す説明図である。 実施例においてプリンタPRT1,PRT2の監視情報を基にプリンタPRT1,PRT2の消耗品の発注を行う手順を示すフローチャートである。 プリンタPRT1,PRT2の消耗品の管理データの具体例を示す説明図である。 プリンタPRT1,PRT2の消耗品の管理データの具体例を示す説明図である。 変形例としてのプリンタPRT1,PRT2の監視情報を基にプリンタPRT1,PRT2の消耗品の発注を行う手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10…印刷装置部品発注システム
20…ユーザ用ネットワークシステム
30…監視用ネットワークシステム
40…部品管理用ネットワークシステム
PRT1,PRT2…プリンタ
SV…監視サーバ
PC…印刷装置部品管理コンピュータ
LAN1,LAN2,LAN3…ローカルエリアネットワーク
INT…インターネット

Claims (7)

  1. ネットワークに接続された複数のデバイスを、ネットワークを介して管理するデバイス監視システムによって提供される、前記デバイスの消耗品や定期的に交換が必要なメンテナンス部品などの部品に関する使用履歴などの部品情報を基に、前記デバイスの部品の在庫を管理し、所定の条件下で部品の発注を行う部品発注システムであって、
    前記デバイスの部品の種類ごとにユーザの在庫数を記憶する在庫数記憶手段と、
    前記部品情報に含まれる前記部品の履歴に基づいて前記デバイスの部品ごとの交換予定日を予測する交換予定日予測手段と、
    部品の発注から納品までに要する納品期間内に第1の部品についてのユーザの在庫数が所定の閾値以下になると予測された時に、前記納品期間内の在庫数が所定数よりも小さくなるという条件に該当する他の部品の有無を確認する部品確認手段と、
    前記部品確認手段によって、前記条件に該当する他の部品が無いと確認された場合には、前記第1の部品を在庫数が所定数となるように発注し、前記条件に該当する他の部品が有ると確認された場合には、前記第1の部品と前記条件に該当する他の部品とを在庫数が各々の所定数となるように発注する第1の発注手段と
    を備えた部品発注システム。
  2. 請求項1に記載の部品発注システムであって、
    前記第1の部品及び前記条件に該当する他の部品の使用期限内の使用数を予測する使用期限内使用数予測手段と、
    前記予測された使用期限内の使用数が前記各々の所定数よりも小さい場合には、前記在庫数が所定数となる発注に代えて、在庫数が前記予測された使用期限内の使用数となる発注を行う第2の発注手段と
    を備えた部品発注システム。
  3. 前記デバイスの部品は消耗品であり、前記部品情報は、前記デバイスの消耗品ごとの所定期間内の使用量の実績と、該デバイスの消耗品ごとの残量の情報とを含む情報である請求項1または請求項2記載の部品発注システム。
  4. 前記デバイスは印刷装置であり、前記消耗品はトナーカートリッジである請求項3記載の部品発注システム。
  5. 前記デバイスの部品は使用条件に応じて定期的に交換が必要なメンテナンス部品であり、前記部品情報は、前記デバイスのメンテナンス部品ごとの交換記録と、前記使用条件に関する情報とを含む情報である請求項1または請求項2記載の部品発注システム。
  6. 前記所定の閾値は0である請求項1ないし請求項5のいずれか記載の部品発注システム。
  7. ネットワークに接続された複数のデバイスを、ネットワークを介して管理するデバイス監視システムによって提供される、前記デバイスの消耗品や定期的に交換が必要なメンテナンス部品などの部品に関する使用履歴などの部品情報を基に、前記デバイスの部品の在庫を管理し、所定の条件下で部品の発注を行う部品発注方法であって、
    前記デバイスの部品の種類ごとにユーザの在庫数を記憶する在庫数記憶工程と、
    前記部品情報に含まれる前記部品の履歴に基づいて前記デバイスの部品ごとの交換予定日を予測する交換予定日予測工程と、
    部品の発注から納品までに要する納品期間内に第1の部品についてのユーザの在庫数が所定の閾値以下になると予測された時に、前記納品期間内の在庫数が所定数よりも小さくなるという条件に該当する他の部品の有無を確認する部品確認工程と、
    前記部品確認手段によって、前記条件に該当する他の部品が無いと確認された場合には、前記第1の部品を在庫数が所定数となるように発注し、前記条件に該当する他の部品が有ると確認された場合には、前記第1の部品と前記条件に該当する他の部品とを在庫数が各々の所定数となるように発注する発注工程と
    を備えた部品発注方法。
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