JP2008089151A - 緩衝装置 - Google Patents

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昭博 竹中
Tatsuhiko Matsui
達彦 松井
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豊 長谷部
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
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    • F16F1/04Wound springs
    • F16F1/12Attachments or mountings
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Abstract

【課題】 コイルスプリングの軸線をショックアブソーバの軸線に対して傾けるメリットを維持したまま、組付け性を向上することのできる緩衝装置を提供する。
【解決手段】 緩衝装置10のショックアブソーバ20の外周側20Aに、一端31をショックアブソーバ20に固定した下側支持台60に接し、他端32を車体側部材40に固定した上側支持台50に接するコイルスプリング30が配置され、コイルスプリング30の一端31が他端32に対して傾きを有し、コイルスプリング30の他端32を前記上側支持台50に接した状態で、コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置を含む範囲に、弾性体で形成された突起部材70を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両等に用いられる緩衝装置の技術分野に属する。
コイルスプリングがショックアブソーバの外周側に配置され、コイルスプリングは、一端がショックアブソーバに固定した下側支持面に着座し、他端が車体側に固定する上側支持面に着座するように配置される緩衝装置がある。
このようなショックアブソーバの外周側にコイルスプリングを配置する緩衝装置においては、一般的に、車輪のストロークに応じて、ショックアブソーバの軸線に対して曲げモーメントが加わり、ショックアブソーバのピストンロッドとピストンロッドを摺動可能に支持する外筒部との摺動部にこじり力が発生し、ピストンロッドの摺動抵抗が増加するという課題がある。
この課題に対して、従来技術では、コイルスプリングの軸線をショックアブソーバの軸線に対して傾けたオフセット配置とすることにより、車輪ストローク時に発生するショックアブソーバに加わる曲げモーメントに対して、コイルスプリングが逆側の曲げモーメントを発生することにより、ショックアブソーバのピストンロッドとその支持部との間の摺動部に生じるこじり力を低減している。(例えば、特許文献1参照)
実公昭58−32970号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、上記の構成をとるため、コイルスプリングが接する車体側の上側支持面とショックアブソーバ側の下側支持面とが平行ではなく、ショックアブソーバとコイルスプリングとを車体に組付けるときに、コイルスプリングをショックアブソーバに固定する必要があり、その組付ける際に例えば、人が押えながら組付ける、あるいは、専用の固定治具を使う等行うため、組付け性が悪いという課題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、コイルスプリングの軸線をショックアブソーバの軸線に対して傾けるメリットを維持したまま、組付け性を向上することのできるストラット式サスペンションを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、ショックアブソーバの外周側に配置され、一端をショックアブソーバに固定した下側支持台に接し、他端を車体側部材に固定する上側支持台に接するコイルスプリングを備える緩衝装置において、コイルスプリングは、その軸方向の長さが、その周方向位置に応じて変化し、この構造によりコイルスプリングの一端と前記下側支持台との間に生じる隙間に、弾性体で形成された突起部材を設けたことを特徴とする。
緩衝装置を組み付ける際に、ショックアブソーバに固定した下側支持台にコイルスプリングを付与し、ショックアブソーバに上側支持台を付与するとともに、上側支持台をコイルスプリングの他端の面に接触させて押え、コイルスプリングをショックアブソーバの外周側に配置して上側支持台と下側支持台との間に介装する。
このとき、突起部材がコイルスプリングの他端の面を前記上側支持台に接した状態で、該コイルスプリングの一端の面と前記下側支持台との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置を含む範囲を支える。
これにより、コイルスプリングの他端の面が上側支持台と所定の位置で接する範囲からずれて傾くのを防ぐことができる。
このため、コイルスプリングの軸線をショックアブソーバの軸線に対して傾けたオフセット配置とする良さを維持したまま、緩衝装置の組み付け性を向上することができる。
また、突起部材を弾性体で形成しているため、突起部材が設けられていても、緩衝部材を組み付けた後においては、コイルスプリングから突起部材に加わる組み付け時の圧縮荷重により、コイルスプリングと下側支持台との間に存在する突起部材の容積を小さくすることができる。
これにより、車両への組み付け後の下側支持台とコイルスプリングとの接触面における応力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1〜6に基づいて説明する。
まず、実施例1の構成を説明する。
実施例1は、請求項1、2、4および10記載の発明に対応するものである。
図1乃至図4は、実施例1の緩衝装置を示すものである。
図1は、緩衝装置の組み付け前の断面図である。この図1では、緩衝装置のショックアブソーバ下部を省略した断面図であり、下側支持台が固定されたショックアブソーバへコイルスプリングを付与した状態で、ショックアブソーバに対しコイルスプリング、上側支持台を含む車体側部材を組付けようとする状態を示す。
図2は、緩衝装置の組み付け後の断面図であり、ショックアブソーバへコイルスプリング、上側支持台を含む車体側部材を組付けた後の状態を示す。
図3は、緩衝装置の車両組み付け後の断面図であり、ショックアブソーバへコイルスプリング、上側支持台を含む車体側部材を組付けた後、この緩衝装置を車両へ取り付けた後の状態を示す。
図4は、突起部材を示す断面図である。
図4(A)は、前記図1の状態と対応し、緩衝装置の組み付け前の突起部材を示す断面図である。
図4(B)は、前記図2の状態と対応し、緩衝装置の組み付け後の突起部材を示す断面図である。
図4(C)は、前記図3の状態と対応し、緩衝装置の車両組み付け後の突起部材を示す断面図である。
また、図1乃至図3では、ショックアブソーバ20の下部より下方に配置されているアクスル部材、ロアリンク、ロードホイール等は、図示を省略してある。
また、図3に示すようにコイルスプリング30は、ショックアブソーバ20に固定された下側支持台60、上側支持台50の間に、コイルスプリングの軸線12がショックアブソーバの軸線11に対して傾斜した状態に介装されている。
図1乃至図3に示すように、緩衝装置10は、車体パネル1に取り付けられる車体側部材40、ショックアブソーバ20、コイルスプリング30、車体側部材40に固定された上側支持台50、ショックアブソーバ20に固定された下側支持台60、バンパーラバー26、ダストカバー27等から構成されている。
前記コイルスプリング30は、ショックアブソーバ20の外周側20Aに配置され、該コイルスプリング30の下端である一端31がショックアブソーバ20に固定された下側支持台60と接し、コイルスプリング30の上端である他端32が車体側部材40に固定された上側支持台50に接し支持されている。
前記ショックアブソーバ20は、ショックアブソーバ外筒25と、該ショックアブソーバ外筒25内を上下に摺動する図外のピストンを下部に有するピストンロッド21とから成っており、ピストンロッド21の上端部が車体側部材40に対しナット41により固定されている。
また、ショックアブソーバ20のピストンロッド21は、車体側部材40に設けられたアッパーマウントインシュレータ42を介して車体固定用ブラケット44に弾性支持されている。
車体固定用ブラケット44は、該車体固定用ブラケット44に設けられた車体取付用ボルト45とナット46により車体パネル1に取り付けられている。
前記バンパーラバー26は、アッパースプリングシート55の下面に固定されている。このバンパーラバー26は、ピストンロッド21の外周を囲むように配置され、バンパーラバー26により、ショックアブソーバ20が大きく短縮ストロークする上下変位入力時、ショックアブソーバ外筒25の上端面25aへの当接変形により、入力に対するストローク変位の変化を小さく抑える。
なお、バンパーラバー26の下部には、前記ダストカバー27がバンパーラバー26と一体に設けられている。
このダストカバー27は、円筒の蛇腹状に形成され、ピストンロッド21の外周およびショックアブソーバ外筒25の外周を囲むように配置されて、塵芥、雨水等の浸入を防止している。
前記上側支持台50は、アッパースプリングシート55と、該アッパースプリングシート55とコイルスプリング30の他端32の間に設けられた弾性体のアッパーインシュレータ51とから成り、下側支持台60は、ショックアブソーバ外筒25に基端66が固定されたロアスプリングシート65と、該ロアスプリングシート65とコイルスプリング30の一端31の間に設けられた弾性体のロアインシュレータ61とから成っている。
前記アッパースプリングシート55、ロアスプリングシート65は円板状で、その外周縁に沿うリング状の溝55a、65aをそれぞれ有し、これらリング状のそれぞれの溝55a、65a内に、それぞれアッパーインシュレータ51、ロアインシュレータ61を介して、それぞれに前記コイルスプリング30の他端(上端)32部または一端(下端)31部を保持している。
前記コイルスプリング30の上端32部と前記アッパースプリングシート55の間に介在するアッパーインシュレータ51は、前記アッパースプリングシート55の溝55aに沿うリング状の防振ゴムシートからなり、アッパーインシュレータ51の内周縁および外周縁を、コイルスプリング30側に屈曲して、全周に周方向に延びる凹溝51aを設けている。
同様に、前記コイルスプリング30の下端31部と前記ロアスプリングシート65の間に介在するロアインシュレータ61は、前記ロアスプリングシート65の溝65aに沿うリング状の防振ゴムシートからなり、ロアインシュレータ61の内周縁および外周縁を、コイルスプリング30側に屈曲して、全周に周方向に延びる凹溝61aを設けている。
前記アッパーインシュレータ51、ロアインシュレータ61の防振ゴムシートの材料としては、特に限定されないが、例えば、耐疲労性に優れる天然ゴム系材料が好適に使用される。
前記アッパースプリングシート55は、細部構造省略のベアリング43を介して車体固定用ブラケット44に支持されている。
また、前記下側支持台60と接する部分を含むコイルスプリング30の下面となる前記コイルスプリング30の一端(下端)31が、前記上側支持台50と接する部分を含むコイルスプリング30の上面となる前記コイルスプリング30他端(上端)32に対して傾きを有して設けられており、前記コイルスプリング30の他端32を前記上側支持台50に接した状態にすると、該コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60との間に隙間が生じる。
このコイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置を含む範囲に、弾性体で形成された突起部材70が設けられている。
以下、前記突起部材70の構成を、図4を基に説明する。
前記突起部材70は、前記下側支持台60のロアスプリングシート65上に設けられたロアインシュレータ61の上面62から一体に立設された外側支持突起部材71と内側支持突起部材72の内外2つの支持突起部材で形成されている。
前記外側支持突起部材71と内側支持突起部材72のそれぞれの基端71a、72aは、両者接近して設けられているとともに前記ロアインシュレータ61の上面62に設けられている。
また、前記外側支持突起部材71と内側支持突起部材72のそれぞれの先端71b、72bは、それぞれの前記基端71a、72aからコイルスプリング30の径方向外方側SOの斜め上方およびコイルスプリング30の径方向内方側SIの斜め上方に向ってそれぞれ延在され、基端71a、72aより先端71b、72bの間隔が開いており、突起部材70は、外側支持突起部材71と内側支持突起部材72とでV字形状に立設されている。
ここで、コイルスプリング30の径方向外方側SOとは、コイルスプリング30よりも外側、すなわち、ショックアブソーバ20が設けられているのと反対側を指し、コイルスプリング30の径方向内方側SIとは、コイルスプリング30の内側、すなわち、ショックアブソーバ20が設けられている側を指す。(後述の他の実施例においても同様である)
そして、突起部材70を成す外側支持突起部材71と内側支持突起部材72のそれぞれの内表面71c、72cがコイルスプリング載置部を成し、該内表面71c、72cによって、コイルスプリング30の一端31の外側面31a、内側面31bと接し、その接線上にV字状に開いた凹部73が形成されている。
なお、31cは、コイルスプリング30の一端31の下側面を示すものである。
さらに、前記外側支持突起部材71の基端71aと先端71bとの間は、コイルスプリング30の一端31の外側面31aが接するその接線上を直線状に延在された前記内表面71cと、該内表面71cとの間で所定の厚さを有し、該内表面71cと平行に外表面71dが存し、外側支持突起部材71は、断面矩形状に形成されている。
また、前記内側支持突起部材72の基端72aと先端72bとの間は、コイルスプリング30の一端31の内側面31bが接するその接線上を直線状に延在された前記内表面72cと、該内表面72cとの間で所定の厚さを有し、該内表面72cと平行に外表面72dが存し、内側支持突起部材72は、断面矩形状に形成されている。
また、前記外側支持突起部材71および内側支持突起部材72の内表面71c、72cに形成されるコイルスプリング30が載置された際にコイルスプリング30の一端31の外側面31a、内側面31bと接し、コイルスプリング30の一端31を支持する支持部71e、72eは、前記基端71a、72aと先端71b、72bとの間であって、前記コイルスプリング30の他端32を、前記上側支持台50のアッパーインシュレータ51に接した状態で、前記コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60のロアインシュレータ61との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置の隙間に相当する高さ位置に設けられている。
また、前記突起部材70が設けられた部分のロアスプリングシート65とロアインシュレータ61は、コイルスプリング30を組付ける際に加えられる圧縮荷重を受けたコイルスプリング30の一端31により、突起部材70がV字形状を広げるように倒れていくのを押えてしまわないよう平板状に形成されている。(後述の他の実施例においても同様である)
なお、下側支持台60を成すロアスプリングシート65とロアインシュレータ61は、突起部材70が設けられた部分以外の部分について、突起部材70が設けられた部分と異なる形状に設けられている。
該部の形状は、図3に横断面として一点鎖線で示されたように、ショックアブソーバ外筒25に基端66が固定されたロアスプリングシート65が、ショックアブソーバ外筒25から斜め上方に延在し、該上方延在部から前記突起部材70が設けられた部分のロアスプリングシート65とほぼ同じ高さ位置まで下がって、コイルスプリング30の一端31の径の大きさにロアインシュレータ61の厚み分を加えた大きさの円弧の凹部とした溝65aが平面視リング状に形成され、さらに、コイルスプリング30の一端31の外側面に沿って上方に延び、該部からさらに外方に延びて形成されている。
前記ロアスプリングシート65の上面にロアインシュレータ61が固着され、該ロアインシュレータ61の前記ロアスプリングシート65に設けられた溝65a部分では、コイルスプリング30の一端31の径の大きさに合わせた円弧の凹部とした凹溝61aが同様に平面視リング状に形成されている。
ここで、前記突起部材70を設けなかった場合の組み付けについて、参考図である図5、図6を基に説明する。
前記同様、前記コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周側20Aに付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する際には、まず、ショックアブソーバ20のショックアブソーバ外筒25に固定された下側支持台60上に、コイルスプリング30を付与し、載置する。
この載置する際に、下側支持台60が上側支持台50と平行でないため、図5に示すように、下側支持台60上に載置したコイルスプリング30が、下側支持台60の傾斜分、傾く。
その傾きのままで、コイルスプリング30の他端32の位置に合せて、上側支持台50をコイルスプリング30の他端32に載せようとしても、ショックアブソーバ20のピストンロッド21に上側支持台50や車体側部材40が当接してしまう位置関係になり、載置させることができない。
また、図6に示すように、コイルスプリング30の他端32は、上側支持台50のアッパースプリングシート55とアッパーインシュレータ51からずれているので、このままでは、コイルスプリング30の他端32を上側支持台50のアッパースプリングシート55とアッパーインシュレータ51側に収容することはできない。
したがって、下側支持台60に付与したコイルスプリング30の他端32の面が上側支持台50と所定の位置で接するように人が押えながら組付ける、あるいは、専用の固定治具を使う等、コイルスプリング30の傾きを押えるための支持をする必要がある。
次に、実施例1の作用を緩衝装置の組み付けの仕方に関係して説明する。
まず、図1および図4(A)に示すように、前記コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する際には、コイルスプリング30を、ショックアブソーバ20のショックアブソーバ外筒25に固定された下側支持台60に付与し、載置する。
この載置する際に、前記コイルスプリング30の他端32を前記上側支持台50のアッパーインシュレータ51に接した状態で、前記コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60のロアインシュレータ61との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置の隙間に相当する位置に設けられた前記突起部材70に前記コイルスプリング30の一端31を載置する。
このとき、(図4(A)参照)前記突起部材70の外側支持突起部材71と内側支持突起部材72のそれぞれの内表面71c、72cが成す支持部71e、72eに、コイルスプリング30の一端31の外側面31aと内側面31bが接し、コイルスプリング30の一端31が載置されている。
このように前記突起部材70に前記コイルスプリング30の一端31を載置することで、コイルスプリング30の他端32が上側支持台50と所定の位置で接する範囲からずれて傾くのを防ぐことができる。
次に、前記下側支持台60にコイルスプリング30を載置した後、コイルスプリング30の他端32上に上側支持台50を載せるために、上側支持台50をショックアブソーバ20のピストンロッド21に通す。
ピストンロッド21を通した上側支持台50を、コイルスプリング30の他端32上に載せる。
このコイルスプリング30の他端32の上に上側支持台50を載せる際、該他端32が上側支持台50と所定の位置で接する範囲からずれて傾くのを防ぐことができているので、下側支持台60に付与したコイルスプリング30の他端32が上側支持台50と所定の位置で接するように人が押えながら組付ける、あるいは、傾くのを防ぐ専用の固定治具を使う等、コイルスプリング30の傾きを防ぐための支持をする必要がない。
このため、コイルスプリング30の軸線12をショックアブソーバ20の軸線11に対して傾けたオフセット配置とする良さを維持したまま、緩衝装置10の組み付け性を向上することができる。
次に、図2および図4(B)に示すように、上側支持台50上から加圧し、上側支持台50と下側支持台60間を縮め、コイルスプリング30に圧縮荷重を加えた状態でコイルスプリング30を所定の圧縮状態に収縮させる。
この圧縮荷重を加えた状態で車体側部材40をショックアブソーバ20のピストンロッド21に通した後、ピストンロッド21の上端部を車体側部材40にナット41により固定する。
このとき、(図4(B)参照)突起部材70の外側支持突起部材71と内側支持突起部材72のそれぞれの内表面71c、72cは、コイルスプリング30の一端31からコイルスプリング30に加えられた圧縮荷重を受ける。
そして、前記両内表面71c、72cにより、コイルスプリング30の一端31の外側面31a、内側面31bと接し、その接線上にV字状に開いた凹部73が形成されている。
これにより、内表面71c、72cに前記圧縮荷重を受けた外側支持突起部材71と内側支持突起部材72は、コイルスプリング30の一端31により徐々に押されてコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに倒れて広がる。
すなわち、突起部材70は、外側支持突起部材71と内側支持突起部材72のそれぞれの内表面71c、72cで形成されたV字状に開いた凹部73を境に倒されて、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失っていく。
そして、外側支持突起部材71と内側支持突起部材72の外表面71d、72dがロアインシュレータ61の上面62に接近するとともに、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが外側支持突起部材71と内側支持突起部材72の基端71a、72aに接する位置に押し下げられ、突起部材70は、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失った状態となる。
また、この圧縮荷重により、コイルスプリング30と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に存在する突起部材70の容積を小さくすることができる。
さらに、図3および図4(C)に示すように、車両組付け後の状態では、前記圧縮荷重によりコイルスプリング30の一端31の下側面31cが、外側支持突起部材71と内側支持突起部材72の基端71a、72aに載置された状態となる。
このため、車両組付け後のコイルスプリング30の一端31とロアインシュレータ61との間は、基端71a、72aが圧縮荷重により圧縮された状態の厚さのみとなり、突起部材70を成している弾性体が残らないのと同じ状態になる。
その結果、車両への組付け後の下側支持台60のロアインシュレータ61とコイルスプリング30の一端31との間の接触部の面圧分布を設計値どおりに維持することができる。
また、車両への組付け後の下側支持台60のロアインシュレータ61とコイルスプリング30との接触面における応力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
なお、コイルスプリング30を所定の圧縮状態に収縮させるのは、上記に限ることはなく、下側支持台60に付与したコイルスプリング30の中間部を直接、図示しない治具で加圧しても良いし、あるいは、図示しない治具を用いてコイルスプリング30の中間部を加圧、収縮させ所定の短縮状態に維持されたコイルスプリング30を下側支持台60に付与、載置しても良い。
次に、実施例1の緩衝装置の効果について述べる。
(1)実施例1の緩衝装置にあっては、ショックアブソーバ20の外周側20Aに配置され、一端31をショックアブソーバ20に固定した下側支持台60に接し、他端32を車体側部材40に固定した上側支持台50に接するコイルスプリング30を備える緩衝装置10において、コイルスプリング30の一端31が他端32に対して傾きを有し、該コイルスプリング30の他端32を前記上側支持台50に接した状態で、該コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置を含む範囲に、弾性体で形成された突起部材70を設けた構成としたので、次の効果を得ることができる。
コイルスプリング30の他端32が上側支持台50と所定の位置で接する範囲からずれて傾くのを防ぐことができているので、下側支持台60に付与したコイルスプリング30の他端32が上側支持台50と所定の位置で接するように人が押えながら組付ける、あるいは、傾くのを防ぐ専用の固定治具を使う等、コイルスプリング30の傾きを防ぐための支持をする必要がない。
このため、コイルスプリング30の軸線12をショックアブソーバ20の軸線11に対して傾けたオフセット配置とする良さを維持したまま、緩衝装置10の組み付け性を向上することができる。
また、突起部材70を弾性体で形成しているため、突起部材70が設けられていても、コイルスプリング30から突起部材70に加わる組み付け時の圧縮荷重により、コイルスプリング30と下側支持台60との間に存在する突起部材70の容積を小さくすることができる。
これにより、車両への組み付け後の下側支持台60とコイルスプリング30との接触面における応力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
(2)本実施例1にあっては、前記突起部材70は、コイルスプリング30との接線に、凹部73を設けた構成としたので、突起部材70に付与したコイルスプリング30の載置が確実にできるとともに、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材70が、凹部73を境に倒されて、コイルスプリング30を所定の高さに支持する突起部材70の働きを失う状態を容易に得ることができる。
(3)本実施例1にあっては、前記突起部材70は、前記下側支持台60から、コイルスプリング30の径方向外方側SOおよび径方向内方側SI斜め上方に向って延在された外側支持突起部材71と内側支持突起部材72とでV字形状の突起として立設され、両支持突起部材71、72の内表面71c、72cに前記コイルスプリング30の一端31が接し、支持する構成としたので、次の効果を確実に得ることができる。
突起部材70に付与したコイルスプリング30の一端31の載置が確実にできるとともに、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材70が、凹部73を境に倒されて、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する突起部材70の働きを失う状態およびコイルスプリング30の一端31と下側支持台60との間に突起部材70を成している弾性体が残らない状態を容易に得ることができる。
その結果、組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部分の面圧分布を設計値どおりに維持することができる。
実施例2は、請求項1、3、5および10記載の発明に対応するものであり、実施例1の突起部材70に替えて、以下に説明する突起部材80を設けたものである。
なお、実施例2を説明するにあたり、突起部材80以外の構成は、実施例1と同じなので説明を省略する。
図7は、実施例2の突起部材80の拡大断面図を示し、図7(A)は、緩衝装置の組み付け前の断面図で、下側支持台60に設けられた突起部材80へコイルスプリング30の一端31を載置した状態を示す。
図7(B)は、緩衝装置の組み付け後の断面図で、コイルスプリング30への圧縮荷重が突起部材80に加わった状態を示す。
以下、実施例2の突起部材80について説明する。
前記突起部材80は、前記実施例1と同様に、前記下側支持台60のロアスプリングシート65上に設けられたロアインシュレータ61の上面62から一体に上側支持台50に向かって延在して立設された1つの支持突起部材81により形成されている。
前記支持突起部材81の基部82には、少なくともコイルスプリング30の径方向において内方に凹んだ、すなわち、支持突起部材81の内方(中心)に向って凹んだくびれ82a、82aが形成されている。
また、前記基部82の上部に、上側支持台50に向かって延在し膨らんでいる、すなわち、コイルスプリングの径方向外方側SOと径方向内方側SIおよび上方側SUに向って膨らんだコイルスプリングの載置部を成す支持突起部83が一体に形成され、前記突起部材80は、前記支持突起部材81の基部82と、基部82の上部に形成された支持突起部83とで断面膨滴形状を成し立設されている。
そして、前記突起部材80の支持突起部材81を成す前記支持突起部83の外表面84は、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが接し、その接線上に円弧状を成した外表面84として形成され、その接線の延長上に、凹部としての基部82に形成されたくびれ82a、82aが形成されている。
また、前記支持突起部材81の支持突起部83の外表面84に形成されるコイルスプリング30が載置された際にコイルスプリング30の一端31の下側面31cと接しコイルスプリング30の一端31を支持する支持部85は、前記外表面84の最も高い位置に設けられ、前記コイルスプリング30の他端32を、前記上側支持台50のアッパーインシュレータ51に接した状態で、前記コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60のロアインシュレータ61との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置の隙間に相当する高さ位置に設けられている。
次に、実施例2の作用を説明する。
まず、前記実施例1と同様に、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する。
そのコイルスプリング30の一端31は、下側支持台60のロアインシュレータ61に設けられた前記突起部材80に載置される。
このとき、図7(A)に示すように、前記突起部材80の支持突起部83の外表面84が成す支持部85に、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが接し、コイルスプリング30の一端31が載置され、支持されている。
前記突起部材80に前記コイルスプリング30の一端31を載置することで、コイルスプリング30の他端32が上側支持台50と所定の位置で接する範囲からずれて傾くのを防ぐことができ、実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、図7(B)に示すように、前記支持突起部83の外表面84が成す支持部85には、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する際のコイルスプリング30に加えられた圧縮荷重を受ける。
この圧縮荷重は、コイルスプリング30の一端31の下側面31cから前記支持部85に加わり、突起部材80には、圧縮方向の荷重が加わる。
この圧縮方向の荷重が加わることで、突起部材80の容積を小さくすることができる。
また、この荷重により凹部を成す基部82のくびれ82a、82aにより支持突起部83がコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに逃げて広がり、支持突起部83がロアインシュレータ61の上面62に接する位置に押し下げられる。
これにより、突起部材80は、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失った状態となる。
また、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に存在する突起部材80の容積を小さくすることができ、その結果、車両への組付け後のコイルスプリング30と下側支持台60のロアインシュレータ61との接触面における圧力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
また、組付け後の突起部材80は、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に容積を小さくして存在するので、前記実施例1に比べて組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部の面圧分布が設計値から若干ずれるが、簡単な構造で組付け時のコイルスプリング30の倒れを回避することができる。
次に、実施例2の緩衝装置の効果について説明する。
(4)実施例2の緩衝装置にあっては、突起部材80には、コイルスプリング30との接線に、凹部が設けられている構成としたので、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材80が、凹部によってコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに逃げて広がり、容易に押し下げられる。
これにより、突起部材80が、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失うとともに、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に、容積を小さくして存在する状態を容易に得ることができる。
(5)本実施例2にあっては、前記突起部材80は、前記下側支持台60から、内方に凹んだくびれ82a、82aを有する基部82と、該基部82の上部に形成され上方に膨らんだ円弧状の外表面84を有する支持突起部83とで断面膨滴形状の突起として立設され、該支持突起部83の外表面84に前記コイルスプリング30の一端31が接し、支持する構成としたので、次の効果を得ることができる。
突起部材80を簡単な構造にでき、また、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材80が、内方に凹んだ基部82のくびれ82a、82aにより支持突起部83がコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに逃げて広がり、支持突起部83が容易に押し下げられる。
これにより、前記同様、突起部材80が、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失うとともに、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に、容積を小さくして存在する状態を容易に得ることができる。
その結果、組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部分の面圧分布が設計値から若干ずれるが、簡単な構造にして組付け時のコイルスプリング30の倒れを回避することができる。
また、車両への組付け後のコイルスプリング30と下側支持台60のロアインシュレータ61との接触面における圧力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
実施例3は、請求項1、2、3、6および10記載の発明に対応するものであり、実施例1の突起部材70に替えて、以下に説明する突起部材90を設けたものである。
なお、実施例3を説明するにあたり、突起部材90以外の構成は、実施例1と同じなので説明を省略する。
図8は、実施例3の突起部材90の拡大断面図を示し、図8(A)は、緩衝装置の組み付け前の断面図で、下側支持台60に設けられた突起部材90へコイルスプリング30の一端31を載置した状態を示す。
図8(B)は、緩衝装置の組み付け後の断面図で、コイルスプリング30への圧縮荷重が突起部材90に加わった状態を示す。
以下、実施例3の突起部材90について説明する。
前記突起部材90は、前記下側支持台60のロアスプリングシート65上に設けられたロアインシュレータ61の上面62から一体に上側支持台50に向かって延在して立設された1つの支持突起部材91により形成されている。
前記支持突起部材91の基部92には、少なくともコイルスプリング30の径方向において内方に凹んだ、すなわち、支持突起部材91の内方(中心)に向って凹んだくびれ92a、92aが形成されている。
前記基部92の上部に、基部92からコイルスプリング30の径方向外方側SOおよび径方向内方側SIの斜め上方に向って断面略半円状に膨らんだ2つのコイルスプリングの載置部を成す支持突起部93、93が一体に膨出し、両支持突起部93、93間に該支持突起部93、93と連続一体の窪み94が形成され、前記突起部材90は、支持突起部材91の基部92と、基部92の上部に形成された支持突起部93、93と、支持突起部93、93間の窪み94とで角を丸くした断面Y字形状を成し立設されている。
そして、突起部材90の支持突起部材91を成す前記支持突起部93、93、窪み94を連なる外表面95によって、コイルスプリング30の一端31の下側面31cと接し、その接線上に前記窪み94による凹部が形成されている。
また、支持突起部材91の支持突起部93、93、窪み94を連なる外表面95に形成されるコイルスプリング30が載置された際にコイルスプリング30の一端31の下側面31cと接しコイルスプリング30の一端31を支持する支持部96、96は、前記支持突起部93、93間の窪み94側の外表面95であって、前記コイルスプリング30の他端32を、前記上側支持台50のアッパーインシュレータ51に接した状態で、前記コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60のロアインシュレータ61との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置の隙間に相当する高さ位置に設けられている。
次に、実施例3の作用を説明する。
まず、前記実施例1と同様に、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する。
そのコイルスプリング30の一端31は、下側支持台60のロアインシュレータ61に設けられた前記突起部材90に載置される。
このとき、図8(A)に示すように、前記突起部材90の支持突起部93、93と凹部を成す窪み94の外表面95が成す支持部96、96に、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが接し、コイルスプリング30の一端31が載置され、支持されている。
前記突起部材90に前記コイルスプリング30の一端31を載置することで、コイルスプリング30の他端32が上側支持台50と所定の位置で接する範囲からずれて傾くのを防ぐことができ、実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、図8(B)に示すように、前記支持突起部93、93と凹部を成す窪み94の外表面95が成す支持部96、96には、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する際のコイルスプリング30に加えられた圧縮荷重を受ける。
この圧縮荷重は、コイルスプリング30の一端31の下側面31cから前記支持部96、96に加わる。この支持部96、96に加わった圧縮荷重により突起部材90には、圧縮方向の荷重が加わり、突起部材90の容積を小さくする。
また、この荷重により凹部を成す窪み94と基部92のくびれ92a、92aにより支持突起部93、93がコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに逃げて広がり、支持突起部93、93がロアインシュレータ61の上面62側に押し下げられる。
これにより、突起部材90は、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失った状態となる。
また、前記実施例2と同様に、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に存在する突起部材90の容積を小さくすることができ、その結果、車両への組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との接触面における圧力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
また、組付け後の突起部材90は、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に容積を小さくして存在するので、前記実施例1に比べて組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部の面圧分布が設計値から若干ずれるが、簡単な構造で組付け時のコイルスプリング30の倒れを回避することができる。
次に、実施例3の緩衝装置の効果について述べる。
(6)実施例3の緩衝装置にあっては、前記突起部材90には、コイルスプリング30との接線に、凹部が設けられている構成としたので、前記実施例2と同様、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材90が、凹部によってコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに逃げて広がり、容易に押し下げられる。
これにより、突起部材90が、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失うとともに、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に、容積を小さくして存在する状態を容易に得ることができる。
(7)前記突起部材90は、前記下側支持台60から、内方に凹んだくびれ92a、92aを有する基部92と、該基部92の上部に形成されコイルスプリング30の径方向外方側SOおよび径方向内方側SI斜め上方に向ってそれぞれ断面略半円状に膨らんだ2つの支持突起部93、93と、両支持突起部93、93間に形成された窪み94とで、角を丸くした断面Y字形状の突起として立設され、両支持突起部93、93と窪み94を連なる外表面95に前記コイルスプリング30の一端31が接し、支持する構成としたので、前記実施例2と同様、次の効果が得られる。
突起部材90を簡単な構造にでき、また、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材90が、内方に凹んだ基部92のくびれ92a、92aにより両支持突起部93、93がコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに逃げて広がり、両支持突起部93、93が容易に押し下げられる。
これにより、前記同様、突起部材90が、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失うとともに、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に、容積を小さくして存在する状態を容易に得ることができる。
その結果、組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部分の面圧分布が設計値から若干ずれるが、簡単な構造にして組付け時のコイルスプリング30の倒れを回避することができる。
また、車両への組付け後のコイルスプリング30と下側支持台60のロアインシュレータ61との接触面における圧力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
実施例4は、請求項1、2、7および10記載の発明に対応するものであり、実施例1の突起部材70に替えて、以下に説明する突起部材100を設けたものである。
なお、実施例4を説明するにあたり、突起部材100以外の構成は、実施例1と同じなので説明を省略する。
図9は、実施例4の突起部材100の拡大断面図を示し、図9(A)は、緩衝装置の組み付け前の断面図で、下側支持台60に設けられた突起部材100へコイルスプリング30の一端31を載置した状態を示す。
図9(B)は、緩衝装置の組み付け後の断面図で、コイルスプリング30への圧縮荷重が突起部材100に加わった状態を示す。
以下、実施例4の突起部材100について説明する。
前記突起部材100は、前記下側支持台60のロアスプリングシート65上に設けられたロアインシュレータ61の上面62から一体に上側支持台50に向かって延在して立設された外側支持突起部材101と内側支持突起部材102の内外2つの支持突起部材により形成されている。
前記外側支持突起部材101と内側支持突起部材102のそれぞれの基端101a、102aは、空間103を介しコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIとに離間し、前記ロアインシュレータ61の上面62に設けられている。
また、前記外側支持突起部材101、内側支持突起部材102には、両支持突起部材101、102の基部101a、102aから断面矩形状に立設され、前記空間103によって離間して設けられた外側縦面101bと内側縦面102bが形成され、両縦面101b、102bのそれぞれから他方の縦面102b、101bに向って延在する横面101c、102cが設けられている。
すなわち、両縦面101b、102bから一体にコイルスプリング30の径方向内方側SI、径方向外方側SОに向ってそれぞれ屈曲され前記空間103上に延在し、断面矩形状を成して横設されたコイルスプリング30の載置部を成す外側横面101cと内側横面102cが形成されている。
前記両支持突起部材101、102は、それぞれ鉤形に形成され、前記突起部材100は、外側支持突起部材101と内側支持突起部材102とが間隙104を介して向い合う2つの鉤形形状の突起として立設されている。
また、前記両横面101c、102cの先端101d、102dが、前記空間103と連なる前記間隙104を介し対向して設けられ、該間隙104は、コイルスプリング30の径よりも小さく、本実施例の場合、小さな間隙として設けられている。
そして、前記両横面101c、102cの外表面105、106は、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが接し、その接線上を直線状に延在して設けられているとともに、両横面101c、102cの先端101d、102dの間に設けられた前記隙間104が前記接線上に、前記横設された横面101c、102c間の亀裂として形成され、該間隙104を中心として、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが間隙104を跨いで両横面101c、102cに載置されている。
また、前記両横面101c、102cの外表面105、106と、該外表面105、106との間で所定の厚さを有し、該外表面105、106と平行に内表面107、108が前記空間103に面して存している。
なお、31a、31bは、それぞれコイルスプリング30の一端31の外側面、内側面を示すものである。
また、前記外側支持突起部材101、内側支持突起部材102の横面101c、102cの外表面105、106に形成されるコイルスプリング30が載置された際にコイルスプリング30の一端31の下側面31cと接しコイルスプリング30の一端31を支持する支持部109、110は、前記横面101c、102cの外表面105、106であって、前記コイルスプリング30の他端32を、前記上側支持台50のアッパーインシュレータ51に接した状態で、前記コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60のロアインシュレータ61との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置の隙間に相当する高さ位置に設けられている。
次に、実施例4の作用を説明する。
まず、前記実施例1と同様に、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する。
そのコイルスプリング30の一端31は、下側支持台60のロアインシュレータ61に設けられた前記突起部材100に載置される。
このとき、図9(A)に示すように、前記突起部材100を成す外側支持突起部材101と内側支持突起部材102の外側横面101cと内側横面102cのそれぞれの外表面105、106が成す支持部109、110に、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが接し、コイルスプリング30の一端31が載置され、支持されている。
前記突起部材100に前記コイルスプリング30の一端31を載置することで、コイルスプリング30の他端32が上側支持台50と所定の位置で接する範囲からずれて傾くのを防ぐことができ、実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、図9(B)に示すように、前記外側横面101cと内側横面102cの外表面105、106が成す支持部109、110は、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する際のコイルスプリング30に加えられた圧縮荷重を受ける。
この圧縮荷重は、コイルスプリング30の一端31の下側面31cから前記外側横面101cと内側横面102cに加わり、圧縮荷重を受けた両横面101c、102cは、徐々に押されてロアインシュレータ61の上面62に接近し、両横面101c、102cの先端101d、102dがロアインシュレータ61の上面62と当接する。
これにより、組付け後の状態では、突起部材100は、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失った状態となる。
また、組付け後の状態では、前記圧縮荷重によりコイルスプリング30の一端31の下側面31cが、両横面101c、102cの先端101d、102dに載置された状態のままで、押し下げられる。
そして、前記両横面101c、102cの先端101d、102dは、コイルスプリング30の一端31の下側面31cとロアインシュレータ61の上面62との間に挟まれ、この挟まれた状態で圧縮方向の荷重が加わるので、両横面101c、102cの先端101d、102dの容積が小さくなる。
このため、組付け後のコイルスプリング30の一端31とロアインシュレータ61との間は、横面101c、102cの先端101d、102dが圧縮荷重により圧縮された状態の厚さのみとなり、突起部材100を成している弾性体が残らないのと同じ状態になる。
その結果、車両への組付け後の下側支持台60のロアインシュレータ61とコイルスプリング30の一端31との間の接触部の面圧分布を設計値どおりに維持することができる。
また、車両への組付け後の下側支持台60のロアインシュレータ61とコイルスプリング30との接触面における応力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
次に、実施例4の効果について述べる。
(8)実施例4の緩衝装置にあっては、突起部材100には、コイルスプリング30との接線に、亀裂が設けられている構成としたので、前記実施例1と同様、突起部材100に付与したコイルスプリング30の載置が確実にできるとともに、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材100が、亀裂104を境に押し下げられて、コイルスプリング30を所定の高さに支持する突起部材100の働きを失う状態を容易に得ることができる。
(9)本実施例4にあっては、前記突起部材100は、前記下側支持台60から、空間103を介してコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに離間して設けられた縦面101b、102bと、両縦面101b、102bからそれぞれコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに向って屈曲延在され前記空間103上に横設された横面101c、102cとで、両横面101c、102cの先端101d、102dが向い合う2つの鉤形状の突起として立設され、両横面101c、102cの外表面105、106に前記コイルスプリング30の一端31が接し、支持する構成としたので、前記実施例1と同様、次の効果を確実に得ることができる。
突起部材100に付与したコイルスプリング30の一端31の載置が確実にできるとともに、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材100が、空間103中を押し下げられて、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する突起部材100の働きを失う状態およびコイルスプリング30の一端31と下側支持台60との間に突起部材100を成している弾性体が残らない状態を容易に得ることができる。
その結果、組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部分の面圧分布を設計値どおりに維持することができる。
実施例5は、請求項1、2、3、8および10記載の発明に対応するものであり、実施例1の突起部材70に替えて、以下に説明する突起部材120を設けたものである。
なお、実施例5を説明するにあたり、突起部材120以外の構成は、実施例1と同じなので説明を省略する。
図10は、実施例5の突起部材120の拡大断面図を示し、図10(A)は、緩衝装置の組み付け前の断面図で、下側支持台60に設けられた突起部材120へコイルスプリング30の一端31を載置した状態を示す。
図10(B)は、緩衝装置の組み付け後の断面図で、コイルスプリング30への圧縮荷重が突起部材120に加わった状態を示す。
以下、実施例5の突起部材120について説明する。
前記突起部材120は、前記下側支持台60のロアスプリングシート65上に設けられたロアインシュレータ61の上面62から一体に上側支持台50に向って延在して立設された外側支持突起部材121と内側支持突起部材122の内外2つの支持突起部材により形成されている。
前記外側支持突起部材121と内側支持突起部材122のそれぞれの基端121a、122aは、空間123を介しコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIとに離間し、ロアインシュレータ61の上面62に設けられている。
また、前記外側支持突起部材121、内側支持突起部材122は、両支持突起部材121、122の両基端121a、122aから上側支持台50に向って延在して断面矩形状に立設され、前記空間123を介して離間して設けられた2つの立上り部121b、122bと、両立上り部121b、122bから他方の立上り部122b、121bと離れる向き、すなわち、両立上り部121b、122bから一体にコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに向ってそれぞれ角に丸みをもつ断面略三角形状に膨らんだコイルスプリング30の載置部を成す外側支持面121c、内側支持面122cが膨出し、両支持面121c、122cの空間123側に向いた背面121d、122dが対向して設けられ、背面121d、122dは、略垂直に形成されている。
また、前記基部121a、122aと立上り部121b、122bとの間には、コイルスプリング30の径方向において内方に凹んだ、すなわち、前記空間123側に向かって凹んだくびれ部121e、122eが形成されている。
前記両支持突起部材121、122は、前記立上り部121b、122bと、該立上り部121b、122bから一体に形成された両支持面121c、122cとでそれぞれ略P字形状を成し、前記突起部材120は、外側支持突起部材121と内側支持突起部材122とが空間123を介して両支持突起部材121、122の背面121d、122dが向い合う2つのP字形状の突起として立設されている。
また、前記空間123は、コイルスプリング30の径よりも小さく、本実施例の場合、小さな間隙として設けられている。
そして、前記両支持面121c、122cの外表面124、125は、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが接し、その接線上を直線状に延在して設けられているとともに、両支持面121c、122cの間に位置する前記空間123が前記接線上に、前記両支持面121c、122c間の亀裂として形成され、該空間123を中心として、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが空間123を跨いで両支持面121c、122cの外表面124、125に載置されている。
また、前記外側支持突起部材121、内側支持突起部材122の両支持面121c、122cの外表面124、125に形成されるコイルスプリング30が載置された際にコイルスプリング30の一端31の下側面31cと接しコイルスプリング30の一端31を支持する支持部126、127は、前記支持面121c、122cの外表面124、125であって、前記コイルスプリング30の他端32の面を、前記上側支持台50のアッパーインシュレータ51に接した状態で、前記コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60のロアインシュレータ61との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置の隙間に相当する高さ位置に設けられている。
次に、実施例5の作用を説明する。
まず、前記実施例1と同様に、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する。
そのコイルスプリング30の一端31は、下側支持台60のロアインシュレータ61に設けられた前記突起部材120に載置される。
このとき、図10(A)に示すように、前記突起部材120を成す外側支持突起部材121と内側支持突起部材122の外側支持面121cと内側支持面122cのそれぞれの外表面124、125が成す支持部126、127に、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが接し、コイルスプリング30の一端31が載置され、支持されている。
前記突起部材120に前記コイルスプリング30の一端31を載置することで、コイルスプリング30の他端32が上側支持台50と所定の位置で接する範囲からずれて傾くのを防ぐことができ、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、図9(B)に示すように、前記外側支持面121cと内側支持面122cの外表面124、125が成す支持部126、127は、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する際のコイルスプリング30に加えられた圧縮荷重を受ける。
この圧縮荷重は、コイルスプリング30の一端31の下側面31cから前記外側支持面121cと内側支持面122cに加わり、立上り部121b、122bのくびれ部121e、122eによって両支持面121c、122cが、空間123を中心にコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに押し広げられつつ倒れ、ロアインシュレータ61の上面62側に押し下げられる。
これにより、突起部材120は、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失った状態となる。
また、前記両支持面121c、122cは、前記のように押し広げられつつ倒れるとともに、圧縮方向の荷重が加わり、前記実施例3と同様に、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に存在する突起部材120の両支持面121c、122cの容積を小さくすることができる。
その結果、車両への組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との接触面における圧力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
また、組付け後の突起部材100は、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に容積を小さくした状態で存在するので、前記実施例1に比べて組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部の面圧分布が設計値から若干ずれるが、簡単な構造にして組付け時のコイルスプリング30の倒れを回避することができる。
次に、実施例5の緩衝装置の効果について述べる。
(10)実施例5のストラット式サスペンションにあっては、前記突起部材120には、コイルスプリング30との接線に、亀裂が設けられている構成としたので、前記実施例4と同様、突起部材120に付与したコイルスプリング30の載置が確実にできるとともに、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材120が、亀裂123を境に押し広げられつつ倒れて、コイルスプリング30を所定の高さに支持する突起部材120の働きを失う状態を容易に得ることができる。
(11)本実施例5にあっては、前記突起部材120は、前記下側支持台60から、空間123を介しコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに離間して設けられた2つの立上り部121b、122bと、両立上り部121b、122bからコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに向って断面略三角形状に膨らんだ内外2つの支持面121c、122cとで、背面121d、122dが前記空間123を間にして向い合う2つのP字形状の突起として立設され、両支持面121c、122cの外表面124、125に前記コイルスプリング30の一端31が接し、支持する構成としたので、次の効果を確実に得ることができる。
圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、空間123を間にして内外2つの支持面121c、122cがコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに押し広げられつつ倒れて、両支持面121c、122cが容易に押し下げられる。
これにより、前記同様、突起部材120が、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失うとともに、コイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に、容積を小さくして存在する状態を容易に得ることができる。
その結果、組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部分の面圧分布が設計値から若干ずれるが、組付け時のコイルスプリング30の倒れを回避することができる。
また、車両への組付け後のコイルスプリング30と下側支持台60のロアインシュレータ61との接触面における圧力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
実施例6は、請求項1、2、3、9および10記載の発明に対応するものであり、実施例1の突起部材70に替えて、以下に説明する突起部材130を設けたものである。
なお、実施例6を説明するにあたり、突起部材130以外の構成は、実施例1と同じなので説明を省略する。
図11は、実施例6の突起部材130の拡大断面図を示し、図11(A)は、緩衝装置の組み付け前の断面図で、下側支持台60に設けられた突起部材130へコイルスプリング30の一端31を載置した状態を示す。
図11(B)は、緩衝装置の組み付け後の断面図で、コイルスプリング30への圧縮荷重が突起部材130に加わった状態を示す。
以下、実施例6の突起部材130について説明する。
前記突起部材130は、前記下側支持台60のロアスプリングシート65上に設けられたロアインシュレータ61の上面62から一体に上側支持台50に向かって延在して立設された外側支持突起部材131と内側支持突起部材132の内外2つの支持突起部材により形成されている。
前記外側支持突起部材131と内側支持突起部材132のそれぞれの基端131a、132aは、空間133を介しコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIとに離間し、ロアインシュレータ61の上面62に配置されている。
また、基端131a、132aは、ロアインシュレータ61の上面62に、外力を受けると容易に脱落可能に、一体、接着または嵌入等により設けられている。
前記外側支持突起部材131、内側支持突起部材132は、両支持突起部材131、132の基部131a、132aがロアインシュレータ61の上面62と接した2つの断面円形の外側支持体134、内側支持体135とから成り、前記突起部材130は、2つの円が空間133を介して並んだ形状の突起として立設されている。
すなわち、前記突起部材130は、前記下側支持台60から前記上側支持台50に向かって延在し、コイルスプリング30の径方向外方側SOと内方側SIに離間して配置した断面円形の外側支持体134と断面円形の内側支持体135とで、2つの円形状の突起として立設されている。
また、前記両支持体134、135のそれぞれの上点134a、135a間の空間133寸法は、コイルスプリング30の径よりも小さく設けられ、中点134b、135b間の空間133は、小さな間隙として設けられている。
そして、前記外側支持体134、内側支持体135の外表面136、137は、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが接し、その接線上を2つの円の曲線上に延在して設けられているとともに、外側支持体134、内側支持体135の間に設けられた前記空間133が前記接線上に、前記両支持体134、135間の亀裂として形成され、該空間133を中心として、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが空間133を跨いで両支持体134、135に載置されている。
このように両支持体134、135の外表面136、137に前記コイルスプリング30の一端31が接し、コイルスプリング30の一端31が支持されている。
また、前記外側支持突起部材131、内側支持突起部材132の両支持体134、135の外表面136、137に形成されるコイルスプリング30が載置された際にコイルスプリング30の一端31の下側面31cと接しコイルスプリング30の一端31を支持する支持部138、139は、前記両支持体134、135の外表面136、137であって、前記コイルスプリング30の他端32を、前記上側支持台50のアッパーインシュレータ51に接した状態で、前記コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60のロアインシュレータ61との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置の隙間に相当する高さ位置に設けられている。
次に、実施例6の作用を説明する。
まず、前記実施例1と同様に、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する。
そのコイルスプリング30の一端31は、下側支持台60のロアインシュレータ61に設けられた前記突起部材130に載置される。
このとき、図11(A)に示すように、前記突起部材130を成す外側支持突起部材131と内側支持突起部材132の外側支持体134と内側支持体135のそれぞれの外表面136、137が成す支持部138、139に、コイルスプリング30の一端31の下側面31cが接し、コイルスプリング30の一端31が載置され、支持されている。
前記突起部材130に前記コイルスプリング30の一端31を載置することで、コイルスプリング30の他端32が上側支持台50と所定の位置で接する範囲からずれて傾くのを防ぐことができ、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、図11(B)に示すように、前記外側支持体134と内側支持体135の外表面136、137が成す支持部138、139は、コイルスプリング30をショックアブソーバ20の外周に付与し、上側支持台50と下側支持台60との間に介装する際のコイルスプリング30に加えられた圧縮荷重を受ける。
この圧縮荷重は、コイルスプリング30の一端31の下側面31cから、前記外側支持体134と内側支持体135のそれぞれの上点134a、135aよりも両支持体134、135の間に設けられた空間133側の支持部138、139に加わる。
このため、両支持体134、135は、両支持体134、135の間に設けられた空間133を間としてコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに押し除けられる。
前記両支持体134、135が、コイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに押し除けられることによって、両支持体134、135の基端131a、132aとロアインシュレータ61との接続が切れ、両支持体134、135は、ロアインシュレータ61の上面62から外れ、コイルスプリング30の一端31の下側面31cがロアインシュレータ61の上面62に当接する。
これにより、突起部材130は、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する働きを失った状態となる。
また、前記両支持体134、135は、ロアインシュレータ61の上面62から外れるため、組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61の上面62との間に、突起部材130を形成している弾性体が残らない。
その結果、車両への組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部分の面圧分布を設計値どおりに維持することができる。
また、車両への組付け後のコイルスプリング30と下側支持台60のロアインシュレータ61との接触面における圧力が局部的に大きくなる位置がずれてしまい、偏心コイルスプリングの本来の機能が損なわれることを回避できる。
次に、実施例6の効果について述べる。
(12)実施例6の緩衝装置にあっては、突起部材130には、コイルスプリング30との接線に、亀裂が設けられている構成としたので、突起部材130に付与したコイルスプリング30の載置が確実にできるとともに、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、突起部材130が、亀裂133を境に押し除けられて、コイルスプリング30を所定の高さに支持する突起部材130の働きを失う状態を容易に得ることができる。
(13)本実施例6にあっては、前記突起部材130は、前記下側支持台60から、コイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに空間133を介して離間した断面円形の外側支持体134と断面円形の内側支持体135とで前記空間133を間にして並んだ2つの円形状の突起として立設され、両支持体134、135の外表面136、137に前記コイルスプリング30の一端31が接し、支持する構成としたので、次の効果を確実に得ることができる。
突起部材130に付与したコイルスプリング30の一端31の載置が確実にできるとともに、圧縮荷重を受けた組付け後の状態では、断面円形の両支持体134、135が、空間133を間にして押し除けられて、コイルスプリング30の一端31を所定の高さに支持する突起部材130の働きを失う状態およびコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間に突起部材130を成している弾性体が残らない状態を容易に得ることができる。
その結果、組付け後のコイルスプリング30の一端31と下側支持台60のロアインシュレータ61との間の接触部分の面圧分布を設計値どおりに維持することができる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明の具体的な構成は、本実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
本発明の突起部材は、緩衝装置10の組付け時、ショックアブソーバ20に固定された下側支持台60にコイルスプリング30を載置した際には、該コイルスプリング30の他端32を上側支持台50に着座した状態で生じる該コイルスプリング30の一端31と前記下側支持台60との間の隙間のうち、最も隙間の大きい位置を含む範囲に、前記コイルスプリング30の他端32が前記上側支持台50に着座するように、下側支持台60上に、最も大きい隙間に相当する高さに前記コイルスプリング30の一端31を支持し、少なくとも緩衝装置10が車両に組み付けられた後には、前記コイルスプリング30の一端31を前記隙間分に相当する高さに支持する機能を失っているように設けられるものであれば良い。
例えば、実施例1乃至5では、突起部材は、下側支持台60のロアインシュレータ61と一体に設けられた構成としたが、別体とし、下側支持台60のロアインシュレータ61上に取付け、コイルスプリング30に加えられた圧縮荷重を受けることによって下側支持台60のロアインシュレータ61から外れる構成にしても良い。
また、実施例6では、突起部材は、ロアインシュレータ61の上面62から外れる構成としたが、コイルスプリング30に加えられた圧縮荷重を受けることによってコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに離間する状態に引離され、コイルスプリング30の一端31を挟んで、引離された突起部材がコイルスプリング30の径方向外方側SOと径方向内方側SIに並んだ状態でロアインシュレータ61上に残る構成にしても良い。
また、実施例1乃至6では、突起部材をロアインシュレータ61の上面62に設けた構成としたが、ロアスプリングシート65に設ける構成としても良い。
また、実施例2では、突起部材を、内方に凹んだくびれ82a、82aを有する基部82と、該基部82の上部に形成され上方に膨らんだ円弧状の外表面84を有する支持突起部83とで断面膨滴形状の突起として立設し、該支持突起部83の外表面84にコイルスプリング30の一端31が接し、支持する構成としたが、下側支持台60に弾性体で形成された突起部材を設けただけの構成としても良い。
この場合も、実施例1に対して、組付け後のコイルスプリング30と下側支持台60との間の接触部の面圧分布が設計値から若干ずれるが、簡単な構造で組付け時のコイルスプリング30の倒れを回避することができる。
実施例1の緩衝装置の組付け前の断面図である。 実施例1の緩衝装置の組付け後の断面図である。 実施例1の緩衝装置の車両組付け後の断面図である。 実施例1の突起部材を示す拡大断面図である。 実施例1の作用を示す緩衝装置の断面図である。 実施例1の作用を示す緩衝装置の他の断面図である。 実施例2の突起部材を示す拡大断面図である。 実施例3の突起部材を示す拡大断面図である。 実施例4の突起部材を示す拡大断面図である。 実施例5の突起部材を示す拡大断面図である。 実施例6の突起部材を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 車体パネル
10 緩衝装置
11 ショックアブソーバの軸線
12 コイルスプリングの軸線
20 ショックアブソーバ
21 ピストンロッド
25 ショックアブソーバ外筒
30 コイルスプリング
31 一端
32 他端
40 車体側部材
50 上側支持台
51 アッパーインシュレータ
55 アッパースプリングシート
60 下側支持台
61 ロアインシュレータ
65 ロアスプリングシート
70 突起部材
80 突起部材
90 突起部材
100 突起部材
120 突起部材
130 突起部材

Claims (10)

  1. ショックアブソーバの外周側に配置され、一端をショックアブソーバに固定した下側支持台に接し、他端を車体側部材に固定した上側支持台に接するコイルスプリングを備える緩衝装置において、
    下側支持台と接する部分を含むコイルスプリングの下面が、上側支持台と接する部分を含むコイルスプリングの上面に対して傾きを有し、
    該コイルスプリングの他端を前記上側支持台に接した状態で、該コイルスプリングの一端と前記下側支持台との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置を含む範囲に、弾性体で形成された突起部材を設けたことを特徴とする緩衝装置。
  2. 請求項1に記載の緩衝装置において、
    前記突起部材には、コイルスプリングとの接線に、凹部あるいは亀裂が設けられていることを特徴とする緩衝装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の緩衝装置において、
    前記突起部材は、緩衝装置をすくなくとも車両に組み付けた後に前記下側支持台から外れることを特徴とする緩衝装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の緩衝装置において、
    前記突起部材は、前記下側支持台から、コイルスプリングの径方向外方側および内方側の斜め上方に向って延在された外側支持突起部材と内側支持突起部材とでV字形状の突起として立設され、両支持突起部材の内表面に前記コイルスプリングの一端が接し、支持することを特徴とする緩衝装置。
  5. 請求項1または請求項3に記載の緩衝装置において、
    前記突起部材は、前記下側支持台から前記上側支持台に向かって延在し、少なくともコイルスプリング径方向において内方に凹んだくびれを有する基部と、該基部の上部に形成され膨らんだ円弧状の外表面を有する支持突起部とで断面膨滴形状の突起として立設され、該支持突起部の外表面に前記コイルスプリングの一端が接し、支持することを特徴とする緩衝装置。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の緩衝装置において、
    前記突起部材は、前記下側支持台から前記上側支持台に向かって延在し、内方に凹んだくびれを有する基部と、該基部の上部に形成されコイルスプリングの径方向外方側および内方側の斜め上方に向ってそれぞれ断面略半円状に膨らんだ2つの支持突起部と、両支持突起部間に形成された窪みとで、断面Y字形状の突起として立設され、両支持突起部と窪みを連なる外表面に前記コイルスプリングの一端が接し、支持することを特徴とする緩衝装置。
  7. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の緩衝装置において、
    前記突起部材は、前記下側支持台から前記上側支持台に向かって延在し、コイルスプリングの径方向外方側と内方側に離間して設けられた縦面と、両縦面それぞれから、他方の縦面に向って延在する横面とで、2つの鉤形状の突起として立設され、両横面の外表面に前記コイルスプリングの一端が接し、支持することを特徴とする緩衝装置。
  8. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の緩衝装置において、
    前記突起部材は、前記下側支持台から前記上側支持台に向かって延在し、前記コイルスプリングの径方向外方側と内方側に離間して設けられた2つの立上り部と、両立上り部から他方の立上り部と離れる向きに向って断面略三角形状に膨らんだ内外2つの支持面とで、2つのP字形状の突起として立設され、両支持面の外表面に前記コイルスプリングの一端が接し、支持することを特徴とする緩衝装置。
  9. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の緩衝装置において、
    前記突起部材は、前記下側支持台から前記上側支持台に向かって延在し、コイルスプリングの径方向外方側と内方側に離間して配置した断面円形の外側支持体と断面円形の内側支持体とで、2つの円形状の突起として立設され、両支持体の外表面に前記コイルスプリングの一端が接し、支持することを特徴とする緩衝装置。
  10. ショックアブソーバの外周側に配置され、一端をショックアブソーバに固定した下側支持台に接し、他端を車体側部材に固定した上側支持台に接するコイルスプリングを備える緩衝装置において、
    前記コイルスプリングの他端を前記上側支持台に着座した状態で、該コイルスプリングの一端と前記下側支持台との間に生じる隙間のうち、最も隙間の大きい位置を含む範囲に、前記コイルスプリングの他端が前記上側支持台に着座するように、下側支持台に、コイルスプリングの一端を前記隙間分に相当する高さに支持する突起部材を設け、
    少なくとも前記緩衝装置が車両に組み付けられた後には、前記突起部材が、コイルスプリングの一端を前記隙間分に相当する高さに支持する機能を失っていることを特徴とする緩衝装置。
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