JP2008088824A - 燃料ポンプモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】サブタンクに部品を組み付けるにあたっての組付作業性向上と、フィルタケースおよび蓋部材の構造簡素化とを図る燃料ポンプモジュールを提供する。
【解決手段】サブタンクと、サブタンク内に収容される燃料ポンプと、フィルタエレメントと、フィルタエレメントを内部に収容するフィルタケース34と、サブタンクの開口部を覆う蓋部52および支持部とから構成される蓋部材とを備え、フィルタケース34を蓋部52に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料ポンプおよびその他の部材をサブタンクに組み付けて構成された、燃料ポンプモジュールに関する。
従来より、燃料タンク内に収容されるサブタンクに燃料ポンプを組み付けて構成された燃料ポンプモジュールが特許文献1にて開示されている。そして、このような燃料ポンプモジュールに、サブタンクの開口部を覆う蓋部材と、フィルタエレメントを内部に収容するフィルタユニットとを組み付ける構造が従来より知られている。
特開2001−254654号公報
しかしながら、上記従来構造では、フィルタケースと蓋部材とを別々に設けている。そのため、フィルタケースと蓋部材とを別々にサブタンクに組み付ける必要があるので、サブタンクへの組み付け作業が煩雑となる。
また、サブタンクと係合するスナップフィット等の係合手段を、フィルタケースと蓋部材の両方に形成する必要があるため、係合手段の数が多くなり、フィルタケースおよび蓋部材の構造が複雑となる。
そこで、本発明の目的は、サブタンクに部品を組み付けるにあたっての組付作業性向上と、フィルタケースおよび蓋部材の構造簡素化とを図る燃料ポンプモジュールを提供することにある。
請求項1記載の発明では、サブタンクと、サブタンク内に収容される燃料ポンプと、フィルタエレメントと、フィルタエレメントを内部に収容するフィルタケースと、サブタンクの開口部を覆う蓋部材とを備え、フィルタケースは蓋部材に設けられている。
これにより、フィルタケースをサブタンクに組み付けることを不要にできるので、フィルタケースと蓋部材とを別々にサブタンクに組み付ける従来構造に比べて、サブタンクへの組付作業性を向上できる。また、フィルタケースをサブタンクに組み付けることを不要にできるので、サブタンクと係合するスナップフィット等の係合手段を、フィルタケースに形成することを不要にできる。よって、フィルタケースおよび蓋部材の構造簡素化を図ることができる。
請求項2記載の発明では、フィルタケースは、フィルタエレメントを内部に挿入するための挿入口を有し、蓋部材は、挿入口を閉塞するフィルタキャップ部を有する。
これによれば、蓋部材は、サブタンクの開口部を覆う機能の他に、フィルタケースの挿入口を閉塞するフィルタキャップ部としての機能をも有することとなるため、フィルタキャップ部を蓋部材とは別に形成した場合に比べて、部品点数の低減および燃料ポンプモジュールの小型化を図ることができる。
請求項3記載の発明では、蓋部材のフィルタキャップ部には、フィルタケースの内部に燃料を流出する流出口が形成されるとともに、燃料ポンプに設けられた吐出口と流出口とを連通する燃料通路が形成されている。
これによれば、燃料ポンプの吐出口とフィルタケースの内部とを連通する燃料通路を蓋部材に形成するので、前記燃料通路を蓋部材以外の別部材に形成する場合に比べて、部品点数の低減および燃料ポンプモジュールの小型化を図ることができる。
請求項4記載の発明では、蓋部材のフィルタキャップ部には、フィルタケースの内部の燃料が燃料ポンプに逆流することを防止する逆止弁が設置されている。そのため、逆止弁を別の部分に設置する場合に比べて、燃料ポンプモジュールを簡素な構造にできる。
請求項5記載の発明では、フィルタケースおよび蓋部材は樹脂により一体に成形されている。樹脂により一体に成形する具体例としては、射出成型により一体に成形したり、別々に射出成型されたフィルタケースおよび蓋部材を溶着や接着剤で結合することが挙げられる。
請求項6記載の発明では、燃料ポンプの軸線がサブタンクの底部と略水平となるように、燃料ポンプは横置きに収容されている。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。なお、各図面の相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
図1は、車両に搭載された燃料タンク1と、燃料タンク1の開口部1aに取り付けられたフランジモジュール2と、燃料タンク1の底部1bに取り付けられた燃料ポンプモジュール3とを示す2面図であり、図1(a)は上面図、図1(b)は正面図である。なお、図1中の矢印に示される上下方向は、車両に搭載された状態の燃料タンク1の重力方向を示す。また、図2は、燃料タンク1から取り外された状態のフランジモジュール2および燃料ポンプモジュール3を示した模式図である。
(1)燃料タンク1の構造
燃料タンク1は、燃料ポンプモジュール3を収容している第1タンク室1cと、第2タンク室(図示せず)とからなる鞍型の燃料タンクである。また、フランジモジュール2が取り付けられる開口部1aは第1タンク室1cの上方に位置している。第1タンク室1cおよび第2タンク室の各々には移送用ジェットポンプ(図示せず)が設置されており、これらの移送用ジェットポンプにより、第1タンク室1cおよび第2タンク室内の燃料は、燃料ポンプモジュール3が有するサブタンク10に移送される。
(2)フランジモジュール2の構造
フランジモジュール2は、燃料タンク1の開口部1aを閉塞する蓋として機能するフランジ2aを有している。フランジ2aの上面側には、車両に搭載された内燃機関へ燃料を吐出する吐出管2bと、吐出管2bから吐出した燃料の余剰分が流入するリターン管2cとが備えられている。また、フランジ2aの両面に跨って電気コネクタ2d、2eが備えられている。
また、フランジ2aの下面側には、燃料タンク1内の燃料の液面高さを検出する液面検出装置が備えられている。そして、図2に示す如く液面検出装置は、センダゲージ2f、アーム2gおよびフロート2hを備えて構成されており、液面高さの変化に応じてフロート2hが動くとアーム2gが回動し、センダゲージ2fによりアーム2gの回動量を検出することで液面高さが検出される。なお、図1では、アーム2gおよびフロート2hの図視を省略している。
また、センダゲージ2fは、フランジ2aに設けられた電気コネクタ2dに図示しないハーネスにより接続されており、外部に設置された図示しない電子制御装置(ECU)に液面検出信号を出力する。
(3)燃料ポンプモジュール3の構造
燃料ポンプモジュール3は、燃料タンク1の開口部1aから燃料タンク1内に挿入して配置されており、燃料タンク1の底部1bに固定されている。そして、燃料ポンプモジュール3は、樹脂製のサブタンク10(図3参照)と、サブタンク10の開口部11の一部を覆う樹脂製の蓋20(図4参照)と、サブタンク10内に収容されるモジュール本体30(図6参照)とを備えて構成されている。
なお、図3はサブタンク10に後述するサクションフィルタ組付体40が収容された状態を模式的に示す斜視図、図4は蓋20単体を模式的に示す上面図、図6はモジュール本体30からフィルタケース34を取り除いた状態を示す2面図である。
(3−1)サブタンク10の構造
図3に示すように、サブタンク10の側面のうち最下方部分には、汲み上げ用ジェットポンプ12が備えられている。そして、この汲み上げ用ジェットポンプ12の作動により、第1タンク室1c内の燃料はサブタンク10内に汲み上げられる。
図1に示すように、リターン管2cと燃料ポンプモジュール3とは蛇腹状のホース4により接続されており、リターン管2cからホース4を経由して流入した余剰燃料は、蓋20の上面に沿って配置されたチューブ5を流通し、その後、分岐管6により汲み上げ用ジェットポンプ12と上述した各々の移送用ジェットポンプとに分岐される。従って、汲み上げ用ジェットポンプ12および移送用ジェットポンプは、リターン管2cから流入してくる余剰燃料の流速エネルギーにより作動する。
(3−2)蓋20の構造
蓋20は、サブタンク10に係合して、サブタンク10の開口部11のうち一方側(図3の右側)部分を覆う。蓋20とサブタンク10との係合はスナップフィット構造であり、蓋20に形成された係合手段としての係合凸部25(図4参照)をサブタンク10に形成された係合手段としての係合凹部(図示せず)に係合させている。
蓋20の上面には、第1タンク室1cに設置された移送用ジェットポンプから吐出された燃料が流入する第1パイプ21と、第2タンク室に設置された移送用ジェットポンプから吐出された燃料が流入する第2パイプ22とが備えられている。これらの第1および第2パイプ21、22と蓋20とは樹脂により一体に成形されている。
また、蓋20の上面には、上述のチューブ5が配置される溝23が形成されている。また、蓋20の上面には、溝23に配置されたチューブ5を係止するクランプ24が形成されている。クランプ24と蓋20とは樹脂により一体に成形されている。このようにチューブ5を溝23にはめ込むとともにクランプ24で係止することで、余剰燃料の圧力によりチューブ5が動いてしまうことを抑制している。
また、蓋20のうち第1パイプ21および第2パイプ22と対向する部分には、両パイプ21、22と蓋20とを射出成形により一体成型する際に要する、金型脱型用の型抜き穴26、27が形成されている。
(3−3)モジュール本体30の構造
図6に示すように、モジュール本体30は、燃料を吸入し吐出する複数の燃料ポンプ31、32と、燃料ポンプ31、32の上流側に配置された不織布によるフィルタエレメント33(図1参照)と、フィルタエレメント33を内部に収容するフィルタケース34と、燃料ポンプ31、32の上流側に配置されたサクションフィルタ組付体40と、複数の燃料ポンプ31、32を保持する樹脂製のホルダ50と、を備えて構成されている。
フィルタケース34は、燃料ポンプ31、32により昇圧された燃料を吐出する吐出パイプ341(図2参照)を有している。そして、図1に示すように、フランジモジュール2の吐出管2bと吐出パイプ341とは蛇腹状のホース7により接続されている。なお、フィルタケース34と吐出パイプ341とは樹脂により一体に形成されている。
また、フィルタケース34の下端面は、フィルタエレメント33を内部に挿入するための挿入口342として構成されている。フィルタケース34の下端面としての挿入口342は、ホルダ50の接合面531(図6参照)と、その全周に亘って溶着により結合され、これにより、挿入口342はホルダ50の支持部53により閉塞される。なお、図6では、フィルタケース34が溶着されていない状態のモジュール本体30が示されている。
図5に示すように、サクションフィルタ組付体40は、不織布により形成された袋状のフィルタ本体41、42と、フィルタ本体41、42の内部に配置されてフィルタ本体41、42の袋形状を保持する樹脂製の内部保持部材(図示せず)と、ホルダ50に係合するホルダキャップ43、44とを備えて構成されている。
これらのフィルタ本体41、42、内部保持部材およびホルダキャップ43、44は、燃料ポンプ31、32の数に対応して複数(本実施形態では2つ)設けられている。
ホルダキャップ43、44は、内部保持部材に溶着等の手段により結合されている。また、ホルダキャップ43、44は、フィルタ本体41、42の内部と連通する燃料通路を形成するエルボ431、441が形成されている。これらの燃料通路の流出口432、442は、燃料ポンプ31、32の吸入口(図示せず)に接続される。
また、ホルダキャップ43、44は、蓋20の型抜き穴26、27を塞ぐカバー部材433、443を有している。なお、エルボ431、441およびカバー部材433、443とホルダキャップ43、44とは射出成形により一体成型されている。
また、ホルダキャップ43、44とホルダ50との係合はスナップフィット構造であり、ホルダキャップ43、44に形成された係合手段としての係合凸部434、444をホルダ50に形成された係合手段としての係合凹部511(図6参照)に係合させている。
図6は、モジュール本体30に、燃料ポンプ31、32およびサクションフィルタ組付体40を組み付けた状態を示す2面図であり、図6(a)は上面図、図6(b)は正面図である。また、図6に示すモジュール本体30は、フィルタケース34が溶着されていない状態のものである。なお、図6では、カバー部材433、443の図示を省略している。
図6に示すように、ホルダ50は、燃料ポンプを保持するポンプ保持部51と、サブタンク10の開口部11の一部を覆う蓋部52と、ポンプ保持部51および蓋部52を支持する支持部53とを備えて構成されている。
なお、蓋部52および支持部53は、特許請求の範囲に記載の「蓋部材」に相当する。そして、保持部51、蓋部52および支持部53を樹脂により一体に形成して、1部品としてのホルダ50を構成している。
そして、支持部53は前述の接合面531を有しており、接合面531にフィルタケース34が溶着されることにより、支持部53は、フィルタケース34の挿入口342を閉塞するフィルタキャップとして機能して、フィルタエレメント33を内部に収容する内部空間343(図1、図6、図7参照)の底壁として構成されている。
なお、これらのポンプ保持部51、蓋部52および支持部53は射出成形により一体成型されている。
ポンプ保持部51は、格子状の円筒部材を2つの並べて配置した形状であり、燃料ポンプ31、32が内部に挿入される挿入口512を有している。そして、挿入口512にはホルダキャップ43、44が前述のスナップフィット構造により組み付けられる。これにより、ホルダキャップ43、44は燃料ポンプ31、32の抜け止めとして機能する。
なお、燃料ポンプ31、32は、回転中心となる軸線L1が同じ向きとなるように並べて配置されている。また、燃料ポンプ31、32は、軸線L1がサブタンク10の底部と略水平となるように横置きに配置されている。
蓋部52は、支持部53の外周部分に形成されており、蓋部材20と突き合わせて配置される(図4中の一点鎖線参照)。そして、サブタンク10の開口部11のうち蓋20で覆われていない領域は、蓋部52および支持部53により覆われる。すなわち、蓋20、蓋部52および支持部53により開口部11の全領域が覆われる。
また、蓋部52およびポンプ保持部51はスナップフィット構造によりサブタンク10と係合する。具体的には、蓋部52に形成された係合手段としての係合凸部521およびポンプ保持部51に形成された係合手段としての係合凸部513を、サブタンク10に形成された係合凹部(図示せず)に係合させている。なお、図3では係合凹部の図示を省略している。
支持部53は、内部に燃料通路533を形成するエルボ532を有している。このエルボ532は燃料ポンプ31、32の数に対応して設けられており、図6(a)のA−A断面図である図7に示すように、エルボ532は燃料ポンプ31、32の吐出口312、322に接続されている。これにより、フィルタエレメント33を収容する内部空間343と吐出口312、322とは連通される。
燃料ポンプ31、32は横置きであるため、吐出口312、322から吐出された燃料は水平方向に流れる。エルボ532は、このように水平方向に吐出された燃料流れ方向を垂直方向へと変換する。そして、複数のエルボ532の流出口534は内部空間343に開口しているため、燃料ポンプ31から吐出された燃料と燃料ポンプ32から吐出された燃料とは、エルボ532の流出口534から流出したのち内部空間343にて合流する。
また、エルボ532の流出口534の各々には逆止弁535が取り付けられており、この逆止弁535により、内部空間343内に流出した燃料が燃料ポンプ31、32に戻ってしまうことを防止している。
ここで、2つの燃料ポンプ31、32のうち一方の燃料ポンプ31は、他方の燃料ポンプ32よりも優先して駆動させるメインポンプとして機能し、他方の燃料ポンプ32は、メインポンプ31の駆動のみでは吐出量不足となる場合に駆動させるサブポンプとして機能する。例えば、エンジン始動時等のようにエンジンにて要求される燃料が少量である場合にはメインポンプ31のみを駆動させ、エンジン高負荷時等のようにエンジンにて要求される燃料が多量である場合には、メインポンプ31とともにサブポンプ32も駆動させる。
次に、上記構成による燃料ポンプモジュール3の作動を説明する。
フランジ2aに設けられた電気コネクタ2d、2eは、メインポンプ31の端部に設けられた電気コネクタ314と、サブポンプ32の端部に設けられた電気コネクタ324との各々に、図示しないハーネスにより接続されている。そして、これらのハーネスを介して駆動電力が供給されて燃料ポンプ31、32が駆動すると、サブタンク10内の燃料は、サクションフィルタ組付体40のフィルタ本体41、42、エルボ431、441、流出口432、442を順に流れ、その後、燃料ポンプ31、32の吸入口(図示せず)に吸入される。
そして、燃料ポンプ31、32に吸入された燃料は、燃料ポンプ31、32の吐出口312、322から吐出され、エルボ532内部の燃料通路533、逆止弁535、流出口534を順に流れ、その後、フィルタケース34および支持部53に囲まれた内部空間343に流出する。よって、メインポンプ31から吐出された燃料とサブポンプ32から吐出された燃料とは内部空間343にて合流する。合流した燃料は、フィルタエレメント33、フィルタケース34の吐出パイプ341、ホース7、フランジモジュール2の吐出管2bを順に流れ、内燃機関に設置された燃料噴射弁へと供給される。
燃料噴射弁へと供給した燃料の余剰分は、前述した通り、汲み上げ用のジェットポンプおよび移送用ジェットポンプに供給される。
次に、上記構成による燃料ポンプモジュール3が奏する効果を説明する。
本実施形態に係る燃料ポンプモジュール3によれば、フィルタケース34は蓋部材としての支持部53に結合されている。これにより、フィルタケース34をサブタンク10に組み付けることを不要にできるので、フィルタケース34と支持部53を有するホルダ50とを別々にサブタンク10に組み付ける場合に比べて、サブタンク10への組付作業性を向上できる。
また、フィルタケース34をサブタンク10に組み付けることを不要にできるので、サブタンク10と係合するスナップフィット等の係合手段を、フィルタケース34に形成することを不要にできる。よって、フィルタケース34および支持部53の構造簡素化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、フィルタケース34は、フィルタエレメント33を内部に挿入するための挿入口342を有し、蓋部52を有するホルダ50は、挿入口342を閉塞するフィルタキャップ部としての支持部53をも有する。これにより、ホルダ50は、サブタンク10の開口部11を覆う機能の他に、フィルタケース34の挿入口342を閉塞するフィルタキャップ部としての機能をも有することとなるため、フィルタキャップ部をホルダ50とは別に形成した場合に比べて、部品点数の低減および燃料ポンプモジュール3の小型化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、燃料ポンプ31、32の吐出口312、322とフィルタケース34の内部空間343とを連通する燃料通路533をホルダ50に形成されている。よって、燃料ポンプ31、32の吐出口312、322と内部空間343とを接続するフレキシブルチューブを不要にでき、燃料ポンプモジュール3の小型化を図ることができる。また、前記フレキシブルチューブを備える場合に比べて燃料の流通経路を短くできるので、燃料の圧力損失を低減できる。また、フレキシブルチューブを備える場合に生じるチューブと吐出口との接続部分からの燃料漏れがなくなるので、燃料の吐出性能を向上できる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、蓋部52および支持部53からなる蓋部材と蓋20とを別部品として別々にサブタンク10に組み付けるようにしているが、本発明の実施にあたり、蓋部材と蓋20とを一体に形成してもよい。
また、上記実施形態では、ポンプ保持部51、蓋部52および支持部53を射出成型により一体に成形しているが、別々に射出成型されたポンプ保持部51、蓋部52および支持部53を溶着や接着剤で結合してもよく、また、スナップフィット等により係合するようにしてもよい。
また、上記実施形態では燃料ポンプ31、32は横置きに配置されているが、軸線L1がサブタンク10の底部と略垂直となるように縦置きに配置してもよい。
また、上記実施形態では燃料ポンプ31、32を複数備えているが、燃料ポンプを1つだけ備えるようにしてもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の一実施形態に係る燃料ポンプモジュールが、燃料タンク内に収容された状態を示す2面図であり、(a)は上面図、(b)は正面図である。 図1に示す燃料ポンプモジュールおよびフランジモジュールを模式的に示す斜視図である。 図1に示すサブタンクにサクションフィルタ組付体が収容された状態を模式的に示す斜視図である。 図2に示す蓋部材の単体を模式的に示す上面図である。 図3に示すサクションフィルタ組付体の単体を模式的に示す斜視図である。 図2に示す燃料ポンプモジュールのモジュール本体に、サクションフィルタ組付体を組み付けた状態を示す2面図であり、(a)は上面図、(b)は正面図である。 図6のA−A断面図である。
符号の説明
1:燃料タンク、3:燃料ポンプモジュール、10:サブタンク(燃料貯留槽)、11:開口部、30:モジュール本体、31:メインポンプ(燃料ポンプ)、32:サブポンプ(燃料ポンプ)、33:フィルタエレメント、34:フィルタケース、52:蓋部(蓋部材)、53:支持部(蓋部材)、312、322:吐出口、342:挿入口、343:内部空間、532:エルボ、533:燃料通路。

Claims (6)

  1. 燃料タンク内に収容されるサブタンクと、
    前記サブタンク内に収容され、前記サブタンク内の燃料を吸入し吐出する燃料ポンプと、
    燃料中の異物を捕捉するフィルタエレメントと、
    前記フィルタエレメントを内部に収容するフィルタケースと、
    前記サブタンクの開口部を覆う蓋部材と、
    を備え、
    前記フィルタケースは前記蓋部材に設けられている燃料ポンプモジュール。
  2. 前記フィルタケースは、前記フィルタエレメントを内部に挿入するための挿入口を有し、
    前記蓋部材は、前記挿入口を閉塞するフィルタキャップ部を有する請求項1記載の燃料ポンプモジュール。
  3. 前記蓋部材の前記フィルタキャップ部には、前記フィルタケースの内部に燃料を流出する流出口が形成されるとともに、前記燃料ポンプに設けられた吐出口と前記流出口とを連通する燃料通路が形成されている請求項2記載の燃料ポンプモジュール。
  4. 前記蓋部材の前記フィルタキャップ部には、前記フィルタケースの内部の燃料が前記燃料ポンプに逆流することを防止する逆止弁が設置されている請求項3記載の燃料ポンプモジュール。
  5. 前記フィルタケースおよび前記蓋部材は樹脂により一体に成形されている請求項1から4のいずれか一項記載の燃料ポンプモジュール。
  6. 前記燃料ポンプの軸線が前記サブタンクの底部と略水平となるように、前記燃料ポンプは横置きに収容されている請求項1から5のいずれか一項記載の燃料ポンプモジュール。
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