JP2008088681A - 断熱窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性をより高くすることが可能な断熱窓を提供する。
【解決手段】各種断熱窓を構成する主構成要素が合成樹脂製の中空構造体により形成されているとともに、これら中空構造体は、前記建築物の室内側から室外側に向かって少なくとも3つの部屋L,M,Nに区画され、これら3つの部屋のうち少なくとも室内側に最も近い第1の部屋L内に、断熱材10が挿入されていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、木製サッシ、あるいはアルミサッシなどに代えて建築物の開口部に取り付けられる断熱窓に関する。
従来、住宅などの窓枠として、アルミ合金製の押出成形体が広く採用されてきた。しかしながら、このアルミサッシ窓は気密性には優れているものの、断熱性に乏しいという問題がある。
一方、アルミ合金製に代え合成樹脂により枠および障子を形成した窓枠も提供されている(例えば、特許文献1)。
この合成樹脂からなる窓枠は、断熱性が高いため、例えば複層ガラスとともに用いれば、冷暖房費を大幅に節約できるという利点があることから、特に寒冷地に多く採用され、好評を博している。
特開2000−192734号公報
ところで、近年、寒冷地は勿論のこと、省エネ、地球温暖化対策の要望から高レベルの断熱・気密性が要求されている。これに伴い、最近では、低放射複層ガラスあるいは複層ガラス中間層に低熱伝導のガスを封入したものなど、断熱性能の高いガラスが市場に提供されている。このようなガラスの技術革新により断熱窓についても、より高い断熱性の要求が高まっている。
本発明は、このような従来の実情に鑑み、断熱性をより高くすることが可能な断熱窓を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係る断熱窓は、
各種断熱窓を構成する主構成要素が合成樹脂製の中空構造体により形成されているとともに、これら中空構造体は、前記建築物の室内側から室外側に向かって少なくとも3つの部屋に区画され、これら3つの部屋のうち少なくとも室内側に最も近い第1の部屋内に、断熱材が挿入されていることを特徴としている。
ここで、各種断熱窓を構成する主構成要素とは、枠、障子、ほう立て、ガラス押縁などをいう。
このような構成の本発明によれば、断熱性の高い合成樹脂製の中空構造体の内部空間が、さらに断熱材で満たされるので、軽量性を保持しつつ一段と高い断熱性を付与することができる。
また、本発明では、前記断熱材が合成樹脂発泡体であることが好ましい。
ここで、前記合成樹脂発泡体は、ポリスチレンフォーム、ポリオレフィンフォーム、ポリウレタンフォーム、ポリフェノールフォーム、塩化ビニルフォームなどを挙げることができる。
さらに、本発明では、前記合成樹脂発泡体がポリスチレンフォームであることが好ましい。このように合成樹脂発泡体として、溶融して原料リサイクル可能なポリスチレンフォ
ームを採用すれば、建築廃材となった場合に、リサイクルが容易である。
本発明に係る断熱窓は、各種断熱窓を構成する中空構造体の内部に、断熱材が挿入されているので、断熱性をより向上させることができる。また、この断熱材として合成樹脂発泡体、特には、溶融して原料リサイクル可能なポリスチレンフォームを採用した場合には、断熱窓のリサイクル性が高まるので好適である。
例えば、本発明に係る断熱窓では、建築物の開口部に組付けられる枠並びに、この枠に組付けられる障子の両部材が、室内から室外に向かって連続的に配置された少なくとも3つの部屋を有し、この3つの部屋のうち少なくとも室内に最も近い第1の部屋内に合成樹脂発泡体が挿入されているので、さらに高い断熱性を実現することができる。
以下、本発明に係る断熱窓の好ましい実施例について説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されることはなく種々の変更が可能である。
図1〜図5は本発明の一実施例による断熱窓を示したもので、図1は室内側から見た断熱窓の立面図である。図2は図1におけるA−A線方向の断面図、図3は図1のB−B線方向の断面図、図4は図1のC−C線方向の断面図、図5は障子および枠の断面構造を示すための断面斜視図である。なお、本発明は、図1に示した窓の構造に限定されず、縦辷り出し窓、天窓、ルーバー窓、FIX窓、出窓、外開き窓、横辷り出し窓、両開き窓、上下スライド窓、コーナー窓、ドレーキップ窓、ドレーキップ窓とFIX窓の連窓、引き違い窓、など様々なタイプの窓に適用可能である。
図1に示した断熱窓2は、上枠4a、下枠4b、左枠4c、右枠4dの4つの部材により略矩形状に形成された枠4と、この枠4の内側に組付けられた2枚の障子6A,6Bと、障子6A,6B間に配置されるほう立て7とから構成されている。そして、障子6A,6Bの内部に複層ガラス8が嵌め込まれている。障子6A,6Bも枠4と同様に上下左右4つの部材から構成され、一方の障子6Bは枠体4に対しFIXとされ、他方の障子6Aは縦辷り出し構造となっている。
枠体4、障子6A,6B及びほう立て7は、耐候性の高い塩ビなどの合成樹脂により押出成形により製造されている。
枠4、障子6A,6B、ほう立て7を構成する合成樹脂製の成形体は、熱伝導率が低く、耐久性や耐環境性に優れたものであれば任意の素材を用いて作製できる。例えば、耐候性硬質塩化ビニル樹脂やABS樹脂やポリオレフィン樹脂などの合成樹脂材料やこれらの低発泡体などを用いて作製できる。また、射出成形などにより成形することも可能であるが、押出成形により製作すると、軽量且つ強度剛性に優れた中空異型成形体を安価に製作できるので好ましい。室外側表面および/または室内側表面にアクリル樹脂、ABS樹脂
、AES樹脂などで共押出加飾された中空異型成形体やフィルム・シートなどを貼った中空異型成形体でもよい。
なお、枠4および障子6A,6Bなどの上下左右4つの構成要素の一体化に際しては、押出成形された部材の両端部を45度に切断し、その小口端面を加熱処理した後、互いに突合せ、周囲を締付けることで一体化されている。
枠4、障子6A,6Bおよびほう立て7は、断面形状に若干の違いはあるものの、基本的な構造は、ほぼ同様に形成されている。すなわち、これら断面一定の中空構造体の内部空間は、室内側から室外側に向かう方向に、少なくとも3列の部屋に区画されている。簡略して言えば、3つの部屋が順番に並ぶように区画されている。今、室内側から室外側に
向かって並ぶ3つの部屋を、室内側から順番にL,M,Nとする。そして、本発明では、これらの部屋L,M,Nのうち、少なくとも室内側に最も近い第1の部屋L内に、断熱材10、特には、合成樹脂発泡体が挿入されることが特徴となっている。すなわち、本発明では、各種断熱窓を構成する中空に形成された主構成要素のうち、室内側に最も近い第1の部屋L内に、断熱材10が挿入されることが特徴である。
ここで、各種断熱窓を構成する主構成要素とは、枠、障子、ほう立て、ガラス押縁などをいう。
断熱材10としては、例えば、無機物系としてグラスウールや岩綿等を、有機系として合成樹脂発泡体を挙げることができる。断熱材10が合成樹脂発泡体である場合は、一個でも良く、図5に示した障子6Aの場合のように、1つの部屋L内に複数の分割体10a、10bに分けて挿入しても良い。
また、本発明では、第2の部屋M内に断熱材10を挿入しても良いが、室外側に面する部屋、本発明においては、第3の部屋Nには挿入されない。例えば、図3に拡大して示したように、枠4の第3の部屋Nには、水抜きキャップ14が設置されている様に、排水経路として設けられているため、これらの第3の部屋Nには断熱材10を挿入すべきではない。このように本発明では、3つの部屋L,M,Nのうち、少なくとも室内側に最も近い第1の部屋L内に、断熱材10が挿入されていれば良く、第1の部屋L以外にも、第2の部屋Mなどの中間の部屋にも断熱材10を用いることが断熱性向上の観点から更に好ましい。
以上の説明では、断熱窓2の主に横断面で説明したが、縦断面も同様に、室内側に最も近い第1の部屋L内に断熱材10が挿入されている。したがって、ガラス8の周囲がより一層断熱材10で断熱されている。
なお、断熱材10が合成樹脂発泡体である場合は、如何なる材料であっても良い。例えば、ポリスチレンフォーム、ポリウレタンフォーム、ポリフェノールフォーム、PVCフォームなどを例示することができる。しかしながら、後々建築廃材となった場合のことを考慮すると、溶融して原料リサイクル可能なポリスチレンフォームが特に望ましい。
このように、断熱材10として形材の中空部分に、ポリスチレンフォームを挿入すると、透明複層ガラスを組み込んだ従来使用の窓では、挿入しない場合に比べて熱流率が2.4W/m2Kから2.3W/m2Kに低下する試算が得られている。また、低放射複層ガラスを組み込んでかつ断熱材を挿入した窓では、1.5W/m2Kに対して1.4W/m2K、真空ガラスと低放射複層ガラスを組み合わせた複層ガラス、かつ断熱材を挿入した窓枠仕様では、1.1W/m2Kまで断熱性が向上する試算となっている。よって、樹脂製の窓枠の断熱性能をさらに高めることができる。また、本発明の断熱窓を用いることにより、建築物の断熱性能を総合的に向上させることができる。さらに、高断熱性能の複層ガラスと組み合せても、バランス良く断熱性能を保たせることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。
例えば、上記実施例では、枠4などの中空構造体が室内側から室外側に向かって3部屋(室内側から室外側に向かって3列)に区画されたものについて説明したが、勿論、3部屋(列)以上を有していても適用可能である。3部屋以上の中空部を設けることにより、窓枠自体の断熱性能を向上させることができる。理論的には部屋数が多い程、断熱性能は向上するが、このような中空構造体としては3〜7部屋程度が安定生産の観点から、より好ましい。さらには、経済性の観点から3〜4部屋程度が好ましい。
図1は本発明の一実施例による断熱窓の室内側から見た正面図である。 図2は図1におけるA−A線方向の断面図である。 図3は図1におけるB−B線方向の断面図である。 図4は図1におけるC−C線方向の断面図である。 図5は枠体と障子の断面を示すための破断斜視図である。
符号の説明
2 断熱窓
4 枠
6A,6B 障子
7 ほう立て
8 ガラス
10 断熱材
L 第1の部屋
M 第2の部屋
N 第3の部屋

Claims (3)

  1. 各種断熱窓を構成する主構成要素が合成樹脂製の中空構造体により形成されているとともに、これら中空構造体は、前記建築物の室内側から室外側に向かって少なくとも3つの部屋に区画され、これら3つの部屋のうち少なくとも室内側に最も近い第1の部屋内に、断熱材が挿入されていることを特徴とする断熱窓。
  2. 前記断熱材が合成樹脂発泡体であることを特徴とする請求項1に記載の断熱窓。
  3. 前記合成樹脂発泡体がポリスチレンフォームであることを特徴とする請求項2に記載の断熱窓。
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