JP2008087742A - 燃料タンクキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性を大幅に向上させることができる施錠が可能な燃料タンクキャップを提供する
【解決手段】ボディキャップ29を、ボルト38によりインナボディ5に対して外側から着脱可能に固定することにより、フィルタ41の手入れ或いは交換を、インナボディ5をキャップ装着口2に装着した状態、つまりボディキャップ29のみを取り外すだけで行うことができる。また、ボディキャップ29をインナボディ5の上面及び外周を覆うように形成し、フィルタ41の収容部39を、インナボディ5とボディキャップ29とに囲まれる空間を利用して形成したので、シリンダ錠16を備えた構成としながらもフィルタ41の配設スペースを極力大きくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の燃料タンクのキャップ装着口に着脱可能に装着される燃料タンクキャップに関する。
従来より、上記燃料タンクキャップには、燃料タンクの内部と外部(外気)とを連通させる通気路が設けられていて、燃料の消費等により生じる燃料タンクの内部と外気との圧力差が解消されるようになっている。
この種のキャップにおいては、燃料の盗難等を防止するために、錠により施錠できるようにしたものが供されている(例えば特許文献1参照)。この燃料タンクキャップは、有底円筒状をなす栓部の上端外周部にフランジを一体に有するキャップ本体と、前記栓部の上口から嵌め込まれるシリンダ錠ボデーとを具備して構成されており、シリンダ錠ボデーに収容された回転子の下端には、ロックプレートが連結されている。そして、回転子にキーが挿入されて施錠及び解錠操作が行われると、ロックプレートがキャップ装着口の係合部に係脱し、燃料タンクキャップの施錠及び解錠動作が行われる。また、シリンダ錠ボデーには、弁体を有する弁機構が設けられていると共に、その弁口を大気側に連通する外気流通孔が形成されている。この弁機構は、燃料消費に伴い燃料タンク内が負圧に傾くと大気圧との圧力差で開弁し、外気流通孔から燃料タンク内に外気を導入させることにより、燃料タンクの内圧を所定の圧力に維持するようになっている。
上記構成の燃料タンクキャップによれば、外気中の埃が弁体等に附着した場合、その圧力調整機能を維持できない惧れがある。そこで、このような場合には、弁機構の手入れ或いは交換が必要となるが、それらの作業に多くの時間を要していた。即ち、前記シリンダ錠ボデーは、その内部に弁機構を収容した状態で前記キャップ本体に嵌め込まれ、そのキャップ本体底面を貫通するビスによって当該キャップ本体に固定されている。よって、前述した作業の際には、先ず一旦燃料タンクキャップをキャップ装着口から取り外し、前記ビスを緩めてキャップ本体からシリンダ錠ボデーを抜き取った後、弁機構を取り外すことになるため、弁機構の手入れ或いは交換が面倒となる問題がある。
尚、燃料タンクの燃料漏洩防止装置において、通気路にフィルタを設けたものが提案されている(例えば特許文献2参照)。この燃料漏洩防止装置では、キャップ装着口の外周に螺着される燃料タンクキャップの下面と、当該装着口の上面との間に弾性パッキンが挾持されていて、弾性パッキンには、その中央部が下方(燃料タンク内方)に窪むボール状部が形成されている。ボール状部の中央には小孔が穿設され、ボール状部と燃料タンクキャップ下面とで画成された大気室(通気路)にはフィルタが設けられている。このものによれば、通気路を通る空気をフィルタによって濾過することができる。
実公昭51−6567号公報 特開平11−268548号公報
ところが、上記燃料タンクキャップは、キャップ装着口への装着時に前記ボール状部が当該装着口の内側に位置する構成であるため、大気室ひいてはフィルタの体積が比較的小さいものとなる事情があり、フィルタの目詰まりが生じ易くなる問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的はメンテナンス性を大幅に向上させることができる施錠が可能な燃料タンクキャップを提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は、切欠部と係合部とを有して燃料タンクに設けられた円筒状のキャップ装着口に対して着脱可能に装着される燃料タンクキャップにおいて、シリンダ錠取付部を有し前記キャップ装着口に対して被せられるインナボディと、このインナボディにおいて前記キャップ装着口に対応する位置に設けられたパッキンと、前記切欠部に挿入可能で且つ前記係合部と係合可能な係合凸部を有して前記インナボディの下部に設けられ、前記係合凸部を前記切欠部に挿入して前記インナボディを前記キャップ装着口に被せた状態で回動させることにより、前記係合凸部が前記係合部と係合して前記パッキンを前記キャップ装着口に密着させて前記インナボディを前記キャップ装着口に装着させる掛金片と、前記シリンダ錠取付部に取り付けられ、キー挿入口に挿入されるキーにより施錠位置と解錠位置との間で回動操作されるキーロータを有するシリンダ錠と、前記キーロータの先端に当該キーロータの回動操作と連動するように設けられ、前記キーロータが施錠位置に位置された状態で前記切欠部に係合するロックプレートと、前記シリンダ錠の上面を除いた状態で前記インナボディの上面及び外周を覆うように前記インナボディの上部に配置されたボディキャップと、このボディキャップを前記インナボディに対して外側から着脱可能に固定する取付手段と、前記インナボディと前記ボディキャップとの間に形成され前記燃料タンクの内部と外部とを連通させる通気路と、前記インナボディと前記ボディキャップとの間に形成された収容部内に収容され、前記通気路を通る空気を濾過するフィルタとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ボディキャップは、取付手段によりインナボディに対して外側から着脱可能に固定される。従って、フィルタの手入れ或いは交換を、インナボディをキャップ装着口に装着した状態、つまりボディキャップのみを取り外すだけで行うことができる。また、インナボディとボディキャップとに囲まれる空間を利用してフィルタの収容部を形成することができるので、シリンダ錠を備えた構成としながらも、フィルタの配設スペースを極力大きくすることができる。ボディキャップはインナボディの上面及び外周を覆うように形成されているため、より大きなフィルタを収容してその濾過機能を長く延ばすことができ、総じて燃料タンクキャップのメンテナンス性を向上させることができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。図2は、燃料タンクキャップ1と共に示すキャップ装着口2の斜視図を示している。
このキャップ装着口2は、自動車等の燃料タンク(図示せず)に設けられるものであり、金属材料から全体として円筒状に形成されている。キャップ装着口2の上端部は「コ」の字状に内側へ折り返されていて、その上面部2a及び内壁部2bに、径方向外側へ窪む切欠部3が120度間隔で設けられている。また、内壁部2bの下端部には、夫々の切欠部3から下方へ緩やかに傾斜する傾斜部4と、傾斜部4終端部(変化点R)から上方へ僅かに窪む係合部4aとが連続的に形成されている。この係合部4aに、後述する燃料タンクキャップ1の下端部(掛金片14)が係合することにより、キャップ装着口2に燃料タンクキャップ1が装着されるようになっている。
図3及び図4は、この燃料タンクキャップ1の平面図及び底面図を示している。図5及び図6は、夫々図3中A−A線及びB−B線に沿う縦断側面図を示し、図1は、燃料タンクキャップ1の構成部品を分解した状態の斜視図を示している。
燃料タンクキャップ1は、前記キャップ装着口2に対して被せられるインナボディ5を備えている。インナボディ5は金属材料からなり、図1に示すように全体として薄型円形容器状に形成されている。このインナボディ5において、ほぼ円板状をなす底板部6の外径寸法は、キャップ装着口2の外径寸法よりも大きく設定されており、底板部6の外周部には、同心状に配置された上向きの第1リブ7及び第2リブ8(何れも上向リブに相当する)が一体的に形成されている。
第2リブ8より低く形成された外周側の第1リブ7には、6つの開口部7bが等間隔に形成されていると共に、1つの開口部7bを塞ぐように第2リブ8と同じ高さ寸法の補助リブ7aが設けられている。底板部6の外周部には、夫々の開口部7bに対応する部分を切り欠いた溝部6aが形成されており、第2リブ8には、補助リブ7aと対向する部分を切り欠いた開口部8aが形成されている。これら開口部7b,8a及び溝部6aは、本発明の液体排出部を構成し、底板部6上面の液体が排出されるようになっている。
インナボディ5の底板部6中央部には、シリンダ錠取付部9が一体的に形成されている。シリンダ錠取付部9は、有底円筒状をなす筒部9a及び筒底部9bと、矩形箱状をなす台部9cとを一体に備え、図1に示すような前方後円形状(鍵穴形状)に形成されている。筒底部9bの下面側には、スライド溝9d(図4及び図5参照)が径方向に伸びるように設けられている。
この筒底部9bとインナボディ5の底板部6とを下面側から覆うように裏蓋10が配置されている。裏蓋10は、前記キャップ装着口2より若干、径小に形成された皿底部10aと、その周縁の縁部10bとからなる円形皿状をなし、縁部10bの下面にはパッキン11が固着されている。皿底部10aには、一対の通気孔12(図4及び図7参照)が形成されていると共に、前記スライド溝9dにガイドされた、長孔13aを有するロックプレート13が収容されている。図4に示すように、ロックプレート13の先端部は、皿底部10a外周部に形成されたプレート用開口部10cに臨ませてある。
また、皿底部10aの下面には、掛金片14が3個のリベット15により固着されている。掛金片14は、環状部14aとこの外周側に120度間隔で突設された係合凸部14bとを一体的に有して構成されている。係合凸部14bは、キャップ装着口2の切欠部3に挿入可能で係合部4aと係合可能に形成されていて、係合凸部14bを切欠部3に挿入してインナボディ5を当該装着口2に被せた状態で図2中、時計回り方向(矢印D1方向)に回動させることにより、係合凸部14bが傾斜部4に当接しながら移動して係合部4aと係合する。この場合、係合凸部14bは傾斜部4から変化点R及び係合部4aに対し下側から当接するため、当該係合部4aにて節度感が付与されると共に、インナボディ5は前記パッキン11がキャップ装着口2の上面部2aに密着した状態で装着されるようになっている。
前記シリンダ錠取付部9の筒部9aには、シリンダ錠16が上側から収容されている。シリンダ錠16は、キー挿入口18a(図6参照)を有するキーロータ18と、このキーロータ18を回転可能に収容するロータケース19とを備えた周知構成のものである。筒部9aに収容されたロータケース19の下面と、筒底部9bとの間にはガスケット17が配置されており、ロータケース19下部側には、図5に示すように一対のねじ穴20が形成されている。これらねじ穴20に前記裏蓋10及び筒底部9bを貫通する固定ねじ21が夫々螺挿されることにより、ロータケース19が前記裏蓋10と共にインナボディ5に固定されている。
キーロータ18は、その下端に偏心凸部22を一体的に備え、施錠位置と解錠位置との間を90度回動するよう構成されている。この偏心凸部22はロックプレート13の長孔13aに挿通されており、キーロータ18が90度回転されると、偏心凸部22が長孔13a内に係合しながら回転することで、ロックプレート13がスライド溝9dに沿って往路、或いは復路を移動(図6中、右方、或いは左方に移動)する。この往復動の際、ロックプレート13の先端部が、プレート用開口部10cから出没し、キャップ装着口2の切欠部3に係脱することで、燃料タンクキャップ1の施錠及び解錠動作が行われるようになっている。
前記ロータケース19の上端部には、シリンダ錠取付部9の筒部9a及び台部9cの上端面を覆うフランジ23が一体的に設けられている。フランジ23には、キーロータ18の外周に沿う上向きの環状凸部24(図5、図6参照)が形成されている。また、フランジ23の基端部(図6中、左端部)に、フランジ23及びキーロータ18の上面を覆う閉鎖状態のフロントカバー25が枢支軸26により回動可能に設けられている。図6にのみ示すように、シリンダ錠取付部9の台部9c上面に板バネ27が設けられていて、フロントカバー25が、前記閉鎖状態において軽い弾みで開くことがないよう、板バネ27により基端部下面側から付勢されている。フロントカバー25には、フランジ23の環状凸部24を囲む環状凹部28にパッキン61が接着されており、前記閉鎖状態にあっては、洗車時の高圧水等がシリンダ錠16内(燃料タンクキャップ1内)に侵入しないようになっている。
インナボディ5には、ロータケース19のフランジ23を露出させた状態で、インナボディ5の上面及び外周を覆うボディキャップ29が配置されている。ボディキャップ29は、合成樹脂材料からなり、ほぼ円板状をなす上板部30とその外周部に設けられた外周壁31とを一体に有して構成されている。上板部30には、中央部に前記シリンダ錠取付部9の筒部9a及び台部9cの上端外周部と嵌合する嵌合孔部32が設けられていると共に、嵌合孔部32の周りに3つのねじ穴33が等間隔に配設されている。上板部30には、図5に示すようにインナボディ5の第1リブ7と第2リブ8との間に向かい下方に突出する第3リブ(下向リブ)34が設けられている。外周壁31は、第1リブ7に沿うように形成されており、外周壁31内周部には、第1リブ7の開口部7b及び補助リブ7aに夫々嵌合する一対の係合凸部35a,35b(図4参照)が6箇所に等間隔を有して設けられている。
また、外周壁31の内周部には、通気溝31aが、係合凸部35a,35bと互い違いとなる6箇所に形成されていている。即ち、インナボディ5とボディキャップ29との間に、前記燃料タンクの内部と外部(外気)とを連通させる通気路が形成されていて、そのうち外気に臨む外気路36は、第1リブ7、第2リブ8、第3リブ34及び外周壁31(通気溝31a)により構成されるラビリンス構造とされている。従って、外気路36は、洗車時の高圧水等の侵入を阻止しつつ通気を許容するようになっており、外気路36を通る空気は、外周壁31内周、とりわけ通気溝31aから出入すると共に、当該リブ7,34,8を迷路状に縫うようにして移動する。
図1に示すように、インナボディ5の底板部6上面には、ボディキャップ29のねじ穴33に夫々対応する3つのボス部37が設けられている。ボディキャップ29は、ねじ穴33に挿通された六角穴付ボルト38(以下、ボルト38と略す)が夫々ボス部37に上側(外側)から螺挿されることにより固定されている。尚、このボルト38の締結により、当該ボルト38は、その上端面がボディキャップ29上端面(上板部30)と面一になるようにねじ穴33に収容される。これらの螺合手段たるボルト38、ねじ穴33及びボス部37は、本発明の取付手段を構成する。
インナボディ5において、第2リブ8に囲まれ且つボディキャップ29の上板部30に覆われたほぼ円環状の空間は、前記通気路を構成すると共に収容部39とされている。この収容部39に収容される正圧・負圧バルブ40(以下、バルブ40と略す)及びフィルタ41について、図7も参照しながら説明する。図7は、図3中C−C線に沿う縦断側面図を拡大して示している。
インナボディ5の底板部6上面には、バルブ取付部42がシリンダ錠取付部9と隣接する位置に設けられていると共に、当該取付部42を挟む両側に一対の小ボス43(図1参照)が設けられている。バルブ取付部42の中心部には、前記通気路のうち燃料タンクの内部に臨む内気路としての通気孔44が形成されている。この通気孔44は、前記裏蓋10の通気孔12,12を介して前記燃料タンクの内部に連通させてある。
バルブ取付部42に配設されるバルブ40は、その外殻たるバルブケース45及びケースカバー46を備えている。バルブケース45は、両側部に一対の延出片部47(図1、図3参照)を有する小型容器状をなし、夫々の延出片部47に、ねじ孔47aが形成されている。バルブケース45は、ねじ孔47aに挿通されたねじ48が、上側から小ボス43に螺挿されることによりインナボディ5に取り付けられている。図7に示すように、バルブケース45は、下部側のほうが径小になっており、その径小部45a外周に取着されたOリング49をバルブ取付部42内周に密接させてある。また、バルブケース45の底面には、バルブ取付部42の通気孔44と連なる孔部50が形成されている。バルブケース45の径大部45bには、これを上側から覆うようにケースカバー46が設けられている。ケースカバー46の天井部には、その中心部に孔部51が形成されていると共に、孔部51の周囲に小孔部51a(図1参照)が環状配置されている。
バルブケース45の径大部45b(図7参照)には、正圧弁53と負圧弁54とが収容されており、正圧弁53は、径大部45b下端に形成された段部52に係止されている。正圧弁53は、中心部に弁口53aを備えた円板部53bと、この周縁部に設けられた囲繞壁53cとを一体に有して構成されていて、当該円板部53bとケースカバー46の天井部との間に掛け渡された正圧用コイルバネ55により、常時下方に付勢されている。
負圧弁54は、正圧弁53の弁口53aに挿通された弁軸54aと、この弁軸54aの下端部に一体的に設けられた鍔部54bとを備えている。負圧弁54は、弁軸54aの上端部に装着されたストッパリング56と正圧弁53の円板部53bとの間に掛け渡された負圧用コイルバネ57により常時上方に付勢されることで、鍔部54bが正圧弁53の円板部53bに圧接し弁口53aを閉塞する。そして、正圧弁53は、前記正圧用コイルバネ55のバネ力により、その囲繞壁53c下面がバルブケース45の段部52に圧接することで気密性を保持するようになっている。よって、燃料タンクの内圧と外気圧(大気圧)とがほぼ同じ場合には、バルブ40は、正圧弁53及び負圧弁54が図7に示すような状態を保つことで燃料タンクを密閉する。
一方、温度上昇に伴う燃料蒸気の発生等により燃料タンク内の圧力が上昇した場合、前記通気路に、以下のような空気の流れが発生する。即ち、図7中、矢印Hにて示すように燃料タンク内の空気が、先ず裏蓋10の通気孔12,12からバルブ取付部42の通気孔44へと流れ、バルブケース45の孔部50を通って、バルブ40の径小部45a内に流入する。この空気の圧力により、正圧弁53が正圧用コイルバネ55のバネ力に抗して負圧弁54と共に上方に移動されると、正圧弁53の囲繞壁53c下面とバルブケース45の段部52との間に隙間が形成されて、径小部45a内の空気が径大部45b側へ流出する。この流出する空気がバルブケース45の径大部45b内周部に形成された複数の溝部45c(図7にのみ図示)を通って、ケースカバー46天井部の孔部51及び小孔部51aから収容部39に流れ、最終的に前記外気路36を通って外気に流出することで、燃料タンクの内部と外気との圧力差が解消されるようになっている。
他方、燃料の消費等により燃料タンク内が負圧に傾くと、大気圧との圧力差により負圧弁54には下方に引き込まれるような力が作用する。これにより、負圧弁54が負圧用コイルバネ57のバネ力に抗して下方に移動されると、負圧弁54の鍔部54b上面と正圧弁53の円板部53b下面との間に隙間が形成されて、径大部45b内の空気が弁口53aから径小部45a側へ流入する。この場合、前記通気路には、外気から外気路36を通って収容部39を経由し、ケースカバー46の孔部51及び小孔部51aから径大部45bに流入する空気の流れが形成されると共に、当該弁口53aから径小部45aに流入した空気が、図7中、矢印Lに示すような経路(矢印Hと逆の経路)を経て燃料タンクの内部に到達する流れが形成されることで、燃料タンクの内部と外気との圧力差が解消されるようになっている。
収容部39に収容されるフィルタ41は、例えば通気性連続気泡部材としてのウレタンからなり、図1に示すような円環状をなす。フィルタ41の内周壁58は、上記バルブ40及びシリンダ錠取付部9を囲むように形成されていると共に、フィルタの外周壁59は、前記第2リブ8に沿うように形成されている。フィルタ41は、インナボディ5のボス部37に対応する3箇所に設けられた貫通孔60を備えており、バルブ40が配された収容部39内を充填するように、当該収容部39に上側から収められている。このため、上述した通気路を流れる空気は、収容部39にてフィルタ41により濾過されるようになっている。
次に、以上のように構成された燃料タンクキャップ1の作用について説明する。
図2に示すように、燃料タンクキャップ1をキャップ装着口2へ装着する場合、シリンダ錠16のキーロータ18を解錠位置にした状態で、掛金片14の各係合凸部14bがキャップ装着口2の切欠部3に上側から挿入されて、燃料タンクキャップ1(インナボディ5)がキャップ装着口2に被せられる。この状態で燃料タンクキャップ1が図2中、時計回り方向(矢印D1方向)に回動されると、これと一体に掛金片14が回動されるため、係合凸部14bが当該装着口2の傾斜部4に当接しながら移動して係合部4aと係合する。この係合により、燃料タンクキャップ1の回動が規制されると共に、パッキン11がキャップ装着口2の上面部2aに密着されるようになる。
次いで、前記閉鎖状態のフロントカバー25が起こされた後、キー挿入口18aに図示しないキーが挿入されて、キーロータ18が解錠位置から施錠位置へ90度回動される。この回動操作に伴い、偏心凸部22を介してロックプレート13が図6中、右方へ移動して切欠部3に係合することにより施錠動作が行われる。このキーロータ18は、施錠位置まで回動された後、キーがキー挿入口18aから抜かれ、フロントカバー25は閉鎖状態に戻される。これにより、キャップ装着口2に対する燃料タンクキャップ1の装着が完了すると共に、当該装着状態にあっては、キーによってのみ燃料タンクキャップ1の取り外しが可能とされている。
この燃料タンクキャップ1を取り外す場合には、先ず、閉鎖状態のフロントカバー25が起こされ、前記キーによりキーロータ18が施錠位置から解錠位置へ回動される。この回動操作に伴い、偏心凸部22を介してロックプレート13が皿底部10a内に収容されるように移動することで解錠動作が行われる。この状態で、燃料タンクキャップ1が図2中、反時計回り方向(矢印D2方向)に回動されることにより、係合凸部14bがキャップ装着口2の傾斜部4に当接しながら移動して切欠部3に位置するようになり、燃料タンクキャップ1を持ち上げることで、キャップ装着口2から外すことができる。
この燃料タンクキャップ1において、バルブ40やフィルタ41の手入れ或いは交換を行う場合には、上述した燃料タンクキャップ1の装着状態で、以下の作業が行われる。即ち、ボディキャップ29の上面側(外側)から各ボルト38が緩められ、当該ボルト38と共にボディキャップ29が取り外される。これにより、バルブ40及びフィルタ41の上方が開放されるため、ねじ48を緩めてバルブ40を外すことができ、フィルタ41を収容部39内からそのまま上方に抜き取ることができる。そして、新しい(或いは手入れを終えた)バルブやフィルタが収容部39内に上側から取着された後、再びインナボディ5に対しボディキャップ29が取り付けられる。この取り付けの際、ボディキャップ29は、その外周壁31の各係合凸部35a,35b(図4参照)を第1リブ7の各開口部7b及び補助リブ7aに沿わせるようにして上側から嵌め込まれ、当該開口部7b及び補助リブ7aにより嵌合保持された状態で、各ボルト38により上側から固定される。
以上説明したように、上記構成の燃料タンクキャップ1によれば、ボルト38によりボディキャップ29をインナボディ5に対して外側から着脱可能に固定することができる。また、インナボディ5に対し、バルブ40やフィルタ41を上側から取着する構成としたので、これらの手入れ或いは交換を、インナボディ5をキャップ装着口2に装着した状態、つまりボディキャップ29のみを取り外すだけで行うことができる。即ち、前述した特許文献1に記載の構成による場合、先ず一旦燃料タンクキャップをキャップ装着口から取り外し、これを分解した上で弁機構の手入れ或いは交換を行うことになるが、本実施形態によれば、これらの作業を省力することができるため工数を大幅に減少させることができる。また、バルブ40やフィルタ41の手入れ或いは交換を、パッキン11のシール機能を維持した状態で行うことができる。
インナボディ5とボディキャップ29とに囲まれる空間を利用してフィルタの収容部39を形成することができるので、シリンダ錠16を備えた構成としながらも、フィルタ41の配設スペースを極力大きくすることができると共に、フィルタを収納する別個の収納手段を付加的に設ける必要がないため簡単な構成にできる。また、インナボディ5をキャップ装着口2より径大に形成し、このインナボディ5の上面及び外周を覆うようにボディキャップ29を形成した。従って、より大きなフィルタ41を収容してその濾過機能を長く延ばすことができ、総じて燃料タンクキャップ1のメンテナンス性を向上させることができる。
ボディキャップ29を着脱可能に固定する取付手段を、頭部に六角穴を備えた六角穴付ボルト38により構成したので上面側(外側)からのボディキャップ29の着脱をより容易に行うことができる。また、ボルト38の締結により、当該ボルト38を、その上端面がボディキャップ29上端面と面一になるようにねじ穴33に収容することができるので、外観意匠性を高めることができる。
前記通気路に正圧・負圧バルブ40を設けたので、燃料タンクの内部の圧力を良好に維持しつつ、燃料タンクキャップ1の密閉機能を充足することができる。
フィルタ41は、バルブ40及びシリンダ錠取付部9を囲むような形状をなし、外気路36はフィルタ41の外周壁59側に形成されていると共に、内気路(通気孔44)はフィルタ41の内周壁58側に形成されているため、フィルタ41の濾過効率を高めることができる。
外気路36を、上記ラビリンス構造により構成したので、通気を容易としながらも、洗車時の高圧水等の浸入を阻止することができる。フランジ23に環状凸部24を形成すると共に、フロントカバー25の環状凹部28にパッキン61を接着し、フロントカバー25を、前記閉鎖状態が保持されるよう板バネ27により付勢した。これにより、シリンダ錠16内ひいては燃料タンクキャップ1内への水等の浸入をより確実に防止することができる。
前記第1リブ7、第2リブ8及びその近傍部分に、夫々開口部7b,8a及び溝部6aを形成したので、燃料タンクから燃料タンクキャップ1内に(底板部6上面に)燃料が溢れた場合等に、この燃料を開口部7b,8a及び溝部6aから外部に排出することができると共に、インナボディ5内に燃料その他の液体が溜まるのを防止することができる。
<第2の実施形態>
図8乃至図11は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と異なるところを説明する。図8は解錠状態における燃料タンクキャップ1を一部破断して示す底面図であり、図9は図8中D−D線に沿う断面図である。これに対し、図10及び図11は、施錠状態における図8相当図及び図9相当図を示している。尚、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付している。
図9に示すように、ボディキャップ29の上板部30には、ロックプレート13の横を通るようにして下方に突出するロッド部62が一体的に設けられている。ロッド部62は、下部側のほうが径小になっており、その径小部が、インナボディ5の底板部6に形成された貫通孔部63を貫通し、当該底板部6の下面側まで突出するように構成されている。貫通孔部63は、その内周においてロッド部62の径小部外周に取着されたOリング64と密接し、水密且つ気密にロッド部62を保持するようになっている。
また、ロッド部62の下部には、ねじ穴65が上下方向に形成されていると共に、このねじ穴65に係合ねじ66が螺挿されており、ロッド部62及び係合ねじ66により、本発明の突出部が構成されている。係合ねじ66は、頭部66aと軸部66bとからなり、頭部66aは、ボディキャップ29の上面側(外側)からの着脱を可能とすべく、貫通孔部63に比し若干、径小に形成されている。軸部66bの長さ寸法は、ねじ穴65の長さ寸法に比し長尺に設定されている。このため、螺挿された係合ねじ66は、頭部66a側の軸部66bがロッド部62下面から下方へ突出しており、当該軸部66bに以下に詳述するロック部(係合片部67)が嵌まり込むようになっている。
即ち、図8及び図9に示すように、ロックプレート13の側部(図中、左側部)には、係合ねじ66と係合可能な係合片部67が一体的に設けられている。係合片部67は、ロッド部62下面と係合ねじ66の頭部66aとの間に位置するように、ロックプレート13との接続部においてクランク状に折曲形成されている。係合片部67の前進側(図8中、下側)には、第1切欠部68aが設けられていると共に、第1切欠部68aの縁部に第2切欠部68bが設けられている。第1切欠部68aは、ボディキャップ29の外側からの着脱が解錠時(つまり図8及び図9の状態)においてのみ許容されるよう、係合ねじ66の頭部66aに沿うように形成されている。第2切欠部68bは、キーロータ18の施錠時(図10及び図11の状態)において、係合ねじ66の軸部66bと係合するように形成されている。
従って、燃料タンクキャップ1をキャップ装着口2へ装着する際に、上述した施錠動作が行われると、ロックプレート13の先端部がキャップ装着口2の切欠部3(図2、図6参照)に係合すると同時に、係合片部67が係合ねじ66の軸部66bに嵌まり込む(図10、図11参照)。このとき、ロッド部62の軸方向つまり上方への移動は、係合ねじ66の頭部66aが第2切欠部68bの周縁部で係止されることにより阻止され、以ってボディキャップ29が抜け止めされる。このため、施錠時の燃料タンクキャップ1は、前記ボルト38が緩められてもボディキャップ29が外れないようになっている。
そこで、本実施形態の燃料タンクキャップ1において、バルブ40やフィルタ41の交換(或は手入れ)を行う場合には、燃料タンクキャップ1がキャップ装着口2に装着された状態で、以下の作業が行われる。即ち、前記閉鎖状態のフロントカバー25が起こされ、前記キーによりキーロータ18が施錠位置から解錠位置へ回動される。この回動操作に伴い、偏心凸部22を介してロックプレート13が係合片部67と共に後退側(図10中、上側)に移動することで解錠動作が行われる。これにより、係合片部67は、第1切欠部68aが係合ねじ66の頭部66aに沿う位置まで移動するため(図8、図9参照)、ボディキャップ29の上方への移動が可能となる。
この状態で、ボディキャップ29の外側から各ボルト38が緩められ、当該ボルト38と共にボディキャップ29が取り外されることで、バルブ40やフィルタ41の交換(或は手入れ)が行われるようになっている。そして、新しい(或いは手入れを終えた)バルブやフィルタが収容部39内に上側から取着された後、再びインナボディ5に対しボディキャップ29が取り付けられる。この取り付けの際、ボディキャップ29は、各ボルト38により上側から固定されると共に、取り付け終了時に前記施錠動作が行われることで係合片部67により抜け止めされる。
以上のように本実施形態では、ボディキャップ29に、係合ねじ66が螺挿されたロッド部62を設け、ロックプレート13に、施錠動作により係合ねじ66と係合してボディキャップ29を抜け止めする係合片部67を設けた。従って、ボディキャップ29とインナボディ5との結合(抜け止め)及びその解除を、シリンダ錠16を利用して簡単な構成で行うことができる。また、これにより、ボディキャップ29の着脱の可否をシリンダ錠16の施錠の有無にかからしめ、以ってボルト38が外されてもボディキャップ29を取り外せないようにすることができ、バルブ40及びフィルタ41の盗難やいたずらを防止することができる。この他、メンテナンス性を向上させることができる等、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、本発明は上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明の燃料タンクキャップ1は、自動車の燃料タンクに限られず、自動二輪車等の燃料タンク全般にも適用できるものである。
前記取付手段は、ボルト38、ねじ穴33及びボス部37からなる螺合手段に限定するものではなく、ボディキャップ29をインナボディ5に対して外側から着脱可能に固定する構成のものであればよい。即ち、上記構成の螺合手段に代えて、ボディキャップ29の外周壁31内周部に雌ねじを形成すると共にインナボディ5の外周部に雄ねじを形成して1つの螺合手段を構成し、部品点数を少なくするようにしてもよい。この場合、当該雌ねじ或いは雄ねじの部分に外気路としての通気溝を切り欠くように形成してもよい。また、前記取付手段は、固定ピンや固定クリップ等であってもよく、例えば、インナボディ5に、ボディキャップ29に対して突出する固定部を設け、この固定部にスナップピンや割りピン等を取着して、ボディキャップ29を外部から固定するようにしてもよい。
また、インナボディ5に対するシリンダ錠16及びバルブ40の上記レイアウトに代えて、バルブ40をインナボディ5の底板部6中央部に設けると共に、シリンダ錠16をこれと隣接するように設けるようにしてもよい。
前記突出部をロッド部62及び係合ねじ66により構成したが、一方のみで構成してもよく、例えばロッド部62の側部に係合凹部を形成すると共に係合片部67を上向きに形成し、施錠時に前記係合凹部と係合片部67とが直接係合するようにしてもよい。
また、前記ロック部としての係合片部67は、第2の実施形態のものに限定するものではなく、施錠・解錠動作により、前記突出部と係合してボディキャップ29を抜け止めするものであればよい。具体的には、係合片部67に代えて、ロックプレート13に係合孔部を切り欠くように形成すると共に、ロッド部62を前記係合孔部に挿通させるように長尺に形成し、そのロッド部62の延長部に、施錠動作により前記係合孔部と係合する係合凹部を設けるようにしてもよい。
このほか、本発明は、インナボディ5、ボディキャップ29及びフィルタ41の材質についても適宜変更が可能であり、例えばフィルタ41をフェルトにより構成する等、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1の実施形態を示すものであり、燃料タンクキャップの構成部品を分解した状態を示す斜視図 燃料タンクキャップと共に示すキャップ装着口の斜視図 燃料タンクキャップの平面図 燃料タンクキャップの底面図 図3のA−A線に沿う断面図 B−B線に沿う断面図 C−C線に沿う拡大断面図 本発明の第2の実施形態を示すものであり、解錠状態における燃料タンクキャップを一部破断して示す底面図 図8のD−D線に沿う断面図 施錠状態における図8相当図 図10のE−E線に沿う断面図
符号の説明
図面中、1は燃料タンクキャップ、2はキャップ装着口、3は切欠部、4aは係合部、5はインナボディ、6aは溝部(液体排出部)7は第1リブ(上向リブ)、7bは開口部(液体排出部)、8は第2リブ(上向リブ)、8aは開口部(液体排出部)、9はシリンダ錠取付部、11はパッキン、13はロックプレート、14は掛金片、14bは係合凸部、16はシリンダ錠、18はキーロータ、18aはキー挿入口、19はロータケース、34は第3リブ(下向リブ)、29はボディキャップ、31は外周壁、33はねじ穴(螺合手段、取付手段)、36は外気路、37はボス部(螺合手段、取付手段)、38は六角穴付ボルト38(螺合手段、取付手段)、39は収容部(通気路)、40は正圧・負圧バルブ、41はフィルタ、44は通気孔(内気路)、61はパッキン、62はロッド(突出部)、66は係合ねじ(突出部)、67は係合片部(ロック部)である。

Claims (7)

  1. 切欠部と係合部とを有して燃料タンクに設けられた円筒状のキャップ装着口に対して着脱可能に装着される燃料タンクキャップにおいて、
    シリンダ錠取付部を有し前記キャップ装着口に対して被せられるインナボディと、
    このインナボディにおいて前記キャップ装着口に対応する位置に設けられたパッキンと、
    前記切欠部に挿入可能で且つ前記係合部と係合可能な係合凸部を有して前記インナボディの下部に設けられ、前記係合凸部を前記切欠部に挿入して前記インナボディを前記キャップ装着口に被せた状態で回動させることにより、前記係合凸部が前記係合部と係合して前記パッキンを前記キャップ装着口に密着させて前記インナボディを前記キャップ装着口に装着させる掛金片と、
    前記シリンダ錠取付部に取り付けられ、キー挿入口に挿入されるキーにより施錠位置と解錠位置との間で回動操作されるキーロータを有するシリンダ錠と、
    前記キーロータの先端に当該キーロータの回動操作と連動するように設けられ、前記キーロータが施錠位置に位置された状態で前記切欠部に係合するロックプレートと、
    前記シリンダ錠の上面を除いた状態で前記インナボディの上面及び外周を覆うように前記インナボディの上部に配置されたボディキャップと、
    このボディキャップを前記インナボディに対して外側から着脱可能に固定する取付手段と、
    前記インナボディと前記ボディキャップとの間に形成され前記燃料タンクの内部と外部とを連通させる通気路と、
    前記インナボディと前記ボディキャップとの間に形成された収容部内に収容され、前記通気路を通る空気を濾過するフィルタとを備えたことを特徴とする燃料タンクキャップ。
  2. 前記取付手段は、少なくとも1つの螺合手段であることを特徴とする請求項1記載の燃料タンクキャップ。
  3. 前記通気路に、正圧・負圧バルブを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の燃料タンクキャップ。
  4. 前記フィルタは、前記シリンダ錠取付部を囲むような形状をなし、前記通気路のうち外気に臨む外気路は前記フィルタの外周側に形成されていると共に、前記燃料タンクの内部に臨む内気路は前記フィルタの内周側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の燃料タンクキャップ。
  5. 前記外気路は、前記インナボディに前記フィルタの外周を囲むように設けられた上向きの上向リブと、前記ボディキャップの外周壁と、当該ボディキャップに前記外周壁と同心状に形成された下向きの下向リブとにより形成されるラビリンス構造であることを特徴とする請求項4記載の燃料タンクキャップ。
  6. 前記インナボディに、前記上向リブの近傍部分を切り欠いた液体排出部を設けたことを特徴とする請求項5記載の燃料タンクキャップ。
  7. 前記ボディキャップに、前記ロックプレートの近傍部分に向けて下方に突出する突出部を設け、前記ロックプレートに、前記キーロータの施錠位置にて前記突出部と係合して前記ボディキャップを抜け止めするロック部を設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の燃料タンクキャップ。
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