JP2008087532A - ステアリング装置 - Google Patents

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洋斗 水谷
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Abstract

【課題】ステアリングコラムに回動力が伝達される場合でも、チルトブラケットの耐久性を確保することができるステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリングホイール13を取付けたステアリングシャフト11を回転自在に支持するステアリングコラム12と、該ステアリングコラム12をチルト動作可能に保持する車体側部材に固定されたチルトブラケット24とを備えたステアリング装置であって、前記チルトブラケット24は、前記車体側部材21への取付点に対して前記ステアリングコラム12との接触面をコラム軸方向にオフセットさせた構成を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、このステアリングコラムをチルト動作可能に支持するチルトブラケットとを備えたステアリング装置に関する。
従来、電動チルト式ステアリング装置として、例えばステアリングコラムの一側に、電動モータの回転駆動力を直線運動に変換してステアリングコラムをチルト傾動するためのチルト機構部を設けると共に、ステアリングコラムの他側に、チルト傾動時、ステアリングコラムを摺動させるためのスライド部を設け、さらに側面から見て、チルトブラケットとなるモータボックスの車体側部材の取付点とスライド部とがステアリングコラムの軸方向で一致する構成を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−2503号公報(第1頁、図1及び図4)
上記特許文献1に記載の従来例にあっては、チルト機構部で電動モータによってステアリングコラムを自動的にチルト動作させることができるものであるが、最近のように操舵性能を向上させるためにステアリングコラムの車体前方側に電動パワーステアリング装置を配置する構成が採用される場合には、この電動パワーステアリング装置ではそのハウジングがステアリングコラムに一体に取付けられることから、電動パワーステアリング装置でステアリングホイールに作用される操舵トルクに応じた操舵補助力を発生し、この操舵補助力をステアリングコラムに回動自在に支持されたステアリングシャフトに伝達する際に、その操舵補助力の反力がステアリングコラムに伝達されることになり、この反力によってステアリングコラムが回動されることにより、ステアリングコラムとチルトブラケットとの摺動面で局部的に応力の高い部分が発生して耐久性が低下するおそれがあるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、ステアリングコラムに回動力が伝達される場合でも、チルトブラケットの耐久性を確保することができるステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係るステアリング装置は、ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、該ステアリングコラムをチルト動作可能に保持する車体側部材に固定されたチルトブラケットとを備えたステアリング装置であって、前記チルトブラケットは、前記車体側部材への取付点に対して前記ステアリングコラムとの接触面をコラム軸方向にオフセットさせた構成を有することを特徴としている。
また、請求項2に係るステアリング装置は、請求項1に係る発明において、前記ステアリングコラムの車両前端側に電動パワーステアリング装置を備え、該電動パワーステアリング装置のハウジングにチルト中心となるピボット軸が配設されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係るステアリング装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記チルトブラケットには、ステアリングコラムをチルト作動させる電動チルト機構が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、チルトブラケットを、その車体側部材の取付点に対してステアリングコラムとの接触面をコラム軸方向にオフセットさせた構成としたので、ステアリングコラムとの接触面での剛性を低下させることができ、ステアリングコラムに回動力が作用されたときにチルトブラケットのステアリングコラムとの接触面がステアリングコラムの接触面に倣って変形可能となり、ステアリングコラムとの接触面に局部的に応力が高い部分が発生することを確実に防止することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明によるステアリング装置を組付けた車両を示す全体構成図、図2は本発明によるステアリング装置の第1の実施形態を示す左側面図、図3は本発明によるステアリング装置の第1の実施形態を示す右側面図、図4は車体側ブラケットを示す断面図、図5は図2のA−A線上の断面図、図6は図5のB−B線上の断面図、図7は本発明の動作の説明に供する説明図である。
図1において、ステアリングコラム装置10は、ステアリングシャフト11を回動自在に支持するステアリングコラム12を有する。ステアリングシャフト11には、その後端にステアリングホイール13が装着され、ステアリングシャフト11の前端にはユニバーサルジョイント14を介して中間シャフト15が連結されている。中間シャフト15にはその前端にユニバーサルジョイント16を介してラックアンドピニオン機構等からなるステアリングギヤ17が連結されている。このステアリングギヤ17の出力軸がタイロッド18を介して転舵輪19に連結されている。
そして、運転者がステアリングホイール13を操舵すると、ステアリングシャフト11、ユニバーサルジョイント14、中間シャフト15、ユニバーサルジョイント16を介してその回転力がステアリングギヤ17に伝達され、ラックアンドピニオン機構で回転運動が車両幅方向の直線運動に変換されてタイロッド18を介して転舵輪19を転舵する。
なお、ステアリングコラム12の車両後方部位には、後述する電動チルト機構30及び電動テレスコ機構50を駆動するコンビスイッチやコラムカバー等の周辺部品Pが配設されている。
ステアリングコラム装置10は、図2及び図3に示すように、ステアリングホイール13を取付けたステアリングシャフト11と、このステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラム12とで構成されている。
ステアリングコラム12は、アウタコラム12aと、このアウタコラム12aに摺動自在に保持されたインナコラム12bとで構成され、インナコラム12bの前後両端側端部内周面に配設された転がり軸受(図示せず)によってステアリングシャフト11が回転自在に支持されている。
アウタコラム12aは、そのユニバーサルジョイント14側の車両前端(図2において左端)に後述する電動パワーステアリング装置60が装着され、この電動パワーステアリング装置60のギヤハウジング61に形成された挿通孔61a内に挿通されたチルトピボット軸62が図4に示すように、車体側部材21に取付けられた左右一対の車体側ブラケット63に固定されている。
ここで、ギヤハウジング61の挿通孔61aには、図4に示すように、合成樹脂製の弾性を有する鍔付きブッシュ61bが装着され、この鍔付きブッシュ61bの内周面に左右の車体側ブラケット63間に達する円筒カラー61cが挿通されている。また、チルトピボット軸62は、一端にボルト頭部62aが形成され、他端に雄ねじ部62bが形成された構成を有する。
そして、車体側ブラケット63に形成された挿通孔63aとハウジング61の挿通孔61a内に装着された円筒カラー61cとの軸芯を一致させた状態で、チルトピボット軸62が、一方の挿通孔63aから円筒カラー61c内を通って他方の挿通孔63aから雄ねじ部62bが突出するように挿通され、突出された雄ねじ部62bにナット62cを螺合させることにより、車体側ブラケット63に取付けられている。
また、アウタコラム12aのステアリングホイール13側の車両後端(図2において右端)が車体側部材21に取付けられたチルトブラケット24に上下方向に移動自在に支持されている。
このチルトブラケット24は、図5に示すように、正面から見て車体側部材21(図2参照)に取付けられる中央部が上方に膨出された膨出部24aを有する取付板部24bと、この取付板部24bの膨出部24aの左右位置から下方に延長するステアリングコラム12を案内する案内板部24c及び24dと、これら案内板部24c及び24dの下端部間を連結する底板部24eとで方形枠状に形成されている。
ここで、左右の案内板部24c及び24dの夫々は、図2及び図3に示すように、側面から見て取付板部24bから下方に下がるに従って徐々にステアリングホイール13から離れる方向に湾曲する湾曲延長部24fと、この湾曲延長部24fの下端から湾曲延長部24fの幅と同一の幅で下方に延長してステアリングコラム12の案内部12e及び12fを摺接支持する直線延長部24gとで構成されている。このようにチルトブラケット24の案内板部24c及び24dを湾曲延長部24fと直線延長部24gとで形成することにより、図2に示すように取付板部24bの車体側部材21への取付点p1と直線延長部24gの内周面のステアリングコラム摺動面の中心点p2とをコラム軸方向に距離xだけオフセットさせると共に、コラム軸直角方向に距離yだけオフセットさせることができる。これら距離x及びyが、直線延長部24gでのステアリングコラム接触面を低剛性化させてステアリングコラム12の回動時に後述する案内部12e及び12fの接触面12c及び12dに倣って変形可能となる値に選定されている。
そして、一方の案内板部24cの内周面にステアリングコラム12のガタ付きを防止するガタ詰めプレート24hが配設され、このガタ詰めプレート24hが突出調整ボルト24iによって案内板部24cの内周面からの突出長が調整される。
また、チルトブラケット24の案内板部24c,24dの直線延長部24g間に前述したアウタコラム12aが挿通されている。アウタコラム12aは、図5で明らかなように、水平方向に突出して、その端部に案内板部24c及び24dの直線延長部24gと接触する垂直の接触面12c及び12dを有する案内部12e及び12fが形成されている。
そして、案内部12fが電動チルト機構30によって上下方向に移動可能に保持されている。電動チルト機構30は、図5に示すように、チルトブラケット24の案内板部24dの下端部に一体に形成された略方形枠状のギヤハウジング31内に抑え部材32によって固定配置した転がり軸受33と、前述したチルトブラケット24の取付板部24bの下面に配設した転がり軸受34とによって案内板部24dに沿って上下方向に延長し、且つ回転自在に支持されたねじ軸35を有する。
このねじ軸35には、ギヤハウジング31内の転がり軸受33近傍位置にウォームホイール36が装着され、このウォームホイール36にウォーム37が噛合されている。このウォーム37は、図6に示すように、ギヤハウジング31内に配設された転がり軸受38及び39によって回転自在に保持され、その一端が、チルトブラケット24の案内板部24dに形成された取付板部24jに固定された電動モータ40の出力軸40aにカップリング40bを介して連結されている。
また、ギヤハウジング31のねじ軸35を挿通する挿通孔31a内にねじ軸35を覆う円筒覆体41が配設され、この円筒覆体41の先端にねじ軸35の外周面に摺接する大きな弾性を有するポリウレタン等の合成樹脂で製作されたダンパー42が配設されている。同様に、転がり軸受34の下端面にもねじ軸35の外周面に摺接するダンパー43が配設されている。
そして、ねじ軸35のダンパー42及び43間に、断面方形のナットホルダ44に保持されたナット45が螺合されている。このナットホルダ44はチルトブラケット24の案内板部24dに形成された上下方向に延長する案内溝46内に係合することにより、ナットホルダ44のねじ軸35における軸芯回りの回転運動が規制され、ねじ軸35の正逆回転によってナットホルダ44が上下方向に移動される。このナットホルダ44に突出形成された係合ピン47が前述したアウタコラム12aの先端に形成されたアウタコラム12aの軸方向に延長する長孔24kに係合されている。
したがって、電動モータ40によってウォーム37を正逆転駆動することにより、ウォームホイール36を介してねじ軸35が正逆転駆動され、これによってナットホルダ44が上下動され、アウタコラム12aがチルトピボット軸62を中心として上下に揺動されてチルト機能を発揮することができる。
また、ステアリングコラム12のアウタコラム12a及びインナコラム12b間に電動アクチュエータとしての電動テレスコ機構50が設けられている。
この電動テレスコ機構50は、図2に示すように、アウタコラム12aに衝撃荷重が設定されたコラプス荷重以上となったときに摺動して外れる連結保持部材51を介して連結された電動モータ及びその出力軸に連結されたウォーム減速機を内蔵するモータハウジング52と、このモータハウジング52内のウォーム減速機を構成するウォームホイールの内周面に形成された雌ねじに螺合されて前後に移動する連結ロッド53と、この連結ロッド53の先端とインナコラム12bとの間を連結する連結プレート54とで構成され、電動モータを正逆転させることにより、連結ロッド53がコラム軸方向に前後に移動されてインナコラム12bをアウタコラム12aに対して進退させてテレスコ機能を発揮することができる。
さらに、電動パワーステアリング装置60は、図2及び図3に示すように、アウタコラム12aの車両前方側端部に一体に連結されたウォーム減速機を内蔵するギヤハウジング61と、このギヤハウジング61に連結された電動モータ65と、この電動モータ65を駆動制御する駆動制御部を内装したコントロールユニット66とで構成されている。そして、ギヤハウジング61には、前述したように、チルトピボット軸62を挿通する挿通孔61aが形成されている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、運転者が、ステアリングコラム装置10のステアリングコラム12のチルト調整を行うには、図1に示すステアリングコラム12の車両後方部位に配設された周辺部品Pに設けられたチルト機構用のコンビスイッチをチルトアップ方向(又はチルトダウン方向)に操作すると、電動チルト機構30の電動モータ40を例えば正転(又は逆転)駆動される。
これに応じて、ウォーム37を介してウォームホイール36を介してねじ軸35を逆転(又は正転)駆動することにより、ナット45が図3で見て上方(又は下方)に移動し、これによってナットホルダ44に形成された係合ピン47がステアリングコラム12のアウタコラム12aに形成された長孔24kに係合しているので、アウタコラム12aがチルトピボット軸62を中心として上方(下方)に回動し、チルトアップ(又はチルトダウン)調整を行うことができる。
また、運転者が、ステアリングコラム装置10のステアリングコラム12のテレスコ調整を行うには、図1に示すステアリングコラム12の車両後方部位に配設された周辺部品Pに設けられたテレスコ機構用コンビスイッチを伸張方向(又は収縮方向)に操作すると、電動テレスコ機構50の電動モータが例えば正転(又は逆転)駆動される。
これによって、ウォーム減速機のウォームホイール(図示せず)が正転(又は逆転)駆動され、これによって連結ロッド53がステアリングホイール13側(又はステアリングホイール13とは反対側)に移動する。
このため、連結プレート54を介してインナコラム12bがアウタコラム12aから引き出されて(又はインナコラム12bがアウタコラム12a内に挿入されて)ステアリングコラム12が伸張(又は収縮)してテレスコ調整を行うことができる。
このとき、図示しないがインナコラム12bの移動に伴って、ステアリングシャフト11のアウタシャフトがインナシャフトに対して移動する。
このように、電動テレスコ機構50によって、連結ロッド53を電動モータで移動させる場合には、モータハウジング52が連結保持部材51によってアウタコラム12aに連結保持されることにより、ステアリングコラム12を伸縮させてテレスコ調整を行うことができるものであるが、二次衝突によってステアリングホイール13に車両水平方向の衝撃荷重が作用すると、この衝撃荷重によってインナコラム12b及びステアリングシャフト11が図2で見てコラム軸方向左側に押され、これに応じて連結プレート54を介して連結ロッド53が左方に移動されることにより、モータハウジング52を介して連結保持部材51に衝撃荷重が伝達される。そして、この連結保持部材51に伝達される衝撃荷重が設定されたコラプス荷重に達すると、連結保持部材51がアウタコラム12aから離脱して所定のコラプスストロークを確保することができる。
一方、電動パワーステアリング装置60では、コントロールユニット66内の駆動制御部で、図示しない操舵トルクセンサで検出した操舵トルクに基づいて操舵補助指令値を算出し、算出した操舵補助指令値に基づいて電動モータ65を駆動制御することにより、電動モータ65で操舵補助力を発生し、この操舵補助力をウォーム減速機を介してステアリングシャフト11の出力側11aに伝達することにより、運転者がステアリングホイール13を軽い操舵力で操舵することができる。
このように、電動パワーステアリング装置60で、ステアリングシャフト11に対する操舵補助力を発生すると、この操舵補助力に対する反力がギヤハウジング61を介してアウタコラム12aに伝達される。
このため、アウタコラム12aが回動することになるが、車体側ブラケット63ではその弾性変形によってアウタコラム12aが変位して回動を許容する。一方、チルトブラケット24では、前述したように、左右の案内板部24c及び24dの直線延長部24gにおけるアウタコラム12aの案内部12e及び12fとの接触面の中心点p2が取付板部24bの取付点p1に対してコラム軸方向にオフセットされているので、案内部12e及び12fとの接触面が取付点p1より離れることにより、直線延長部24gのこじり方向が低剛性化される。このため、アウタコラム12aが回動する際に、案内部12e及び12fの接触面12c及び12dが図7(a)に示すように傾くことになるが、この接触面12c及び12dの傾きに倣って直線延長部24gが変形することができ、接触面12c及び12dの上下端部が図7(b)に示すように直線延長部24gの内周側の接触面に片当りして、この部分で局部的に応力の高い部分が発生することを確実に防止することができ、耐久性を向上させることができる。
すなわち、直線延長部24gの剛性が高い場合には、図7(b)に示すように直線延長部24gの内周側の接触面にアウタコラム12aの接触面12c及び12dの上下端部が片当りすることになり、この部分の応力が局部的に高くなって、摩耗や齧りによる面荒れが発生して耐久性が低下するが、本実施形態によれば、直線延長部24gの内周側の接触面がアウタコラム12aの案内部12e及び12fの接触面12c及び12dに倣って変形するので、接触面12c及び12dの上下端部の片当りを確実に防止することができる。
なお、上記実施形態においては、チルトブラケット24の湾曲延長部24fの幅と直線延長部の幅とが等しい場合について説明したが、これに限定されるものではなく、チルトブラケットの左側面図を表す図8に示すように湾曲延長部24fの幅を直線延長部24gの幅より狭くするようにして直線延長部24gをより低剛性化させるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、チルトブラケット24の案内板部24c及び24dの湾曲延長部24fがステアリングホイール13から離れる方向に湾曲している場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステアリングホイール13に近づく方向に湾曲させるようにしてもよく、湾曲延長部24fに代えて直線的な傾斜延長部を適用するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、チルトブラケット24が正面から見て方形枠状に形成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、膨出部24a及び底板部24eの一方を省略して門形としたり、膨出部24a及び底板部24eの双方を省略して左右分離形としたりすることもできる。
また、上記実施形態においては、電動チルト機構30を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動チルト機構30を省略して、手動チルト機構を適用することもできる。
また、上記実施形態においては、ステアリングコラム12のアウタコラム12aを車体側部材21に固定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、インナコラム12bを車体側ブラケット63及びチルトブラケット24で車体側部材21に取付け、アウタコラム12a側にステアリングホイール13を取付けるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、電動テレスコ機構50のモータハウジング52をアウタコラム12aに連結保持部材51を介して連結する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、モータハウジング52をアウタコラム12aに直接連結し、連結ロッド53をインナロッド及びアウタロッドで収縮可能に構成し、その収縮部に連結保持部を形成するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、電動チルト機構30及び電動テレスコ機構50を備えている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、何れか一方又は双方を省略するようにしてもよい。
本発明によるステアリング装置を車両に搭載した状態を示す全体構成図である。 ステアリングコラム装置の左側面図である。 ステアリングコラム装置の右側面図である。 車体側ブラケットの一例を示す断面図である。 図2のA−A線上の断面図である。 図5のB−B線上の断面図である。 チルトブラケットとアウタコラムの接触状態を示す説明図である。 本発明のチルトブラケットにおける他の実施形態を示す左側面図である。
符号の説明
10…ステアリングコラム装置、11…ステアリングシャフト、12…ステアリングコラム、12a…アウタコラム、12b…インナコラム、12e,12f…案内部、13…ステアリングホイール、14,16…ユニバーサルジョイント、15…中間シャフト、17…ステアリングギヤ、18…タイロッド、19…転舵輪、21…車体側部材、24…チルトブラケット、24b…取付板部、24c,24d…案内板部、24e…底板部、24f…湾曲延長部,24g…直線延長部、30…チルト機構、50…テレスコ機構、60…電動パワーステアリング装置、61…ギヤハウジング、62…チルトピボット軸、63…車体側ブラケット、65…電動モータ、66…コントロールユニット

Claims (3)

  1. ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、該ステアリングコラムをチルト動作可能に保持する車体側部材に固定されたチルトブラケットとを備えたステアリング装置であって、
    前記チルトブラケットは、前記車体側部材への取付点に対して前記ステアリングコラムとの接触面をコラム軸方向にオフセットさせた構成を有することを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記ステアリングコラムの車両前端側に電動パワーステアリング装置を備え、該電動パワーステアリング装置のハウジングにチルト中心となるピボット軸が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記チルトブラケットには、ステアリングコラムをチルト作動させる電動チルト機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリング装置。
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