JP2008086779A - 流体密封スライドファスナー - Google Patents

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Abstract

【課題】温度、引張、圧力の長期間の繰返し使用に耐える多層流体密封スライドファスナーの提供。
【解決手段】流体密封スライドファスナーで、テープ12は、熱可塑性エラストマー材からなる流体バリア層に囲まれた内側の強化テキスタイル材層からなる積層構造を有しており、テープ12は内側の強化層用テキスタイル材は、ポリエチレンテレフタレートPET、ポリアミドPA及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択され、流体バリア層用熱可塑性エラストマー材料TPEは、熱可塑性エラストマーポリウレタンTPE−U及び熱可塑性エラストマーポリエステルTPE−Eから選択され、歯21用の熱可塑性材料は、ポリブチレンテレフタレートPBT、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンABS、ポリアミドPA及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択されることを特徴とする流体密封スライドファスナー。
【選択図】図1

Description

本発明は、最も一般的な観点から、スライドファスナーに関する。
特に、本発明は流体密封スライドファスナー、つまり、流体に対して密封可能なスライドファスナーに関する。
以下の説明では、用語「流体密封」は、例えば、スライドファスナーの内側と外側との圧力差が約2バールまでの相当の引っ張り圧力がかかった場合でも、液体、特に水及び/又はガス(例えば、空気)の通過を防止するシール又は材料を意味する。
より詳細には、本発明は、一対の不浸透性のテープとスライダーとを含むタイプの流体密封スライドファスナーに関し、各テープは、強化テキスタイル材細片の内層と、内層を囲む流体バリア材の外層を含む積層構造を有し、また、各テープは、少なくともその長縁の一方の一部で整列した歯の列を備えており、その整列した歯の列は、互いに向き合い、対向する受け止めを伴っており、スライダーは、それぞれ、整列した歯を流体密封状態で噛合し又は分離するために、受け止め間でスライド可能である。
用語「強化テキスタイル材」及び「テキスタイル材」は、スライドファスナーが使用される最終製品の要求に適し、かつ適切な繊維材料から得られた織物又は不織材を意味する。
また、本発明は、上記流体密封ファスナーを製造する方法に関する。
スライドファスナーは、テキスタイル材による一対のテープと、スライダーとからなり、各テープは、それらの長縁の一方の少なくとも一部に整列した歯の列を備え、整列した歯の列は、互いに向き合い、対向する受け止めを伴っており、スライダーは、それぞれ、整列した歯を流体密封状態で噛合し又は分離するために、受け止め間でスライド可能であることは当該分野で公知である。
また、例えば、ダイビング又はセーリング用スーツ、キャンピングテント等のようないずれかのスポーツ及びアウトドア活動のアイテムにおいて、スライドファスナーが、流体、特に水の通過を防止するために、スライドファスナーのテープの2つの辺にわたって、さらに、しっかりと、ある程度柔軟に、液体密封する必要があることは知られている。
この目的のために、内側のテキスタイル材のいずれもが表面に露出しないように、外側の流体バリア材層で囲まれた強化テキスタイル材の内層からなる多層テープを用いること、および歯と流体バリア材との間で形成される結束が完全に流体密封となるように、各テープの外側の流体バリア材において整列した歯をシールすることが知られている。
より詳しくは、従来技術によれば、テープの内層用のテキスタイル材と、テープの外側の流体バリア層用の熱可塑性エラストマー材(TPE)と、歯用の熱硬化性材料との組み合わせが、流体密封スライドファスナーの製造に用いられている。事実、これらの材料は、これらの製品が、上述したテープの不浸透性及び柔軟性等を満たさなければならない要件の大部分、ならびにそれらの光に対する安定性、海水に対する耐性、さらに密閉、接着及び縫製の容易性等を良好に満たすことが示されている。さらに、そのような材料は、テープの積層構造が形成される押出成形プロセス及びテープに歯を密着させる射出オーバーモールディングプロセスにおいて有効に機能させることができる。
しかし、歯と外側バリア層との界面で有効な流体密封であっても、特にテープの内層と外層との間の界面において、からなずしも満足な機械特性を示さないという点で、上述したタイプのスライドファスナーは欠点を有する。この点に関して、それらの頻繁な繰り返し使用及び/又は従来の洗濯操作に起因する種々のストレスに、スライドファスナーが繰り返し晒されることによって、テープの各層が、相互に分離する傾向がしばしば観察される。
この分離プロセスは、層間剥離として知られており、それは主にテープの内外層を構成する材料の間の不十分な接着によって起こるが、テープを脆弱にし、内側のテキスタイル材を表面に露出させることとなり、よって、テープ自体の流体密封特性を損なう。
従って、温度、圧力、引裂及び引張の過酷な条件下での長期間にわたる繰り返しの使用の後でさえ、層の層間剥離のために、特に、テープの内外層間の界面で、その構造の保全性の破壊に晒されることなく、繰り返し使用に耐えることができる多層流体密封スライドファスナーを提供することが望まれている。
本発明の基礎をなしている技術的問題は、先行技術で引用された欠点を解決するために、その流体密封の特徴について長期間の、かつその構造の保全性に信頼性がある、上記で検討されたタイプの流体密封スライドファスナーを考案及び提供することである。
この問題は、本発明によれば、一対のテープとスライダーとからなる流体密封スライドファスナーによって解決され、各テープは、熱可塑性エラストマー材(TPE)からなる流体バリア層に囲まれた内側の強化テキスタイル材層からなる積層構造を有しており、各テープは、少なくともその長辺の一方の一部で、熱可塑性材料で形成された整列した歯の列を備えており、その対のテープの整列した歯の列は、互いに向き合い、上下受け止めを伴っており、スライダーは、それぞれ、整列した歯を流体密封状態で噛合し又は分離するために、上下受け止め間でスライド可能であり、テープの内側の強化層用テキスタイル材は、ポリエステル(PE)、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択され、流体バリア材層用熱可塑性エラストマー材は、熱可塑性エラストマーポリウレタン(TPE−U)及び熱可塑性エラストマーポリエステル(TPE−E)から選択され、歯用の熱可塑性材料は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択されることを特徴とする。
用語「熱可塑性エラストマー材(TPE)」は、それ自体知られている、熱可塑性及びエラストマー性(柔軟性)のそれぞれを与える硬質相及び軟質相を有する特定の材料を示す。それは、熱可塑性材料及びエラストマー材料を含むブロックコポリマーならびにブレンドを含む。
好ましくは、TPE−Eは、ポリエーテル−エステルブロックコポリマーであり、TPE−Uはエーテル及び/又はエステル及びイソシアネートから得られるブロックコポリマーである。
本発明の好ましい形態によれば、熱可塑性材料は、PBT及びポリカーボネート(PC)を含むブレンドからなる。
PBT/PCのブレンドにおける重量比は、70/30から30/70の範囲であることが好ましい。
本発明の他の好ましい形態によれば、熱可塑性材料は、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)及びポリアミド(PA)を含むブレンドからなる。
ABS/PAのブレンドにおける重量比は、70/30から30/70の範囲であることが好ましい。
本発明の他の形態によれば、テープの流体バリア層及び歯を構成する材料は、例えば、フィラー、顔料、バインダー及び/又は相溶化剤等の適当な添加剤を含んでいてもよく、後者は、材料間及び/又はテープの積層構造用に用いられる材料間の物理的及び化学的親和性を改善するために用いられる。
本発明のより好ましい形態によれば、TPE−Eの流体バリア層は、PBTからなる歯と組み合わせにおいて選択される。本発明のさらなる形態によれば、TPE−Uの流体バリア層は、ABSとPAとのブレンド又はPBTとポリマーボネートPCとのブレンドのいずれかとの組み合わせにおいて選択される。
選択された材料を用いることによって製造されたスライドファスナーは、テープの層間の界面及びテープの流体バリア層と歯との間の化学的結合の双方において、良好な機械的特性を有することが意外にも見出された。
特に、テープの内側のテキスタイル材層と、外側の流体バリア材料層のために選択された材料を用いることによって、その層が、それらの繰り返し使用中にスライドファスナーに付される通常の牽引移動及び接触界面にわたるせん断力に十分耐える、互いに最適な接着力に到達することができることを見出した。同時に、テープの外層を構成する熱可塑性エラストマー材はテープに良好な柔軟性を与え、歯を構成する熱可塑性材料との化学結合によって良好な接着力を示す。
理論に拘束されなければ、本発明の選択材料間のこの改善された接着力は、押出によるテープの製造及び射出オーバーモールディングによるテープと歯との間の結合のために通常用いられる製造条件下において、それらの物理−化学的親和性及び連結される材料の表面における強力な化学結合の生成によって与えられると考えられる。
他の本発明の特徴によれば、テープの内側の強化テキスタイル材層は、切断繊維の紡績糸で製造される。
内側の強化層表面のテキスタイル材は、本発明のこの特徴によれば、切断繊維の使用のために、不規則で、粗い表面を有する。より詳細には、切断繊維の末端は、糸の理想的な直径からはみ出すかもしれず、あるいは、この繊維は、直径からはみ出すループを形成するかもしれない。通常の人工又は合成繊維の糸は平滑な表面を有するのに対して、これが、天然繊維糸と同様に、糸の不規則で平滑でない表面をもたらす。
従来例において知られているように、綿のような天然テキスタイル材は短繊維を有しており、各繊維は、主に2、3センチメータの長さを有しており、一方、人工又は合成繊維は連続的な繊維を実現することができる。本発明によれば、選択された人工又は合成テキスタイル材の切断繊維を内層のテキスタイル材に用い、その繊維は、天然繊維の表面を模造するために、好ましくは切断プロセスによって得られる。
そのような内側のテキスタイル層を有するファスナーは、層間剥離に対する抵抗性が改善されることが意外にも見出された。層間剥離に対する改善された抵抗性は、糸の不規則で粗い表面によるものであり、流体バリア層との強力な結合を与えると考えられる。より詳細には、繊維の末端又はループは、糸の理想的な直径からはずれ、流体バリア層の熱可塑性エラストマー材に埋め込まれたままとなり、層間剥離に対する抵抗性を高めることを見出している。
好ましい実施形態では、熱可塑性エラストマー材は、溶融状態でテキスタイル層に結合しており、上述した効果が得られる。つまり、表面の不規則性が、流体バリア層の材料を捉えたまま残り、その材料に埋め込まれたままとなり、よって、層間に強力な結合を形成し、層間剥離に対する抵抗性を改善する。
本発明の他の好ましい態様によれば、スライドファスナーは、さらに、テープの内側のテキスタイル材層と外側の流体バリア材との間に接着剤層を含む。この場合、内側のテキスタイル材層及び外側の流体バリア材は、本質的に、各材料と接着剤の分子との間で生じる結合によって連結されている。有利には、接着剤は、連結される材料の双方に高い物理−化学的親和性を有するように選択することができる。好ましくは、接着剤は、ポリウレタン樹脂を含む。
さらに、本発明は、上述したように、スライドファスナーの製造方法に関する。この方法は、
−テキスタイル材の複数の細片を準備し、
−流体バリア材の層でテキスタイル材の細片を被覆し、
−それらの長手縁にそって、被覆された各細片に、整列した歯の複数のセットを適用し、
−各被覆細片を、整列した歯の連続したセットにそって横方向に熱切断して、各テープは整列した歯のセットで装備される所望の長さの複数のテープを得、
−複数のテープを対に結合し、各テープの対に、上下受け止め及びこの上下受け止め間でスライド可能なスライダーを装備する工程を含み、
この方法は、テキスタイル材をポリエステル(PE)、好ましくは、PET、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択され、流体バリア材は、熱可塑性エラストマーポリウレタン(TPE−U)及び熱可塑性エラストマーポリエステル(TPE−E)から選択される熱可塑性エラストマー材からなり、歯は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択される熱可塑性材料からなることを特徴とする。
被覆工程は、テキスタイル材の細片上に選択されたTPEを押し出すか、積層することによって行うことが好ましい。
歯は、各被覆細片の長縁への選択された熱可塑性材料の射出オーバーモールディングによって得ることが好ましい。
さらに本発明の方法は、短切断縁で、流体バリア材によって各テープをシールする工程を含む。これは、例えば、被覆細片の熱切断の間に、あるいは、「新たな」流体バリア材で短切断縁を被覆することによって行うことができる。
本発明の他の態様によれば、テキスタイル材の細片を、人工又は合成テキスタイル材の切断繊維の紡績糸で製造し、その繊維は、連続繊維の切断プロセスによって得られ、その糸は、天然繊維からなる糸のそれらと同様に、天然繊維様表面、つまり、不規則で粗い表面を有している。
本発明のさらに他の態様によれば、被覆工程は、細片の紡績糸テキスタイル材に選択されたTPEを押し出す又は積層することによって行うことができ、そのTPEは、溶融状態であり、よって、テキスタイル材の表面の不規則性が、TPE層に組み込まれたままとなる。
本発明のさらに他の態様によれば、その方法は、さらに、細片を流体バリア材で被覆する前に、各テキスタイル材の細片の対向する表面に接着剤層を塗布する工程を含む。接着剤の塗布は、各テキスタイル材の細片を、有機溶媒中に選択された接着剤が分散した分散液に浸漬すること、あるいは、各テキスタイル材の細片の対向する表面に接着剤分散液を噴霧することによって行うことが好ましい。
次いで、例えば、押出によって行う、流体バリア材層でのテキスタイル材細片の被覆工程中に、接着剤を活性化する。
さらなる本発明のスライドファスナーの利点及び特徴は、以下の記載及び実施例によって、より明らかになるであろう。ただし、これらは説明のためにのみ用いられるものであって、本発明を限定するものではない。
本発明の実施形態による流体密封スライドファスナーの模式的な透視図を示す。 テープの層を示す図1のスライドファスナーの細部の模式的拡大透視図を示す。 本発明のさらない実施形態による、テープの層を示すスライドファスナーの細部の模式的拡大透視図を示す。
図1及び2を参照して、本発明の実施形態による流体密封スライドファスナーを、全体的に10として示す。
スライドファスナー10は、実質的に互いに平行な一対のテープ12を含む。各テープ12は、従来どおりに、例えば、射出オーバーモールディングプロセスによって、それらの内側の長縁13aの中央部に整列した歯21の列20を備える。
特に、整列した歯21の列20は互いに面しており、2つの受け止め、つまり、下部受け止め24及び上部受け止め26を伴っており、整列した歯の列に沿って互いから定められた距離で配置している。スライダー22は、それぞれ、列20の整列した歯21を流体密封状態で噛合し又は分離するために、下部受け止め24と上部受け止め26との間でスライド可能である。特に、スライダー22は、下部受け止め24で、その開口ストロークの終点に達し、よって、列20の整合する歯21を分離する。一方、スライダー22は、上部受け止め26で、その閉口ストロークの終点に達し、よって、対向するセット20の対向する整列した歯21を、液体封止状態で噛合する。
図1及び2において、下部受け止め24は、整合した歯21の列20の下端で、テープ12双方に適用された単一片の形態であり、一方、上部受け止め26は、2つの半分の部位からなり、各半分の部位は、整合した歯21の各列20の上端で、各テープ12にそれぞれ適用されている。
上部受け止め24及び下部受け止め26のテープ26への適用は、自体公知の方法によって、射出成形によって、実施例に示したように行うことができる。
さらに、テープ12は、整列した歯21の列20からの各内側の長縁の部位25に沿って、下部受け止め24を伴って、流体密封状態で、連結されている。特に、図1を参照すると、スライドファスナー10の外側において(外側は、使用中に流体に晒される側である)、部位25は、整列した歯21の列20の下端からテープの下部短縁13bにまで延長している。
図2に示したように、各テープ12は、流体バリア材層16に囲まれた、内側の強化テキスタイル材層14を含む。テープ12は、押出技術又は積層技術のいずれかによって形成され、内側のテキスタイル材14の一部を露出したままにならないように、流体バリア材層16は内側テキスタイル材層14を完全に被覆している。
本発明によれば、内側のテキスタイル材層14は、PE、好ましくは、PET、PA、それらのブレンド又はコポリマーからなり、流体バリア材層16は、TPE−U及びTPE−Eから選択される熱可塑性エラストマー材料からなる。
内側テキスタイル材料14は、織物又は不織繊維からなり、テープにある程度の柔軟性を与える。実際、スライドファスナーは、それが適用されるアイテムに、クラック、折れ、あるいは損傷又は負担を生じることなく適用され、折り曲げることができ、アイテムの形状に順応することができることが重要である。
好ましい実施形態によれば、テキスタイル材14は、人工又は合成テキスタイル材の切断繊維の紡績糸からなる。その糸は、切断繊維の使用によって、不規則で、粗い、天然様外表面を有している。
さらに、外側の流体バリア材層16は、内側のテキスタイル材層12と十分に適合性があり、それによって、押出又は積層によって製造され、2つの層は、それらの間を強力及び強固に接着させる相互作用を受ける。
本発明によれば、列20の整列した歯21は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択される熱可塑性材料からなる。
この場合、整列した歯21の材料は、例えば、射出オーバーモールディングプロセスによって、テープ12の縁において整列した歯21のセット20を適用によって、流体密封を形成するために、外側の流体バリア材16の材料と十分適合可能である。
本発明のさらなる実施の形態において、図3は、スライドファスナーの詳細を示しており、全体を40で示す。
この図において、図1及び2のスライドファスナー10と構造的又は機能的に同等のスライドファスナー40の特徴は、同じ番号を引用している。
スライドファスナー40において、各テープ12は、内側のテキスタイル材14の一部が露出したままとならないように、内側の強化テキスタイル材層を完全に被覆する外側の流体バリア材層16に囲まれた、内側の強化テキスタイル材層14を含む。しかし、本発明のこの実施形態では、テープ12は、テキスタイル材層14の対向する(上下)面に塗布された2つの接着剤層(層30、31)をさらに含む。接着剤が存在する領域には、テキスタイル材層14及び流体バリア材層16が、接着剤分子と、テキスタイル材14及び流体バリア層16を構成する材料との間の強力な化学結合によって、側面から連結されており、層14及び16の層間剥離を防止することができる。
以下は、本発明のスライドファスナーの製造方法の限定されない実施例である。
実施例1
PE繊維の細片を、従来の押出ヘッドによって、流体バリア材(TPE−U材)の層で完全に被覆した。ヘッドからの流体バリア材の押出は、製造業者によって示唆された手順に従って、従来法により行った。
次いで、被覆細片を、それらの長縁にそって、整列した歯の複数の各列で装備し、その列は、互いに所定の距離に設定した。歯は、それぞれ、ABS及びPAのブレンドにより形成した。歯の適用は、従来法(製造業者によって示唆された手順に従って)において歯の材料を被覆細片の長縁に射出オーバーモールディングすることによって行った。続いて、整列した歯の列が装備された被覆細片を、整列した歯の連続した列に沿って横方向に熱切断して、同じ寸法の複数のテープを得、各テープは整列した歯の列を備えている。
次に、従来法により、被覆されないまま残っているそれらの短縁において、流体バリア材で、テープをシールした。さらに従来の工程、特に、一対の各テープに上下受け止め及びその受け止め間を移動するスライダーを装備する工程の継続によってそのような一対のテープから、本発明の複数のスライドファスナーをそれぞれ得た。
そのように得られたスライドファスナーを、繰り返し洗濯サイクル(5回の洗濯サイクル)のそれぞれの前後に、テープの積層構造の層間剥離に対するそれらの抵抗性を試験した。
スライドファスナーの各洗濯サイクルを、適当な洗剤を用いて約1時間30分間の40℃での温度で、従来の洗濯機において行った。
抵抗性試験は、以下のように行った。試験される各サンプルを、各テープからの流体バリア層の小さな四角形の片(約15×40mm)を剥ぎ取る(調達する)ために、その表面において食刻を施した。次いで、流体バリア層の小さな四角の片及びテープの自由端部(剥離の方向と反対の方向)を、それぞれダイナモメータの2つの対向するフラットなクランプでクランプし、サンプルをフラットなクランプに対して垂直に配置した。
その後、サンプルを、負荷を増加させながら牽引するように、クランプを一定の速度で他のクランプから離した。テープから流体バリア層の層間剥離(分離)が得られるのに必要な最小負荷(Kg)を測定して、試験を終了した。
特に、本発明のスライドファスナーのサンプルは、食刻及び剥離を行ったテープ表面の位置によって、2つのグループに分割された。
その結果を、各グループの試験サンプルから得た最小負荷の平均値として、以下の表1に示す。
Figure 2008086779
上記表1から明らかなように、本発明のスライドファスナーは、繰り返し洗濯サイクルの後においてもテープの積層構造に対する層間剥離に良好な抵抗性を示す。特に、本発明のスライドファスナーの層間剥離に対する抵抗は、洗濯サイクルの回数が増加するにつれて、わずかに衰えるのみであったことを観察することができる。
上述した結果は、本発明によれば、内側のテキスタイル材と外側の流体バリア材との間で非常に良好な結合が達成され、そのような結合は、実質的に変わらず、長期にわたって保持することができることを示す。その結果、本発明のスライドファスナーは、例えば、それらの頻繁な、繰り返し使用及び従来の洗濯操作に起因する引張り応力に長期間にわたって繰り返し晒されても、それらの流体密封特性を保持することができる。
歯に関して、本発明のスライドファスナーは、従来のスライドファスナーのそれらと十分適合性のあるテープとの界面で良好な機械的特性を示し、本発明は、歯の材料とテープの外側の流体バリア材との間で良好な化学結合を達成することが分かる。
実施例2
複数のスライドファスナーを、実施例1に記載したのと同様の方法を用いて製造した。しかし、この実施例では、テキスタイル材の細片を被覆する流体バリア材は、黄色顔料を含有するTEP−Eからなり、歯の材料はPBTからなる。
そのように得られたスライドファスナーを、上述した実施例1と同様の方法を用いて、テープの積層構造の層間剥離に対するそれらの抵抗性を試験した。しかし、この実施例では、本発明の試験する全てのサンプルを、テープ表面において、実質的に同じ位置で食刻した。
その結果を、試験サンプルから得た最小負荷の平均値として、以下の表2に示す。
Figure 2008086779
上記表2から明らかなように、本発明のスライドファスナーは、繰り返し洗濯サイクルの後においてもテープの積層構造に対する層間剥離に良好な抵抗性を示す。また、本発明のスライドファスナーの層間剥離に対する抵抗は、洗濯サイクルの回数が増加するにつれて、わずかに衰えるのみであったことを観察することができる。
上述した結果は、本発明によれば、内側のテキスタイル材と外側の流体バリア材との間で非常に良好な結合が達成され、そのような結合は、実質的に変わらず、長期にわたって保持することができることを示す。
その結果、本発明のスライドファスナーは、例えば、それらの頻繁な、繰り返し使用及び従来の洗濯操作に起因する引張り応力に長期間にわたって繰り返し晒されても、それらの流体密封特性を保持することができる。
歯に関して、本発明のスライドファスナーは、従来のスライドファスナーのそれらと十分適合性のあるテープとの界面で良好な機械的特性を示し、本発明は、歯の材料とテープの外側の流体バリア材料との間で良好な化学結合を達成することが分かる。
実施例3
この実施例では、スライドファスナーを、テープの層を結合するための接着剤を用いることにより製造した。
特に、まず、接着剤層(ポリウレタン樹脂)を、接着剤の分散液中に細片を浸漬することにより、PE細片の対向する表面に塗布し、次いで、接着剤が塗布された細片を、実施例1の方法に従って、TPE−U流体バリア層で被覆するという方法によって、上述した実施例1の方法の変形を行った。
また、細片を被覆した後に実施例1の方法を行い、テープの積層構造の層間剥離に対するそれらの抵抗を試験した複数のスライドファスナーを得た。
各テープの流体バリア層及びテキスタイル層は、その間に接着剤が存在するため、互いに極めて強力に結合し、その結果、各繰り返し洗濯サイクルの前後の双方において、そのような層に層間剥離が観察されない。
特に、いずれの場合においても、各テープの流体バリア層及びテキスタイル層は、互いに非常に強力に結合していることが見出された。実施例1の方法において行われた試験に対して流体バリア層のいずれの部位をも隆起させることは不可能であった。
また、歯の機械特性について、従来技術のスライドファスナーの歯のそれらと十分適合性があることが見出されており、よって、本発明による製造方法の実施例において、歯の材料とテープの外側の流体バリア材との間の良好な化学結合が同様に達成されていることがわかる。
実施例4
従来の紡績法によって、天然様短繊維を得るために予め切断されたポリエステル繊維を用いて、糸を製造する。そのようにして得られた糸は、不規則で、表面が粗く、例えば、「パイル」テキスタイル材と同様であり、天然繊維の糸を模造している。
その糸は、テキスタイル強化層を形成するために用いられ、従来の押出ヘッド及び実施例1に従った方法によって、溶融TPE−Uの層で完全に被覆されている。
上述した記載から、本発明の流体密封スライドファスナーは、主に、テープは層間剥離に対して抵抗性であるため、長期にわたって良好な流体密封特性を示すという事実によって、技術的問題を解消することが明らかである。
さらに、本発明のスライドファスナーは、良好な柔軟性、低い脆性温度(約−40℃)、−30〜+70℃の温度範囲における空気中での性能安定性、着色の容易性、水安定性(低吸湿性)、海水に対する耐性、ガソリン又はアンモニア等の化学物質、可視及びUV光の安定性、密閉、接着及び縫製の容易性を含む多くの有利な特徴によって特徴付けられる。
もちろん、当業者は、以下のクレームによって規定されるように、特定の付随的な必要条件(その全ては本発明の保護の範囲によっていずれもカバーされる)を満たすために、上述の流体密封スライドファスナーに、多数の修正及び変形をもたらすことができる。

Claims (21)

  1. 一対のテープ(12)とスライダー(22)とを含む流体密封スライドファスナーであって、
    各テープ(12)は、熱可塑性エラストマー材(TPE)からなる流体バリア層(16)に囲まれた内側の強化テキスタイル材層(14)を含む積層構造を有しており、各テープ(12)は、少なくともその長辺の一方の一部で、熱可塑性材料からなる整列した歯(21)の列(20)を備えており、その対のテープ(12)の整列した歯(21)の列(20)は、互いに向き合い、上下受け止め(24、26)を伴っており、スライダー(22)は、それぞれ、整列した歯(21)を流体密封状態で噛合し又は分離するために、上下受け止め(24、26)間でスライド可能であり、
    内側の強化層(14)用テキスタイル材は、ポリエステル(PE)、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択され、
    流体バリア層(16)用の熱可塑性エラストマー材(TPE)は、熱可塑性エラストマーポリウレタン(TPE−U)及び熱可塑性エラストマーポリエステル(TPE−E)から選択され、
    歯(21)用の熱可塑性材料は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択されることを特徴とする流体密封スライドファスナー。
  2. テキスタイル材は、ポリエステル(PE)、好ましくは、PET、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択され、TPEは、TPE−Eであり、熱可塑性材料は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)及びそのブレンド又はコポリマーから選択されることを特徴とする請求項1の流体密封スライドファスナー(10)。
  3. テキスタイル材は、切断繊維の紡績糸であることを特徴とする請求項1又は2の流体密封スライドファスナー(10)。
  4. TEP−Eは、ポリエーテル−エステルブロックコポリマーであることを特徴とする請求項2又は3の流体密封スライドファスナー(10)。
  5. TEP−Uは、エーテル及び/又はエステルとイソシアネートとから得られるブロックコポリマーであることを特徴とする請求項2又は3の流体密封スライドファスナー(10)。
  6. 熱可塑性材料は、PBT及びポリカーボネート(PC)を含むブレンドからなることを特徴とする先行するいずれかの請求項の流体密封スライドファスナー(10)。
  7. PBT/PCのブレンドにおける重量比は、70/30から30/70の範囲であることを特徴とする請求項6の流体密封スライドファスナー(10)。
  8. 熱可塑性材料は、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)及びポリアミド(PA)を含むブレンドからなることを特徴とする先行するいずれかの請求項の流体密封スライドファスナー(10)。
  9. ABS/PAのブレンドにおける重量比は、70/30から30/70の範囲であることを特徴とする請求項8の流体密封スライドファスナー(10)。
  10. さらに、内側のテキスタイル材層(14)と外側の流体バリア材層(16)との間に接着剤層を含むことを特徴とする先行するいずれかの請求項の流体密封スライドファスナー(10)。
  11. 接着剤は、ポリウレタン樹脂を、好ましくは、有機溶媒におけるその分散液の形態で含むことを特徴とする請求項10の流体密閉スライドファスナー(10)。
  12. 先行する請求項のいずれかのスライドファスナーの製造方法であって、
    −テキスタイル材の複数の細片を準備し、
    −流体バリア材の層でテキスタイル材の細片を被覆し、
    −それらの長縁にそって、被覆された各細片に、整列した歯(21)の複数のセット(20)を適用し、
    −各被覆細片を、整列した歯(21)の連続したセット(20)にそって横方向に熱切断して所望の長さの複数のテープ(12)を得、各テープ(12)は整列した歯(21)のセット(20)が装備され、
    −複数のテープ(12)を対に結合し、各テープ(12)の対に、上下受け止め(24、26)及びこの上下受け止め(24、26)間でスライド可能なスライダー(22)を装備する工程を含み、
    この方法は、テキスタイル材をポリエステル(PE)、好ましくは、PET、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択し、流体バリア材は、熱可塑性エラストマーポリウレタン(TPE−U)及び熱可塑性エラストマーポリエステル(TPE−E)から選択される熱可塑性エラストマー材からなり、歯(21)は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択される熱可塑性材料からなることを特徴とするスライドファスナーの製造方法。
  13. 被覆工程を、テキスタイル材の細片上に、選択されたTPEを押し出すか又は積層することによって行うことを特徴とする請求項12の方法。
  14. テキスタイル材の細片を、切断繊維の紡績糸で製造し、その繊維は、連続繊維の切断プロセスによって得られ、その糸は、切断繊維の使用のために、不規則で粗い表面を有しており、
    被覆工程を、細片の紡績糸テキスタイル材の細片に、選択されたTPEを押し出す又は積層することによって行い、テキスタイル材の表面の不規則性を、TPE層に組み込んだままとすることを特徴とする請求項13の方法。
  15. 歯(21)を、各被覆細片の長縁に、選択された熱可塑性材料の射出オーバーモールディング法によって得ることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1つの方法。
  16. さらに、その短切断縁で、各テープ(12)を、流体バリア材にてシールする工程を含むことを特徴とする請求項12〜15のいずれか1つの方法。
  17. さらに、細片を流体バリア材で被覆する前に、各細片の対向する表面に接着剤層を塗布する工程を含むことを特徴とする請求項12〜16のいずれか1つの方法。
  18. 被覆工程を、各テキスタイル材の細片を、有機溶媒中に選択された接着剤が分散した分散液に浸漬すること、あるいは、各テキスタイル材の細片の対向する表面に接着剤分散液を噴霧することによって行うことを特徴とする請求項17の方法。
  19. 熱可塑性エラストマー材(TPE)からなる流体バリア材層で被覆されたテキスタイル材の細片を含む請求項1〜11のいずれかの流体密封スライドファスナーの製造用半完成品であって、
    テキスタイル材は、ポリエステル(PE)、好ましくは、PET、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択され、熱可塑性エラストマー材(TPE)は、熱可塑性エラストマーポリウレタン(TPE−U)及び熱可塑性エラストマーポリエステル(TPE−E)から選択されることを特徴とする半完成品。
  20. さらに、細片の長縁にそって装備された整列した歯(21)の複数の列(20)と含み、整列した歯(21)の列(20)は、互いに所定距離はなれて配置され、
    歯(21)は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリアミド(PA)及びそれらのブレンド又はコポリマーから選択された熱可塑性材料からなることを特徴とする請求項19の半完成品。
  21. ダイビングスーツ、セーリングスーツ、キャンピングテント等のスポーツ及びアウトドア活動アイテムの製造のための請求項1〜11のいずれかの流体密封スライドファスナーの使用。
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