JP2008086650A - 遊技機 - Google Patents

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Yasushi Iwata
康司 岩田
Kensuke Ataka
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Abstract

【課題】遊技者が遊技操作をスムーズに行え得るに必要十分な遊技関連情報を効果的に演出表示する等の遊技機を提供する。
【解決手段】スロットマシン(1)の操作卓(11)に設けられるメダル投入部(15)の背板部(155)に開口窓(155a)を形成し、背後の中パネル(9)の裏面にセグメント表示部(160)を格納して設ける。メダル投入部の開口窓を通して、クレジット等の遊技操作に必要な情報を数値又は文字で演出表示させる。このようにメダル投入部を使った演出表示により、新たなゲーム性を提供し、興趣を増大させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技メダルの投入に基づき遊技を行うスロットマシン等の遊技機に関し、詳細には、演出表示機能を有するメダル投入部を備えた遊技機に関する。
遊技機である例えばスロットマシンには、遊技開始に先立って遊技者が遊技メダル(以下、単に「メダル」という)を投入するためのスリット(投入口)が形成されたメダル投入部が前扉の操作卓に設けられている。すなわち、スロットマシンは、遊技者がメダルを投入することで予め複数枚数のメダルをクレジットすることができ、ベット操作に応じてクレジットから所定枚数のメダルが遊技に賭けられる。この状態で遊技者がスタートレバーを操作すると、複数のリールが一斉に回転し、これと同時に入賞に係る図柄の組み合せの抽選が内部的な処理(内部抽選)で行われる。そして、遊技者による停止操作の指示に従ってリールをそれぞれ停止させ、上述の抽選結果と一致する図柄を有効ラインに揃えて表示したとき当該入賞が成立し、それに応じた枚数のメダルが遊技者に払い戻される。
ところで、従来のスロットマシンにおいては、前面の中パネルを介して設けられる例えば7セグのLED表示器が、上述のクレジットやその他の情報(例えばエラーコード等)を切り換えて表示している。このような表示のみでは、例えば遊技に不慣れな初心者がクレジット不足に気付かずに遊技を継続し、次の操作がスムーズに行えない場合が時に生じていた。また、従来のメダル投入部付近には、何らメダルの投入を促す手段や演出表示手段も講じられていなかった。
こうした背景を受け、メダル投入部の内部またはその近傍にLED等の発光体を付加し、発光体による光でメダル投入部を演出表示して、遊技者に利便性や遊技性を提供する技術が提案され公知となっている。
例えば特許文献1においては、投入口の背後に透光性材料からなる発光体を一体的に配置して均一に発光させる簡素化した構造のメダル投入部が開示されている。また、特許文献2においては、クレジットが所定の賭け枚数以下となった場合に投入口の周辺に設けた発光手段を発光させることで、遊技者にクレジット不足を報知し、メダルの投入を促す手段が開示されている。また、特許文献3においては、メダル投入部(当該文献においてはガイド部材)を透明樹脂で成形するとともにその下部に発光体を内蔵させ、上述の内部抽選の結果に応じて発光体の数や色を変えることで、内部当選の種類を遊技者に告知する手段が開示されている。
特開2002−102426号公報 特開2002−291969号公報 特開2002−239076号公報
しかし、上述したメダル投入部の構造は、何れもLED等の発光体の点灯等させた状態の変化で遊技情報を演出表示するのみであり、例えば遊技操作をスムーズに行え得るに必要十分な情報を効果的に提供するものではなかった。
本発明は、こうした従来の課題を解決するためになされたものであり、遊技者が例えば遊技操作をスムーズに行え得るに必要十分な情報を効果的に演出表示することができる等の遊技機を提供することを目的としている。また、本発明は、遊技機においてメダル投入部の演出表示機能を充実させることで、遊技者の利便性を向上させ、また遊技が単調になるのを回避して飽和感を生じさせないようにする等を目的としている。
上述した課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、遊技に供せられる遊技メダルが投入されるメダル投入部を前面側に備える遊技機であって、前記メダル投入部は、遊技メダルの一面に当接して当該遊技メダルを投入口内に案内する背板部を有しており、前記背板部の一部に形成される開口窓と、前記メダル投入部の背後に設けられ前記開口窓を通して情報を表示させる情報表示部と、を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、メダル投入部の背板部の一部に形成した開口窓を通して、背後の情報表示部が情報を表示する。情報表示部が例えばメダルの投入に関する有効な遊技関連情報を背板部の開口窓を通して表示することで、メダルの投入を遊技者に演出して促すことができる。これにより、遊技者が遊技操作をスムーズに行え得るに必要十分な遊技関連情報を効果的に演出表示する手段を提供し、遊技者の利便性や遊技性を向上させる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記情報表示部は、内部貯留されている使用可能なクレジット、内部当選役の種類、エラー情報又は出玉率の設定値の少なくとも何れかを随時表示することを特徴とする。
請求項2に記載の遊技機によれば、メダル投入部の背板部の一部に形成した開口窓を通して情報表示部は、クレジット又は内部当選役等の遊技に関連する情報を随時表示する。これにより、遊技者に対し、遊技の操作をスムーズに行え得るようにする等の利便性を向上させる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機であって、前記メダル投入部は、前面パネルの前方で近接する位置に設けられ、前記情報表示部は、前記前面パネルの裏面に対向当接して格納されていることを特徴とする。
請求項3に記載の遊技機によれば、情報表示部を前面パネルの裏面側に格納して設けたので、構造が簡素化する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機であって、前記開口窓にレンズ体が装備されていることを特徴とする。
請求項4に記載の遊技機によれば、情報表示部が表示する情報をレンズ体が拡大して表示するので、視覚的な演出効果をより高めることができる。
上述したように、本発明によれば、例えば遊技者が遊技操作をスムーズに行え得るに必要十分な遊技に関連する情報を効果的に演出表示する手段を提供し、遊技者の利便性や遊技性を向上させることができる。
以下、本発明に関わる遊技機の好適な実施形態としてスロットマシン1を説明する。ここで、図1はスロットマシン1の前面外観構造を表した正面図、図2は前扉3を開いて筐体2の内部構造を表した図である。
始めに、図1を参照して、スロットマシン1の前扉3に形成されるフロントマスク構造を説明する。スロットマシン1のフロントマスクは、上から上パネル部、中パネル部、下パネル部に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、下パネル部の下方には、メダルを貯留するための受け皿が一体的に形成された硬質プラスチック製の成型品である受皿部材5が取り付けられている。
上パネル部には、高輝度の発光ダイオード(以下、発光ダイオードを「LED」と略称する)を内蔵した上部ランプ6a及びコーナランプ6b、6c等の飾りランプが配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部の左右位置にはスピーカを内蔵する放音部7a、7bが設けられ、効果音や楽音等によるゲームの演出を行っている。更に、各放音部7a、7bに挟まれる中央位置には、液晶表示ユニット8がその画面を臨ませて、前扉3の背後から取り付けられている。
なお、液晶表示ユニット8は、ゲームの進行に応じて適宜選択される動画像を表示して当該ゲームにストーリー性を与えたり、また、ボーナスゲーム等の大当たりの際には、よりダイナミックな画像を表示して、遊技者に高配当の期待感を引き起こしたりする等の演出を効果的に行っている。
前扉3の略中段に設けられる中パネル部は、中央に大きく開口する外郭枠を備え、その開口を塞ぐようにアクリル製の板である中パネル9が背後から取り付けられている。中パネル9の略中央には、長方形の透明な表示窓9aが形成されている。なお、筐体2内に設けられている円筒状の3個のリール10a、10b、10cは、この表示窓9aを透して遊技者に目視される。
すなわち、各リール10a、10b、10cの周面には、複数の異なる種類を含む例えば21個の図柄(図示略)がほぼ等間隔で配列され、各リールが停止したときに表示窓9aに臨む縦3個、横3個(合計9個)の図柄が、当該表示窓に変動表示される。そして、ゲームの開始に際し、スロットマシン1に例えば3枚のメダルが賭けられると、横方向の3図柄が揃うそれぞれ3つのラインに加え、表示窓9aの対角方向に3図柄が揃うそれぞれ斜め2つの合計5つのラインが、入賞判定の基準となる有効ラインとして当該ゲームに設定される。
中パネル9の下方には、前方にかけて若干下方に傾斜する上面11aを有する卓状部である操作卓11が形成されている。この操作卓11の右側端部には、ゲームに賭けるメダルを投入するためのスリット151(細長の投入口)が形成されたメダル投入部15が設けられている。
なお、図1の円内に拡大して示されるメダル投入部15は、本発明に係るメダル投入部の一の実施形態を表している。詳細は後述するが、メダル投入部15の本体部材は、メダルの投入口である細長のスリット151と、左右に流線形の曲面を有する隆起部152、153と、スリット151を基端に各隆起部152、153の間がU字状にえぐられた形状の送り溝154と、送り溝154によるメダルの送り方向に対しスリット151を挟む位置で略直交する垂直の前面を有する背板部155とを備えて操作卓11の上面11aに固定されている。また、背板部155の中央には開口窓155aが形成され、この開口窓155aを通して背後のセグメント表示部160による数値及び文字等が演出表示される。
操作卓11には、また、ベットボタン12と、スタートレバー13と、3個のストップボタン14a、14b、14c等の操作スイッチが配設されている。ベットボタン12は、ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチであり、本実施形態では1回の押圧操作で3枚のメダルが賭けられる。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cの回転開始を指示するためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
下パネル部は、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷されて表示される下パネル4と、その左右に設けられたサイドランプ4a、4bとを備えて構成されている。
前扉3の最下部に取り付けられる受皿部材5には、入賞等の際にメダルを受け皿へ払い出す開口であるメダル払出口16と、ゲームの進行に応じて演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する放音部17a、17bとがそれぞれ配設されている。
次に、図2を参照しながらスロットマシン1の内部構造を説明する。なお、図2に示されるように、スロットマシン1の本体は、前面に開口を有する略直方の箱体である筐体2に対し、上下のヒンジ継手27a、27bを介して前扉3が開閉可能に取り付けられている。したがって、図2においては、前扉3の裏面と筐体2の内部の構造が示されている。
まず、筐体2側の上部位置には、スロットマシン1の全体動作を統括制御する主制御基板21が透明なプラスチックケースに格納されて離脱不能に取り付けられている。なお、後述するように主制御基板21は、CPU、ROM、RAM、その他周辺機器と通信する際の整合機能を有するインタフェース回路等の電子部品を実装するマイコンベースの制御回路基板であり、スロットマシンゲームの進行を管理するとともに、リール10a、10b、10cの回転、停止の制御、ホッパーユニット23を使ったメダルの払い出し制御等の内部機器の動作制御をも行っている。
筐体2内のほぼ中央には、3個のリール10a、10b、10cを回転可能に組み付けたリールユニット10が、前扉3側の表示窓9aに対向して所定のフレーム22に設置されている。なお、各リール10a、10b、10cは、それぞれの回転軸に直結して設けられたステッピングモータ103a、103b、103cにより回転駆動される。すなわち、主制御基板21が各ステッピングモータを駆動させる指令パルスデータを、リールユニット10の上部に取り付けられた回胴装置基板101に出力し、回胴装置基板がこれを4相の駆動パルス信号に変換増幅をすることにより、各リールの回転及び停止の制御が行われている。
筐体2のヒンジ継手27a、27bとは反対側の側板には、対向する前扉3側のロックレバー(施錠機構40)を係止させる板金片であるロック係止部26a、26bが、開口縁近くの上下2箇所に突出して固定されている。
筐体2の下部には、ホッパー部に複数枚のメダルを貯留し、入賞払い戻し等の際にメダルを放出して受皿部材5へ払い出すホッパーユニット23が設置されている。また、補助タンク24は、ホッパーユニット23でオーバーフローしたメダルを回収するために、当該ホッパーユニット23に隣接して設けられている。また、ホッパーユニット23の他方側には電源ユニット25が隣接して設置されている。電源ユニット25の板金ケース内には、スロットマシン1の各機器に所要の電源を供給する主電源装置252と、その配電及び中継基板としての電源装置基板251とが収容されている。
次に、前扉3側の上部には、上パネルユニット34が取り付けられている。この上パネルユニット34には、図1に示した液晶表示ユニット8の背面に接する位置にサブ制御基板31が透明なプラスチックケースに格納されて離脱不能に取り付けられている。なお、サブ制御基板31は、主制御基板21からの指令に基づき動作し、後述するように、液晶表示ユニット8、上部ランプ6a等の飾りランプ及び放音部7a、7b等のスピーカ33a、33bを駆動制御することで、主にスロットマシンゲームの演出に関わる制御を担当している。
また、上パネルユニット34には、前面側の上部ランプ6a及びコーナランプ6b、6cの光源である高輝度LED用の実装基板であるLED基板32a、32b、32cと、放音部7a、7bを構成するスピーカ33a、33bがそれぞれ対応する所定の位置に取り付けられている。
上パネルユニット34の下方には、リール10a、10b、10cを透視させる表示窓9a等が形成された中パネルユニット35が取り付けられている。中パネルユニット35は、前面に中パネル9を配置し、その表示窓9aの周囲の裏面側に、中央表示基板351と、リール照明部352と、ランプ基板353、354が配置されている。中央表示基板351は、スタートレバー13及びストップボタン14a、14b、14c等のスイッチ出力を主制御基板21へ中継する回路基板である。リール照明部352には、リール10a、10b、10cを照明する冷陰極蛍光管とこれを駆動するインバータ等が装備されている。ランプ基板353、354の前面側には、中パネル9の裏面に対向する白熱ランプが複数実装され、これら白熱ランプをそれぞれ点灯させることで、内部抽選結果の告知や目押し順などをアシストする。
中パネルユニット35の下方には、前面側の下パネル4、及びサイドランプ4a、4b等を収容する下パネルユニット37が設けられている。また、図1に示したメダル投入部15の下方に接してメダルセレクタ36が取り付けられている。メダルセレクタ36は、メダルの選別・振分機構とメダルセンサ361等から構成される。すなわち、メダル投入部15に投入されたメダルは、メダルセレクタ36に案内され、選別・振分機構が適正と判定したメダルのみがメダルセンサ361側へ通過する。そして、メダルセンサ361がメダルを検知して出力したメダル受付信号を主制御基板21が受信することにより、クレジットが加算される。
下パネルユニット37の裏面には、メダルセレクタ36が適正と判定し通過させたメダルをホッパーユニット23へ案内するメダル貯留通路38aと、メダルセレクタ36により不適として振り分けられ排除されたメダル(または異物)を前面のメダル払出口16へ案内するフローシュート38bと、ホッパーユニット23から放出されたメダルを受けてメダル払出口16へ案内するメダル払出通路38cがそれぞれ設けられている。更に、下パネルユニット37の下方には、受皿部材5に形成された放音部17a、17bを構成するスピーカ39a、39bがそれぞれ取り付けられている。
また、ヒンジ継手27a、27bとは反対側の前扉3の側縁部には、施錠機構40が装備されている。すなわち、前扉3を筐体2側に回動して閉じたとき、施錠機構40のロックレバーが上述のロック係止部26a、26bに係止することで、前扉3が筐体2に対して自動的に施錠されるように構成されている。
次に、かかるスロットマシン1の遊技動作を制御する制御システムの構成を図3のブロック図で説明する。
図3を参照し、主制御基板21は、CPU211の他にROM212、RAM213等の半導体メモリからなる記憶部が備えられ、ROM212に予め記憶されているスロットマシンゲーム用のシステムプログラムに従ってCPU211が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を制御している。
CPU211には、一定周期(例えば1.87msec)のクロック信号を生成するクロック割込信号生成部214が接続され、毎回のクロック割込に同期して、スタートレバー13、ストップボタン14a、14b、14c、ベットボタン12、及びメダルセレクタ36に内蔵されたメダルセンサ361等のスイッチ出力及びセンサ出力を中央表示基板351を介して読み取っている。
また、主制御基板21には、発振素子及び当該発振素子で生成される短周期のパルス信号をカウントするメモリカウンタ素子とからなる乱数発生部215と、乱数発生部215のカウント値を取得するサンプリング部216とを有してなるハードウエア抽選回路が設けられている。主制御基板21のCPU211は、所定の遊技操作に係るタイミングでサンプリング部216に指令し、その時点で乱数発生部215が示す数値を乱数値として取得する。そして、その乱数値に基づいて入賞役及び演出パターン等のテーブル抽選の処理を行っている。
また、CPU211は、各リール10a、10b、10cのステッピングモータ103a、103b、103cに対し、上述のクロック割込信号に基づいて生成される4相の駆動パルス信号を、回胴装置基板101により電流増幅して供給している。そして、CPU211は、各リールに設けられた基準位置センサ102a、102b、102cから作動信号を受信する毎にその位置データを校正(リセット)し、これを基準に送出した指令パルスデータに基づいて、正確に各リールを回転駆動制御している。
また、主制御基板21には、電源装置基板251を経由して、ホッパーユニット23の払出モータ231及び払出センサ232が接続されている。CPU211は、入賞による払い戻し若しくはメダルの貸し出し操作がされた際に、払出モータ231を回転駆動してメダルを遊技者に払い出す。そして、払出センサ232の作動により検知した実際のメダルの払い出し枚数が予定している枚数と一致した時に、当該払出モータの駆動を停止する制御を行っている。
また、スロットマシン1の主電源として各機器及び制御基板等へ電力を供給する主電源装置252が、電源装置基板251を介して主制御基板21に接続されている。
また、主制御基板21に接続されるサブ制御基板31は、セグメント表示部160に数値等を表示させる演出表示制御部311と、音源データメモリ313から音源データを選択し復号化(再生)した音信号に基づいてスピーカ33a、33b、39a、39bを鳴動駆動する音響制御部312と、画像データメモリ315に記憶している演出に係る画像データを選択処理して画像制御基板81に出力する画像データ処置部314等の制御回路を主に有して構成されている。
なお、画像制御基板81は、VDP(Video Display Processor)及びフレームメモリやビデオRAM等を搭載しており、画像データ処理部314から供給される画像データに基づき、一部、動画の表現方法に応じてマージ等の編集を加えた後ビデオ信号を生成し、液晶表示ユニット8において演出用の動画像を表示する制御を行っている。
かかる構成のスロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの払い出しが完了した時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、遊技者がメダル投入部15よりメダルを投入すると、そのメダルがクレジットとして内部貯留される。そして、遊技者がベットボタン12を押圧操作すると、クレジットから3枚のメダルを消費してゲームに賭けられる。
このゲーム開始の状態で、スタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板21はリール10a、10b、10cを一斉に回転させる。これと同時に後述する乱数値に基づく抽選(内部抽選)を行って、有効ラインに引き込み停止可能な図柄の組み合せ、すなわち入賞役を内定し若しくはハズレを決定する。この内部抽選の結果は、内部抽選結果フラグ(メモリ)に記憶される。
次に、遊技者がストップボタン14a、14b、14cを任意のタイミング及び順番で押圧操作すると、主制御基板21は、それに従って順次対応するリールを停止させる。そして、全てのリール10a、10b、10cが停止した後、主制御基板21は、リール10a、10b、10cが有効ラインに表示する図柄の組み合せと、内部抽選フラグで参照される内部当選した入賞役に係る図柄の組み合せとが一致するか否か判定し、何れかの有効ラインにおいて一致したとき当該入賞役が確定する。このとき、その入賞役の種類に応じた枚数のメダルがクレジットに加算され、ボーナス等の特別役が成立した場合には、通常よりも有利な条件でできるゲームが有限的に与えられる。なお、入賞の払い戻しによりクレジットがその上限を超える場合には、ホッパーユニット23が作動して、超過した枚数分のメダルがメダル排出口16より払い出される。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓9aに変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、内部抽選した組み合せで図柄を揃えることにより、入賞役が成立して賭けた以上のメダルを獲得し得るので、メダルを増やすという興趣を伴ったゲームを楽しむことができる。
次に、遊技者によってメダルが投入される上述のメダル投入部15の構造を図4及び図5を参照して更に詳細に説明する。ここで、図4はスロットマシン1においてメダル投入部15を含むその周辺の斜視図であり、その一部を破断して表した図である。また、図5はメダル投入部15の構造を表した縦断面図である。
上述したようにメダル投入部15の本体部材は、送り溝154の左右においてそれぞれ異なる高さで各外面が流線形の曲面を有する隆起部152、153と、送り溝154によるメダルの送り方向に対向し円弧状の上縁を有する背板部155とを主に備えて、例えばアルミ合金を素材とするダイカスト等により一体成形され、更には表面全体にクロム等の光沢メッキが施されている。
送り溝154は、上述したようにメダルの径に相当する曲率で形成されたU字状の溝であり、前方からメダルの送り先であるスリット151にかけて次第に高くなるように傾斜している。また、送り溝154には、送り方向に沿ってメダルとの摩擦抵抗を低減するための複数の凹溝が刻まれている。
背板部155の前面は、スリット151内のメダル投入通路の壁面と同一面をなしている。すなわち、遊技者は、メダルを投入するに際し、1枚ずつ若しくは複数枚のメダルを面方向に重ねた状態で送り溝154に載置し、最もスリット151側のメダルを背板部155の前面に押し当てながらスリット151にメダルを落下させることで、メダルが垂直に立てられた姿勢のまま1枚ずつ下方のメダルセレクタ36へ案内されるようになっている。
また、メダル投入部15の背板部155の中央に形成された開口窓155aを通して、背後のセグメント表示部160により、現在貯留されているクレジットの残数などの遊技に関連する情報(遊技関連情報)が演出表示される。すなわち、図5に示されるように、中パネル9を前面側に取り付ける中パネルユニット35のユニット枠35aに、例えば7セグLEDであるセグメント表示部160がネジ161a、161bで固定され、その表示面が中パネル9の透明部分に当接している。一方、メダル投入部15の本体部材は、操作卓11を構成する内部枠であるパネル枠11bにネジ159で固定されるとともに、背板部155の開口窓155aがちょうどセグメント表示部160の表示面に位置している。
スロットマシン1の主制御基板21は、一定周期のクロック割込毎にRAM213で記憶管理される現在のクレジットのデータを読み取って、サブ制御基板31に指令して、セグメント表示部160に最新のクレジットを表示させる。これにより、遊技者は、メダル投入部15にメダルを投入する際に、メダル投入部15を介して、クレジットの残数を毎回確認することができ、このためクレジットが足りなくなる事態を可及的に防ぐことができる。
また、クレジット以外にも文字等を表示して、メダルの投入を遊技者に促すこともできる。また、例えばスロットマシン1のエラーコード又は出玉率の設定値などをセグメント表示部160に表示したり、他に一部文字を含む情報として例えば内部抽選した入賞図柄の告知などを随時切り換えて表示させてもよい。このように、メダル投入部15を使って様々な遊技関連情報を遊技者に注目させて演出表示することができる。
また、図示はしていないが背板部155の開口窓155aに凸レンズを嵌着させてもよい。セグメント表示部160の数値等をレンズで拡大して表示することで、視覚的な演出効果をより高めることができる。なお、セグメント表示部160以外にも、例えば液晶表示部、有機EL表示部またはドットLED表示部等を中パネル9の背後に設け、メダル投入部15の開口窓155aを通して、これらの画像による二次元情報を演出表示するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、メダル投入部15の背板部155を介して、例えばクレジットを表示するようにしたので、遊技者にメダルの投入を促し、ゲーム中にクレジットが足りなくなる事態を防ぐことができる。このように、メダル投入部15を介して、数値や文字等により様々な遊技関連情報を演出表示することができ、遊技者が初心者等であってもゲーム操作がスムーズになり、利便性を向上させる。また、メダル投入部15を使った演出を伴う情報表示により、新たなゲーム性を提供し、興趣を増大させる。
本発明は、メダルを使って遊技を提供する一般的なメダル遊技機において広く応用され得る。
本発明に関わる遊技機の実施形態であるスロットマシンの正面図である。 図1に示したスロットマシンの内部構造を表した図である。 図1に示したスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 メダル投入部の実施形態を表した斜視図である。 図4に示したメダル投入部の縦断面図である。
符号の説明
1…スロットマシン
2…筐体 3…前扉
4…下パネル 5…受皿部材
6a…上部ランプ 6b、6c…コーナランプ
7a、7b…放音部 8…液晶表示ユニット
9…中パネル 9a…表示窓
10…リールユニット 10a、10b、10c…リール
11…操作卓 11a…上面
11b…パネル枠 12…ベットボタン
13…スタートレバー 14a、14b、14c…ストップボタン
15…メダル投入部 16…メダル払出口
17a、17b…放音部 21…主制御基板
22…フレーム 23…ホッパーユニット
231…払出モータ 232…払出センサ
24…補助タンク 25…電源ユニット
26a、26b…ロック係止部 27a、27b…ヒンジ継手
31…サブ制御基板 32a、32b、32c…LED基板
33a、33b…スピーカ 34…上パネルユニット
35…中パネルユニット 35a…ユニット枠
36…メダルセレクタ 37…下パネルユニット
38a…メダル貯留通路 38b…フローシュート
38c…メダル払出通路 39a、39b…スピーカ
40…施錠機構 81…画像制御基板
101…回胴装置基板
102a、102b、102c…基準位置センサ
103a、103b、103c…ステッピングモータ
151…スリット 152、153…隆起部
154…案内溝部 155…背板部
155a…開口窓 159…ネジ
160…セグメント表示部 161a、162…ネジ
211…CPU 212…ROM
213…RAM 214…クロック割込信号生成部
215…乱数発生部 216…サンプリング部
251…電源装置基板 252…主電源装置
311…演出表示制御部 312…音響制御部
313…音源データメモリ 314…画像データ処理部
315…画像データメモリ
351…中央表示基板 352…リール照明部
353、354…ランプ基板 361…メダルセンサ

Claims (4)

  1. 遊技に供せられる遊技メダルが投入されるメダル投入部を前面側に備える遊技機であって、
    前記メダル投入部は、遊技メダルの一面に当接して当該遊技メダルを投入口内に案内する背板部を有しており、
    前記背板部の一部に形成される開口窓と、前記メダル投入部の背後に設けられ前記開口窓を通して情報を表示させる情報表示部と、を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記情報表示部は、内部貯留されている使用可能なクレジット、内部当選役の種類、エラー情報又は出玉率の設定値の少なくとも何れかを随時表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記メダル投入部は、前面パネルの前方で近接する位置に設けられ、前記情報表示部は、前記前面パネルの裏面に対向当接して格納されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記開口窓にレンズ体が装備されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機。
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