JP2008084554A - リモートコントローラにおける電池用端子の取付構造 - Google Patents

リモートコントローラにおける電池用端子の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 配線基板に仮固定した電池用端子が半田付けに際して配線基板から離れて浮き上がるという状況を、粘着テープなどを余分に用いることなく確実に防ぐ。
【解決手段】 線材を折り曲げることによって全体形状を形作ってある電池用端子30が、配線基板10の一方側板面15上でまっすぐに延びる座部31と、配線基板10の他方側板面16に半田付けされている取付部32と、電極部34を有する立上り部33と、を備えていることに加え、配線基板10の端縁12を経由してその他方側板面16との重なり位置に延び出た係合部38を備えている。配線基板10を裏返して半田付け作業を行うときには、係合部38が配線基板10に係合することによって、電池用端子30が板面15から離れて浮き上がるという事態を阻止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、全体形状が線材を折り曲げることによって形作られている電池用端子を配線基板に半田付けによって取り付ける際に、電池用端子が初期の仮固定位置からずれて配線基板から離れた状態のまま半田付けされてしまうという事態を防ぐための対策が講じられているリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造に関する。
電池用端子の全体形状を線材を折り曲げることによって形成することや、電池用端子を配線基板に半田付けするに際して、電池用端子の一部を折り曲げてその折曲り箇所を配線基板の取付穴に係合させることによってその配線基板に電池用端子を仮止めしておくことは、従来より行われていた(たとえば、特許文献1参照)。また、板金を曲げて作られている端子に曲げ部を一体に具備させておき、その曲げ部をプリント板の端部に圧入することによってその端子をプリント板に取り付けるということも行われていた(たとえば、特許文献2参照)。
一方、図8にはテレビジョン受像機やDVDレコーダなどの各種電気機器の制御に用いられるリモートコントローラAの外観を概略を斜視図で示してあり、図9にはこのリモートコントローラAに内蔵されている配線基板10を概略平面図で示してある。
図8のリモートコントローラAは、その駆動電力を図9に仮想線で示した乾電池Bに求めていることから、その乾電池Bと配線基板10の回路パターン20とを接続するための電池用端子30,40を備えている。そして、乾電池Bを挟み込む一方側の電池用端子30が配線基板10に半田付けよって取り付けられているのに対し、他方側の電池用端子40が図8に示されている筐体C側に装備されている。このようなリモートコントローラAでは、たとえば図8に示されている操作ボタンの1つを操作すると、図9の配線基板10の回路パターン20の作用によって一定の制御信号が発信される。
図10は図9に示した配線基板10に対する2つの電池用端子30の従来の取付構造の斜視図であり、図11は図10のXI−XI線に沿う部分の拡大断面図である。
図10に示されている2つの電池用端子30のそれぞれは、線材を折り曲げることによって全体形状が形作られていて、両者は同じ構造を採用して配線基板10に取り付けられている。一方側の電池用端子30を例にとって図11に示したように、両方の電池用端子30のそれぞれは、細長矩形の配線基板10の一方側板面(裏面)15に重なり状に配備されてその配線基板10の幅方向両側の各端縁12に沿ってまっすぐに延びる座部31と、この座部31の一端部に直角に曲成されかつ配線基板10の孔部11に挿入されてその配線基板10の他方側板面(表面)16に半田付けされている取付部32と、配線基板10の一方側板面15に対して起立された立上り部33と、この立上り部33に具備されて電池側電極に弾接される電極部34とが形成されている。また、図例の電池用端子30では、その座部31の中間部に曲成した門形部35を配線基板10のスリット状の長孔13に嵌め込んである。なお、図11では半田付け箇所の半田盛りを図示省略してある。
図10又は図11を参照して説明した取付構造を採用するに際し、電池用端子30を配線基板10に取り付ける工程では、配線基板10の孔部11と長孔13とに電池用端子30の取付部32と門形部35とをそれぞれ差し込むことによって電池用端子30を配線基板10に仮固定した後、配線基板10を裏返しにしてその他方側板面16を上に向け、その状態で上記取付部32に対する半田付け作業が行われる。この場合に、電池用端子30がその重量によって初期の仮固定位置ずれてその座部31や立上り部33が配線基板12の一方側板面15から離れるという状況が起こり得る。この状況が生じた状態を浮き上がり状態とする。
この浮き上がり状態を図12及び図13に例示してある。すなわち、図12は、取付部32や門形部35が配線基板10の孔部11や長孔13内で抜出し方向に位置ずれして座部31の全体が配線基板10の一方側板面15から離れて浮き上がった状態を示しているのに対し、図13は、門形部35が配線基板10の長孔13から抜け出て座部31が配線基板10の一方側板面15から離れて浮き上がった状態を示している。そして、図12や図13に例示したように座部31が配線基板10の一方側板面15から浮き上がった状態のまま、取付部32が配線基板10の他方側板面16に半田されてしまうと、電池用端子30の取付精度が低下したり取付不良が起こったりする結果、電池側電極に対する電極34の適正な接触状態が得られなくなったりするおそれがある。そこで、そのような電池用端子30の取付精度の低下を防止するために、座部31を粘着テープ(不図示)で配線基板10の一方側板面15に貼り付けて浮き上がりを防ぐこともあった。
特開2000−174459号公報 特開平9−306454号公報
本発明は、以上の状況の下でなされたものであり、配線基板に仮固定した電池用端子が半田付けに際して配線基板から離れて浮き上がるという状況を、粘着テープなどを余分に用いることなく、確実に防ぐことが可能になるリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造を提供することを目的とする。
本発明に係るリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造は、線材を折り曲げることによって全体形状が形作られている電池用端子が半田付けによって配線基板に取り付けられている。そして、上記端子に、配線基板の一方側板面に重なり状に配備されてその配線基板の端縁に沿って延びる座部と、この座部の一端部に設けられて上記配線基板に半田付けされている取付部と、上記配線基板の一方側板面に対して起立された立上り部と、この立上り部に具備されて電池側電極に弾接される電極部とが形成されていることに加え、配線基板の上記端縁を経由してその他方側板面との重なり位置に延び出た係合部を有する折曲げ片が形成されていて、その折曲げ片に上記立上り部の始端部と上記座部の他端部とが連設されている。
この構成であれば、折曲げ片が配線基板の端縁を経由してその他方側板面との重なり位置に延び出ていて、その折曲げ片に、配線基板の一方側板面側に配備されて電極部を具備している立上り部の始端部と上記座部の他端部とが連設されているので、電極部を具備する上記立上り部や上記座部については、上記折曲げ片が配線基板の他方側板面に係合することによって配線基板の一方側板面から離れて浮き上がるという事態の起こることが防止される。このため、配線基板を裏返してその他方側基板を上に向けた状態で半田付け作業を行うときにも、座部や電極を有する立上り部や座部が配線基板の一方側板面から離れて浮き上がるという状況の起こることが防止されることになる。したがって、半田付け作業を行ったときに、配線基板の一方側板面から電池用端子が浮き上がったまま配線基板に取り付けられてしまうという事態が起こらず、その結果、電池用端子の取付精度が高められる。また、電池交換の際などに電極部や立上り部に外力が加わったとしても、その外力が配線基板の他方側板面に係合する折曲げ片によって受け止められるので、電極部を有する上記立上り部や上記座部が配線基板の一方側板面から離れる方向に変形してしまうという事態、さらには、半田付け箇所に無理な力が加わるという事態も併せて防止される。
本発明では、上記折曲げ片が、上記係合部と、この係合部に連設されて配線基板の一方側板面との重なり位置に延び出て上記立上り部の始端部及び上記座部の他端部のそれぞれが連設されている押さえ部とを有する、という構成を採用することが可能である。これによれば、押さえ部を長さの増減調節を通じて配線基板の端縁とその一方側板面上での電池用端子の上記立上り部や上記座部の位置との間隔を変更することが可能になるので、立上り部に備わっていく電極部の配置位置を定めることについての自由度、ひいては電池セット位置を定めることについての自由度が向上する。言い換えると、上記押さえ部の長さを変更するだけで電池セット位置を変更することが可能になるという利点がある。
本発明では、上記折曲げ片の上記係合部と上記押さえ部とが上記配線基板を弾圧挟持していることが望ましく、この構成を採用することによって、半田付け作業に際して立上り部や座部が配線基板の一方側板面から離れて浮き上がるという事態が確実に防止されるようになって電池用端子の取付精度がいっそう高まる。
本発明では、上記配線基板の他方側板面が、回路パターンが形成されている主領域と、この主領域の周囲で当該配線基板の端縁に沿う外縁領域とに区画されていて、上記折曲げ片の係合部が上記主領域内に突き出さない状態で上記外縁領域に重なり合っている、という構成を採用することが可能である。これによれば、リモートコントローラに用いられる配線基板の回路パターン形成領域である上記主領域の広さや形状などについての影響を及ぼさずに、半田付け作業に際しての立上り部や座部が配線基板の一方側板面から離れて浮き上がるという事態を防止することができるようになる。
本発明に係るリモートコントローラにおける電池用端子取付構造は、線材を折り曲げることによって全体形状が形作られている電池用端子が、半田付けによって配線基板に取り付けられているリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造であって、上記端子に、配線基板の一方側板面に重なり状に配備されてその配線基板の端縁に沿ってまっすぐに延びる座部と、この座部の一端部に曲成されかつ上記配線基板の孔部に挿入されてその配線基板の他方側板面に半田付けされている取付部と、上記配線基板の一方側板面に対して起立された立上り部と、この立上り部に具備されて電池側電極に弾接される電極部とが形成されていることに加え、配線基板の上記端縁を経由してその他方側板面との重なり位置に延び出た係合部とこの係合部に連設されて配線基板の上記一方側板面との重なり位置に延び出た押さえ部とを有する折曲げ片が形成されていると共に、この折曲げ片の上記係合部と上記押さえ部とにより上記配線基板が弾圧挟持され、上記配線基板の他方側板面が、回路パターンが形成されている主領域と、この主領域の周囲で当該配線基板の端縁に沿う外縁領域とに区画されていて、上記折曲げ片の係合部が上記主領域内に突き出さない状態で上記外縁領域に重なり合い、上記折曲げ片に係合して上記端子が配線基板の上記端縁に沿う方向に位置ずれすることを抑制するための掛止部が、上記配線基板の一部を欠除することによって形成された上記配線基板の端面によって形成され、上記折曲げ片に係合してその折曲げ片が配線基板の上記端縁から離れる方向に位置ずれすることを抑制するための突起がその配線基板に具備されている、という構成を有していてもよい。この発明についての作用などについては、後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
以上のように、本発明によれば、線材を折り曲げることによって全体形状が形作られている電池用端子に、上記線材の一部に折曲げ片が追加されていて、その折曲げ片の係合部が配線基板の他方側板面との重なり位置に配備されているので、配線基板を裏返してその一方側板面を上にして半田付け作業を行うときに、配線基板に仮固定されている電池用端子が配線基板から離れて浮き上がるという事態が防止されて、半田付け後の電池用端子の取付精度が高められる。その結果、位置精度の低下が原因となって電池と電極部との間で接触不良が生じることがなくなる。また、配線基板に取り付けられた電池用端子が、電池交換時などに加えられる外力で変形したりすることが抑制される。
図1は本発明の実施形態に係る電池用端子の取付構造を例示した概略斜視図、図2は図1のII矢視方向から見て示した拡大部分断面図、図3は電池用端子30の概略斜視図、図4(A)は電池用端子30が仮固定されて裏返された配線基板10の要部の拡大平面図、同(B)は同(A)のIVB−IVB線に沿う断面図である。
この実施形態において、図1に示した配線基板10は図8に例示されているリモートコントローラに組み付けられる。また、その配線基板10に取り付けられている電池用端子30は、図10に示した電池用端子30に相応している。また、図9に示してあるように、配線基板10は、その他方側板面が、回路パターンが形成されている主領域Z1と、この主領域Z1の周囲で当該配線基板10の端縁に沿う外縁領域Z2とに区画されている。
図3のように、電池用端子30は、その基本構成が図10を参照して説明した電池用端子30と同一になっている。すなわち、電池用端子30は、線材を折り曲げることによって全体形状が形作られていて、まっすぐな座部31と、この座部31の中間部に曲成されている門形部35と、電極部34を備える立上り部33と、座部31の一端部に直角に曲成された取付部32と、を有するという基本構成を備えている。そして、このような基本構成に加えて、折曲げ片36が上記線材に曲成されている。図例の折曲げ片36は、上記立上り部33の始端部及び座部31に連設されて側方に延び出た一対の押さえ部37,37と、これらの押さえ部37,37に連設されている係合部38とを有していて、係合部38が、コ字形の主部38aとこの主部38aを上記押さえ部37,37に連設している一対の連結部38b,38bとを有している。そして、係合部38の主部38aと押さえ部37との間に配線基板10の厚さ寸法と同等又はそれよりも短い寸法の隙間が確保されている。なお、図1に示した2つの電池用端子30は、電極部34の形状が異なっているだけで、その他の部分の形状は互いに対称に形作られている。
図1又は図2に示したように、配線基板10の一方側及び他方側の各端面12,12の近傍箇所に2つの電池用端子30,30が個別に取り付けられている。そして、片側の電池用端子30について説明すると、配線基板10に取り付けられている電池用端子30は、座部31が配線基板10の一方側板面(裏面)15に重なり状に配備されてその配線基板10の端縁12に沿って平行にまっすぐに延び、取付部32が配線基板10の孔部11に挿入されてその配線基板10の他方側板面(表面)16に半田付けされている。また、電極部34を有する立上り部33が配線基板10の一方側板面15に対して直角に起立し、門形部35が配線基板10のスリット状の長孔13に嵌まっている。なお、図2では半田付け箇所の半田盛りを図示省略してある。
加えて、図3(A)(B)によって詳細に示したように、折曲げ片36の係合部38を形成しているコ字形の主部38aと押さえ部37との間に配線基板10の端縁部を挟み込ませることによって、その係合部の連結部38bを配線基板10の端縁12に側方から重ね合わせてある。したがって、係合部38が、配線基板10の端縁12を経由してその他方側板面16との重なり位置に延び出ていると共に、この係合部38に連設されている上記押さえ部37が、配線基板10の一方側板面15との重なり位置に延び出ている。特にこの実施形態では、折曲げ片36の係合部38と押さえ部37とによって配線基板10ががたつきなく挟み込まれている。この場合、係合部38の主部38aと押さえ部37との間に配線基板10の厚さ寸法よりも短い寸法の隙間が確保されているときには、配線基板10が係合部38と押さえ部37とにより弾圧挟持された状態になる。
図1、図2又は図4を参照して説明した構造で電池用端子30が配線基板10に取り付けられていると、電池交換などに際して電極部34に外力が加えられたとしても、その外力が配線基板10の他方側板面16に係合する折曲げ片36によって受け止められるので、電極部34を有する立上り部33や座部31が配線基板の一方側板面から離れる方向に変形してしまうという事態、さらには、取付部32の半田付け箇所に無理な力が加わるという事態も併せて防止されることになる。そのため、電池交換などに際して半田付け箇所が剥離したり座部31が変形したりするおそれがない。
一方、電池用端子30を配線基板10に半田付けによって取り付ける際には、最初の段階で、配線基板10に電池用端子30が仮固定される。この仮固定は、座部31を配線基板10の一方側板面(裏面)15に重なり状に配備して取付部32を配線基板10の孔部11に挿入すると共に、門形部35を配線基板10の長孔13に嵌め、併せて、折曲げ片36を配線基板10の端縁部に嵌め込むことによってその係合部38と押さえ部37とによって配線基板10をがたつきなく挟み込む、という手順で行われる。
次に、配線基板10を裏返すことによって配線基板10の他方側板面16を上に向けて取付部32と配線基板10の半田ランドとを半田付けする。この場合に、配線基板10を裏返したとしても、折曲げ片36に備わっている係合部38の主部38aが配線基板10の他方側板面16に重なり合って係合しているので、電池用端子10がその自重によってずれてその立上り部33の始端部や座部31が配線基板10の一方側板面15から離れて浮き上がるという事態は起こらない。その結果、取付部32を半田付けすると、立上り部33の始端部や座部31が配線基板10の一方側板面15に重なり合った状態のまま電池用端子10が配線基板10に取り付けられることになって高い取付精度が確保される。
この実施形態では、折曲げ片36の係合部38に備わっている連結部38bが、配線基板10の端縁12から突き出さないようにするために、その連結部38bを、配線基板10を一部欠除することによって形成した凹所17に収容させてある。そのため、連結部38bが配線基板10の端縁12から突き出てその配線基板10の筐体C(図8参照)に対する組付け性が損なわれるという事態は起こらない。
また、上記実施形態において、一対の連結部38bを、凹所17の両側の端面に係合させておけば、その凹所17の端面が連結部38bを介して電池用端子30を位置決めする作用を発揮するので、電池用端子30が配線基板10の端縁12に沿う方向に位置ずれするという事態が起こらなくなる。この構成を採用した場合には、凹所17の端面が折曲げ片36に係合する掛止部51として役立つ。
このような位置ずれ防止作用は、図6又は図7に示した構成を採用することによっても発揮される。すなわち、図6の事例では、凹所17内に突出する台形状の突片部18を配線基板10に具備させておき、その突片部18の端面に上記連結部38bを上記端縁12に沿う方向で係合させてある。また、図7の事例では、凹所17内に突出する突片部19を配線基板10に具備させておき、その突片部19の端面に上記連結部38bを上記端縁12に沿う方向で係合させてあると共に、その突片部19の先端に形成した突起19aによって上記連結部38bの抜出しを防止してある。こうしておくと、上記した位置ずれ防止作用が発揮されることに加えて、折曲げ片36が配線基板10の端縁12から離れる方向に位置ずれして側方へ外れるという事態も防止される。なお、図6及び図7の事例では、突片部18,19の端面が上記掛止部51として役立っている。
以上説明した各事例において、折曲げ片36の係合部38は、図9に示した配線基板10の主領域Z1内に突き出さない状態で外縁領域Z2だけに重なり合っている。このため、折曲げ片36の作用によって電池用端子30の浮き上がりが防止されているものでありながら、配線基板10の回路パターンの形成領域である主領域Z1には、折曲げ片36が何らの影響も及ぼしていない。その結果、上記した各事例にあっては、図9に示した配線基板10に凹所17を形成することと、電池用端子30に折曲げ片36を追加することとを行うだけで、半田付け作業時の電池用端子30の浮き上がりが防止されるようになるという利点がある。
図5は図4に相応して他の実施形態を示したものであり、図5(A)は電池用端子が仮固定されて裏返された配線基板10の要部の拡大平面図、同(B)は同(A)のVB−VB線に沿う断面図である。この事例では、折曲げ片36に備わっている係合部38の主部38aを延長することによって、その主部38aを、配線基板10の他方側板面16に形成されている半田盛り50に係止させてある。その他の構成は図4を参照して説明したところと同様である。この事例によれば、主部38aが半田盛り50に係止されているために、折曲げ片36が配線基板10からその側方へ外れるという事態が防止されることと併せて、半田盛り50を接地(アース)させておくことによって電池用端子30の接地状態を確保することができるという利点がある。
なお、上記電池用端子の取付構造は、図1に示した2つの電池用端子30,30のそれぞれに適用されている。
図1〜図13では、説明の便宜上、同一又は相応する部分に同一符号を付してある。
本発明の実施形態に係る電池用端子の取付構造を例示した概略斜視図である。 図1のII矢視方向から見て示した拡大部分断面図である。 電池用端子の概略斜視図である。 (A)は電池用端子が仮固定されて裏返された配線基板10の要部の拡大平面図、(B)は(A)のIVB−IVB線に沿う断面図である。 (A)は電池用端子が仮固定されて裏返された配線基板の要部の拡大平面図、(B)は(A)のVB−VB線に沿う断面図である。 突片部と連結部との係合状態を示した要部の平面図である。 突片部と連結部との他の係合状態を示した要部の平面図である。 リモートコントローラの外観を例示した概略斜視図である。 配線基板の概略平面図である。 配線基板に対する2つの電池用端子30の従来の取付構造の斜視図である。 図10のXI−XI線に沿う部分の拡大断面図である。 電池用端子が配線基板から離れて浮き上がった状態を示した説明図である。 電池用端子が配線基板から離れて浮き上がった他の状態を示した説明図である。
符号の説明
10 配線基板
11 配線基板の孔部
12 配線基板の端縁
15 配線基板の一方側板面
16 配線基板の他方側板面
19a 突起
30 電池用端子
31 座部
32 取付部
33 立上り部
34 電極部
36 折曲げ片
37 押さえ部
38 係合部
51 掛止部
Z1 主領域
Z2 外縁領域

Claims (5)

  1. 線材を折り曲げることによって全体形状が形作られている電池用端子が、半田付けによって配線基板に取り付けられているリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造であって、
    上記端子に、配線基板の一方側板面に重なり状に配備されてその配線基板の端縁に沿ってまっすぐに延びる座部と、この座部の一端部に曲成されかつ上記配線基板の孔部に挿入されてその配線基板の他方側板面に半田付けされている取付部と、上記配線基板の一方側板面に対して起立された立上り部と、この立上り部に具備されて電池側電極に弾接される電極部とが形成されていることに加え、配線基板の上記端縁を経由してその他方側板面との重なり位置に延び出た係合部とこの係合部に連設されて配線基板の上記一方側板面との重なり位置に延び出た押さえ部とを有する折曲げ片が形成されていると共に、この折曲げ片の上記係合部と上記押さえ部とにより上記配線基板が弾圧挟持され、
    上記配線基板の他方側板面が、回路パターンが形成されている主領域と、この主領域の周囲で当該配線基板の端縁に沿う外縁領域とに区画されていて、上記折曲げ片の係合部が上記主領域内に突き出さない状態で上記外縁領域に重なり合い、
    上記折曲げ片に係合して上記端子が配線基板の上記端縁に沿う方向に位置ずれすることを抑制するための掛止部が、上記配線基板の一部を欠除することによって形成された上記配線基板の端面によって形成され、上記折曲げ片に係合してその折曲げ片が配線基板の上記端縁から離れる方向に位置ずれすることを抑制するための突起がその配線基板に具備されていることを特徴とするリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造。
  2. 線材を折り曲げることによって全体形状が形作られている電池用端子が半田付けによって配線基板に取り付けられているリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造であって、
    上記端子に、配線基板の一方側板面に重なり状に配備されてその配線基板の端縁に沿って延びる座部と、この座部の一端部に設けられて上記配線基板に半田付けされている取付部と、上記配線基板の一方側板面に対して起立された立上り部と、この立上り部に具備されて電池側電極に弾接される電極部とが形成されていることに加え、配線基板の上記端縁を経由してその他方側板面との重なり位置に延び出た係合部を有する折曲げ片が形成されていて、その折曲げ片に上記立上り部の始端部と上記座部の他端部とが連設されていることを特徴とするリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造。
  3. 上記折曲げ片が、上記係合部と、この係合部に連設されて配線基板の一方側板面との重なり位置に延び出て上記立上り部の始端部及び上記座部の他端部のそれぞれが連設されている押さえ部とを有する請求項2に記載したリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造。
  4. 上記折曲げ片の上記係合部と上記押さえ部とが上記配線基板を弾圧挟持している請求項3に記載したリモートコントローラにおける電池用端子の取付構造。
  5. 上記配線基板の他方側板面が、回路パターンが形成されている主領域と、この主領域の周囲で当該配線基板の端縁に沿う外縁領域とに区画されていて、上記折曲げ片の係合部が上記主領域内に突き出さない状態で上記外縁領域に重なり合っている請求項4に記載したリモートコントローラにおける電池用端子取付構造。
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