JP2008083705A - トナー組成物用ラテックスの製造方法およびトナー組成物の製造方法 - Google Patents

トナー組成物用ラテックスの製造方法およびトナー組成物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単で環境にやさしい工程に基づいて高光沢と耐久性、定着温度の調節、およびトナー構造のサイズ制御性の優れたトナー組成物を製造することのできるトナー組成物用ラテックスの製造方法およびそれを用いたトナー組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るトナー組成物用ラテックスの製造方法は、ポリエステル系単量体を有機溶媒に溶解させ、ビニル系単量体を更に添加して単量体を製造するステップと、マクロモノマーを水に溶解させてマクロモノマー水溶液を製造するステップと、単量体溶液およびマクロモノマー水溶液を混合して、単量体およびマクロモノマーが懸濁された溶液を製造するステップと、懸濁された溶液に親油性重合開始剤を添加して単量体を重合するステップと、を含む。
【選択図】なし

Description

本発明は、トナー組成物用ラテックスの製造方法およびトナー組成物の製造方法に関し、詳細には、より簡単でかつ環境にやさしい工程により、高光沢、耐久性、定着温度の調節、および構造やサイズ制御性の優れたトナー組成物を製造することが可能なトナー組成物用ラテックスの製造方法およびこれを用いたトナー組成物の製造方法に関する。
トナーは、画像形成装置において記録媒体に画像を形成するため使用される記録剤の粉末である。トナーには、白黒画像を形成するための白黒トナーと、カラー画像を形成するための様々な色を有するトナーとがある。
トナーを含む組成物を製造する方法として、様々なトナーの製造方法が知られており、使用されているトナーの製造方法は、概略的に、次のように結合剤樹脂、着色剤、ワックスなどを混合して微粉手続きを介して粒子サイズを分類するための分類作業ステップを含む。
(1)混練または押出し:結合剤樹脂、着色剤、ワックスを含む混練ステップ
(2)微粉または粉砕
(3)分離作業:粒子サイズによる分離
(4)外添加剤の処理:トナー粒子の流動性、帯電安定性を与えるための外添工程
電子写真方式の画像形成や静電潜像記録方式に適したトナー粒子を製造する際、従来の微粉工程においては、トナー粒子サイズおよび粒度分布(geometric size distribution)の精密制御が難しく、トナーの形の調節に制限があった。そして、小粒径トナー(粒径がおよそ5〜8μmであるトナー)を製造する際、分離工程によるトナー製造の収率が著しく低下する。つまり、粉砕トナーの場合、トナー粒子のサイズを調節するために分離工程が必ず求められるが、小粒径トナーの場合にはその収率が著しく低く、その形の調節も容易でない。
よって、かかる方式に基づいて製造されたトナーは、低温定着や瞬間定着などの定着特性の向上のため、トナー設計の変更/調節が制限されるという問題がある。
かかる短所を克服するために、懸濁または乳液凝集といった方法の重合トナー製造方法が提案されている。重合トナー工程の場合に、粉砕トナー製造法定に必須的な分離作業の手続きなしに、所望のトナー粒子のサイズ(粒径)を獲得できるだけでなく、粒子の形を自在に調節すると共に、狭い粒度分布のトナーを容易に獲得できる長所をもつ。
このなかで懸濁重合は、水を分散媒にして高分子系の安定剤が存在する下で、水に不溶性である単量体と親油性の開始剤を用いて高分子ラテックスを重合し製造する方法である。
重合方法を用いてトナーを製造する場合、例えば、スチレン単量体のように一般に重合単量体として使用できる単量体が用いられるが、ここで、ポリエステル系の単量体の使用頻度は高くない。その理由として、ポリエステル系の単量体を用いることになると、重合されたトナーに高光沢および粒子の均一性について高い効果があるにも係わらず、溶媒に溶解しにくいという特徴と溶液内で重合が容易に行なわれないという特性により、主に粉砕トナーにのみ使用されているという実情がある。
従って、このような重合トナーの製造方法が粉砕トナーの製造方法に比べて優れた特性を有しているものの、その工程が複雑で安定化剤の除去が難しく、また残存している安定化剤による問題も発生する。また、前述したように、トナーの原材料として優れた特性を有するポリエステル系単量体の使用が容易でないという問題も抱えている。
これに対して、効率よく懸濁重合トナーの製造方法を行なうために安定化剤の使用における問題を改善すると共に、トナー製造時に優れた特性を有するポリエステル系の単量体を効率よく利用することのできる方法が求められている。
特開平5-034975号公報 特開平4-178658号公報 特開平4-089360号公報
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、より簡単で環境にやさしい工程に基づいて、高光沢と耐久性、定着温度の調節、トナー構造とサイズ制御性が優れたトナー組成物を製造することが可能な、新規かつ改良されたトナー組成物用ラテックスの製造方法およびトナー組成物の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ポリエステル系の単量体を有機溶媒に溶解させ、ビニル系の単量体を更に添加して単量体溶液を製造するステップと、マクロモノマー(macromonomer)を水に溶解させてマクロモノマー水溶液を製造するステップと、前記単量体溶液および前記マクロモノマー水溶液を混合し、前記単量体および前記マクロモノマーが懸濁した溶液を製造するステップと、前記懸濁した溶液に親油性重合開始剤を添加して前記単量体を重合するステップと、を含むトナー組成物用ラテックスの製造方法が提供される。
前記ポリエステル系の単量体は、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)単量体であってもよい。
前記ポリエステル系単量体の分子量の範囲は、1000〜100000であり、前記ポリエステル系単量体のガラス転移温度の範囲は、40℃〜80℃であってもよい。
前記有機溶媒は、塩化メチレン、エチルアセテート、およびこれらの混合物のいずれか1つであってもよい。
前記ビニル系の単量体は、スチレン単量体、アクリレート単量体、およびメタクリル酸単量体で構成された群から選択されてもよい。
前記マクロモノマーは、両親媒性分子であってもよい。
前記マクロモノマーは、ポリエチレングリコール−メタクリル酸、ポリエチレングリコール−エチルエーテルメタクリル酸、ポリエチレングリコール−ジメタクリル酸、ポリエチレングリコール−改質ウレタン、およびポリエチレングリコール−改質ポリエステルで構成された群から選択されてもよい。
前記親油性重合開始剤は、アゾビスイソブチロニトリルであってもよい。
前記ポリエステル系の単量体の含量は、前記ビニル系の単量体の重量を基準にして、0.1〜50重量%であってもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ポリエステル系の単量体を有機溶媒に溶解させ、ビニル系の単量体を更に添加して単量体溶液を製造するステップと、マクロモノマー(macromonomer)を水に溶解させてマクロモノマー水溶液を製造するステップと、前記単量体溶液と前記マクロモノマー水溶液とを混合し、前記単量体および前記マクロモノマーが懸濁した溶液を製造するステップと、前記懸濁した溶液に親油性重合開始剤を添加して前記単量体を重合するステップと、前記重合されたラテックス組成物にワックス、着色剤、および分散剤を添加するステップと、を含むトナー組成物の製造方法が提供される。
前記ポリエステル系の単量体は、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)単量体であってもよい。
前記ポリエチレンテレフタレート単量体の分子量の範囲は、1000〜100000であり、前記ポリエチレンテレフタレート単量体のガラス転移温度の範囲は、40℃〜80℃であってもよい。
前記有機溶媒は、塩化メチレン、エチルアセテート、およびこれらの混合物のいずれか1つであってもよい。
前記ビニル系の単量体は、スチレン単量体、アクリレート単量体、およびメタクリル酸単量体で構成された群から選択されてもよい。
前記マクロモノマーは、両親媒性分子であってもよい。
前記マクロモノマーは、ポリエチレングリコール−メタクリル酸、ポリエチレングリコール−エチルエーテルメタクリル酸、ポリエチレングリコール−ジメタクリル酸、ポリエチレングリコール−改質ウレタン、およびポリエチレングリコール−改質ポリエステルで構成された群から選択されてもよい。
前記親油性重合開始剤は、アゾビスイソブチロニトリルであってもよい。
前記ポリエステル系単量体の含量は、前記ビニル系の単量体の重量を基準にして、0.1〜50重量%であってもよい。
上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、ポリエステル系の単量体を有機溶媒に溶解させ、当該有機溶媒にビニル系の単量体を溶解させて単量体溶液を製造するステップと、マクロモノマー(macromonomer)を水に溶解させてマクロモノマー水溶液を製造するステップと、前記単量体溶液と前記マクロモノマー水溶液とを混合し、前記単量体および前記マクロモノマーが懸濁した溶液を製造するステップと、前記懸濁した溶液に親油性重合開始剤を添加して前記単量体を重合し、ラテックス組成物を製造するステップと、を含み、前記マクロモノマーは、前記懸濁された水溶液のうち前記単量体を安定化させる安定化剤としての役割を行い、安定化剤洗浄ステップを別に含まないことを特徴とする、トナー組成物用ラテックスの製造方法が提供される。
前記重合されたラテックス組成物を製造するステップは、ワックス、着色剤、および分散剤を添加するステップを更に含んでもよい。
本発明によれば、ポリエステル系およびビニル系の単量体の長所を有するトナー組成物用ラテックスを従来の安定化剤を使用せずに製造することができるので、トナー組成物用ラテックスおよびトナー組成物をより簡単に製造することができ、また、安定化剤の洗浄が不要な環境にやさしい工程に基づいて製造できる。
さらに、本発明によると、高光沢と耐久性、低温定着性、およびトナー構造の制御容易性が優れたトナー組成物を獲得することができる。
以下に、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
本発明は、ポリエステル系およびビニル系の単量体の長所を有するトナー組成物用ラテックスを、従来の安定化剤を用いることなく懸濁重合して製造することができることから、より簡単で環境にやさしい工程に基づいて高光沢と耐久性、定着温度の調節、トナー構造とサイズ制御性が優れたトナー組成物を製造することが可能な、トナー組成物用ラテックスの製造方法およびトナー組成物の製造方法を提供する。
本発明の一実施の形態に係るトナー組成物用ラテックスの製造方法は、ポリエステル系の単量体を有機溶媒に溶解させ、ビニル系の単量体を更に添加して単量体溶液を製造するステップと、マクロモノマー(macromonomer)を水に溶解させてマクロモノマー水溶液を製造するステップと、単量体溶液およびマクロモノマー水溶液とを混合し、単量体およびマクロモノマーが懸濁した溶液を製造するステップと、懸濁した溶液に親油性重合開始剤を添加して単量体を重合するステップと、を含む。
本発明に係るトナー組成物用ラテックスの製造方法において、まずポリエステル系の単量体を有機溶媒に溶解させる。
本発明において使用できるポリエステル系の単量体は、重合に使用可能なポリエステル系の単量体であれば、いずれのものも使用できる。例えば、ポリエステル系の単量体として、アルコール成分としてビスフェノールAの酸化プロピレン付加物やビスフェノールAの酸化エチレン付加物を使用し、酸成分として、テレフタル酸、無水トリメリット酸、フマル酸またはコハク酸誘導体などを用いて重合されたポリエステル系樹脂を使用することができる。
ポリエステル系の単量体のなかで、本発明では、例えば、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)単量体を使用することが好ましい。好ましくは、ポリエチレンテレフタレート単量体の分子量の範囲は1000〜100000程度であり、ガラス転移温度の範囲は40℃〜80℃程度である。
本発明で使用できる有機溶媒は、ポリエステル系の単量体、特にポリエチレンテレフタレート単量体を溶解させることができる有機溶媒であれば、いずれのものも使用できる。好ましくは、有機溶媒は、例えば、塩化メチレン、エチルアセテート、およびこれらの混合物のいずれか1つである。最も好ましくは、塩化メチレンを使用することができる。
ポリエステル系の単量体を有機溶媒に溶解させてから、ビニル系の単量体を添加して単量体が互いに混合されるようにする。
ビニル系の単量体は、重合できるようにビニル基を有する単量体であればいずれのものも使用できるが、好ましくは、スチレン単量体、アクリレート単量体、およびメタクリル酸単量体で構成された群から選択される。
有機溶媒に溶解されるポリエステル系の単量体の含量は、ビニル系の単量体の重量を基準にして、例えば、0.1〜50重量%であることが好ましい。
前述のように、ポリエステル系の単量体とビニル系の単量体とを共に重合してハイブリッド状に1つのトナー粒子にすると、ポリエステル系の単量体の長所である高光沢と高い粒子均一性(modulus)が現れ、ビニル系の単量体、特に、スチレン−アクリル系列の樹脂組成を変化させることにより、定着温度とトナーの構造が制御できるようになる。つまり、本発明によりポリエステル系の単量体およびビニル系の単量体を使用する場合、それぞれの長所を1つのトナーにおいて同時に具現できる。
有機溶媒にポリエステル系の単量体およびビニル系の単量体を溶解させてから、これとは別にマクロモノマーを水に溶解させマクロモノマー水溶液を製造する。
マクロモノマー(macromonomer)は、両親媒性(親水性/疎水性)の特性を持ち、末端に重合可能な官能基を有する高分子やオリゴマー形態で、グラフト(grafting)や架橋を介して、トナー粒子の耐久性といった物理的な性質を向上させることができる。マクロモノマーの粒子表面に化学的に結合された親油性の部分は、立体安定化(steric stabilization)により、粒子の長期的な格納安定性(long−term stability)を高めることができる。さらに、親油性の部分により、投入されたマクロモノマーの量やその分子量に応じて、トナーラテックスの粒子サイズ(粒径)が調節される。
それと共に、マクロモノマーは、ラテックス重合の際に、単量体として重合に添加され得る。
マクロモノマーは、懸濁重合に用いられるコロイド性安定化剤(colloidal stabilizer)の役割をも果たす。安定化剤は、懸濁重合において水不溶性の単量体を水溶液内で安定化させるために用いられ、例えば、ポリビニルアルコール(Poly Vinyl Alcohol;PVA)が使用される。
本願のラテックスの製造方法は、安定化剤を使用することなくマクロモノマーを用いて単量体を懸濁させることにより重合することができる。
従って、本発明においてマクロモノマーは、従来の安定化剤を使用する場合と同様にマクロモノマーの安定化を図ると共に、重合に参与して重合体の生成に寄与することができるので、より効率よく重合工程が行なわれる。さらに、重合に使用されることからトナー製造の後に残存する安定化剤を別に除去することが容易である。
本発明に使用されるマクロモノマーは、ポリエチレンオキサイドやポリエチレングリコール(polyethylene glycol:PEG)などの化合物の鎖が改質されたりビニル基などが導入されたりした化合物である。その一例として、例えば、ポリエチレングリコール−メタクリル酸、ポリエチレングリコール−エチルエーテルメタクリル酸、ポリエチレングリコール−ジメタクリル酸、ポリエチレングリコール−改質ウレタン、およびポリエチレングリコール−改質ポリエステルがある。
マクロモノマー水溶液を製造すると、ポリエステル系の単量体およびビニル系単量体が分散されている単量体の溶液を混合し、マクロモノマーが安定化剤の役割を行うことで、各単量体が安定化されて水溶液上に単量体の懸濁した溶液を製造する。
まず、単量体が水溶液上で安定化されると、懸濁した溶液に親油性の重合開始剤を添加して重合を開始する。親油性の重合開始剤は、水溶液で重合を開始する物質であれば、いずれも使用できるが、好ましくはアゾビスイソブチロニトリルが使用される。
本発明の他の実施形態によると、前述したようなトナー組成物用ラテックスの製造方法に基づいてラテックスを製造し、重合されたラテックス組成物にワックス、着色剤、および分散剤を添加してトナー組成物を製造する方法が提供される。
ワックスは、トナーオフセットを防止するための離型剤として使用される。本発明で使用されるワックスとして、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、及びカルナウバワックスなどが挙げられるが、必ずしもこれに限定されない。
着色剤は、トナー粒子の色を具現する物質であって染料系着色剤と顔料系着色剤とがあり、一般的に広く使われている着色剤のいずれも本願の着色剤として使用できる。なお、熱安定性及び耐光性に優れた顔料系着色剤が更に好ましい。
本発明のトナー組成物に使用可能な顔料系着色剤としては、例えば、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、塩基性染料系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジ系顔料、及び縮合アゾ系顔料、クロム酸塩、フェロシアン化物、酸化物、硫化物セレン化物、硫酸塩、ケイ酸塩、炭酸塩、リン酸塩、金属粉末、及びカーボンブラックなどが挙げられるが、必ずしもこれに限定されない。
一般的な顔料系着色剤は水不溶性であり、製造された水溶性ラテックスの溶液に比べて溶解性が低い。従って、着色剤を分散するための分散剤を使用することができ、ここで一般に使用されているいずれの分散剤であれば使用できる。
その他に、シリカのような外添剤を含ませて帯電電荷量を調節するなどの処理を行なって乾式トナーを製造する。
以上、本発明では懸濁重合方法に基づいてトナー組成物用のラテックスを製造したが、懸濁重合方法ではない分散重合方法を用いることもできる。
分散重合方法は、その分散媒としてエタノール、メタノールなどを単独に使用するか、トルエン、ベンゼン、2−メトキシエタノールなどの異種の有機溶媒または少量の水と混合して共溶媒として使用し、単量体、開始剤、および安定化剤などの全てが分散媒に可溶性であることを特徴とし、また、高分子系安定剤の存在下で水に不溶性である単量体と疎水性開始剤を用いて高分子ラテックスを製造する方法である。なお、安定化剤を使用せずにマクロモノマーを使用してラテックスの製造を行う。
以下、第1の実施例において、本発明に応じてポリエステル単量体およびビニル系単量体を用いて懸濁重合トナーを製造する際に、安定化剤の代わりにマクロモノマーを用いてトナー組成物を製造する。第1の比較例では、従来の安定化剤を使用してトナー組成物を製造し、第2の比較例および第3の比較例では、安定化剤と共にマクロモノマーを用いてトナー組成物を製造した。本実施形態では、詳細な例を挙げてトナー組成物をラテックスおよびトナー組成物の製造について説明するが、以下に説明する製造方法に限定されるわけではない。
(実施例1)
ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)0.5gを塩化メチレン(methylene chloride)溶媒5mlに溶かした後、10gのスチレン単量体と混合して均一の溶液を製造した。さらに、これとは別に、蒸留水100gにポリ(ポリエチレングリコール)−エチルエーテルメタクリル酸(poly(ethylene glycol)−ethyl ether methacrylate、PEG−EEM;アルドリッチ(Aldrich)社製)5gを混合した溶液を製造した。かかる溶液に対して超音波攪拌を加えながら混合し、水溶液にPETとスチレン単量体とが安定に存在する液滴を製造した。なお、使用したPETは、分子量が約8000程度のものであり、ガラス転移温度は、約80℃である。
ここで、ワックス/モノマー(1g/2g)混合単量体を分散剤であるHS―10(DAI−ICH KOGYO社製)1gの溶解された超純水7gに入れ、超音波分散機で約10分間均質化させてから添加した。窒素カスでパージしながら70℃の温度で加熱した後、親油性重合開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)開始剤0.1gを添加し、24時間の間に350rpmで攪拌することでラテックスの製造を行なった。
反応中、分散剤であるHS−10で分散した顔料粒子(ブラック、40%固形分)の水溶液2gを混ぜる。製造された最終トナーの平均粒径は10μmで、これを乾燥してからサンプルを採取しSEMとTGAを介して分析を行うことで、トナー粒子の形と熱的安定性などを確認した。
前述したように、安定化剤を使用せずにマクロモノマーを用いて単量体を懸濁もしくは分散させて重合することもでき、別の安定化剤の洗浄工程が省略されたPETおよびスチレン樹脂の長所を有するトナー組成物を製造することができた。
(比較例1)
PET1gを塩化メチレン溶媒10mlに溶かした後、10gのスチレン単量体と混合して均一の溶液を製造した。さらに、蒸留水100gにPVA1gが混合された溶液を製造した。この2つの溶液を、超音波を用いて攪拌しながら混合し、水溶液上にPETとスチレン単量体が安定に存在している液滴を製造した。窒素ガスでパージしながら70℃の温度で加熱してからアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)開始剤0.1gを添加し、24時間350rpmで攪拌を行なってラテックスを製造した後、これが乾燥されるとサンプルを採取してSEMを用いて分析した。なお、使用したPETは、分子量が約8000程度のものであり、ガラス転移温度は、約80℃である。
ラテックスの製造時、従来の安定化剤を用いてPETおよびスチレン樹脂の所長を有するトナー組成物の製造を行なうことができたが、安定化剤の添加量が少量であるため安定性が落ちることで粒子が生成しきれず、また、相互かみ合って希望する矩形で安定な粒子は獲得されなかった。
(比較例2)
ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)0.5gを塩化メチレン(methylene chloride)溶媒5mlに溶かせた後、10gのスチレン単量体と混合して均一の溶液を製造した。さらに、これとは別に、蒸留水100gに安定化剤であるポリビニルアルコール(Poly vinyl alcohol、PVA)3gを混合した溶液を製造した。2つの溶液を、超音波攪拌を加えながら混合し、水溶液にPETとスチレン単量体とが安定に存在している液滴を製造した。なお、使用したPETは、分子量が約8000程度のものであり、ガラス転移温度は、約80℃である。
ここで、ワックス/モノマー(1g/2g)混合単量体を分散剤であるHS―10(DAI−ICH KOGYO社製)1gが溶解した超純水7gに入れ、超音波分散機で約10分間均質化させた後添加する。窒素カスでパージしながら70℃の温度で加熱した後、親油性重合開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)開始剤0.1gを添加し、24時間350rpmで攪拌することでラテックスの製造を行なった。
反応中、分散剤であるHS−10で分散した顔料粒子(ブラック、40%固形分)の水溶液2gを混ぜる。製造された最終トナーの平均粒径は40μmで、これを乾燥してからサンプルを採取しSEMとTGAを介して分析を行うことにより、トナー粒子の形と熱的安定性などを確認した。安定化剤を用いて製造したトナー粒子の平均粒径が実施例1により製造されたトナー粒子の平均粒径より大きいことが確認された。
前述したように、ラテックスの製造時、従来の安定剤を使用してPETおよびスチレン樹脂の長所を有しているトナーの組成物を製造することができたが、トナー粒子の平均粒径を減少させるには困難であった。
(比較例3)
比較例2において、スチレン単量体の代わりにスチレン、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸の単量体混合物(混合物の総重量は10gであり、重量比は7:2:1〜6.5:3.0:0.5)を使用する。トナーの体積平均の粒子サイズが10μm程度であり、粒子の形が形成されると冷却ろ過してトナー粒子を獲得する。
前述したようにラテックスを製造するとき、従来の安定化剤を用いてPETおよびスチレン樹脂の長所を有したトナー組成物が製造されることができるが、残余している安定化剤を取り除かなければならない工程が残っている。
以上説明したように、本発明は、トナー組成物用ラテックスの製造方法およびトナー組成物の製造方法に関し、詳細には、ポリエステル系およびビニル系単量体の長所を有するトナー組成物用ラテックスが従来の安定化剤を使用されることなく懸濁重合して製造されるので、より簡単でかつ環境にやさしい工程により、高光沢、耐久性、定着温度の調節、および構造やサイズ制御性の優れたトナー組成物を製造することのできるトナー組成物用ラテックスの製造方法およびこれを用いたトナー組成物の製造方法に関する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

Claims (20)

  1. ポリエステル系の単量体を有機溶媒に溶解させ、ビニル系の単量体を更に添加して単量体溶液を製造するステップと、
    マクロモノマーを水に溶解させてマクロモノマー水溶液を製造するステップと、
    前記単量体溶液および前記マクロモノマー水溶液を混合し、前記単量体および前記マクロモノマーが懸濁した溶液を製造するステップと、
    前記懸濁した溶液に親油性重合開始剤を添加して前記単量体を重合するステップと、
    を含むことを特徴とする、トナー組成物用ラテックスの製造方法。
  2. 前記ポリエステル系の単量体は、ポリエチレンテレフタレート単量体である
    ことを特徴とする、請求項1に記載のトナー組成物用ラテックスの製造方法。
  3. 前記ポリエステル系単量体の分子量の範囲は、1000〜100000であり、
    前記ポリエステル系単量体のガラス転移温度の範囲は、40℃〜80℃である
    ことを特徴とする、請求項1に記載のトナー組成物用ラテックスの製造方法。
  4. 前記有機溶媒は、
    塩化メチレン、エチルアセテート、およびこれらの混合物のいずれか1つである
    ことを特徴とする、請求項1に記載のトナー組成物用ラテックスの製造方法。
  5. 前記ビニル系の単量体は、
    スチレン単量体、アクリレート単量体、およびメタクリル酸単量体で構成された群から選択される
    ことを特徴とする、請求項1に記載のトナー組成物用ラテックスの製造方法。
  6. 前記マクロモノマーは、両親媒性分子である
    ことを特徴とする、請求項1に記載のトナー組成物用ラテックスの製造方法。
  7. 前記マクロモノマーは、
    ポリエチレングリコール−メタクリル酸、ポリエチレングリコール−エチルエーテルメタクリル酸、ポリエチレングリコール−ジメタクリル酸、ポリエチレングリコール−改質ウレタン、およびポリエチレングリコール−改質ポリエステルで構成された群から選択される
    ことを特徴とする、請求項1に記載のトナー組成物用ラテックスの製造方法。
  8. 前記親油性重合開始剤は、アゾビスイソブチロニトリルである
    ことを特徴とする、請求項1に記載のトナー組成物用ラテックスの製造方法。
  9. 前記ポリエステル系の単量体の含量は、
    前記ビニル系の単量体の重量を基準にして、0.1〜50重量%である
    ことを特徴とする、請求項1に記載のトナー組成物用ラテックスの製造方法。
  10. ポリエステル系の単量体を有機溶媒に溶解させ、ビニル系の単量体を更に添加して単量体溶液を製造するステップと、
    マクロモノマーを水に溶解させてマクロモノマー水溶液を製造するステップと、
    前記単量体溶液と前記マクロモノマー水溶液とを混合し、前記単量体および前記マクロモノマーが懸濁した溶液を製造するステップと、
    前記懸濁した溶液に親油性重合開始剤を添加して前記単量体を重合するステップと、
    前記重合されたラテックス組成物にワックス、着色剤、および分散剤を添加するステップと、
    を含むことを特徴とする、トナー組成物の製造方法。
  11. 前記ポリエステル系の単量体は、ポリエチレンテレフタレート単量体である
    ことを特徴とする、請求項10に記載のトナー組成物の製造方法。
  12. 前記ポリエチレンテレフタレート単量体の分子量の範囲は、1000〜100000であり、
    前記ポリエチレンテレフタレート単量体のガラス転移温度の範囲は、40℃〜80℃である
    ことを特徴とする、請求項11に記載のトナー組成物の製造方法。
  13. 前記有機溶媒は、
    塩化メチレン、エチルアセテート、およびこれらの混合物のいずれか1つである
    ことを特徴とする、請求項10に記載のトナー組成物の製造方法。
  14. 前記ビニル系の単量体は、
    スチレン単量体、アクリレート単量体、およびメタクリル酸単量体で構成された群から選択される
    ことを特徴とする、請求項10に記載のトナー組成物の製造方法。
  15. 前記マクロモノマーは、両親媒性分子である
    ことを特徴とする、請求項10に記載のトナー組成物の製造方法。
  16. 前記マクロモノマーは、
    ポリエチレングリコール−メタクリル酸、ポリエチレングリコール−エチルエーテルメタクリル酸、ポリエチレングリコール−ジメタクリル酸、ポリエチレングリコール−改質ウレタン、およびポリエチレングリコール−改質ポリエステルで構成された群から選択される
    ことを特徴とする、請求項10に記載のトナー組成物の製造方法。
  17. 前記親油性重合開始剤は、アゾビスイソブチロニトリルである
    ことを特徴とする、請求項10に記載のトナー組成物の製造方法。
  18. 前記ポリエステル系単量体の含量は、
    前記ビニル系の単量体の重量を基準にして、0.1〜50重量%である
    ことを特徴とする、請求項10に記載のトナー組成物の製造方法。
  19. ポリエステル系の単量体を有機溶媒に溶解させ、当該有機溶媒にビニル系の単量体を溶解させて単量体溶液を製造するステップと、
    マクロモノマーを水に溶解させてマクロモノマー水溶液を製造するステップと、
    前記単量体溶液と前記マクロモノマー水溶液とを混合し、前記単量体および前記マクロモノマーが懸濁した溶液を製造するステップと、
    前記懸濁した溶液に親油性重合開始剤を添加して前記単量体を重合し、ラテックス組成物を製造するステップと、
    を含み、
    前記マクロモノマーは、
    前記懸濁された水溶液のうち前記単量体を安定化させる安定化剤としての役割を行い、
    安定化剤洗浄ステップを別に含まない
    ことを特徴とする、トナー組成物用ラテックスの製造方法。
  20. 前記重合されたラテックス組成物を製造するステップは、
    ワックス、着色剤、および分散剤を添加するステップを更に含む
    ことを特徴とする、請求項19に記載のトナー組成物用ラックスの製造方法。
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