JP2008083324A - 液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents
液晶表示装置及び電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008083324A JP2008083324A JP2006262324A JP2006262324A JP2008083324A JP 2008083324 A JP2008083324 A JP 2008083324A JP 2006262324 A JP2006262324 A JP 2006262324A JP 2006262324 A JP2006262324 A JP 2006262324A JP 2008083324 A JP2008083324 A JP 2008083324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- pixel
- pixel region
- crystal display
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】画像表示領域に、複数の第1サブ画素領域25Aで構成された第1サブ画素領域群26Aと、他の複数の第2サブ画素領域25Bで構成された第2サブ画素領域群26Bとが設けられ、液晶分子の非駆動時及び駆動時における挙動を、第1及び第2サブ画素領域群26A、26Bでそれぞれ同方向とすると共に、第1サブ画素領域25Aとこの第1サブ画素領域25Aに隣接する第2サブ画素領域25Bとの間で、基準軸L1に対して対称とする挙動制御手段を備える。
【選択図】図4
Description
そこで、液晶モードとしてTNモードよりも広視野角のVA(Vertically Aligned Nematic)モードやIPS(In-Plane Switching)モード、FFS(Fringe-Field Switching)モードが用いられることが考えられる。
また、上述のような広視野角の液晶モードを用いた場合にも、1つの画素領域内に液晶分子の向きの変化を異ならせて視野角特性の異なる領域を複数設けることがあるが、複数の領域の境界に液晶分子が所望の向きに変化しない領域が形成されることで、画素領域の開口率が低下するという問題がある。
すなわち、画像表示領域に対して垂直であると共に基準軸と平行な面の一方側から第1画素領域を見たときにおける液晶分子の向きと、この面の他方側から第2画素領域を見たときにおける液晶分子の向きとがこの面を基準として対称となる。そのため、この面の一方側から第1画素領域を見たときと、この面の他方側から第2画素領域を見たときとの出射角度が同等となる。これにより、この面の一方側から第1画素領域を見たときに視認される画像のコントラストや階調性、色味と、この面の他方側から第2画素領域を見たときに視認される画像のコントラストなどとをそろうことになる。したがって、第1及び第2画素領域群のそれぞれで表示される画像の品質のバラツキを抑制できる。
なお、本発明では、画素領域のうち画像の表示に主に用いられる部分において液晶分子の挙動が基準軸に対して対称となっていればよく、画素領域の辺縁部のように画像の表示にほとんど用いられない部分において対称となっていなくてもよい。
すなわち、第1及び第2電極間に電圧を印加すると、液晶分子は、第1及び第2電極間に発生した電界方向に沿うように回転する。ここで、第1及び第2電極間に発生する電界方向は、第1帯状部の延在方向に対してほぼ直交する方向になる。このとき、液晶分子の初期配向方向及び第1帯状部の延在方向が第1及び第2画素領域で基準軸に対して対称としているので、液晶分子の回転方向が第1及び第2画素領域で基準軸に対して対称となる。
なお、本発明では、画素領域のうち画像の表示に主に用いられる部分において液晶分子の回転方向が基準軸に対して対称となっていればよく、画素領域の辺縁部のように画像の表示にほとんど用いられない部分において対称となっていなくてもよい。
この発明では、発生する電界方向を第1帯状部及び第2帯状部の延在方向に対してほぼ直交する方向とし、第1及び第2画素領域で液晶分子の回転方向を基準軸に対して対称にする。
この発明では、発生する電界方向を第1帯状部の延在方向に対してほぼ直交する方向とし、第1及び第2画素領域で液晶分子の回転方向を基準軸に対して対称にする。
すなわち、第1及び第2電極間に電圧を印加すると、液晶分子は、第1及び第2電極間に発生した電界方向に対して傾斜するように立ち上がるか倒れる。この傾斜方向は、配向制御手段によって定められる。ここで、液晶分子の初期配向方向及び配向制御手段の構造が第1及び第2画素領域で基準軸に対して対称にすることで、液晶分子の傾斜方向が第1及び第2画素領域で基準軸に対して対称となる。
なお、本発明では、画素領域のうち画像の表示に主に用いられる部分において液晶分子の傾斜方向が基準軸に対して対称となっていればよく、画素領域の辺縁部のように画像の表示にほとんど用いられない部分において対称となっていなくてもよい。
この発明では、液晶分子が発生した電界によって帯状の凸部の延在方向に対して直交するように傾斜する。これにより、液晶分子の傾斜方向が、第1及び第2画素領域で基準軸に対して対称になる。
この発明では、液晶分子が発生した電界によって帯状の凹部の延在方向に対して直交するように傾斜する。これにより、液晶分子の傾斜方向が、第1及び第2画素領域で基準軸に対して対称になる。
この発明では、初期配向方向を基準軸に対して直交または平行とすることで、第1及び第2画素領域で初期配向方向の設定が容易になる。すなわち、液晶分子の初期配向方向は、第1及び第2基板に配向処理が施された配向膜を設けることによって規制するが、第1及び第2画素領域のそれぞれで配向処理を異ならせる必要がなくなる。したがって、複数の画素領域で一括して配向処理が行えるので、製造が容易になる。
この発明では、偏光板の透過軸を基準軸に対して直交または平行とすることで、第1及び第2画素領域ごとに透過軸の方向を異ならせる必要がなくなる。したがって、透過軸の設定が容易になる。
この発明では、第1及び第2画素領域の境界を基準として、液晶分子の挙動を対称にする。
この発明では、第1及び第2画素領域において液晶分子の挙動を対称にすることで、第1及び第2画素領域郡で表示される画像のコントラストなどの差を小さくできる。また、画素領域ごとで液晶分子の挙動をそろえることで、画素領域の開口率が向上する。
以下、本発明における液晶表示装置の第1の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。ここで、図1は液晶表示装置を示す平面構成図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は液晶表示装置を示す等価回路図、図4はサブ画素領域の平面構成図、図5は図4のB−B矢視断面図である。
まず、液晶表示装置1の概略構成について説明する。本実施形態における液晶表示装置1は、FFS方式を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置であって、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色光を出力する3個のサブ画素で1個の画素を構成する液晶表示装置である。ここで、表示を構成する最小単位となる表示領域を「サブ画素領域(画素領域)」と称する。
さらに、液晶表示装置1は、シール材14の外側領域であって素子基板11の一辺に沿って設けられたデータ線駆動回路21と、上記一辺と隣接する二辺に沿ってそれぞれ設けられた走査線駆動回路22と、データ線駆動回路21と導通する接続端子23と、走査線駆動回路22を接続する配線24とを備えている。
ここで、図1に示すように、赤(R)色光を出力する第1及び第2サブ画素領域25A、25Bが一方向で交互に配置されており、緑(G)色光を出力する第1及び第2サブ画素領域25A、25Bが赤(R)色光を出力する第1及び第2サブ画素領域25A、25Bに隣接して一方向(平面視でほぼ矩形状の画像表示領域16の一辺方向)で交互に配置されており、青(B)色光を出力する第1及び第2サブ画素領域25A、25Bが緑(G)色光を出力する第1及び第2サブ画素領域25A、25Bに隣接して一方向で交互に配置されている。また、第1及び第2サブ画素領域25A、25Bは、上記一方向と直交する方向でも交互に配置されている。そして、これら第1サブ画素領域25Aによって第1サブ画素領域群(第1画素領域群)26Aが構成され、第2サブ画素領域25Bによって第2サブ画素領域群(第2画素領域群)26Bが構成される。したがって、第1サブ画素領域25Aと第2サブ画素領域25Bとは、画像表示領域16において市松状に配置されている。
液晶表示装置1は、図5に示すように、素子基板11の外側(液晶層13と反対側)に設けられた偏光板37と、対向基板12の外側(液晶層13と反対側)に設けられた偏光板38と、偏光板37の外面側に設けられて素子基板11の外側から照明光を照射する照明装置(図示略)とを備えている。
また、素子基板11は、基板本体41の内側の表面に配置された走査線34及び後述する各共通電極50を接続する共通線46と、ゲート絶縁膜42の内側の表面に配置されたデータ線33(図4に示す)、半導体層47、ソース電極48及びドレイン電極49と、第1層間絶縁膜43の内側の表面に配置された共通電極50と、第2層間絶縁膜44の内側の表面に配置された画素電極31とを備えている。
第1層間絶縁膜43は、ゲート絶縁膜42と同様に、例えばSiN(窒化シリコン)などの透光性材料で構成されており、ゲート絶縁膜42上に形成されたデータ線33、半導体層47、ソース電極48及びドレイン電極49を覆うように設けられている。
第2層間絶縁膜44は、第1層間絶縁膜43と同様に、例えばSiNなどの透光性材料で構成されており、第1層間絶縁膜43上に形成された共通電極50を覆うように設けられている。
画素電極31は、図4に示すように、平面視でほぼ梯子形状であって、共通電極50と同様に、例えばITOなどの透光性導電材料で構成されている。そして、画素電極31は、平面視で矩形の枠状の枠部31aと、ほぼ第1及び第2サブ画素領域25A、25Bの短軸方向(X軸方向)に延在すると共に第1及び第2サブ画素領域25A、25Bの長軸方向(Y軸方向)で間隔をあけて複数(15本)配置された帯状電極(第1帯状部)31bとを備えている。
帯状電極31bは、互いが平行となるように間隔をあけて形成されている。そして、帯状電極31bは、その両端がそれぞれ枠部31aのうちY軸方向に沿って延在する部分に接続されている。
したがって、画素電極31及び共通電極50は、基準軸L1に対して対称になっている。
遮光膜52は、基板本体51の表面のうち平面視で各第1及び第2サブ画素領域25A、25Bの縁部と重なる領域に形成されており、各第1及び第2サブ画素領域25A、25Bを縁取っている。
また、カラーフィルタ層53は、各第1及び第2サブ画素領域25A、25Bに対応して配置されており、例えばアクリルなどで構成されて各第1及び第2サブ画素領域25A、25Bで表示する色に対応する色材を含有している。
ここで、偏光板37、38の一方または双方の内側には、光学補償フィルム(図示略)を配置してもよい。光学補償フィルムを配置することで、液晶表示装置1を斜視した場合の液晶層13の位相差を補償することができ、光漏れを減少させてコントラストを増加させることができる。光学補償フィルムとしては、負の一軸性媒体と正の一軸性媒体とを組み合わせたものや、各方向の屈折率がnx>nz>nyである二軸性媒体が用いられる。
次に、このような液晶表示装置1における液晶分子13Aの非駆動時及び駆動時の挙動について、図6を参照しながら説明する。ここで、図6(a)は非駆動時における液晶分子13Aの配向方向、図6(b)は駆動時における液晶分子13Aの配向方向をそれぞれ示している。
まず、画素電極31及び共通電極50間に電圧を印加していない非駆動時の場合、液晶分子13Aは、図6(a)に示すような方向に配向している。すなわち、第1サブ画素領域25Aでは、液晶分子13Aが配向膜45、54の配向方向に沿って配向している。また、第2サブ画素領域25Bでは、液晶分子13Aが配向膜45、54の配向方向に沿って配向している。このとき、第1及び第2サブ画素領域25A、25Bのそれぞれで液晶分子13Aの配向方向は、基準軸L1に対して対称になっている。
以上より、液晶表示装置1では、非駆動時と駆動時とで液晶分子13Aの回転方向(挙動)が基準軸L1に対して対称になっている。
以上のような構成の液晶表示装置1は、例えば図7に示すような携帯電話機100の表示部101として適用される。この携帯電話機100は、複数の操作ボタン102、受話口103、送話口104及び上記表示部101を有する本体部105を備えている。
また、第1及び第2サブ画素領域25A、25Bのそれぞれで液晶分子13Aの回転方向が同方向であるため、各第1及び第2サブ画素領域25A、25Bの開口率を高めることができる。
また、偏光板37、38の透過軸を基準軸L1に対して直交方向または平行としているので、第1及び第2サブ画素領域25A、25Bのそれぞれで異ならせる必要がなくなる。これにより、偏光板37、38の透過軸の設定が容易になる。
次に、本発明における液晶表示装置の第2の実施形態を、図面に基づいて説明する。ここで、図8はサブ画素領域の平面構成図、図9は図8のC−C矢視断面図である。なお、本実施形態では、第1の実施形態とサブ画素領域の構成が異なるため、この点を中心に説明すると共に、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。また、図8において、平面視でほぼ平行四辺形状の第1及び第2サブ画素領域202A、202Bのそれぞれで互いが平行となるように配置されている走査線207の延在方向に対して直交する方向をX軸方向、走査線207の延在方向をY軸方向とする。
本実施形態における液晶表示装置200は、素子基板201と対向基板12と液晶層13とを備えている。そして、第1サブ画素領域群を構成して平面視でほぼ平行四辺形状の第1サブ画素領域202Aと、第2サブ画素領域群を構成して平面視でほぼ平行四辺形状の第2サブ画素領域202Bとが、後述する走査線207に沿ってそれぞれ配置されている。また、第1及び第2サブ画素領域202A、202Bは、後述するデータ線209に沿って交互に配置されている。
また、素子基板201は、基板本体41の内側の表面に配置された走査線207及び容量線208と、ゲート絶縁膜42の内側に配置されたデータ線209(図8に示す)、半導体層47、ソース電極48、ドレイン電極49及び容量電極210と、層間絶縁膜205の内側の表面に配置された共通電極211及び画素電極212とを備えている。
容量電極210は、平面視でほぼ矩形状を有していると共に、図8及び図9に示すように、容量線208及び画素電極212の後述するコンタクト部212aとゲート絶縁膜42や層間絶縁膜205などを介して重なるように形成されている。そして、容量電極210は、層間絶縁膜205を貫通するコンタクトホールH2を介してコンタクト部212aと導通している。さらに、容量電極210と容量線208とによって蓄積容量213が形成されている。この蓄積容量213は、画素電極212と共通電極211との間に形成される液晶容量と並列接続されている。また、容量電極210は、図8に示すように、平面視でほぼL字状の接続配線214によってドレイン電極49と接続されている。この接続配線214は、第1及び第2サブ画素領域202A、202Bの辺縁のうち走査線34及び第1及び第2サブ画素領域202A、202Bの長辺に沿って形成されている。
データ線209は、平面視で平行四辺形状の第1及び第2サブ画素領域202A、202Bの長辺方向に沿って配置されている。
帯状電極211bは、互いが平行となるように形成されており、その一端が本線部211aに接続されている。
したがって、画素電極212及び共通電極211は、基準軸L2に対して対称となっている。なお、これら画素電極212、共通電極211及び配向膜206、54によって、挙動制御手段が構成される。
次に、このような液晶表示装置200における液晶分子13Aの非駆動時及び駆動時の挙動について、図10を参照しながら説明する。ここで、図10(a)は非駆動時における液晶分子13Aの配向方向、図10(b)は駆動時における液晶分子13Aの配向方向をそれぞれ示している。
まず、画素電極212及び共通電極211間に電圧を印加していない非駆動時の場合、液晶分子13Aは、図10(a)に示すような方向に配向している。すなわち、第1サブ画素領域202Aでは、液晶分子13Aが配向膜206、54の配向方向に沿って配向している。また、第2サブ画素領域202Bでは、液晶分子13Aが配向膜206、54の配向方向に沿って配向している。このとき、第1及び第2サブ画素領域202A、202Bのそれぞれで液晶分子13Aの配向方向は、基準軸L2に対して対称となっている。
以上より、液晶表示装置200では、非駆動時と駆動時とで液晶分子13Aの回転方向(挙動)が基準軸L2に対して対称になっている。
次に、本発明における液晶表示装置の第3の実施形態を、図面に基づいて説明する。ここで、図11はサブ画素領域の平面構成図、図12は図11のD−D矢視断面図である。なお、本実施形態では、第1の実施形態とサブ画素領域の構成が異なるため、この点を中心に説明すると共に、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。また、図11において、平面視でほぼ矩形状の第1及び第2サブ画素領域303A、303Bのそれぞれにおいて互いが平行となるように配置されている走査線34の延在方向に対して直交する方向をX軸方向、走査線34の延在方向をY軸方向とする。
本実施形態における液晶表示装置300は、素子基板301と対向基板302と液晶層13とを備えている。そして、第1サブ画素領域群を構成して平面視でほぼ矩形状の第1サブ画素領域303Aと、第2サブ画素領域群を構成して平面視でほぼ矩形状の第2サブ画素領域303Bとが、走査線34に沿ってそれぞれ配置されている。また、第1及び第2サブ画素領域303A、303Bとは、データ線33に沿って交互に配置されている。
また、素子基板301は、基板本体41の内側の表面に配置された走査線34と、ゲート絶縁膜42の内側に配置されたデータ線33(図11に示す)、半導体層47、ソース電極48、ドレイン電極49と、層間絶縁膜205の内側の表面に配置された画素電極307とを備えている。
ここで、第1サブ画素領域303Aにおけるスリット307aの延在方向と、第2サブ画素領域303Bにおけるスリット307aの延在方向とは、図11に示すように、第1及び第2サブ画素領域303A、303BのX軸方向に沿った境界線を基準軸L3として対称となっている。すなわち、第1サブ画素領域303Aにおけるスリット307aは、平面視において、走査線34から離間する一端から近接する他端に向かうにしたがってデータ線33に近接するように形成されており、第2サブ画素領域303Bにおけるスリット307aは、走査線34から離間する一端から近接する他端に向かうにしたがってデータ線33から離間するように形成されている。
共通電極308は、カラーフィルタ層53を覆うように形成されている。また、共通電極308の内側の表面には、液晶層13に向けて突出する複数の帯状凸部(凸部、配向制御手段)310が形成されている。
この帯状凸部310は、図11に示すように、互いが平行となるように形成されており、断面がほぼ半円形状となっている。また、帯状凸部310は、例えばノボラック型のポジ型フォトレジストをパターニングすることで形成されている。
ここで、第1サブ画素領域303Aにおける帯状凸部310の延在方向と、第2サブ画素領域303Bにおける帯状凸部310の延在方向とは、基準軸L3に対して対称となっている。すなわち、第1サブ画素領域303Aにおける帯状凸部310は、平面視において、走査線34から離間する一端から近接する他端に向かうにしたがってデータ線33に近接するように形成されており、第2サブ画素領域303Bにおける帯状凸部310は、走査線34から離間する一端から近接する他端に向かうにしたがってデータ線33から離間するように形成されている。
次に、このような液晶表示装置300における液晶分子13Aの非駆動時及び駆動時の挙動について、図13を参照しながら説明する。ここで、図13(a)は非駆動時における液晶分子13Aの配向方向、図13(b)は駆動時における液晶分子13Aの配向方向をそれぞれ示している。
まず、画素電極307及び共通電極308間に電圧を印加していない非駆動時の場合、液晶分子13Aは、図13(a)に示すような方向に配向している。すなわち、第1サブ画素領域303Aでは、液晶分子13Aが配向膜305、309の配向方向に沿って素子基板301や対向基板302に対して垂直方向に配向している。また、第2サブ画素領域303Bでも、液晶分子13Aが配向膜305、209の配向方向に沿って素子基板301や対向基板302に対して垂直方向に配向している。このとき、第1及び第2サブ画素領域303A、303Bのそれぞれで液晶分子13Aの配向方向は、基準軸L3に対して対称となっている。
このとき、第1及び第2サブ画素領域303A、303Bのそれぞれで液晶分子13Aの傾斜方向は、基準軸L3に対して対称となっている。
以上より、液晶表示装置300では、非駆動時と駆動時とで液晶分子13Aの傾斜方向(挙動)が基準軸L3に対して対称になっている。
例えば、第1サブ画素領域と第2サブ画素領域群とが隣接して配置されていればよく、第1や第3の実施形態において第2の実施形態のように第1サブ画素領域と第2サブ画素領域とをストライプ状に配置してもよく、第2の実施形態において第1や第3の実施形態のように第1サブ画素領域と第2サブ画素領域とを市松状に配置してもよい。また、これ以外の配置方法であってもよい。
また、画素電極及び共通電極の形状は、液晶分子の挙動を第1及び第2サブ画素領域で基準軸に対して対称となっていれば、適宜変更してもよい。
また、液晶分子の初期配向方向を平面視で基準軸と平行または直交としているが、他の角度であってもよい。このとき、配向膜に対して第1及び第2サブ画素領域のそれぞれと対応する領域で異なる配向方向を有するようにマルチドメイン配向を行う必要があるが、光反応性を有する光配向材料膜に対して特定の偏光方向を有する光を照射することで膜内の分子を一方向に配列させて配向機能を発現させる配向処理である光配向処理を用いることが好ましい。
また、偏光板の透過軸を平面視で基準軸と直交または平行とさせているが、これに限られない。
また、基準軸を第1及び第2サブ画素領域の境界として液晶分子の挙動を対称にしているが、画像表示領域の面方向と平行であれば、適宜変更してもよい。
また、第2の実施形態において、画素電極及び共通電極の双方を層間絶縁膜上に形成しているが、画素電極及び共通電極を異なる層に形成する構成としてもよい。
また、第1サブ画素領域群で表示されて画像表示領域を正面視したときの一方側に視覚させる画像を他方側から視認することを防止すると共に、第2サブ画素領域群で表示されて他方側に視覚させる画像を一方側から視認することを防止できれば、パララックスレンズやレンチキュラーレンズなどの光学部材を設けなくてもよい。
そして、液晶表示装置は、ノーマリブラックモードを採用しているが、ノーマリホワイトモードを採用してもよい。
さらに、液晶表示装置は、透過型の液晶表示装置としているが、例えば反射型など他の構成の液晶表示装置であってもよい。
また、液晶表示装置は、R、G、Bの3色の色表示を行うカラー液晶表示装置としているが、他の色表示を行うサブ画素領域を備える構成としてもよく、単色の色表示を行う構成としてもよい。ここで、対向基板にカラーフィルタ層を設けずに、素子基板にカラーフィルタ層を設けてもよい。
Claims (11)
- 第1及び第2基板の間に電圧の印加によって駆動する液晶層が挟持され、複数の画素領域により画像表示領域が構成された液晶表示装置であって、
前記画像表示領域に、複数の前記画素領域で構成された第1画素領域群と、他の複数の前記画素領域で構成された第2画素領域群とが設けられ、
前記液晶層を構成する液晶分子の非駆動時及び駆動時における挙動を、それぞれの前記画素領域群ごとで同方向とすると共に、前記第1画素領域群を構成する前記画素領域と該画素領域に隣接して前記第2画素領域群を構成する前記画素領域との間で、前記画像表示領域の面方向に沿った基準軸に対して対称とする挙動制御手段を備えることを特徴とする液晶表示装置。 - 第1及び第2基板の間に電圧の印加によって駆動する液晶層が挟持され、複数の画素領域により画像表示領域が構成された液晶表示装置であって、
前記画像表示領域に、複数の前記画素領域で構成された第1画素領域群と、他の複数の前記画素領域で構成された第2画素領域群とが設けられ、
前記第1基板に、前記液晶層を駆動する第1及び第2電極が設けられ、
該第1電極が、平行となるように配置された複数の第1帯状部を有し、
前記第1帯状部の延在方向及び前記液晶層を構成する液晶分子の初期配向方向が、それぞれの前記画素領域群ごとで同方向であると共に、前記第1画素領域群を構成する前記画素領域と該画素領域に隣接して前記第2画素領域群を構成する前記画素領域との間で、前記画像表示領域の面方向に沿った基準軸に対して対称であることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記第2電極が、前記第1帯状部と平行になるように配置された複数の第2帯状部を有し、
該第2帯状部の延在方向が、それぞれの前記画素領域群ごとで同方向であると共に、前記第1画素領域群を構成する前記画素領域と該画素領域に隣接して前記第2画素領域群を構成する前記画素領域との間で、前記画像表示領域の面方向に沿った基準軸に対して対称であることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。 - 前記第2電極が、平面視で前記第1帯状部の非形成領域及び該第1帯状部の形成領域の少なくとも一部と重なるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 第1及び第2基板の間に負の誘電率異方性を有する液晶からなり電圧の印加によって駆動する液晶層が挟持され、複数の画素領域により画像表示領域が構成された液晶表示装置であって、
前記画像表示領域に、複数の前記画素領域で構成された第1画素領域群と、他の複数の前記画素領域で構成された第2画素領域群とが設けられ、
前記第1基板に第1電極が設けられると共に、前記第2基板に第2電極が形成され、
駆動時における前記液晶分子の配向方向を制御する配向制御手段を有し、
前記配向制御手段の構造及び前記液晶層を構成する液晶分子の初期配向方向が、それぞれの前記画素領域群ごとで同方向であると共に、前記第1画素領域群を構成する前記画素領域と該画素領域に隣接して前記第2画素領域群を構成する前記画素領域との間で、前記画像表示領域の面方向に沿った基準軸に対して対称であることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記配向制御手段が、前記第1及び第2基板のいずれか一方または双方に形成された帯状の凸部を有し、
該凸部の延在方向が、それぞれの前記画素領域群ごとで同方向であると共に、前記第1画素領域群を構成する前記画素領域と該画素領域に隣接して前記第2画素領域群を構成する前記画素領域との間で、前記画像表示領域の面方向に沿った基準軸に対して対称であることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。 - 前記配向制御手段が、前記第1基板上の前記第1電極及び前記第2基板上の前記第2電極のいずれか一方または双方に形成された帯状の開口部を有し、
該開口部の延在方向が、それぞれの前記画素領域群ごとで同方向であると共に、前記1画素領域群を構成する前記画素領域と該画素領域に隣接して前記第2画素領域群を構成する前記画素領域との間で、前記画像表示領域の面方向に沿った基準軸に対して対称であることを特徴とする請求項5または6に記載の液晶表示装置。 - 前記液晶分子の初期配向方向が、平面視で前記基準軸と直交または平行であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記第1及び第2基板のそれぞれに、透過軸が前記基準軸と直交または平行である偏光板が設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記基準軸が、互いに隣接する画素領域の境界線であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 請求項1から10のいずれか1項に記載の液晶表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006262324A JP2008083324A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 液晶表示装置及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006262324A JP2008083324A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 液晶表示装置及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008083324A true JP2008083324A (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=39354277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006262324A Pending JP2008083324A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 液晶表示装置及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008083324A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009258729A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd | 液晶表示装置のアレイ基板およびその製造方法 |
JP2010102284A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-05-06 | Epson Imaging Devices Corp | 液晶表示パネル |
JP2013190501A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Japan Display West Co Ltd | 表示装置 |
WO2017076067A1 (zh) * | 2015-11-06 | 2017-05-11 | 京东方科技集团股份有限公司 | 像素结构及驱动方法、显示基板及显示装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000029072A (ja) * | 1998-05-29 | 2000-01-28 | Hyundai Electron Ind Co Ltd | 高開口率及び高透過率液晶表示装置 |
JP2005148534A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
JP2005208567A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-08-04 | Nec Corp | 画像表示装置、携帯端末装置、表示パネル及びレンズ |
JP2005300821A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Hitachi Displays Ltd | 表示装置 |
JP2006018287A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-19 | Lg Philips Lcd Co Ltd | 液晶表示素子及びその製造方法 |
JP2006184672A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Seiko Epson Corp | 液晶装置及び投射型表示装置 |
-
2006
- 2006-09-27 JP JP2006262324A patent/JP2008083324A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000029072A (ja) * | 1998-05-29 | 2000-01-28 | Hyundai Electron Ind Co Ltd | 高開口率及び高透過率液晶表示装置 |
JP2005148534A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
JP2005208567A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-08-04 | Nec Corp | 画像表示装置、携帯端末装置、表示パネル及びレンズ |
JP2005300821A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Hitachi Displays Ltd | 表示装置 |
JP2006018287A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-19 | Lg Philips Lcd Co Ltd | 液晶表示素子及びその製造方法 |
JP2006184672A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Seiko Epson Corp | 液晶装置及び投射型表示装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009258729A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd | 液晶表示装置のアレイ基板およびその製造方法 |
JP2010102284A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-05-06 | Epson Imaging Devices Corp | 液晶表示パネル |
JP2013190501A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Japan Display West Co Ltd | 表示装置 |
WO2017076067A1 (zh) * | 2015-11-06 | 2017-05-11 | 京东方科技集团股份有限公司 | 像素结构及驱动方法、显示基板及显示装置 |
US10303002B2 (en) | 2015-11-06 | 2019-05-28 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Pixel structure, driving method thereof, display substrate and display device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4586869B2 (ja) | 液晶表示装置及び電子機器 | |
JP5121529B2 (ja) | 液晶表示装置及び電子機器 | |
JP5333969B2 (ja) | 液晶装置、電子機器 | |
JP5489267B2 (ja) | 液晶装置、電子機器 | |
US9013657B2 (en) | Liquid crystal device, electronic device and projector with maximum-light-intensity direction inclined from the direction normal to the substrates | |
JP2007058007A (ja) | 液晶装置および電子機器 | |
US20180284516A1 (en) | Display device | |
JP2013231745A (ja) | 立体表示装置 | |
JP5175133B2 (ja) | 液晶装置及び電子機器 | |
JP2010002544A (ja) | 液晶表示装置及び電子機器 | |
JP2008083324A (ja) | 液晶表示装置及び電子機器 | |
JP2008180952A (ja) | 液晶装置及び電子機器 | |
JP2009075421A (ja) | 液晶装置、及び電子機器 | |
JP2008083208A (ja) | 液晶装置及びその製造方法、並びに電子機器 | |
JP4952158B2 (ja) | 液晶装置の製造方法 | |
JP2009223099A (ja) | 液晶装置及び電子機器 | |
JP2008089685A (ja) | 液晶表示装置及び電子機器 | |
JP2008070610A (ja) | 液晶装置、及び電子機器 | |
JP4858081B2 (ja) | 電気光学装置及びその製造方法 | |
US20230308616A1 (en) | Electro-optical device and electronic apparatus | |
US8742416B2 (en) | Display panel, method of manufacturing display panel, display device, and electronic apparatus | |
JP5317804B2 (ja) | 液晶表示装置及び電子機器 | |
JP5175043B2 (ja) | 液晶装置及びその製造方法、並びに電子機器 | |
JP2008225337A (ja) | 液晶装置、及び電子機器 | |
JP2007226199A (ja) | 液晶装置及び電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090722 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20100526 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100526 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111011 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20120330 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120402 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121002 |