JP2008081229A - 輪転印刷機の折機 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの前端部を針で突き刺して搬送する折胴を備えた折機において、不良シートを人手によらず排出できるようにして不良折帖による紙詰まりを防止できるようにする。
【解決手段】輪転印刷機の折機において、折胴7の周面でシート17の前端部を支持する着状態と、支持した前記シートの前端部を開放する脱状態とに着脱動作が可能なシート支持装置18と、シート支持装置18を着脱動作させる着脱駆動機構40と、シート17が不良シートの場合の排出時、折胴7の周面と不良シートの前端部との間に爪部材50を挿入して折胴7の周面から不良シートを機外へ排出する排出装置42と、排出装置42により爪部材50が折胴7の周面とシート17の前端部との間に挿入される際に不良シートを折胴7の周面から脱離するように着脱駆動機構40を制御する制御装置41とをそなえて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、輪転印刷機の鋸胴,折胴及び咥え胴からなる3胴型の折機に好適な技術に関し、特に輪転印刷機の始動時に発生する不良紙を排出する技術に関する。
一般に、商業用オフセット輪転印刷機(以下、単に輪転印刷機という)には、折胴及び咥え胴の2つの胴からなる2胴型折機や、鋸胴,折胴及び咥え胴の3つの胴からなる3胴型折機などの折機が設けられている。このような従来の折機では、輪転印刷機の立ち上がり時にウェブのテンションが安定せずウェブが蛇行した状態で折機に突入してしまうため、断裁や折幅のずれた不良折帖(不良紙)が発生し、この不良折帖が折機内或いはそれ以降のチョッパ装置や羽根車で紙詰まりを起こす場合が多い。このため、ウェブが安定して折機に入るまでは人手により不良折帖を折機外に排出する必要があり、作業者にとっては作業負担が大きい。
特許文献1には、2胴型折機において上記のような人手による不良折帖の排出作業をなくす技術が開示されている。具体的には、咥え胴の下方に咥え胴周面に沿って備えられている搬送コンベアの折帖搬入部を咥え胴に対して接離可能に構成し、不良折帖が発生した場合は折帖搬入部を咥え胴から下方へ離隔させることにより不良折帖を自然落下させて折機外へ排出する技術が開示されている。このような特許文献1の技術によれば、輪転印刷機の立ち上がり時等において発生する不良折帖を通常の搬送経路外へ選択的に排出することができ、不良折帖が排紙部やそれ以降の装置に投入されることによる紙詰まり等の不具合の発生を防止することが可能である。
特開2003−160269号公報
しかしながら、3胴型折機では、折胴の周面から突出する針や咥え装置によりシートの前端部を支持した状態で搬送するので、このような3胴型折機においてはシートは容易には落下しない。したがって、3胴型折機では従来通り人手により不良折帖を排出する必要がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、例えば3胴型折機のようにシートの前端部を針で突き刺して搬送する折胴、或いは、把持部材により保持して搬送する折胴を備えた折機において、輪転印刷機の立ち上がり時等に発生する不良シートを人手によらず排出できるようにして不良折帖による紙詰まりを防止できるようにした、輪転印刷機の折機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明の輪転印刷機の折機は、鋸胴の鋸刃により幅方向に切断されたシートの前端部を、折胴の周面に支持させた状態で搬送する、輪転印刷機の折機において、前記折胴の周面で前記シートの前端部を支持する着状態と、支持した前記シートの前端部を開放する脱状態とに着脱動作が可能なシート支持装置と、前記シート支持装置を前記着脱動作させる着脱駆動機構と、前記シートが不良シートの場合の排出時、前記折胴の周面と前記不良シートの前端部との間に爪部材を挿入して前記折胴の周面から前記不良シートを機外へ排出する排出装置と、前記排出装置により前記爪部材が前記折胴の周面と前記シートの前端部との間に挿入される際に前記不良シートを前記折胴の周面から脱離するように前記着脱駆動機構を制御する制御装置とをそなえていることを特徴としている。
請求項2記載の本発明の輪転印刷機の折機は、請求項1記載の構成において、前記着脱駆動機構が、前記折機の通常運転時における運転位置と不良シートの排出時における排出位置とに回動可能なカムを備えたカム機構により構成され、前記制御装置が、前記不良シートの排出時には前記カムを前記運転位置から前記排出位置に切り替えることにより前記シート支持装置が前記シートを前記折胴の周面から脱離することを特徴としている。
請求項3記載の本発明の輪転印刷機の折機は、請求項2記載の構成において、前記カム機構は、前記折機の通常運転時における運転位置に固定された第1のカムと、前記折機の通常運転時における運転位置と前記不良シートの排出時における排出位置とに回動可能な第2のカムとを備えて構成され、前記制御装置が、前記不良シートの排出時には前記第2のカムを前記運転位置から前記排出位置に切り替えることにより前記シート支持装置が前記シートを前記折胴の周面から脱離することを特徴としている。
請求項4記載の本発明の輪転印刷機の折機は、請求項1〜3の何れか1項に記載の構成において、前記折胴と前記鋸胴との対接部の下方で且つ前記排出装置よりも上方に設けられ、通常運転時に前記シートの走行を案内する前記折機の折胴に接近して配置したガイド部材を備え、前記制御装置が、前記不良シートの排出時には前記ガイド部材を前記折胴から離隔させることを特徴としている。
請求項5記載の本発明の輪転印刷機の折機は、請求項1〜4の何れか1項に記載の構成において、前記シート支持装置は、前記折胴の周面から出没可能な針を有し、前記着状態では、前記シートの前端部を前記折胴の周面から突出する針で突き刺し、前記脱状態では、前記針を前記折胴の内部に格納することを特徴としている。
請求項6記載の本発明の輪転印刷機の折機は、請求項1〜4の何れか1項に記載の構成において、前記シート支持装置は、互いに協働して前記シートの前端部を把持しうる一対の把持部材を備え、前記着状態では、前記一対の把持部材を接近させて前記シートの前端部を把持し、前記脱状態では、前記一対の把持部材を離隔させて前記シートの前端部を開放することを特徴としている。
請求項1記載の本発明の輪転印刷機の折機によれば、輪転印刷機の立ち上がり時等に発生する不良シートを人手によらず機外へ排出することができる。また、不良シート排出時には、シート支持装置における干渉を防止でき、確実に不良シートを機外へ排出することが可能である。これにより、不良シートによる紙詰まりを防止することができる。
請求項2記載の本発明の輪転印刷機の折機によれば、カムを運転位置から排出位置に切り替えるという簡素な構成により針を折胴の内部に格納することができる。
請求項3記載の本発明の輪転印刷機の折機によれば、通常運転時に使用される第1のカムはそのまま固定しておき、第2のカムのみを運転位置から排出位置に切り替えるだけで針を折胴の内部に格納することができる。
請求項4記載の本発明の輪転印刷機の折機によれば、不良シートの排出時にはガイド部材を折胴から離隔させるので、不良シートをガイド部材に干渉させずに排出することができる。
請求項5記載の本発明の輪転印刷機の折機によれば、折胴の針を折胴の内部に格納するので、不良シート排出時における針の干渉を防止でき、確実に不良シートを機外へ排出することが可能である。
請求項6記載の本発明の輪転印刷機の折機によれば、把持部材がシートの前端部を折胴の周面から離すので、不良シート排出時における干渉を防止でき、確実に不良シートを機外へ排出することが可能である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1〜図4は、本発明の第1実施形態としての商業用オフセット輪転印刷機(以下、単に輪転印刷機という)の折機を説明するためのもので、図1は折機の要部を示すもので不良シート排出時の概略図、図2は折機の要部を示すもので折機の通常運転時の概略図、図3は折機の概略構成を示す図、図4はカム機構の概略構成を示す模式図である。
図3に示すように、本実施形態にかかる輪転印刷機の折機には、上流から搬送されるシート17を折り畳んで折帖とする折部と、折部で形成された折帖を順に積み重ねて排紙する排紙部とが設けられている。
前工程の印刷装置(図示省略)において印刷を終えたウェブ(帯状の連続紙)5は、折機2の入口部に設けられたスリッタ45にて切断され(或いはそのまま連続紙として)、三角板46に搬入されて折り畳まれる。次に、ウェブ5がスリッタ45にて切断され三角板46で折り畳まれて形成されたシート17は、三角板46の下方に配設されたリードインローラ3a,3bやニッピングローラ4a,4bに狭持されながら折部に送り込まれる。本折機2は、鋸胴6,折胴7及び咥え胴8の3つの胴を順に並んで備えた3胴型の折機であり、具体的にはシート17は鋸胴6と折胴7との対接部へ送り込まれる。なお、図3中の矢印6A,7A及び8Aはそれぞれ鋸胴6,折胴7及び咥え胴8の回転方向を示している。
鋸胴6の周面には、鋸状のナイフ(鋸刃)23が180度間隔をおいて2箇所に設けられている。折胴7の周面には、ゴム台(鋸刃受け台)24と、ゴム台24よりも折胴7回転方向直上流側に設けられアーム先端に針18を備えた針装置(シート支持装置)と、折ブレード26とが設けられている。針18及びゴム台24のセットは折胴7の周面に120度間隔で3箇所に設けられているとともに、折ブレード26は各針18の中間の3箇所に設けられている。また、ここでは、折胴7の周長が鋸胴6の周長の1.5倍となるように鋸胴6及び折胴7の直径が設定されており、鋸胴6のナイフ23と折胴7のゴム台24とが対応するよう位相が設定された状態で同期して回転すべく構成されている。
なお、折胴7の下方には搬送コンベア28が配置されており、折胴7により搬送されるシート17の走行を安定させるように機能している。
また、咥え胴8の周面には、咥え装置22が120度間隔をおいて3箇所に設けられている。折胴7と咥え胴8とは同じ直径に設定されており、折胴7の折ブレード26と咥え胴8の咥え装置22とが対応するよう位相が設定された状態で同期して回転すべく構成されている。
折胴7の針18は、後述するカム機構40により折胴7の回転(折胴7の周面の回転)と連動して所定の位相位置において折胴7の周面から突出又は折胴7内部に格納されるようになっている。つまり、シート17が鋸胴6のナイフ23と折胴7のゴム台24にて切断される直前に折胴7の表面から飛び出して後続するシート17の先端(前端部)を突き刺し、切断後のシート17を引き込んで折胴7の外周面へ巻き付けるべく機能している。折胴7の回転によりシート17の中央部が咥え胴8の咥え装置22に対応する位置に近づくと、上記の針18はシート17の先端から次第に抜け、シート17は折ブレード26によって開口した咥え胴8の咥え装置22の爪部へ押し込まれ咥え装置22により把持される。続いて、この折ブレード26から略60度後方の位置ではシート17を鋸胴6のナイフ23によって切断するとともに、折胴7の針18が後続する下流側のシート17の先端を突き刺すようになっている。
なお、折胴7の折ブレード26は、折胴7に組み込まれた折軸に固設されており、折胴7の回転と連動して所定の位相位置において折胴7の周面から突出又は折胴7内部に格納されるようになっている。また、折胴7の折ブレード26は、咥え胴8の咥え装置22に対応する位置で折胴7に巻きつけられたシート17を咥え装置22の爪部に押し込み、中央で二つ折りにすべく機能している。咥え胴8の咥え装置22は折胴7の折ブレード26により押し込まれたシート17を咥えこみ、横折して折帖27として搬送コンベア10,13の間へ移送している。
搬送コンベア10,13の間に移送された折帖27はその後搬送コンベア13,15の間を移送される。折機2から排紙部である排紙装置21への搬送途中にはチョッパ折装置19が設けられている。このチョッパ折装置19は揺動アームを介して昇降するチョッパブレード32,折り込みローラ20a,20b及び位置決め板47から構成され、搬送コンベア13,15を介して搬送された折帖27に対し、位置決め板47にて位置決めを行い所定のタイミングでチョッパブレード32を振り下ろして搬送方向に沿って折り畳んだ後、下方の折り込みローラ20a,20bの中間に挿入させるよう機能している。折り込みローラ20a、20bは折帖27を狭持して直下部に位置する羽根車14に投入するようになっている。なお、チョッパ折装置19を使用しない場合には、折帖27は搬送コンベア13,15を介して搬送された後に羽根車11に投入される。
排紙装置21は、上記の羽根車11,14と排紙コンベア12とから構成されている。羽根車11,14は、複数枚のブレード(羽根)にて構成され、幅方向に複数列配置されている。羽根車11,14で受け取られた折帖27は所定のピッチで排紙コンベア12上へ移載され、屋根瓦状に積み重ねられて外部へ搬出される。羽根車11,14の回転数は咥え胴8から搬送コンベア13,15への折帖27の投入速度に対応しており、羽根車11,14の速度と排紙コンベア12の走行速度比によって排紙コンベア12上に並べる折帖27の積重ピッチが決定される。
ところで、図1及び図2に示すように本実施形態の折機2には、上述した折胴7の針18を折胴7の回転と連動して所定の位相位置において折胴7の周面から突出又は折胴7内部に格納するためのカム機構40が設けられている。カム機構40には、折胴7の針18と接続又は係合し折機2の通常運転時における運転位置(正規位置)と不良シートの排出時における排出位置とに回動可能なカム80(図4参照)が備えられており、シート17が鋸胴6のナイフ23と折胴7のゴム台24にて切断される直前に針18が折胴7周面から突出するように(この針18が突出する時の位相位置を第1位相位置という)、且つ、折胴7の回転によりシート17の中央部が咥え胴8の咥え装置22に対応する位置に近づくにつれて針18がシート17の先端から次第に抜けていくように(この針18が折胴7内部に完全に格納される時の位相位置を第2位相位置という)、上記カム80の形状が設定されている。このカム80及びカム機構40の構成については後述する。なお、折機2の通常運転時にはカム80は固定されており、折胴7の針18は第1位相位置において突出した後第2位相位置直前まで折胴7周面から突出した状態となっており、針18が第2位相位置に近づくにつれて折胴7内部に格納されていき、第2位相位置では折胴7内部に完全に格納されるようになっている。
また、本実施形態の折機2には制御装置41,排出装置42及びシートガイド装置60が設けられている。排出装置42は、折胴7と鋸胴6との対接部の下方であって搬送コンベア28よりも折胴7回転方向上流側の位置に設けられており、図1に示す通常運転時には爪部材50を折胴7周面から離隔させ、図2に示す不良シートを排出する場合には折胴7の周面とシート17の前端部との間に爪部材50を挿入してシート17を折胴7周面から強制的に剥がして機外(折機外)へ排出するようになっている。具体的には、排出装置42は、折機2の駆動側と操作側とのフレーム(図示省略)に掛け渡されて固定された(或いは一側だけに固定された)支持部材55と、搬送コンベア28のロール28aの軸51に摺動可能に取り付けられた回動部材52と、回動部材52に固定された爪部材50と、支持部材55と回動部材52との間に設けられたピストンシリンダ53とを主に備えて構成されている。そして、ピストンシリンダ53を伸縮させることで回動部材52に固定された爪部材50を折胴7周面に対して接近又は離隔させることが可能になっている。
また、本実施形態では、爪部材50は折胴7の軸方向に複数設けられているとともに、折胴7周面には爪部材50に対応する位置に溝部7aが形成されている。これにより、図2に示す不良シートを排出する際には、爪部材50の先端50aが折胴7の溝部7aに入り込んでシート17前端部の裏面から押し上げてシート17を折胴7周面から確実に剥がすようになっている。なお、折胴7周面にこのような溝部7aを形成する代わりに、爪部材50をゴムなどの可撓部材や弾性部材で形成するようにしてもよい。これによれば、不良シートを排出する際に爪部材50が折胴7周面に接触しても、折胴7周面に損傷を与えることがない。また、爪部材50の先端50aだけを可撓部材で形成しておいてもよい。
さらに、爪部材50の折胴7に面する側面(折胴7に対向する面)50bの形状が、通常運転時において折胴7周面に沿うような形状に形成されている。このような爪部材50により、通常運転時におけるシート17の走行を案内できるようになっている。また、不良シート排出時に、爪部材50により剥がされたシート17が滑らかに下方へ落下するように、爪部材50の上面50cは滑らかな曲面形状に形成されている。
また、排出装置42には、不良シート排出時における回動部材52の回動を制限するストッパ54が設けられており、爪部材50の先端50aの位置を適宜調整することができるようになっている。これにより、爪部材50の先端50aが折胴7に必要以上の圧力で接触するのを防止できる。
シートガイド装置60は、折胴7と鋸胴6との対接部の下方で且つ排出装置42よりも上方に設けられている。そして、シートガイド装置60は、図1に示す通常運転時は、ガイド部材63を折胴7周面に接近させてシート17の走行を案内するようになっているとともに、図2に示す不良シート排出時には、ガイド部材63を折胴7周面から離隔させて、排出されるシート17に干渉しないようにしている。具体的には、シートガイド装置60は、折機2の駆動側及び操作側の一側に固定された支持部材61と、折胴7と鋸胴6との対接部近傍の上記一側に固定された固定板64と、固定板64の固定軸64aに回動可能に取り付けられたガイド部材63と、ガイド部材63と支持部材61との間に設けられたピストンシリンダ62とを主に備えて構成されている。そして、ピストンシリンダ62を伸縮させることでガイド部材63を折胴7周面に対して接近又は離隔させることが可能になっている。なお、ガイド部材63は鋸胴6,折胴7及び爪部材50などに干渉しない範囲において折胴7の軸方向に複数設けられている。
また、図1に示す通常運転時では、ガイド部材63の上面63aと爪部材50の側面50bとが滑らかに連続するようになっており、これにより、シート17の走行を安定させて折胴7と搬送コンベア28との間に確実に送り込むことが可能になっている。なお、図2に示す不良シート排出時には、ガイド部材63は、排出されるシート17に干渉しない位置まで離隔するようになっている。
制御装置41は、排出装置42,シートガイド装置60及びカム機構40を制御するようになっている。具体的には、図2に示す通常運転時には、制御装置41は、排出装置42のピストンシリンダ53を制御して爪部材50の先端50aを折胴7から離隔させた状態にしておくとともに、シートガイド装置60のピストンシリンダ62を制御してガイド部材63を折胴7に接近した状態にしておく。このとき、カム機構40のカム80は通常運転時の位置に固定されている。つまり、通常運転時には、折胴7の針18はシート17の前端部を突き刺した状態でシート17を図2の矢印Bに示すように搬送する。
そして、図1に示す不良シートの排出時には、制御装置41は、排出装置42のピストンシリンダ53を制御して爪部材50の先端50aを折胴7に接近させて折胴7の溝部7aに入り込ませた状態にするとともに、シートガイド装置60のピストンシリンダ62を制御してガイド部材63を折胴7から離隔した位置に配置する。また、これと同時に、制御装置41は、折胴7の針18が爪部材50の先端50aの位置に到達する前までに折胴7内に格納されるように、カム機構40のカム80を上記の運転位置から排出位置に回動する(切り替える)ようになっている。つまり、通常運転時では折胴7の針18は上述した第2位相位置で折胴7内に格納されるが、不良シート排出時にはカム80を回動し、針18が折胴7内部に格納される第2位相位置が爪部材50の先端50aの手前にくるようにしている。このように、爪部材50によりシート17を剥がす前に針18をシート17から抜いておくことで、爪部材50と針18との干渉を防止しながらシート17を確実に折胴7周面から剥がすことができる。なお、折胴7から剥がされたシート17は図1の矢印Aに示すように下方へ落下し、機外へ排出される。
なお、爪部材50を用いないで単に折胴7の針18をシート17から抜き出すだけでシート17が下方へ落下するように考えられるが、実際は、シート17は鋸胴6の鋸刃23により幅方向に断裁された際、シート17の先端(断裁部分)が折胴7のゴム台24に食い込むため、針18を抜いただけではシート17は折胴7周面から容易には剥がれない。しかし、本実施形態のように、針18をシート17から抜いた後、爪部材50を折胴7周面とシート17の前端部との間に挿入して強制的にシート17を剥がすことで、確実にシート17を機外へ排出することが可能となる。
また、制御装置41による不良シート排出の制御の開始及び終了は、図示しない入力装置(スイッチやボタンなど)からの入力を受けて行なうようにすればよい。
ここで、針18を出没させるカム機構40の構成について説明する。
図4(A),(B)に示すようにカム機構40は、カム80と、回転軸としての軸部81と、基端を軸部81に一体に結合され先端に針18を取り付けられたアーム82と、アーム82の先端に回転自在に支持されてカム80のカム面(表面)に圧接するカムフォロア83と、カム80を回転させるカム駆動モータ84とにより構成されている。つまり、アーム82は軸部81を中心に揺動可能でありこの揺動によりアーム82の先端の針18が折胴7の外周面に対して出没可能となっている。
なお、軸部81,アーム82,カムフォロア83及び針18は120度間隔で3箇所に設けられており、折胴7の周面の回転に合わせて折胴7の中心軸Oを中心に回転するようになっている。また、カム80及びカムフォロア83は針18及びアーム82とそれぞれ干渉しないように折胴7の軸方向に互いに異なる位置に配設されている。
カム80は、折胴7の内部に配設されており折胴7の周面の回転と関係なく独立して中心軸Oを中心に回動可能となっており、カム80は上述したようにカム駆動モータ84の駆動により運転位置(正規位置)と排出位置との間を回動するようになっている。カム駆動モータ84の駆動は制御装置41によって制御されるようになっている。
カム80のカム面80a,80bは中心角θ1に対応する部分(この部分を大径部分のカム面80aという)の半径がR1に設定されるとともに、中心角θ2に対応する部分(この部分を小径部分のカム面80bという)の半径は半径R1よりも小さい半径R2に設定されており、大径部分のカム面80aと小径部分のカム面80bとは滑らかに連続するように形成されている。
カムフォロア83は、カム80のカム面80a,80bの径方向位置に追従して針18が折胴7の外周面から突出する突位置と針18が折胴7の外周面に格納される没位置との間を折胴7の半径方向に変位可能であり、カムフォロア83はカム80の大径部分のカム面80aと接触すると突位置側に変位される一方、カム80の小径部分のカム面80bと接触すると、カムフォロア83は没位置に変位するようになっている。
ここで、図4(A)はカム80が運転位置(正規位置)にある状態を示しており、図4(B)はカム80が排出位置にある状態を示している。
図4(A)に示すようにカム80が運転位置にある場合には、鋸胴6によりシート17が切断される直前の位置でカムフォロア83が接する面が小径部分のカム面80bから大径部分のカム面80aへ移行するようになっており、この部分で針18が折胴7周面から突出するようになっている。また、折胴7の周面の回転によりシート17の中央部が咥え胴8の咥え装置22に対応する位置に近づく位置では、カムフォロア83と接する面が大径部分のカム面80aから小径部分のカム面80bに移行するようになっており、この部分では先端が突出していた針18が次第に没しつつシート17の先端から次第に抜けて折胴7内部に格納されるようになっている。
一方、図4(B)に示すようにカム80が排出位置にある場合には、爪部材50に対応する位置において、カムフォロア83が小径部分のカム面80bと接するようになっており爪部材50によりシート17が剥がされる際に爪部材50と針18との干渉を防止しながらシート17を確実に折胴7周面から剥がすことができる。
本発明の第1実施形態としての輪転印刷機の折機は、上述のごとく構成されているので、輪転印刷機の立ち上がり時等に発生する不良シートを人手によらず機外へ排出することができる。また、不良シートを排出する際、折胴7の針18を折胴7の内部に格納するので、不良シート排出時における針18の干渉を防止でき、確実に不良シートを機外へ排出することができる。これにより、チョッパ折装置19や羽根車11での不良シートによる紙詰まりを防止することができるとともに、作業者の負担を軽減できる。
また、カム機構40のカム80をカム駆動モータ84により運転位置から排出位置に切り替えるという簡素な構成により、折胴7の針18を折胴7の内部に格納することができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について図5を用いて説明する。なお、本実施形態は第1実施形態と同様の構成を含んでおり、第1実施形態と同様であるものについては詳細な説明は省略し、ここでは、上述の第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、第1実施形態と同様なものについては同符号を用いて説明する。
図5は本実施形態に係る折機の要部を示すもので不良シート排出時の概略図である。図5に示すように本実施形態においても第1実施形態のものと同様に鋸胴6,折胴7,排出装置42,シートガイド装置60を備えている。
本実施形態の場合、シート17をガイドベルト70,74,75によって搬送する構成なのでこれらのガイドベルトと断裁用のナイフとが干渉しないように、断裁は2段階で行われるようになっている。
つまり、折胴7及び鋸胴6よりも上流側には左右の断裁胴73A,73Bを備えており、右側の断裁胴73Aの外周にはガイドベルト74が圧接し、左側の断裁胴73Bの外周にはガイドベルト75が圧接しており、シート17は両ガイドベルト74,75に挟まれて搬送されるようになっている。
一方の断裁胴73Aは、胴周面にナイフ76Aを備え、他方の断裁胴73Bはナイフ76Aの刃先を受けるゴム台76Bを備えており、ナイフ76Aは、シート17をシート幅方向に間欠的に断裁するように複数に分割され間隔を開けて直列に配置されている。
そして、各ガイドベルト74,75は、断裁胴73Aのナイフ76Aと干渉しないように、ナイフ76Aの各分割刃の間に配置されてシート17の幅方向に並んで複数組備えられている。
折胴7部分における断裁は、このように上流部の断裁胴73A,73Bにおいて間欠的に断裁された部分の残りの非断裁部に対して、やはり、間欠的に断裁を行うようになっている。
つまり、本実施形態においては鋸胴6及びナイフ23Aの構成が第1実施形態のものと異なっており、鋸胴6の周面には、断裁胴73Aの各ナイフ76Aによって切断されなかった部分を切断できるようにナイフ76Aのシート幅方向に並んだ各分割刃の位置に応じて直列に配置された複数の分割刃からなるナイフ23Aが設けられている。もちろん、ナイフ76A及びナイフ23Aはシート17の走行方向の所定位置で位置ずれなく断裁するように回転位相を調整される。
このような、鋸胴6の周囲にはガイド部材としてのガイドベルト70が鋸胴6の外周に圧接するように配置されており、対向する折胴7の周面に沿って搬送されるシート17の走行を折胴7と協働して案内するようになっている。
もちろん、ガイドベルト70は、鋸胴6のナイフ23Aの刃部分(切断部分)に対応して鋸胴6のナイフ23Aと干渉しないようにナイフ23Aの各分割刃の相互間に配置されてシート17の幅方向に並んで複数備えられている。これにより、鋸胴6のナイフ(鋸刃)23Aはガイドベルト70により搬送されて走行するシート17を完全に断裁することができるようになっている。
さらに、本実施形態ではシート支持装置として、第1実施形態における針18を備えた針装置の代わりにグリッパ(把持部材)71と鋸胴6の下流側に配置された突っ込み胴72とを備えている。
折胴7の周面上には鋸胴6のナイフ23Aの形状に対応してシート17の幅方向にゴム台24Aとグリッパ71とが複数横並びに配置されている。つまり、ナイフ23Aがシート17を断裁する幅方向位置に対応した位置にはゴム台24Aが配置され、ナイフ23Aがシート17を断裁しない幅方向位置にグリッパ71が配置されている。
グリッパ71は、止め壁71Aとアーム部71Bとから形成されており、折胴7の回転と連動して所定の位相位置において、止め壁71Aとアーム部71Bとが接触する状態(シート掴み位置)と止め壁71Aとアーム部71Bとが離間する状態(シート離し位置)とにアーム部71が移動(揺動又はスライド)されるようになっている。
突っ込み胴72は、胴周面から突っ込みブレード(図示省略)を備えており、突っ込みブレードによりシート17の切断位置より僅かに後方の部分(先端付近)をグリッパ71の止め壁71Aとアーム部71Bとの隙間に押し込むようになっている。
つまり、シート17が鋸胴6のナイフ23Aと折胴7のゴム台24Aとによって切断された後、下流側の突っ込み胴72の位置まで進むと、切断されたシート17の先端部がグリッパ71の止め壁71Aとアーム部71Bとの隙間に押し込まれる。このとき、アーム部71Bがシート掴み位置に移動し、シート17を止め壁71Aとアーム部71Bとの間で把持するようになっている。これにより、切断後のシート17を引き込んで折胴7の外周面へ巻き付けるべく機能している。
次に、折胴7の回転によりシート17の中央部が咥え胴8の咥え装置22に対応する位置に近づくと、グリッパ71のアーム部71Bは、シート開放位置に移動し、シート17は止め壁71Aとアーム部71Bとの間から抜け、シート17は折ブレード26によって開口した咥え胴8の咥え装置22の爪部へ押し込まれ咥え装置22により把持されることになる。
ところで、本実施形態において鋸胴6は、半径が第1実施形態の鋸胴6の半分になるように形成され、鋸胴6の周面には、ナイフ23Aが1箇所にのみ設けられている(つまり、1倍胴である)。これにより、鋸胴6のナイフ23Aは第1実施形態の鋸胴6と同じ間隔になるように位相が設定された状態で同期して回転すべく構成されているが、鋸胴6の径は第1実施形態と同様に2倍胴であってもよい。
本実施形態では、カム機構40が、グリッパ71のアーム部71Bを折胴7の回転と連動して所定の位相位置においてシート掴み位置又はシート開放位置に移動させるように構成されている。
つまり、カム機構40には、折機2の通常運転時における運転位置(正規位置)と不良シートの排出時における排出位置とに回動可能なカム及びカムフォロア(いずれも図示省略)が備えられており、シート17が鋸胴6のナイフ23Aと折胴7のゴム台24Aにて切断され、突っ込み胴72の位置まで進むとグリッパ71のアーム部71Bがシート掴み位置に移動し(このときの位相位置を第1位相位置とする)、シート17の中央部が咥え胴8の咥え装置22に対応する位置に近づくにつれてグリッパ71のアーム部71Bがシート離し位置に次第に移動する(このときの位相位置を第2位相位置とする)ように上記カムの形状が設定されている。
カム機構40のその他の構成及び排出装置42,シートガイド装置60及び制御装置41の構成については第1実施形態と同様であり、排出時に折胴7から剥がされたシート17は図5の矢印Cに示すように下方へ落下し、機外へ排出される。
本発明の第2実施形態にかかる輪転印刷機の折機は、上述のごとく構成されているので、輪転印刷機の立ち上がり時等に発生する不良シートを人手によらず機外へ排出することができる。また、不良シートを排出する際、折胴7のグリッパ71がシート離し位置に移動するので、不良シート排出時にグリッパ71による干渉を防止でき、確実に不良シートを機外へ排出することができる。これにより、チョッパ折装置19や羽根車11での不良シートによる紙詰まりを防止することができるとともに、作業者の負担を軽減できる。
また、カム機構40のカムを運転位置から排出位置に切り替えるという簡素な構成により、グリッパ71の掴み離しを容易に行うことができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、第1実施形態では、カム機構40の1つのカム80を運転位置と排出位置との間で切り替えることにより折胴7の針18の格納位置を爪部材50の手前側に変更するようにしたが、3胴型折機によってはカムを2つ備えたものもあり、この場合は、一方のカム(第1のカム)は運転位置に常時固定しておくとともに、他方のカム(第2のカム)を運転位置と排出位置とに回動可能なように構成し、不良シートの排出時には、第2のカムのみを運転位置から排出位置に回動することにより折胴7の針18の格納位置を爪部材50の手前側に変更するようにしてもよい。このような構成によれば、通常運転時に使用される第1のカムはそのまま固定しておき、第2のカムのみを運転位置から排出位置に切り替えるだけで折胴7の針18を折胴7の内部に格納することができる。
さらに、実施形態では着脱駆動機構としてカム機構を用いているが、着脱駆動機構としては、例えば、シート支持装置(針,把持部材等)による着脱動作を電気的に切り換えるように構成してもよい。
本発明の第1実施形態にかかる輪転印刷機の折機の要部を示すもので、不良シート排出時の概略図である。 本発明の第1実施形態にかかる輪転印刷機の折機の要部を示すもので、折機の通常運転時の概略図である。 本発明の第1実施形態にかかる輪転印刷機の折機の概略構成を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる輪転印刷機の折機を説明するためのものであり、カム機構の概略構成を示す模式図である。 本発明の第2実施形態にかかる輪転印刷機の折機の要部を示すもので、不良シート排出時の概略図である。
符号の説明
2 折機
3a,3b リードインローラ
4a,4b ニッピングローラ
5 ウェブ
6,6A 鋸胴
7,7A 折胴
7a 溝部
8 咥え胴
10,13,15 搬送コンベア
11,14 羽根車
12 排紙コンベア
17 シート
18 針
19 チョッパ折装置
20a,20b 折り込みローラ
21 排紙装置
22 咥え装置
23,23A ナイフ(鋸刃)
24,24A ゴム台
26 折ブレード
27 折帖
28 搬送コンベア
28a ロール
32 チョッパブレード
40 カム機構
41 制御装置
42 排出装置
45 スリッタ
46 三角板
47 位置決め板
50 爪部材
50a 爪部材の先端
50b 爪部材の側面
50c 爪部材の上面
51 軸
52 回動部材
53 ピストンシリンダ
54 ストッパ
55 支持部材
60 シートガイド装置
61 支持部材
62 ピストンシリンダ
63 ガイド部材
63a ガイド部材の上面
64 固定板
64a 固定軸
70,74.75 ガイドベルト
71 グリッパ
71A 止め壁
71B アーム部
72 突っ込み胴
73A,73B 断裁胴
76A ナイフ
76B ゴム台
80 カム
81 軸部
82 アーム
83 カムフォロア
84 カム駆動モータ

Claims (6)

  1. 鋸胴の鋸刃により幅方向に切断されたシートの前端部を、折胴の周面に支持させた状態で搬送する、輪転印刷機の折機において、
    前記折胴の周面で前記シートの前端部を支持する着状態と、支持した前記シートの前端部を開放する脱状態と、に着脱動作が可能なシート支持装置と、
    前記シート支持装置を前記着脱動作させる着脱駆動機構と、
    前記シートが不良シートの場合の排出時、前記折胴の周面と前記不良シートの前端部との間に爪部材を挿入して前記折胴の周面から前記不良シートを機外へ排出する排出装置と、
    前記排出装置により前記爪部材が前記折胴の周面と前記シートの前端部との間に挿入される際に前記不良シートを前記折胴の周面から脱離するように前記着脱駆動機構を制御する制御装置とをそなえている
    ことを特徴とする、輪転印刷機の折機。
  2. 前記着脱駆動機構が、前記折機の通常運転時における運転位置と不良シートの排出時における排出位置とに回動可能なカムを備えたカム機構により構成され、
    前記制御装置が、前記不良シートの排出時には前記カムを前記運転位置から前記排出位置に切り替えることにより前記シート支持装置が前記シートを前記折胴の周面から脱離する
    ことを特徴とする、請求項1記載の輪転印刷機の折機。
  3. 前記カム機構は、前記折機の通常運転時における運転位置に固定された第1のカムと、前記折機の通常運転時における運転位置と前記不良シートの排出時における排出位置とに回動可能な第2のカムとを備えて構成され、
    前記制御装置が、前記不良シートの排出時には前記第2のカムを前記運転位置から前記排出位置に切り替えることにより前記シート支持装置が前記シートを前記折胴の周面から脱離する
    ことを特徴とする、請求項2記載の輪転印刷機の折機。
  4. 前記折胴と前記鋸胴との対接部の下方で且つ前記排出装置よりも上方に設けられ、通常運転時に前記シートの走行を案内する前記折胴に接近して配置したガイド部材を備え、
    前記制御装置が、前記不良シートの排出時には前記ガイド部材を前記折胴から離隔させる
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の輪転印刷機の折機。
  5. 前記シート支持装置は、前記折胴の周面から出没可能な針を有し、前記着状態では、前記シートの前端部を前記折胴の周面から突出する針で突き刺し、前記脱状態では、前記針を前記折胴の内部に格納する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の輪転印刷機の折機。
  6. 前記シート支持装置は、互いに協働して前記シートの前端部を把持しうる一対の把持部材を備え、前記着状態では、前記一対の把持部材を接近させて前記シートの前端部を把持し、前記脱状態では、前記一対の把持部材を離隔させて前記シートの前端部を開放する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の輪転印刷機の折機。
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