JP2008079740A - 遊技機及び遊技機の乱数発生方法並びにプログラム - Google Patents

遊技機及び遊技機の乱数発生方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 パチンコ機において、体感器を用いた不正行為を防止する。
【解決手段】 記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチMCLRを備える遊技機において、乱数を発生する乱数発生器40a−1と、前記乱数をかき混ぜる処理を行うシャッフル処理部40a−2を備える。乱数発生器40a−1の出力に基づき抽選を行う。シャッフル処理部40a−2は、メモリクリアスイッチMCLRが操作されているときに乱数をかきまぜる処理を行うことで、乱数の予測を困難にする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)などの遊技機、遊技機の乱数発生方法及びプログラムに関し、特に当該遊技機で用いられる抽選用乱数の発生に関するものである。
遊技機設置営業店(ホール)などに設置されている弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)は、遊技球(遊技媒体とも呼ぶ)を用いて遊技を行うものである。借り受けた遊技球を弾球遊技機の遊技盤に設けられている盤面へ打ち出し、当該遊技球が予め定められた入賞口に入るごとに所定数の遊技球を払出すようになっている。払い出される遊技球は賞球と呼ばれる。
パチンコ機の盤面に設けられている入賞口には次のようなものがある。
(1)普通入賞装置
(2)スタートチャッカー(始動入賞装置)
(3)アタッカー(大入賞装置)
(4)スルーチャッカー(入賞チャッカー)
スタートチャッカー(始動入賞装置)は特定入賞装置とも呼ばれる。遊球球がスタートチャッカー(始動入賞装置)に受け入れられて入賞状態になったとき、賞球を払い出すとともに電子的な抽選を行い、当選の場合に通常状態から遊技者にとって有利な遊技状態となるよう、アタッカー(大入賞装置)を開放状態にするものである。
アタッカー(大入賞装置)は特別入賞装置とも呼ばれる。
スルーチャッカー(入賞チャッカー)は直接賞球を払い出すものではないが、本明細書において入賞口に含める。遊技球がスルーチャッカー(入賞チャッカー)を通過したことが検知されたとき、電子的な抽選を行い、当選したときは遊技者にとって有利な遊技状態となるよう、スタートチャッカー(始動入賞装置)を所定時間開放し、遊技球がスタートチャッカー(始動入賞装置)に入りやすくする。スルーチャッカー(入賞チャッカー)に受け入れられた遊技球はそのまま盤面を移動し、他の入賞口又は排出口(アウト口)に受け入れられる。
近年、パチンコ機においては、遊技盤の中央に設けられる可変表示装置(センター役物)の表示画面によって遊技者に特別な利益を発生させるものが知られている。例えば、可変表示装置(センター役物)に表示される図柄が変動し停止した時の図柄の組合せによって「当たり」と称される動作が開始し、遊技盤面の下方に設けられる大入賞装置が連続して開放され、その間に多数の入賞が得られることから遊技者に大量の賞品球が払出されるものがある。このようなパチンコ機は、当たり判定用の乱数発生手段を具備し、始動入賞装置に遊技球が落入したときに、乱数発生手段の乱数を抽出するとともに可変表示装置(センター役物)の図柄変動を開始させ、当該抽出した乱数の値が予め定めた条件に合致するときに可変表示装置(センター役物)の表示変動を当たり図柄で停止させ、当たり動作を開始する。乱数発生手段として、カウンタやレジスタ等のハードウエアで構成されるもの又はソフトウエアで実行されるカウンタで実現されるものがある。
図12を参照して、従来のパチンコ機における乱数発生、特に電源投入時の乱数発生処理について説明を加える。同図は、パチンコ機の制御部のメモリの内容をクリアする(初期状態にする)ためのメモリクリアスイッチをオンにしつつ、パチンコ機の電源をオンにしたときの処理(CPUの動作)と、そのときの乱数発生の様子を示している。発生される乱数が、初期値(0000)から始まり、一定の周期TRで繰り返される点に注意されたい。なお、メモリクリアスイッチをオフのままで電源をオンにすると、パチンコ機は、前回の電源オフ時点の状態から継続して動作するので、図12のように発生される乱数が初期値(0000)から始まるとは限らない。本明細書では、特に断らない限り、メモリクリアスイッチをオンにしつつパチンコ機の電源をオンにしたときの動作について説明を加える。
t1で電源がオンになると、CPUはそのときのメモリクリアスイッチの状態を読みに行く。図12ではメモリクリアスイッチがオンであるので、CPUは起動処理を行った後に、メモリの全領域をクリアする(初期状態にする)。しかる後に(図12では電源オンから時間TS経過後に)通常処理を起動し、通常処理に移行させて遊技の受け付けが可能になる。通常処理において、抽選のための乱数が発生される。具体的には、メモリの所定の領域(番地)のデータを乱数値(例えば、二進数で0〜65535の範囲の数値)と定義しておき、当該データを所定の間隔で+1するというカウント動作(例えば、0から65535とするまでカウントアップする動作)を繰り返す。図12では、メモリクリアされているので、乱数値の初期値は常に一定である(例えば0000)。カウント動作に基づいて乱数値が増加して最大値MAXに達すると最小値MIN(例えば0000)に戻る。そして、再び同じことが繰り返される。
以上の説明からわかるように、パチンコ機の乱数は、入賞などの特定の処理が行われない限り、一定周期TRで規則的にカウント動作が繰り返される更新値である。そして、図12のようにメモリクリアスイッチをオンにして電源をオンにした場合は、その初期値も毎回同じである。従って、電源オンから通常処理を開始するまでの時間TSと乱数の更新に係る繰り返し周期TRを知れば、任意の時点での乱数値を予測することができ、所望の乱数値を取得して意図的に大当たりを獲得することも可能である。
実際の乱数発生周期TRは非常に短いので、人間技で所望の更新された乱数値を取得するように打球タイミングを調整することは難しい。しかし、打球タイミングを知らせるために一定のテンポを直接的に体に感知させる体感器という装置を使い、所望の更新された乱数値を取得するという不正行為が行われている。予め起動処理時間TSと乱数発生周期TRを記憶させた体感器を身体に装着して遊技を行い、電源オンの時点で体感器の動作を開始させることで、当たりを発生させる確率が高くなる打球タイミングを知らせているようである。このような体感器の使用は許されるものではないが、その摘発は困難である。そのため、体感器の対策として、パチンコ機の発生する乱数を予測困難にすることが求められている。
パチンコ機、スロットマシンなどの遊技機で発生する乱数を予測困難にするための技術を開示する先行技術として、下記の特許文献1〜4がある。
特開平11−216235号公報 遊技機の基本回路は、定期リセット回路が発するリセットパルスによって、例えば2ms毎に起動される。各起動後に判定用乱数更新処理が1回実行されるが、始動入賞記憶が満杯になったとき(上限である4になったとき)には、判定用乱数更新処理において、大当りを発生させるか否か決定するための乱数の更新は停止される。 特開2002−331095号公報 遊技機の制御装置は、乱数プログラムを初期化する初期化信号を受信すると、タイマによるカウントを開始し、乱数プログラムを起動する。そして、初期化信号を受信してから所定期間内に検出信号を受信した場合は、その検出信号に基づく乱数の取得を無効とする。初期化信号を受信してから所定期間を超えた後に検出信号を受信した場合は、その検出信号に基づく乱数の取得を有効とする。 特開2004−81557号公報 指示部は、不正リセット信号の入力状態に基づきメインCPUに対して起動処理の実行を指示する際、メインCPUの起動条件が満たされているか否かを判別する。そして、該判別結果が否定の場合、メインCPUに対してバックアップ処理の実行を指示し、所定時間の経過後、メインCPUに対して起動処理の実行を指示している。その結果、メインCPUは、制御を開始すると、大当り乱数の値の更新をRAMに記憶保持された大当り乱数の値から開始し、不正行為を行った遊技者は、何時、大当り乱数の値が大当り値と一致する値に更新されているか知ることが困難となる。従って、遊技者の不正行為によって遊技店側が不利益を得ることを抑制することができる。 特開2005−348809号公報 イニシャルを利用して特定の乱数の狙い撃ちを困難とし、不正行為を未然に回避する。回胴リール200の基準回転位置を示すイニシャル202がセンサ205を通過したタイミングで乱数の取得を行う。また、複数ある回胴リール200(R1〜R3)のうち、センサ205の信号を取り込む回胴リール200(R1〜R3)を毎ゲーム変更する、あるいは、それぞれの回転起動時間をランダムに、もしくは、あらかじめ時間テーブルに設定された数値に基づき選択する、更には、イニシャル202を検知するセンサ205の取り付け位置を遊技機毎、変更することによっても特定の乱数の狙い撃ちを困難とする。
特許文献1の発明は、始動入賞記憶が満杯になったときに、判定用乱数更新処理を停止するものであるが、始動入賞記憶が満杯になる前(例えば、後述のメモリクリアスイッチを押しながらパチンコ機の電源をオンにした直後)は、発生される乱数に規則性があり、その予測を困難にすることができなかった。
特許文献2の発明によれば、電源をオンにしてから一定時間内においては乱数の予測を困難にできるが、その後は不正行為を防ぐことができなかった。
特許文献3の発明によれば、乱数の予測を困難にするために不正リセット信号を使用しており、そのためのハードウエアを必要とし、構成が複雑になるとともにコストアップにつながるという問題がある。
特許文献4の発明は、回胴リールのイニシャルを使用するので、回胴リールをもたないパチンコ機には適用できなかった。
本発明は上記先行技術の持つ課題を解決するためになされたもので、遊技機の記憶部(メモリ)を初期状態にした(クリアした)ときに生成される乱数の予測を困難にし、もって不正行為を防止できる遊技機、遊技機の乱数発生方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、遊技機の電源をオンにした直後から有効になり、その後も乱数の予測を困難にできるとともに、特別なハードウエアを用意する必要がなくコストアップにならず、回胴リールをもたない遊技機にも適用できるものである。
この発明は、データの読み出し及び書き込み可能な記憶部を少なくとも含み、遊技に係る制御を実行する制御部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において、
前記制御部は、乱数を発生する乱数発生器、及び、前記乱数をかき混ぜる処理を行うシャッフル処理部を含み、前記乱数発生器の出力に基づき抽選を行い当該抽選の結果に基づき入賞判定を行う入賞判定部を備え、
前記シャッフル処理部は、前記メモリクリアスイッチが操作されているときに前記乱数をかき混ぜる処理を行う、ことを特徴とする。
この発明は、データの読み出し及び書き込み可能な記憶部を少なくとも含み、遊技に係る制御を実行する制御部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において
前記制御部は、乱数を発生する乱数発生器を含み、前記乱数発生器の出力に基づき抽選を行い当該抽選の結果に基づき入賞判定を行う入賞判定部を備え、
前記乱数発生部は、前記メモリクリアスイッチが操作されているときは動作が禁止される、ことを特徴とする。
この発明は、データの読み出し及び書き込み可能な記憶部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において乱数を発生するための方法であって、
電源投入されたときに前記メモリクリアスイッチの状態を調べるステップと、
前記メモリクリアスイッチがオンのときに、前記記憶部の内容を初期化するステップと、
前記メモリクリアスイッチがオンである間、乱数のかき混ぜ処理を実行するステップと、
前記メモリクリアスイッチがオフになったときに、かき混ぜられた乱数に基づき乱数を発生するステップと、を備えることを特徴とする。
この発明は、データの読み出し及び書き込み可能な記憶部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において乱数を発生するための方法であって、
電源投入されたときに前記メモリクリアスイッチの状態を調べるステップと、
前記メモリクリアスイッチがオンのときに、前記記憶部の内容を初期化するステップと、
前記メモリクリアスイッチがオンである間、乱数の発生を禁止するステップと、
前記メモリクリアスイッチがオフになったときに、乱数の発生の禁止を解除するステップと、を備えることを特徴とする。
この発明は、上記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
本発明によれば、メモリクリアスイッチが操作されているときに乱数をかき混ぜる処理を行うか、又は乱数発生処理を禁止するので、遊技機の記憶部をクリアした後に発生される乱数は不規則なものとなり、その予測を困難にできる。よって、体感器などを用いた不正行為を防止することができる。
発明の実施の形態1.
パチンコ機の構造概略について図1及び図2を参照して説明を加える。
まず、図1を参照して本発明の実施の形態に係るパチンコ機の外部的構造につき説明する。
外枠50は、パチンコ機設置営業店に設けられた設置場所(島設備など)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。
本体部材51は、外枠50の内部に備えられ、ヒンジ部51aを介して外枠に回動自在に装着された縦長方形状のパチンコ機基軸体となる部材である。この本体部材51は、枠状に形成されその内側に空間部を有している。
開口枠扉52は、パチンコ機の前面側となる前記本体部材51の前面に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。
なお、開口枠扉52の開口部にガラス製又は樹脂製からなる透明板部材が設けられ、開口部近傍に電飾52a、スピーカ52b、などが取り付けられている。
後述する遊技盤(図1では示していない)は、本体部材51の空間部に臨むように、本体部材51に所定の固定部材を用いて着脱自在に装着されている。遊技盤の本体部材51への装着後は、その遊技領域を前記開口部より観察することができる。
球受皿付き扉53は、パチンコ機前面において本体部材51の下側に対し、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、遊技球を貯留する球受皿を少なくとも備えた扉部材である。なお、本実施形態における球受皿付き扉には、以下の部材が取り付けられている。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ発射駆動装置48へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿。
(2)該貯留され発射駆動装置48へと案内された遊技球を前記遊技盤10の盤面11に設けられた遊技領域へと打出す操作を行う回動式操作ハンドル48b。
(3)ブリペイドカード読込み処理関係及び借り受ける遊技球の貸出し処理関係の指示をするボタンを備えた球貸し関係の操作部。
(4)球受皿に貯留させた遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出解除するための球受皿用の貯留球排出操作ボタン。
次に、図2を参照して本発明の実施の形態に係るパチンコ機の内部的構成を説明する。
40は、前述したように、本体部材51若しくは遊技盤10又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、電気的な遊技制御の処理を行い遊技に係る主要な処理情報を生成する制御部である。
40bは、前記本体部材51若しくは遊技盤10又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、前記制御部40にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御装置である。
42は、賞球の払い出し制御を行う払出制御部である。
43は、遊技球を払い出す遊技球払出装置である。
44は、図示しないランプや電飾52aを制御するランプ制御部である。
46は、スピーカ52bを制御駆動して音響を発生させる音響制御部である。
49は発射駆動装置48を制御する制御装置であって、回動式操作ハンドル48bを介して遊技球を盤面に設けられた遊技領域へと打出し制御を行うための発射制御装置である。
図3はパチンコ機の遊技盤の正面図である。
図3において、11は遊技盤10の盤面である。盤面11は、誘導レール12と、誘導レール12で区画された略円形の遊技領域を落下した遊技球を外部へ導く排出口(アウト口)13と、遊技領域を移動する遊技球の方向を変化せしめる釘14や風車14aなどの障害物を複数個備える矩形の盤面である。
前述した盤面11の遊技領域は、誘導レール12(遊技球を滑走させる滑走部と遊技球を規制する規制部を含む)により略円形状となるように区画形成され、打出された遊技球の移動範囲を規制する領域である。前記滑走部に規制部が続くように設けられている。前記滑走部は全体として螺旋をなして盤面11に配設されている。
前記排出口(アウト口)13は、遊技領域に投入された遊技球が集束する位置に設けられた回収開口部である。
障害物14としての遊技釘は、遊技球と接触させることにより移動方向を不規則にし、又は移動方向を規制するために、盤面11の適宜な位置に打込まれる複数の棒状部材である。
30aは、遊技領域の中央やや上側に設けられ、演出用表示ランプやLCD(液晶表示装置)などの可変表示部をひとつ又は複数有する可変表示装置(センター役物)である。
30bは、入賞部としてスルーチャッカー(入賞チャッカー)である。
30cは、普通入賞口を有する普通入賞装置である。
30dは、始動入賞口を有するスタートチャッカー(始動入賞装置)である。
30eは、大入賞口を有するアタッカーである。
以下の説明で、30b乃至30eをまとめて入賞口30などと記すことがある。
なお、図示されていないが、上記30b、30c、30d、30eの内部には球通過検出器20b、20c、20d、20eが設けられている(同図の括弧内の符号はそのことを意味する)。
スタートチャッカー30dの始動入賞装置は特定入賞装置と、アタッカー30eの大入賞装置は特別入賞装置とも呼ばれる。
スタートチャッカー(始動入賞装置)30dは、入賞口の開口範囲の拡縮を行わせる可動片をその両側に備え、遊技球を入賞させることにより可変表示を行わせると共に賞球を遊技者に獲得させる入賞装置である。
アタッカー(大入賞装置)30eは、入賞口を露出させる開口状態と入賞口を閉鎖する閉口状態となる可動扉が駆動制御されるものであり、遊技球を入賞させることにより他の入賞装置と比較してより多くの賞球を獲得させる入賞装置である。
図4は本発明の実施の形態に係るパチンコ機の機能ブロック図である。同図において、副制御部の表示は省略している。
40は図2に示された制御部、すなわち、電気的な遊技制御の処理を行い遊技に係る主要な処理情報を生成する制御部である。制御部40は遊技領域を移動(流下)して入賞口30b〜30eを通過した遊技球をそれぞれ検出する球通過検出器20b〜20eの信号を入力とし、入賞口30b〜30eの遊技球通過に応じた抽選・判定を行う入賞判定部40aを含む。
入賞判定部40aは、抽選用の乱数を発生する乱数発生部40a−1と、メモリクリアスイッチMCLR(後述)をオンにした状態で電源をオンにしたときに、乱数発生部40a−1の乱数をかき混ぜる処理を行うシャッフル処理部40a−2とを含む。
乱数発生部40a−1は、各種抽選用に複数の乱数を発生している(詳細は後述)。それらの発生方法は、具体的には、制御部40に含まれるメモリ(後述)の所定の領域(番地)のデータを乱数値と定義しておき、当該データを所定の時間間隔で+1するというカウント動作である。乱数値が増加して最大値MAXに達すると最小値MIN(例えば0000)に戻る。そして、再び同じことが繰り返される。この処理を乱数の更新処理とも呼ぶ。
シャッフル処理部40a−2は、メモリクリアスイッチMCLRがオンの間において、メモリの所定の領域(番地)の乱数をかき混ぜる。シャッフル処理部40a−2がなければ、メモリクリアスイッチMCLRがオンの状態で電源をオンすることにより、メモリの内容はクリアされる(初期状態になる)。したがって、図12に示すように、初期値=一定値(0000)として通常処理(遊技可能な状態で実行される処理)の開始時点から規則的な乱数が発生され、その予測は可能である。これに対して、発明の実施の形態1に係るパチンコ機によれば、シャッフル処理部40a−2を備えるので、乱数の初期値は不規則な値をとり(図8に示すように、0000とはならない)、その予測は困難である。
メモリクリアスイッチMCLRの操作は作業者により行われるので、そのオンの期間は操作ごとに毎回異なり、したがって通常処理の開始に伴う乱数のカウントの開始のタイミングも毎回異なる(図8のTXが毎回変動する)。この点からも乱数の予測は困難である。これに対し、図12のTSは毎回一定である。
シャッフル処理部40a−2による乱数をかき混ぜる処理は、予測困難な任意の値を生成するものであればよく、さまざまなやり方が可能である。
例えば、メモリクリアスイッチMCLRがオンにされている間において、+1を繰り返すというカウント動作を行うことで乱数をかき混ぜる。言い換えれば、メモリのクリア完了からメモリクリアスイッチMCLRがオフになるまでの間に、乱数発生器40a−1を動作させる。このときの加算の繰り返し周期は通常動作の場合の周期と異なるようにする。
+1の代わりに他の値(例えば2又は3など)を加えるようにしてもよい。このときの加算の繰り返し周期は通常動作の場合の周期と同じでもよい。加算に代えて減算を行う、又は他の算術演算を行うようにしてもよい。あるいは予め定められた値と論理和、論理積、排他的論理和を求めるようにしてもよい。
あるいはビットのシフトを行うようにしてもよい。乱数の内容について所定周期でビットの入れ替えを繰り返し、メモリクリアスイッチMCLRがオフになったときにビットの入れ替えを中止し、そのときの値を初期値とする。例えば、初期値が二進数で10010001(16進数で91)のとき、ビットの入れ替えを行い、メモリクリアスイッチMCLRがオフになったとき2ビットシフトされていたとすれば、二進数で01000110(16進数で46)となる。
41は可変表示装置(センター役物)30aの演出用表示ランプを点灯させたり、LCD(液晶表示装置)に演出に係る画像を表示させる表示制御部である。表示制御部41は、制御部40に設けられた入賞判定部40aにおける所定条件の成立(例えば、始動入賞装置30dヘの遊技球の入賞等)に基づく電子的な当否抽選の結果に応じて、その識別表示情報(可変表示装置(センター役物)30aのLCDに演出表示される)を可変表示させた後に停止表示を行う表示制御装置でもある。さらに、表示制御部41は、入賞判定部40aにおける所定条件の成立(例えば、予め定められた通過口ヘの遊技球の通過)に基づく電子的な当否抽選の結果に応じて、識別点灯情報(可変表示装置(センター役物)30aの演出用表示ランプに点灯表示される)を可変表示させた後に停止表示を行う表示制御装置でもある。
可変表示装置(センター役物)30aのLCD(図示せず)は、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。スタートチャッカー(始動入賞装置)30dを遊技球が通過したことが検出されると、表示される図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のスタートチャッカー(始動入賞装置)30dの通過時点において抽選された抽選用乱数値により決定される停止図柄をLCDに表示して停止するようになっている。アタッカー30eは、前方に開放可能な開閉板を備える。LCDの変動停止後の図柄が「777」などの当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、アタッカー30eの開閉板が予め定めた回数だけ開放されるようになっている。アタッカー30eの開閉板が開放された後、所定時間が経過し、又は所定数の遊技球が入賞すると開閉板が閉じる。
42は、入賞判定部40aの信号を受けて入賞口30b〜30eの遊技球通過に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた遊技球払出装置43を制御する払出制御部である。
43は、入賞条件の達成により遊技利益として入賞口30b〜30eの遊技球通過に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた所定数の遊技球を払出す駆動源を備えた遊技球払出装置である。
44は、遊技盤10あるいはパチンコ機筐体に設けられたランプ・電飾52aなどを点灯制御するためのランプ制御部である。
46は、遊技盤10あるいはパチンコ機筐体に設けられたスピーカ52bを通じて効果音・音声を発生させる音響制御部である。
PSは、制御部40その他のユニットに+5Vなどの直流電圧を供給する電源部である。電源部PSは、電源をオンオフする電源スイッチPWとともに、メモリクリアスイッチMCLRを備えている。電源スイッチPWをオンする際に、メモリクリアスイッチMCLRを操作することで、メモリをクリアしてパチンコ機を初期状態から起動することができる。
遊技球が遊技領域に設けられた入賞装置30b〜30eには、それぞれ内部に球通過検出器(例えばスイッチ)20b〜20eが設けられ、遊技球の通過を検出できるようになっている。いずれかの入賞装置30b〜30eの位置を通過すると、これを球通過検出器20b〜20eが検出し、これを受けて入賞判定部40aが所定の抽選・判定処理を行う。例えば、球通過検出器20bがスルーチャッカー(入賞チャッカー)30bを通過した遊技球を検知したとき、所定の抽選を行い、当選したときはスタートチャッカー(始動入賞装置)30dを所定時間開放する。すなわち、スタートチャッカー(始動入賞装置)30dの左右両側に互いに対向して設けられた一対の可動片を、それぞれ外側へ開放させる。併せて当選の旨を可変表示装置(センター役物)30aに表示する。そして、遊技球がスタートチャッカー(始動入賞装置)30dを通過したことを検知したとき、所定の抽選を行い、当選したときはアタッカー30eの大入賞装置を開放する。
図5は、制御部40のハードウエア構成の説明図である。図4の制御部40は、実際には図5のハードウエア構成で実現される。すなわち、複数のビット(配線)からなるBUSに、CPU(処理部)、ROM(不揮発性記憶部)、メモリM(読み出し及び書き込み可能な記憶部、RAM)及びI/O(入出力装置)が接続されている。図4の制御部40で実行される遊技に係る処理は、図5のROMに予め記憶されたプログラムに従ってCPUが動作することで実行される。図4の入賞判定部40aの処理も同じである。CPUは、処理を行う際に各種データをメモリMに記憶させ、必要に応じて読み出し、処理を行い、必要に応じて再度記憶する、といった処理を行う。メモリMはバッテリバックアップを受けていることがあり、この場合は電源断の間でもその記憶内容は保持されている。本明細書において、特に断らない限り、メモリとは図5の書き換え可能なメモリM(RAM)のことを意味する。
次に、図6〜図8を参照して、発明の実施の形態1に係るパチンコ機の動作について説明を加える。
図6は、パチンコ機の電源をオンしたときの制御部40の処理フローチャートである。なお、図6においては、本発明の実施の形態の説明に必要な処理のみを示している。
電源がオンにされると制御部40のCPUが起動処理を行い(S10)、動作を開始する。最初にメモリクリアスイッチMCLRがオンかどうかを見に行く(S11)。メモリクリアスイッチMCLRがオンであれば(S11でYES)、S12以降の処理を実行する。メモリクリアスイッチMCLRがオンでなければ(S11でNO)、遊技可能な状態における通常処理を開始するための通常起動処理を実行する。
メモリクリアスイッチMCLRがオンのとき、制御部40のCPUは、メモリMの領域を初期化する(S12)。例えば0000を書き込む。
そして、シャッフル処理部40a−2により、メモリの所定の領域(番地)の乱数をかき混ぜる(S13)。この処理は、メモリクリアスイッチMCLRがオンの間、継続される(S13とS14)。乱数をかき混ぜることにより、乱数は不規則な値をとり、その予測を困難にできる。しかも、メモリクリアスイッチMCLRの操作は作業者により行われるので、そのオンの期間は操作ごとに毎回異なり、したがって通常処理の開始に伴う乱数のカウントの開始のタイミングも毎回異なる。この点からも乱数の予測は困難である。
乱数をかき混ぜる処理は、前述のように、予測困難な任意の値を生成するものであればよく、さまざまなやり方が可能である。例えば、メモリがクリアされた後において、メモリクリアスイッチMCLRがオンにされている間に所定の時間間隔で1(あるいは他の値)を加えるというカウント動作を行う。加算に代えて減算を行い、又は他の算術演算を行う。あるいは予め定められた値と論理和、論理積、排他的論理和を求める。
メモリクリアスイッチMCLRがオフになったら(S14でYES)、乱数のかき混ぜ処理を止めて通常起動処理を実行する。ここで、乱数のカウントが開始されるが、その初期値として前記乱数をかき混ぜる処理により得られた値が初期値とされる。
S12〜S14の処理により乱数の初期値としてランダムな値が設定され、これにより通常処理で生成される乱数はランダムになる。
電源オンの間は、制御部40のCPUは、入賞判定や賞球の払い出しなどの通常処理を実行している。この通常処理には、乱数値を記憶すべきメモリMの所定の領域(番地)のデータを所定の時間間隔で+1するというカウント動作を行い、当該データ(乱数値)が増加して最大値MAXに達すると最小値MIN(例えば0000)に戻し、再び同じことを繰り返すという乱数更新処理が含まれる。メモリMには、例えば図7に示すように4つの乱数1〜4の領域が予め定義されており、それぞれRN1〜RN4の番地が割り当てられている。例えば、乱数1は特別図柄用の大当たり抽選用の乱数であり、乱数2は普通図柄用の大当たり抽選用の乱数であり、乱数3は確率変動(略して「確変」)の抽選用の乱数であり、乱数4は初期値乱数である。初期値乱数とは、乱数をランダムにするために、入賞口に遊技球が入ったときに行われる割り込み処理などでその残り時間で乱数を更新するために使われる更新開始時の乱数である。
上記S12〜S14の処理により乱数の初期値としてランダムな値が設定され、これにより生成される乱数はランダムになる、ことについて図8参照して説明する。
同図は、パチンコ機の制御部40のメモリの内容をクリア(初期状態)するためのメモリクリアスイッチMCLRをオンにしつつ、パチンコ機の電源をオンにしたときの処理部(CPU)の処理と、そのときの乱数発生の様子を示している。発生される乱数が、初期値=かき混ぜられた値から始まり、図12のようにメモリクリアによる一定の値(0000)から始まらない点に注意されたい。
t1で電源がオンになると、CPUはそのときのメモリクリアスイッチMCLRの状態を読みに行く。図8ではメモリクリアスイッチMCLRがオンであるので、CPUは起動処理を行った後に、メモリMの領域をクリア(初期状態)する。メモリクリアが終わってからメモリクリアスイッチMCLRがオフになるまでの間において、乱数のかき混ぜ処理が行われる。t2でメモリクリアスイッチMCLRがオフになってから、通常処理を行うための所定の起動処理が実行され、通常処理に移行させて遊技の受け付けが可能になる。かき混ぜ処理により、乱数の初期値が毎回毎回異なるので、乱数を予測することは困難である。しかも、電源オンから通常処理の起動処理の実行までの期間TXは、メモリクリアスイッチMCLRを操作するのは人間であるために、毎回毎回異なる。このため、乱数カウントのスタートタイミング(=t2)も毎回変動する。この点からも、乱数を予測することは困難である。
以上の説明からわかるように、パチンコ機の乱数が一定周期TRで規則的に繰り返されたとしても、その初期値が電源投入ごとにランダムに変化するので、いずれかのタイミングにおける乱数値を予測することは非常に困難である。したがって、体感器を用いて所望の乱数値を取得することを防止し、不正行為を抑止することができる。
本発明の実施の形態1によれば、メモリクリアスイッチが操作されているときに乱数をかき混ぜる処理を行うので、パチンコ機のメモリをクリアした後に発生される乱数は不規則なものとなり、その予測を困難にできる。よって、体感器などを用いた不正行為を防止することができる。本発明の実施の形態は、プログラムの変更のみで対応でき、ハードウエアの追加が必要な構成に比べて容易に実現できるというメリットもある。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2は、メモリクリアスイッチMCLRが操作されているときに乱数の発生を禁止することにより、乱数の予測を困難にさせるものである。
図9乃至図11を参照して、発明の実施の形態2に係るパチンコ機の動作を説明する。
図9は本発明の実施の形態2に係るパチンコ機の機能ブロック図である。同図において、図4と同一相当部分には同一符号を付し、その説明は割愛する。
乱数発生部40a−1は、前述のように各種抽選用に複数の乱数を発生している。乱数発生部40a−1には、メモリクリアスイッチMCLRの出力が入力されている。本発明の実施の形態2に係る乱数発生部40a−1の特徴は、メモリクリアスイッチMCLRがオンの間において乱数の発生が禁止されることである。図11のタイミングチャートに示すように、起動処理とメモリクリア処理が終了した時刻taで乱数のカウントが可能になるが、メモリクリアスイッチMCLRがオンである時刻taと時刻t2の間において乱数のカウントが禁止される。
図12に示すように、従来の遊技機は電源オンから時間TSを経過すると乱数カウントを開始していたので、乱数を予測することができた(図11の時刻taで乱数のカウントが開始された)。これに対し、発明の実施の形態2では、起動処理とメモリクリアが終了して乱数のカウントが可能になったとしても、メモリクリアスイッチMCLRがオンの間(時刻taと時刻t2の間)は乱数の発生を禁止することで乱数の予測を困難にさせる。乱数カウントは、メモリクリアスイッチMCLRのオフで開始されるが、メモリクリアスイッチMCLRを何時オフにしたかは操作者ごとに異なり、しかもメモリクリアスイッチMCLRはパチンコ機の内部に設けられているために、オフのタイミングを外部から知ることは困難である。したがって、乱数の予測が困難になる。発明の実施の形態1は乱数の初期値をかき混ぜることで乱数の予測を困難にさせたが、発明の実施の形態2は乱数カウントのスタートタイミングを不定にすることで乱数の予測を困難にさせるものと言える。
図10は、パチンコ機の電源をオンしたときの制御部40の処理フローチャートである。なお、図10においては、本発明の説明に必要な処理のみを示している。
電源がオンにされると制御部40のCPUが起動処理を行い(S10)、最初にメモリクリアスイッチMCLRがオンかどうかを見に行く(S11)。メモリクリアスイッチMCLRがオンであれば(S11でYES)、S12以降の処理を実行する。メモリクリアスイッチMCLRがオンでなければ(S11でNO)、遊技処理を開始するための通常起動処理を実行する。
メモリクリアスイッチMCLRがオンのとき、制御部40のCPUは、メモリMの領域を初期化する(S12)。例えば0000を書き込む。
メモリクリアスイッチMCLRがオンの間、乱数発生を禁止する(S13b)。これは、メモリクリアスイッチMCLRがオンの間、継続される(S13bとS14)。
メモリクリアスイッチMCLRがオフになったら(S14でYES)、乱数発生の禁止を解除し(S15)、通常起動処理を実行する。
本発明の実施の形態2によれば、メモリクリアスイッチが操作されているときに乱数発生を禁止するので、パチンコ機のメモリをクリアした後に発生される乱数は不規則なものとなり、その予測を困難にできる。よって、体感器などを用いた不正行為を防止することができる。本発明の実施の形態は、プログラムの変更のみで対応でき、ハードウエアの追加が必要な構成に比べて容易に実現できるというメリットもある。
以上の説明において、パチンコ機を例に挙げて説明を加えたが、本発明はこれに限定されず、スロットマシンなどの他の遊技機にも適用できることは言うまでもない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
パチンコ機の表面構造を示す斜視図である。 パチンコ機の裏面構造を示す斜視図である。 遊技者から見た盤面の様子を示す図(正面図)である。 発明の実施の形態1に係るパチンコ機の機能ブロック図である。 パチンコ機の制御部のハードウエア構成の説明図である。 発明の実施の形態1に係るパチンコ機の処理フローチャートである。 パチンコ機のメモリの内容の説明図である。 発明の実施の形態1に係るパチンコ機の動作タイミングチャートである。 発明の実施の形態2に係るパチンコ機の機能ブロック図である。 発明の実施の形態2に係るパチンコ機の処理フローチャートである。 発明の実施の形態2に係るパチンコ機の動作タイミングチャートである。 従来のパチンコ機の動作タイミングチャートである。
符号の説明
10 遊技盤
11 盤面
12 誘導レール
13 排出口(アウト口)
14 障害物
20b〜20e 球通過検出器
30 入賞口
30a 可変表示装置(センター役物)
30b スルーチャッカー(入賞チャッカー)
30c 普通入賞装置
30d スタートチャッカー(始動入賞装置)
30e アタッカー(大入賞装置)
40 制御部
40a 入賞判定部
40a−1 乱数発生部
40a−2 シャッフル処理部
41 表示制御部
42 払出制御部
43 遊技球払出装置
44 ランプ制御部
46 音響制御部
48 発射駆動装置
48b 回動式操作ハンドル
49 発射制御装置
50 外枠
51 本体部材
52 開口枠扉
52a 電飾
52b スピーカ
53 球受け皿付き扉
M メモリ(記憶部)
MCLR メモリクリアスイッチ
PS 電源部
PW 電源スイッチ

Claims (6)

  1. データの読み出し及び書き込み可能な記憶部を少なくとも含み、遊技に係る制御を実行する制御部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において、
    前記制御部は、乱数を発生する乱数発生器、及び、前記乱数をかき混ぜる処理を行うシャッフル処理部を含み、前記乱数発生器の出力に基づき抽選を行い当該抽選の結果に基づき入賞判定を行う入賞判定部を備え、
    前記シャッフル処理部は、前記メモリクリアスイッチが操作されているときに前記乱数をかき混ぜる処理を行う、ことを特徴とする遊技機。
  2. データの読み出し及び書き込み可能な記憶部を少なくとも含み、遊技に係る制御を実行する制御部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において
    前記制御部は、乱数を発生する乱数発生器を含み、前記乱数発生器の出力に基づき抽選を行い当該抽選の結果に基づき入賞判定を行う入賞判定部を備え、
    前記乱数発生部は、前記メモリクリアスイッチが操作されているときは動作が禁止される、ことを特徴とする遊技機。
  3. データの読み出し及び書き込み可能な記憶部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において乱数を発生するための方法であって、
    電源投入されたときに前記メモリクリアスイッチの状態を調べるステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオンのときに、前記記憶部の内容を初期化するステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオンである間、乱数のかき混ぜ処理を実行するステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオフになったときに、かき混ぜられた乱数に基づき乱数を発生するステップと、を備えることを特徴とする遊技機の乱数発生方法。
  4. データの読み出し及び書き込み可能な記憶部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において乱数を発生するための方法であって、
    電源投入されたときに前記メモリクリアスイッチの状態を調べるステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオンのときに、前記記憶部の内容を初期化するステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオンである間、乱数の発生を禁止するステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオフになったときに、乱数の発生の禁止を解除するステップと、を備えることを特徴とする遊技機の乱数発生方法。
  5. データの読み出し及び書き込み可能な記憶部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において乱数を発生する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    電源投入されたときに前記メモリクリアスイッチの状態を調べるステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオンのときに、前記記憶部の内容を初期化するステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオンである間、乱数のかき混ぜ処理を実行するステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオフになったときに、かき混ぜられた乱数に基づき乱数を発生するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
  6. データの読み出し及び書き込み可能な記憶部と、前記記憶部の内容の一部又は全部を初期状態にするためのメモリクリアスイッチと、を備える遊技機において乱数を発生する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    電源投入されたときに前記メモリクリアスイッチの状態を調べるステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオンのときに、前記記憶部の内容を初期化するステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオンである間、乱数の発生を禁止するステップと、
    前記メモリクリアスイッチがオフになったときに、乱数の発生の禁止を解除するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
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