JP2008078421A - ショットキーバリアダイオード、検波回路、及び製造方法 - Google Patents

ショットキーバリアダイオード、検波回路、及び製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高周波の信号に応じて精度よく動作するショットキーバリアダイオードを提供する。
【解決手段】半導体材料に不純物が添加された高濃度不純物層と、高濃度不純物層の上面に形成され、半導体材料に添加される不純物の濃度が高濃度不純物層より低い低濃度不純物層と、金属材料で形成され、低濃度不純物層と接触して設けられたアノード端子と、高濃度不純物層の上面において低濃度不純物層の周囲を囲むように設けられ、高濃度不純物層とオーミック接触するガードリングと、ガードリングと接触するカソード電極とを備えるショットキーバリアダイオードを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ショットキーバリアダイオード、検波回路、及び製造方法に関する。特に本発明は、高周波の信号に応じて精度よく動作するショットキーバリアダイオードに関する。
ショットキーバリアダイオードは、金属材料のアノード電極及びカソード電極間に、低濃度の不純物層及び高濃度の不純物層が設けられることによりショットキー障壁が形成され、ダイオードとして動作する。例えば、低濃度不純物層の上面にアノード電極が接触し、高濃度不純物層の側面にカソード電極が接触して設けられる。また、低濃度不純物層は、高濃度不純物層の上面に形成される(例えば特許文献1参照)。
米国特許第5,041,881号明細書
しかし、上述したショットキーバリアダイオードは、高周波の信号に応じて動作することが困難であった。例えば、低濃度不純物層からの高周波電流が、表皮効果により高濃度不純物層の表面を伝送してカソード電極に供給されてしまい、ダイオードとして精度よく動作することが困難であった。また、電極と不純物層との間の寄生容量が大きく、高周波の信号を精度よく伝送することが困難であった。
このため、本発明の一つの側面においては、上記の課題を解決するショットキーバリアダイオード、検波回路、及び製造方法を提供することを目的とする。この目的は、請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、半導体材料に不純物が添加された高濃度不純物層と、高濃度不純物層の上面に形成され、半導体材料に添加される不純物の濃度が高濃度不純物層より低い低濃度不純物層と、金属材料で形成され、低濃度不純物層と接触して設けられたアノード端子と、高濃度不純物層の上面において低濃度不純物層の周囲を囲むように設けられ、高濃度不純物層とオーミック接触するガードリングと、ガードリングと接触するカソード電極とを備えるショットキーバリアダイオードを提供する。
本発明の第2の形態においては、入力信号の振幅レベルを検波する検波回路であって、入力信号を整流するショットキーバリアダイオードと、ショットキーバリアダイオードが出力する整流信号の振幅レベルを検出する振幅検出部とを備え、ショットキーバリアダイオードは、半導体材料に不純物が添加された高濃度不純物層と、高濃度不純物層の上面に形成され、半導体材料に添加される不純物の濃度が高濃度不純物層より低い低濃度不純物層と、金属材料で形成され、低濃度不純物層と接触して設けられ、入力信号が与えられるアノード端子と、高濃度不純物層の上面において低濃度不純物層の周囲を囲むように設けられ、高濃度不純物層とオーミック接触するガードリングと、ガードリングと接触し、整流信号を出力するカソード電極とを有する検波回路を提供する。
本発明の第3の形態においては、半導体材料に不純物が添加された高濃度不純物層を形成し、高濃度不純物層の上面に、半導体材料に添加される不純物の濃度が高濃度不純物層より低い低濃度不純物層を形成し、低濃度不純物層と接触するアノード端子を金属材料で形成し、高濃度不純物層の上面において低濃度不純物層の周囲を囲むように設けられ、高濃度不純物層とオーミック接触するガードリングを形成し、ガードリングと接触するカソード電極を形成するショットキーバリアダイオードの製造方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1及び図2は、本発明の一つの実施形態に係るショットキーバリアダイオード(以下、SBDと記す)100の構成の一例を示す図である。図2は、SBD100の上面図の一例を示し、図1は、図2におけるA−A'間の断面図の一例を示す。
SBD100は、基板10、第1の絶縁層12、第2の絶縁層14、不純物層(高濃度不純物層18、低濃度不純物層22)、ガードリング24、アノード端子26、カソード電極30、及びアノード電極(電極部52、配線部54)を備える。基板10は、例えば半絶縁性半導体の基板である。本例において基板10は、SI−GaAs基板である。尚、本例においては、GaAsを主材料としたSBD100を説明するが、他の材料を主材料として形成してもよい。例えばInP又はGaN等を主材料としてSBD100を形成してよい。
第1の絶縁層12は、基板10の上面に形成される。第1の絶縁層12は、例えばn+型のGaAs層に、所定の材料をインプラントすることにより、絶縁層として形成される。高濃度不純物層18は、基板10の上面に形成され、半導体材料に不純物が添加される。本例における高濃度不純物層18は、GaAsに不純物を添加して形成される。また、第1の絶縁層12と高濃度不純物層18は、基板10の同一の面に形成される。例えば第1の絶縁層12は、基板10の上面にn+型のGaAs層を形成し、高濃度不純物層18を形成する領域にレジストを塗布した後に、n+型のGaAs層に所定の材料をインプラントすることにより形成されてよい。本例において、高濃度不純物層18は、基板10の上面において、略円形の領域に形成される。
また、図1及び図2に示すように、第1の絶縁層12は、空間領域56により、高濃度不純物層18と接触する領域と、高濃度不純物層18と接触しない領域とに分断される。第1の絶縁層12のうち、高濃度不純物層18と接触する領域の上面には、カソード電極30が形成され、高濃度不純物層18と空間領域56を挟んで形成された領域の上面には、アノード電極の電極部52が形成される。アノード電極の配線部54は、電極部52からアノード端子26までの空間領域56において電極部52から延伸して空中配線され、アノード端子26の上面と接続される。
低濃度不純物層22は、高濃度不純物層18の上面に形成され、半導体材料に不純物が添加される。尚、低濃度不純物層22において、半導体材料に添加される不純物の濃度は、高濃度不純物層18における不純物の濃度より低い。本例において低濃度不純物層22は、高濃度不純物層18と同一の半導体材料(GaAs)に、同一の不純物が、より低濃度で添加される。
また本例において、基板10の上面における、低濃度不純物層22の面積は、高濃度不純物層18の面積より小さい。本例において、低濃度不純物層22は、高濃度不純物層18の上面の略中心に、略円形に形成される。また、高濃度不純物層18は、アンテナ部32と電気的接触が可能な程度の面積を有していればよい。当該面積以上であれば、高濃度不純物層18の面積は、低濃度不純物層22の面積と略同一であってよく、低濃度不純物層22の面積より小さくてもよい。
ガードリング24は、高濃度不純物層18の上面において、低濃度不純物層22の周囲を囲むように設けられる。例えばガードリング24は、高濃度不純物層18の端部に、リング状に形成される。また、ガードリング24の外周は、高濃度不純物層18の外周に沿って形成されてよい。また、ガードリング24の内周は、低濃度不純物層22の外周と高濃度不純物層18の外周との間に、同心円状に形成されてよい。また、高濃度不純物層18の上面に対する、ガードリング24の高さは、低濃度不純物層22より高く形成されてよい。
また、ガードリング24は、高濃度不純物層18とオーミック接触して設けられる。ガードリング24は、例えばAuGeNiを主材料として形成してよい。例えばガードリング24は、GaAsに、AuGeを400度程度で合金化して形成してよい。これにより、GaAsとのバンドの障壁を低減し、高濃度不純物層18との間の抵抗を低減することができる。また、ガードリング24は、InSn、AuSi等を主材料として形成してもよい。
アノード端子26は、金属材料で形成され、低濃度不純物層22の上面と接触して設けられる。アノード端子26は、例えばチタン又は金で形成されてよく、これらの合金で形成されてもよい。
また、カソード電極30は、ガードリング24の一部と接触して設けられる。例えばカソード電極30は、図2に示すように、ガードリング24の略半周の領域と接触して設けられてよい。この場合、図2に示すように、カソード電極30は、少なくともガードリング24の略半周の領域を覆うように形成される。但し、図1及び図2に示すように、カソード電極30は、ガードリング24の内周より内側には形成されないことが好ましい。また、カソード電極30は、チタン又は金で形成されてよく、これらの合金で形成されてもよい。
アノード電極の電極部52に供給された信号が、アノード端子26、低濃度不純物層22、高濃度不純物層18、及びガードリング24を介してカソード電極30に伝送される。このような構成により、ショットキーバリアダイオードとして機能する。
第2の絶縁層14は、高濃度不純物層18の上面において、カソード電極30が形成されていない領域に設けられる。また、第2の絶縁層14が形成されるべき領域に、ガードリング24又は低濃度不純物層22が形成されている場合、第2の絶縁層14は、これらの上面に形成される。つまり、第2の絶縁層14は、ガードリング24の上面のうち、カソード電極30に覆われていない領域と、高濃度不純物層18の上面のうち、ガードリング24及び低濃度不純物層22が設けられていない領域と、低濃度不純物層22の上面と、に形成される。
更に、低濃度不純物層22の上面に形成される第2の絶縁層14には、アノード端子26と低濃度不純物層22とを接触させる貫通孔が形成される。第2の絶縁層14は、例えばSiNにより形成されてよい。
このような構成により、ショットキーバリアダイオードの整流機能を有するSBD100を形成することができる。また、本例におけるSBD100は、アノード端子26と、カソード電極30とが、不純物層に対して同一の方向に形成される。つまり、アノード端子26から低濃度不純物層22を介して高濃度不純物層18に流れる電流の方向と、高濃度不純物層18からガードリング24を介してカソード電極30に流れる電流の方向とが逆方向となる。このため、これらの電流により生じる電磁波を相殺することができる。このため、高周波の信号に応じて精度よく動作することができる。
また、高濃度不純物層18の上面において、低濃度不純物層22の周囲を囲むようにガードリング24を形成し、更にカソード電極30を、ガードリング24を介して高濃度不純物層18に接続させているので、低濃度不純物層22からカソード電極30に表皮効果により流れる電流を低減することができる。このため、高周波の信号に応じて更に精度よく動作することができる。
また、高濃度不純物層18は、アノード電極(電極部52、配線部54)との間に空間領域56を挟んで形成される。本例では、高濃度不純物層18の側面のうち、第1の絶縁層12と接触しない領域と、アノード電極(電極部52、配線部54)との間に空間領域56が形成される。このような構成により、高濃度不純物層18と、アノード電極(電極部52、配線部54)との間の寄生容量を低減することができる。このため、高周波の信号に応じて更に精度よく動作することができる。
また、ガードリング24も、アノード電極(電極部52、配線部54)との間に空間領域56を挟んで形成される。本例では、ガードリング24の側面のうち、カソード電極30と接触しない領域と、アノード電極(電極部52、配線部54)との間に空間領域56が形成される。このような構成により、ガードリング24と、アノード電極(電極部52、配線部54)との間の寄生容量を低減することができる。このため、高周波の信号に応じて更に精度よく動作することができる。また、配線部54と、第2の絶縁層14との間にも、空間領域56が形成される。つまり、ガードリング24の上面及び高濃度不純物層18の上面は、配線部54との間に、第2の絶縁層14及び空間領域56を挟んで形成される。
図3及び図4は、SBD100の一部分を拡大した一例を示す図である。図3は、図1に示した断面図の一部を拡大した例を示し、図4は、図2に示した上面図の一部を拡大した例を示す。但し、図4では、SBD100の上面において、高濃度不純物層18、ガードリング24、第2の絶縁層14、低濃度不純物層22、及びアノード端子26を透過した図を示す。
図3に示すように、アノード端子26は、配線部54と接続される電極側接触部26−1と、低濃度不純物層22と接触する不純物層側接触部26−2とを有する。不純物層側接触部26−2は、電極側接触部26−1から低濃度不純物層22に、電極側接触部26−1の下面から延伸して設けられる。図4に示すように、延伸方向における不純物層側接触部26−2の断面積は、電極側接触部26−1の断面積より小さい。例えば不純物層側接触部26−2の外周が、電極側接触部26−2の外周の内側で同心円状となるように、不純物層側接触部26−2を設けてよい。このような構成により、不純物層側接触部26−2と、低濃度不純物層22との接触面積を低減することができ、当該接触面における寄生容量を低減することができる。このため、高周波の信号に応じて更に精度よく動作することができる。
また、第2の絶縁層14は、電極側接触部26−1と、低濃度不純物層22との間にも形成されることが好ましい。つまり、電極側接触部26−1と、低濃度不純物層22との間において、不純物層側接触部26−2が設けられていない領域にも、第2の絶縁層14が形成されることが好ましい。電極側接触部26−1の下面には、不純物層側接触部26−2が設けられていない領域34が存在する。第2の絶縁層14は、領域34と低濃度不純物層22との間を充填するように形成される。このような構成により、第2の絶縁層14は、断面積の小さい不純物層側接触部26−2の強度を補完する支持部としても機能することができる。このため、上述したように寄生容量を低減した場合において、アノード端子26の強度を向上させることができる。
また、電極側接触部26−1と、不純物層側接触部26−2とは、一体に形成されてよい。例えばアノード端子26は、第2の絶縁層14を低濃度不純物層22の上面に形成し、第2の絶縁層14の上面から低濃度不純物層22の上面まで貫通孔を形成し、第2の絶縁層14の上面に金属材料を堆積することにより形成されてよい。また、第2の絶縁層14の上面にレジストを塗布し、当該レジスト層に、電極側接触部26−1が形成されるべき貫通孔を形成し、これらの貫通孔に金属材料を充填することにより形成されてよい。
図5及び図6は、SBD100を製造する製造方法のプロセスの一例を示す図である。まず、図5(a)に示すように、基板10の上面に高濃度不純物層18を形成する。そして、高濃度不純物層18の上面に、低濃度不純物層22を形成する。低濃度不純物層22は、レジスト塗布、パターン露光、レジストエッチング、低濃度不純物層22の形成、及びレジスト除去の工程により形成してよい。そして、高濃度不純物層18の上面に、ガードリング24を形成する。ガードリング24は、低濃度不純物層22と同様の工程により形成してよい。
次に、図5(b)に示すように、高濃度不純物層18の上面において、ガードリング24の外周より内側の領域にレジスト50を形成する。そして、高濃度不純物層18の上面に、所定の材料をインプラントすることにより、第1の絶縁層12を形成し、レジスト50を除去する。
次に、図5(c)に示すように、高濃度不純物層18及び第1の絶縁層12の上面に、第2の絶縁層14を形成する。このとき、第2の絶縁層14は、高濃度不純物層18及び第1の絶縁層12の上面の全面に形成されてよい。そして、第2の絶縁層14に貫通孔を形成し、低濃度不純物層22の上面の一部を表出させる。次に、第2の絶縁層14の上面にレジスト50を塗布し、アノード端子26が形成されるべき領域のレジスト50を除去する。このとき、第2の絶縁層14に形成された貫通孔と、レジスト50に形成される貫通孔とに形成されるアノード端子26が、図3において説明した形状となるようにレジスト50を露光する。そして、レジスト50の上面に金属材料を堆積させ、貫通孔を充填する。レジスト50を除去することにより、アノード端子26が形成される。
次に、図6(a)に示すように、第2の絶縁層14の上面における所定の領域に、レジスト50を塗布する。レジスト50は、図2において説明したように、SBD100の上面において、アノード電極の電極部52及びカソード電極30を設けない領域に形成される。そして、ICPエッチング等により、第2の絶縁層14の一部を除去する。また、レジスト50を除去する。これにより、ガードリング24の一部が表出する。
次に、図6(b)に示すように、SBD100の上面における所定の領域に、レジスト50を塗布する。レジスト50は、アノード電極(電極部52、配線部54)及びカソード電極30を設けない領域に形成される。また、配線部54とカソード電極30とが接触して形成されないように、レジスト50の上面にレジスト60を更に塗布する。そして、SBD100の上面を金属材料でメッキし、レジスト50を除去する。これにより、アノード電極(電極部52、配線部54)及びカソード電極30を形成する。
次に、図6(c)に示すように、第1の絶縁層12を分断する空間領域56を形成しない領域に、レジスト50を塗布する。そして、異方性エッチング等により、第1の絶縁層12をエッチングし、空間領域56を形成する。そして、レジスト50を除去する。以上の工程により、SBD100を製造することができる。
図7は、本発明の他の実施形態に係る受信装置300の構成の一例を示す図である。受信装置300は、無線信号を受信する装置であって、検波回路200及び電気回路230を有する。
検波回路200は、アンテナ212、SBD100、コンデンサ210、及び抵抗220を備える。アンテナ212は、無線信号を電気信号に変換し、SBD100に入力する。SBD100は、図1から図6において説明したSBD100と同一である。SBD100は、電気信号を整流して出力する。
コンデンサ210及び抵抗220は、例えばSBD100が出力する整流信号の振幅を検出する振幅検出部として機能する。例えばコンデンサ210及び抵抗220は、整流信号を積分した信号を電気回路230に供給してよい。電気回路230は、与えられる信号に応じて動作する。例えば電気回路230は、与えられる信号を復調する復調回路等を有してよい。本例における受信装置300によれば、高周波の信号を精度よく受信することができる。受信装置300は、例えばテラヘルツの信号を受信する装置であってよい。
また、検波回路200は、同一の半導体チップに形成されてよい。例えばアンテナ212、コンデンサ210、及び抵抗220は、基板10に形成されてよい。また、受信装置300も、同一の半導体チップに形成されてよい。例えば電気回路230は、基板10に形成されてよい。
図8は、本発明の他の実施形態に係る分析装置400の構成例を示す図である。分析装置400は、被測定サンプル500の光吸収特性等を測定する装置である。図8(a)に示した分析装置400は、光発生器410、第1のアンテナ420、第1のレンズ430、第2のレンズ440、第2のアンテナ450、及びSBD100を備える。
光発生器410は、所定の周波数の光を出力する。例えば光発生器410は、テラヘルツ帯の光を出力する。第1のアンテナ420は、光発生器410が出力する光を平行光に変換して出力する。
第1のレンズ430は、第1のアンテナ420が出力光を、被測定サンプル500に照射する。ここで第1のレンズ430は、被測定サンプル500の被測定箇所に焦点が位置するように、当該光を集光する。分析装置400は、被測定サンプル500の被測定箇所に光を集光するように、第1のレンズ430を制御する制御部を更に備えてよい。当該制御部は、例えば第1のレンズ430の位置等を制御してよい。
第2のレンズ440は、被測定サンプル500から照射される光を平行光に変換する。例えば第2のレンズ440は、被測定サンプル500が透過した透過光を平行光に変換してよく、また被測定サンプル500が反射した反射光を平行光に変換してもよい。分析装置400は、被測定サンプル500の被測定箇所からの透過光又は反射光を平行光に変換するように、第2のレンズ440を制御する制御部を更に備えてよい。当該制御部は、例えば第2のレンズ440の位置等を制御してよい。
第2のアンテナ450は、第2のレンズ440が出力する透過光又は反射光を受け取り、SBD100に供給する。例えば第2のアンテナ450は、受け取った光を電気信号に変換し、SBD100に供給してよい。SBD100は、図1から図7に関連して説明したSBD100である。SBD100は、受け取った信号の強度を検波する。
また、光発生器410は、出力する光の周波数を掃引する。そして、SBD100は、光発生器410が出力する光の周波数毎に、透過光又は反射光の強度を検波する。このような構成により、被測定サンプル500の被測定箇所における光吸収スペクトルを測定することができる。分析装置400は、当該光吸収スペクトルに基づいて、被測定箇所の組成を分析してよい。例えば分析装置400は、薬品等の被測定サンプル500の組成を分析してよい。
図8(b)に示した分析装置400は、図8(a)に示した分析装置400の構成に加え、ローカル光発生器470、第3のアンテナ480、反射部490、及び合波器460を更に備える。他の構成要素は、図8(a)において同一の符号を付した構成要素と同一であってよい。
ローカル光発生器470は、光発生器410が出力する光に対して、所定のIF周波数だけ異なる周波数のローカル光を出力する。例えば光発生器410が出力光の周波数を掃引する場合、ローカル光発生器470は、当該出力光の周波数の掃引に同期して、且つ当該出力光に対する周波数差を上記IF周波数に維持して、ローカル光の周波数を掃引する。例えばローカル光発生器470は、100MHzから数100MHz程度の周波数差を維持してローカル光の周波数を掃引してよい。
第3のアンテナ480は、ローカル光発生器470が出力するローカル光を平行光に変換する。反射部490は、第3のアンテナ480が出力する光を反射し、合波器460に供給する。合波器460は、第2のレンズ440からの光と、反射部490からの光とを合成し、第2のアンテナ450に供給する。例えば第2のレンズ440からの光の周波数が1THzであり、反射部490からの光の周波数が1.1THZである場合、合波器460は、1THzの周波数成分と、1.1THzの周波数成分とを有する光を第2のアンテナ450に供給する。
検波器100は、第2のアンテナ450から受け取った信号を検波する。このとき、検波器100において、当該信号の周波数は、光発生器410が出力する光と、ローカル光発生器410が出力する光との周波数差に略等しい周波数に変換される。これにより、高周波の信号を精度よく検波することができる。
図8(a)及び図8(b)に示した分析装置400によれば、SBD100が高周波の信号を精度よく検波することができるので、被測定サンプル500を精度よく分析することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の一つの実施形態に係るSBD100の断面図の一例を示す図である。 SBD100の上面図の一例を示す図である。 図1に示した断面図の一部を拡大した例を示す図である。 図2に示した上面図の一部を拡大した例を示す図である。 SBD100を製造する製造方法のプロセスの一例を示す図である。 SBD100を製造する製造方法のプロセスの一例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る受信装置300の構成の一例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る分析装置400の構成の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・基板、12・・・第1の絶縁層、14・・・第2の絶縁層、18・・・高濃度不純物層、22・・・低濃度不純物層、24・・・ガードリング、26・・・アノード電極、30・・・カソード電極、50・・・レジスト、52・・・電極部、54・・・配線部、56・・・空間領域、60・・・レジスト、100・・・ショットキーバリアダイオード、200・・・検波回路、210・・・コンデンサ、212・・・アンテナ、220・・・抵抗、230・・・電気回路、300・・・受信装置、400・・・分析装置、410・・・光発生器、420・・・第1のアンテナ、430・・・第1のレンズ、440・・・第2のレンズ、450・・・第2のアンテナ、500・・・被測定サンプル

Claims (9)

  1. 半導体材料に不純物が添加された高濃度不純物層と、
    前記高濃度不純物層の上面に形成され、前記半導体材料に添加される前記不純物の濃度が前記高濃度不純物層より低い低濃度不純物層と、
    金属材料で形成され、前記低濃度不純物層と接触して設けられたアノード端子と、
    前記高濃度不純物層の前記上面において前記低濃度不純物層の周囲を囲むように設けられ、前記高濃度不純物層とオーミック接触するガードリングと、
    前記ガードリングと接触するカソード電極と
    を備えるショットキーバリアダイオード。
  2. 前記低濃度不純物層は、前記高濃度不純物層の前記上面における略中心に形成され、
    前記ガードリングは、前記高濃度不純物層の前記上面における端部に形成される
    請求項1に記載のショットキーバリアダイオード。
  3. 前記アノード端子に接続して設けられたアノード電極を更に備え、
    前記アノード端子における、前記アノード電極との接触面の面積は、前記低濃度不純物層との接触面の面積より大きい
    請求項1に記載のショットキーバリアダイオード。
  4. 前記アノード端子は、
    前記アノード電極と接続される電極側接触部と、
    前記電極側接触部から前記低濃度不純物層に、前記電極側接触部より延伸して設けられ、延伸方向における断面積が前記電極側接触部より小さい不純物層側接触部と
    を有し、
    前記ショットキーバリアダイオードは、
    前記電極側接触部と、前記低濃度不純物層との間に、絶縁材料で形成された支持部を更に備える
    請求項3に記載のショットキーバリアダイオード。
  5. 前記高濃度不純物層は、前記アノード端子との間に、空間領域を挟んで形成される
    請求項2に記載のショットキーバリアダイオード。
  6. 前記ガードリングは、前記アノード端子との間に、空間領域を挟んで形成される
    請求項5に記載のショットキーバリアダイオード。
  7. 前記高濃度不純物層と略同一の面内に設けられ、前記高濃度不純物層との間に空間領域を挟んで形成された絶縁層を更に備え、
    前記アノード端子は、
    前記絶縁層の上面に形成される電極部と、
    前記電極部から前記アノード端子に、前記電極部から延伸して空中配線された配線部と
    を有する請求項6に記載のショットキーバリアダイオード。
  8. 入力信号の振幅レベルを検波する検波回路であって、
    前記入力信号を整流するショットキーバリアダイオードと、
    前記ショットキーバリアダイオードが出力する整流信号の振幅レベルを検出する振幅検出部と
    を備え、
    前記ショットキーバリアダイオードは、
    半導体材料に不純物が添加された高濃度不純物層と、
    前記高濃度不純物層の上面に形成され、前記半導体材料に添加される前記不純物の濃度が前記高濃度不純物層より低い低濃度不純物層と、
    金属材料で形成され、前記低濃度不純物層と接触して設けられ、前記入力信号が与えられるアノード端子と、
    前記高濃度不純物層の前記上面において前記低濃度不純物層の周囲を囲むように設けられ、前記高濃度不純物層とオーミック接触するガードリングと、
    前記ガードリングと接触し、前記整流信号を出力するカソード電極と
    を有する検波回路。
  9. 半導体材料に不純物が添加された高濃度不純物層を形成し、
    前記高濃度不純物層の上面に、前記半導体材料に添加される前記不純物の濃度が前記高濃度不純物層より低い低濃度不純物層を形成し、
    前記低濃度不純物層と接触するアノード端子を金属材料で形成し、
    前記高濃度不純物層の前記上面において前記低濃度不純物層の周囲を囲むように設けられ、前記高濃度不純物層とオーミック接触するガードリングを形成し、
    前記ガードリングと接触するカソード電極を形成する
    ショットキーバリアダイオードの製造方法。
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