JP2008078255A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低動作電圧で、高出力動作が可能なAlGaInP系半導体レーザ装置を提供することを主要な目的とする。
【解決手段】半導体レーザ装置は、第1導電型GaAs基板1と、GaAs基板1上に順次形成された、第1導電型AlGaInPよりなる第1クラッド層8、活性層および第2導電型AlGaInPよりなる第2クラッド層10と、第2導電型第2クラッド層10上に形成された第2導電型GaAsキャップ層13とを備える。第2導電型第2クラッド層10と第2導電型GaAsキャップ層13の界面に、GaAs層16a,b,cと(AlxGa1-xyIn1-yP層(0≦x≦1,0<y<1)17とからなる多層構造の量子井戸ヘテロバリア中間層12が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に半導体レーザ装置に関するものであり、より特定的には、低動作電圧で、高出力動作が可能になるように改良されたAlGaInP系半導体レーザ装置に関する。
近年、情報化社会が浸透し、パーソナルコンピュータからビデオにいたるまで、これらのデータを光ディスクに記録するようになってきた。情報量は増大の一途をたどっており、ディスクもCDからDVD(Digital Versatile Disc)へと大容量化が図られている。光源として用いられる半導体レーザは、赤外(780nm帯)から赤色(650nm帯)へと短波長光源を用いることにより、大容量化を実現している。更に、記録速度の高速化も進んでおり、半導体レーザの高出力化への要求が高まっている。高出力半導体レーザは、高効率で動作電圧(Vop)が低く、温度特性や高出力時のモード安定性など、厳しいスペックが求められる。
その一つとして、動作電圧を下げることが挙げられる。動作電圧が上がると発熱量が増え、特性の低下、信頼性の低下を招く。Vopが上がる要因として、p側のAlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層のヘテロ接合によるバレンスバンドのホールのバリアの影響が考えられる。
半導体レーザでは、このバンド不連続の影響として、動作電圧Vopが大きくなってしまうことが問題になる。p型AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層の界面では、バンド不連続によるホールのバリアが形成され、p−GaAsキャップ層より注入されたホールは、この大きなヘテロバリアによってAlGaInPクラッド層へ注入されにくくなる。そのため、より大きなバイアスを加えなければホールが注入されず、動作電圧が上昇してしまう。
AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層のバンド不連続の影響を緩和するために、AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層の中間のバンドギャップであるGaInP中間層が挿入されている。しかしながら、GaInP中間層を挿入しても、GaInP中間層とGaAsキャップ層のバンド不連続は依然大きく、特に半導体レーザを高出力駆動する際に動作電圧Vopが問題になってくる。
非特許文献1に、格子整合系のGaInPとGaAsのバンド不連続は、ΔEc/ΔEg=0.18であることが開示されている。格子整合系のGaInPとGaAsのバンド不連続をΔEc/ΔEg=0.18、GaInPとAlGaInPのバンド不連続をΔEc/ΔEg=0.5と仮定して、GaAsとAlGaInPのエネルギーバンドを図6(a)に示す。縦軸はコンダクションバンドEcおよびバレンスバンドEvのエネルギーレベルで、横軸はGaAsおよび(AlxGa1-x0.51In0.49PのAl組成xをそれぞれ示している。Al組成xは、中間層として用いられる0から、クラッド層として用いられる0.7まで変化させたときのエネルギーバンドの変化の様子を示している。図より、GaAs層と(Al0.7Ga0.30.51In0.49Pとの界面にGaInP層を挿入しても、GaAsとGaInP層との界面に依然大きなバレンスバンドのバリアが存在することが分かる。
バンド不連続の値は仮定としてこの値を用いているが、実際のところは分かっていない。しかしながら、この値が多少変わったとしても、ここで議論する内容が変わるものではない。
AlGaInPクラッド層/GaInP中間層/GaAsキャップ層を接合したときの無バイアス時のバレンスバンドのバンドのつながりを図6(b)に示す。複数の半導体層を接合すると、それぞれの層どうしのバンド不連続を保ちながら、フェルミーレベルが一致するように接合するため、接合界面ではバンドはスパイク形状に曲がり、エネルギーバリアとなる。本構造では、GaAsキャップ側から注入されるホールに対して、GaAsキャップ層とGaInP中間層との界面で大きなバリアが形成され、ホールの注入の妨げとなっている。
特許文献1に、このようなGaInP中間層とGaAsキャップ層の障壁を緩和する、図7に示す半導体レーザ素子が開示されている。
図7を参照して、半導体レーザ素子110は、n−GaAs基板120の主面に、Alの組成が0.7のn−In0.5(Ga0.3Al0.70.5Pクラッド層(以下、InGaAlPクラッド層と記す)130と、Alの組成が0.6のn−In0.5(Ga0.4Al0.60.5Pガイド層(以下、InGaAlPガイド層と記す)140と、n−In0.5Ga0.5P/In0.5(Ga0.5Al0.5)P0.5のMQW(Multiple Quantum Well(重量子井戸))活性層150と、p−InGaAlPガイド層160と、第1p−InGaAlPクラッド層170と、p−InGaPエッチングストップ層(以下、InGaPエッチングストップ層と記す)180を挟んで第2p−InGaAlPクラッド層190を順次形成してなる。
続いて、p−InGaP第1中間層200と、GaAsと格子整合するp−GaInAsP第2中間層210と、p−GaAsコンタクト層(キャップ層)220が順次設けられている。
フォトリソグラフィ法によりp−GaAsコンタクト層220からp−InGaPエッチングストップ層180までを組成の異なるエッチング液を用いて順次選択エッチングにより除去し、ストライプ状のリッジ導波路230が形成されている。次に、p−GaAsコンタクト層220の上面を除いて、電気的な短絡を防止するための絶縁膜、例えばシリコン酸化膜240を全面に形成している。最後に、p−GaAsコンタクト層(キャップ層)220の上面にp型電極250を、n−GaAs基板120の下面にn型電極260をそれぞれ形成して、半導体レーザ素子110としている。
Appl.Phys.Lett.66,p.1785 (1995) 特開2005−150511号公報
特許文献1の開示技術では、上述のように、p−InGaP第1中間層200とp−GaAsコンタクト層(キャップ層)220との界面に、GaAsと格子整合するp−GaInAsP第2中間層210を挿入している。これによって、p−InGaP第1中間層200とp−GaAsコンタクト層(キャップ層)220の障壁を緩和している。
しかしながら、GaInAsPはミシビリティギャップが存在し、GaAsに近い組成しか形成することができず、GaAsとGaInPとのバレンスバンドのエネルギーバリアをさほど小さくはできない。また、GaInAsPは、組成の揺らぎが大きく、作製時の組成の制御も難しいため、あまり実用的ではない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、低動作電圧で、高出力動作が可能な、AlGaInP系赤色半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
この発明に従う半導体レーザ装置は、第1導電型GaAs基板を備える。上記GaAs基板上に、第1導電型AlGaInPよりなる第1クラッド層と、活性層と、第2導電型AlGaInPよりなる第2クラッド層とが順次形成されている。上記第2導電型第2クラッド層上に第2導電型GaAsキャップ層が形成されている。上記第2導電型第2クラッド層と上記第2導電型GaAsキャップ層の界面に、GaAs層と(AlxGa1-xyIn1-yP層(0≦x≦1,0<y<1)とからなる多層構造の量子井戸ヘテロバリア中間層が設けられている。
上記の半導体レーザ装置によれば、低動作電圧で、高出力動作が可能な、AlGaInP系半導体レーザ装置を提供することができる。以下詳細に説明する。
AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層との間に、GaAs/AlGaInPより構成される量子井戸構造からなるヘテロバリア中間層を形成すると、GaAsが井戸層、AlGaInP層がバリア層としてそれぞれ働く。このときGaAs層には井戸幅に応じた量子準位が形成される。
特に、GaAs層とAlGaInP層のエネルギーレベル差が大きいほど、量子準位は複数でき易くなる。GaAs層とAlGaInP層のエネルギーレベル差が大きいことは、この界面でのキャリアに対するバリアが大きいことを表しているが、逆に、GaAsキャップ層とAlGaInPクラッド層の界面など、エネルギー差の大きいすなわちキャリアに対するバリアが大きいもの同士の界面に、このようなGaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層を挿入すると、複数の量子準位を形成することが可能となる。
次に、AlGaInPクラッド層、GaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層、GaAsキャップ層を接合すると、エネルギーバンドはAlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層界面のヘテロバリアに量子井戸が形成される形になる。GaAsキャップ層側にバイアスを印加していくと、GaAsキャップ層より供給されたキャリアは、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層に形成された量子準位を経て、AlGaInPクラッド層へ伝わる。GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層では、複数の量子準位が形成されており、GaAsキャップ層でのキャリアのエネルギーが継承されるため、高次の量子準位にもキャリアが入りやすく、また、高次準位とAlGaInPクラッド層とのエネルギー差は小さいため、AlGaInPクラッド層へ容易にホールが注入されるようになる。
このように、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入することにより、量子準位を介してキャリアが伝導するため、GaAsキャップ層とAlGaInPクラッド層のエネルギーのバリアをキャリアが通過しやすくなり、AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層の界面のキャリアに対するヘテロバリアの影響が緩和され、低電圧からキャリアを注入することが可能となり、半導体レーザの動作電圧を低下させることができる。
この発明の好ましい実施態様によれば、上記第1導電型がn型であり、上記第2導電型がp型である。
AlGaInP系半導体レーザ装置のp型AlGaInPクラッド層とp型GaAsキャップ層の界面にGaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層を挿入した場合、特に効果が大きい。これについて説明する。
GaAs/AlGaInP系の界面では、コンダクションバンドに対してバレンスバンドの方がバンドの不連続が大きく、n型の界面よりも、p型の界面の方がバンドの不連続が大きくなり、動作電圧が大きくなる要因になる。p−AlGaInPクラッド層とp−GaAsキャップ層の界面に、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入することで、バレンスバンドに複数の量子準位が形成される。
GaAsキャップ側にプラスのバイアスを印加していくと、GaAsキャップ層より供給されたホールは、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層に形成された量子準位を経てAlGaInPクラッド層へ伝導する。GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層では、複数の量子準位が形成されており、ホールはGaAsキャップ層のエネルギーを継承しているため、高次の量子準位にも入りやすく、GaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層の高次準位とAlGaInPクラッド層とのエネルギー差は小さいため、AlGaInPクラッド層へ容易にホールが注入されるようになる。
このように、GaAs/AlGaInP系では、バレンスバンドの方がバンド不連続によるエネルギーのバリアが大きくなるにもかかわらず、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入することにより、複数の量子準位を介してキャリアが伝導するため、p−GaAsキャップ層とp−AlGaInPクラッド層のバレンスバンドの大きなバリアをキャリアが通過しやすくなり、ヘテロバリアの影響を受けることなく、低電圧からホールを活性層へ注入することが可能となり、半導体レーザの動作電圧を低下させることが可能となる。
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記量子井戸ヘテロバリア中間層において、上記GaAs層および上記(AlxGa1-xyIn1-yP層がそれぞれ2層以上存在する。
GaAsキャップ層へ注入されたキャリアは、GaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層の量子準位を介してAlGaInPクラッド層へ伝導する。井戸の数が2層以上存在すると、キャップ層からのキャリアがトラップされやすく、AlGaInPクラッド層へキャリアが伝導しやすくなる。一方、井戸の数が多すぎるとキャリアがGaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層内の量子準位に留まってしまいやすくなるため、GaAs層は2〜5層が望ましい。
また、上記GaAs層の厚みが7nm以下であり、上記(AlxGa1-xyIn1-yP層の厚みが3nm以上10nm以下であるのが好ましい。
GaAsキャップ層へ注入されたキャリアは、GaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層の量子準位を介してAlGaInPクラッド層へ伝導する。量子井戸に形成される量子準位は、井戸幅が厚いほど基底準位が下がり、各準位の界面隔が狭くなり、準位の数は増加する。井戸幅を厚くしすぎると、GaAsキャップ層より注入されたキャリアは、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層の量子準位にキャリアがトラップされるが、量子井戸内の低い準位の方にキャリアが溜まり、AlGaInPクラッド層とのエネルギー差が大きくなり、GaAsキャップ層とAlGaInPクラッド層との界面のエネルギーのバリアの影響を緩和できない。
GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層のGaAs層厚を7nm以下とすることにより、エネルギーのバリアを緩和すべく量子準位が形成され、GaAsキャップ層からAlGaInPクラッド層へキャリアが伝導しやすくなる。
また、AlGaInP層を厚くすると、キャリアがトンネルしにくくなり、GaAs層へキャリアが注入されにくくなり、GaAsキャップ層からAlGaInPクラッド層へキャリアが伝導しにくくなる。このため、AlGaInP層は10nm以下にする必要がある。一方、AlGaInP層が薄すぎると、GaAs層とAlGaInP層が中間の組成に混晶化してしまい、量子準位が形成されなくなる。AlGaInP層は3nm以上必要である。
以上の層厚条件を満たすGaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を用いた場合に、GaAsキャップ層からAlGaInPクラッド層へキャリアが伝導しやすくなり、半導体レーザの動作電圧をより低下させることが可能となる。
上記GaAs層が2層以上存在し、それぞれの層厚が異なり、上記第2クラッド層側で薄く、上記GaAsキャップ層側で厚いのが好ましい。
GaAsキャップ層へ注入されたキャリアは、GaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層の量子準位を介してAlGaInPクラッド層へ伝導する。量子井戸に形成される量子準位は、井戸幅が厚いほど基底準位が下がり、各準位の界面隔が狭くなり、準位の数は増加する。一方、井戸幅が薄いほど基底準位が上がり、各準位の界面隔が広がり、準位の数は減少する。
GaAsキャップ層側のGaAs層厚が厚いと、基底準位が下がり量子井戸にキャリアが注入されやすくなる。また、AlGaInPクラッド層側のGaAs層厚が薄いと、低次の準位が上がり、AlGaInPクラッド層のエネルギーレベルに近づき、AlGaInPクラッド層へキャリアが伝わりやすくなる。
従って、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層において、GaAsキャップ層側のGaAs層厚を厚くし、AlGaInPクラッド層側のGaAs層を薄くすることにより、GaAsキャップ層からAlGaInPクラッド層へキャリアがより伝導しやすくなり、半導体レーザの動作電圧をより低下させることが可能となる。
上記第2クラッド層のドーパントがMgであり、上記GaAsキャップ層のドーパントがZnであり、上記GaAs層のドーパントがMgまたはアンドープ、上記(AlxGa1-xyIn1-yP層のドーパントがMgであることが好ましい。
活性層へドーパントが拡散すると、活性層の結晶の配列が乱され、活性層自体の結晶性が低下し発光効率が低下するばかりでなく、ドーパント自体が吸収体となってしまい、効率が低下し、また、信頼性も低下してしまう。また、活性層近傍は光の分布が大きくなっているため、たとえ活性層までドーパントが拡散していなくても、活性層直近に必要以上にドーパントが存在すると、特に活性化されていない状態で存在すると、これらのドーパントもまた吸収体となり、効率低下、信頼性低下の原因となってしまう。
効率が悪いと同じ光出力を出すのにたくさんの電流を必要とし、更に動作電圧が上昇し、LDチップ温度が上昇し、劣化の原因となり、高出力化が難しくなる。また、効率低下の原因として、発振光に対する吸収が増えることが考えられるが、この場合、発振した光が吸収され熱に変換される。すなわち、光出力を上げていくとその一部は吸収され熱に変わり、これによってもLDチップ温度は上昇し、LDを劣化させる原因となる。
そのため、AlGaInPクラッド層は、拡散が少ないMgを用いることが望ましい。一方、GaAsキャップ層へのドーピングは、電極とのコンタクトを取るために、1×1019cm-3程度のドーピングが必要である。このドープ量を得るには、Mgでは不可能であり、ドーパントとしてZnを用いることでドーピングレベルを確保している。しかしながら、ZnはAlGaInP結晶中を非常に拡散しやすい性質があり、GaAsキャップ層にドーピングしたZnが活性層まで拡散してしまうこともある。そのため、このZnの拡散を抑えることが必要となる。
GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層のGaAs層をMgドープ又はアンドープにすることにより、GaAsキャップ層中にドーピングしたZnが、ZnをドーピングしていないGaAs層中を拡散しにくいため、結果的にAlGaInPクラッド層へ拡散するのを防ぐことができる。
このように、AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層の界面に、GaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層を挿入し、GaAs層をMgドープ又はアンドープとすることにより、動作電圧が抑えられるばかりでなく、Znの拡散も抑えられ、効率の低下、信頼性の劣化も防ぐことができるようになる。
本発明によれば、AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層との間に、GaAs/AlGaInPより構成される量子井戸構造からなるヘテロバリア中間層を形成することにより、量子準位を介してキャリアが伝導するため、GaAsキャップ層とAlGaInPクラッド層のエネルギーのバリアをキャリアが通過しやすくなり、低電圧からキャリアを活性層へ注入することが可能となり、半導体レーザの動作電圧を低下させることができる。
また、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層により、GaAsキャップ層へドーピングしたZnがAlGaInPクラッド層へ拡散するのを防ぐことができる。
これにより、動作電圧が抑えられるばかりでなく、Znの拡散も抑えられ、効率の低下、信頼性の劣化も防ぐことができるようになる。
このように、GaAsキャップ層とAlGaInPクラッド層との間にGaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入することにより、半導体レーザの動作電圧が低下し、効率が向上し、信頼性が向上し、高出力半導体レーザを実現することが可能になった。
低動作電圧で、高出力動作が可能な、AlGaInP系半導体レーザ装置を得るという目的を、第2導電型第2クラッド層と第2導電型GaAsキャップ層の界面に、GaAs層と(AlxGa1-xyIn1-yP層(0≦x≦1,0<y<1)とからなる多層構造の量子井戸ヘテロバリア中間層を設けることによって実現した。以下この発明の実施例を図を用いて説明する。
図1は、本発明の第一の実施例を示す図である。本実施例は、p−AlGaInPクラッド層とp−GaAsキャップ層の界面にGaInP中間層を挿入し、更にGaInP中間層とGaAsキャップ層の界面にGaAs/GaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入した例である。
1はn―GaAs(15°off)基板、2はn−Ga0.508In0.492P中間層(0.25μm)、3はn−(Al0.684Ga0.3160.511In0.489P第1Nクラッド層(2.6μm)、4はn−(Al0.7Ga0.30.511In0.489P第2Nクラッド層(0.2μm)、5は(Al0.545Ga0.4550.511In0.489Pガイド層(35nm)、6はGa0.445In0.555P井戸層(5nm)、7は(Al0.545Ga0.4550.511In0.489Pバリア層(6.3nm)、8はp−(Al0.7Ga0.30.511In0.489P第1Pクラッド層(0.272μm)、9はp−Ga0.623In0.377Pエッチングストップ層(13nm)、10はp−(Al0.7Ga0.30.511In0.489P第2Pクラッド層(1.2μm)、11はp−Ga0.508In0.492P中間層(35nm)、12はヘテロ界面中間層で、16a,b,cのGaAs層と17のGaInP層(10nm)で構成されている。GaAs層は、厚さの異なる3層で構成され、この3層がそれぞれ17GaInP層で挟まれた構造となっている。16aのGaAs層は2.5nm、16bのGaAs層は4nm、16cのGaAs層は6nmである。13はp−GaAsキャップ層(0.5μm)である。活性層は4つの井戸層より構成される4MQW構造である。
次に、図2を用いて、実施例1に係る半導体レーザ素子の製造方法について説明する。 図2(A)を参照して、SiドープGaAs(15°off)基板1上に、SiドープGa0.508In0.492P層2(0.25μm、1E18cm-3)、Siドープ(Al0.684Ga0.3160.511In0.489P第1Nクラッド層3(2.6μm、3E17cm-3)、Siドープ(Al0.7Ga0.30.511In0.489P第2Nクラッド層4(0.2μm、3E17cm-3)、アンドープ(Al0.545Ga0.4550.511In0.489Pガイド層5a(35nm)、アンドープGa0.445In0.555P井戸層6(5nm)および、アンドープ(Al0.545Ga0.4550.511In0.489Pバリア層7(6.3nm)より構成される4MQW活性層、アンドープ(Al0.545Ga0.4550.511In0.489Pガイド層5b(35nm)、Mgドープ(Al0.7Ga0.30.511In0.489P第1Pクラッド層8(0.272μm、1.075E18cm-3)、MgドープGa0.623In0.377Pエッチングストップ層9(13nm)、Mgドープ(Al0.7Ga0.30.511In0.489P第2Pクラッド層10(1.2μm、1.075E18cm-3)、MgドープGa0.508In0.492P中間層11(35nm、2.5E18cm-3)、MgドープGaAs層16a(2.5nm)、MgドープGaInP層17(10nm)、MgドープGaAs層16b(4nm)、MgドープGaInP層17(10nm)、MgドープGaAs層16c(6nm)、MgドープGaInP層17(10nm)、ZnドープGaAsキャップ層13(0.5μm、1E19cm-3)を順次MOCVD(Metal-Organic Chemical Vapor Deposition)法により形成する。
MOCVD成長のGa,Al,In,As,Pの原料は、それぞれTMG(トリメチルガリウム)(20℃),TMA(トリメチルアルミニウム)(20℃),TMI(トリメチルインヂウム)(25℃),AsH3(アルシン),PH3(ホスフィン)を用い、ドーパントガスはそれぞれn型がSiH4(モノシラン)、p型がCp2Mg(20℃)およびDEZ(ジエチルジンク)(20℃)を用いた。成長温度は、Zn−GaAsキャップ層を除き、700℃で行った。
GaAsキャップ層13の上に、3μm幅のマスクを通常のフォトリソグラフィー技術により形成し、図2(B)を参照して、マスク以外のp−GaAsキャップ層13およびp−(Al0.7Ga0.30.511In0.489P第2Pクラッド層11をドライエッチングにより除去し、ストライプ状のリッジを形成する。
リッジ上のマスクを除去した後、図2(C)を参照して、SiNx膜(以下SiN膜という)14を蒸着する。その上にレジストを全面塗布し、全面露光し、現像時間を調整することにより、上記リッジ上部の山形の突起部が現れるまでレジストを除去する。リッジ上のレジストは除去され、リッジ外のレジストは残った状態になっている。この状態でバッファードフッ酸によりエッチングすることにより、リッジ上に形成されたSiN膜14を除去する。
その後、レジストを除去し、ウェハを100μmの厚さに研磨し、p側にAuZn/Au電極15a、n側にAuGe/Ni/Au電極15bを蒸着により形成する。共振器となるストライプと垂直な方向に1.5mmの長さでへき開し、その両端面に反射率がそれぞれ5%/90%となるようにSi膜およびAl23膜を蒸着により形成する。
最後に、それぞれのストライプを分割し、ステムにマウントし、半導体レーザを完成させた。
このようにして作製した半導体レーザにデューティー50%のパルス電流を印加したところ、発振波長658nm(25℃)で発振した。発振しきい値電流は42mA、効率1.1W/Aであった。電流を増加していった所、出力500mWまではCODを起こさず発振した。To=140K、特性温度が高い、良好な特性が得られた。
また、出力100mW時の動作電圧Vopは2.3Vであった。比較のため、ヘテロ界面中間層を挿入しないものは、Vop=2.7Vであった。
このように、上記構成の半導体製造方法によれば、低動作電圧で、高出力動作が可能な、AlGaInP系半導体レーザ装置を提供することができる。
〔バンドの説明〕
次に、GaInP中間層とGaAsキャップ層との間に、GaAs/GaInPより構成される量子井戸構造からなるヘテロバリア中間層を形成した場合の作用効果について、バンドを用いて説明する。
GaAs/GaInP量子井戸のバンド構造を図3(a)に示す。
GaAs/GaInP量子井戸のバレンスバンドに形成される量子準位を図3(b)に従って説明する。図3(b)は、横軸に井戸幅をとり、縦軸に各井戸幅に対する量子準位をとっており、第1量子準位(基底準位)から第6量子準位まで表した。
本実施例では、GaAs井戸幅を、2.5nm、4nm、6nmの3つの量子井戸を形成しており、井戸幅2.5nmでは2つの量子準位が、井戸幅4nmでは3つの量子準位が、井戸幅6nmでは、4つの量子準位がそれぞれ形成されて、GaAs/GaInP量子井戸ヘテロバリア中間層内には合計9つの量子準位が形成される。
〔バンドの効果〕
次に、AlGaInPクラッド層、GaInP中間層、GaAs/GaInP量子井戸へテロバリア中間層、GaAsキャップ層を接合したときのゼロバイアス時のバレンスバンドのつながりを図3(c)に示す。GaAsキャップ側にプラスのバイアスを印加していくと、GaAsキャップ層より供給されたホールは、GaAs/GaInP量子井戸ヘテロバリア中間層に形成された量子準位を経てGaInP中間層へ伝わる。GaAs/GaInP量子井戸ヘテロバリア中間層では、複数の量子準位が形成されており、GaAsキャップ層でのホールのエネルギーが継承されるため、比較的高次の量子準位にもホールが入りやすく、高次準位とGaInP中間層とのエネルギー差が小さいため、GaInP中間層へ容易にホールが注入されるようになる。
〔動作電圧〕
このように、GaAs/GaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入することにより、GaInP中間層とGaAsキャップ層の界面のホールに対するヘテロバリアの影響が緩和され、低電圧からホールを注入することが可能となり、半導体レーザの動作電圧が低下した。
〔Zn拡散防止の効果〕
また、GaInP中間層とGaAsキャップ層の界面に、GaAs/GaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入することにより、GaAsキャップ層中にドーピングしたZnがAlGaInPクラッド層へ拡散するのも抑えられ、動作電圧が抑えられるばかりでなく、効率の低下、信頼性の劣化も防ぐことができるようになった。
本実施例では、基板をn型、キャップ層をp型としたが、この場合、すなわち、p型AlGaInPクラッド層とp型GaAsキャップ層の界面にGaAs/AlGaInPへテロバリア中間層を適用する場合に特に有効的になる。これと逆の場合、すなわち基板をp型、キャップ層をn型とした場合は、効果は小さくなるが、動作電圧を下げる効果はある。
また、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層のGaAs、AlGaInPの各層厚および層数は、上記値に限定するものではない。
層数は、GaAs層、AlGaInP層がそれぞれ2〜5層で特に効果が大きかった。
GaAs層厚は7nm以下で特に効果が大きく、また、AlGaInP層厚は、3nm以下10nm以上で特に効果が大きかった。
その他の層も、層構成、組成、層厚、キャリア濃度など、上記の実施例の値に限るものではない。
成長条件も上記条件に限るものではない。成長方法はMOCVD法に限るものではなく、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法などでも良い。
図4は、実施例2に係る半導体レーザ装置の断面図である。本実施例は、AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層の間に、GaAs/AlGaInPで構成されるMQWへテロバリア中間層を採用した例である。実施例1に係る半導体レーザ装置と異なる点は、GaInP中間層を用いず、かつヘテロ界面中間層22の構造を変更した点である。実施例1に係る半導体レーザ装置で用いた層と同じ層には同じ番号を付し、その説明を繰り返さない。
図4を参照して、22はヘテロ界面中間層で、GaAs層26(3.5nm)と(Al0.7Ga0.30.511In0.489P層27(6nm)で構成されている。GaAs層26は、厚さの同じ3層で構成され、この3層がそれぞれAlGaInP層27で挟まれた構造となっている。AlGaInP層27はp−(Al0.7Ga0.30.511In0.489P第2Pクラッド層10と同じ組成とした。
〔バンドの説明〕
本実施例は、AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層との界面に、GaAs/AlGaInPより構成される量子井戸構造からなるヘテロバリア中間層を用いた。
GaAs/AlGaInP量子井戸のバンド構造を図5(a)に示す。
GaAs/AlGaInP量子井戸のバレンスバンドに形成される量子準位を図5(b)に従って説明する。図5(b)は、横軸に井戸幅をとり、縦軸に各井戸幅に対する量子準位をとっており、第1量子準位(基底準位)から第6量子準位まで表している。
本実施例では、GaAs井戸幅が3.5nmの3つの量子井戸で形成されており、井戸幅3.5nmでは、3つの量子準位が形成される。
〔バンドの効果〕
次に、AlGaInPクラッド層、GaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層、GaAsキャップ層を接合したときのゼロバイアス時のバレンスバンドのつながりを図5(c)に示す。
GaAsキャップ側にプラスのバイアスを印加していくと、GaAsキャップ層より供給されたホールは、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層に形成された量子準位を経てAlGaInPクラッド層へ伝導する。GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層では、複数の量子準位が形成されており、ホールはGaAsキャップ層のエネルギーを継承しているため、比較的高次の量子準位にも入りやすく、GaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層の高次準位とAlGaInPクラッド層とのエネルギー差が小さいため、AlGaInPクラッド層へ容易にホールが注入されるようになる。
〔動作電圧〕
このように、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入することにより、AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層の界面のホールに対するヘテロバリアの影響が緩和され、低電圧からホールを注入することが可能となり、半導体レーザの動作電圧が低下した。
〔Zn拡散防止の効果〕
また、本実施例においても、AlGaInPクラッド層とGaAsキャップ層の界面に、GaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入することにより、GaAsキャップ層中にドーピングしたZnがAlGaInPクラッド層へ拡散するのを抑制し、動作電圧が抑えられるばかりでなく、効率の低下、信頼性の劣化も防ぐことができるようになった。
今回開示された実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
AlGaInP系赤色半導体レーザにおいて、p−AlGaInPクラッド層とp−GaAsキャップ層の界面にGaAs/AlGaInP量子井戸ヘテロバリア中間層を挿入することにより、半導体レーザの動作電圧が低下し、効率が向上し、信頼性が向上し、高出力半導体レーザを実現することが可能になった。
実施例1に係る半導体レーザ装置の断面図である。 実施例1に係る半導体レーザ装置の製造工程を説明するための模式図である。 実施例1に係る、GaAsおよびAlGaInPのエネルギーバンドを示す図である。 実施例2に係る半導体レーザ装置の断面図である。 実施例2に係る半導体レーザ装置における、GaAs/AlGaInP量子井戸へテロバリア中間層に形成されるエネルギー準位を示す図である。 (a)GaAsとAlGaInPのエネルギーバンドである。 (b) AlGaInPクラッド層/GaInP中間層/GaAsキャップ層を接合したときの無バイアス時のバレンスバンドのバンドのつながりを示す図である。 従来の半導体レーザ装置の断面図である。
符号の説明
1 n−GaAs基板
2 n−GaInP中間層
3 n−AlGaInP第1Nクラッド層
4 n−AlGaInP第2Nクラッド層
5 un−AlGaInPガイド層
6 un−GaInP井戸層
7 un−AlGaInPバリア層
8 p−AlGaInP第1Pクラッド層
9 p−GaInPエッチングストップ層
10 p−AlGaInP第2Pクラッド層
11 p−GaInP中間層
12 ヘテロ界面中間層
13 p−GaAsキャップ層
14 SiN膜
15a p側電極
15b n側電極
16a,16b,16c ヘテロ界面中間層を構成するGaAs層
17 ヘテロ界面中間層を構成するGaInP層
22 ヘテロ界面中間層
26 ヘテロ界面中間層を構成するGaAs層
27 ヘテロ界面中間層を構成するAlGaInP層

Claims (6)

  1. 第1導電型GaAs基板と、
    前記GaAs基板上に順次形成された、第1導電型AlGaInPよりなる第1クラッド層と、活性層と、第2導電型AlGaInPよりなる第2クラッド層と、
    前記第2導電型第2クラッド層上に形成された第2導電型GaAsキャップ層とを備え、
    前記第2導電型第2クラッド層と前記第2導電型GaAsキャップ層の界面に、GaAs層と(AlxGa1-xyIn1-yP層(0≦x≦1,0<y<1)とからなる多層構造の量子井戸ヘテロバリア中間層が設けられていることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 前記第1導電型がn型であり、前記第2導電型がp型であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 前記量子井戸ヘテロバリア中間層において、前記GaAs層および前記(AlxGa1-xyIn1-yP層がそれぞれ2層以上存在することを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  4. 前記GaAs層の厚みが7nm以下であり、前記(AlxGa1-xyIn1-yP層の厚みが3nm以上10nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  5. 前記GaAs層が2層以上存在し、それぞれの層厚が異なり、前記第2クラッド層側で薄く、前記GaAsキャップ層側で厚いことを特徴とする請求項3に記載の半導体レーザ装置。
  6. 前記第2クラッド層のドーパントがMgであり、前記GaAsキャップ層のドーパントがZnであり、
    前記GaAs層のドーパントがMgまたはアンドープ、前記(AlxGa1-xyIn1-yP層のドーパントがMgであることを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザ装置。

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