JP2008077735A - 処理支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、ハードディスクに録画したコンテンツをメディアにダビングする録画装置においては、特定のシリーズが録画されたメディアに、同一のシリーズのコンテンツを録画したい場合には、それらが合致するように利用者自らが注意しておく必要がある。
【解決手段】本発明は、シリーズを識別するグループ識別子とコンテンツとを関連付けて記録可能とし、利用者が一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を行った際に、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられていると判別された場合には、そのグループ識別子と関連付けられているコンテンツすべてに対して処理命令を実行できる。また、可搬型記録媒体ドライブ部に挿入される媒体の管理情報に含まれる媒体グループ識別子により、処理命令を実行しようとする媒体自体が適当かどうか判断することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハードディスクドライブを備え、ハードディスクに録画した放送番組をDVD等の他の記録媒体にダビング等する処理を支援する装置に関するものである。
従来からハードディスクに録画した放送番組を可搬型記録媒体にダビングすることができる技術についてはすでに提案されている(例えば、特許文献1参照)。これは、録画条件に基づいてハードディスクに予約録画を行い、可搬型記録媒体へのダビングが可能な録画済番組の一覧を表すダビング設定画面から、任意に録画済番組を選択することでダビングが可能となるものである。このとき、同じ番組タイトルかつ同じチャンネルで所定期間毎に同じ時間帯で放送されるような一連の番組からなる番組パックに属する各番組の録画済番組情報には同じ予約ID(識別符号)が付される。
特開2005−347825号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明においては、指定したコンテンツに対してのみ処理が実行されるにとどまり、同じ予約IDが付された番組パックに属する他のコンテンツにまで処理実行が及ぶことはない。したがって、一連の番組に一括した処理を実行したい場合でも、利用者が逐一コンテンツを指定して処理命令を行う必要がある。
また、上記特許文献1に記載の発明においては、一度録画した録画済番組と同じシリーズの番組パックを一の記録媒体へ追記することは想定されていない。したがって、特定のシリーズが録画された記録媒体に、同一のシリーズのコンテンツを録画したい場合には、それらが合致するように利用者自らが注意しておく必要があり煩雑であるという課題がある。
本発明はかかる実情に鑑み、シリーズを識別するグループ識別子とコンテンツとを関連付けて記録可能とし、利用者が一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を行った際に、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別することのできる装置を提案するものである。グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には、そのグループ識別子と関連付けられている全てのコンテンツに対して処理命令を実行することができる。
また、可搬型記録媒体ドライブ部に挿入される媒体の管理情報に含まれる媒体グループ識別子によって記録媒体内部に記録されているコンテンツが属する連続シリーズの識別ができるため、処理命令が実行可能かを判断することができる。
以上、説明したように本件発明に係る装置は、グループ識別子によって同じシリーズかどうかの判定が自動的に行われ、グループ識別子と関連付けられたコンテンツを録画した後、他の記録媒体へコピーする際に、選択画面でそのコンテンツを選択するだけで、同じシリーズのコンテンツも一緒にコピーされる。これは特に、そのグループ識別子と関連付けられているコンテンツ全てに対して一括で処理を実行したい場合に有益である。
また、可搬型記録媒体ドライブ部に挿入される媒体の管理情報に含まれる媒体グループ識別子によって、可搬型記録媒体内部に記録されているコンテンツが属する連続シリーズが識別できるため、例えば、コンテンツを可搬型記録媒体にコピーする際、コピー元のコンテンツと、可搬型記録媒体内部に記録されているコンテンツの属する連続シリーズが合致するかどうかの判断が可能となる。これにより、同じ連続シリーズを同じ可搬型記録媒体に記録することが容易になり、連続シリーズのコンテンツを自動的にメディアごとにまとめることができる。このとき、対象となる記録媒体は識別子に基づいて判別され、自動的にコピーなどの処理が実行されることで、利用者による操作を必要としない点が有益である。また、一旦ハードディスクに蓄積したコンテンツを、記録内容が合致する媒体に自動的にコピーできるため、録画開始時刻前に記録媒体をセットしなければならない煩雑さが解消される。
以下に、各発明を実施するための最良の形態を説明する。各実施形態と請求項の関係はおおむね次のようなものである。実施形態1は、主に請求項1、2、8について説明する。 実施形態2は、主に請求項3について説明する。 実施形態3は、主に請求項4について説明する。 実施形態4は、主に請求項5について説明する。 実施形態5は、主に請求項6について説明する。 実施形態6は、主に請求項7について説明する。 なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
また、以下に記載する各機能ブロックは、ハードウェア、またはメモリ上に展開しハードウェアを制御することでその作用が得られるソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの両方として実現されうる。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU、メモリ、ハードディスクドライブ、CD−ROM/DVD−ROMなどの読み取りドライブ、各種通信用の送受信ポート・インターフェース・その他の周辺装置などのハードウェア構成部、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラム、その他アプリケーションプログラムなどが挙げられる。
さらに、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。またこのような発明の一部をソフトウェアとして構成することもできる。さらにそのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である。)
<<実施形態1>>
<実施形態1:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態は、コンテンツをグループ識別子と関連付けて記録可能であり、一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付けて、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別を行い、グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には処理命令を、そのグループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して実行する処理支援装置である。
図1は、本実施形態の処理支援装置の一例を示すものである。本実施形態の処理支援装置は、ここでは一例としてコンテンツの記録が可能なハードディスクレコーダー内蔵のTVを図示した。処理支援装置は、図下部の表で示したコンテンツを、グループ識別子と関連付けて記録しているものとする。今、利用者の操作によって、「若草物語(4)をDVDへコピー」せよとの処理命令が受け付けられたとする。ここで、若草物語(4)は、連続シリーズである若草物語の第4話目を示している。処理支援装置では、指定されたコンテンツである「若草物語(4)」がグループ識別子と関連付けられているかどうかの判別を行う。表で示したように「若草物語(4)」はグループ識別子「ID:D05」と関連付けられているとの判別結果が得られる。このとき、処理支援装置は処理命令を、そのグループ識別子と関連付けられている他のコンテンツに対しても実行する。つまり、処理支援装置はグループ識別子「ID:D05」と関連付けられているコンテンツ「若草物語(4)(5)」をDVDへコピーする処理を実行する。ここでは複数のコンテンツに対する処理が実行されたが、当然従来どおり単一のみのコンテンツに対する処理が実行される場合もある。
<実施形態1:構成> 図2は、本実施形態の機能ブロックの一例を示したものである。 図2に示す本実施形態の「処理支援装置」(0200)は、「記録部」(0201)と、「受付部」(0202)と、「判別部」(0203)と、「処理実行部」(0204)と、を有する。
(処理支援装置 0200) 「処理支援装置」は、コンテンツの記録が可能な装置一般を広く含む。具体的には、ハードディスクレコーダーなどが該当する。後述するように、コンテンツに対する処理(コンテンツの移動、コピー、削除など)の支援を行う。
(記録部 0201) 「記録部」は、コンテンツをグループ識別子と関連付けて記録可能とする。「グループ識別子」とは、一連(単一の場合もある)のコンテンツから構成される複数のグループ同士を識別するための符号である。つまり、同じグループ識別子が付されたコンテンツは同じグループに属する。ただし、必ずしも複数のコンテンツが連続的な内容を構成するとは限らない。また、グループ識別子は全てのコンテンツに常に付される場合もあるし、所定の条件(例えば、同じ番組タイトルかつ同じチャンネルで所定期間毎に同じ時間帯で放送される一連のコンテンツであること、利用者により指定されたコンテンツであることなど)を満たすコンテンツにのみ付される場合もある。図ではコンテンツAとグループ識別子ID:010が関連付けられて記録されている様を示した。
記録部では、コンテンツと、グループ識別子とを関連付けて、装置内部、あるいは、装置外部の蓄積部(例えば、ハードディスク(外付け)、DVDなど)へ記録する処理(記録動作)を実現する。このときコンテンツ自体は、受信チューナーなどを介して放送されたものを取得する場合や、インターネットなどを介してダウンロードして取得する場合、すでに処理支援装置内のハードディスクなどに蓄積されているものを読み出して取得する場合などを想定している。また、グループ識別子は、コンテンツに付属してコンテンツ提供者(放送局など)から取得できる場合もあるし、利用者が任意に付するとしてもよい。これについては、後述の実施形態4にて説明する。
(受付部 0202) 「受付部」は、一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付ける。利用者は、一のコンテンツ(例えば、コンテンツA)を指定して例えば「DVDへコピー」などの処理命令を送出する。処理命令は、利用者がリモコンなどを介して実行したい命令を選択し送出したものを受け付けることを想定している。また同様に、利用者がリモコンなどを介してコンテンツの指定が実現できる。
また、受付部は、処理命令としてコンテンツの移動、コピー、全部、又は、一部の削除、圧縮、圧縮率変換、属性管理、ならびにこれらの処理の予約実行のいずれか一又は二以上の組合せを受付けるように構成されている場合がある。「コンテンツの移動」とは、コンテンツを移動元に残さないで移動先へ移すことをいう。「コンテンツのコピー」とは、コンテンツを移動元に残した状態でさらに移動先へも同じコンテンツを複製することをいう。コンテンツの移動/コピーの際には、移動元/コピー元のコンテンツはハードディスクなどに一旦蓄積されたコンテンツが該当する。また、移動先/コピー先はDVD等のデジタルメディアに限らず、磁気テープなどアナログのメディアであってもよい。「全部、又は、一部のコンテンツの削除」とは、元のコンテンツの全部、又は、一部を消去することをいう。これにより、例えば、コンテンツのうちCM部分のみを削除することが可能となる。「コンテンツの圧縮」とは、元のコンテンツのサイズを縮小することをいう。「コンテンツの圧縮率変換」とは、コンテンツサイズの縮小/拡大倍率を変更することをいう。「コンテンツの属性管理」とは、コンテンツの属性(コンテンツのタイトル、放送日時、放送チャネル、録画媒体、サイズ(容量、記録時間など)、圧縮率、モード(保存の要否、視聴済み/未視聴の別など)等)を管理することをいう。なお、「管理」には利用者の権限に応じて実行可能となる処理(閲覧、更新、書換など)が異なる場合がある。また、「各処理の予約実行」とは、各処理を即時に実行しない場合に、指定されたタイミングに処理を実行することをいう。
(判別部 0203) 「判別部」は、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別する。指定されたコンテンツは、コンテンツ識別子などで識別可能であることを想定しており、実際にはコンテンツ識別子とグループ識別子とが関連付けられているかの判別を行う。記録部にてコンテンツがグループ識別子と関連付けられて記録されたかどうか、あるいは、装置内外の蓄積部にコンテンツがグループ識別子と関連付けられて蓄積されているかどうかの判別を行う。なお、グループ識別子は全てのコンテンツに常に付される場合と、所定の条件を満たすコンテンツにのみ付される場合があるが、前者の場合には、指定されたコンテンツのグループ識別子が、指定されたコンテンツ以外の他のコンテンツとも関連付けられているか判別する態様も含む。つまり、コンテンツが連続シリーズを構成する場合には、複数のコンテンツが同じグループ識別子と関連付けられていることになるが、指定されたコンテンツのグループ識別子が、他のコンテンツとも関連付けられているとすると、指定されたコンテンツは連続シリーズを構成することが分かる。判別結果は、後述の処理実行部に渡される。
(処理実行部 0204) 「処理実行部」は、グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には処理命令を、そのグループ識別子と関連付けられている全てのコンテンツに対して実行する。図の例のように、コンテンツAがグループ識別子ID:010と関連付けられているとの判別結果が得られた場合には、そのグループ識別子と関連付けられているコンテンツであるコンテンツAをコピーする処理命令を実行する。このとき、同じグループ識別子と関連付けられているコンテンツが複数存在する場合には、複数のコンテンツに対して処理命令が実行される。このとき、処理支援装置内外の蓄積部(ハードディスク、DVDなど)に蓄積されているコンテンツが読み出され、各処理が実行される。指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられていないと判別された場合には処理命令は実行しない場合もあるし、指定されたコンテンツに対してのみ処理命令を実行する場合もある。また、後述の実施形態2にて説明するように処理命令を実行しようとしているコンテンツの追加、変更、削除を利用者から受け付けるとしてもよい。
なお、コンテンツをハードディスクへ蓄積する際に、ハードディスクの残り容量が所定容量よりも少なくなった場合には、他媒体へダビングを促すような警告を行うとしてもよい。警告は、モニタ上に表示する形態、処理支援装置本体に表示する形態、警告音を出力する形態などを想定している。
<実施形態1:具体例> 図3は、本実施形態の具体的機能ブロックの一例を示したものである。 図3に示す本実施形態の「処理支援装置」(0300)は、「デジタル放送チューナー部」(0301)と、「記録信号処理部」(0302)と、「選局判断部」(0303)と、「リモコン受信部」(0304)と、「予約情報保存部」(0305)と、「ダビングタイトル管理部」(0306)と、「HDDタイトル管理部」(0307)と、「HDDタイトルシリーズ判定部」(0308)と、「再生信号処理部」(0309)と、「映像音声出力部」(0310)と、を有する。
ここでは、録画予約の設定を行い、ハードディスクに所定のコンテンツが録画された後、そのコンテンツがDVDなどの記録媒体にダビングされる処理を一例として説明する。
(記録部 0201にて行われる処理) まず、利用者のリモコン操作により発せられた信号は、「リモコン受信部」(0304)にて受信され、コンテンツに対する処理命令を抽出する。これが例えば、録画予約設定の処理命令の場合には、まず「選局判断部」(0303)にて選局(コンテンツの指定/選択)情報の生成が行われ、この選局情報に応じて録画予約を設定するための情報を作成し、「予約情報保存部」(0305)に保存する。予約時刻になると、「デジタル放送チューナー部」(0301)にて選局情報に応じたコンテンツを受信し、「記録信号処理部」(0302)にて信号処理を行った上で、ハードディスクなどの記録媒体に録画する。このとき、コンテンツをグループ識別子と関連付けて記録できる。これらの処理は主に、上述の構成にて説明した「記録部」(0201)などにて行われる処理を具体的に示したものである。
(受付部 0202にて行われる処理) 一方、受信したリモコン信号から、コンテンツ(コンテンツ識別子)に関連付けた処理命令が抽出され、「ダビングタイトル管理部」(0306)と、さらに「HDDタイトル管理部」(0307)に渡される。これらの処理は主に、上述の構成にて説明した「受付部」(0202)などにて行われる処理を具体的に示したものである。
(判別部 0203にて行われる処理) 次に、「ダビングタイトル管理部」(0306)においては、受け付けた処理命令の実行が可能か判断を行う。これは例えば、記録メディアから管理情報を取得し、コンテンツのダビング(コピー)などの処理が実行可能か判断することなどが該当する。これについては、後述の実施形態6にて説明する。また、「HDDタイトル管理部」(0307)においては、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別するために、「HDDタイトルシリーズ判定部」(0308)から関連付けに関する情報を取得する。「HDDタイトルシリーズ判定部」には、コンテンツとグループ識別子が関連付けられたリストが管理されており、そのリストから対応する連続シリーズを検索する。これらの処理は主に、上述の構成にて説明した「判別部」(0203)などにて行われる処理を具体的に示したものである。
(処理実行部 0204にて行われる処理) 続いて、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられていると判定できる場合には、利用者から受け付けた処理命令を、そのグループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して実行する。ここからの処理は受け付けた処理命令により異なる。処理命令が、ハードディスクから記録媒体への「コンテンツのコピー」の場合には、「HDDタイトルシリーズ判定部」にて管理されるリストから、グループ識別子と関連付けられているコンテンツを検索し、ハードディスクから読み出す。読み出したコンテンツの記録媒体への書き込みは「ダビングタイトル管理部」(0307)にて実行する。これらの処理は主に、上述の構成にて説明した「処理実行部」(0204)などにて行われる処理を具体的に示したものである。
なお、コンテンツの再生は、「再生信号処理部」(0309)にて信号処理を行い、映像信号と音声信号に変換した上で、モニタや、スピーカーを介して「映像音声出力部」(0310)にて出力を行う。
<実施形態1:ハードウェア構成> 図4は、本実施形態のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、処理支援装置の処理実行におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、処理支援装置は、判別部(0203)と、処理実行部(0204)における処理を実現するために「CPU(中央演算装置)」(0401)と、「メインメモリ」(0402)と、「記憶装置(又は記憶媒体)」(0403)と、を備える。また上記ハードウェア構成部に加え、記録部(0201)における処理を実現するためには「受信チューナー」(0404)を、受付部(0202)における処理を実現するためには「入力インターフェース」(0405)を備える。これらは、「システムバス」(0406)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
記憶装置はCPUにて実行される各種プログラム(例えば、処理命令の受付用プログラム(受付部)、判別用プログラム(判別部)、処理実行用プログラム(処理実行部)など)を記憶しており、さらにコンテンツとグループ識別子と関連付けて記憶している場合もある。また、メインメモリは記憶装置に記憶されているプログラムを実行するために、そのプログラムを読み出して展開する領域であるワーク領域を提供する。さらに、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやり取りを行い、処理することが可能となっている。また、受信チューナーは、アンテナを介してコンテンツデータを受信する機能を備える。入力インターフェースは、利用者の操作に応じて、処理命令を受け付ける。以上が各ハードウェア構成の機能である。
まず、処理支援装置の電源を入れると、記憶装置に記憶されている処理命令の受付用プログラム(アドレス01)、判別用プログラム(アドレス02)、処理実行用プログラム(アドレス03)がメインメモリのワーク領域(アドレス11、12、13)にそれぞれ展開される。処理命令の受付用プログラムは、入力インターフェースからの入力に基づいて、利用者から一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を受け付け、記憶装置のアドレス05に記憶する。
次に、メインメモリのワーク領域に展開された判別用プログラムがCPUによって実行される。これにより、記憶装置のアドレス05に記憶されている処理命令から指定されているコンテンツの識別子などが抽出され、メインメモリのデータ領域などに一旦格納される。その次に、指定されているコンテンツの識別子などの情報をキーとして、記憶装置のアドレス04に格納されている情報の検索が実行される。CPUにて比較演算が実行され、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているとの判別結果が得られた場合には、処理実行用プログラムは、アドレス05に格納された処理命令を実行する。これにより例えば、システムバスを介して外部の記憶装置に対して書込み等の処理を実行することが実現できる。なお、以上の説明においては、受付部と、判別部と、処理実行部はソフトウェアで構成されているものとして説明したがハードウェアで構成されていてもよい。
<実施形態1:処理の流れ> 図5は、本実施形態の処理支援装置における処理の流れの一例を示したものである。なお、以下に示す処理の流れは、方法、計算機に実行させるためのプログラムで実行することができ、またこのプログラムを計算機によって読取り可能な記録媒体に記録することができる。(本明細書のその他の処理の流れについても同様である。)
まず、一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付ける(受付ステップ S0501)。次に、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別する(判別ステップ S0502)。グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には処理命令を、そのグループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して実行する(処理実行ステップ S0503)。一方、グループ識別子と関連付けられていないと判別された場合には処理命令の実行は行わずに終了する。
図6は、本実施形態の処理支援装置における録画予約処理の流れの一例を具体的に示したものである。まず、録画予約を設定する(録画予約設定ステップ S0601)。録画予約には、チャネルや日時の指定などが含まれる。次に、予約したコンテンツは連続シリーズかどうかの判定を行う(連続シリーズ判定ステップ S0602)。連続シリーズであるとの判定結果であれば、その連続シリーズのグループ識別子がすでに登録されているかどうかを判定する(登録判定ステップ S0603)。一方、連続シリーズ判定ステップ(S0602)にて、連続シリーズでないとの判定結果であれば、録画予約設定完了ステップ(S0607)へ進む。
その次に、登録判定ステップ(S0603)にて、グループ識別子がすでに登録されているとの判定結果の場合には、コンテンツとグループ識別子が関連付けられたリストから対応する連続シリーズを検索し(検索ステップ S0604)、録画予約設定完了ステップ(S0607)へ進む。一方、登録判定ステップ(S0603)にて、グループ識別子が登録されていないとの判定結果の場合には、新規の連続シリーズとして登録を行う(登録ステップ S0605)。登録は、録画予約を設定するための録画情報に連続シリーズであることを示すグループ識別子を付加する(グループ識別子付加ステップ S0606)等して実現できる。
最後に、録画予約したコンテンツが連続シリーズでない場合と、新規に連続シリーズの登録が完了した場合と、検索して登録済の連続シリーズを取得できた場合は、録画予約の設定を行う(録画予約設定完了ステップ S0607)。検索して登録済の連続シリーズを取得できた場合には、その結果(連続シリーズを示す情報、つまりグループ識別子)を用いて録画予約の設定を行う。
<実施形態1:効果> 本実施形態の処理支援装置は、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別を行い、グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には、利用者から受け付けた処理命令を実行する。グループ識別子と関連付けられたコンテンツを録画した後、他の記録媒体へコピーする際に、選択画面でそのコンテンツを選択するだけで、同じシリーズのコンテンツも一緒にコピーされる。これは特に、そのグループ識別子と関連付けられているコンテンツ全てに対して一括で処理を実行したい場合に有益である。
<<実施形態2>>
<実施形態2:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態の処理支援装置は、処理命令を実行しようとしているコンテンツの追加、変更、削除を利用者から受付けるための処理を行うことに特徴を有する。
<実施形態2:構成> 図7は、本実施形態の機能ブロックの一例を示したものである。 図7に示す本実施形態の「処理支援装置」(0700)は、「記録部」(0701)と、「受付部」(0702)と、「判別部」(0703)と、「処理実行部」(0704)と、を有し、さらに、処理実行部(0704)が「処理コンテンツ変更入力手段」(0705)を有することに特徴を有する。
(処理コンテンツ変更入力手段 0705) 「処理コンテンツ変更入力手段」は、処理命令を実行しようとしているコンテンツの追加、変更、削除を利用者から受付けるための処理を行う。「コンテンツの追加」は、判別部にてグループ識別子と関連付けられていると判別されたコンテンツに加えて、他のコンテンツも指定して処理命令を実行することをいう。「コンテンツの変更」は、判別部にてグループ識別子と関連付けられていると判別されたコンテンツに代えて、他のコンテンツを指定して処理命令を実行することをいう。「コンテンツの削除」は、判別部にてグループ識別子と関連付けられていると判別されたコンテンツの指定の全部を消去して処理命令を実行しないこと、または、コンテンツの指定の一部を消去して残りのコンテンツに対してのみ処理命令を実行することをいう。利用者は、リモコンなどを操作することで、追加、変更、削除を行いたいコンテンツを指定する。
図では、「コンテンツA、B、Cのコピー」という最初の処理命令を受けた後に、コンテンツAを削除する命令を利用者から受け付けた場面を示した。コンテンツAはグループ識別子ID:010と関連付けられているが、処理命令からコンテンツAの指定は削除されるため、コンテンツB、Cのコピーのみが実行され、コンテンツAのコピー処理の実行は行われない。 その他各部の処理については、実施形態1と同様である。
<実施形態2:ハードウェア構成> 図8は、本実施形態のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、主に実施形態1との差異を中心に、処理支援装置の処理実行におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、処理支援装置は、判別部(0703)における処理を実現するために「CPU(中央演算装置)」(0801)と、「メインメモリ」(0802)と、「記憶装置(又は記憶媒体)」(0803)と、を備える。また上記ハードウェア構成部に加え、記録部(0701)における処理を実現するためには「受信チューナー」(0804)を、受付部(0702)における処理を実現するためには「入力インターフェース」(0805)を備える。同様に上記ハードウェア構成部に加え、処理実行部(0704)と、処理コンテンツ変更入力手段(0705)と、における処理を実現するためにはさらに「入力インターフェース」(0805)を備える。これらは、「システムバス」(0806)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
記憶装置のアドレス05に格納された処理命令が実行される際に、入力インターフェースからの入力に基づいて、利用者から処理命令を実行しようとしているコンテンツの追加、変更、削除を受付ける。例えば、一部のコンテンツの削除の入力が行われた場合には、記憶装置のアドレス05にアクセスして指定されたコンテンツに対する処理命令を消去して、システムバスを介して、残りのコンテンツに対してのみ外部の記憶装置に対して書込み処理を実行する。なお、コンテンツに対する処理命令が実行される前に、コンテンツの追加、変更、削除の入力がないか、入力インターフェースを監視する必要がある。
<実施形態2:処理の流れ> 図9は、本実施形態の処理支援装置における処理の流れの一例を示したものである。まず、一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付ける(受付ステップ S0901)。次に、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別する(判別ステップ S0902)。グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には、そのグループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して追加、変更、削除が利用者から入力されたか判断する(入力判断ステップ S0903)。コンテンツの変更等を利用者から受付けた場合には、コンテンツの追加、変更、削除を行う(処理コンテンツ変更ステップ S0904)。最後に、グループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して処理命令を実行する(処理実行ステップ S0905)。一方、グループ識別子と関連付けられていないと判別された場合には処理命令の実行は行わずに終了する。
<実施形態2:効果> 本実施形態の処理支援装置は、処理命令を実行しようとしているコンテンツの追加、変更、削除を利用者から受付けるための処理を行うことに特徴を有する。これにより、連続シリーズのコンテンツであっても利用者の入力で処理を実行しないようにできる。利用者の意向が反映される点が有益である。
<<実施形態3>>
<実施形態3:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態の処理支援装置は、コピー先の媒体を連続再生する際にコンテンツに関連付けられている年月日順に再生が行なわれるように処理命令を実行することに特徴を有する。
<実施形態3:構成> 図10は、本実施形態の機能ブロックの一例を示したものである。 図10に示す本実施形態の「処理支援装置」(1000)は、「記録部」(1001)と、「受付部」(1002)と、「判別部」(1003)と、「処理実行部」(1004)と、を有し、さらに、「コンテンツ再生部」(1005)を有することに特徴を有する。なお、図10の機能ブロック図は実施形態1を元にしたもので、実施形態2を元にした場合には、処理実行部に処理コンテンツ変更入力手段を有する。
(コンテンツ再生部 1005) 「コンテンツ再生部」は、複数のコンテンツの連続再生機能を有する。連続再生機能は、媒体の物理的位置に従って再生される機能(つまり、先頭から連続的に再生が実行される)の他、コンテンツに連続再生の順序を識別するための連続再生順位符号が関連付けられており、これに従って再生される機能などが該当する。
(処理実行部 1004) 処理実行部は、受付部に処理命令としてコピーが受付けられた場合には、コピー先の媒体を連続再生する際にコンテンツに関連付けられている年月日順に再生が行なわれるように処理命令を実行する。コンテンツに関連付けられている年月日は、コンテンツの放送年月日、録画年月日、ダウンロード実行年月日などが該当する。これらの年月日に差異が生じる場合に、いずれの年月日を優先するかについては、利用者が任意に決められるとしてもよい。
また、処理命令の内容は、連続再生の機能がどのように実行されるかに応じて定まる。つまり、先で示したように媒体の物理的位置に従って再生されるようにするためには、コピー先の媒体の先頭から、コンテンツに関連付けられている年月日順にコンテンツをコピーする。また、コンテンツに関連付けられた連続再生順位符号に従って再生されるようにするためには、コンテンツに関連付けられている年月日順に連続再生順位符号を付してコピーを実行する。
図は、コンテンツA、B、Cからなる一連のシリーズを記録媒体にコピーする場面を示したものである。ハードディスク内では、それぞれのコンテンツは順不同で記録されているが、コンテンツに関連付けられた年月日順から、コンテンツA、B、Cの順に再生が行われる必要があることが分かる。このとき連続再生順位符号を付す処理が行われるものとすると、コンテンツAに1位を示す連続再生順位符号(01)が付され、同様にコンテンツB、Cはそれぞれ連続再生順位符号(02、03)が付されることになる。 その他各部の処理については、実施形態1、2と同様である。
<実施形態3:ハードウェア構成> 図11は、本実施形態のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、主に実施形態1、2との差異を中心に、処理支援装置の処理実行におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、処理支援装置は、判別部(1003)と、処理実行部(1004)と、における処理を実現するために「CPU(中央演算装置)」(1101)と、「メインメモリ」(1102)と、「記憶装置(又は記憶媒体)」(1103)と、を備える。また上記ハードウェア構成部に加え、記録部(1001)における処理を実現するためにはさらに「受信チューナー」(1104)を、受付部(1002)における処理を実現するためには「入力インターフェース」(1105)を備える。さらに、コンテンツ再生部(1005)における処理を実現するために「ディスプレイドライバ」(1106)と、「ディスプレイ」(1107)と、を備える。これらは、「システムバス」(1108)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
まず、処理支援装置の電源を入れると、記憶装置に記憶されている各プログラムがメインメモリのワーク領域(アドレス11、12、13)にそれぞれ展開される。処理命令の受付用プログラムは、入力インターフェースからの入力に基づいて、利用者から一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を受け付け、記憶装置のアドレス05に記憶する。このとき受け付けた処理命令がコンテンツのコピーである場合には、処理実行用プログラムにて処理命令を実行する際に、再生順を加味してコンテンツのコピーを実行する。再生順を加味したコンテンツのコピーとは、システムバスを介して外部の記憶装置に対して書込み処理を実行する際に、コンテンツに関連付けられている年月日順にしたがって、コピー先の媒体の先頭からコンテンツを書き込む手法や、連続再生順位符号を付して書込む手法を想定している。具体的には、まずコピー元のコンテンツをハードディスクなどから読み出し、一旦メインメモリのデータ領域などに格納する。次に、データ領域などに格納されているコンテンツを、関連付けられた年月日順に読み出して、コピー先の媒体の先頭から順に書き込みを行う。あるいは、データ領域などに格納されているコンテンツを、関連付けられた年月日順に連続再生順位符号を付して、コピー先の媒体に書き込みを行う。
<実施形態3:処理の流れ> 図12は、本実施形態の処理支援装置における処理の流れの一例を示したものである。まず、一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付ける(受付ステップ S1201)。次に、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別する(判別ステップ S1202)。グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には、受付ステップ(S1201)にて受付けた処理命令がコンテンツのコピーであるかどうかを判断する(処理命令判断ステップ S1203)。受付けた処理命令がコンテンツのコピーである場合には、コピー先の媒体を連続再生する際にコンテンツに関連付けられている年月日順に再生が行なわれるように処理命令を実行する(コピー処理実行ステップ S1204)。なお、受付けた処理命令がコンテンツのコピーでない場合には、処理命令をそのグループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して実行する(処理実行ステップ S1205)。(なお、ここでは、コンテンツのコピー命令のみを対象としたが、コンテンツの移動についても同様に考えることができる。)
<実施形態3:効果> 本実施形態の処理支援装置は、コピー先の媒体を連続再生する際にコンテンツに関連付けられている年月日順に再生が行なわれるように処理命令を実行することに特徴を有する。このような処理命令を実行することで、再生する際に媒体の物理的位置に限定されることなく連続再生が可能となり、利便性が高い。
<<実施形態4>>
<実施形態4:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態の処理支援装置は、コンテンツと関連付けて記録すべきグループ識別子を、コンテンツ自体、EPG、コンテンツ情報を含む放送波、利用者からの入力のいずれか一又は二以上の組合せにて取得することに特徴を有する。
<実施形態4:構成> 図13は、本実施形態の機能ブロックの一例を示したものである。 図13に示す本実施形態の「処理支援装置」(1300)は、「記録部」(1301)と、「受付部」(1302)と、「判別部」(1303)と、「処理実行部」(1304)と、を有し、さらに、記録部(1301)は「グループ識別子取得手段」(1305)を有することに特徴を有する。なお、図13の機能ブロック図は実施形態1を元にしたもので、他の実施形態を元にした場合には、処理実行部に処理コンテンツ変更入力手段を有する場合や、コンテンツ再生部を有する場合がある。
(グループ識別子取得手段 1305) 「グループ識別子取得手段」は、コンテンツと関連付けて記録すべきグループ識別子を、コンテンツ自体、EPG、コンテンツ情報を含む放送波、利用者からの入力のいずれか一又は二以上の組合せにて取得する。記録部にて、コンテンツをグループ識別子と関連付けて記録可能とする際のコンテンツ自体は、受信チューナーなどを介して放送されたものを取得する場合や、インターネットなどを介してダウンロードして取得する場合、すでに処理支援装置内のハードディスクなどに蓄積されているものを読み出して取得する場合などを想定している。
グループ識別子は、コンテンツ自体に付随しており、コンテンツ提供者(放送局など)から取得できる場合がある。例えば、コンテンツのイントロダクション(オープニング)が常に所定の映像からなる場合(例えば、番組タイトルの表示など)に、この映像情報そのものからグループ識別子を取得するものが例示できる。また、別の例としては、コンテンツのヘッダなどの管理情報からグループ識別子を抽出するものが例示できる。
さらにグループ識別子は、EPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)の番組表データから取得できる場合がある。EPGは、電波の隙間を用いて送出された番組表データを専用の端末で受信する方式と、テレビにつなげるインターネット端末を利用する方式があるが、これらの方式で受信した番組表データにグループ識別子が付随していることを想定したものである。またグループ識別子は、コンテンツ情報を含む放送波から取得できる場合がある。これは、受信チューナーを介して受信した放送波にコンテンツ情報とともにグループ識別子が含まれていることを想定したものである。またグループ識別子は、利用者からの入力から取得できる場合がある。これは例えば、録画予約設定の際のコンテンツを指定する段階で、グループ識別子を入力するものが例示できる。なお、上記手法を組み合わせた例としては、例えばコンテンツ自体に付随したグループ識別子に利用者が付加、変更等の入力を行うとしてもよい。
その他各部の処理については、実施形態1から3と同様である。
<実施形態4:ハードウェア構成> 図14は、本実施形態のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、主に実施形態1から3との差異を中心に、処理支援装置の処理実行におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、処理支援装置は、判別部(1303)と、処理実行部(1304)と、における処理を実現するために「CPU(中央演算装置)」(1401)と、「メインメモリ」(1402)と、「記憶装置(又は記憶媒体)」(1403)と、を備える。また上記ハードウェア構成部に加え、記録部(1301)と、「グループ識別子取得手段」(1305)と、における処理を実現するためには「受信チューナー」(1404)と、「入力インターフェース」(1405)と、を備える。同様に上記ハードウェア構成部に加え、受付部(1302)における処理を実現するためには「入力インターフェース」(1405)を備える。これらは、「システムバス」(1406)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
記憶装置はCPUにて実行される各種プログラムを記憶しており、さらにコンテンツとグループ識別子とを関連付けて記憶する場合もある。このときグループ識別子は、コンテンツ自体から抽出することによって取得する場合がある。これは、受信チューナーを介して受信したコンテンツにグループ識別子が付随していることを想定したものである。また、グループ識別子は、EPGから取得する場合がある。EPGシステムのプロトコルにて定められた番組表データのヘッダなどからグループ識別子に相当する番組の属性情報を抽出し、グループ識別子を生成するとしてもよい。また、グループ識別子は、コンテンツ情報を含む放送波から抽出することによって取得する場合がある。これは、受信チューナーを介して受信した放送波にコンテンツ情報とともにグループ識別子が含まれていることを想定したものである。さらに、グループ識別子は、利用者からの入力によって取得する場合がある。利用者の操作に応じて、入力インターフェースがグループ識別子の入力を受付けることを想定したものである。上記の手法で取得したグループ識別子は、コンテンツと関連付けて処理支援装置内外の記憶装置に記憶される。
<実施形態4:処理の流れ> 図15は、本実施形態の処理支援装置における処理の流れの一例を示したものである。まず、コンテンツと関連付けて記録すべきグループ識別子を、コンテンツ自体、EPG、コンテンツ情報を含む放送波、利用者からの入力のいずれか一又は二以上の組合せにて取得する(グループ識別子取得ステップ S1501)。次に、取得したグループ識別子とコンテンツを関連付けて記録する(記録ステップ S1502)。その次に、一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付ける(受付ステップ S1503)。さらにその次に、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別する(判別ステップ S1504)。グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には、処理命令をそのグループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して実行する(処理実行ステップ S1505)。
<実施形態4:効果> 本実施形態の処理支援装置は、コンテンツと関連付けて記録すべきグループ識別子を、コンテンツ自体、EPG、コンテンツ情報を含む放送波、利用者からの入力のいずれか一又は二以上の組合せにて取得することに特徴を有する。コンテンツ自体、EPG、コンテンツ情報を含む放送波からグループ識別子が自動的に取得される手法においては、利用者が前もってコンテンツが連続シリーズであることを指定する必要がなく簡便である。また、利用者の入力によって、任意にグループ識別子を付することができる手法においては、利用者の意思が反映され有益である。
<<実施形態5>>
<実施形態5:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態の処理支援装置は、受付けた処理命令が実行可能でないと判断した場合に、処理命令が実行可能となるまで処理実行部における実行を待機させることに特徴を有する。
<実施形態5:構成> 図16は、本実施形態の機能ブロックの一例を示したものである。 図16に示す本実施形態の「処理支援装置」(1600)は、「記録部」(1601)と、「受付部」(1602)と、「判別部」(1603)と、「処理実行部」(1604)と、を有し、さらに、受付部(1602)は「実行可能判断手段」(1605)と、「待機手段」(1606)と、を有することに特徴を有する。なお、図16の機能ブロック図は実施形態1を元にしたもので、他の実施形態を元にした場合には、処理実行部に処理コンテンツ変更入力手段を有する場合や、コンテンツ再生部を有する場合、記録部にグループ識別子取得手段を有する場合がある。
(実行可能判断手段 1605) 「実行可能判断手段」は、受付けた処理命令が処理実行部(1604)にて実行可能か判断する。処理命令が実行可能かどうかは、例えば、処理命令の対象となるコンテンツが正しく指定されているかどうか、コンテンツのコピーを実行する際、録画開始時刻に記録媒体が処理支援装置にセットされているかどうか、移動/コピー先の記録媒体の容量は充分かどうか、などの様々な条件に基づいて判断される。
(待機手段 1606) 「待機手段」は、実行可能でないと判断した場合に、処理命令が実行可能となるまで処理実行部(1604)における実行を待機させる。受付けた処理命令が実行可能でない場合には、利用者に対して警告を行い、事象の改善を促す場合もある。また、待機中にコンテンツを一旦例えばハードディスクに録画しておいて、処理命令が実行可能となった段階で、ハードディスクから記録媒体に録画コンテンツを移動するなどしてもよい。
その他各部の処理については、実施形態1から4と同様である。
<実施形態5:ハードウェア構成> 図17は、本実施形態のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、主に実施形態1から4との差異を中心に、処理支援装置の処理実行におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、処理支援装置は、判別部(1603)と、処理実行部(1604)と、における処理を実現するために「CPU(中央演算装置)」(1701)と、「メインメモリ」(1702)と、「記憶装置(又は記憶媒体)」(1703)と、を備える。また上記ハードウェア構成部に加え、受付部(1602)と、実行可能判断手段(1605)と、待機手段(1606)における処理を実現するためには「入力インターフェース」(1705)を備える。同様に上記ハードウェア構成部に加え、記録部(1601)における処理を実現するためには「受信チューナー」(1704)を備える。これらは、「システムバス」(1706)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
まず、処理命令の受付用プログラムは、入力インターフェースからの入力に基づいて、利用者から一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を受け付け、記憶装置のアドレス05に記憶する。このとき処理命令が、処理実行プログラムにて実行可能か判断する。これは、入力インターフェースからの入力に基づいて判断できる。例えば、処理命令の対象となるコンテンツが正しく指定されているかどうかについての判断などが該当する。また、処理命令が実行可能かどうかは、システムバスを介して提供される外部装置(例えば、記録媒体のドライバなど)からの情報に基づいても判断できる。例えば、コンテンツのコピーを実行する際、録画開始時刻に記録媒体が処理支援装置にセットされているかどうかや、移動/コピー先の記録媒体の容量が充分かどうかについての判断が該当する。
次に、処理命令が実行可能でないと判断された場合に、処理命令が実行可能となるまで処理実行プログラムにおける処理命令の実行を待機させる。処理支援装置の内部時計によってカウントを行い一定時間経過ごとに上記判断処理を実行し、処理命令が実行可能でないと判断される間は、処理実行用プログラムは処理命令を実行しない。なお、待機中にコンテンツを一旦例えばハードディスクに録画しておいて、処理命令が実行可能となった段階で、処理命令を実行し、ハードディスクから記録媒体に録画コンテンツを移動するなどしてもよい。
<実施形態5:処理の流れ> 図18は、本実施形態の処理支援装置における処理の流れの一例を示したものである。まず、一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付ける(受付ステップ S1801)。次に、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別する(判別ステップ S1802)。グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には、受付ステップ(S1801)にて受付けた処理命令が実行可能か判断する(実行可能判断ステップ S1803)。実行可能であると判断した場合には、処理命令をそのグループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して実行する(処理実行ステップ S1804)。一方、実行可能でないと判断した場合に、処理命令が実行可能となるまで実行を待機させるために、実行可能判断ステップ(S1803)に戻り、判断処理を繰り返す。
<実施形態5:効果> 本実施形態の処理支援装置は、受付けた処理命令が実行可能でないと判断した場合に、処理命令が実行可能となるまで処理実行部における実行を待機させることに特徴を有する。受付けた処理命令が実行可能でない場合に、利用者に対して警告を行うとすると、利用者に事象の改善を促すことができ、処理実行の確実性が高まることが期待できる。
<<実施形態6>>
<実施形態6:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態の処理支援装置は、可搬型記録媒体ドライブ部に挿入される媒体の管理情報に含まれる媒体グループ識別子により処理命令が実行可能か判断することに特徴を有する。
<実施形態6:構成> 図19は、本実施形態の機能ブロックの一例を示したものである。 図19に示す本実施形態の「処理支援装置」(1900)は、「記録部」(1901)と、「受付部」(1902)と、「判別部」(1903)と、「処理実行部」(1904)と、さらに、「可搬型記録媒体ドライブ部」(1907)を有することに特徴を有する。また、受付部(1902)は「実行可能判断手段」(1905)と、「待機手段」(1906)と、を有し、さらに、記録部(1901)は「媒体グループ識別子記録手段」(1908)を有することに特徴を有する。なお、図19の機能ブロック図は実施形態1に基づく実施形態5を元にしたもので、他の実施形態を元にした場合には、処理実行部に処理コンテンツ変更入力手段を有する場合や、コンテンツ再生部を有する場合、記録部にグループ識別子取得手段を有する場合がある。
(可搬型記録媒体ドライブ部 1907) 「可搬型記録媒体ドライブ部」は、可搬型記録媒体の読み出し、書込み等を行う。可搬型記録媒体は、DVD(R、RW)が該当し、CD(R、RW)が含まれる場合もある。
(媒体グループ識別子記録手段 1908) 「媒体グループ識別子記録手段」は、可搬型記録媒体ドライブ部(1907)に挿入されている可搬型記録媒体の管理情報記録領域にその記録媒体に記録されるコンテンツと関連付けられているグループ識別子を媒体グループ識別子として記録する。「媒体グループ識別子」は、その可搬型記録媒体を識別するための情報であり、内部に記録されているコンテンツが属する連続シリーズを示す役割を果たす。
(実行可能判断手段 1905) 「実行可能判断手段」は、可搬型記録媒体ドライブ部(1907)に挿入される媒体の管理情報に含まれる媒体グループ識別子により処理命令が実行可能か判断する。媒体グループ識別子によって、可搬型記録媒体内部に記録されているコンテンツが属する連続シリーズが識別できるが、例えば、コンテンツを可搬型記録媒体にコピーする際、コピー元のコンテンツと、可搬型記録媒体内部に記録されているコンテンツの属する連続シリーズが合致するかどうかの判断が可能となる。具体的には、媒体グループ識別子により可搬型記録媒体内部に記録されているコンテンツが属する連続シリーズを識別し、該当するコンテンツをハードディスクから読み出して、可搬型記録媒体に追記する。これによって、同じ連続シリーズを同じ可搬型記録媒体に記録することを容易にする。
なお、処理命令が実行可能でないと判断できる場合には、処理命令が実行可能となるまで待機手段(1906)にて待機させる。このとき、一旦ハードディスクなどに録画しつつ、処理命令の実行を待機させるとしてもよい。
その他各部の処理については、実施形態1から5と同様である。
<実施形態6:具体例> 図20は、本実施形態の具体的機能ブロックの一例を示したものである。この図を利用して、主に実施形態1(図3)との差異を中心に説明する。 図20に示す本実施形態の「処理支援装置」(2000)は、「デジタル放送チューナー部」(2001)と、「記録信号処理部」(2002)と、「選局判断部」(2003)と、「リモコン受信部」(2004)と、「予約情報保存部」(2005)と、「ダビングタイトル管理部」(2006)と、「HDDタイトル管理部」(2007)と、「HDDタイトルシリーズ判定部」(2008)と、「再生信号処理部」(2009)と、「映像音声出力部」(2010)と、さらに、「メディアタイトルシリーズ管理部」(2011)と、「メディアタイトルシリーズ判定部」(2012)と、を有する。
ここでは、DVDなどの記録媒体にすでにコンテンツが録画されている前提にて、さらにハードディスクに録画されている同じシリーズのコンテンツを同じ記録媒体に追記する処理を一例として説明する。
(媒体グループ識別子記録手段 1908にて行われる処理) まず、「メディアタイトルシリーズ管理部」(2011)においては、グループ識別子を媒体グループ識別子として、可搬型記録媒体のドライブに挿入されている可搬型記録媒体の管理情報記録領域に記録する。なお、グループ識別子は、「HDDタイトルシリーズ判定部」(2008)から取得できるコンテンツとグループ識別子とが関連付けられて記録されていることを示す情報から抽出可能である。これらの処理は主に、上述の構成にて説明した「媒体グループ識別子記録手段」(1908)などにて行われる処理を具体的に示したものである。
(実行可能判断手段 1905にて行われる処理) 次に、「メディアタイトルシリーズ判定部」(2012)においては、可搬型記録媒体ドライブに挿入される媒体の管理情報に含まれる媒体グループ識別子により、可搬型記録媒体へ記録されているコンテンツがどのような連続シリーズであるか判定できる。これによって、ハードディスクなどに記憶されているコンテンツを可搬型記録媒体へダビング(コピー)してもよいかどうかの判定が可能となる。指定のコンテンツと関連付けられているグループ識別子と、媒体グループ識別子とが合致している場合には、指定のコンテンツと可搬型記録媒体に記録されているコンテンツとは同じ連続シリーズであるため、ダビングしてもよいと判断できる。
また、予約録画を行う際には、予約時刻直前に録画予約しているコンテンツと適合する可搬型記録媒体がドライブに挿入されているか判断を行うとしてもよい。適合する可搬型記録媒体がドライブに挿入されている場合には予約録画が開始されるが、挿入されていない場合には、一旦ハードディスクに録画しておく必要がある。一旦ハードディスクに録画されたコンテンツを可搬型記録媒体へとコピーする際には、その処理が可能かどうかを、媒体グループ識別子などのメディアの情報に基づいて判定する必要がある。この処理は、図21の具体的機能ブロック図に示す「メディア情報判定部」(2113)にて実現する。図21は、図20の具体的機能ブロック図と「メディア情報判定部」(2113)を有することのみが異なる。これらの処理は主に、上述の構成にて説明した「実行可能判断手段」(1905)などにて行われる処理を具体的に示したものである。
<実施形態6:ハードウェア構成> 図22は、本実施形態のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、主に実施形態1から5との差異を中心に、処理支援装置の処理実行におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、処理支援装置は、判別部(1903)と、処理実行部(1904)における処理を実現するために「CPU(中央演算装置)」(2201)と、「メインメモリ」(2202)と、「記憶装置(又は記憶媒体)」(2203)と、を備える。また上記ハードウェア構成部に加え、記録部(1901)と、「媒体グループ識別子記録手段」(1908)と、における処理を実現するためには「受信チューナー」(2204)を備え、受付部(1902)と、実行可能判断手段(1905)と、待機手段(1906)における処理を実現するためには「入力インターフェース」(2205)を備える。また、可搬型記録媒体ドライブ部(1907)における処理を実現するためにはさらに「DVDドライブ」(2206)などを備える。これらは、「システムバス」(2207)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
記憶装置はCPUにて実行される媒体グループ識別子記録プログラム(記録部における媒体グループ識別子記録手段)を記憶しており、メインメモリは記憶装置に記憶されているプログラムを実行するために、そのプログラムを読み出して展開する領域であるワーク領域を提供する。処理支援装置の電源を入れると、記憶装置に記憶されている媒体グループ識別子記録プログラム(アドレス04)がメインメモリのワーク領域(アドレス14)に展開される。これにより、DVDドライブに挿入されている可搬型記録媒体の管理情報記録領域に媒体グループ識別子が記録される。つまり、記録媒体内に記録されたコンテンツと関連付けられているグループ識別子が読み出され、これが媒体グループ識別子として書き込まれる。
次に、処理命令の受付用プログラムは、入力インターフェースからの入力に基づいて、利用者から一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を受け付ける。例えば、ドライブに挿入した可搬型記録媒体内部に記録されたコンテンツと同じシリーズのコンテンツをハードディスクから記録媒体にコピーせよとの命令が受け付けられたとする。次の段階としては、この処理命令が処理実行プログラムにて実行可能か判断が行われる。可搬型記録媒体の管理情報記録領域に記録した媒体グループ識別子に基づいて、可搬型記録媒体内部に記録されているコンテンツが属する連続シリーズが識別できるが、コンテンツを可搬型記録媒体にコピーする処理の前に、コピー元のコンテンツと、可搬型記録媒体内部に記録されているコンテンツの属する連続シリーズが合致するかどうかを判断する。
具体的には、DVDドライブに挿入されたDVDから抽出した媒体グループ識別子をキーに、記憶装置のアドレス05に格納されているコンテンツに関連付けられたグループ識別子の検索処理が実行される。CPUにて、媒体グループ識別子と、グループ識別子との比較演算処理が実行され、合致するとの処理結果が得られた場合には、記憶装置のアドレス06に格納されている処理命令が実行される。なお、以上の説明においては、記録部はソフトウェアで構成されているものとして説明したがハードウェアで構成されていてもよい。
<実施形態6:処理の流れ> 図23は、本実施形態の処理支援装置における処理の流れの一例を示したものである。まず、可搬型記録媒体ドライブに挿入されている可搬型記録媒体の管理情報記録領域にその記録媒体に記録されるコンテンツと関連付けられているグループ識別子を媒体グループ識別子として記録する(媒体グループ識別子記録手段 S2301)。次に、一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付ける(受付ステップ S2302)。その次に、指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別する(判別ステップ S2303)。グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には、可搬型記録媒体ドライブに挿入されている可搬型記録媒体の管理情報に含まれる媒体グループ識別子により、受付ステップ(S2302)にて受付けた処理命令が実行可能か判断する(実行可能判断ステップ S2304)。これは、グループ識別子と、媒体グループ識別子とが合致するかによって判断できる。実行可能であると判断した場合には、処理命令をそのグループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して実行する(処理実行ステップ S2305)。一方、実行可能でないと判断した場合に、処理命令が実行可能となるまで実行を待機させるために、実行可能判断ステップ(S2304)に戻り、判断処理を繰り返す。
図24は、上記処理の流れをより具体的に示したものである。まず、ダビング(コピー)を実行したいコンテンツを指定(選択)する(コンテンツ指定ステップ S2401)。これは、処理命令の受付ステップ(S2303)に相当する。次に、そのコンテンツが連続シリーズであるかどうかの判定を行い(連続シリーズ判定ステップ S2402)、連続シリーズであれば、その連続シリーズのグループ識別子が他に存在するか否かに基づいて、すでに登録されているかどうかを判定する(登録判定ステップ S2403)。これは、判別ステップ(S2303)に相当する。連続シリーズがすでに登録されている場合には、同じ可搬型記録媒体にダビング(コピー)を実行してもよいかどうかの許可を求め(コピー実行許可ステップ S2404)、ダビング(コピー)が実行される(コピー実行ステップ S2405)。なお、連続シリーズでない場合や、登録されていないシリーズの場合もコピー実行ステップ(S2405)にてコピー処理を実行する。これは、処理実行ステップ(S2305)に相当する。
図25は、上記コピー実行許可ステップにおける許可を求める処理に関してより具体的に示したものである。まず、録画予約を設定する(録画予約設定ステップ S2501)。録画予約には、チャネルや日時の指定などが含まれる。次に、可搬型記録媒体ドライブに挿入されている可搬型記録媒体に、録画予約しているコンテンツが録画されてもよいか判断する(媒体判断ステップ S2502)。これは、可搬型記録媒体に記録されている媒体グループ識別子に基づいて判断できる。媒体グループ識別子によれば、可搬型記録媒体の種類や、予約しているコンテンツがすでに記録されているコンテンツの属する連続シリーズと合致するかどうかが判定される。録画してもよいとの判断結果が得られた場合には、媒体グループ識別子を予約情報とともに予約情報保存部に保存する(媒体グループ識別子保存ステップ S2503)。さらに、予約時刻直前に、録画予約しているコンテンツと適合する可搬型記録媒体がドライブに挿入されているか判断を行う(媒体挿入判断ステップ S2504)。適合する可搬型記録媒体がドライブに挿入されている場合には予約録画が開始される(録画開始ステップ S2505)が、挿入されていない場合には、録画するコンテンツに媒体グループ識別子を付して、一旦ハードディスクに録画する(ハードディスク録画開始ステップ S2506)。
図26は、一旦ハードディスクに録画されたコンテンツを可搬型記録媒体へとコピーする際に、その処理が可能かどうかを判定する処理に関して示したものである。まず、可搬型記録媒体ドライブに可搬型記録媒体(DVD)が挿入されたことが前提となる(媒体挿入ステップ S2601)。次に、可搬型記録媒体の媒体グループ識別子を抽出し(媒体グループ識別子抽出ステップ S2602)、ハードディスクにこの媒体グループ識別子と一致するグループ識別子と関連付けられたコンテンツが蓄積されているかどうか判断を行う(ハードディスク検索ステップ S2603)。蓄積されていると判断できる場合には、ダビング(コピー)を実行できる(コピー実行ステップ S2604)。
図27は、ハードディスクにこの媒体グループ識別子と一致するグループ識別子と関連付けられたコンテンツが蓄積されているかどうかの判断に先立って、可搬型記録媒体に連続シリーズのダビング(コピー)がすでに実行されたかどうかを判断する処理に関して示したものである。まず、可搬型記録媒体ドライブに可搬型記録媒体(DVD)を挿入し(媒体挿入ステップ S2701)、可搬型記録媒体の媒体グループ識別子を抽出する(媒体グループ識別子抽出ステップ S2702)処理までは図26で示す手順と同様である。次に、可搬型記録媒体にすでに連続シリーズのダビング(コピー)が実行されたかどうかを判断する(シリーズコピー判断ステップ S2703)。当該可搬型記録媒体は以前にコピーの実行が行われているとの判断結果の場合には、ハードディスクにこの媒体グループ識別子と一致するグループ識別子と関連付けられたコンテンツが蓄積されているかどうか判断を行う(ハードディスク検索ステップ S2704)。蓄積されていると判断できる場合には、ダビング(コピー)を実行できる(コピー実行ステップ S2705)。
<実施形態6:効果> 本実施形態の処理支援装置は、可搬型記録媒体ドライブ部に挿入される媒体の管理情報に含まれる媒体グループ識別子により処理命令が実行可能か判断することに特徴を有する。媒体グループ識別子によって、可搬型記録媒体内部に記録されているコンテンツが属する連続シリーズが識別できるため、例えば、コンテンツを可搬型記録媒体にコピーする際、コピー元のコンテンツと、可搬型記録媒体内部に記録されているコンテンツの属する連続シリーズが合致するかどうかの判断が可能となる。これにより、同じ連続シリーズを同じ可搬型記録媒体に記録することが容易になり、連続シリーズのコンテンツを自動的にメディアごとにまとめることができる。このとき、対象となる記録媒体は識別子に基づいて判別を行い、自動的にコピーなどの処理を実行するため、利用者による操作を必要としない点が有益である。また、一旦ハードディスクに蓄積したコンテンツを、記録内容が合致する媒体に自動的にコピーできるため、録画開始時刻の前に記録媒体をセットしなければならない煩雑さを解消する。
実施形態1を説明するための概念図 実施形態1の機能ブロックの一例を示した図 実施形態1の具体的機能ブロックの一例を示した図 実施形態1のハードウェア構成の一例を示した図 実施形態1の処理の流れを示した図 実施形態1の判別処理の流れを示した図 実施形態2の機能ブロックの一例を示した図 実施形態2のハードウェア構成の一例を示した図 実施形態2の処理の流れを示した図 実施形態3の機能ブロックの一例を示した図 実施形態3のハードウェア構成の一例を示した図 実施形態3の処理の流れを示した図 実施形態4の機能ブロックの一例を示した図 実施形態4のハードウェア構成の一例を示した図 実施形態4の処理の流れを示した図 実施形態5の機能ブロックの一例を示した図 実施形態5のハードウェア構成の一例を示した図 実施形態5の処理の流れを示した図 実施形態6の機能ブロックの一例を示した図 実施形態6の具体的機能ブロックの一例を示した図(その1) 実施形態6の具体的機能ブロックの一例を示した図(その2) 実施形態6のハードウェア構成の一例を示した図 実施形態6の処理の流れを示した図 実施形態6の判別処理の流れを示した図(その1) 実施形態6の判別処理の流れを示した図(その2) 実施形態6の判別処理の流れを示した図(その3) 実施形態6の判別処理の流れを示した図(その4)
符号の説明
0200 処理支援装置
0201 記録部
0202 受付部
0203 判別部
0204 処理実行部

Claims (8)

  1. コンテンツをグループ識別子と関連付けて記録可能な記録部と、
    一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付ける受付部と、
    指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別する判別部と、
    グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には処理命令を、そのグループ識別子と関連付けられている全てのコンテンツに対して実行する処理実行部と、
    を有する処理支援装置。
  2. 受付部は、処理命令としてコンテンツの移動、コピー、全部、又は、一部の削除、圧縮、圧縮率変換、属性管理、ならびにこれらの処理の予約実行のいずれか一又は二以上の組合せを受付けるように構成されている請求項1に記載の処理支援装置。
  3. 処理実行部は、処理命令を実行しようとしているコンテンツの追加、変更、削除を利用者から受付けるための処理コンテンツ変更入力手段を有する請求項1又は2に記載の処理支援装置。
  4. 複数のコンテンツの連続再生機能を有するコンテンツ再生部を有し、
    処理実行部は、受付部に処理命令としてコピーが受付けられた場合には、コピー先の媒体を連続再生する際にコンテンツに関連付けられている年月日順に再生が行なわれるように処理命令を実行する請求項2又は3に記載の処理支援装置。
  5. 記録部は、コンテンツと関連付けて記録すべきグループ識別子を、コンテンツ自体、EPG、コンテンツ情報を含む放送波、利用者からの入力のいずれか一又は二以上の組合せにて取得するグループ識別子取得手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載の処理支援装置。
  6. 受付部は、
    受付けた処理命令が処理実行部にて実行可能か判断する実行可能判断手段と、
    実行可能でないと判断した場合に、処理命令が実行可能となるまで処理実行部における実行を待機させる待機手段と、
    を有する請求項1から5のいずれか一に記載の処理支援装置。
  7. 可搬型記録媒体ドライブ部を有し、
    記録部は、可搬型記録媒体ドライブ部に挿入されている可搬型記録媒体の管理情報記録領域にその記録媒体に記録されるコンテンツと関連付けられているグループ識別子を媒体グループ識別子として記録する媒体グループ識別子記録手段を有し、
    受付部の実行可能判断手段は、可搬型記録媒体ドライブ部に挿入される媒体の管理情報に含まれる媒体グループ識別子により処理命令が実行可能か判断する
    請求項6に記載の処理支援装置。
  8. 一のコンテンツを指定してコンテンツに対する処理命令を利用者から受付ける受付ステップと、
    指定されたコンテンツがグループ識別子と関連付けられているか判別する判別ステップと、
    グループ識別子と関連付けられていると判別された場合には処理命令を、そのグループ識別子と関連付けられているコンテンツに対して実行する処理実行ステップと、
    を有する処理支援方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009251251A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Kenwood Corp 車載器
JP2010198680A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Victor Co Of Japan Ltd 記録装置および再生装置

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