JPWO2007026666A1 - コンテンツの属性に対する管理情報を格納する記録媒体、そのような記録媒体に対する記録装置及び再生装置 - Google Patents

コンテンツの属性に対する管理情報を格納する記録媒体、そのような記録媒体に対する記録装置及び再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2007026666A1
JPWO2007026666A1 JP2007533237A JP2007533237A JPWO2007026666A1 JP WO2007026666 A1 JPWO2007026666 A1 JP WO2007026666A1 JP 2007533237 A JP2007533237 A JP 2007533237A JP 2007533237 A JP2007533237 A JP 2007533237A JP WO2007026666 A1 JPWO2007026666 A1 JP WO2007026666A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
management
content
management information
file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007533237A
Other languages
English (en)
Inventor
越智 誠
誠 越智
藤村 一哉
一哉 藤村
井上 信治
信治 井上
康志 中嶋
康志 中嶋
鈴木 達也
達也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2007026666A1 publication Critical patent/JPWO2007026666A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/102Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
    • G11B27/105Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating discs
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/60Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of audio data
    • G06F16/61Indexing; Data structures therefor; Storage structures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/60Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of audio data
    • G06F16/64Browsing; Visualisation therefor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/60Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of audio data
    • G06F16/68Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/10Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/70Protecting specific internal or peripheral components, in which the protection of a component leads to protection of the entire computer
    • G06F21/78Protecting specific internal or peripheral components, in which the protection of a component leads to protection of the entire computer to assure secure storage of data
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
    • G11B27/32Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on separate auxiliary tracks of the same or an auxiliary record carrier
    • G11B27/322Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on separate auxiliary tracks of the same or an auxiliary record carrier used signal is digitally coded
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/60Solid state media
    • G11B2220/61Solid state media wherein solid state memory is used for storing A/V content

Abstract

半導体記録媒体は、コンテンツに関する各種の属性情報(ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトル等)を項目毎に管理する属性管理情報(201、203、…)と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報(209)とを格納する。属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含む。ソート管理情報(209)は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含む。

Description

本発明は、デジタルデータのコンテンツを記録する記録媒体であって、特に、コンテンツの属性に関する管理情報を格納する記録媒体に関する。また、本発明は、そのような記録媒体からコンテンツを再生する装置、及びそのような記録媒体にコンテンツを記録する装置に関する。
音楽コンテンツや動画コンテンツ、静止画コンテンツなどの各種デジタルデータ(以下「コンテンツ」という。)を記録する記録媒体には、半導体記録媒体、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなど、様々な種類の媒体が存在する。
このうち特に半導体記録媒体は小型・軽量という特長に加えて、高容量化、高速化、低価格化が近年急速に進んでおり、デジタルカメラ、携帯電話、携帯音楽プレーヤ、テレビ、DVDレコーダをはじめとする、様々な機器で利用することが可能となっている。代表的な半導体記録媒体としては、SDメモリカード(登録商標)などのメモリカードが挙げられる。これらの半導体記録媒体には、SDメモリカードに代表されるように著作権保護機能を備え、著作権保護の必要なコンテンツを記録可能なものも存在する。
このような半導体記録媒体の著作権保護機能によって実現できるコンテンツの記録方法の一例を以下に示す。
半導体記録媒体は、再生装置或いは記録装置であるホスト機器との間で、互いに正当性を認証することによって初めてアクセスすることができる保護領域と、互いに正当性を認証することなくアクセスすることができる通常領域とを備える。通常領域に暗号化したコンテンツを記録し、そのコンテンツを暗号化するコンテンツ鍵を前記保護領域に記録する。
このような著作権保護機能を利用して半導体記録媒体に記録されたコンテンツは、半導体記録媒体と互いに正当性を認証することができない不正な機器で再生することができない。また、通常領域に記録されているコンテンツのみを他のカードにコピーしただけでは、コンテンツ鍵がないためコンテンツを再生することができない。このため、著作権保護の必要なコンテンツの不正なコピー等の防ぐことが可能となっている。
著作権保護の必要なコンテンツの利用シーンとしては、ユーザ自身が購入した音楽CDからコンテンツをPC(パーソナルコンピュータ)にリッピングし、リッピングしたコンテンツを半導体記録媒体に記録する場合がある。さらに、インターネットや携帯電話網を介して、コンテンツプロバイダから音楽、動画、書籍等のコンテンツを所要の対価を支払ってPCや携帯電話等の端末にダウンロードし、ダウンロードしたコンテンツを半導体記録媒体に記録し、記録した半導体記録媒体と小型半導体プレーヤで再生する場合がある。また、インターネットや、携帯電話網に接続されたPCや携帯電話だけでなく、コンビニエンスストアや、所定の店舗、駅といった特定の場所に設置してある電子端末(KIOSK端末)においてコンテンツを購入することも可能である。このような、デジタルコンテンツの配信環境の拡大は、ユーザにとっても利便性が高く、プロバイダにとっても様々な販売網が広がることから、今後も様々なコンテンツ種別や利用環境が普及していくと思われる。
ところで、上記のような、著作権保護の必要なコンテンツを半導体記録媒体に記録する際には、記録方法として各種半導体媒体や各コンテンツの特徴に応じた記録規格仕様が決められており、記録装置はその記録規格仕様に準じてコンテンツを半導体記録媒体内に記録する必要がある。これにより、記録規格仕様に準拠した機器であるならば、どの機器でも記録、再生することが可能となる。
例えば、音楽アプリケーションの例の場合、曲に該当するコンテンツに対してコンテンツ鍵によって暗号化を施し、暗号化されたコンテンツとコンテンツ鍵とを、半導体記録内の所定のフォルダに、所定のファイルフォーマットで記録する。特許文献1では、半導体記録媒体とホスト機器で互いに正当であることを認証することによってアクセスできる保護領域に、複数の暗号鍵を所定の順序の配列によって記録し、通常領域には暗号化されたコンテンツと、その管理情報とを記録する半導体記録媒体が示されている。この半導体記録媒体では、音楽コンテンツの不正な復号化解読から守りつつ、曲の再生順序の入れ替え、一部の曲の削除が可能となる等、高い利便性を実現している。
特開2001−249695号公報
しかしながら、上記の従来技術には次のような問題がある。半導体記録媒体の大容量化に伴い、記録可能となるコンテンツ数も増大する。多くのコンテンツを記録している半導体記録媒体において、ユーザが目的とするコンテンツを得るためには、半導体記録媒体を装着する機器(例えば再生装置)が、半導体記録媒体内に記録されている全てのコンテンツに対する全ての管理情報ファイルを読み込み、探索する必要があった。しかし、機器が全ての管理情報ファイルを読み込み、内部に保持しながらユーザの目的のコンテンツを探索することは、コンテンツ数の増大に従い、そのオーバーヘッドを飛躍的に増大することになり、実用上問題がある。
特に半導体記録媒体に対するデータ記録の規格仕様で、規格管理上の最大管理コンテンツ数が非常に多い場合、再生専用機のような比較的ハードウェアの性能が高くない機器においては、全てのコンテンツに対する管理情報ファイルを読み込み、その情報を内部に保持するという処理は過大な負荷となり、対応不可能である。
本発明は上記問題点に鑑み、再生専用機のような比較的ハードウェアスペックの性能の高くない機器においても、コンテンツの絞込み抽出を容易に行える仕組みを備えた記録媒体、並びに記録媒体に対する再生装置及び記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、コンテンツ(特に、オーディオコンテンツ)の絞り込み検索が、再生専用機器のような処理能力のあまり高くない機器でも容易に実現できるようにするために、コンテンツに関する属性情報(ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトル等)についてそれぞれ属性管理ファイルを設ける。さらに、これらの属性管理ファイルの更新を容易に実現しつつ、各属性管理ファイル内のソートされた情報を表示可能にするため、属性管理ファイルの情報をソートした場合のソート情報のみを別ファイルで管理する。
本発明の第1の態様において、コンテンツを記録する記録媒体が提供される。その記録媒体は、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを格納する。属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含む。ソート管理情報は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含む。
本発明の第2の態様において、コンテンツを記録媒体に記録する記録装置が提供される。記録装置は、コンテンツ及び該コンテンツに関する各種の属性情報を入力する入力部と、入力したコンテンツを記録媒体に記録するデータ記録部とを備える。データ記録部は、入力部から入力した属性情報に基づいて、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを生成する。さらに、データ記録部は、生成した属性管理情報及びソート管理情報を、コンテンツとともに記録媒体に記録する。
本発明の第3の態様において、記録媒体に記録されているコンテンツを再生する再生装置が提供される。記録媒体は、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを格納する。属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含む。ソート管理情報は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含む。再生装置は、属性管理情報とソート管理情報を記録媒体から読み出し、その属性管理情報とソート管理情報を参照しながら、ユーザの選択にしたがい所望のコンテンツデータを特定するコンテンツ読み出し部を備える。
本発明の第4の態様において、コンテンツを記録媒体に記録するためのプログラムを格納した記録媒体が提供される。そのプログラムは、コンテンツ及びコンテンツに関する各種の属性情報を入力する手順と、入力した属性情報に基づいて、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを生成する手順と、生成した属性管理情報及びソート管理情報を、コンテンツとともに前記記録媒体に記録する手順とをコンピュータに実行させる。
本発明の第5の態様において、記録媒体からコンテンツを再生するためのプログラムを格納した記録媒体が提供される。記録媒体は、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを格納する。属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含む。ソート管理情報は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含む。プログラムは、属性管理情報とソート管理情報を記録媒体から読み出す手順と、ソート管理情報にしたがい、属性管理情報が管理する情報を並べ替えて選択用画面上に表示する手順と、選択用画面上でユーザにより選択された情報に応じて、再生すべきコンテンツを特定する手順とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、コンテンツの属性(ジャンル、アーティスト、作曲者、アルバム、タイトル等)を管理する属性管理情報を階層的にリンクさせ、そのリンク情報(ポインタ)を各属性管理情報で管理することで、所望のコンテンツの絞込み抽出を容易な構成で行うことが可能となる。また、属性管理情報のソート情報を管理するソート管理情報を別途設けた。これにより、コンテンツの追加、削除等に伴う属性管理情報に対する更新処理の煩雑化を抑制しつつ、半導体記録媒体に記録されているコンテンツの属性に基づいた検索の容易化を実現する。
本発明の実施の形態1に於ける半導体記録媒体の構成を示した図 半導体記録媒体に於ける検索情報記録領域とデータ領域の構成を示した図 コンテンツ及びコンテンツ鍵の暗号化を説明した図 本発明の実施の形態1の記録媒体におけるディレクトリ/ファイル構成を示した図 本発明の実施の形態1に於けるナビゲーションファイル群の構成を示した図 オーディオコンテンツの属性情報の例を示した図 本発明の実施の形態1に於けるジャンル管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態1に於ける作曲者管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態1に於けるアーティスト管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態1に於けるアルバム管理ファイルの構成を示した図(例1) 本発明の実施の形態1に於けるタイトル管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態1に於けるアルバム管理ファイルの構成を示した図(例2) 本発明の実施の形態1に於けるアルバム管理ファイルの構成を示した図(例3) 本発明の実施の形態1に於けるジャンル管理ファイルとソート情報管理ファイルの構成を示した図(例1) 本発明の実施の形態1に於けるジャンル管理ファイルとソート情報管理ファイルの構成を示した図(例2) 本発明に於ける記録装置の構成を示した図 本発明の実施の形態1に於ける記録装置の記録処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態1に於けるナビゲーションファイルの生成方法を示したフローチャート 本発明の実施の形態1に於ける再生装置の構成を示した図 本発明の実施の形態1に於ける再生装置の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態1に於ける再生装置上の選択メニューの表示例を示した図 本発明の実施の形態1に於ける再生装置上の選択メニューの表示例を示した図 初期メニュー上でユーザにより選択が行われた場合の再生装置の処理を示すフローチャート 初期メニュー上で「ジャンル一覧」が選択されたときの再生装置の処理を示すフローチャート 初期メニュー上で「作曲者(アーティスト)一覧」が選択されたときの再生装置の処理を示すフローチャート 初期メニュー上で「アルバム一覧」が選択されたときの再生装置の処理を示すフローチャート 初期メニュー上で「タイトル一覧」が選択されたときの再生装置の処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に於けるナビゲーションファイル群の構成を示した説明図 本発明の実施の形態2に於けるジャンル管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態2に於ける記録装置の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態2に於ける再生装置の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態3に於けるナビゲーションファイル群の構成を示した説明図 本発明の実施の形態3に於けるジャンル管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態3に於けるコンテンツの記録時の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態3に於けるコンテンツの削除時の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態4に於ける、タイトル管理ファイルとソート情報管理ファイルの構成を示した説明図 本発明の実施の形態4に於ける再生装置の表示例を示した図
符号の説明
100 半導体記録媒体
110 ホストインターフェイス部
120 制御部
130 記録領域
131 特殊領域
132 保護領域
133 通常領域
201、201b 作曲者管理ファイル
203、203b アーティスト管理ファイル
205、205b アルバム管理ファイル
207 タイトル管理ファイル
209 ソート情報管理ファイル
211、211b ソート情報管理ファイル
1600 記録装置
1601 データ記録部
1602 エンコーダ
1603 エンクリプタ
1604 コンテンツ鍵生成部
1605 ナビゲーションファイル生成部
1606 コンテンツ情報生成部
1607 データ入力I/F部
1608 コンテンツ書き込み/読み込み部
1609 コンテンツ鍵書き込み/読み込み部
1610、1808 媒体アクセス部
1611 入力部
1612、1909 表示部
1800 再生装置
1801 出力部
1802 コンテンツ再生部
1803 エンコーダ
1804 デクリプタ
1805 コンテンツ鍵読出し部
1806 コンテンツ読出し部
1807 コンテンツ検索部
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
1.半導体記録媒体
図1は、本発明における半導体記録媒体の構成の一例を示す図である。半導体記録媒体100は、ホストインターフェイス部110と、制御部120と、記録領域130とを含む。
ホストインターフェイス部110は、半導体記録媒体100にアクセスするホスト機器(再生装置、記録装置等)と情報の受け渡しをする機能を備えている。
制御部120は、半導体記録媒体100の制御を行う機能を備えている。ホスト機器から受信した読出しや書込みのコマンドを解釈し、記録領域130へのアクセスを行う。必要に応じてその結果をホストインターフェイス部110経由でホスト機器に通知する。
記録領域130は、デジタルデータを格納する機能を備えており、物理的にはフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリで構成されている。記録領域130は、特殊領域131と、保護領域132と、通常領域133とを有する。
特殊領域131は半導体記録媒体100が内部で使用するデジタルデータが記録されている領域であり、ホスト機器が直接アクセスできない領域である。特殊領域131には、半導体記録媒体100の製造時に、各々の半導体記録媒体100にユニークな値であるメディア固有鍵が記録される。
保護領域132は、ホスト機器と半導体記録媒体100が互いに正当性を認証したときにのみアクセス可能となる領域である。つまり、保護領域132に対しては、認証に成功したホスト機器のみが任意のデジタルデータの読み書きが可能である。
通常領域133は、ホスト機器から任意のデジタルデータが読み書きが可能な領域である。すなわち、ホスト機器と半導体記録媒体100が互いに正当性を認証することなく読み書きが可能な領域である。
保護領域132及び通常領域133はそれぞれ、検索情報記録領域135とデータ領域137とを含む。
データ領域137は、任意のデジタルデータを記録する領域である。検索情報記録領域135は、データ領域137に記録されたデジタルデータをホスト機器が取り出す際に必要となる情報(アドレス、サイズ等)を記録する領域である。
本実施の形態では、各デジタルデータはFATファイルシステムによって管理されるものとし、検索情報記録領域135に、FATファイルシステムにおいて必要となる情報(ファイルシステム管理情報)が記録されているとする。
図2に、FATファイルシステムを採用した場合の検索情報記録領域135及びデータ領域137の構成例を示す。図2において、検索情報記録領域135は、データ領域137を複数のパーティションと呼ばれる領域に分割して管理するための情報を記録するマスターブートレコード・パーティションテーブル、1つのパーティション内の管理情報を記録するパーティションブートセクタ、ファイルに含まれるデータの記録位置を示すFATテーブル1及びFATテーブル2、及びルートディレクトリ直下に存在するファイル及びディレクトリの情報を記録するルートディレクトリエントリから構成される。また、データ領域137はクラスタと呼ばれる単位で管理される。FATファイルシステムのさらなる詳細については省略する。
1.1 半導体記録媒体へのコンテンツの記録
図3および図4を用いて本実施形態における、半導体記録媒体100へのコンテンツの記録方法を説明する。
図3はコンテンツを半導体記録媒体100に記録する方法の一例を説明した図である。コンテンツは、インターネットや携帯電話網等の各種ネットワーク網を介して配信されたり、或いはCDやMD、DVD等に記録されていたり、或いはPCのHDDにファイルとして記録されている、映像データ、音楽データ、音声データ、テキストデータ等のデジタルデータである。
図3において、N個のコンテンツ(コンテンツ#1、・・・、コンテンツ#N)はそれぞれ、N個のコンテンツ鍵(コンテンツ鍵#1、・・・、コンテンツ鍵#N)で暗号化され、N個の暗号化コンテンツ(暗号化コンテンツ#1、・・・、暗号化コンテンツ#N)が生成される。暗号化コンテンツ(暗号化コンテンツ#1、・・・、暗号化コンテンツ#N)は、これらのコンテンツの属性等を管理するナビゲーションファイル群(詳細は後述)と共に半導体記録媒体100の通常領域133に記録される。
N個のコンテンツ鍵(コンテンツ鍵#1、・・・、コンテンツ鍵#N)は、半導体記録媒体100の特殊領域131に記録されているメディア固有鍵により暗号化される。N個の暗号化されたコンテンツ鍵(コンテンツ鍵#1、・・・、コンテンツ鍵#N)は、第2の形式の暗号化コンテンツ鍵#1、・・・、第2の形式の暗号化コンテンツ鍵#Nとして半導体記録媒体100の保護領域132に記録される。
図4は、半導体記録媒体100の通常領域133に記録された、暗号化コンテンツデータ及び管理ファイルのディレクトリ、ファイルのデータ構造を詳しく示した図である。同図において、楕円ブロックはディレクトリを、長方形ブロックはファイルを示す。“Root”ディレクトリの直下に“SD_AUD2”ディレクトリが配置されている。この“SD_AUD2”ディレクトリの直下に、破線で示される“ナビゲーションファイル群”(詳細は後述)が記録されている。さらに、“SD_AUD2”ディレクトリの直下に、“PLAYLIST”ディレクトリと、“AUDxxx”(xxx=001〜999)のディレクトリが設けられている。“PLAYLIST”ディレクトリ内には“UPLyyy.PLM”(yyy=001〜099)で示されるユーザプレイリスト管理ファイルが記録可能である。また、“AUDxxx”ディレクトリ内には“SD_AUDIO.TKM”で示される管理ファイルと“AOBzzz.SA1”(zzz=001〜999)で示される暗号化コンテンツファイル(オーディオオブジェクト)が記録されている。従って最大で998,001(=999×999)個のトラックを記録することが可能である。
図4において、ナビゲーションファイル群は、半導体記録媒体100に記録されているコンテンツの抽出を行う際に利用される、複数のファイルから構成され、各種コンテンツに関する属性情報(メタ情報)を集約して管理している。詳細な構成例については後述する。
ユーザプレイリスト管理ファイル(UPLyyy.PLM)は、ユーザが選択した所望のコンテンツを登録しておくためのファイルであり、本例のような所定の規定(規格)に準拠した再生装置であれば、利用することが可能となるファイルである。
“SD_AUDIO.TKM”で示される管理ファイルは、同じフォルダに記録されているコンテンツである“AOBzzz.SA1”ファイルに対応する情報を記録する。“SD_AUDIO.TKM”の管理ファイルは、コーデックや、ビットレート、サンプリング周波数、特殊再生に関する時間管理テーブル、テキスト情報を含む。
“AOBzzz.SA1”は、オーディオコンテンツデータである。なお、図4の構成において、さらに、オーディオコンテンツファイルに付随する、画像ファイルやテキスト情報ファイル等の各種のコンテンツが含まれてもよい。
このように、半導体記録媒体100に記録されるコンテンツは、所定の規定(規格)に従って、所定のフォルダ及び所定のファイル内に、各種の情報と共に、記録装置によって、記録、管理される。このため、この規定(規格)に準拠する、再生装置のような機器であれば、データを読み出し再生することが可能となる。
1.2 ナビゲーションファイル群
ナビゲーションファイル群について図5から図15を用いて説明する。図5は、ナビゲーションファイル群とコンテンツファイルとの関係を示した図である。コンテンツファイル250はオーディオオブジェクトを含む。
ナビゲーションファイル群は、コンテンツに関する属性情報(ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトル)をそれぞれ項目毎に管理する各種の属性管理ファイル201、203、…と、属性管理ファイルが管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序を管理するソート情報管理ファイル209とで構成される。
属性管理ファイルは複数の管理情報(エントリ)を含む。各属性管理ファイルは、管理する属性の内容を示す文字情報と、他の属性管理ファイルへのポインタ情報とを含む。属性管理ファイルは具体的には、ジャンル管理ファイル201、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205、タイトル管理ファイル207及び作曲者管理ファイル211、並びにソート情報管理ファイル209である。
ジャンル管理ファイル201は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツをジャンル(クラシック、ジャズ、ポップス、ロック等)毎に管理するために必要な情報を含む。アーティスト管理ファイル203は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツをアーティスト毎に管理するために必要な情報を含む。アルバム管理ファイル205は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツをアルバム毎に管理するために必要な情報を含む。タイトル管理ファイル207は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツをタイトル毎に管理するために必要な情報を含む。作曲者管理ファイル211は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツを作曲者毎に管理するために必要な情報を含む。
ジャンル管理ファイル201、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205、タイトル管理ファイル207、及び作曲者管理ファイル211の各属性管理ファイルは、複数のエントリを含む。各エントリ(管理情報)は、文字情報と、他の属性管理ファイルへのポインタ情報とで構成される。より具体的には、ジャンル管理ファイル201の管理情報は、ジャンル名と、そのジャンルに属するコンテンツに関する他の属性管理ファイルへのポインタとを含む。
例えば、図5において、ジャンル管理ファイル201に含まれる管理情報#1には、アーティスト管理ファイル203の管理情報#1と管理情報#3へのポインタと、作曲者管理ファイル211の管理情報#1と管理情報#2へのポインタとが記録される。なお、図5において、矢印がポインタ情報によるポイント先を示している。
同様に、アーティスト管理情報ファイル203内の管理情報には、アルバム管理ファイル205の管理情報に対するポインタ情報が記録される。アルバム管理ファイル205内の管理情報には、タイトル管理ファイル207内の管理情報に対するポインタ情報が記録される。タイトル管理ファイル207内の管理情報には、コンテンツ250の記録場所に関するポインタが記録されており、コンテンツファイルを特定することが可能となる。
以上のようにナビゲーションファイル群は、コンテンツに付随する情報に従って、ジャンル管理ファイル201→アーティスト管理ファイル203、作曲者管理ファイル211→アルバム管理ファイル205→タイトル管理ファイル207の順に階層構造を有する。
ソート情報管理ファイル209は、ジャンル管理ファイル201、作曲者管理ファイル211、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイルにおいて、各管理情報(エントリ)をソートした後の状態を管理する。図5において、破線矢印は、各属性管理ファイル201、203、…の管理情報についての、ソートされた状態の情報がソート情報管理ファイルに記録していることを示している。従って、ジャンル管理ファイル201内の管理情報をソートした状態で取得したい場合、ソート情報管理ファイル209内の、“ジャンル管理ファイル”に対するソート情報(管理情報)を参照することで取得可能となる。
さらに、詳細なナビゲーションファイル群の構成例を説明する。図6はオーディオコンテンツに付随する情報の例を示した図である。
図6の(a)はオーディオコンテンツAに付随する情報の例を示す。ジャンル情報として“POPS(ポップス)”、作曲者情報として“AAA”、アーティスト情報として“Name A”、アルバム情報として“Album A”、タイトル情報として “Title A”のような情報に属するオーディオコンテンツであるとする。図6の(b)で示されるオーディオコンテンツBは、ジャンル情報“CLASSIC(クラシック)”、作曲者情報 “BBB”、アーティスト情報“Name B”、アルバム情報 “Album B”、タイトル情報 “Title B”といった付随情報を有する。各コンテンツに対して割り付けられるこのような付随情報は、インターネット等のネットワーク網を介して、コンテンツホルダ(コンテンツプロバイダ)や情報提供専用サイトから入手可能であり、また、ユーザが作成してもよい。
1.2.1 ジャンル管理ファイル
図7は、図6で示したオーディオコンテンツの記録に対する、ジャンル管理ファイル201への情報記録の例を示した図である。
図7に示すように、ジャンル管理ファイル20の各管理情報は、512バイトであり、ジャンル名を示す文字情報と、アーティスト管理ファイル203の管理情報へのポインタと、作曲者管理ファイル211の管理情報へのポインタと、管理情報の使用状況を示す、その他の情報とで構成される。
図6の(a)に示すオーディオコンテンツAに対して、2番目のエントリである管理情報#2の領域が使用され、文字情報としてジャンル名“POPS”が記録されている。また、管理情報#2には、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“1”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアーティストの情報が、アーティスト管理ファイル203の第1番目のエントリすなわち管理情報#1に属していることを示している。また、同様に作曲者管理ファイル211へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAの作曲者の情報が作曲者管理ファイル211内の2番目のエントリである管理情報#2に属していることを示している。また、”その他の情報”には、第2番目のエントリの使用状況を示す“使用”という情報が記録されている。
図6の(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。管理情報#1に、文字情報として“CLASSIC”、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“2”、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”、その他の情報として“使用”の情報が記録されている。
なお、図7の例では、管理情報#3と管理情報#4は未使用であり、そのため、”その他の情報”として”未使用”が記録されている。つまり、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報としては未だ使用されていないことを示している。属性管理ファイルにおいて、コンテンツに対して何番目の管理情報(エントリ)を使用するかについては特に制限はない。
1.2.2 作曲者管理ファイル
図8は、図6(a)、(b)で示したオーディオコンテンツに対する、作曲者管理ファイル211の情報の記録例を示している。作曲者管理ファイル211の各管理情報は、作曲者名を示す文字情報と、アルバム管理ファイル205へのポインタと、ジャンル管理ファイル201へのポインタと、その他の情報との合計512バイトで構成される。
図6(a)で示したオーディオコンテンツAの作曲者情報が“AAA”であり、図7に示すジャンル管理ファイル201の管理情報#2において、作曲者管理ファイルへのポインタとして“2”が記録されていた。よって、作曲者管理ファイル211の管理情報の2番目のエントリである管理情報#2の領域の文字情報に“AAA”が記録されている。管理情報#2には、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“3”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアルバム情報がアルバム管理ファイル205の管理情報#3に属していることを示している。また、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“2”が記録されており、これは、オーディオコンテンツAのジャンル情報が、ジャンル情報管理ファイル201の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、その他の情報として、エントリの使用状況である“使用”という情報が記録されている。
図6(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。オーディオコンテンツのBの作曲者情報が“BBB”であり、図7で示したジャンル管理フィル201の管理情報#1において、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”が記録されていた。よって、作曲者管理ファイル211の1番目のエントリである管理情報#1の領域において、その作曲者名(文字情報)に“BBB”が、アルバム管理ファイル2205へのポインタとして“1”が、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“1”が、その他の情報として“使用”が記録されている。
また、管理情報#3と管理情報#4はその他の情報として“未使用”の情報が記録されており、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。
1.2.3 アーティスト管理ファイル
図9は、図6(a)、(b)で示したオーディオコンテンツに対する、アーティスト管理ファイル203の情報の記録例を示している。アーティスト管理ファイル203の各管理情報は、アーティスト名を示す文字情報と、アルバム管理ファイル205へのポインタと、ジャンル管理ファイル201へのポインタと、その他の情報との合計512バイトで構成される。
図6(a)で示したオーディオコンテンツAのアーティスト情報が“Name A”であり、図7で示したジャンル管理ファイル201の管理情報#2において、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“1”が記録されていた。よって、アーティスト管理ファイル203の管理情報の1番目のエントリである管理情報#1の領域の文字情報に“Name A”が記録されている。管理情報#1には、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“3”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアルバム情報がアルバム管理ファイル205の管理情報#3に属していることを示している。また、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのジャンル情報が、ジャンル情報管理ファイル201の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、その他の情報として、エントリの使用状況である“使用”が記録されている。
図6(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。オーディオコンテンツのBのアーティスト情報が“Name B”であり、図7で示したジャンル管理ファイル201の管理情報#1の作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”が記録されていた。このため、アーティスト管理ファイル203の管理情報の1番目のエントリである管理情報#1の領域において、そのアーティスト名(文字情報)として“Name B”が、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“1”が、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“1”が、その他の情報として“使用”が記録されている。
また、管理情報#3はその他の情報として“未使用”が記録されており、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。
1.2.4 アルバム管理ファイル
図10は、図6(a)、(b)で示したオーディオコンテンツに対する、アルバム管理ファイル205の情報の記録例を示している。アルバム管理ファイル205内の各管理情報は、アルバム名を示す文字情報と、タイトル管理ファイル207へのポインタと、ジャンル管理ファイル201へのポインタと、アーティスト管理ファイル203へのポインタと、作曲者管理ファイル211へのポインタと、その他の情報との合計512バイトで構成される。
図6(a)で示したオーディオコンテンツAのアルバム情報が“Album A”であり、図9で示したアーティスト管理ファイル203の管理情報#1において、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“3”が記録されていた。このため、アルバム管理ファイル205の管理情報の3番目のエントリである管理情報#3の領域において、アルバム名(文字情報)として“Album A”が記録されている。管理情報#3には、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“4”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのタイトルがタイトル管理ファイル207の管理情報#4に属していることを示している。また、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのジャンル情報が、ジャンル管理ファイル201の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAの作曲者情報が、作曲者管理ファイル211の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“1”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアーティスト情報が、アーティスト管理ファイル203の1番目の管理情報である管理情報#1に属していることを示している。また、その他の情報としてエントリの使用状況である“使用”が記録されている。
図6(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。オーディオコンテンツBのアルバム情報が“Album B”であり、図9で示したアーティスト管理ファイル203の管理情報#2のアルバム管理ファイル205へのポインタとして“1”が記録されていた。このため、アルバム管理ファイル205の管理情報の1番目のエントリである管理情報#1の領域において、アルバム名(文字情報)に“Album B”が、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“2”が、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“1”が、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”が、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“2”が、その他の情報として“使用”が記録されている。
管理情報#2、管理情報#4、管理情報#5にはその他の情報として“未使用”の情報が記録されており、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。
1.2.5 タイトル管理ファイル
図11は、図6(a)、(b)で示したオーディオコンテンツに対する、タイトル管理ファイル207の情報の記録例を示している。タイトル管理ファイル207の各管理情報は、タイトルを示す文字情報と、コンテンツ記録場所へのポインタと、ジャンル管理ファイル201へのポインタと、作曲者管理ファイル211へのポインタと、アーティスト管理ファイル203へのポインタと、アルバム管理ファイル205へのポインタと、その他の情報との合計512バイトで構成される。
図6(a)で示したオーディオコンテンツAのタイトル情報が“Title A”であり、図10で示したアルバム管理ファイル205の管理情報#3において、タイトル管理ファイルへのポインタとして“4”が記録されていた。よって、タイトル管理ファイル207の管理情報の4番目のエントリである管理情報#4の領域において、タイトル(文字情報)に“Title A”が記録されている。また、コンテンツ記録場所へのポインタとして“DIR:3、FILE:5”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAが“AUD003”ディレクトリの、“AOB005.SA1”ファイルであることを示している。また、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテツAのジャンルが、ジャンル管理ファイル201の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAの作曲者情報が、作曲者管理ファイル211の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“1”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアーティスト情報が、アーティスト管理ファイル203の管理情報#1に属していることを示している。また、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“3”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアルバム情報が、アルバム管理ファイル205の管理情報#3に属していることを示している。また、その他の情報としてエントリの使用状況である“使用”が記録されている。
図6(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。オーディオコンテンツBのタイトル情報が“Title B”であり、図10で示したアルバム管理ファイル205の管理情報#1における、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“2”が記録されている。よって、タイトル管理ファイル207の2番目のエントリである管理情報#2の領域において、タイトル(文字情報)に“Title B”が,コンテンツ記録場所へのポインタとして“DIR:2、FILE:4”が、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“1”が、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”が、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“2”が、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“1”が、その他の情報として“使用”がそれぞれ記録されている。また、管理情報#1、管理情報#3、管理情報#5にはその他の情報として“未使用”の情報が記録されており、情報記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。
以上のような各属性管理ファイルの構成について図6のコンテンツを用いて説明した。各属性管理ファイルにおいて、新規のコンテンツ記録時等で新たな管理情報の追加が必要になった場合、管理情報(エントリ)を追加することが可能である。このため、各属性管理ファイルのサイズは可変長となる。一方、コンテンツの削除等に伴い、管理情報が必要なくなった場合、管理情報(エントリ)の領域の削除は行わず、その他の情報において使用状況を示すフラグを“未使用”に変更することで対応できる。なお、この使用状況を示すフラグは個々の管理情報に保持する例を示したが、一例として、管理ファイルの先頭部分にファイル内全体の使用状況に関してまとめて管理する領域を設けるような方法でも構わないし、また、別ファイルで管理するような方法であっても構わない。
なお、各属性管理ファイルにおける文字情報として単一種類の文字情報を示しているが、異なる種類の文字コードが同時に対応可能となるように、同一管理情報内に複数の文字情報が記録されてもよく、文字情報は前述のものに限定されない。例えば、文字情報を格納できる領域を各管理情報内に複数確保し、1byte文字コードや、2byte文字コード等の文字コードに応じた専用の領域を使用するような構成でもよい。
また、説明の簡単化のために、ジャンル管理ファイル201、作曲者管理ファイル211、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205において、ポインタが1つのみ存在する場合を例として説明した。しかし、図5に示すように、個々の管理情報は複数のポインタを格納でき、複数の属性管理ファイルの管理情報へのポインタが記録できるような構成であってもよい。また、その場合に1つの管理情報に記録するポインタは所定の順序に従った順番で記録できるような構成であっても構わない。また、その場合に、1つのエントリ内で、記録できる管理情報へのポインタ数より多く、ポインタを記録する必要が生じた際、リンク情報を伴って複数のエントリを利用して、管理情報へのポインタを記録してもよい。
図12は、複数の管理情報(エントリ)を用いることで多数のポインタを管理する構成例を示した図である。同図において、アルバム管理ファイル205の1つの管理情報には、タイトル管理ファイル207へのポインタは、最大3個までしか登録できないとする。“Album B”におけるタイトル管理ファイル207へのポインタを3個以上記録することが必要な場合、”その他の情報”にリンク情報を記録し、管理情報#1と管理情報#2が“Album B”の管理情報として利用できるようにしている。
また、各属性管理ファイルにおいて、その他の情報に記録される情報は、エントリの使用状況を示す情報やエントリのリンク情報に限られない。これらの他に、図13に示すように、コンピレーションアルバムか否かを示すフラグ情報や、アルバムに対する画像データ(Pictureデータ)が記録されている場所を示す情報等が記録されてもよい。
また、各属性管理ファイルの管理情報のサイズは512バイトに限らず、可変長としてもよい。また、各属性管理ファイルの構成自体は可変長として説明したが、固定長であってもよい。また、各属性管理ファイルは別々のファイルの構成としたが、1つ或いはいくつかのファイルにその情報が集約されるような構成でもよい。
1.2.6 ソート情報管理ファイル
各属性管理ファイルにおいて管理情報(エントリ)をソートした状態を管理するソート情報管理ファイル209について、図14を用いて説明する。
図14は、ジャンル管理ファイル201と、それに対するソート情報管理ファイル209との構成例を示した図である。
ソート情報管理ファイル209は、ジャンル管理ファイル201、作曲者管理ファイル211、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205及びタイトル管理ファイル207の管理情報を、それぞれの属性管理ファイルで管理する文字情報、すなわちジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム及びタイトルについて所定の条件(手順)でソートした場合の、ソート後の管理情報の順序を示す情報を格納する。このため、ソート情報管理ファイル209は、ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム及びタイトルのそれぞれの情報について、ソート後の順序を格納する領域を有する。
ソート情報管理ファイル209の、ジャンルに関するソート情報を記録する領域には、ジャンル管理ファイル201で使用されている管理情報を所定の条件で並び替えた場合の順序が、ジャンル管理ファイル201の管理情報のインデックス番号を用いて記録される。
例えば、ジャンル管理ファイル201において管理情報#1、管理情報#2及び管理情報#4が使用されており、それぞれのジャンル名(文字情報)として“CLASSIC”,“POPS”,“JAZZ”が記録されている場合を考える。ジャンル管理ファイル201の管理情報を、ジャンル名(文字情報)のアルファベット順に並べ替えると、管理情報#1、管理情報#4、管理情報#2の順になる。よって、ソート情報管理ファイル209の、ジャンルに関するソート情報を記録する領域には、#1、#4、#2のようにインデックス番号が記録される。このように、ソート情報管理ファイル209において、各属性管理ファイルの管理情報を所定の条件で並べ替えた状態をインデックス番号で管理することにより、各属性管理ファイルにおいて実際に管理情報の並べ替えをする必要がなく、容易にソート後の管理情報の順序を管理することが可能となる。
再生装置は、ソート情報管理ファイル209を参照することによって、ジャンルを所定の順序に並び替えた一覧を容易に表示することが可能となる。また、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトルに関しても、同様に各属性管理ファイルの管理情報を所定の条件で並べ替えた後の順序情報を、インデックス番号を用いてソート情報管理ファイル209内に管理する。前述のように各属性管理ファイルのサイズが、記録する管理情報の数に応じて可変長となる場合、ソート情報管理ファイル209の各管理情報のソート情報を管理する領域も可変長となる。
また、図15に示すように、ソート情報管理ファイル209は、ソート後のインデックス情報221に加えて、各属性管理ファイル内の管理情報エントリの使用状況を示すフラグ情報であるUsed情報223を格納してもよい。図15の例では、ジャンル管理ファイル201において、管理情報#1、管理情報#2、管理情報#3、管理情報#4はそれぞれ、”使用”、”使用”、”未使用”、”使用”であるため、ジャンル情報に関するUsed情報223として“1”、“1”、“0”、“1”となるフラグ情報が記録される。
以上では、ソート情報管理ファイル209は可変長となる構成について示したが、固定長のファイルであっても構わない。また、各管理情報ファイル内の管理情報を所定の条件でソートした状態を1つのファイルにまとめて管理する例について示したが、属性管理ファイル毎にソート情報を管理するファイルを設けてもよい。すなわち、各属性管理ファイルの管理情報を所定条件でソートした状態を管理できる構成であれば、その構成はどのようなものであっても構わない。
2.記録装置
上記の半導体記録媒体100に対する記録装置の構成及び動作について説明する。
2.1 構成
図16に記録装置の構成を示す。記録装置1600は、CD、DVD、ファイル等から、またはインターネット網や携帯電話網といった各種ネットワークを介して、コンテンツを取得し、半導体記録媒体100に記録する。記録装置1600は例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブル機器、TV等である。
記録装置1600は、データ入力I/F部1607と、データ記録部1601と、コンテンツ書き込み/読み込み部1608と、コンテンツ鍵書き込み/読み込み部1609と、媒体アクセス部1610と、入力部1611と、表示部1612とを含む。
データ入力I/F部1607は、CD、DVD、ファイル等のコンテンツファイルを読み出す機能や、ネットワークI/F機能を備え、同じネットワーク内に接続された専用の配信サーバから、コンテンツや、コンテンツに付随するジャンル、アーティスト名、アルバム名、作曲者名、タイトル名等の各種情報を受信する機能を備えている。
データ記録部1601は、入力されたコンテンツに対するコンテンツ鍵、コンテンツ情報、ナビゲーション情報を生成する機能を有する。データ記録部1601は、エンコーダ1602、エンクリプタ1603、コンテンツ鍵生成部1604、ナビゲーションファイル生成部1605、及びコンテンツ情報生成部1606を含む。
エンコーダ1602は、データ入力I/F部1607で入力されたコンテンツを必要に応じて符号化し圧縮する機能を有する。エンコーダ1602は必ずしも必要ではないが、本実施の形態においては入力されたコンテンツをエンコーダ1602で圧縮後に、エンクリプタ1603で暗号化する。
エンクリプタ1603は、コンテンツ鍵生成部1604によって生成されたコンテンツ鍵でコンテンツを暗号化し、暗号化コンテンツを生成する機能を有する。
コンテンツ鍵生成部1604は、データ入力I/F部1607から入力されるローカルコンテンツを暗号化する際に使用するコンテンツ鍵を生成する機能を有する。本実施の形態では、コンテンツ鍵生成部1604は乱数生成器を備えており、乱数によってコンテンツ鍵を生成する。
コンテンツ情報生成部1606は、配信サーバ300からデータ入力I/F部1607を介して受信した、コンテンツに関するジャンル、アーティスト、作曲者、アルバム、タイトル等の属性情報を加工してコンテンツ情報を生成する機能を有する。コンテンツ情報生成部1606は、ユーザにより入力されたコンテンツに関する属性情報を、キーボードやボタン等の入力機器等の入力部1611を介して受信することもできる。
ナビゲーションファイル生成部1605は、半導体記録媒体100に記録されているナビゲーションファイル群を解析し、コンテンツ情報生成部1606で生成されるコンテンツ情報をもとに、新たなナビゲーションファイル群を生成する機能を備えている。
コンテンツ書き込み/読み込み部1608は、ナビゲーションファイル群とともに暗号化されたコンテンツを媒体アクセス部1610経由で半導体記録媒体100に書き込んだり、半導体記録媒体100に書き込まれているナビゲーションファイル群や、暗号化コンテンツを読み込む機能を備えている。
コンテンツ鍵書き込み/読み込み部1609は、データ記録部1601において生成された暗号化コンテンツ鍵を媒体アクセス部1610経由で半導体記録媒体100に書き込んだり、読み込んだりする機能を備えている。
媒体アクセス部1610は、半導体記録媒体100を装着し、装着された半導体記録媒体100に対してアクセスを行う機能を備えている。媒体アクセス部1610はさらに、半導体記録媒体100の特殊領域131に記録されたメディア固有鍵の読出しや、保護領域132に記録された任意のデジタルデータの読み書きを行うために必要な認証処理を行う機能を備えている。
入力部1611は、ユーザが文字情報等の入力を行うことが可能なキーボードや各種ボタン等を備える。
表示部1612は、コンテンツに対して付けられたジャンル、アーティスト、作曲者、アルバム、タイトル等の情報を初めとして、各種文字情報等の表示を行うことができる画面等の機能を備えている。
2.2 記録動作
図17は、記録装置1600が、データ入力I/F部1607経由で取得したコンテンツを半導体記録媒体100に記録する場合の動作シーケンスの例を示すフローチャートである。
まず、記録装置1600のデータ入力I/F部1607は、ソースが記録されたCD、DVD等の記録媒体から、カメラ・マイクといった入力機器から、または、インターネット網、携帯電話網を介して、コンテンツを取得する(S1700)。取得されたコンテンツはデータ記録部1601に送られる。
データ記録部1601は、コンテンツ鍵、コンテンツ情報、暗号化コンテンツを生成する(S1701)。具体的には、データ記録部1601は、ローカルコンテンツの符号化による圧縮をエンコーダ1602で行う。さらに、コンテンツ鍵生成部1604にてコンテンツ鍵を生成する。エンクリプタ1603にて、符号化後のローカルコンテンツを、前述のコンテンツ鍵で暗号化することで、暗号化コンテンツを生成する。さらに、ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトル等のコンテンツに関する属性情報を、配信サーバからデータ入力I/F部1607を介して取得するか、または記録装置に付随する表示部1612にデータを表示し、ユーザからのデータ変更要望等により、キーボードや、ボタン等の入力部1611を介してユーザからの入力を受け付けることで生成する。
次に、ナビゲーションファイル群を生成する(S1702)。半導体記録媒体100に記録されている、ナビゲーションファイル群(ジャンル管理ファイル、アーティスト管理ファイル、作曲者管理ファイル、アルバム管理ファイル、タイトル管理ファイル等の各属性管理ファイル、ソートポインタ情報管理ファイル)を読み込んで、ステップS1701で生成したコンテンツ情報を基に、ナビゲーションファイル群(ジャンル管理ファイル、アーティスト管理ファイル、作曲者管理ファイル、アルバム管理ファイル、タイトル管理ファイル等の各属性管理ファイル、ソートポインタ情報管理ファイル)に追加した状態で内部に保持する。このときの具体的な動作シーケンスは後述する。
コンテンツ書き込み/読み込み部1608は、データ記録部1601のエンクリプタ1603が暗号化したコンテンツと共に、内部に保持するナビゲーションファイル群を、媒体アクセス部1610経由で、半導体記録媒体100の通常領域133に記録する(S1703)。
コンテンツ鍵書き込み/読み込み部1609は、データ記録部1601で生成されたコンテンツ鍵を、媒体アクセス部1610経由で、半導体記録媒体100固有のメディア固有鍵で暗号化された状態で、半導体記録媒体100の保護領域132に記録する(S1704)。ただし、半導体記録媒体100の保護領域132への書き込みは、媒体アクセス部1610と半導体記録媒体100との間で互いの正当性を認証することで可能となる。
2.2.1 ナビゲーションファイル群の生成
前述のナビゲーションファイル群の生成ステップ(S1702)の詳細な処理を図18のフローチャートを参照して説明する。
まず、半導体記録媒体100に記録されているジャンル管理ファイル201を参照し、ジャンル管理ファイル201に、これから記録しようとするコンテンツに対するジャンル情報と同じものが含まれているか否かを確認する(S1800)。
ジャンル管理ファイル201において、記録しようとするコンテンツに対するジャンル情報が含まれていない場合、そのジャンル情報について新規に管理情報を作成する(S1801)。
次に、半導体記録媒体100から、アーティスト管理ファイル203及び作曲者管理ファイル211の管理情報を読み込む。読み込んだ管理情報を参照し、それらのファイル中に、記録するコンテンツに対するアーティスト情報、作曲者情報と同じものが既に含まれているか否かを確認する(S1802)。
アーティスト管理ファイル203及び作曲者管理ファイル211に、記録するコンテンツに対するアーティスト情報及び作曲者情報がそれぞれ含まれていない場合には、新規に管理情報を作成する(S1803)。
上記のステップにおいて、アーティスト管理ファイル203及び作曲者管理ファイル211において、記録するコンテンツに関連する管理情報(すなわち、ポインタ)が決まる。記録するコンテンツに関連する、ジャンル管理ファイル201における管理情報に、アーティスト管理ファイル203へのポインタと、作曲者管理ファイル211へのポインタとを記録する(S1804)。
その後、半導体記録媒体100から、アルバム管理ファイル205の管理情報を読み込む。読み込んだ管理情報を参照し、アルバム管理ファイル205において、記録するコンテンツに対するアルバム情報と同じものが含まれているか否かを確認する(S1805)。
アルバム管理ファイル205内の管理情報に、記録するコンテンツに対するアルバム情報が含まれていない場合には、新規に管理情報を作成する(S1806)。
上記のステップにおいて、アルバム管理ファイル205において、記録するコンテンツに関連する情報を含む管理情報が決まる。次に、アーティスト管理ファイル203及び作曲者管理ファイル211の管理情報に、アルバム管理ファイルへのポインタを記録する(S1807)。
次に、記録するコンテンツに対するタイトル管理情報に基づき、タイトル管理ファイル207内の管理情報を新規に作成する(S1808)。
上記のステップにおいて、タイトル管理ファイル207において、記録するコンテンツに関連する情報を含む管理情報が決まる。アルバム管理ファイル205の管理情報に、タイトル管理ファイル207へのポインタを記録する(S1809)。
なお、上記の管理情報を新規に作成する各ステップ(S1801,S1803、S1806、S1808)の終了後、各属性管理ファイル内の管理情報を所定の条件でソートした場合のソート順を示すソート情報を作成し、そのソート情報に基づきソート情報管理ファイル209を更新する。例えば、ステップS1801でジャンル管理ファイル201において管理情報の追加後、ジャンル管理ファイル201の管理情報の「ジャンル」フィールドを所定の条件(例えばアルファベット順)でソートした場合の、ソート後の管理情報の順序を、ソート情報管理ファイル209に記録する。
以上のように、記録装置1600は、図3に示す記録方法及び図4に示すディレクトリ構成にしたがい、半導体記録媒体100のナビゲーションファイル群及びコンテンツを更新し、記録することが可能となる。
3.再生装置
上記の半導体記録媒体100に対する再生装置の構成及び動作について説明する。
3.1 構成
図19に、本実施形態の再生装置の構成の一例を示す。再生装置1900は、出力部1901と、コンテンツ再生部1902と、コンテンツ鍵読出し部1905と、コンテンツ読出し部1906と、媒体アクセス部1908と、表示部1909とを含む。
コンテンツ読出し部1906は、半導体記録媒体100からコンテンツ、ナビゲーションファイル群やプレイリストファイルを読み出す機能を備えている。コンテンツ読出し部1906は、コンテンツ検索部1907を含み、コンテンツ検索部1907は、半導体記録媒体100に記録されているナビゲーションファイル群やプレイリストファイルを読み出し、再生装置1900に搭載されている表示部1909にその情報を表示する機能を有する。また、コンテンツ読出し部1906は、ユーザが選択した情報に従って階層的なナビゲーションファイル群やプレイリストファイルの検索、コンテンツの絞込み選択を行い、最終的にユーザの希望に合致するコンテンツを半導体記録媒体100から検索する。検索されたコンテンツは暗号化されており、コンテンツ再生部1902に送られる。また、コンテンツ読出し部1906は、半導体記録媒体100におけるコンテンツ鍵の記録場所を示す情報を保持しており、この情報を出力する機能を有する。
コンテンツ鍵読出し部1905は、コンテンツ読出し部1906から受け取ったコンテンツ鍵の記録場所を示す情報に基づいて、半導体記録媒体100に記録された暗号化コンテンツ鍵を媒体アクセス部1908経由で読み出し、読み出した暗号化コンテンツ鍵を復号化して平文コンテンツ鍵を生成し、その平文コンテンツ鍵をコンテンツ再生部1902に出力する機能を備えている。
コンテンツ再生部1902は、コンテンツ読出し部1906から受け取ったコンテンツ(暗号化コンテンツ)を、コンテンツ鍵読出し部1905から受け取ったコンテンツ鍵で復号し、伸張処理を行い、コンテンツを再生する機能を備えている。デクリプタ1904は、暗号化コンテンツをコンテンツ鍵で復号する処理を行う。コンテンツ再生部1902はデクリプタ1904とデコーダ1903から構成される。デコーダ1903は、デクリプタ1904で復号されたコンテンツが圧縮されている場合に、そのコンテンツを伸張して圧縮前の状態に戻す処理を行う。なお、デコーダ1903はコンテンツが圧縮されていない場合にはなくてもよい。
出力部1901は、コンテンツ再生部1902によって復号されたコンテンツデータを出力する機能を備えている。例えば、出力部1901は、コンテンツデータが音声データの場合、スピーカに相当し、コンテンツデータが映像データや文字データの場合、ディスプレイに相当する。また、再生装置1900の外部にあるディスプレイやスピーカを使用する場合、出力部1901はAV−OUT等の出力端子に相当する。
媒体アクセス部1908は、半導体記録媒体100を装着し、装着された半導体記録媒体100に対してアクセスを行う機能を備えている。媒体アクセス部1908は、半導体記録媒体100の特殊領域131に記録されたメディア固有鍵の読み出しや、保護領域132に記録された任意のデジタルデータの読み書きを行うために必要な認証処理を行う機能を備えている。
表示部1909は、例えば液晶表示装置(LCD)からなり、コンテンツ読出し部1906で読み込まれたコンテンツやナビゲーションファイル群やプレイリストファイルの情報を表示する機能を有する。
3.2 再生動作
図20は、再生装置1900が半導体記録媒体100に記録されたコンテンツを再生する場合の動作シーケンス例を示すフローチャートである。
まず、再生装置1900のコンテンツ読み出し部1906は媒体アクセス部1908経由で、半導体記録媒体100に記録されているナビゲーションファイル群或いはプレイリストファイルを読み出す(S2000)。
次に、ユーザの指示にしたがいコンテンツファイルを読み出す(S2001)。具体的には、読み出したナビゲーションファイル群或いはプレイリストファイルの情報を基に、再生装置1900の表示部1909上に選択メニューを表示し、その選択メニューを介してユーザに所望のコンテンツを選択させる。ユーザの選択に従って、コンテンツ検索部1907は、ナビゲーションファイル群、プレイリストファイル及びコンテンツファイルの検索を行う。こうして得られたコンテンツデータ及びコンテンツに関する属性情報は、コンテンツ再生部1902及びコンテンツ鍵読出し部1905に送られる。この処理の詳細及び表示部1909上の表示例は後述する。
次に、暗号化されたコンテンツを復号するためのコンテンツ鍵(暗号化コンテンツ鍵)を読み出す(S2002)。コンテンツ鍵読出し部1905は、コンテンツ読み出し部1905から受信した情報を基に暗号化コンテンツ鍵の記録場所を特定し、媒体アクセス部1908経由で半導体記録媒体100から暗号化コンテンツ鍵を読み出す。半導体記録媒体100から読み出したコンテンツ鍵は、半導体記録媒体100に固有のメディア固有鍵で暗号化されている。このため、まず、半導体記録媒体100からメディア固有鍵を読み出し、それを用いて、読み出したコンテンツ鍵から平文のコンテンツ鍵を算出する必要がある。
こうして得られたコンテンツ鍵はコンテンツ再生部1902に送られる。なお、コンテンツ鍵の読出しは、媒体アクセス部1909と半導体記録媒体100との間で互いの正当性を認証することで可能となる。
最後に、半導体記録媒体100から読み出したコンテンツとコンテンツ鍵とを用いて、コンテンツを復号し、再生する(S2003)。コンテンツ再生部1902のデクリプタ1904は、コンテンツ読出し部1905から受信したコンテンツを、コンテンツ鍵読出し部1905から受信したコンテンツ鍵を用いて復号する。デコーダ1903は、復号されたコンテンツの伸張処理を行い、出力部1901に送信する。これによってコンテンツの再生が実現される。
図21及び図22は、上記のステップS2001において、再生装置1900の表示部1909上での、半導体記録媒体100から読み出されたナビゲーション情報に基づいた選択メニューの表示例を示している。図21(a)→図21(b)→図22(a)→図22(b)と遷移する。
図21(a)は、再生装置1900の表示部1909上に最初に表示される初期メニューの例を示した図である。ユーザは、「ジャンル一覧」、「作曲者一覧」、「アーティスト一覧」、「アルバム一覧」、「タイトル一覧」、「ユーザプレイリスト」の選択項目の中から1つの項目を選択することが可能となる。図21(b)は、図21(a)の選択メニューにおいて「ジャンル一覧」が選択された際の表示例を示している。このときの選択メニューでは、ジャンル管理ファイル201で管理されるジャンルが、ソート情報管理ファイル209で管理するソート順にしたがって表示される。
図22(c)は、図21(b)の選択メニューにおいて「CLASSIC」が選択された際の表示例を示している。このとき、さらに、「アーティスト」及び「作曲者」のいずれで次の選択を行うかを確認する画面が表示されている。すなわち、半導体記録媒体100に記録されているジャンル管理ファイル201の管理情報には、アーティスト管理ファイル203へのポインタと、作曲者管理ファイル211へのポインタとがあるため、いずれのファイルの内容を表示させるかをユーザが選択することができるようになっている。
図22(d)は、図22(c)の選択メニューにおいて「アーティスト」が選択された場合の表示例を示している。ジャンル管理ファイル201に記録されているアーティスト管理ファイルへのポインタに基づき、アーティスト情報を表示する。その際、その表示順はソート情報管理ファイル209で管理されるソート順序にしたがう。以降、アルバム→タイトルへと階層的にユーザの選択が進む。記録媒体100に記録している各属性管理ファイルのポインタ情報及びソート情報管理ファイル209で管理されるソート情報に基づき選択項目が表示される。
なお、画面の表示は上記の例に限定されず、任意の表示形式が可能である。例えば、初期選択メニューではユーザプレイリストの一覧のみ表示されており、特定のアクション(ボタンを押す等)を起こすことによって、コンテンツの絞込み動作に移行するものでもよい。
以上のように、再生装置1900においてナビゲーションファイル群を効果的に利用することで、数多くのコンテンツの中からユーザが希望するコンテンツを効果的に絞り込んで再生することが可能となる。
3.2.1 コンテンツ再生処理の詳細
図23〜図27を用いて、ステップS2001のコンテンツファイルの読出し処理の詳細を説明する。
(a)初期メニュー処理
図23は、図21(a)の初期メニュー(初期選択画面)の表示及びその初期メニュー上でユーザにより選択が行われた場合の処理の流れを示す。まず、表示部1909上に図21(a)に示す初期メニュー("Menu List")が表示される(S21)。初期メニュー上でユーザにより「ジャンル一覧」の項目が選択されると(S22でYES)、「ジャンル一覧」選択時処理が実行される(S28)。「作曲者一覧」の項目が選択されると(S23でYES)、「作曲者一覧」選択時処理が実行される(S29)。「アーティスト一覧」の項目が選択されると(S24でYES)、「アーティスト一覧」選択時処理が実行される(S30)。「アルバム一覧」の項目が選択されると(S25でYES)、「アルバム一覧」選択時処理が実行される(S31)。「タイトル一覧」の項目が選択されると(S26でYES)、「タイトル一覧」選択時処理が実行される(S32)。「プレイリスト表示」の項目が選択されると(S27でYES)、「プレイリスト表示」選択時処理が実行される(S30)。
(b)ジャンル一覧選択時処理
図24のフローチャートを参照してジャンル一覧選択時処理を説明する。図21(a)に示す初期メニュー上で「ジャンル一覧」が選択されると、ジャンル管理ファイル201が参照され、図21(b)に示すようなジャンル項目(管理情報のテキスト情報)の一覧が表示される(S221)。具体的には、ジャンル管理ファイル201の各管理情報の「ジャンル」フィールドに記載された情報(ジャンル名)を取得し、各ジャンル名をソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えて、表示する。
ユーザは、図21(b)に示すようなジャンル項目の一覧から所望のジャンルを選択できる。ユーザにより1つのジャンルの選択があると(S222でYES)、図22(a)に示すような「アーティスト」または「作曲者」のいずれかを選択する画面が表示される(S223)。
ユーザにより「アーティスト」が選択された場合(S224)、アーティスト管理ファイル203が参照され、図22(b)に示すような、選択されたジャンルに属するアーティスト(アーティスト名)が検索され、その一覧が表示される(S232)。このとき、アーティストは所定のソート順で表示される。例えば、アーティストはソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えられて表示される。また、ジャンル管理ファイル201において、「アーティストへのポインタ」に登録されているポインタが既に並べ替えられている場合、並べ替えのためにソート情報管理ファイル209が参照される必要はなく、登録されたポインタが示す順に表示すればよい(このことは、他の属性管理ファイルの情報が一覧表示される場合も同様である)。
選択されたジャンルに属するアーティストの情報(アーティスト名)は次にようにして取得できる。ジャンル管理ファイル201において、選択されたジャンルに関する管理情報を特定する。特定した管理情報における「アーティスト管理ファイルへのポインタ」を参照することで、アーティスト管理ファイル203における、選択されたジャンルに関連するアーティストの管理情報を特定する。そして、アーティスト管理ファイル203における特定された管理情報から、選択されたジャンルに属するアーティスト名を取得する。
アーティストの一覧表示後、ユーザにより1つのアーティストの選択があると(S233でYES)、アルバム管理ファイル205が参照され、選択されたアーティストのアルバムが検索され、その一覧が表示される(S234)。このとき、検索されたアルバムの情報は例えばソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えて表示される。
選択されたアーティストのアルバムの情報(アルバム名)は次にようにして取得できる。アーティスト管理ファイル203において、選択されたアーティストに関する管理情報を特定する。特定した管理情報における「アルバム管理ファイルへのポインタ」を参照して、アルバム管理ファイル205における、選択されたアーティストに関連するアルバムの管理情報を特定する。そして、アルバム管理ファイル205における特定された管理情報から、選択されたアーティストに関連するアルバムの情報を取得する。
一方、ステップS224において、ユーザにより「作曲者」が選択された場合、作曲者管理ファイル211が参照され、そのジャンルに属する作曲者が検索され、その一覧が表示される(S225)。このとき、検索された作曲者の情報は例えばソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えて表示される。
作曲者一覧表示後、ユーザにより1つの作曲者の選択があると(S226でYES)、アルバム管理ファイル205が参照され、選択された作曲者のアルバムが検索され、その一覧が表示される(S227)。ステップS234の場合と同様に、作曲者管理ファイル211の「アルバム管理ファイルへのポインタ」を参照することで、選択された作曲者に関連するアルバムの情報を取得できる。
アルバム一覧表示後、ユーザにより1つのアルバムが選択されると(S228でYES)、タイトル管理ファイル207が参照され、選択されたアルバムに含まれるタイトルが検索され、その一覧が表示される(S229)。このとき、検索されたタイトルの情報は例えばソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えて表示される。
具体的には、アルバム管理ファイル205において、選択されたアルバムに関する管理情報を特定する。特定した管理情報における「タイトル管理ファイルへのポインタ」を参照して、タイトル管理ファイル207における、選択されたアルバムに関連するタイトルの管理情報を特定する。そして、タイトル管理ファイル207における特定された管理情報から、選択されたアルバムに関連するタイトルの情報を取得する。
タイトル一覧表示後、ユーザにより1つのタイトルが選択されると(S230でYES)、選択されたタイトルのコンテンツが半導体記録媒体100から読み出される(S231)。コンテンツの記録場所は、タイトル管理ファイル207の「コンテンツ記録場所へのポインタ」を参照することで認識できる。
(c)作曲者(アーティスト)一覧選択時処理
図25のフローチャートを参照して作曲者一覧選択時処理(またはアーティスト一覧選択時処理)を説明する。
初期メニュー上でユーザにより「作曲者一覧」(または「アーティスト一覧」)が選択された場合、作曲者管理ファイル211(またはアーティスト管理ファイル203)が参照され、作曲者(またはアーティスト)が検索され、その一覧が表示される(S241)。このとき、検索された作曲者(またはアーティスト)はソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えられて表示される。
作曲者(またはアーティスト)の一覧表示後、ユーザにより1つの作曲者(またはアーティスト)の選択があると(S242でYES)、アルバム管理ファイル205が参照され、選択された作曲者(またはアーティスト)のアルバムが検索され、その一覧が表示される(S243)。
アルバム一覧表示後、ユーザにより1つのアルバムが選択されると(S244でYES)、タイトル管理ファイル207が参照され、選択されたアルバムに含まれるタイトルが検索され、その一覧が表示される(S245)。
タイトル一覧表示後、ユーザにより1つのタイトルが選択されると(S246でYES)、選択されたタイトルのコンテンツが半導体記録媒体100から読み出される(S247)。
(d)アルバム一覧選択時処理
図26のフローチャートを参照してアルバム一覧選択時処理を説明する。
初期メニュー上でユーザにより「アルバム一覧」が選択された場合、アルバム管理ファイル205が検索され、その一覧がソートされて表示される(S251)。このとき、アルバムの情報は例えばソート情報管理ファイル209に記録されているソート情報に従って並べ替えられて表示される。
アルバム一覧表示後、ユーザにより1つのアルバムが選択されると(S252でYES)、タイトル管理ファイル207が参照され、例えば選択されたアルバムに含まれるタイトルが検索され、その一覧がソートされて表示される(S253)。
タイトル一覧表示後、ユーザにより1つのタイトルが選択されると(S254でYES)、選択されたタイトルのコンテンツが半導体記録媒体100から読み出される(S255)。
(e)タイトル一覧選択時処理
図27のフローチャートを参照してタイトル一覧選択時処理を説明する。
初期メニュー上でユーザにより「タイトル一覧」が選択された場合、タイトル管理ファイル207が参照され、タイトルが検索され、例えばその一覧がソートされて表示される(S261)。
タイトル一覧表示後、ユーザにより1つのタイトルが選択されると(S262でYES)、選択されたタイトルのコンテンツが半導体記録媒体100から読み出される(S263)。なお、ここでは詳細な説明は割愛するが、初期メニュー上でユーザにより「プレイリスト」が選択された場合、プレイリストに登録されているコンテンツをユーザが選択することによって半導体記録媒体100から読み出される。
以上のようにして、本実施形態では、コンテンツに関する属性(ジャンル、アーティスト、作曲者、アルバム、タイトル等)毎に管理ファイル(属性管理ファイル)201、203、…を設け、各属性管理ファイル201、203、…を階層的にリンクさせ、そのリンク情報(ポインタ)を各属性管理ファイルで管理する。これにより、所望のコンテンツの絞込み抽出を容易な構成で行うことが可能となる。また、各属性管理ファイルで管理する情報を所定の条件で並べ替えた場合のソート順序に関する情報を、属性管理ファイルとは別のファイル(ソート情報管理ファイル209)で管理する。このように、ソート情報管理ファイル209を設けたことで、コンテンツの追加、削除時にともない属性管理ファイル内のエントリを並べ替える必要がなく、属性管理ファイルに対する更新処理の煩雑化を抑制しつつ、半導体記録媒体100に記録されているコンテンツの属性に基づいた検索の容易化を実現する。
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態において、ナビゲーションファイル群における各属性管理ファイル内の管理情報に対するポインタの情報の格納方法が実施の形態1のものと異なる。その他の構成、動作については基本点に同様である。また、本実施形態の記録装置及び再生装置の構成は実施の形態1のものと同様とする。
図28は、本実施形態における、ナビゲーションファイル群と、オーディオオブジェクトを含むコンテンツファイルとの関係を示した図である。ナビゲーションファイル群は、ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205b、タイトル管理ファイル207、及びソート情報管理ファイル209を含む。
ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205b、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイルは、文字情報と、タイトル管理ファイルへのポインタ情報とを含む。
例えば、図28では、ジャンル管理ファイル201bに含まれる管理情報#1には、タイトル管理ファイル207の管理情報#1と管理情報#3に対するポインタが記録される。同図において、矢印がポインタ情報によるポイント先を示している。同様に、他の属性管理ファイルの管理情報においても、タイトル管理ファイル207へのポインタが記録される。タイトル管理ファイル207の管理情報には、コンテンツの記録場所に関するポインタが記録されており、そのポインタを参照することでコンテンツファイル250bを特定することが可能となる。
実施の形態1と同様に、ソート情報管理ファイル209は、ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205b、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイル内の管理情報をソートした場合の、ソート順序を管理する。同図において、破線矢印は各属性管理ファイルのソート情報をソート情報管理ファイル209に記録していることを示している。
図29は、ジャンル管理ファイル201bの情報の記録例を示した図である。ジャンル管理ファイル201bの各管理情報は、「ジャンル(文字情報)」、「タイトル管理ファイルへのポインタ」、「その他の情報」の合計512バイトで構成される。管理情報#1には、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“1”、”2”が記録されている。これは、ジャンル“CLASSIC”に属するタイトルが、タイトル管理ファイル207の管理情報#1、管理情報#2に属していること示している。
同様に、ジャンル管理ファイル201bの管理情報#2には、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“3、5、6”が記録されている。これは、ジャンル“POPS”に属するタイトルが、タイトル管理ファイル207の管理情報#3、管理情報#5、管理情報#6に属していることを示している。また、管理情報#3と管理情報#4は、その他の情報に“未使用”が記録されている。これは、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。ここで、ジャンル情報に対して何番目の管理情報を使用するかについては特に制限はない。なお、上記の例では、使用状況を示すフラグを個々の管理情報内に保持したが、別の例として、管理ファイルの先頭部分にファイル内全体の使用状況に関してまとめて管理する領域を設けるような方法でも構わないし、また、別ファイルで管理するような方法であっても構わない。
本実施形態における、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205bの構成についても、ジャンル管理ファイル201bと同様の構成であるため、詳細な説明は割愛する。また、タイトル管理ファイル207の構成は図11で示した実施の形態1の構成と同様である。
図30は、ナビゲーションファイル群の生成処理を示すフローチャートである。本処理は記録装置1600により実行される。本フローチャートは、ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205bの各属性管理ファイルについての生成処理を示している。
まず、半導体記録媒体100に記録されている各属性管理ファイル(ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205b)を参照し、各属性管理ファイル201b、…の管理情報に、これから記録しようとするコンテンツに対するジャンル情報と同じものが含まれているか否かを確認する(S2500)。
各属性管理ファイル201b、…の管理情報に、記録しようとするコンテンツに対する情報が含まれていない場合には、そのジャンル情報について新規に管理情報を作成する(S2501)。
次に、タイトル管理ファイル207において管理情報を新規に作成する(S2502)。
上記のステップにより、タイトル管理ファイル207において、記録するコンテンツに関連する管理情報(すなわち、ポインタ)が決まる。次に、各属性管理ファイル201b、…の管理情報に、タイトル管理ファイル207へのポインタを記録する(S2503)。
上記の各ステップにおいて、新規に管理情報を作成するときに、各属性管理ファイルの管理情報を所定の条件でソートした場合の、ソート順を示すソート情報を作成し、ソート情報管理ファイル209に記録する。
図31は、再生装置1900における再生コンテンツ選択時の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、図21及び図22に示すようにユーザ選択が実行された場合の、再生装置1900の動作を示す。なお、図31での破線は再生装置に対する入力すなわちユーザによる操作を示す。
図21(b)に示す選択メニュー上でユーザによりジャンル一覧から1つのジャンルが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2601)。その後、図22(c)に示すような”作曲者”または”アーティスト”を選択するメニューが表示されるが、本例では、ユーザにより”アーティスト”が選択されたものとする。
再生装置1900において、選択されたジャンルについて、ジャンル管理ファイル201bの管理情報に登録されている「タイトル管理ファイルへのポインタ」に基づき、タイトル管理ファイル207の管理情報を取得する。取得した管理情報に含まれる「アーティスト管理ファイルへのポインタ」から、アーティストの情報を検索し、検索した結果をアーティスト一覧として表示する(S2602)。これにより、図22(d)に示すようなアーティスト一覧が表示される。
次に、図22(d)に示すアーティスト一覧から、ユーザにより1つのアーティストが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2603)。
選択されたアーティストに関して、アーティスト管理ファイル203bの管理情報に登録されている「タイトル管理ファイルへのポインタ」に基づき、タイトル管理ファイル207の管理情報を取得する。取得した管理情報に含まれる「アルバム管理ファイルへのポインタ」から、アルバム情報を検索し、検索した結果をアルバム一覧として表示する(S2604)。
アルバム一覧からユーザにより1つのアルバムが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2605)。
選択されたアルバムに関して、アルバム管理ファイル205bの管理情報に登録されている「タイトル管理ファイルへポインタ」に基づき、タイトル管理ファイル207の管理情報を取得する。取得した結果をタイトル一覧として表示する(S2606)。
タイトル一覧からユーザにより1つのタイトルが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2607)。
選択されたタイトルに関して、タイトル管理ファイル207内の管理情報に登録されている「コンテンツ記録場所へのポインタ」に基づきコンテンツデータを取得する(S2608)。その後、取得されたコンテンツデータについて復号、伸張処理が実行されて再生される。
このように本実施の形態におけるナビゲーションファイル群では、タイトル管理ファイル207以外の全ての管理ファイルが、タイトル管理ファイルに対するポインタを格納する。この構成により、属性管理ファイル自体の追加や削除に対して、容易かつ柔軟な対応が可能となる。
(実施の形態3)
以下、本発明の第3の実施の形態を説明する。本実施の形態において、ナビゲーションファイル群における各属性管理ファイル内の管理情報の格納方法が実施の形態1,2のものと異なる。その他の構成、動作については基本点に同様である。また、本実施形態の記録装置及び再生装置の構成は実施の形態1のものと同様とする。
図32は、本実施形態における、ナビゲーションファイル群と、オーディオオブジェクトを含むコンテンツファイルとの関係を示した図である。ナビゲーションファイル群は、ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205c、タイトル管理ファイル207、及びソート情報管理ファイル209を含む。
ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205c、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイルは、各属性の内容を示す文字情報と、他の属性管理ファイルにおいて登録されている各属性に関連する管理情報の数を示すリファレンスカウント情報とを含む。本実施形態では、これらの属性管理ファイル201c、…は他の管理ファイルへのポインタの情報を含まない。
タイトル管理ファイル207の管理情報には、実施の形態1と同様、コンテンツの記録場所に関するポインタが記録されており、そのポインタを参照することでコンテンツファイル250を特定することが可能となる。
実施の形態1と同様に、ソート情報管理ファイル209は、ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205c、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイル内の管理情報をソートした場合の、ソート順序を管理する。同図において、破線矢印は各属性管理ファイルのソート情報をソート情報管理ファイル209に記録していることを示している。
図33は、ジャンル管理ファイル201cの情報の記録例を示した図である。ジャンル管理ファイル201cの各管理情報は、「ジャンル(文字情報)」、「リファレンスカウント」、「その他の情報」の合計512バイトで構成される。管理情報#1には、リファレンスカウントとして”2”が記録されている。これは、ジャンル“CLASSIC”に属するタイトルが、タイトル管理ファイル207の全管理情報のうちの2つに使用されていること示している。
同様に、ジャンル管理ファイル201cの管理情報#2には、リファレンスカウントとして“1”が記録されている。これは、ジャンル“POPS”に属するタイトルが、タイトル管理ファイル207の管理情報のうち1つに使用されていることを示している。また、管理情報#3と管理情報#4は、その他の情報に“未使用”が記録されている。これは、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。ここで、ジャンル情報に対して何番目の管理情報を使用するかについては特に制限はない。なお、この使用状況を示すフラグを個々の管理情報内に保持する例を示したが、別の例として、管理ファイルの先頭部分にファイル内全体の使用状況に関してまとめて管理する領域を設けるような方法でも構わないし、また、別ファイルで管理するような方法であっても構わない。
本実施形態における、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205cの構成についても、ジャンル管理ファイル201cと同様の構成であるため、詳細な説明は割愛する。また、タイトル管理ファイル207の構成は図11で示した実施の形態1の構成と同様である。
図34は、本実施形態のナビゲーションファイル群の生成処理を示すフローチャートである。本処理は記録装置1600により実行される。本フローチャートは、ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205cの各属性管理ファイルについての生成処理を示している。
まず、半導体記録媒体100に記録されている各属性管理ファイル(ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205c)を参照し、各属性管理ファイル201c、…の管理情報に、これから記録しようとするコンテンツに対するジャンル情報と同じものが含まれているか否かを確認する(S300)。
各属性管理ファイル201c、…の管理情報に、記録しようとするコンテンツに対する情報が含まれていない場合には、そのジャンル情報について新規に管理情報を作成する(S301)。
次に、タイトル管理ファイル207において管理情報を新規に作成する(S302)。
上記のステップにより、タイトル管理ファイル207において、記録するコンテンツに関連する管理情報(すなわち、ポインタ)が決まる。次に、各属性管理ファイル201c、…の管理情報内の、リファレンスカウントをカウントアップした値(新規作成の場合には“1”)を記録する(S303)。
なお、上記の各ステップにおいて、新規に管理情報を作成するときに、各属性管理ファイルの管理情報を所定の条件でソートした場合の、ソート順を示すソート情報を作成し、ソート情報管理ファイル209に記録する。
図31を参照して、本実施形態の再生装置1900における再生コンテンツ選択時の動作を説明する。ここでは、図21及び図22に示すようにユーザ選択が実行された場合の、再生装置1900の動作を示す。なお、前述のように図31での破線は再生装置に対する入力すなわちユーザによる操作を示す。
図21(b)に示す、ソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並び替えられたような、選択メニュー上でユーザによりジャンル一覧から1つのジャンルが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2601)。その後、図22(c)に示すような”作曲者”または”アーティスト”を選択するメニューが表示されるが、本例では、ユーザにより”アーティスト”が選択されたものとする。
再生装置1900において、タイトル管理ファイル207から、選択されたジャンルに関連する管理情報を取得する。具体的には、ジャンル管理ファイル201cにおいて、選択されたジャンルと同一のジャンル情報を含む管理情報(そのエントリ番号)を特定する。例えば、図33の例で、選択されたジャンルが”POPS”の場合、管理情報#2が特定される(そのエントリ番号は「2」である)。次に、タイトル管理ファイル207において、「ジャンル管理ファイルへのポインタ」の値が、特定された管理情報のエントリ番号と一致する管理情報を特定する。その特定した管理情報に含まれる「アーティスト管理フィルへのポインタ」を用いて、アーティスト管理ファイル203cから、アーティストの情報を検索し、検索した結果をアーティスト一覧として表示する(S2602)。このとき、アーティストの情報は所定のソート順にしたがって表示される。これにより、図22(d)に示すようなアーティスト一覧が表示されてもよい。
次に、図22(d)に示すアーティスト一覧から、ユーザにより1つのアーティストが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2603)。
タイトル管理ファイル207の管理情報から、選択されたアーティストに関する管理情報を取得し、取得した管理情報に含まれる「アルバム管理ファイルへのポインタ」から、アルバム情報を検索し、検索した結果をアルバム一覧として表示する(S2604)。このとき、アルバムは所定のソート順に従って並び替えて表示されてもよい。
アルバム一覧からユーザにより1つのアルバムが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2605)。
タイトル管理ファイル207の管理情報から、選択されたアルバムに関する管理情報を取得し、取得した結果をタイトル一覧として表示する(S2606)。このとき、タイトルは所定のソート順に従って並び替えて表示されてもよい。
タイトル一覧からユーザにより1つのタイトルが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2607)。
選択されたタイトルに関して、タイトル管理ファイル207内の管理情報に登録されている「コンテンツ記録場所へのポインタ」に基づきコンテンツデータを取得する(S2608)。その後、取得されたコンテンツデータについて復号、伸張処理が実行されて再生される。
このように本実施の形態におけるナビゲーションファイル群では、タイトル管理ファイル207を元にして各管理ファイルを検索することが可能となる。この構成により、属性管理ファイル自体の追加や削除に対して、実施の形態2の構成よりもさらに容易かつ柔軟な対応が可能となる。
次に、図35を参照して、コンテンツを削除した場合の各属性管理ファイルの更新処理を説明する。本処理は記録装置1600のデータ記録部1601により実行される。
ユーザにより削除すべきコンテンツが指定されると、指定されたコンテンツのデータが記録媒体100から削除される(S321)。コンテンツとともに、そのコンテンツに対応するコンテンツ鍵も削除される。コンテンツの各属性管理ファイル201c、203c、…において、削除したコンテンツに関連する管理情報のリファレンスカウントをカウントダウンする(S322)。各属性管理ファイル201c、203c、…において、カウントダウンしたファレンスカウントの値が0であるか否かを判断し、0である場合、その管理情報を削除する(S323)。ここで、管理情報の削除とは、管理情報において、その他の情報以外の情報をクリアするとともに、その他の情報(管理情報使用状況)を”使用”から”未使用”へ変更する処理である。なお、上記のステップにおいて、管理情報を削除するときに、ソート情報管理ファイル209からも該当する管理情報に対するポインタ情報を削除する。
以上のようにリファレンスカウントを参照することで、コンテンツの削除にともない不要となった属性の管理情報を、容易に認識でき、削除することが可能となる。
(実施の形態4)
以下、本発明の第4の実施の形態を説明する。本実施の形態は、ソート情報管理ファイルの構成が、実施の形態1、2、3のものと異なる。その他の構成、動作については、基本点に同様である。
図36は本実施形態のソート情報管理ファイルの構成例を示す図である。実施の形態1、2、3におけるソート情報管理ファイル209は、1つの手順でソートした場合のソート情報を格納していた。これに対し、本実施形態では、ソート情報管理ファイル209cは、複数のソート手順における各々の手順に対するソート情報を格納する。
ソート手順Aがアルファベット順でソートする手順であり、ソート手順Bがタイトルの日付順でソートする手順であるとすると、タイトル管理ファイル207をソート手順Aでソートした場合のソート情報を、図36に示すように、タイトル情報(A)に、#2、#4、#1のように記録する。また、タイトル管理ファイル207をソート手順Bでソートした場合のソート情報を、タイトル情報(B)に、#1、#2、#4のように記録する。また、別のソート手順Cによるソート情報を管理したい場合、タイトル情報(C)に、ソート情報として#4、#1、#2のように記録することも可能である。
例えば、図37にこのようなソート情報を用いた場合の再生装置の表示例を示す。ソート情報管理ファイル209cによって、タイトルに関するソート手順として、あいうえお順、時間順、楽しい曲順のようにソートされて管理されていれば、図37のように、ソート手順の種別に応じたタイトル一覧を表示し、ユーザに選択させることも可能である。
このように、複数の手順でソートした状態を管理することによって、再生装置はコンテンツ情報を表示する上でのバリエーションを増やすことが可能となる。
なお、上記の例では、タイトル管理ファイル207に対して、3つのソート手順によるソート情報を管理できる構成を示したが、ソート手順の数、種類はこれに限定されない。別途ソート手順とその手順に従った情報を記録しているか否かの情報を管理する構成とし、ソート手順と、その手順に従った情報を比較的自由に拡張できるようにしてもよい。つまりは、ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトルの各情報に関して、それぞれが異なる手順でソートされ、かつ、複数個ソートされた状態を持つような構成であっても構わない。また、これらのソートされた情報を別々のファイルとして管理する構成であっても構わない。
(変形例)
以上、本発明の思想について実施形態1〜4に基づいて説明してきたが、本発明の思想は上記の実施形態に限定されないのは言うまでもない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更、修正が可能である。例えば、実施の形態1から3に共通して以下の変形例も本発明の範囲に含まれる。
(1)上記の実施形態では、コンテンツ及びナビゲーションファイル群を記録する媒体として半導体記録媒体を例として説明した。しかし、本発明の思想は半導体記録媒体以外の記録媒体(例えば、ハードディスクや、DVD,CD等の光ディスク)に対しても適用できることは言うまでもない。また、記録装置や再生装置はコンテンツを記録する記録媒体(例えば、ハードディスクや半導体記録媒体)を内蔵してもよく、その内蔵の記録媒体にナビゲーションファイル群を記録してもよい。
(2)上記の実施形態では、ファイルシステムとしてFATファイルシステムを用いたが、FAT32やUDFなどの他のファイルシステムを利用してもよいし、ファイルシステムを使わずにサイズや記録アドレス等を管理してもよい。
(3)上記の実施形態では、コンテンツ鍵を暗号化する鍵をメディア固有鍵にしたが、これに限定されるものではない。コンテンツ鍵をどのように記録するかは形式によらず、自由である。同様にコンテンツをどのように記録するかも形式によらず、自由である。例えば、他の方法でセキュリティが確保できるのであれば、暗号化せずに平文のコンテンツ鍵をそのまま記録してもよい。また、コンテンツを暗号化して管理する必要がなければ、コンテンツ鍵を用いず、平文のコンテンツデータをそのまま記録してもよい。
(4)上記の実施形態では、ナビゲーションファイル群で管理する情報は、音楽コンテンツに付随する情報(ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトル)と、各属性管理ファイルに対するソート情報とを含んだが、管理する情報の種類及び管理情報のリンク関係は上記の実施形態の例に限定されない。例えば、あらかじめ特定の名称のファイル(例えば“作詞者管理ファイル”のような)を確保しておき、所定の機器のみが、そのファイルを作成できるようにしてもよい。また、管理する情報の種類は上記のものに限定されず、コンテンツデータの種類に応じて、管理する情報の種類を変更してもよい。例えば、音楽データでない場合には、他の付随情報で管理してもよい。
(5)上記の実施形態では、ナビゲーションファイル群として、ジャンル、作曲者等の各コンテンツに付随する属性情報に対する管理ファイルと、それらの管理ファイル内の各管理情報のソート情報を管理するソート情報管理ファイルとで構成したが、この構成に限定されない。ソート情報管理ファイルを含まない構成としても構わない。
(6)上記の実施形態では、半導体記録媒体内でのナビゲーションファイル群の構成、コンテンツファイルの構成の一例を示しており、フォルダ・ファイルの構成、フォルダ・ファイルの数及び名称は上記の例に限定されない。コンテツに付随する各種情報を効率的に管理し、コンテンツの絞込み検索が効率的に行えるフォルダ・ファイルの構成等であればよい。
(7)上記の実施形態において説明した記録装置及び再生装置の機能は、CPU、MPU等により実行される所定の制御プログラムにより実現されてもよい。
本発明の出願は、日本国特許出願、特願2005−251154号(2005年8月31日提出)に関連し、それらの内容は参照することにより本文中に組み入れられる。
本発明は、著作権保護のために暗号化された音楽データ(オーディオコンテンツ)をその鍵と共に半導体記録媒体に記録するコンテンツデータ管理方法に有効である。特に、本発明は、記録媒体に記録されたコンテンツの選択時の絞込み機能を容易な構成で実現できるため、記録媒体に記録されたコンテンツの再生装置に有用である。
本発明は、デジタルデータのコンテンツを記録する記録媒体であって、特に、コンテンツの属性に関する管理情報を格納する記録媒体に関する。また、本発明は、そのような記録媒体からコンテンツを再生する装置、及びそのような記録媒体にコンテンツを記録する装置に関する。
音楽コンテンツや動画コンテンツ、静止画コンテンツなどの各種デジタルデータ(以下「コンテンツ」という。)を記録する記録媒体には、半導体記録媒体、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなど、様々な種類の媒体が存在する。
このうち特に半導体記録媒体は小型・軽量という特長に加えて、高容量化、高速化、低価格化が近年急速に進んでおり、デジタルカメラ、携帯電話、携帯音楽プレーヤ、テレビ、DVDレコーダをはじめとする、様々な機器で利用することが可能となっている。代表的な半導体記録媒体としては、SDメモリカード(登録商標)などのメモリカードが挙げられる。これらの半導体記録媒体には、SDメモリカードに代表されるように著作権保護機能を備え、著作権保護の必要なコンテンツを記録可能なものも存在する。
このような半導体記録媒体の著作権保護機能によって実現できるコンテンツの記録方法の一例を以下に示す。
半導体記録媒体は、再生装置或いは記録装置であるホスト機器との間で、互いに正当性を認証することによって初めてアクセスすることができる保護領域と、互いに正当性を認証することなくアクセスすることができる通常領域とを備える。通常領域に暗号化したコンテンツを記録し、そのコンテンツを暗号化するコンテンツ鍵を前記保護領域に記録する。
このような著作権保護機能を利用して半導体記録媒体に記録されたコンテンツは、半導体記録媒体と互いに正当性を認証することができない不正な機器で再生することができない。また、通常領域に記録されているコンテンツのみを他のカードにコピーしただけでは、コンテンツ鍵がないためコンテンツを再生することができない。このため、著作権保護の必要なコンテンツの不正なコピー等の防ぐことが可能となっている。
著作権保護の必要なコンテンツの利用シーンとしては、ユーザ自身が購入した音楽CDからコンテンツをPC(パーソナルコンピュータ)にリッピングし、リッピングしたコンテンツを半導体記録媒体に記録する場合がある。さらに、インターネットや携帯電話網を介して、コンテンツプロバイダから音楽、動画、書籍等のコンテンツを所要の対価を支払ってPCや携帯電話等の端末にダウンロードし、ダウンロードしたコンテンツを半導体記録媒体に記録し、記録した半導体記録媒体と小型半導体プレーヤで再生する場合がある。また、インターネットや、携帯電話網に接続されたPCや携帯電話だけでなく、コンビニエンスストアや、所定の店舗、駅といった特定の場所に設置してある電子端末(KIOSK端末)においてコンテンツを購入することも可能である。このような、デジタルコンテンツの配信環境の拡大は、ユーザにとっても利便性が高く、プロバイダにとっても様々な販売網が広がることから、今後も様々なコンテンツ種別や利用環境が普及していくと思われる。
ところで、上記のような、著作権保護の必要なコンテンツを半導体記録媒体に記録する際には、記録方法として各種半導体媒体や各コンテンツの特徴に応じた記録規格仕様が決められており、記録装置はその記録規格仕様に準じてコンテンツを半導体記録媒体内に記録する必要がある。これにより、記録規格仕様に準拠した機器であるならば、どの機器でも記録、再生することが可能となる。
例えば、音楽アプリケーションの例の場合、曲に該当するコンテンツに対してコンテンツ鍵によって暗号化を施し、暗号化されたコンテンツとコンテンツ鍵とを、半導体記録媒体内の所定のフォルダに、所定のファイルフォーマットで記録する。特許文献1では、半導体記録媒体とホスト機器で互いに正当であることを認証することによってアクセスできる保護領域に、複数の暗号鍵を所定の順序の配列によって記録し、通常領域には暗号化されたコンテンツと、その管理情報とを記録する半導体記録媒体が示されている。この半導体記録媒体では、音楽コンテンツの不正な復号化解読から守りつつ、曲の再生順序の入れ替え、一部の曲の削除が可能となる等、高い利便性を実現している。
特開2001−249695号公報
しかしながら、上記の従来技術には次のような問題がある。半導体記録媒体の大容量化に伴い、記録可能となるコンテンツ数も増大する。多くのコンテンツを記録している半導体記録媒体において、ユーザが目的とするコンテンツを得るためには、半導体記録媒体を装着する機器(例えば再生装置)が、半導体記録媒体内に記録されている全てのコンテンツに対する全ての管理情報ファイルを読み込み、探索する必要があった。しかし、機器が全ての管理情報ファイルを読み込み、内部に保持しながらユーザの目的のコンテンツを探索することは、コンテンツ数の増大に従い、そのオーバーヘッドを飛躍的に増大することになり、実用上問題がある。
特に半導体記録媒体に対するデータ記録の規格仕様で、規格管理上の最大管理コンテンツ数が非常に多い場合、再生専用機のような比較的ハードウェアの性能が高くない機器においては、全てのコンテンツに対する管理情報ファイルを読み込み、その情報を内部に保持するという処理は過大な負荷となり、対応不可能である。
本発明は上記問題点に鑑み、再生専用機のような比較的ハードウェアスペックの性能の高くない機器においても、コンテンツの絞込み抽出を容易に行える仕組みを備えた記録媒体、並びに記録媒体に対する再生装置及び記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、コンテンツ(特に、オーディオコンテンツ)の絞り込み検索が、再生専用機器のような処理能力のあまり高くない機器でも容易に実現できるようにするために、コンテンツに関する属性情報(ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトル等)についてそれぞれ属性管理ファイルを設ける。さらに、これらの属性管理ファイルの更新を容易に実現しつつ、各属性管理ファイル内のソートされた情報を表示可能にするため、属性管理ファイルの情報をソートした場合のソート情報のみを別ファイルで管理する。
本発明の第1の態様において、コンテンツを記録する記録媒体が提供される。その記録媒体は、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを格納する。属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含む。ソート管理情報は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含み、前記属性管理情報のソートされた各エントリ対するポインタ情報で構成される
本発明の第2の態様において、コンテンツを記録媒体に記録する記録装置が提供される。記録装置は、コンテンツ及び該コンテンツに関する各種の属性情報を入力する入力部と、入力したコンテンツを記録媒体に記録するデータ記録部とを備える。データ記録部は、入力部から入力した属性情報に基づいて、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理し、属性管理情報のソートされた各エントリ対するポインタ情報で構成されるソート管理情報とを生成する。さらに、データ記録部は、生成した属性管理情報及びソート管理情報を、コンテンツとともに記録媒体に記録する。
本発明の第3の態様において、記録媒体に記録されているコンテンツを再生する再生装置が提供される。記録媒体は、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを格納する。属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含む。ソート管理情報は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含み、属性管理情報のソートされた各エントリ対するポインタ情報で構成される。再生装置は、属性管理情報とソート管理情報を記録媒体から読み出し、その属性管理情報とソート管理情報を参照しながら、ユーザの選択にしたがい所望のコンテンツデータを特定するコンテンツ読み出し部を備える。
本発明の第4の態様において、コンテンツを記録媒体に記録するためのプログラムを格納した記録媒体が提供される。そのプログラムは、コンテンツ及びコンテンツに関する各種の属性情報を入力する手順と、入力した属性情報に基づいて、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理し、属性管理情報のソートされた各エントリ対するポインタ情報で構成されるソート管理情報とを生成する手順と、生成した属性管理情報及びソート管理情報を、コンテンツとともに前記記録媒体に記録する手順とをコンピュータに実行させる。
本発明の第5の態様において、記録媒体からコンテンツを再生するためのプログラムを格納した記録媒体が提供される。記録媒体は、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを格納する。属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含む。ソート管理情報は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含み、属性管理情報のソートされた各エントリ対するポインタ情報で構成される。プログラムは、属性管理情報とソート管理情報を記録媒体から読み出す手順と、ソート管理情報にしたがい、属性管理情報が管理する情報を並べ替えて選択用画面上に表示する手順と、選択用画面上でユーザにより選択された情報に応じて、再生すべきコンテンツを特定する手順とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、コンテンツの属性(ジャンル、アーティスト、作曲者、アルバム、タイトル等)を管理する属性管理情報を階層的にリンクさせ、そのリンク情報(ポインタ)を各属性管理情報で管理することで、所望のコンテンツの絞込み抽出を容易な構成で行うことが可能となる。また、属性管理情報のソート情報を管理するソート管理情報を別途設けた。これにより、コンテンツの追加、削除等に伴う属性管理情報に対する更新処理の煩雑化を抑制しつつ、半導体記録媒体に記録されているコンテンツの属性に基づいた検索の容易化を実現する。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
1.半導体記録媒体
図1は、本発明における半導体記録媒体の構成の一例を示す図である。半導体記録媒体100は、ホストインターフェイス部110と、制御部120と、記録領域130とを含む。
ホストインターフェイス部110は、半導体記録媒体100にアクセスするホスト機器(再生装置、記録装置等)と情報の受け渡しをする機能を備えている。
制御部120は、半導体記録媒体100の制御を行う機能を備えている。ホスト機器から受信した読出しや書込みのコマンドを解釈し、記録領域130へのアクセスを行う。必要に応じてその結果をホストインターフェイス部110経由でホスト機器に通知する。
記録領域130は、デジタルデータを格納する機能を備えており、物理的にはフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリで構成されている。記録領域130は、特殊領域131と、保護領域132と、通常領域133とを有する。
特殊領域131は半導体記録媒体100が内部で使用するデジタルデータが記録されている領域であり、ホスト機器が直接アクセスできない領域である。特殊領域131には、半導体記録媒体100の製造時に、各々の半導体記録媒体100にユニークな値であるメディア固有鍵が記録される。
保護領域132は、ホスト機器と半導体記録媒体100が互いに正当性を認証したときにのみアクセス可能となる領域である。つまり、保護領域132に対しては、認証に成功したホスト機器のみが任意のデジタルデータの読み書きが可能である。
通常領域133は、ホスト機器から任意のデジタルデータが読み書きが可能な領域である。すなわち、ホスト機器と半導体記録媒体100が互いに正当性を認証することなく読み書きが可能な領域である。
保護領域132及び通常領域133はそれぞれ、検索情報記録領域135とデータ領域137とを含む。
データ領域137は、任意のデジタルデータを記録する領域である。検索情報記録領域135は、データ領域137に記録されたデジタルデータをホスト機器が取り出す際に必要となる情報(アドレス、サイズ等)を記録する領域である。
本実施の形態では、各デジタルデータはFATファイルシステムによって管理されるものとし、検索情報記録領域135に、FATファイルシステムにおいて必要となる情報(ファイルシステム管理情報)が記録されているとする。
図2に、FATファイルシステムを採用した場合の検索情報記録領域135及びデータ領域137の構成例を示す。図2において、検索情報記録領域135は、データ領域137を複数のパーティションと呼ばれる領域に分割して管理するための情報を記録するマスターブートレコード・パーティションテーブル、1つのパーティション内の管理情報を記録するパーティションブートセクタ、ファイルに含まれるデータの記録位置を示すFATテーブル1及びFATテーブル2、及びルートディレクトリ直下に存在するファイル及びディレクトリの情報を記録するルートディレクトリエントリから構成される。また、データ領域137はクラスタと呼ばれる単位で管理される。FATファイルシステムのさらなる詳細については省略する。
1.1 半導体記録媒体へのコンテンツの記録
図3および図4を用いて本実施形態における、半導体記録媒体100へのコンテンツの記録方法を説明する。
図3はコンテンツを半導体記録媒体100に記録する方法の一例を説明した図である。コンテンツは、インターネットや携帯電話網等の各種ネットワーク網を介して配信されたり、或いはCDやMD、DVD等に記録されていたり、或いはPCのHDDにファイルとして記録されている、映像データ、音楽データ、音声データ、テキストデータ等のデジタルデータである。
図3において、N個のコンテンツ(コンテンツ#1、・・・、コンテンツ#N)はそれぞれ、N個のコンテンツ鍵(コンテンツ鍵#1、・・・、コンテンツ鍵#N)で暗号化され、N個の暗号化コンテンツ(暗号化コンテンツ#1、・・・、暗号化コンテンツ#N)が生成される。暗号化コンテンツ(暗号化コンテンツ#1、・・・、暗号化コンテンツ#N)は、これらのコンテンツの属性等を管理するナビゲーションファイル群(詳細は後述)と共に半導体記録媒体100の通常領域133に記録される。
N個のコンテンツ鍵(コンテンツ鍵#1、・・・、コンテンツ鍵#N)は、半導体記録媒体100の特殊領域131に記録されているメディア固有鍵により暗号化される。N個の暗号化されたコンテンツ鍵(コンテンツ鍵#1、・・・、コンテンツ鍵#N)は、第2の形式の暗号化コンテンツ鍵#1、・・・、第2の形式の暗号化コンテンツ鍵#Nとして半導体記録媒体100の保護領域132に記録される。
図4は、半導体記録媒体100の通常領域133に記録された、暗号化コンテンツデータ及び管理ファイルのディレクトリ、ファイルのデータ構造を詳しく示した図である。同図において、楕円ブロックはディレクトリを、長方形ブロックはファイルを示す。“Root”ディレクトリの直下に“SD_AUD2”ディレクトリが配置されている。この“SD_AUD2”ディレクトリの直下に、破線で示される“ナビゲーションファイル群”(詳細は後述)が記録されている。さらに、“SD_AUD2”ディレクトリの直下に、“PLAYLIST”ディレクトリと、“AUDxxx”(xxx=001〜999)のディレクトリが設けられている。“PLAYLIST”ディレクトリ内には“UPLyyy.PLM”(yyy=001〜099)で示されるユーザプレイリスト管理ファイルが記録可能である。また、“AUDxxx”ディレクトリ内には“SD_AUDIO.TKM”で示される管理ファイルと“AOBzzz.SA1”(zzz=001〜999)で示される暗号化コンテンツファイル(オーディオオブジェクト)が記録されている。従って最大で998,001(=999×999)個のトラックを記録することが可能である。
図4において、ナビゲーションファイル群は、半導体記録媒体100に記録されているコンテンツの抽出を行う際に利用される、複数のファイルから構成され、各種コンテンツに関する属性情報(メタ情報)を集約して管理している。詳細な構成例については後述する。
ユーザプレイリスト管理ファイル(UPLyyy.PLM)は、ユーザが選択した所望のコンテンツを登録しておくためのファイルであり、本例のような所定の規定(規格)に準拠した再生装置であれば、利用することが可能となるファイルである。
“SD_AUDIO.TKM”で示される管理ファイルは、同じフォルダに記録されているコンテンツである“AOBzzz.SA1”ファイルに対応する情報を記録する。“SD_AUDIO.TKM”の管理ファイルは、コーデックや、ビットレート、サンプリング周波数、特殊再生に関する時間管理テーブル、テキスト情報を含む。
“AOBzzz.SA1”は、オーディオコンテンツデータである。なお、図4の構成において、さらに、オーディオコンテンツファイルに付随する、画像ファイルやテキスト情報ファイル等の各種のコンテンツが含まれてもよい。
このように、半導体記録媒体100に記録されるコンテンツは、所定の規定(規格)に従って、所定のフォルダ及び所定のファイル内に、各種の情報と共に、記録装置によって、記録、管理される。このため、この規定(規格)に準拠する、再生装置のような機器であれば、データを読み出し再生することが可能となる。
1.2 ナビゲーションファイル群
ナビゲーションファイル群について図5から図15を用いて説明する。図5は、ナビゲーションファイル群とコンテンツファイルとの関係を示した図である。コンテンツファイル250はオーディオオブジェクトを含む。
ナビゲーションファイル群は、コンテンツに関する属性情報(ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトル)をそれぞれ項目毎に管理する各種の属性管理ファイル201、203、…と、属性管理ファイルが管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序を管理するソート情報管理ファイル209とで構成される。
属性管理ファイルは複数の管理情報(エントリ)を含む。各属性管理ファイルは、管理する属性の内容を示す文字情報と、他の属性管理ファイルへのポインタ情報とを含む。属性管理ファイルは具体的には、ジャンル管理ファイル201、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205、タイトル管理ファイル207及び作曲者管理ファイル211、並びにソート情報管理ファイル209である。
ジャンル管理ファイル201は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツをジャンル(クラシック、ジャズ、ポップス、ロック等)毎に管理するために必要な情報を含む。アーティスト管理ファイル203は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツをアーティスト毎に管理するために必要な情報を含む。アルバム管理ファイル205は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツをアルバム毎に管理するために必要な情報を含む。タイトル管理ファイル207は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツをタイトル毎に管理するために必要な情報を含む。作曲者管理ファイル211は、記録媒体に格納されるオーディオコンテンツを作曲者毎に管理するために必要な情報を含む。
ジャンル管理ファイル201、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205、タイトル管理ファイル207、及び作曲者管理ファイル211の各属性管理ファイルは、複数のエントリを含む。各エントリ(管理情報)は、文字情報と、他の属性管理ファイルへのポインタ情報とで構成される。より具体的には、ジャンル管理ファイル201の管理情報は、ジャンル名と、そのジャンルに属するコンテンツに関する他の属性管理ファイルへのポインタとを含む。
例えば、図5において、ジャンル管理ファイル201に含まれる管理情報#1には、アーティスト管理ファイル203の管理情報#1と管理情報#3へのポインタと、作曲者管理ファイル211の管理情報#1と管理情報#2へのポインタとが記録される。なお、図5において、矢印がポインタ情報によるポイント先を示している。
同様に、アーティスト管理情報ファイル203内の管理情報には、アルバム管理ファイル205の管理情報に対するポインタ情報が記録される。アルバム管理ファイル205内の管理情報には、タイトル管理ファイル207内の管理情報に対するポインタ情報が記録される。タイトル管理ファイル207内の管理情報には、コンテンツ250の記録場所に関するポインタが記録されており、コンテンツファイルを特定することが可能となる。
以上のようにナビゲーションファイル群は、コンテンツに付随する情報に従って、ジャンル管理ファイル201→アーティスト管理ファイル203、作曲者管理ファイル211→アルバム管理ファイル205→タイトル管理ファイル207の順に階層構造を有する。
ソート情報管理ファイル209は、ジャンル管理ファイル201、作曲者管理ファイル211、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイルにおいて、各管理情報(エントリ)をソートした後の状態を管理する。図5において、破線矢印は、各属性管理ファイル201、203、…の管理情報についての、ソートされた状態の情報がソート情報管理ファイルに記録していることを示している。従って、ジャンル管理ファイル201内の管理情報をソートした状態で取得したい場合、ソート情報管理ファイル209内の、“ジャンル管理ファイル”に対するソート情報(管理情報)を参照することで取得可能となる。
さらに、詳細なナビゲーションファイル群の構成例を説明する。図6はオーディオコンテンツに付随する情報の例を示した図である。
図6の(a)はオーディオコンテンツAに付随する情報の例を示す。ジャンル情報として“POPS(ポップス)”、作曲者情報として“AAA”、アーティスト情報として“Name A”、アルバム情報として“Album A”、タイトル情報として “Title A”のような情報に属するオーディオコンテンツであるとする。図6の(b)で示されるオーディオコンテンツBは、ジャンル情報“CLASSIC(クラシック)”、作曲者情報 “BBB”、アーティスト情報“Name B”、アルバム情報 “Album B”、タイトル情報 “Title B”といった付随情報を有する。各コンテンツに対して割り付けられるこのような付随情報は、インターネット等のネットワーク網を介して、コンテンツホルダ(コンテンツプロバイダ)や情報提供専用サイトから入手可能であり、また、ユーザが作成してもよい。
1.2.1 ジャンル管理ファイル
図7は、図6で示したオーディオコンテンツの記録に対する、ジャンル管理ファイル201への情報記録の例を示した図である。
図7に示すように、ジャンル管理ファイル20の各管理情報は、512バイトであり、ジャンル名を示す文字情報と、アーティスト管理ファイル203の管理情報へのポインタと、作曲者管理ファイル211の管理情報へのポインタと、管理情報の使用状況を示す、その他の情報とで構成される。
図6の(a)に示すオーディオコンテンツAに対して、2番目のエントリである管理情報#2の領域が使用され、文字情報としてジャンル名“POPS”が記録されている。また、管理情報#2には、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“1”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアーティストの情報が、アーティスト管理ファイル203の第1番目のエントリすなわち管理情報#1に属していることを示している。また、同様に作曲者管理ファイル211へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAの作曲者の情報が作曲者管理ファイル211内の2番目のエントリである管理情報#2に属していることを示している。また、”その他の情報”には、第2番目のエントリの使用状況を示す“使用”という情報が記録されている。
図6の(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。管理情報#1に、文字情報として“CLASSIC”、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“2”、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”、その他の情報として“使用”の情報が記録されている。
なお、図7の例では、管理情報#3と管理情報#4は未使用であり、そのため、”その他の情報”として”未使用”が記録されている。つまり、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報としては未だ使用されていないことを示している。属性管理ファイルにおいて、コンテンツに対して何番目の管理情報(エントリ)を使用するかについては特に制限はない。
1.2.2 作曲者管理ファイル
図8は、図6(a)、(b)で示したオーディオコンテンツに対する、作曲者管理ファイル211の情報の記録例を示している。作曲者管理ファイル211の各管理情報は、作曲者名を示す文字情報と、アルバム管理ファイル205へのポインタと、ジャンル管理ファイル201へのポインタと、その他の情報との合計512バイトで構成される。
図6(a)で示したオーディオコンテンツAの作曲者情報が“AAA”であり、図7に示すジャンル管理ファイル201の管理情報#2において、作曲者管理ファイルへのポインタとして“2”が記録されていた。よって、作曲者管理ファイル211の管理情報の2番目のエントリである管理情報#2の領域の文字情報に“AAA”が記録されている。管理情報#2には、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“3”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアルバム情報がアルバム管理ファイル205の管理情報#3に属していることを示している。また、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“2”が記録されており、これは、オーディオコンテンツAのジャンル情報が、ジャンル管理ファイル201の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、その他の情報として、エントリの使用状況である“使用”という情報が記録されている。
図6(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。オーディオコンテンツのBの作曲者情報が“BBB”であり、図7で示したジャンル管理ファイル201の管理情報#1において、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”が記録されていた。よって、作曲者管理ファイル211の1番目のエントリである管理情報#1の領域において、その作曲者名(文字情報)に“BBB”が、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“1”が、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“1”が、その他の情報として“使用”が記録されている。
また、管理情報#3と管理情報#4はその他の情報として“未使用”の情報が記録されており、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。
1.2.3 アーティスト管理ファイル
図9は、図6(a)、(b)で示したオーディオコンテンツに対する、アーティスト管理ファイル203の情報の記録例を示している。アーティスト管理ファイル203の各管理情報は、アーティスト名を示す文字情報と、アルバム管理ファイル205へのポインタと、ジャンル管理ファイル201へのポインタと、その他の情報との合計512バイトで構成される。
図6(a)で示したオーディオコンテンツAのアーティスト情報が“Name A”であり、図7で示したジャンル管理ファイル201の管理情報#2において、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“1”が記録されていた。よって、アーティスト管理ファイル203の管理情報の1番目のエントリである管理情報#1の領域の文字情報に“Name A”が記録されている。管理情報#1には、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“3”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアルバム情報がアルバム管理ファイル205の管理情報#3に属していることを示している。また、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのジャンル情報が、ジャンル管理ファイル201の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、その他の情報として、エントリの使用状況である“使用”が記録されている。
図6(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。オーディオコンテンツのBのアーティスト情報が“Name B”であり、図7で示したジャンル管理ファイル201の管理情報#1の作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”が記録されていた。このため、アーティスト管理ファイル203の管理情報の1番目のエントリである管理情報#1の領域において、そのアーティスト名(文字情報)として“Name B”が、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“1”が、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“1”が、その他の情報として“使用”が記録されている。
また、管理情報#3はその他の情報として“未使用”が記録されており、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。
1.2.4 アルバム管理ファイル
図10は、図6(a)、(b)で示したオーディオコンテンツに対する、アルバム管理ファイル205の情報の記録例を示している。アルバム管理ファイル205内の各管理情報は、アルバム名を示す文字情報と、タイトル管理ファイル207へのポインタと、ジャンル管理ファイル201へのポインタと、アーティスト管理ファイル203へのポインタと、作曲者管理ファイル211へのポインタと、その他の情報との合計512バイトで構成される。
図6(a)で示したオーディオコンテンツAのアルバム情報が“Album A”であり、図9で示したアーティスト管理ファイル203の管理情報#1において、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“3”が記録されていた。このため、アルバム管理ファイル205の管理情報の3番目のエントリである管理情報#3の領域において、アルバム名(文字情報)として“Album A”が記録されている。管理情報#3には、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“4”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのタイトルがタイトル管理ファイル207の管理情報#4に属していることを示している。また、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのジャンル情報が、ジャンル管理ファイル201の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAの作曲者情報が、作曲者管理ファイル211の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“1”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアーティスト情報が、アーティスト管理ファイル203の1番目の管理情報である管理情報#1に属していることを示している。また、その他の情報としてエントリの使用状況である“使用”が記録されている。
図6(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。オーディオコンテンツBのアルバム情報が“Album B”であり、図9で示したアーティスト管理ファイル203の管理情報#2のアルバム管理ファイル205へのポインタとして“1”が記録されていた。このため、アルバム管理ファイル205の管理情報の1番目のエントリである管理情報#1の領域において、アルバム名(文字情報)に“Album B”が、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“2”が、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“1”が、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”が、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“2”が、その他の情報として“使用”が記録されている。
管理情報#2、管理情報#4、管理情報#5にはその他の情報として“未使用”の情報が記録されており、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。
1.2.5 タイトル管理ファイル
図11は、図6(a)、(b)で示したオーディオコンテンツに対する、タイトル管理ファイル207の情報の記録例を示している。タイトル管理ファイル207の各管理情報は、タイトルを示す文字情報と、コンテンツ記録場所へのポインタと、ジャンル管理ファイル201へのポインタと、作曲者管理ファイル211へのポインタと、アーティスト管理ファイル203へのポインタと、アルバム管理ファイル205へのポインタと、その他の情報との合計512バイトで構成される。
図6(a)で示したオーディオコンテンツAのタイトル情報が“Title A”であり、図10で示したアルバム管理ファイル205の管理情報#3において、タイトル管理ファイルへのポインタとして“4”が記録されていた。よって、タイトル管理ファイル207の管理情報の4番目のエントリである管理情報#4の領域において、タイトル(文字情報)に“Title A”が記録されている。また、コンテンツ記録場所へのポインタとして“DIR:3、FILE:5”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAが“AUD003”ディレクトリの、“AOB005.SA1”ファイルであることを示している。また、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテツAのジャンルが、ジャンル管理ファイル201の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“2”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAの作曲者情報が、作曲者管理ファイル211の2番目の管理情報である管理情報#2に属していることを示している。また、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“1”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアーティスト情報が、アーティスト管理ファイル203の管理情報#1に属していることを示している。また、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“3”が記録されている。これは、オーディオコンテンツAのアルバム情報が、アルバム管理ファイル205の管理情報#3に属していることを示している。また、その他の情報としてエントリの使用状況である“使用”が記録されている。
図6(b)に示すオーディオコンテンツBに対しても同様である。オーディオコンテンツBのタイトル情報が“Title B”であり、図10で示したアルバム管理ファイル205の管理情報#1における、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“2”が記録されている。よって、タイトル管理ファイル207の2番目のエントリである管理情報#2の領域において、タイトル(文字情報)に“Title B”が,コンテンツ記録場所へのポインタとして“DIR:2、FILE:4”が、ジャンル管理ファイル201へのポインタとして“1”が、作曲者管理ファイル211へのポインタとして“1”が、アーティスト管理ファイル203へのポインタとして“2”が、アルバム管理ファイル205へのポインタとして“1”が、その他の情報として“使用”がそれぞれ記録されている。また、管理情報#1、管理情報#3、管理情報#5にはその他の情報として“未使用”の情報が記録されており、情報記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。
以上のような各属性管理ファイルの構成について図6のコンテンツを用いて説明した。各属性管理ファイルにおいて、新規のコンテンツ記録時等で新たな管理情報の追加が必要になった場合、管理情報(エントリ)を追加することが可能である。このため、各属性管理ファイルのサイズは可変長となる。一方、コンテンツの削除等に伴い、管理情報が必要なくなった場合、管理情報(エントリ)の領域の削除は行わず、その他の情報において使用状況を示すフラグを“未使用”に変更することで対応できる。なお、この使用状況を示すフラグは個々の管理情報に保持する例を示したが、一例として、管理ファイルの先頭部分にファイル内全体の使用状況に関してまとめて管理する領域を設けるような方法でも構わないし、また、別ファイルで管理するような方法であっても構わない。
なお、各属性管理ファイルにおける文字情報として単一種類の文字情報を示しているが、異なる種類の文字コードが同時に対応可能となるように、同一管理情報内に複数の文字情報が記録されてもよく、文字情報は前述のものに限定されない。例えば、文字情報を格納できる領域を各管理情報内に複数確保し、1byte文字コードや、2byte文字コード等の文字コードに応じた専用の領域を使用するような構成でもよい。
また、説明の簡単化のために、ジャンル管理ファイル201、作曲者管理ファイル211、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205において、ポインタが1つのみ存在する場合を例として説明した。しかし、図5に示すように、個々の管理情報は複数のポインタを格納でき、複数の属性管理ファイルの管理情報へのポインタが記録できるような構成であってもよい。また、その場合に1つの管理情報に記録するポインタは所定の順序に従った順番で記録できるような構成であっても構わない。また、その場合に、1つのエントリ内で、記録できる管理情報へのポインタ数より多く、ポインタを記録する必要が生じた際、リンク情報を伴って複数のエントリを利用して、管理情報へのポインタを記録してもよい。
図12は、複数の管理情報(エントリ)を用いることで多数のポインタを管理する構成例を示した図である。同図において、アルバム管理ファイル205の1つの管理情報には、タイトル管理ファイル207へのポインタは、最大3個までしか登録できないとする。“Album B”におけるタイトル管理ファイル207へのポインタを3個以上記録することが必要な場合、”その他の情報”にリンク情報を記録し、管理情報#1と管理情報#2が“Album B”の管理情報として利用できるようにしている。
また、各属性管理ファイルにおいて、その他の情報に記録される情報は、エントリの使用状況を示す情報やエントリのリンク情報に限られない。これらの他に、図13に示すように、コンピレーションアルバムか否かを示すフラグ情報や、アルバムに対する画像データ(Pictureデータ)が記録されている場所を示す情報等が記録されてもよい。
また、各属性管理ファイルの管理情報のサイズは512バイトに限らず、可変長としてもよい。また、各属性管理ファイルの構成自体は可変長として説明したが、固定長であってもよい。また、各属性管理ファイルは別々のファイルの構成としたが、1つ或いはいくつかのファイルにその情報が集約されるような構成でもよい。
1.2.6 ソート情報管理ファイル
各属性管理ファイルにおいて管理情報(エントリ)をソートした状態を管理するソート情報管理ファイル209について、図14を用いて説明する。
図14は、ジャンル管理ファイル201と、それに対するソート情報管理ファイル209との構成例を示した図である。
ソート情報管理ファイル209は、ジャンル管理ファイル201、作曲者管理ファイル211、アーティスト管理ファイル203、アルバム管理ファイル205及びタイトル管理ファイル207の管理情報を、それぞれの属性管理ファイルで管理する文字情報、すなわちジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム及びタイトルについて所定の条件(手順)でソートした場合の、ソート後の管理情報の順序を示す情報を格納する。このため、ソート情報管理ファイル209は、ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム及びタイトルのそれぞれの情報について、ソート後の順序を格納する領域を有する。
ソート情報管理ファイル209の、ジャンルに関するソート情報を記録する領域には、ジャンル管理ファイル201で使用されている管理情報を所定の条件で並び替えた場合の順序が、ジャンル管理ファイル201の管理情報のインデックス番号を用いて記録される。
例えば、ジャンル管理ファイル201において管理情報#1、管理情報#2及び管理情報#4が使用されており、それぞれのジャンル名(文字情報)として“CLASSIC”,“POPS”,“JAZZ”が記録されている場合を考える。ジャンル管理ファイル201の管理情報を、ジャンル名(文字情報)のアルファベット順に並べ替えると、管理情報#1、管理情報#4、管理情報#2の順になる。よって、ソート情報管理ファイル209の、ジャンルに関するソート情報を記録する領域には、#1、#4、#2のようにインデックス番号が記録される。このように、ソート情報管理ファイル209において、各属性管理ファイルの管理情報を所定の条件で並べ替えた状態をインデックス番号で管理することにより、各属性管理ファイルにおいて実際に管理情報の並べ替えをする必要がなく、容易にソート後の管理情報の順序を管理することが可能となる。
再生装置は、ソート情報管理ファイル209を参照することによって、ジャンルを所定の順序に並び替えた一覧を容易に表示することが可能となる。また、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトルに関しても、同様に各属性管理ファイルの管理情報を所定の条件で並べ替えた後の順序情報を、インデックス番号を用いてソート情報管理ファイル209内に管理する。前述のように各属性管理ファイルのサイズが、記録する管理情報の数に応じて可変長となる場合、ソート情報管理ファイル209の各管理情報のソート情報を管理する領域も可変長となる。
また、図15に示すように、ソート情報管理ファイル209は、ソート後のインデックス情報221に加えて、各属性管理ファイル内の管理情報エントリの使用状況を示すフラグ情報であるUsed情報223を格納してもよい。図15の例では、ジャンル管理ファイル201において、管理情報#1、管理情報#2、管理情報#3、管理情報#4はそれぞれ、”使用”、”使用”、”未使用”、”使用”であるため、ジャンル情報に関するUsed情報223として“1”、“1”、“0”、“1”となるフラグ情報が記録される。
以上では、ソート情報管理ファイル209は可変長となる構成について示したが、固定長のファイルであっても構わない。また、各管理情報ファイル内の管理情報を所定の条件でソートした状態を1つのファイルにまとめて管理する例について示したが、属性管理ファイル毎にソート情報を管理するファイルを設けてもよい。すなわち、各属性管理ファイルの管理情報を所定条件でソートした状態を管理できる構成であれば、その構成はどのようなものであっても構わない。
2.記録装置
上記の半導体記録媒体100に対する記録装置の構成及び動作について説明する。
2.1 構成
図16に記録装置の構成を示す。記録装置1600は、CD、DVD、ファイル等から、またはインターネット網や携帯電話網といった各種ネットワークを介して、コンテンツを取得し、半導体記録媒体100に記録する。記録装置1600は例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブル機器、TV等である。
記録装置1600は、データ入力I/F部1607と、データ記録部1601と、コンテンツ書き込み/読み込み部1608と、コンテンツ鍵書き込み/読み込み部1609と、媒体アクセス部1610と、入力部1611と、表示部1612とを含む。
データ入力I/F部1607は、CD、DVD、ファイル等のコンテンツファイルを読み出す機能や、ネットワークI/F機能を備え、同じネットワーク内に接続された専用の配信サーバから、コンテンツや、コンテンツに付随するジャンル、アーティスト名、アルバム名、作曲者名、タイトル名等の各種情報を受信する機能を備えている。
データ記録部1601は、入力されたコンテンツに対するコンテンツ鍵、コンテンツ情報、ナビゲーション情報を生成する機能を有する。データ記録部1601は、エンコーダ1602、エンクリプタ1603、コンテンツ鍵生成部1604、ナビゲーションファイル生成部1605、及びコンテンツ情報生成部1606を含む。
エンコーダ1602は、データ入力I/F部1607で入力されたコンテンツを必要に応じて符号化し圧縮する機能を有する。エンコーダ1602は必ずしも必要ではないが、本実施の形態においては入力されたコンテンツをエンコーダ1602で圧縮後に、エンクリプタ1603で暗号化する。
エンクリプタ1603は、コンテンツ鍵生成部1604によって生成されたコンテンツ鍵でコンテンツを暗号化し、暗号化コンテンツを生成する機能を有する。
コンテンツ鍵生成部1604は、データ入力I/F部1607から入力されるローカルコンテンツを暗号化する際に使用するコンテンツ鍵を生成する機能を有する。本実施の形態では、コンテンツ鍵生成部1604は乱数生成器を備えており、乱数によってコンテンツ鍵を生成する。
コンテンツ情報生成部1606は、配信サーバ300からデータ入力I/F部1607を介して受信した、コンテンツに関するジャンル、アーティスト、作曲者、アルバム、タイトル等の属性情報を加工してコンテンツ情報を生成する機能を有する。コンテンツ情報生成部1606は、ユーザにより入力されたコンテンツに関する属性情報を、キーボードやボタン等の入力機器等の入力部1611を介して受信することもできる。
ナビゲーションファイル生成部1605は、半導体記録媒体100に記録されているナビゲーションファイル群を解析し、コンテンツ情報生成部1606で生成されるコンテンツ情報をもとに、新たなナビゲーションファイル群を生成する機能を備えている。
コンテンツ書き込み/読み込み部1608は、ナビゲーションファイル群とともに暗号化されたコンテンツを媒体アクセス部1610経由で半導体記録媒体100に書き込んだり、半導体記録媒体100に書き込まれているナビゲーションファイル群や、暗号化コンテンツを読み込む機能を備えている。
コンテンツ鍵書き込み/読み込み部1609は、データ記録部1601において生成された暗号化コンテンツ鍵を媒体アクセス部1610経由で半導体記録媒体100に書き込んだり、読み込んだりする機能を備えている。
媒体アクセス部1610は、半導体記録媒体100を装着し、装着された半導体記録媒体100に対してアクセスを行う機能を備えている。媒体アクセス部1610はさらに、半導体記録媒体100の特殊領域131に記録されたメディア固有鍵の読出しや、保護領域132に記録された任意のデジタルデータの読み書きを行うために必要な認証処理を行う機能を備えている。
入力部1611は、ユーザが文字情報等の入力を行うことが可能なキーボードや各種ボタン等を備える。
表示部1612は、コンテンツに対して付けられたジャンル、アーティスト、作曲者、アルバム、タイトル等の情報を初めとして、各種文字情報等の表示を行うことができる画面等の機能を備えている。
2.2 記録動作
図17は、記録装置1600が、データ入力I/F部1607経由で取得したコンテンツを半導体記録媒体100に記録する場合の動作シーケンスの例を示すフローチャートである。
まず、記録装置1600のデータ入力I/F部1607は、ソースが記録されたCD、DVD等の記録媒体から、カメラ・マイクといった入力機器から、または、インターネット網、携帯電話網を介して、コンテンツを取得する(S1700)。取得されたコンテンツはデータ記録部1601に送られる。
データ記録部1601は、コンテンツ鍵、コンテンツ情報、暗号化コンテンツを生成する(S1701)。具体的には、データ記録部1601は、ローカルコンテンツの符号化による圧縮をエンコーダ1602で行う。さらに、コンテンツ鍵生成部1604にてコンテンツ鍵を生成する。エンクリプタ1603にて、符号化後のローカルコンテンツを、前述のコンテンツ鍵で暗号化することで、暗号化コンテンツを生成する。さらに、ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトル等のコンテンツに関する属性情報を、配信サーバからデータ入力I/F部1607を介して取得するか、または記録装置に付随する表示部1612にデータを表示し、ユーザからのデータ変更要望等により、キーボードや、ボタン等の入力部1611を介してユーザからの入力を受け付けることで生成する。
次に、ナビゲーションファイル群を生成する(S1702)。半導体記録媒体100に記録されている、ナビゲーションファイル群(ジャンル管理ファイル、アーティスト管理ファイル、作曲者管理ファイル、アルバム管理ファイル、タイトル管理ファイル等の各属性管理ファイル、ソート情報管理ファイル)を読み込んで、ステップS1701で生成したコンテンツ情報を基に、ナビゲーションファイル群(ジャンル管理ファイル、アーティスト管理ファイル、作曲者管理ファイル、アルバム管理ファイル、タイトル管理ファイル等の各属性管理ファイル、ソート情報管理ファイル)に追加した状態で内部に保持する。このときの具体的な動作シーケンスは後述する。
コンテンツ書き込み/読み込み部1608は、データ記録部1601のエンクリプタ1603が暗号化したコンテンツと共に、内部に保持するナビゲーションファイル群を、媒体アクセス部1610経由で、半導体記録媒体100の通常領域133に記録する(S1703)。
コンテンツ鍵書き込み/読み込み部1609は、データ記録部1601で生成されたコンテンツ鍵を、媒体アクセス部1610経由で、半導体記録媒体100固有のメディア固有鍵で暗号化された状態で、半導体記録媒体100の保護領域132に記録する(S1704)。ただし、半導体記録媒体100の保護領域132への書き込みは、媒体アクセス部1610と半導体記録媒体100との間で互いの正当性を認証することで可能となる。
2.2.1 ナビゲーションファイル群の生成
前述のナビゲーションファイル群の生成ステップ(S1702)の詳細な処理を図18のフローチャートを参照して説明する。
まず、半導体記録媒体100に記録されているジャンル管理ファイル201を参照し、ジャンル管理ファイル201に、これから記録しようとするコンテンツに対するジャンル情報と同じものが含まれているか否かを確認する(S1800)。
ジャンル管理ファイル201において、記録しようとするコンテンツに対するジャンル情報が含まれていない場合、そのジャンル情報について新規に管理情報を作成する(S1801)。
次に、半導体記録媒体100から、アーティスト管理ファイル203及び作曲者管理ファイル211の管理情報を読み込む。読み込んだ管理情報を参照し、それらのファイル中に、記録するコンテンツに対するアーティスト情報、作曲者情報と同じものが既に含まれているか否かを確認する(S1802)。
アーティスト管理ファイル203及び作曲者管理ファイル211に、記録するコンテンツに対するアーティスト情報及び作曲者情報がそれぞれ含まれていない場合には、新規に管理情報を作成する(S1803)。
上記のステップにおいて、アーティスト管理ファイル203及び作曲者管理ファイル211において、記録するコンテンツに関連する管理情報(すなわち、ポインタ)が決まる。記録するコンテンツに関連する、ジャンル管理ファイル201における管理情報に、アーティスト管理ファイル203へのポインタと、作曲者管理ファイル211へのポインタとを記録する(S1804)。
その後、半導体記録媒体100から、アルバム管理ファイル205の管理情報を読み込む。読み込んだ管理情報を参照し、アルバム管理ファイル205において、記録するコンテンツに対するアルバム情報と同じものが含まれているか否かを確認する(S1805)。
アルバム管理ファイル205内の管理情報に、記録するコンテンツに対するアルバム情報が含まれていない場合には、新規に管理情報を作成する(S1806)。
上記のステップにおいて、アルバム管理ファイル205において、記録するコンテンツに関連する情報を含む管理情報が決まる。次に、アーティスト管理ファイル203及び作曲者管理ファイル211の管理情報に、アルバム管理ファイルへのポインタを記録する(S1807)。
次に、記録するコンテンツに対するタイトル管理情報に基づき、タイトル管理ファイル207内の管理情報を新規に作成する(S1808)。
上記のステップにおいて、タイトル管理ファイル207において、記録するコンテンツに関連する情報を含む管理情報が決まる。アルバム管理ファイル205の管理情報に、タイトル管理ファイル207へのポインタを記録する(S1809)。
なお、上記の管理情報を新規に作成する各ステップ(S1801,S1803、S1806、S1808)の終了後、各属性管理ファイル内の管理情報を所定の条件でソートした場合のソート順を示すソート情報を作成し、そのソート情報に基づきソート情報管理ファイル209を更新する。例えば、ステップS1801でジャンル管理ファイル201において管理情報の追加後、ジャンル管理ファイル201の管理情報の「ジャンル」フィールドを所定の条件(例えばアルファベット順)でソートした場合の、ソート後の管理情報の順序を、ソート情報管理ファイル209に記録する。
以上のように、記録装置1600は、図3に示す記録方法及び図4に示すディレクトリ構成にしたがい、半導体記録媒体100のナビゲーションファイル群及びコンテンツを更新し、記録することが可能となる。
3.再生装置
上記の半導体記録媒体100に対する再生装置の構成及び動作について説明する。
3.1 構成
図19に、本実施形態の再生装置の構成の一例を示す。再生装置1900は、出力部1901と、コンテンツ再生部1902と、コンテンツ鍵読出し部1905と、コンテンツ読出し部1906と、媒体アクセス部1908と、表示部1909とを含む。
コンテンツ読出し部1906は、半導体記録媒体100からコンテンツ、ナビゲーションファイル群やプレイリストファイルを読み出す機能を備えている。コンテンツ読出し部1906は、コンテンツ検索部1907を含み、コンテンツ検索部1907は、半導体記録媒体100に記録されているナビゲーションファイル群やプレイリストファイルを読み出し、再生装置1900に搭載されている表示部1909にその情報を表示する機能を有する。また、コンテンツ読出し部1906は、ユーザが選択した情報に従って階層的なナビゲーションファイル群やプレイリストファイルの検索、コンテンツの絞込み選択を行い、最終的にユーザの希望に合致するコンテンツを半導体記録媒体100から検索する。検索されたコンテンツは暗号化されており、コンテンツ再生部1902に送られる。また、コンテンツ読出し部1906は、半導体記録媒体100におけるコンテンツ鍵の記録場所を示す情報を保持しており、この情報を出力する機能を有する。
コンテンツ鍵読出し部1905は、コンテンツ読出し部1906から受け取ったコンテンツ鍵の記録場所を示す情報に基づいて、半導体記録媒体100に記録された暗号化コンテンツ鍵を媒体アクセス部1908経由で読み出し、読み出した暗号化コンテンツ鍵を復号化して平文コンテンツ鍵を生成し、その平文コンテンツ鍵をコンテンツ再生部1902に出力する機能を備えている。
コンテンツ再生部1902は、コンテンツ読出し部1906から受け取ったコンテンツ(暗号化コンテンツ)を、コンテンツ鍵読出し部1905から受け取ったコンテンツ鍵で復号し、伸張処理を行い、コンテンツを再生する機能を備えている。デクリプタ1904は、暗号化コンテンツをコンテンツ鍵で復号する処理を行う。コンテンツ再生部1902はデクリプタ1904とデコーダ1903から構成される。デコーダ1903は、デクリプタ1904で復号されたコンテンツが圧縮されている場合に、そのコンテンツを伸張して圧縮前の状態に戻す処理を行う。なお、デコーダ1903はコンテンツが圧縮されていない場合にはなくてもよい。
出力部1901は、コンテンツ再生部1902によって復号されたコンテンツデータを出力する機能を備えている。例えば、出力部1901は、コンテンツデータが音声データの場合、スピーカに相当し、コンテンツデータが映像データや文字データの場合、ディスプレイに相当する。また、再生装置1900の外部にあるディスプレイやスピーカを使用する場合、出力部1901はAV−OUT等の出力端子に相当する。
媒体アクセス部1908は、半導体記録媒体100を装着し、装着された半導体記録媒体100に対してアクセスを行う機能を備えている。媒体アクセス部1908は、半導体記録媒体100の特殊領域131に記録されたメディア固有鍵の読み出しや、保護領域132に記録された任意のデジタルデータの読み書きを行うために必要な認証処理を行う機能を備えている。
表示部1909は、例えば液晶表示装置(LCD)からなり、コンテンツ読出し部1906で読み込まれたコンテンツやナビゲーションファイル群やプレイリストファイルの情報を表示する機能を有する。
3.2 再生動作
図20は、再生装置1900が半導体記録媒体100に記録されたコンテンツを再生する場合の動作シーケンス例を示すフローチャートである。
まず、再生装置1900のコンテンツ読み出し部1906は媒体アクセス部1908経由で、半導体記録媒体100に記録されているナビゲーションファイル群或いはプレイリストファイルを読み出す(S2000)。
次に、ユーザの指示にしたがいコンテンツファイルを読み出す(S2001)。具体的には、読み出したナビゲーションファイル群或いはプレイリストファイルの情報を基に、再生装置1900の表示部1909上に選択メニューを表示し、その選択メニューを介してユーザに所望のコンテンツを選択させる。ユーザの選択に従って、コンテンツ検索部1907は、ナビゲーションファイル群、プレイリストファイル及びコンテンツファイルの検索を行う。こうして得られたコンテンツデータ及びコンテンツに関する属性情報は、コンテンツ再生部1902及びコンテンツ鍵読出し部1905に送られる。この処理の詳細及び表示部1909上の表示例は後述する。
次に、暗号化されたコンテンツを復号するためのコンテンツ鍵(暗号化コンテンツ鍵)を読み出す(S2002)。コンテンツ鍵読出し部1905は、コンテンツ読み出し部190から受信した情報を基に暗号化コンテンツ鍵の記録場所を特定し、媒体アクセス部1908経由で半導体記録媒体100から暗号化コンテンツ鍵を読み出す。半導体記録媒体100から読み出したコンテンツ鍵は、半導体記録媒体100に固有のメディア固有鍵で暗号化されている。このため、まず、半導体記録媒体100からメディア固有鍵を読み出し、それを用いて、読み出したコンテンツ鍵から平文のコンテンツ鍵を算出する必要がある。
こうして得られたコンテンツ鍵はコンテンツ再生部1902に送られる。なお、コンテンツ鍵の読出しは、媒体アクセス部1909と半導体記録媒体100との間で互いの正当性を認証することで可能となる。
最後に、半導体記録媒体100から読み出したコンテンツとコンテンツ鍵とを用いて、コンテンツを復号し、再生する(S2003)。コンテンツ再生部1902のデクリプタ1904は、コンテンツ読出し部1905から受信したコンテンツを、コンテンツ鍵読出し部1905から受信したコンテンツ鍵を用いて復号する。デコーダ1903は、復号されたコンテンツの伸張処理を行い、出力部1901に送信する。これによってコンテンツの再生が実現される。
図21及び図22は、上記のステップS2001において、再生装置1900の表示部1909上での、半導体記録媒体100から読み出されたナビゲーション情報に基づいた選択メニューの表示例を示している。図21(a)→図21(b)→図22()→図22()と遷移する。
図21(a)は、再生装置1900の表示部1909上に最初に表示される初期メニューの例を示した図である。ユーザは、「ジャンル一覧」、「作曲者一覧」、「アーティスト一覧」、「アルバム一覧」、「タイトル一覧」、「ユーザプレイリスト」の選択項目の中から1つの項目を選択することが可能となる。図21(b)は、図21(a)の選択メニューにおいて「ジャンル一覧」が選択された際の表示例を示している。このときの選択メニューでは、ジャンル管理ファイル201で管理されるジャンルが、ソート情報管理ファイル209で管理するソート順にしたがって表示される。
図22(c)は、図21(b)の選択メニューにおいて「CLASSIC」が選択された際の表示例を示している。このとき、さらに、「アーティスト」及び「作曲者」のいずれで次の選択を行うかを確認する画面が表示されている。すなわち、半導体記録媒体100に記録されているジャンル管理ファイル201の管理情報には、アーティスト管理ファイル203へのポインタと、作曲者管理ファイル211へのポインタとがあるため、いずれのファイルの内容を表示させるかをユーザが選択することができるようになっている。
図22(d)は、図22(c)の選択メニューにおいて「アーティスト」が選択された場合の表示例を示している。ジャンル管理ファイル201に記録されているアーティスト管理ファイルへのポインタに基づき、アーティスト情報を表示する。その際、その表示順はソート情報管理ファイル209で管理されるソート順序にしたがう。以降、アルバム→タイトルへと階層的にユーザの選択が進む。記録媒体100に記録している各属性管理ファイルのポインタ情報及びソート情報管理ファイル209で管理されるソート情報に基づき選択項目が表示される。
なお、画面の表示は上記の例に限定されず、任意の表示形式が可能である。例えば、初期選択メニューではユーザプレイリストの一覧のみ表示されており、特定のアクション(ボタンを押す等)を起こすことによって、コンテンツの絞込み動作に移行するものでもよい。
以上のように、再生装置1900においてナビゲーションファイル群を効果的に利用することで、数多くのコンテンツの中からユーザが希望するコンテンツを効果的に絞り込んで再生することが可能となる。
3.2.1 コンテンツ再生処理の詳細
図23〜図27を用いて、ステップS2001のコンテンツファイルの読出し処理の詳細を説明する。
(a)初期メニュー処理
図23は、図21(a)の初期メニュー(初期選択画面)の表示及びその初期メニュー上でユーザにより選択が行われた場合の処理の流れを示す。まず、表示部1909上に図21(a)に示す初期メニュー("Menu List")が表示される(S21)。初期メニュー上でユーザにより「ジャンル一覧」の項目が選択されると(S22でYES)、「ジャンル一覧」選択時処理が実行される(S28)。「作曲者一覧」の項目が選択されると(S23でYES)、「作曲者一覧」選択時処理が実行される(S29)。「アーティスト一覧」の項目が選択されると(S24でYES)、「アーティスト一覧」選択時処理が実行される(S30)。「アルバム一覧」の項目が選択されると(S25でYES)、「アルバム一覧」選択時処理が実行される(S31)。「タイトル一覧」の項目が選択されると(S26でYES)、「タイトル一覧」選択時処理が実行される(S32)。「プレイリスト表示」の項目が選択されると(S27でYES)、「プレイリスト表示」選択時処理が実行される(S30)。
(b)ジャンル一覧選択時処理
図24のフローチャートを参照してジャンル一覧選択時処理を説明する。図21(a)に示す初期メニュー上で「ジャンル一覧」が選択されると、ジャンル管理ファイル201が参照され、図21(b)に示すようなジャンル項目(管理情報のテキスト情報)の一覧が表示される(S221)。具体的には、ジャンル管理ファイル201の各管理情報の「ジャンル」フィールドに記載された情報(ジャンル名)を取得し、各ジャンル名をソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えて、表示する。
ユーザは、図21(b)に示すようなジャンル項目の一覧から所望のジャンルを選択できる。ユーザにより1つのジャンルの選択があると(S222でYES)、図22()に示すような「アーティスト」または「作曲者」のいずれかを選択する画面が表示される(S223)。
ユーザにより「アーティスト」が選択された場合(S224)、アーティスト管理ファイル203が参照され、図22()に示すような、選択されたジャンルに属するアーティスト(アーティスト名)が検索され、その一覧が表示される(S232)。このとき、アーティストは所定のソート順で表示される。例えば、アーティストはソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えられて表示される。また、ジャンル管理ファイル201において、「アーティストへのポインタ」に登録されているポインタが既に並べ替えられている場合、並べ替えのためにソート情報管理ファイル209が参照される必要はなく、登録されたポインタが示す順に表示すればよい(このことは、他の属性管理ファイルの情報が一覧表示される場合も同様である)。
選択されたジャンルに属するアーティストの情報(アーティスト名)は次にようにして取得できる。ジャンル管理ファイル201において、選択されたジャンルに関する管理情報を特定する。特定した管理情報における「アーティスト管理ファイルへのポインタ」を参照することで、アーティスト管理ファイル203における、選択されたジャンルに関連するアーティストの管理情報を特定する。そして、アーティスト管理ファイル203における特定された管理情報から、選択されたジャンルに属するアーティスト名を取得する。
アーティストの一覧表示後、ユーザにより1つのアーティストの選択があると(S233でYES)、アルバム管理ファイル205が参照され、選択されたアーティストのアルバムが検索され、その一覧が表示される(S234)。このとき、検索されたアルバムの情報は例えばソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えて表示される。
選択されたアーティストのアルバムの情報(アルバム名)は次にようにして取得できる。アーティスト管理ファイル203において、選択されたアーティストに関する管理情報を特定する。特定した管理情報における「アルバム管理ファイルへのポインタ」を参照して、アルバム管理ファイル205における、選択されたアーティストに関連するアルバムの管理情報を特定する。そして、アルバム管理ファイル205における特定された管理情報から、選択されたアーティストに関連するアルバムの情報を取得する。
一方、ステップS224において、ユーザにより「作曲者」が選択された場合、作曲者管理ファイル211が参照され、そのジャンルに属する作曲者が検索され、その一覧が表示される(S225)。このとき、検索された作曲者の情報は例えばソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えて表示される。
作曲者一覧表示後、ユーザにより1つの作曲者の選択があると(S226でYES)、アルバム管理ファイル205が参照され、選択された作曲者のアルバムが検索され、その一覧が表示される(S227)。ステップS234の場合と同様に、作曲者管理ファイル211の「アルバム管理ファイルへのポインタ」を参照することで、選択された作曲者に関連するアルバムの情報を取得できる。
アルバム一覧表示後、ユーザにより1つのアルバムが選択されると(S228でYES)、タイトル管理ファイル207が参照され、選択されたアルバムに含まれるタイトルが検索され、その一覧が表示される(S229)。このとき、検索されたタイトルの情報は例えばソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えて表示される。
具体的には、アルバム管理ファイル205において、選択されたアルバムに関する管理情報を特定する。特定した管理情報における「タイトル管理ファイルへのポインタ」を参照して、タイトル管理ファイル207における、選択されたアルバムに関連するタイトルの管理情報を特定する。そして、タイトル管理ファイル207における特定された管理情報から、選択されたアルバムに関連するタイトルの情報を取得する。
タイトル一覧表示後、ユーザにより1つのタイトルが選択されると(S230でYES)、選択されたタイトルのコンテンツが半導体記録媒体100から読み出される(S231)。コンテンツの記録場所は、タイトル管理ファイル207の「コンテンツ記録場所へのポインタ」を参照することで認識できる。
(c)作曲者(アーティスト)一覧選択時処理
図25のフローチャートを参照して作曲者一覧選択時処理(またはアーティスト一覧選択時処理)を説明する。
初期メニュー上でユーザにより「作曲者一覧」(または「アーティスト一覧」)が選択された場合、作曲者管理ファイル211(またはアーティスト管理ファイル203)が参照され、作曲者(またはアーティスト)が検索され、その一覧が表示される(S241)。このとき、検索された作曲者(またはアーティスト)はソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並べ替えられて表示される。
作曲者(またはアーティスト)の一覧表示後、ユーザにより1つの作曲者(またはアーティスト)の選択があると(S242でYES)、アルバム管理ファイル205が参照され、選択された作曲者(またはアーティスト)のアルバムが検索され、その一覧が表示される(S243)。
アルバム一覧表示後、ユーザにより1つのアルバムが選択されると(S244でYES)、タイトル管理ファイル207が参照され、選択されたアルバムに含まれるタイトルが検索され、その一覧が表示される(S245)。
タイトル一覧表示後、ユーザにより1つのタイトルが選択されると(S246でYES)、選択されたタイトルのコンテンツが半導体記録媒体100から読み出される(S247)。
(d)アルバム一覧選択時処理
図26のフローチャートを参照してアルバム一覧選択時処理を説明する。
初期メニュー上でユーザにより「アルバム一覧」が選択された場合、アルバム管理ファイル205が検索され、その一覧がソートされて表示される(S251)。このとき、アルバムの情報は例えばソート情報管理ファイル209に記録されているソート情報に従って並べ替えられて表示される。
アルバム一覧表示後、ユーザにより1つのアルバムが選択されると(S252でYES)、タイトル管理ファイル207が参照され、例えば選択されたアルバムに含まれるタイトルが検索され、その一覧がソートされて表示される(S253)。
タイトル一覧表示後、ユーザにより1つのタイトルが選択されると(S254でYES)、選択されたタイトルのコンテンツが半導体記録媒体100から読み出される(S255)。
(e)タイトル一覧選択時処理
図27のフローチャートを参照してタイトル一覧選択時処理を説明する。
初期メニュー上でユーザにより「タイトル一覧」が選択された場合、タイトル管理ファイル207が参照され、タイトルが検索され、例えばその一覧がソートされて表示される(S261)。
タイトル一覧表示後、ユーザにより1つのタイトルが選択されると(S262でYES)、選択されたタイトルのコンテンツが半導体記録媒体100から読み出される(S263)。なお、ここでは詳細な説明は割愛するが、初期メニュー上でユーザにより「プレイリスト」が選択された場合、プレイリストに登録されているコンテンツをユーザが選択することによって半導体記録媒体100から読み出される。
以上のようにして、本実施形態では、コンテンツに関する属性(ジャンル、アーティスト、作曲者、アルバム、タイトル等)毎に管理ファイル(属性管理ファイル)201、203、…を設け、各属性管理ファイル201、203、…を階層的にリンクさせ、そのリンク情報(ポインタ)を各属性管理ファイルで管理する。これにより、所望のコンテンツの絞込み抽出を容易な構成で行うことが可能となる。また、各属性管理ファイルで管理する情報を所定の条件で並べ替えた場合のソート順序に関する情報を、属性管理ファイルとは別のファイル(ソート情報管理ファイル209)で管理する。このように、ソート情報管理ファイル209を設けたことで、コンテンツの追加、削除時にともない属性管理ファイル内のエントリを並べ替える必要がなく、属性管理ファイルに対する更新処理の煩雑化を抑制しつつ、半導体記録媒体100に記録されているコンテンツの属性に基づいた検索の容易化を実現する。
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態において、ナビゲーションファイル群における各属性管理ファイル内の管理情報に対するポインタの情報の格納方法が実施の形態1のものと異なる。その他の構成、動作については基本点に同様である。また、本実施形態の記録装置及び再生装置の構成は実施の形態1のものと同様とする。
図28は、本実施形態における、ナビゲーションファイル群と、オーディオオブジェクトを含むコンテンツファイルとの関係を示した図である。ナビゲーションファイル群は、ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205b、タイトル管理ファイル207、及びソート情報管理ファイル209を含む。
ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205b、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイルは、文字情報と、タイトル管理ファイルへのポインタ情報とを含む。
例えば、図28では、ジャンル管理ファイル201bに含まれる管理情報#1には、タイトル管理ファイル207の管理情報#1と管理情報#3に対するポインタが記録される。同図において、矢印がポインタ情報によるポイント先を示している。同様に、他の属性管理ファイルの管理情報においても、タイトル管理ファイル207へのポインタが記録される。タイトル管理ファイル207の管理情報には、コンテンツの記録場所に関するポインタが記録されており、そのポインタを参照することでコンテンツファイル250bを特定することが可能となる。
実施の形態1と同様に、ソート情報管理ファイル209は、ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205b、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイル内の管理情報をソートした場合の、ソート順序を管理する。同図において、破線矢印は各属性管理ファイルのソート情報をソート情報管理ファイル209に記録していることを示している。
図29は、ジャンル管理ファイル201bの情報の記録例を示した図である。ジャンル管理ファイル201bの各管理情報は、「ジャンル(文字情報)」、「タイトル管理ファイルへのポインタ」、「その他の情報」の合計512バイトで構成される。管理情報#1には、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“1”、”2”が記録されている。これは、ジャンル“CLASSIC”に属するタイトルが、タイトル管理ファイル207の管理情報#1、管理情報#2に属していること示している。
同様に、ジャンル管理ファイル201bの管理情報#2には、タイトル管理ファイル207へのポインタとして“3、5、6”が記録されている。これは、ジャンル“POPS”に属するタイトルが、タイトル管理ファイル207の管理情報#3、管理情報#5、管理情報#6に属していることを示している。また、管理情報#3と管理情報#4は、その他の情報に“未使用”が記録されている。これは、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。ここで、ジャンル情報に対して何番目の管理情報を使用するかについては特に制限はない。なお、上記の例では、使用状況を示すフラグを個々の管理情報内に保持したが、別の例として、管理ファイルの先頭部分にファイル内全体の使用状況に関してまとめて管理する領域を設けるような方法でも構わないし、また、別ファイルで管理するような方法であっても構わない。
本実施形態における、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205bの構成についても、ジャンル管理ファイル201bと同様の構成であるため、詳細な説明は割愛する。また、タイトル管理ファイル207の構成は図11で示した実施の形態1の構成と同様である。
図30は、ナビゲーションファイル群の生成処理を示すフローチャートである。本処理は記録装置1600により実行される。本フローチャートは、ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205bの各属性管理ファイルについての生成処理を示している。
まず、半導体記録媒体100に記録されている各属性管理ファイル(ジャンル管理ファイル201b、作曲者管理ファイル211b、アーティスト管理ファイル203b、アルバム管理ファイル205b)を参照し、各属性管理ファイル201b、…の管理情報に、これから記録しようとするコンテンツに対するジャンル情報と同じものが含まれているか否かを確認する(S2500)。
各属性管理ファイル201b、…の管理情報に、記録しようとするコンテンツに対する情報が含まれていない場合には、そのジャンル情報について新規に管理情報を作成する(S2501)。
次に、タイトル管理ファイル207において管理情報を新規に作成する(S2502)。
上記のステップにより、タイトル管理ファイル207において、記録するコンテンツに関連する管理情報(すなわち、ポインタ)が決まる。次に、各属性管理ファイル201b、…の管理情報に、タイトル管理ファイル207へのポインタを記録する(S2503)。
上記の各ステップにおいて、新規に管理情報を作成するときに、各属性管理ファイルの管理情報を所定の条件でソートした場合の、ソート順を示すソート情報を作成し、ソート情報管理ファイル209に記録する。
図31は、再生装置1900における再生コンテンツ選択時の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、図21及び図22に示すようにユーザ選択が実行された場合の、再生装置1900の動作を示す。なお、図31での破線は再生装置に対する入力すなわちユーザによる操作を示す。
図21(b)に示す選択メニュー上でユーザによりジャンル一覧から1つのジャンルが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2601)。その後、図22(c)に示すような”作曲者”または”アーティスト”を選択するメニューが表示されるが、本例では、ユーザにより”アーティスト”が選択されたものとする。
再生装置1900において、選択されたジャンルについて、ジャンル管理ファイル201bの管理情報に登録されている「タイトル管理ファイルへのポインタ」に基づき、タイトル管理ファイル207の管理情報を取得する。取得した管理情報に含まれる「アーティスト管理ファイルへのポインタ」から、アーティストの情報を検索し、検索した結果をアーティスト一覧として表示する(S2602)。これにより、図22(d)に示すようなアーティスト一覧が表示される。
次に、図22(d)に示すアーティスト一覧から、ユーザにより1つのアーティストが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2603)。
選択されたアーティストに関して、アーティスト管理ファイル203bの管理情報に登録されている「タイトル管理ファイルへのポインタ」に基づき、タイトル管理ファイル207の管理情報を取得する。取得した管理情報に含まれる「アルバム管理ファイルへのポインタ」から、アルバム情報を検索し、検索した結果をアルバム一覧として表示する(S2604)。
アルバム一覧からユーザにより1つのアルバムが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2605)。
選択されたアルバムに関して、アルバム管理ファイル205bの管理情報に登録されている「タイトル管理ファイルへポインタ」に基づき、タイトル管理ファイル207の管理情報を取得する。取得した結果をタイトル一覧として表示する(S2606)。
タイトル一覧からユーザにより1つのタイトルが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2607)。
選択されたタイトルに関して、タイトル管理ファイル207内の管理情報に登録されている「コンテンツ記録場所へのポインタ」に基づきコンテンツデータを取得する(S2608)。その後、取得されたコンテンツデータについて復号、伸張処理が実行されて再生される。
このように本実施の形態におけるナビゲーションファイル群では、タイトル管理ファイル207以外の全ての管理ファイルが、タイトル管理ファイルに対するポインタを格納する。この構成により、属性管理ファイル自体の追加や削除に対して、容易かつ柔軟な対応が可能となる。
(実施の形態3)
以下、本発明の第3の実施の形態を説明する。本実施の形態において、ナビゲーションファイル群における各属性管理ファイル内の管理情報の格納方法が実施の形態1,2のものと異なる。その他の構成、動作については基本点に同様である。また、本実施形態の記録装置及び再生装置の構成は実施の形態1のものと同様とする。
図32は、本実施形態における、ナビゲーションファイル群と、オーディオオブジェクトを含むコンテンツファイルとの関係を示した図である。ナビゲーションファイル群は、ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205c、タイトル管理ファイル207、及びソート情報管理ファイル209を含む。
ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205c、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイルは、各属性の内容を示す文字情報と、他の属性管理ファイルにおいて登録されている各属性に関連する管理情報の数を示すリファレンスカウント情報とを含む。本実施形態では、これらの属性管理ファイル201c、…は他の管理ファイルへのポインタの情報を含まない。
タイトル管理ファイル207の管理情報には、実施の形態1と同様、コンテンツの記録場所に関するポインタが記録されており、そのポインタを参照することでコンテンツファイル250を特定することが可能となる。
実施の形態1と同様に、ソート情報管理ファイル209は、ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205c、タイトル管理ファイル207の各属性管理ファイル内の管理情報をソートした場合の、ソート順序を管理する。同図において、破線矢印は各属性管理ファイルのソート情報をソート情報管理ファイル209に記録していることを示している。
図33は、ジャンル管理ファイル201cの情報の記録例を示した図である。ジャンル管理ファイル201cの各管理情報は、「ジャンル(文字情報)」、「リファレンスカウント」、「その他の情報」の合計512バイトで構成される。管理情報#1には、リファレンスカウントとして”2”が記録されている。これは、ジャンル“CLASSIC”に属するタイトルが、タイトル管理ファイル207の全管理情報のうちの2つに使用されていること示している。
同様に、ジャンル管理ファイル201cの管理情報#2には、リファレンスカウントとして“1”が記録されている。これは、ジャンル“POPS”に属するタイトルが、タイトル管理ファイル207の管理情報のうち1つに使用されていることを示している。また、管理情報#3と管理情報#4は、その他の情報に“未使用”が記録されている。これは、情報を記録する領域自体は確保されているものの、管理情報として使用されていないことを示している。ここで、ジャンル情報に対して何番目の管理情報を使用するかについては特に制限はない。なお、この使用状況を示すフラグを個々の管理情報内に保持する例を示したが、別の例として、管理ファイルの先頭部分にファイル内全体の使用状況に関してまとめて管理する領域を設けるような方法でも構わないし、また、別ファイルで管理するような方法であっても構わない。
本実施形態における、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205cの構成についても、ジャンル管理ファイル201cと同様の構成であるため、詳細な説明は割愛する。また、タイトル管理ファイル207の構成は図11で示した実施の形態1の構成と同様である。
図34は、本実施形態のナビゲーションファイル群の生成処理を示すフローチャートである。本処理は記録装置1600により実行される。本フローチャートは、ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205cの各属性管理ファイルについての生成処理を示している。
まず、半導体記録媒体100に記録されている各属性管理ファイル(ジャンル管理ファイル201c、作曲者管理ファイル211c、アーティスト管理ファイル203c、アルバム管理ファイル205c)を参照し、各属性管理ファイル201c、…の管理情報に、これから記録しようとするコンテンツに対するジャンル情報と同じものが含まれているか否かを確認する(S300)。
各属性管理ファイル201c、…の管理情報に、記録しようとするコンテンツに対する情報が含まれていない場合には、そのジャンル情報について新規に管理情報を作成する(S301)。
次に、タイトル管理ファイル207において管理情報を新規に作成する(S302)。
上記のステップにより、タイトル管理ファイル207において、記録するコンテンツに関連する管理情報(すなわち、ポインタ)が決まる。次に、各属性管理ファイル201c、…の管理情報内の、リファレンスカウントをカウントアップした値(新規作成の場合には“1”)を記録する(S303)。
なお、上記の各ステップにおいて、新規に管理情報を作成するときに、各属性管理ファイルの管理情報を所定の条件でソートした場合の、ソート順を示すソート情報を作成し、ソート情報管理ファイル209に記録する。
図31を参照して、本実施形態の再生装置1900における再生コンテンツ選択時の動作を説明する。ここでは、図21及び図22に示すようにユーザ選択が実行された場合の、再生装置1900の動作を示す。なお、前述のように図31での破線は再生装置に対する入力すなわちユーザによる操作を示す。
図21(b)に示す、ソート情報管理ファイル209に記録されているソート順にしたがって並び替えられたような、選択メニュー上でユーザによりジャンル一覧から1つのジャンルが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2601)。その後、図22(c)に示すような”作曲者”または”アーティスト”を選択するメニューが表示されるが、本例では、ユーザにより”アーティスト”が選択されたものとする。
再生装置1900において、タイトル管理ファイル207から、選択されたジャンルに関連する管理情報を取得する。具体的には、ジャンル管理ファイル201cにおいて、選択されたジャンルと同一のジャンル情報を含む管理情報(そのエントリ番号)を特定する。例えば、図33の例で、選択されたジャンルが”POPS”の場合、管理情報#2が特定される(そのエントリ番号は「2」である)。次に、タイトル管理ファイル207において、「ジャンル管理ファイルへのポインタ」の値が、特定された管理情報のエントリ番号と一致する管理情報を特定する。その特定した管理情報に含まれる「アーティスト管理ファイルへのポインタ」を用いて、アーティスト管理ファイル203cから、アーティストの情報を検索し、検索した結果をアーティスト一覧として表示する(S2602)。このとき、アーティストの情報は所定のソート順にしたがって表示される。これにより、図22(d)に示すようなアーティスト一覧が表示されてもよい。
次に、図22(d)に示すアーティスト一覧から、ユーザにより1つのアーティストが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2603)。
タイトル管理ファイル207の管理情報から、選択されたアーティストに関する管理情報を取得し、取得した管理情報に含まれる「アルバム管理ファイルへのポインタ」から、アルバム情報を検索し、検索した結果をアルバム一覧として表示する(S2604)。このとき、アルバムは所定のソート順に従って並び替えて表示されてもよい。
アルバム一覧からユーザにより1つのアルバムが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2605)。
タイトル管理ファイル207の管理情報から、選択されたアルバムに関する管理情報を取得し、取得した結果をタイトル一覧として表示する(S2606)。このとき、タイトルは所定のソート順に従って並び替えて表示されてもよい。
タイトル一覧からユーザにより1つのタイトルが選択されると、その選択情報が再生装置1900に入力される(S2607)。
選択されたタイトルに関して、タイトル管理ファイル207内の管理情報に登録されている「コンテンツ記録場所へのポインタ」に基づきコンテンツデータを取得する(S2608)。その後、取得されたコンテンツデータについて復号、伸張処理が実行されて再生される。
このように本実施の形態におけるナビゲーションファイル群では、タイトル管理ファイル207を元にして各管理ファイルを検索することが可能となる。この構成により、属性管理ファイル自体の追加や削除に対して、実施の形態2の構成よりもさらに容易かつ柔軟な対応が可能となる。
次に、図35を参照して、コンテンツを削除した場合の各属性管理ファイルの更新処理を説明する。本処理は記録装置1600のデータ記録部1601により実行される。
ユーザにより削除すべきコンテンツが指定されると、指定されたコンテンツのデータが記録媒体100から削除される(S321)。コンテンツとともに、そのコンテンツに対応するコンテンツ鍵も削除される。コンテンツの各属性管理ファイル201c、203c、…において、削除したコンテンツに関連する管理情報のリファレンスカウントをカウントダウンする(S322)。各属性管理ファイル201c、203c、…において、カウントダウンしたファレンスカウントの値が0であるか否かを判断し、0である場合、その管理情報を削除する(S323)。ここで、管理情報の削除とは、管理情報において、その他の情報以外の情報をクリアするとともに、その他の情報(管理情報使用状況)を”使用”から”未使用”へ変更する処理である。なお、上記のステップにおいて、管理情報を削除するときに、ソート情報管理ファイル209からも該当する管理情報に対するポインタ情報を削除する。
以上のようにリファレンスカウントを参照することで、コンテンツの削除にともない不要となった属性の管理情報を、容易に認識でき、削除することが可能となる。
(実施の形態4)
以下、本発明の第4の実施の形態を説明する。本実施の形態は、ソート情報管理ファイルの構成が、実施の形態1、2、3のものと異なる。その他の構成、動作については、基本点に同様である。
図36は本実施形態のソート情報管理ファイルの構成例を示す図である。実施の形態1、2、3におけるソート情報管理ファイル209は、1つの手順でソートした場合のソート情報を格納していた。これに対し、本実施形態では、ソート情報管理ファイル209cは、複数のソート手順における各々の手順に対するソート情報を格納する。
ソート手順Aがアルファベット順でソートする手順であり、ソート手順Bがタイトルの日付順でソートする手順であるとすると、タイトル管理ファイル207をソート手順Aでソートした場合のソート情報を、図36に示すように、タイトル情報(A)に、#2、#4、#1のように記録する。また、タイトル管理ファイル207をソート手順Bでソートした場合のソート情報を、タイトル情報(B)に、#1、#2、#4のように記録する。また、別のソート手順Cによるソート情報を管理したい場合、タイトル情報(C)に、ソート情報として#4、#1、#2のように記録することも可能である。
例えば、図37にこのようなソート情報を用いた場合の再生装置の表示例を示す。ソート情報管理ファイル209cによって、タイトルに関するソート手順として、あいうえお順、時間順、楽しい曲順のようにソートされて管理されていれば、図37のように、ソート手順の種別に応じたタイトル一覧を表示し、ユーザに選択させることも可能である。
このように、複数の手順でソートした状態を管理することによって、再生装置はコンテンツ情報を表示する上でのバリエーションを増やすことが可能となる。
なお、上記の例では、タイトル管理ファイル207に対して、3つのソート手順によるソート情報を管理できる構成を示したが、ソート手順の数、種類はこれに限定されない。別途ソート手順とその手順に従った情報を記録しているか否かの情報を管理する構成とし、ソート手順と、その手順に従った情報を比較的自由に拡張できるようにしてもよい。つまりは、ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトルの各情報に関して、それぞれが異なる手順でソートされ、かつ、複数個ソートされた状態を持つような構成であっても構わない。また、これらのソートされた情報を別々のファイルとして管理する構成であっても構わない。
(変形例)
以上、本発明の思想について実施形態1〜4に基づいて説明してきたが、本発明の思想は上記の実施形態に限定されないのは言うまでもない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更、修正が可能である。例えば、実施の形態1から3に共通して以下の変形例も本発明の範囲に含まれる。
(1)上記の実施形態では、コンテンツ及びナビゲーションファイル群を記録する媒体として半導体記録媒体を例として説明した。しかし、本発明の思想は半導体記録媒体以外の記録媒体(例えば、ハードディスクや、DVD,CD等の光ディスク)に対しても適用できることは言うまでもない。また、記録装置や再生装置はコンテンツを記録する記録媒体(例えば、ハードディスクや半導体記録媒体)を内蔵してもよく、その内蔵の記録媒体にナビゲーションファイル群を記録してもよい。
(2)上記の実施形態では、ファイルシステムとしてFATファイルシステムを用いたが、FAT32やUDFなどの他のファイルシステムを利用してもよいし、ファイルシステムを使わずにサイズや記録アドレス等を管理してもよい。
(3)上記の実施形態では、コンテンツ鍵を暗号化する鍵をメディア固有鍵にしたが、これに限定されるものではない。コンテンツ鍵をどのように記録するかは形式によらず、自由である。同様にコンテンツをどのように記録するかも形式によらず、自由である。例えば、他の方法でセキュリティが確保できるのであれば、暗号化せずに平文のコンテンツ鍵をそのまま記録してもよい。また、コンテンツを暗号化して管理する必要がなければ、コンテンツ鍵を用いず、平文のコンテンツデータをそのまま記録してもよい。
(4)上記の実施形態では、ナビゲーションファイル群で管理する情報は、音楽コンテンツに付随する情報(ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトル)と、各属性管理ファイルに対するソート情報とを含んだが、管理する情報の種類及び管理情報のリンク関係は上記の実施形態の例に限定されない。例えば、あらかじめ特定の名称のファイル(例えば“作詞者管理ファイル”のような)を確保しておき、所定の機器のみが、そのファイルを作成できるようにしてもよい。また、管理する情報の種類は上記のものに限定されず、コンテンツデータの種類に応じて、管理する情報の種類を変更してもよい。例えば、音楽データでない場合には、他の付随情報で管理してもよい。
(5)上記の実施形態では、ナビゲーションファイル群として、ジャンル、作曲者等の各コンテンツに付随する属性情報に対する管理ファイルと、それらの管理ファイル内の各管理情報のソート情報を管理するソート情報管理ファイルとで構成したが、この構成に限定されない。ソート情報管理ファイルを含まない構成としても構わない。
(6)上記の実施形態では、半導体記録媒体内でのナビゲーションファイル群の構成、コンテンツファイルの構成の一例を示しており、フォルダ・ファイルの構成、フォルダ・ファイルの数及び名称は上記の例に限定されない。コンテツに付随する各種情報を効率的に管理し、コンテンツの絞込み検索が効率的に行えるフォルダ・ファイルの構成等であればよい。
(7)上記の実施形態において説明した記録装置及び再生装置の機能は、CPU、MPU等により実行される所定の制御プログラムにより実現されてもよい。
本発明の出願は、日本国特許出願、特願2005−251154号(2005年8月31日提出)に関連し、それらの内容は参照することにより本文中に組み入れられる。
本発明は、著作権保護のために暗号化された音楽データ(オーディオコンテンツ)をその鍵と共に半導体記録媒体に記録するコンテンツデータ管理方法に有効である。特に、本発明は、記録媒体に記録されたコンテンツの選択時の絞込み機能を容易な構成で実現できるため、記録媒体に記録されたコンテンツの再生装置に有用である。
本発明の実施の形態1に於ける半導体記録媒体の構成を示した図 半導体記録媒体に於ける検索情報記録領域とデータ領域の構成を示した図 コンテンツ及びコンテンツ鍵の暗号化を説明した図 本発明の実施の形態1の記録媒体におけるディレクトリ/ファイル構成を示した図 本発明の実施の形態1に於けるナビゲーションファイル群の構成を示した図 オーディオコンテンツの属性情報の例を示した図 本発明の実施の形態1に於けるジャンル管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態1に於ける作曲者管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態1に於けるアーティスト管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態1に於けるアルバム管理ファイルの構成を示した図(例1) 本発明の実施の形態1に於けるタイトル管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態1に於けるアルバム管理ファイルの構成を示した図(例2) 本発明の実施の形態1に於けるアルバム管理ファイルの構成を示した図(例3) 本発明の実施の形態1に於けるジャンル管理ファイルとソート情報管理ファイルの構成を示した図(例1) 本発明の実施の形態1に於けるジャンル管理ファイルとソート情報管理ファイルの構成を示した図(例2) 本発明に於ける記録装置の構成を示した図 本発明の実施の形態1に於ける記録装置の記録処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態1に於けるナビゲーションファイルの生成方法を示したフローチャート 本発明の実施の形態1に於ける再生装置の構成を示した図 本発明の実施の形態1に於ける再生装置の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態1に於ける再生装置上の選択メニューの表示例を示した図 本発明の実施の形態1に於ける再生装置上の選択メニューの表示例を示した図 初期メニュー上でユーザにより選択が行われた場合の再生装置の処理を示すフローチャート 初期メニュー上で「ジャンル一覧」が選択されたときの再生装置の処理を示すフローチャート 初期メニュー上で「作曲者(アーティスト)一覧」が選択されたときの再生装置の処理を示すフローチャート 初期メニュー上で「アルバム一覧」が選択されたときの再生装置の処理を示すフローチャート 初期メニュー上で「タイトル一覧」が選択されたときの再生装置の処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に於けるナビゲーションファイル群の構成を示した説明図 本発明の実施の形態2に於けるジャンル管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態2に於ける記録装置の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態2に於ける再生装置の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態3に於けるナビゲーションファイル群の構成を示した説明図 本発明の実施の形態3に於けるジャンル管理ファイルの構成を示した図 本発明の実施の形態3に於けるコンテンツの記録時の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態3に於けるコンテンツの削除時の処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態4に於ける、タイトル管理ファイルとソート情報管理ファイルの構成を示した説明図 本発明の実施の形態4に於ける再生装置の表示例を示した図
符号の説明
100 半導体記録媒体
110 ホストインターフェイス部
120 制御部
130 記録領域
131 特殊領域
132 保護領域
133 通常領域
201、201b 作曲者管理ファイル
203、203b アーティスト管理ファイル
205、205b アルバム管理ファイル
207 タイトル管理ファイル
209 ソート情報管理ファイル
211、211b ソート情報管理ファイル
1600 記録装置
1601 データ記録部
1602 エンコーダ
1603 エンクリプタ
1604 コンテンツ鍵生成部
1605 ナビゲーションファイル生成部
1606 コンテンツ情報生成部
1607 データ入力I/F部
1608 コンテンツ書き込み/読み込み部
1609 コンテンツ鍵書き込み/読み込み部
1610、1808 媒体アクセス部
1611 入力部
1612、1909 表示部
1800 再生装置
1801 出力部
1802 コンテンツ再生部
1803 エンコーダ
1804 デクリプタ
1805 コンテンツ鍵読出し部
1806 コンテンツ読出し部
1807 コンテンツ検索部

Claims (16)

  1. コンテンツを記録する記録媒体であって、
    コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、
    前記属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを格納し、
    前記属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含み、
    前記ソート管理情報は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含む、
    ことを特徴とする記録媒体。
  2. 前記属性管理情報は複数の管理ファイルを含み、前記管理ファイル間は階層的にリンクされる、ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  3. 前記ソート管理情報は、複数のソート手順で前記属性管理情報のエントリをソートした場合の、ソート後の順序に関する情報を各ソート手順毎に含むことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  4. 前記文字データに基づきソートすることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  5. 時間情報に基づきソートすることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  6. コンテンツの特徴に基づきソートすることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  7. 前記属性管理情報及び/または前記ソート管理情報は、管理する情報の量に応じてサイズが変化する、ことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  8. 前記属性管理情報内の各エントリ毎に使用/不使用を示すフラグ情報を格納することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  9. 前記フラグ情報は、管理する情報の量に応じてサイズが変化する、ことを特徴とする請求項8に記載の記録媒体。
  10. 前記コンテンツはオーディオコンテンツを含み、前記所定の項目は、ジャンル、作曲者、アーティスト、アルバム、タイトルのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  11. コンテンツを記録媒体に記録する記録装置であって、
    コンテンツ及び該コンテンツに関する各種の属性情報を入力する入力部と、
    入力したコンテンツを前記記録媒体に記録するデータ記録部とを備え、
    前記データ記録部は、
    前記入力部から入力した属性情報に基づいて、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、前記属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを生成し、
    前記生成した属性管理情報及びソート管理情報を、前記コンテンツとともに前記記録媒体に記録する
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 記録媒体に記録されているコンテンツを再生する再生装置であって、
    (a)前記記録媒体は、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、前記属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを格納し、
    前記属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含み、
    前記ソート管理情報は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含み、
    (b)前記再生装置は、前記属性管理情報と前記ソート管理情報を前記記録媒体から読み出し、前記属性管理情報と前記ソート管理情報を参照しながら、ユーザの選択にしたがい所望のコンテンツデータを特定するコンテンツ読み出し部を備える、
    ことを特徴とする再生装置。
  13. 前記ソート管理情報を参照してソートした情報を表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の再生装置。
  14. 前記記録媒体を内蔵することを特徴とする請求項12に記載の再生装置。
  15. コンテンツを記録媒体に記録するためのプログラムを格納した記録媒体であって、
    前記プログラムは、
    コンテンツ及び該コンテンツに関する各種の属性情報を入力する手順と、
    前記入力した属性情報に基づいて、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、前記属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを生成する手順と、
    前記生成した属性管理情報及びソート管理情報を、前記コンテンツとともに前記記録媒体に記録する手順とをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 記録媒体からコンテンツを再生するためのプログラムを格納した記録媒体であって、
    (a)前記記録媒体は、コンテンツに関する各種の属性情報を所定の項目毎に管理する属性管理情報と、前記属性管理情報が管理する情報を所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を管理するソート管理情報とを格納し、
    前記属性管理情報は、管理する項目を示す文字データと、属性管理情報間のリンク関係を示すポインタ情報とを含み、
    前記ソート管理情報は、各属性管理情報毎に、各属性管理情報における全エントリを所定の手順でソートした場合のソート順序に関する情報を含み、
    (b)前記プログラムは、
    前記属性管理情報と前記ソート管理情報を前記記録媒体から読み出す手順と、
    前記ソート管理情報にしたがい、前記属性管理情報が管理する情報を並べ替えて選択用画面上に表示する手順と、
    前記選択用画面上でユーザにより選択された情報に応じて、再生すべきコンテンツを特定する手順とをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2007533237A 2005-08-31 2006-08-29 コンテンツの属性に対する管理情報を格納する記録媒体、そのような記録媒体に対する記録装置及び再生装置 Pending JPWO2007026666A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005251154 2005-08-31
JP2005251154 2005-08-31
PCT/JP2006/316917 WO2007026666A1 (ja) 2005-08-31 2006-08-29 コンテンツの属性に対する管理情報を格納する記録媒体、そのような記録媒体に対する記録装置及び再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2007026666A1 true JPWO2007026666A1 (ja) 2009-03-26

Family

ID=37808756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007533237A Pending JPWO2007026666A1 (ja) 2005-08-31 2006-08-29 コンテンツの属性に対する管理情報を格納する記録媒体、そのような記録媒体に対する記録装置及び再生装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20090231968A1 (ja)
JP (1) JPWO2007026666A1 (ja)
CN (1) CN101253567A (ja)
WO (1) WO2007026666A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4933932B2 (ja) * 2007-03-23 2012-05-16 ソニー株式会社 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム
US8642872B2 (en) * 2008-03-03 2014-02-04 Microsoft Corporation Music steering with automatically detected musical attributes
WO2010010709A1 (ja) * 2008-07-24 2010-01-28 パナソニック株式会社 立体視再生が可能な再生装置、再生方法、プログラム
US8732179B2 (en) * 2008-12-22 2014-05-20 Sandisk Il Ltd. Method for providing a suggested read list of digital data to a host device
US8996543B2 (en) 2012-01-24 2015-03-31 Arrabon Management Services, LLC Method and system for identifying and accessing multimedia content
US9098510B2 (en) 2012-01-24 2015-08-04 Arrabon Management Services, LLC Methods and systems for identifying and accessing multimedia content
US9026544B2 (en) 2012-01-24 2015-05-05 Arrabon Management Services, LLC Method and system for identifying and accessing multimedia content
US8965908B1 (en) 2012-01-24 2015-02-24 Arrabon Management Services Llc Methods and systems for identifying and accessing multimedia content
US8812144B2 (en) 2012-08-17 2014-08-19 Be Labs, Llc Music generator
GB2538994B (en) 2015-06-02 2021-09-15 Sublime Binary Ltd Music generation tool
KR102621546B1 (ko) 2018-05-24 2024-01-08 에이미 인코퍼레이티드 음악 생성기
EP4104072A1 (en) 2020-02-11 2022-12-21 Aimi Inc. Music content generation

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2950477A (en) * 1955-08-12 1960-08-23 Frederick C Alpers System for synchronization and range measurement with a semiactive radar guided missile
US3856237A (en) * 1964-10-06 1974-12-24 Fairchild Hiller Corp Guidance system
US3902684A (en) * 1974-01-15 1975-09-02 Westinghouse Electric Corp Method and system for airborne missile guidance
JPH11328928A (ja) * 1998-05-20 1999-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ送受信装置
JP2000113645A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Brother Ind Ltd データ配列装置及び記憶媒体
JP3551045B2 (ja) * 1998-11-02 2004-08-04 松下電器産業株式会社 データ送受信装置および方法
US20030172079A1 (en) * 2002-03-08 2003-09-11 Millikan Thomas N. Use of a metadata presort file to sort compressed audio files
JP2004187066A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Canon Inc 画像処理装置
JP2005004576A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Sony Corp 音楽検索システムおよび方法、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP4397763B2 (ja) * 2004-08-31 2010-01-13 富士通テン株式会社 車載オーディオ装置
JP2006085846A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Sony Corp データ処理装置、データ処理方法、プログラムおよび再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090231968A1 (en) 2009-09-17
WO2007026666A1 (ja) 2007-03-08
CN101253567A (zh) 2008-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2007026666A1 (ja) コンテンツの属性に対する管理情報を格納する記録媒体、そのような記録媒体に対する記録装置及び再生装置
JP4850075B2 (ja) データ格納方法、データ再生方法、データ記録装置、データ再生装置および記録媒体
JP4349313B2 (ja) 再生装置,再生制御方法およびプログラム
JP4705916B2 (ja) 記録媒体、記録媒体に対する情報処理装置及び情報処理方法
US20010026287A1 (en) Apparatus and method for managing contents in a computer
JP5039693B2 (ja) コンテンツ検索装置
US20040027931A1 (en) Information processing apparatus and method
US20020078037A1 (en) Information processing apparatus and method, and program storing medium
KR20000005827A (ko) 기록매체,기록장치및재생장치
KR20010074780A (ko) 반도체 메모리 카드, 반도체 메모리에 데이터를 기록하는장치 및 반도체 메모리 카드의 데이터를 재생하는 장치
KR20050041970A (ko) 정보 처리 장치 및 정보 처리 방법, 컴퓨터 프로그램 및콘텐츠 열람 장치
JP2006313537A (ja) 記録媒体及び情報処理装置
US6990589B1 (en) Recording and/or playback apparatus and method
JP2006155417A (ja) コンテンツデータ構造、コンテンツデータ記録媒体及びコンテンツデータ記録装置
RU2003108836A (ru) Способ воспроизведения, устройство воспроизведения, способ записи и устройство записи
JP4023233B2 (ja) 情報出力装置、情報出力方法、プログラム、記憶媒体
JP2005056343A (ja) コンテンツ再生装置、コンテンツ管理方法、コンテンツ管理システム。
JP2005109881A (ja) 情報記録装置及び情報記録方法、及びデジタル放送受信器
KR20110112808A (ko) 호스트 장치에 디지털 데이터의 제안된 판독 목록을 제공하는 방법
JPWO2009128189A1 (ja) メモリコントローラ、不揮発性記憶装置、不揮発性記憶システム、アクセス装置、及びデータ管理方法
JP4190571B2 (ja) コンテンツデータ記録装置
RU2311693C2 (ru) Способ воспроизведения и способ доступа к данным
JP4190572B2 (ja) コンテンツデータ記録装置
JP2006197303A (ja) 鍵記録媒体及び再生装置
Schilit et al. Creating and protecting digital worlds