JP2003331509A - デジタル信号記録装置及びデジタル信号記録再生装置 - Google Patents

デジタル信号記録装置及びデジタル信号記録再生装置

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JP2003331509A
JP2003331509A JP2002139412A JP2002139412A JP2003331509A JP 2003331509 A JP2003331509 A JP 2003331509A JP 2002139412 A JP2002139412 A JP 2002139412A JP 2002139412 A JP2002139412 A JP 2002139412A JP 2003331509 A JP2003331509 A JP 2003331509A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像データのようなデータをファイルとして
記録する場合には、著作物の保護のために暗号化に使用
する鍵情報を所定の間隔で更新し、一つのファイルに複
数個の鍵情報を持つことが必要になってくるが、従来技
術では配慮されていない。 【解決手段】 UDFファイルシステムにおいて、記録
の途中で任意の時間間隔で追加される複数の記録領域
(AED)毎に異なる鍵情報にして、暗号化に使用する
鍵情報を任意の時間間隔で更新し、一つのファイルに対
して複数の鍵情報を持たせるようにすることにより、デ
ジタル著作物データのコピーまたは改鼠に対しての安全
性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスポートス
トリームなどのデジタル信号を記録媒体に記録/再生す
るデジタル信号記録再生装置において、デジタル信号の
コンテンツを保護するためにコピーガード情報が付加さ
れたデジタル信号データを記録媒体に記録/再生する場
合に暗号/復号化する時に使用する鍵の管理方法に関
し、特にファイルシステム内の情報に鍵情報を配置して
管理することにより鍵情報を他装置から解読しにくくす
ることができるデジタル信号記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術を用いた映像、音
声、音楽などの信号をデジタル圧縮符号化する研究が進
み、これらデジタル圧縮されたデータの蓄積、伝送が容
易にできるようになった。このデジタル圧縮符号化技術
によれば同じ情報量でも高画質化及び多チャンネル化が
はかれるため、放送の分野においてもデジタル化が急速
に進められている。例えば、映像信号、音声信号をMP
EG(Moving Picture Experts
Group)規格を用いて高能率にデジタル圧縮符号
化し、衛星などを通して放送するシステムが知られてい
る。このデジタル放送を受信するための装置としてデジ
タル放送受信機がある。また、このデジタル放送などの
デジタル圧縮符号化された映像信号及び音声信号を、デ
ジタル信号のまま記録し再生できる装置として、デジタ
ル方式のVTRやハードディスクレコーダがある。しか
しながら、デジタル信号のまま記録媒体に記録できると
いうことは高画質のままコピーができてしまうというこ
とであり、デジタル信号の著作物の保護のためには、コ
ピーガード情報によるコピーの管理が必要である。この
コピーガード情報を付加されたデジタル信号を記録媒体
に記録するときの管理方法として、鍵情報により映像デ
ータ等の実データに暗号化を施して記録し、再生には同
じ鍵情報を使用して復号化を行う方法がある。この暗号
化に使用する鍵情報を作る時の元になる情報は、装置内
に持つようになっている。この方法により、鍵情報の元
になる情報を持たない装置では、映像データ等の実デー
タの再生または実データの復号が出来ないため、未許可
のデータのコピーまたは改鼠に対し安全性を高くできる
ようにしている。
【0003】記録時に暗号化に使用した鍵情報の管理方
法としては、特開2000−163882「ディジタル
著作物記録媒体並びに当該記録媒体にアクセスする記録
装置、再生装置及び削除装置」に記載の技術がある。
【0004】この技術によると、鍵情報の管理方法は、
Optical StorageTechnology
Associationが定めるユニバーサル・ディ
スク・フォーマット(Universal Disk
Format、以下UDFと略す)に準拠したファイル
システムを利用して、デジタル著作物の映像データ等の
実データに関連する記録情報管理データを記録する領域
であるFile Entry Information
Control Block(以下FEICBと略
す)領域の中に、デジタル著作物を暗号化するのに使用
した鍵情報を記録するようにしている。(尚、特開20
00−163882「ディジタル著作物記録媒体並びに
当該記録媒体にアクセスする記録装置、再生装置及び削
除装置」では、鍵情報は「暗号化ファイルキー」と「暗
号化WM」という表現になっている。)UDFファイルシ
ステムでは、このFEICB領域は1回の記録に対して
一つのFEICB領域ができるようになっている。その
ため、デジタル著作物の映像データの記録の度毎に違っ
た鍵情報を記録することが可能で、鍵情報の元になる情
報を持たない装置における未許可のデータのコピーまた
は改鼠に対し安全性を高くできる。
【0005】また、トランスポートストリームのような
長時間に渡る映像データを記録する場合には、予め設定
されているFEICB領域で管理される映像データを記
録するための実データ領域だけでは記録領域が不足し、
新たにAllocationExtended Des
criptor(以下AEDと略す)領域で管理される
実データ領域に映像データの実データを記録していくシ
ステムとなっている。尚、このAED領域は記録が長く
なるに従い複数個できる。このように長時間に渡る記録
の場合にも、FBICB領域は一つであり、そのため鍵
情報も一つとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】UDFファイルシステ
ムにおいては、1回の記録で記録媒体に記録されるデー
タとしては、FEICB領域のデータとFEICB領域
によって管理される実データ及び記録領域が不足した場
合に新たに追加されるAED領域のデータとAED領域
によって管理される実データとがあり、さらにその他の
管理用情報データがあり、それら1回の記録で記録媒体
に記録されるデータ群を纏めてファイルと称している。
(以下、ファイルと称す) 上記従来の技術では、1回の記録における鍵情報は、暗
号化され記録されたデジタル著作物データのファイル毎
に一つづつ記録される方法であった。このことは、記録
するデジタル著作物データが音楽データのようにデータ
量が少ない場合には一つのFEICB領域で管理する実
データ領域だけで記録が出来てしまうため、一つのファ
イルにある一つの鍵情報が解読された場合でも再生でき
るデータ量が少なくてすむ。しかしながら、映像データ
のようなトランスポートストリームのデジタル信号を暗
号化するために使用された鍵情報が解読された場合には
再生できるデータ量が大きくなる。上記従来技術ではこ
の複数個の鍵情報を記録することに対し配慮されていな
いという問題があった。すなわち、データ量が大きくな
ると新たに追加されるAED領域で管理する実データ領
域へ記録されるデータ量も大きなっていくが、一つのフ
ァイルには一つの鍵情報であり、その鍵情報が解読され
た場合には、AED領域で管理される実データも含めて
再生できるようになってしまうという問題があった。
【0007】すなわち、暗号が解読された場合は、鍵が
一つであればその鍵が取得されると一つのデジタル著作
物データファイルの全てが再生できてしまうことにな
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】映像データのようなデー
タをファイルとして記録する場合には暗号化に使用する
鍵情報を所定の間隔で更新し、一つのファイルに複数個
の鍵情報を持つようにする。鍵をデジタル著作物データ
ファイルの途中で更新することにより最初の鍵でデジタ
ル著作物データファイルの一部は再生できてしまうこと
になるが鍵が更新された位置から鍵を同期させて更新し
た鍵にしないと再生が出来なくなる。これにより、デジ
タル著作物データの安全性が高まることになる。
【0009】本発明の目的は、記録の途中で任意の時間
間隔で追加される複数の記録領域毎に異なる鍵情報にし
て、暗号化に使用する鍵情報を任意の時間間隔で更新
し、一つのファイルに対して複数の鍵情報を持たせるよ
うにすることにより、デジタル著作物データのコピーま
たは改鼠に対しての安全性を高めることのできるデジタ
ル信号記録装置を提供することにある。
【0010】上記課題を解決するために本発明に於いて
は、以下のような構成とする。入力されたデジタル信号
を鍵情報により暗号化するための暗号化手段と、前記暗
号化手段により暗号化されたデジタル暗号信号を着脱自
在な記録媒体に記録する記録手段とを備えたデジタル信
号記録装置において、前記着脱自在な記録媒体上には、
入力されたデジタル信号を記録するための記録領域が予
め設定されている第1の実データ記録領域と、前記第1
の実データ記録領域に対応した情報を管理するための第
1の管理情報記録領域と、第1の記録領域の最後まで記
録しても記録が終了しない場合に、新たに設定される第
2の実データ記録領域と、前記第2の実データ記録領域
に対応した情報を管理するための第2の管理情報記録領
域とを備え、暗号化のための第1の鍵情報を前記第2の
管理情報記録領域に記録することを特徴とした。
【0011】さらに、前記第2の実データ記録領域及び
対応する前記第2の管理情報記録領域が複数設定された
場合には、前記第1の鍵情報は前記第2の管理情報記録
領域毎に異なった鍵情報となることを特徴とした。これ
により、定期的に鍵情報を更新し、一つのファイルに複
数の鍵情報を持つことができ、デジタル著作物データの
コピーまたは改鼠に対しての安全性を高めることができ
る。
【0012】さらに、前記暗号化のための第1の鍵情報
が前記第2の管理情報記録領域に記録されているかを判
別するための第1の判別情報を、前記第1の管理情報記
録領域によって指定される第3の管理情報記録領域に記
録することを特徴とした。これにより、鍵情報の有無の
ための判別情報を判別できない装置では鍵情報を読み出
せなくすることができる。
【0013】さらに、前記第1の管理情報記録領域に暗
号化のための第2の鍵情報を記録するとともに、前記第
2の鍵情報が前記第1の管理情報記録領域に記録されて
いるかを判別するための第2の判別情報を、前記第3の
管理情報記録領域に記録することを特徴とした。これに
より、記録容量の小さいデータには一つの鍵情報、大き
なデータには複数の鍵情報を記録することができる。
【0014】さらに、前記着脱自在の記録媒体は、追記
型または書換可能型のディスク状記録媒体であることを
特徴とした。
【0015】さらに、前記着脱自在な記録媒体上のデジ
タル信号を管理するシステムは、Optical St
orage Technology Associat
ionが定めるユニバーサル・ディスク・フォーマット
(Universal Disk Format、以下
UDFと略す)に準拠したファイルシステムであり、前
記第1の管理情報記録領域はFile Entry I
nformationControl Block(以
下FEICBと略す)領域であり、前記第2の管理情報
記録領域はAllocation Extended
Descriptor(以下AEDと略す)領域であ
り、前記第1の鍵情報を前記AED領域に記録すること
を特徴とした。
【0016】さらに、前記第1の鍵情報は前記AED領
域内のAllocation Descriptor
(以下、ADと略す)領域に記録することを特徴とし
た。
【0017】さらに、第3の管理情報記録領域は前記F
EICB領域内のInformation Contr
ol Block Tag(以下ICB Tagと略
す)により指定されるReserved領域であり、前
記第1の判別情報を前期Reserved領域に記録す
ることを特徴としたデジタル信号記録装置。
【0018】さらに、前記第2の鍵情報を前記FEIC
B領域に記録するとともに前記第2の判別情報を前期R
eserved領域に記録することを特徴としたデジタ
ル信号記録装置。
【0019】さらに、前記第2の鍵情報は前記FEIC
B領域内のAD領域に記録することを特徴とした。
【0020】さらに、入力されるデジタル信号及びまた
は制御信号に含まれる暗号化処理要否のための情報を読
取り判別する暗号化処理判別手段を設け、前記暗号化処
理判別手段が暗号処理が必要と判別した場合は前記暗号
化手段により入力されたデジタル信号を暗号化処理し、
前記暗号化処理判別手段が暗号処理が不要と判別した場
合には暗号化処理をせず、前記着脱自在な記録媒体にデ
ジタル信号を記録することを特徴とした。これにより、
コピーガード情報が不可された保護する必要のある著作
物の記録時のみ暗号化処理を行うことができる。
【0021】さらに、前記着脱自在の記録媒体に記録さ
れている信号を再生するための再生手段と、前記着脱自
在な記録媒体上に記録されている信号の内少なくとも前
記第3の管理情報領域に記録されている前記第1の判別
情報およびまたは前記第2の判別情報と第1の管理情報
領域に記録されている第2の鍵情報およびまたは前記第
2の管理情報記録領域に記録されている前記第1の鍵情
報とを読取るとともに、前記第1の実データおよびまた
は第2の実データのデジタル暗号信号を復号化するため
の復号化手段とを設け、前記暗号化されたデジタル信号
の再生時には前記復号化手段により、復号化されたデジ
タル信号を出力することを特徴とした。これにより、記
録した装置では暗号化されたデータを復号化することが
でき、再生することができる。
【0022】さらに、本発明によるデジタル信号記録装
置により記録されたことを特徴とする記録媒体。
【0023】本発明により、記録の途中で任意の時間間
隔で追加される複数の記録領域毎に異なる鍵情報にし
て、暗号化に使用する鍵情報を任意の時間間隔で更新
し、一つのファイルに対して複数の鍵情報を持たせるよ
うにすることにより、デジタル著作物データのコピーま
たは改鼠に対しての安全性を高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。本発明の実施形態の一構成例として示
すデジタル信号記録再生装置は、UDFに準拠したファ
イルシステムに基づいて書換型の記録媒体に対してチュ
ーナより受信したトランスポートストリームデータの記
録及び記録媒体からのトランスポートストリームデータ
の再生を行うものであって、トランスポートストリーム
データを格納する際、鍵情報により暗号化して記録し、
トランスポートストリームを再生する際、鍵情報により
復号化して再生することができるようにしたものであ
る。
【0025】まず、UDFファイルシステムの概要につ
いて、図2〜図6、図10〜図13を用いて説明する。
【0026】UDFファイルシステムは、CD−R(C
ompact Disc−Recordable)、C
D−R/RW(Compact Disc−Recor
dable/Rewriteable)、Mo(Mag
net Optical Disk)、DVD(Dig
ital Versatile Disk)などの各種
光メディアに対して相互に使用可能なファイル名の文字
コード、ファイル属性などを記述するための定義の一つ
であり、OSTAによって策定されている。つまり、U
DFは、どの様なオペレーティングシステム(以下、O
Sと略す)からも読み書きが可能で、かつ書き込んだフ
ァイルは、特別な読込プログラム無しにあらゆるOS上
での再生互換が実現されるファイルシステムである。
【0027】図2に本発明に使用される記録媒体上のイ
メージ図を示す。ファイルなどを記録保存する脱着可能
な記録媒体の管理用情報を記録する領域の物理的な管理
上の最小単位(以下、セクタと略す)構造は、図2に示
すようになっている。記録媒体の内周側からセクタ0、
セクタ1、セクタ16、・・・セクタ256と外周側に
向かって配置されている。尚、記録媒体の容量や種類に
よってセクタ0、セクタ1、セクタ16、セクタ256
の物理的な位置は異なる場合もあり、例えば、記録媒体
によっては外周側が先頭のセクタ0の場合もある。
【0028】図3は、UDFファイルシステムにおける
各記述子の配置を示す図である。記録媒体へのデータの
記録がされた状態では、映像データ等の実データが記録
されたファイルにたどり着くためにヘッドがまず最初に
読出を行うAnchor Volume Descri
ptor Pointer(以下、AVDPと略す)を
記録することとなっている。AVDPは記録媒体上の先
頭をセクタ0としたときに物理セクタの256セクタ目
の領域に記述されている。つまり、セクタ256にAV
DPが存在していればUDFに準拠するファイルシステ
ムに基づいて記録されていることが分かる。AVDP
は、記録媒体へのフォーマット化の動作によって、セク
タが256セクタ目のセクタと、(最終書込セクタ−2
56セクタ)目のセクタと、最終書込セクタの3ヶ所の
セクタに記述される。AVDPは、Volume De
scriptor Sequence(ボリューム記述
子、以下、VDSと略す)の物理的な位置を指定するも
のである。VDSは、映像データ等の実データやそれに
関連する管理情報等を記録するための領域である論理ボ
リューム空間内のボリューム構造の中身に関する情報を
示した記述子である。VDSには、MainとRese
rveがあり全く同一のデータである。Main VD
Sは、記録媒体の先頭セクタから256セクタ目のAV
DPの間に記録領域が配置される。Reserve V
DSは、最終セクタ−256セクタから最終セクタの間
にReserve VDS用の記録領域が配置される。
尚、Reserve VDSは、Main VDSが読
み込みエラーにより読み込めない場合の保護として存在
する。また、VDSの中には、Partirion D
escriptor(パーティション記述子、以下、P
Dと略す)、Logical Volume Desc
riptor(論理ボリューム記述子、以下、LVDと
略す)等があり、これらの情報によりボリューム構造内
のさらに詳しいボリューム情報やファイル等の集まりで
あるパーティション情報等の物理的なセクタ位置等がわ
かるようになっている。
【0029】図4は、論理ボリューム空間内の各記述子
の配置例を示す図である。前記VDS内のPDには、論
理ボリューム空間におけるパーティションの開始セクタ
とパーティション長が記述されており、このパーティシ
ョン開始セクタの先頭には、Space Bitmap
Descriptor(空間ビットマップ記述子、以
下、SBDと略す)の記録領域が配置され、指定された
パーティション内の使用状況を示している。このSBD
は、SBDを識別するための記述子と予め設定した基本
単位となる記録領域である論理ブロックの大きさである
論理ブロックサイズ一つに付き1ビットでその使用状況
を表した情報の集合体である。具体的には、パーティシ
ョンの開始セクタがセクタ272で、パーティションの
容量が2Gバイト、論理ブロックサイズが2kバイト、
SBD記述子が24バイトとした場合は、論理ブロック
数は2Gバイト/2kバイト=1M個となり、SBDの
集合体は1M個×1bit=128kバイトとなる。よ
って、SBDで使用する領域は、128kバイト+24
バイトとなる。
【0030】また、VDSにおけるLVDは、File
Set DescriptorSequence(フ
ァイルセット記述子、以下、FSDSと略す)の位置を
指定している。このFSDSでは、論理ボリューム空間
内に存在するファイルセットの集合を示している。FS
DSには、論理ボリューム空間の論理ブロックサイズや
Root Directory Informatio
n ControlBlock(ルートディレクトリI
CB、以下、RDICBと略す)の物理的なセクタ位置
を指定するアドレスが格納されており、そのRDICB
では、映像データ等の実データが含まれるファイルや他
のディレクトリの物理的なセクタ位置を指定している。
また、具体的なディレクトリ名などの情報が含まれるデ
ィレクトリであるFile Identifier D
escriptor(ファイル識別記述子、以下、FI
Dと略す)はRDICBに続く次の論理ブロックに配置
されている。
【0031】図5、図6を用いて、UDFファイルシス
テムでの、2つの主要な固有のデータ構造を説明する。
この2つのデータ構造の一つは、ファイルシステム内に
存在する各ファイルやディレクトリを識別するためのI
nformation Control Block
(以下、ICBと略す)であり、もう一つは、FIDで
ある。
【0032】図6にUDFファイルシステムでの主要な
データ構造の一つであるICB構造を示す。記録される
全ての映像データ等の実データと、実データの物理的な
セクタ位置を指定したり実データの内容を示す等の管理
用情報とをまとめたものであるファイルや、ファイル群
等をまとめたものの物理的なセクタ位置を指定するため
の管理用情報であるディレクトリがそれぞれ独自のIC
Bを持っている。このファイルを指定するためのICB
をFEICBと称し、ディレクトリを指定するためのI
CBをディレクトリICBと称する。また、ディレクト
リは階層的になっており、元のディレクトリはRoot
Directory Information Co
ntrol Block(以下、RDICBと略す)と
称し、他のディレクトリ等を指定する役割をする。本発
明の実施の形態におけるデジタル信号データのファイル
には実データに関連する各種の情報を示すFEICBが
ある。
【0033】図5に、UDFファイルシステムでのもう
一つの主要なデータ構造であるFID構造を示す。FI
Dは、上記FEICB等の物理的なセクタ位置を指定す
るためのものである。例えば、RDICBから指定され
るディレクトリは、関連するFIDを集めたテーブルと
して構成されており、指定されたFIDは、さらにFE
ICBを指定し、FEICBによって参照されるファイ
ルエントリが映像データ等の実データを指定する。
【0034】この2つのデータ構造により、階層的にデ
ータの位置を指定していき、映像データ等の実データを
読取り再生するようになっている。また、ICBには、
格納されているファイルの全てのリスト、日付、及びフ
ァイル属性などが入っており、このICBの内容は、フ
ァイルが変更または編集されたときに変化する可能性が
ある。
【0035】UDFファイルシステムでは以上説明した
ように構成されており、ファイル内の映像データ等の実
データを検索及び読込みをするための動作の処理のフロ
ーチャートを図13に示しており、本フローチャートを
用いて動作を実行の処理を説明する。最初にステップ1
300で記録媒体上の先頭から256セクタ目の領域の
データを読込む。
【0036】ここにはAVDPが記録されているため、
ステップ1301でAVDP記述子かどうかを判断す
る。ここにAVDPが記録されていない場合は、ステッ
プ1303となりこの記録媒体はUDFファイルシステ
ムに準拠していないファイルシステムか、全く未使用の
記録媒体となり、それに合わせた処理がなされる。ここ
にAVDPが記述されている場合は、ステップ1302
となりUDFファイルシステムと判断できる。さらに、
このAVDPに記録されているVDSの位置情報からス
テップ1304でVDS領域にあるデータを読込む。ス
テップ1305でこのVDS内のLVD記述子を検索
し、このLVD記述子情報内にあるFSDSの位置情報
からステップ1306でFSDS領域にあるデータを読
込む。FSDSには、RDICBが示されており、ステ
ップ1307でRDICB領域にあるデータを読込む。
RDICBにはルートディレクトリが示されており、ル
ートディレクトリ内には、ファイルやディレクトリ毎の
IDを示す情報であるFIDが含まれている。このFI
Dをステップ1308で検索する。FIDがディレクト
リの場合は、ディレクトリICBが指定されているの
で、このディレクトリICB領域にあるデータをステッ
プ1309で読込む。ディレクトリICBにはディレク
トリが示されており、そのディレクトリ内のファイルや
さらなるディレクトリ毎のIDを示すFIDが含まれて
いる。この含まれているファイルのFIDをステップ1
310で検索する。FIDがファイルの場合は、FEI
CBが指されるのでステップ1311でFEICB領域
にあるデータを読込む。FEICBには、ファイル内の
実データを示す図10に示す構造を持つ、Short
Allocation Descriptor(以下、
ShortADと略す)があり、このShortAD内
によって示される論理ブロック位置(LogicalB
lock Number:以下LBNと略す)に移動
し、ステップ1312で実データを読込む。
【0037】図10は、映像データ等の実データを指定
するShortADの構造を示す。ShortADは8
ビットで構成されており、下位4バイトであるExte
ntPosition(以下、EPと略す)は実データ
のアドレスデータとなっており、上位4バイトであるE
xtent Length(以下、ELと略す)は下位4
バイトのEPが指定するアドレスデータの内容及び長さ
を指定する情報となっている。上位4バイトのEX内の
上位2ビットでは、下位4バイトで指定するアドレスデ
ータが、実データのアドレスを指定しているか、FEI
CBが一杯になった場合に新たに作成するAlloca
tion Extended Descriptor
(以下、AEDと略す)のアドレスを指定しているか、
または未使用かを指定するようになっている。
【0038】図11は、ShortADの上位4バイト
のELの上位2バイトで指定する情報の定義を示す図で
ある。上位2ビットが「OO」の場合は実データのアド
レスを表し、「11」の場合はAEDのアドレスを表す
ようになっている。
【0039】図12は、新たに作成されるAEDの構造
を示す。ここには、FEICBと同じようにファイル内
の実データを示すためのAllocation des
criptors(割当記述子、以下ADと略す)があ
る。このAEDは記録が長時間で一つのAEDが一杯に
なった場合にはさらに新しいAEDを作成するというよ
うに記録が終了するまで順次AEDを作成していき、長
時間の記録に対応するようになっている。これは、デー
タ量が大きい時でも同じようにAEDを追加して記録す
るということである。
【0040】次に、本発明による光ディスクを記録媒体
としたデジタル信号記録再生装置での一実施例を図1、
図6〜図12、図14〜図20を用いて説明する。尚、
当該デジタル信号記録再生装置は、例えば、記録媒体に
対してデータの書込及び読出を行うものであって、本実
施例では書換型の記録媒体としてディスク形状を呈する
いわゆるDVD−RAM(Digital Varsa
tile Disk− Random Access M
emory)を使用する。また、本実施例では、トラン
スポートストリームを暗号化してUDFファイルシステ
ムにて記録する場合は、記録するトランスポートストリ
ームをひとつのファイルとして記録することとしてい
る。
【0041】図1は、本発明によるデジタル信号記録再
生装置のハードウェア構成図の一実施例を示す。パラボ
ラアンテナ1は、衛星からの放送波を受けるアンテナで
ある。チューナ2は、パラボラアンテナ1で受けた放送
波を選局してトランスポートストリームを出力するもの
である。De−mux3は、多重化されたトランスポー
トストリームから指定されたトランスポートストリーム
を抽出するものである。Local Encrypt/
Decrypt4は、鍵情報により暗号化及び復号化を
するためのローカルな暗号/復号回路である。ATA
(AT Attachment)/ATAPI(AT
Attachment Packet Interfa
ce)Controller5は、ATA/ATAPI
規格にしたがったデバイス等を制御するためのコントロ
ーラである。ATAは、ANSIで規格化を行っている
IDE(Integrated Drive Elec
tronics:PC互換機用のハードディスクインタ
ーフェイスの一つである)の正式な規格である。ATA
PIは、IDEコントローラにCD−ROMなどのデバ
イスを接続するために考案された規格である。ATA/
ATAPI Device6は、記録媒体として光ディ
スクを有するATA/ATAPI規格にあったデータの
記録再生用のデバイスである。制御マイコン7は、装置
全体を制御するマイクロコントローラである。メモリ8
は、制御マイコン7の汎用RAM(Random Ac
cess Memory)でありながら他のICと共に
バスにより接続されておりトランスポートストリーム用
のバッファとしても用いる。Video/Audio
MPEG Decoder9は、MPEGにより圧縮さ
れている映像と音声のトランスポートストリームを伸長
等の変換をするためのデコーダである。NTSC En
coder10は、伸長されたデジタル信号をNTSC
信号へ変換するとともに文字情報の重畳等の各種の信号
処理をするためのエンコーダである。ディスプレイ11
は、NTSC信号を表示できるものである。Time
Stamp/Time Keeper12は、記録時の
トランスポートストリーム内の一つのパケット毎に時間
情報を付加するタイムスタンプ機能と、再生時のタイム
スタンプが付いたパケットからそのタイムスタンプに合
わせた時間軸に戻す機能を持つ。ここで、放送波を直接
ディスプレイで視聴する場合、チューナ2は、パラボラ
アンテナ1で受けた放送波を選局してトランスポートス
トリームを出力する。チューナ2で出力されたトランス
ポートストリームは、多数のチャンネルが多重化されて
いるストリームであり、ユーザが指定したチャンネルに
あったトランスポートストリームのみをDe−mux3
にて抽出してVideo/Audio MPEG De
coder9がデコードできるパーシャルトランスポー
トストリームにする。このパーシャルトランスポートス
トリームをVideo/Audio MPEG Dec
oder9がデコードしてNTSCEncoder10
にてNTSCのアナログ映像に変換されるとともに文字
情報等が重畳され、ディスプレイ11でユーザが指定し
たチャンネルの番組が表示される。
【0042】記録、再生の場合については、図18を用
いて詳細に説明する。図18は、本発明によるデジタル
信号記録再生装置におけるデジタル信号の流れの一実施
例を示した図である。実線が記録時の流れを示し、破線
が再生時の流れを示す。メモリ8は、5つのブロックに
分けて使用する。この内訳は、制御マイコン7が使用す
る汎用領域で1つ、記録用のバッファで2つ(ブロック
1、2)、再生用のバッファで2つ(ブロック3、4)
使用する。ここで、放送波からのトランスポートストリ
ームを記録する場合は、まず、De−mux3にて抽出
されたパーシャルトランスポートストリームをTime
Stamp/Time Keeper12にて一つひ
とつのパケット毎にタイムスタンプを付けてデータとし
てメモリ8のブロック1に溜めていく。このメモリ8の
ブロック1にLocal Encrypt/Decry
pt4が暗号化できる最小単位以上のデータが溜まった
ところでそのデータをLocal Encrypt/D
ecrypt4に送り、暗号化するための鍵を指定して
暗号化する。この暗号化するための鍵はAEDが新たに
作成される度に所定の時間間隔で更新していく。暗号化
されたデータは、メモリ8のブロック2に溜める。更に
暗号化されたデータがメモリ8のブロック2にある程度
溜まったところでATA/ATAPI Control
er5を介してATA/ATAPI Device6に
送り、記録する。メモリ8に溜める処理をするのは、単
位時間に処理できるデータ量がATA/ATAPI D
evice6より入出力されるトランスポートストリー
ムの方が小さいため時間的に途切れずに連続した記録・
再生をすることが出来ないのでメモリ8に一度溜めてか
ら記録・再生を行うという間欠動作をすることが必要な
ためである。そして、再生をする場合は、ATA/AT
API Device6からデータを読み込みメモリ8
のブロック3に溜める。このデータは、暗号化されたデ
ータであるのでLocal Encrypt/Decr
ypt4にて復号化するため暗号化した際に使用した鍵
を設定してメモリ8のブロック4に復号化したデータを
溜める。その後、Time Stamp/Time K
eeper12がパケットに付いているタイムスタンプ
を検索しTime Keeper12が持つ時間軸上に
乗せてパーシャルトランスポートストリームに戻しDe
−mux3を介してVideo/Audio MPEG
Decoder9に出力する。後は、通常の視聴と同
様である。
【0043】次に、本発明における鍵情報を記録する領
域の一実施例について、図6、図12を用いて説明す
る。本発明では、暗号化に使用した鍵を保存する場所と
して、暗号化された実データを指定しているFEICB
及びAED内に鍵情報の記録領域を配置することとして
いるがさらに詳細に以下説明する。
【0044】まず、FEICBにおける鍵情報を記録す
る領域の構成を図6を用いて説明する。図6は、本発明
による鍵情報の記録領域を確保したICB構造の一実施
例を示す。FEICBには、先頭にFEICBを識別す
るためのDescriptor Tag、FEICBが
指定するファイルのタイプなどを指定するためのICB
Tag、Extended Attributes(属
性、以下、EAと略す)、Length of Exte
nded Attributes(属性情報の長さ、以
下、L_EAと略す)、Allocation des
criptors(割当記述子、以下ADと略す)、L
ength of AllocationDescrip
tor(割当記述子の長さ、以下、L_ADと略す)な
どがあり、そのなかのAD領域には、複数のShort
ADが記録されている。ShortADは、前述した通
り実データを指定するLBNとその内容とを持ってい
る。ここで、本発明による実施例では、AD領域を2つ
に分割し、このAD領域の後とFEICB領域の最後と
の間に鍵を記録するためのKey領域を確保して、鍵情
報を記録するようにした。
【0045】さらにここで、DVD−RAMを使用した
記録媒体の場合に関して図6を用いて具体的に説明す
る。DVD−RAMの場合は、セクタのサイズが204
8バイト(=2kバイト)であるので、UDFファイル
システムで指定するパーティションで区切られた論理ボ
リューム空間内の論理ブロックサイズも、2kバイトと
する。更に、暗号化に使用する鍵の情報として一つの鍵
あたり16バイトの鍵情報を記録することとする。本実
施例では、EA領域を無しにしているために168バイ
ト目のL_EAは0バイトとなり、結果的に176バイ
ト目からがAD領域となる。鍵情報がFEICBで指定
する全ての実データで同一の鍵情報とする場合には、F
EICBに1つ確保すればよいので16バイトの領域を
確保する。その場合にFEICBは、図6のように先頭
から175バイト目までがFEICBのICB Tag
などの識別情報や管理情報が入り、その後176バイト
目から2031バイト目までがShortADが入るA
D領域となり(2031−175)/8=232個のS
hortADが入る。よって、FEICB内のL_AD
値は、232×8バイト=1856バイト(16進数:
0740h)となる。これにより、記録するトランスポ
ートストリームの暗号化に使用した鍵情報をファイルシ
ステムFEICB内の記録領域に配置できることにな
る。
【0046】ここで、記録するトランスポートストリー
ムの暗号化には、記録する装置固有のデータと鍵を組み
合わせて鍵情報として暗号化する。これにより、記録媒
体を他の装置に持っていき再生しようとしても記録媒体
上に記録された鍵は同じであるが、装置固有のデータが
異なり、再生する装置では記録する装置固有のデータは
わからないので復号化できないようになる。
【0047】次に、AEDにおける鍵情報を記録する領
域の構成を図12を用いて説明する。図12は、本発明
による鍵情報の記録領域を確保したAED構造の一実施
例を示す。AEDには、先頭AEDを識別するためのD
iscriptor Tag、本AEDの一つ前のAE
D或いはFEICBのアドレスを指定するLBN、L_
AD、AD領域、そして、AD領域の後に鍵を格納する
Key領域を持つ。ここで、本発明による実施例では、
FEICBと同様にAD領域を2つに分割し、このAD
領域の後とFEICB領域の最後との間に鍵を記録する
ためのKey領域を確保して、鍵情報を記録するように
した。具体的にはAED領域の先頭から16バイトには
AEDを示すDescriptor Tagがあり、次
の4バイトに本AEDを指定しているFEICBまたは
AEDのアドレスがあり、次の4バイトにAED内のA
D領域の長さを示すL_ADがある。AEDの場合は2
4バイト目からがShortAD群の入るAD領域とな
る。よって、L_AD値は、鍵がAEDで指定する全て
の実データが同一の鍵とする場合にはAEDに1つ確保
するので16バイトの領域を確保するため24バイト目
から前記FEICBと同様に2031バイト目までとな
り(2031−23)/8=251で251×8=20
08バイト(16進数:07D8h)となる。これによ
り、記録するトランスポートストリームの暗号化に使用
した鍵情報をファイルシステムAED内の記録領域に配
置できることになる。この記録領域に記録する鍵情報は
FEICBの時と同様に、記録する装置固有のデータを
用いて鍵情報を生成するが、次のAEDが作成された時
には異なった固有データを使用するようにして鍵情報を
更新するようにした。異なった固有データは、予めテー
ブルとして持っていてもよいし、元の固有データに予め
決めた係数によって変えるようにしてもよく、ここで
は、特に固有データの変え方は限定しない。このように
して、AED内のAD領域を越えて記録する場合でも新
規作成した次のAEDの鍵情報を変えることで、AED
はある時間間隔で新規作成されるので鍵情報もある時間
間隔で変えることができる。これにより、トランスポー
トストリームを記録する場合の鍵の更新にも対応でき
る。
【0048】このようにしてUDFファイルシステムを
使用し、デジタル信号であるトランスポートストリーム
を暗号化して鍵を更新しながら記録できる。
【0049】次に、本発明における鍵情報有無の判別情
報を記録する領域の一実施例について、図6〜図9を用
いて説明する。
【0050】図7及び図9は、本発明による鍵情報有無
の判別情報の記録領域を確保するためのICB Tag
構造及びICB Tag内のReserved値の一実
施例を示した図である。図8は、ICB Tag内のF
ile TypeとFlagによる定義表を示す。FE
ICBには、図6に示すようなデータ構造になってお
り、TagIDの他、ICB Tagデータ、ファイル
サイズ、書込アクセスの時間情報、インプリメンテーシ
ョンID、などの情報でFEICB内の先頭から176
バイト目までを作成する。このうち図7に示すICB
Tagにおける先頭から10バイト目のReserve
d値(1バイト)の定義を図9のように定め、鍵情報の
未使用と使用とを定義することによって、再生の際にこ
のICB Tag内のReserved値を読込んで判
断することにより、鍵情報による復号化するべきデータ
かどうかを判別できる。尚、この10バイト目のRes
erved値の領域は、予約領域となっており通常OS
からは無視される。本実施例では、この10バイト目の
Reserved値に0x01を指定した場合は、1回
の記録でできる1ファイルに鍵情報がFEICBにある
一つだけであり、0x02を指定した場合は、1回の記
録でできる1ファイルに鍵情報AED毎に一つづつ、す
なわち複数個あることになる。ここで、FEICBとA
EDの両方に鍵情報の使用を定義できるようにしてもよ
い。尚、11バイト目のFile Type値(1バイ
ト)と18バイト目のFlags値(2バイト)は作成
するFEICBの種別を指定するところであり図8に示
すような設定をしている。図8によると、作成するIC
Bが、ディレクトリを指定する場合は4、0x0020
を指定、ルートディレクトリの場合は4、0x0023
を指定、ファイルの場合は5、0x0030を指定、リ
アルタイムファイルの場合は249、0x0020を指
定する。ここで、トランスポートストリームを記録する
場合は、リアルタイムファイルの指定を設定することに
なる。
【0051】次に、本発明におけるトランスポートスト
リームを記録する場合について説明する。図14は、本
発明における記録時のフローチャートの一実施例を示す
図である。
【0052】まず、最初に記録媒体上の先頭から256
セクタ目の領域をステップ1400で読み込む。この2
56セクタ目にAVDPが記述されているかどうかをス
テップ1401で判断する。ここにAVDPが記述され
ていない場合は、ステップ1402となり、この記録媒
体はUDFファイルシステムに準拠していないファイル
システムか、全く未使用の記録媒体となり、それに合わ
せた処理がなされる。ここにAVDPが記述されている
場合は、ステップ1403となり、このAVDPに記述
されているVDSの位置情報からVDSを読込む。この
VDS内のPD記述子を検索し、このPD記述子内に記
述されているSBDの位置情報を取得しておく。一方、
VDS内のLVD記述子を検索し、このLVD記述子情
報内にあるFSDSの位置情報からFSDSを読込む。
FSDSには、RDICBが示されているのでRDIC
Bを読込み、さらにRDICBにはルートディレクトリ
が示されている。ルートディレクトリ内には、ファイル
やディレクトリ毎のIDを示すFIDが含まれている。
FIDを検索しディレクトリの場合は、ディレクトリI
CBが示されているのでディレクトリICBを読込む。
次に、記録するファイルを新規作成するために、前に取
得したSBD位置情報よりSBDを検索しステップ14
04で空き領域を見つける。空き領域が無い場合は、エ
ラーとしステップ1409となる。空き領域がある場合
は、見つけた空き領域にステップ1405で新規にファ
イルのFIDを作成する。このファイルのFIDは、図
5のようなデータ構造になっており、TagIDの他、
ファイル名などとICBを指すアドレスが格納される。
次に再度SBDを検索しステップ1406で空き領域を
見つける。空き領域が無い場合は、エラーとしステップ
1409となる。空き領域がある場合は、見つけた空き
領域にステップ1407で新規にFEICBを作成す
る。
【0053】ステップ1407でFEICBを作成後、
前に取得したSBD位置情報よりSBDを検索しステッ
プ1408で空き領域を見つける。空き領域が無い場合
は、エラーとしステップ1409となる。空き領域があ
る場合は、その空き領域を指すShortADが最終か
どうかをステップ1410で判断する。最終でない場合
は、ステップ1411で暗号化した実データを記録媒体
に記録する。さらに、その記録した実データを指定する
FEICB内のShortADにLBNを記録するとと
もに暗号化に使用した鍵情報はFEICB内のKey領
域に、鍵情報の未使用/使用の判別情報はICB Ta
g内のReserved値の領域に記録する。さらにS
BD領域も使用済みとして更新する。トランスポートス
トリームがメモリに溜まっていき記録媒体への次の記録
の動作になると再度ステップ1408に戻りSBDを検
索し空き領域を見つけることになる。そして、トランス
ポートストリームを長時間記録していくと、実データを
指定するShortADの数がFEICB内の領域を越
える場合が生じる。この判断はステップ1410で最終
ShortADかどうかの判断を行っており、Shor
tADが最終の場合は、最終のShortADのExt
ent Positionに実データのアドレスを指さ
ないでExtent Lengthの上位2ビットを図
11に示すように「11」に指定して、AEDのLBN
を指定するような設定をする。そして、図12に示すよ
うな構造のAEDをステップ1412で新規に作成す
る。尚、このAEDもFEICB同様にAD領域の後に
鍵情報領域を設けて暗号化した鍵を格納するようになっ
ている。
【0054】その後、SBD位置情報よりSBDを検索
しステップ1413で空き領域を見つける。空き領域が
無い場合は、エラーとしステップ1409となる。空き
領域がある場合は、ステップ1411で暗号化した実デ
ータを記録媒体に記録する。その実データを指定するA
ED内のShortADにLBNを記録するとともに暗
号化に使用した鍵情報はAED内のKey領域に、鍵情
報の未使用/使用の判別情報はICB Tag内のRe
served値の領域に記録する。更にSBD領域も使
用済みとして更新する。更に、AED内のAD領域を越
えて記録する場合も前記と同様な処理により次のAED
を新規作成していく。これにより、トランスポートスト
リームを記録する場合の鍵の更新にも対応できる。
【0055】このようにしてUDFファイルシステムを
使用し、デジタル信号であるトランスポートストリーム
を暗号化して鍵を更新しながら記録できる。
【0056】ここで、入力されたトランスポートストリ
ームの保護が必要かどうかの判断処理をステップ141
1の前に入れるようにしてもよい。入力されたトランス
ポートストリームのデジタル信号に含まれる著作物保護
のための制御信号を検出し、保護が必要な場合は、鍵情
報を使用して実データを暗号化して記録するとともに鍵
情報及び鍵情報有無の判別情報も記録し、保護の必要の
ない場合には、実データは暗号化をせず記録し鍵情報は
記録しないようにする。
【0057】次に、トランスポートストリームを再生す
る場合について説明する。図15は、本発明における再
生時のフローチャートの一実施例を示す図である。
【0058】まず、最初に記録媒体上の先頭から256
セクタ目の領域をステップ1500で読みに行く。この
後、ディレクトリICB内のFIDを読み込むステップ
1504までは、図13で説明したファイルデータの検
索を同様であるのでここでは説明を省略する。ステップ
1504でFIDがファイルの場合は、FEICBが示
されるのでステップ1505でFEICBを読込む。F
EICBの構成は図6のようになっており、このFEI
CB内ICB Tag内の10バイト目のデータをステ
ップ1506で判断し0x00以外であれば鍵情報があ
るファイルと判断する。この場合は、ShortAD領
域の(最終−16バイト)目にこの実データを復号化す
るための鍵情報が入っているのでステップ1507でこ
の鍵情報を取得しておく。次にFEICB内のShor
tADが最終ShortADかをステップ1508で判
断する。最終ShortADの場合は、次のShort
ADにはAEDが指されているのでAEDをステップ1
509で読込む。その後、ステップ1510にてAD領
域のShortAD内で示されるLBNより実データを
記録媒体より読みだして、前に取得しておいた鍵情報と
装置固有のデータとを組み合わせて実データを復号化し
て再生する。また、ICB Tag内の10バイト目の
データが0x00であれば鍵情報無しと判断する。この
場合もShortADが最終ShortADかをステッ
プ1511で判断して、最終ShortADの場合に
は、ステップ1512でAEDを読込む処理をし、ステ
ップ1513でFEICB内のAD領域の先頭のSho
rtAD内で示されるLBNより実データを記録媒体よ
り読みだして復号化せずに実データを再生する。
【0059】以上の説明における場合では、鍵はFEI
CB/AED内にひとつでありShortADの数が2
32個なので232個×2kバイト=464kバイト分
のデータ領域をこの鍵で復号することになる。
【0060】上記実施例では、FEICB及びAEDに
鍵情報を記録する時間間隔は、最終のShortADに
なるまでの時間で決まり一つであったが、時間間隔を変
える他の方法について、図16及び図17を用いて説明
する。鍵情報を更新させる時間間隔に自由度を持たせる
ため、図16に示す実施例では、ShortADを幾つ
か集めた群毎、図17に示す実施例では、ShortA
D毎に一つずつ鍵情報を記録していくことで、鍵情報を
変化するための時間間隔を自由に決めることができるよ
うになる。図16の例ShortADでは、L_ADに
よりShortAD領域を設定し、ShortADを複
数個毎に一つの群としてその群に対応した鍵情報アドレ
スを指定して、鍵情報を記録するようにした。具値的に
は、N個のShortAD群とし、それに対応したN個
の鍵をKey領域に書き込む。また、図17の例では、
ShortAD毎に鍵情報をKey領域に書き込むよう
にする。ここで、次にShortADがある場合は、S
hortADは231個となるので鍵情報も231個と
なる。この方法によれば、より小さな時間間隔すなわち
小さなデータ量毎に鍵情報を更新でき、さらにFEIC
Bによる記録領域のみの場合でも、複数の鍵情報を持つ
ことができる。
【0061】尚、本実施例では、鍵情報の未使用/使用
の判別情報の記録はUDFファイルシステムの予約領域
のみを使用しており、他の記述子に関しては規定通りで
あるため、鍵情報を使用しないすなわち保護の必要のな
い著作物については互換性も保つことになる。
【0062】図19は、本発明のUDFファイルシステ
ムにおける各記述子毎の関連図である。灰色で示した部
分が、本発明における鍵を格納する部分すなわちKey
領域の一実施例である。FEICB及びAEDの後ろの
領域にKey領域があることがわかる。また、図20
は、本発明における鍵情報の更新間隔のタイミングチャ
ートの一実施例である。図20のように鍵情報を所定の
時間間隔で更新する場合であって長時間に渡る記録にお
いては、FEICB内のAD領域で実データを指すSh
ortADを記録する領域が無くなり、次のAEDを指
定した時から実データも更新した鍵情報で暗号化して記
録し、更に暗号化のための鍵情報もそのAED内に記録
することを繰返すことによって複数の鍵情報を格納する
ことができることになる。記録を開始すると、まずFE
ICBに鍵情報として鍵1を記録する。次にFEICB
における記録領域が一杯になるとAEDを新たに作成し
そのAEDに鍵情報として鍵2を記録する。記録が継続
する場合には、さらにAEDを新たに作成し鍵3を記録
し、その後もAEDが追加される毎に鍵4、鍵5・・・
と記録していく。このとき、FEICB及びAEDにて
設定される記録領域は一定の領域のため、ある時間経過
とともに領域が一杯となり、新たなAEDを作成してい
くことになり、結果的に任意の時間間隔毎に鍵情報が更
新されることになる。
【0063】また、本発明のUDFファイルシステムを
使用する記録媒体は、光ディスク媒体だけでなく、磁気
ディスクやメモリカードにも適用が可能である。例え
ば、磁気ディスクであるハードディスクドライブの場合
は、物理セクタのサイズが512バイトであるが論理ボ
リューム領域内の論理ブロックサイズをハードディスク
ドライブの4セクタ分をまとめることで2048バイト
になる。これにより、前記DVDと同様に管理して記録
・再生をすることができる。また、UDFファイルシス
テムに限ったものではなく、例えば、FAT型フォーマ
ットに従ったシステムでもよい。
【0064】本実施例では光ディスクで説明しているの
で、論理ボリューム領域内の論理ブロックサイズを20
48バイトとしたがこれに限るものではなく、32kバ
イトや1Mバイトとしても同様に実現できる。
【0065】本実施例では、鍵情報の記録領域をSho
rtAD領域の最後の16バイトの領域としたが、鍵情
報の記録領域はこれに限るものではないことは言うまで
もない。例えば、ShortAD領域の最初または途中
の領域でも構わない。
【0066】本実施例では、入力されたトランスポート
ストリームの保護の判別情報はトランスポートストリー
ムのデジタル信号中に含まれる制御信号を検出すること
で説明したが、トランスポートストリームとは別の入力
信号から入力された制御信号を検出するようにしても構
わないことは言うまでもない。
【0067】本実施例では、トランスポートストリーム
を出力するデジタルチューナを内蔵した装置の場合で説
明したが、トランスポートストリーム等のデジタル信号
の入力はこれに限ったものでないことは言うまでもな
い。例えば、トランスポートストリーム等のデジタル信
号はデジタルの外部入力からのデジタル信号でもよく、
さらにはMPEGエンコーダ等を搭載して、MPEGエ
ンコーダからのデジタル信号でもよい。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録の途
中で任意の時間間隔で追加される複数の記録領域毎に異
なる鍵情報にして、暗号化に使用する鍵情報を任意の時
間間隔で更新し、一つのファイルに対して複数の鍵情報
を持たせるようにすることにより、デジタル著作物デー
タのコピーまたは改鼠に対しての安全性を高めることが
できる。
【0069】また、本発明は、論理的な領域であるファ
イルシステムの管理領域に暗号化した鍵情報を記録する
ため、記録媒体の物理的な構造に依存せず、さらにファ
イル内容となるコンテンツなどの特有のデータ構造など
にも依存せずに、暗号化して記録することができるの
で、幅広いシステムでの適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のデジタル信号記録再生装置
のハードウェア構成図である。
【図2】記録媒体上のイメージ図である。
【図3】UDFファイルシステムにおける各記述子の配
置である。
【図4】UDFファイルシステムにおけるパーティショ
ン内の記述子の配置である。
【図5】UDFファイルシステムにおけるFID構造で
ある。
【図6】本発明の一実施例であるUDFファイルシステ
ムにおけるICB構造である。
【図7】本発明の一実施例であるUDFファイルシステ
ムにおけるICB Tag構造である。
【図8】UDFファイルシステムにおけるICB Ta
g内File TypeとFlagによる定義表であ
る。
【図9】本発明の一実施例であるUDFファイルシステ
ムにおける鍵情報の使用/未使用の定義表である。
【図10】UDFファイルシステムにおけるShort
ADの構造である。
【図11】UDFファイルシステムにおけるShort
AD内Extent Lengthによる定義表であ
る。
【図12】本発明の一実施例であるUDFファイルシス
テムにおけるAEDの構造である。
【図13】UDFファイルシステムにおける実ファイル
を検索するためのフローチャートである。
【図14】本発明の一実施例であるUDFファイルシス
テムにおける暗号化したデータを記録する場合のフロー
チャートである。
【図15】本発明の一実施例であるUDFファイルシス
テムにおける暗号化されたデータを復号化して再生する
場合のフローチャートである。
【図16】本発明の一実施例であるUDFファイルシス
テムにおけるFEICB内のShortADを一定個数
まとめたものと暗号化の鍵を関連付けした図である。
【図17】本発明の一実施例であるUDFファイルシス
テムにおいるFEICB内のShortADと暗号化の
鍵を一対で関連付けした図である。
【図18】本発明の一実施例であるデジタル信号記録再
生装置におけるデジタル信号のながれを示した図であ
る。
【図19】本発明の一実施例であるUDFファイルシス
テムの管理データの関連及びアドレス指定図である。
【図20】本発明の一実施例である鍵更新のタイミング
チャート及び鍵を格納する格納場所を示す図である。
【符号の説明】
1・・・アンテナ、 2・・・チューナ、 3・・・D
e−mux、4・・・Local Encrypt/D
ecrypt、5・・・ATA/ATAPI Cont
roller、6・・・ATA/ATAPI Devi
ce、7・・・制御マイコン、 8・・・メモリ、9・
・・Video/Audio MPEG Decode
r 10・・・NTSC Encoder、11・・・ディ
スプレイ、12・・・Time Stamp/Time
Keeper。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/12 G11B 20/12 H04L 9/16 H04L 9/00 643 H04N 5/91 H04N 5/91 P (72)発明者 根本 竜 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 Fターム(参考) 5B017 AA03 BA07 CA09 CA16 5B082 EA11 GA11 5C053 FA13 FA20 FA23 GB06 GB37 JA21 LA07 5D044 AB07 BC04 CC06 DE29 DE50 DE54 EF05 FG18 GK12 GK17 HL08 5J104 AA08 AA13 AA16 EA04 EA18 JA03 NA02 NA30 NA41 PA14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたデジタル信号を鍵情報により暗
    号化するための暗号化手段と、前記暗号化手段により暗
    号化されたデジタル暗号信号を着脱自在な記録媒体に記
    録する記録手段とを備えたデジタル信号記録装置におい
    て、前記着脱自在な記録媒体上には、入力されたデジタ
    ル信号を記録するための記録領域が予め設定されている
    第1の実データ記録領域と、前記第1の実データ記録領
    域に対応した情報を管理するための第1の管理情報記録
    領域と、第1の記録領域の最後まで記録しても記録が終
    了しない場合に、新たに設定される第2の実データ記録
    領域と、前記第2の実データ記録領域に対応した情報を
    管理するための第2の管理情報記録領域とを備え、暗号
    化のための第1の鍵情報を前記第2の管理情報記録領域
    に記録することを特徴としたデジタル信号記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のデジタル信号記録装置に
    おいて、前記第2の実データ記録領域及び対応する前記
    第2の管理情報記録領域が複数設定された場合には、前
    記第1の鍵情報は前記第2の管理情報記録領域毎に異な
    った鍵情報となることを特徴としたデジタル信号記録装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2に記載のデジタル信号記録
    装置において、前記暗号化のための第1の鍵情報が前記
    第2の管理情報記録領域に記録されているかを判別する
    ための第1の判別情報を、前記第1の管理情報記録領域
    によって指定される第3の管理情報記録領域に記録する
    ことを特徴としたデジタル信号記録装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3に記載のデジタル信号記録
    装置において、さらに前記第1の管理情報記録領域に暗
    号化のための第2の鍵情報を記録するとともに、前記第
    2の鍵情報が前記第1の管理情報記録領域に記録されて
    いるかを判別するための第2の判別情報を、前記第3の
    管理情報記録領域に記録することを特徴としたデジタル
    信号記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4に記載のデジタル信号記録
    装置において、前記着脱自在の記録媒体は、追記型また
    は書換可能型のディスク状記録媒体であることを特徴と
    したデジタル信号記録装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至2記載のデジタル信号記録装
    置において、前記着脱自在な記録媒体上のデジタル信号
    を管理するシステムは、Optical Storag
    eTechnology Associationが定
    めるユニバーサル・ディスク・フォーマット(Univ
    ersal Disk Format、以下UDFと略
    す)に準拠したファイルシステムであり、前記第1の管
    理情報記録領域はFile Entry Inform
    ation Control Block(以下FEI
    CBと略す)領域であり、前記第2の管理情報記録領域
    はAllocation Extended Desc
    riptor(以下AEDと略す)領域であり、前記第
    1の鍵情報を前記AED領域内に記録することを特徴と
    したデジタル信号記録装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のデジタル信号記録装置にお
    いて、前記第1の鍵情報は前記AED領域内のAllo
    cation Descriptor(以下、ADと略
    す)領域に記録することを特徴としたデジタル信号記録
    装置。
  8. 【請求項8】請求項3記載のデジタル信号記録装置にお
    いて、第3の管理情報記録領域は前記FEICB領域内
    のInformation Control Bloc
    kTag(以下ICB Tagと略す)により指定され
    るReserved領域であり、前記第1の判別情報を
    前記Reserved領域内に記録することを特徴とし
    たデジタル信号記録装置。
  9. 【請求項9】請求項4記載のデジタル信号記録装置にお
    いて、前記第2の鍵情報を前記FEICB領域に記録す
    るとともに前記第2の判別情報を前記Reserved
    領域に記録することを特徴としたデジタル信号記録装
    置。
  10. 【請求項10】請求項9記載のデジタル信号記録装置に
    おいて、前記第2の鍵情報は前記FEICB領域内のA
    D領域に記録することを特徴としたデジタル信号記録装
    置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10記載のデジタル信号記
    録装置において、入力されるデジタル信号及びまたは制
    御信号に含まれる暗号化処理要否のための情報を読取り
    判別する暗号化処理判別手段を設け、前記暗号化処理判
    別手段が暗号処理が必要と判別した場合は前記暗号化手
    段により入力されたデジタル信号を暗号化処理し、前記
    暗号化処理判別手段が暗号処理が不要と判別した場合に
    は暗号化処理をせず、前記着脱自在な記録媒体にデジタ
    ル信号を記録することを特徴としたデジタル記録装置。
  12. 【請求項12】請求項2または8記載のデジタル信号記
    録装置において、前記着脱自在の記録媒体に記録されて
    いる信号を再生するための再生手段と、前記着脱自在な
    記録媒体上に記録されている信号の内少なくとも前記第
    3の管理情報領域に記録されている前記第1の判別情報
    およびまたは前記第2の判別情報と第1の管理情報領域
    に記録されている第2の鍵情報およびまたは前記第2の
    管理情報記録領域に記録されている前記第1の鍵情報と
    を読取るとともに、前記第1の実データおよびまたは第
    2の実データのデジタル暗号信号を復号化するための復
    号化手段とを設け、前記暗号化されたデジタル信号の再
    生時には前記復号化手段により、復号化されたデジタル
    信号を出力することを特徴としたデジタル信号記録再生
    装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至11記載のデジタル信号記
    録装置により記録されたことを特徴とする記録媒体。
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