JP2006527455A - 再生装置、プログラム、集積回路 - Google Patents

再生装置、プログラム、集積回路 Download PDF

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雅弘 川崎
旭洋 渡邉
秀治 岡元
雄治 岩原
亨 末友
康之 松浦
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    • G11B2220/2537Optical discs
    • G11B2220/2562DVDs [digital versatile discs]; Digital video discs; MMCDs; HDCDs

Abstract

【課題】 同じコンテンツがHDD1、SDカード102の双方に記録されている場合、重複部分をユーザに視聴させることなく、一方の媒体における再生の続きを、他方の媒体で行わせることができる再生装置を提供する。
【解決手段】
SDカード102が再生装置に装着された場合、SDカード102におけるレジューム位置と、HDD1におけるレジューム位置とが同期するよう、HDD1及びSDカード102におけるレジューム情報を更新する。こうして更新されたレジューム位置情報に示されるレジューム位置から再生を行えば、重複部分を視聴しなくてもよい。

Description

本発明は、動画コンテンツを再生する再生装置、プログラム、集積回路に関し、内蔵媒体と、可搬媒体とに書き込まれた動画コンテンツを、ユーザに視聴させる技術に関する。
近年の再生装置には、モバイル対応を実現しようとする新たな試みがみられる。再生装置は、放送されたコンテンツをMPEG2形式に圧縮符号化して自機に内蔵されているハードディスク(HD)に書き込むという処理を行う。再生装置によるモバイル対応は、HDに記録されるべきコンテンツを、MPEG4形式でSDメモリカードに書き込むことにより実現される。
MPEG4形式は、MPEG2形式と符号化アルゴリズムが異なり、符号化ビットレートはMPEG2形式に比べて格段に低い。符号化ビットレートが低いため、256Mバイトの容量に過ぎないSDメモリカードでも1時間、2時間長のコンテンツを充分記録しておくことができる。
SDメモリカードへの書き込みにより、ユーザはPDAや携帯電話にてSDメモリカードからコンテンツを再生させることができる。場所や時間を選ばず、コンテンツを視聴することができるので、通勤の途中や仕事の合間に、ニュース番組をSDメモリカードから再生させることもでき、ユーザにとっての利便性が増す。
特開2001-249694号公報
ところで同じコンテンツが、SDメモリカード、HDの双方に記録されると、これら2つの媒体上のコンテンツをユーザが別々に視聴して、一方の再生が進み他方の再生が遅れるという事態が頻発する。ユーザの外出が多ければSDメモリカードにおける視聴位置が進むだろうし、ユーザが家にいる期間が長ければHDにおける視聴位置が先に進む。どちらが先に進かは、ユーザ個人のライフスタイルにより千差万別であり、一概にいえない。再生進行が記録媒体毎に異なると、SDメモリカード、HDのうち一方で再生した続きを、他方で視聴しようとする場合、既に視聴している部分を重複して視聴してしまうということが頻繁に有り得る。「SDメモリカードにコピーしたのなら、在宅時にもSDメモリカードから再生すればよいのではないか」と思うかもしれない。しかしSDメモリカードへの記録は、MPEG2形式からMPEG4形式への変換が伴い、符号化ビットレートが低くなるので、画質劣化が生じることがある。画質劣化が生じ得るため、SDメモリカードでの視聴をユーザに強要するのは望ましいことではない。
本発明の目的は、同じコンテンツが2つの記録媒体に記録されている場合、重複部分をユーザに視聴させることなく、一方の記録媒体における再生の続きを、他方の記録媒体で行わせることができる再生装置を提供することである。
上記目的は、第1動画コンテンツと、当該第1動画コンテンツのレジューム位置を示す第1レジューム位置情報とが記録されている内蔵媒体と、可搬媒体と接続する接続手段と、可搬媒体に、第2動画コンテンツと、当該動画コンテンツのレジューム位置を示す第2レジューム位置情報とが記録されている場合、可搬媒体における第2動画コンテンツと、内蔵媒体における第1動画コンテンツとの同一性の有無を判定する判定手段と、両動画コンテンツに同一性があれば、可搬媒体におけるレジューム位置と、内蔵媒体におけるレジューム位置とが同期するよう、内蔵媒体及び可搬媒体における第1及び第2レジューム位置情報のうち何れか一方を更新する更新手段と、更新された第1又は第2レジューム位置情報に示されるレジューム位置から、第1又は第2動画コンテンツの再生を行う再生手段とを備えた再生装置により達成される。
コピー操作により内蔵媒体、可搬媒体の双方にコンテンツが記録されている場合、これらの視聴位置を同期させるよう更新手段が更新を行う。そのため、可搬媒体側の再生が進んでいる場合であっても、内蔵媒体側の再生が進んでいる場合であっても、ユーザは重複部分を視聴せずに済む。
ここで内蔵媒体には、第1動画コンテンツの録画日時を示す第1録画日時情報が記録されており、可搬媒体における第2動画コンテンツは、内蔵媒体に記録された第1動画コンテンツをコピーしたものであり、可搬媒体には、内蔵媒体に記録された第2動画コンテンツのコピー元が内蔵媒体に記録された録画日時を示す第2録画日時情報が記録されており、前記判定手段による同一性の判定は、内蔵媒体の第1録画日時情報に示される録画日時と、可搬媒体の第1録画日時情報に示される録画日時とが一致しているか否かの判定を含んでいてもよい。
録画日時というパラメータを用いて、コンテンツの同一性を判定しているので、再生装置はかって自機が内蔵媒体に録画したコンテンツと、その複製物との同一性を簡易かつ確実に判定することができる。
ここで再生装置は、内蔵媒体における第1動画コンテンツをコピーするコピー手段を備え、内蔵媒体には、第1動画コンテンツがコピーされたコピー先記録媒体の識別子が記録されており、前記判定手段による同一性の判定は、内蔵媒体におけるコピー先記録媒体の識別子と、接続手段により接続された可搬媒体における識別子とが一致しているかの判定を含んでいてもよい。
記録媒体の識別子を用いて録画コンテンツの同一性を判定するので、同じコンテンツが複数の可搬媒体にコピーされた場合でも、それらを混同することなく、コンテンツの同一性を判定することができる。
ここで内蔵媒体には、第1動画コンテンツがコピーされたコピー先記録媒体の識別子が複数記録されており、個々の識別子には、複数ユーザ毎のレジューム位置情報が対応づけられており、前記判定手段による同一性の判定は、複数コピー先記録媒体の複数の識別子の中に、接続手段により接続された可搬媒体における識別子と一致しているものが存在するかどうかの判定によりなされ、前記更新手段は、内蔵媒体上の第1又は第2レジューム位置情報のうち、内蔵媒体における複数識別子のうち、接続手段に接続された可搬媒体における識別子と一致しているものに対応するレジューム位置情報を更新してもよい。
この再生装置によれば、1つの録画コンテンツに、視聴位置情報及びコピー履歴の組みを複数設け、個々のユーザ毎に、視聴位置情報の同期を行うので、マルチユーザ環境を構築することができる。
ここで前記再生装置は、内蔵媒体及び可搬媒体における第1又は第2レジューム位置情報のうち、一方のレジューム位置情報に示されるレジューム位置を、チャプターとして他方に登録する登録手段を備え、前記再生手段は、ユーザの頭だし操作に応じてチャプタージャンプを行い、内蔵媒体又は可搬媒体における動画コンテンツを再生してもよい。
可搬媒体及び内蔵媒体の一方において、ユーザが再生を停止した位置を、他方においてチャプターとして登録するので、かって視聴した位置まで、巻き戻すとの操作を行わずとも、お気に入りのシーンへの視聴を自由に行うことができる。
ここで前記判定手段は更に、可搬媒体に動画コンテンツは記録されていないが、第2動画コンテンツが削除された旨を示す削除済み情報が可搬媒体に記録されている場合、その削除された第2動画コンテンツが、内蔵媒体に記録されている第1動画コンテンツと同一のものであるかを判定し、前記再生装置は、両動画コンテンツが同一であれば、内蔵媒体における第1動画コンテンツを削除する削除手段を備えていてもよい。
可搬媒体及び内蔵媒体のうち一方においてコンテンツが削除された場合、他方におけるコンテンツを自動的に削除するので、内蔵媒体及び可搬媒体における領域が、コンテンツ及びその複製物により不当に占有されることはない。
ここで前記再生装置は、同期されたレジューム位置が、第1又は第2動画コンテンツの末尾を示しているかを判定する判定手段と、末尾を示しているなら、内蔵媒体及び可搬媒体における第1又は第2動画コンテンツ双方、又は、一方を削除する削除手段とを備えていてもよい。
末尾まで再生されたコンテンツを、自動的に削除するので、ニュースやバラエティ等、毎日、毎週というように逐次新たなものが放送されるコンテンツにより、可搬媒体及び内蔵媒体が占有されることを避けることができる。
(第1実施形態)
以降、本発明に係る再生装置の実施形態について説明する。先ず始めに、本発明に係る再生装置の実施行為のうち、使用行為についての形態を説明する。本実施形態に係る再生装置は、HDレコーダであり、図1に示すようなシステムでユーザの使用に供される。図1に示すシステムは、HDレコーダ100、TV101、SDカード102、SD-Viewer103から構成される。
HDレコーダ100は、放送コンテンツを受信してMPEG2形式に変換し、録画コンテンツとしてHDに書き込む装置であり、HDに書き込まれた録画コンテンツの再生、削除を行うことができる。またHDレコーダ100は、HDに書き込まれた放送コンテンツと同じ放送コンテンツを、SDカード102に書き込むことができる。
TV101は、HDレコーダ100による再生出力の表示を行う。
SDカード102は、HDDに記録されている録画コンテンツと同じものが記録される。HDDにおける録画コンテンツとの違いは、動画ストリームの形式の違いである。HDDにおける録画コンテンツは、動画ストリームがMPEG2形式であるのに対し、SDカード102における録画コンテンツはMPEG4形式である。MPEG4形式はMPEG2形式と比較して符号化ビットレートが低い。そのためSDカード102の録画コンテンツは、HDD上のそれと比較して画質が劣ることがある。
SD-Viewer103は、SDカード102に書き込まれた録画コンテンツの再生、削除が可能な携帯機器である。このSD-Viewer103を屋外に持ち出すことで、ユーザはHDに書き込まれた放送コンテンツと同じ放送コンテンツを、屋外で視聴することができる。
以上が、HDレコーダ100の使用行為の形態である。続いてHDレコーダ100による再生の客体である、録画コンテンツについて説明する。
図2(a)は、本実施形態に係る録画コンテンツの構成を示す図である。図2(a)に示すように録画コンテンツは、『動画ストリーム』、『タイトル文字列』、『チャネル』、『録画日時』、『チャプター』、『レジューム情報』から構成される。そして任意的な構成要素としてコピー履歴を含む。
以下、録画コンテンツの構成要素について分説する。
『動画ストリーム』は、MPEG2形式又はMPEG4形式に変換された放送コンテンツである。
『タイトル文字列』は、ユーザが命名した録画コンテンツの名称を示すテキストコードである。
『チャネル』は、その放送コンテンツが放送された放送局を識別する情報である。
『録画日時』は、録画コンテンツが何時録画されたかを示す情報であり、録画開始日時、録画終了日時を含む。
『チャプター』は、放送コンテンツにおける頭出し位置を示す。このチャプターは、1つの録画コンテンツに対し、複数個設けておくことができる。チャプターを複数設けておけば、ユーザは様々な箇所から、録画コンテンツを再生させてゆくことができる。
『レジューム情報』は、未視聴か視聴済みか削除済みかを示し、視聴済みを示す場合は、最後に再生された位置を示す情報である。レジューム情報のビットアサインは図2(b)の通りであり、オール0000 0000ならばレジューム情報は未視聴である旨を示す(この場合、レジューム情報は未視聴情報となる)。オールFFFF FFFFならば、録画コンテンツの本体部分にあたる動画ストリームを既に削除されたという事実を示す(この場合、レジューム情報は削除済み情報として扱われる)。オール0000 0000、オールFFFF FFFF以外ならレジューム情報は録画コンテンツにおける直前の視聴位置を示す(この場合、レジューム情報は視聴位置情報として扱われる)。レジューム情報は、録画コンテンツがSD-Viewer103、HDレコーダ100により再生される度に、直前の視聴位置を示すように更新される。
『コピー履歴』とは、録画コンテンツがコピーされた場合、そのコピーの履歴を示す情報であり、コピーされたコンテンツの識別情報、コピー先となる可搬媒体の識別子とにより、コピーされたとの事実を示す。図3(a)は、コピー履歴の一例を示す図である。本図に示すようにコピー履歴は、録画日時を識別情報として用いて、コピーされた録画コンテンツを識別しており、コピー先となるSDカード102のMedia-IDを用いて、コピー先の記録媒体を識別している。Media-IDとは、各SDカードに割り当てられた、SDカード固有の識別子(ID)である。
コピー履歴を任意的な構成要素といったのは、コピー履歴はコピー操作があって初めて付加されるからである。コピー操作が無い限り、コピー履歴は録画コンテンツの構成要素になることはない。
HD上での録画コンテンツの形態を図3(b)に示し、SDカード102上での録画コンテンツの形態を図3(c)に示す。図3(b),(c)を比較すると、HDにおける録画コンテンツには、コピー履歴が存在するが、SDカード102におけるコピー履歴は存在しない。これは、HDにおける録画コンテンツをコピー元としてコピーが行われるのに対し、SDカード102における録画コンテンツをコピー元としてコピーが行われることはないからである。
以上が録画コンテンツの説明である。続いてHDレコーダ100の生産行為の形態について説明する。HDレコーダ100は、主としてシステムLSIと、ドライブ装置というパーツからなり、これらのパーツを装置のキャビネット及び基板に実装することで工業的に生産することができる。システムLSIは、HDレコーダ100の機能を果たす様々な処理部を集積した集積回路である。こうして生産されるHDレコーダ100は、図4に示すようにHDレコーダ100は、HDD1、チューナ2、A/Dコンバータ3、MPEG2エンコーダ4、MPEG2デコーダ5、OSDジェネレータ6、オーバレイ部7、D/Aコンバータ8、カードスロット9、MPEG4エンコーダ10、MPEG4デコーダ11、セレクタ12、操作受付部13、マイコンシステム14を備える。MPEG2エンコーダ4、MPEG2デコーダ5、OSDジェネレータ6、カードスロット9、MPEG4エンコーダ10、MPEG4デコーダ11、マイコンシステム14は、バス15を介してバス型のトポロジ(接続形態)で相互接続される。
HDドライブ(HDD)1は、録画コンテンツが複数書き込まれる。HDD1における領域は、ファイルシステムにより管理されており、録画コンテンツ内の動画ストリームは、ファイルシステムの一個のファイルとして扱われる。従ってパソコンのファイルを削除するのと同じ要領で、ユーザは簡易に、録画コンテンツをHDD1から削除することができる。
チューナ2は、放送波の復調及び選局を行って、アナログ放送信号形式の放送コンテンツを出力する。
A/Dコンバータ3は、アナログ放送信号形式の放送コンテンツを、A/D変換して非圧縮デジタル形式にする。
MPEG2エンコーダ4は、非圧縮デジタル形式の放送コンテンツをMPEG2形式に従って圧縮符号化し、MPEG2形式の放送コンテンツを得る。こうした符号化により、放送コンテンツはMPEG2形式の動画ストリームになる。MPEG2エンコーダ4により得られたMPEG2形式の動画ストリームは、レジューム情報、録画日時と共にHDD1に書き込まれて録画コンテンツになる。
MPEG2デコーダ5は、MPEG2形式の動画ストリームを伸長して、非圧縮デジタル形式の放送コンテンツを得る。
OSDジェネレータ6は、マイコンシステム14からの指示に従い、OSDを生成する。OSDとは、Look Up Table(LUT)に示された色(例えば24色)を、背景色,文字色として使用した描画された簡易グラフィックスである。OSDは、必要ある度に、HDレコーダ100により生成され、ユーザ操作に伴って自由に書き換えられる。HDレコーダ100は、録画コンテンツに関する情報を、このOSDで描画し、このユーザ操作に従って、このOSDを自由に書き換えることで、HDレコーダ100による対話操作を実現する。
オーバレイ部7は、非圧縮デジタル形式の放送コンテンツに、OSDをオーバレイしてTV101に出力する。オーバレイ部7によるオーバレイは、一枚の画像を構成する水平ラインと、OSDの水平ラインとを混合することによりなされる。この混合にあたってオーバレイ部7は、混合率の設定次第で、ピクチャデータをOSDで覆い隠したり、ピクチャデータが透けてみえるようにすることもできる。
D/Aコンバータ8は、非圧縮デジタル形式の放送コンテンツをアナログの映像信号形式の放送コンテンツに変換する。
カードスロット9は、コネクタを介してSDカード102と物理的に接続する。HDD1の領域がファイルシステムで管理されていることは上述した通りだが、ファイルシステムで領域管理がなされていることはSDカード102も同様であり、SDカード102における録画コンテンツ内の動画ストリームも、HDD1と同様、削除、再生することができる。
MPEG4エンコーダ10は、非圧縮デジタル形式の放送コンテンツをMPEG4形式に従ってエンコードしてMPEG4形式の放送コンテンツを得る。MPEG4エンコーダ10のエンコードの対象には、アナログ放送信号形式の放送コンテンツをA/Dコンバータ3が非圧縮デジタル形式に変換したもの(1)、一旦HDD1に書き込まれたMPEG2形式の放送コンテンツを、MPEG2デコーダ5が非圧縮デジタル形式の放送コンテンツに変換したもの(2)の2種類がある。前者のエンコードは、録画コンテンツの書込先をSDカード102に選んだ際になされ、後者のエンコードは、一旦HDD1に書き込まれた放送コンテンツを、再エンコードしてコピーする場合になされる。MPEG4エンコーダ10のエンコードにて得られた放送コンテンツは、カードスロット9に装着されたSDカード102に書き込まれる。
MPEG4デコーダ11は、カードスロット9に装着されたSDカード102に、録画コンテンツが存在する場合、その録画コンテンツ内のMPEG4形式のデジタルストリームをデコードして非圧縮デジタル形式の放送コンテンツを得る。
セレクタ12は、マイコンシステム14の制御に従い、チューナ2から出力されたアナログ放送信号形式の放送コンテンツを、MPEG2エンコーダ4、MPEG4エンコーダ10の両方又は何れか一方に出力する。またセレクタ12は、MPEG2デコーダ5、MPEG4デコーダ11からの出力の双方又は何れか一方を、オーバレイ部7に出力する。
操作受付部13は、リモコンやHDレコーダ100のフロントパネルに対してなされたユーザ操作を受け付ける。
マイコンシステム14は、CPU、プログラムを格納したROM、RAMからなる典型的なコンピュータシステムである。ROMに格納されたプログラムがCPUに読み込まれ、プログラムと、ハードウェア資源とが協動することにより、使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現する。ここでの使用目的には、録画、再生、コピー、削除、対話操作といったものがあり、プログラムと、ハードウェア資源(HDD1〜セレクタ12)とが協動した具体的手段が、使用目的に応じた情報の加工又は演算を行うことで、使用目的に応じた特有の情報処理装置(HDレコーダ100)が構築される。
図5は、プログラムと、ハードウェア資源とが協動した具体的手段を機能的に記載した構成図である。マイコンシステム14は、本図に示すように録画制御部16、コピー制御部17、再生制御部18、削除制御部19、対話操作制御部20からなる。
録画制御部16は、HDレコーダ100における録画処理を制御する。録画制御部16による録画制御は、アナログ放送信号形式の放送コンテンツをチューナ2に受信させ、これを非圧縮デジタル形式に変換させるようA/Dコンバータ2に指示してから、MPEG2エンコーダ4に、エンコード処理を行わせることでなされる。
コピー制御部17は、録画装置におけるコピー処理を制御する。コピー制御部17によるコピー制御の特徴は、MPEG2形式でHDD1に書き込まれた録画コンテンツを、非圧縮デジタル形式に変換するようMPEG2デコーダ5を制御し、変換された非圧縮デジタル形式の録画コンテンツをMPEG4形式に変換するようMPEG4エンコーダ10を制御してSDカード102に書き込むことである。MPEG2形式からMPEG4形式への形式変換を伴うので、録画コンテンツのサイズをより小さくした上で、SDカード102に書き込むことができる。
再生制御部18は、録画装置における再生処理を制御する。再生制御部18による再生処理の特徴は、レジューム情報の更新にある。本来、レジューム情報はMPEG2デコーダ5にて録画コンテンツの再生が開始され、停止した時点で直前の視聴位置を示すよう更新を受ける。それだけではなく、SDカード102側の視聴位置と同期するよう、レジューム情報は更新される。SDカード102側の視聴位置に同期するようにレジューム情報を更新することで、SDカード102側で視聴した続きをHDD1側で視聴するという「リレー視聴」が実現されることになる。
削除制御部19は、録画装置における削除処理を制御する。削除制御部19による削除の特徴は、二段階の過程を経てなされる点である。一段階目の削除は、録画コンテンツのうち大きなサイズを占める動画ストリームを削除し、削除済みを示すFFFF FFFFをレジューム情報に設定するというものである。録画コンテンツにおいて大きなサイズを占める動画ストリームを削除することで、HDD1やSDカード102の容量を確保することができる。その一方、録画日時やレジューム情報は、HDD1やSDカード102に残ることになる。これは動画ストリームが削除された事実を示しておくためである。SDカード102及びHDD何れか一方で削除されたとはいえ、他方には同じ録画コンテンツが存在している。これを同期して削除するべく、「削除がなされた」との事実を示す削除済み情報を残すようにしている。
二段階目の削除とは、録画日時やレジューム情報を含む録画コンテンツを、HDD1及びSDカード102から一斉に削除することである。HDD1及びSDカード102の双方から録画コンテンツを一斉に消すので、HDD1及びSDカード102の容量を大きく確保することができる。以上がマイコンシステム14による録画コンテンツ削除の特徴である。
対話操作制御部20は録画装置における対話操作を制御する。対話操作制御部20による対話操作の制御は、”コンテンツナビ”とよばれるOSDをOSDジェネレータ6に生成させ、オーバレイ部7にオーバレイさせることで行われる。コンテンツナビとは、録画コンテンツを図形的に表現したGUI(Graphical User Interface)部品であり、図6(a)にそのフォーマットを示す。図6(a)に示すように、コンテンツナビは状態欄と、録画日時欄と、チャネル欄と、タイトル欄とからなり、録画日時欄、チャネル欄、タイトル欄にはそれぞれ録画コンテンツの録画日時、チャネル、タイトルが記述される。状態欄には、録画コンテンツが未視聴であるか、視聴済みであるか、コピー済みであるかがレジューム情報、コピー履歴に基づき記述される。GUI部品なので、操作受付部13が受け付けたユーザ操作に応じてコンテンツナビの状態は変化する。コンテンツナビの状態には、ノーマル状態、フォーカス状態という2つの状態がある。ノーマル状態とは、ユーザの選択対象になっていない状態であり、フォーカス状態は、リモコンの矢印キーにより、操作の対象として指定された状態である。リモコンに対する操作に従って、各コンテンツナビの状態を変化させることで、OSD、リモコンからなるGUI環境をユーザに提供することができる。図6(b)は、コンテンツナビにおける状態欄、録画日時欄、チャネル欄、タイトル欄を、具体例に置き換えて描いた図である。本図では、「海外ニュース」,「株式市況」,「ヘッドラインニュース」,「朝のドラマ」,「ワイドショー」という録画コンテンツのコンテンツナビを示している。これらのコンテンツナビの状態欄を見ると、「海外ニュース」,「株式市況」は視聴済みであり、「ヘッドラインニュース」はコピー済み、「朝のドラマ」,「ワイドショー」は未視聴であることがわかる。以上がマイコンシステム14による対話的操作の制御である。
以上のマイコンシステム14による制御内容のうち、コピー、再生、削除はマイコンシステム14におけるROMに格納されたプログラムが主体となって実現される。図7、図8、図9、図10はこのプログラムの処理手順を示すフローチャートであり、以降これらのフローチャートを参照しながら、マイコンシステム14によるコピー、再生、削除の処理手順について説明する。
ステップS1〜ステップS2は、本フローチャートのメインルーチンにあたる処理であり、SDカード102との同期を行うか(図7のステップS1)、録画コンテンツの一覧表示を行うか(ステップS2)の指示をユーザに仰ぐ。
録画コンテンツの一覧表示が表示されれば、HDD1における録画コンテンツのコンテンツナビを一覧表示して(ステップS3)、先頭のコンテンツナビをフォーカス状態にする(ステップS4)。以降、ステップS5〜ステップS8からなるイベント待ちループになる。
リモコンの矢印キーが押下されれば(ステップS5でYes)、現在フォーカス状態にあるコンテンツナビを通常状態に戻し、矢印の方向にあるコンテンツナビをフォーカス状態に設定して(ステップS9)ステップS5に戻る。これにより、ユーザの矢印キーの押下に応じて、各コンテンツナビの状態が変化することになる。コンテンツナビがフォーカス状態になっており、処理の対象になった録画コンテンツを”録画コンテンツy”と呼ぶ。
再生操作が選択されると(ステップS6でYes)、録画コンテンツyの再生を、MPEG2デコーダ5に開始させる(図8のステップS10)。その後、停止操作がなされるのを待ち(ステップS11)、停止操作がなされれば、録画コンテンツyの再生停止をMPEG2デコーダ5に命じて(ステップS12)、現在の視聴位置をレジューム情報yに設定し(ステップS13)、ステップS5〜ステップS8からなるイベント待ちループに戻る。
コピー操作が選択されると(ステップS7でYes)、録画コンテンツyの動画ストリームを再エンコードしてSDカード102にコピーし(ステップS14)、SDカード102からMedia-IDを取り出して(ステップS15)、読み出されたMedia-IDと、録画コンテンツyの録画日時とを対応づけたコピー履歴をHDD1上に生成して、ステップS5〜ステップS8からなるイベント待ちループに戻る(ステップS16)。
削除操作が選択されると、録画コンテンツyの動画ストリームを削除し(ステップS17)、録画コンテンツyのレジューム情報yに削除済みを示すFFFF FFFFを設定して、ステップS5〜ステップS8からなるイベント待ちループに戻る(ステップS18)。
HDD1における録画コンテンツの一覧表示(ステップS3)は、コンテンツの再生やコピー、削除なされる度に、実行される。つまり再生やコピーが行われる度に、最新の状態を示すよう、一覧表示の更新を行うのである。録画コンテンツの一覧表示は、図9は、ステップS3の詳細手順を示すフローチャートであり、HDD1に記録されたコンテンツのリストの表示を実行するサブルーチンとしてコンピュータ記述言語により記述される。
図9のフローチャートは、HDD1における各録画コンテンツに対し、ステップS23〜ステップS28の処理を行うというループ構造を持っている(ステップS21、ステップS22)。このループ構造において、処理対象たる録画コンテンツを録画コンテンツxと表記する。ステップS23〜ステップS28は、録画コンテンツxの録画開始日時、終了日時、録画チャネルをコンテンツナビxに表示し(ステップS23)、コンテンツナビの状態欄を更新する(ステップS24〜ステップS26)との処理を行う。
状態欄の更新は、ステップS24、ステップS25、ステップS26の何れかで実行される。ステップS27、ステップS28は、ステップS24、ステップS25、ステップS26の何れで状態欄の更新を実行するかの切り換えを行う。コンテンツナビxの状態欄に「コピー済み」と表示するのは(ステップS24)、録画コンテンツxにコピー履歴が新たに生成されたと判定された場合(ステップS27でYes)である。
一方、コンテンツナビxの状態欄を「未視聴」と表示するのは(ステップS25)、新たなコピー履歴が生成されておらず(ステップS27でNo)、録画コンテンツxのレジューム情報xが0000 0000hを示している場合である(ステップS28でYes)。コンテンツナビxの状態欄を「視聴済み」と表示するのは(ステップS26)、新たなコピー履歴が生成されておらず(ステップS27でNo)、録画コンテンツxのレジューム情報xが0000 0000h以外の値を示している場合である(ステップS28でNo)。
録画コンテンツが再生され(ステップS10〜ステップS12)、レジューム情報が更新されると(ステップS13)、ステップS3における一覧表示にて、コンテンツナビの状態欄が「未視聴」から「視聴済み」に更新されることになる(ステップS26)。録画コンテンツがコピーされ(ステップS14〜ステップS15)、コピー履歴が新たに生成されると(ステップS16)、ステップS3における一覧表示にて、コンテンツナビの状態欄が「視聴済み」から「コピー済み」に更新されることになる(ステップS24)。
コピーや再生に応じて状態欄が更新されるので、どの録画コンテンツを視聴し、どの録画コンテンツが未視聴したか、どの録画コンテンツがコピー済みであるかが一目で明らかとなる。
SDカード102との同期が選択されると、図10のフローチャートに従い、SDカード102における録画コンテンツに対し、レジューム情報の同期処理を行う。具体的にいうと、SDカード102におけるMedia-IDを検出して(ステップS31)、ステップS32〜ステップS33からなるループ処理に移行する。このループ処理は、ステップS34〜ステップS42の処理を、SDカード102における各録画コンテンツについて繰り返すものである。
ここで、処理の対象となるSDカード102側の録画コンテンツを録画コンテンツjと呼ぶ。一方、この録画コンテンツjと同一性をもつHDD1側の録画コンテンツを録画コンテンツiと呼ぶ。この録画コンテンツiがどのように決めるのかというと、SDカード102における録画コンテンツjと同一性をもつ録画コンテンツが存在するかどうかを探索するにて決定する。具体的には、SDカード102における録画コンテンツjの録画日時jを検出し(ステップS34)、検出されたメディアID、録画日時jの組を示したコピー履歴をもつ録画コンテンツがHDD1に存在するかという探索で(ステップS35)、録画コンテンツiは決定される。
録画日時と、メディアIDとの組みをもった録画コンテンツを、同一性をもつ録画コンテンツiとして検出したが、録画日時と、メディアIDと、チャネルとが全て一致した録画コンテンツiを、同一性をもつ録画コンテンツiとして検出してもよい。チャネルを用いて同一性の判定を行えば、同一時間帯において異なるチャネルで放送された複数放送コンテンツがHD1に記録されている場合であっても、放送コンテンツの同一性を的確に判定することができる。
録画コンテンツiが決定されれば、ステップS36、ステップS37の判定を経て録画コンテンツiのレジューム位置i、録画コンテンツjのレジューム位置jをHDD1及びSDカード102のチャプターとして登録し(ステップS38)、ステップS39〜ステップS41にてレジューム情報の同期を行う。
ステップS38において、レジューム位置がチャプターとしてHDD1及びSDカード102に登録されるので、ユーザがチャプタージャンプの操作を行えば、SDカード102におけるレジューム位置や、HDD1におけるレジューム位置から自由に頭出しを行うことができる。
ステップS39〜ステップS41でのレジューム位置の同期は、レジューム位置iがレジューム位置jより先に進んでいるかを判定し(ステップS39)、レジューム位置が先に進んでいれば、レジューム情報iを用いてレジューム情報jを上書きし(ステップS40)、レジューム位置が先に進んでいれば、レジューム情報jを用いてレジューム情報iを上書きする(ステップS41)という処理でなされる。ステップS40、ステップS41にて上書きが行われた後、録画コンテンツjにおけるナビの状態欄を、「コピー済み」から「視聴済み」に更新する(ステップS42)。
ステップS36、ステップS37は、例外的な処理が必要か否かを判定するものであり、レジューム位置i、レジューム位置jの何れか一方が録画コンテンツの末尾を示しているか(ステップS36)、録画コンテンツi、録画コンテンツjの何れか一方が削除済みであるか(ステップS37)を判定している。もしそうであれば、削除確認のためのダイアログをポップアップし(ステップS43)、削除に同意したなら(ステップS44)、SDカード102における録画コンテンツiを、HDD1における録画コンテンツjと共に削除する(ステップS45)。かかる削除を行うのは、一過性の放送コンテンツにてHDD1やSDカード102が占有されてしまうことを防止するためである。一過性の放送コンテンツとは、一度視聴すれば繰り返し視聴することはないとの性質をもった放送コンテンツであり、ニュースやバラエティ番組が該当する。一過性の放送コンテンツは、毎日、毎週というように逐次新たなものが放送されるので、これを順次蓄積してゆけば、HDD1、SDカード102の容量は、一過性の放送コンテンツにて占有されてしまう。このような事態を避けるべく、HDD1、SDカード102の何れか一方において、レジューム情報が放送コンテンツの末尾を指示した場合、HDD1、SDカード102の双方から放送コンテンツを一斉に削除することとしている。HDD1−SDカード102間の同期削除を行えば、一過性の放送コンテンツを頻繁に記録したとしても、HDD1−SDカード102が一過性の放送コンテンツにて占有されることはない。
以上のように構成されたHDレコーダ100の動作例を、図11、図12、図13を参照しながら説明する。図11は、ユーザにより、HDD1、SDカード102、SD-Viewer103がどのように使用されるかを示す図である。放送コンテンツがHDレコーダ100のHDD1に録画され(図11(a))、その放送コンテンツを含む録画コンテンツが、HDD1からSDカード102にコピーされたとする(図11(b))。
録画コンテンツがコピーされたSDカード102は、SD-Viewer103に装着され(図11(c))、屋外に持ち出される。SDカード102に記録された録画コンテンツを外出先で再生した後(図11(d))、SDカード102は、SD-Viewer103から取り外され、HDレコーダ100に再度接続される(図11(e))。
図12(a)は、HDレコーダ100の状態を示す図であり、本動作例では、HDD1に録画コンテンツが記録され、この録画コンテンツの時点tm1までが視聴されている場合を想定している。時点tm1までが視聴されているので、レジューム情報はこの時点tm1を示している。
この図12(a)の状態で、録画コンテンツがSDカード102にコピーされたとする。図12(b)が、このコピー後の状態を示す図である。このようにコピーがなされると、SDカード102にも録画コンテンツが記録され、この録画コンテンツのレジューム情報は時点tm1を指示することになる。
図12(b)に示すように録画コンテンツがSDカード102に記録され、SDカード102と、SD-Viewer103とが屋外に持ち出されたとする。屋外にて、時点tm2まで録画コンテンツが再生された場合、SDカード102におけるレジューム情報は図12(c)に示すようにこの時点tm2を指示することになる。
レジューム情報がこの時点tm2を指示した後、ユーザが帰宅し、SDカード102がHDレコーダ100に再度装着されたものとする。図13(a)は、この再装着の状態を示す図である。この場合、HDD1側のレジューム情報は、時点tm1を示したままなので、視聴位置は不一致である。
そのため、ユーザがレジューム情報の同期操作を実行したものとする。図13(b)は、同期後のレジューム情報を示す図である。レジューム情報が同期されると、HDD1側のレジューム情報は、SDカード102側と同じ時点tm2を示すこととなる。このため、ユーザは重複部分を視聴することはない。
図14(a)は、HDD1における録画コンテンツの再生が更に進んだ状態を示す図である。録画コンテンツの末尾まで視聴位置が達し、ユーザがこの録画コンテンツを削除する操作を行ったものとする(図14(b))。そうすると、破線部に示すように、録画コンテンツにおいて中核をなす動画ストリームが削除され、レジューム情報は削除済みを示すFFFF FFFFに設定される。
こうした削除後、再度視聴位置の同期操作をユーザが行ったものとする(図14(c))。HDD1側のレジューム情報が削除済みを示しているため、SDカード102側の録画コンテンツを、削除するという処理を行う(図14(d))。これにより、HDD1−SDカード102から同じ録画コンテンツが削除されるので、HDD1−SDカード102の容量を確保することができる。
レジューム情報の同期にあたって、HDD1及びSDカード102におけるレジューム情報は、チャプターとして双方の記録媒体に登録される。図15は、この登録の過程を示す図である。図15(a)に示すように、HDD1側のレジューム情報が時点tm1を示しており、SDカード102側のレジューム情報が時点tm2を示している場合に、視聴位置の同期が行われると、図15(b)に示すように時点tm1,tm2がそれぞれチャプター1,2として、HDD1及びSDカード102のそれぞれに登録される。このようにチャプター1,2が登録された後、図15(c)に示すように再生が進んだとする。そして時点tm1,tm2まで視聴位置を戻したい場合、ユーザはチャプタージャンプの操作を行う。そうすれば、図15(d)に示すように、チャプター1、チャプター2に自在に頭だしを行うことができる。
以上のように本実施形態によれば、コピー操作によりHDD1、SDカード102の双方にコンテンツが記録されている場合、これらの視聴位置を同期させるようレジューム情報の更新を行うので、SDカード102側の再生が進んでいる場合であっても、HDD1側の再生が進んでいる場合であっても、ユーザは重複部分を視聴せずに済む。
尚、本実施形態におけるSDカード102とHDレコーダ100との接続は、カードスロット9を介した物理的な接続であったが、ネットワークを介した論理的な接続であってもよい。かかる論理的な接続を行うには、SD-Viewer103と、HDレコーダ100とが、USB或はIEEE1394インターフェイスを介して有線接続すればよい。そしてUSB或はIEEE1394インターフェイス上で、SD-Viewer103はレジューム情報をHDレコーダ100に送信し、HDレコーダ100は送信されたSDカード102におけるレジューム情報と、HDD1におけるレジューム情報とが同期するよう、レジューム情報を更新する。
また、SD-Viewer103と、HDレコーダ100とが、ネットワーク上で通信を行い、リンク又はコネクションを確立してもよい。この場合、確立されたリンク又はコネクション上で、SD-Viewer103はレジューム情報をHDレコーダ100に送信し、HDレコーダ100は送信されたSDカード102におけるレジューム情報と、HDD1におけるレジューム情報とが同期するよう、レジューム情報を更新する。このようにすれば、HDレコーダ100−SDカード102が互いに非接触であってもレジューム情報を同期させることができる。
また、本実施形態では、放送コンテンツの受信及び録画はHDレコーダ100が行うものとしたが、SD-Viewer103が放送コンテンツを受信して録画するようにしてもよい。
更に、レジューム情報は、時間情報を用いて再生の再開位置を表現するのが望ましい。しかしDVD-Video規格のように、記録媒体上の論理アドレスで再生位置が表現されている場合は、論理アドレスと、時間情報との変換機能を再生装置に持たせておくことが望ましい。
SDカード102において録画コンテンツは、どのような形式で格納してもよい。例えばASF形式で格納しても構わない。ここで再生時点が記録媒体上の直接アドレスで記述されているような形式であれば直接アドレスと、時間情報との変換機能を再生装置に持たせておくことが望ましい。
(第2実施形態)
第2実施形態は、HDレコーダ100のマルチユーザ対応を実現する実施形態である。マルチユーザ対応を実現するにあたって、HDD1における録画コンテンツは、図16(a)に示すように構成される。図16(a)は、第2実施形態のHDD1における録画コンテンツの構成を示す図である。図2と比較して本図が異なるのは、レジューム情報及びコピー履歴の組みが複数存在しており、これらの組みが、複数のユーザA,B,C,Dのそれぞれに割り当てられている点である。各組のコピー履歴内のMedia-IDは、各ユーザが所有するSDメモリカード(カードA,B,C,D)のMedia-IDを意味している。
一方、各SDカードにおける録画コンテンツは、図16(b)に示すように構成される。図16(b)は、第2実施形態におけるSDメモリカードの録画コンテンツの構成を示す図である。SDメモリカードにおける録画コンテンツは、一組だけレジューム情報を有している。そのため、SDメモリカードにおける録画コンテンツの構成は、第1実施形態のそれと変わりが無い。
HDD1には、ユーザが所有するSDメモリカード毎にコピー履歴が存在するので、レジューム情報の同期はSDメモリカード毎に行われることになる。つまり、ユーザAのSDメモリカードと、HDD1とのレジューム情報の同期を行う場合、ユーザAのSDメモリカードと同じMedia-IDを有するコピー履歴がHDD1内に存在するかを探索し、もし存在すれば、そのコピー履歴と組みになっているレジューム情報と、SDメモリカードにおけるレジューム情報とを同期する。こうすることで、レジューム情報をユーザ毎に同期することができる。
以上のように本実施形態によれば、1つの録画コンテンツに、レジューム情報及びコピー履歴の組みを複数設けることによりマルチユーザ対応を実現するので、録画コンテンツを効率的に利用することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第2実施形態の改良であり、SDカードの装着時に、自動的にHDD1からSDカード102へとコピーするというものである。
マイコンシステム14は録画予約時において、将来コピー先となるSDカード102のMedia-IDをユーザから受け付けて、録画処理を行う。録画処理にあたってHDレコーダ100は、このコピー先のMedia-IDを録画コンテンツの一情報要素としてHDD1に書き込んでおく。そして後日、そのMedia-IDをもったSDカード102がHDレコーダ100に装填されれば、自動的に、そのSDカード102に、Media-IDをもった録画コンテンツをコピーする。
このようなコピーにて、録画予約後、別途コピー操作を行うとの手間が省けることになり、ユーザにとっての利便性が向上する。
(第4実施形態)
第1実施形態において、HDD1、SDカード102に記録されるのは、放送コンテンツを含む録画コンテンツであったが、第4実施形態は配信コンテンツを録画コンテンツとして、HDD1、SDカード102に記録することを特徴とする。配信コンテンツは、ネットワーク上に存在する配信サーバから配信されるコンテンツであり、オンデマンド式に配信される点で放送コンテンツとは異なる。配信コンテンツの記録のため、第4実施形態に係るHDレコーダ100、SD-Viewer103は、ネットワークを介して配信サーバをアクセスし、配信コンテンツをダウンロードする。ダウンロードされる配信コンテンツは、MPEG4形式であることが望ましい。HDレコーダ100、SD-Viewer103はこれらをダウンロードして、HDD1及びSDカード102のそれぞれに書き込む。HDD1、SDカード102に書き込まれた配信コンテンツが再生され、第1実施形態に示したようにSDカード102がHDレコーダ100に再装填されたものとする。この場合HDレコーダ100は、レジューム位置が同期するようにレジューム情報を更新する。
以上のように本実施形態によれば、配信コンテンツのダウンロードを、SD-Viewer103、HDレコーダ100の双方が配信コンテンツのダウンロードを行う場合でも、第1実施形態同様、視聴位置の同期を実現することができる。
(第5実施形態)
第1実施形態において同期がなされるのは、”視聴位置”であり、あくまでも”点”と”点”との同期であった。第5実施形態ではそうではなく、”区間”と”区間”の同期を実現することを主眼とする。
同期の対象たる区間とは、実質的な視聴がなされた区間である。つまり倍速等で早送りがなされた部分は除外して、通常速度で再生された区間である。
区間にて同期を行うべく、第5実施形態におけるHDレコーダ100は、以下のような手順を経て再生の履歴を表現する。
第5実施形態では、動画コンテンツの再生中に通常再生から早送りへの切り換えが行われた場合、その早送りの開始位置を再生停止位置とする。一方、早送りから通常再生への復帰が行われた場合、その通常再生への復帰位置を、再生開始位置とする。このようにすることで、動画コンテンツのうち早送りにより再生された区間は、再生された区間には扱われず、通常再生で再生された区間のみが再生履歴情報に表現されることになる。
図17(a)は、通常再生から早送りへの切り換え位置を再生停止位置とし、早送りから通常再生への切り換え位置を再生開始位置とした場合に、再生履歴情報がどのように表されるかを示す図である。図17(a)では、再生開始操作ty0と、再生停止操作ty5との間に、早送り開始操作ty1−通常再生の復帰操作ty2がなされ、早送り開始操作ty3−通常再生復帰操作ty4がなされているものとする。この場合、早送りが開始された位置ty1が、y回目の再生停止位置になり、通常再生への復帰がなされた位置ty2がy+1回目の再生開始位置になる。早送りが開始された位置ty3が、y+1回目の再生停止位置になり、通常再生への復帰がなされた位置ty4がy+2回目の再生開始位置になる。最後に、動画コンテンツxの再生停止操作がなされた箇所は、y+2回目の再生停止位置になる。図17(b)は、図17(a)の再生が行われた場合に再生区間がどのように表現されるかを示す図であり、図17(c)は、そのように表現された場合の、再生履歴情報の一例を示す図である。
通常再生された区間のみがレジューム情報で表現され、早送りされた区間は対象外となるので、ユーザが動画コンテンツを飛び飛びに視聴していった場合でも、ユーザがどのような箇所を視聴していったかが詳しく表示される。
”区間と区間との同期”とは、HDD1における再生区間と、SDカード102における再生区間との論理和演算(OR演算)を行い、その演算結果を、HDD1及びSDカード102双方の再生区間とすることでなされる。
図18は、SDカード102において図17(b)に示すような再生区間が得られた場合、再生区間の同期がどのように行われるかを示す図である。Dメモリカード102において区間sc1、区間sc3があり(図18(a))、HDD1において区間hc1、区間hc2がある場合に(図18(b))、区間の同期が行われると、これらの区間を重ね合わせた区間が、HDD1及びSDカード102における再生区間になる。これは再生区間の同期が、論理和演算で実現されるからである。これにより同期後のHDD1における再生区間は、区間wc1、区間wc2になり(図18(c))、SDカード102における再生区間も区間wc1、区間wc2になる(図18(d))。
この同期にて、HDD1、SDカード102における再生区間の末尾は、共に、再生区間の終端になる。この再生区間の終端は、最先の視聴位置、つまりレジューム情報を意味することから、第1実施形態と同様のレジューム情報の同期も行われることになる。
以上のように本実施形態によれば、SDカード102において早送りされた区間は、ログとして再生履歴情報に残らない。この再生履歴情報と、HDD1側の再生履歴情報との論理和演算をとれば、論理和後の再生履歴情報においてSDカード102において早送りされた区間が未視聴区間として現れる。そのため、SDカード102において早送りされた区間をHDD1で再生するという連携が容易に行なえる。
また、興味があるところのみ再生し、CMやつまらないと感じた区間は早送りしてゆくという再生において、実質的に再生がされている区間のみが再生履歴情報にて示され、この再生区間同士の論理和演算をとることで再生区間の同期を行うので、HDD1においてどの区間を早送りし、どの区間を再生したか、SDカード102においてどの区間を早送りし、どの区間を再生したかを、総合的に判断することができる。そのため、HDD1及びSDカード102のどちらか一方で視聴したコンテンツを、他方の記録媒体において再度視聴してしまうという重複視聴を避けることができる。
(第6実施形態)
第6実施形態は、HDD1及びSDカード102の双方に、録画コンテンツを書き込ませる技術を開示する。第6実施形態に係る録画制御部16は録画予約時に、録画開始日時、録画終了日時の指定を受け付けると共に、HDD1のみを書込先とするか(i)、SDカード102のみを書込先とするか(ii)、HDD1、SDカード102の双方を書込先とするか(iii)の選択を受け付ける。
HDD1、SDカード102の双方を書込先とするとユーザが選択操作を行った場合、HDD1に記録された録画コンテンツをコピーするという手間を払わなくても、SDカード上に録画コンテンツを得ることができる。このようにコピーの手間を省くことにより、ユーザに対する利便性を高めることができる。
(第7実施形態)
第1実施形態では、HDD1側の録画コンテンツと、SDカード102側の録画コンテンツとの同一性があった場合、無条件にレジューム情報を更新していたが、第7実施形態はレジューム情報の更新に一応の制限を課す実施形態である。つまり、SDカード102が接続され、SDカード102における録画コンテンツと、HDD1における録画コンテンツとの同一性が判定された場合、第7実施形態に係る再生制御部18は、HDD1又はSDカード102側の録画コンテンツの再生を行う。HDD1から再生を行う場合はHDD1側のレジューム情報を起点とし、SDカード102から再生を行う場合は、SDカード102側のレジューム情報を起点とする。そして再生制御部18は、ユーザによりSDカード102が、HDレコーダ100からイジェクトされるのを待つ。何の操作もなされなければ、再生を継続する。もしイジェクト操作がなされれば、イジェクトの直前に、第1実施形態同様、SDカード102側のレジューム情報を用いて、HDD1側のレジューム情報を上書きするか、又は、HDD1側のレジューム情報を用いて、SDカード102側のレジューム情報を上書きする。
以上のように本実施形態によれば、SDカード102がHDレコーダ100から取り外される直前まで、レジューム情報の同期を猶予することができるので、レジューム情報の同期回数を一回限りにすることができる。またSDカードはカードスロットと接続したままなので、SDカード側の再生が終わった後、すぐに同期を行ったり、すぐに削除を行ったりすることができる。更に、複数ユーザで使用する場合、SDカード側のレジューム情報を使用することで、HDD側にレジューム情報を設ける必要がなくなり、HDD側の構成を簡単にすることができる。
尚、SDカード102のイジェクトをレジューム情報同期のトリガとしたが、予め決められた別の操作を、レジューム情報同期のトリガにしてもよい。またそのような旨の画像をユーザに伝えても良い。
(第8実施形態)
第1実施形態においてコピー制御部17は、ユーザの外出時にHDドライブ1内の録画コンテンツ全体をコピーした。第8実施形態は、コピー制御部17が録画コンテンツ全体ではなく、録画コンテンツの一部分をSDカード102に書き込む改良に関する。図19は、第8実施形態に係る録画コンテンツのコピーを示す図である。本図は、図12と同様の表記をもってコピー制御部17によるコピーを示している。図19においてHDドライブ1上の録画コンテンツを、ユーザが時点tm1まで視聴した後、コピーをコピー制御部17に命じたとする。この場合コピー制御部17は、図19の下段に示すように、HDドライブ1上の録画コンテンツ全体ではなく、既に視聴している位置tm1以降の部分を、SDカード102にコピーする。こうすることにより、SDカード102に記録されるデータ量を削減することができる。
以上のように本実施形態によれば、HDドライブ1に記録されている録画コンテンツ全体ではなく、視聴位置以降をSDカード102にコピーするので、コピーに要する時間やSDカード102側の容量を節約することができる。
(第9実施形態)
第2実施形態において再生制御部18は、SDカード102がHDレコーダ100に接続した際、両録画コンテンツの視聴位置が同期するようレジューム情報を更新したが、本実施形態は、この同期時において、削除制御部19がSDカード102側の録画コンテンツを一部削除する実施形態である。図20は、第9実施形態に係る録画コンテンツの一部分削除を模式的に示す図である。本図の作図にあたって、図13と同様の表記を採用している。図20(a)での処理手順は、図13(a)に示した第1実施形態の処理手順と同じであるが、それ以降の処理が異なる。つまり、図20(b)に示すように、時点tm2を示すようにHDドライブ1、SDカード102側のレジューム情報を更新した後、SDカード102上の録画コンテンツの先頭から、視聴位置である時点tm2までの部分を削除してしまうのである。これによりSDカード102におけるデータ占有量の削減が可能になるので、他のデータをSDカード102に書き込む余地が生まれる。
(第10実施形態)
第1実施形態においてSDカード102をHDレコーダ100に接続した際、再生制御部18は先に進んでいる視聴位置に合わせるよう、レジューム情報を更新したが、本実施形態はこのレジューム情報の更新に係る。図21は、第10実施形態に係るレジューム情報同期処理を示す図である。本図は、図13と同様の表記で、レジューム情報を同期する手順を示している。図21(a)の段階の処理は、図13(a)と同じであるが、図21(b)の段階が異なる。図21(a)においてレジューム情報は、それまでの視聴位置tm2を示していたが、図21(b)においてレジューム情報は、その視聴位置tm2から所定の時間αだけ遡った視聴位置tm3(tm3=tm2-α)を示す。このαは、数秒〜数十秒というオーダであり、かかる位置をレジューム情報に設定することで、ユーザは僅かであるが、既に視聴した部分を重複して視聴することになる。このようなレジューム情報設定を行うのは、ユーザの記憶をリフレッシュするためである。つまりSDカード102からHDドライブ1へのリレー視聴を行う場合、SDカード102の視聴時点から相当時間経過していることが多く、それまでの視聴位置直後から再生装置が再生を開始しても、なかなか録画コンテンツの再生に没頭できない。そこで本実施形態に示したように、視聴位置の少し前から再生を開始する。こうすることでユーザの記憶のリフレッシュが可能になり、リレー視聴が好適に行える。
(第11実施形態)
第1実施形態では、視聴位置を同期するようレジューム情報を更新したが、本実施形態において再生制御部18は、SDカード102側の録画コンテンツにブックマークが設定されている場合、HDドライブ1側の録画コンテンツにも同様のブックマークを設定する。
図22は、第11実施形態に係るブックマーク設定を示す図である。図22は、図13と同様の表記で、本実施形態におけるブックマーク設定を示している。図22(a)は、ユーザが外出から帰宅し、SDカード102をHDレコーダ100に装着した時点を示している。この状態において、SDカード102における録画コンテンツの時点tm4を示すブックマークが設定されている。そして再生制御部18は、このSDカード102側の録画コンテンツの視聴位置を、HDドライブ1側に設定する。
これにより、HDドライブ1上の録画コンテンツのうち、SDカード102側のブックマークにより指示されている視聴位置tm4と同じ視聴位置tm4がこのブックマークにより指示されることになる。そのためこのブックマークから頭出しを行うことにより、SDカード102においてブックマークが設定されていた位置と同じ位置から再生を開始することができる。
以上のように本実施形態によれば、SDカード102側でユーザがブックマークを設定した位置と同じ位置をHDドライブ1上の録画コンテンツに設定するので、SDカード102側で既に見たシーンをHDドライブ1側の高画質な録画コンテンツにより視聴し直すことが容易になる。とりあえずの視聴はSDカード102側で行い、本腰を据えた視聴は、HDレコーダでするという役割分担が可能になるので、リレー視聴のメリットが活かされる。
ここで再生制御部18は、HDD1からSDカード102に、ブックマークをコピーしてもよい。
(第12実施形態)
第12実施形態は、録画コンテンツ及びレジューム情報の記録方式の実施形態である。録画コンテンツ及びレジューム情報の記録形態には、コンテンツ及びレジューム情報を一体のファイルとして格納している形態、録画コンテンツ及びレジューム情報を別々のファイルとして記録している形態がある。
このように別々のファイルとする場合は、ファイル名でこれらを関連付ける。一般にファイル名は、「ファイルボディ+拡張子」からなるので、このうちファイルボディを共通にすることにより、レジューム情報−コンテンツを関連付けるのである。また同じディレクトリに格納することにより、関連付けるのもよい。。
HDドライブ1において録画コンテンツ及びレジューム情報が、同一のファイルに格納されている場合のコピー制御部17、再生制御部18の処理は以下の通りである。
コピー制御部17は、そのファイルをSDカード102にコピーする。
一方再生制御部18は、HDドライブ1及びSDカード102において、録画コンテンツと同じファイル内に格納されているレジューム情報に対して更新を行う。
HDドライブ1において録画コンテンツ及びレジューム情報が、別々のファイルに格納されている場合のコピー制御部17、再生制御部18の処理は以下の通りである。
コピー制御部17は、同じファイルボディを有する2つのファイルをHDドライブ1からSDカード102にコピーすることにより、録画コンテンツを格納したファイル及びレジューム情報を格納したファイルを、SDカード102上に得る。
一方再生制御部18は、HDドライブ1及びSDカード102において、録画コンテンツと同じファイルボディを有するファイルに格納されているレジューム情報に対して更新を行う。
以上のように本実施形態によれば、レジューム情報及び録画コンテンツを一個のファイルに格納したり、関連付けたファイルとすることにより、コピーやレジューム情報の更新を効率的に行うことができる。
(第13実施形態)
第2実施形態では、SDカード102をユーザ毎に所有したが、本実施形態は、家庭内の複数ユーザが一枚のSDカード102を共用する構成を開示する。図23は、かかる共有を行う場合のレジューム情報の構成を示す図である。本図が、第1実施形態に示したレジューム情報と異なるのは、SDカード102に格納された1つのコンテンツにおいて、複数のレジューム情報が存在しており、個々のレジューム情報には、機器IDが示されている点である。この機器IDは、レジューム情報を用いた再生再開の対象となる機器を示す。つまり1つ目のレジューム情報に、機器Aを示す機器IDが付加されていれば、この機器AにSDカード102を接続した際、機器Aは、1つ目のレジューム情報に示される時点から再生を再開する。
2つ目のレジューム情報に、機器Bを示す機器IDが付加されていれば、この機器にSDカード102を接続した際、機器Bは、2つ目のレジューム情報に示される時点から再生を再開する。
機器A,Bとの接続時において同じコンテンツを別々の時点から再生を再開することができるので、機器Aを父が、機器Bをその息子が所有していて、SDカード102が共有されており、父・息子が同じコンテンツをSDカード102に記録しようとした場合、父・息子は、1つの録画コンテンツを、別々の時点から再生させることができる。
かかるレジューム情報の記録を実現するため、本実施形態に係るコピー制御部17は、SDカード102に録画コンテンツを記録する場合、コピーしようとする録画コンテンツが既にSDカード102に存在するかどうかを判定する。もし存在しなければ、第1実施形態と同様の処理を行うが、存在すれば、HDレコーダ100の機器IDと対応づけて、レジューム情報をSDカード102に書き込む。
またかかるレジューム情報による再生を実現するため、本実施形態に係る再生制御部18は、再生すべき録画コンテンツに、自機の機器IDが対応づけられたレジューム情報が存在するかどうかを判定する。もし存在すれば、レジューム情報のうち機器IDが付加されたものを用いて、HDドライブ1側のレジューム情報を更新する。
以上のように本実施形態によれば、SDカード102をアクセスするHDレコーダ100は、自機の機器IDが付加されたレジューム情報を用いて再生を行うので、複数のユーザが1つのSDカード102を共有したとしても、ユーザ各人が所有している機器をもって、それぞれ独自の時点から、録画コンテンツの再生を再開させることができる。そしてSDカード102とHDD1間の同期は、ユーザのHDレコーダ100に関連付けられたレジューム情報において実行することができる。
同じコンテンツをユーザ毎に記録せずとも、自分の視聴位置からコンテンツの再生を再開させることができるので、SDカード102の共用に有利である。
(備考)
上記実施形態に基づいて説明してきたが、現状において最善の効果が期待できるシステム例として提示したに過ぎない。本発明はその要旨を逸脱しない範囲で変更実施することができる。代表的な変更実施の形態として、以下(A)(B)(C)・・・・のものがある。
(A) 第1実施形態〜第13実施形態におけるHDレコーダ100は、テレビ101と接続して利用されるタイプのHDレコーダ100であったが、液晶型ディスプレィと一体型となったHDレコーダ100であってもよい。また、第1実施形態に示したHDレコーダ100は、AV機能を備えたパーソナルコンピュータであってもよい。更にHDレコーダ100は、HDドライブ−MPEG2エンコーダ等を予め内蔵していたが、これらを具備せず、IEEE1394コネクタを介して接続されていてもよい。加えて、各実施形態のHDレコーダ100において、処理の本質的部分をなすマイコンシステムのみを、HDレコーダ100としてもよい。
これらのHDレコーダ100は、何れも本願明細書に記載された発明であるから、これらの何れの態様であろうとも、第1実施形態〜第13実施形態に示したHDレコーダ100の内部構成を元に、HDレコーダ100を製造する行為は、本願の明細書に記載された発明の実施行為になる。第1実施形態〜第13実施形態に示したHDレコーダ100の有償・無償による譲渡(有償の場合は販売、無償の場合は贈与になる)、貸与、輸入する行為も、本発明の実施行為である。HDレコーダ100の製品、半製品を所持して、店頭展示、カタログ勧誘、パンフレット配布により、これら製品、半製品の譲渡や貸渡を、一般ユーザに申し出る行為も本HDレコーダ100の実施行為である。
(B)図7〜図10に示したプログラムによる情報処理は、CPU、MPEGエンコーダ、HDドライブといったハードウェア資源を具体的に利用していることから、このプログラムは、単体で発明として成立する。第1実施形態〜第13実施形態は、HDレコーダ100に組み込まれた態様で、本発明に係るプログラムの実施行為についての実施形態を示したが、HDレコーダ100から分離して、第1実施形態〜第13実施形態に示したプログラム単体を実施してもよい。プログラム単体の実施行為には、これらのプログラムを生産する行為(1)や、有償・無償によりプログラムを譲渡する行為(2)、貸与する行為(3)、輸入する行為(4)、双方向の電子通信回線を介して公衆に提供する行為(5)、店頭展示、カタログ勧誘、パンフレット配布により、プログラムの譲渡や貸渡を、一般ユーザに申し出る行為(6)がある。
双方向の電子通信回線を介した提供行為(5)の類型には、提供者が、プログラムをユーザに送り、ユーザに使用させる行為や(プログラムダウンロードサービス)、プログラムを提供者の手元に残したまま、そのプログラムの機能のみを電子通信回線を通じて、ユーザに提供する行為(機能提供型ASPサービス)がある。
(C)図7〜図10のフロ−チャ−トにおいて時系列に実行される各ステップの「時」の要素を、発明を特定するための必須の事項と考える。そうすると、これらのフロ−チャ−トによる処理手順は、再生方法の使用形態を開示していることがわかる。これらのフロ−チャ−トこそ、本発明に係る再生方法の使用行為についての実施形態である。各ステップの処理を、時系列に行うことで、本発明の本来の目的を達成し、作用及び効果を奏するよう、これらのフロ−チャ−トの処理を行うのであれば、本発明に係る再生方法の実施行為に該当することはいうまでもない。
(D)第1実施形態〜第13実施形態では、HDレコーダ100における内蔵媒体をHDとして説明を進めたが、このHDの物理的性質は、本発明の作用・効果の発揮にさほど貢献していない。HD同様、放送番組を記録し得る容量をもった記録媒体であるなら、他の記録媒体を採用してもよい。例えば、HD以外のDVD-R,DVD-RW,DVD-RAM.DVD+R,DVD+RW,CD-R,CD-RW,Blu-ray Disc等の他の光ディスクであってよいことはいうまでもない。またPD,MO等の光磁気ディスクであってもよい。
更に、可搬媒体をSDメモリカードとして説明を行ったが、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、スマートメディア、メモリスティック、マルチメディアカード、PCMCIAカード等の半導体メモリカードであってもよい。フレシキブルディスク、SuperDisk,Zip,Clik!等の磁気記録ディスク、ORB,Jaz,SparQ,SyJet,EZFley,マイクロドライブ等のリムーバルハードディスクドライブであってもよい。加えて、SD-Viewer自体が、メモリ又はHDを内蔵した可搬媒体として使用されてもよい。
(E)第1実施形態〜第13実施形態におけるコンテンツは、アナログ放送で放送されたアナログ映像信号をエンコードすることにより得られたVOBであったが、デジタル放送で放送されたトランスポートストリームから構成されるストリームデータであってもよい。
またビデオテープに記録されているアナログ/デジタルの映像信号をエンコードしてコンテンツを得ても良い。更にビデオカメラから直接取り込んだアナログ/デジタルの映像信号をエンコードしてコンテンツを得ても良い。他にも、予め記録媒体に記録されて配布される映画等のデジタル著作物であってもよいし、配信サーバにより配信されるデジタル著作物でもよい。
(I)第1実施形態〜第13実施形態では、ユーザによる録画コンテンツの選択操作を、リモコンから受け付けたが、再生装置のフロントパネルから受け付けてもよい。キーボード、タッチパネル、マウスやパッド、トラックボール等の入力機器にてユーザの指定を受け付けてもよい。この場合は、クリック操作、ドラッグ操作でこれらの操作を受け付けてもよい。
本発明に係る再生装置は、SDカードとの連携を高める点で、HDレコーダ等の商品価値を高めることができ、魅力ある商品を市場に投入することができる。そのため民生機器業界において高い利用可能性を有する。
HDレコーダ100の使用形態の一例を示す図である。 (a)本実施形態に係る録画コンテンツの構成を示す図である。 (b)レジューム情報のビットアサインを示す図である。 (a)コピー履歴の一例を示す図である。 (b)HDD1上での録画コンテンツの形態を示す図である。 (c)SDカード102上での録画コンテンツの形態を示す図である。 HDレコーダ100の内部構成を示す図である。 プログラムと、ハードウェア資源とが協動した具体的手段を機能的に記載した構成図である。 (a)コンテンツナビの一例を示す図である。 (b)コンテンツナビにおける状態欄、録画日時欄、チャネル欄、タイトル欄を、具体例に置き換えて描いた図である。 マイコンシステム14におけるプログラムの処理手順を示すフローチャートである。 マイコンシステム14におけるプログラムの処理手順を示すフローチャートである。 マイコンシステム14におけるプログラムの処理手順を示すフローチャートである。 マイコンシステム14におけるプログラムの処理手順を示すフローチャートである。 ユーザにより、HDD1、SDカード102、SD-Viewer103がどのように使用されるかを示す図である。 (a)HDレコーダ100の動作の初期状態を示す図である。 (b)録画コンテンツがHDレコーダ100からSDカード102に記録された状態を示す図である。 (c)SDカード102における録画コンテンツの再生進行に伴い、レジューム情報がどのように更新されるかを示す図である。 (a)SDカード102の再装着の状態を示す図である。 (b)同期後のレジューム情報を示す図である。 (a)〜(d)HDD1における録画コンテンツの再生が更に進み、削除される過程を示す図である。 (a)HDD1側のレジューム情報が時点tm1を示しており、SDカード102側のレジューム情報が時点tm2を示している場合を示す図である。 (b)チャプター1,2が、HDD1及びSDカード102のそれぞれに登録される過程を示す図である。 (c)チャプター1,2が登録された後、再生が進行した状態を示す図である。 (d)チャプター1、チャプター2への頭だしを示す図である。 (a)第2実施形態のHDD1における録画コンテンツの構成を示す図である。 (b)第2実施形態におけるSDメモリカードの録画コンテンツの構成を示す図である。 (a)通常再生から早送りへの切り換え位置を再生停止位置とし、早送りから通常再生への切り換え位置を再生開始位置とした場合に、再生履歴情報がどのように表されるかを示す図である。 (b)図17(a)の再生が行われた場合に再生区間がどのように表現されるかを示す図である。 (c)再生履歴情報の一例を示す図である。 SDカード102において図17(b)に示すような再生区間が得られた場合、再生区間の同期がどのように行われるかを示す図である。 第8実施形態に係る録画コンテンツのコピーを示す図である。 第9実施形態に係る録画コンテンツの一部分削除を模式的に示す図である。 第10実施形態に係るレジューム情報同期処理を示す図である。 図13と同様の表記で、本実施形態におけるブックマーク設定を示している。 共有を行う場合のレジューム情報の構成を示す図である。

Claims (18)

  1. 第1動画コンテンツと、当該第1動画コンテンツのレジューム位置を示す第1レジューム位置情報とが記録されている内蔵媒体と、
    可搬媒体と接続する接続手段と、
    可搬媒体に、第2動画コンテンツと、当該動画コンテンツのレジューム位置を示す第2レジューム位置情報とが記録されている場合、可搬媒体における第2動画コンテンツと、内蔵媒体における第1動画コンテンツとの同一性の有無を判定する判定手段と、
    両動画コンテンツに同一性があれば、可搬媒体におけるレジューム位置と、内蔵媒体におけるレジューム位置とが同期するよう、内蔵媒体及び可搬媒体における第1及び第2レジューム位置情報のうち何れか一方を更新する更新手段と、
    更新された第1又は第2レジューム位置情報に示されるレジューム位置から、第1又は第2動画コンテンツの再生を行う再生手段と
    を備えることを特徴とする再生装置。
  2. 内蔵媒体には、第1動画コンテンツの録画日時を示す第1録画日時情報が記録されており、
    可搬媒体における第2動画コンテンツは、内蔵媒体に記録された第1動画コンテンツをコピーしたものであり、
    可搬媒体には、内蔵媒体に記録された第2動画コンテンツのコピー元が内蔵媒体に記録された録画日時を示す第2録画日時情報が記録されており、
    前記判定手段による同一性の判定は、内蔵媒体の第1録画日時情報に示される録画日時と、可搬媒体の第1録画日時情報に示される録画日時とが一致しているか否かの判定を含む、請求項1記載の再生装置。
  3. 再生装置は、内蔵媒体における第1動画コンテンツをコピーするコピー手段を備え、
    内蔵媒体には、第1動画コンテンツがコピーされたコピー先記録媒体の識別子が記録されており、
    前記判定手段による同一性の判定は、内蔵媒体におけるコピー先記録媒体の識別子と、接続手段により接続された可搬媒体における識別子とが一致しているかの判定を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  4. 内蔵媒体には、第1動画コンテンツがコピーされたコピー先記録媒体の識別子が複数記録されており、
    個々の識別子には、複数ユーザ毎のレジューム位置情報が対応づけられており、
    前記判定手段による同一性の判定は、複数コピー先記録媒体の複数の識別子の中に、接続手段により接続された可搬媒体における識別子と一致しているものが存在するかどうかの判定によりなされ、
    前記更新手段は、内蔵媒体上の第1又は第2レジューム位置情報のうち、内蔵媒体における複数識別子のうち、接続手段に接続された可搬媒体における識別子と一致しているものに対応するレジューム位置情報を更新する
    ことを特徴とする請求項3記載の再生装置。
  5. 前記再生装置は、
    内蔵媒体及び可搬媒体における第1又は第2レジューム位置情報のうち、一方のレジューム位置情報に示されるレジューム位置を、チャプターとして他方に登録する登録手段を備え、
    前記再生手段は、ユーザの頭だし操作に応じてチャプタージャンプを行い、内蔵媒体又は可搬媒体における動画コンテンツを再生する
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  6. 前記判定手段は更に、
    可搬媒体に動画コンテンツは記録されていないが、第2動画コンテンツが削除された旨を示す削除済み情報が可搬媒体に記録されている場合、その削除された第2動画コンテンツが、内蔵媒体に記録されている第1動画コンテンツと同一のものであるかを判定し、
    前記再生装置は、
    両動画コンテンツが同一であれば、内蔵媒体における第1動画コンテンツを削除する削除手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  7. 前記再生装置は、
    同期されたレジューム位置が、第1又は第2動画コンテンツの末尾を示しているかを判定する判定手段と、
    末尾を示しているなら、内蔵媒体及び可搬媒体における第1又は第2動画コンテンツ双方、又は、一方を削除する削除手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  8. 前記再生手段は、
    接続手段に可搬媒体が新たに接続された際、可搬媒体上のレジューム位置情報に示されるレジューム位置から、可搬媒体又は内蔵媒体上の第1又は第2動画コンテンツの再生を行い、
    前記更新手段は、
    可搬媒体を再生装置から取り外す旨の操作を行おうとした場合、可搬媒体におけるレジューム位置と、内蔵媒体におけるレジューム位置とを同期させるよう、内蔵媒体及び可搬媒体の第1又は第2レジューム位置情報のうち、何れか一方におけるレジューム位置情報を更新する
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  9. 可搬媒体上の第2動画コンテンツは、内蔵媒体における第1動画コンテンツのうち、内蔵媒体側の第1レジューム位置情報により示されるレジューム位置以降の部分を、コピーすることで得られたものである
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  10. 内部媒体上の動画コンテンツのうち、レジューム位置以降の部分を、録画日時情報と共に可搬媒体にコピーするコピー手段を備え、
    前記判定手段による同一性の判定は、
    内蔵媒体の録画日時情報に示される録画日時と、可搬媒体の録画日時情報に示される録画日時とが一致しているか否かの判定を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  11. 前記再生装置は、
    更新手段によりレジューム位置情報が更新された場合、内蔵媒体及び可搬媒体における第1又は第2動画コンテンツの双方、又は、一方のうち、動画コンテンツ先頭から、そのレジューム位置までの部分を削除する削除手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  12. レジューム位置情報は、動画コンテンツ上の再生時刻を用いてレジューム位置を表現しており、
    更新手段による更新は、
    第1及び第2動画コンテンツに同一性があると、判定手段が判定した際、内部媒体のレジューム位置情報及び可搬媒体の第1及び第2レジューム位置情報のうち一方のものにより示される再生時刻から所定時間を減じ、所定時間が減じられた再生時刻を用いて、他方のレジューム位置情報を書き 換えることでなされる
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  13. 可搬媒体には、第2動画コンテンツ上の任意の位置をブックマークとして指定するブックマーク情報が記録されており、
    前記更新手段は、
    内蔵媒体側の第1レジューム位置情報及び可搬媒体側の第2レジューム位置情報を更新するにあたって、可搬媒体に記録されているブックマーク情報を内蔵媒体にコピーし、
    前記再生手段は、
    ユーザにより所定の操作がなされた場合、内蔵媒体にコピーされたブックマーク情報により示される位置から、第1動画コンテンツを再生する
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  14. 前記内蔵媒体において動画コンテンツ及びレジューム位置情報は、同一のファイルに格納されており、
    前記再生装置は、
    動画コンテンツ及びレジューム位置情報を格納したファイルを、可搬媒体にコピーするコピー手段を備え、
    内蔵媒体に格納されているファイルと同じファイルをもつ可搬媒体が接続手段に接続した際、前記更新手段は、内蔵媒体のレジューム位置が、可搬媒体のレジューム位置に同期するよう内蔵媒体及び可搬媒体に存在する、同じファイル内に含まれるレジューム位置情報に対し更新を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  15. 前記内蔵媒体において動画コンテンツ及びレジューム位置情報は、別々のファイルに格納されており、
    前記再生装置は、
    動画コンテンツを格納したファイル及びレジューム位置情報を格納したファイルを、可搬媒体にコピーするコピー手段を備え、
    前記更新手段は、
    第1動画コンテンツと、第2動画コンテンツとに同一性があると判定手段が判定した場合、第1動画コンテンツ、又は、第2動画コンテンツを含むファイルと異なるファイルに含まれる第1及び第2レジューム位置情報のどちらかを、内蔵媒体のレジューム位置が、可搬媒体のレジューム位置に同期するよう、更新する ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  16. 前記可搬媒体においてレジューム位置情報は複数記録されており、
    個々のレジューム位置情報には、機器識別子が対応づけられており、
    更新手段により更新されるのは、第1レジューム位置情報及び第2レジューム位置情報のうち、自機の識別子が対応づけられているものである
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  17. 第1動画コンテンツと、当該第1動画コンテンツのレジューム位置を示すレジューム位置情報とが記録されている内蔵媒体を有するコンピュータに、第1動画コンテンツを再生させるコンピュータ読取可能なプログラムであって、
    可搬媒体との接続を検出する検出ステップと、
    可搬媒体に、第2動画コンテンツと、当該第2動画コンテンツのレジューム位置を示す第2レジューム位置情報とが記録されている場合、可搬媒体における第2動画コンテンツと、内蔵媒体における第1動画コンテンツとの同一性の有無を判定する判定ステップと、
    第1及び第2動画コンテンツに同一性があれば、可搬媒体におけるレジューム位置と、内蔵媒体におけるレジューム位置とが同期するよう、内蔵媒体及び可搬媒体における第1及び第2レジューム位置情報のうち何れか一方を更新する更新ステップと、
    更新された第1又は第2レジューム位置情報に示されるレジューム位置から、第1又は第2動画コンテンツの再生を行う再生ステップと
    をコンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータ読取可能なプログラム。
  18. 第1動画コンテンツと、当該第1動画コンテンツのレジューム位置を示すレジューム位置情報とが記録されている内蔵媒体、可搬媒体と接続する接続手段を有する録画装置に設けられる集積回路であって、
    可搬媒体に、第2動画コンテンツと、当該第2動画コンテンツのレジューム位置を示す第2レジューム位置情報とが記録されている場合、可搬媒体における第2動画コンテンツと、内蔵媒体における第1動画コンテンツとの同一性の有無を判定する判定手段と、
    両動画コンテンツに同一性があれば、可搬媒体におけるレジューム位置と、内蔵媒体におけるレジューム位置とが同期するよう、内蔵媒体及び可搬媒体における第1及び第2レジューム位置情報のうち何れか一方を更新する更新手段と、
    更新された第1又は第2レジューム位置情報に示されるレジューム位置から、第1又は第2動画コンテンツの再生を行う再生手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
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