JP2008077438A - 認証印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】送信者が認証印刷を行う場合に、その旨を受け手に通知し、かつその受け手がその認証印刷データを出力する際に、その受け手を認証して出力を実行する認証印刷システムを提供する。
【解決手段】認証印刷システムは、PC6側で、携帯電話のUIDとメールアドレスを印刷データのヘッダに付与して、この印刷データをプリンタ側に送信し、プリンタ側では、そのUIDとメールアドレスと印刷データとを関連付けて格納し、この関連付け情報に基づいて電子メールを作成して携帯電話に送信し、その送信先の携帯電話ユーザによりその携帯電話がプリンタのリーダに翳されて、プリンタはそのUIDを取得して認証を行い、認証結果に基づいてその印刷データを出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話を用いた認証印刷システムに関する。
近年、PC(パーソナルコンピュータ)等のネットワーク化が普及するのに伴い、ネットワークに接続されるプリンタやMFP(マルチファンクションプリンタ)の数も増加している。そのため、プリンタ等は複数のPCで共用されることになる。
また、情報化社会となった今日、取り扱う情報量も増加し、それに伴って、コピー機、FAX機等の機器もますます普及している。一方、個人情報の保護など、社会的にもセキュリティへの意識が向上しつつあり、情報の取り扱いにはより慎重さが求められている。
そこで、プリンタ、MFP、コピー機、FAX機等に指紋認証/ICカード認証等を行い操作の許可を行う機能を搭載したり、指紋認証/ICカード認証等を行い操作者別のデータを保存して以降操作者に合致したデータを印刷できる機能を搭載したりしている。
図17は、従来におけるICカードのUID(ユニークID)を用いた認証印刷(親展印刷)システムの一例を示す。
認証印刷システム500は、IDカード502,509、パーソナルコンピュータ(以下、PC)503、ユニークID(以下、UIDという)読込装置A(503)、共用プリンタ506、UID読込装置B(508)、及びネットワーク510から構成される。
UID読込装置A(503)、UID読込装置B(508)は、IDカード(UID501が格納されたICチップが搭載されたカード)502,509のUID501を読み取るための読み取り装置である。UID読込装置A(503)、UID読込装置B(508)はそれぞれ、PC504,共用プリンタ506に接続されている。
IDカード502,509は、RFID(Radio FrequencyIdentification System)などを用い、非接触でのデータ通信が可能なカードであり、1枚1枚異なるUID(ユニークなNo)501が割り振られている。
共用プリンタ506には、ハードディスクドライブ(以下、HDDという)507が内蔵されている。PC504と共用プリンタ506は、ネットワーク(例えば、Ethernet(登録商標)等のLAN)510を介して接続されている。
図18は、従来におけるPC側のUID認証フローを示す。図19は、従来におけるプリンタ側のUID認証フローを示す。以下では、図17を参照しながら、図18、図19のフローについて説明する。
(1)まず、PC504に接続されたUID読込装置(RFIDリーダ等)503からIDカード502のUID501を読み取り登録する。具体的には、PC側で、UID読込装置A(503)にIDカード502を翳すと、UID読込装置A(503)はそのIDカード502のUID501を読み取り、PC503にUID504を登録する。
(2)認証印刷を行う場合、PC操作者がUID読込装置A(503)にIDカード502を翳すと、PC504は、そのIDを読み込んで(ステップ501。以下、ステップ1を「S」と称する)、正規ユーザであると認識し、当該PC504が使用可能になる。
次に、ユーザがPC503に印刷を実行させると(S502)、PC504は認証印刷を行うか否かを判定する(S503)。S501で認証処理がなされているので、PCは認証印刷であると判定し、印字データのヘッダにUIDを組み込んでUID付き印刷データ505を生成し(S504)、プリンタ506へ転送する(S505)。
(3)プリンタ506側では、印刷データを受信すると、その印刷データを内蔵HDD507に格納する(S511)。それから、その受信した印刷データのヘッダを確認して、UIDがあればあるか否かにより、認証印刷であるか否かを判断する(S512)。
認証印刷でないと判断した場合(印刷データのヘッダにUIDがない場合)(S512で「No」へ進む)、プリンタ506は、通常印刷であると判断して、その印刷データを印刷する。
認証印刷であると判断した場合(印刷データのヘッダにUIDがある場合)(S512で「Yes」へ進む)、プリンタ506は、そのUIDに対応するIDカードがUID読込装置B(508)に翳されるまで(S513)、その印刷データを内蔵HDD507に保持する。但し、予め設定された保存期間を経過した場合(S514)、プリンタ506はその印刷データを廃棄する(S516)。
(4)プリンタ506に接続されたUID読込装置B(508)にIDカード509が翳され、プリンタ506によりIDカード509からUIDが読み込まれた場合(S513で「Yes」へ進む)、プリンタ506は、その読み込んだUIDとHDDに格納された印刷データのUIDとを照合する(S515)。
(5)一致するUIDが存在する場合、プリンタ506は、そのUIDに対応する印刷データを印刷する(S517)。一致するUIDが存在しない場合、プリンタ506は予め設定された保存期間を経過しているか否かを判断し(S514)、保存期間を経過している場合にはその印刷データを廃棄し(S516)、経過していない場合にはS513に戻る。
ところで、近年、印刷装置の発達により、電子メールを利用した様々な形態での印刷が可能となっている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3。)。
特許文献1では、取得対象の電子メールを取得する際に必要なメールアドレスを入力し、その入力されたメールアドレスに基づいて電子メールサーバに格納されている電子メールを取得し、その取得した電子メールを印刷するプリンタが開示されている。
特許文献2では、メール送信時には送信メールに指紋情報を付加して送信し、受信時においてその指紋情報の登録の有無を確認することによりメールの送信者の身元の確認を行ない、送信者の身元が確認されたメールのみ受信(開封)を許可する電子メールシステムが開示されている。
特許文献3では、送信元ユーザがプリンタに印刷指示を行う際に、送信先ユーザに対して、送信先ユーザの利用するプリンタへ原稿を送信した旨を通知する通知メールを送信するプリンタシステムが開示されている。
さて、近年、電磁波を用いてRFタグのデータを非接触で読み取るRFID(Radio Frequency IDdentfication)技術が適用されたICカード、携帯電話(Felica(登録商標)対応の携帯電話)等が普及している。
RFIDは、RFタグ(または非接触式ICカード)とリーダ/ライタから構成される。RFタグ(または非接触式ICカード)は、電磁波を用いて、内蔵したメモリのデータを非接触で読み書きする情報媒体のことである。リーダは、そのRFタグに記憶されたデータを読み込む装置である。ライタは、そのRFタグにデータを書き込む装置である。
特開2000−259518号公報 特開2001−51915号公報 特開2001−75886号公報
ところが、PC操作者が、自分以外の人(印刷物の受け手)に対して、認証印刷を行う場合、その旨を予め受け手に通知する必要がある(手間が掛かる)。
また、定期的(例えば「毎月末」)に認証印刷が行なわれるというルールの場合、受け手は連絡がなくてもその時期になると、共用プリンタで出力処理を行う必要があるが、受け手はうっかり処理を忘れてしまい、保存期間の経過により印刷データが廃棄されてしまうおそれがある。
また、受け手が、印刷の中身を知らない場合、必要なものを印刷しなかったり、不要なものを印刷し、用紙やトナーの無駄に繋がったりする。
上記の課題に鑑み、本発明では、送信者が認証印刷を行う場合に、その旨を受け手に通知し、かつその受け手がその認証印刷データを出力する際に、その受け手を認証して出力を実行する認証印刷システムを提供する。
本発明にかかる認証印刷システムは、固有の識別情報が格納された非接触型ICチップを搭載し電子メールの送受信機能を有する携帯電話と、印刷指示が実行されて印刷データを出力するコンピュータと、該印刷データを印刷する印刷装置とからなり、前記コンピュータは、前記携帯電話の前記識別情報を非接触式で読み込む第1の読込手段と、前記携帯電話のメールアドレスを入力する入力手段と、前記識別番号と前記メールアドレスとを関連付けた情報である基本情報が格納される第1の格納手段と、認証印刷を指示する認証印刷指示手段と、前記認証印刷指示手段に基づいた印刷対象となる印刷データと前記基本情報とを送信する第1の送信手段と、を備え、前記印刷装置は、前記送信された前記印刷データと前記基本情報とを受信する受信手段と、前記受信した前記印刷データと前記基本情報を関連付けた情報である認証印刷関連情報が格納される第2の格納手段と、前記認証印刷関連情報に基づいて、電子メールを作成するメール作成手段と、前記電子メール作成手段により作成した電子メールを前記携帯電話に送信する第2の送信手段と、前記携帯電話の前記識別情報を非接触式で読み込む第2の読込手段と、前記第2の読込手段により読み込んだ前記識別情報と前記認証印刷関連情報に含まれる前記識別情報とを照合する照合手段と、該照合手段の照合結果、一致する前記識別情報があれば、該識別情報に対応する印刷データを印刷する印刷手段と、備えることを特徴とする。
このように構成することにより、送信者が認証印刷を行った場合に、その旨を受け手に通知し、かつその受け手がその認証印刷データを出力する際に、その受け手を認証して出力することができる。
前記認証印刷システムにおいて、前記コンピュータは、さらに、前記印刷データを前記印刷装置内に保存しておく保存期間情報を設定する保存期間設定手段を備え、前記保存期間情報は、前記基本情報の構成要素の1つとして前記印刷装置に送信され、前記印刷装置は、さらに、前記保存期間情報に基づいて、前記第2の格納手段から前記認証印刷関連情報を消去する認証印刷関連情報消去手段を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、印刷装置内に印刷データを保留しておく期間を送信者側で設定することができる。
本発明にかかる認証印刷システムは、電子メールの送受信機能を有する携帯電話と、印刷指示が実行されて印刷データを出力するコンピュータと、該印刷データを印刷する印刷装置とからなり、前記コンピュータは、前記携帯電話のメールアドレスを基本情報として登録する登録手段と、認証印刷を指示する認証印刷指示手段と、前記認証印刷指示手段に基づいた印刷対象となる印刷データと前記基本情報とを送信する第1の送信手段と、を備え、前記印刷装置は、前記送信された前記印刷データと前記基本情報とを受信する受信手段と、前記受信した前記印刷データと前記基本情報を関連付けた情報である認証印刷関連情報が格納される格納手段と、前記認証印刷関連情報に基づいて、電子メールを作成するメール作成手段と、前記携帯電話との間で前記電子メールの送受信を行うメール送受信手段と、前記電子メール送受信手段により送信された電子メールに対する返信メールの内容に基づいて認証を行うメール認証手段と、前記メール認証手段により返信メールの認証がされた場合、該返信メールによる指示に対応する処理を実行する返信メール指示実行手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、送信者が認証印刷を行った場合に、その旨を受け手に通知し、かつその受け手が所定の指示を記載してメールを返信し、返信メールの内容を確認して認証を行い、その指示(印刷、プレビュー、保存期間延長、削除等)に対応する処理を行うことができる。
前記認証印刷システムにおいて、前記返信メール指示実行は、前記返信メールの内容に基づいて、該返信メールに対応する印刷データの印刷処理、該返信メールに対応する印刷データからのプレビューデータの生成処理、前記認証印刷関連情報を前記格納手段に保存しておく保存期間の再設定処理、及び、前記認証印刷関連情報の消去処理のうちのいずれかの処理を実行することを特徴とする。
このように構成することにより、印刷データを印刷、プレビュー等の様々な出力形態で出力したり、その認証印刷データについて保存期間を変更または削除したりすることを受け手側で制御することができる。
本発明にかかる認証印刷システムは、電子メールの送受信機能を有する携帯電話と、印刷指示が実行されて印刷データを出力するコンピュータと、該印刷データを印刷する印刷装置とからなり、前記コンピュータは、前記携帯電話のメールアドレスを基本情報として登録する登録手段と、認証印刷を指示する認証印刷指示手段と、前記認証印刷指示手段に基づいた印刷対象となる印刷データと前記基本情報とに基づいて、電子メールを作成するメール作成手段と、前記携帯電話との間で前記電子メールの送受信を行うメール送受信手段と、前記電子メール送受信手段により送信された電子メールに対する返信メールの内容に基づいて認証を行うメール認証手段と、前記メール認証手段により返信メールの認証がされた場合、該返信メールによる指示に対応する処理を実行する返信メール指示実行手段と、を備え、前記印刷装置は、返信メール指示実行手段により前記印刷データが転送された場合、印刷を実行する印刷手段、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、PC側で、送信者が認証印刷を行った場合に、その旨を受け手に通知し、かつその受け手が所定の指示を記載してメールを返信し、返信メールの内容を確認して認証を行い、その指示(印刷、プレビュー、保存期間延長、削除等)に対応する処理を行うことができ、プリンタ側は印刷処理を実行するのみである。
前記認証印刷システムにおいて、前記返信メール指示実行は、前記返信メールの内容に基づいて、該返信メールに対応する印刷データを前記印刷装置に転送する処理、該返信メールに対応する印刷データからのプレビューデータの生成処理、前記印刷データを保存しておく保存期間の再設定処理、及び、前記印刷データの消去処理のうちのいずれかの処理を実行することを特徴とする。
このように構成することにより、印刷データを印刷、プレビュー等の様々な出力形態で出力したり、その認証印刷データについて保存期間を変更または削除したりすることを受け手側で制御することができる。
前記認証印刷システムにおいて、前記コンピュータはFAX送受信機能を備え、前記印刷装置はFAX装置であることを特徴とする。
このように構成することにより、FAX装置にも本発明を適用することができる。
本発明を用いることにより、送信者が認証印刷を行った場合に、その旨を受け手に通知し、かつその受け手がその認証印刷データを出力する際に、その受け手を認証して出力することができる。また、その認証印刷データを印刷、プレビュー等の様々な出力形態で出力したり、その認証印刷データについて保存期間を変更または削除したりすることができる。
(第1の実施形態)
本実施形態では、PC側で受け手が所有する携帯電話のUIDとメールアドレスを印刷データに埋め込み、プリンタ側で印刷データがある事をメールでそのメールアドレスの受け手に通知し、その受け手の携帯電話のUIDで認証を行う認証印刷システムについて説明する。
図1は、本実施形態における認証印刷システムのネットワーク構成の一例を示す。認証印刷システム1は、携帯電話2、PC6、UID読込装置A(5)、プリンタ8、UID読込装置B(10)、及びネットワーク11から構成される。
UID読込装置A(5)、UID読込装置B(10)は、UID(4)が格納されたICチップが搭載された携帯電話2からUID(4)を読み取るための読み取り装置である。UID読込装置A(5)、UID読込装置B(10)はそれぞれ、PC6,プリンタ8に接続されている。
携帯電話2は、RFID(Radio FrequencyIdentification System)などを用いて非接触でのデータ通信が可能なICチップが搭載された携帯電話である。このICチップには、1枚1枚異なる固有の番号であるUID(ユニークなNo)(4)が割り振られている。
プリンタ8は、ネットワーク11内において共用で使用されるプリンタである。プリンタ8には、ハードディスクドライブ(以下、HDDという)9が内蔵されている。なお、プリンタ8は、例えば、印刷機能のみを有するプリンタ、またはMFP(マルチファンクションプリンタ)であり、本実施形態では、一例としてMFPを用いる。
PC6とプリンタ8は、ネットワーク(例えば、Ethenet等のLAN)11を介して接続されている。なお、本実施形態では、ネットワーク11の一例としてLAN(Local Area Network)を用いるが、インターネット、WAN、専用線、有線、無線等の通信網であってもよい。
図2は、本実施形態におけるプリンタ8の外観構成の一例を示す。同図は、プリンタ8がMFPの場合の例である。プリンタ8の前面上部には操作パネル(オペレーションパネル、表示操作部)12が位置する。この操作パネル12を操作することにより、印刷枚数の設定や濃度設定、サイズ設定等の各種設定を行うことができる。
プリンタ8の前面下部には複数段の給紙カセット16が設けられ、対応する取手を持って給紙カセット16を引き出すことができる。また、プリンタ8の中段部には排紙トレイ17が設けられ、給紙カセット16から印刷用紙が給紙される。そして、画像形成が行われた印刷用紙は排紙トレイ17に出力される。
プリンタ8の上部にはスキャナ部20が設けられている。このスキャナ部20の原稿台カバーを開けて原稿台に原稿を載置して、キー部15の所定のボタンを押下すると、その原稿がスキャンされて画像(原稿データ)が読み取られる。なお、プリンタ8は、後述の通り、FAXの送受信も行うことができる。
操作パネル12は、プリンタ8の状態を表示したり、当該プリンタ8に障害等が発生したりした場合の操作等に用いられるが、印刷条件の設定も行うことができる。操作パネル12は、表示部13、LED部14、キー部15から構成される。表示部13は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)であって、プリンタ8の設定状態を表示することができる。また、表示部13にはスキャン情報の表示が行われる。
LED部14は、例えば、プリンタ8の動作状態を点灯のON/OFF、点滅等で通知することができる。キー部15は、プリンタ8の設定をするために操作される複数のキー群である。キー部15は、タッチパネル式のLCD(液晶ディスプレイ)であってもよい。
操作パネル12で印刷条件を設定する場合は、メニューボタン(キー部15に含まれるボタンであってもよいし、LCDに表示させたタッチパネル式のボタンであってもよい。)を押すことにより、表示部13に設定メニュー等を表示させて、キー部15により設定を行う。
図3は、本実施形態におけるプリンタ8の構成概要を示す。プリンタ8は、主に、スキャナ部20、メイン部23、プリンタ部33、及び表示操作部(操作パネル)12で構成されている。
スキャナ部20は、読取機構部21を有する。読取機構部21が駆動することにより、スキャナ部20の原稿台に載置された原稿がスキャンされて画像(原稿データ)が読み取られ、制御部28にその画像データが送信される。
メイン部23は、制御部28、読取機構制御部24、表示操作制御部25、UID読込装置制御部26、通信制御部27、LAN通信制御部29、メール作成部30、記憶装置制御部31、及び記憶装置部(HDD)9で構成されている。
読取機構制御部24は、前述のスキャナ部20の読取機構部21の機構制御を行う。スキャナ部20で読み取られた原稿データは、読取機構制御部24の制御により制御部28に送られる。
表示操作部(操作パネル)12は、プリンタ8の設定情報を表示することができる。また、表示操作部12に設けられた操作キーを押下することにより、プリンタ8の設定を変更できる。表示操作制御部25は、例えば、タッチパネル式のLCD(液晶ディスプレイ)であって、表示操作部12の表示動作を制御したり、表示操作部12に出力されるデータの表示形態を制御したり、表示操作部12に設けられた操作キー等の操作に基づく操作信号を制御部28に出力したりする。
UID読込装置制御部26は、UID読込装置10と接続されている。UID読込装置10は、ICチップが搭載された携帯電話を載置すると、その携帯電話内のICチップに書き込まれた情報を非接触で読み取る装置である。UID読込装置制御部26は、UID読込装置10の動作を制御して携帯電話のICチップの読み取りを実行させ、UID読込装置10により読み取られた携帯電話のICチップの情報(例えば、UID等)を制御部28へ送る。なお、UID読込装置5,10は、外付けタイプであっても内蔵タイプであってもよい。
メール作成部30は、所定のメールクライアントアプリケーションソフトウェアであり、後述のメールを作成する。
記憶装置制御部31は、記憶装置部(HDD)9へのデータ書き込み、及び記憶装置部9に記憶されたデータの読み出しの制御を行う。記憶装置部9には、印刷データがスプールされたり、一時的にデータを格納したりするための大容量の記憶装置である。
プリンタ部33は、給紙装置34、印刷制御部36、及び印刷機構部35で構成される。プリンタ部33は、印刷制御部36の制御処理に基づいて、印刷機構部35を駆動させ、給紙装置34により給紙された印刷用紙に印刷結果37を出力する。尚、印刷機構部35は、印字ヘッドの他、画像形成部や現像部、転写部等の機構部で構成されている。
また、プリンタ8は、通信制御部27を介して外部のネットワークに接続され、メールサーバ38を介してメールの送受信を行うことができる。また、LAN通信制御部29は、プリンタ8をLAN11に接続するためのインターフェースである。
LAN11には、PC6が接続されている。PC6は、特定の者しか使用できない仕様のPCである。すなわち、UID読込装置5が接続されたPC6(UID読込装置5による認証処理を行うソフトが組み込まれている)を使用する際、ユーザによりUIDの記憶されたICチップを搭載した携帯電話がUID読込装置5に載置されると、PC6はUID読込装置5よりそのICチップ内のUIDを読み出して、そのユーザが正規の使用者であるか否かの認証チェックを行い、正規ユーザである場合にPC6の使用が許可される仕様となっている。よって、このような仕様のPCにおいて、その操作(印刷指示を含む)又は印刷を行う時、認証を行わなければ操作(印刷も含む)又は印刷を行うことができない。
一方、UID読込装置5が接続されていないPCでは、ユーザ認証を行わない仕様となっている。よって、そのようなPCの使用者は、特段の操作手順を要せず通常の操作にて印刷を行うことができる。
PCのユーザは、そのPCにインストールされた所定のアプリケーションソフトにより印刷対象となるデータ(印刷データ)を作成して、プリンタ8で印刷することができる。
図4は、本実施形態におけるプリンタ8の動作の概要を示す。なお、図4のプリンタ8は、図3で説明した機能のうち、本実施形態を説明する上で必要な構成要素のみを記載してあり、それ以外は省略している。
まず、PC6にて作成されて送信された「基本情報」(メールアドレス、UID、保存期間、文書名等)及び「印字データ」が、プリンタ8に受信される。その受信した「基本情報」及び「印字データ」は、プリンタ8の制御部28による制御により、記憶装置部9に格納される(S1)。
次に、メール作成部30は、記憶装置部9から読み出した「基本情報」から必要な情報を抽出して「メール文書」を作成し、その「メール文書」に宛先メールアドレスを付与して、通信制御部27に転送する。通信制御部27は、その「宛先メールアドレス」及び「メール文書」を電子メールとしてメールサーバ38に送信する(S2)。
ユーザはそのメールを携帯電話のメール送受信機能で受信すると、そのメールの内容を確認して、そのメールを送信したプリンタ8のUID読込装置10に携帯電話2を翳す。そうすると、UID読込装置制御部26の制御によりUID読込装置10が駆動して、UID読込装置10は携帯電話2に搭載されているICチップのUIDを読み取る(S3)。
制御部28は、その読み込んだUIDと一致する印字データを記憶装置部9から検索する。制御部28は、一致する印字データがあれば、その印字データを印刷制御部36に送り印刷する(S4)。
次に、図4の内容を詳述するために、図1を参照しながら、図5、図6のフローについて説明する。
図5は、本実施形態におけるPC側の認証印刷フローを示す。まず、ユーザA(送り手)は、PC6に接続されたUID読込装置A(5)(RFIDリーダ等)に、ユーザB(受け手)が所有する携帯電話2を翳すと、UID読込装置A(5)によりその携帯電話2のUID(4)が読み取られ、PC6はUID(4)を取得する(S11)。
次に、ユーザAは、PC6に、その取得したUID(4)とその携帯電話2のメールアドレスとを関連付けて登録する(S12)。
ユーザAは、PC6上で所定のアプリケーションソフトウェアで作成したデータについて印字処理を実行させる(S13)。このとき、PC6にインストールされたプリンタドライバは、ディスプレイに認証印刷を行うか否かのメッセージを表示させる。この表示に基づいて、ユーザAは認証印刷を行うか否かを選択する。
PC6では、ユーザAにより選択された印字処理が認証印刷であるか否かを判断する(S14)。認証印刷を行うと判断した場合(S14で「Yes」へ進む)、PC6にインストールされたプリンタドライバは印字データの保存期間を設定させることを促すメッセージを表示させる。
ユーザAは、その印字データの保存期間を設定する(S15)。保存期間とは、プリンタ8のHDD9に保持しておく期間(または期限)のことである。プリンタドライバは、印刷データ(PDL(Page Discription Language)コマンド列)のヘッダに、UID、メールアドレス、及び設定された保存期間等の情報(基本情報7)を組み込んで(S16)、プリンタ8に転送する(S17)。
S14において、認証印刷を行なわないと判断した場合(S14で「No」へ進む)、PC6は、基本情報をヘッダに付与せずに印刷データをプリンタ8に転送する(S17)。
図6は、本実施形態におけるプリンタ側及び受け手側の認証印刷フローを示す。プリンタ8の制御部28は、PC6より転送された印刷データを受信すると受信バッファに保持する(S21)。そして、その受信バッファから印刷データを取り出し、その印刷データに含まれるPDLコマンド列を解析して画像データを作成する(S22)。
次に、制御部28は、当該印刷データが認証印刷データか否かを判断する(S23)。制御部28は、印刷データのヘッダにUIDがあれば、認証印刷データと判断し、なければ通常印刷と判断する。通常印刷と判断した場合(S23で「No」へ進む)、印刷制御部36により印刷データが印刷用紙に出力される。
認証印刷データと判断した場合(S23で「Yes」へ進む)、制御部28は、印刷データのヘッダより、UID、メールアドレス、保存期間等の情報(基本情報)を取り出す。それから、制御部28は、その基本情報と、その画像データとを関連付けて(以下、「認証印刷管理情報」という)、内蔵の記憶装置(HDD)9に一旦、保存する(S24)。
それから、メール作成部30は、認証印刷管理情報に基づいて、そのメールアドレスを宛先として、図7に示すような印刷データがある旨をユーザBに通知するメール40を作成する。
図7は、本実施形態におけるメール作成部30により作成されるメールの一例を示す。同図において、メール40には、「件名」、「日付」、「保存期間」、「プリンタ名称」、「宛先」、「印字データNo」、「印字データファイル名」、「ページ数」が記載されている。
「件名」は、認証印刷データがある旨を示す。「日付」は、メール40を通知した日付を示す。「保存期間」は、プリンタ8のHDD9に保存される期限を示す(この保存期限を経過すると、プリンタ8側で自動的に当該印刷データが消去される。)。「プリンタ名称」は、印刷データを出力する出力先のプリンタの名称を示す。「宛先」は、当該メールの宛先のメールアドレスを示す。「印字データNo」は、印字データのNo.を示す。「印字データファイル名」は、印字データのファイル名を示す。「ページ数」は、当該印刷データの出力時のページ数を示す。
メール作成部30によりメール40が作成されると、制御部28は、通信制御部27にそのメール40を転送する。通信制御部27はそのメールをメールサーバ38に送信する。メールサーバ38によりユーザBの携帯電話にそのメール40が送信される(S32)。
ユーザB(受け手)は、そのメール40を受信し(S41)、そのメール40を確認する。ユーザBはそのメール40の内容(図7参照)から、印刷の必要性を判断する(S42)。
印刷の必要があれば、ユーザB(受け手)は、そのメール40内で指定されたプリンタ8に行き、プリンタ8に接続されているUID読込装置B(10)に携帯電話2をかざし、UID認証を行う(S43)。
プリンタ8に接続されたUID読込装置B(10)に携帯電話2が翳され、プリンタ8により携帯電話2からUIDが読み込まれた場合(S26で「Yes」へ進む)、制御部28は、その読み込んだUIDと、HDD9に格納された認証印刷管理情報のUIDとを照合する(S29)。
一致するUIDが存在する場合(S29で「一致」へ進む)、制御部28は、そのUIDに対応する印刷データを印刷する(S30)。一致するUIDが存在しない場合(S29で「不一致」へ進む)、またはUIDの読込みが無い場合(S26で「No」へ進む)、制御部28は予め設定された保存期間を経過しているか否かを判断する(S27)。保存期間を経過している場合には、制御部28は、その印刷データを廃棄し(S28)、経過していない場合にはS26に戻る。
なお、本実施形態では、送信先のユーザBの携帯電話のUID(4)をPC6のUID読込装置を使って読み取らせて、その携帯電話のメールアドレスと共にPC6に登録したが、これに限定されず、例えば、各携帯電話よりそのUIDをメールで送信してもらってもよい。これにより、PC6のユーザAは、操作負担が軽減する。
このように、本実施形態にかかる認証印刷システムは、PC、携帯電話、プリンタより構成されている。携帯電話は、非接触の通信手段を有し、その通信手段によりUIDを外部に転送する機能、メールの受信及び閲覧機能を有する。
PCは、携帯電話のUIDを読み込み、メールアドレスと共に登録する手段と、保存期間を設定する手段と、それらを印刷データに組み込んでプリンタに転送する手段を有する。
プリンタは、転送されてきた印刷データ、UID、メールアドレス、保存期間を関連付けてHDDに記憶する手段と、そのメールアドレス宛にメールを発信する手段と、携帯電話との非接触通信により携帯電話のUIDを取得する手段と、取得したUIDから出力すべき印刷データを換索する手段と、その印刷データをプリントアウトする手段とを有している。
本実施形態によれば、メールにて印刷データがある旨を通知することによって、印刷データの出力忘れ及び取り忘れを防止することができる。また、メールの内容によって、印刷データの概要を認知し、印刷の要/不要を判断することができるので、必要な印刷物を確実に入手し、不要なものは印刷せず、用紙/トナーの無駄を省く事ができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、PC側で受け手が所有する携帯電話のメールアドレスを印刷データに埋め込み、プリンタ側で印刷データがある事をメールでそのメールアドレスの受け手に通知し、受け手は、返信メールにて処理を指示し、プリンタは、送信メールと受信メールの内容を比較することによって本人確認を行い、その指示に基づいた処理を行う認証印刷システムについて説明する。
図8は、本実施形態における認証印刷システムのネットワーク構成の一例を示す。図8の認証印刷システム1は、図1の認証印刷システム1から、UID読込装置A(5)、UID読込装置B(10)を除外した構成となっている。
図9は、本実施形態におけるプリンタ8の動作の概要を示す。図9のプリンタ8は、図2のプリンタのメイン部23にプレビューデータ生成部50とメール認証部51を追加した構成となっている。なお、図9のプリンタ8は、図3で説明した機能のうち、本実施形態を説明する上で必要な構成要素のみを記載してあり、それ以外は省略している。
まず、PC6にて作成されて送信された「基本情報」(メールアドレス、保存期間、文書名等)及び「印字データ」が、プリンタ8に受信される。その受信した「基本情報」及び「印字データ」は関連付けられて(認証印刷管理情報)、プリンタ8の制御部28により記憶装置部9に格納される(S51)。
次に、メール作成部30は、記憶装置部9から読み出した「基本情報」から必要な情報を抽出して「メール文書」を作成し(図10参照)、その「メール文書」に宛先メールアドレスを付与して、通信制御部27及び記憶装置制御部31に転送する。通信制御部27は、その「宛先メールアドレス」及び「メール文書」を電子メールとしてメールサーバに送信する(S52)。記憶装置制御部31は、その転送された送信メール文書を認証管理情報の「基本情報」に関連付けてHDD9に格納する。
ユーザB(受け手)はそのメールを携帯電話のメール送受信機能で受信すると、そのメールの内容を確認する。それから、その受信メールを引用した返信メールを送信する。このとき、後述する編集を行う。メールサーバ38は、その返信メールを受信して、プリンタ8に転送する。プリンタ8は、その返信メールを受信すると、通信制御部27を介してメール認証部51に転送する(S53)。
メール認証部51は、返信メールの内容(上記で編集した箇所は除く)とHDD9に格納されている送信メールの内容とを比較し、一致しているか否かを判断する(S54)。メール認証部51は、その判断結果を制御部28に通知する。
その通知された判断結果により両者のメールの内容が一致している場合、制御部28は、その返信メール(すなわち、送信メール)に対応する印刷データをHDD9より取り出して、印刷制御部36に転送する。印刷制御部36は、印刷機構部35によりその印刷データを印刷する。
図10は、本実施形態におけるメール作成部30により作成されるメールの一例を示す。同図において、メール60は、図7のメール40の最終行に操作欄「操作:(印刷、保留延長、プレビュー、削除)」を追加した内容となっている。
ユーザBは、メール60を受信すると、その受信したメールに対して、「操作欄」のみ編集し、その編集した返信メール61をそのまま返信する。同図のメール61は、操作欄に「印刷」が指定されている例である。
そうすると、返信されたメールを受信したプリンタでは、そのメールの正当性を確認する。本実施形態におけるメールの正当性確認は、送信メール60の宛先メールアドレスと、返信メールの送信元のメールアドレスとが一致していること、及び送信メール60と返信メール61の「操作欄」及び「保存期間」以外の内容が一致していること、を確認することにより行う。
また、プリンタは、返信メール61の正当性を認証後、返信メール61の「操作欄」で設定された内容に基づいて、印刷データの出力処理を行う。
次に、図9の内容を詳述するために、図8を参照しながら、図11、図12のフローについて説明する。
図11は、本実施形態におけるPC側の認証印刷フローを示す。まず、ユーザA(送り手)は、PC6に、ユーザB(受け手)の携帯電話のメールアドレス3を登録する(S61)。
ユーザAは、PC6上で所定のアプリケーションソフトウェアで作成したデータについて印字処理を実行させる(S62)。このとき、PC6にインストールされたプリンタドライバは、ディスプレイに認証印刷を行うか否かのメッセージを表示させる。この表示に基づいて、ユーザAは認証印刷を行うか否かを選択する。
PC6では、ユーザAにより選択された印字処理が認証印刷であるか否かを判断する(S63)。認証印刷を行うと判断した場合(S63で「Yes」へ進む)、PC6にインストールされたプリンタドライバは印字データの保存期間を設定させることを促すメッセージを表示させる。
ユーザAは、その印字データの保存期間を設定する(S64)。プリンタドライバは、印刷データ(PDL(Page Discription Language)コマンド列)のヘッダに、メールアドレス3、及び設定された保存期間等の情報(基本情報46)を組み込んで(S65)、プリンタ8に転送する(S66)。
S63において、認証印刷を行なわないと判断した場合(S63で「No」へ進む)、PC6は、基本情報をヘッダに付与せずに印刷データをプリンタ8に転送する(S66)。
図12は、本実施形態におけるプリンタ側及び受け手側の認証印刷フローを示す。プリンタ8の制御部28は、PC6より転送された印刷データを受信すると受信バッファに保持する(S71)。そして、その受信バッファから印刷データを取り出し、その印刷データに含まれるPDLコマンド列を解析して画像データを作成する(S72)。
次に、制御部28は、当該印刷データが認証印刷データか否かを判断する(S73)。制御部28は、印刷データのヘッダにメールアドレス3があれば、認証印刷データと判断し、なければ通常印刷と判断する。通常印刷と判断した場合(S73で「No」へ進む)、印刷制御部36により印刷データが印刷用紙に出力される。
認証印刷データと判断した場合(S73で「Yes」へ進む)、制御部28は、印刷データのヘッダより、メールアドレス3、保存期間等の情報(基本情報)を取り出す。それから、制御部28は、その基本情報と、その画像データとを関連付けて(以下、「認証印刷管理情報」という)、内蔵の記憶装置(HDD)9に一旦、保存する(S74)。
それから、メール作成部30は、認証印刷管理情報に基づいて、そのメールアドレスを宛先として、図10に示すような印刷データがある旨をユーザBに通知するメール60を作成する。
メール作成部30によりメール60が作成されると、制御部28は、通信制御部27にそのメール60を転送する。通信制御部27はそのメール60をメールサーバ38に送信する。メールサーバ38によりユーザBの携帯電話にそのメール60が送信される(S75)。
ユーザB(受け手)は、そのメール60を受信し(S91)、そのメール60を確認する。ユーザBはそのメール60の内容(図10参照)から、その印刷データの内容を確認する必要性を判断し、必要があれば返信する(S92)。
返信の必要がある場合、ユーザBは印刷を実行させるか、携帯電話2の表示画面にプレビューを表示させるか、印刷データの保存期間を延長させるか、印刷データを削除するかを選択する(S93)。
[印刷する場合]
印刷を行う場合(S93で「Yes」へ進む)、ユーザBはメール60に記載されているプリンタ名称の示すプリンタ8の前に移動し(S94)、メール60の操作欄に「印刷」と記載して(操作欄以外は変更しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S95)。
プリンタ8は、その返信メール61を受信すると(S76)、通信制御部27を介してメール認証部51に転送する。
メール認証部51は、送信メール60の宛先メールアドレスと、返信メールの送信元のメールアドレスとが一致していることを確認し、かつ、メール認証部51は、返信メール61の内容(操作欄と保存期間は除く)と、HDD9に格納されている送信メールの内容とを比較し、一致しているか否かを確認して、メールの正当性を認証する(S79)。
返信メール61の正当性が認証された場合、制御部28は返信メールの操作欄で指定されている操作内容を確認する(S80)。
操作欄に指定されているのが「印刷」の場合、制御部28は、その返信メール(すなわち、送信メール)に対応する印刷データをHDD9より取り出して、印刷制御部36に転送する。印刷制御部36は、印刷機構部35によりその印刷データを印刷する(S81)。
印刷実行後、制御部28は、その印刷データに対応する認証印刷管理情報をHDD9より消去する。なお、第1の実施形態の仕組みを併用して、出力時、携帯電話によるUID認証を行ってもよい。
S76において返信メール61を受信しない場合(S76で「No」へ進む)、または、S79において返信メール61の正当性が認証されない場合(S79で「不当」へ進む)、制御部28はHDD9に格納した印刷データが予め設定された保存期間を経過しているか否かを判断する(S77)。保存期間を経過している場合には、制御部28は、その印刷データを廃棄し(S78)、経過していない場合にはS76に戻る。
[プレビュー画面を見る場合]
ユーザBはメール60の操作欄に「プレビュー」と記載して(操作欄以外は変更しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S96)。
プリンタ8は、その返信メール61を受信すると(S76)、通信制御部27を介してメール認証部51に転送する。メール認証部51は、上述したように、返信メール61の正当性を認証する(S79)。
返信メール61の正当性が認証された場合、制御部28は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S80)。
操作欄に指定されているのが「プレビュー」の場合、制御部28は、その返信メール(すなわち、送信メール)に対応する印刷データをHDD9より取り出して、プレビューデータ生成部50に転送する。プレビューデータ生成部50は、その印刷データからプレビューデータを生成する。ここでいうプレビューデータとは、印刷データ(画像データ)の情報量(解像度)を低下させて、携帯電話の表示画面に表示させるのに十分な印刷イメージとしての画像データのことである。情報量を低下させる方法として、例えば、印刷データ(画像データ)を形成する画素を一定間隔で間引いたり、JPEG(Joint Photographic coding Experts Group)圧縮を行ったりして画像データの解像度を低下させてもよい。
プレビューデータ生成部50により印刷データのプレビューデータが生成されと、制御部28は、そのプレビューデータファイルをメールに添付し、ユーザB(受け手)に再送する(S82)。
ユーザB(受け手)は、そのメールを携帯電話2で受信すると、そのメールに添付されたプレビューデータを携帯電話の表示画面に表示させる。
[保存期間を延長する場合]
ユーザBはメール60の操作欄に「保存延長」と記載し、保存期間欄に延長期限の日付を上書きし(これら以外の欄は編集しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S96)。
プリンタ8は、その返信メール61を受信すると(S76)、通信制御部27を介してメール認証部51に転送する。メール認証部51は、上述したように、返信メール61の正当性を認証する(S79)。
返信メール61の正当性が認証された場合、制御部28は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S80)。
操作欄に指定されているのが「保存延長」の場合、制御部28は、その返信メール(すなわち、送信メール)に対応する認証印刷管理情報をHDD9から読み出し、認証印刷管理情報の「保存期間」の日付を返信メール61で指定された日付に置き換えて、認証印刷管理情報を更新してHDD9に格納する(S83)。以降、その「保存期間」まで、その印刷データ(認証印刷管理データ)を保持する。
[印刷データを削除する場合]
ユーザBはメール60の操作欄に「削除」と記載して(操作欄以外は変更しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S96)。
プリンタ8は、その返信メール61を受信すると(S76)、通信制御部27を介してメール認証部51に転送する。メール認証部51は、上述したように、返信メール61の正当性を認証する(S79)。
返信メール61の正当性が認証された場合、制御部28は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S80)。
操作欄に指定されているのが「削除」の場合、制御部28は、その返信メール(すなわち、送信メール)に対応する認証印刷管理情報をHDD9から消去する(S78)。
なお、本実施形態では、メールの正当性の確認を、送信メール60の宛先メールアドレスと、返信メール61の送信元のメールアドレスとが一致していることを確認し、かつ、返信メール61の内容と、HDD9に格納されている送信メールの内容とが一致しているか否かにより行ったが、これに限定されない。例えば、メール作成部51にてメール60を作成する際、メール60に乱数またはワンタイムパスワードを記載しておき、ユーザBより返信された場合に、その返信メールのうち、その乱数またはワンタイムパスワードのみを確認して、その返信メールの正当性を確認するようにしてもよい。
このように、本実施形態にかかる認証印刷システムは、PC、携帯電話、プリンタより構成される。携帯電話は、メールの受信、閲覧、編集、返信機能を有する。PCは、メールアドレスを登録する手段と、保存期間を設定する手段と、それらを印刷データに組み込んでプリンタに転送する手段を有する。
プリンタは、転送されてきた印刷データ、メールアドレス、保存期間を関連付けて、HDDに記憶する手段と、そのメールアドレス宛にメールを送受信する手段と、返信元のアドレスが、最初に送信したメールのアドレスと一致している事を確認する手段と、送信メールと受信メールとで指定した箇所の内容が一致している事を確認する手段と、受信メールに記載されたキーワード(印刷、プレビュー、保存延長、削除、等)に基づき、該当する処理を実行する手段を有する。
本実施形態によれば、ユーザB(受け手)は、携帯電話のメール機能を用いて、印刷、プレビュー、保存期間の延長、削除などの処理を、プリンタに対して指示することができる。
また、事情があって暫くの間印刷できない場合、従来は保存期間を過ぎると、自動的に印刷データが消去されてしまったが、本実施形態では、ユーザB(受け手)の操作により、保存期間を延長する事ができる。
また、第1の実施形態では、携帯電話のUIDを取得する為、非接触通信の仕組みを必要としたが、本実施形態では、送受信メールによって認証を行う為、非接触通信の仕組みを必要としない。
(第3の実施形態)
第2の実施形態においてプリンタが行う一連の処理を、本実施形態ではPC(または送信側のFAX装置)で行い、さらに、受け手が返信するメールにて出力先(プリンタまたはFAX装置)を指定する機能が追加された認証印刷システムについて説明する。
(実施例1)
第2の実施形態では、プリンタでメールを作成したり、返信メールの認証を行ったり、プレビューデータを作成したりしていたが、本実施形態(実施例1)では、PC側でメール作成、返信メールの認証、プレビューデータの作成を行い、プリンタ側では印刷処理のみ行う。
図13は、本実施形態(実施例1)における認証印刷システムのネットワーク構成の一例を示す。図8の認証印刷システム1は、図8の認証印刷システム1と構成要素自体は変わらないが、メールの送受信がPC6と携帯電話2の間で行われるのと、プリンタ8としては認証機能を有しない通常のプリンタでもよいという点で異なる。
図14は、本実施形態(実施例1)におけるPC側及びプリンタ側及び受け手側の認証印刷フローを示す。まず、ユーザA(送り手)は、PC6に、ユーザB(受け手)の携帯電話のメールアドレス3を登録する(S101)。
ユーザAは、PC6上で所定のアプリケーションソフトウェアで作成したデータについて印字処理を実行させる(S102)。このとき、PC6にインストールされたプリンタドライバは、ディスプレイに認証印刷を行うか否かのメッセージを表示させる。この表示に基づいて、ユーザAは認証印刷を行うか否かを選択する。
PC6では、ユーザAにより選択された印字処理が認証印刷であるか否かを判断する(S103)。認証印刷を行うと判断した場合(S103で「Yes」へ進む)、PC6にインストールされたプリンタドライバは印字データの保存期間を設定させることを促すメッセージを表示させる。
ユーザAは、PC6上でその印字データの保存期間を設定する(S104)。PC6は、印刷データに、S101で登録されたメールアドレス、及びS104で設定された保存期間等の情報(基本情報)を関連付けて(以下、「認証印刷管理情報」という)、内蔵の記憶装置(HDD)に保存する。
それから、PC6は、認証印刷管理情報に基づいて、そのS101で登録したメールアドレスを宛先として、図10に示すような印刷データがある旨をユーザBに通知するメール60を作成する。メールは、PC6にインストールされているメールソフトを用いて作成してもよい。
PC6はメール60を作成すると、そのメール60をユーザB(受け手)の携帯電話2に通知する(S104)。
ユーザB(受け手)は、そのメール60を受信し(S121)、そのメール60を確認する。ユーザBはそのメール60の内容(図10参照)から、その印刷データの内容を確認する必要性を判断し、必要があれば返信する(S122)。
返信の必要がある場合、ユーザBは印刷を実行させるか、携帯電話2の表示画面にプレビューを表示させるか、印刷データの保存期間を延長させるか、印刷データを削除するかを選択する(S123)。
[印刷する場合]
印刷を行う場合(S123で「Yes」へ進む)、ユーザBは任意のプリンタの前に移動する(S124)。そして、ユーザBはメール60に記載されているプリンタ名称欄にその移動した先のプリンタ名を記載し(S125)、さらに操作欄に「印刷」と記載して(操作欄及びプリンタ名称欄以外は変更しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S126)。
PC6は、その返信メール61を受信すると(S106)、メールの正当性の確認を行う(S109)。メールの正当性の確認は、メール認証部51が行っていた処理と同様である。
返信メール61の正当性が認証された場合、PC6は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S110)。
操作欄に指定されているのが「印刷」の場合、PC6は、その返信メール61(すなわち、送信メール60)に対応する印刷データをPC6内のHDDより取り出して、返信メール61のプリンタ名称欄に記載されているプリンタにその印刷データ47を転送する(S111)。プリンタ8は、その印刷データを受信して、印刷処理を実行する(S131)。
なお、印刷指示を行った後、PC6は、その印刷データ47及びその印刷データ47に対応する認証印刷管理情報をPC6のHDDより消去する。
S106において返信メール61を受信しない場合(S106で「No」へ進む)、または、S109において返信メール61の正当性が認証されない場合(S109で「不当」へ進む)、PC6はHDDに格納した印刷データが予め設定された保存期間を経過しているか否かを判断する(S107)。保存期間を経過している場合には、PC6は、その印刷データをHDDから消去し(S108)、経過していない場合にはS106に戻る。なお、第1の実施形態の仕組みを併用して、出力時、携帯電話によるUID認証を行ってもよい。
[プレビュー画面を見る場合]
ユーザBはメール60の操作欄に「プレビュー」と記載して(操作欄以外は変更しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S127)。
PC6は、その返信メール61を受信すると(S106)、その返信メール61の正当性を認証する(S109)。返信メール61の正当性が認証された場合、PC6は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S110)。
操作欄に指定されているのが「プレビュー」の場合、PC6は、その返信メール61(すなわち、送信メール60)に対応する印刷データをHDDより取り出して、プレビューデータを生成する。プレビューデータの作成方法は、第2の実施形態で説明した内容と同様である。
PC6は、印刷データのプレビューデータを生成すると、そのプレビューデータファイルをメールに添付し、ユーザB(受け手)の携帯電話2に再送する(S122)。
ユーザB(受け手)は、そのメールを携帯電話2で受信すると、そのメールに添付されたプレビューデータを携帯電話の表示画面に表示させる。
[保存期間を延長する場合]
ユーザBはメール60の操作欄に「保存延長」と記載し、保存期間欄に延長期限の日付を上書きし(これら以外の欄は編集しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S127)。
PC6は、その返信メール61を受信すると(S106)、返信メール61の正当性を認証する(S109)。
返信メール61の正当性が認証された場合、PC6は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S110)。
操作欄に指定されているのが「保存延長」の場合、PC6は、その返信メール60(すなわち、送信メール61)に対応する認証印刷管理情報をHDDから読み出し、認証印刷管理情報の「保存期間」の日付を返信メール61で指定された日付に置き換えて、認証印刷管理情報を更新してHDDに格納する(S113)。以降、その「保存期間」まで、その印刷データ(認証印刷管理情報)を保持する。
[印刷データを削除する場合]
ユーザBはメール60の操作欄に「削除」と記載して(操作欄以外は変更しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S127)。
PC6は、その返信メール61を受信すると(S106)、返信メール61の正当性を認証する(S109)。
返信メール61の正当性が認証された場合、PC6は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S110)。
操作欄に指定されているのが「削除」の場合、PC6は、その返信メール61(すなわち、送信メール61)に対応する認証印刷管理情報をHDDから消去する(S108)。
このように、本実施形態(実施例1)にかかる認証印刷システムは、PC、携帯電話、プリンタより構成される。PCは、携帯電話のメールアドレスを登録する手段と、保存期間を設定する手段と、印刷データ、メールアドレス、及び保存期間を関連付けてHDDに記憶する手段と、そのメールアドレス宛にメールを送受信する手段と、返信元のアドレスが最初に送信したアドレスと一致している事を確認する手段と、送信メールと受信メールとで指定した箇所の内容が一致している事を確認する手段と、受信メールに記載されたキーワード(印刷、デレビュー、保存延長、削除、等)に基づき、該当する処理を実行する手段を有する。
携帯電話は、メールの受信、閲覧、編集、返信機能を有する。プリンタは、通常の印刷機能のみを有する。
第2の実施形態によれば、PC操作者が選んだプリンタに対してデータが送られる為、ユーザB(受け手)は、そのプリンタまで出向いて行く必要があるが、本実施形態(実施例1)によれば、ユーザ(受け手)は任意のプリンタを指定できるので、最寄りのプリンタを選択したり、混雑しているプリンタを避けたりすることができる。
(実施例2)
本実施例は、実施例1の変形例である。実施例1においてPCが行っていた機能を、実施例2では全てFAX装置で行う。
図15は、本実施形態(実施例2)における認証印刷システムのネットワーク構成の一例を示す。図8の認証印刷システム1は、図13の認証印刷システム1のPC6がFAX装置A(70)に置き換わり、プリンタ8がFAX装置71(FAX装置B,C、D)に置き換わり、ネットワーク11が公衆回線72に置き換わったものである。
FAX装置A(70)は、通常のFAX機能の他に、少なくとも、CPU、メモリ(ROM、RAM)、HDDを有する。FAX装置71(FAX装置B,C、D)は通常のFAX装置である。
図16は、本実施形態(実施例2)におけるFAX装置A側、FAX装置B側及び受け手側の認証印刷フローを示す。まず、ユーザA(送り手)は、FAX装置A(70)に、ユーザB(受け手)の携帯電話のメールアドレス3を登録する(S141)。
ユーザAは、FAX装置AにFAX送信の対象となる用紙を読み込ませる(S142)。このとき、FAX装置A(70)は、FAX装置A(70)の表示部に認証印刷を行うか否かのメッセージを表示させる。この表示に基づいて、ユーザAは認証印刷を行うか否かを選択する。なお、S142で読み込んだデータをFAXデータ73という。
FAX装置A(70)は、ユーザAにより選択された印字処理が認証印刷であるか否かを判断する(S143)。認証印刷を行うと判断した場合(S143で「Yes」へ進む)、FAX装置A(70)はFAXデータの保存期間を設定させることを促すメッセージを表示させる。
ユーザAは、FAX装置A(70)の操作パネルでそのFAXデータの保存期間を設定する(S144)。FAX装置A(70)は、そのFAXデータ73に、S141で登録されたメールアドレス3、及びS144で設定された保存期間等の情報(基本情報)を関連付けて(以下、「認証FAX管理情報」という)、内蔵の記憶装置(HDD)に保存する。
それから、FAX装置A(70)は、認証FAX管理情報に基づいて、そのS141で登録したメールアドレス3を宛先として、図10に示すようなFAXデータがある旨をユーザBに通知するメール60を作成する。このとき、図10の「プリンタ名称」欄は、「FAX番号」欄となっている(例えば、「FAX番号:03−XXXX−○○○○」等)。
FAX装置A(70)はメール60を作成すると、そのメール60をユーザB(受け手)の携帯電話に通知する(S145)。
ユーザB(受け手)は、そのメール60を受信し(S161)、そのメール60を確認する。ユーザBはそのメール60の内容(図10参照)から、そのFAXデータの内容を確認する必要性を判断し、必要があればFAX装置A(70)に返信する(S162)。
返信の必要がある場合、ユーザBはFAXデータの印刷を実行させるか、携帯電話2の表示画面にプレビューを表示させるか、FAXデータの保存期間を延長させるか、FAXデータを削除するかを選択する(S163)。
[印刷する場合]
印刷を行う場合(S163で「Yes」へ進む)、ユーザBは近くにあるFAX装置(FAX装置B)を探す(S164)。そして、ユーザBはメール60に記載されている「FAX番号」欄にその最寄りのFAX装置(FAX装置B(71))のFAX番号を記載し、さらに操作欄に「印刷」と記載して(操作欄及びFAX番号欄以外は変更しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S165)。
FAX装置A(70)は、その返信メール61を受信すると(S146)、その返信メール61の正当性の確認を行う(S149)。返信メールの正当性の確認は、メール認証部51が行っていた処理と同様である。
返信メール61の正当性が認証された場合、FAX装置A(70)は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S150)。
操作欄に指定されているのが「印刷」の場合、FAX装置A(70)は、その返信メール61(すなわち、送信メール60)に対応する送信データをFAX装置A(70)内のHDDより取り出して、返信メール61のFAX番号のFAX装置(FAX装置B(71))宛てにそのFAXデータ73を転送する(S151)。FAX装置B(71)は、そのFAXデータ73を受信して、印刷処理を実行する(S171)。
なお、印刷指示を行った後、FAX装置A(70)は、そのFAXデータ73及びそのFAXデータ73に対応する認証FAX管理情報をFAX装置A(70)のHDDより消去する。
S146において返信メール61を受信しない場合(S146で「No」へ進む)、または、S149において返信メール61の正当性が認証されない場合(S149で「不当」へ進む)、FAX装置A(70)はHDDに格納したFAXデータが予め設定された保存期間を経過しているか否かを判断する(S147)。保存期間を経過している場合には、FAX装置A(70)は、そのFAXデータをHDDから消去し(S148)、経過していない場合にはS146に戻る。なお、第1の実施形態の仕組みを併用して、出力時、携帯電話によるUID認証を行ってもよい。
[プレビュー画面を見る場合]
ユーザBはメール60の操作欄に「プレビュー」と記載して(操作欄以外は変更しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S166)。
FAX装置A(70)は、その返信メール61を受信すると(S146)、その返信メール61の正当性を認証する(S149)。返信メール61の正当性が認証された場合、FAX装置A(70)は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S150)。
操作欄に指定されているのが「プレビュー」の場合、FAX装置A(70)は、その返信メール61(すなわち、送信メール60)に対応するFAXデータをHDDより取り出して、プレビューデータを生成する。プレビューデータの作成方法は、第2の実施形態で説明した内容と同様である。
FAX装置A(70)は、FAXデータのプレビューデータを生成すると、そのプレビューデータファイルをメールに添付し、ユーザB(受け手)の携帯電話2に再送する(S152)。
ユーザB(受け手)は、そのメールを携帯電話2で受信すると、そのメールに添付されたプレビューデータを携帯電話の表示画面に表示させる。
[保存期間を延長する場合]
ユーザBはメール60の操作欄に「保存延長」と記載し、保存期間欄に延長期限の日付を上書きし(これら以外の欄は編集しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S166)。
FAX装置A(70)は、その返信メール61を受信すると(S146)、返信メール61の正当性を認証する(S149)。
返信メール61の正当性が認証された場合、FAX装置A(70)は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S150)。
操作欄に指定されているのが「保存延長」の場合、FAX装置A(70)は、その返信メール60(すなわち、送信メール61)に対応する認証印刷管理情報をHDDから読み出し、認証印刷管理情報の「保存期間」の日付を返信メール61で指定された日付に置き換えて、認証印刷管理情報を更新してHDDに格納する(S153)。以降、その「保存期間」まで、そのFAXデータ(認証FAX管理情報)を保持する。
[印刷データを削除する場合]
ユーザBはメール60の操作欄に「削除」と記載して(操作欄以外は変更しない)、その編集後のメールを返信メール61として送信する(S166)。
FAX装置A(70)は、その返信メール61を受信すると(S146)、返信メール61の正当性を認証する(S149)。
返信メール61の正当性が認証された場合、FAX装置A(70)は返信メール61の操作欄で指定されている操作内容を確認する(S150)。
操作欄に指定されているのが「削除」の場合、FAX装置A(70)は、その返信メール61(すなわち、送信メール61)に対応する認証FAX管理情報をHDDから消去する(S148)。
このように、本実施形態(実施例2)にかかる認証印刷システムは、FAX装置A,B、携帯電話より構成される。FAX装置Aは、携帯電話のメールアドレスを登録する手段と、保存期間を設定する手段と、印刷データ、メールアドレス、及び保存期間を関連付けてHDDに記憶する手段と、そのメールアドレス宛にメールを送受信する手段と、返信元のアドレスが最初に送信したアドレスと一致している事を確認する手段と、送信メールと受信メールとで指定した箇所の内容が一致している事を確認する手段と、受信メールに記載されたキーワード(印刷、デレビュー、保存延長、削除、等)に基づき、該当する処理を実行する手段を有する。
携帯電話は、メールの受信、閲覧、編集、返信機能を有する。FAX装置Bは、通常のFAX送受信機能のみを有する。
本実施形態(実施例2)によれば、FAXの送り手(ユーザA)は、受け手(ユーザB)の現在の所在を意識することなく、FAX送信処理を行うことができる。受け手(ユーザB)は、出先であっても、近くにあるFAX装置を指定し、直ぐにデータを入手することができる。
第1の実施形態における認証印刷システムのネットワーク構成の一例を示す。 第1の実施形態におけるプリンタ8の外観構成の一例を示す。 第1の実施形態におけるプリンタ8の構成概要を示す。 第1の実施形態におけるプリンタ8の動作の概要を示す。 第1の実施形態におけるPC側の認証印刷フローを示す。 第1の実施形態におけるプリンタ側及び受け手側の認証印刷フローを示す。 第1の実施形態におけるメール作成部30により作成されるメールの一例を示す。 第2の実施形態における認証印刷システムのネットワーク構成の一例を示す。 第2の実施形態におけるプリンタ8の動作の概要を示す。 第2の実施形態におけるメール作成部30により作成されるメールの一例を示す。 第2の実施形態におけるPC側の認証印刷フローを示す。 第2の実施形態におけるプリンタ側及び受け手側の認証印刷フローを示す。 第3の実施形態(実施例1)における認証印刷システムのネットワーク構成の一例を示す。 第3の実施形態(実施例1)におけるPC側及びプリンタ側及び受け手側の認証印刷フローを示す。 第3の実施形態(実施例2)における認証印刷システムのネットワーク構成の一例を示す 第3の実施形態(実施例2)におけるFAX装置A(送信)側、FAX装置B(受信側)側及び受け手側の認証印刷フローを示す。 従来におけるICカードのUID(ユニークID)を用いた認証印刷(親展印刷)システムの一例を示す。 従来におけるPC側のUID認証フローを示す。 従来におけるプリンタ側のUID認証フローを示す。
符号の説明
1 認証印刷システム
2 携帯電話
3 メールアドレス
4 UID
5 UID読み取り装置A
6 PC
7 UID/アドレス付きデータ
8 プリンタ
9 内蔵HDD
10 UID読込装置B
11 ネットワーク
12 操作パネル
13 表示部
14 LED部
15 キー部
16 給紙カセット
17 排紙トレイ
20 スキャナ部
21 読取機構部
23 メイン部
24 読取機構制御部
25 表示操作制御部
26 UID読込装置制御部
27 通信制御部
28 制御部
29 LAN通信制御部
30 メール作成部
31 記憶装置制御部
33 プリンタ部
34 給紙装置
35 印刷機構部
36 印刷制御部
37 印刷結果
38 メールサーバ
39 ネットワーク
50 プレビューデータ生成部
51 メール認証部
70 FAX装置A
71 FAX装置B,C,D
72 公衆回線

Claims (7)

  1. 固有の識別情報が格納された非接触型ICチップを搭載し電子メールの送受信機能を有する携帯電話と、印刷指示が実行されて印刷データを出力するコンピュータと、該印刷データを印刷する印刷装置とからなる認証印刷システムであって、
    前記コンピュータは、
    前記携帯電話の前記識別情報を非接触式で読み込む第1の読込手段と、
    前記携帯電話のメールアドレスを入力する入力手段と、
    前記識別番号と前記メールアドレスとを関連付けた情報である基本情報が格納される第1の格納手段と、
    認証印刷を指示する認証印刷指示手段と、
    前記認証印刷指示手段に基づいた印刷対象となる印刷データと前記基本情報とを送信する第1の送信手段と、を備え、
    前記印刷装置は、
    前記送信された前記印刷データと前記基本情報とを受信する受信手段と、
    前記受信した前記印刷データと前記基本情報を関連付けた情報である認証印刷関連情報が格納される第2の格納手段と、
    前記認証印刷関連情報に基づいて、電子メールを作成するメール作成手段と、
    前記電子メール作成手段により作成した電子メールを前記携帯電話に送信する第2の送信手段と、
    前記携帯電話の前記識別情報を非接触式で読み込む第2の読込手段と、
    前記第2の読込手段により読み込んだ前記識別情報と前記認証印刷関連情報に含まれる前記識別情報とを照合する照合手段と、
    該照合手段の照合結果、一致する前記識別情報があれば、該識別情報に対応する印刷データを印刷する印刷手段と、備える
    ことを特徴とする認証印刷システム。
  2. 前記コンピュータは、さらに、
    前記印刷データを前記印刷装置内に保存しておく保存期間情報を設定する保存期間設定手段を備え、
    前記保存期間情報は、前記基本情報の構成要素の1つとして前記印刷装置に送信され、
    前記印刷装置は、さらに、
    前記保存期間情報に基づいて、前記第2の格納手段から前記認証印刷関連情報を消去する認証印刷関連情報消去手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の認証印刷システム。
  3. 電子メールの送受信機能を有する携帯電話と、印刷指示が実行されて印刷データを出力するコンピュータと、該印刷データを印刷する印刷装置とからなる認証印刷システムであって、
    前記コンピュータは、
    前記携帯電話のメールアドレスを基本情報として登録する登録手段と、
    認証印刷を指示する認証印刷指示手段と、
    前記認証印刷指示手段に基づいた印刷対象となる印刷データと前記基本情報とを送信する第1の送信手段と、を備え、
    前記印刷装置は、
    前記送信された前記印刷データと前記基本情報とを受信する受信手段と、
    前記受信した前記印刷データと前記基本情報を関連付けた情報である認証印刷関連情報が格納される格納手段と、
    前記認証印刷関連情報に基づいて、電子メールを作成するメール作成手段と、
    前記携帯電話との間で前記電子メールの送受信を行うメール送受信手段と、
    前記電子メール送受信手段により送信された電子メールに対する返信メールの内容に基づいて認証を行うメール認証手段と、
    前記メール認証手段により返信メールの認証がされた場合、該返信メールによる指示に対応する処理を実行する返信メール指示実行手段と、を備える
    ことを特徴とする認証印刷システム。
  4. 前記返信メール指示実行は、前記返信メールの内容に基づいて、該返信メールに対応する印刷データの印刷処理、該返信メールに対応する印刷データからのプレビューデータの生成処理、前記認証印刷関連情報を前記格納手段に保存しておく保存期間の再設定処理、及び、前記認証印刷関連情報の消去を行う消去処理のうちのいずれかの処理を実行する
    ことを特徴とする請求項3に記載の認証印刷システム。
  5. 電子メールの送受信機能を有する携帯電話と、印刷指示が実行されて印刷データを出力するコンピュータと、該印刷データを印刷する印刷装置とからなる認証印刷システムであって、
    前記コンピュータは、
    前記携帯電話のメールアドレスを基本情報として登録する登録手段と、
    認証印刷を指示する認証印刷指示手段と、
    前記認証印刷指示手段に基づいた印刷対象となる印刷データと前記基本情報とに基づいて、電子メールを作成するメール作成手段と、
    前記携帯電話との間で前記電子メールの送受信を行うメール送受信手段と、
    前記電子メール送受信手段により送信された電子メールに対する返信メールの内容に基づいて認証を行うメール認証手段と、
    前記メール認証手段により返信メールの認証がされた場合、該返信メールによる指示に対応する処理を実行する返信メール指示実行手段と、を備え、
    前記印刷装置は、
    返信メール指示実行手段により前記印刷データが転送された場合、印刷を実行する印刷手段、を備える
    ことを特徴とする認証印刷システム。
  6. 前記返信メール指示実行は、前記返信メールの内容に基づいて、該返信メールに対応する印刷データを前記印刷装置に転送する処理、該返信メールに対応する印刷データからのプレビューデータの生成処理、前記印刷データを保存しておく保存期間の再設定処理、及び、前記印刷データの消去を行う消去処理のうちのいずれかの処理を実行する
    ことを特徴とする請求項5に記載の認証印刷システム。
  7. 前記コンピュータはFAX送受信機能を備え、前記印刷装置はFAX装置である
    ことを特徴とする請求項5に記載の認証印刷システム。
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