JP2008076765A - 演奏システム - Google Patents

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【課題】簡単な構成により目新しく発展性の高い演奏形態を実現する演奏システムを提供する。
【解決手段】映像を撮影するための撮像装置であるUSBカメラ14により撮影された利用者16の映像に基づいてその利用者16の少なくとも一方の手部18の動作を検出する動作検出手段44と、予め定められた関係から、その動作検出手段44により検出される手部18の動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させる演奏制御手段46とを、備えたものであることから、利用者16の手部18の動作に応じて音程が変化する目新しい演奏形態が実現できることに加え、演奏システムに習熟することによりその演奏システム独自の可能性を模索するといった発展性も期待できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、利用者の身体の一部の動作を検出してその動作に基づく演奏を行う演奏システムの改良に関する。
利用者の身体の一部の動作をセンサにより検出してその動作に基づく演奏を行う電子楽器が知られている。例えば、それぞれわずかに異なる周波数を有する2種類の高周波発振器を備え、それら高周波発振器により発生させられる周波数間のうなりによって低周波の可聴域の音波を発生させるテルミン(Thermin)がそれである。斯かる電子楽器は、旧来の楽器では出せなかった演奏音の出力を可能とし、音楽の分野において新しい演奏形態の可能性を示すものであった。
近年、演算処理装置の高性能化や通信技術の発達等の技術革新に伴い、上述したような電子楽器を更に発展させ、利用者の身体の一部の動作をセンサにより検出してその動作に基づく演奏を行う演奏システムが提案されている。例えば、特許文献1に記載された仮想楽器の演奏処理プログラムがそれである。この技術によれば、撮像装置によって撮像された画像の中から予め設定されている特定画像を抽出し、その抽出された特定画像の動きをベクトル分析してその特定画像に対して予め設定されている仮想楽器を判定してその仮想楽器の音色のリズム音信号を発生させることで、実際の楽器と同じような感覚で演奏することができるとされている。
特開2006−53167号公報
しかし、前述した従来の技術は、既存の楽器の代替としてその楽器のリズム音信号を仮想的に出力させるものであり特に目新しいものではなく、演奏システムに習熟することによりその演奏システム独自の可能性を模索するといった発展性も期待できないものであった。すなわち、簡単な構成により目新しく発展性の高い演奏形態を実現する演奏システムは、未だ開発されていないのが現状である。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、簡単な構成により目新しく発展性の高い演奏形態を実現する演奏システムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、利用者の身体の一部の動作を検出してその動作に基づく演奏を行う演奏システムであって、利用者の映像を撮影するための撮像装置を備え、その撮像装置により撮影された利用者の映像に基づいてその利用者の少なくとも一方の手部の動作を検出する動作検出手段と、予め定められた関係から、その動作検出手段により検出される手部の動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させる演奏制御手段とを、備えたことを特徴とするものである。
このようにすれば、利用者の映像を撮影するための撮像装置を備え、その撮像装置により撮影された利用者の映像に基づいてその利用者の少なくとも一方の手部の動作を検出する動作検出手段と、予め定められた関係から、その動作検出手段により検出される手部の動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させる演奏制御手段とを、備えたものであることから、利用者の手部の動作に応じて音程が変化する目新しい演奏形態が実現できることに加え、演奏システムに習熟することによりその演奏システム独自の可能性を模索するといった発展性も期待できる。すなわち、簡単な構成により目新しく発展性の高い演奏形態を実現する演奏システムを提供することができる。
ここで、好適には、前記動作検出手段は、前記撮像装置により撮影された利用者の映像における色相、彩度、及び明度に基づいてその利用者の少なくとも一方の手部の動作を検出するものである。このようにすれば、簡単且つ実用的な態様で利用者の手部の動作を検出することができるという利点がある。
また、好適には、前記動作検出手段は、前記撮像装置により撮影された利用者の映像に基づいてその利用者の両方の手部の動作を検出するものであり、前記演奏制御手段は、予め定められた関係から、前記動作検出手段により検出される一方の手部の動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させると共に、他方の手部の動作に基づいて、出力される演奏音の音量を変化させるものである。このようにすれば、簡単且つ実用的な態様でテルミン様の演奏形態を実現できるという利点がある。
また、好適には、前記動作検出手段は、前記撮像装置により撮影された利用者の映像に基づいてその利用者の両方の手部の動作を検出するものであり、前記演奏制御手段は、予め定められた関係から、前記動作検出手段により検出される両方の手部の相対位置関係に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させるものである。このようにすれば、簡単且つ実用的な態様で従来になかったまったく新しい演奏形態を実現できるという利点がある。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である演奏システム10を説明する図である。この図1に示すように、本実施例の演奏システム10は、ノイマン型のコンピュータ装置12と、撮像装置であるUSBカメラ14とを、備えて構成されており、そのUSBカメラ14により撮影された利用者(演奏者)16の映像に基づき、上記コンピュータ装置12においてその利用者16の右手部18r及び/又は左手部18l(以下、特に区別しない場合には単に手部18と称する)の動作を検出してその動作に基づく演奏を行う仮想的な音楽演奏システムである。
図2は、上記コンピュータ装置12の構成を説明するブロック線図である。この図2に示すように、上記コンピュータ装置12は、中央演算処理装置であるCPU20と、読出専用メモリであるROM22と、随時書込読出メモリであるRAM24と、記憶装置であるハードディスク26と、キーボード等の入力装置28と、USB接続部30と、CRT(Cathode-ray Tube)やTFT(Thin Film Transistor Liquid Crystal)等の映像表示装置であるディスプレイ32と、そのディスプレイ32に映像を表示させるためのグラフィックボード34と、音声出力装置であるスピーカ36と、そのスピーカ36から音声を出力させるためのサウンドボード38とを、備えて構成されている。
上記CPU20は、上記RAM24の一時記憶機能を利用しつつ上記ROM22に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂中央演算処理装置であり、図3を用いて後述する映像解析手段42、動作検出手段44、及び演奏制御手段46等を機能的に備えている。また、上記USB接続部30は、直接或いはUSBケーブルを介して角型USBコネクタが接続可能とされた平型USBコネクタである。また、前記ハードディスク26には、後述する動作検出手段44により検出される動作に基づいて所定の演奏音を出力させるための演奏データを記憶する演奏データベース40が設けられている。
前記USBカメラ14は、レンズから入射される映像を撮像素子であるCCD(charge coupled device)等により検知し、その映像を電子情報(映像データ)として取得する所謂デジタルカメラである。このUSBカメラ14は、USB接続部として角型USBコネクタを備えており、前記コンピュータ装置12のUSB接続部30に接続されることによりそのコンピュータ装置12との間で情報の通信が可能とされる。
図3は、前記コンピュータ装置12のCPU20に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図3に示す映像解析手段42は、前記USBカメラ14から前記USB接続部30等を介して供給される映像データを解析する。好適には、その映像データがRGB(Red Green Blue)カラーモデルすなわち映像を赤、緑、及び青の3成分で表現するモデルである場合には、HSI(Hue Saturation Intensity)カラーモデルすなわち映像を色相、彩度、及び明度の3要素で表現するモデルへの変換を行う。そして、HSIカラーモデルに変換された映像データについてラベリング処理のために仮ラベルをつけていく仮ラベル付処理、及びその仮ラベルを用いてのラベリング処理を行う。
上記仮ラベル付処理では、先ず、前記RAM24やハードディスク26等の記憶装置に仮想的な空間を用意すると共に、その空間を零で初期化する。次に、色相、彩度、及び明度が所定の範囲内であるピクセルを、対応する仮想空間へ仮ラベル付していく。この所定範囲は、好適には、利用者16の手部18が往々にして裸出していることに鑑みて人間の肌の色を示す値とされ、例えば、H=25±15、S=0.2±0.15、I=0.7±0.2である。上記仮ラベルは1から始まる値であり、上記範囲から外れた場合はそのラベル値を零としてセットする。次に、所定位置例えば右上の座標から判定を開始し、判定座標の隣接右下のラベルの値をその時点における座標のラベル値とする。隣接右下のラベルの仮ラベル値が零であり且つ隣接右が零でないラベル値の場合、隣接右下のラベルの仮ラベル値を右下の値にセットし直す。隣接右下のラベルの仮ラベル値が零であり且つ2つ右隣が零でなければ、2つ右隣の値を隣接右下のラベルの仮ラベル値としてセットし直す。隣接右下のラベルの仮ラベル値が零であり且つ隣接下が零でなければ、隣接下2つ右隣の値を隣接右下のラベルの仮ラベル値としてセットし直す。以上の処理を行っても隣接右下のラベルの仮ラベル値が零である場合には、新規ラベル値を1加え、隣接右下のラベル値として代入する。そして、その時点における座標を前記RAM24やハードディスク26等の記憶装置において同じ仮ラベルのリストに記憶する。
上記仮ラベル付処理に続いて、仮想空間の仮ラベルを用いてラベリング処理を行う。このラベリング処理では、先ず、所定位置例えば左上から走査を開始し、零でないラベルを検出する。次に、そのラベル値と右隣のラベル値を比較し、それらが異なる場合には、それら2つのラベルのグループのリストが前記RAM24やハードディスク26等の記憶装置に記憶されているか否かを調べ、どちらも記憶されている場合にはそれらを結合する。次に、左下、下、右下に対して順次上記と同様の処理を行う。
前記動作検出手段44は、前記映像解析手段42により解析された映像データに基づいてその映像データにおける利用者16の少なくとも一方、好適には両方の手部18の動作を検出する。ここで、利用者の手部とは、利用者の腕部における少なくとも手首から先を含む部分を言う。また、手部の動作とは、好適には、その手首から先の部分における重心座標の移動を言う。すなわち、前記映像解析手段42により解析される各クラスタの面積を算出し、その面積に基づいて利用者16の手部を検出する。利用者16の上半身において肌が裸出している部分が顔部及び両手部である場合、その顔部の面積が最も大きく、次に両手部の面積が大きいと考えられるので、面積が2番目に大きい部分及び3番目に大きい部分のクラスタの重心座標をそれぞれの手部の位置座標として算出する。重心座標は単純に各点の座標の平均値を求めるだけのものであってもよいし、より複雑な計算を行ってもよい。そして、そのようにして算出される手部の位置座標の軌跡を利用者16の両手部18それぞれの動作として検出する。
前記演奏制御手段46は、予め定められた関係から前記動作検出手段44により検出される利用者16の手部18の動作に基づいて演奏出力を行う。具体的には、前記演奏データベース40に記憶された演奏データを用い、前記動作検出手段44により算出される利用者16の手部18の位置座標の移動軌跡に基づいて、前記サウンドボード38により所定の演奏音を生成或いは再生し、前記スピーカ36を介してその演奏音を出力させる。この演奏制御手段46は、前記動作検出手段44により検出される利用者16の手部18の動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させる。以下、その演奏の態様を例示する。
図4は、本実施例の演奏システム10における演奏形態の一例を説明する図である。この図4に示す態様において、前記演奏制御手段46は、前記演奏データベース40に記憶された演奏データを用い、予め定められた関係に基づいて、前記動作検出手段44により検出される利用者16の一方の手部18(図4では右手部18r)の動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させると共に、他方の手部18(図4では左手部18l)の動作に基づいて、出力される演奏音の音量を変化させる。すなわち、この態様では、前記動作検出部44により検出される利用者16の右手部18rの、所定位置(図4ではx0の点線で示す位置)を基準位置とするx座標(横方向の座標)に基づいて音程を変化させると共に、所定位置(図4ではy0の点線で示す位置)を基準位置とする左手部18lのy座標(縦方向の座標)に基づいて音量を変化させる。好適には、上記x座標及びy座標の絶対値すなわち基準位置からの距離に比例した音程及び音量となるように制御する。これにより、よく知られた電子楽器であるテルミン様の演奏形態が実現される。また、利用者16周辺に機械がない分旧来のテルミンよりも自由度の高い演奏が実現できる。なお、この態様では、旧来のテルミンと同じような演奏音を出力させてもよいし、まったく別の演奏音を出力させてもよい。更には、利用者の所望に応じて演奏音の種類を変更できるようにしても構わない。
図5は、本実施例の演奏システム10における演奏形態の他の一例を説明する図である。この図5に示す態様において、前記演奏制御手段46は、前記演奏データベース40に記憶された演奏データを用い、予め定められた関係に基づいて、前記動作検出手段44により検出される利用者16の両方の手部18r、18lの相対位置関係に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させる。例えば、図5に示すように、前記動作検出手段44により検出される利用者16の右手部18rと左手部18lとの高さ方向の相対距離hと、右手部18rと左手部18lとの幅方向の相対距離wとに基づいて、それら右手部18rと左手部18lとの相対位置関係に対応する音程の演奏音を出力させる。この態様では、前記演奏制御手段46は、例えば、前記動作検出手段44の検出結果に基づいて出力される演奏音の音程を変化させるための関係の一例である図6に示すテーブル48に従って演奏音を出力させる。すなわち、このテーブル48では、利用者16の右手部18rと左手部18lとの相対位置関係に対応する音程が、それら右手部18rと左手部18lとの高さ方向の相対距離h及び幅方向の相対距離wそれぞれについて距離1mm毎に定められており、前記演奏制御手段46は、前記動作検出手段44により検出される利用者16の両方の手部18r、18lの相対位置関係に対応する音程をこのテーブル48から読み出し、その音程の演奏音を出力させる。これにより従来になかったまったく新しい演奏形態を実現できる。また、両手部18r、18lの相対位置関係に応じて演奏を行うものであることから、その手部18r、18lの動作にダンスとしての要素を付与することができ、所謂パラパラ様のダンスと演奏とを複合させた、まったく新しい音楽芸術形態を実現できる。なお、上記形態と同様に、利用者の所望に応じて演奏音の種類を変更できるようにしてもよい。
図7は、前記コンピュータ装置12のCPU20による演奏制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、前記コンピュータ装置12の入力装置28を介して所定の操作が行われる等して本実施例の演奏システム10による演奏が開始されたか否かが判断される。このS1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、S1の判断が肯定される場合には、S2において、前記USB接続部30を介して供給される、前記USBカメラ14により撮影された映像データにおけるRGB値がHSI値へと変換されると共に、仮ラベル付処理が実行される。次に、S3において、S2にて付けられた仮ラベルを用いてラベリング処理が実行される。次に、前記動作検出手段44の動作に対応するS4において、S3にてラベリングされた映像データにおける、利用者16の両手部18r、18lに対応する部位の動作の解析、検出処理が実行される。次に、前記演奏制御手段46の動作に対応するS5において、S4にて検出された利用者の両手部18r、18lの動作に応じて、前記演奏データベース40に記憶された演奏データを用いて所定の演奏音が出力された後、S6において、前記コンピュータ装置12の入力装置28を介して所定の操作が行われる等して本実施例の演奏システム10による演奏が終了させられたか否かが判断される。このS6の判断が否定される場合には、S2以下の処理が再び実行されるが、S6の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、S2及びS3が前記映像解析手段42の動作に対応する。
このように、本実施例によれば、利用者16の映像を撮影するための撮像装置であるUSBカメラ14を備え、そのUSBカメラ14により撮影された利用者16の映像に基づいてその利用者16の少なくとも一方の手部18の動作を検出する動作検出手段44(S4)と、予め定められた関係から、その動作検出手段44により検出される手部18の動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させる演奏制御手段46(S5)とを、備えたものであることから、利用者16の手部18の動作に応じて音程が変化する目新しい演奏形態が実現できることに加え、演奏システムに習熟することによりその演奏システム独自の可能性を模索するといった発展性も期待できる。すなわち、簡単な構成により目新しく発展性の高い演奏形態を実現する演奏システム10を提供することができる。
また、前記動作検出手段44は、前記USBカメラ14により撮影された利用者16の映像における色相、彩度、及び明度に基づいてその利用者16の少なくとも一方の手部18の動作を検出するものであるため、RGBカラーモデルよりも人間の肌の色が検出し易いHSIカラーモデルにより、簡単且つ実用的な態様で利用者16の手部18の動作を検出することができるという利点がある。
また、前記動作検出手段44は、前記USBカメラ14により撮影された利用者16の映像に基づいてその利用者16の両方の手部18r、18lの動作を検出するものであり、前記演奏制御手段46は、予め定められた関係から、前記動作検出手段44により検出される一方の手部18rの動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させると共に、他方の手部18lの動作に基づいて、出力される演奏音の音量を変化させるものであるため、簡単且つ実用的な態様でテルミン様の演奏形態を実現できるという利点がある。
また、前記動作検出手段44は、前記USBカメラ14により撮影された利用者16の映像に基づいてその利用者16の両方の手部18r、18lの動作を検出するものであり、前記演奏制御手段46は、予め定められた関係から、前記動作検出手段44により検出される両方の手部18r、18lの相対位置関係に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させるものであるため、簡単且つ実用的な態様で従来になかったまったく新しい演奏形態を実現できるという利点がある。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記映像解析手段42及び動作検出手段44は、利用者16の身体において肌が裸出した部分としての両手部18r、18lを、HSIカラーモデルにおける人間の肌の色を示す値に基づいて検出するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、予め利用者16の両手部18r、18lにそれぞれ別色又は同色のマーカを貼り付ける等しておき、そのマーカの色を検出することにより利用者16の両手部18の動作を検出するものであってもよい。
また、前述した実施例において、前記映像解析手段42及び動作検出手段44により検出された利用者16の動作は、前記演奏制御手段46により演奏音を変化させることにのみ用いられていたが、例えば、その検出された動作に基づいてダンスを踊るアバタを前記ディスプレイ32に表示させるような態様も考えられる。このようにすれば、本実施例の演奏システム10におけるダンスの要素を視覚的に確認しつつ演奏を行うことができ、より嗜好性の高い演奏システムを実現できる。
また、前述の実施例では、制御装置であるコンピュータ装置12と、撮像装置であるUSBカメラ14とがそれぞれ別体の装置として備えられた演奏システム10について説明したが、それら制御装置及び撮像装置が一体的に備えられた演奏装置により本発明の演奏システムが実現されるものであっても当然に構わない。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施例である演奏システムを説明する図である。 図1の演奏システムに備えられたコンピュータ装置の構成を説明するブロック線図である。 図2のコンピュータ装置のCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図1の演奏システムにおける演奏形態の一例を説明する図である。 図1の演奏システムにおける演奏形態の他の一例を説明する図である。 図5の演奏形態において用いられる、利用者の両手部の相対位置と演奏音との対応関係を示すテーブルである。 図2のコンピュータ装置のCPUによる演奏制御の要部を説明するフローチャートである。
符号の説明
10:演奏システム
14:USBカメラ(撮像装置)
16:利用者
18:手部
44:動作検出手段
46:演奏制御手段
48:テーブル(関係)

Claims (4)

  1. 利用者の身体の一部の動作を検出してその動作に基づく演奏を行う演奏システムであって、
    利用者の映像を撮影するための撮像装置を備え、
    該撮像装置により撮影された利用者の映像に基づいて該利用者の少なくとも一方の手部の動作を検出する動作検出手段と、
    予め定められた関係から、該動作検出手段により検出される手部の動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させる演奏制御手段と
    を、備えたものであることを特徴とする演奏システム。
  2. 前記動作検出手段は、前記撮像装置により撮影された利用者の映像における色相、彩度、及び明度に基づいて該利用者の少なくとも一方の手部の動作を検出するものである請求項1の演奏システム。
  3. 前記動作検出手段は、前記撮像装置により撮影された利用者の映像に基づいて該利用者の両方の手部の動作を検出するものであり、前記演奏制御手段は、予め定められた関係から、前記動作検出手段により検出される一方の手部の動作に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させると共に、他方の手部の動作に基づいて、出力される演奏音の音量を変化させるものである請求項1又は2の演奏システム。
  4. 前記動作検出手段は、前記撮像装置により撮影された利用者の映像に基づいて該利用者の両方の手部の動作を検出するものであり、前記演奏制御手段は、予め定められた関係から、前記動作検出手段により検出される両方の手部の相対位置関係に基づいて、出力される演奏音の音程を変化させるものである請求項1又は2の演奏システム。
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