JP2008074829A - グルココルチコイド受容体結合活性を有する新規1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン誘導体 - Google Patents

グルココルチコイド受容体結合活性を有する新規1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン誘導体 Download PDF

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Abstract

【課題】新規1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン誘導体の合成研究及びその誘導体の薬理作用を見出す。
【解決手段】式(1)で表される化合物。式中、R1はハロゲン、アルキル、複素環基等、pは0〜5、Rはハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ基等、qは0〜2、Rは水素、アルキル、アルキルカルボニルカルボニル基等、R及びR5は水素、ハロゲン、アルキル、複素環基等、R6は水素、アルキル、複素環基等、Aはアルキレン、R7はOR、NR、SR、S(O)R、S(O)、XはO、Sを示す。
Figure 2008074829

【選択図】なし

Description

本発明は医薬として有用な新規1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン誘導体又はその塩に関する。その誘導体はグルココルチコイド受容体に対する結合活性を有し、非ステロイド構造のグルココルチコイド受容体モジュレーター(グルココルチコイド受容体アゴニスト及び/又はグルココルチコイド受容体アンタゴニスト)として有用である。
グルココルチコイド受容体は、核内レセプタースーパーファミリーに属する94kDaのリガンド−活性化細胞内転写調節因子である。この受容体は炭水化物・タンパク質・脂肪等の代謝調節、免疫・炎症反応の抑制、中枢神経系の活性化、心血管系機能の調節、基礎・ストレス関連ホメオスタシス等、に影響を及ぼすグルココルチコイド作用のメディエーターである。グルココルチコイド作用が関与する疾患としては、糖尿病、肥満等の代謝異常疾患、関節炎、腸炎、慢性閉塞性肺疾患等の炎症性疾患、膠原病等の自己免疫疾患、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎・結膜炎等のアレルギー性疾患、精神病、アルツハイマー、薬物使用障害等の中枢神経系疾患、高血圧、高カルシウム血症、高インシュリン血症、高脂血症等の心血管系疾患、神経・免疫・内分泌のバランス異常をきたすホメオスタシス関連疾患、緑内障等が知られている(
)。
よって、グルココルチコイド受容体に対して結合活性を有する化合物は、これら疾患の予防及び/又は治療剤として有用であると考えられている。
グルココルチコイド受容体に対して結合活性を有する化合物としては、コルチゾール、コルチコステロン等の生体内で作られるグルココルチコイド受容体アゴニスト、デキサメタゾン、プレドニゾン、プレドニシロン等の合成グルココルチコイド受容体アゴニスト、RU486等の非選択的グルココルチコイド受容体アンタゴニスト等が知られている(
)。
一方、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン構造を有する化合物が、特許文献2、特許文献3等に開示されている。特許文献2に開示されている化合物はカルボキシ基を必須とするプロテインチロシンフォスファターゼ阻害剤に関するものである。一方、特許文献3には、非常に膨大な数の1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン構造を有する化合物が、抗ウイルス剤として開示されている。しかし、いずれの文献にも本発明化合物の具体的な開示はなされていない。
総合臨床,54(7),1951−2076(2005) 特開2002−193955号公報 国際公開第04/099192号パンフレット 特開平5−148243号公報
新規1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン誘導体の合成研究及びその誘導体の薬理作用を見出すことは非常に興味深い課題である。
本発明者等は新たな化学構造を有する1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン誘導体の合成研究を行い、数多くの新規化合物を創製することに成功した。さらに、その誘導体の薬理作用について研究した結果、本発明者は、その誘導体がグルココルチコイド受容体に対して結合活性を有し、医薬として有用であることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は下記一般式(1)で表される化合物又はその塩(以下、「本発明化合物」とする)及びそれらを含む医薬組成物に関する。また、その医薬用途における好ましい発明は、グルココルチコイド受容体モジュレーターに関するものであり、その対象疾患としては、グルココルチコイド作用が関与する疾患、すなわち、糖尿病、肥満等の代謝異常疾患、関節炎、腸炎、慢性閉塞性肺疾患等の炎症性疾患、膠原病等の自己免疫疾患、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎・結膜炎等のアレルギー性疾患、精神病、アルツハイマー、薬物使用障害等の中枢神経系疾患、高血圧、高カルシウム血症、高インシュリン血症、高脂血症等の心血管系疾患、神経・免疫・内分泌のバランス異常をきたすホメオスタシス関連疾患、緑内障等が挙げられる。特に好ましい発明は、これらの疾患の予防又は治療剤に関する発明である。
Figure 2008074829
[R1はハロゲン原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、置換基を有してもよい低級アルコキシ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよい複素環オキシ基、メルカプト基、メルカプト基のエステル、置換基を有してもよい低級アルキルチオ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルチオ基、置換基を有してもよいアリールチオ基、置換基を有してもよい複素環チオ基、アミノ基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基、置換基を有してもよい複素環アミノ基、アミノ基のアミド、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基のアミド、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基のアミド、置換基を有してもよいアリールアミノ基のアミド、置換基を有してもよい複素環アミノ基のアミド、ホルミル基、置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルカルボニル基、置換基を有してもよいアリールカルボニル基、置換基を有してもよい複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、置換基を有してもよい低級アルキルスルホニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルスルホニル基、置換基を有してもよいアリールスルホニル基、置換基を有してもよい複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基又はシアノ基を示し;
pは0〜5の整数を示し;
pが2〜5の場合、各R1は同一又は異なってもよく;
2はハロゲン原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル又は置換基を有してもよい低級アルコキシ基を示し;
qは0〜2の整数を示し;
qが2の場合、各R2は同一又は異なってもよく;
3は水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルカルボニル基又は置換基を有してもよいアリールカルボニル基を示し;
4及びR5は同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基又は置換基を有してもよい複素環基を示し;
4とR5は一緒になって置換基を有してもよい3〜8員の低級シクロアルカン環を形成してもよく;
は水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基又は置換基を有してもよい複素環基を示し;
Aは置換基を有してもよい低級アルキレン基を示し;
7はOR8、NR89、SR8、S(O)R8又はS(O)28を示し;
8及びRは同一又は異なって、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、ホルミル基、置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキニルカルボニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルカルボニル基、置換基を有してもよいアリールカルボニル基、置換基を有してもよい複素環カルボニル基、カルボキシ基、置換基を有してもよい低級アルコキシカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルオキシカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキニルオキシカルボニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシカルボニル基、置換基を有してもよいアリールオキシカルボニル基、置換基を有してもよい複素環オキシカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキルスルホニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルスルホニル基、置換基を有してもよい低級アルキニルスルホニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルスルホニル基、置換基を有してもよいアリールスルホニル基、置換基を有してもよい複素環スルホニル基、アミノカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルアミノカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキニルアミノカルボニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノカルボニル基、置換基を有してもよいアリールアミノカルボニル基又は置換基を有してもよい複素環アミノカルボニル基を示し;
7がNR89の場合、R8とR9が一緒になって、置換基を有してもよい3〜8員の含窒素複素環を形成してもよく;
また、XはO又はSを示す。以下、同じ。]
本発明は医薬として有用な1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン誘導体又はその塩を提供する。本発明化合物は優れたグルココルチコイド受容体結合活性を有し、グルココルチコイド受容体モジュレーターとして有用である。特にグルココルチコイド作用が関与する疾患、すなわち、糖尿病、肥満等の代謝異常疾患、関節炎、腸炎、慢性閉塞性肺疾患等の炎症性疾患、膠原病等の自己免疫疾患、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎・結膜炎等のアレルギー性疾患、精神病、アルツハイマー、薬物使用障害等の中枢神経系疾患、高血圧、高カルシウム血症、高インシュリン血症、高脂血症等の心血管系疾患、神経・免疫・内分泌のバランス異常をきたすホメオスタシス関連疾患、緑内障等の疾患の予防又は治療剤として有用であることが期待される。
本明細書中で使用される文言(原子、基、環等)の定義について以下に詳しく説明する。
「ハロゲン原子」とは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素原子を示す。
「低級アルキル基」とは、炭素原子数が1〜8個の直鎖又は分枝のアルキル基を示す。具体例として、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル基等が挙げられる。
「低級アルケニル基」とは、炭素原子数が2〜8個の直鎖又は分枝のアルケニル基を示す。具体例として、ビニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、イソプロペニル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−ブテニル基等が挙げられる。
「低級アルキニル基」とは、炭素原子数が2〜8個の直鎖又は分枝のアルキニル基を示す。具体例として、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、イソブチニル、イソペンチニル基等が挙げられる。
「低級シクロアルキル基」とは、炭素原子数が3〜8個のシクロアルキル基を示す。具体例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチル基が挙げられる。
「低級シクロアルカン環」とは、炭素原子数が3〜8個のシクロアルカン環を示す。具体例として、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン又はシクロオクタン環が挙げられる。
「アリール基」とは、炭素原子数が6〜14個の単環式芳香族炭化水素又は2環式若しくは3環式の縮合多環式芳香族炭化水素から水素1原子を除いた残基を示す。また、炭素原子数が6〜14個の2環式若しくは3環式の縮合多環式炭化水素から水素1原子を除いた残基も本アリール基の範囲内である。具体例として、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル基、フルオレニル基等が挙げられる。
「複素環基」とは、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選択される1又は複数個のヘテロ原子を環内に有する飽和若しくは不飽和単環式複素環又は2環式若しくは3環式の縮合多環式複素環から水素1原子を除いた残基を示す。
飽和の単環式複素環の具体例として、窒素原子を環内に有するピロリジン、ピラゾリジン、イミダゾリジン、トリアゾリジン、ピペリジン、ヘキサヒドロピリダジン、ヘキサヒドロピリミジン、ピペラジン、ホモピペリジン、ホモピペラジン環等が、酸素原子を環内に有するテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン環等が、硫黄原子を環内に有するテトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラン環等が、窒素原子と酸素原子を環内に有するオキサゾリジン、イソオキサゾリジン、モルホリン環等が、窒素原子と硫黄原子を環内に有するチアゾリジン、イソチアゾリジン、チオモルホリン環等が挙げられる。
また、それらの飽和の単環式複素環はベンゼン環等と縮合してジヒドロインドール、ジヒドロインダゾール、ジヒドロベンゾイミダゾール、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロシンノリン、テトラヒドロフタラジン、テトラヒドロキナゾリン、テトラヒドロキノキサリン、ジヒドロベンゾフラン、ジヒドロイソベンゾフラン、クロマン、イソクロマン、ジヒドロベンゾチオフェン、ジヒドロイソベンゾチオフェン、チオクロマン、イソチオクロマン、ジヒドロベンゾオキサゾール、ジヒドロベンゾイソオキサゾール、ジヒドロベンゾオキサジン、ジヒドロベンゾチアゾール、ジヒドロベンゾイソチアゾール、ジヒドロベンゾチアジン、キサンテン、4a−カルバゾール、ペリミジン環等の2環式又は3環式の縮合多環式複素環を形成してもよい。
不飽和の単環式複素環の具体例として、窒素原子を環内に有するジヒドロピロール、ピロール、ジヒドロピラゾール、ピラゾール、ジヒドロイミダゾール、イミダゾール、ジヒドロトリアゾール、トリアゾール、テトラヒドロピリジン、ジヒドロピリジン、ピリジン、テトラヒドロピリダジン、ジヒドロピリダジン、ピリダジン、テトラヒドロピリミジン、ジヒドロピリミジン、ピリミジン、テトラヒドロピラジン、ジヒドロピラジン、ピラジン環等が、酸素原子を環内に有するジヒドロフラン、フラン、ジヒドロピラン、ピラン環等が、硫黄原子を環内に有するジヒドロチオフェン、チオフェン、ジヒドロチオピラン、チオピラン環等が、窒素原子と酸素原子を環内に有するジヒドロオキサゾール、オキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、イソオキサゾール、ジヒドロオキサジン、オキサジン環等が、窒素原子と硫黄原子を環内に有するジヒドロチアゾール、チアゾール、ジヒドロイソチアゾール、イソチアゾール、ジヒドロチアジン、チアジン環等が挙げられる。
また、それらの不飽和の単環式複素環はベンゼン環等と縮合してインドール、インダゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾトリアゾール、ジヒドロキノリン、キノリン、ジヒドロイソキノリン、イソキノリン、フェナントリジン、ジヒドロシンノリン、シンノリン、ジヒドロフタラジン、フタラジン、ジヒドロキナゾリン、キナゾリン、ジヒドロキノキサリン、キノキサリン、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、クロメン、イソクロメン、ベンゾチオフェン、イソベンゾチオフェン、チオクロメン、イソチオクロメン、ベンゾオキサゾール、ベンゾイソオキサゾール、ベンゾオキサジン、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、ベンゾチアジン、フェノキサンチン、カルバゾール、β−カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナントロリン、フェナジン、フェノチアジン、フェノキサジン環等の2環式又は3環式の縮合多環式複素環を形成してもよい。
「低級アルコキシ基」とは、ヒドロキシ基の水素原子が低級アルキル基で置換された基を示す。具体例として、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキシルオキシ、n−ヘプチルオキシ、n−オクチルオキシ、イソプロポキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、イソペントキシ基等が挙げられる。
「低級アルケニルオキシ基」とは、ヒドロキシ基の水素原子が低級アルケニル基で置換された基を示す。具体例として、ビニルオキシ、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、ペンテニルオキシ、ヘキセニルオキシ、ヘプテニルオキシ、オクテニルオキシ、イソプロペニルオキシ、2−メチル−1−プロペニルオキシ、2−メチル−2−ブテニルオキシ基等が挙げられる。
「低級アルキニルオキシ基」とは、ヒドロキシ基の水素原子が低級アルキニル基で置換された基を示す。具体例として、エチニルオキシ、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、ペンチニルオキシ、ヘキシニルオキシ、ヘプチニルオキシ、オクチニルオキシ、イソブチニルオキシ、イソペンチニルオキシ基等が挙げられる。
「低級シクロアルキルオキシ基」とは、ヒドロキシ基の水素原子が低級シクロアルキル基で置換された基を示す。具体例として、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロヘプチルオキシ、シクロオクチルオキシ基が挙げられる。
「アリールオキシ基」とは、ヒドロキシ基の水素原子がアリール基で置換された基を示す。具体例として、フェノキシ、ナフトキシ、アントリルオキシ、フェナントリルオキシ基等が挙げられる。
「複素環オキシ基」とは、ヒドロキシ基の水素原子が複素環基で置換された基を示す。
「低級アルキルチオ基」とは、メルカプト基の水素原子が低級アルキル基で置換された基を示す。具体例として、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、n−ブチルチオ、n−ペンチルチオ、n−ヘキシルチオ、n−ヘプチルチオ、n−オクチルチオ、イソプロピルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ、イソペンチルチオ基等が挙げられる。
「低級シクロアルキルチオ基」とは、メルカプト基の水素原子が低級シクロアルキル基で置換された基を示す。具体例として、シクロプロピルチオ、シクロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シクロヘキシルチオ、シクロヘプチルチオ又はシクロオクチルチオ基が挙げられる。
「アリールチオ基」とは、メルカプト基の水素原子がアリール基で置換された基を示す。具体例として、フェニルチオ、ナフチルチオ、アントリルチオ、フェナントリルチオ基等が挙げられる。
「複素環チオ基」とは、メルカプト基の水素原子が複素環基で置換された基を示す。
「低級アルキルアミノ基」とは、アミノ基の一方又は両方の水素原子が低級アルキル基で置換された基を示す。具体例として、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメルアミノ、ジエチルアミノ、エチル(メチル)アミノ基等が挙げられる。
「低級シクロアルキルアミノ基」とは、アミノ基の一方若しくは両方の水素原子が低級シクロアルキル基で置換された基又はアミノ基の一方の水素原子が低級シクロアルキル基で、他方の水素原子が低級アルキル基、低級アルケニル基若しくは低級アルキニル基で置換された基を示す。具体例として、シクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、シクロヘプチルアミノ、シクロオクチルアミノ、ジシクロヘキシルアミノ、シクロヘキシル(メチル)アミノ、シクロヘキシル(ビニル)アミノ、シクロヘキシル(エチニル)アミノ基等が挙げられる。
「アリールアミノ基」とは、アミノ基の一方若しくは両方の水素原子がアリール基で置換された基又はアミノ基の一方の水素原子がアリール基で、他方の水素原子が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基若しくは低級シクロアルキル基で置換された基を示す。具体例として、フェニルアミノ、ナフチルアミノ、アントリルアミノ、フェナントリルアミノ、ジフェニルアミノ、メチル(フェニル)アミノ、エチル(フェニル)アミノ、フェニル(ビニル)アミノ、エチニル(フェニル)アミノ、シクロヘキシル(フェニル)アミノ基等が挙げられる。
「複素環アミノ基」とは、アミノ基の一方若しくは両方の水素原子が複素環基で置換された基又はアミノ基の一方の水素原子が複素環基で、他方の水素原子が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基若しくはアリール基で置換された基を示す。
「低級アルキルカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級アルキル基で置換された基を示す。具体例としてメチルカルボニル、エチルカルボニル、n−プロピルカルボニル、n−ブチルカルボニル、n−ペンチルカルボニル、n−ヘキシルカルボニル、n−ヘプチルカルボニル、n−オクチルカルボニル、イソプロピルカルボニル、イソブチルカルボニル、sec−ブチルカルボニル、tert−ブチルカルボニル、イソペンチルカルボニル基等が挙げられる。
「低級アルケニルカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級アルケニル基で置換された基を示す。具体例として、ビニルカルボニル、プロペニルカルボニル、ブテニルカルボニル、ペンテニルカルボニル、ヘキセニルカルボニル、ヘプテニルカルボニル、オクテニルカルボニル、イソプロペニルカルボニル、2−メチル−1−プロペニルカルボニル、2−メチル−2−ブテニルカルボニル基等が挙げられる。
「低級アルキニルカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級アルキニル基で置換された基を示す。具体例として、エチニルカルボニル、プロピニルカルボニル、ブチニルカルボニル、ペンチニルカルボニル、ヘキシニルカルボニル、ヘプチニルカルボニル、オクチニルカルボニル、イソブチニルカルボニル、イソペンチニルカルボニル基等が挙げられる。
「低級シクロアルキルカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級シクロアルキル基で置換された基を示す。具体例として、シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘプチルカルボニル又はシクロオクチルカルボニル基が挙げられる。
「アリールカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子がアリール基で置換された基を示す。具体例として、フェニルカルボニル、ナフチルカルボニル、アントリルカルボニル、フェナントリルカルボニル基等が挙げられる。
「複素環カルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が複素環基で置換された基を示す。
「低級アルコキシカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級アルコキシ基で置換された基を示す。具体例として、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、n−ペントキシカルボニル、n−ヘキシルオキシカルボニル、n−ヘプチルオキシカルボニル、n−オクチルオキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、イソペントキシカルボニル基等が挙げられる。
「低級アルケニルオキシカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級アルケニルオキシ基で置換された基を示す。具体例として、ビニルオキシカルボニル、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、ペンテニルオキシカルボニル、ヘキセニルオキシカルボニル、ヘプテニルオキシカルボニル、オクテニルオキシカルボニル、イソプロペニルオキシカルボニル、2−メチル−1−プロペニルオキシカルボニル、2−メチル−2−ブテニルオキシカルボニル基等が挙げられる。
「低級アルキニルオキシカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級アルキニルオキシ基で置換された基を示す。具体例として、エチニルオキシカルボニル、プロピニルオキシカルボニル、ブチニルオキシカルボニル、ペンチニルオキシカルボニル、ヘキシニルオキシカルボニル、ヘプチニルオキシカルボニル、オクチニルオキシカルボニル、イソブチニルオキシカルボニル、イソペンチニルオキシカルボニル基等が挙げられる。
「低級シクロアルキルオキシカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級シクロアルキルオキシ基で置換された基を示す。具体例として、シクロプロピルオキシカルボニル、シクロブチルオキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、シクロヘプチルオキシカルボニル、シクロオクチルオキシカルボニル基が挙げられる。
「アリールオキシカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子がアリールオキシ基で置換された基を示す。具体例として、フェノキシカルボニル、ナフトキシカルボニル、アントリルオキシカルボニル、フェナントリルオキシカルボニル基等が挙げられる。
「複素環オキシカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が複素環オキシ基で置換された基を示す。
「低級アルキルアミノカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級アルキルアミノ基で置換された基を示す。具体例として、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、エチルメチルアミノカルボニル基等が挙げられる。
「低級アルケニルアミノカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級アルケニルアミノ基で置換された基を示す。具体例として、ビニルアミノカルボニル、プロペニルアミノカルボニル、ブテニルアミノカルボニル、ペンテニルアミノカルボニル、ヘキセニルアミノカルボニル、ヘプテニルアミノカルボニル、オクテニルアミノカルボニル、イソプロペニルアミノカルボニル、2−メチル−1−プロペニルアミノカルボニル、2−メチル−2−ブテニルアミノカルボニル、ジビニルアミノカルボニル、メチル(ビニル)アミノカルボニル基等が挙げられる。
「低級アルキニルアミノカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級アルキニルアミノ基で置換された基を示す。具体例として、エチニルアミノカルボニル、プロピニルアミノカルボニル、ブチニルアミノカルボニル、ペンチニルアミノカルボニル、ヘキシニルアミノカルボニル、ヘプチニルアミノカルボニル、オクチニルアミノカルボニル、イソブチニルアミノカルボニル、イソペンチニルアミノカルボニル、ジエチニルアミノカルボニル、エチニル(メチル)アミノカルボニル、エチニル(ビニル)アミノカルボニル基等が挙げられる。
「低級シクロアルキルアミノカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が低級シクロアルキルアミノ基で置換された基を示す。具体例として、シクロプロピルアミノカルボニル、シクロブチルアミノカルボニル、シクロペンチルアミノカルボニル、シクロヘキシルアミノカルボニル、シクロヘプチルアミノカルボニル、シクロオクチルアミノカルボニル、ジシクロヘキシルアミノカルボニル、シクロヘキシル(メチル)アミノカルボニル、シクロヘキシル(ビニル)アミノカルボニル、シクロヘキシル(エチニル)アミノカルボニル基等が挙げられる。
「アリールアミノカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子がアリールアミノ基で置換された基を示す。具体例として、フェニルアミノカルボニル、ナフチルアミノカルボニル、アントリルアミノカルボニル、フェナントリルアミノカルボニル、ジフェニルアミノカルボニル、メチルフェニルアミノカルボニル、エチルフェニルアミノカルボニル、フェニル(ビニル)アミノカルボニル、エチニル(フェニル)アミノカルボニル、シクロヘキシル(フェニル)アミノカルボニル基等が挙げられる。
「複素環アミノカルボニル基」とは、ホルミル基の水素原子が複素環アミノ基で置換された基を示す。
「低級アルキルスルホニル基」とは、スルホン酸基のヒドロキシ基が低級アルキル基で置換された基を示す。具体例として、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、n−ペンチルスルホニル、n−ヘキシルスルホニル、n−ヘプチルスルホニル、n−オクチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、イソペンチルスルホニル基等が挙げられる。
「低級アルケニルスルホニル基」とは、スルホン酸基のヒドロキシ基が低級アルケニル基で置換された基を示す。具体例として、ビニルスルホニル、プロペニルスルホニル、ブテニルスルホニル、ペンテニルスルホニル、ヘキセニルスルホニル、ヘプテニルスルホニル、オクテニルスルホニル、イソプロペニルスルホニル、2−メチル−1−プロペニルスルホニル、2−メチル−2−ブテニルスルホニル基等が挙げられる。
「低級アルキニルスルホニル基」とは、スルホン酸基のヒドロキシ基が低級アルキニル基で置換された基を示す。具体例として、エチニルスルホニル、プロピニルスルホニル、ブチニルスルホニル、ペンチニルスルホニル、ヘキシニルスルホニル、ヘプチニルスルホニル、オクチニルスルホニル、イソブチニルスルホニル、イソペンチニルスルホニル基等が挙げられる。
「低級シクロアルキルスルホニル基」とは、スルホン酸基のヒドロキシ基が低級シクロアルキル基で置換された基を示す。具体例として、シクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル、シクロペンチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル、シクロヘプチルスルホニル、シクロオクチルスルホニル基が挙げられる。
「アリールスルホニル基」とは、スルホン酸基のヒドロキシ基がアリール基で置換された基を示す。具体例として、フェニルスルホニル、ナフチルスルホニル、アントリルスルホニル、フェナントリルスルホニル基等が挙げられる。
「複素環スルホニル基」とは、スルホン酸基のヒドロキシ基が複素環基で置換された基を示す。
「3〜8員の含窒素複素環」とは、環内に1又は2個の窒素原子を含む飽和単環式複素環を示す。具体例として、アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、ピペラジン、モルホリン環等が挙げられる。
「低級アルキレン基」とは、炭素原子数が1〜8個の直鎖又は分枝のアルキレン基を示す。具体例として、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、メチルメチレン、エチルメチレン基等が挙げられる。
「ヒドロキシ基のエステル」とは、ヒドロキシ基とカルボン酸類とから形成されるエステル及び/又は−OCO−Rで表される基を示す。
ここで、Rは、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよい低級アルコキシ基、置換基を有してもよい低級アルケニルオキシ基、置換基を有してもよい低級アルキニルオキシ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよい複素環オキシ基、アミノ基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基又は置換基を有してもよい複素環アミノ基を示す。以下、Rは同じ。

「メルカプト基のエステル」とは、メルカプト基とカルボン酸類とから形成されるチオエステル及び/又は−SCO−Rで表される基を示す。ここで、Rは前記に同じ。

「アミノ基のアミド」とは、アミノ基とカルボン酸類とから形成されるアミド及び/又は−NHCO−Rで表される基を示す。ここで、Rは前記に同じ。

「低級アルキルアミノ基のアミド」とは低級アルキルアミノ基とカルボン酸類とから形成されるアミド及び/又は−NR’CO−Rで表される基を示す。ここで、R’ は置換基を有してもよい低級アルキル基を示し、Rは前記に同じ。

「低級シクロアルキルアミノ基のアミド」とは、低級シクロアルキルアミノ基とカルボン酸類とから形成されるアミド及び/又は−NR’’CO−Rで表される基を示す。ここで、R’’ は置換基を有してもよい低級シクロアルキル基を示し、Rは前記に同じ。

「アリールアミノ基のアミド」とは、アリールアミノ基とカルボン酸類とから形成されるアミド及び/又は−NR’’’CO−Rで表される基を示す。ここで、R’’’ は置換基を有してもよいアリール基を示し、Rは前記に同じ。

「複素環アミノ基のアミド」とは、複素環アミノ基とカルボン酸類とから形成されるアミド及び/又は−NR’’’’CO−Rで表される基をを示す。ここで、R’’’’ は置換基を有してもよい複素環基を示し、Rは前記に同じ。

「カルボン酸類」とは、RaCOOH(Raは水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基等を示す)で示される飽和脂肪族カルボン酸、不飽和脂肪族カルボン酸、アリールカルボン酸、複素環カルボン酸等を示す。具体例として、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、シクロプロパンカルボン酸、シクロブタンカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸等の飽和脂肪族カルボン酸;アクリル酸、プロピオル酸、クロトン酸、ケイ皮酸、シクロペンテンカルボン酸、シクロヘキセンカルボン酸等の不飽和脂肪族カルボン酸;安息香酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフトエ酸、トルイル酸等のアリールカルボン酸;フランカルボン酸、チオフェンカルボン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸等の複素環カルボン酸等が挙げられる。
「カルボキシ基のエステル」とは、カルボキシ基とアルコール類又はフェノール類とから形成されるエステルを示す。
「スルホン酸基のエステル」とは、スルホン酸基とアルコール類又はフェノール類とから形成されるエステルを示す。
「アルコール類」とは、RbOH(Rbは置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよい複素環基等を示す)で示される飽和脂肪族ヒドロキシ化合物、不飽和脂肪族ヒドロキシ化合物、複素環ヒドロキシ化合物等を示す。具体例として、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノール、シクロプロパノール、シクロブタノール、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール等の飽和脂肪族ヒドロキシ化合物;ビニルアルコール、アリルアルコール、プロパルギルアルコール、シクロペンテノール、シクロヘキセノール等の不飽和脂肪族ヒドロキシ化合物;ヒドロキシピペリジン、ヒドロキシテトラヒドロピラン等の複素環ヒドロキシ化合物等が挙げられる。
「フェノール類」とは、RcOH(Rcは置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基等を示す)で示されるアリールヒドロキシ化合物、複素環ヒドロキシ化合物等を示す。具体例として、フェノール、ナフトール、アントロール、フェナントロール等のアリールヒドロキシ化合物;ヒドロキシピリジン、ヒドロキシフラン、ヒドロキシチオフェン等の複素環ヒドロキシ化合物等が挙げられる。
「カルボキシ基のアミド」とは、カルボキシ基とアミン類とから形成される酸アミドを示す。
「スルホン酸基のアミド」とは、スルホン酸基とアミン類から形成される酸アミドを示す。
「アミン類」とは、HNRde[RdとReは同一又は異なって、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、複素環基等を示し、また、RdとReとが一緒になって飽和環状アミンを形成してもよい]で示されるアンモニア、飽和脂肪族アミン化合物、不飽和脂肪族アミン化合物、アリールアミン化合物、複素環アミン化合物、飽和環状アミン化合物等を示す。具体例として、アンモニア;メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ペンチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、エチルメチルアミン、シクロプロピルアミン、シクロブチルアミン、シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン等の飽和脂肪族系アミン化合物;アリルアミン、プロパルギルアミン等の不飽和脂肪族系アミン化合物;フェニルアミン、ナフチルアミン、アントリルアミン、フェナントリルアミン、ジフェニルアミン、メチルフェニルアミン、エチルフェニルアミン等のアリールアミン化合物;フリルアミン、チエニルアミン、ピロリジルアミン、ピリジルアミン、キノリルアミン、メチルピリジルアミン等の複素環アミン化合物;アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、4−メチルピペリジン等の飽和環状アミン化合物等が挙げられる。

「置換基を有してもよい低級アルキル基」、「置換基を有してもよい低級アルケニル基」「置換基を有してもよい低級アルキニル基」、「置換基を有してもよい低級アルコキシ基」、「置換基を有してもよい低級アルキルチオ基」、「置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基」、「置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級アルケニルカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級アルキニルカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級アルコキシカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級アルケニルオキシルボニル基」、「置換基を有してもよい低級アルキニルオキシカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級アルキルアミノカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級アルケニルアミノカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級アルキニルアミノカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級アルキルスルホニル基」、「置換基を有してもよい低級アルケニルスルホニル基」、「置換基を有してもよい低級アルキニルスルホニル基」又は「置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基のアミド」とは、下記、α1群から選択される1又は複数個の置換基を有してもよい「低級アルキル基」、「低級アルケニル基」、「低級アルキニル基」、「低級アルコキシ基」、「低級アルキルチオ基」、「低級アルキルアミノ基」、「低級アルキルカルボニル基」、「低級アルケニルカルボニル基」、「低級アルキニルカルボニル基」、「低級アルコキシカルボニル基」、「低級アルケニルオキシルボニル基」、「低級アルキニルオキシカルボニル基」、「低級アルキルアミノカルボニル基」、「低級アルケニルアミノカルボニル基」、「低級アルキニルアミノカルボニル基」、「低級アルキルスルホニル基」、「低級アルケニルスルホニル基」、「低級アルキニルスルホニル基」又は「低級アルキルアミノ基のアミド」を示す。
[α1群]
ハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲンで置換された低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級アルキニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、メルカプト基、メルカプト基のエステル、低級アルキルチオ基、低級アルケニルチオ基、低級アルキニルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルフィン酸基、スルフィン酸基のエステル、スルフィン酸基のアミド、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基。

「置換基を有してもよい低級シクロアルキル基」、「置換基を有してもよいアリール基」、「置換基を有してもよい複素環基」、「置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基」、「置換基を有してもよいアリールオキシ基」、「置換基を有してもよい複素環オキシ基」、「置換基を有してもよい低級シクロアルキルチオ基」、「置換基を有してもよいアリールチオ基」、「置換基を有してもよい複素環チオ基」、「置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基」、「置換基を有してもよいアリールアミノ基」、「置換基を有してもよい複素環アミノ基」、「置換基を有してもよい低級シクロアルキルカルボニル基」、「置換基を有してもよいアリールカルボニル基」、「置換基を有してもよい複素環カルボニル基」、「置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシカルボニル基」、「置換基を有してもよいアリールオキシカルボニル基」、「置換基を有してもよい複素環オキシカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノカルボニル基」、「置換基を有してもよいアリールアミノカルボニル基」、「置換基を有してもよい複素環アミノカルボニル基」、「置換基を有してもよい低級シクロアルキルスルホニル基」、「置換基を有してもよいアリールスルホニル基」、「置換基を有してもよい複素環スルホニル基」、「置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基のアミド」、「置換基を有してもよいアリールアミノ基のアミド」又は「置換基を有してもよい複素環アミノ基のアミド」とは、下記、β1群から選択される1又は複数個の置換基を有してもよい「低級シクロアルキル基」、「アリール基」、「複素環基」、「低級シクロアルキルオキシ基」、「アリールオキシ基」、「複素環オキシ基」、「低級シクロアルキルチオ基」、「アリールチオ基」、「複素環チオ基」、「低級シクロアルキルアミノ基」、「アリールアミノ基」、「複素環アミノ基」、「低級シクロアルキルカルボニル基」、「アリールカルボニル基」、「複素環カルボニル基」、「低級シクロアルキルオキシカルボニル基」、「アリールオキシカルボニル基」、「複素環オキシカルボニル基」、「低級シクロアルキルアミノカルボニル基」、「アリールアミノカルボニル基」、「複素環アミノカルボニル基」、「低級シクロアルキルスルホニル基」、「アリールスルホニル基」、「複素環スルホニル基」、「低級シクロアルキルアミノ基のアミド」、「アリールアミノ基のアミド」又は「複素環アミノ基のアミド」を示す。
[β1群]
ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級アルキニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、メルカプト基、メルカプト基のエステル、低級アルキルチオ基、低級アルケニルチオ基、低級アルキニルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルフィン酸基、スルフィン酸基のエステル、スルフィン酸基のアミド、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基、シアノ基、低級アルキルアミノカルボニルオキシ基及びアリールアミノカルボニルオキシ基。

本発明でいう「複数個の基」とは、夫々の基が同一であっても異なるものであってもよく、その個数は、2個の場合が好ましい。また、水素原子やハロゲン原子も「基」の概念に含まれる。

本発明でいう「グルココルチコイド受容体モジュレーター」とは、グルココルチコイド受容体と結合することにより、医薬的作用を発現させるものをいう。例えば、グルココルチコイド受容体アゴニスト、グルココルチコイド受容体アンタゴニスト等が挙げられる。

本発明化合物における「塩」とは、医薬として許容される塩であれば、特に制限はなく、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等の無機酸との塩、酢酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、グルコン酸、グルコヘプト酸、グルクロン酸、テレフタル酸、メタンスルホン酸、乳酸、馬尿酸、1,2−エタンジスルホン酸、イセチオン酸、ラクトビオン酸、オレイン酸、パモ酸、ポリガラクツロン酸、ステアリン酸、タンニン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、硫酸ラウリルエステル、硫酸メチル、ナフタレンスルホン酸、スルホサリチル酸等の有機酸との塩、臭化メチル、ヨウ化メチル等との四級アンモニウム塩、臭素イオン、塩素イオン、ヨウ素イオン等のハロゲンイオンとの塩、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属との塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属との塩、鉄、亜鉛等との金属塩、アンモニアとの塩、トリエチレンジアミン、2−アミノエタノール、2,2−イミノビス(エタノール)、1−デオキシ−1−(メチルアミノ)−2−D−ソルビトール、2−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、プロカイン、N,N−ビス(フェニルメチル)−1,2−エタンジアミン等の有機アミンとの塩等が挙げられる。

本発明化合物に幾何異性体又は光学異性体が存在する場合は、それらの異性体も本発明の範囲に含まれる。

また、本発明化合物は水和物又は溶媒和物の形態をとっていてもよい。

本発明化合物にプロトン互変異性が存在する場合には、それらの互変異性体も本発明に含まれる。

本発明化合物に結晶多形が存在する場合には、それらの結晶多形体も本発明に含まれる。

(a)本発明化合物における好ましい例として、一般式(1)で示される化合物又はその塩において、各基が下記に示す基である化合物又はその塩が挙げられる。
一般式(1)において、
(a1)R1がハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、メルカプト基、メルカプト基のエステル、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基又はシアノ基を示し;
1が低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルアミノ基、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基又は低級アルキルスルホニル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルコキシ基、該低級アルキルチオ基、該低級アルキルアミノ基、該低級アルキルアミノ基のアミド、該低級アルキルカルボニル基又は該低級アルキルスルホニル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
1が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基又は複素環スルホニル基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルオキシ基、該アリールオキシ基、該複素環オキシ基、該低級シクロアルキルチオ基、該アリールチオ基、該複素環チオ基、該低級シクロアルキルアミノ基、該アリールアミノ基、該複素環アミノ基、該低級シクロアルキルアミノ基のアミド、該アリールアミノ基のアミド、該複素環アミノ基のアミド、該低級シクロアルキルカルボニル基、該アリールカルボニル基、該複素環カルボニル基、該低級シクロアルキルスルホニル基、該アリールスルホニル基又は該複素環スルホニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;及び/又は、
(a2)pが0〜3の整数を示し;
pが2又は3の場合、各R1は同一又は異なってもよく;及び/又は、
(a3)R2がハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基又は低級アルコキシ基を示し;
及び/又は、
(a4)qが0〜2の整数を示し;
qが2の場合、各R2は同一又は異なってもよく;及び/又は、
(a5)R3が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基又はアリールカルボニル基を示し;
3が低級アルキル基又は低級アルキルカルボニル基の場合、該低級アルキル基又は該低級アルキルカルボニル基はハロゲン原子及びアリール基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
3がアリールカルボニル基の場合、該アリールカルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、低級アルコキシ基及びハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;及び/又は、
(a6)R4及びR5が同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール又は複素環基を示し;
4又はR5が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
4又はR5が低級シクロアルキル基、アリール又は複素環基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール又は該複素環基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
4とR5が一緒になって、3〜8員の低級シクロアルカン環を形成してもよく;及び/又は、
(a7)R6が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基又は低級シクロアルキル基を示し;
6が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基又は低級シクロアルキル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルキニル基又は該低級シクロアルキル基はハロゲン原子及びアリール基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;及び/又は、
(a8)Aがヒドロキシ基又はハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキレン基を示し;及び/又は、
(a9)R7がOR8、NR89又はSR8を示し;
8及びRが同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルケニルオキシカルボニル基、低級アルキニルオキシカルボニル基、低級シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルケニルスルホニル基、低級アルキニルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、アミノカルボニル基、低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルケニルアミノカルボニル基、低級アルキニルアミノカルボニル基、低級シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基又は複素環アミノカルボニル基を示し;
8又はR9が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルケニルオキシカルボニル基、低級アルキニルオキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルケニルスルホニル基、低級アルキニルスルホニル基、低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルケニルアミノカルボニル基又は低級アルキニルアミノカルボニル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルキニル基、該低級アルキルカルボニル基、該低級アルケニルカルボニル基、該低級アルキニルカルボニル基、該低級アルコキシカルボニル基、該低級アルケニルオキシカルボニル基、該低級アルキニルオキシカルボニル基、該低級アルキルスルホニル基、該低級アルケニルスルホニル基、該低級アルキニルスルホニル基、該低級アルキルアミノカルボニル基、該低級アルケニルアミノカルボニル基又は該低級アルキニルアミノカルボニル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
8又はR9が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、低級シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、低級シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基又は複素環アミノカルボニル基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルカルボニル基、該アリールカルボニル基、該複素環カルボニル基、該低級シクロアルキルオキシカルボニル基、該アリールオキシカルボニル基、該複素環オキシカルボニル基、該低級シクロアルキルスルホニル基、該アリールスルホニル基、該複素環スルホニル基、該低級シクロアルキルアミノカルボニル基、該アリールアミノカルボニル基又は該複素環アミノカルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級アルキニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
7がNR89の場合、R8とR9が一緒になって、5又は6員の含窒素複素環を形成してもよく;及び/又は、
(a10)XがO又はSを示す化合物又はその塩。

すなわち、一般式(1)で示される化合物において、上記(a1)、(a2)、(a3)、(a4)、(a5)、(a6)、(a7)、(a8)、(a9)及び(a10)から選択される1又は2以上の各組み合わせからなる化合物又はその塩。

(b)本発明化合物におけるより好ましい例として、一般式(1)で示される化合物又はその塩において、各基が下記に示す基である化合物又はその塩が挙げられる。
一般式(1)において、
(b1)R1がハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、ニトロ基又はシアノ基を示し;
1が低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルアミノ基、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基又は低級アルキルスルホニル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルコキシ基、該低級アルキルチオ基、該低級アルキルアミノ基、該低級アルキルアミノ基のアミド、該低級アルキルカルボニル基又は該低級アルキルスルホニル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;及び/又は、
(b2)pが0〜3の整数を示し;
pが2又は3の場合、各R1は同一又は異なってもよく;及び/又は、
(b3)qが0を示し;及び/又は、
(b4)R3が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基又はアリールカルボニル基を示し;
3が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基は1又は複数個のアリール基を置換基として有してもよく;
3がアリールカルボニル基の場合、該アリールカルボニル基はハロゲン原子及び低級アルキル基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;及び/又は、
(b5)R4及びR5が同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール又は複素環基を示し;
4又はR5が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、ニトロ基又はシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
4又はR5が低級シクロアルキル基、アリール又は複素環基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール又は該複素環基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、ニトロ基又はシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
4とR5が一緒になって3〜8員の低級シクロアルカン環を形成してもよく;及び/又は、
(b6)R6が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基又は低級シクロアルキル基を示し;
6が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基又は低級シクロアルキル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルキニル基又は該低級シクロアルキル基はハロゲン原子及びアリール基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;及び/又は、
(b7)Aが低級アルキレン基を示し;及び/又は、
(b8)R7がOR8、NR89又はSR8を示し;
8及びRが同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルケニルオキシカルボニル基、低級アルキニルオキシカルボニル基、低級シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルケニルスルホニル基、低級アルキニルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、アミノカルボニル基、低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルケニルアミノカルボニル基、低級アルキニルアミノカルボニル基、低級シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基又は複素環アミノカルボニル基を示し;
8又はR9が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルケニルオキシカルボニル基、低級アルキニルオキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルケニルスルホニル基、低級アルキニルスルホニル基、低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルケニルアミノカルボニル基又は低級アルキニルアミノカルボニル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルキニル基、該低級アルキルカルボニル基、該低級アルケニルカルボニル基、該低級アルキニルカルボニル基、該低級アルコキシカルボニル基、該低級アルケニルオキシカルボニル基、該低級アルキニルオキシカルボニル基、該低級アルキルスルホニル基、該低級アルケニルスルホニル基、該低級アルキニルスルホニル基、該低級アルキルアミノカルボニル基、該低級アルケニルアミノカルボニル基又は該低級アルキニルアミノカルボニル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、ニトロ基又はシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
8又はR9が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、低級シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、低級シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基又は複素環アミノカルボニル基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルカルボニル基、該アリールカルボニル基、該複素環カルボニル基、該低級シクロアルキルオキシカルボニル基、該アリールオキシカルボニル基、該複素環オキシカルボニル基、該低級シクロアルキルスルホニル基、該アリールスルホニル基、該複素環スルホニル基、該低級シクロアルキルアミノカルボニル基、該アリールアミノカルボニル基又は該複素環アミノカルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級アルキニルオキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、ニトロ基又はシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
7がNR89の場合、R8とR9が一緒になって、5又は6員の含窒素複素環を形成してもよく;及び/又は、
(b9)XがOを示す化合物又はその塩。

すなわち、一般式(1)で示される化合物において、上記(b1)、(b2)、(b3)、(b4)、(b5)、(b6)、(b7)、(b8)及び(b9)から選択される1又は2以上の各組み合わせからなる化合物又はその塩。

(c)本発明化合物におけるさらに好ましい例として、一般式(1)で示される化合物又はその塩において、各基が下記に示す基である化合物又はその塩が挙げられる。

一般式(1)において、
(c1)R1がハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、ニトロ基又はシアノ基を示し;
1が低級アルキル基又は低級アルコキシ基の場合、該低級アルキル基又は該低級アルコキシ基はハロゲン原子、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;及び/又は、
(c2)pが1、2又は3を示し;
pが2又は3の場合、各R1は同一又は異なってもよく;及び/又は、
(c3)qが0を示し;及び/又は、
(c4)R3が水素原子を示し;及び/又は、
(c5)R4及びR5が同一又は異なって、低級アルキル基を示し;及び/又は、
(c6)R6が水素原子、低級アルキル基又は低級アルケニル基を示し;及び/又は、
(c7)Aが低級アルキレン基を示し;及び/又は、
(c8)R7がOR8又はNR89を示し;
8及びR9が同一又は異なって、水素原子、アリール基、アリールカルボニル基又は複素環カルボニル基を示し;
8又はR9がアリール基、アリールカルボニル基又は複素環カルボニル基の場合、該アリール基、該アリールカルボニル基又は該複素環カルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、アリール基、低級アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;及び/又は、
(c9)XがOを示す化合物又はその塩。

すなわち、一般式(1)で示される化合物において、上記(c1)、(c2)、(c3)、(c4)、(c5)、(c6)、(c7)、(c8)及び(c9)から選択される1又は2以上の各組み合わせからなる化合物又はその塩。

(d)本発明化合物における特に好ましい例として、一般式(1)で示される化合物又はその塩において、各基が下記に示す基である化合物又はその塩が挙げられる。
一般式(1)において、
(d1)R1がハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、アミノ基のアミド又は低級アルキルアミノ基のアミドを示し;及び/又は、
(d2)pが2又は3を示し、この時、各R1は同一又は異なってもよく;及び/又は、
(d3)qが0を示し;及び/又は、
(d4)R3が水素原子を示し;及び/又は、
(d5)R4及びR5が同一又は異なって、低級アルキル基を示し;及び/又は、
(d6)R6が低級アルキル基を示し;及び/又は、
(d7)Aが低級アルキレン基を示し;及び/又は、
(d8)R7がOR8又はNR89を示し;
8がアリール基、アリールカルボニル基又は複素環カルボニル基を示し、この時、該アリール基、該アリールカルボニル基又は該複素環カルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、アリール基、低級アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
9が水素原子を示し;及び/又は、
(d9)XがOを示す化合物又はその塩。

すなわち、一般式(1)で示される化合物において、上記(d1)、(d2)、(d3)、(d4)、(d5)、(d6)、(d7)、(d8)及び(d9)から選択される1又は2以上の各組み合わせからなる化合物又はその塩。

(e)本発明化合物におけるR1の好ましい例として、下記の条件を充足する化合物又はその塩が挙げられる。
一般式(1)において、R1がハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、アミノ基のアミド又は低級アルキルアミノ基のアミドであり、及び上記(a)、(b)又は(c)のいずれかの条件を充足する化合物又はその塩。

(f)本発明化合物におけるR4、R5及びR6の好ましい例として、下記の条件を充足する化合物又はその塩が挙げられる。
一般式(1)において、R4、R5及びR6がメチル基であり、及び上記(a)、(b)、(c)又は(d)のいずれかの条件を充足する化合物又はその塩。

(g)本発明化合物におけるR8の好ましい例として、下記の条件を充足する化合物又はその塩が挙げられる。
一般式(1)において、R8がアリール基、アリールカルボニル基又は複素環カルボニル基であり、かつ、該アリール基がフェニル基、該アリールカルボニル基がフェニルカルボニル基及び/又は該複素環カルボニル基がチオフェンカルボニル基であり、及び上記(a)、(b)、(c)又は(d)のいずれかの条件を充足する化合物又はその塩。

(h)本発明化合物におけるAの好ましい例として、下記の条件を充足する化合物又はその塩が挙げられる。
一般式(1)において、Aがメチレン基であり、及び上記(a)、(b)、(c)又は(d)のいずれかの条件を充足する化合物又はその塩。

(i)本発明化合物におけるR1がヒドロキシ基のエステルの場合の好ましい例として、下記の条件を充足する化合物又はその塩が挙げられる。

一般式(1)のR1において、ヒドロキシ基のエステルが−OCO−Ra1を示し、該Ra1が、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよい低級アルコキシ基、置換基を有してもよい低級アルケニルオキシ基、置換基を有してもよい低級アルキニルオキシ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよい複素環オキシ基、アミノ基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基又は置換基を有してもよい複素環アミノ基であり、
より好ましくは、該Ra1が、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基を示し、
a1が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基又は低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルコキシ基、該低級アルケニルオキシ基又は該低級アルキルアミノ基はハロゲン原子、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、アミノ基、低級アルキルアミノ基、カルボキシ基及びカルボキシ基のエステルから選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
a1が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルオキシ基、該アリールオキシ基、該複素環オキシ基、該低級シクロアルキルアミノ基、該アリールアミノ基又は該複素環アミノ基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基本のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよい基であり、
特に好ましくは、該Ra1が、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級アルコキシ基、アリールオキシ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基を示し、
a1が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基はアリール基及び低級アルキルアミノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
a1がアリール基の場合、該アリール基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル及びニトロ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
a1が複素環基の場合、該複素環基は、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
a1が低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキルアミノ基は、アリール基、複素環基及びカルボキシ基のエステルから選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
a1がアリールアミノ基の場合、該アリールアミノ基はハロゲン原子、低級アルキル基、及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよい基であり、及び上記(a)、(b)、(c)、(d)又は(e)のいずれかの条件を充足する化合物又はその塩。

(j)本発明化合物におけるR1がアミノ基のアミドの場合のより好ましい例として、下記の条件を充足する化合物又はその塩が挙げられる。

一般式(1)のR1において、アミノ基のアミドが−NHCO−Rb1を示し、該Rb1が、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよい低級アルコキシ基、置換基を有してもよい低級アルケニルオキシ基、置換基を有してもよい低級アルキニルオキシ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよい複素環オキシ基、アミノ基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基又は置換基を有してもよい複素環アミノ基であり、
より好ましくは、該Rb1が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基を示し、
b1が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基又は低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルコキシ基、該低級アルケニルオキシ基又は該低級アルキルアミノ基はハロゲン原子、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、アミノ基、低級アルキルアミノ基、カルボキシ基及びカルボキシ基のエステルから選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
b1が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルオキシ基、該アリールオキシ基、該複素環オキシ基、該低級シクロアルキルアミノ基、該アリールアミノ基又は該複素環アミノ基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基本のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよい基であり、
特に好ましくは、該Rb1が、低級アルキル基、アリール基、複素環基、アリールオキシ基、低級アルキルアミノ基又はアリールアミノ基を示し、
b1が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基は1又は複数個のアミノ基を置換基として有してもよく、
b1がアリール基の場合、該アリール基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル及びニトロ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
b1が複素環基の場合、該複素環基は、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
b1が低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキルアミノ基は1又は複数個のアリール基を置換基として有してもよい基であり、及び上記(a)、(b)、(c)、(d)又は(e)のいずれかの条件を充足する化合物又はその塩。

(k)本発明化合物におけるR1が低級アルキルアミノ基のアミドの場合の好ましい例として、下記の条件を充足する化合物又はその塩が挙げられる。

一般式(1)のR1において、低級アルキルアミノ基のアミドが−NRc1CO−Rc2を示し、該Rc1が、置換基を有してもよい低級アルキル基を示し、また、該Rc2が、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよい低級アルコキシ基、置換基を有してもよい低級アルケニルオキシ基、置換基を有してもよい低級アルキニルオキシ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよい複素環オキシ基、アミノ基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基又は置換基を有してもよい複素環アミノ基であり、
より好ましくは該Rc1が低級アルキル基を示し、また、該Rc2が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基を示し、
c2が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基又は低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルコキシ基、該低級アルケニルオキシ基又は該低級アルキルアミノ基はハロゲン原子、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、アミノ基、低級アルキルアミノ基、カルボキシ基及びカルボキシ基のエステルから選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
c2が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルオキシ基、該アリールオキシ基、該複素環オキシ基、該低級シクロアルキルアミノ基、該アリールアミノ基又は該複素環アミノ基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基本のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよい基であり、
特に好ましくは、該Rc1が低級アルキル基を示し、また、該Rc2が低級アルキル基、アリール基又は複素環基を示し、
c2が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基は1又は複数個のアミノ基を置換基として有してもよく、
c2がアリール基の場合、該アリール基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル及びニトロ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
c2が複素環基の場合、該複素環基は、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく、
c2が低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキルアミノ基は1又は複数個のアリール基を置換基として有してもよい基であり、及び上記(a)、(b)、(c)、(d)又は(e)のいずれかの条件を充足する化合物又はその塩。

(l)本発明化合物における特に好ましい具体例として下記の化合物又はその塩が挙げられる。

・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(4−メトキシベンゾイルオキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(4−メチルベンゾイルオキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−ブロモロチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メチル−5−ニトロフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−[2−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシメチル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−クロロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシ−5−ニトロフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(2−アリルフェノキシメチル)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシ−5−メチルフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−イソプロピルフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−ベンゾイルオキシメチル−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−フェノキシメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−フェニルアミノメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・1−エチル−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(4−メチルベンゾイルオキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・1−(プロペン−3−イル)−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(4−メチルベンゾイルオキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(4−メトキシベンゾイルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシ−5−ニトロフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(3−フルオロベンゾイルオキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(2−クロロフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メチルチオフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(6−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(5−ベンゾイルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−7−(2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−アミノ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(5−ヒドロキシメチル−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[4−(2−クロロベンゾイルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[4−(フラン−3−イルカルボニルオキシ)−2−メトキシフェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(ピリジン−4−イルカルボニルアミノ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[4−(2−クロロベンゾイルアミノ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(4−メトキシベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−アクリロイルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−4−メトキシカルボニルオキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−4−フェノキシカルボニルオキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−4−フェノキシカルボニルアミノフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[4−(2−フルオロベンゾイルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(3−メトキシカルボニルベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[4−(2−アセトキシベンゾイルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルチオベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(6−メチルピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(オキサゾール−4−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[4−(3−アセチルベンゾイルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[4−(3−クロロチオフェン−2−イルカルボニルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メトキシピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルチオベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[4−(N−アセチル−N−メチルアミノ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(ピリジン−3−イルアミノカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(2−メトキシ−4−フェニルアミノカルボニルオキシフェニル)−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(モルホリン−4−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−ジメチルアミノカルボニルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−ブチリルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−7−[2−メトキシ−4−(チアゾール−4−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−[N−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−(9−フルオレニルメトキシカルボニル)アミノメチル]−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシ−5−ニトロフェノキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メチルフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−ベンゾイルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−(4−ベンゾイルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[4−(フラン−2−イルカルボニルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(2−メトキシベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(3−メトキシカルボニルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(3−メチルフラン−2−イルカルボニルオキシ)フェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[4−(3−ベンジルウレイド)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(3−フェニルウレイド)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−7−[2−メトキシ−4−(ピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(2−メトキシベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−7−[2−メトキシ−4−(チオフェン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン。
本発明化合物は、以下の方法により製造することができる。尚、個々の具体的な製造方法については、後述の実施例中の製造例の項で詳細に説明する。また、これらの例示は本発明をよりよく理解するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。尚、下記の合成経路中で示されているHalはハロゲン原子、MOMはメトキシメチル、Fmocは9−フルオレニルメトキシカルボニルを示す。

本発明化合物(I)−(a)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがOである化合物)は合成経路1に従い合成することができる。すなわち、本発明化合物(I)−(b)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、RがHである化合物)と対応するハロゲン化物(II)をN,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFとする)、テトラヒドロフラン(以下、THFとする)、1,4−ジオキサン、ジクロロメタン等の有機溶媒中、炭酸セシウム、炭酸カリウム等の塩基存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間反応させることにより、化合物(I)−(a)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物(I)−(b)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、RがH、RがOR、NR又はSRである化合物)は合成経路2に従い合成することができる。すなわち、化合物(III)と対応するアルコール、カルボン酸、フェノール、アミン、チオール、チオフェノール等(IV)をDMF、THF、エタノール等の有機溶媒中、炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の塩基存在下、0℃から100℃で、1時間から48時間反応させることにより、化合物(I)−(b)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物(I)−(c)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、RがORである化合物)は合成経路3に従い合成することができる。すなわち、化合物(V)と対応するハロゲン化物(VI)をDMF、THF、ジクロロメタン等の有機溶媒中、トリエチルアミン、炭酸カリウム等の塩基存在下、0℃から50℃で、1時間から48時間反応させることにより、化合物(I)−(c)を得ることができる。
Figure 2008074829
前記の化合物(III)及び(V)は合成経路4に従い合成することができる。すなわち、化合物(VII)と対応するボロン酸又はそのエステル(VIII)をDMF、1,4−ジオキサン、エタノール、トルエン、水等の溶媒中、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、燐酸カリウム等の塩基と二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)やテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等の触媒存在下、50℃から120℃で、1時間から48時間反応させることにより、化合物(IX)が得られる。得られる化合物(IX)をジエチルエーテル、THF等の有機溶媒中、水素化リチウムアルミニウム等の還元剤存在下、−30℃から室温で、1時間から24時間処理することにより、化合物(V)を得ることができる。さらに、得られる化合物(V)を塩化メタンスルホニルでジクロロメタン、THF等の有機溶媒中、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン(以下、DIEAとする)等の塩基存在下、0℃から室温で、30分間から12時間処理することにより、化合物(III)を得ることができる。
Figure 2008074829
前記の化合物(VII)は合成経路5に従い合成することができる。すなわち、化合物(X)をメタノール、エタノール、DMF等の有機溶媒中、塩化スズ(II)、塩化鉄(II)等の還元剤存在下、50℃から120℃で、1時間から12時間処理することにより、化合物(XI)が得られる。得られる化合物(XI)を塩化アセチル、無水酢酸等のアセチル化剤でジクロロメタン、THF等の有機溶媒中、トリエチルアミン、DIEA等の塩基存在下、0℃から50℃で、1時間から12時間処理することにより、化合物(XII)が得られる。得られる化合物(XII)を硝酸で水等の溶媒中、硫酸等の酸存在下、−20℃から室温で、30分間から12時間処理することにより、化合物(XIII)を得ることができる。得られる化合物(XIII)をメタノール等の有機溶媒中、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体等の酸存在下、50℃から還流下で、1時間から12時間処理することにより、化合物(XIV)が得られる。得られる化合物(XIV)と対応するハロゲン化物(XV)を炭酸セシウム、炭酸カリウム等の塩基存在下、50℃から120℃で、1時間から120時間反応させることにより、化合物(XVI)が得られる。得られる化合物(XVI)をメタノール、エタノール、DMF等の有機溶媒中、塩化スズ(II)、塩化鉄(II)等の還元剤存在下、50℃から120℃で、1時間から12時間処理することにより、化合物(VII)を得ることができる。
Figure 2008074829
また、本発明化合物(I)−(a)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがOである化合物)は合成経路6に従い合成することもできる。すなわち、化合物(XVII)と対応するボロン酸又はそのエステル(VIII)をDMF、1,4−ジオキサン、エタノール、トルエン、水等の溶媒中、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、燐酸カリウム等の塩基と二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)やテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等の触媒存在下、50℃から120℃で、1時間から48時間反応させることにより、化合物(I)−(a)を得ることができる。
Figure 2008074829
さらに、本発明化合物(I)−(a)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがOである化合物)は合成経路7に従い合成することもできる。すなわち、化合物(XVIII)と対応するハロゲン化物(XIX)をDMF、1,4−ジオキサン、エタノール、トルエン、水等の溶媒中、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、燐酸カリウム等の塩基と二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)やテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等の触媒存在下、50℃から120℃で、1時間から48時間反応させることにより、化合物(I)−(a)を得ることができる。
Figure 2008074829
前記の化合物(XVII)及び(XVIII)は合成経路8に従い合成することができる。すなわち、化合物(VII)をジエチルエーテル、THF等の有機溶媒中、水素化リチウムアルミニウム等の還元剤存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間処理することにより、化合物(XX)を得ることができる。得られる化合物(XX)と対応するハロゲン化物(II)をDMF、THF、1,4−ジオキサン、ジクロロメタン等の有機溶媒中、炭酸セシウム、炭酸カリウム等の塩基存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間反応させることにより、化合物(XXI)を得ることができる。さらに、得られる化合物(XXI)を塩化メタンスルホニルでジクロロメタン、THF等の有機溶媒中、トリエチルアミン、DIEA等の塩基存在下、0℃から室温で、30分間から12時間処理することにより、化合物(XXII)を得ることができる。得られる化合物(XXII)と対応するアルコール、カルボン酸、フェノール、アミン、チオール、チオフェノール等(IV)をDMF、THF、エタノール等の有機溶媒中、炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の塩基存在下、0℃から100℃で、1時間から48時間反応させることにより、化合物(XVII)を得ることができる。得られる化合物(XVII)と対応するジボロン(XXIII)やボラン(XXIV)などをジメチルスルホキシド、DMF、1,4−ジオキサン等の溶媒中、酢酸カリウム、トリエチルアミン等の塩基と二塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)や二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等の触媒存在下、50℃から120℃で、10分間から48時間反応させることにより、化合物(XVIII)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物(I)−(d)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOR10、R10が置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基、置換基を有してもよいアリールカルボニル基、置換基を有してもよい複素環カルボニル基、置換基を有してもよい低級アルコキシカルボニル基、置換基を有してもよいアリールオキシカルボニル基などである化合物)は合成経路9に従い合成することができる。すなわち、本発明化合物(I)−(e)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOHである化合物)と対応するハロゲン化物(XXV)をTHF、ジクロロメタン、DMF等の有機溶媒中、トリエチルアミン、DIEA、炭酸カリウム等の塩基存在下、0℃から100℃で、1時間から24時間反応させることにより、化合物(I)−(d)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物(I)−(f)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOCOR11、R11が置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基などである化合物)は合成経路10に従い合成することができる。すなわち、本発明化合物(I)−(e)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOHである化合物)と対応するカルボン酸(XXVI)をDMF、ジクロロメタン等の有機溶媒中、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(以下、DCCとする)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N,N−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(以下、HATUとする)等の縮合剤およびDIEA等の塩基存在下、室温から50℃で、1時間から3日間反応させることにより、化合物(I)−(f)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物(I)−(g)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOCONR1213、R12及びR13が同一又は異なって置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよいアリール基などである化合物)は合成経路11に従い合成することができる。すなわち、本発明化合物(I)−(e)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOHである化合物)と1,1’−カルボニルジイミダゾール(以下、CDIとする)をジクロロメタン、THF等の有機溶媒中、室温から50℃で、30分間から12時間反応させた後、さらに対応するアミン(XXVII)と反応させることにより、化合物(I)−(g)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物(I)−(e)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、R1の1つがOHである化合物)は合成経路12に従い合成することができる。すなわち、化合物(XVII)と対応するボロン酸又はそのエステル(XXVIII)をDMF、1,4−ジオキサン、エタノール、トルエン、水等の溶媒中、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、燐酸カリウム等の塩基と二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)やテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等の触媒存在下、50℃から120℃で、1時間から48時間反応させることにより、本発明化合物(I)−(h)を得ることができる。得られる化合物(I)−(h)を1,4−ジオキサン、ジクロロメタン等の有機溶媒中、塩化水素、トリフルオロ酢酸等の酸存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間処理することにより、化合物(I)−(e)を得ることができる。
Figure 2008074829
また、本発明化合物(I)−(e)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、R1の1つがOHである化合物)は合成経路13に従い合成することもできる。すなわち、化合物(VII)と対応するボロン酸又はそのエステル(XXVIII)をDMF、1,4−ジオキサン、エタノール、トルエン、水等の溶媒中、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、燐酸カリウム等の塩基と二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)やテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等の触媒存在下、50℃から120℃で、1時間から48時間反応させることにより、化合物(XXIX)を得ることができる。得られる化合物(XXIX)をジエチルエーテル、THF等の有機溶媒中、水素化リチウムアルミニウム等の還元剤存在下、−30℃から室温で、1時間から24時間処理することにより、化合物(XXX)を得ることができる。さらに、得られる化合物(XXX)を塩化メタンスルホニルでジクロロメタン、THF等の有機溶媒中、トリエチルアミン、DIEA等の塩基存在下、0℃から室温で、30分間から12時間処理するることにより、化合物(XXXI)を得ることができる。得られる化合物(XXXI)と対応するアルコール、カルボン酸、フェノール、アミン、チオール、チオフェノール等(IV)をDMF、THF、エタノール等の有機溶媒中、炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の塩基存在下、0℃から100℃で、1時間から48時間反応させることにより、本発明化合物(I)−(i)を得ることができる。得られる化合物(I)−(i)と対応するハロゲン化物(II)をDMF、THF、1,4−ジオキサン、ジクロロメタン等の有機溶媒中、炭酸セシウム、炭酸カリウム等の塩基存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間反応させることにより、本発明化合物(I)−(h)を得ることができる。得られる化合物(I)−(h)を1,4−ジオキサン、ジクロロメタン等の有機溶媒中、塩化水素、トリフルオロ酢酸等の酸存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間処理することにより、化合物(I)−(e)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物(I)−(j)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOR10、RがNHR、R10が置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基、置換基を有してもよいアリールカルボニル基、置換基を有してもよい複素環カルボニル基、置換基を有してもよい低級アルコキシカルボニル基、置換基を有してもよいアリールオキシカルボニル基などである化合物)、本発明化合物(I)−(k)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOCOR11、RがNHR、R11が置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基などである化合物)及び本発明化合物(I)−(l)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOCONR1213、RがNHR、R12及びR13が同一又は異なって置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよいアリール基などである化合物)は合成経路14に従い合成することができる。すなわち、本発明化合物(I)−(m)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、R1の1つがOH、RがNR(Fmoc)である化合物)と対応するハロゲン化物(XXV)、対応するカルボン酸(XXVI)、対応するアミン(XXVII)をそれぞれ合成経路9、10、11の方法に従い反応させた後、反応生成物をDMF、ジクロロメタン等の有機溶媒中、ピペリジン等の塩基存在下、0℃から50℃で、5分間から24時間処理することにより、化合物(I)−(j)、化合物(I)−(k)及び化合物(I)−(l)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物(I)−(m)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、R1の1つがOH、RがNR(Fmoc)である化合物)は合成経路15に従い合成することができる。すなわち、化合物(XXII)と対応するアミン(XXXII)をDMF、THF、エタノール等の有機溶媒中、炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の塩基存在下、0℃から100℃で、1時間から48時間反応させることにより、化合物(XXXIII)を得ることができる。得られる化合物(XXXIII)と対応するボロン酸又はそのエステル(XXVIII)をDMF、1,4−ジオキサン、エタノール、トルエン、水等の溶媒中、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、燐酸カリウム等の塩基と二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)やテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等の触媒存在下、50℃から120℃で、1時間から48時間反応させることにより、本発明化合物(I)−(o)を得ることができる。得られる化合物(I)−(o)と塩化9−フルオレニルメトキシカルボニルを1,4−ジオキサン、水等の溶媒中、炭酸水素ナトリウム等の塩基存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間反応させることにより、本発明化合物(I)−(n)を得ることができる。得られる化合物(I)−(n)を1,4−ジオキサン、ジクロロメタン等の有機溶媒中、塩化水素、トリフルオロ酢酸等の酸存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間処理することにより化合物(I)−(m)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物(I)−(p)(一般式(1)においてAがメチレン基、XがO、Rの1つがOR10、RがOR、R10が置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基、置換基を有してもよいアリールカルボニル基、置換基を有してもよい複素環カルボニル基、置換基を有してもよい低級アルコキシカルボニル基、置換基を有してもよいアリールオキシカルボニル基などである化合物)は合成経路16に従い合成することができる。すなわち、化合物(XXX)を1,4−ジオキサン、ジクロロメタン等の有機溶媒中、塩化水素、トリフルオロ酢酸等の酸存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間処理することにより化合物(XXXIV)を得ることができる。得られる化合物(XXXIV)と対応するハロゲン化物(XXV)をTHF、ジクロロメタン、DMF等の有機溶媒中、トリエチルアミン、DIEA、炭酸カリウム等の塩基存在下、0℃から100℃で、1時間から24時間反応させることにより、化合物(XXXV)を得ることができる。得られる化合物(XXXV)と対応するハロゲン化物(VI)をDMF、THF、ジクロロメタン等の有機溶媒中、トリエチルアミン、炭酸カリウム等の塩基存在下、0℃から50℃で、1時間から48時間反応させることにより、化合物(I)−(q)を得ることができる。得られる化合物(I)−(q)と対応するハロゲン化物(II)をDMF、THF、1,4−ジオキサン、ジクロロメタン等の有機溶媒中、炭酸セシウム、炭酸カリウム等の塩基存在下、0℃から50℃で、1時間から24時間反応させることにより、化合物(I)−(p)を得ることができる。
Figure 2008074829
本発明化合物の医薬としての有用性を見出すために、グルココルチコイド受容体競合アッセイキットを使用し、偏光蛍光法によるグルココルチコイド受容体競合アッセイを実施した。その結果、本発明化合物は優れたグルココルチコイド受容体結合活性を示した。尚、前述したようにグルココルチコイド受容体は種々の疾患の発現に関係しており、グルココルチコイド受容体に優れた結合活性を有する本発明化合物はグルココルチコイド受容体モジュレーターとして有用であることが期待される。
また、この詳細については、後述の実施例「薬理試験の項」で詳細に説明する。

本発明化合物は経口でも、非経口でも投与することができる。投与剤型として、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、注射剤、点眼剤等が挙げられ、それらは汎用される技術を使用して製剤化することができる。
例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤等の経口剤は、乳糖、マンニトール、デンプン、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸、炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウム等の賦形剤、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、タルク等の滑沢剤、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン等の結合剤、カルボキシメチルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クエン酸カルシウム等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴール、シリコーン樹脂等のコーティング剤、パラオキシ安息香酸エチル、ベンジルアルコール等の安定化剤、甘味料、酸味料、香料等の矯味矯臭剤等を必要に応じて、必要量を使用し、調製することができる。
また、注射剤、点眼剤等の非経口剤は、塩化ナトリウム、濃グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、塩化カリウム、ソルビトール、マンニトール等の等張化剤、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸,氷酢酸、トロメタモール等の緩衝化剤、ポリソルベート80、ステアリン酸ポリオキシ40、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60等の界面活性剤、クエン酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム等の安定化剤、塩化ベンザルコニウム、パラベン、塩化ベンゾトニウム、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、クロロブタノール等の防腐剤、塩酸、クエン酸、リン酸、氷酢酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等のpH調整剤、ベンジルアルコール等の無痛化剤等を必要に応じて、必要量を使用し、調製することができる。
本発明化合物の投与量は、症状、年齢、剤型等により適宜選択して使用することができる。例えば、経口剤では通常1日当たり0.01〜1000mg、好ましくは1〜100mgを1回又は数回に分けて投与することができる。また、点眼剤は通常0.0001%〜10%(w/v)、好ましくは0.01%〜5%(w/v)の濃度のものを1回又は数回に分けて投与することができる。

以下に本発明化合物の製造例、製剤例及び薬理試験の結果を示す。尚、これらの例示は本発明をよりよく理解するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
また、製造例における化学構造式中のFmocは9−フルオレニルメトキシカルボニル基を示す。
[製造例]
参考例1
7−ブロモ−8−メトキシカルボニル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物1)

5−アミノ−2−ブロモ安息香酸メチル(参考化合物1−(1))
2−ブロモ−5−ニトロ安息香酸メチル(25.3g、97.3mmol)を無水メタノール(500mL)に溶解し、塩化スズ(II)(93.3g、487mmol)を加え、2時間加熱還流した。反応液を放冷し、酢酸エチル(500mL)及び水(100mL)を加え、4規定水酸化ナトリウム水溶液で中和し、セライトろ過した。ろ液を減圧下濃縮し、酢酸エチル(200mL)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL、2回)、水(200mL)及び飽和食塩水(200mL)で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去することにより標記参考化合物(21.0g)を黄色油状物として得た。(収率94%)
Figure 2008074829
5−アセチルアミノ−2−ブロモ安息香酸メチル(参考化合物1−(2))
5−アミノ−2−ブロモ安息香酸メチル(参考化合物1−(1)、21.0g、91.2mmol)を無水ジクロロメタン(450mL)に溶解し、氷冷下、トリエチルアミン(19.0mL、137mmol)及び塩化アセチル(13.0mL、182mmol)を30分かけて、その順で滴下後、0℃で2時間撹拌した。反応液を水(200mL、2回)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL、2回)及び飽和食塩水(200mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をヘキサン−酢酸エチル(20:1)で濾取することにより標記参考化合物(24.2g)を淡黄色固体として得た。(収率98%)
Figure 2008074829
3−アセチルアミノ−6−ブロモ−2−ニトロ安息香酸メチル(参考化合物1−(3))
0℃で濃硫酸(150mL)に、5−アセチルアミノ−2−ブロモ安息香酸メチル(参考化合物1−(2)、18.5g、68.1mmol)を少しずつ加えた後、濃硝酸(150mL)を1時間かけて滴下した。30分間撹拌した後、反応液を氷水(1L)に加えて、酢酸エチル(500mL、2回)で抽出した。有機層を水(1L、2回)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1L)及び飽和食塩水(1L)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)にて精製することにより標記参考化合物(13.4g)を黄色固体として得た。(収率62%)
Figure 2008074829
3−アミノ−6−ブロモ−2−ニトロ安息香酸メチル(参考化合物1−(4))
3−アセチルアミノ−6−ブロモ−2−ニトロ安息香酸メチル(参考化合物1−(3)、13.4g、42.2mmol)をメタノール(240mL)に溶解し、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(24.0mL、190mmol)を加え、2.5時間加熱還流した。炭酸水素ナトリウム(48g)で反応液を中和した後、反応液を減圧下濃縮した。反応液に酢酸エチル(500mL)及び水(700mL)を加えて分配した後、酢酸エチル層を水(700mL)及び飽和食塩水(700mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去することにより標記参考化合物(11.6g)を橙色固体として得た。(収率100%)
Figure 2008074829
6−ブロモ−3−[(2−エトキシカルボニル)プロパン−2−イル]アミノ−2−ニトロ安息香酸メチル(参考化合物1−(5))
3−アミノ−6−ブロモ−2−ニトロ安息香酸メチル(参考化合物1−(4)、11.6g、42.0mmol)、2−ブロモイソ酪酸エチル(60.4mL、412mmol)、よう化カリウム(7.76g、46.2mmol)及び炭酸セシウム(56.1g、172mmol)の混合物を、85℃で4日間攪拌した。放冷後、反応液に酢酸エチル(500mL)及び水(500mL)を加えて分配し、水層を酢酸エチル(300mL)で抽出した。有機層を合わせて、水(1L、2回)及び飽和食塩水(1L)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(5.08g)を橙色油状物として得た。(収率31%)
Figure 2008074829
7−ブロモ−8−メトキシカルボニル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物1)
6−ブロモ−3−[(2−エトキシカルボニル)プロパン−2−イル]アミノ−2−ニトロ安息香酸メチル(参考化合物1−(5)、105mg、0.26mmol)を無水エタノール(4.5mL)に溶解し、塩化スズ(II)(247mg、1.30mmol)を加え、5時間加熱還流した。放冷後、反応液に酢酸エチル(25mL)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、セライトろ過した。ろ液を分配した後、水層を酢酸エチル(10mL、2回)で抽出し、合わせた有機層を水(50mL、2回)、飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(56.3mg)を淡黄色固体として得た。(収率70%)
Figure 2008074829
参考例2
8−メトキシカルボニル−7−(2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物2−1)
7−ブロモ−8−メトキシカルボニル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物1、203mg、0.64mmol)、2−メトキシフェニルボロン酸(196mg、1.28mmol)、炭酸セシウム(629mg、1.92mmol)及び二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(45.8mg、0.06mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に懸濁し、80℃で2時間攪拌した。放冷後、酢酸エチル(30mL)及び水(30mL)を加えて分配した。有機層を水(30mL)及び飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(116mg)を淡黄色アモルファスとして得た。(収率53%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物1、18−3、18−5及び市販化合物から選択される化合物を使用し、参考化合物2−1の製造方法に準じて、参考化合物2−2〜2−5を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
参考例3
8−ヒドロキシメチル−7−(2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物3−1)
窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(26.0mg、0.64mmol)を無水テトラヒドロフラン(0.5mL)に懸濁した。0℃で、8−メトキシカルボニル−7−(2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物2−1、108mg、0.32mmol)の無水テトラヒドロフラン(1.5mL)溶液を滴下し、同温で3時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(3mL)及び水(3mL)を順次滴下した後、酢酸エチル(30mL)、水(30mL)及び1規定塩酸(5mL)を加えて分配した。水層を酢酸エチル(20mL)で抽出した後、有機層を合わせた。有機層を水(50mL、2回)及び飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(61.0mg)を淡黄色アモルファスとして得た。(収率61%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物2−2〜2−5から選択される化合物を使用し、参考化合物3−1の製造方法に準じて、参考化合物3−2〜3−5を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
参考例4
8−クロロメチル−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物4−1)
7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−ヒドロキシメチル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物3−2、70.0mg、0.21mmoL)を無水ジクロロメタン(1mL)及び無水テトラヒドロフラン(1.5mL)の混合溶媒に溶解し、トリエチルアミン(35μL、0.25mmoL)及び塩化メタンスルホニル(18μL、0,23mmoL)を順次加えた。反応液を室温で一晩攪拌した。反応液に酢酸エチル(30mL)及び水(30mL)加えて分配した。有機層を水(30mL)及び飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(49.5mg)を淡黄色固体として得た。(収率68%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物3−3及び3−4から選択される化合物を使用し、参考化合物4−1の製造方法に準じて、参考化合物4−2及び4−3を得た。
Figure 2008074829
参考例5
7−ブロモ−8−ヒドロキシメチル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物5)
窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(38.5mg、1.01mmol)を無水テトラヒドロフラン(0.5mL)に懸濁した。0℃で、7−ブロモ−8−メトキシカルボニル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物1、101mg、0.323mmol)の無水テトラヒドロフラン(1.5mL)溶液を滴下し、同温で1時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(10mL)、水(10mL)及び1規定塩酸(2mL)を順次加えて分配した。有機層を飽和食塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(67.4mg)を橙色アモルファスとして得た。(収率74%)
Figure 2008074829
参考例6
7−ブロモ−8−ヒドロキシメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物6)
7−ブロモ−8−ヒドロキシメチル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物5、62.7mg、0.220mmol)、よう化メチル(68.6μL、1.10mmol)及び炭酸セシウム(180mg、0.552mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に懸濁し、室温で2.5時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(10mL)及び水(10mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(45.5mg)を橙色アモルファスとして得た。(収率69%)
Figure 2008074829
参考例7
7−ブロモ−8−クロロメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物7)
7−ブロモ−8−ヒドロキシメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物6、37.5mg、0.125mmol)を無水ジクロロメタン(1mL)に溶解し、トリエチルアミン(20.9μL、0.150mmol)及び塩化メタンスルホニル(10.7μL、0.138mmol)を順次加えた。反応液を室温で一晩攪拌した。反応液に酢酸エチル(10mL)及び水(10mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(28.7mg)を橙色アモルファスとして得た。(収率72%)
Figure 2008074829
参考例8
7−ブロモ−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物8−1)
7−ブロモ−8−クロロメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物7、801mg、2.52mmol)、5−フルオロ−2−メチルフェノール(330μL、3.02mmol)及び炭酸カリウム(524mg、3.79mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に懸濁し、80℃で一晩攪拌した。放冷後、酢酸エチル(80mL)及び水(50mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(945mg)を無色固体として得た。(収率92%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物7及び市販化合物から選択される化合物を使用し、参考化合物8−1の製造方法に準じて、参考化合物8−2〜8−4を得た。
Figure 2008074829
参考例9
7−ブロモ−8−メトキシカルボニル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物9)
7−ブロモ−8−メトキシカルボニル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物1、102mg、0.326mmol)、よう化メチル(100μL、1.60mmol)及び炭酸セシウム(272mg、0.835mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に懸濁し、室温で2時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(25mL)及び水(25mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(86.0mg)を淡黄色固体として得た。(収率83%)
Figure 2008074829
参考例10
7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−メトキシカルボニル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物10−1)
アルゴン雰囲気下、7−ブロモ−8−メトキシカルボニル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物9、3.75g、11.5mmol)、5−クロロ−2−メトキシフェニルボロン酸(2.57g、13.8mmol)、炭酸セシウム(7.49g、23.0mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.33g、1.16mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(70mL)に懸濁し、80℃で一晩攪拌した。放冷後、酢酸エチル(300mL)、ジエチルエーテル(150mL)及び水(400mL)を加えて分配した。有機層を水(250mL)及び飽和食塩水(150mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(3.84g)を無色アモルファスとして得た。(収率86%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物9及び市販化合物から選択される化合物を使用し、参考化合物10−1の製造方法に準じて、参考化合物10−2を得た。
Figure 2008074829
参考例11
9−クロロ−2,2,4−トリメチル−1,4−ジヒドロ−2H−6−オキサ−1,4−ジアザクリセン−3,5−ジオン(参考化合物11−1)
7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−メトキシカルボニル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物10−1、3.81g、9.80mmol)を無水ジクロロメタン(30mL)に溶解し、−78℃で三臭化ホウ素(7.62g、30.4mmol)を加えた後、室温で1時間攪拌した。反応液を氷水(500mL)に注ぎ、酢酸エチル(500mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(200mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶解し、60%水素化ナトリウム(23.1mg、0.578mmol)を加え、70℃で一晩攪拌した。60%水素化ナトリウム(31.2mg、0.780mmol)を追加し、80℃で一晩攪拌した。放冷後、酢酸エチル(200mL)、ジエチルエーテル(200mL)及び水(300mL)を加えて分配した。有機層を水(200mL)及び飽和食塩水(200mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチル/ヘキサン(1/4、30mL)でろ取することにより標記参考化合物(2.04g)を淡黄色固体として得た。(収率61%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物10−2を使用し、参考化合物11−1の製造方法に準じて、参考化合物11−2を得た。
Figure 2008074829
参考例12
7−(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)−8−ヒドロキシメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物12−1)
窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(442mg、11.7mmol)を無水テトラヒドロフラン(10mL)に懸濁した。−10℃で、9−クロロ−2,2,4−トリメチル−1,4−ジヒドロ−2H−6−オキサ−1,4−ジアザクリセン−3,5−ジオン(参考化合物11−1、1.99g、5.81mmol)の無水テトラヒドロフラン(40mL)溶液を滴下し、同温で10分間攪拌した。反応液に酢酸エチル(1mL)及び水(1mL)を順次加えた後、酢酸エチル(300mL)及び食塩水(300mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(150mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(1.38g)を淡黄色固体として得た。(収率69%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物11−2を使用し、参考化合物12−1の製造方法に準じて、参考化合物12−2を得た。
Figure 2008074829
参考例13
7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−ヒドロキシメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物13−1)
7−(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)−8−ヒドロキシメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物12−1、1.36g、3.92mmol)、よう化メチル(244μL、3.92mmol)及び炭酸カリウム(1.08g、7.81mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に懸濁し、50℃で1時間攪拌した。放冷後、酢酸エチル(70mL)、ジエチルエーテル(70mL)及び水(150mL)を加えて分配した。有機層を水(100mL)及び飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(1.36g)を淡黄色アモルファスとして得た。(収率96%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物12−2を使用し、参考化合物13−1の製造方法に準じて、参考化合物13−2を得た。
Figure 2008074829
参考例14
7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−クロロメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物14−1)
7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−ヒドロキシメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物13−1、1.34g、3.71mmol)を無水ジクロロメタン(19mL)に溶解し、トリエチルアミン(621μL、4.46mmol)及び塩化メタンスルホニル(316μL、4.08mmol)を順次加えた。反応液を室温で一晩攪拌した。反応液に酢酸エチル(200mL)を加え、水(200mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(1.14g)を無色アモルファスとして得た。(収率81%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物13−2を使用し、参考化合物14−1の製造方法に準じて、参考化合物14−2を得た。
Figure 2008074829
参考例15
4−ベンゾイルオキシアニソール(参考化合物15−1)
4−ヒドロキシアニソール(1.25g、10.1mmol)を無水ジクロロメタン(10mL)に溶解し、トリエチルアミン(4.25mL、30.5mmol)及び塩化ベンゾイル(1.40mL、12.1mmol)を順次加えた。反応液を室温で4時間攪拌した。反応液にクロロホルム(50mL)及び水(50mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をヘキサン(50mL)でろ取することにより標記参考化合物(2.24g)を無色固体として得た。(収率98%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物16−3を使用し、参考化合物15−1の製造方法に準じて、参考化合物15−2を得た。
Figure 2008074829
参考例16
2−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロアニソール(参考化合物16−1)
4−クロロ−3−フルオロアニソール(124μL、1.00mmol)及びN−ブロモスクシンイミド(183mg、1.03mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び無水ジクロロメタン(1mL)の混合溶媒に溶解し、40℃で3日間攪拌した。放冷後、クロロホルム(30mL)及び水(30mL)を加えて分配した。水層をクロロホルム(30mL、2回)で抽出した後、有機層を合わせた。有機層を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(195mg)を無色固体として得た。(収率82%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物15−1及び市販化合物から選択される化合物を使用し、参考化合物16−1の製造方法に準じて、参考化合物16−2〜16−3を得た。
Figure 2008074829
参考例17
5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニルボロン酸(参考化合物17)
2−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロアニソール(参考化合物16−1、239mg、1.00mmol)を無水トルエン(2mL)及び無水テトラヒドロフラン(0.5mL)の混合溶媒に溶解し、−40℃でn−ブチルリチウムの1.6Mヘキサン溶液(750μL、1.20mmol)を滴下した後、同温で30分間攪拌した。反応液にボロン酸トリイソプロピル(277μL、1.20mmol)を滴下し、10分間かけて−20℃まで昇温させた後、2規定塩酸(1mL)を加えた。反応液を室温で20分間攪拌した後、酢酸エチル(20mL)及び水(20mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去することにより標記参考化合物(181mg)を無色固体として得た。(収率89%)
Figure 2008074829
参考例18
2−(5,5−ジメチル[1,3,2]ジオキサボリナン−2−イル)−4−ニトロアニソール (参考化合物18−1)
2−ブロモ−4−ニトロアニソール(100mg、0.431mmol)、ビス(ネオペンチルグリコレート)ジボロン(151mg、0.668mmol)、酢酸カリウム(129mg、1.31mmol)及び二塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス(1:1)(35.5mg、0.0435mmol)の混合物をジメチルスルホキシド(3mL)に懸濁し、マイクロ波を照射して80℃で10分間攪拌した。放冷後、反応液に酢酸エチル(30mL)及び水(30mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去することにより標記参考化合物(72.5mg)を黄色固体として得た。(収率85%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物15−2、16−2、23及び市販化合物から選択される化合物を使用し、参考化合物18−1の製造方法に準じて、参考化合物18−2〜18−7を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
参考例19
5−シアノ−2−トリフルオロメチルスルホニルオキシアニソール(参考化合物19−1)
アルゴン雰囲気下、5−シアノ−2−ヒドロキシアニソール(600mg、4.02mmol)及びトリエチルアミン(1.40mL、10.0mmol)の混合物を無水テトラヒドロフラン(20mL)に溶解した。−10℃で、塩化トリフルオロメタンスルホニル(642μL、6.03mmol)を滴下し、同温で1時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(100mL)及び水(100mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(979mg)を無色固体として得た。(収率87%)
Figure 2008074829
以下、市販化合物を使用し、参考化合物19−1の製造方法に準じて、参考化合物19−2〜19−4を得た。
Figure 2008074829
参考例20
5−シアノ−2−(4,4,5,5−テトラメチル[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)アニソール(参考化合物20−1)
アルゴン雰囲気下、5−シアノ−2−トリフルオロメチルスルホニルオキシアニソール(参考化合物19−1、200mg、0.711mmol)、ビス(ピナコレート)ジボロン(200mg、0.788mmol)、酢酸カリウム(213mg、2.17mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(20.0mg、0.0361mmol)及び二塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス(1:1)(29.4mg、0.0360mmol)の混合物を1,4−ジオキサン(4mL)に懸濁し、80℃で一晩攪拌した。放冷後、酢酸エチル(100mL)及び水(100mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(123mg)を無色固体として得た。(収率67%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物19−4を使用し、参考化合物20−1の製造方法に準じて、参考化合物20−2を得た。
Figure 2008074829
参考例21
7−(5,5−ジメチル[1,3,2]ジオキサボリナン−2−イル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物21)
アルゴン雰囲気下、7−ブロモ−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物8−1、98.7mg、0.242mmol)、ビス(ネオペンチルグリコレート)ジボロン(170mg、0.753mmol)、酢酸カリウム(112mg、1.14mmol)及び二塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス(1:1)(20.7mg、0.0253mmol)の混合物をジメチルスルホキシド(2mL)に懸濁し、マイクロ波を照射して80℃で15分間攪拌した。放冷後、反応液に酢酸エチル(15mL)及び水(15mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(15mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(1回目ヘキサン−酢酸エチル、2回目クロロホルム)で精製した。得られた残留物をヘキサン(5mL)でろ取することにより標記参考化合物(70.2mg)を無色固体として得た。(収率65%)
Figure 2008074829
参考例22
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4,4,5,5−テトラメチル[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物22)
7−ブロモ−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物8−1、101mg、0.248mmol)、ビス(ピナコレート)ジボロン(156mg、0.614mmol)、酢酸カリウム(75.5mg、0.769mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(7.2mg、0.013mmol)及び二塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタンコンプレックス(1:1)(10.7mg、0.0131mmol)の混合物を1,4−ジオキサン(2mL)に懸濁し、80℃で一晩攪拌した。放冷後、酢酸エチル(15mL)及び水(15mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(15mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(1回目ヘキサン−酢酸エチル、2回目クロロホルム−メタノール)で精製することにより標記参考化合物(87.9mg)を無色アモルファスとして得た。(収率78%)
Figure 2008074829
参考例23
2−ブロモ−5−メトキシメトキシアニソール(参考化合物23)
4−ブロモ−3−メトキシフェノール(500mg、2.46mmol)、クロロジメチルエーテル(281μL、3.70mmol)及び炭酸カリウム(850mg、6.15mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(8mL)に懸濁し、50℃で1時間攪拌した。放冷後、酢酸エチル(150mL)を加えて希釈した。水(150mL)及び飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(421mg)を無色油状物して得た。(収率69%)
Figure 2008074829
参考例24
8−ヒドロキシメチル−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物24)
7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−8−ヒドロキシメチル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物3−5、430mg、1.31mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、0℃にてトリエチルアミン(365μL、2.62mmol)及び塩化2−メチルベンゾイル(222μL、1.70mmol)を順次加えた。反応液を同温で80分間攪拌した後、酢酸エチル(200mL)で希釈した。水(100mL)及び飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記参考化合物(362mg)を無色固体として得た。(収率62%)
Figure 2008074829
参考例25
塩化5−ブロモチオフェン−2−カルボニル(参考化合物25)
5−ブロモチオフェン−2−カルボン酸(300mg、1.45mmol)、塩化チオニル(423μL、5.80mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1滴)の混合物をクロロホルム(3mL)に溶解し、1時間加熱還流した。放冷後、反応液を減圧下濃縮することにより標記参考化合物(324mg)を淡黄色固体して得た。(収率99%)
Figure 2008074829
[実施例]
実施例1
8−ベンゾイルオキシメチル−7−(2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物1−1)
8−ヒドロキシメチル−7−(2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物3−1、54.2mg、0.17mmol)を無水テトラヒドロフラン(1.5mL)に溶解し、トリエチルアミン(73.0μL、0.52mmol)及び塩化ベンゾイル(30.0μL、0.26mmol)を順次加えた。反応液を室温で24時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(30mL)及び水(30mL)を加え分配した。有機層を水(30mL)及び飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルで濾取することにより標記化合物(54.1mg)を無色固体として得た。(収率76%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物3−2、3−3、24及び25から選択される化合物を使用し、化合物1−1の製造方法に準じて、化合物1−2〜1−7を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例2
7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物2−1)
8−クロロメチル−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物4−2、50.9mg、0.14mmol)、5−メチル−2−チオフェンカルボン酸(62.5mg、0.44mmol)及び炭酸カリウム(79.9mg、0.58mmol)を無水N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)に懸濁し、80℃で4.5時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(30mL)及び水(30mL)を加え分配した。有機層を水(30mL)及び飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(55.0mg)を無色固体として得た。(収率85%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物4−1〜4−3、14−1、14−2及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物2−1の製造方法に準じて、化合物2−2〜2−19を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例3
7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−フェノキシメチル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物3−1)
8−クロロメチル−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物4−1、47.1mg、0.14mmol)、フェノール(37.5mg、0.40mmol)及び炭酸カリウム(73.0mg、0.53mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)に懸濁し、80℃で19時間攪拌した。放冷後、酢酸エチル(30mL)及び水(30mL)を加えて分配した。有機層を水(30mL)及び飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(35.7mg)を淡黄色固体として得た。(収率67%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物4−2、14−1、14−2及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物3−1の製造方法に準じて、化合物3−2〜3−19を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例4
7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(4−メチルフェニルアミノメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物4−1)
8−クロロメチル−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物4−2、50.7mg、0.15mmol)、4−メチルアニリン(19.3mg、0.18mmol)及び炭酸カリウム(60.6mg、0.44mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に懸濁し、80℃で一晩攪拌した。放冷後、酢酸エチル(30mL)及び水(30mL)を加え分配した。有機層を水(30mL)及び飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(48.2mg)を淡黄色固体として得た。(収率80%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物4−2、14−1、14−2及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物4−1の製造方法に準じて、化合物4−2〜4−11を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例5
8−ベンゾイルオキシメチル−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物5−1)
8−ベンゾイルオキシメチル−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物1−3、42.9mg、0.099mmol)、よう化メチル(30.7μL、0.49mmol)及び炭酸セシウム(89.0mg、0.27mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に懸濁し、室温で1.5時間攪拌した。酢酸エチル(100mL)を加え希釈した。水(100mL)及び飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(35.0mg)を無色アモルファスとして得た。(収率79%)
Figure 2008074829
以下、化合物1−4〜1−7、2−1〜2−6、2−13、3−1〜3−6、4−1〜4−4、22及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物5−1の製造方法に準じて、化合物5−2〜5−25を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例6
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物6−1)
アルゴン雰囲気下、7−ブロモ−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物8−1、49.7mg、0.122mmol)、2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸(58.1mg、0.246mmol)、炭酸セシウム(119mg、0.36mmol)及び二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(12.0mg、0.0171mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)に懸濁し、80℃で2時間攪拌した。放冷後、酢酸エチル(100mL)及び水(100mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(52.7mg)を無色アモルファスとして得た。(収率85%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物8−1〜8−4、17、18−1〜18−5、20−1、20−2及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物6−1の製造方法に準じて、化合物6−2〜6−34及び6−37〜6−43を得た。また、参考化合物19−2、19−3及び市販化合物から選択される化合物を使用し、参考化合物20−1の製造方法に準じた後、さらに参考化合物8−1及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物6−1の製造方法に準じて、化合物6−35及び6−36を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例7
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−ニトロフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物7−1)
7−(5,5−ジメチル[1,3,2]ジオキサボリナン−2−イル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物21、68.2mg、0.155mmol)、2−ニトロ−1−ヨードベンゼン(79.0mg、0.317mmol)、炭酸水素ナトリウム(41.5mg、0.494mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(19.0mg、0.0164mmol)の混合物をN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び水(0.5mL)の混合溶媒に懸濁し、マイクロ波を照射して120℃で30分間攪拌した。放冷後、酢酸エチル(15mL)及び水(15mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(15mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(42.6mg)を黄色固体として得た。(収率61%)
Figure 2008074829
以下、参考化合物22及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物7−1の製造方法に準じて、化合物7−2を得た。
Figure 2008074829
実施例8
7−(5−アミノ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物8−1)
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物6−27、18.8mg、0.0392mmol)及び塩化すず(II)(23.0mg、0.121mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.25mL)及び無水エタノール(0.5mL)の混合溶媒に懸濁し、80℃で一晩攪拌した。放冷後、酢酸エチル(10mL)で希釈した後、pHが9になるまで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。析出する固体をろ去した後、母液を水(50mL)及び飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(8.2mg)を茶色固体として得た。(収率47%)
Figure 2008074829
以下、化合物6−28を使用し、化合物8−1の製造方法に準じて、化合物8−2を得た。
Figure 2008074829
実施例9
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(5−ヒドロキシメチル−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物9−1)
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−5−メトキシカルボニルフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物6−37、50.2mg、0.102mmol)を無水テトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解し、0℃で水素化リチウムアルミニウム(6.8mg、0.18mmol)を加えた。同温で30分間攪拌した後、反応液に酢酸エチル(1mL)及び水(1mL)を順次加えた。さらに酢酸エチル(10mL)及び水(10mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(29.8mg)を淡黄色固体して得た。(収率63%)
Figure 2008074829
以下、化合物6−42を使用し、化合物9−1の製造方法に準じて、化合物9−2を得た。
Figure 2008074829
実施例10
7−(5−カルボキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物10−1)
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−5−メトキシカルボニルフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物6−37、50.5mg、0.103mmol)をテトラヒドロフラン(1mL)及びメタノール(1mL)の混合溶媒に溶解し、4規定水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を加え、室温で一晩攪拌した。反応液に酢酸エチル(15mL)及び0.25規定塩酸(20mL)を加えて分配した。有機層を飽和食塩水(15mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製した。得られた残留物をクロロホルム(3mL)でろ取することにより標記化合物(20.3mg)を淡黄色固体して得た。(収率42%)
Figure 2008074829
以下、化合物6−42を使用し、化合物10−1の製造方法に準じて、化合物10−2を得た。
Figure 2008074829
実施例11
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物11)
7−(4−ベンゾイルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物6−31、422mg、0.761mmol)をメタノール(2mL)及びテトラヒドロフラン(2mL)の混合溶液に溶解し、4規定水酸化ナトリウム水溶液(0.761mL、3.04mmol)を加えた。反応液を室温で40分間攪拌した後、水(100mL)及び1N塩酸(4mL)を加えた。酢酸エチル(100mL)で抽出した後、有機層を水(100mL)及び飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をヘキサン(10mL)及び酢酸エチル(10mL)の混合溶液で濾取することにより標記化合物(292mg)を無色固体として得た。(収率85%)
Figure 2008074829
実施例12
7−(2−メトキシ−4−メトキシメトキシフェニル)−8−[N−(2−メトキシフェニル)−N−(9−フルオレニルメトキシカルボニル)アミノメチル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物12−1)
7−(2−メトキシ−4−メトキシメトキシフェニル)−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物6−39、104mg、0.212mmol)及び炭酸水素ナトリウム(22.0mg、0.262mmol)を1,4−ジオキサン(1.5mL)及び水(1mL)の混合溶液に溶解し、塩化9−フルオレニルメトキシカルボニル(60.3mg、0.233mmol)を加えた。反応液を室温で30分間攪拌した後、酢酸エチル(50mL)を加え希釈した。水(50mL)及び飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(149mg)を無色アモルファスとして得た。(収率99%)
Figure 2008074829
以下、化合物6−41及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物12−1の製造方法に準じて、化合物12−2を得た。
Figure 2008074829
実施例13
7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−8−[N−(2−メトキシフェニル)−N−(9−フルオレニルメトキシカルボニル)アミノメチル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物13−1)
7−(2−メトキシ−4−メトキシメトキシフェニル)−8−[N−(2−メトキシフェニル)−N−(9−フルオレニルメトキシカルボニル)アミノメチル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物12−1、137mg、0.192mmol)を1,4−ジオキサン(1mL)に溶解し、4規定塩化水素/1,4−ジオキサン溶液(144μL、0.576mmol)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌した後、酢酸エチル(100mL)を加え希釈した。水(100mL)及び飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(71.6mg)を無色固体として得た。(収率56%)
Figure 2008074829
以下、化合物5−20及び12−2を使用し、化合物13−1の製造方法に準じて、化合物13−2及び13−3を得た。
Figure 2008074829
実施例14
7−(4−ブチリルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物14−1)
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物11、25mg、0.055mmol)をテトラヒドロフラン(1mL)に溶解し、トリエチルアミン(20μL、0.14mmol)及び塩化ブチリル(7.6μL、0.073mmol)を順次加えた。反応液を室温で1時間攪拌した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(27mg)を無色アモルファスとして得た。(収率92%)
Figure 2008074829
以下、化合物8−2、11、13−2及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物14−1の製造方法に準じて、化合物14−2〜14−62を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例15
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(3−メトキシカルボニルベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物15−1)
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物11、25.3mg、0.0562mmol)、イソフタル酸モノメチル(20.5mg、0.114mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(38.8μL、0.223mmo)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N,N−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(43.4mg、0.114mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.5ml)に溶解し、室温で一晩攪拌した。反応液に酢酸エチル(15mL)を加え希釈した。水(15mL)及び飽和食塩水(15mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(22.0mg)を無色固体として得た。(収率64%)
Figure 2008074829
以下、化合物8−2、11、13−2及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物15−1の製造方法に準じて、化合物15−2〜15−32を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例16
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−[N−メチル−N−(ピリジン−4−イルカルボニル)アミノ]フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物16−1)
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(ピリジン−4−イルカルボニルアミノ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物14−21、13.9mg、0.0251mmol)、炭酸セシウム(41.7mg、0.128mmol)及びよう化メチル(4.7μL、0.075mmol)の混合物を無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.5ml)に懸濁し、室温で3時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(10mL)を加え希釈した。水(10mL)及び飽和食塩水(10mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(4.6mg)を黄色アモルファスとして得た。(収率32%)
Figure 2008074829
以下、化合物14−17〜14−20及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物16−1の製造方法に準じて、化合物16−2〜16−5を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例17
7−[4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物17−1)
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物11、20.3mg、0.0451mmol)を無水ジクロロメタン(0.5mL)に溶解し、トリエチルアミン(13.6μL、0.0977mmol)及びイソシアン酸3−クロロフェニル(6μL、0.05mmol)を順次加えた。反応液を室温で1時間攪拌した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(22.4mg)を無色固体として得た。(収率82%)
Figure 2008074829
以下、化合物8−2、11、13−2及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物17−1の製造方法に準じて、化合物17−2〜17−17を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例18
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(モルホリン−4−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物18−1)
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物11、153mg、0.340mmol)、1,1’−カルボニルジイミダゾール(95.6mg、0.590mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5.2mg、0.043mmol)の混合物を無水テトラヒドロフラン(3ml)に溶解し、室温で1時間攪拌した。反応液にモルホリン(58.3μL、0.666mmol)を加え、さらに2時間攪拌した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(61.2mg)を無色固体として得た。(収率32%)
Figure 2008074829
以下、化合物11及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物18−1の製造方法に準じて、化合物18−2及び18−3を得た。
Figure 2008074829
実施例19
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(N−メチル−N−フェニルアミノカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物19)
8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物11、25.4mg、0.0564mmol)及び塩化N−メチル−N−フェニルカルバモイル(20.4mg、0.120mmol)の混合物をピリジン(1ml)に溶解し、100℃で2時間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(28.7mg)を淡黄色アモルファスとして得た。(収率87%)
Figure 2008074829
実施例20
7−(4−アミノアセチルアミノ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン 一塩酸塩(化合物20)
7−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノアセチルアミノ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物15−31、10.5mg、0.0173mmol)を1,4−ジオキサン(0.2mL)に溶解し、4規定塩化水素/1,4−ジオキサン溶液(41.3μL、0.165mmol)を加えた。反応液を室温で4時間攪拌した後、ヘキサン(10mL)を加え希釈した。析出した固体を濾取することにより標記化合物(7.8mg)を淡黄色固体として得た。(収率83%)
Figure 2008074829
実施例21
8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−7−[2−メトキシ−4−(ピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物21−1)
7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−8−[N−(2−メトキシフェニル)−N−(9−フルオレニルメトキシカルボニル)アミノメチル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物13−1、30.0mg、0.0448mmol)をテトラヒドロフラン(1mL)及びジクロロメタン(1mL)の混合溶液に溶解し、トリエチルアミン(25μL、0.18mmol)及び塩化ニコチン酸一塩酸塩(12.0mg、0.0674mmol)を順次加えた。反応液を室温で40分間攪拌した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製した。得られた無色アモルファスをN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解し、ピペリジン(50μL)を加えた。反応液を室温で20分間攪拌した後、酢酸エチル(50mL)で希釈した。水(50mL)及び飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(13.0mg)を無色固体として得た。(収率52%)
Figure 2008074829
以下、化合物13−1、13−3及び市販化合物から選択される化合物を使用し、化合物14−1、15−1、17−1又は18−1の製造方法に準じて使用した後、さらに化合物21−1の製造方法の一部を準じて使用し、化合物21−2〜21−24を得た。
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
Figure 2008074829
実施例22
7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシ−5−ニトロフェノキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(化合物22)
8−ヒドロキシメチル−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン(参考化合物23、40.1mg、0.0898mmol)、2−メトキシ−5−ニトロフェノール(22.8mg、0.135mmol)及びトリ−n−ブチルホスフィン(33.7μL、0.135mmol)の混合物を無水テトラヒドロフラン(1mL)に溶解し、1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(34.0mg、0.135mmol)を加え室温で攪拌した。20分後に2−メトキシ−5−ニトロフェノール(23.1mg、0.137mmol)、トリ−n−ブチルホスフィン(33.7μL、0.135mmol)及び1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(33.9mg、0.134mmol)を追加し、80分後に2−メトキシ−5−ニトロフェノール(22.9mg、0.135mmol)、トリ−n−ブチルホスフィン(33.7μL、0.135mmol)及び1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(34.0mg、0.135mmol)を追加した。3時間後に攪拌を終了し、反応液を濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製することにより標記化合物(22.1mg)を淡黄色アモルファスとして得た。(収率41%)
Figure 2008074829
[製剤例]
本発明化合物の代表的な製剤例を以下に示す。

1)錠剤(150mg中)
本発明化合物 1mg
乳糖 100mg
トウモロコシデンプン 40mg
カルボキシメチルセルロースカルシウム 4.5mg
ヒドロキシプロピルセルロース 4mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg

上記処方の錠剤にコーティング剤(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴール、シリコーン樹脂等の通常のコーティング剤)3mgを用いてコーティングを施し、目的とする錠剤を得ることができる。また、本発明化合物並びに添加物の種類及び/又は量を適宜変更することで、所望の錠剤を得ることもできる。

2)カプセル剤(150mg中)
本発明化合物 5mg
乳糖 135mg
カルボキシメチルセルロースカルシウム 4.5mg
ヒドロキシプロピルセルロース 4mg
ステアリン酸マグネシウム 1.5mg

本発明化合物並びに添加剤の種類及び又は量を適宜変更することで、所望のカプセル剤を得ることができる。

3)点眼剤(100ml中)
本発明化合物 100mg
塩化ナトリウム 900mg
ポリソルベート80 500mg
水酸化ナトリウム 適量
塩酸 適量
滅菌精製水 適量

本発明化合物及び添加物の種類及び/又は量を適宜変更することで、所望の点眼剤を得ることができる。
[薬理試験]
1.グルココルチコイド受容体(以下、「GR」とする)結合活性評価試験
GRに対する結合活性を評価するために、偏光蛍光法による受容体競合アッセイを実施した。アッセイにはGR競合アッセイキット(インビトロジェン社製、Cat No.P2816)を使用し、本キットに添付のプロットコールに準じて行った。以下にその具体的な方法を記載する。

(試薬の調製)
GRスクリーニング緩衝液:10 mMリン酸カリウム(pH 7.4)、20 mM モリブデン酸ナトリウム(Na2MoO4)、0.1 mM エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、5 mM ジチオスレイトール(DTT)、0.1 mM安定化ペプチド、及び2% ジメチルスルホキシドの緩衝液となるよう調製した。
4×GS1溶液:蛍光グルココルチコイドリガンドであるFluormoneTM GS1をGRスクリーニング緩衝液で希釈して、4 nMの溶液を調製した。
4×GR溶液:リコンビナントヒトGRをGRスクリーニング緩衝液で希釈して、16 nMの溶液を調製した。

(被験化合物溶液の調製)
被験化合物をジメチルスルホキシドに溶解後、GRスクリーニング緩衝液で希釈し、20μMの被験化合物溶液を調製した。

(試験方法及び測定方法)
1)96穴プレートに被験化合物溶液を1ウェルあたり25μLずつ注入し、次いで、4×GS1溶液及び4×GR溶液を1ウェルあたり各々12.5μLずつ添加した。
2)暗所かつ室温で2-4時間インキュベートした。
3)マルチモードプレートリーダーAnalystTM HT(エル・ジェイ・エル バイオシステムズ社製)を使用し、ブランクとして、被験化合物溶液及び4×GS1溶液に代えてGRスクリーニング緩衝液を含むウェルを用いて各ウェルの蛍光偏光を測定した。
4)被験化合物溶液に代えてGRスクリーニング緩衝液を用いて、他は前記1〜3)と同じ操作を実施し、その結果を陰性対照とした。
5)被験化合物溶液に代えて2 mMデキサメタゾンを用いて、他は前記1〜3)と同じ操作を実施し、その結果を陽性対照とした。

(GR結合率の計算式)
GR結合率(%)は以下の式により算出した。
GR結合率(%) = 100×{1−(被験化合物溶液の蛍光偏光−陽性対照溶液の蛍光偏光)/(陰性対照溶液の蛍光偏光−陽性対照溶液の蛍光偏光)}

(試験結果及び考察)
試験結果の例として、被験化合物(化合物1−4、化合物2−2、化合物2−9、化合物2−16、化合物3−7、化合物3−10、化合物3−15、化合物3−16、化合物3−17、化合物4−5、化合物4−7、化合物4−10、化合物4−11、化合物5−1、化合物5−9、化合物5−14、化合物5−18、化合物5−19、化合物5−21、化合物5−22、化合物5−24、化合物6−4、化合物6−8、化合物6−10、化合物6−12、化合物6−15、化合物6−19、化合物6−23、化合物6−27、化合物6−32、化合物6−38、化合物8−2、化合物9−1、化合物11、化合物13−2、化合物14−2、化合物14−4、化合物14−11、化合物14−21、化合物14−22、化合物14−30、化合物14−33、化合物14−35、化合物14−36、化合物14−37、化合物14−44、化合物15−1、化合物15−2、化合物15−4、化合物15−6、化合物15−9、化合物15−11、化合物15−13、化合物15−17、化合物15−22、化合物15−24、化合物16−3、化合物17−5、化合物17−16、化合物18−1、化合物18−2、化合物21−3、化合物21−5、化合物21−12、化合物21−13、化合物21−22、化合物22)のGR結合率(%)を表Iに示す。
Figure 2008074829
表Iに示したとおり本発明化合物は優れたGR受容体結合活性を示した。よって、本発明化合物はGR受容体モジュレーターとして使用でき、特にGRが関与する疾患、すなわち、代謝異常疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、中枢神経系疾患、心血管系疾患、ホメオスタシス関連疾患、緑内障等の予防又は治療剤として有用である。

Claims (21)

  1. 下記一般式(1)で表される化合物又はその塩。
    Figure 2008074829
    [R1はハロゲン原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、置換基を有してもよい低級アルコキシ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよい複素環オキシ基、メルカプト基、メルカプト基のエステル、置換基を有してもよい低級アルキルチオ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルチオ基、置換基を有してもよいアリールチオ基、置換基を有してもよい複素環チオ基、アミノ基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基、置換基を有してもよい複素環アミノ基、アミノ基のアミド、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基のアミド、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基のアミド、置換基を有してもよいアリールアミノ基のアミド、置換基を有してもよい複素環アミノ基のアミド、ホルミル基、置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルカルボニル基、置換基を有してもよいアリールカルボニル基、置換基を有してもよい複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、置換基を有してもよい低級アルキルスルホニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルスルホニル基、置換基を有してもよいアリールスルホニル基、置換基を有してもよい複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基又はシアノ基を示し;
    pは0〜5の整数を示し;
    pが2〜5の場合、各R1は同一又は異なってもよく;
    2はハロゲン原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル又は置換基を有してもよい低級アルコキシ基を示し;
    qは0〜2の整数を示し;
    qが2の場合、各R2は同一又は異なってもよく;
    3は水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルカルボニル基又は置換基を有してもよいアリールカルボニル基を示し;
    4及びR5は同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基又は置換基を有してもよい複素環基を示し;
    4とR5は一緒になって、置換基を有してもよい3〜8員の低級シクロアルカン環を形成してもよく;
    は水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基又は置換基を有してもよい複素環基を示し;
    Aは置換基を有してもよい低級アルキレン基を示し;
    7はOR8、NR89、SR8、S(O)R8又はS(O)28を示し;
    8及びRは同一又は異なって、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、ホルミル基、置換基を有してもよい低級アルキルカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキニルカルボニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルカルボニル基、置換基を有してもよいアリールカルボニル基、置換基を有してもよい複素環カルボニル基、カルボキシ基、置換基を有してもよい低級アルコキシカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルオキシカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキニルオキシカルボニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシカルボニル基、置換基を有してもよいアリールオキシカルボニル基、置換基を有してもよい複素環オキシカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキルスルホニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルスルホニル基、置換基を有してもよい低級アルキニルスルホニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルスルホニル基、置換基を有してもよいアリールスルホニル基、置換基を有してもよい複素環スルホニル基、アミノカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルケニルアミノカルボニル基、置換基を有してもよい低級アルキニルアミノカルボニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノカルボニル基、置換基を有してもよいアリールアミノカルボニル基又は置換基を有してもよい複素環アミノカルボニル基を示し;
    7がNR89の場合、R8とR9は一緒になって、置換基を有してもよい3〜8員の含窒素複素環を形成してもよく;
    XはO又はSを示す。]
  2. 一般式(1)において、R1がハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、メルカプト基、メルカプト基のエステル、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基又はシアノ基を示し;
    1が低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルアミノ基、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基又は低級アルキルスルホニル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルコキシ基、該低級アルキルチオ基、該低級アルキルアミノ基、該低級アルキルアミノ基のアミド、該低級アルキルカルボニル基又は該低級アルキルスルホニル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    1が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基又は複素環スルホニル基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルオキシ基、該アリールオキシ基、該複素環オキシ基、該低級シクロアルキルチオ基、該アリールチオ基、該複素環チオ基、該低級シクロアルキルアミノ基、該アリールアミノ基、該複素環アミノ基、該低級シクロアルキルアミノ基のアミド、該アリールアミノ基のアミド、該複素環アミノ基のアミド、該低級シクロアルキルカルボニル基、該アリールカルボニル基、該複素環カルボニル基、該低級シクロアルキルスルホニル基、該アリールスルホニル基又は該複素環スルホニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    pが0〜3の整数を示し;
    pが2又は3の場合、各R1は同一又は異なってもよく;
    2がハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基又は低級アルコキシ基を示し;
    qが0〜2の整数を示し;
    qが2の場合、各R2は同一又は異なってもよく;
    3が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基又はアリールカルボニル基を示し;
    3が低級アルキル基又は低級アルキルカルボニル基の場合、該低級アルキル基又は該低級アルキルカルボニル基はハロゲン原子及びアリール基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    3がアリールカルボニル基の場合、該アリールカルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、低級アルコキシ基及びハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    4及びR5が同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール又は複素環基を示し;
    4又はR5が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    4又はR5が低級シクロアルキル基、アリール又は複素環基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール又は該複素環基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    4とR5が一緒になって、3〜8員の低級シクロアルカン環を形成してもよく;
    6が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基又は低級シクロアルキル基を示し;
    6が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基又は低級シクロアルキル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルキニル基又は該低級シクロアルキル基はハロゲン原子及びアリール基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    Aがヒドロキシ基又はハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキレン基を示し;
    7がOR8、NR89又はSR8を示し;
    8及びRが同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルケニルオキシカルボニル基、低級アルキニルオキシカルボニル基、低級シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルケニルスルホニル基、低級アルキニルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、アミノカルボニル基、低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルケニルアミノカルボニル基、低級アルキニルアミノカルボニル基、低級シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基又は複素環アミノカルボニル基を示し;
    8又はR9が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルケニルオキシカルボニル基、低級アルキニルオキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルケニルスルホニル基、低級アルキニルスルホニル基、低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルケニルアミノカルボニル基又は低級アルキニルアミノカルボニル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルキニル基、該低級アルキルカルボニル基、該低級アルケニルカルボニル基、該低級アルキニルカルボニル基、該低級アルコキシカルボニル基、該低級アルケニルオキシカルボニル基、該低級アルキニルオキシカルボニル基、該低級アルキルスルホニル基、該低級アルケニルスルホニル基、該低級アルキニルスルホニル基、該低級アルキルアミノカルボニル基、該低級アルケニルアミノカルボニル基又は該低級アルキニルアミノカルボニル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    8又はR9が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、低級シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、低級シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基又は複素環アミノカルボニル基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルカルボニル基、該アリールカルボニル基、該複素環カルボニル基、該低級シクロアルキルオキシカルボニル基、該アリールオキシカルボニル基、該複素環オキシカルボニル基、該低級シクロアルキルスルホニル基、該アリールスルホニル基、該複素環スルホニル基、該低級シクロアルキルアミノカルボニル基、該アリールアミノカルボニル基又は該複素環アミノカルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級アルキニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    7がNR89の場合、R8とR9が一緒になって、5又は6員の含窒素複素環を形成してもよく;
    XがO又はSを示す請求項1記載の化合物又はその塩。
  3. 一般式(1)において、R1がハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、ニトロ基又はシアノ基を示し;
    1が低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルアミノ基、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基又は低級アルキルスルホニル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルコキシ基、該低級アルキルチオ基、該低級アルキルアミノ基、該低級アルキルアミノ基のアミド、該低級アルキルカルボニル基又は該低級アルキルスルホニル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級アルキルチオ基、低級シクロアルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、複素環アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級シクロアルキルアミノ基のアミド、アリールアミノ基のアミド、複素環アミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、スルホン酸基、スルホン酸基のエステル、スルホン酸基のアミド、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    pが0〜3の整数を示し;
    pが2又は3の場合、各R1は同一又は異なってもよく;
    qが0を示し;
    3が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基又はアリールカルボニル基を示し;
    3が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基は1又は複数個のアリール基を置換基として有してもよく;
    3がアリールカルボニル基の場合、該アリールカルボニル基はハロゲン原子及び低級アルキル基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    4及びR5が同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール又は複素環基を示し;
    4又はR5が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、ニトロ基又はシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    4又はR5が低級シクロアルキル基、アリール又は複素環基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール又は該複素環基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、ニトロ基又はシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    4とR5が一緒になって3〜8員の低級シクロアルカン環を形成してもよく;
    6が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基又は低級シクロアルキル基を示し;
    6が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基又は低級シクロアルキル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルキニル基又は該低級シクロアルキル基はハロゲン原子及びアリール基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    Aが低級アルキレン基を示し;
    7がOR8、NR89又はSR8を示し;
    8及びRが同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルケニルオキシカルボニル基、低級アルキニルオキシカルボニル基、低級シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルケニルスルホニル基、低級アルキニルスルホニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、アミノカルボニル基、低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルケニルアミノカルボニル基、低級アルキニルアミノカルボニル基、低級シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基又は複素環アミノカルボニル基を示し;
    8又はR9が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルキルカルボニル基、低級アルケニルカルボニル基、低級アルキニルカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルケニルオキシカルボニル基、低級アルキニルオキシカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルケニルスルホニル基、低級アルキニルスルホニル基、低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルケニルアミノカルボニル基又は低級アルキニルアミノカルボニル基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルキニル基、該低級アルキルカルボニル基、該低級アルケニルカルボニル基、該低級アルキニルカルボニル基、該低級アルコキシカルボニル基、該低級アルケニルオキシカルボニル基、該低級アルキニルオキシカルボニル基、該低級アルキルスルホニル基、該低級アルケニルスルホニル基、該低級アルキニルスルホニル基、該低級アルキルアミノカルボニル基、該低級アルケニルアミノカルボニル基又は該低級アルキニルアミノカルボニル基はハロゲン原子、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、ニトロ基又はシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    8又はR9が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、複素環カルボニル基、低級シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、低級シクロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、低級シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基又は複素環アミノカルボニル基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルカルボニル基、該アリールカルボニル基、該複素環カルボニル基、該低級シクロアルキルオキシカルボニル基、該アリールオキシカルボニル基、該複素環オキシカルボニル基、該低級シクロアルキルスルホニル基、該アリールスルホニル基、該複素環スルホニル基、該低級シクロアルキルアミノカルボニル基、該アリールアミノカルボニル基又は該複素環アミノカルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級アルキニルオキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、カルボキシ基のアミド、低級アルキルスルホニル基、ニトロ基又はシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    7がNR89の場合、R8とR9が一緒になって、5又は6員の含窒素複素環を形成してもよく;
    XがOを示す請求項1記載の化合物又はその塩。
  4. 一般式(1)において、R1がハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、アミノ基のアミド、低級アルキルアミノ基のアミド、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基のエステル、ニトロ基又はシアノ基を示し;
    1が低級アルキル基又は低級アルコキシ基の場合、該低級アルキル基又は該低級アルコキシ基はハロゲン原子、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    pが1、2又は3を示し;
    pが2又は3の場合、各R1は同一又は異なってもよく;
    qが0を示し;
    3が水素原子を示し;
    4及びR5が同一又は異なって、低級アルキル基を示し;
    6が水素原子、低級アルキル基又は低級アルケニル基を示し;
    Aが低級アルキレン基を示し;
    7がOR8又はNR89を示し;
    8及びR9が同一又は異なって、水素原子、アリール基、アリールカルボニル基又は複素環カルボニル基を示し;
    8又はR9がアリール基、アリールカルボニル基又は複素環カルボニル基の場合、該アリール基、該アリールカルボニル基又は該複素環カルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、アリール基、低級アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    XがOを示す請求項1記載の化合物又はその塩。
  5. 一般式(1)において、R1がハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、アミノ基のアミド又は低級アルキルアミノ基のアミドを示し;
    pが2又は3を示し、この時、各R1は同一又は異なってもよく;
    qが0を示し;
    3が水素原子を示し;
    4及びR5が同一又は異なって、低級アルキル基を示し;
    6が低級アルキル基を示し;
    Aが低級アルキレン基を示し;
    7がOR8又はNR89を示し;
    8がアリール基、アリールカルボニル基又は複素環カルボニル基を示し、この時、該アリール基、該アリールカルボニル基又は該複素環カルボニル基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、アリール基、低級アルコキシ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    9が水素原子を示し;
    XがOを示す請求項1記載の化合物又はその塩。
  6. 一般式(1)において、R1がハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、アミノ基のアミド又は低級アルキルアミノ基のアミドを示す請求項1〜4のいずれか1記載の化合物又はその塩。
  7. 一般式(1)において、R4、R5及びR6がメチル基を示す請求項1〜5のいずれか1記載の化合物又はその塩。
  8. 一般式(1)において、R8がアリール基、アリールカルボニル基又は複素環カルボニル基を示し、かつ、該アリール基がフェニル基、該アリールカルボニル基がフェニルカルボニル基及び該複素環カルボニル基がチオフェンカルボニル基を示す請求項1〜5のいずれか1記載の化合物又はその塩。
  9. 一般式(1)において、Aがメチレン基を示す請求項1〜5のいずれか1記載の化合物又はその塩。
  10. 一般式(1)のR1において、ヒドロキシ基のエステルが−OCO−Ra1を示し、該Ra1が、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよい低級アルコキシ基、置換基を有してもよい低級アルケニルオキシ基、置換基を有してもよい低級アルキニルオキシ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよい複素環オキシ基、アミノ基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基又は置換基を有してもよい複素環アミノ基を示す請求項1〜6のいずれか1記載の化合物又はその塩。
  11. 一般式(1)のR1において、ヒドロキシ基のエステルが−OCO−Ra1を示し、該Ra1が、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基を示し;
    a1が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基又は低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルコキシ基、該低級アルケニルオキシ基又は該低級アルキルアミノ基はハロゲン原子、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、アミノ基、低級アルキルアミノ基、カルボキシ基及びカルボキシ基のエステルから選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    a1が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルオキシ基、該アリールオキシ基、該複素環オキシ基、該低級シクロアルキルアミノ基、該アリールアミノ基又は該複素環アミノ基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基本のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよい請求項10記載の化合物又はその塩。
  12. 一般式(1)のR1において、ヒドロキシ基のエステルが−OCO−Ra1を示し、該Ra1が、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級アルコキシ基、アリールオキシ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基を示し;
    a1が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基はアリール基及び低級アルキルアミノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    a1がアリール基の場合、該アリール基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル及びニトロ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    a1が複素環基の場合、該複素環基は、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    a1が低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキルアミノ基は、アリール基、複素環基及びカルボキシ基のエステルから選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    a1がアリールアミノ基の場合、該アリールアミノ基はハロゲン原子、低級アルキル基、及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよい請求項10記載の化合物又はその塩。
  13. 一般式(1)のR1において、アミノ基のアミドが−NHCO−Rb1を示し、該Rb1が、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよい低級アルコキシ基、置換基を有してもよい低級アルケニルオキシ基、置換基を有してもよい低級アルキニルオキシ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよい複素環オキシ基、アミノ基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基又は置換基を有してもよい複素環アミノ基を示す請求項1〜6のいずれか1記載の化合物又はその塩。
  14. 一般式(1)のR1において、アミノ基のアミドが−NHCO−Rb1を示し、該Rb1が、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基を示し;
    b1が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基又は低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルコキシ基、該低級アルケニルオキシ基又は該低級アルキルアミノ基はハロゲン原子、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、アミノ基、低級アルキルアミノ基、カルボキシ基及びカルボキシ基のエステルから選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    b1が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルオキシ基、該アリールオキシ基、該複素環オキシ基、該低級シクロアルキルアミノ基、該アリールアミノ基又は該複素環アミノ基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基本のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよい請求項13記載の化合物又はその塩。
  15. 一般式(1)のR1において、アミノ基のアミドが−NHCO−Rb1を示し、該Rb1が、低級アルキル基、アリール基、複素環基、アリールオキシ基、低級アルキルアミノ基又はアリールアミノ基を示し;
    b1が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基は1又は複数個のアミノ基を置換基として有してもよく;
    b1がアリール基の場合、該アリール基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル及びニトロ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    b1が複素環基の場合、該複素環基は、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    b1が低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキルアミノ基は1又は複数個のアリール基を置換基として有してもよい請求項13記載の化合物又はその塩。
  16. 一般式(1)のR1において、低級アルキルアミノ基のアミドが−NRc1CO−Rc2を示し、該Rc1が、置換基を有してもよい低級アルキル基を示し、また、該Rc2が、水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよい低級アルケニル基、置換基を有してもよい低級アルキニル基、置換基を有してもよい低級シクロアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよい低級アルコキシ基、置換基を有してもよい低級アルケニルオキシ基、置換基を有してもよい低級アルキニルオキシ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルオキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよい複素環オキシ基、アミノ基、置換基を有してもよい低級アルキルアミノ基、置換基を有してもよい低級シクロアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基又は置換基を有してもよい複素環アミノ基を示す請求項1〜6のいずれか1記載の化合物又はその塩。
  17. 一般式(1)のR1において、低級アルキルアミノ基のアミドが−NRc1CO−Rc2を示し、該Rc1が低級アルキル基を示し、また、該Rc2が水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基を示し;
    c2が低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基又は低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキル基、該低級アルケニル基、該低級アルコキシ基、該低級アルケニルオキシ基又は該低級アルキルアミノ基はハロゲン原子、アリール基、複素環基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、アミノ基、低級アルキルアミノ基、カルボキシ基及びカルボキシ基のエステルから選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    c2が低級シクロアルキル基、アリール基、複素環基、低級シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、低級シクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基又は複素環アミノ基の場合、該低級シクロアルキル基、該アリール基、該複素環基、該低級シクロアルキルオキシ基、該アリールオキシ基、該複素環オキシ基、該低級シクロアルキルアミノ基、該アリールアミノ基又は該複素環アミノ基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシ基本のエステル、ニトロ基及びシアノ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよい請求項16の化合物又はその塩。
  18. 一般式(1)のR1において、低級アルキルアミノ基のアミドが−NRc1CO−Rc2を示し、該Rc1が低級アルキル基を示し、また、該Rc2が低級アルキル基、アリール基又は複素環基を示し;
    c2が低級アルキル基の場合、該低級アルキル基は1又は複数個のアミノ基を置換基として有してもよく;
    c2がアリール基の場合、該アリール基はハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲン原子で置換された低級アルキル基、ヒドロキシ基のエステル、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルカルボニル基、カルボキシ基のエステル及びニトロ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    c2が複素環基の場合、該複素環基は、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基から選択される1又は複数個の基を置換基として有してもよく;
    c2が低級アルキルアミノ基の場合、該低級アルキルアミノ基は1又は複数個のアリール基を置換基として有してもよい請求項16記載の化合物又はその塩。
  19. ・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(4−メトキシベンゾイルオキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(4−メチルベンゾイルオキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−ブロモロチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メチル−5−ニトロフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−[2−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシメチル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−クロロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシ−5−ニトロフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(2−アリルフェノキシメチル)−7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシ−5−メチルフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−イソプロピルフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−ベンゾイルオキシメチル−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−フェノキシメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−フェニルアミノメチル−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・1−エチル−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(4−メチルベンゾイルオキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・1−(プロペン−3−イル)−7−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(4−メチルベンゾイルオキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(4−メトキシベンゾイルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシ−5−ニトロフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(3−フルオロベンゾイルオキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(2−クロロフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メチルチオフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(6−フルオロ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(5−ベンゾイルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−7−(2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−アミノ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(5−ヒドロキシメチル−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[4−(2−クロロベンゾイルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[4−(フラン−3−イルカルボニルオキシ)−2−メトキシフェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(ピリジン−4−イルカルボニルアミノ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[4−(2−クロロベンゾイルアミノ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(4−メトキシベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−アクリロイルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−4−メトキシカルボニルオキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−4−フェノキシカルボニルオキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メトキシ−4−フェノキシカルボニルアミノフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[4−(2−フルオロベンゾイルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(3−メトキシカルボニルベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[4−(2−アセトキシベンゾイルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メチルチオベンゾイルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(6−メチルピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(オキサゾール−4−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[4−(3−アセチルベンゾイルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[4−(3−クロロチオフェン−2−イルカルボニルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(2−メトキシピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルチオベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[4−(N−アセチル−N−メチルアミノ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(ピリジン−3−イルアミノカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(2−メトキシ−4−フェニルアミノカルボニルオキシフェニル)−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(モルホリン−4−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−ジメチルアミノカルボニルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−ブチリルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−7−[2−メトキシ−4−(チアゾール−4−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−[N−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−(9−フルオレニルメトキシカルボニル)アミノメチル]−7−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシ−5−ニトロフェノキシメチル)−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−(2−メチルフェニル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−ベンゾイルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−(4−ベンゾイルオキシ−2−メトキシフェニル)−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[4−(フラン−2−イルカルボニルオキシ)−2−メトキシフェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[2−メトキシ−4−(2−メトキシベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[2−メトキシ−4−(3−メトキシカルボニルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[2−メトキシ−4−(3−メチルフラン−2−イルカルボニルオキシ)フェニル]−8−(5−メチルチオフェン−2−イルカルボニルオキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[4−(3−ベンジルウレイド)−2−メトキシフェニル]−8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)−7−[2−メトキシ−4−(3−フェニルウレイド)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−7−[2−メトキシ−4−(ピリジン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・7−[2−メトキシ−4−(2−メトキシベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン、
    ・8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−7−[2−メトキシ−4−(チオフェン−3−イルカルボニルオキシ)フェニル]−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン及び
    ・7−[2−メトキシ−4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル]−8−(2−メトキシフェニルアミノメチル)−1,3,3−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オンから選択される化合物又はその塩。
  20. 請求項1〜19のいずれか1記載の化合物又はその塩を含有する医薬組成物。
  21. 請求項1〜19のいずれか1記載の化合物又はその塩を有効成分とするグルココルチコイド受容体のモジュレーター。
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