JP2008074319A - 二重構造を備えたタイヤホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両走行中にタイヤがパンクした場合でもある程度ハンドル制御を可能とし、ホイールへの装着が容易にできる中子型チューブレスタイヤを提供する。
【解決手段】 本発明のホイール10はチューブレスタイヤのビード部分を取り付ける外周縁11と外周縁よりも径が小さい収納部12を外周に備え、チューブレスタイヤの空気圧を調整するリムバルブと、内タイヤ20の空気圧を調整するための第2のリムバルブを備えている。収納部12の中には内タイヤ20が収納されている。内タイヤ20を収納部12の中に収納した状態でチューブレスタイヤ30をホイール10の外周縁に装着した後、第2のリムバルブを介して空気を内タイヤ20内に所定空気圧となるまで注入して内タイヤ20をチューブレスタイヤ30の内側で膨らまし、外側のチューブレスタイヤ30に対してその内側に内タイヤを設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は二重構造を備えたタイヤホイールに関する。例えば、乗用車、トラック、バス等の自動車のタイヤや、航空機や特殊車両用のタイヤなどに適用される。特に、車両走行中に装着しているタイヤがパンクした場合に車両が停止するまである程度ハンドル制御がしやすくなるような二重構造を備えたタイヤホイールに関するものである。
自動車のタイヤとしてはチューブレスタイヤが主流となっている。チューブレスタイヤの基本構造は図31のとおりである。環状に形成されたトレッド1の両端から、タイヤの半径方向に一対のサイドウォール2が設けられ、その端部はビードペース3となっており、これにリムバルブ4を有するホイール5が取り付けられている。
図31に示したような従来のチューブレスタイヤの場合、走行中にタイヤがパンクした場合、空気が抜けて行くために車両荷重により車体が傾き、ハンドル操作がむずかしくなる上、ブレーキ作用が効きづらくなることが指摘されている。
上記問題点に鑑み、従来技術において、パンクしても一定距離を走れるよう工夫した種々のランフラットタイヤが知られている。ここでランフラットタイヤとはパンクによりタイヤの空気圧が減少してタイヤがひしゃげてもある程度の距離の走行を可能とせしめるタイヤのことである。
従来の第1のランフラットタイヤとして、タイヤのサイドウォールを肉厚にし、パンク時にはサイドウォールの構造的強度により車重を一時的に支えるサイドウォール補強型ランフラットタイヤがある。
しかしながら、サイドウォール補強型のランフラットタイヤは、路面からの振動を吸収する役割を担うサイドウォールを肉厚にして構造強度を高めてしまっているため振動吸収能力が落ちてしまい、乗り心地に影響するうえ、燃費を犠牲にし、肝心の重量が重くなってしまうという欠点がある。
従来の第2のランフラットタイヤとして、タイヤの内部に輪状の中子を装着せしめ、パンク時には中子の構造的強度により車重を一時的に支える中子型ランフラットタイヤがある。
この中子型ランフラットタイヤの技術を開示したものとして、特開平7−276931号公報、特開2002−096613号公報などがある。この中子型ランフラットタイヤの場合、パンク時には中子により一時的に車体を支えるので、当然にホイールの径よりも中子の径の方を大きくする必要がある。
特開平7−276931号公報 特開2002−096613号公報
中子型ランフラットタイヤは、上記のように車両走行中に装着しているタイヤがパンクした場合でも車両が停止するまである程度のハンドル制御が可能となることを目的としている。
しかし、従来技術の中子型ランフラットタイヤではタイヤ装着の方法が難しいことが問題点として挙げられている。
通常の一般のチューブレスタイヤであってもホイールにタイヤを嵌め込んで装着することは決して容易ではないところ、中子型ランフラットタイヤの場合、ホイールの周囲に径の大きい中子が存在しているので、中子をホイールに装着してからその外側にチューブレスタイヤを嵌め込んで装着することは通常の装着手順では難しい。
中子と外側のチューブレスタイヤが遊んでいる状態で両者を共にホイールに被せて後から中子をホイールに定着させる場合も容易ではない。
特開平7−276931号公報によれば、チューブレスタイヤがホイールに装着されていない段階からの装着手順はまったく示されておらず、掲げられている図もホイールと中子と外側のチューブレスタイヤの上半分の断面構造だけである。
次に、特開2002−096613号公報は、この中子がホイールに装着されている段階から外側にチューブレスタイヤを装着することが困難であることを認識し、その問題点を指摘している。特開2002−096613号公報の技術では、中子が輪状の単一物として形成されているのではなく、予め全体を2〜6等分に分割して形成されており、内周部と外周部からなる二重構成とし、中子の内周面をホイールに固定したものである。
特開2002−096613号公報で開示されている装着方法は、タイヤにホイールの片方を嵌めてから、ホイールを少し傾けてタイヤの外に臨ませるようにして、その傾けた部位に分割した一片の中子を装着し、また別の部位のホイールを外に出してから中子を装着する手順を繰り返し、中子を順々にタイヤの中に装着していく方法である。中子はボルトなどでホイールに固定するとされている。
しかし、現実には外側のチューブレスタイヤはビードを介して空気が漏れないように密着して装着されるもので、チューブレスタイヤをホイールに仮に嵌め通した状態でも殆どすき間はないため中子を入れる余裕はない。仮にわずかなすき間から挿入できる中子を用意するとしてもその中子は薄い板状のものとなり構造的強度が極めて弱いものとなり使用に耐えないものとなろう。そのため、特開2002−096613号公報で開示されている技術では、実際には車両走行中に装着しているタイヤがパンクした場合にある程度ハンドル制御を可能とするような構造強度を持つものを提供することはできない。
上記問題点に鑑み、本発明は、車両走行中に装着しているタイヤがパンクした場合にでもある程度ハンドル制御を可能とするような中子型のチューブレスタイヤであり、かつ、ホイールへの装着が容易にできる中子型のチューブレスタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1のタイヤホイールは、
チューブレスタイヤのビード部分を取り付ける外周縁と、前記外周縁よりも径が小さい収納部とを外周に備えたホイールと、
前記収納部の中に収納されうる内タイヤと、
前記チューブレスタイヤの空気圧を調整するリムバルブと、前記内タイヤの空気圧を調整するための第2のリムバルブを備え、
前記内タイヤを前記収納部の中に収納した状態で前記チューブレスタイヤを前記ホイールの外周縁に装着した後、前記第2のリムバルブを介して空気を前記内タイヤ内に所定空気圧となるまで注入して前記内タイヤを前記チューブレスタイヤの内側で膨らまし、外側の前記チューブレスタイヤに対してその内側に前記内タイヤを設けた、二重構造を備えたタイヤホイールである。
上記構成により、装着方法が確立された実用的なタイヤホイールを得ることができる。外側のチューブレスタイヤ装着時には内タイヤはホイールの収納部に収納されているのでチューブレスタイヤのホイールへの装着を邪魔をすることなく、その後に内タイヤを膨らませておくことによりパンク時には内タイヤの構造的強度により車重を一時的に支えることができる。
前記内タイヤを膨らませる方法は種々ある。例えば以下の3通りの方法が挙げられる。
第1の方法が、前記内タイヤの素材として伸縮性を有する素材を採用し、空気を充填することにより膨らませる方法である。
第2の方法が、前記内タイヤの素材として伸縮性を有する素材の表面に硬質ゴムなどの堅い素材を間歇的に設け、いわゆる蛇腹方式にて折り畳みができるように構成しておき、空気を充填することにより膨らませる方法である。
第3の方法が、前記内タイヤの素材として伸縮性は有しないが柔らかい素材(例えばグラスファイバーなどの強化繊維素材)を採用し、空気が抜かれて萎んでいる状態から空気を充填することにより膨らませる方法である。
なお、前記内タイヤの大きさであるが、前記第2のリムバルブを介して空気を前記内タイヤ内に所定空気圧となるまで注入して前記内タイヤを前記チューブレスタイヤの内側で膨らました状態において、前記内タイヤの径が前記ホイールの外周縁の径より大きいことが好ましい。
上記構成により、ホイールの径よりも中子の径の方が大きいものとなり、パンク時には中子により一時的に車体を支えることにより車体の傾きが小さくなり、パンク時のハンドル操作が比較的容易になる。
なお、内タイヤおよびチューブレスタイヤに空気を充填する手順は、最初に前記第2のリムバルブで前記内タイヤの内圧を所定圧力まで調整する第1の手順と、次に、前記第1のリムバルブで前記チューブレスタイヤの内圧を所定圧力まで調整する第2の手順の、2段階の手順とすることが好ましい。
上記手順により、内タイヤの中に充填する空気の量を、チューブレスタイヤのパンク時の状態において内タイヤを中子として適切に膨らませるための適切な量とすることができる。
内タイヤのホイールへの固定は以下のように工夫することができる。
例えば、前記内タイヤの底部を厚手で強固なゴム素材により構成し、前記内タイヤの底部の形状が収納部12底部近くの側面の突起形状と嵌合する形状であり、両者を嵌合させることにより固定する。上記固定によれば、ホイールの回転による遠心力によっても前記内タイヤが前記ホイールから外れなくなる。
内タイヤの素材としては、ゴム、プラスチック、繊維のいずれかまたはそれらの組み合わせまたはそれらと構造強化素材(例えばグラスファイバー、チタンなど)の組み合わせなどがあり得る。
なお、長時間走行していると外側のチューブレスタイヤのみが磨耗する場合がある。本発明のタイヤホイールでは外側のチューブレスタイヤのみの交換が簡単にできる。つまり、前記第1のリムバルブで前記チューブレスタイヤの内圧を所定圧力まで調整する第2の手順、前記第2のリムバルブで前記内タイヤの内圧を所定圧力まで調整する第1の手順により空気を抜いて前記内タイヤを収縮させた後、前記ホイールを前記チューブレスタイヤから抜き出し、新しい前記チューブレスタイヤを逆の手順で取り付けることとすれば、前記チューブレスタイヤを交換することができる。
次に、上記目的を達成するため、本発明の第2のタイヤホイールは、
チューブレスタイヤのビード部分を取り付ける外周縁と、前記外周縁よりも径が小さい収納部とを外周に備えたホイールと、
前記ホイール外周に沿って配され、前記ホイールへの取り付け角度の調整が可能な多数の板状体であって、前記取り付け角度が前記ホイール外周に沿うような角度である場合において前記板状体の広がりの径が前記外周縁の径より小さくなる板状体と、
前記チューブレスタイヤの空気圧を調整するリムバルブを備え、
前記板状体の取り付け角度を前記ホイール外周に沿う角度とした状態で前記チューブレスタイヤを前記ホイールの外周縁に装着した後、前記板状体の前記ホイールへの取り付け角度を調整して前記板状体が前記ホイールの外側方向に向いて広がるように展開して前記チューブレスタイヤの内側で広がりを持たせ、外側の前記チューブレスタイヤに対してその内側に前記板状体を設けたものである。
上記構成により、装着方法が確立された実用的なタイヤホイールを得ることができる。外側のチューブレスタイヤ装着時には板状体はホイールの収納部に収納されているのでチューブレスタイヤのホイールへの装着を邪魔をすることなく、その後に取り付け角度の調整により板状体を展開させておくことによりパンク時には板状体の構造的強度により車重を一時的に支えることができる。
なお、前記板状体が前記ホイールの外周に沿う湾曲を持ったものであることが好ましい。このようにホイールの外周に沿う湾曲を持っておれば、板状体をホイールの外周に沿わせたときにホイール外周に整然と沿うので収納部の深さを小さくすることができる。
ここで、板状体の形状が、前記ホイールの外周に沿って並べられた状態において、前記ホイールの一の周回方向に凸形状、前記一の周回方向とは反対の周回方向に凹形状を持ち、隣接し合う前記板状体の間で前記凸形状と前記凹形状が対応し合うように配置したものであれば、板状体の長さ(前記ホイール周回方向の長さ)を長くし、かつ、前記ホイール外周に並べられる前記板状体の数を多くすることができる。
なお、板状体の素材としては、金属、硬質プラスチック、硬質ゴムなどが挙げられる。
なお、本発明のタイヤホイールは、ホイールにチューブスタイヤを装着した状態でタイヤホイールとして販売しても良く、本発明のタイヤホイールではチューブレスタイヤ自体は従来のチューブレスタイヤでも良いので、本発明のタイヤホイールに使用するホイールのみを単体で販売することも可能である。
本発明のタイヤホイールによれば、装着方法が確立された実用的なタイヤホイールを得ることができる。
第1のタイヤホイールによれば、外側のチューブレスタイヤ装着時には内タイヤはホイールの収納部に収納されているのでチューブレスタイヤのホイールへの装着を邪魔をすることなく、その後に内タイヤを膨らませておくことによりパンク時には内タイヤの構造的強度により車重を一時的に支えることができる。
第2のタイヤホイールによれば、外側のチューブレスタイヤ装着時には板状体はホイールの収納部に収納されているのでチューブレスタイヤのホイールへの装着を邪魔することなく、その後に取り付け角度の調整により板状体を展開させておくことによりパンク時には板状体の構造的強度により車重を一時的に支えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例により具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明の「タイヤホイール」は、乗用車、トラック、バス等の自動車のタイヤや、航空機や特殊車両用のタイヤなどに適用され得る。以下の実施例では乗用車のタイヤを例に説明するが、トラックやバスその他の特殊車両のタイヤなどに適用されるものである。
実施例1のタイヤホイールは、内タイヤを膨らませる方法として、内タイヤの素材として伸縮性を有する素材を採用し、空気を充填することにより膨らませる方法(第1の方法)を用いた構成例である。
図1は、実施例1にかかるホイールの基本構成を模式的に示した図、図2は図1に示したホイールの内タイヤを膨らませた様子を示す図である。なお、装着手順などは一例であり、ビード部への取り付けなど細かい手順については図示を省略している。
図1はホイールの概観を示しており、図1(a)が正面図、図1(b)が縦断面図、図1(c)が側面図となっている。図1(d)および図1(e)は従来のホイールと本発明のホイールとを分かりやすく比較した図である。図1(e)において本発明のホイールの収納部12の範囲はハッチング付けして模式的に示されている。
図1(a)から図1(c)に示すように、本発明にかかるホイール10は、外周縁11、収納部12、ホイール10に装着されるチューブレスタイヤ30の空気圧を調整する第1のリムバルブ13、後述する内タイヤ20の空気圧を調整するための第2のリムバルブ14を備えている。なお、通常のホイールが備えるその他の構造物などの図示は省略している。
外周縁11はチューブレスタイヤ30の内周縁との接点を持つ部分で、チューブレスタイヤ30のビード部分を取り付ける部分を備えている(図示せず)。
収納部12は、従来のホイールの内径を落とし込む(削る)ことにより構成され、内タイヤ20の収納空間として提供される。ホイールの内径を落とし込んでいるために従来のホイールに比べて収納空間を広く確保することができる。収納部12の範囲はハッチングを付けて表している。収納部12の中には内タイヤ20が収納されている。
第1のリムバルブ13および第2のリムバルブ14は、構造的には通常のリムバルブと同様のもので良くその詳しい図示は省略しているが、第1のリムバルブ13の空気挿入口はチューブレスタイヤ30の内部で空気圧を調整できる位置に導かれており、第2のリムバルブ14の空気挿入口は後述する内タイヤ20の内部の空気圧を調整できる位置に導かれている。
内タイヤ20は多少の弾力性があり構造強度を備えた素材で作られており、輪状の袋構造を持ち、空気などの気体を充填することにより膨らむ。素材としてはたとえば、薄手の強化ゴム、強化プラスチック、強化繊維などがあり、さらに構造的強度を向上させるためにグラスファイバー、チタンなどを配合しても良い。
内タイヤ20は収縮した状態では収納部12の中に収められるサイズに製作されており、第2のリムバルブ14により空気などを充填することにより膨らみ、内タイヤ20がランフラットタイヤの中子となる。
内タイヤ20をホイール10に対して固定する方法に関しては、例えば、内タイヤ20の底部を厚手で強固なゴム素材により構成し、当該ゴムを収納部12底部近くの側面の突起と嵌合させて噛み合わせることにより固定して遠心力によっても外れなくなるように工夫されている。この方法で内タイヤ20を収縮した状態にてホイール10の収納部12の底部に固定しておけば図1(a)〜図1(c)に示す状態となる。
図2は内タイヤ20を膨らませる様子の一例を示した図である。
図2左に示すように、内タイヤ20は収縮した状態では収納部12の中に収められている。図2右は第2のリムバルブ14により空気を充填して内タイヤ20を膨らませた状態を示している。内タイヤ20は膨らんだ状態においては、その径は外周縁11の径より大きいものとなっており、二重構造を備えたタイヤの中子として機能しうるサイズとなっている。
図3および図4は、チューブレスタイヤ30をホイール10の外周に装着し、内タイヤ20を中子として展開する手順を模式的に示した図である。
図3および図4ではチューブレスタイヤ30について、その外形概略は実線で示され、内部の断面概略形状は点線で示されている。内部の断面概略形状はホイール10の装着関係の概略を分かりやすくするために併せて示している。
まず、図3左側に示すように、チューブレスタイヤ30に対して本発明のホイール10を通し入れる。チューブレスタイヤ30のビード部(図示せず)をホイール10の外周縁11に対して従来の方法にて取り付ける(詳細は図示せず)。チューブレスタイヤ30およびホイール10の外周縁11の形状や構造は従来と同じで良い。
この時、内タイヤ20は収縮して収納部12の中に収納されている状態であり、その径が小さくなっているのでチューブレスタイヤ30のホイール10へ通し入れの際には邪魔にならず従来の通常の手順に従って装着が可能となる。
チューブレスタイヤ30をホイール10へ通し入れることにより、図3右側に示すように、ビード部を介してチューブレスタイヤ30とホイール10が密に嵌合されチューブレスタイヤ30の内部が密閉される。ただし、まだこの段階では第1のリムバルブ13は開放されておりチューブレスタイヤ30の内側は外気と通じており空気圧は外気圧と同じである。
次に、図4の左図から右図に示すように、内タイヤ20を膨らませ、チューブレスタイヤ30の内部において展開する(第1の手順)。この内タイヤ20の膨張については第2のリムバルブ14を介して行なう。第2のリムバルブ14は外気と内タイヤ20の内部とを通じさせるものであり、空気の流通とバルブの開閉を制御することにより内タイヤ20の内部の空気圧を調整することができる仕組みとなっている。この第2のリムバルブ14を介して内タイヤ20の内部の空気圧を増加し、内タイヤ20を膨らませてチューブレスタイヤ30の内部で展開させる。内タイヤ20を膨らませた後は第2のリムバルブ14を閉じて内タイヤ20を密閉し、内タイヤ20の膨張状態を維持固定する。この内タイヤ20の径はランフラットタイヤの中子の径として適切な程度の大きさを持っている。
なお、この段階では、チューブレスタイヤ30の内部の空気圧は第1のリムバルブ13を開いているので外気圧と同じである。
次に、チューブレスタイヤ30の空気圧を調整する。第1のリムバルブ13を介してチューブレスタイヤ30の内部の空気圧を調整し、その後第1のリムバルブ13を閉じ、チューブレスタイヤ30を密封する(第2の手順)。
チューブレスタイヤ30の内圧を所定の空気圧となるまで空気を充填するとチューブレスタイヤ30が通常の使用状態にまで膨らみ、車両の走行に適したものとなる。
なお、上記の2つの手順、つまり、第1の手順として最初に第2のリムバルブ14で内タイヤ20の内圧を所定圧力まで調整し、その後、第2の手順により第1のリムバルブ13でチューブレスタイヤ30の内圧を所定圧力まで調整する。この2段階の手順によれば、内タイヤ20に充填する空気量を、パンク時に内タイヤ20が中子としての膨らみを維持するための適切な量とすることができる。
その理由は以下の通りである。外側のチューブレスタイヤ30がパンクした場合、チューブレスタイヤ30内の空気圧が所定圧力から急激に外気圧まで下がるところ、内タイヤ20が自らの内圧による膨張に耐えなければ内タイヤ20も一緒に破裂してしまう。上記手順であれば最初に第2のリムバルブ14で内タイヤ20の内圧を所定圧力まで調整する際はチューブレスタイヤ30は外気圧となっており、内タイヤ20に充填された空気量は外気圧に対して適度に膨らむための適切な量となるからである。
なお、第2の手順により第1のリムバルブ13を介してチューブレスタイヤ30を所定圧力まで高めてゆくと、内タイヤ20も押圧されて当該所定圧力まで高められ、内タイヤ20自体はやや萎む。しかし、このようにやや萎んだ状態であることにより、パンク時にチューブレスタイヤ30の内圧が急激に外気圧まで下がった場合には自らの内圧でしっかりと膨らみ、中子の役割を果たすことができる。
図5は、上記手順により空気を充填して得た、本実施例1にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの完成状態の一例を示した図である。図5(a)は斜視図であり、図5(b)はその断面を示した図である。図5(b)に見るように内タイヤ20はチューブレスタイヤ30の内部で膨らんで展開されている。
次に、タイヤがパンクした場合の効果について説明する。
図6の左側が正常な状態のタイヤを示す図、右側は従来のチューブレスタイヤ30がパンクした状態を示す図、中央は本発明のチューブレスタイヤ30がパンクした状態を示す図である。
チューブレスタイヤ30がパンクした場合、チューブレスタイヤ30が破れて車重を支えられなくなり車体が落ち込むが、車体の落ち込みが大きいほどハンドル操作が困難となり危険性が増す。従来のタイヤホイールでは左側の図の状態から右側の図の状態まで一気に車体が落ち込むこととなる。つまり、高さB分落ち込むこととなり非常に危険な状態を招く。一方、本発明の場合、内タイヤ20により一時的に車重を支える構造となっているので、左側の図の状態から中央の図の状態まで車体が落ち込むこととなる。つまり、高さA分落ち込むこととなる。車体が落ち込む高さを比較すると明らかなように、従来のタイヤホイールでは高さB分落ち込むのに対して本発明のタイヤホイールでは高さA分のみしか落ち込まないので、パンク時であっても落ち込みが小さく、より安全なものとなる。
なお、パンク時において、中子となる内タイヤ20の構造的強度に関して説明しておく。外側のチューブレスタイヤ30はパンクしても完全には破り取れず一時的にホイールの周囲に残存する。このとき内タイヤ20は外側のチューブレスタイヤ30に対する一種のチューブのような働きをする。つまり一時的ではあるがチューブタイヤのように働くこととなる。長時間走行ではなく停止するまでの短時間走行であれば外側のチューブレスタイヤ30と内タイヤ20によりチューブタイヤの如くの走行が可能となる。本発明は当該効果を狙っている。
次に、タイヤ交換の手順について説明しておく。本発明の特徴として、外側のチューブレスタイヤ30が磨耗して交換が必要となった場合などにおいて、外側のチューブレスタイヤ30のみを交換できることもできる。従来のランフラットタイヤであれば外側のチューブレスタイヤ30が磨耗した場合でもランフラットタイヤ全体を交換する必要があった。本発明では外側のチューブレスタイヤ30と内タイヤ20は分離されているので外側のチューブレスタイヤ30のみを交換すればよい。
取り外しの第1の手順は、図7に示すように、まず始めに、第2のリムバルブ14を開放して内タイヤ20内の空気を抜き、内タイヤ20を収縮させる。内タイヤ20は収納空間となる収納部12に収まる。次に、第1のリムバルブ13を開放して外側のチューブレスタイヤ30内の空気を抜く。
次に、取り外しの第2の手順として、図8に示すように、外側チューブレスタイヤ30のビード部をホイールの外周縁11から外し、チューブレスタイヤ30とホイール10を分離し、ホイール10をチューブレスタイヤ30から抜き取る。内タイヤ20は収縮してその径が小さくなっているのでホイール10を抜き出す際に邪魔とはならない。
この2段階の手順により外側のチューブレスタイヤ30のみ取り外し、交換することができる。なお、新しいチューブレスタイヤ30の装着は図3から図4の手順に従って取り付ければよい。
以上、本発明の実施例1にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの構成例を示したが、上記構成は一例であり種々の変更が可能である。
実施例2のタイヤホイールは、内タイヤを膨らませる方法として、内タイヤの素材として伸縮性を有する素材の表面に硬質ゴムなどの堅い素材を間歇的に設け、いわゆる蛇腹方式にて折り畳みができるように構成しておき、空気を充填することにより膨らませる方法(第2の方法)を用いた構成例である。
図9は、実施例2にかかるホイールの基本構成を模式的に示した図、図10は図9に示したホイールの内タイヤを膨らませた様子を示す図である。なお、装着手順などは一例であり、ビードへの取り付けなど細かい手順については図示を省略している。
図9はホイールの概観を示しており、図9(a)が正面図、図9(b)が縦断面図、図9(c)が側面図となっている。実施例2のホイールに関しても収納部12の範囲は実施例1と同様で良いので図1(e)に相当する図は省略した。
図9(a)から図9(c)に示すように、実施例2にかかるホイール10aは、外周縁11、収納部12、ホイール10aに装着されるチューブレスタイヤ30の空気圧を調整する第1のリムバルブ13、後述する内タイヤ20aの空気圧を調整するための第2のリムバルブ14を備えている点は実施例1と同様である。外周縁11、収納部12、第1のリムバルブ13、第2のリムバルブ14に関してはその機能や構造は実施例1に示したものと同様で良い。
内タイヤ20aは伸縮性を有する素材の表面に硬質ゴムなどの堅い素材を間歇的に設け、いわゆる蛇腹方式にて折り畳みができるように構成されたものである。内タイヤ20a全体は伸縮性を有する柔らかいゴム素材などで構成されており、例えば、実施例1のように空気を充填すると膨らむ構成となっている。しかし、実施例2の内タイヤ20aは外周部分に硬質ゴムなどの堅い素材でできた外皮が間歇的に設けられている。つまり図9(c)に見るように堅い素材である外皮の間には柔らかいゴム素材があり、この部分が伸縮したり折り畳みできたりする構成となっており、いわゆる蛇腹方式で全体が伸縮できる構成となっている。
なお、実施例2の内タイヤ20aでは、外皮が硬質ゴムなどの堅い素材で覆われているので構造的強度が強くなる効果も得られる。
内タイヤ20aは収縮した状態では収納部12の中に収められるサイズに製作されており、第2のリムバルブ14により空気などを充填することにより膨らみ、内タイヤ20aがランフラットタイヤの中子となる。
内タイヤ20aをホイール10aに対して固定する方法に関しては、実施例1と同様、図9(b)のように内タイヤ20aの底部を厚手で強固なゴムにより構成し、当該ゴムを収納部12底部近くの側面の突起と嵌合させて噛み合わせることにより固定して遠心力によっても外れなくなるように工夫されている。
図10は内タイヤ20aを膨らませる様子の一例を示した図である。
図10左に示すように、内タイヤ20aは収縮した状態では収納部12の中に収められている。図10右は第2のリムバルブ14により空気を充填して内タイヤ20aを膨らませた状態を示している。内タイヤ20aは膨らんだ状態においては、その径は外周縁11の径より大きいものとなっており、二重構造を備えたタイヤの中子として機能しうるサイズとなっている。
図11および図12は、チューブレスタイヤ30をホイール10aの外周に装着し、内タイヤ20aを中子として展開する手順を模式的に示した図である。
チューブレスタイヤ30のホイール10aへの装着方法は実施例1と同様である。まず、図11左側から図11右側に示すように、チューブレスタイヤ30に対してホイール10aを通し入れる。チューブレスタイヤ30のビード部(図示せず)をホイール10aの外周縁11に対して従来の方法にて取り付ける(詳細は図示せず)。この時、内タイヤ20aは収縮して収納部12の中に収納されている状態であり、その径が小さくなっているのでチューブレスタイヤ30のホイール10aへ通し入れの際には邪魔にならず従来の通常の手順に従って装着が可能となる。
チューブレスタイヤ30の装着後、内タイヤ20aに対して第2のリムバルブ14を介して空気を充填し、図12左側の状態から図12右側の状態にする。
なお、内タイヤ20aに対して第2のリムバルブ14を介して空気を充填する手順(第1の手順)と、その後、チューブレスタイヤ30に対して第1のリムバルブ13を介して空気を充填する手順(第2の手順)の2段階の手順で空気を充填していく点は実施例1に説明したものと同様であり、ここでの説明は省略する。
図13は、上記手順により空気を充填して得た、本実施例2にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの完成状態の一例を示した図である。図13(a)は斜視図であり、図13(b)はその断面を示した図である。図13(b)に見るように内タイヤ20aはチューブレスタイヤ30の内部で膨らんで展開されており、ランフラットタイヤの中子として機能する。内タイヤ20aの外周には堅い素材部分が補強されており中子としての構造強度が向上している。
次に、タイヤ交換の手順について説明しておく。実施例1と同様、本実施例2においても外側のチューブレスタイヤ30が磨耗して交換が必要となった場合などにおいて、外側のチューブレスタイヤ30のみを交換できることができる。
取り外しの第1の手順は、図14に示すように、まず始めに、第2のリムバルブ14を開放して内タイヤ20a内の空気を抜き、内タイヤ20aを収縮させる。内タイヤ20aは収納空間となる収納部12に収まる。次に、第1のリムバルブ13を開放して外側のチューブレスタイヤ30内の空気を抜く。
次に、取り外しの第2の手順として、図15に示すように、外側チューブレスタイヤ30のビード部をホイールの外周縁11から外し、チューブレスタイヤ30とホイール10aを分離し、ホイール10aをチューブレスタイヤ30から抜き取る。内タイヤ20aは収縮してその径が小さくなっているのでホイール10aを抜き出す際に邪魔とはならない。
この2段階の手順により外側のチューブレスタイヤ30のみ取り外し、交換することができる。なお、新しいチューブレスタイヤ30の装着は図11から図12の手順に従って取り付ければよい。
以上、本発明の実施例2にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの構成例を示したが、上記構成は一例であり種々の変更が可能である。
実施例3のタイヤホイールは、内タイヤを膨らませる方法として、内タイヤの素材として伸縮性は有しないが柔らかい素材(例えばグラスファイバーなどの強化繊維素材)を採用し、空気が抜かれて萎んでいる状態から空気を充填することにより膨らませる方法(第3の方法)を用いた構成例である。
図16は、実施例3にかかるホイールの基本構成を模式的に示した図、図17は図16に示したホイールの内タイヤを膨らませた様子を示す図である。なお、装着手順などは一例であり、ビードへの取り付けなど細かい手順については図示を省略している。
図16はホイールの概観を示しており、図16(a)が正面図、図16(b)が縦断面図、図16(c)が側面図となっている。実施例3のホイールに関しても収納部12の範囲は実施例1と同様で良いので図1(e)に相当する図は省略した。
図16(a)から図16(c)に示すように、実施例3にかかるホイール10bは、外周縁11、収納部12、ホイール10bに装着されるチューブレスタイヤ30の空気圧を調整する第1のリムバルブ13、後述する内タイヤ20bの空気圧を調整するための第2のリムバルブ14を備えている点は実施例1、実施例2と同様である。外周縁11、収納部12、第1のリムバルブ13、第2のリムバルブ14に関してはその機能や構造は実施例1、実施例2に示したものと同様で良い。
内タイヤ20bは例えばグラスファイバーなどの強化繊維素材のように伸縮性は有しないが薄くて丈夫な素材でできており、折り畳んだり膨らませたりできるように構成されたものである。なお、膨らんだ状態で空気が漏れないものであることが好ましい。例えば、グラスファイバーなどの強化繊維素材の場合、裏面および底部はゴム素材など空気が漏れないような合成化学素材が用いられて密封された構造となっていることが好ましい。
内タイヤ20bは収縮した状態では布切れのように柔軟自在に曲がるようになり、第2のリムバルブ14により空気などを充填することにより膨らみランフラットタイヤの中子となる。
内タイヤ20bをホイール10bに対して固定する方法に関しては、実施例1と同様、図16(b)のように内タイヤ20bの底部を厚手で強固なゴムにより構成し、当該ゴムを収納部12底部近くの側面の突起と嵌合させて噛み合わせることにより固定して遠心力によっても外れなくなるように工夫されている。
図17は内タイヤ20bを膨らませる様子の一例を示した図である。
図17左に示すように、内タイヤ20bは収縮した状態では左右に縮んだ状態となっている。図17右は第2のリムバルブ14により空気を充填して内タイヤ20bを膨らませた状態を示している。内タイヤ20bは膨らんだ状態において安定し、その径は外周縁11の径より大きいものとなっており、二重構造を備えたタイヤホイールの中子として機能しうるサイズとなっている。
図18および図19は、チューブレスタイヤ30をホイール10bの外周に装着し、内タイヤ20bを中子として展開する手順を模式的に示した図である。
チューブレスタイヤ30のホイール10bへの装着方法は、まず、図18左側から図18右側に示すように、チューブレスタイヤ30に対してホイール10bを通し入れる。チューブレスタイヤ30のビード部(図示せず)をホイール10bの外周縁11に対して従来の方法にて取り付ける(詳細は図示せず)。この時、内タイヤ20bは柔軟自在に折れ曲がるので、ホイール10bの収納部12の径がチューブレスタイヤ30の孔の内径(リム径)より小さく少しの隙間があれば、その隙間に内タイヤ20bを押し込むことができ、図18右側のようにホイール10bへ通し入れの際には邪魔にならず内タイヤ20bも通し入れることができる。内タイヤ20bがチューブレスタイヤ30の中に入った後は従来の通常の手順に従ってビード部をホイール10bに装着すれば良い。
チューブレスタイヤ30の装着後、内タイヤ20bに対して第2のリムバルブ14を介して空気を充填し、図19左側の状態から図19右側の状態にする。
なお、内タイヤ20bに対して第2のリムバルブ14を介して空気を充填する手順(第1の手順)と、その後、チューブレスタイヤ30に対して第1のリムバルブ13を介して空気を充填する手順(第2の手順)の2段階の手順で空気を充填していく点は実施例1に説明したものと同様であり、ここでの説明は省略する。
図20は、上記手順により空気を充填して得た、本実施例3にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの完成状態の一例を示した図である。図20(a)は斜視図であり、図20(b)はその断面を示した図である。図20(b)に見るように内タイヤ20bはチューブレスタイヤ30の内部で膨らんで展開されており、ランフラットタイヤの中子として機能する。
次に、タイヤ交換の手順について説明しておく。実施例1と同様、本実施例3においても外側のチューブレスタイヤ30が磨耗して交換が必要となった場合などにおいて、外側のチューブレスタイヤ30のみを交換できることができる。
取り外しの第1の手順は、図21に示すように、まず始めに、第2のリムバルブ14を開放して内タイヤ20b内の空気を抜き、内タイヤ20bを収縮させる。その後、第1のリムバルブ13を開放して外側のチューブレスタイヤ30内の空気を抜く。
次に、取り外しの第2の手順として、図22に示すように、外側チューブレスタイヤ30のビード部をホイールの外周縁11から外し、チューブレスタイヤ30とホイール10bを分離し、ホイール10bをチューブレスタイヤ30から抜き取る。内タイヤ20bは収縮して柔軟自在となっているのでホイール10bの収納部12の径がチューブレスタイヤ30の孔の内径(リム径)より小さく少しの隙間があれば、その隙間に内タイヤ20bが入り込み、ホイール10bを抜き出すことができる。
この2段階の手順により外側のチューブレスタイヤ30のみ取り外し、交換することができる。なお、新しいチューブレスタイヤ30の装着は図18から図19の手順に従って取り付ければよい。
以上、本発明の実施例3にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの構成例を示したが、上記構成は一例であり種々の変更が可能である。
実施例4は、二重構造を備えた本発明の第2のタイヤホイールの構成例である。
図23は、実施例4にかかるホイール10cの基本構成を模式的に示した図、図24は、図23に示したホイール10cの板状体を展開させた様子を示す図である。なお、ビード部への取り付けなど細かい手順については図示を省略しており、また、チューブレスタイヤ30の装着手順や板状体の展開手順などは一例である。
図24は実施例4のホイールの概観を示しており、図23(a)が正面図、図23(b)は側面図を模式的に示している。図23に示すように、本発明にかかるホイール10cは、外周縁11、板状体40、チューブレスタイヤ30の空気圧を調整する第1のリムバルブ13を備えている。外周縁11、第1のリムバルブ13は実施例1と同様で良い。なお、図23では後述するように板状体40の取り付け角度を調整する角度調整機構、および、通常のホイール10cが備えるその他の構造物などの図示は省略している。
板状体40は、ホイール10cへの取り付け角度の調整が可能な板状の構造物であって、ホイール10cの外周に沿って多数枚配置されている。
板状体40の取り付け角度はホイールの外周に沿うような角度である場合においてはその広がりの径が外周縁11の径より小さくなるように調整される。また、板状体40の取り付け角度を調整して各板状体40がホイール10cの外側方向に向いて広がるように展開した場合にはその広がりの径がホイールの外周縁11の径よりも大きな径となるように調整される。
図24(a)左側は板状体40がホイール10cの外周に沿う状態となっている様子を示した図であり、図24(a)の右側は板状体40がホイール10cの外側にむいて広がるように展開された様子示した図である。
図24(a)左側に示すように、板状体40はホイール10cの外周に沿う状態ではその広がりの径が外周縁11の径より小さくなっている。板状体40は図24(a)右側に示すようにその取り付け角度を角度調整機構(図示せず)により自在に角度を調整することができる。つまり図24(a)右側に示すようにホイール10cの外側方向に向いて広がるように展開した状態とすることができる。板状体40の広がりの径はホイール10cの外周縁11の径よりも大きな径となっており、タイヤの中子として機能しうるサイズとなっている。
なお、板状体40の形状として以下の工夫を加えておくことが好ましい。
第1の工夫は、図24(b)の側面図に示すように、ホイール10cの外周に沿う湾曲を持たせるという工夫である。このような湾曲を持っていれば板状体40をホイール10cの外周に沿う状態としたときにその広がりの径を最もコンパクトに小さくすることができるからである。
第2の工夫は、図24(b)の平面図に示すように、板状体40の一方側を凸形状として他方側を対応する凹形状とする工夫である。図24(b)の板状体40の形状にみるように凸形状と凹形状が対応し合っており、図24(c)に示すように、板状体40を並べた状態において、隣接し合う板状体40の間で凸形状と凹形状が対応し合うように配することができ、重なり合うことによる段差が生じず図示のように滑らかな円弧状態にすることができ、スムーズに収納することが可能となる。この工夫により板状体の長さ(ホイール周回方向の長さ)を長くでき、かつ、板状体同士を密に並べることができ、ホイール外周に並べられる板状体40の数を多くすることができる。なお、板状体の長さ(ホイール周回方向の長さ)を長くすれば後述するように板状体40の取り付け角度を調整して展開した場合、その径が大きくなるというメリットが得られる。また、ホイール外周に並べられる板状体40の数を多くできればランフラットタイヤの中子としての構造的強度が向上できるというメリットが得られる。
なお、板状体40の素材としては、軽量な金属、軽量な硬質プラスチック、軽量な硬質ゴムなどを採用することができる。
図25および図26は、チューブレスタイヤ30をホイール10cの外周に装着し、板状体40を中子として展開する手順を模式的に示した図である。
図25および図26ではチューブレスタイヤ30について、その外形概略は実線で示され、内部の断面概略形状は点線で示されている。内部の断面概略形状はホイール10cの装着関係の概略を分かりやすくするために併せて示している。
まず、図25左側に示すように、チューブレスタイヤ30に対して本発明のホイール10cを通し入れる。チューブレスタイヤ30のビード部をホイール10cの外周縁11に対して従来の方法にて取り付ける(詳細は図示せず)。チューブレスタイヤ30およびホイール10cの外周縁11の形状や構造は従来の方法と同じで良い。
この時、板状体40は取り付け角度がホイール外周に沿う角度に調整されておりその径が小さくなっているのでチューブレスタイヤ30をホイール10cへ通し入れる際には邪魔にならず従来の通常の手順に従って装着が可能となる。
次に、図26の左側から右側に示すように、板状体40のホイール10cへの取り付け角度を調整して、板状体40がホイール10cの外側方向に向いて広がるように展開してチューブレスタイヤ30の内側で広がりを持たせる。この板状体40の広がりの径はランフラットタイヤの中子の径として適切な程度の大きさを持っている。
チューブレスタイヤ30に第1のリムバルブ13を介して所定の空気圧まで空気を充填するとチューブレスタイヤ30が通常の使用状態にまで膨らみ、車両の走行に適したものとなる。
なお、板状体40の展開に伴ってチューブレスタイヤ30の内圧は変化しないので、板状体40の展開とチューブレスタイヤ30への空気の充填との順序は問われず、チューブレスタイヤ30に空気を充填した後に板状体40を展開しても良い。
図27は、上記手順により空気を充填して得た、本実施例4にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの完成状態の一例を示した図である。図27(a)は斜視図であり、図27(b)はその断面を示した図である。図27(b)に見るように板状体40はチューブレスタイヤ30の内部で展開されている。
次に、タイヤがパンクした場合の効果について説明する。
図28の左側が正常な状態のタイヤを示す図、右側は従来のタイヤホイールがパンクした状態を示す図、中央は本発明の第2のタイヤホイールがパンクした状態を示す図である。
チューブレスタイヤ30がパンクした場合、チューブレスタイヤ30が破れて車重を支えられなくなり車体が落ち込むが、従来のタイヤホイールでは左側の図の状態から右側の図の状態まで一気に車体が落ち込むので高さB分落ち込むこととなり非常に危険な状態を招く。一方、本発明の第2のタイヤホイールの場合、板状体40により一時的に車重を支える構造となっているので、左側の図の状態から中央の図の状態まで車体が落ち込むこととなり、高さA分落ち込むこととなる。車体が落ち込む高さを比較すると明らかなように、従来のタイヤホイールでは高さB分落ち込むのに対して本発明の第2のタイヤホイールでは高さA分のみしか落ち込まないので、パンク時であっても落ち込みが小さく、より安全なものとなる。
なお、板状体40を展開した状態の内径の調整について説明しておく。板状体40のホイール10cへの取り付け角度により自在に板状体40の広がりの径を調整することができる。つまり中子としての高さの調整を意味するので、車種や用途に応じて板状体40の取り付け角度を適宜調整して中子の高さを適切なものに調整すれば良い。
なお、パンク時における板状体40の構造的強度に関して説明しておく。外側のチューブレスタイヤ30はパンクしても完全には破り取れず一時的にホイールの周囲に残存する。このとき板状体40は一時的に車重を支えることができるものであれば良い。長時間走行ではなく停止するまでの短時間走行であれば良い。本発明は当該効果を狙っている。
次に、タイヤ交換の手順について説明しておく。本発明の特徴として、外側のチューブレスタイヤ30が磨耗して交換が必要となった場合などにおいて、外側のチューブレスタイヤ30のみを交換できることもできる。本発明の第2のタイヤホイールでは外側のチューブレスタイヤ30と板状体40は分離されているので外側のチューブレスタイヤ30のみを交換すればよい。
取り外しの第1の手順は、図29に示すように、板状体40の取り付け角度を調整して板状体40をホイール外周に沿うように寝かせ、第1のリムバルブ13を開放して外側のチューブレスタイヤ30内の空気を抜く。なお、板状体40の角度調整と第1のリムバルブ13の開放の順序は問われず、どちらを先にしても良い。
次に、取り外しの第2の手順として、図30に示すように、外側のチューブレスタイヤ30のビード部をホイールの外周縁11から外し、チューブレスタイヤ30とホイール10cを分離し、ホイール10cをチューブレスタイヤ30から抜き取る。板状体40の径は小さくなっているのでホイール10cを抜き出す際に邪魔とはならない。
この2段階の手順により外側のチューブレスタイヤ30のみ取り外し、交換することができる。なお、新しいチューブレスタイヤ30の装着は図25から図26の手順に従って取り付ければよい。
以上、本発明の実施例4にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの構成例を示したが、上記構成は一例であり種々の変更が可能である。
以上、二重構造を備えたタイヤホイールの構成例における好ましい実施例を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本発明の二重構造を備えたタイヤホイールは、乗用車、トラック、バス等の自動車のタイヤや、航空機や特殊車両用のタイヤなどに適用される。
二重構造を備えた本発明の第1のチューブレスタイヤにかかるホイールの基本構成を模式的に示した図 図1に示したホイールの内タイヤを膨らませた様子を示す図 チューブレスタイヤをホイールの外周に装着する手順を模式的に示した図 チューブレスタイヤ内において内タイヤを中子として展開する手順を模式的に示した図 実施例1にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの完成状態の一例を示した図 タイヤがパンクした場合の効果について説明する図 チューブレスタイヤ内において内タイヤを収縮する手順を模式的に示した図 チューブレスタイヤをホイールの外周から外す手順を模式的に示した図 実施例2にかかるホイールの基本構成を模式的に示した図 実施例2にかかるホイールの内タイヤを膨らませた様子を示す図 チューブレスタイヤをホイールの外周に装着する手順を模式的に示した図 チューブレスタイヤ内において内タイヤを中子として展開する手順を模式的に示した図 実施例2にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの完成状態の一例を示した図 チューブレスタイヤ内において内タイヤを収縮する手順を模式的に示した図 チューブレスタイヤをホイールの外周から外す手順を模式的に示した図 実施例3にかかるホイールの基本構成を模式的に示した図 実施例3にかかるホイールの内タイヤを膨らませた様子を示す図 チューブレスタイヤをホイールの外周に装着する手順を模式的に示した図 チューブレスタイヤ内において内タイヤを中子として展開する手順を模式的に示した図 実施例3にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの完成状態の一例を示した図 チューブレスタイヤ内において内タイヤを収縮する手順を模式的に示した図 チューブレスタイヤをホイールの外周から外す手順を模式的に示した図 実施例4にかかるホイールの基本構成を模式的に示した図 図23に示したホイールの板状体を展開させた様子を示す図 実施例4にかかるホイールの外周にチューブレスタイヤを装着する手順を示す図 実施例4にかかる板状体を中子として展開する手順を模式的に示した図 実施例4にかかる二重構造を備えたタイヤホイールの完成状態の一例を示した図 タイヤがパンクした場合の効果について説明する図 チューブレスタイヤ内において板状体を寝かせる手順を模式的に示した図 チューブレスタイヤをホイールの外周から外す手順を模式的に示した図 従来のチューブレスタイヤの基本構造を示す図
符号の説明
10,10a,10b,10c ホイール
11 外周縁
12 収納部
13 第1のリムバルブ
14 第2のリムバルブ
20,20a,20b 内タイヤ
30 チューブレスタイヤ
40 板状体

Claims (12)

  1. チューブレスタイヤのビード部分を取り付ける外周縁と、前記外周縁よりも径が小さい収納部とを外周に備えたホイールと、
    前記収納部の中に収納されうる内タイヤと、
    前記チューブレスタイヤの空気圧を調整する第1のリムバルブと、前記内タイヤの空気圧を調整するための第2のリムバルブを備え、
    前記内タイヤを前記収納部の中に収納した状態で前記チューブレスタイヤを前記ホイールの外周縁に装着した後、前記第2のリムバルブを介して空気を前記内タイヤ内に所定空気圧となるまで注入して前記内タイヤを前記チューブレスタイヤの内側で膨らまし、外側の前記チューブレスタイヤに対してその内側に前記内タイヤを設けた、二重構造を備えたタイヤホイール。
  2. 前記内タイヤの素材が可膨性を有する素材であり、前記第2のリムバルブを介して空気を前記内タイヤ内に所定空気圧となるまで注入して前記内タイヤを前記チューブレスタイヤの内側で膨らました状態において、前記内タイヤの径が前記ホイールの外周縁の径より大きいことを特徴とする請求項1に記載の二重構造を備えたタイヤホイール。
  3. 前記内タイヤの底部を厚手で強固なゴム素材により構成し、前記内タイヤの底部の形状が収納部12底部近くの側面の突起形状と嵌合する形状であり、両者を嵌合させることにより固定して、前記ホイールの回転による遠心力によっても前記内タイヤが前記ホイールから外れなくなることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤホイール。
  4. 前記内タイヤおよび前記チューブレスタイヤに空気を充填する手順を、最初に前記第2のリムバルブで前記内タイヤの内圧を所定圧力まで調整する第1の手順と、次に、前記第1のリムバルブで前記チューブレスタイヤの内圧を所定圧力まで調整する第2の手順の、2段階の手順としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の二重構造を備えたタイヤホイール。
  5. 前記ホイールの外周に装着している前記チューブレスタイヤが磨耗した場合、前記第1のリムバルブで前記チューブレスタイヤの内圧を所定圧力まで調整する第2の手順、前記第2のリムバルブで前記内タイヤの内圧を所定圧力まで調整する第1の手順により空気を抜いて前記内タイヤを収縮させた後、前記ホイールを前記チューブレスタイヤから抜き出し、新しい前記チューブレスタイヤを逆の手順で取り付けることにより前記チューブレスタイヤを交換することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のタイヤホイール。
  6. 前記内タイヤの素材が、ゴム、プラスチック、繊維のいずれかまたはそれらの組み合わせまたはそれらに構造強化素材を配合した請求項1から5のいずれかに記載の二重構造を備えたタイヤホイール。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の二重構造を備えたタイヤホイールに用いられるホイール。
  8. チューブレスタイヤのビード部分を取り付ける外周縁と、前記外周縁よりも径が小さい収納部とを外周に備えたホイールと、
    前記ホイール外周に沿って配され、前記ホイールへの取り付け角度の調整が可能な多数の板状体であって、前記取り付け角度が前記ホイール外周に沿うような角度である場合において前記板状体の広がりの径が前記外周縁の径より小さくなる板状体と、
    前記チューブレスタイヤの空気圧を調整するリムバルブを備え、
    前記板状体の取り付け角度を前記ホイール外周に沿う角度とした状態で前記チューブレスタイヤを前記ホイールの外周縁に装着した後、前記板状体の前記ホイールへの取り付け角度を調整して前記板状体が前記ホイールの外側方向に向いて広がるように展開して前記チューブレスタイヤの内側で広がりを持たせ、外側の前記チューブレスタイヤに対してその内側に前記板状体を設けた、二重構造を備えたタイヤホイール。
  9. 前記板状体が前記ホイールの外周に沿う湾曲を持ったことを特徴とする請求項8に記載の二重構造を備えたタイヤホイール。
  10. 前記板状体の形状が、前記ホイールの外周に沿って並べられた状態において、前記ホイールの一の周回方向に凸形状、前記一の周回方向とは反対の周回方向に凹形状を持ち、隣接し合う前記板状体の間で前記凸形状と前記凹形状が対応し合うように配置することにより、前記板状体の長さ(前記ホイール周回方向の長さ)を長くし、かつ、前記ホイール外周に並べられる前記板状体の数を多くしたことを特徴とする請求項8または9に記載の二重構造を備えたタイヤホイール。
  11. 前記板状体の素材が、金属、硬質プラスチック、硬質ゴムのいずれかまたはそれらの組み合わせである請求項8から10のいずれかに記載の二重構造を備えたタイヤホイール。
  12. 請求項8から11のいずれかに記載の二重構造を備えたタイヤホイールに用いられるホイール。
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