JP2000085321A - 特に一体のリムと2つのタイヤ側壁を有する特にチュ―ブレス空気タイヤとを備えた車輪 - Google Patents

特に一体のリムと2つのタイヤ側壁を有する特にチュ―ブレス空気タイヤとを備えた車輪

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JP2000085321A
JP2000085321A JP11217293A JP21729399A JP2000085321A JP 2000085321 A JP2000085321 A JP 2000085321A JP 11217293 A JP11217293 A JP 11217293A JP 21729399 A JP21729399 A JP 21729399A JP 2000085321 A JP2000085321 A JP 2000085321A
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rim
clamping
side wall
tire
radially inner
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Thomas Diekmann
トーマス・デイークマン
Bernward Dr Bayer
ベルンヴアルト・バイエル
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Continental AG
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B21/00Rims
    • B60B21/02Rims characterised by transverse section
    • B60B21/021Rims characterised by transverse section with inwardly directed flanges, i.e. the tyre-seat being reversed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に一体のリムと2つのタイヤ側壁を有す
る特にチューブレス空気タイヤとを備えた車輪を、簡単
かつ機能的に確実に形成する。 【解決手段】 特に一体のリムと2つのタイヤ側壁を有
する特にチューブレス空気タイヤとを備えた車輪は、リ
ムが少なくとも軸方向端面に、側壁の半径方向内側の端
範囲を収容するための環状室を備え、環状室内の支持面
に対して側壁の半径方向内側の端範囲を締付け固定する
ための少なくとも1個の締付け要素が、側壁の半径方向
内側の端範囲を締付けるための締付け位置から、締付け
を解除するための解放位置にあるいは解放位置から締付
け位置に軸方向に移動可能に配置され、締付け位置で締
付け要素を軸方向からリムに錠止するためのばね急速固
定具がリムと締付け要素の間に形成されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に一体のリムと
2つのタイヤ側壁を有する特にチューブレス空気タイヤ
とを備えた車輪と、側壁の半径方向内側の端範囲と締付
けリングを環状室に軸方向に挿入することにより空気タ
イヤをリムに固定するために、リムの両側にそれぞれ環
状室を備え、この環状室がリムの特に一体の軸方向端面
に形成され、環状室が側壁の半径方向内側の端範囲を収
容し、かつ側壁の半径方向内側の端範囲内で締付けリン
グを半径方向に収容する、ランフラット支持面を有する
リムに空気タイヤを取付けるための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最新の構造のチューブレス車両空気タイ
ヤは一般的に、その側壁の半径方向内側の端部に、ビー
ドを備えている。タイヤビードからタイヤビードまで、
ゴムで被覆した強度部材によって形成されたラジアル構
造のカーカスが延びている。各々のタイヤビード内に
は、タイヤ軸線に対して同心的に配置された、引張りに
対して強く、剛性のあるリング状の鋼製ビードコアが形
成されている。このビードコア内にはカーカスが固着さ
れている。車両空気タイヤをリムに取付ける際に、車両
空気タイヤはそのビードによってリムの半径方向外側の
外周面に固定される。ビードコアの引張り強度と剛性に
よって生じるビードの高い引張り強度と剛性は、チュー
ブレスタイヤにおいて望まれる、リムとタイヤの連結部
のシールを保証し、空気を入れたタイヤの状態でのリム
に対するタイヤの密封装着を保証する。引張りに対して
強く剛性のあるビードコアを形成することにより、激し
い走行の場合にも、タイヤが半径方向外側に向いたリム
フランジから軸方向に滑り落ちることがない。
【0003】車両空気タイヤの組み立てまたは分解のた
めに、一体のリムの場合、引張り強度と剛性のあるビー
ドの内径部は、剛性のあるビードの内径部よりも大きな
リムフランジの外径部上を移動しなければならない。こ
れを可能にするために、付加的なコストが必要であり、
例えばリムに深底を形成する必要がある。
【0004】空気圧力低下の際に、タイヤ側壁が折れ曲
がる。その際、タイヤ側壁は、車両空気タイヤをリム上
で軸方向に保持するために形成されたリムフランジに押
し付けられる。車両を更に走行させると、タイヤ側壁と
リムフランジが破壊される。車両空気タイヤがリムから
外れる。
【0005】これを防止するために、および圧縮空気の
漏れにもかかわらず継続して走行できるようにするため
に、一体のリムの半径方向外面に、リムフランジから半
径方向に突出する付加的なランフラット支持面を形成す
ることが提案された。圧縮空気が漏れたときに、車両空
気タイヤのトレッド範囲の半径方向内面が、このランフ
ラット支持面に支持され、それによって圧縮空気が漏れ
た後でランフラット特性が保証される。このようなリム
上での車両空気タイヤの組み立てと分解は困難であるこ
とが判った。というのは、引張り強度と剛性のあるビー
ドを、ランフラット面の大きな外径部を越えて移動させ
なければならず、ランフラット面がリム上のビード装着
面の間で組み立て補助部材を使用するために、例えば深
底を形成するために供される軸方向空間を付加的に制限
するからである。剛性がありかつ引張りに対して強いビ
ードを組み立てることができるようにするためには、ラ
ンフラット支持面の外径と、剛性がありかつ引張りに対
して強いビードの内径との実施可能な比が非常に制限さ
れている。ランフラット支持面の外径は、剛性のあるビ
ードを、このランフラット支持面を越えて移動させるこ
とができるような大きさに選定すればよい。これによ
り、ランフラット支持面は大部分が剛性のあるビードの
比較的に小さな内径と、それに伴いランフラット特性に
とって重要でないパラメータによって決定される。最適
なランフラット特性に調和した、リムのランフラット支
持面の大きな外径部を越えて、車両空気タイヤを組み立
てることはもはや不可能である。
【0006】CTSタイヤにより、チューブレス車両空
気タイヤのビードを、一体のCTSリムの半径方向内側
の支持面に支持することが知られている。このCTSリ
ムは半径方向外側に、ランフラット支持面を備えてい
る。各々のタイヤビード内には、タイヤ軸線に対して同
心的に配置された、引張りに対して強く耐圧性のリング
状の鋼製ビードコアが形成されている。このビードコア
内にはカーカスが固着されている。CTS車両空気タイ
ヤは、リムに車両空気タイヤを組み立てる際に、そのビ
ードがリムの半径方向内側の周面に固定される。ビード
コアの引張り強度と圧縮強度によって生じるビードの大
きな引張り強度と圧縮強度は、チューブレスタイヤの場
合に所望される、リムとタイヤの連結部のシールを保証
し、タイヤに空気を入れた状態でリム状上におけるタイ
ヤの密封装着を保証する。ビードコアの圧力および引張
りに対して強い形状によって更に、激しい走行の場合に
も、車輪がリムの半径方向内側で半径方向内側に向いた
リムフランジから軸方向に滑り落ちることが防止され
る。このようなタイヤは例えばドイツ連邦共和国特許第
3000428号公報によって知られている。
【0007】リムシートとリムフランジがリムの半径方
向内側に形成されているので、CTSタイヤの場合に
は、リムの半径方向外周面に固定される従来のタイヤと
ホイールの装置の場合よりも大きな軸方向延長範囲がラ
ンフラット支持面を形成するために供される。リムフラ
ンジはもはや、CTSリムの半径方向外側で、ランフラ
ットを妨害するリム要素ではない。
【0008】CTS車両空気タイヤを組み立てまたは分
解するために、引張り強度と耐圧性を有するビードの内
径部は、リムの半径方向外側の周面で、剛性のあるビー
ドの内径よりも大きなランフラット支持面の外径を越え
て移動しなれけばならず、そしてリムの半径方向内側の
周面で、剛性のあるビードの内径よりも小さな内径を越
えて移動しなければならない。これを可能にするために
は、付加的なコストが必要であり、例えばリムの半径方
向内側の周面に中央隆起部を形成しなければならず、ま
たはコストのかかる特殊な組み立て技術が必要である。
【0009】従って、このようなリム上での車両空気タ
イヤの組み立てと分解は同様に困難であることが判っ
た。というのは、引張り強度があり、圧力に対して強い
CTSビードは、リムの半径方向外側でランフラット支
持面の大きな外径を越えて、そしてリムの半径方向内側
の周面で、剛性のあるビードの内径よりも小さな内径を
越えて移動させなければならないからである。圧力に対
して強く引張り強度のあるビードを組み立てできるよう
にするためには、CTSタイヤの場合にも、ランフラッ
ト支持面の外径と、引張り強度があり圧力に対して強い
ビードの内径との実施可能な比が非常に制限されてい
る。ランフラット支持面の外径は、剛性のあるビード
を、このランフラット支持面を越えて移動させることが
できるような大きさに選定すればよい。これにより、ラ
ンフラット支持面はCTSタイヤの場合にも、大部分が
剛性のあるビードの比較的に小さな内径と、それに伴い
ランフラット特性にとって重要でないパラメータによっ
て決定される。最適なランフラット特性に調和した、リ
ムのランフラット支持面の大きな外径を越えて、車両空
気タイヤの剛性のあるビードを組み立てることはもはや
不可能である。
【0010】ドイツ連邦共和国特許第19530939
号公報により、一体のリムとチューブレスでビードレス
の空気タイヤを備えた車輪が知られている。この車輪の
場合には、リムの半径方向外側の周面がランフラット支
持面を備えている。ビードレスの車両空気タイヤはリム
の半径方向内側の周面に加硫固定されている。車両空気
タイヤのビードレス構造は、このようなタイヤにおい
て、ビード直径と関係なくランフラット支持面を形成す
ることを可能にする。ランフラット面を形成するため
に、このような車両空気タイヤの場合に、ランフラット
にとって重要なパラメータが良好に考慮されるので、ラ
ンフラット特性を最適化するために望まれるランフラッ
ト支持面の大きな直径を簡単に実現することができる。
このような車両空気タイヤは勿論、破壊しないで分解ま
たは交換することはできない。
【0011】米国特許第1,932,191号明細書に
より、リム内の側方において、リムとビードの間に形成
された可撓性の非金属製締付けリングによって、車両空
気タイヤの可撓性のビードを周方向溝に固定することが
知られている。可撓性のビードは亜麻布またはコードか
らなるコアによって補強されている。ビードは可撓性で
あるがしかし、周方向の剛性に基づいて、周方向の長さ
が変わらぬように形成されている。それによって、ビー
ドは組み立てのために曲げることができる。ランフラッ
トまたはランフラット問題はこの米国特許第1,93
2,191号明細書からは推察できない。締付けリング
の軸方向固定は、締付けリングとタイヤの摩擦と締付け
リングと周方向溝の間の摩擦連結だけによって行われ
る。この摩擦連結部はプレス嵌めを選択することによっ
て運転の信頼性を有するように形成されるかあるいは組
み立てと分解を簡単にするために遊びを有するように形
成されている。プレス嵌めの場合には、締付けリングの
組み立てと分解が困難になる。遊びを有するように形成
すると、運転の信頼性が損なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、特に一体のリムと2つのタイヤ側壁を有する特に
チューブレス空気タイヤとを備えた車輪と、側壁の半径
方向内側の端範囲と締付けリングを環状室に軸方向に挿
入することにより空気タイヤをリムに固定するために、
リムの両側にそれぞれ環状室を備え、この環状室がリム
の特に一体の軸方向端面に形成され、環状室が側壁の半
径方向内側の端範囲を収容し、かつ側壁の半径方向内側
の端範囲内で締付けリングを半径方向に収容する、ラン
フラット支持面を有するリムに空気タイヤを取付けるた
めの、簡単かつ確実にこのような車輪を形成することが
できる方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、請求項1記載の特徴に従って車輪を形成することに
よって、および請求項23記載の特徴による方法によっ
て解決される。
【0014】車輪は次のようにすることによって簡単に
実施可能である。すなわち、タイヤの側壁の半径方向内
側の端範囲が、そのために形成された環状室に側方から
挿入され、そして側壁の半径方向内側の端範囲を環状室
内の支持面に対して締付け固定するために、解放位置か
ら締付け位置に締付け要素を簡単に動かすことによって
締付け固定される。この場合、締付け要素はばね迅速固
定具(スナップ式錠止具)によってリムと固定要素の間
でその締付け位置に自動的に錠止される。これにより、
締付け要素はその締付け位置に簡単に移動可能であり、
自動的な錠止によって締付け位置に確実に固定可能であ
る。同様に、ばね迅速固定具を取り外し、締付け要素を
その締付け位置から解放位置に軸方向に動かし、そして
側壁の半径方向内側の端範囲を環状室から外すことによ
り、車輪を簡単に分解することができる。
【0015】請求項2と3記載の特徴に従って締付け要
素を形成すると有利であり、特に鋼製のばねリングは低
コストで簡単に製作可能である。ばねリングは軽量で、
剛性および強度が大きい。これは正確な一定の装着を可
能にする。ばね鋼を使用すると、強度が一層改善され、
締付けリングを何度も使用することができ、組み立てと
分解が簡単である。
【0016】請求項4記載の特徴に従って車輪を形成す
ると、非常に簡単なセンタリング組み立てが可能であ
る。なぜなら、締付け要素がリングの一部であるからで
ある。このリングは車輪の組み立て状態でリムに対して
同心的に、特に環状室内に配置されている。同心的な実
施は、良好な回転特性を有する、リングのセルフロッキ
ングによる幾何学的に正確に定めた装着を生じる。これ
は力の変化を低減し、良好な快適性を生じる。請求項5
記載の特徴に従って形成すると、きわめて簡単で確実な
固定が可能である。というのは、1個の締付け要素によ
って、部品の数を最少にしながら同時に、タイヤを簡単
に締付けることができるからである。請求項6記載の特
徴による締付け要素は好ましくはセルフシールを生じる
ように形成されている。この場合、セルフシールは好ま
しくは、請求項7記載の特徴を有する実施形によって達
成される。走行中に車輪に作用し、そして締付け要素の
締付け力に抗して軸方向の引張り力としてタイヤの側壁
の端範囲に作用する負荷は、半径方向に対する角度αを
少しだけ小さくする。これによって、締付けレバーの締
付け力が高められ、タイヤとリムの連結部をシールする
ための締付けレバーのシール作用が自動的に改善され
る。車輪に作用する負荷、ひいては側壁の端範囲に作用
する軸方向引張り力が弱まる際、締付けレバーの戻し力
は、負荷の前に存在する連結状態を生じる。
【0017】請求項8記載の特徴に従ってタイヤを形成
することにより、タイヤの側壁の端範囲に締付けレバー
の支承面を形成することは、きわめて簡単で確実であ
る。これにより、締付けレバーは半径方向と軸方向にお
いて折り曲げ個所に対して形状補完的に形成可能であ
り、締付け力と戻し力を確実に伝達可能である。
【0018】請求項9記載の特徴による実施形は、締付
けレバー装置を有利に形成する。この締付けレバー装置
は一方では締付けレバーの剛性のある形成と、他方では
戻し締付け作用とを、互いに簡単に組み合わせる。
【0019】締付けレバーは好ましくは、請求項10記
載の特徴に従ってリング状に形成されるので、車輪を簡
単かつ確実に全周にわたってセルフシールするように固
定可能である。請求項11記載の特徴による実施形が有
利である。締付けレバーを閉鎖されたばね弾性的なリン
グとして形成すると、ばね弾性的な形成に基づいて、全
周にわたって戻し力を確実に加えることができ、それに
よって最少の数に部品と組み立てコストによって確実な
セルフシール作用が可能である。
【0020】請求項12記載の特徴による実施形は、付
加的なレバーアームの簡単な圧縮と、それによるレバー
のばね弾性的な曲げによって、締付けレバーの組み立て
または分解を簡単に可能にするので、組み立てのために
締付けレバーがその締付け位置に簡単に移動し、締付け
レバーを離すことにより、ばね弾性的な戻し力に基づい
てレバーアームが外側に移動し、錠止を自動的に行う。
同様に、レバーを圧縮することにより、錠止が簡単に解
除され、締付けレバーを環状室から軸方向に取り外しこ
とができる。
【0021】請求項13記載の特徴による実施形は、締
付けレバーの簡単な錠止を異なる方法で可能にする。半
径方向に分配された切込みは、リングの内側部分をばね
弾性的に半径方向外側に膨張させることを可能にする。
それによって、締付けレバーはその半径方向内側の面
を、大きな外径を有する環状室の支持面上に簡単に動か
すことができ、錠止の個所でそこに設けられた半径方向
の凹部に戻し力によって係合し、それによってこの位置
で軸方向に錠止可能である。
【0022】請求項14記載の特徴による実施形が有利
である。締付け要素はその締付け位置に簡単に移動可能
である。この締付け位置では、ばね要素の戻しばね力が
軸方向の当接面を互いに作用連結し、それによって錠止
が行われる。当接面の作用連結が解除され、移動可能な
ストッパーがばね要素の戻しばね力に抗してその錠止位
置から解放位置に移動することにより、錠止は同様に簡
単に解除可能である。
【0023】締付け要素とばね要素の一体的な形成によ
り、セルフシールを行う締付け作用を簡単かつ確実に生
じることができる。ばね要素と移動可能なストッパーを
一体に形成することにより、締付け位置における締付け
要素の錠止を少ない部品によって簡単に行うことができ
る。締付け要素、ばね要素および同時に移動可能なスト
ッパーの一体的な形成により、最少のコストで、セルフ
シールを生じる締付け作用を行うことができ、簡単な錠
止が確実に行われ、かつ維持される。
【0024】請求項16記載の特徴による実施形が有利
である。この実施形により、環状室の全周にわたるセル
フシールを生じる締付け作用およびまたは確実な錠止が
最少のコストで簡単に行われる。請求項17記載の特徴
を有する一体的な形成が有利である。
【0025】請求項18記載の特徴による実施形は、タ
イヤを製作するために最少のコストで車輪を形成するこ
とを可能にする。請求項19記載の特徴を有する実施形
は、ランフラット支持面を越えて組み立てるために側壁
の端範囲を簡単に膨張させることにより、ランフラット
特性にとって最適なリムにタイヤを取付けおよび分解す
ることを可能にする。請求項20と21記載の特徴を有
する実施形が有利である。請求項22記載の特徴を有す
る実施形は取扱い操作性のために必要な下側の側壁範囲
の最適な支持を可能にし、同時に、弾性変形のためにタ
イヤの高さのほぼ全体を利用することによって最適な輪
郭形成を可能にする。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、図1〜5に基づいて本発明
を詳しく説明する。
【0027】図1はビードなし車両空気タイヤ3とリム
1を備えた車輪を示している。この車両空気タイヤの最
大幅Bに対する最大高さHの比H/Bは0.6以下であ
る(H/B≦0.6)。車両空気タイヤ3はタイヤの全
周にわたって車両空気タイヤの左側の側壁の半径方向内
側の端範囲6から右側の側壁の半径方向内側の端範囲ま
で達する、詳しく示していない内側層を備えている。こ
の内側層の上に、例えば2つのカーカス層を備えたラジ
アル構造のカーカス4が形成されている。トレッドの範
囲において、カーカス4の半径方向外側に、公知の構造
のベルト5が載っている。このベルトは例えば、ゴムに
埋め込まれた強度部材、例えばスチールコードからなる
2つのベルト層を備えている。ベルトはタイヤの全周に
わたって延び、軸方向においてタイヤの一方のショルダ
ー範囲から他方のショルダー範囲まで延びている。
【0028】スチールコードは周方向に対して例えば1
0〜30°の鋭角をなして延びている。ベルト層の半径
方向外側に、ほぼ周方向に延びる強度部材、例えばナイ
ロンを備えた図示していないベルトバンデージを巻付け
ることができる。
【0029】ベルトまたはベルトバンデージの半径方向
外側に、公知のごとく、タイヤの全周にわたって延びか
つ一方のショルダー範囲から他方のショルダー範囲まで
延びる、ゴム材料製のトレッドバンド15が載ってい
る。側壁範囲9において、カーカース4上にゴム材料が
載っている。側壁ゴム材料はショルダー範囲から側壁の
半径方向内側の端範囲6まで延びている。
【0030】一体に形成されたリム1はその軸方向両端
面に、それぞれリムに対して同心的に配置された環状室
10を備えている。この環状室は半径方向内側の環状室
壁20と、軸方向内側の環状室壁21と、半径方向外側
の環状室壁22と、軸方向外側の環状室壁23を備えて
いる。環状室壁23は、半径方向外側に向いたリムフラ
ンジ2を画成している。リムフランジ2と半径方向外側
の環状室壁22の間において軸方向内側に、リング状の
通過口24が軸方向外側から環状室の方に形成されてい
る。環状室壁23と環状室壁21は、環状室壁20から
出発して、軸方向に円錐状に広がるように形成されてい
る。リムの半径方向外側で、ランフラット(パンク時走
行)サドル11の表面14が軸方向外側から軸方向内側
に環状室10の位置を越えて延びている。各々のランフ
ラット表面は、ベルトの軸方向縁部領域がショルダーに
よって軸方向でそれぞれ10〜30%、例えば25%覆
われるように、軸方向内側に延びている。
【0031】ビードなし車両空気タイヤ3はその下側の
側壁範囲16がリムの軸方向端面26を取り囲んでい
る。リムの端面26の曲率は、端面の範囲の所望なタイ
ヤ輪郭に一致している。
【0032】図1,2から判るように、下側の側壁範囲
16の端部にはそれぞれ、折り曲げられた形の突出部7
を有する側壁の端範囲6が形成されている。この突出部
はタイヤの外側の方へ全周にわたって形成されている。
カーカスは折り曲げられた形の突出部7まで延びてい
る。
【0033】環状室10内で、側壁の端範囲6の半径方
向内側に、締付けレバー12が延設されている。この締
付けレバーは環状室壁23の支承面30と折り曲げられ
た形のタイヤの突出部7の支承面31との間に設けられ
ている。締付けレバーはタイヤのの周方向において環状
室の全周にわたって延びている。締付けレバー12は、
車輪軸線を含むすべての切断面において、両支承個所3
0,31の間で延びるそのレバーアームが次のように形
成されている。すなわち、両支承個所30,31を接続
するレバーアームが半径方向に対して角度αをなして、
支承個所30から車輪に対して軸方向内側に支承面31
の方に上向きに延びるように、形成されている。それに
よって、締付けリングとして形成された締付けレバー1
2は、折り曲げられた形の突出部7に形成された支承面
31を介して、側壁の端範囲6をリムに対して半径方向
外側に締付け、軸方向において車輪中心の方へ軸方向内
側に固定する。車両タイヤは締付けリングによって環状
室壁22に気密に押し付けられる。
【0034】締付けリング12は例えばばね鋼によって
形成されている。例えば運転中に高速でカーブを走行す
る際に車輪に作用する負荷により、側壁の端範囲6は軸
方向外側に向いた引張り力を受ける。従って、下側のタ
イヤ側壁の伸びに基づいて、折り曲げられた形をした突
出部7は、その元の状態から、軸方向外側に位置を少し
だけ変える。これにより、締付けレバーは支承面31に
対応するそのレバー端部が同様に、締付けレバーの戻し
弾性力に抗して少しだけ軸方向外側に移動する。それに
よって、半径方向の締付け力が増大するので、タイヤと
環状室壁22の間のシール作用が一層高められる。タイ
ヤの下側の側壁に作用する引張り力を生じる負荷が弱ま
ると、締付けレバーのばね弾性的な戻し力により、支承
面31ひいては側壁の下端がタイヤの再び元の状態に戻
される。
【0035】締付けリング12によって生じた形状補完
的な連結は、走行中、リム上でのタイヤの装着を確実に
する。
【0036】リムの端面26の範囲において、タイヤ側
壁はその都度単に初期応力を受けて接触している。
【0037】道路表面にタイヤの外周要素が載る際に、
車両空気タイヤと道路表面の間に垂直方向の合力が作用
する。この力を弱める際に、タイヤの側壁9に合力FA
が作用する。この合力FA はほぼ軸方向に作用し、側壁
を更にやや湾曲させる。
【0038】端面26とタイヤとの間の選択された初期
応力に基づいて、タイヤはこの通常の負荷の場合、初期
応力を低下させながら端面26に接触する。カーブ走行
の場合、強く負荷されるカーブ外側の範囲において、加
わる力に基づいて、端面26とタイヤ側壁の間の初期応
力が高められる。それによって、車両空気タイヤ3は強
く負荷される側が端面26によって補強される。確実な
ハンドリングが保証される。
【0039】タイヤに強い衝撃が作用する場合、大きな
合力FA がタイヤ側壁に働く。このタイヤ側壁は緩衝す
る際に軸方向外側に更に膨らむ。その際、側壁の可撓性
湾曲のために供される側壁範囲は、トレッドのショルダ
ー範囲から端面26の湾曲した範囲全体まで達する。強
い衝撃の際、タイヤ側壁9は端面26の範囲から離れ、
端面26とタイヤ側壁の間に隙間を形成する。
【0040】非常に強い衝撃がタイヤに作用する場合に
も、タイヤ側壁の大きな曲率半径Rと、タイヤショルダ
ーと円筒状リム表面との間の、湾曲に供される非常に長
いタイヤ側壁の弧長とに基づいて、この衝撃は確実に減
衰され、その際湾曲する側壁表面の単位面積当たりの応
力が小さい。
【0041】軸方向内側に達するランフラットサドル1
1はタイヤの外周範囲全体にわたって延びている。急激
に内圧が低下する際、タイヤはそのトレッドバンドが両
側に設けられたランフラットサドル11に支持される。
このランフラットサドルはほぼ円筒状の表面または軸方
向内側に向かってやや円錐状に拡大した表面を有する。
タイヤの過早の破壊または剥離が回避される。
【0042】同様に、ランフラット支持面の半径方向外
側の表面に、付加的な支持材料をかぶせることができ
る。この付加的な支持材料は、緩衝のために衝撃に対し
て強く、ランフラット走行のために良好な滑り特性を有
する硬質の合成樹脂、ゴムまたは合成樹脂発泡体によっ
て形成されている。
【0043】端面26と下側の側壁の摩耗が不所望なほ
ど大きくなる場合には、端面と側壁の下端範囲の間に、
耐摩耗性材料、例えば耐摩耗性ゴムまたは合成樹脂製の
付加的な帯片を形成することができる。耐摩耗性帯片は
環状室まで達することができる。
【0044】図4から判るように、締付けリング12は
その半径方向内側に、タイヤの周方向に互いに等間隔を
おいて形成された切込み25を備えている。この切込み
により、隣接する2つの切込み25の間に形成された半
径方向内側の締付けリング区間は、締付けリングのばね
弾性的な戻し作用に抗して、半径方向外側に拡がること
ができる。
【0045】次に、図5のa〜dの概略図に基づいて、
リムにおけるタイヤの組み立てについて説明する。ラン
フラット支持面14は最大外径Dmax を有し、両環状室
壁22は最小内径Dmin を有する。
【0046】組み立てのために、タイヤ3は図において
右側から軸方向に、リムに対して同心的にリムに近づけ
られる。側壁の左側端部は側壁の端部の弾性的な戻し力
に抗して、周方向に伸ばされ、それによって側壁の内径
がランフラット支持面の最大外径Dmax よりも大きくな
る。その後で、タイヤ3は更に、リムに対して同心的に
軸方向にリムの方に移動させられる。この場合、側壁の
左側端部はその膨張状態を維持しながらランフラット支
持面14に対して遊びをもってリム上を軸方向に摺動さ
せられる。側壁の左側の端部が左側端面26の軸方向外
側の位置に達するや否や、側壁の端部6は弾性的な戻し
力を利用して再び、膨張および圧縮していない状態を占
めるように、その周方向長さが元に戻される。この状態
は図5のaに示してある。
【0047】図5のbの矢印によって示すように、タイ
ヤ側壁の下側端部6は環状開口24を通って、側壁の端
範囲の着座面が環状室壁22に当てがわれる。車両運転
中下側の側壁範囲がこの着座面を占める。
【0048】その後、図5のcに示すように、締付けリ
ング12が軸方向からリムフランジ2に同心的に嵌め込
まれる。この場合、リムフランジ2の外径が締付けリン
グの内径よりも大きいので、隣接する切込み25の間に
ある、締付けリング12の半径方向内側の周方向区間
は、締付けリング12の戻しばね力に抗して、半径方向
に拡げられ、締付けリングの内径が大きくなるので、締
付けリングの内径部はリムフランジを完全に越えて移動
することができる。締付けリングは、支承面31に対応
して形成されたその支承面が支承面31に接触するよう
に軸方向内側に摺動させられ、隣接する切込み25の間
に形成された半径方向内側の周方向区間は締付けリング
の戻し力に基づいて半径方向内側に戻るので、環状室壁
23の支承面30に対応して形成された締付けリング1
2の支承面は、支承面30に締付け接触する。
【0049】車両タイヤはその下側の側壁範囲16がリ
ムの端面26によって軸方向内側で形状補完的に支持さ
れ、締付けリング12と支承面30,31とを介して軸
方向外側で形状補完的に支持されている。車両空気タイ
ヤ3は半径方向において、支承面30,31を介して締
付けリングによってリムに密封固定される。従って、リ
ムフランジ2を越えて環状室に締付けリング12を嵌め
込むだけで、リムに対する車両空気タイヤの形状補完的
な固定が達成される。
【0050】車両空気タイヤを分解する(取外す)ため
に、締付けリング12は次のようにすることによって簡
単に取り外すことができる。すなわち、隣接する切込み
25の間にある、締付けリングの半径方向内側の周方向
区間を半径方向に拡げ、それによって締付けリングを軸
方向においてリムフランジを越えて外側に引っ張って外
すことができるようにすることにより、簡単に取り外す
ことができる。その後、車両空気タイヤは組み立てと逆
の順序でリムから取り外し可能である。
【0051】隣接する切込み25の間でこの切込みによ
って囲まれた半径方向内側の締付けリング12の周方向
範囲の膨張は、例えば図2に示すように、外周にわたっ
て分配配置された放出穴(エゼクタ穴)13を形成する
ことにより、容易になる。この放出穴により、例えばピ
ンを用いて、隣接する切込み25の間に囲まれた半径方
向内側の締付けリング12の周方向範囲が、締付けリン
グの戻しばね作用に抗して、半径方向に持上げ可能であ
る。
【0052】締付けリングは周方向において完全に閉じ
ている。
【0053】更に、締付けリングの外周に、1つだけの
外周分割部を形成することができる。それによって、締
付けリングはオーバーラップする2つの外周端部を備え
ている。この実施の形態の場合、上述の切込み25は不
要である。組み立て時に、リムフランジ2を越えて締付
けリングを軸方向に移動させることができる。この場
合、締付けリングはその戻し弾性力により周方向に拡げ
られる。その際、周方向に形成された周方向リングの両
端は、周方向に相対的に動く。締付けリングの戻し弾性
力により、リムフランジ2に続いて、締付けリングは外
周が短くなったその締付け位置を占める。
【0054】しかしながら、周方向に開放した締付けリ
ングの形状は、周方向端部の周方向移動によって、タイ
ヤのゴム材料を傷つける危険をはらんでいる。この危険
に対抗するために、摩耗を低減する付加的な材料を締付
けリングと支承面31の間に形成すると有効である。
【0055】図3には、図1,2に示した締付けリング
12の他の実施の形態が示してある。その際、車輪軸線
を通る切断平面内での締付けリング12の横断面形状に
おいて、締付けリングの両レバー端部に、付加的なレバ
ーアーム32,33が形成されている。このレバーアー
ムは環状開口24を通って軸方向外側に達している。こ
の実施の形態の場合、締付けリング12の組み立ては次
のようにして行われる。すなわち、切込み25の間にあ
る締付けリング12の半径方向内側の周方向区間に形成
された締付けレバー33が、半径方向外側に向けてレバ
ーアーム32まで押圧され、それによって切込み25の
間にある締付けリング12の半径方向内側の周方向範囲
が、締付けリングの戻しばね作用に抗して半径方向に持
上げられ、締付けリングがリムフランジを完全に越えて
移動できるように行われる。それに続いて、戻しばね力
により、切込み25の間にある締付けリング12の半径
方向内側の周方向区間が再び半径方向内側に移動するの
で、締付けリングは上述のように、タイヤを密封固定す
る。
【0056】他の実施の形態では、側壁の端部がゴムコ
アを備えたビードによって付加的に補強されている。直
径Dmax は例えば環状室壁の内径Dmin の1.2倍の大
きさである。ビードのゴム材料としては、側壁の端部が
ランフラット支持面14上を環状室内まで遊びをもって
軸方向に移動可能であるような、周方向におけるビード
の膨張(伸長)と圧縮を可能にする膨張性および圧縮性
を有するゴム材料が選択される。ゴム材料は例えば、2
5%の周方向の膨張度と2.7%の周方向の圧縮度を可
能にするように選択される。
【0057】ランフラット支持面は、個別的に調節され
るタイヤのランフラット特性に相応して、大きなまたは
小さな最大外径Dmax を有するように形成可能である。
その際、標準タイヤの場合には、ランフラット支持面の
最大直径Dmax は好ましくは、車輪の取付け状態の側壁
の端部の内径Dsiの1.1〜1.2倍である。しかし、
特殊な場合には、ランフラット支持面の最大直径は車輪
の取付け状態の側壁の端部の内径Dsiの1.05〜1.
3倍である。そのために、ビードのゴム材料としては、
側壁の端部がランフラット支持面14上を環状室内まで
遊びをもって軸方向に移動可能であるような、周方向に
おける側壁の端部の伸長を可能にする膨張性を有するゴ
ム材料が選択される。これに相応して、車輪の組み立て
状態で伸長しない側壁の端部は、標準タイヤの場合に1
0〜20%の膨張性を有し、特殊な場合に5〜30%の
膨張性を有するように形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車輪の横断面図である。
【図2】図1の締付け連結部の詳細図である。
【図3】締付けリングの代替的な実施の形態の、図2と
同様な部分図である。
【図4】図2の締付けリングの他の実施の形態を、図2
のIV−IV線に沿って示す図である。
【図5】a〜dは組み立てを説明するための概略図であ
る。
【符号の説明】
1 リム 2 リムフランジ 3 車両空気タイヤ 4 カーカス 5 ベルト 6 側壁の端範囲 7 折り曲げられた突出部 9 側壁 10 環状室 11 ランフラットサドル 12 締付けリング 13 放出穴 14 ランフラットサドル表面 15 トレッド 16 下側の側壁範囲 20 環状室壁 21 環状室壁 22 環状室壁 23 環状室壁 24 環状開口 25 切込み 26 リムの端面 30 支承面 31 支承面 32 レバーアーム 33 レバーアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60C 15/024 B60C 15/024 C 15/06 15/06 R 17/04 17/04 B (72)発明者 ベルンヴアルト・バイエル ドイツ連邦共和国、64720 ミヒエルシュ タット、ドクトル・アルバッハ・ストラー セ、26

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リムが少なくとも軸方向端面に、側壁の
    半径方向内側の端範囲を収容するための環状室を備え、 環状室内の支持面に対して側壁の半径方向内側の端範囲
    を締付け固定するための少なくとも1個の締付け要素
    が、側壁の半径方向内側の端範囲を締付けるための締付
    け位置から、締付けを解除するための解放位置にあるい
    は解放位置から締付け位置に軸方向に移動可能に配置さ
    れ、 締付け位置で締付け要素を軸方向からリムに錠止するた
    めのばね急速固定具がリムと締付け要素の間に形成され
    ていることを特徴とする、特に一体のリムと2つのタイ
    ヤ側壁を有する特にチューブレス空気タイヤとを備えた
    車輪。
  2. 【請求項2】 締付け要素が金属、特に鋼によって形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の車輪。
  3. 【請求項3】 締付け要素がばね弾性的な材料、特にば
    ね鋼によって形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の車輪。
  4. 【請求項4】 締付け要素が、車輪の組み立て状態でリ
    ムに対して同心的に特に環状室内に配置されたリングの
    一部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    つに記載の車輪。
  5. 【請求項5】 リングと締付け要素が一緒に、一体の締
    付けリングとして形成されていることを特徴とする請求
    項4記載の車輪。
  6. 【請求項6】 締付け要素がセルフシールを生じるよう
    に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一つに記載の車輪。
  7. 【請求項7】 締付け要素が少なくとも1本の締付けレ
    バーを備え、組み立て状態でこの締付けレバーの一方の
    端部が環状室内壁の半径方向内側の支承面に支持され、
    他端がタイヤの側壁の半径方向内側の端範囲に形成され
    た半径方向外側の支承面に支持され、 締付けレバーの両支承個所の接続線が、車輪軸線を通る
    半径方向切断面内で、環状室内壁上の半径方向内側の支
    承面から、タイヤの側壁の半径方向内側の端範囲に形成
    された半径方向外側の支承面まで、半径方向に対して角
    度α≦45°をなして、軸方向において車輪中心の方に
    上り傾斜に形成されていることを特徴とする請求項6記
    載の車輪。
  8. 【請求項8】 タイヤの側壁の端部が半径方向内側に折
    れ曲がるように形成され、折り曲げ個所が締付けレバー
    の半径方向外側の支承個所であることを特徴とする請求
    項7記載の車輪。
  9. 【請求項9】 車輪の組み立て状態で締付けレバーが車
    輪軸線を通る半径方向切断平面内で環状室内壁上の半径
    方向内側の支承面の回りに揺動可能に形成されているこ
    とを特徴とする請求項7または8記載の車輪。
  10. 【請求項10】 車輪の組み立て状態で締付けレバーが
    環状室側壁の全周にわたってリング状に延びていること
    を特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載の車
    輪。
  11. 【請求項11】 締付けレバーが閉じたばね弾性的なリ
    ングであることを特徴とする請求項10記載の車輪。
  12. 【請求項12】 締付けレバーがその両レバー端に、車
    輪の組み立て状態で軸方向外側に向いた、組み立ておよ
    びまたは分解のためにレバーをばね弾性的に曲げる付加
    的なレバーアームを備えていることを特徴とする請求項
    10記載の車輪。
  13. 【請求項13】 締付けレバーが閉じたリングであり、
    このリングがその半径方向内側に、周囲にわたって特に
    等間隔で分配された、特に同じ長さの半径方向の切込み
    を備えていることを特徴とする請求項10または11記
    載の車輪。
  14. 【請求項14】 リムが半径方向内側の環状室壁に、軸
    方向内側に向いた当接面を有する軸方向のストッパーを
    備え、 締付け要素が対応して形成された軸方向外側に向いた当
    接面を有するストッパーを備え、 両ストッパーの一方、特に締付け要素に形成されたスト
    ッパーが、ばね要素の戻しばね力に抗して、軸方向の当
    接面が同じ半径方向位置にある錠止位置から、当接面が
    互いに離隔されている解放位置へ、半径方向に移動可能
    であり、この当接面の離隔により、締付け要素のストッ
    パーが環状室内壁のストッパーを越えて軸方向に遊びを
    もって移動可能であり、錠止のための軸方向位置を占め
    る際に、移動可能なストッパーが、ばね要素の戻しばね
    力に相応して再び錠止位置に戻るように移動可能である
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載
    の車輪。
  15. 【請求項15】 締付け要素とばね要素が一体に形成さ
    れ、およびまたはばね要素と移動可能なストッパーが一
    体に形成されていることを特徴とする請求項7記載の車
    輪。
  16. 【請求項16】 締付け要素とばね要素がリングの一部
    であり、車輪の組み立て状態でこのリングがリムに対し
    て同心的に、特に環状室内に配置され、およびまたはば
    ね要素と移動可能なストッパーがリングの一部であり、
    車輪の組み立て状態でこのリングがリムに対して同心的
    に、特に環状室内に配置されていることを特徴とする請
    求項7記載の車輪。
  17. 【請求項17】 締付け要素とばね要素と移動可能なス
    トッパーが締付けリングとして一体に形成されているこ
    とを特徴とする請求項7記載の車輪。
  18. 【請求項18】 側壁の半径方向内側の端範囲がビード
    コアを備えていないように、特に成形された基部として
    肉厚に形成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の車輪。
  19. 【請求項19】 ランフラット支持面の最大直径が、車
    輪の組み立て状態の側壁の半径方向内側の端範囲の内側
    リン直径の1.05〜1.3倍、特に1.1〜1.2倍
    であることを特徴とする請求項1〜18のいずれか一つ
    に記載の車輪。
  20. 【請求項20】 側壁の半径方向内側の端範囲が、5〜
    30%の伸び率、特に10〜20%の伸び率を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜19のいずれか一つに記載の
    車輪。
  21. 【請求項21】 ビードコアが5〜30%の伸び率、特
    に10〜20%の伸び率を有し、 特に車輪の組み立て状態で、側壁の半径方向内側の端範
    囲が周方向に伸びないことを特徴とする請求項1〜20
    のいずれか一つに記載の車輪。
  22. 【請求項22】 空気タイヤが下側の側壁範囲において
    リムに接触し、側壁の半径方向内側の端範囲によってリ
    ムに固定されていることを特徴とする請求項1〜21の
    いずれか一つに記載の車輪。
  23. 【請求項23】 側壁の半径方向内側の端範囲と締付け
    リングを環状室に軸方向に挿入することにより空気タイ
    ヤをリムに固定するために、リムの両側にそれぞれ環状
    室を備え、この環状室がリムの特に一体の軸方向端面に
    形成され、環状室が側壁の半径方向内側の端範囲を収容
    し、かつ側壁の半径方向内側の端範囲内で締付けリング
    を半径方向に収容する、ランフラット支持面を有するリ
    ムに空気タイヤを取付けるための方法において、 先ず最初に、タイヤの側壁の半径方向内側の端範囲が、
    側壁の半径方向内側の端範囲を収容するために形成され
    た環状室に挿入され、 そして、タイヤが、リム上で軸方向に移動可能な締付け
    要素を用いて、リムの環状室内壁の支承面と側壁の半径
    方向内側の端範囲との間で締付け要素を固定位置まで軸
    方向および半径方向に動かすことによって固定され、こ
    の固定位置で締付けリングがばね急速固定具によって自
    動的に錠止されることを特徴とする方法。
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