JP2008070110A - 空気調和機 - Google Patents

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Hiroki Okazawa
宏樹 岡澤
Seiji Hirakawa
誠司 平川
Akira Ishibashi
晃 石橋
Teru Takamori
輝 高守
Mitsuhiro Shirota
光宏 代田
Tetsuhisa Yamashita
哲央 山下
Hirokuni Suzuki
洋邦 鈴木
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Abstract

【課題】クロスフローファン付近の風路形状を改善し、クロスフローファンを有する空気調和機の騒音値を低減する。
【解決手段】スタビライザ3のクロスフローファン1との対向面は、クロスフローファン1の回転軸に垂直な断面で、クロスフローファン1の回転方向の前方端部3aでクロスフローファン1との距離が最短になるように設けた対向面最短部Aと、対向面最短部Aからクロスフローファン1の周に沿って回転方向の後方側に向かって伸び、クロスフローファン1の回転中心を中心として対向面の前方端部3aと後方端部3bの2箇所で交わるまたは接する円の円弧の軌跡よりも外側に湾曲した曲面部4とを有する。
【選択図】図3

Description

この発明は、クロスフローファンを有する空気調和機に関するものである。
一般に空気調和機に用いられているクロスフローファンは、吸込んだ空気を整流して室内に吹出す風路を形成するように、スタビライザと渦巻き状のケーシングと、このケーシングの上流側に接続するガイドウォールを有する。従来の装置では、クロスフローファンとスタビライザとの間で生じる圧力変動によって大きな騒音が発生するのを抑制するために、スタビライザのクロスフローファンに対向する面に凹凸を形成したものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、貫流ファンに対して左右両方向から室内空気を吸込むように構成され、この方向に熱交換器が配置されている空気調和機に関し、室内機の縦断面における、前面ノーズの先端と貫流ファンの軸中心とを結ぶ直線と、背面ノーズと軸流ファンの軸中心を結ぶ直線との熱交換器側のなす角度を180度以上として、騒音レベルを増大させずに高風量化を測ったものがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−280647号公報(第2頁、図3) 特開2002−81672号公報(第3−4頁、図6)
従来装置におけるスタビライザの対向面に凹凸を設けた構成では、単に対向面に凹凸を設けても、設けた凹凸によって小さな渦が形成されたり、空気流の状態が変わってしまうので、騒音の発生を抑制できるとは限らなかった。また、クロスフローファンの隣り合うブレードにおいて、凹部と凸部になるように形成した場合にはブレードとスタビライザーの距離が隣り合うブレードで異なるため、ある程度の騒音低減は期待できるが、やはり設けた凹凸によって小さな渦が形成されたり、ブレードとの距離が近くなる凸部が音源となってしまい、それほど騒音抑制を図ることができないという欠点があった。
また、熱交換器がファンに対して前面にのみ設けられており、背面熱交換器を有していない構成の空気調和機に関しては、ガイドウォール付近の形状において騒音低減を図る形状は得られていなかったという問題点もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、騒音の発生を低減できる形状のスタビライザを有するクロスフローファンを備えた空気調和機を得ることを目的とする。
また、熱交換器がクロスフローファンに対して単一の吸込み方向に配置された構成で、騒音の発生を低減できる形状のガイドウォールを有するクロスフローファンを備えた空気調和機を得ることを目的とする。
この発明は、回転軸方向に伸びる複数の翼を円筒側面に有し吸込口から吸込んだ気体を吹出口へ送風するクロスフローファンと、前記クロスフローファンに所定の間隔をあけて設けられたスタビライザと、を備え、前記スタビライザの前記クロスフローファンとの対向面は、前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面で、前記クロスフローファンの回転方向の前方端部で前記クロスフローファンとの距離が最短になるように設けた対向面最短部と、前記対向面最短部から前記クロスフローファンの周に沿って前記回転方向の後方側に向かって伸び、前記クロスフローファンの回転中心Oを中心として前記対向面の前記前方端部と後方端部の2箇所で交わるまたは接する円の円弧の軌跡よりも外側に湾曲した曲面部と、を有することを特徴とするものである。
この発明の空気調和機は、スタビライザまたはガイドウォール付近の風路形状を改善することで、クロスフローファンの所定風量を得るときの騒音値を低減して、装置の騒音を低減できる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係わる空気調和機の室内ユニットを示す断面構成図であり、図2及び図3はこの実施の形態に係わるスタビライザ周辺の風路の静圧変動を表す説明図である。
図1において、1はクロスフローファン(以下、単にファンと記す)、2は熱交換器、3はスタビライザ、4はスタビライザ3のファン1との対向面の曲線部、5はケーシング、6はケーシング巻始部、7はガイドウォールであり、筐体11に格納されて室内ユニット10を構成している。また、筐体11には気体例えば室内空気の吸込口8及び吹出口9が設けられている。このファン1は回転軸方向に伸びる複数の翼17を円筒側面に有し、点Oはファン1の回転中心である。
次に室内ユニット10の動作について説明する。ファン1がファンモータ(図示せず)の作動により矢印方向に回転すると、室内ユニット10の外部にある空気が吸込口8から吸引され、吸込口8の内側に設けられた熱交換器2を通る。室内空気はこの熱交換器2で加熱または冷却されてファン1内を流れて翼17から吹出され、さらに風路を通って吹出口9から吹出される。スタビライザ3、ガイドウォール7、ケーシング5は、ファン1に近接して配設され、熱交換された空気が吹出口9に送風される際の風路を形成するものであり、その形状は風路で発生する騒音や送風効率に大きな影響を及ぼす。
空気調和機は、通常、室内ユニット10とは別に、圧縮機、室外熱交換器、減圧装置を有する室外ユニットを備えて冷媒配管で接続され、冷媒を循環させて冷凍サイクルを構成する。そして、冷房運転を行うときには冷媒を圧縮機、室外熱交換器、減圧装置、熱交換器2に順次循環させて熱交換器2で冷媒が蒸発する際に、吸込口8より吸込んだ空気を冷却する。また、暖房運転を行うときには冷媒を圧縮機、熱交換器2、減圧装置、室外熱交換器に順次循環させて熱交換器2で冷媒が凝縮する際に、吸込口8より吸込んだ空気を加熱する。
以下、ファン1と所定の間隔をあけて、対向面を有するように設けられているスタビライザ3の形状について説明する。図2、図3はスタビライザ3周辺を拡大して示しており、ファン1の回転軸に垂直な断面の形状であり、矢印はファン1の回転方向を示す。このスタビライザ3は、ファン1の回転軸方向には同一の形状で構成され、熱交換器2側の端部の点Aから吹出口9側の端部の点Bの間の断面は、ファン1との対向面が滑らかな曲面部4になるように構成されている。ファン1の回転によって、スタビライザ対向面には点Bから点Aに向かって空気が流れる。ファン1とスタビライザ3の間の空気流は、徐々にファン1に引き込まれてファン1内の点A周辺で渦を形成する。スタビライザ対向面に流れる気流の下流側である熱交換器側端部3aの点Aは、スタビライザ3とファン1の翼17との距離が最短となる部分で、例えば4mm〜5mm程度の位置に配設され、ここに対向面最短部Aを形成することで生じた渦を安定させる。
スタビライザ3の吹出口側端部3bは、例えば角が丸みをつけた曲線で構成されている。そして点Bはスタビライザ3の吹出口側端部3bの周辺でファンとの距離が最短になる部分である。ファン1から吹出した空気流は、吹出口側端部3bの周辺で、吹出口9への流れとスタビライザ曲面部4への流れに分岐される。この分岐部、即ちスタビライザ3の吹出口側端部3bを曲線形状とすることで、分岐部での流れをスムーズにする。スタビライザ対向面の曲面部4は、対向面最短部Aからファン1の周に沿って回転方向の後方側の吹出口側端部3bに向かって滑らかに伸びた部分を示す。
ここでファン1は矢印の方向に回転するので、スタビライザ3の対向面における熱交換器側端部3aはファン1の回転方向の前方端部、吹出口側端部3bはファン1の回転方向の後方端部と表すことができる。
図2及び図3はスタビライザ3付近の静圧変動の絶対値の計算結果を表す説明図であり、室内ユニット10からの吹出し風量が例えば15m/minのときのものである。通常はスタビライザ3の曲面部4は、図2に示すように点Oを中心とし、点Oと点Bを結ぶ距離を半径とする略円弧になるように形成されている。点Eはスタビライザ3の熱交換器側端部3a周辺において、点Oを中心とし、点Oと点Bを結ぶ距離を半径とする円の円弧上の点を示す。
本実施の形態1に係るスタビライザの曲面部4の形状は、図3に示すように図2よりも中央部Cで外側に湾曲させて、ファン1からの距離を大きく構成する。中央部Cで凹ませた湾曲長さDは、同心円の軌跡から例えばD=2mm程度とした。
図2及び図3において、曲面部4以外の全ての形状は同一であり、ファン1の直径を95mmとする。図2及び図3に示すように室内ユニット10内の静圧変動はファン1との距離が近いほど大きく、静圧変動の等高線は曲面部4付近を除けば、ファン1と略同心円状に分布する。騒音は壁面の静圧変動が大きい領域が発生源であり、静圧変動が小さい方が騒音が低くなる。
図4は、図2及び図3の計算結果に基づいて、曲面部4の円孤方向の位置に対する静圧変動の絶対値Paの変化を示すグラフである。図4の横軸は、スタビライザ曲面部4でのファンの回転方向に沿った位置(BX/BA)を示し、点Bからの距離(BX)/曲線部の点Bから点Aまでの距離(BA)である。即ちBXの長さ/BAの長さ=0は点Bを示し、BXの長さ/BAの長さ=1は点Aの位置を示す。また、縦軸はその位置での静圧変動の絶対値(Pa)を示している。実線で示す曲線は図2に対応し、点線で示す曲線は図3に対応している。
図4で曲面部4の静圧変動を比較すると、ファン1との距離が大きくなるように構成した図3(点線)の方が図2(実線)の構成よりも静圧変動が小さくなっている。即ち、曲面部4を、ファン1の回転中心Oを中心として対向面の熱交換器側端部3aと吹出口側端部3bの2箇所で交わるまたは接する円の円弧の軌跡よりも外側に湾曲した形状、即ちファン1から見て、ファン1の同心円よりも凸形状に構成した方が静圧変動が小さくなり、騒音を低減できる。
表1は図2及び図3に示す室内ユニット10において、例えば吹出し風量15m/minの場合の騒音値の実験値を表すものであり、測定方法はJIS規格に基づいている。
Figure 2008070110
表1は例えば15m/minの場合の騒音値を示しているが、実際の空気調和機では、15m/min程度の風量で運転され、最大でも20m/min程度である。表1では曲面部4の断面形状がファン1から見て凸形状の場合に、例えば風量が15m/minの場合の騒音値が小さくなるという結果が得られた。これは、図4に示したように曲面部4の静圧変動が小さくなったことで、騒音値が小さくなることを示している。図2の構成では48.5dBAであるのに対し、図3の構成では47.4dBAであり、1dBA程度低減され、音圧エネルギーは1dBAで25.9%低減されるので、この騒音値低減効果は大きいものである。
なお、図3に示す点A及び点Bとファン1との距離はあまり大きくしない方がよい。この部分でファン1との距離が大きくなると、ファン1の内部に形成される固定渦が不安定になりやすいためである。ここでは、まず、スタビライザ3の熱交換器側端部3aの周辺に点Aを設け、ファン1との距離を4mm程度として、スタビライザ3とファン1との最短距離に設定する。点Bは、スタビライザ3の吹出口側端部3bの周辺に設け、丸みをつけた部分の近傍でファン1との距離が小さい部分に設定する。次に点Bとファンの回転中心である点Oを半径として円弧を描いた時(図3において点線で示す)、熱交換器側端部3aの周辺でスタビライザ曲面部4と交わる部分を点Eとする。円弧BEの中央部を点Cとし、この部分でDmm(例えば2mm)だけ大きく湾曲するように点Cを設定し、点A、点E、点C、点Bを滑らかに接続して曲面部4を形成する。このように、点A、点Bとファンとの距離はある程度小さくしておき、曲線BEの中点Cの辺りでファン1との距離が最大となるような形状にすると、発生する渦を安定させることができると共に、騒音を低減できる効果がある。点Cは、点Eと点Bとの中央としたが、点Aと点Bの中央としてもよい。
ここで、点Bの位置は、必ずしもスタビライザ3の吹出口側端部3bの周辺のファンとの距離が最短となる部分に設定しなくてもよい。もう少しスタビライザ曲面部4の中央に寄った部分に設定してもよい。この場合には曲線BEの距離は短くなるが、やはり曲線BEの中央部で2mm程度湾曲させることで、曲面部4の中央部でファン1と離れる構成となり、騒音値をある程度低減できる。
また、スタビライザ3のファン1の回転方向における前方端部(熱交換器側端部)3aと後方端部(吹出口側端部)3b間の曲面部4は、ファン1の2つの翼間以上でファン1と対向するように構成するのが好ましい。スタビライザ3の対向面のファン1の回転方向の長さが短かすぎると、ファン1内部の固定渦が不安定となって吹出口側から吸込口側へ空気が流れる逆吸込みがおこりやくなるという課題がある。一方、スタビライザ3の対向面の長さが長すぎると、ファン1の吸込み領域が減少するという課題がある。このため、スタビライザ3の対向面の長さは、ファン1の吸込み領域の減少を抑え、固定渦を安定させられる長さにするのが望ましい。
さらに、ここでは、対向面である曲面部4は、ファン1の2つ以上の翼間と対向するように構成したことで、渦を安定化でき、かつ吸込口8からの室内空気を円滑にファン1に取り込むことができる。またこのように構成することで、図3に示すように曲面部4は少なくとも2つの翼間と3つの翼17に対向することになる。スタビライザ3の熱交換器側端部3aと吹出口側端部3bは渦を安定させるためにファン1の近くに設けられることになり、騒音低減の効果は主に外側に湾曲した曲面部4のファン1との距離の離れた部分で得られる。このため、ファン1が回転する際、曲面部4のファン1との距離の離れた辺りに少なくとも1枚の翼17が対向する構成であれば、曲面部4を湾曲させることによって所定風量を得るときの騒音を確実に低減できる効果が得られる。これは図4の中央の山の部分で実線に示した変動値の絶対値が点線のように小さくなっていることからも明らかである。
図5は、スタビライザ曲面部4の中央部において湾曲させる時の、最大凹ませ幅D(mm)に対し、計測した騒音値(dBA)を示すグラフである。このときの風量は15m/minとした。ファンの回転中心Oの円弧からの最大凹ませ幅DをD=0mmから徐々に増加するに従って騒音値(dBA)は低下し、D=2mmまでは凹ませれば凹ませるほど騒音値(dBA)は低下する。D≧1.5mmで騒音値を0.9dBA以上低減でき、D=2mmを越えると騒音値の低下率は低くなり、さらにD=4mmまで凹ませると騒音値は余り変化しなくなる。一方、D=4mmまで凹ませると、スタビライザ3の厚みが薄くなって製作しにくくなる。また、厚みが薄いと例えば空気調和機を冷房運転している場合に背面の低温がファン1との対向面に伝わり易くなり、この対向面に結露する可能性も出てくる。加えて、D=4mmとすると、ファン1からスタビライザの曲面部4が離れすぎてしまい、ファン1のスタビライザ3に近い部分にできる渦が不安定となるなどの不具合点も出てくる。このため、D≦3.5mmとするのが好ましい。
従って、図5で示される計測値に基づけば、曲面部4の最大凹ませ幅Dは、1.5mm以上で3.5mm以下の範囲に設定すれば、騒音値を0.9dBA以上低減できる。図5に示されるように、曲面部4を同心円孤よりも凹ませて得られる騒音低減効果は最大で1.3dBA程度であり、曲面部4の最大凹ませ幅Dを1.5mm以上で3.5mm以下の範囲に設定すれば、十分な騒音低減効果が得られる。
このように、回転軸方向に伸びる複数の翼17を円筒側面に有し吸込口から吸込んだ気体を吹出口9へ送風するクロスフローファン1と、クロスフローファン1に所定の間隔をあけて設けられたスタビライザ3と、を備え、スタビライザ3のクロスフローファン1との対向面は、クロスフローファン1の回転軸に垂直な断面で、クロスフローファン1の回転方向の前方端部3aでクロスフローファン1との距離が最短になるように設けた対向面最短部Aと、対向面最短部Aからクロスフローファン1の周に沿って回転方向の後方側に向かって伸び、クロスフローファン1の回転中心Oを中心として対向面の前方端部Aと後方端部の2箇所で交わるまたは接する円の円弧の軌跡よりも外側に湾曲した曲面部4と、を有することにより、所定風量を得るときの騒音を低減できる空気調和機が得られる効果がある。
また、曲面部4を、クロスフローファン1の2つ以上の翼間と対向するように構成したことにより、所定風量を得るときの騒音を確実に低減できる空気調和機が得られる効果がある。
また、曲面部4を、クロスフローファン1の回転中心Oを中心として対向面の前方端部3aと後方端部3bの2箇所で交わるまたは接する円の半径での円弧の軌跡より最もクロスフローファン1と離れる部分で1.5〜3.5mm離れるように湾曲させたことにより、所定風量を得るときの騒音を十分に低減できる空気調和機が得られる効果がある。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内ユニット13の概略構成を示す断面構成図であり、図7はクロスフローファンと熱交換器の位置関係を説明するための説明図である。図6、図7において、図1と同一符号は同一、または相当部分を示し、ここでは説明を省略する。
図6は室内ユニット13の縦断面、即ちクロスフローファンの回転軸に垂直な断面の構成を示すもので、例えば上下方向に2つのクロスフローファン(以下、単にファンと記す)14、15を有し、吸込口8から吸込んだ室内空気を熱交換器16で加熱または冷却して、ファン14、15によって送風することで、上下方向に設けた吹出口9から吹出す構成である。このように構成された室内ユニット13では、熱交換器16がファン14、15に対して単一吸込み方向に配置されている。また矢印12は室内ユニット13内での空気流の流れを示す。
ここで、図7に基づいて、ファンと熱交換器の位置関係を説明する。図7は例えば室内ユニットが図1に示したような1つのファン1を有する構成で示している。熱交換器がファン1に対して単一吸込み方向に配置されていない場合の室内ユニットの構成を図7(a)に示し、熱交換器がファン1に対して単一吸込み方向に配置されている場合の室内ユニットの構成を図7(b)に示す。図中、25a、25b、26は熱交換器を示し、熱交換器25a、25bの主な部分はファン1に対して室内ユニットの筐体の前面側に配設されている前面熱交換器であり、これらは矢印mのような空気流と熱交換する。また熱交換器26の主な部分はファン1に対して室内ユニットの筐体の背面側に配設されている背面熱交換器であり、これらは矢印nのような空気流と熱交換する。
ここで、熱交換器がファンに対して単一吸込み方向に配置された構成について、さらに明確に定義する。
点線Sはファン1の回転中心を通る水平線である。この水平線Sのスタビライザ側(図に向かって左側)を0度とする。また、ファン1の回転中心Oから熱交換器25a、25b、26のファン1との対向面または対向面を仮想的に伸ばした仮想線への垂線をそれぞれT1、T2、T3、T4、T5とする。各垂線と水平線Sとの角度を見てみると、垂線T1で−3°程度、垂線T2で45°程度、垂線T3で150°程度、垂線T4で−3°程度、垂線T5で45°程度となる。単一吸込み方向に配置された構成(図7(b))では、全ての熱交換器に対して水平線と垂線の角度がー90°〜90°の範囲になるように配置されている。一方、単一吸込み方向に配置されていない構成(図7(a))では、水平線と垂線の角度がー90°〜90°の範囲になるように配置されている熱交換器が存在すると共に、水平線と垂線の角度が90°〜270°の範囲になるように配置されている熱交換器が存在する。このように、熱交換器がファンに対して一方側(ー90°〜90°の範囲)に配置されている構成を、単一吸込み方向に配置された構成と称し、熱交換器がファンに対して両方側(ー90°〜90°の範囲、90°〜270°の範囲)に配置されている構成を、単一吸込み方向に配置されていない構成と称する。
図6に示した室内ユニット13では、図7(b)に示すように熱交換器が単一吸込み方向に配置されており、ここでは、このような構成の室外ユニット13におけるスタビライザ3、ケーシング5、ケーシング巻始部6、ガイドウォール7による風路形状を改善して騒音の低減を図る。図8は室内ユニット13の縦断面、即ちクロスフローファンの回転軸に垂直な断面におけるスタビライザ3、ケーシング5、ケーシング巻始部6、ガイドウォール7の位置関係を示す説明図である。図において、スタビライザ3の熱交換器16側で最もファン14に近い部分を点Aとし、ケーシング5とガイドウォール7の接続部であるケーシング巻始部6を点Fとしたとき、点A及び点Fとファン14の回転中心Oとを結ぶ線OAと線OFとのなす角度を角度αとする。また、ガイドウォール7の最も吸込口8側に近い端部を点Gとしたとき、線OAと線OGとのなす角度を角度βとする。ここで、角度αと角度βは線OAを基線とした角度とする。
なお、図8では図6に示した一方のファン14についての構成であるが、ファン15についても、スタビライザ3、ケーシング5、ケーシング巻始部6、ガイドウォール7との位置関係はファン14と上下逆であるが、これらの構成、形状及び各部間の距離は同様である。
熱交換器16がファン14に対して単一吸込み方向に配置されている構成で、スタビライザ3、ケーシング5、ケーシング巻始部6、ガイドウォール7によって風路が形成されている。ガイドウォール7は熱交換器16を通ってきた空気流を翼の負圧面に曲げて翼に対して迎え角γを小さくする作用がある。ケーシング巻始部6は、巻始部6付近のケーシング5側で巻始部6付近に発生する渦を安定させるように、ファン14との間の距離が小さくなるように配設される。また、ケーシング5は翼から出た空気流を吹出口9に持っていくように構成され、ケーシング巻始部6から吹出口9までの風路面積を徐々に広げて空気流がスムーズに流れるような形状である。
図9は迎え角γを示す説明図であり、クロスフローファンを構成する1つの翼17に対する空気流の関係を示している。図に向かって右回りにファンが回転する時、翼17の外周側と内周側は図のような向きになる。そして空気流の流入速度ベクトルが図の矢印に示すような場合、翼17の外周側と内周側を結ぶ直線と流入速度ベクトルとのなす角を迎え角γと称する。迎え角γが大きいと、翼17の負圧面17aから空気流がはがれやすくなり失速しやすくなる。また、負圧面17aで空気流がはがれると、騒音が大きくなる。このため、翼17の迎え角γをある程度小さくする必要があり、20°程度以下にするのが好ましい。
ここで、図8に示した角度βについて説明する。図10は、例えばα=180°とした場合のガイドウォール7付近の空気の流跡を示す説明図である。図において、ファン14の外側は絶対速度場で表した流跡であり、ファン14の内側は相対速度場で表した流跡である。
角度βが小さいときには、点Gが図に向かって左に位置することになり、ガイドウォール7が長くなる。この場合、翼17とガイドウォール7に囲まれた領域18において渦19が生成されるため静圧が下がり、静圧差により、領域22から領域18に向かう力23が働く。このため、図9で述べた迎え角γが小さくなって領域18付近にある翼17の負圧面に風が当たりやすくなり、領域18付近において翼17は失速しにくくなるという利点がある。これは騒音低減につながる。ところが、ガイドウォール7が長いためにファン14の吸込み領域が減少するという欠点がある。吸込み領域が減少すると、所定風量を吹出すときの翼間速度が大きくなるので騒音の増大を招くことになる。
また、角度βが大きいときには、点Gが図10に向かって右に位置することになり、ガイドウォール7が短くなるため、ファン14の吸込み領域は増加するという利点がある。これは騒音低減につながる。ところが、ガイドウォール7が短くなると、渦19ができにくくなり、領域18の静圧は下がらない。このため、領域22から領域18に向かう力が小さくなり、迎え角γが大きくなって領域18付近の翼17が失速しやすくなり、騒音が増大する。
図11は、角度αを180°とし、角度βを変化させた場合の騒音値と風量の関係を表すグラフであり、横軸に角度β(°)、縦軸に騒音値(dBA)を示す。この関係は、例えばファン14の直径を95mmとし、室内ユニット13の吹出し風量が12m/minの場合の計測値を示している。
図から明らかなように、角度β=120°で騒音値は42.1dBAで最低値を示している。前述したように角度βが120°から大きくなるにつれて、迎え角γが大きくなるので騒音が増加している。角度βが120°から小さくなるにつれて、吸込み領域が減少して翼間速度が大きくなるので騒音が増加している。
このように、図11に示した測定結果から、測定誤差を1dBA程度として考慮すると、角度βが100°≦β≦128°の範囲において騒音値は43.1dBA以下となり、室内ユニット13からの騒音値を低減できる。この計測結果において、風量が変化するとそれにつれて騒音値は変化するが、角度βに対する騒音値の変化の傾向はそれほど変わらないので、角度βが100°≦β≦128°の範囲になるように構成すれば、室内ユニット13からの騒音値を低減できる。
また、角度βが100°≦β≦128°の範囲においては、ケーシング巻始部6(点F)付近に位置する翼17の翼間からの吹出し、または吸込み風量は小さいため、角度βの大小によりファン14の翼17からの吹出し領域の増減にはほとんど影響しない。即ち、風路に空気流の妨げになるようなガイドウォール7を100°≦β≦128°の範囲で設けても、所定風量を出す時に翼の吹出し領域からの騒音は変化しないことになるので、迎え角γを小さくできることによる騒音低減効果が顕著に表れることになる。
このように、気体の吸込口8及び吹出口9を有する筐体11と、吸込口8の内側に設けられ吸込口8から吸込んだ気体を加熱または冷却する熱交換器16と、回転軸方向に伸びる複数の翼17を円筒側面に有し加熱または冷却された気体を吹出口9へ送風するクロスフローファン14、15と、気体を吸込口8から吹出口9に案内する風路の一方側にクロスフローファン14、15に近接して配設されたガイドウォール7及びケーシング5と、風路の他方側にクロスフローファン14、15に近接して配設されたスタビライザ3と、を備え、クロスフローファン14、15の回転軸に垂直な断面で、クロスフローファンの回転中心Oとスタビライザ3の熱交換器側端部Aとを結んだ線OAと、クロスフローファンの回転中心Oとガイドウォール7の吸込口側端部Gを結んだ線OGとのなす角度βを100°≦β≦128°とすることで、所定風量を得るときの騒音値を低減できる空気調和機が得られる効果がある。
次に、図8に示した角度αについて説明する。図12は、例えばβ=120°の場合のガイドウォール付近の空気の流跡を示す説明図である。図において、ファン14の外側は絶対速度場で表した流跡であり、ファン14の内側は相対速度場で表した流跡である。
角度αが小さいときには、ケーシング巻始部6である点Fが吹出口9よりも遠くに(図に向かって左側に)位置することになる。この時には、巻始部6近くに位置する翼17の翼間風量が小さいため、渦21の速度が小さく、領域20における静圧変動は小さくなるので、騒音源になりにくい。ところが、この構成では巻始部6近くの吹出口9側の領域20のケーシング5壁面において渦21が生成されやすくなり、翼17から吹出された流れが渦21に巻き込まれる。このため、室内ユニット13から空気が吹出されにくくなり、風量が下がる。従って所定風量を得るためにはファン14の回転数を増やすことになり、これにつれて騒音値は増加してしまう。
また、角度αが大きいときには、点Fが吹出口9に近づいて(図に向かって右側に)位置することになる。この時には巻始部6近くの吹出口9側の領域20のケーシング5壁面において渦21が生成されにくくなり、室内ユニット13から空気が吹出されやすくなる。ところが、巻始部6近くに位置する翼17の翼間風量が大きいため、渦21の速度が大きく、領域20における静圧変動が大きくなり、騒音源となるという欠点がある。
図13は、角度βを120°とし、角度αを変化させた場合の騒音値を表すグラフであり、横軸に角度α(°)、縦軸に騒音値(dBA)を示す。この関係は、例えばファン14の直径を95mmとし、室内ユニット13の吹出し風量が12m/minの場合の計測値を示している。
図から明らかなように、角度α=170°で騒音値は42.6dBAで最低値を示している。前述したように角度αが170°から大きくなるにつれて領域20における静圧変動が大きくなって騒音が増加している。角度αが170°から小さくなるにつれても、ファン14の風量が下がって回転数が増加することで騒音が増加している。
このように、図13に示した測定結果から、測定誤差を1dBA程度として考慮すると、角度αが160°≦α≦176°の範囲において室内ユニット13からの騒音値を低減でき、例えば騒音値を42.5dBA以下に抑えることができる。この計測結果において、風量が変化するとそれにつれて騒音値は変化するが、角度αに対する騒音値の変化の傾向はそれほど変わらないので、角度αを160°≦α≦176°の範囲に構成することで室内ユニット13からの騒音値を低減できる。
このように、気体の吸込口8及び吹出口9を有する筐体11と、吸込口8の内側に設けられ吸込口8から吸込んだ気体を加熱または冷却する熱交換器16と、回転軸方向に伸びる複数の翼17を円筒側面に有し加熱または冷却された気体を吹出口9へ送風するクロスフローファン14、15と、気体を吸込口8から吹出口9に案内する風路の一方側にクロスフローファン14、15に近接して配設されたガイドウォール7及びケーシング5と、風路の他方側にクロスフローファン14、15に近接して配設されたスタビライザ3と、を備え、熱交換器16をクロスフローファン14、15に対して単一吸込み方向に配置すると共に、クロスフローファン14、15の回転軸に垂直な断面で、クロスフローファン14、15の回転中心Oとスタビライザ3の熱交換器側端部Aとを結んだ線OAと、ガイドウォール7とケーシング5との接続部であるケーシング巻始部6(点F)とクロスフローファン14、15の回転中心Oとを結んだ線OFとのなす角度αを160°≦α≦176°とすることで、所定風量を得るときの騒音を低減できる空気調和機が得られる効果がある。
また、この角度α及び角度βの値は風量の大きさにはあまり関係なく、ファン径が大きくなると、それにつれて迎え角γは小さくなるため角度βはさらに大きくでき、角度βを大きくすることで、吸込み領域を大きくできる。
実施の形態3.
図14はこの発明の実施の形態3に係わるガイドウォール付近の空気の流跡を表す説明図である。この実施の形態は、例えば図6に示したようなクロスフローファン(以下、単にファンと記す)14、15の風路構成に関するもので、図7(b)に示すような熱交換器がファンに対して単一吸込み方向に配置された構成の室内ユニットに適用した場合について説明する。特にこの実施の形態は、ファンの回転中心Oとガイドウォール7の吸込口側端部である点Gとを結んだ線分OGの長さと、ファン14、15の外径の長さとの関係に関する。ここで、2台のファン14、15のうち、ファン14について説明するがファン15に関しても同様である。
図14において、ファン14のファン半径をRとし、ファン14の回転中心Oと、ファン14から見て外側に湾曲した形状のガイドウォール7の吸込口8側端部である点Gとを結んだ線分OGの長さをLとする。
距離Lが小さいと、ファン14とガイドウォール7との距離が小さくなり、ガイドウォール7の壁面上の静圧変動が大きくなって騒音源となる。
一方、距離Lが大きいと、領域18に生成される渦19の渦度が小さくなり、領域18の静圧が高くなる。このため、領域22と領域18との静圧差が小さくなり、この静圧差により生じる領域22から領域18へ向かう力23が小さくなる。力23が小さくなると、領域18付近にある翼17の迎え角γが大きくなるため失速しやすく、領域18付近にある翼17の負圧面が騒音源となる。
図15は、距離Lを1.5R≦L≦1.9Rと変化させた場合の騒音値を表すグラフであり、横軸にL/R、縦軸に騒音値(dBA)を示す。この関係は、例えばファン14の外径を95mmとし、室内ユニット13の吹出し風量が12m/minの場合の計測値を示している。
図から明らかなように、L=1.7Rで騒音値は41.5dBAで最低値を示している。前述したようにL/R=1.7から大きくなるにつれて、領域18付近にある翼17の迎え角γが大きくなるため騒音が増加している。また、L/R=1.7から小さくなるにつれても、ガイドウォール7の壁面上の静圧変動が大きくなるので騒音が増加している。
このように、図15に示した測定結果から、測定誤差を1dBA程度として考慮すると、1.65R≦L≦1.8Rの範囲でガイドウォール7を構成すれば、ファン14とガイドウォール7との距離を、騒音が低減できる距離とすることができ、室内ユニット13からの騒音値を低減できる。この計測結果において、風量が変化するとそれにつれて騒音値は変化するが、L/Rに対する騒音値の変化の傾向はそれほど変わらないので、1.65R≦L≦1.8Rの範囲になるように構成することで、室内ユニット13からの騒音値を低減できる。
具体的にこの実施の形態における直径95mmのファン14の場合には、L=80.75mmとした時に騒音値が最小になるが、測定誤差を考慮し、71.25mm≦L≦85.5mmの範囲に設定すれば、騒音を低減できる。
ここで、この実施の形態では点Gと回転中心Oとの距離Lを、例えばガイドウォール7と回転中心O間距離の最大距離とした。即ち、ガイドウォール7の形状を点Gで最もファンから距離をとり、ケーシング巻始部6の点Fに向かうにつれて徐々にファンとの距離を狭くし、点Fで最小距離とする。このように構成すれば、点Gから点Fの間でガイドウォール7とファン14との間の領域18に渦度の大きい渦19を生成でき、かつガイドウォール壁面上の静圧変動が小さくなるように構成でき、騒音を低減できる。
以上のようにこの実施の形態では、気体の吸込口8及び吹出口9を有する筐体11と、吸込口8の内側に設けられ吸込口8から吸込んだ気体を加熱または冷却する熱交換器16と、回転軸方向に伸びる複数の翼を円筒側面に有し加熱または冷却された気体を吹出口9へ送風するクロスフローファン14と、気体を吸込口8から吹出口9に案内する風路の一方側にクロスフローファン14に近接して配設されたガイドウォール7及びケーシング5と、風路の他方側にクロスフローファン14に近接して配設されたスタビライザ3と、を備え、熱交換器16をクロスフローファン14、15に対して単一吸込み方向に配置すると共に、ガイドウォール7の吸込口側端部(点G)とクロスフローファン14の回転中心Oとの距離をLとし、クロスフローファン14の半径をRとしたとき、1.65R≦L≦1.8Rとすることにより、所定風量を得るときの騒音値を低減することができる。
実施の形態4.
図16はこの発明の実施の形態4に係わる空気調和機において、室内ユニットの縦断面、即ちクロスフローファンの回転軸に垂直な断面におけるガイドウォール7付近の形状を示す説明図である。この実施の形態は、ガイドウォールのクロスフローファン(以下、単にファンと記す)との対向面の形状に関するものである。図16は、例えば図6に示した構成のように、熱交換器がファン14、15に対して単一吸込み方向に配置された室内ユニット13に適用した場合の構成例である。ここで、ファン14について説明するが、ファン15についても同様である。図において、図6と同一符号は同一、または相当部分を示す。
ガイドウォール7の吹出口側はケーシング5の吸込口側に位置するケーシング巻始部6に接続されている。この巻始部6とファンとの距離は、ファン14にできる渦を安定させるために、それほど大きくすることができず、例えば4〜6mm程度で設定される。これに合わせてガイドウォール7の対向面もファン14に近づくように構成すると、ガイドウォール壁面上での静圧変動が大きくなって騒音が増大する。そこで、ファン14との対向面を外側に湾曲させた形状とし、ファン14の外周に対してある程度離した方が騒音を低減できる。ここで、ファン14の直径をWとし、ガイドウォール7とケーシング5との接続部であるケーシング巻始部6(点F)とファン14の回転中心Oとを結んだ線OFと、ファン回転中心Oとガイドウォール7上の任意の点Hとを結んだ線OHとのなす角度をφとする。例えば図16で、ガイドウォール7の対向面における任意の点Hにおいて、角度φ=10°の点をH10、角度φ=15°の点をH15、角度φ=25°の点をH25、角度φ=35°の点をH35、角度φ=45°の点をH45とし、例えば角度φ=15°の点H15でのガイドウォール7の形状を説明する。
ファン回転中心点Oと点H15とを結んだ線分OH15の長さが短いときはガイドウォール7がファン14に近づくため、ガイドウォール壁面上の静圧変動が大きくなって騒音源となるという課題がある。一方、線分OH15の長さが長いときはガイドウォール壁面上の静圧変動が小さくなって騒音値は低減するのであるが、ある程度以上長くしても騒音値の低減効果はそれほど得られず、製作しにくくなるという課題も出てくる。
ここで、点H15から点Gまでのガイドウォールの対向面の形状について説明する。前記と同様に、ファン14の直径(W)を95mmとし、ガイドウォール7の吸込口側端部の点Gを例えばφ=47°程度となる点とし、線分OH45の長さを64.2mm、線分OH40の長さを63.5mm、線分OH5の長さを54.5mmとして固定させる。その上で、線分OH15の長さを54〜62mmの間で変化させ、ガイドウォールの形状を、点G、点H45、点H40、点H15、点H5、点Fを通る滑らかな曲線で構成してガイドウォール7の対向面の形状を決定する。図17は線分OH15の長さを変化させた場合の騒音値を表すグラフであり、横軸に線分OH15の長さ(mm)、縦軸に騒音値(dBA)を示す。ここで、室内ユニットからの吹出し風量が例えば12m/minのときの計測値を示している。
図から明らかなように、OH15<57mm(=0.6W)の範囲では騒音値が大きく、OH15≧57mm(=0.6W)の範囲では騒音値はほぼ一定となる。これは前述したように、OH15<57mm(=0.6W)の範囲ではガイドウォール7がファン14に近づくため、ガイドウォール壁面上の静圧変動が大きくなり騒音源となる。この測定結果から、OH15≧57mm(=0.6W)にするとガイドウォール7とファン14との間には充分な距離をおくことができ、ガイドウォール壁面上の静圧変動がほとんど変わらず、騒音を低減できる。この実施例では風量が12m/minで騒音値を42.2dBA程度以下に低減することができた。この計測結果において、風量が変化するとそれにつれて騒音値は変化するが、OH15の長さに対する騒音値の変化の傾向はそれほど変わらないが、ファンの径が変化することでこの距離は影響を受ける。そこでファン14の直径Wに関係する数量とし、OH15≧0.6Wの範囲になるように構成することで、室内ユニット13からの騒音値を低減できる。
ガイドウォール7の吸込口側端部の点Gをファン14と最も離れた位置、ケーシング巻始部6の点Fをファン14と最も近い位置に設定し、さらにφ≧15°となる部分、即ち点H15から点Gまでを0.6W以上になるように位置し、点F、点H15、点Gを滑らかな曲線で結ぶことで対向面が形成される。このようにガイドウォール7の対向面を形成することで、ガイドウォール7とファン14との間隔を十分にとって、この付近にできる渦を安定して生成でき、吸込口8から吹出口9への空気の流れを円滑にでき、かつ騒音を低減できる。
このように、気体の吸込口8及び吹出口9を有する筐体11と、吸込口8の内側に設けられ吸込口8から吸込んだ気体を加熱または冷却する熱交換器16と、回転軸方向に伸びる複数の翼17を円筒側面に有し加熱または冷却された気体を吹出口9へ送風するクロスフローファン14と、気体を吸込口8から吹出口9に案内する風路にクロスフローファン14に近接して配設されたガイドウォール7及びケーシング5と、を備え、クロスフローファン14の回転軸に垂直な断面で、クロスフローファン14の直径をWとし、ガイドウォール7とケーシング5との接続部であるケーシング巻始部6(点F)とクロスフローファン14の回転中心Oとを結んだ線OFと、回転中心Oとガイドウォール7のクロスフローファン14との対向面上の点Hとを結んだ線OHとのなす角度をφとしたとき、φ≧15°である点Haにおいて、線分OHa≧0.6Wとし、ケーシング巻始部6(点F)と点Haとガイドウォール7の吸込口側端部Gとを結んでガイドウォール7の対向面を構成することにより、所定風量を得るときの騒音値をさらに低減できる効果がある。
次に、ケーシング巻始部6に近い部分のガイドウォール7の形状、即ち角度φ=10°における対向面とファン14との距離が騒音値に及ぼす影響について説明する。前述のように、ケーシング巻始部6である点Fとファン14との距離は、渦を安定させるために狭くしたほうがよいが、角度φ=10°における線分OH10の長さはある程度長くしたほうが騒音値を低減できる。そこで、ファン14の直径(W)を95mmとし、ガイドウォール7の吸込口側端部の点Gを例えばφ=47°程度となる点とし、線分OH45の長さを64.2mm、線分OH40の長さを63.5mm、線分OH15の長さを61mm、OH5の長さを54.5mmとして固定させる。その上で、線分OH10の長さを55〜58mmの間で変化させ、ガイドウォールの形状を、点G、点H45、点H40、点H15、点H10、点H5、点Fを通る滑らかな曲線で構成してガイドウォール7の対向面の形状を決定する。図18は線分OH10の長さを55〜58mmの間で変化させた場合の騒音値を表すグラフであり、横軸に線分OH10の長さ(mm)、縦軸に騒音値(dBA)を示す。ここで、室内ユニットからの吹出し風量が例えば12m/minのときの計測値を示している。
図から明らかなように、OH10<56mm(=0.589W)の範囲では騒音値が大きく、OH10≧56mm(=0.589W)の範囲では騒音値はほぼ一定となる。これは前述したように、OH10<56mm(=0.589W)の範囲ではガイドウォール7がファン14に近づくため、ガイドウォール壁面上の静圧変動が大きくなり騒音源となる。この測定結果から、OH10≧56mm(=0.589W)にするとガイドウォール7とファン14との間には充分な距離をおくことができ、ガイドウォール壁面上の静圧変動がほとんど変わらなくなり、騒音を低減できる。この範囲では風量が12m/minで騒音値を41.95dBA程度以下に低減することができた。この計測結果において、風量が変化するとそれにつれて騒音値は変化するが、線分OH10の長さに対する騒音値の変化の傾向はそれほど変わらないので、OH10≧0.589Wの範囲になるように構成すれば、室内ユニット13からの騒音値を低減できる。
このように、φ≧15°である点Haにおいて、線分OHa≧0.6Wとし、さらにφが略10°である点Hbにおいて、線分OHb≧0.589Wとし、ケーシング巻始部6(点F)と点Hbと点Haとガイドウォールの吸込口側端部Gとを結んでガイドウォール7の対向面を構成することにより、所定風量を得るときの騒音値を低減できる効果がある。ここではφが略10°である点Hbにおいて、線分OHb≧0.589Wとしたが、点Hbは対向面でケーシング巻始部6(点F)から正確にφ=10°となる点を示していなくてもよい。例えば1〜2°程度前後した位置、即ちφが8°〜12°付近の位置を点Hbとし、線分OHb≧0.589Wになるように構成しても、騒音を低減できる効果を奏する。
ここで、ガイドウォール7の対向面は、空気がスムーズに流れるように滑らかな曲面で構成したが、ある程度角張っていても、騒音を低減できる。
なお、図17と図18における計測結果を比較すると、線分OH15の長さを0.6W以上としただけよりも、さらに線分OH10の長さを0.589W以上とした方が、騒音値が低減されていることがわかる。言いかえれば、ガイドウォール7のファン14との対向面を、巻始部6に近い部分で外側に大きく湾曲した形状とすることで、さらに大きな騒音低減効果が得られることになる。
この実施の形態では、例えば図6に示した室内ユニットの構成のように、熱交換器がファンに対して単一吸込み方向に配置された構成の室内ユニットに適用されるものとしたが、これに限るものではなく、ケーシング5の空気流の上流側にガイドウォール7を有する風路構成の場合であれば、他の空気調和機にも適用できる。
また、実施の形態1〜実施の形態4に述べた空気調和機のいずれか1つの構成でも、所定風量を得るときの騒音値を低減できる効果が得られるが、実施の形態1〜実施の形態4のそれぞれの構成の少なくとも2つ以上の構成を組合わせれば、所定風量を得るときの騒音値をさらに低減できる空気調和機が得られる。
例えば、実施の形態1による形状のスタビライザ3と、実施の形態2、3、4の少なくともいずれかで述べたガイドウォール7の形状を組み合わせれば、所定風量を得るときの騒音値をさらに低減できる空気調和機が得られる。
また、実施の形態2による点Fまたは点Gの位置と実施の形態3による点Gの回転中心からの距離を組み合わせても、所定風量を得るときの騒音値をさらに低減できる空気調和機が得られる。
また、実施の形態2による点F及び点Gの位置と、実施の形態3による点Gの回転中心からの距離と、実施の形態4によるガイドウォール7の対向面の形状を組み合わせても、所定風量を得るときの騒音値をさらに低減できる空気調和機が得られる。
もちろん、上記の組み合わせは一例であり、これ以外のどのような組合わせでも、所定風量を得るときの騒音値をさらに低減できる空気調和機が得られる。
また、実施の形態1〜実施の形態4のそれぞれの構成の少なくともいずれか1つの構成を、図6に示すような室内ユニットに適用すれば、騒音を低減できる空気調和機を得ることができる。即ち、2台のクロスフローファン14、15を並設すると共にクロスフローファン14、15のそれぞれに対応するように2箇所の吹出口9を有し、2台のクロスフローファン14、15に共通して設けた1箇所の吸込口8と、吸込口8の内側に設けた1つの熱交換器16と、を有する室内ユニット13に適用してもよい。この室内ユニット13では、2台のクロスフローファン14、15に送風される空気を加熱または冷却するための熱交換器16をファンに対して1台で共通に使用しており、装置のコストを低減できる効果がある。
また、図6では2台のクロスフローファンを有する構成としたが、さらに多くのクロスフローファンを有する構成でもよい。クロスフローファンを多く設けることで大きな風量の装置を得ることができ、騒音低減できる風路形状とすることで、大風量、低騒音である快適な空気調和機を得ることができる。また熱交換器16は垂直に配置された場合について説明したが、熱交換器16とファン14、15との関係が単一吸込み方向に配置された構成であれば、どのように配置されていてもよい。
また、実施の形態1〜実施の形態4のそれぞれにおいて、ファンの直径を95mmとし、風量を例えば12mm/minや15mm/minとして説明したが、これに限るものではない。ただし、ファンの直径が95mm程度、風量が12mm/minや15mm/min程度で使用される一般的な空気調和機において、特に確実に騒音低減の効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わる空気調和機の室内ユニットを示す断面構成図である。 この発明の実施の形態1に係わるスタビライザ周辺の風路の静圧変動を表す説明図である。 この発明の実施の形態1に係わるスタビライザ周辺の風路の静圧変動を表す説明図である。 この発明の実施形態1に係るスタビライザ曲面部でのファンの回転方行に沿った位置(BX/BA)と静圧変動の絶対値(Pa)の関係を示すグラフである。 この発明の実施形態1に係るスタビライザ曲面部の最大凹ませ幅D(mm)と騒音値(dBA)の関係を示すグラフである。 この発明の実施形態2に係る室内ユニットの概略構成を示す断面構成図である。 この発明の実施形態2に係る室内ユニットのクロスフローファンと熱交換器の位置関係を説明する説明図である。 この発明の実施形態2に係る室内ユニットの縦断面におけるスタビライザ、ケーシング、ケーシング巻始部、ガイドウォールの位置関係を示す説明図である。 この発明の実施形態2に係る迎え角を示す説明図である。 この発明の実施形態2に係り、α=180°の場合の空気の流跡を示す説明図である。 この発明の実施形態2に係る角度β(°)と騒音値(dBA)の関係を示すグラフである。 この発明の実施形態2に係り、β=120°の場合の空気の流跡を示す説明図である。 この発明の実施形態2に係る角度α(°)と騒音値(dBA)の関係を示すグラフである。 この発明の実施形態3に係り、ガイドウォール付近の空気の流跡を示す説明図である。 この発明の実施形態3に係るL/Rと騒音値(dBA)の関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態4に係わる空気調和機において、室内ユニットの縦断面におけるガイドウォール付近の形状を示す説明図である。 この発明の実施形態4に係るOH15の長さ(mm)と騒音値(dBA)の関係を示すグラフである。 この発明の実施形態4に係るOH10の長さ(mm)と騒音値(dBA)の関係を示すグラフである。
符号の説明
1 クロスフローファン
2 熱交換器
3 スタビライザ
4 曲面部
5 ケーシング
6 ケーシング巻始部
7 ガイドウォール
8 吸込口
9 吹出口
10 室内ユニット
11 筐体
13 室内ユニット
14 クロスフローファン
15 クロスフローファン
16 熱交換器
17 翼

Claims (6)

  1. 気体の吸込口及び吹出口を有する筐体と、前記吸込口の内側に設けられ前記吸込口から吸込んだ気体を加熱または冷却する熱交換器と、回転軸方向に伸びる複数の翼を円筒側面に有し前記加熱または冷却された気体を前記吹出口へ送風するクロスフローファンと、前記気体を前記吸込口から前記吹出口に案内する風路の一方側に前記クロスフローファンに近接して配設されたガイドウォール及びケーシングと、前記風路の他方側に前記クロスフローファンに近接して配設されたスタビライザと、を備え、前記熱交換器を前記クロスフローファンに対して単一吸込み方向に配置すると共に、前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面で、前記クロスフローファンの回転中心Oと前記スタビライザの熱交換器側端部Aとを結んだ線OAと、前記ガイドウォールと前記ケーシングとの接続部であるケーシング巻始部Fと前記回転中心Oとを結んだ線OFとのなす角度αを160°≦α≦176°とすることを特徴とする空気調和機。
  2. 気体の吸込口及び吹出口を有する筐体と、前記吸込口の内側に設けられ前記吸込口から吸込んだ気体を加熱または冷却する熱交換器と、回転軸方向に伸びる複数の翼を円筒側面に有し前記加熱または冷却された気体を前記吹出口へ送風するクロスフローファンと、前記気体を前記吸込口から前記吹出口に案内する風路の一方側に前記クロスフローファンに近接して配設されたガイドウォール及びケーシングと、前記風路の他方側に前記クロスフローファンに近接して配設されたスタビライザと、を備え、前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面で、前記クロスフローファンの回転中心Oと前記スタビライザの熱交換器側端部Aとを結んだ線OAと、前記回転中心Oと前記ガイドウォールの吸込口側端部Gを結んだ線OGとのなす角度βを100°≦β≦128°とすることを特徴とする空気調和機。
  3. 気体の吸込口及び吹出口を有する筐体と、前記吸込口の内側に設けられ前記吸込口から吸込んだ気体を加熱または冷却する熱交換器と、回転軸方向に伸びる複数の翼を円筒側面に有し前記加熱または冷却された気体を前記吹出口へ送風するクロスフローファンと、前記気体を前記吸込口から前記吹出口に案内する風路に前記クロスフローファンに近接して配設されたガイドウォール及びケーシングと、を備え、前記熱交換器を前記クロスフローファンに対して単一吸込み方向に配置すると共に、前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面で、前記ガイドウォールの吸込口側端部Gと前記クロスフローファンの回転中心Oとの距離をL、前記クロスフローファンの半径をRとしたとき、1.65R≦L≦1.8Rとすることを特徴とする空気調和機。
  4. 気体の吸込口及び吹出口を有する筐体と、前記吸込口の内側に設けられ前記吸込口から吸込んだ気体を加熱または冷却する熱交換器と、回転軸方向に伸びる複数の翼を円筒側面に有し前記加熱または冷却された気体を前記吹出口へ送風するクロスフローファンと、前記気体を前記吸込口から前記吹出口に案内する風路に前記クロスフローファンに近接して配設されたガイドウォール及びケーシングと、を備え、前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面で、前記クロスフローファンの直径をWとし、前記ガイドウォールと前記ケーシングとの接続部であるケーシング巻始部Fと前記クロスフローファンの回転中心Oとを結んだ線OFと、前記回転中心Oと前記ガイドウォールの前記クロスフローファンとの対向面上の点Hとを結んだ線OHとのなす角度をφとしたとき、φ≧15°である点Haにおいて、線分OHa≧0.6Wとし、前記ケーシング巻始部Fと前記点Haと前記ガイドウォールの前記吸込口側端部Gとを結んで前記ガイドウォールの前記対向面を構成することを特徴とする空気調和機。
  5. 角度φが略10°である点Hbにおいて、線分OHb≧0.589Wとし、前記ケーシング巻始部Fと前記点Hbと前記点Haと前記ガイドウォールの吸込口側端部Gとを結んで前記ガイドウォールの前記対向面を構成することを特徴とする請求項4記載の空気調和機。
  6. 前記クロスフローファンを複数台並設し、前記クロスフローファンのそれぞれに対応するように設けた複数箇所の前記吹出口と、複数台の前記クロスフローファンに共通して設けた1箇所の前記吸込口と、前記吸込口の内側に設けた1つの熱交換器と、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の空気調和機。
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